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JP2001030306A - 樹脂正立レンズアレイおよびその製造方法 - Google Patents

樹脂正立レンズアレイおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2001030306A
JP2001030306A JP11211565A JP21156599A JP2001030306A JP 2001030306 A JP2001030306 A JP 2001030306A JP 11211565 A JP11211565 A JP 11211565A JP 21156599 A JP21156599 A JP 21156599A JP 2001030306 A JP2001030306 A JP 2001030306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
microspherical
manufacturing
resin
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11211565A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Nemoto
浩之 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP11211565A priority Critical patent/JP2001030306A/ja
Publication of JP2001030306A publication Critical patent/JP2001030306A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成型により樹脂正立レンズアレイを製造
する方法を提供する。 【解決手段】 実質的に平行、かつ平坦な表面をもつ金
属板10を準備し、金属板10の表面に、NC制御によ
る機械加工により凹状窪み14を形成する。続いて、先
端が所望の微小球面形状をもつ金属棒16で微小球面形
状を整える。このようにして作製された金型を用いて、
射出成型により樹脂正立レンズアレイを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、樹脂
正立レンズアレイおよびその製造方法に関し、より具体
的には2次元画像を空間伝送する装置に利用できる樹脂
正立レンズアレイおよびその製造方法、さらには製造に
用いる金型の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,ファクシミリ,プリンタなどに
用いられる正立等倍レンズアレイには、特開昭55−9
0908号公報に開示されている、バーレンズを多数本
配列したブロックを2つ対向して配置したものが既に提
案されている。このようなレンズアレイは、例えば、バ
ーレンズの配置位置に貫通孔があけられたレンズ支持体
を、アクリル樹脂で覆った後、凹球面を有する型を押圧
し、バーレンズの端面を形成している。
【0003】また、特開昭64−88502号公報に
は、射出成型により製造された、微小凸レンズを平面的
に規則正しく配列した平面レンズ2枚を、対向して配置
したレンズアレイが開示されている。
【0004】また、通常のマイクロレンズアレイの製造
方法として、特開昭60−29703号公報の第8図に
は、窪みをアレイ状に整列した金型を用意し、この金型
上に重合体を堆積して、マイクロレンズアレイを製造す
ることが開示されている。
【0005】さらに、特開平5−150102号公報に
は、平板表面に形成したマスク層に、作製するレンズの
個数と同数の円形微細開口を、作製するレンズの位置に
対応して設け、開口部を通して平板表面を部分的に化学
的エッチングした後、マスク層を取除き、更に化学的エ
ッチングを施すことにより母型(マザー)を作製し、こ
のマザーからマイクロレンズアレイ成型のための金型を
得て、この金型にシート状のガラスをプレスして(いわ
ゆる2P成型法)、片面に微小な凸レンズが密に形成さ
れたマイクロレンズアレイを製造することが開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常の樹脂レンズアレ
イは、アレイ状に並べたターゲットに光束を集光するこ
とを目的としている。従って、レンズピッチ精度は、タ
ーゲット位置精度と同等でなければならない。このよう
なレンズピッチの精度が要求される場合には、2P成型
法で製造しなければならなかった。
【0007】樹脂正立レンズアレイは、複写機,ファク
シミリ,プリンタなどへの応用から、さらには2次元の
画像を空間に結像させる2次元画像空間伝送装置、例え
ばタッチレススイッチなどへの応用が考えられる。この
