JP2001029089A - ケモカイン受容体88−2b[ckr−3]及び88cならびにそれらの抗体 - Google Patents
ケモカイン受容体88−2b[ckr−3]及び88cならびにそれらの抗体Info
- Publication number
- JP2001029089A JP2001029089A JP2000143832A JP2000143832A JP2001029089A JP 2001029089 A JP2001029089 A JP 2001029089A JP 2000143832 A JP2000143832 A JP 2000143832A JP 2000143832 A JP2000143832 A JP 2000143832A JP 2001029089 A JP2001029089 A JP 2001029089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leu
- polynucleotide
- dna
- seq
- ile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/18—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
- A61P17/06—Antipsoriatics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P19/00—Drugs for skeletal disorders
- A61P19/02—Drugs for skeletal disorders for joint disorders, e.g. arthritis, arthrosis
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
- A61P31/14—Antivirals for RNA viruses
- A61P31/18—Antivirals for RNA viruses for HIV
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/02—Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/705—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
- C07K14/715—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons
- C07K14/7158—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons for chemokines
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/18—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
- C07K16/28—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
- C07K16/2866—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants against receptors for cytokines, lymphokines, interferons
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2319/00—Fusion polypeptide
- C07K2319/40—Fusion polypeptide containing a tag for immunodetection, or an epitope for immunisation
- C07K2319/43—Fusion polypeptide containing a tag for immunodetection, or an epitope for immunisation containing a FLAG-tag
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Immunology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Virology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Rheumatology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Oncology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Zoology (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Dermatology (AREA)
- AIDS & HIV (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ケモカイン受容体88−2B[CKR−3]及
び88C並びにそれらの抗体及びそれらの製造方法の提
供。 【解決手段】ケモカイン受容体88-2B又は88Cをコード
するポリヌクレオチド並びにこれら2つのケモカイン受
容体の組換え生産のための材料及び方法を提供する。更
に、ケモカイン受容体のリガンド及びモジュレーターの
同定を容易ならしめる、ポリヌクレオチドを利用したア
ッセイも提供される。受容体断片、リガンド、モジュレ
ーター、及び抗体は、アテローム性動脈硬化症、慢性関
節リウマチ、腫瘍生長抑制、喘息、ウイルス感染、AI
DS、及び他の炎症状態等の、ケモカイン受容体に関わ
る病態の検出及び処置において有用である。
び88C並びにそれらの抗体及びそれらの製造方法の提
供。 【解決手段】ケモカイン受容体88-2B又は88Cをコード
するポリヌクレオチド並びにこれら2つのケモカイン受
容体の組換え生産のための材料及び方法を提供する。更
に、ケモカイン受容体のリガンド及びモジュレーターの
同定を容易ならしめる、ポリヌクレオチドを利用したア
ッセイも提供される。受容体断片、リガンド、モジュレ
ーター、及び抗体は、アテローム性動脈硬化症、慢性関
節リウマチ、腫瘍生長抑制、喘息、ウイルス感染、AI
DS、及び他の炎症状態等の、ケモカイン受容体に関わ
る病態の検出及び処置において有用である。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、一般に、シグナルトランスダク
ション経路に関する。さらに詳細には、本発明は、ケモ
カイン受容体、ケモカイン受容体をコードする核酸、ケ
モカイン受容体リガンド、ケモカイン受容体活性のモジ
ュレーター、ケモカイン及びケモカイン受容体を認識す
る抗体、ケモカイン受容体リガンド及びモジュレーター
を同定するための方法、ケモカイン受容体を製造するた
めの方法、ならびにケモカイン受容体を認識する抗体を
製造するための方法に関する。
ション経路に関する。さらに詳細には、本発明は、ケモ
カイン受容体、ケモカイン受容体をコードする核酸、ケ
モカイン受容体リガンド、ケモカイン受容体活性のモジ
ュレーター、ケモカイン及びケモカイン受容体を認識す
る抗体、ケモカイン受容体リガンド及びモジュレーター
を同定するための方法、ケモカイン受容体を製造するた
めの方法、ならびにケモカイン受容体を認識する抗体を
製造するための方法に関する。
【0002】
【背景技術】本出願は、1996年6月7日に出願せる米国
特許出願第08/661,393号の一部継続出願であり、当該出
願は、1995年12月20日に出願せる米国特許出願第08/57
5,967号の一部継続出願である。
特許出願第08/661,393号の一部継続出願であり、当該出
願は、1995年12月20日に出願せる米国特許出願第08/57
5,967号の一部継続出願である。
【0003】分子生物学の近年の進歩によって、生物学
的プロセスにおけるシグナルトランスダクション経路の
中心的な役割の正当な認識がなされるようになってい
る。これらの経路は、多細胞生物の個々の細胞が交信
し、それによって生物学的プロセスの整合を行う、中心
的な手段を含むものである。1つのモデルとして、Spri
nger、Cell 76巻、301〜314頁(1994)の表Iを参照され
たい。シグナルトランスダクション経路の1つの分岐点
は、グアニンヌクレオチド結合タンパク質(G−タンパ
ク質)の細胞内での関与によって規定されており、これ
が広範囲にわたる生物学的プロセスに影響を及ぼすもの
である。
的プロセスにおけるシグナルトランスダクション経路の
中心的な役割の正当な認識がなされるようになってい
る。これらの経路は、多細胞生物の個々の細胞が交信
し、それによって生物学的プロセスの整合を行う、中心
的な手段を含むものである。1つのモデルとして、Spri
nger、Cell 76巻、301〜314頁(1994)の表Iを参照され
たい。シグナルトランスダクション経路の1つの分岐点
は、グアニンヌクレオチド結合タンパク質(G−タンパ
ク質)の細胞内での関与によって規定されており、これ
が広範囲にわたる生物学的プロセスに影響を及ぼすもの
である。
【0004】Lewin、GENES V 319〜348頁(1994)は、最
小限で以下の成分すなわち、細胞外シグナル(例えば、
神経伝達物質、ペプチドホルモン、有機分子、光、また
は臭気物質)、シグナルを認識する受容体(Probstら、
DNA and Cell Biology 11巻、1〜20頁[1992]において概
説されており、GPRまたはGPCRとして知られてい
る、G−タンパク質にカップリングする受容体)、なら
びに細胞内、ヘテロトリマー性GTP−結合タンパク
質、またはGタンパク質を包含する、G−タンパク質シ
グナルトランスダクション経路について一般的に論じて
いる。特に、これらの経路は、白血球細胞すなわちロイ
コサイトのトラフィッキング(trafficking)を調節す
る上での役割のゆえに、注目に値する興味を集めるもの
である。
小限で以下の成分すなわち、細胞外シグナル(例えば、
神経伝達物質、ペプチドホルモン、有機分子、光、また
は臭気物質)、シグナルを認識する受容体(Probstら、
DNA and Cell Biology 11巻、1〜20頁[1992]において概
説されており、GPRまたはGPCRとして知られてい
る、G−タンパク質にカップリングする受容体)、なら
びに細胞内、ヘテロトリマー性GTP−結合タンパク
質、またはGタンパク質を包含する、G−タンパク質シ
グナルトランスダクション経路について一般的に論じて
いる。特に、これらの経路は、白血球細胞すなわちロイ
コサイトのトラフィッキング(trafficking)を調節す
る上での役割のゆえに、注目に値する興味を集めるもの
である。
【0005】白血球は、顆粒球(すなわち、好中球、好
塩基球及び好酸球)、リンパ球、及び単球を包含する可
動性の細胞型の一群を含んでなる。可動化され活性化さ
れると、これらの細胞は第一に外来物質に対する生体防
御に関与する。この任務は、白血球が関与する多岐にわ
たる正常及び病理学的プロセスによって複雑なものにな
っている。例えば、感染に対する正常の免疫応答におい
て白血球は機能する。白血球はまた、様々な病理学的炎
症にも関わっている。要約として、Schallら、Curr.Opi
n.Immun-ol. 6巻、865〜873頁(1994)を参照されたい。
さらに、これらプロセスの各々は、白血球細胞型の各々
に由来する等級(degree)、種類、及び期間において独
特な寄与形態に関わることができるのである。
塩基球及び好酸球)、リンパ球、及び単球を包含する可
動性の細胞型の一群を含んでなる。可動化され活性化さ
れると、これらの細胞は第一に外来物質に対する生体防
御に関与する。この任務は、白血球が関与する多岐にわ
たる正常及び病理学的プロセスによって複雑なものにな
っている。例えば、感染に対する正常の免疫応答におい
て白血球は機能する。白血球はまた、様々な病理学的炎
症にも関わっている。要約として、Schallら、Curr.Opi
n.Immun-ol. 6巻、865〜873頁(1994)を参照されたい。
さらに、これらプロセスの各々は、白血球細胞型の各々
に由来する等級(degree)、種類、及び期間において独
特な寄与形態に関わることができるのである。
【0006】これらの免疫反応を研究する上で、研究者
は先ず、白血球に対して作用しているシグナルを集中的
に調べた。これは、シグナルがあらゆる型の応答を引き
出すために必要であると考えられるからである。Murph
y、Ann.Rev.Immunol. 12巻、593〜633頁(1994)は、白血
球シグナルの重量な一群のメンバーであるペプチドシグ
ナルを概説している。ペプチドシグナルの一つの型は、
ケモカイン(化学(ケモ)誘引(attractant)サイトカ
イン)を含むペプチドシグナルであり、Oppenheimら、A
nn.Rev.Immunol. 9巻、617〜648頁(1991)においてイン
タークライン(intercline)と命名されている。Oppenh
eimらに加えて、Baggioliniら、Advences in Immunol.
55巻、97〜179頁(1994)は、同定され、遺伝的及び生化
学的分析に供されつつある、ケモカインを詳報してお
り、これらの数は増加傾向を辿っている。
は先ず、白血球に対して作用しているシグナルを集中的
に調べた。これは、シグナルがあらゆる型の応答を引き
出すために必要であると考えられるからである。Murph
y、Ann.Rev.Immunol. 12巻、593〜633頁(1994)は、白血
球シグナルの重量な一群のメンバーであるペプチドシグ
ナルを概説している。ペプチドシグナルの一つの型は、
ケモカイン(化学(ケモ)誘引(attractant)サイトカ
イン)を含むペプチドシグナルであり、Oppenheimら、A
nn.Rev.Immunol. 9巻、617〜648頁(1991)においてイン
タークライン(intercline)と命名されている。Oppenh
eimらに加えて、Baggioliniら、Advences in Immunol.
55巻、97〜179頁(1994)は、同定され、遺伝的及び生化
学的分析に供されつつある、ケモカインを詳報してお
り、これらの数は増加傾向を辿っている。
【0007】既知のケモカインのアミノ酸配列の比較に
よって、ケモカインを2群に分かつ分類大系が導き出さ
れており、かかる2群とは、最初の2つのシステインを
分離している単一のアミノ酸によって特徴付けられるα
群(CXC、N−末端指示対照)、及びこれらのシステ
インが隣接しているβ群(CC)である。ケモカイン
と、それらのシグナルに対応する特定の白血球細胞型と
の間の相関性が、見出されている。Schallら、前出は、
CXCケモカインは一般に好中球に影響を及ぼし、そし
てCCケモカインは単球、リンパ球、好塩基球、及び好
酸球に影響を及ぼす傾向があることを報告している。例
えば、Baggioliniら、前出は、CCケモカインであるR
ANTESが、単球、リンパ球(すなわち、記憶T細
胞)、好塩基球、及び好酸球に対して化学誘引物質とし
て機能するが、好中球に対しては機能せず、一方、好塩
基球からのヒスタミン遊離を誘導することを述べてい
る。
よって、ケモカインを2群に分かつ分類大系が導き出さ
れており、かかる2群とは、最初の2つのシステインを
分離している単一のアミノ酸によって特徴付けられるα
群(CXC、N−末端指示対照)、及びこれらのシステ
インが隣接しているβ群(CC)である。ケモカイン
と、それらのシグナルに対応する特定の白血球細胞型と
の間の相関性が、見出されている。Schallら、前出は、
CXCケモカインは一般に好中球に影響を及ぼし、そし
てCCケモカインは単球、リンパ球、好塩基球、及び好
酸球に影響を及ぼす傾向があることを報告している。例
えば、Baggioliniら、前出は、CCケモカインであるR
ANTESが、単球、リンパ球(すなわち、記憶T細
胞)、好塩基球、及び好酸球に対して化学誘引物質とし
て機能するが、好中球に対しては機能せず、一方、好塩
基球からのヒスタミン遊離を誘導することを述べてい
る。
【0008】ケモカインは、HIV増殖のサプレッサー
であることが、Cocchiら、Science、270巻、1811〜1815
頁(1995)によって最近示された。Cocchiらは、RANT
ES、MIP−1α、及びMIP−1βが、PM1と称さ
れるCD4+細胞系及びヒト末梢血初代単核細胞系のHI
V−1、HIV−2及びSIVによる感染を抑制ことを
立証した。
であることが、Cocchiら、Science、270巻、1811〜1815
頁(1995)によって最近示された。Cocchiらは、RANT
ES、MIP−1α、及びMIP−1βが、PM1と称さ
れるCD4+細胞系及びヒト末梢血初代単核細胞系のHI
V−1、HIV−2及びSIVによる感染を抑制ことを
立証した。
【0009】しかしながら、近年、細胞外ケモカインが
無差別に細胞に接触し、従って、個々の白血球細胞型を
調節するのに必要な特異性を欠くようであるために、ケ
モカインが結合する受容体へと注目の対象が移行してき
ている。
無差別に細胞に接触し、従って、個々の白血球細胞型を
調節するのに必要な特異性を欠くようであるために、ケ
モカインが結合する受容体へと注目の対象が移行してき
ている。
【0010】Murphyら、前出は、受容体のGPCRスー
パーファミリーが、ケモカイン受容体ファミリーを含ん
でいることを報告した。典型的なケモカイン受容体構造
は、N−末端近傍に位置する細胞外ケモカイン結合ドメ
インと、それに続く、膜貫通α−ヘリックスを形成する
ことができる主として疎水性の、7つの間隔をあけた領
域を包含している。α−ヘリックスドメインの各々の間
に疎水性ドメインが、交互に、細胞内及び細胞外空間に
位置している。これらの特徴によって、膜に埋没したケ
モカイン受容体に蛇行状のコンフォメーションが付与さ
れる。第3の細胞内ループは、典型的にG−タンパク質
と相互作用する。加えて、Murphy、前出は、細胞内カル
ボキシル末端もG−タンパク質と相互作用できることを
認めている。
パーファミリーが、ケモカイン受容体ファミリーを含ん
でいることを報告した。典型的なケモカイン受容体構造
は、N−末端近傍に位置する細胞外ケモカイン結合ドメ
インと、それに続く、膜貫通α−ヘリックスを形成する
ことができる主として疎水性の、7つの間隔をあけた領
域を包含している。α−ヘリックスドメインの各々の間
に疎水性ドメインが、交互に、細胞内及び細胞外空間に
位置している。これらの特徴によって、膜に埋没したケ
モカイン受容体に蛇行状のコンフォメーションが付与さ
れる。第3の細胞内ループは、典型的にG−タンパク質
と相互作用する。加えて、Murphy、前出は、細胞内カル
ボキシル末端もG−タンパク質と相互作用できることを
認めている。
【0011】分子クローニング技術によって分析すべき
第1のケモカイン受容体は、CXCケモカインであるヒ
トIL8に対する2つの好中球受容体であった。Holmes
ら、Science、253巻、178〜1280頁(1991) 及びMurphy
ら、Science、253巻、1280〜1283頁(1991)は、IL8に
対する2つの受容体のクローニングを報告した。Lee
ら、J.Biol.Chem. 267巻、16823〜16287頁(1992)は、こ
れらの受容体をコードするcDNAを分析し、かかるコ
ードされた受容体が各受容体と77%のアミノ酸一致度を
有し、G−タンパク質にカップリングする受容体ファミ
リーの特徴を呈することを見出した。これら受容体の1
つは、IL−8に対して特異的であるが、一方、他の受
容体は、IL−8、gro/MGSA、及びNAP−2に結
合し、それに応答してシグナル伝達を行う。IL−8受
容体をコードする遺伝子の遺伝的操作が、これらの受容
体が携わる生物学的な役割の理解に貢献してきている。
例えば、Cacalanoら、Science、265巻、682〜684頁(199
4)は、マウスにおけるIL−8受容体相同体の削除の結
果、リンパ節障害及び脾腫を包含する多面発現性の表現
型が生じることを報告した。加うるに、Leongら、J.Bio
l.Chem. 269巻、19343〜19348頁(1994)に記載されたミ
スセンス変異によって、IL−8結合について重要なI
L−8受容体の酸性アミノ酸が明らかになった。Murph
y、前出において論じられたドメイン交換実験では、結
合特異性の決定因子として、アミノ末端細胞外ドメイン
が含意された。
第1のケモカイン受容体は、CXCケモカインであるヒ
トIL8に対する2つの好中球受容体であった。Holmes
ら、Science、253巻、178〜1280頁(1991) 及びMurphy
ら、Science、253巻、1280〜1283頁(1991)は、IL8に
対する2つの受容体のクローニングを報告した。Lee
ら、J.Biol.Chem. 267巻、16823〜16287頁(1992)は、こ
れらの受容体をコードするcDNAを分析し、かかるコ
ードされた受容体が各受容体と77%のアミノ酸一致度を
有し、G−タンパク質にカップリングする受容体ファミ
リーの特徴を呈することを見出した。これら受容体の1
つは、IL−8に対して特異的であるが、一方、他の受
容体は、IL−8、gro/MGSA、及びNAP−2に結
合し、それに応答してシグナル伝達を行う。IL−8受
容体をコードする遺伝子の遺伝的操作が、これらの受容
体が携わる生物学的な役割の理解に貢献してきている。
例えば、Cacalanoら、Science、265巻、682〜684頁(199
4)は、マウスにおけるIL−8受容体相同体の削除の結
果、リンパ節障害及び脾腫を包含する多面発現性の表現
型が生じることを報告した。加うるに、Leongら、J.Bio
l.Chem. 269巻、19343〜19348頁(1994)に記載されたミ
スセンス変異によって、IL−8結合について重要なI
L−8受容体の酸性アミノ酸が明らかになった。Murph
y、前出において論じられたドメイン交換実験では、結
合特異性の決定因子として、アミノ末端細胞外ドメイン
が含意された。
【0012】CCケモカインに対する様々な受容体もま
た、同定及びクローニングされた。CCCKR1は、M
IP−1α及びRANTESの双方に結合し、そして双
方のリガンドに応答して細胞内カルシウムイオンの流出
が惹起こされる。Charoら、Proc.Natl.Acad.Sci. (USA)
91巻、2752〜2756頁(1994)は、他のCCケモカイン受
容体であるMCP−R1(CCCKR2)が、単一の遺伝
子によってコードされ、カルボキシ末端が異なる2つの
スプライシング変異体を産生することを報告した。この
受容体は、MCP−1に加えてMCP−3に結合及び応答
する。
た、同定及びクローニングされた。CCCKR1は、M
IP−1α及びRANTESの双方に結合し、そして双
方のリガンドに応答して細胞内カルシウムイオンの流出
が惹起こされる。Charoら、Proc.Natl.Acad.Sci. (USA)
91巻、2752〜2756頁(1994)は、他のCCケモカイン受
容体であるMCP−R1(CCCKR2)が、単一の遺伝
子によってコードされ、カルボキシ末端が異なる2つの
スプライシング変異体を産生することを報告した。この
受容体は、MCP−1に加えてMCP−3に結合及び応答
する。
【0013】CXC及びCCケモカインの双方に結合す
る特異性の低い受容体も同定されている。この受容体
は、元々は赤血球細胞にて同定されたのであり、Horuk
ら、Science、261巻、1182〜1184頁(1993)は、IL−
8、NAP−2、GROα、RANTES及びMCP−1
に結合することを報告している。赤血球のケモカイン受
容体は、他のケモカイン受容体と約25%の一致度を共有
しており、循環系でのケモカインレベルの調節を助けた
り、標的へのケモカインの呈示を補助したりするのかも
しれない。ケモカインの結合に加えて、赤血球ケモカイ
ン受容体はマラリアの主原因である三日熱(マラリア)プ
ラスモジウムに対する受容体であることも示されている
(同上)。ケモカイン受容体に密接に関係する他のG−
タンパク質にカップリングする受容体である、血小板活
性化因子受容体も、ヒトの病原たる細菌である肺炎レン
サ球菌に対する受容体であることが示されている(Cund
ellら、Nature、377巻、435〜438頁(1995))。
る特異性の低い受容体も同定されている。この受容体
は、元々は赤血球細胞にて同定されたのであり、Horuk
ら、Science、261巻、1182〜1184頁(1993)は、IL−
8、NAP−2、GROα、RANTES及びMCP−1
に結合することを報告している。赤血球のケモカイン受
容体は、他のケモカイン受容体と約25%の一致度を共有
しており、循環系でのケモカインレベルの調節を助けた
り、標的へのケモカインの呈示を補助したりするのかも
しれない。ケモカインの結合に加えて、赤血球ケモカイ
ン受容体はマラリアの主原因である三日熱(マラリア)プ
ラスモジウムに対する受容体であることも示されている
(同上)。ケモカイン受容体に密接に関係する他のG−
タンパク質にカップリングする受容体である、血小板活
性化因子受容体も、ヒトの病原たる細菌である肺炎レン
サ球菌に対する受容体であることが示されている(Cund
ellら、Nature、377巻、435〜438頁(1995))。
【0014】哺乳類のケモカイン受容体に加えて、2種
のウイルスケモカイン相同体も同定されている。Ahuja
ら、J.Biol.Chem. 268巻、20691〜20694頁(1993)は、I
L−8受容体と約30%の一致度を共有し、CXCケモカ
インに結合するHerpesvirus saimiri由来の遺伝子産物
を記載している。Neoteら、Cell、72巻、415〜425頁(19
93)は、ヒトサイトメガロウイルスが、MIP−1α、M
IP−1β、MCP−1、及びRANTESに結合するC
Cケモカイン受容体と約30%の一致度を共有する受容体
をコードする遺伝子を含んでいることを報告している。
これらウイルスの受容体は、ケモカインの通常の役割に
影響を及ぼし、ウイルスに対する選択的な病理学上の利
点を供給するかもしれない。
のウイルスケモカイン相同体も同定されている。Ahuja
ら、J.Biol.Chem. 268巻、20691〜20694頁(1993)は、I
L−8受容体と約30%の一致度を共有し、CXCケモカ
インに結合するHerpesvirus saimiri由来の遺伝子産物
を記載している。Neoteら、Cell、72巻、415〜425頁(19
93)は、ヒトサイトメガロウイルスが、MIP−1α、M
IP−1β、MCP−1、及びRANTESに結合するC
Cケモカイン受容体と約30%の一致度を共有する受容体
をコードする遺伝子を含んでいることを報告している。
これらウイルスの受容体は、ケモカインの通常の役割に
影響を及ぼし、ウイルスに対する選択的な病理学上の利
点を供給するかもしれない。
【0015】ケモカイン及びその活性の広範なる多様性
のゆえに、ケモカインに対して数多くの受容体が存在す
る。その特徴が明らかにされている受容体は、ケモカイ
ン受容体の全体的な補集合の一画分のみを表しているに
すぎない。かくして、当該技術分野においてさらなるケ
モカイン受容体の同定が希求され続けている。これら新
規受容体の有用性により、ケモカインまたはケモカイン
受容体機能の治療用モジュレーターの開発のための手段
が提供されよう。アテローム性動脈硬化症、慢性関節リ
ウマチ、腫瘍生長抑制、喘息、ウイルス感染、及び他の
炎症性病態の処置のための療法における、かかるモジュ
レーターの有用性が本発明によって企図される。あるい
は、ケモカイン受容体の断片もしくは変異体、またはそ
れら受容体を認識する抗体が、前記療法に関わるものと
して企図される。
のゆえに、ケモカインに対して数多くの受容体が存在す
る。その特徴が明らかにされている受容体は、ケモカイ
ン受容体の全体的な補集合の一画分のみを表しているに
すぎない。かくして、当該技術分野においてさらなるケ
モカイン受容体の同定が希求され続けている。これら新
規受容体の有用性により、ケモカインまたはケモカイン
受容体機能の治療用モジュレーターの開発のための手段
が提供されよう。アテローム性動脈硬化症、慢性関節リ
ウマチ、腫瘍生長抑制、喘息、ウイルス感染、及び他の
炎症性病態の処置のための療法における、かかるモジュ
レーターの有用性が本発明によって企図される。あるい
は、ケモカイン受容体の断片もしくは変異体、またはそ
れら受容体を認識する抗体が、前記療法に関わるものと
して企図される。
【0016】
【発明の開示】本発明は、白血球のトラフィッキングに
関与するケモカイン受容体をコードする、精製及び単離
された核酸を提供する。本発明のポリヌクレオチド(セ
ンス鎖及びそのアンチセンス鎖の双方)には、ゲノミッ
クDNA、cDNA、及びRNAが包含され、さらに完
全にまたは部分的に合成された核酸も含まれる。本発明
の好ましいポリヌクレオチドには、配列番号:3に示さ
れるケモカイン受容体88-2BをコードするDNA、配列
番号:1に示されるケモカイン受容体88Cをコードする
DNA、及び標準的なストリンジェンシーのハイブリダ
イゼーション条件下でそれらのDNAとハイブリダイズ
する、または遺伝コードの重複なしにハイブリダイズす
ると思われるDNAが包含される。ストリンジェントな
ハイブリダイゼーション条件の例は、以下の通りであ
る。すなわち、42℃にて、50%ホルムアミド、5X SSC、
20 mMリン酸ナトリウム、pH 6.8でハイブリダイゼーシ
ョンを行い、そして55℃にて、0.2X SSCで洗浄する。当
業者には、ハイブリダイズされるべき配列の長さ及びG
Cヌクレオチド含量に基づいてこれらの条件を変更する
ことが想起されることは理解される。当該技術分野にお
ける標準の常則が、正確なハイブリダイゼーション条件
を決定するためには適切である。Sambrookら、Molecula
r Cloning: A Laboratory Manual、ColdSpring Harbor
Laboratory Press、Cold Spring Harbor、ニューヨーク
(1989)の、§§9.47〜9.51を参照のこと。さらにまた本
発明によって企図されるのは、88-2Bまたは88Cのドメ
インをコードするポリヌクレオチドであり、例えば、い
ずれかのタンパク質の1以上の細胞外ドメインまたはそ
の、生物学的活性を有する他の断片をコードするポリヌ
クレオチドである。88-2B細胞外ドメインは、配列番
号:3及び配列番号:4で、アミノ酸残基1〜36、93〜1
07、171〜196、及び263〜284に対応する。88-2Bの細胞
外ドメインは、配列番号:3で、ヌクレオチド362〜46
9、638〜682、872〜949、及び1148〜1213に対応するポ
リヌクレオチド配列によってコードされている。88Cの
細胞外ドメインは、配列番号:1及び配列番号:2で、
アミノ酸残基1〜32、89〜112、166〜191、及び259〜280
に対応する。88Cの細胞外ドメインは、配列番号:1
で、ヌクレオチド55〜150、319〜390、550〜627、及び8
29〜894に対応するポリヌクレオチド配列によってコー
ドされている。本発明はまた、これらケモカイン受容体
の細胞内ドメインをコードするポリヌクレオチドも企図
している。88-2Bの細胞内ドメインには、配列番号:3
及び配列番号:4のアミノ酸60〜71、131〜151、219〜2
40、及び306〜355が包含される。それらのドメインは、
配列番号:3で、ヌクレオチド539〜574、752〜814、10
16〜1081、及び1277〜1426にそれぞれ対応するポリヌク
レオチド配列によってコードされている。88Cの細胞内
ドメインには、配列番号:1及び配列番号:2のアミノ
酸残基56〜67、125〜145、213〜235、及び301〜352が包
含される。88Cの細胞内ドメインは、配列番号:1で、
ヌクレオチド220〜255、427〜489、691〜759、及び955
〜1110に対応するポリヌクレオチド配列によってコード
されている。細胞外もしくは細胞内ドメインの1つ以上
に対応するペプチド、またはそれらペプチドに対して作
製された抗体が、受容体活性、特に受容体のリガンド及
びGタンパク質結合活性のモジュレーターとして企図さ
れる。
関与するケモカイン受容体をコードする、精製及び単離
された核酸を提供する。本発明のポリヌクレオチド(セ
ンス鎖及びそのアンチセンス鎖の双方)には、ゲノミッ
クDNA、cDNA、及びRNAが包含され、さらに完
全にまたは部分的に合成された核酸も含まれる。本発明
の好ましいポリヌクレオチドには、配列番号:3に示さ
れるケモカイン受容体88-2BをコードするDNA、配列
番号:1に示されるケモカイン受容体88Cをコードする
DNA、及び標準的なストリンジェンシーのハイブリダ
イゼーション条件下でそれらのDNAとハイブリダイズ
する、または遺伝コードの重複なしにハイブリダイズす
ると思われるDNAが包含される。ストリンジェントな
ハイブリダイゼーション条件の例は、以下の通りであ
る。すなわち、42℃にて、50%ホルムアミド、5X SSC、
20 mMリン酸ナトリウム、pH 6.8でハイブリダイゼーシ
ョンを行い、そして55℃にて、0.2X SSCで洗浄する。当
業者には、ハイブリダイズされるべき配列の長さ及びG
Cヌクレオチド含量に基づいてこれらの条件を変更する
ことが想起されることは理解される。当該技術分野にお
ける標準の常則が、正確なハイブリダイゼーション条件
を決定するためには適切である。Sambrookら、Molecula
r Cloning: A Laboratory Manual、ColdSpring Harbor
Laboratory Press、Cold Spring Harbor、ニューヨーク
(1989)の、§§9.47〜9.51を参照のこと。さらにまた本
発明によって企図されるのは、88-2Bまたは88Cのドメ
インをコードするポリヌクレオチドであり、例えば、い
ずれかのタンパク質の1以上の細胞外ドメインまたはそ
の、生物学的活性を有する他の断片をコードするポリヌ
クレオチドである。88-2B細胞外ドメインは、配列番
号:3及び配列番号:4で、アミノ酸残基1〜36、93〜1
07、171〜196、及び263〜284に対応する。88-2Bの細胞
外ドメインは、配列番号:3で、ヌクレオチド362〜46
9、638〜682、872〜949、及び1148〜1213に対応するポ
リヌクレオチド配列によってコードされている。88Cの
細胞外ドメインは、配列番号:1及び配列番号:2で、
アミノ酸残基1〜32、89〜112、166〜191、及び259〜280
に対応する。88Cの細胞外ドメインは、配列番号:1
で、ヌクレオチド55〜150、319〜390、550〜627、及び8
29〜894に対応するポリヌクレオチド配列によってコー
ドされている。本発明はまた、これらケモカイン受容体
の細胞内ドメインをコードするポリヌクレオチドも企図
している。88-2Bの細胞内ドメインには、配列番号:3
及び配列番号:4のアミノ酸60〜71、131〜151、219〜2
40、及び306〜355が包含される。それらのドメインは、
配列番号:3で、ヌクレオチド539〜574、752〜814、10
16〜1081、及び1277〜1426にそれぞれ対応するポリヌク
レオチド配列によってコードされている。88Cの細胞内
ドメインには、配列番号:1及び配列番号:2のアミノ
酸残基56〜67、125〜145、213〜235、及び301〜352が包
含される。88Cの細胞内ドメインは、配列番号:1で、
ヌクレオチド220〜255、427〜489、691〜759、及び955
〜1110に対応するポリヌクレオチド配列によってコード
されている。細胞外もしくは細胞内ドメインの1つ以上
に対応するペプチド、またはそれらペプチドに対して作
製された抗体が、受容体活性、特に受容体のリガンド及
びGタンパク質結合活性のモジュレーターとして企図さ
れる。
【0017】本発明のヌクレオチド配列は、ストリンジ
ェントなハイブリダイゼーション条件下で88-2Bまたは
88CをコードするゲノミックDNAを単離するために標
識付けしたプローブとして用いる(すなわち、サザン分
析及びポリメラーゼ連鎖反応方法論による)ための、オ
リゴヌクレオチドを設計するために使用してもよい。さ
らに、これらのオリゴヌクレオチドプローブは、88-2B
または88Cをコードする遺伝子の、特定の対立遺伝子を
検出するために使用することができ、それによって、か
かる対立遺伝子に関わる病態の診断及び遺伝子療法によ
る処置が容易ならしめられる。加えて、これらのオリゴ
ヌクレオチドは、ケモカイン受容体のモジュレーターの
同定を容易にすべく、ケモカイン受容体の遺伝的性質を
改変するのにも使用することができる。さらに、そのヌ
クレオチド配列は、88-2Bまたは88Cの遺伝的性質及び
発現を探索または改変する上で使用するアンチセンス遺
伝要素を設計するためにも使用できる。本発明は、ま
た、本発明のDNAの生物学的複製物(すなわち、in v
ivo または in vitro でつくられ、単離されたDNAの
コピー)も企図するものである。効率的に88-2Bまたは
88Cポリヌクレオチドを組み込んでいる、プラスミド、
ウイルス、及び染色体(例えば、YAC)核酸ベクター
などの自己複製する組換え構築体、ならびに、特に88-2
Bまたは88Cを有効にコードするDNAが1以上の内在
性または異種由来の発現制御配列に作動可能に連結され
たベクターも提供される。
ェントなハイブリダイゼーション条件下で88-2Bまたは
88CをコードするゲノミックDNAを単離するために標
識付けしたプローブとして用いる(すなわち、サザン分
析及びポリメラーゼ連鎖反応方法論による)ための、オ
リゴヌクレオチドを設計するために使用してもよい。さ
らに、これらのオリゴヌクレオチドプローブは、88-2B
または88Cをコードする遺伝子の、特定の対立遺伝子を
検出するために使用することができ、それによって、か
かる対立遺伝子に関わる病態の診断及び遺伝子療法によ
る処置が容易ならしめられる。加えて、これらのオリゴ
ヌクレオチドは、ケモカイン受容体のモジュレーターの
同定を容易にすべく、ケモカイン受容体の遺伝的性質を
改変するのにも使用することができる。さらに、そのヌ
クレオチド配列は、88-2Bまたは88Cの遺伝的性質及び
発現を探索または改変する上で使用するアンチセンス遺
伝要素を設計するためにも使用できる。本発明は、ま
た、本発明のDNAの生物学的複製物(すなわち、in v
ivo または in vitro でつくられ、単離されたDNAの
コピー)も企図するものである。効率的に88-2Bまたは
88Cポリヌクレオチドを組み込んでいる、プラスミド、
ウイルス、及び染色体(例えば、YAC)核酸ベクター
などの自己複製する組換え構築体、ならびに、特に88-2
Bまたは88Cを有効にコードするDNAが1以上の内在
性または異種由来の発現制御配列に作動可能に連結され
たベクターも提供される。
【0018】88-2B及び88C受容体は、天然に、組換え
によって、または合成によって製造してもよい。標準法
によって本発明のポリヌクレオチドを用いて形質転換ま
たはトランスフェクトした宿主細胞(原核細胞性または
真核細胞性)もまた、88-2B及び88Cケモカイン受容体
を発現するために使用することができる。本来のままの
88-2Bまたは88C遺伝子産物以上に、88-2Bまたは88C
の生物学的に活性を有する断片、88-2Bまたは88Cの類
似体、及び配列番号:4に示される88-2B、または配列
番号:2に示される88Cのアミノ酸配列由来の合成ペプ
チドが、本発明により企図される。さらに、真核細胞に
て製造する場合、88-2Bもしくは88C遺伝子産物、また
はいずれかの遺伝子産物の生物学的に活性を有する断片
は、転写後に修飾(例えば、ジスルフィド結合の形成、
グリコシル化、リン酸化、ミリストイル化、パルミトイ
ル化、アセチル化等による)してもよい。本発明はさら
に、88-2B及び88C遺伝子産物、または生物学的に活性
を有するそれらの断片の、モノマー、ホモマルチマー、
またはヘテロマルチマーの形態のものを企図する。
によって、または合成によって製造してもよい。標準法
によって本発明のポリヌクレオチドを用いて形質転換ま
たはトランスフェクトした宿主細胞(原核細胞性または
真核細胞性)もまた、88-2B及び88Cケモカイン受容体
を発現するために使用することができる。本来のままの
88-2Bまたは88C遺伝子産物以上に、88-2Bまたは88C
の生物学的に活性を有する断片、88-2Bまたは88Cの類
似体、及び配列番号:4に示される88-2B、または配列
番号:2に示される88Cのアミノ酸配列由来の合成ペプ
チドが、本発明により企図される。さらに、真核細胞に
て製造する場合、88-2Bもしくは88C遺伝子産物、また
はいずれかの遺伝子産物の生物学的に活性を有する断片
は、転写後に修飾(例えば、ジスルフィド結合の形成、
グリコシル化、リン酸化、ミリストイル化、パルミトイ
ル化、アセチル化等による)してもよい。本発明はさら
に、88-2B及び88C遺伝子産物、または生物学的に活性
を有するそれらの断片の、モノマー、ホモマルチマー、
またはヘテロマルチマーの形態のものを企図する。
【0019】特に、本発明の1つの特徴は、88-2Bまた
は88Cケモカイン受容体に特異的に結合することができ
る抗体産物に関わるものである。抗体産物は、組換え88
-2Bもしくは88C受容体、88-2Bもしくは88C受容体の
合成ペプチドもしくはペプチド断片、表面に88-2Bもし
くは88Cを発現している宿主細胞、または天然の供給源
から精製した88-2Bもしくは88C受容体を免疫原として
使用して、当該技術分野における標準方法により作製さ
れる。抗体産物には、モノクローナル抗体またはポリク
ローナル抗体が包含され、いかなる供給源のものでも、
いかなるサブタイプのものでもかまわない。さらには、
モノマー、ホモマルチマー、及びヘテロマルチマー抗
体、ならびにそれらの断片が、本発明によって企図され
る。さらに本発明は、CDR−組織移植抗体、「ヒト
化」抗体、及びケモカイン受容体に特異的に結合する能
力を保持する他の修飾された抗体産物を企図する。
は88Cケモカイン受容体に特異的に結合することができ
る抗体産物に関わるものである。抗体産物は、組換え88
-2Bもしくは88C受容体、88-2Bもしくは88C受容体の
合成ペプチドもしくはペプチド断片、表面に88-2Bもし
くは88Cを発現している宿主細胞、または天然の供給源
から精製した88-2Bもしくは88C受容体を免疫原として
使用して、当該技術分野における標準方法により作製さ
れる。抗体産物には、モノクローナル抗体またはポリク
ローナル抗体が包含され、いかなる供給源のものでも、
いかなるサブタイプのものでもかまわない。さらには、
モノマー、ホモマルチマー、及びヘテロマルチマー抗
体、ならびにそれらの断片が、本発明によって企図され
る。さらに本発明は、CDR−組織移植抗体、「ヒト
化」抗体、及びケモカイン受容体に特異的に結合する能
力を保持する他の修飾された抗体産物を企図する。
【0020】本発明はさらに、88-2Bもしくは88C遺伝
子産物、それらの類似体、またはそれらの生物学的に活
性を有する断片を検出するための、抗体産物の使用も企
図するものである。例えば、抗体産物は、88-2Bまたは
88Cの発現と、様々な正常または病理学的状態との間の
相関を明らかにするために計画される診断方法において
使用してもよい。加えて、抗体産物は、88-2Bもしくは
88C、それらの類似体、またはそれらの生物学的に活性
を有する断片の発現における、組織特異的な変動を診断
するために使用することができる。88-2B及び88Cケモ
カイン受容体に対して特異的な抗体産物は、受容体活性
のモジュレーターとしても作用するかもしれない。他の
特徴として、88-2Bまたは88C受容体に対する抗体は、
治療上の目的のために有用である。
子産物、それらの類似体、またはそれらの生物学的に活
性を有する断片を検出するための、抗体産物の使用も企
図するものである。例えば、抗体産物は、88-2Bまたは
88Cの発現と、様々な正常または病理学的状態との間の
相関を明らかにするために計画される診断方法において
使用してもよい。加えて、抗体産物は、88-2Bもしくは
88C、それらの類似体、またはそれらの生物学的に活性
を有する断片の発現における、組織特異的な変動を診断
するために使用することができる。88-2B及び88Cケモ
カイン受容体に対して特異的な抗体産物は、受容体活性
のモジュレーターとしても作用するかもしれない。他の
特徴として、88-2Bまたは88C受容体に対する抗体は、
治療上の目的のために有用である。