ような2次元画像空間伝送装置のための樹脂正立レンズ
アレイでは、3面以上の球面レンズの光軸がそろってい
れば、その目的を達成することができる。従って、レン
ズピッチには、高い精度は要求されない。
【0008】そこで、本出願の発明者らは、2P成型法
によらず、射出成型を利用して樹脂正立レンズアレイを
製造できるのではないかと考え、射出成型を利用するこ
とについて鋭意研究を重ねた。
【0009】発明者らが目指した樹脂正立レンズアレイ
は、片面あるいは両面にレンズ径が0.2〜2.0mm
の微小球面レンズが規則的に配列されたレンズプレート
を、少なくとも3個の球面が1つの光軸上に並ぶよう
に、すなわち2枚以上重ね合わせた構造であって、作動
距離が100mm以下のものである。したがって、樹脂
正立レンズアレイを成す光軸方向の球面レンズは、それ
ぞれの光軸を同一とし、光軸は互いに平行である。
【0010】前述したように、特開昭64−88502
号公報には、平面レンズを射出成型により製造すると記
載されているが、具体的な方法は開示されていない。ま
た、特開平5−150102号公報には、マイクロレン
ズアレイを作製するためのNi金型を作製しているが、
このNi金型は、本願発明が目指す出射成型に用いられ
る金型ではない。また、ガラスマザーを作製する場合
に、クロム膜にピンホールが発生していると、ピンホー
ルを通してガラスがエッチングされ、ピットが形成され
る。このピンホールによるピットは不所望なものであ
り、このようなガラスマザーにより作製される金型は欠
陥を含むことになる。
【0011】さらに、レンズプレートを射出成型により
作製した場合に、レンズプレートに反りが生じる、さら
には成型収縮が生じる。このような反りおよび成型収縮
のあるレンズプレートを用いて、いかにして画像のゆが
みの無い樹脂正立レンズアレイを組み立てるかが問題と
なる。
【0012】そこで本発明の目的は、射出成型に用いる
欠陥のない金型を作製し、これを用いて射出成型により
樹脂正立レンズアレイを製造する方法を提供することに
ある。
【0013】本発明の他の目的は、このような製造方法
により製造された樹脂正立レンズアレイを提供すること
にある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、上記樹脂正立
レンズアレイに用いるレンズプレート、およびレンズプ
レートを射出成型により製造する方法を提供することに
ある。
【0015】本発明のさらに他の目的は、このような射
出成型に用いる金型およびその製造方法を提供すること
にある。
【0016】本発明のさらに他の目的は、このような金
型を製造するためのマザーおよびその製造方法を提供す
ることにある。
【0017】本発明のさらに他の目的は、このようなマ
ザーを製造するためのマスターおよびその製造方法を提
供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂正立レンズ
アレイによれば、まず、微小球面または微小非球面レン
ズが規則的に配列されたレンズプレートを射出成型によ
り作製する際に用いる金型のマスターを作製する。その
作製方法は、平行かつ平坦な面を有する金属板を準備す
る工程と、前記金属板の表面に前記微小球面または微小
非球面レンズに対応した凹状窪みを切削加工により形成
する工程とを含んでいる。
【0019】次に、このようにして作製したマスターを
用いて、金型を作製する。その作製方法は、マスター上
に、離型膜を形成する工程と、前記マスターの凹状窪み
のある面上に、樹脂を滴下する工程と、前記樹脂上に平
行かつ平坦な面を有するガラス基板を押圧し、樹脂を展
開させる工程と、前記樹脂を硬化させる工程と、前記マ
スターを離型する工程と、前記硬化された樹脂上に、導
電膜を形成する工程と、前記導電膜上に金属を所定の厚
さにメッキする工程と、前記メッキされた金属を、前記
硬化樹脂から離型して金型を得る工程とを含んでいる。
【0020】次に、このような金型を用いてレンズプレ
ートを作製する。その作製方法は、金型2個を、凹状窪
みを有する面が向き合うように対向させ、それぞれをダ
イセットに取り付ける工程と、対向する金型の間に所定
のギャップを設け、前記ギャップに樹脂を注入する工程
と、前記金型を離型して、レンズプレートを取り出す工
程とを含んでいる。
【0021】次に、このようなレンズプレートを用いて
樹脂正立レンズアレイを作製する。その作製方法は、レ
ンズプレート2枚を重ね合わせる際に、前記2枚のレン
ズプレートの中心付近が接するように組み合わせ、かつ
前記微小球面または微小非球面レンズの頂点付近同士を
接触させ、重ね合わせる工程を含んでいる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、レンズプレートに形成され
る微小レンズは、球面レンズあるいは微小非球面レンズ
のいずれでもよいが、以下の実施の形態では、球面レン