【0021】本発明のケモカイン受容体と相互作用する
ことができるリガンドのためアッセイも提供される。こ
れらのアッセイは、例えば、標識付けしたリガンドへの
受容体の結合をモニターすることによるなどといった、
ケモカイン受容体活性の直接的な検出を包含しうる。加
えて、これらのアッセイは、ケモカイン受容体とのリガ
ンドの相互作用を間接的に評価するために使用しうる。
本明細書中において、「リガンド」なる語は、88-2Bま
たは88Cのアゴニスト及びアンタゴニストである分子、
ならびに受容体に結合する他の分子を含むものである。
ことができるリガンドのためアッセイも提供される。こ
れらのアッセイは、例えば、標識付けしたリガンドへの
受容体の結合をモニターすることによるなどといった、
ケモカイン受容体活性の直接的な検出を包含しうる。加
えて、これらのアッセイは、ケモカイン受容体とのリガ
ンドの相互作用を間接的に評価するために使用しうる。
本明細書中において、「リガンド」なる語は、88-2Bま
たは88Cのアゴニスト及びアンタゴニストである分子、
ならびに受容体に結合する他の分子を含むものである。
【0022】ケモカイン受容体へのリガンド結合の直接
的な検出は、以下のアッセイを使用して成し遂げられう
る。供試化合物(すなわち、リガンドと推定される物
質)は、検出可能となるように標識付け(例えば、放射
性同位体ヨウ素付加)される。検出可能に標識付けされ
た供試化合物は、次いで、本発明のケモカイン受容体を
含む膜調製物と接触させられる。好ましくは、かかる膜
は、組換えベクターから本発明のケモカイン受容体を発
現している宿主細胞より調製される。膜に埋込まれたケ
モカイン受容体と、検出可能に標識付けされた供試化合
物との間の接触を促すインキュベーション期間に続き、
減圧濾過を使用してフィルター上に膜物質が採集され
る。次いで、フィルターに会合した検出可能な標識を定
量する。例えば、液体シンチレーションスペクトル光学
測定法を使用して、放射性同位体の標識を定量する。こ
の技術を使用して、ケモカイン受容体へのリガンド結合
を同定する。リガンドの同定を確証するために、標識付
けされていない状態にある供試化合物の量を増加して存
在させた下で、検出可能に標識付けされた供試化合物
を、ケモカイン受容体を呈示する膜調製物に曝す。標識
付けしていない供試化合物の添加量を増加するに従っ
て、フィルターに会合している標識のレベルが漸減すれ
ば、リガンドの同定が確証される。
的な検出は、以下のアッセイを使用して成し遂げられう
る。供試化合物(すなわち、リガンドと推定される物
質)は、検出可能となるように標識付け(例えば、放射
性同位体ヨウ素付加)される。検出可能に標識付けされ
た供試化合物は、次いで、本発明のケモカイン受容体を
含む膜調製物と接触させられる。好ましくは、かかる膜
は、組換えベクターから本発明のケモカイン受容体を発
現している宿主細胞より調製される。膜に埋込まれたケ
モカイン受容体と、検出可能に標識付けされた供試化合
物との間の接触を促すインキュベーション期間に続き、
減圧濾過を使用してフィルター上に膜物質が採集され
る。次いで、フィルターに会合した検出可能な標識を定
量する。例えば、液体シンチレーションスペクトル光学
測定法を使用して、放射性同位体の標識を定量する。こ
の技術を使用して、ケモカイン受容体へのリガンド結合
を同定する。リガンドの同定を確証するために、標識付
けされていない状態にある供試化合物の量を増加して存
在させた下で、検出可能に標識付けされた供試化合物
を、ケモカイン受容体を呈示する膜調製物に曝す。標識
付けしていない供試化合物の添加量を増加するに従っ
て、フィルターに会合している標識のレベルが漸減すれ
ば、リガンドの同定が確証される。
【0023】アゴニストは受容体に結合するリガンドで
あり、細胞内シグナルトランスダクションを導き出し、
そしてアンタゴニストは、受容体に結合するリガンドで
あるが、細胞内シグナルトランスフェクトを導き出すこ
とはない。特定のリガンドがアゴニストであるかまたは
アンタゴニストであるかどうかは、例えば、Gタンパク
質に関わるシグナルトランスダクション経路をアッセイ
することによって定量することができる。これらの経路
の活性化は、他のアッセイに加えて、細胞内Ca++流
出、ホスフォリパーゼC活性またはアデニル酸シクラー
ゼ活性を測定することによって定量することができる
(実施例5及び6を参照されたい)。
あり、細胞内シグナルトランスダクションを導き出し、
そしてアンタゴニストは、受容体に結合するリガンドで
あるが、細胞内シグナルトランスフェクトを導き出すこ
とはない。特定のリガンドがアゴニストであるかまたは
アンタゴニストであるかどうかは、例えば、Gタンパク
質に関わるシグナルトランスダクション経路をアッセイ
することによって定量することができる。これらの経路
の活性化は、他のアッセイに加えて、細胞内Ca++流
出、ホスフォリパーゼC活性またはアデニル酸シクラー
ゼ活性を測定することによって定量することができる
(実施例5及び6を参照されたい)。
【0024】本明細書における実施例において詳説して
いるように、88C受容体に結合するケモカインには、R
ANTES、MIP−1α、及びMIP−1βが包含さ
れ、そして88-2B受容体に結合するケモカインには、R
ANTESが包含される。
いるように、88C受容体に結合するケモカインには、R
ANTES、MIP−1α、及びMIP−1βが包含さ
れ、そして88-2B受容体に結合するケモカインには、R
ANTESが包含される。
【0025】他の特徴において、88C及び88-2B受容体
とそれらのリガンドとの間の相互作用のモジュレーター
が、本発明によって特に企図される。ケモカイン受容体
機能のモジュレーターは、リガンドを同定するために使
用されたものと類似のアッセイを使用して同定しうる。
ケモカイン受容体を呈示している膜調製物が、一定且つ
既知量の検出可能に標識付けされた機能性リガンドに曝
される。加えて、膜に結合したケモカイン受容体は、そ
のケモカイン受容体の活性をモジュレートすることが推
測される供試化合物にその量を増加させて曝される。フ
ィルターに会合した標識のレベルが供試化合物の量に呼
応するならば、その供試化合物は、ケモカイン受容体の
活性のモジュレーターである。フィルターに会合した標
識のレベルが、供試化合物の増加量に伴って増加すれ
ば、活性化物質が同定される。反対に、フィルターに会
合した標識のレベルが、供試化合物の量と逆に変化する
のであれば、ケモカイン受容体活性の阻害物質が同定さ
れる。このようにして受容体結合のモジュレーターを試
験することによって、同じ反応で同時に多くのモジュレ
ーターの可能性がある物質を含有するプールを試験する
ことができるので、多くのモジュレーターと推定される
物質を迅速にスクリーニングすることが可能となる。
とそれらのリガンドとの間の相互作用のモジュレーター
が、本発明によって特に企図される。ケモカイン受容体
機能のモジュレーターは、リガンドを同定するために使
用されたものと類似のアッセイを使用して同定しうる。
ケモカイン受容体を呈示している膜調製物が、一定且つ
既知量の検出可能に標識付けされた機能性リガンドに曝
される。加えて、膜に結合したケモカイン受容体は、そ
のケモカイン受容体の活性をモジュレートすることが推
測される供試化合物にその量を増加させて曝される。フ
ィルターに会合した標識のレベルが供試化合物の量に呼
応するならば、その供試化合物は、ケモカイン受容体の
活性のモジュレーターである。フィルターに会合した標
識のレベルが、供試化合物の増加量に伴って増加すれ
ば、活性化物質が同定される。反対に、フィルターに会
合した標識のレベルが、供試化合物の量と逆に変化する
のであれば、ケモカイン受容体活性の阻害物質が同定さ
れる。このようにして受容体結合のモジュレーターを試
験することによって、同じ反応で同時に多くのモジュレ
ーターの可能性がある物質を含有するプールを試験する
ことができるので、多くのモジュレーターと推定される
物質を迅速にスクリーニングすることが可能となる。
【0026】受容体結合のための間接的なアッセイに
は、関連するシグナルトランスダクション経路に見出さ
れる成分のうちのいずれかの活性の濃度またはレベルの
測定が包含される。ケモカイン受容体の活性化は、細胞
内Ca++流出に関係していることがある。ケモカイン受
容体を発現している細胞に、カルシウム感受性の染料を
付してもよい。発現された受容体の活性化に伴って、C
a++流出が染料によりスペクトル光学測定で検出可能に
なるであろう。あるいは、かかるCa++流出を顕微鏡で
検出することができる。いずれかの技術を用いて、リガ
ンドと推定される物質の存在下及び非存在下に平行した
アッセイを実施してもよい。例えば、Ca ++流出につい
ての顕微鏡でのアッセイを使用して、CCケモカインで
あるRANTESが、88-2Bケモカイン受容体のリガン
ドとして同定された。当業者であれば、それらのアッセ
イが受容体活性のモジュレーターの精製を同定及びモニ
ターするためにも有用であることを認めるであろう。受
容体活性化物質及び阻害物質は、これらのアッセイにお
いて受容体とそのリガンドとの相互作用を、それぞれ活
性化または阻害するであろう。
は、関連するシグナルトランスダクション経路に見出さ
れる成分のうちのいずれかの活性の濃度またはレベルの
測定が包含される。ケモカイン受容体の活性化は、細胞
内Ca++流出に関係していることがある。ケモカイン受
容体を発現している細胞に、カルシウム感受性の染料を
付してもよい。発現された受容体の活性化に伴って、C
a++流出が染料によりスペクトル光学測定で検出可能に
なるであろう。あるいは、かかるCa++流出を顕微鏡で
検出することができる。いずれかの技術を用いて、リガ
ンドと推定される物質の存在下及び非存在下に平行した
アッセイを実施してもよい。例えば、Ca ++流出につい
ての顕微鏡でのアッセイを使用して、CCケモカインで
あるRANTESが、88-2Bケモカイン受容体のリガン
ドとして同定された。当業者であれば、それらのアッセ
イが受容体活性のモジュレーターの精製を同定及びモニ
ターするためにも有用であることを認めるであろう。受
容体活性化物質及び阻害物質は、これらのアッセイにお
いて受容体とそのリガンドとの相互作用を、それぞれ活
性化または阻害するであろう。
【0027】あるいは、ケモカイン受容体とGタンパク
質との会合によって、Gタンパク質活性をモニターする
ことによる受容体活性を評価する機会が与えられる。G
タンパク質の特徴的な活性であるGTP加水分解を、例
えば、32P−標識付けGTPを使用してモニターしても
よい。
質との会合によって、Gタンパク質活性をモニターする
ことによる受容体活性を評価する機会が与えられる。G
タンパク質の特徴的な活性であるGTP加水分解を、例
えば、32P−標識付けGTPを使用してモニターしても
よい。
【0028】Gタンパク質は、シグナルトランスダクシ
ョン経路における関与を通じて、様々な他の分子にも影
響を及ぼしている。Gタンパク質エフェクター分子に
は、アデニル酸シクラーゼ、ホスフォリパーゼC、イオ
ンチャンネル、及びホスフォジエステラーゼが包含され
る。これらのエフェクターのいずれかに焦点をおくアッ
セイを使用して、興味の対照であるケモカイン受容体を
発現しており、且つ適切なリガンドに接触せしめられて
いる宿主細胞にて、リガンド結合によって誘導されるケ
モカイン受容体活性をモニターしてもよい。例えば、ケ
モカイン受容体の活性を検出しうる一つの方法として、
ホスフォリパーゼC活性の測定が挙げられる。このアッ
セイにおいて、アゴニストの存在下で、ケモカイン受容
体を発現している宿主細胞による、放射性同位体で標識
付けしたイノシトールホスフェートの生産が検出され
る。ホスフォリパーゼ活性の検出は、外来性のGタンパ
ク質をコードするDNAと共にトランスフェクション
(コトランスフェクション)することを必要とするかも
しれない。コトランスフェクションが必要である場合に
は、このアッセイは、キメラGタンパク質DNA、例え
ば、Gqi5(Conklinら、Nature、363巻、274〜276頁(19
93))を、88-2Bまたは88CのDNAとコトランスフェ
クトし、そのコトランスフェクトされた細胞が88-2Bま
たは88C受容体のアゴニストに曝された際のホスフォイ
ノシトール生産を検出することによって行うことができ
る。当業者であれば、Gタンパク質エフェクター分子に
焦点をおいたアッセイもまた、受容体活性の精製を同定
及びモニターするために有用であることを認めるであろ
う。受容体の活性化物質及び阻害物質は、これらのアッ
セイにおいて、受容体とそれらのリガンドの相互作用を
それぞれ、活性化または阻害するであろう。
ョン経路における関与を通じて、様々な他の分子にも影
響を及ぼしている。Gタンパク質エフェクター分子に
は、アデニル酸シクラーゼ、ホスフォリパーゼC、イオ
ンチャンネル、及びホスフォジエステラーゼが包含され
る。これらのエフェクターのいずれかに焦点をおくアッ
セイを使用して、興味の対照であるケモカイン受容体を
発現しており、且つ適切なリガンドに接触せしめられて
いる宿主細胞にて、リガンド結合によって誘導されるケ
モカイン受容体活性をモニターしてもよい。例えば、ケ
モカイン受容体の活性を検出しうる一つの方法として、
ホスフォリパーゼC活性の測定が挙げられる。このアッ
セイにおいて、アゴニストの存在下で、ケモカイン受容
体を発現している宿主細胞による、放射性同位体で標識
付けしたイノシトールホスフェートの生産が検出され
る。ホスフォリパーゼ活性の検出は、外来性のGタンパ
ク質をコードするDNAと共にトランスフェクション
(コトランスフェクション)することを必要とするかも
しれない。コトランスフェクションが必要である場合に
は、このアッセイは、キメラGタンパク質DNA、例え
ば、Gqi5(Conklinら、Nature、363巻、274〜276頁(19
93))を、88-2Bまたは88CのDNAとコトランスフェ
クトし、そのコトランスフェクトされた細胞が88-2Bま
たは88C受容体のアゴニストに曝された際のホスフォイ
ノシトール生産を検出することによって行うことができ
る。当業者であれば、Gタンパク質エフェクター分子に
焦点をおいたアッセイもまた、受容体活性の精製を同定
及びモニターするために有用であることを認めるであろ
う。受容体の活性化物質及び阻害物質は、これらのアッ
セイにおいて、受容体とそれらのリガンドの相互作用を
それぞれ、活性化または阻害するであろう。
【0029】ケモカインは、乾癬、関節炎、肺線維症及
びアテローム性動脈硬化症などの多くの炎症性疾患に関
わっている。Baggioliniら、前出を参照されたい。ケモ
カイン作用の阻害物質は、これらの病態を処置する上で
も有用かもしれない。一例として、Broaddusら、J. of
Immunol.、152巻、2960〜2967頁(1994)は、ウサギ肺に
おける急性炎症のモデルである、内毒素誘導性の胸膜炎
での好中球補充(recruitment)を阻害できるIL−8に
対する抗体を記載している。88C受容体に結合する、ま
たはこれを活性化するリガンドまたはモジュレーター
が、HIV感染及びHIV関連病態の処置に有用である
かもしれないことも、本発明において企図するところで
ある。本発明にて企図される特異的受容体へのケモカイ
ンの結合のモジュレーターは、ケモカインもしくは受容
体に対して作製された抗体、生物学的もしくは化学的小
分子、またはケモカインもしくは受容体の断片に対応す
る合成ペプチドが包含されうる。
びアテローム性動脈硬化症などの多くの炎症性疾患に関
わっている。Baggioliniら、前出を参照されたい。ケモ
カイン作用の阻害物質は、これらの病態を処置する上で
も有用かもしれない。一例として、Broaddusら、J. of
Immunol.、152巻、2960〜2967頁(1994)は、ウサギ肺に
おける急性炎症のモデルである、内毒素誘導性の胸膜炎
での好中球補充(recruitment)を阻害できるIL−8に
対する抗体を記載している。88C受容体に結合する、ま
たはこれを活性化するリガンドまたはモジュレーター
が、HIV感染及びHIV関連病態の処置に有用である
かもしれないことも、本発明において企図するところで
ある。本発明にて企図される特異的受容体へのケモカイ
ンの結合のモジュレーターは、ケモカインもしくは受容
体に対して作製された抗体、生物学的もしくは化学的小
分子、またはケモカインもしくは受容体の断片に対応す
る合成ペプチドが包含されうる。
【0030】正常または病理学的免疫反応ならびに、H
IV−1、HIV−2及びSIVなどのレトロウイルスに
よる感染を包含するウイルス感染をモニターまたは治療
改善することを目的として、哺乳類被験者に88-2Bまた
は88Cモジュレーターを含有する組成物を投与すること
が、本発明によって企図される。特に、本発明は、製薬
的に容認しうる量の88-2Bまたは88Cケモカイン受容体
モジュレーターを輸送することによる、炎症性応答、異
常な造血プロセス、及びウイルス感染の鎮静を企図して
いる。本発明はさらに、担体、希釈剤、または薬物を含
んでなる製薬上容認しうる組成物にて、これらの活性物
質を輸送することを企図する。本発明はまた、様々な投
与経路も企図している。例えば、活性物質は、以下の経
路、すなわち、静脈内、皮下、腹腔内、筋肉内、経口、
肛門(すなわち、座剤に調剤して)、または経肺(すな
わち、吸入、アトマイザー、ネブライザー等)によって
投与しうる。
IV−1、HIV−2及びSIVなどのレトロウイルスに
よる感染を包含するウイルス感染をモニターまたは治療
改善することを目的として、哺乳類被験者に88-2Bまた
は88Cモジュレーターを含有する組成物を投与すること
が、本発明によって企図される。特に、本発明は、製薬
的に容認しうる量の88-2Bまたは88Cケモカイン受容体
モジュレーターを輸送することによる、炎症性応答、異
常な造血プロセス、及びウイルス感染の鎮静を企図して
いる。本発明はさらに、担体、希釈剤、または薬物を含
んでなる製薬上容認しうる組成物にて、これらの活性物
質を輸送することを企図する。本発明はまた、様々な投
与経路も企図している。例えば、活性物質は、以下の経
路、すなわち、静脈内、皮下、腹腔内、筋肉内、経口、
肛門(すなわち、座剤に調剤して)、または経肺(すな
わち、吸入、アトマイザー、ネブライザー等)によって
投与しうる。
【0031】他の特徴において、本発明により提供され
るDNA配列の情報によって、相同組換えまたは「ノッ
クアウト」戦略[例えば、Kapecchiら、Science、244
巻、1288〜1292頁(1989)を参照されたい]による、機能
を有する88Cもしくは88-2Bケモカイン受容体を発現し
ない齧歯類、または受容体の変異体を発現する齧歯類の
開発が可能となる。あるいはクローン化された88-2Bま
たは88C受容体を発現するトランスジェニックマウス
を、周知の実験技術(マウス胚の操作(Manipulating t
he Mouse Embryo)、A Laboratory Manual、Brigid Hoh
an、Frank Costantini及びElizabeth Lacy編(1986) Col
d Spring Harbor Laboratory ISBN 0-87969-175-I)に
よって調製することができる。かかる齧歯類は、88Cま
たは88-2Bのin vivoの活性を研究するためのモデルと
して有用である。
るDNA配列の情報によって、相同組換えまたは「ノッ
クアウト」戦略[例えば、Kapecchiら、Science、244
巻、1288〜1292頁(1989)を参照されたい]による、機能
を有する88Cもしくは88-2Bケモカイン受容体を発現し
ない齧歯類、または受容体の変異体を発現する齧歯類の
開発が可能となる。あるいはクローン化された88-2Bま
たは88C受容体を発現するトランスジェニックマウス
を、周知の実験技術(マウス胚の操作(Manipulating t
he Mouse Embryo)、A Laboratory Manual、Brigid Hoh
an、Frank Costantini及びElizabeth Lacy編(1986) Col
d Spring Harbor Laboratory ISBN 0-87969-175-I)に
よって調製することができる。かかる齧歯類は、88Cま
たは88-2Bのin vivoの活性を研究するためのモデルと
して有用である。
【0032】本発明の他の特徴及び利点は、以下の実施
例を考慮すれば、当業者に明らかになるであろう。
例を考慮すれば、当業者に明らかになるであろう。
【0033】
【発明を実施するための最良の形態】以下の実施例が、
本発明を例証するものである。実施例1には、88-2B及
び88Cケモカイン受容体をコードするゲノミックDNA
の単離を記載する。実施例2には、ヒト88-2B及び88C
ならびにマカーク88CをコードするcDNAの単離及び
配列決定を表す。実施例3では、様々な組織における88
-2B及び88C受容体の発現パターンを明らかにするノザ
ン分析を記載する。実施例4では、88-2B及び88C受容
体の組換え発現を詳説する。実施例5には、Ca++流出
アッセイ、ホスフォイノシトール加水分解アッセイ、な
らびに様々なリガンドである可能性を有する物質に応答
した88-2B及び88C受容体活性についての結合アッセイ
を記載する。HIVに対する共受容体としての88C及び
88-2Bの役割を記載する実験を、実施例6及び7に記載
する。88Cと免疫反応性を有するモノクローナル及びポ
リクローナル抗体の調製及び特徴付けを、実施例8に記
載する。実施例9には、88-2Bまたは88Cリガンドまた
はモジュレーターを同定するために計画したさらなるア
ッセイを記載する。
本発明を例証するものである。実施例1には、88-2B及
び88Cケモカイン受容体をコードするゲノミックDNA
の単離を記載する。実施例2には、ヒト88-2B及び88C
ならびにマカーク88CをコードするcDNAの単離及び
配列決定を表す。実施例3では、様々な組織における88
-2B及び88C受容体の発現パターンを明らかにするノザ
ン分析を記載する。実施例4では、88-2B及び88C受容
体の組換え発現を詳説する。実施例5には、Ca++流出
アッセイ、ホスフォイノシトール加水分解アッセイ、な
らびに様々なリガンドである可能性を有する物質に応答
した88-2B及び88C受容体活性についての結合アッセイ
を記載する。HIVに対する共受容体としての88C及び
88-2Bの役割を記載する実験を、実施例6及び7に記載