ズを作製するものとする。
【0023】図1は、切削金型マスターを作製する工程
を示す図である。以下、工程を順を追って説明する。 [1]切削金型マスターの作製 (a)金属板の準備 図1(a)に示すように、実質的に平行、かつ平坦な表
面をもつ金属板10を準備する。この金属板10には、
無酸素銅あるいは燐青銅など、切削性のよい材料を用い
る。ここでは無酸素銅を使用した。
【0024】また、金属板10の厚さは、1.0mm以
上とするのが望ましい。これは、切削加工中の変形ある
いは加工抜けを防ぐためである。
【0025】(b)切削加工 次に図1(a)に示すように、金属板10の表面に、N
C制御による機械加工により凹状窪み14を形成する。
ここで使用されるバイト12はダイヤモンド製を使用す
る。これは、加工面の精度を向上させるためである。次
工程で型押し加工を行う場合は、所望の微小球面の形状
よりも小さめに加工する。
【0026】(c)型押し加工 型押し加工を行う場合には、図1(b)に示すように、
先端が所望の微小球面形状をもつ金属棒16で微小球面
形状を整える。金属棒16の材質は、超鋼を用いる。
【0027】以上の(b)または(c)の加工の後に、
凹状窪みをもつ金属板10の表面を化学的に鏡面にする
こともできる。
【0028】以上のようにして、切削金型マスター30
を作製する。 [2]マザー作製 (a)離型膜の成膜 図2(a)に示すように、切削金型マスター30の加工
面に離型膜32を成膜する。これは、後工程の離型工程
で離型性を良くし、切削金型マスターの破損を防ぐため
である。
【0029】(b)樹脂滴下 次に、図2(b)に示すように、樹脂36を、切削金型
マスター30上に、ディスペンサーにより、泡の巻き込
みがないように滴下する。
【0030】樹脂36は、次のような特性のUV硬化樹
脂を用いる。すなわち、硬化収縮率:6%以下、粘度:
100〜2000cP(at 25゜)、硬化後硬度:
H〜5H、接着強度:5Kg/6mmφ以上(ガラス/
ガラス,100μm厚)である。
【0031】UV硬化樹脂以外では、熱硬化樹脂,2液
性硬化樹脂などを用いることもできる。
【0032】(c)樹脂展開およびUV硬化 次に、図2(c)に示すように、滴下したUV硬化樹脂
36展開するために樹脂上にガラス基板38を上方より
載せる。ガラス基板38は、平坦度が良く、後述するN
iメッキ時に発生する応力に変形しないよう、0.3m
m以上の厚さとする。
【0033】ガラス基板38を樹脂36の上から降ろし
ていき、樹脂とガラス基板とが接した後は、圧力をか
け、樹脂展開を行うが、そのときの圧力は、レンズパタ
ーン部以外の樹脂厚みに依存するが、5〜10μm厚の
場合50〜100kg/cm2程度が望ましい。また、
展開泡巻き込み防止のために、10μm/sec以下の
押圧速度で展開する。
【0034】次に、樹脂36を硬化させるために、波長
300〜400nm,エネルギー4000mJ/cm2
のUV光にさらした。
【0035】(d)離型 次に、図2(d)に示すように、切削金型マスター30
を、周辺を開き、エアーにより離型する。図2(e)に
示すように、マザー40が得られる。
【0036】次に、以上のような工程で作製されたマザ
ー40を用いてNi金型を作製する工程を図3を参照し
て説明する。 [3]Ni金型の作製 (a)導電膜の成膜 図3(a)に示すように、マザー40の樹脂36上に導
電膜42を付着させる。導電膜は、例えばNiの無電解
メッキで形成することができる。
【0037】(b)Ni金型作製 次に、図3(b)に示すように、導電膜42上にNiメ
ッキを行う。このメッキは、次のように行う。すなわ
ち、図4に示すように、電解液(Niメッキ液)44を
ヒータ加熱し、適温に保つ。そして、陽極側に電着(メ
ッキ)させようとするNiペレットを、陰極側に被電着
物であるマザー40を接続する。通電すると陽極側のN
iが溶けだし、陰極側に析出する。その結果、マザーの
導電膜42上にNiメッキ46が形成される。Niメッ
キの厚みは、射出成型時の金型としての剛性を保つため
に、0.3mm以上にする。
【0038】(c)離型および外周加工 次に、図3(c)に示すように、Niメッキ46を離型
し、離型されたNi金型を射出成型用金型として、ダイ
セットに取り付けるために、面取り,角取り等、外周を
加工する。
【0039】Ni金型の作製は、上記の例に限られるも
のではなく、図5に示すように作製することができる。
すなわち、図5(a)に示すように、図1で作製した切
削金型マスター30の加工面に離型膜32を成膜する。
これをマザーとして、前記工程(b),(c)で説明し
た工程と同様にしてNiメッキによりNiマザー47を
作製する。
【0040】次に、図6(a)に示すように、Niマザ
ー47に再度、離型膜48を成膜し、前記(b),
(c)で説明した工程と同様にしてNiメッキによりN
i金型49を作製する。
【0041】以上の実施例では、切削金型マスターから
マザーを作製し、このマザーからNi金型を作ってい
る。このような工程を経てNi金型を作製するのは、こ
のような金型は、切削金型マスターを金型として直接用
いるよりも、耐久性があるからである。しかしながら、
切削金型マスターの耐久性が確保できる場合には、この
マスターを金型として直接用いてもよい。
【0042】次に、以上のような工程で作製された射出
成型用金型を用いてレンズプレートを作製する工程を図
7を参照して説明する。 [4]射出成型 (a)金型取り付け 図7(a)に示すように、前記工程で作製されたNi金
型2個をパターン面が向き合うように対向させてダイセ
ット(図示せず)にそれぞれ取り付ける。一方の金型5
0は固定し、他方の金型52は可動に取り付ける。この
場合、表裏芯ズレ公差(パターン面の回転を含む)は±
50μmであり、2個の金型間のギャップ公差は±50
μmである。これら公差内におさまるように、可動側の
金型52の取り付け位置を調節する。
【0043】(b)射出成型 このようにして取り付けられた2個の金型50,52の
ギャップに成型樹脂54を射出注入する。成型樹脂は、
アクリル系樹脂であり、その耐熱,耐温性は適宜選ぶこ
とができる。樹脂の温度は、約250゜(250゜以下
が望ましい。250゜を越えると、樹脂が変色するた
め。)、金型の温度は約80゜とする(100゜以下が
望ましい。100゜を越えると、金型が変形するた
め。)。(b)樹脂の射出注入が終わると、図7(b)
に示すように、金型を離型して、成型されたレンズプレ
ート56を取り出す。射出成型の場合、金型通りに成型
できるのはまれであり、レンズプレートはどちらかに凸
状に反る。
【0044】図8に、射出成型されて作製されたレンズ
プレート56の一例の平面図を示す。レンズパターン部
は、図示を省略してある。このレンズプレート56は、
外形寸法が140mm×110mmの矩形状であり、こ
の矩形状の領域の中に、径が約600μm、高さが約7
4μm、曲率半径が約647μmのレンズが並び、プレ
ート厚みは、約1.74mm、レンズ厚(表裏のレンズ
の頂点間の距離)は、約1.88mmである。プレート
の周縁6箇所に、厚みの薄いクリップ固定部58が設け
られている。また、片面四隅には、アライメント用の嵌
合凸部60,嵌合凹部62がそれぞれ2個ずつ設けられ
ている。これら嵌合凸部,凹部の位置精度は、±100
μmである。なお、これらクリップ固定部、嵌合凸部,
凹部は、射出成型時に同時に成型されている。
【0045】以上の例では、両面に球面レンズが形成さ
れたレンズプレートを射出成型したが、片面のみに球面
レンズを有するレンズプレートと形成する場合には、一
方の金型を、凹状窪みを有さない平坦な金属板とする。
例えば、Ni板とすることができる。
【0046】図9は、両面に球面レンズが形成されたレ
ンズプレートにおける球面レンズの配列状態を示す。図
9(a)は、レンズプレート64の面に垂直な方向に、
両面の球面レンズ65の光軸66が一致する配列状態を
示す。図8(b)は、レンズプレート67の面に斜めの
方向に、両面の球面レンズ65の光軸68が一致する配
列状態を示す。
【0047】以上のようにして射出成型されたレンズプ
レートの微小球面レンズのある表面に反射防止膜を設け
るのが好適である。反射防止膜は、例えばスパッタ,蒸
着,浸漬などによってSiO2 膜を形成することにより
実現される。
【0048】また、射出成型されたレンズプレートの微
小球面レンズのある表面に吸水防止膜を設けるのが好適
である。吸水防止膜は、例えばTiO2 ,ITOなどを
スパッタ,蒸着,浸漬などによって形成することにより
実現される。
【0049】以上の反射防止膜および吸水防止膜のいず
れも、レンズプレートの材料の屈折率より小さい屈折率
を有することが必要である。
【0050】次に、レンズプレート2枚を重ね合わせて
レンズアレイを組み立てる工程を説明する。 [5]組立 レンズプレートの重ね合わせの方法について説明する。
射出成型によりレンズプレートを形成した場合に、反り
および成型収縮を生じることについては既に説明した。
【0051】図10に示すように、レンズプレートの成
型収縮は、ゲート(図示せず)から樹脂が注入される方
向(矢印Cで示す)に対し、ほぼ対称に分布する。すな
わち、図10において樹脂が注入される方向の中心軸を
Dとした場合に、軸D(点線で示す)を対称軸としてほ
ぼ対称に、成型収縮は分布する。図10には、成型収縮
の方向と量を矢印で示している。
【0052】このような成型収縮は、成型されたレンズ
プレートについていずれも同程度の収縮量であるため、
2枚のレンズプレートの重ね合わせ方によって、球面レ
ンズの光軸をそろえることができる。
【0053】今、図7(b)において、同一の金型によ
り成型される、反りのあるレンズプレートの面を、A
面,B面と仮定した場合に、図11(a),(b)に示
すように、ゲート側は一致させて、レンズプレート6