する。88Cと免疫反応性を有するモノクローナル及びポ
リクローナル抗体の調製及び特徴付けを、実施例8に記
載する。実施例9には、88-2Bまたは88Cリガンドまた
はモジュレーターを同定するために計画したさらなるア
ッセイを記載する。
【0034】[実施例1]本発明の新規ケモカイン受容
体遺伝子をコードする部分的なゲノミッククローンを、
以前に同定された遺伝子に見出される保存配列に基づ
き、且つヒトゲノム内でのこれらケモカイン受容体遺伝
子のクラスター形成(clustering)に基づいて、PCR
によって単離した。縮重オリゴヌクレオチドプライマー
を使用して、標準PCR法によってゲノミックDNAを
増幅した。
体遺伝子をコードする部分的なゲノミッククローンを、
以前に同定された遺伝子に見出される保存配列に基づ
き、且つヒトゲノム内でのこれらケモカイン受容体遺伝
子のクラスター形成(clustering)に基づいて、PCR
によって単離した。縮重オリゴヌクレオチドプライマー
を使用して、標準PCR法によってゲノミックDNAを
増幅した。
【0035】PCR増幅のための鋳型は、酵母人工染色
体(Yeast Arti-ficial Chromosomes、すなわち、YA
C)(Research Gene-tics, Inc.、Huntsville、アラバ
マ、YAC Library Pools、カタログ番号第95011 B)
にクローニングした組換えヒトゲノミックDNAの市販
されている供給源の一つであった。YACベクターは、
500〜1000 kbpのインサートに適応できるものである。
最初に、YACクローンDNAのプールを、CCCKR
1をコードする遺伝子に対して特異的なプライマーを使
用したPCRによってスクリーニングした。詳細には、
センス鎖プライマー(CCCKR1のセンス鎖に対応す
る)である、CCCKR(2)-5'は配列番号:15に示さ
れる。プライマーCCCKR(2)-5'は、5'-CGTAAGCTTAG
AGAAGCCGGGATGGGAA-3'の配列からなり、配列で下線を付
したヌクレオチドは、CCCKR1に対する翻訳開始コ
ドンである。アンチセンス鎖プライマーは、CCCKR
-3'(CCCKR1のアンチセンス鎖に対応する)であ
り、その配列は、配列番号:16に示される。CCCK
R-3'の配列である5'-GCCTCTAGAGTCAGAGACCAGCAGA-3'
は、CCCKR1翻訳終止コドン(下線を付した)の逆
相補的配列を含んでいる。検出可能なPCR産物(すな
わち、ゲル電気泳動でのDNAのバンド)を生じるYA
CクローンDNAのプールで、商標権を有する同定スキ
ーム(Research Genetics, Inc.、Huntsville、アラバ
マ)に基づいてYACクローンの適切なサブプールを同
定した。PCR反応は、94℃にて4分間のインキュベー
ションを行うことをもって開始した。配列の増幅は、94
℃にて1分間の変性、55℃にて1分間のアニーリング、
そして72℃にて2分間の伸長の33サイクルを使用して
成し遂げた。
体(Yeast Arti-ficial Chromosomes、すなわち、YA
C)(Research Gene-tics, Inc.、Huntsville、アラバ
マ、YAC Library Pools、カタログ番号第95011 B)
にクローニングした組換えヒトゲノミックDNAの市販
されている供給源の一つであった。YACベクターは、
500〜1000 kbpのインサートに適応できるものである。
最初に、YACクローンDNAのプールを、CCCKR
1をコードする遺伝子に対して特異的なプライマーを使
用したPCRによってスクリーニングした。詳細には、
センス鎖プライマー(CCCKR1のセンス鎖に対応す
る)である、CCCKR(2)-5'は配列番号:15に示さ
れる。プライマーCCCKR(2)-5'は、5'-CGTAAGCTTAG
AGAAGCCGGGATGGGAA-3'の配列からなり、配列で下線を付
したヌクレオチドは、CCCKR1に対する翻訳開始コ
ドンである。アンチセンス鎖プライマーは、CCCKR
-3'(CCCKR1のアンチセンス鎖に対応する)であ
り、その配列は、配列番号:16に示される。CCCK
R-3'の配列である5'-GCCTCTAGAGTCAGAGACCAGCAGA-3'
は、CCCKR1翻訳終止コドン(下線を付した)の逆
相補的配列を含んでいる。検出可能なPCR産物(すな
わち、ゲル電気泳動でのDNAのバンド)を生じるYA
CクローンDNAのプールで、商標権を有する同定スキ
ーム(Research Genetics, Inc.、Huntsville、アラバ
マ)に基づいてYACクローンの適切なサブプールを同
定した。PCR反応は、94℃にて4分間のインキュベー
ションを行うことをもって開始した。配列の増幅は、94
℃にて1分間の変性、55℃にて1分間のアニーリング、
そして72℃にて2分間の伸長の33サイクルを使用して
成し遂げた。
【0036】YACクローンDNAのサブプールは、次
いで第1回のPCRにおいて使用した条件及びプライマ
ーを使用して、第2回のPCR反応に供した。サブプー
ルのスクリーニングの結果によって、CCCKRに特異
的なプライマーでのPCR反応を支持することができる
個々のクローンが同定された。1つのクローンである88
1F10は、PCR及びハイブリダイゼーションによって
調べると、CCCKR1及びCCCKR2に対する遺伝子
を含む染色体3p21由来のヒトゲノミックDNAの640 kb
を含んでいた。重複するYACクローンである941A7
は、ヒトゲノミックDNAの700 kbを含んでおり、やは
りCCCKR1及びCCCKR2に対する遺伝子を含んで
いた。それゆえに、これら2つのYACクローンを使用
して、さらなるマッピング実験を行った。サザン分析に
より、CCCKR1とCCCKR2とは互いにおよそ100
kb以内に位置していることが明らかになった。
いで第1回のPCRにおいて使用した条件及びプライマ
ーを使用して、第2回のPCR反応に供した。サブプー
ルのスクリーニングの結果によって、CCCKRに特異
的なプライマーでのPCR反応を支持することができる
個々のクローンが同定された。1つのクローンである88
1F10は、PCR及びハイブリダイゼーションによって
調べると、CCCKR1及びCCCKR2に対する遺伝子
を含む染色体3p21由来のヒトゲノミックDNAの640 kb
を含んでいた。重複するYACクローンである941A7
は、ヒトゲノミックDNAの700 kbを含んでおり、やは
りCCCKR1及びCCCKR2に対する遺伝子を含んで
いた。それゆえに、これら2つのYACクローンを使用
して、さらなるマッピング実験を行った。サザン分析に
より、CCCKR1とCCCKR2とは互いにおよそ100
kb以内に位置していることが明らかになった。
【0037】CCCKR1とCCCKR2との遺伝子が極
めて近接していることにより、新規の関連遺伝子がCC
CKR1及びCCCKR2に連接しているかもしれないこ
とが示唆された。YACクローンの881F10及び941A7
を含む酵母由来のDNAを鋳型として使用して、何らか
の関連受容体遺伝子を増幅するためにPCR反応を実施
した。PCRプライマーとして、縮重オリゴデオキシリ
ボヌクレオチドを設計した。これらのオリゴヌクレオチ
ドは、CCCKR1、CCCKR2、及びV28のアライン
メントでの配列比較から推定して、CCケモカイン受容
体の第2の細胞内ループ及び第6の膜貫通ドメインをコ
ードする領域に対応するものであった。V28は、ケモカ
イン受容体の特徴を呈示するオーファン受容体であるの
で使用した。V28もまた、ヒト第3染色体にマッピング
されている。Raportら、Gene、163巻、295〜299頁(199
5)。さらに注目すべきは、CCCKR2の2つのスプラ
イシング変異体であるCCCKR2A及びCCCKR2B
は、分析に使用した第2の細胞内ループ及び第6の膜貫
通ドメイン領域にて同じであることである。V28degf2
と称される5'プライマーは、内部BamHI制限部位(下記
参照)を含み、その配列は配列番号:5に示す。プライ
マーV28degf2の配列は、規範的な受容体構造の第2の
細胞内ループ領域をコードするDNAに対応している。
Probstら、前出を参照されたい。3'プライマーであるV
28degr2は、内部HindIII制限部位(下記参照)を含み、
その配列は配列番号:6に示す。プライマーV28degr2
の配列は、規範的な受容体構造の第6の膜貫通ドメイン
をコードするDNAに対応している。
めて近接していることにより、新規の関連遺伝子がCC
CKR1及びCCCKR2に連接しているかもしれないこ
とが示唆された。YACクローンの881F10及び941A7
を含む酵母由来のDNAを鋳型として使用して、何らか
の関連受容体遺伝子を増幅するためにPCR反応を実施
した。PCRプライマーとして、縮重オリゴデオキシリ
ボヌクレオチドを設計した。これらのオリゴヌクレオチ
ドは、CCCKR1、CCCKR2、及びV28のアライン
メントでの配列比較から推定して、CCケモカイン受容
体の第2の細胞内ループ及び第6の膜貫通ドメインをコ
ードする領域に対応するものであった。V28は、ケモカ
イン受容体の特徴を呈示するオーファン受容体であるの
で使用した。V28もまた、ヒト第3染色体にマッピング
されている。Raportら、Gene、163巻、295〜299頁(199
5)。さらに注目すべきは、CCCKR2の2つのスプラ
イシング変異体であるCCCKR2A及びCCCKR2B
は、分析に使用した第2の細胞内ループ及び第6の膜貫
通ドメイン領域にて同じであることである。V28degf2
と称される5'プライマーは、内部BamHI制限部位(下記
参照)を含み、その配列は配列番号:5に示す。プライ
マーV28degf2の配列は、規範的な受容体構造の第2の
細胞内ループ領域をコードするDNAに対応している。
Probstら、前出を参照されたい。3'プライマーであるV
28degr2は、内部HindIII制限部位(下記参照)を含み、
その配列は配列番号:6に示す。プライマーV28degr2
の配列は、規範的な受容体構造の第6の膜貫通ドメイン
をコードするDNAに対応している。
【0038】増幅されたPCR DNAを、次に、BamHI
及びHindIIIで消化し、規範配列を調べた結果から予測
される断片のサイズに一致するおよそ390 bpの断片を作
製した。エンドヌクレアーゼで消化した後、これらPC
R断片をpBluescript(Staragene Inc.、La Jolla、カ
リフォルニア)へとクローニングした。合計で54のク
ローニングされた断片を、自動ヌクレオチド配列分析に
供した。CCCKR1及びCCCKR2由来の配列に加え
て、本発明の2つの新規ケモカイン受容体遺伝子由来の
配列が同定された。これらの2つの新規ケモカイン受容
体遺伝子を、88-2B及び88Cと命名した。
及びHindIIIで消化し、規範配列を調べた結果から予測
される断片のサイズに一致するおよそ390 bpの断片を作
製した。エンドヌクレアーゼで消化した後、これらPC
R断片をpBluescript(Staragene Inc.、La Jolla、カ
リフォルニア)へとクローニングした。合計で54のク
ローニングされた断片を、自動ヌクレオチド配列分析に
供した。CCCKR1及びCCCKR2由来の配列に加え
て、本発明の2つの新規ケモカイン受容体遺伝子由来の
配列が同定された。これらの2つの新規ケモカイン受容
体遺伝子を、88-2B及び88Cと命名した。
【0039】制限エンドヌクレアーゼマッピング及びハ
イブリダイゼーションを利用して、受容体88C、88-2
B、CCCKR1、及びCCCKR2をコードする遺伝子
の相対的な位置をマッピングした。88Cに対する遺伝子
は、ヒト染色体3p21でCCCKR2遺伝子からおよそ18
KBPに位置するので、これら4つの遺伝子は近くに連接
している。
イブリダイゼーションを利用して、受容体88C、88-2
B、CCCKR1、及びCCCKR2をコードする遺伝子
の相対的な位置をマッピングした。88Cに対する遺伝子
は、ヒト染色体3p21でCCCKR2遺伝子からおよそ18
KBPに位置するので、これら4つの遺伝子は近くに連接
している。
【0040】[実施例2]以下の方法によって、マクロ
ファージcDNAライブラリーから全長の88-2B及び88
C cDNAを単離した。先ず、Tjoelkerら、Nature、3
74巻、549〜553頁(1995)に記載されるcDNAライブラ
リーを、ヒトマクロファージmRNAからのpMcRCM
V(Invitrogen Corp.、San Diego、カリフォルニア)
にて構築した。当該cDNAを、88-2Bまたは88Cに対
応する独特なプライマー対を使用したPCRによって、
88-2B及び88CcDNAクローンの存在についてスクリ
ーニングした。PCRのプロトコルは、94℃にて4分
間、最初に変性を行う工程を含むものであった。次い
で、以下の条件の下でPCRを33サイクル行なってポ
リヌクレオチドを増幅した:94℃にて1分間変性、55℃
にて1分間アニーリング、そして72℃にて2分間伸長。
88-2Bに対して特異的な第1のプライマーは、プライマ
ー88-2B-f1であり、配列番号:11に示される。これ
は、配列番号:3のヌクレオチド844〜863のセンス鎖に
対応する。88-2Bをコードする遺伝子に対して特異的な
第2のPCRプライマーは、プライマー88-2B-r1であ
り、配列番号:12に示され、この88-2B-r1配列は配
列番号:3のヌクレオチド1023〜1042のアンチセンス鎖
に対応する。同様に、88Cをコードする遺伝子に対して
特異的な第1のプライマーであるプライマー88C-f1の
配列は、配列番号:13に示され、配列番号:1のヌク
レオチド453〜471のセンス鎖に対応する。88Cをコード
する遺伝子に対して特異的な第2のプライマーは、プラ
イマー88C-r3であり、配列番号:14に示されてお
り、88C-r3の配列は、配列番号:1のヌクレオチド744
〜763のアンチセンス鎖に対応する。
ファージcDNAライブラリーから全長の88-2B及び88
C cDNAを単離した。先ず、Tjoelkerら、Nature、3
74巻、549〜553頁(1995)に記載されるcDNAライブラ
リーを、ヒトマクロファージmRNAからのpMcRCM
V(Invitrogen Corp.、San Diego、カリフォルニア)
にて構築した。当該cDNAを、88-2Bまたは88Cに対
応する独特なプライマー対を使用したPCRによって、
88-2B及び88CcDNAクローンの存在についてスクリ
ーニングした。PCRのプロトコルは、94℃にて4分
間、最初に変性を行う工程を含むものであった。次い
で、以下の条件の下でPCRを33サイクル行なってポ
リヌクレオチドを増幅した:94℃にて1分間変性、55℃
にて1分間アニーリング、そして72℃にて2分間伸長。
88-2Bに対して特異的な第1のプライマーは、プライマ
ー88-2B-f1であり、配列番号:11に示される。これ
は、配列番号:3のヌクレオチド844〜863のセンス鎖に
対応する。88-2Bをコードする遺伝子に対して特異的な
第2のPCRプライマーは、プライマー88-2B-r1であ
り、配列番号:12に示され、この88-2B-r1配列は配
列番号:3のヌクレオチド1023〜1042のアンチセンス鎖
に対応する。同様に、88Cをコードする遺伝子に対して
特異的な第1のプライマーであるプライマー88C-f1の
配列は、配列番号:13に示され、配列番号:1のヌク
レオチド453〜471のセンス鎖に対応する。88Cをコード
する遺伝子に対して特異的な第2のプライマーは、プラ
イマー88C-r3であり、配列番号:14に示されてお
り、88C-r3の配列は、配列番号:1のヌクレオチド744
〜763のアンチセンス鎖に対応する。
【0041】スクリーニングによって、88-2BのcDN
Aクローンであるクローン777を同定した。クローン777
は、以下の特徴によって判定したところ88-2Bの全長の
コード配列を包含する1915 bpのDNAインサートを含
んでいた:当該クローンは、ATGコドンで開始する長
い読み取り枠を含み、Kozak配列を呈し、そして枠内の
上流終止コドンを有していた。クローン777のDNA及
びインサートの導き出されたアミノ酸配列を、配列番
号:3及び配列番号:4にそれぞれ表す。88-2Bの転写
物は、マクロファージのcDNAライブラリー中には、
比較的稀少であった。ライブラリーのスクリーニングに
際し、合計300万と見積もられるクローンからわずか
3つの88-2Bクローンのみが同定された。
Aクローンであるクローン777を同定した。クローン777
は、以下の特徴によって判定したところ88-2Bの全長の
コード配列を包含する1915 bpのDNAインサートを含
んでいた:当該クローンは、ATGコドンで開始する長
い読み取り枠を含み、Kozak配列を呈し、そして枠内の
上流終止コドンを有していた。クローン777のDNA及
びインサートの導き出されたアミノ酸配列を、配列番
号:3及び配列番号:4にそれぞれ表す。88-2Bの転写
物は、マクロファージのcDNAライブラリー中には、
比較的稀少であった。ライブラリーのスクリーニングに
際し、合計300万と見積もられるクローンからわずか
3つの88-2Bクローンのみが同定された。
【0042】88Cケモカイン受容体をコードするcDN
Aクローンに対するスクリーニングによって、開始コド
ンと推定されるコドンを包含する、88Cの全コード領域
を含むと考えられるクローン101及び134が同定された。
しかしながら、これらのクローンは、開始コドンの実体
を確証するのに必要なさらなる5'配列を欠いていた。88
Cの転写物は、マクロファージcDNAライブラリーに
おいて比較的豊富に存在していた。ライブラリーのスク
リーニングに際して、3000の転写物当たり1つ(ラ
イブラリー中、合計でおよそ300万のクローンのう
ち)の88Cが存在すると見積もられた。
Aクローンに対するスクリーニングによって、開始コド
ンと推定されるコドンを包含する、88Cの全コード領域
を含むと考えられるクローン101及び134が同定された。
しかしながら、これらのクローンは、開始コドンの実体
を確証するのに必要なさらなる5'配列を欠いていた。88
Cの転写物は、マクロファージcDNAライブラリーに
おいて比較的豊富に存在していた。ライブラリーのスク
リーニングに際して、3000の転写物当たり1つ(ラ
イブラリー中、合計でおよそ300万のクローンのう
ち)の88Cが存在すると見積もられた。
【0043】手元にある88Cクローン配列を伸長するた
めにRACE PCR(cDNA端部の迅速増幅(Rapid
Amplification of cDNA Ends))を実施し、それによっ
て88C cDNAの5'端の正確な特徴付けをすすめた。
ヒト脾臓5'-RACE-readycDNAは、Clontech Labo
ratories, Inc.、Palo Alto、カリフォルニアより購入
し、製造業者の推奨事項に従って使用した。cDNA
は、cDNA断片の5'端にアンカー配列を連結すること
によって「5'-RACE-ready」とした。アンカー配列
は、Clontech Laboratories, Inc.、Palo Alto、カリフ
ォルニアにより供給されたアンカープライマーに相補的
なものである。アンカー配列とアンカープライマーの二
重のポリヌクレオチドには、EcoRI制限部位が含まれて
いる。ヒト脾臓cDNAを、鋳型DNAとして選択し
た。これは、この組織に88Cが発現されていることがノ
ザンブロットによって明らかになっていたためである。
PCR反応は、94℃にて4分間、試料を変性させること
をもって開始した。次いで、94℃にて1分間変性、60℃
にて45秒間アニーリング、そして72℃にて2分間伸長
する工程を含む35サイクルを用いて配列を増幅した。
PCRの第1回目は、50μlの総反応液容量に2μlの5'-
RACE-ready脾臓cDNA、1μlのアンカープライマ
ー、及び1μlのプライマー88c-r4(100 ng/μl)を含有
する反応混合液にて実施した。88Cに特異的なプライマ
ーである88c-r4(5'-GATAAGCCTCACAGCCCTGTG-3')は、
配列番号:7に示されている。プライマー88c-r4の配列
は、配列番号:1のヌクレオチド745〜765のアンチセン
ス鎖に対応する。第2回のPCRは、1μlのアンカープ
ライマー及び、以下の配列(5'-GCTAAGCTTGATGACTATCTT
TAATGTC-3')(配列番号:8に示される)を含むプライ
マー88C-rlb(100 ng/μl)の1μlと共に1μlの第1P
CR反応液を含む反応混合液について実施した。プライ
マー88C-rlbの配列は、内部HindIIIクローニング部位
(下線部)を含んでいる。そのHindIII部位の3'側の配
列は、配列番号:1のヌクレオチド636〜654のアンチセ
ンス鎖に対応している。このようにして得られたPCR
産物は、EcoRI及びHindIIIを用いて消化し、1%アガロ
ースゲルにて分画した。およそ700 bpの断片が単離さ
れ、pBluescriptにクローニングされた。最も大きなイ
ンサートを有するクローンを配列決定に供した。あるい
は、市販のTAクローニングキット(Invitrogen Cor
p.、San Diego、カリフォルニア)を使用して、その後
のヌクレオチド配列決定用に、PCR産物をそのままp
CRベクターに連結した。
めにRACE PCR(cDNA端部の迅速増幅(Rapid
Amplification of cDNA Ends))を実施し、それによっ
て88C cDNAの5'端の正確な特徴付けをすすめた。
ヒト脾臓5'-RACE-readycDNAは、Clontech Labo
ratories, Inc.、Palo Alto、カリフォルニアより購入
し、製造業者の推奨事項に従って使用した。cDNA
は、cDNA断片の5'端にアンカー配列を連結すること
によって「5'-RACE-ready」とした。アンカー配列
は、Clontech Laboratories, Inc.、Palo Alto、カリフ
ォルニアにより供給されたアンカープライマーに相補的
なものである。アンカー配列とアンカープライマーの二
重のポリヌクレオチドには、EcoRI制限部位が含まれて
いる。ヒト脾臓cDNAを、鋳型DNAとして選択し
た。これは、この組織に88Cが発現されていることがノ
ザンブロットによって明らかになっていたためである。