6,67のA面同士またはB面同士が対向するように、
あるいはA面とB面とが対向するように、かつ、レンズ
プレートの中心付近が接するように重ね合わせる。この
ような重ね合わせによれば、反りおよび成型収縮の影響
がなくなり正立等倍像が得られる。それ以外の重ね合わ
せでは、2枚のレンズプレートの球面レンズの光軸がず
れる結果、画像がゆがみ、正立等倍像が得られない。
【0054】以上のようにして2枚のレンズプレートを
重ね合わせるが、正立等倍レンズアレイを実現するに
は、3面以上の球面レンズの光軸がそろう必要がある。
したがって2枚のレンズプレートの一方は両面に微小球
面レンズが形成されているものを、他方は少なくとも片
面に微小球面レンズが形成されているものを用いること
になる。したがって、3面以上の微小球面レンズの光軸
をそろえるためには、2枚のレンズプレートのアライメ
ントが重要になる。このために、図8に示したように、
レンズプレートの片面四隅には、アライメント用の嵌合
凸部60,嵌合凹部62がそれぞれ2個ずつ設けられて
いる。これら凸部,凹部の嵌合により2枚のレンズプレ
ートのアライメントを行うことができる。
【0055】図12に示すように、凸部60の直径と凹
部62の内径との間にクリアランスxを設け、まず凸部
を凹部に嵌合させる粗アライメントを行い、続いて2枚
のレンズプレートの光軸が一致するようにクリアランス
xの範囲内で精密アライメントを行うようにしてもよ
い。この場合、クリアランスxは、微小球面レンズ1個
の範囲内で調整できるように設定される。
【0056】図13(a)は、重ね合わせされる2枚の
レンズプレート56,57を示す。これら各レンズプレ
ートは、微小球面レンズがある領域以外の部分に、微小
球面レンズの高さと同等の隆起部76が設けられてい
る。隆起部は、レンズ頂点間の距離を調節するためのも
のであり、レンズ頂点間の距離は、レンズ頂点間がレン
ズ径の1/10以上離れると、画像が劣化するので、レ
ンズ頂点間の距離の調節は、極めて重要である。
【0057】これらレンズプレートを重ね合わせ、凸部
60,凹部62の嵌合によりアライメントした後、図1
3(b)に示すように、サイドよりステンレスまたは鉄
系の材料よりなるクリップ80を、クリップ固定部58
に差し込み、図13(c)に示すようにクリップ80で
固定する。隆起部76は、微小球面レンズの高さと同等
であるので、微小球面レンズの頂点近傍同士が接触する
こととなる。
【0058】次に、2枚のレンズプレート56,57を
重ね合わせるときに、間に着色スペーサを介在させる例
について説明する。
【0059】図14(a)に示すように、2枚のレンズ
プレート56,57を、金属または樹脂よりなる着色ス
ペーサ70を介在させて重ね合わせる。着色スペーサ7
0は、レンズプレートの球面レンズに対応した開口72
および嵌合凸部に対応した開口74が設けられている。
この着色スペーサの目的は、(1)球面レンズ外を通過
する迷光を遮断する、(2)レンズプレート間の距離
を、その厚みで保持することにより、レンズ頂点間の距
離を調整する、(3)レンズプレートの反りの矯正に寄
与する、(4)2枚のレンズプレートの調芯を行うこと
にある。着色スペーサの厚みは、球面レンズ高さ×2に
同等である。色彩は、黒色艶消しとした。
【0060】2枚のレンズプレート56,57は、上記
した着色スペーサ70を間に挟んで、凸部60を凹部6
2に嵌合させて、アライメントを行う。次に図14
(b)に示すように、サイドよりクリップ80で固定す
る。クリップで固定することにより、2枚のレンズプレ
ートの対向する微小球面レンズの頂点間の間隔が一定に
保たれる。
【0061】さらに、着色スペーサの厚みが、微小球面
レンズの高さの2倍よりも薄い場合、レンズプレートの
周縁をクリップ固定すると、2枚のレンズプレートの対
向した微小球面レンズ高さよりも、着色スペーサを介し
た2枚のレンズプレートの周縁の間隔の方が狭くなるた
め、2枚のレンズプレートの対向した微小球面レンズ領
域の最外周同士が支点となり、2枚のレンズプレートの
対向した微小球面レンズ領域の中心付近の2枚のレンズ
プレートの対向する微小球面レンズの頂点間の間隔が一
定に保たれなくなる。
【0062】さらに、2枚のレンズプレートを固定する
クリップの熱膨張係数と、レンズプレートの熱膨張係数
との差が10-6(1/K)以上ある場合は、熱膨張によ
り、2枚のレンズプレート同士のアライメントがずれて
しまうために、レンズプレートとクリップとの接触長さ
を決める、すなわちクリップを分割して、2枚のレンズ
プレートを固定するようにするのが望ましい。
【0063】以上はクリップのみによる固定であった
が、接着剤と併用してもよい。この場合には、嵌合凹部
に接着剤(溶剤でも可)を流し込む。そして、これら嵌
合凸部,凹部を嵌合させて、アライメントを行い、嵌合
凸部および嵌合凹部の表面を押し、2枚のレンズプレー
トを仮固定する。サイドよりクリップ80を、クリップ
固定部18に差し込み、クリップ80で固定する。この
ように、クリップと接着剤とを併用して固定することも
可能であるが、この場合には、レンズプレートと着色ス
ペーサとは接着しないようにすることが必要である。
【0064】以上の実施例では、両面に球面レンズが設
けられたレンズプレートを2枚配置したが、片面のみに
球面レンズが設けられたレンズプレートのみで、あるい
は両面に球面レンズが設けられたレンズプレートと片面
のみに球面レンズが設けられたレンズプレートとを組合
せて、樹脂正立レンズアレイを構成することもできる。
【0065】図15(a)は、片面のみに球面レンズが
設けられたレンズプレート4枚82,84,86,88
を、図示のように、粘着材または接着剤90で貼り合わ
せて構成した樹脂正立レンズアレイを、図15(b)
は、片面のみに球面レンズが設けられたレンズプレート
92と、両面に球面レンズが設けられたレンズプレート
94とを、粘着材または接着剤90で貼り合わせて構成
した樹脂正立レンズアレイを示す。
【0066】以上に、本発明の実施の形態を説明した
が、本発明は上述した実施の形態に限定されるものでは
なく、当業者であれば本発明の範囲内で種々の変形,変
更が可能なことは明らかであろう。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂正立レンズアレイ
を、射出成型によりレンズプレートを作製し、レンズプ
レートを組み立てることにより、極めて簡単に一定品質
のものを安価に製造することが可能となった。
【0068】図16は、本発明により製造された樹脂正
立レンズアレイ96により、物像画面像を、空間伝送
し、空間上に画像を結像した状態を示す。Lは、空間距
離である。
【0069】図17に、空間距離Lを10〜100mm
の範囲内で10mm単位で変化させ、そのときの樹脂正
立レンズアレイの光学特性であるMTF(Modula
tion Transfer Function)を、
空間周波数1Lp/mmの矩形波で測定した実測値を示
す。MFF20%は、人間の感知できる限界である。レ
ンズ径が0.3〜1.0mmで、空間距離20〜100
mmの樹脂正立レンズアレイは、良好なMTF値が得ら
れていることがわかる。このように、本発明の樹脂正立
レンズアレイによれば、画質の良い像面画像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】切削金型マスターを作製する工程を示す図であ
る。
【図2】マザーを作製する工程を示す図である。
【図3】マザーを用いてNi金型を作製する工程を示す
図である。
【図4】Niメッキの方法を説明するための図である。
【図5】切削金型マスターを用いてNiマザーを作製す
る工程を示す図である。
【図6】Niマザーを用いてNi金型を作製する工程を
示す図である。
【図7】射出成型金型を用いてレンズプレートを作製す
る工程を示す図である。
【図8】射出成型されて作製されたレンズプレートの平
面図である。
【図9】微小球面レンズの配列状態を示す図である。
【図10】レンズプレートの成型収縮を説明する図であ
る。
【図11】レンズプレートの重ね合わせの方法を説明す
る図である。
【図12】嵌合凹部と嵌合凸部のクリアランスを説明す
る図である。
【図13】レンズプレート2枚を重ねてレンズアレイを
組み立てる工程を示す図である。
【図14】着色プレートを介在させレンズプレート2枚
を重ねてレンズアレイを組み立てる工程を示す図であ
る。
【図15】樹脂正立レンズアレイの他の構成を示す図で
ある。
【図16】樹脂正立レンズアレイによる画像の空間伝送
を示す図である。
【図17】本発明による樹脂正立レンズアレイのMTF
特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 金属板 12 ダイヤモンドバイト 14 凹状窪み 16 金属棒 30 切削金型マスター 32 離型膜 36 樹脂 38 ガラス基板 40,47 Niマザー 42 導電膜 44 電解液 46 Niメッキ 49,50,52 Ni金型 54 成型樹脂 56,57 レンズプレート 58 クリップ固定部 70 着色スペーサ 72,74 開口 76 隆起部 80 クリップ 82,84,86,88 レンズプレート 90 粘着材または接着剤

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微小球面または微小非球面レンズが規則的
    に配列されたレンズプレートを射出成型により作製する
    際に用いる金型のマスターを製造する方法において、 平行かつ平坦な面を有する金属板を準備する工程と、 前記金属板の表面に前記微小球面または微小非球面レン
    ズに対応した凹状窪みを切削加工により形成する工程
    と、を含むことを特徴とする金型のマスターの製造方