PCR反応は、94℃にて4分間、試料を変性させること
をもって開始した。次いで、94℃にて1分間変性、60℃
にて45秒間アニーリング、そして72℃にて2分間伸長
する工程を含む35サイクルを用いて配列を増幅した。
PCRの第1回目は、50μlの総反応液容量に2μlの5'-
RACE-ready脾臓cDNA、1μlのアンカープライマ
ー、及び1μlのプライマー88c-r4(100 ng/μl)を含有
する反応混合液にて実施した。88Cに特異的なプライマ
ーである88c-r4(5'-GATAAGCCTCACAGCCCTGTG-3')は、
配列番号:7に示されている。プライマー88c-r4の配列
は、配列番号:1のヌクレオチド745〜765のアンチセン
ス鎖に対応する。第2回のPCRは、1μlのアンカープ
ライマー及び、以下の配列(5'-GCTAAGCTTGATGACTATCTT
TAATGTC-3')(配列番号:8に示される)を含むプライ
マー88C-rlb(100 ng/μl)の1μlと共に1μlの第1P
CR反応液を含む反応混合液について実施した。プライ
マー88C-rlbの配列は、内部HindIIIクローニング部位
(下線部)を含んでいる。そのHindIII部位の3'側の配
列は、配列番号:1のヌクレオチド636〜654のアンチセ
ンス鎖に対応している。このようにして得られたPCR
産物は、EcoRI及びHindIIIを用いて消化し、1%アガロ
ースゲルにて分画した。およそ700 bpの断片が単離さ
れ、pBluescriptにクローニングされた。最も大きなイ
ンサートを有するクローンを配列決定に供した。あるい
は、市販のTAクローニングキット(Invitrogen Cor
p.、San Diego、カリフォルニア)を使用して、その後
のヌクレオチド配列決定用に、PCR産物をそのままp
CRベクターに連結した。
【0044】88-2B及び88C cDNAは、PRISM
(登録商標)ReadyReaction DyeDeoxy(登録商標)Term
inator Cycle SequencingKit(Perkin Elmer Corp.、Fo
sterCity、カリフォルニア)及びApplied Biosystems 3
73A DNA Sequencerを使用して配列決定した。88-2B
cDNA配列を決定するために使用される、配列決定反
応用の二本鎖の鋳型が、クローン777のインサートより
提供された。クローン777のインサートの全配列を決定
し、そして88-2B cDNA配列及びアミノ酸配列として
配列番号:3に示している。その配列は1915 bpの長さ
であり、5'非翻訳DNAの361 bp(配列番号:3のヌク
レオチド1〜361に対応する)、1065 bpのコード領域
(配列番号:3のヌクレオチド362〜1426に対応す
る)、及び3'非翻訳DNAの489 bp(配列番号:3のヌ
クレオチド1427〜1915に対応する)を含む。前記実施例
1にて述べた88-2BのゲノミックDNAは、配列番号:
3のヌクレオチド746〜1128に対応する。88C cDNA
配列、及び導き出されたアミノ酸配列は、配列番号:1
に示される。88C cDNA配列は、RACE−PCR
cDNAのクローン134、及びクローン101から得られた
配列を合わせたものである。RACE−PCR cDN
Aを、配列番号:1のヌクレオチド1〜654を決定するた
めの配列決定用鋳型として使用したが、それには、配列
番号:1のヌクレオチド1〜9における9 bpの5'非翻訳c
DNA配列が独自に同定されていた。RACEPCR c
DNAから得られた配列によって、配列番号:1のヌク
レオチド55〜57に最初のメチオニンコドンが位置するこ
とが確認され、しかして、クローン134及びクローン101
が88Cコード領域の全長のコピーを含んでいるという結
論が支持された。クローン134は、5'非翻訳cDNAの4
5 bp(配列番号:1のヌクレオチド10〜54に対応す
る)、1056 bpの88Cコード領域(配列番号:1のヌク
レオチド55〜1110に対応する)、及び3'非翻訳cDNA
の492 bp(配列番号:1のヌクレオチド1111〜1602に対
応する)を含んでいた。クローン101は、5'非翻訳cD
NAの25 bp(配列番号:1のヌクレオチド30〜54に対
応する)、1056 bpの88Cコード領域(配列番号:1の
ヌクレオチド55〜1110に対応する)、及び3'非翻訳cD
NAの2273 bp(配列番号:1のヌクレオチド1111〜338
3に対応する)を含んでいた。前記実施例1にて述べた8
8CのゲノミックDNAは、配列番号:1のヌクレオチ
ド424〜809に対応する。
(登録商標)ReadyReaction DyeDeoxy(登録商標)Term
inator Cycle SequencingKit(Perkin Elmer Corp.、Fo
sterCity、カリフォルニア)及びApplied Biosystems 3
73A DNA Sequencerを使用して配列決定した。88-2B
cDNA配列を決定するために使用される、配列決定反
応用の二本鎖の鋳型が、クローン777のインサートより
提供された。クローン777のインサートの全配列を決定
し、そして88-2B cDNA配列及びアミノ酸配列として
配列番号:3に示している。その配列は1915 bpの長さ
であり、5'非翻訳DNAの361 bp(配列番号:3のヌク
レオチド1〜361に対応する)、1065 bpのコード領域
(配列番号:3のヌクレオチド362〜1426に対応す
る)、及び3'非翻訳DNAの489 bp(配列番号:3のヌ
クレオチド1427〜1915に対応する)を含む。前記実施例
1にて述べた88-2BのゲノミックDNAは、配列番号:
3のヌクレオチド746〜1128に対応する。88C cDNA
配列、及び導き出されたアミノ酸配列は、配列番号:1
に示される。88C cDNA配列は、RACE−PCR
cDNAのクローン134、及びクローン101から得られた
配列を合わせたものである。RACE−PCR cDN
Aを、配列番号:1のヌクレオチド1〜654を決定するた
めの配列決定用鋳型として使用したが、それには、配列
番号:1のヌクレオチド1〜9における9 bpの5'非翻訳c
DNA配列が独自に同定されていた。RACEPCR c
DNAから得られた配列によって、配列番号:1のヌク
レオチド55〜57に最初のメチオニンコドンが位置するこ
とが確認され、しかして、クローン134及びクローン101
が88Cコード領域の全長のコピーを含んでいるという結
論が支持された。クローン134は、5'非翻訳cDNAの4
5 bp(配列番号:1のヌクレオチド10〜54に対応す
る)、1056 bpの88Cコード領域(配列番号:1のヌク
レオチド55〜1110に対応する)、及び3'非翻訳cDNA
の492 bp(配列番号:1のヌクレオチド1111〜1602に対
応する)を含んでいた。クローン101は、5'非翻訳cD
NAの25 bp(配列番号:1のヌクレオチド30〜54に対
応する)、1056 bpの88Cコード領域(配列番号:1の
ヌクレオチド55〜1110に対応する)、及び3'非翻訳cD
NAの2273 bp(配列番号:1のヌクレオチド1111〜338
3に対応する)を含んでいた。前記実施例1にて述べた8
8CのゲノミックDNAは、配列番号:1のヌクレオチ
ド424〜809に対応する。
【0045】88-2B及び88Cの導き出されたアミノ酸配
列によって、GPCR膜貫通ドメインに対応する7つの
疎水性ドメインを含む、GPCRに特異的な疎水性につ
いての概観が明らかになった。他のGPCRとの配列の
比較によって、一致度の程度も明らかになった。意義深
いことに、88-2B及び88Cの双方の導き出されたアミノ
酸配列は、ケモカイン受容体の配列と最も高い一致度を
有していた。表1に、これらのアミノ酸配列の比較の結
果を表す。
列によって、GPCR膜貫通ドメインに対応する7つの
疎水性ドメインを含む、GPCRに特異的な疎水性につ
いての概観が明らかになった。他のGPCRとの配列の
比較によって、一致度の程度も明らかになった。意義深
いことに、88-2B及び88Cの双方の導き出されたアミノ
酸配列は、ケモカイン受容体の配列と最も高い一致度を
有していた。表1に、これらのアミノ酸配列の比較の結
果を表す。
【0046】
【表1】
【0047】表1により、88-2BはCCCKR1に最も
類似しており(アミノ酸レベルで62%一致)、そして88
Cは、CCCKR2に最も類似している(アミノ酸レベ
ルで72%一致)ことが示される。
類似しており(アミノ酸レベルで62%一致)、そして88
Cは、CCCKR2に最も類似している(アミノ酸レベ
ルで72%一致)ことが示される。
【0048】88-2B及び88Cの導き出されたアミノ酸配
列によって、GPCRに特異的な細胞内及び細胞外ドメ
インも明らかになっている。88-2Bの細胞外ドメイン
は、配列番号:3及び配列番号:4にて提供されるアミ
ノ酸配列のアミノ酸残基1〜36、93〜107、171〜196、及
び263〜284に対応する。88-2Bの細胞外ドメインは、配
列番号:3で、ヌクレオチド362〜469、638〜682、872
〜949、及び1148〜1213に対応するポリヌクレオチド配
列によってコードされている。88Cの細胞外ドメイン
は、配列番号:1及び配列番号:2における、アミノ酸
残基1〜32、89〜112、166〜191、及び259〜280を包含す
る。88Cの細胞外ドメインは、配列番号:1で、ヌクレ
オチド55〜150、319〜390、550〜627、及び829〜894に
対応するポリヌクレオチド配列によってコードされてい
る。88-2Bの細胞内ドメインには、配列番号:3及び配
列番号:4のアミノ酸60〜71、131〜151、219〜240、及
び306〜355が包含される。それらのドメインは、配列番
号:3で、ヌクレオチド539〜574、752〜814、1016〜10
81、及び1277〜1426にそれぞれ対応するポリヌクレオチ
ド配列によってコードされている。88Cの細胞内ドメイ
ンには、配列番号:1及び配列番号:2のアミノ酸残基
56〜67、125〜145、213〜235、及び301〜352が包含され
る。88Cの細胞内ドメインは、配列番号:1で、ヌクレ
オチド220〜255、427〜489、691〜759、及び955〜1110
に対応するポリヌクレオチド配列によってコードされて
いる。
列によって、GPCRに特異的な細胞内及び細胞外ドメ
インも明らかになっている。88-2Bの細胞外ドメイン
は、配列番号:3及び配列番号:4にて提供されるアミ
ノ酸配列のアミノ酸残基1〜36、93〜107、171〜196、及
び263〜284に対応する。88-2Bの細胞外ドメインは、配
列番号:3で、ヌクレオチド362〜469、638〜682、872
〜949、及び1148〜1213に対応するポリヌクレオチド配
列によってコードされている。88Cの細胞外ドメイン
は、配列番号:1及び配列番号:2における、アミノ酸
残基1〜32、89〜112、166〜191、及び259〜280を包含す
る。88Cの細胞外ドメインは、配列番号:1で、ヌクレ
オチド55〜150、319〜390、550〜627、及び829〜894に
対応するポリヌクレオチド配列によってコードされてい
る。88-2Bの細胞内ドメインには、配列番号:3及び配
列番号:4のアミノ酸60〜71、131〜151、219〜240、及
び306〜355が包含される。それらのドメインは、配列番
号:3で、ヌクレオチド539〜574、752〜814、1016〜10
81、及び1277〜1426にそれぞれ対応するポリヌクレオチ
ド配列によってコードされている。88Cの細胞内ドメイ
ンには、配列番号:1及び配列番号:2のアミノ酸残基
56〜67、125〜145、213〜235、及び301〜352が包含され
る。88Cの細胞内ドメインは、配列番号:1で、ヌクレ
オチド220〜255、427〜489、691〜759、及び955〜1110
に対応するポリヌクレオチド配列によってコードされて
いる。
【0049】加えて、ヒト88C cDNAの5'及び3'フ
ランキング領域に対応するプライマーを使用して、マカ
ークのゲノミックDNAからPCRによってマカーク88
CDNAを増幅した。5'プライマーは、開始のMetコド
ンを含み、そのコドンの直ぐ上流の領域に対応してい
た。3'プライマーは、終止コドンの直ぐ下流の領域に相
補的なものであった。プライマーは、発現ベクターへの
クローニング用の制限酵素部位を含んでいた。5'プライ
マーの配列は、GACAAGCTTCACAGGGTGGAACAAGATG(HindII
I制限部位に下線を付した)(配列番号:17)であ
り、3'プライマーの配列は、GTCTCTAGACCACTTGAGTCCGTG
TCA(XbaI制限部位に下線を付した)(配列番号:1
8)であった。PCR増幅の条件は、94℃にて8分間、
続いて、94℃にて1分間、55℃にて45秒間、そして72
℃にて1分間の40サイクルであった。増幅産物は、pc
DNA3のHindIII及びXbaI制限部位へとクローニング
し、そしてクローンを得て配列決定した。マカークの全
長のcDNA及び導き出されたアミノ酸配列を、それぞ
れ配列番号:19及び20に表す。マカークの88Cのヌ
クレオチド配列は、ヒト88C配列と98%の一致度を有し
ている。導き出されたアミノ酸配列は、97%の一致度を
有するものである。
ランキング領域に対応するプライマーを使用して、マカ
ークのゲノミックDNAからPCRによってマカーク88
CDNAを増幅した。5'プライマーは、開始のMetコド
ンを含み、そのコドンの直ぐ上流の領域に対応してい
た。3'プライマーは、終止コドンの直ぐ下流の領域に相
補的なものであった。プライマーは、発現ベクターへの
クローニング用の制限酵素部位を含んでいた。5'プライ
マーの配列は、GACAAGCTTCACAGGGTGGAACAAGATG(HindII
I制限部位に下線を付した)(配列番号:17)であ
り、3'プライマーの配列は、GTCTCTAGACCACTTGAGTCCGTG
TCA(XbaI制限部位に下線を付した)(配列番号:1
8)であった。PCR増幅の条件は、94℃にて8分間、
続いて、94℃にて1分間、55℃にて45秒間、そして72
℃にて1分間の40サイクルであった。増幅産物は、pc
DNA3のHindIII及びXbaI制限部位へとクローニング
し、そしてクローンを得て配列決定した。マカークの全
長のcDNA及び導き出されたアミノ酸配列を、それぞ
れ配列番号:19及び20に表す。マカークの88Cのヌ
クレオチド配列は、ヒト88C配列と98%の一致度を有し
ている。導き出されたアミノ酸配列は、97%の一致度を
有するものである。
【0050】[実施例3]88-2B及び88CのmRNA発
現パターンをノザンブロット分析によって調べた。
現パターンをノザンブロット分析によって調べた。
【0051】様々なヒト組織からのポリA+RNAを固
定化した状態で含むノザンブロットは、Clontech Labor
atories, Inc.、Palo Alto、カリフォルニアより購入し
た。詳細には、以下の組織すなわち、心臓、脳、胎盤、
肺、肝臓、骨格筋、腎臓、膵臓、脾臓、胸腺、前立腺、
精巣、卵巣、小腸、結腸及び末梢血白血球を試験に供し
た。
定化した状態で含むノザンブロットは、Clontech Labor
atories, Inc.、Palo Alto、カリフォルニアより購入し
た。詳細には、以下の組織すなわち、心臓、脳、胎盤、
肺、肝臓、骨格筋、腎臓、膵臓、脾臓、胸腺、前立腺、
精巣、卵巣、小腸、結腸及び末梢血白血球を試験に供し
た。
【0052】88-2Bヌクレオチド配列に対して特異的な
プローブを、cDNAクローン478から作製した。クロ
ーン478のcDNAインサートは、配列番号:3のヌク
レオチド641〜1915に対応する配列を含んでいる。プロ
ーブを作製するために、クローン478を消化し、そのイ
ンサートDNA断片をゲル電気泳動によって単離した。
単離されたインサート断片は、次いで当該技術分野にお
いて知られている技術を使用して、32Pで標識付けした
ヌクレオチドで、放射性同位体による標識付けを行っ
た。
プローブを、cDNAクローン478から作製した。クロ
ーン478のcDNAインサートは、配列番号:3のヌク
レオチド641〜1915に対応する配列を含んでいる。プロ
ーブを作製するために、クローン478を消化し、そのイ
ンサートDNA断片をゲル電気泳動によって単離した。
単離されたインサート断片は、次いで当該技術分野にお
いて知られている技術を使用して、32Pで標識付けした
ヌクレオチドで、放射性同位体による標識付けを行っ
た。
【0053】88Cヌクレオチド配列に対して特異的なプ
ローブを、クローン493に認められるインサートDNA
断片を単離し、そして放射性同位体による標識付けを行
うことによって作製した。クローン493由来のインサー
ト断片は、配列番号:1のヌクレオチド421〜1359に対
応する配列を含んでいる。再度、32Pで標識付けしたヌ
クレオチドに関わる旧来の技術を使用して、プローブを
作製した。
ローブを、クローン493に認められるインサートDNA
断片を単離し、そして放射性同位体による標識付けを行
うことによって作製した。クローン493由来のインサー
ト断片は、配列番号:1のヌクレオチド421〜1359に対
応する配列を含んでいる。再度、32Pで標識付けしたヌ
クレオチドに関わる旧来の技術を使用して、プローブを
作製した。
【0054】88-2Bをプローブとして用いて行ったノザ
ンブロットには、およそ1.8 kbのmRNAが末梢血白血
球に現れた。88Cのノザン分析では、様々なヒト組織に
およそ4 kbのmRNAが示され、それらのうち、脾臓ま
たは胸腺組織をプローブで探索したものは強いシグナル
が認められ、そして末梢血白血球及び小腸からのmRN
Aを分析した場合には、もっと強度の低いシグナルが認
められた。肺組織及び卵巣組織では、88Cに対するシグ
ナルは比較的弱かった。
ンブロットには、およそ1.8 kbのmRNAが末梢血白血
球に現れた。88Cのノザン分析では、様々なヒト組織に
およそ4 kbのmRNAが示され、それらのうち、脾臓ま
たは胸腺組織をプローブで探索したものは強いシグナル
が認められ、そして末梢血白血球及び小腸からのmRN
Aを分析した場合には、もっと強度の低いシグナルが認
められた。肺組織及び卵巣組織では、88Cに対するシグ
ナルは比較的弱かった。
【0055】ヒトT細胞及び造血細胞系における88Cの
発現も、ノザンブロット分析によって調べた。CD4+及
びCD8+ T細胞における88Cのレベルは非常に高かっ
た。転写物は、骨髄細胞系のTHP1及びHL−60に比
較的高レベルに存在しており、そしてB細胞系のJijoye
にも認められた。加えて、このcDNAは、ライブラリ
ーサブ画分のPCR増幅に基づくと、ヒトマクロファー
ジcDNAライブラリーにて比較的多く転写されてい
た。
発現も、ノザンブロット分析によって調べた。CD4+及
びCD8+ T細胞における88Cのレベルは非常に高かっ
た。転写物は、骨髄細胞系のTHP1及びHL−60に比
較的高レベルに存在しており、そしてB細胞系のJijoye
にも認められた。加えて、このcDNAは、ライブラリ
ーサブ画分のPCR増幅に基づくと、ヒトマクロファー
ジcDNAライブラリーにて比較的多く転写されてい
た。
【0056】[実施例4]88-2B及び88C cDNA
を、組換え法によって哺乳動物細胞にて発現させた。
を、組換え法によって哺乳動物細胞にて発現させた。
【0057】一過性のトランスフェクション実験のため
には、88Cを哺乳動物細胞発現ベクターpBJ1へとサブ
クローニングした(Ishi, K.ら、J.Biol.Chem.、270
巻、16435〜16440頁(1995))。構築体には、効率的な細
胞表面発現のためのプロラクチンシグナル配列、及び発
現されたタンパク質の検出を容易にするために88Cのア
ミノ末端にFLAGエピトープをコードする配列が含ま
れていた。FLAGエピトープは、「DYKDDDD」の配列
からなるものである。COS−7細胞を、Lipofectamine
(Life Technology, Inc.、Grand Island、ニューヨー
ク)を使用して製造業者のプロトコルに従って、88C発
現プラスミドでトランスフェクトした。手短に説明する
と、細胞は、24ウェルのプレートに、ウェル当たり4 x
104 細胞の密度で播種し、終夜生育した。次いで細胞を
PBSで洗浄し、各ウェルに1.5μlのリポフェクタミン
に混合した0.3 mgのDNAを含むOpti−MEM 0.25 ml
を添加した。37℃にて5時間経過した後、培地を10%F
CSを含有する培地に交換した。FLAGエピトープに
対して特異的なM1抗体(Eastman Co.、New Haven、コ
ネチカット)を使用して定量的ELISA法によって、
一過性にトランスフェクトされたCOS−細胞におい
て、その細胞表面に88Cが発現されていることが確認さ
れた。
には、88Cを哺乳動物細胞発現ベクターpBJ1へとサブ
クローニングした(Ishi, K.ら、J.Biol.Chem.、270
巻、16435〜16440頁(1995))。構築体には、効率的な細
胞表面発現のためのプロラクチンシグナル配列、及び発
現されたタンパク質の検出を容易にするために88Cのア
ミノ末端にFLAGエピトープをコードする配列が含ま
れていた。FLAGエピトープは、「DYKDDDD」の配列
からなるものである。COS−7細胞を、Lipofectamine
(Life Technology, Inc.、Grand Island、ニューヨー
ク)を使用して製造業者のプロトコルに従って、88C発
現プラスミドでトランスフェクトした。手短に説明する
と、細胞は、24ウェルのプレートに、ウェル当たり4 x
104 細胞の密度で播種し、終夜生育した。次いで細胞を
PBSで洗浄し、各ウェルに1.5μlのリポフェクタミン
に混合した0.3 mgのDNAを含むOpti−MEM 0.25 ml
を添加した。37℃にて5時間経過した後、培地を10%F
CSを含有する培地に交換した。FLAGエピトープに
対して特異的なM1抗体(Eastman Co.、New Haven、コ
ネチカット)を使用して定量的ELISA法によって、
一過性にトランスフェクトされたCOS−細胞におい
て、その細胞表面に88Cが発現されていることが確認さ
れた。
【0058】FLAGでタグ付けした88C受容体は、さ
らにトランスフェクション用試薬DOTAP(N-[1-
[(2,3-ジオレオイロキシ)プロピル]-N,N,N-トリメチル
アンモニウムメチルサルフェート、Boehringer-Mannhei
m, Inc.、Indianapolis、インディアナ)を製造業者の
推奨事項に従って使用して、ヒト胎児腎臓細胞系である
HEK−293にも安定にトランスフェクトした。薬剤G4
18の存在下で、安定な系を選択した。トランスフェクト
されたHEK−293細胞を、FLAGエピトープに対す
るM1抗体を使用して、ELISAによって細胞表面で
の88Cの発現について評価した。ELISAにより、安
定に形質転換されたHEK−293細胞の細胞表面に、F
LAGエピトープを有するタグ付けした88Cが発現して
いることが示された。
らにトランスフェクション用試薬DOTAP(N-[1-
[(2,3-ジオレオイロキシ)プロピル]-N,N,N-トリメチル
アンモニウムメチルサルフェート、Boehringer-Mannhei
m, Inc.、Indianapolis、インディアナ)を製造業者の
推奨事項に従って使用して、ヒト胎児腎臓細胞系である
HEK−293にも安定にトランスフェクトした。薬剤G4
18の存在下で、安定な系を選択した。トランスフェクト
されたHEK−293細胞を、FLAGエピトープに対す
るM1抗体を使用して、ELISAによって細胞表面で
の88Cの発現について評価した。ELISAにより、安
定に形質転換されたHEK−293細胞の細胞表面に、F
LAGエピトープを有するタグ付けした88Cが発現して
いることが示された。
【0059】88-2B及び88C cDNAを、安定なHE
K−293トランスフェクト体をつくるために使用した。8
8-2B受容体cDNAは、PCRに基づく戦略を使用し
て、pRc/CMV(Invitrogen Corp.、San Diego、カリ
フォルニア)にてサイトメガロウイルスプロモーターの
後にクローニングした。PCR反応のための鋳型は、ク
ローン777中のcDNAインサートであった。PCRプ
ライマーは、88-2B-3(内部XbaI制限部位を含む)及び
88-2B-5(内部HindIII制限部位を含む)であった。プ
ライマー88-2B-3のヌクレオチド配列は、配列番号:9
に示され、プライマー88-2B-5のヌクレオチド配列は、
配列番号:10に示される。cDNAの1104 bpの領域
を増幅した。増幅の後、DNAをXbaI及びHindIIIを用
いて消化し、そして同様に消化されたpRc/CMVへと
クローニングした。この結果得られたプラスミドは、77
7XP2と名付けられ、これは18 bpの5'非翻訳配列、88-
2Bの全コード領域、及び3 bpの3'非翻訳配列を含んで
いる。88Cの配列については、HEK−293細胞にトラ
ンスフェクトするに先駆けてクローン134における全長
のcDNAインサートにさらに修飾を施すことはしなか
った。
K−293トランスフェクト体をつくるために使用した。8
8-2B受容体cDNAは、PCRに基づく戦略を使用し
て、pRc/CMV(Invitrogen Corp.、San Diego、カリ
フォルニア)にてサイトメガロウイルスプロモーターの
後にクローニングした。PCR反応のための鋳型は、ク
ローン777中のcDNAインサートであった。PCRプ
ライマーは、88-2B-3(内部XbaI制限部位を含む)及び
88-2B-5(内部HindIII制限部位を含む)であった。プ
ライマー88-2B-3のヌクレオチド配列は、配列番号:9
に示され、プライマー88-2B-5のヌクレオチド配列は、
配列番号:10に示される。cDNAの1104 bpの領域
を増幅した。増幅の後、DNAをXbaI及びHindIIIを用
いて消化し、そして同様に消化されたpRc/CMVへと
クローニングした。この結果得られたプラスミドは、77
7XP2と名付けられ、これは18 bpの5'非翻訳配列、88-
2Bの全コード領域、及び3 bpの3'非翻訳配列を含んで
いる。88Cの配列については、HEK−293細胞にトラ
ンスフェクトするに先駆けてクローン134における全長
のcDNAインサートにさらに修飾を施すことはしなか
った。
【0060】安定に形質転換された細胞系を作出するた
めに、pRc/CMV組換えクローンを、トランスフェク
ション用試薬DOTAP(N-[1-[(2,3-ジオレオイロキ
シ)プロピル]-N,N,N-トリメチルアンモニウムメチルサ
ルフェート、Boehringer-Mannheim, Inc.、Indianapoli
s、インディアナ)を製造業者の推奨事項に従って使用
して、ヒト胎児腎臓細胞系であるHEK−293にトラン
スフェクトした。薬剤G418の存在下で、安定な系を選
択した。88-2B及び88C mRNAを最高のレベルで発
現している安定な細胞系を同定するために、標準的なス
クリーニング方法(すなわち、ノザンブロット分析)を
実施した。
めに、pRc/CMV組換えクローンを、トランスフェク
ション用試薬DOTAP(N-[1-[(2,3-ジオレオイロキ
シ)プロピル]-N,N,N-トリメチルアンモニウムメチルサ
ルフェート、Boehringer-Mannheim, Inc.、Indianapoli
s、インディアナ)を製造業者の推奨事項に従って使用
して、ヒト胎児腎臓細胞系であるHEK−293にトラン
スフェクトした。薬剤G418の存在下で、安定な系を選
択した。88-2B及び88C mRNAを最高のレベルで発
現している安定な細胞系を同定するために、標準的なス
クリーニング方法(すなわち、ノザンブロット分析)を
実施した。
【0061】[実施例5] A. Ca++流出アッセイ ポリペプチドの発現を分析するために、ケモカイン受容
体活性についての機能性アッセイを用いた。既知のケモ
カイン受容体を通じたシグナル伝達の一般的な特徴は、
シグナルトランスダクションが細胞内カルシウム陽イオ
ンの遊離に関わっていることである。従って、トランス
フェクトされたHEK−293細胞での細胞内Ca++濃度
をアッセイし、88-2Bまたは88C受容体が既知のケモカ
インのいずれかのものに応答するか否かを調べた。
体活性についての機能性アッセイを用いた。既知のケモ
カイン受容体を通じたシグナル伝達の一般的な特徴は、
シグナルトランスダクションが細胞内カルシウム陽イオ
ンの遊離に関わっていることである。従って、トランス
フェクトされたHEK−293細胞での細胞内Ca++濃度
をアッセイし、88-2Bまたは88C受容体が既知のケモカ
インのいずれかのものに応答するか否かを調べた。
【0062】88-2B、88C(FLAGエピトープ配列は
含まない)、または対照のコード領域(IL8Rまたは
CCCKR2をコードするもの、下記参照のこと)で前
記のごとくに安定に形質転換されたHEK−293細胞
を、MEM+10%血清中でおよそ90%の周密度までT75
フラスコにて生育した。次いで細胞を洗浄し、バーセン
(versene)(0.6 mM EDTA、10 mM Na2HPO4、
0.14 M NaCl、3 mMKCl、及び1 mM グルコー
ス)を用いて回収し、そしてMEM+10%血清+1μM F
ura-2 AM(Molecular Probes,Inc.、Eugene、オレゴ
ン)中で、室温にて30分間インキュベートした。Fura
-2 AMは、Ca++に感受性を有する染料である。細胞
は、0.9 mM CaCl2及び0.5 mM MgCl2を含有する
ダルベッコのリン酸緩衝性生理食塩水(D−PBS)に
およそ107細胞/mlの濃度で再度懸濁し、蛍光分光光度計
(Hitachi Model F-4010)を用いて蛍光の変化をモニ
ターした。およそ106の細胞を、キュベット中で1.8 ml
のD−PBSに懸濁し、37℃に維持した。励起波長を4
秒間隔で340から380 nmの間で変化させ、検出波長は510
nmとした。供試化合物は、投入口を介してキュベットに
加え、イオノマイシン添加に伴うCa++流出の最高値を
測定した。
含まない)、または対照のコード領域(IL8Rまたは
CCCKR2をコードするもの、下記参照のこと)で前
記のごとくに安定に形質転換されたHEK−293細胞
を、MEM+10%血清中でおよそ90%の周密度までT75
フラスコにて生育した。次いで細胞を洗浄し、バーセン
(versene)(0.6 mM EDTA、10 mM Na2HPO4、
0.14 M NaCl、3 mMKCl、及び1 mM グルコー
ス)を用いて回収し、そしてMEM+10%血清+1μM F
ura-2 AM(Molecular Probes,Inc.、Eugene、オレゴ
ン)中で、室温にて30分間インキュベートした。Fura
-2 AMは、Ca++に感受性を有する染料である。細胞
は、0.9 mM CaCl2及び0.5 mM MgCl2を含有する
ダルベッコのリン酸緩衝性生理食塩水(D−PBS)に
およそ107細胞/mlの濃度で再度懸濁し、蛍光分光光度計
(Hitachi Model F-4010)を用いて蛍光の変化をモニ
ターした。およそ106の細胞を、キュベット中で1.8 ml
のD−PBSに懸濁し、37℃に維持した。励起波長を4
秒間隔で340から380 nmの間で変化させ、検出波長は510
nmとした。供試化合物は、投入口を介してキュベットに
加え、イオノマイシン添加に伴うCa++流出の最高値を
測定した。
【0063】IL−8RAを発現している細胞でIL−8
を用いて刺激した際に、及びMCP−1またはMCP−3
を用いてCCCKR2を刺激した際には、陽性の応答が
観察された。しかしながら、88-2Bまたは88Cのいずれ
かを発現しているHEK−293細胞は、以下のケモカイ
ン:MCP−1、MCP−2、MCP−3、MIP−1α、
MIP−1β、IL8、NAP−2、gro/MGSA、IP
−10、ENA−78、またはPF−4のいずれに曝された
場合においても細胞内Ca++濃度の流出が示されること
はなかった。(Peprotech, Inc.、Rocky Hill、ニュー
ジャージー)。
を用いて刺激した際に、及びMCP−1またはMCP−3
を用いてCCCKR2を刺激した際には、陽性の応答が
観察された。しかしながら、88-2Bまたは88Cのいずれ
かを発現しているHEK−293細胞は、以下のケモカイ
ン:MCP−1、MCP−2、MCP−3、MIP−1α、
MIP−1β、IL8、NAP−2、gro/MGSA、IP
−10、ENA−78、またはPF−4のいずれに曝された
場合においても細胞内Ca++濃度の流出が示されること
はなかった。(Peprotech, Inc.、Rocky Hill、ニュー
ジャージー)。
【0064】さらに感度の高いアッセイを使用して、R
ANTESに対するCa++流出の応答を、88-2Bを発現
している、Fura-2 AMを付した細胞で顕微鏡によって
観察した。アッセイには、前記の通りに調製した細胞及
び試薬が包含されていた。RANTES(活性化調節、
正常T発現及び分泌(Regulated on Activati-on, Norm
al T Expressed and Secreted))は、好酸球の化学誘
引物質及び活性化物質として同定されているケモカイン
である。Neoteら、前出を参照されたい。このケモカイ
ンは、好塩基球によるヒスタミンの遊離も媒介し、in v
itroで記憶T細胞に対する化学誘引物質として機能する
ことも示されている。88-2B受容体活性のモジュレーシ
ョンは、従って、白血球活性化をモジュレートする上で
有用であることが含意される。
ANTESに対するCa++流出の応答を、88-2Bを発現
している、Fura-2 AMを付した細胞で顕微鏡によって
観察した。アッセイには、前記の通りに調製した細胞及
び試薬が包含されていた。RANTES(活性化調節、
正常T発現及び分泌(Regulated on Activati-on, Norm
al T Expressed and Secreted))は、好酸球の化学誘
引物質及び活性化物質として同定されているケモカイン
である。Neoteら、前出を参照されたい。このケモカイ
ンは、好塩基球によるヒスタミンの遊離も媒介し、in v
itroで記憶T細胞に対する化学誘引物質として機能する
ことも示されている。88-2B受容体活性のモジュレーシ
ョンは、従って、白血球活性化をモジュレートする上で
有用であることが含意される。
【0065】FLAGでタグを付けた88C受容体をHE
K−293細胞において発現させ、そしてCa++流出アッ
セイにて、ケモカイン相互作用について試験した。88C
の細胞表面での発現は、M1抗体を使用して、ELIS
Aによって、及びFACScan分析によって確認した。
ケモカインであるRANTES、MIP−1α、及びM
IP−1βがすべて100 nMの濃度で添加された場合に、8
8Cがトランスフェクトされた細胞におけるCa++流出
を誘導した。
K−293細胞において発現させ、そしてCa++流出アッ
セイにて、ケモカイン相互作用について試験した。88C
の細胞表面での発現は、M1抗体を使用して、ELIS
Aによって、及びFACScan分析によって確認した。
ケモカインであるRANTES、MIP−1α、及びM
IP−1βがすべて100 nMの濃度で添加された場合に、8
8Cがトランスフェクトされた細胞におけるCa++流出
を誘導した。
【0066】Ca++流出はさらに、ケモカイン受容体結
合のモジュレーターを同定するためにもデザインされう
る。供試化合物の存在下で、前記した蛍光分析または顕
微鏡による分析に基づくアッセイを実施する。もしCa
++流出が供試化合物の存在下で増加すれば、その供試化
合物はケモカイン受容体結合の活性化物質である。反対
に、Ca++流出の低減によって、当該供試化合物がケモ
カイン受容体結合の阻害物質であるとの同定がなされ
る。
合のモジュレーターを同定するためにもデザインされう
る。供試化合物の存在下で、前記した蛍光分析または顕
微鏡による分析に基づくアッセイを実施する。もしCa
++流出が供試化合物の存在下で増加すれば、その供試化
合物はケモカイン受容体結合の活性化物質である。反対
に、Ca++流出の低減によって、当該供試化合物がケモ
カイン受容体結合の阻害物質であるとの同定がなされ
る。
【0067】B. ホスファチジルイノシトール加水分
解 リガンドまたはモジュレーターのための別のアッセイと
して、Hungら、J.Biol.Chem.、116巻、827〜832頁(199
2)に記載されるように、ホスフォリパーゼC活性をモニ
ターすることが挙げられる。先ず、ケモカイン受容体を
発現している宿主細胞を、24時間、3H−イノシトー
ルに負荷する。次いで、供試化合物(すなわち、リガン
ドの可能性があるもの)を細胞に添加し、37℃にて15
分間インキュベートする。次に細胞を20 mMのギ酸に曝
して、加水分解されたホスファチジルイノシトール代謝
の代謝物(すなわち、ホスフォリパーゼCによって媒介
された加水分解の産物)を安定化及び抽出する。抽出物
は、AG1X8陰イオン交換カラム(フォルメート型)を
使用した、陰イオン交換クロマトグラフィーに供する。
イノシトールホスフェートを、2 Mギ酸アンモニウム塩
/0.1 Mギ酸で溶出し、その化合物に会合した3Hを液体
シンチレーションスペクトル光学測定法を使用して定量
する。このホスフォリパーゼCアッセイは、ケモカイン
受容体活性のモジュレーターを同定するためにも利用す
ることができる。このアッセイは、モジュレーターの可
能性がある物質を添加すること以外は上述通りに実施さ
れる。検出可能な標識のレベルが上昇すれば、そのモジ
ュレーターがケモカイン受容体活性の活性化物質である
ことを示唆するであろうし、検出可能な標識のレベルが
低下すれば、そのモジュレーターがケモカイン受容体活
性の阻害物質であることを示唆するであろう。
解 リガンドまたはモジュレーターのための別のアッセイと
して、Hungら、J.Biol.Chem.、116巻、827〜832頁(199
2)に記載されるように、ホスフォリパーゼC活性をモニ
ターすることが挙げられる。先ず、ケモカイン受容体を
発現している宿主細胞を、24時間、3H−イノシトー
ルに負荷する。次いで、供試化合物(すなわち、リガン
ドの可能性があるもの)を細胞に添加し、37℃にて15
分間インキュベートする。次に細胞を20 mMのギ酸に曝
して、加水分解されたホスファチジルイノシトール代謝
の代謝物(すなわち、ホスフォリパーゼCによって媒介
された加水分解の産物)を安定化及び抽出する。抽出物
は、AG1X8陰イオン交換カラム(フォルメート型)を
使用した、陰イオン交換クロマトグラフィーに供する。
イノシトールホスフェートを、2 Mギ酸アンモニウム塩
/0.1 Mギ酸で溶出し、その化合物に会合した3Hを液体
シンチレーションスペクトル光学測定法を使用して定量
する。このホスフォリパーゼCアッセイは、ケモカイン
受容体活性のモジュレーターを同定するためにも利用す
ることができる。このアッセイは、モジュレーターの可
能性がある物質を添加すること以外は上述通りに実施さ
れる。検出可能な標識のレベルが上昇すれば、そのモジ
ュレーターがケモカイン受容体活性の活性化物質である
ことを示唆するであろうし、検出可能な標識のレベルが
低下すれば、そのモジュレーターがケモカイン受容体活
性の阻害物質であることを示唆するであろう。
【0068】ホスフォリパーゼCアッセイを実施して、
FLAGでタグ付けした88C受容体のケモカインリガン
ドを同定した。トランスフェクション後およそ24時間
で、88Cを発現しているCOS−7細胞を、透析したF
CSを10%含有するイノシトール不含の培地中で、myo-
[2-3H]イノシトール(1μCi/ml)を用いて20〜24
時間標識付けした。標識付けされた細胞を、10 mMLi
Clを含有するイノシトール不含のDMEMで洗浄し、
そして10 mMLiCl及び以下のケモカイン、すなわ
ち、RANTES、MIP−1β、MIP−1α、MCP
−1、IL−8、またはネズミMCP−1相同体のJEの
うちの1つを含有する、イノシトール不含のDMEMと
37℃にて1時間インキュベートした。イノシトールホス
フェート(IP)形成は、前節に記載の通りにアッセイ
した。ケモカインと共にインキュベートした後、培地を
吸引除去し、細胞は、20 mMの氷冷したギ酸を0.75 ml添
加することによって溶解した(30分間)。上清画分
は、Ag1−X8 Dowexカラム(Biorad、Hercules、カリ
フォルニア)に付し、続いて即座に50 mM H4OHを3
ml加えた。次いで、カラムを4 mlの40 mM ギ酸アンモ
ニウム塩で洗浄し、続いて2 Mのギ酸アンモニウム塩で
溶出した。イノシトールホスフェートの総量を、β線放
射を計数することによって定量した。
FLAGでタグ付けした88C受容体のケモカインリガン
ドを同定した。トランスフェクション後およそ24時間
で、88Cを発現しているCOS−7細胞を、透析したF
CSを10%含有するイノシトール不含の培地中で、myo-
[2-3H]イノシトール(1μCi/ml)を用いて20〜24
時間標識付けした。標識付けされた細胞を、10 mMLi
Clを含有するイノシトール不含のDMEMで洗浄し、
そして10 mMLiCl及び以下のケモカイン、すなわ
ち、RANTES、MIP−1β、MIP−1α、MCP
−1、IL−8、またはネズミMCP−1相同体のJEの
うちの1つを含有する、イノシトール不含のDMEMと
37℃にて1時間インキュベートした。イノシトールホス
フェート(IP)形成は、前節に記載の通りにアッセイ
した。ケモカインと共にインキュベートした後、培地を
吸引除去し、細胞は、20 mMの氷冷したギ酸を0.75 ml添
加することによって溶解した(30分間)。上清画分
は、Ag1−X8 Dowexカラム(Biorad、Hercules、カリ
フォルニア)に付し、続いて即座に50 mM H4OHを3
ml加えた。次いで、カラムを4 mlの40 mM ギ酸アンモ
ニウム塩で洗浄し、続いて2 Mのギ酸アンモニウム塩で
溶出した。イノシトールホスフェートの総量を、β線放
射を計数することによって定量した。
【0069】IL8RA及びIL8RBなどの、特定のケ
モカイン受容体は、COS−7細胞にてシグナル伝達を
検出することができるに先駆けて外来性のGタンパク質
と共にトランスフェクトする必要があることが示されて
いるので、88C受容体は、キメラGタンパク質のGqi5
と共に発現させた(Conklinら、Nature、363巻、274〜2
76頁(1993)。Gqi5は、スプライシングを受けてGαqに
なるGi(受容体に結合する)のカルボキシル末端の5
つのアミノ酸を有するGタンパク質である。Gqi5と共
にトランスフェクションを行って88CがRANTES、
MIP−1β、及びMIP−1αに応答して良好なシグナ
ル伝達を行うが、MCP−1、IL−8、またはネズミM
CP−1相同体のJEには応答しないことが明らかにな
った。用量依存性曲線によって、RANTESについて
は1 nM、MIP−1βについては6 nM、そしてMIP−1
αについては22 nMの、EC50値であることが明らかに
なった。
モカイン受容体は、COS−7細胞にてシグナル伝達を
検出することができるに先駆けて外来性のGタンパク質
と共にトランスフェクトする必要があることが示されて
いるので、88C受容体は、キメラGタンパク質のGqi5
と共に発現させた(Conklinら、Nature、363巻、274〜2
76頁(1993)。Gqi5は、スプライシングを受けてGαqに
なるGi(受容体に結合する)のカルボキシル末端の5
つのアミノ酸を有するGタンパク質である。Gqi5と共
にトランスフェクションを行って88CがRANTES、
MIP−1β、及びMIP−1αに応答して良好なシグナ
ル伝達を行うが、MCP−1、IL−8、またはネズミM
CP−1相同体のJEには応答しないことが明らかにな
った。用量依存性曲線によって、RANTESについて
は1 nM、MIP−1βについては6 nM、そしてMIP−1
αについては22 nMの、EC50値であることが明らかに
なった。
【0070】88Cは、MIP−1βに応答したシグナル
伝達を行うヒトの受容体で最初にクローニングされたも
のである。他のCCケモカイン受容体に比べて、MIP
−1βは、明らかに独特な細胞での活性化パターンを有
している。それは、T細胞を活性化するようであるが、
単球は活性化しないらしく(Baggioliniら、前出)、こ
れは受容体刺激試験の結果に一致している。例えば、M
IP−1βは、CCCKR1に結合するが、カルシウム流
出を誘導しない(Neoteら、前出)。対照的に、MIP
−1α及びRANTESは、CCCKR1及びCCCKR