    法。
  2. 【請求項2】凹状窪みに対して、先端が前記微小球面ま
    たは微小非球面レンズに対応した形状をもつ金属棒によ
    り押圧加工することを特徴とする請求項1記載の金型の
    マスターの製造方法。
  3. 【請求項3】前記凹状窪みをもつ金属板の表面を化学的
    に鏡面にすることを特徴とする請求項1または2記載の
    金型のマスターの製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法
    により製造された、微小球面または微小非球面レンズが
    規則的に配列されたレンズプレートを射出成型により作
    製する際に用いる金型のマスター。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法
    により製造されたマスター上に、離型膜を形成する工程
    と、 前記マスターの凹状窪みのある面上に、樹脂を滴下する
    工程と、 前記樹脂上に平行かつ平坦な面を有するガラス基板を押
    圧し、樹脂を展開させる工程と、 前記樹脂を硬化させる工程と、 前記マスターを離型する工程と、 前記硬化された樹脂上に、導電膜を形成する工程と、 前記導電膜上に金属を所定の厚さにメッキする工程と、 前記メッキされた金属を、前記硬化樹脂から離型して金
    型を得る工程と、を含むことを特徴とする金型の製造方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法
    により製造されたマスターの凹状窪みのある面上に離型
    膜を形成する工程と、 前記離型膜上に金属を所定の厚さにメッキする工程と、 前記メッキされた金属を、前記マスターから離型して金
    型のマザーを得る工程と、 前記マザーの離型した面に、離型膜を形成する工程と、 前記マザーの離型膜上に金属を所定の厚さにメッキする
    工程と、 前記メッキされた金属を、前記マザーから離型して金型
    を得る工程と、を含むことを特徴とする金型の製造方
    法。
  7. 【請求項7】微小球面または微小非球面レンズが規則的
    に配列されたレンズプレートを射出成型により作製する
    際に用いる金型を製造する方法において、 平行かつ平坦な面を有する金属板を準備する工程と、 前記金属板の表面に前記微小球面または微小非球面レン
    ズに対応した凹状窪みを切削加工により形成する工程
    と、を含むことを特徴とする金型の製造方法。
  8. 【請求項8】凹状窪みに対して、先端が前記微小球面ま
    たは微小非球面レンズに対応した形状をもつ金属棒によ
    り押圧加工することを特徴とする請求項7記載の金型の
    製造方法。
  9. 【請求項9】前記凹状窪みをもつ金属板の表面を化学的
    に鏡面にすることを特徴とする請求項7または8記載の
    金型の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項5〜9のいずれかに記載の製造方
    法により製造された、微小球面または微小非球面レンズ
    が規則的に配列されたレンズプレートを射出成型により
    作製する際に用いる金型。
  11. 【請求項11】請求項5〜9のいずれかに記載の製造方
    法により製造された金型1個と、凹状窪みを有しない平
    坦な金型とを、凹状窪みと平坦な面とが向き合うように
    対向させ、それぞれをダイセットに取り付ける工程と、 対向する金型の間に所定のギャップを設け、前記ギャッ
    プに樹脂を注入する工程と、 前記金型を離型して、レンズプレートを取り出す工程
    と、を含むことを特徴とする片面に微小球面または微小
    非球面レンズが規則的に配列されたレンズプレートの製
    造方法。
  12. 【請求項12】請求項5〜9のいずれかに記載の製造方
    法により製造された金型2個を、凹状窪みを有する面が
    向き合うように対向させ、それぞれをダイセットに取り
    付ける工程と、 対向する金型の間に所定のギャップを設け、前記ギャッ
    プに樹脂を注入する工程と、 前記金型を離型して、レンズプレートを取り出す工程
    と、を含むことを特徴とする両面に微小球面または微小
    非球面レンズが規則的に配列されたレンズプレートの製
    造方法。
  13. 【請求項13】請求項11または12に記載の製造方法
    により製造された、少なくとも片面に微小球面または微
    小非球面レンズが規則的に配列されたレンズプレート。
  14. 【請求項14】前記レンズプレートの微小球面または微
    小非球面レンズ領域以外の周縁が、微小球面または微小
    非球面レンズの高さ以下であることを特徴とする請求項
    13記載のレンズプレート。
  15. 【請求項15】微小球面または微小非球面レンズのある