5に結合して、シグナル伝達を惹き起こす(RANTE
Sは、CCCKR3の活性化も惹き起こす)。MIP−1
βは、かくのごとくCCケモカインファミリーの他のケ
モカインよりも随分選択性が高いようである。一般的な
前炎症性活性を惹き起こす複数の白血球個体集団なし
で、特定の有益な活性が刺激されうるので(HIV感染
の抑制など)、かかる選択性は、治療的に重要なもので
ある。
伝達を行うヒトの受容体で最初にクローニングされたも
のである。他のCCケモカイン受容体に比べて、MIP
−1βは、明らかに独特な細胞での活性化パターンを有
している。それは、T細胞を活性化するようであるが、
単球は活性化しないらしく(Baggioliniら、前出)、こ
れは受容体刺激試験の結果に一致している。例えば、M
IP−1βは、CCCKR1に結合するが、カルシウム流
出を誘導しない(Neoteら、前出)。対照的に、MIP
−1α及びRANTESは、CCCKR1及びCCCKR
5に結合して、シグナル伝達を惹き起こす(RANTE
Sは、CCCKR3の活性化も惹き起こす)。MIP−1
βは、かくのごとくCCケモカインファミリーの他のケ
モカインよりも随分選択性が高いようである。一般的な
前炎症性活性を惹き起こす複数の白血球個体集団なし
で、特定の有益な活性が刺激されうるので(HIV感染
の抑制など)、かかる選択性は、治療的に重要なもので
ある。
【0071】C. 結合アッセイ ケモカインとの受容体の相互作用にかかる他のアッセイ
は、Ernstら、J.Immunol.、152巻、3541〜3549頁(1994)
によって記載されている結合アッセイを改変したもので
あった。MIP−1βは、Bolton及びHunter試薬(二ヨ
ウ素剤、NEN、Wilmington、デラウェア)を使用し
て、製造業者の指示に従って標識付けした。接合しなか
ったヨウ素は、PBS及びBSA(1%重量/容量)で
平衡化されたPD−10カラム(Pharmacia)を使用して
溶出することにより、標識付けされたタンパク質から分
離した。比活性は、典型的には2200 Ci/mmoleであっ
た。ポリプロピレンチューブ中にて、総容量で300μl
(50 mM HEPES、pH 7.4、1 mM CaCl2、Mg
Cl2、0.5%BSA)とした、FLAGエピトープでタ
グ付けした88Cをトランスフェクトした、5 x 105のH
EK−293細胞に、125Iで標識付けしたリガンドを単独
で、または100倍量の過剰の標識付けしていないリガン
ドと共に添加し、150 rpmで攪拌しながら27℃にて90
分間インキュベートすることによって、平衡結合(equi
lib-rium binding)を実施した。細胞は、Skatronセル
ハーベスター(Skatron Instruments Inc.、Sterling、
バージニア)を使用して、0.3%ポリエチレンイミン及
び0.2%BSAに予め浸しておいたガラス繊維フィルタ
ーの上に集めた。洗浄後、フィルターを取り出し、ガン
マ線放射を計数することによって結合していたリガンド
を定量した。標識付けしていないリガンドとの競合によ
るリガンド結合性は、5 x 105のトランスフェクトされ
た細胞(前記の通り)を、1.5 nMの放射性同位体で標識
付けしたリガンド及び示唆された濃度の標識付けしてい
ないリガンドとインキュベートすることによって定量し
た。前記のごとくに試料を集め、洗浄し、計数した。デ
ータは、曲線適合(curve-fitting)プログラムであるP
rism(GraphPad Inc.、San Diego、カリフォルニア)及
び反復非回帰曲線プログラムであるLIGAND(PM
220)を使用して分析した。
は、Ernstら、J.Immunol.、152巻、3541〜3549頁(1994)
によって記載されている結合アッセイを改変したもので
あった。MIP−1βは、Bolton及びHunter試薬(二ヨ
ウ素剤、NEN、Wilmington、デラウェア)を使用し
て、製造業者の指示に従って標識付けした。接合しなか
ったヨウ素は、PBS及びBSA(1%重量/容量)で
平衡化されたPD−10カラム(Pharmacia)を使用して
溶出することにより、標識付けされたタンパク質から分
離した。比活性は、典型的には2200 Ci/mmoleであっ
た。ポリプロピレンチューブ中にて、総容量で300μl
(50 mM HEPES、pH 7.4、1 mM CaCl2、Mg
Cl2、0.5%BSA)とした、FLAGエピトープでタ
グ付けした88Cをトランスフェクトした、5 x 105のH
EK−293細胞に、125Iで標識付けしたリガンドを単独
で、または100倍量の過剰の標識付けしていないリガン
ドと共に添加し、150 rpmで攪拌しながら27℃にて90
分間インキュベートすることによって、平衡結合(equi
lib-rium binding)を実施した。細胞は、Skatronセル
ハーベスター(Skatron Instruments Inc.、Sterling、
バージニア)を使用して、0.3%ポリエチレンイミン及
び0.2%BSAに予め浸しておいたガラス繊維フィルタ
ーの上に集めた。洗浄後、フィルターを取り出し、ガン
マ線放射を計数することによって結合していたリガンド
を定量した。標識付けしていないリガンドとの競合によ
るリガンド結合性は、5 x 105のトランスフェクトされ
た細胞(前記の通り)を、1.5 nMの放射性同位体で標識
付けしたリガンド及び示唆された濃度の標識付けしてい
ないリガンドとインキュベートすることによって定量し
た。前記のごとくに試料を集め、洗浄し、計数した。デ
ータは、曲線適合(curve-fitting)プログラムであるP
rism(GraphPad Inc.、San Diego、カリフォルニア)及
び反復非回帰曲線プログラムであるLIGAND(PM
220)を使用して分析した。
【0072】平衡結合アッセイにおいて、88C受容体
は、放射性同位体により標識付けしたMIP−1βに、
特異的且つ飽和可能な態様で結合した。Scatchardの方
法によるこの結合の分析によって、1.6 nMの解離定数
(Kd)が明らかにされた。標識付けしたMIP−1β
を使用した競合結合アッセイによって、MIP−1β
(IC50=7.4 nM)、RANTES(IC50=6.9 n
M)、及びMIP−1α(IC50=7.4nM)の高親和性結
合が明らかになり、これは、前記Bセクションにおいて
議論したごとき、一過性にトランスフェクトされたCO
S−7細胞にて得られたシグナル伝達にかかるデータに
一致していた。
は、放射性同位体により標識付けしたMIP−1βに、
特異的且つ飽和可能な態様で結合した。Scatchardの方
法によるこの結合の分析によって、1.6 nMの解離定数
(Kd)が明らかにされた。標識付けしたMIP−1β
を使用した競合結合アッセイによって、MIP−1β
(IC50=7.4 nM)、RANTES(IC50=6.9 n
M)、及びMIP−1α(IC50=7.4nM)の高親和性結
合が明らかになり、これは、前記Bセクションにおいて
議論したごとき、一過性にトランスフェクトされたCO
S−7細胞にて得られたシグナル伝達にかかるデータに
一致していた。
【0073】[実施例6]ケモカインであるMIP−1
α、MIP−1β及びRANTESは、ヒト末梢血単核
球細胞及びPM1細胞においてHIV−1及びHIV−2
の複製を阻害することが示されている(Cocchiら、前
出)。この発見に鑑みて、そして実施例5に記載した結
果に鑑みて、本発明は、88C受容体の活性化、またはそ
のリガンド結合によってHIV感染における防衛的役割
を提供しうることを企図するものである。
α、MIP−1β及びRANTESは、ヒト末梢血単核
球細胞及びPM1細胞においてHIV−1及びHIV−2
の複製を阻害することが示されている(Cocchiら、前
出)。この発見に鑑みて、そして実施例5に記載した結
果に鑑みて、本発明は、88C受容体の活性化、またはそ
のリガンド結合によってHIV感染における防衛的役割
を提供しうることを企図するものである。
【0074】近年、Gタンパク質にカップリングするオ
ーファン受容体であるフシン(fusin)が、HIVの進
入に対して共受容体として作用できることが報告されて
いる。フシン/CXCR4は、本来の(primary)HIV
の受容体であるCD4と組み合わされて、培養T細胞に
HIV感染を明らかに促進する(Fengら、Science、272
巻、872〜877頁(1996))。フシンとケモカイン受容体の
相同性ならびに88Cのケモカイン結合の概観に基づい
て、そして、88CがT細胞で構成的に発現されており、
マクロファージにて豊富に発現されているので、88C
は、ウイルス及びHIV感染に関わっているらしいと考
えられる。
ーファン受容体であるフシン(fusin)が、HIVの進
入に対して共受容体として作用できることが報告されて
いる。フシン/CXCR4は、本来の(primary)HIV
の受容体であるCD4と組み合わされて、培養T細胞に
HIV感染を明らかに促進する(Fengら、Science、272
巻、872〜877頁(1996))。フシンとケモカイン受容体の
相同性ならびに88Cのケモカイン結合の概観に基づい
て、そして、88CがT細胞で構成的に発現されており、
マクロファージにて豊富に発現されているので、88C
は、ウイルス及びHIV感染に関わっているらしいと考
えられる。
【0075】HIVに対する共受容体としての88C及び
88-2Bの機能は、CD4と共に88Cまたは88-2Bを発現
する細胞をトランスフェクトし、そしてそのコトランス
フェクトされた細胞をHIVで攻撃することによって調
べた。CD4及び機能性を有するHIVに対する共受容
体の双方を発現する細胞のみが、感染されるようになっ
た。HIVの感染は、様々な方法によって調べることが
できる。HIV抗原の発現について試験するELIS
A、例えば、Coulter HIV−1 p24抗原アッセイ(米
国特許第4,886,742号)、Coulter Corp.、11800 SW 1
47th Ave.、Miami、フロリダ 33196が市販されている。
あるいは、供試細胞を、HIV LTRプロモーターに
付けたLACZなどのレポーター遺伝子を発現するよう
に作出することができる[Kimptonら、J.Viol.、66巻、
2232〜2239頁(1992)]。この方法において、HIVで感
染された細胞は、比色分析アッセイによって検出され
る。
88-2Bの機能は、CD4と共に88Cまたは88-2Bを発現
する細胞をトランスフェクトし、そしてそのコトランス
フェクトされた細胞をHIVで攻撃することによって調
べた。CD4及び機能性を有するHIVに対する共受容
体の双方を発現する細胞のみが、感染されるようになっ
た。HIVの感染は、様々な方法によって調べることが
できる。HIV抗原の発現について試験するELIS
A、例えば、Coulter HIV−1 p24抗原アッセイ(米
国特許第4,886,742号)、Coulter Corp.、11800 SW 1
47th Ave.、Miami、フロリダ 33196が市販されている。
あるいは、供試細胞を、HIV LTRプロモーターに
付けたLACZなどのレポーター遺伝子を発現するよう
に作出することができる[Kimptonら、J.Viol.、66巻、
2232〜2239頁(1992)]。この方法において、HIVで感
染された細胞は、比色分析アッセイによって検出され
る。
【0076】88Cは、ヒトCD4を発現するように安定
に形質転換しておいたネコ細胞系であるCCC[Claphe
mら、181巻、703〜715頁(1991)]に一過性にトランスフ
ェクトした(CCC−CD4)。これらの細胞は、88C
を内在的に発現していないので、HIV−1のいずれの
株による感染に対しても正常状態では耐性である。これ
らの実験において、CCC/CD4細胞はリポフェクタミ
ン(Gibco BRL、Gaithersburg、メリーランド)を使用
して発現ベクターpcDNA3.1(Invitrogen Corp.、San
Diego、カリフォルニア)へとクローニングした88C
を、一過性にトランスフェクトした。トランスフェクト
を行った後2日目に、細胞をHIVで攻撃した。4日間
インキュベートした後、細胞を固定し、HIV感染の指
標としてp24抗原についての染色を行った。これらの細
胞による88C発現によって、かかる細胞がHIV−1の
様々な株による感染に対して感受性を有するようになっ
た。これらの株には、共受容体としてフシンではなく88
Cのみを使用することが示された初代の(primary)非
シンシチウム誘導性HIV−1分離株(M23、E80、S
L−2及びSF−162)が含まれていた。初代のHIV−
1の様々なシンシチウム誘導性HIV−1分離株(2006、
M13、2028及び2076)は、共受容体として88Cまたはフ
シンのいずれかを使用した。また、2つの樹立されたク
ローンのHIV−1ウイルス(GUN−1及び89.6)は、
88Cまたはフシンのいずれかを共受容体として使用し
た。
に形質転換しておいたネコ細胞系であるCCC[Claphe
mら、181巻、703〜715頁(1991)]に一過性にトランスフ
ェクトした(CCC−CD4)。これらの細胞は、88C
を内在的に発現していないので、HIV−1のいずれの
株による感染に対しても正常状態では耐性である。これ
らの実験において、CCC/CD4細胞はリポフェクタミ
ン(Gibco BRL、Gaithersburg、メリーランド)を使用
して発現ベクターpcDNA3.1(Invitrogen Corp.、San
Diego、カリフォルニア)へとクローニングした88C
を、一過性にトランスフェクトした。トランスフェクト
を行った後2日目に、細胞をHIVで攻撃した。4日間
インキュベートした後、細胞を固定し、HIV感染の指
標としてp24抗原についての染色を行った。これらの細
胞による88C発現によって、かかる細胞がHIV−1の
様々な株による感染に対して感受性を有するようになっ
た。これらの株には、共受容体としてフシンではなく88
Cのみを使用することが示された初代の(primary)非
シンシチウム誘導性HIV−1分離株(M23、E80、S
L−2及びSF−162)が含まれていた。初代のHIV−
1の様々なシンシチウム誘導性HIV−1分離株(2006、
M13、2028及び2076)は、共受容体として88Cまたはフ
シンのいずれかを使用した。また、2つの樹立されたク
ローンのHIV−1ウイルス(GUN−1及び89.6)は、
88Cまたはフシンのいずれかを共受容体として使用し
た。
【0077】HIV−2のある株は所定のCD4陰性細胞
系に感染でき、しかしてCD4以外の受容体とのHIV
−2の直接的な相互作用が含意されることが報告されて
いる[Claphamら、J.Viol.、66巻、3531〜3537頁(199
2)]。HIV−2のある株については、この感染は可溶
性CD4(sCD4)の存在によって促進される。88-2B
はHIV共受容体(すなわち、88C及びフシン)として
作用する他のケモカイン受容体と高い配列の類似性を共
有しているので、88-2BはHIV−2の共受容体である
らしいと考えられた。HIV−2共受容体としての88-2
Bの役割を、HIV−2株であるROD/Bを使用して立
証した。CD4を内在的に発現していないネコのCCC
細胞を88-2Bでトランスフェクトした。これらの実験に
おいて、細胞はリポフェクタミンを使用して88-2Bを含
むpcDNA3.1でトランスフェクトし、そしてHIV−2
で48時間感染させた。感染後3日目に、細胞はHIV
−2エンベロープの糖タンパク質の存在について免疫染
色した。HIV−2ROD/Bによる攻撃の間にsCD4が存在
することで、これらの細胞の感染は10倍増加した。88
-2Bがトランスフェクトされた細胞へのHIV−2の進
入は、88-2Bに対するリガンドの1つであるエオタキシ
ン(eotaxin)400〜800 ng/mlの存在によって阻害する
ことができた。CCC/88-2Bの感染性の基線レベル
(可溶性CD4を含まない場合)は、88-2Bでトランス
フェクトされなかったCCC細胞と同等であった。
系に感染でき、しかしてCD4以外の受容体とのHIV
−2の直接的な相互作用が含意されることが報告されて
いる[Claphamら、J.Viol.、66巻、3531〜3537頁(199
2)]。HIV−2のある株については、この感染は可溶
性CD4(sCD4)の存在によって促進される。88-2B
はHIV共受容体(すなわち、88C及びフシン)として
作用する他のケモカイン受容体と高い配列の類似性を共
有しているので、88-2BはHIV−2の共受容体である
らしいと考えられた。HIV−2共受容体としての88-2
Bの役割を、HIV−2株であるROD/Bを使用して立
証した。CD4を内在的に発現していないネコのCCC
細胞を88-2Bでトランスフェクトした。これらの実験に
おいて、細胞はリポフェクタミンを使用して88-2Bを含
むpcDNA3.1でトランスフェクトし、そしてHIV−2
で48時間感染させた。感染後3日目に、細胞はHIV
−2エンベロープの糖タンパク質の存在について免疫染
色した。HIV−2ROD/Bによる攻撃の間にsCD4が存在
することで、これらの細胞の感染は10倍増加した。88
-2Bがトランスフェクトされた細胞へのHIV−2の進
入は、88-2Bに対するリガンドの1つであるエオタキシ
ン(eotaxin)400〜800 ng/mlの存在によって阻害する
ことができた。CCC/88-2Bの感染性の基線レベル
(可溶性CD4を含まない場合)は、88-2Bでトランス
フェクトされなかったCCC細胞と同等であった。
【0078】88-2B及び88CのHIVに対する共受容体
としての役割は、88Cまたは88-2Bを発現するように安
定に形質転換した細胞系を調製し、様々なHIV及びS
IVの株で攻撃することによって確認した。これらの結
果は実施例7に記載する。
としての役割は、88Cまたは88-2Bを発現するように安
定に形質転換した細胞系を調製し、様々なHIV及びS
IVの株で攻撃することによって確認した。これらの結
果は実施例7に記載する。
【0079】あるいは、88C及び88-2Bの共受容体とし
ての役割は、生存ウイルスの使用を必要としない実験方
法によって立証することができる。この方法では、88C
または88-2B、CD4及びLACZレポーター遺伝子を
共に発現している細胞系を、HIVエンベロープ糖タン
パク質(ENV)及び受容体遺伝子構築体のための転写
因子を共に発現している細胞系と混合する(Nussbaum
ら、J.Virol.、68巻、5411頁(1994))。機能を有する、
HIVに対する共受容体を発現している細胞は、ENV
を発現している細胞と融合し、それによってレポーター
遺伝子の発現が許容されるであろう。この方法におい
て、比色分析アッセイによるレポーター遺伝子産物の検
出によって、HIVに対する共受容体としての88Cまた
は88-2Bの機能が示唆される。
ての役割は、生存ウイルスの使用を必要としない実験方
法によって立証することができる。この方法では、88C
または88-2B、CD4及びLACZレポーター遺伝子を
共に発現している細胞系を、HIVエンベロープ糖タン
パク質(ENV)及び受容体遺伝子構築体のための転写
因子を共に発現している細胞系と混合する(Nussbaum
ら、J.Virol.、68巻、5411頁(1994))。機能を有する、
HIVに対する共受容体を発現している細胞は、ENV
を発現している細胞と融合し、それによってレポーター
遺伝子の発現が許容されるであろう。この方法におい
て、比色分析アッセイによるレポーター遺伝子産物の検
出によって、HIVに対する共受容体としての88Cまた
は88-2Bの機能が示唆される。
【0080】ケモカインがウイルス感染を阻害する機構
は、未だ解明されていない。可能性が考えられる1つの
機構としては、ケモカインの結合による受容体の活性化
が挙げられる。ケモカインの結合によって、ウイルス感
染に対して細胞が耐性になり、及び/または、細胞内で
のウイルスの複製が防止されるシグナルトランスダクシ
ョンの事象が細胞内に惹起こされる。インターフェロン
誘導の場合と同様に、細胞がウイルス感染に対して耐性
となるように、または抗ウイルス状態が確立されるよう
に、細胞が分化するのかもしれない。あるいは、第2の
機構としては、ケモカイン結合によって共受容体にウイ
ルスエンベロープ糖タンパク質が接近することが阻害さ
れ、これによる細胞内へのウイルスの侵入の直接的な干
渉がなされることが挙げられる。この機構において、G
−タンパク質シグナル伝達は、HIV感染のケモカイン
抑制には必要でない。
は、未だ解明されていない。可能性が考えられる1つの
機構としては、ケモカインの結合による受容体の活性化
が挙げられる。ケモカインの結合によって、ウイルス感
染に対して細胞が耐性になり、及び/または、細胞内で
のウイルスの複製が防止されるシグナルトランスダクシ
ョンの事象が細胞内に惹起こされる。インターフェロン
誘導の場合と同様に、細胞がウイルス感染に対して耐性
となるように、または抗ウイルス状態が確立されるよう
に、細胞が分化するのかもしれない。あるいは、第2の
機構としては、ケモカイン結合によって共受容体にウイ
ルスエンベロープ糖タンパク質が接近することが阻害さ
れ、これによる細胞内へのウイルスの侵入の直接的な干
渉がなされることが挙げられる。この機構において、G
−タンパク質シグナル伝達は、HIV感染のケモカイン
抑制には必要でない。
【0081】ウイルスまたはHIV感染に対する共受容
体として機能しうる、88Cまたは88-2Bによる2つの機
構を区別するために、受容体へのケモカイン結合をシグ
ナルトランスダクションから分け、そしてウイルス感染
の抑制へのケモカインの効果を調べる。
体として機能しうる、88Cまたは88-2Bによる2つの機
構を区別するために、受容体へのケモカイン結合をシグ
ナルトランスダクションから分け、そしてウイルス感染
の抑制へのケモカインの効果を調べる。
【0082】G−タンパク質によって媒介されるシグナ
ル伝達を阻害する化合物を添加することによって、リガ
ンド結合をシグナルトランスダクションから分かつこと
ができる。これらの化合物には、例えば、百日咳毒及び
コレラ毒が含まれる。加えて、下流のエフェクターポリ
ペプチドは、ウォートマンニン(wortmannin)などの他
の化合物によって阻害されうる。もしウイルス感染の抑
制にG−タンパク質シグナル伝達が関わっているのであ
れば、かような化合物を添加することでケモカインによ