    表面に反射防止膜を有することを特徴とする請求項13
    または14記載のレンズプレート。
  16. 【請求項16】微小球面または微小非球面レンズのある
    表面に吸水防止膜を有することを特徴とする請求項13
    または14記載のレンズプレート。
  17. 【請求項17】前記微小球面または微小非球面レンズが
    ある領域以外の部分に、アライメント用の嵌合凸部,嵌
    合凹部をそれぞれ少なくとも2個有することを特徴とす
    る請求項13〜16のいずれかに記載のレンズプレー
    ト。
  18. 【請求項18】片面に微小球面または微小非球面レンズ
    が規則的に配列された請求項13に記載の第1のレンズ
    プレートと、両面に微小球面または微小非球面レンズが
    規則的に配列された請求項13に記載の第2のレンズプ
    レートとを重ね合わせる際に、前記2枚のレンズプレー
    トの中心付近が接するように組み合わせ、かつ前記第1
    のレンズプレートの前記微小球面または微小非球面レン
    ズの頂点付近と、対向する前記第2のレンズプレートの
    前記微小球面レンズの無い平坦な面を接触させ、重ね合
    わせることを特徴とする樹脂正立レンズアレイの製造方
    法。
  19. 【請求項19】前記2枚のレンズプレートの前記微小球
    面または微小非球面レンズ領域以外の部分を接着剤また
    は粘着剤で接着することを特徴とする請求項18記載の
    樹脂正立レンズアレイの製造方法。
  20. 【請求項20】両面に微小球面または微小非球面レンズ
    が規則的に配列された請求項13に記載のレンズプレー
    ト2枚を重ね合わせる際に、前記2枚のレンズプレート
    の中心付近が接するように組み合わせ、かつ前記微小球
    面または微小非球面レンズの頂点付近同士を接触させ、
    重ね合わせることを特徴とする樹脂正立レンズアレイの
    製造方法。
  21. 【請求項21】請求項13に記載のレンズプレートを、
    前記微小球面または微小非球面レンズに対応した開口窓
    を規則的に有する着色スペーサーを介在させて重ね合わ
    せる際に、前記着色スペーサーおよび前記2枚のレンズ
    プレートの中心付近が接するように組み合わせ、前記着
    色スペーサーは、前記レンズプレートの前記微小球面ま
    たは微小非球面レンズの頂点には接触せず、前記微小球
    面または微小非球面レンズの頂点付近と、対向する前記
    微小球面または微小非球面レンズの無い平坦な面とが接
    触するか、あるいは前記着色スペーサーの厚みにより、
    前記微小球面または微小非球面レンズの頂点と、対向す
    る前記微小球面または微小非球面レンズの無い平坦な面
    との間に一定の距離を設けることを特徴とする樹脂正立
    レンズアレイの製造方法。
  22. 【請求項22】請求項13に記載のレンズプレートを、
    前記微小球面または微小非球面レンズに対応した開口窓
    を規則的に有する着色スペーサーを介在させて重ね合わ
    せる際に、前記着色スペーサーおよび前記2枚のレンズ
    プレートの中心付近が接するように組み合わせ、前記着
    色スペーサーは、前記レンズプレートの前記微小球面ま
    たは微小非球面レンズの頂点には接触せず、前記レンズ
    プレートの対向する前記微小球面または微小非球面レン
    ズの頂点同士が接触するか、あるいは前記着色スペーサ
    ーの厚みにより、前記レンズプレートの対向する前記微
    小球面レンズの頂点間に一定の距離を設けることを特徴
    とする樹脂正立レンズアレイの製造方法。
  23. 【請求項23】樹脂が注入された方向にほぼ対称に分布
    する成型収縮をそれぞれを有する2枚のレンズプレート
    を重ねる際に、前記2枚のレンズプレートが、光学的に
    前記成型収縮の影響を受けないようにするために、前記
    樹脂が注入された方向を合わせて重ね合わせることを特
    徴とする請求項18〜22のいずれかに記載の樹脂正立
    レンズアレイの製造方法。
  24. 【請求項24】一方のレンズプレートの前記嵌合凹部に
    他方のレンズプレートの前記嵌合凸部を嵌合させて、2
    枚のレンズプレートをプリアライメントする工程を含む
    ことを特徴とする請求項23記載の樹脂正立レンズアレ
    イの製造方法。
  25. 【請求項25】前記2枚のレンズプレートの周縁を、ク
    リップ固定することを特徴とする請求項23記載の樹脂
    正立レンズアレイの製造方法。
  26. 【請求項26】請求項18〜25のいずれかの製造方法
    により製造された樹脂正立レンズアレイ。
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