るウイルス感染の抑制は妨げられるであろう。あるい
は、G−タンパク質のカップリングに必要な、88Cまた
は88-2B受容体の鍵となる残基または受容体ドメイン
を、G−タンパク質のカップリングを改変または破壊さ
せるが、ケモカイン結合には影響を及ぼさないように改
変または欠失させることができる。
ル伝達を阻害する化合物を添加することによって、リガ
ンド結合をシグナルトランスダクションから分かつこと
ができる。これらの化合物には、例えば、百日咳毒及び
コレラ毒が含まれる。加えて、下流のエフェクターポリ
ペプチドは、ウォートマンニン(wortmannin)などの他
の化合物によって阻害されうる。もしウイルス感染の抑
制にG−タンパク質シグナル伝達が関わっているのであ
れば、かような化合物を添加することでケモカインによ
るウイルス感染の抑制は妨げられるであろう。あるい
は、G−タンパク質のカップリングに必要な、88Cまた
は88-2B受容体の鍵となる残基または受容体ドメイン
を、G−タンパク質のカップリングを改変または破壊さ
せるが、ケモカイン結合には影響を及ぼさないように改
変または欠失させることができる。
【0083】これらの条件の下に、ケモカインがウイル
スまたはHIV感染を抑制できなければ、G−タンパク
質を通じたシグナル伝達がウイルスまたはHIV感染の
抑制に必要なのである。しかしながら、もしケモカイン
がウイルス感染を抑制することができれば、その場合は
G−タンパク質シグナル伝達経路はウイルス感染のケモ
カインによる抑制には不要なのであり、ケモカインの保
護的効果は、ウイルスに対する受容体の利用可能性のケ
モカインによる阻害に起因するかもしれないと考えられ
る。
スまたはHIV感染を抑制できなければ、G−タンパク
質を通じたシグナル伝達がウイルスまたはHIV感染の
抑制に必要なのである。しかしながら、もしケモカイン
がウイルス感染を抑制することができれば、その場合は
G−タンパク質シグナル伝達経路はウイルス感染のケモ
カインによる抑制には不要なのであり、ケモカインの保
護的効果は、ウイルスに対する受容体の利用可能性のケ
モカインによる阻害に起因するかもしれないと考えられ
る。
【0084】他の研究手段として、88Cまたは88-2Bに
対して作製した抗体の使用が挙げられる。G−タンパク
質シグナル伝達を導き出さないことが示されうる、88C
または88-2Bに結合する抗体は、ケモカインまたは受容
体のウイルス結合部位への接近を阻害するかもしれな
い。88Cまたは88-2Bに対する抗体の存在下にウイルス
感染が抑制されれば、その場合にはケモカインの保護的
効果の機構は、その受容体へのウイルスの接近を阻害す
ることにある。Fengらは、フシン受容体のアミノ末端に
対する抗体は、HIV感染を抑制すると報告した(Feng
ら、1996)。
対して作製した抗体の使用が挙げられる。G−タンパク
質シグナル伝達を導き出さないことが示されうる、88C
または88-2Bに結合する抗体は、ケモカインまたは受容
体のウイルス結合部位への接近を阻害するかもしれな
い。88Cまたは88-2Bに対する抗体の存在下にウイルス
感染が抑制されれば、その場合にはケモカインの保護的
効果の機構は、その受容体へのウイルスの接近を阻害す
ることにある。Fengらは、フシン受容体のアミノ末端に
対する抗体は、HIV感染を抑制すると報告した(Feng
ら、1996)。
【0085】[実施例7]HIV感染における88C及び
88-2Bの役割の輪郭をさらに明らかにするために、88C
または88-2Bで細胞を安定に形質転換させた。Kimpton
及びEmermen、「Detection of Replication-Competent
and Pseudotyped Human ImmunodeficiencyVirus with a
Sensitive Cell Line on the Basis of Activation of
an Integrated Beta-Galactosidase Gene」J.Virol、66
巻5号、3026〜3031頁(1992)は、以前に指標(indicato
r)細胞系を記載しており、当該細胞は、本明細書にて
HeLa−MAGI細胞とする。HeLa−MAGI細
胞は、核に局在したβ−ガラクトシダーゼ遺伝子の発現
を駆動する、統合されたHIV−1 LTRのみならず、
CD4も発現するように安定に形質転換されているHe
La細胞である。細胞でのHIVプロウイルスの統合に
よって、ウイルスのトランス活性化物質であるTatの
生産が導かれ、次にβ−ガラクトシダーゼ遺伝子の発現
が開始される。in situ でβ−ガラクトシダーゼ活性に
対してX−galで陽性に染まる細胞の数は、感染細胞
数に直接比例するものである。
88-2Bの役割の輪郭をさらに明らかにするために、88C
または88-2Bで細胞を安定に形質転換させた。Kimpton
及びEmermen、「Detection of Replication-Competent
and Pseudotyped Human ImmunodeficiencyVirus with a
Sensitive Cell Line on the Basis of Activation of
an Integrated Beta-Galactosidase Gene」J.Virol、66
巻5号、3026〜3031頁(1992)は、以前に指標(indicato
r)細胞系を記載しており、当該細胞は、本明細書にて
HeLa−MAGI細胞とする。HeLa−MAGI細
胞は、核に局在したβ−ガラクトシダーゼ遺伝子の発現
を駆動する、統合されたHIV−1 LTRのみならず、
CD4も発現するように安定に形質転換されているHe
La細胞である。細胞でのHIVプロウイルスの統合に
よって、ウイルスのトランス活性化物質であるTatの
生産が導かれ、次にβ−ガラクトシダーゼ遺伝子の発現
が開始される。in situ でβ−ガラクトシダーゼ活性に
対してX−galで陽性に染まる細胞の数は、感染細胞
数に直接比例するものである。
【0086】これらのHeLa−MAGI細胞は、実験
室で馴化したHIV−1の分離株を検出することができ
るが、初代分離株についてはごくわずかしか検出できず
[Kimpton及びEmermen、前出]、そしてほとんどのSI
V分離株は検出できない[Chackerianら、「Characteri
zation of a CD4-Expressing Macaque Cell Line that
can Detect Virus After A Single Replication Cycle
and can be infectedby Diverse Simian Immunodefi-ci
ency Virus Isolates」Virology、213巻2号、6499〜650
5頁(1995)]。
室で馴化したHIV−1の分離株を検出することができ
るが、初代分離株についてはごくわずかしか検出できず
[Kimpton及びEmermen、前出]、そしてほとんどのSI
V分離株は検出できない[Chackerianら、「Characteri
zation of a CD4-Expressing Macaque Cell Line that
can Detect Virus After A Single Replication Cycle
and can be infectedby Diverse Simian Immunodefi-ci
ency Virus Isolates」Virology、213巻2号、6499〜650
5頁(1995)]。
【0087】加えて、Harrington及びGeballe、「Co-Fa
ctor Requirement for Human Immunodeficiency Virus
Type 1 Entry into a CD4-Expressing Human Cell Lin
e」J.Virol、67巻、5939〜5947頁(1993)は、CD4及び
同じLTR−β−ガラクトシダーゼ構築体を発現するよ
うに作出されていたU373細胞に基づく細胞系を記載し
ていた。この細胞系(本明細書中では、U373−MAG
Iとしする)は以前に、HIVのいずれのHIV(Mま
たはT向性(tropic))株でも感染できないが、HeL
a細胞との融合によって感受性とすることができること
が示されていた[Harrington及びGeballe、前出]。
ctor Requirement for Human Immunodeficiency Virus
Type 1 Entry into a CD4-Expressing Human Cell Lin
e」J.Virol、67巻、5939〜5947頁(1993)は、CD4及び
同じLTR−β−ガラクトシダーゼ構築体を発現するよ
うに作出されていたU373細胞に基づく細胞系を記載し
ていた。この細胞系(本明細書中では、U373−MAG
Iとしする)は以前に、HIVのいずれのHIV(Mま
たはT向性(tropic))株でも感染できないが、HeL
a細胞との融合によって感受性とすることができること
が示されていた[Harrington及びGeballe、前出]。
【0088】マクロファージまたはT細胞向性ウイルス
のいずれかを検出できる指標細胞系を構築するために、
エピトープでタグ付けをした88Cまたは88-2Bをコード
するDNAを、HeLa−MAGIまたはU373−MA
GI細胞にレトロウイルスベクターを用いた感染によっ
てトランスフェクトし、それぞれHeLa−MAGI−
88CまたはU373−MAGI−88C細胞系をつくった。
細胞表面での共受容体の発現は、抗FLAG M1抗体及
びRT−PCRを使用して生存細胞を免疫染色すること
によって立証した。
のいずれかを検出できる指標細胞系を構築するために、
エピトープでタグ付けをした88Cまたは88-2Bをコード
するDNAを、HeLa−MAGIまたはU373−MA
GI細胞にレトロウイルスベクターを用いた感染によっ
てトランスフェクトし、それぞれHeLa−MAGI−
88CまたはU373−MAGI−88C細胞系をつくった。
細胞表面での共受容体の発現は、抗FLAG M1抗体及
びRT−PCRを使用して生存細胞を免疫染色すること
によって立証した。
【0089】HeLa−MAGI−88C及びU373−M
AGI−88Cを構築するために利用した88C及び88-2B
遺伝子は、プロラクチンシグナルペプチドと、それに続
く、実施例4に記載したようなFLAGエピトープをコ
ードする配列を含んでいた。この遺伝子を、レトロウイ
ルスベクターのpBabe-Puro[Morgenstern及びLand、Nuc
leic Acids Research、18巻12号、3587〜3596頁(199
0)]に挿入した。VSV−Gタンパク質で偽分類した
(pseudo-typed)タイターの高いレトロウイルスベクタ
ーのストックを、Bartxら、J.Virol、70巻、2324〜2331
頁(1996)に記載のごとくに一過性トランスフェクション
によってつくり、そしてHeLa−MAGI及びU373
−MAGI細胞を感染させるために使用した。0.6μg/m
lのピューロマイシン(HeLA)または1μg/mlのピュ
ーロマイシン(U373)に対して耐性の細胞を集めた。
各プールには、少なくとも1000の別個のトランスダクシ
ョンの事象が含まれていた。元のHeLa−MAGI細
胞の早期継代(第2継代)のストック[Kimpton及びEme
rman、前出]を使用して、HeLa−MAGI−88C細
胞を作出した。
AGI−88Cを構築するために利用した88C及び88-2B
遺伝子は、プロラクチンシグナルペプチドと、それに続
く、実施例4に記載したようなFLAGエピトープをコ
ードする配列を含んでいた。この遺伝子を、レトロウイ
ルスベクターのpBabe-Puro[Morgenstern及びLand、Nuc
leic Acids Research、18巻12号、3587〜3596頁(199
0)]に挿入した。VSV−Gタンパク質で偽分類した
(pseudo-typed)タイターの高いレトロウイルスベクタ
ーのストックを、Bartxら、J.Virol、70巻、2324〜2331
頁(1996)に記載のごとくに一過性トランスフェクション
によってつくり、そしてHeLa−MAGI及びU373
−MAGI細胞を感染させるために使用した。0.6μg/m
lのピューロマイシン(HeLA)または1μg/mlのピュ
ーロマイシン(U373)に対して耐性の細胞を集めた。
各プールには、少なくとも1000の別個のトランスダクシ
ョンの事象が含まれていた。元のHeLa−MAGI細
胞の早期継代(第2継代)のストック[Kimpton及びEme
rman、前出]を使用して、HeLa−MAGI−88C細
胞を作出した。
【0090】指標細胞系のHIVによる感染は、12ウ
ェルのプレートにて、前記の通りDEAE−Dextranの3
0μg/ml存在下に300μlのウイルスを連続的に10倍に希
釈して実施した[Kimpton及びEmerman、前出]。
ェルのプレートにて、前記の通りDEAE−Dextranの3
0μg/ml存在下に300μlのウイルスを連続的に10倍に希
釈して実施した[Kimpton及びEmerman、前出]。
【0091】すべてのHIV株及びSIVmac239は、N
IH AIDS Reference and Reagent Programから入
手した。初代のHIV−27312A[Gaoら、「Genetic Div
ersity of Human Immunodefi-ciency Virus Type 2: Ev
idence for Distinct Sequence Subtypes with Differe
nces in Virus Biology」、J.Virol、68巻11号、7433〜
7447頁(1992)]及びSIVsmPbj1.9[Dewhurstら、「Se
quence Analysis andAcute Pathogenici-ty of Molecul
ar Cloned SIVs1nm-PBj14」Nature、345巻、636〜640頁
(1990)]の分子クローンは、B.Hahn(UAB)から入手
した。他のSIVmne分離株はすべてJulie Overbaugh
(U. Washington、Seattle)から入手した。クローニン
グ化したプロウイルス由来のストックは、293細胞の一
過性トランスフェクションによって作製した。他のウイ
ルスのストックは、ヒト末梢血単核細胞にてまたはCE
Mx174細胞(SIVストック用)にて、ウイルスを継
代することで作製した。ウイルスストックの標準化は、
HIV−1及びHIV−2/SIVについてそれぞれ、E
LISAまたはp24gag(Coulter Immunology)またはp2
7gag(Coulter Immunology)によって、製造業者によっ
て提供された標準技術を用いて行った。
IH AIDS Reference and Reagent Programから入
手した。初代のHIV−27312A[Gaoら、「Genetic Div
ersity of Human Immunodefi-ciency Virus Type 2: Ev
idence for Distinct Sequence Subtypes with Differe
nces in Virus Biology」、J.Virol、68巻11号、7433〜
7447頁(1992)]及びSIVsmPbj1.9[Dewhurstら、「Se
quence Analysis andAcute Pathogenici-ty of Molecul
ar Cloned SIVs1nm-PBj14」Nature、345巻、636〜640頁
(1990)]の分子クローンは、B.Hahn(UAB)から入手
した。他のSIVmne分離株はすべてJulie Overbaugh
(U. Washington、Seattle)から入手した。クローニン
グ化したプロウイルス由来のストックは、293細胞の一
過性トランスフェクションによって作製した。他のウイ
ルスのストックは、ヒト末梢血単核細胞にてまたはCE
Mx174細胞(SIVストック用)にて、ウイルスを継
代することで作製した。ウイルスストックの標準化は、
HIV−1及びHIV−2/SIVについてそれぞれ、E
LISAまたはp24gag(Coulter Immunology)またはp2
7gag(Coulter Immunology)によって、製造業者によっ
て提供された標準技術を用いて行った。
【0092】U373−MAGI-88C細胞及びU373−M
AGI細胞(対照)は、HIV−1のT向性株(HIV
LAI)、M向性株(HIVYU-2)、及びSIV分離株で
あるSIVMAC239を限界希釈して感染させた。感染性
は、ウイルスの単位容量当たりウェル当たりの青色細胞
数を計数することによって測定した(表2)。
AGI細胞(対照)は、HIV−1のT向性株(HIV
LAI)、M向性株(HIVYU-2)、及びSIV分離株で
あるSIVMAC239を限界希釈して感染させた。感染性
は、ウイルスの単位容量当たりウェル当たりの青色細胞
数を計数することによって測定した(表2)。
【0093】
【表2】
【0094】感染後2日目に、細胞を固定し、X−gal
でβ−ガラクトシダーゼ活性に対する染色を行った。U
373由来のMAGI細胞は、37℃にて120分間染色
し、HeLa由来のMAGI細胞は、37℃にて50分間
染色した。バックグラウンドたる非感染細胞の染色は、
ウェル当たりおよそ3つの青色細胞を越えることはなか
った。濃青色の細胞のみを計数し、複数の核を有するシ
ンシチウムは、単一の感染細胞として計数した。感染の
タイターは、ウェル当たりの青色細胞の数にウイルスの
希釈率をかけて1 mlに標準化したものである。U373−
MAGI−88C細胞へのHIVYU-2のタイターは、2 x
106であった。これに対して、U373−MAGI−88C細
胞へのHIVLAIのタイターは、100未満であった。しか
して、88Cに対する特定のHIV株の特異性は、4桁の
大きさで変動するものであった。
でβ−ガラクトシダーゼ活性に対する染色を行った。U
373由来のMAGI細胞は、37℃にて120分間染色
し、HeLa由来のMAGI細胞は、37℃にて50分間
染色した。バックグラウンドたる非感染細胞の染色は、
ウェル当たりおよそ3つの青色細胞を越えることはなか
った。濃青色の細胞のみを計数し、複数の核を有するシ
ンシチウムは、単一の感染細胞として計数した。感染の
タイターは、ウェル当たりの青色細胞の数にウイルスの
希釈率をかけて1 mlに標準化したものである。U373−
MAGI−88C細胞へのHIVYU-2のタイターは、2 x
106であった。これに対して、U373−MAGI−88C細
胞へのHIVLAIのタイターは、100未満であった。しか
して、88Cに対する特定のHIV株の特異性は、4桁の
大きさで変動するものであった。
【0095】SIVMAC239の感染は、U373−MAGI
−88Cで4 x 105に増大したが、このウイルスは明らか
にU373−MAGI細胞を感染した(表2)。
−88Cで4 x 105に増大したが、このウイルスは明らか
にU373−MAGI細胞を感染した(表2)。
【0096】次に、一連のクローン化されていない初代
HIV株及びクローン化されたHIV−1のM向性株
を、88Cを発現している指標細胞系の感染能力について
分析した。
HIV株及びクローン化されたHIV−1のM向性株
を、88Cを発現している指標細胞系の感染能力について
分析した。
【0097】前記したように、HeLa−MAGI及び
HeLa−MAGI−88C細胞を、様々なHIV株を限
界希釈して感染させた。2つのクローン化されたM向性
ウイルスである、HIVJR-CSF及びHIVYU-2は、双方
ともHeLa−MAGI−88Cを感染したがHeLa−
MAGI細胞は感染せず、双方の株が88Cを共受容体と
して使用することが示された(表3、注記cを参照のこ
と)、しかしながら、これら2つのウイルス株の各々が
HeLa−MAGI−88C細胞を感染する能力には大き
な格差が観察され、すなわち、HIVYU-2については6.
2 x 105 IU/mlであり、HIVJR-CSFについては1.2 x 1
04 IU/mlであった。ウイルスストックの感染性(表3)
は、物理的粒子数(ここでは、ウイルスコアタンパク質
の量で表す)当たりの感染単位数である。加えて、これ
らの2つのクローン化されたウイルス株の感染性は、別
々に調製されたウイルスストックで50倍を越える相違
があることが観察された。
HeLa−MAGI−88C細胞を、様々なHIV株を限
界希釈して感染させた。2つのクローン化されたM向性
ウイルスである、HIVJR-CSF及びHIVYU-2は、双方
ともHeLa−MAGI−88Cを感染したがHeLa−
MAGI細胞は感染せず、双方の株が88Cを共受容体と
して使用することが示された(表3、注記cを参照のこ
と)、しかしながら、これら2つのウイルス株の各々が
HeLa−MAGI−88C細胞を感染する能力には大き
な格差が観察され、すなわち、HIVYU-2については6.
2 x 105 IU/mlであり、HIVJR-CSFについては1.2 x 1
04 IU/mlであった。ウイルスストックの感染性(表3)
は、物理的粒子数(ここでは、ウイルスコアタンパク質
の量で表す)当たりの感染単位数である。加えて、これ
らの2つのクローン化されたウイルス株の感染性は、別
々に調製されたウイルスストックで50倍を越える相違
があることが観察された。
【0098】本来のウイルスの分離株の感染性の多様性
について、3つの異なるクレード由来のクローン化され
ていないウイルスストックの異なる12種を収集したも
のを分析することによってさらに実験した(表3)。地
理学的に別種の起源より由来する、3つのクレードA初
代分離株、3つのクレードE分離株、及び3つのさらな
るクレードB分離株を使用した。すべての9つの株で、
HIVの初代株は、HeLa−MAGI−88C細胞で検
出できたが、HeLa−MAGI細胞では検出できなか
った(表3)。しかしながら、感染効率は、ngのp24gag
当たり5感染単位から、ngのp24gag当たり100感染単
位を越えるまで、様々であった(表3)。これらの結果
から、M向性株の絶対的な感染性はかなり変動するもの
であり、クレードとは無関係であることが示唆される。
このような不一致を説明しうる仮説は、CD4結合の後
の88Cに対する各ウイルス株のV3ループの親和性に関
するものでありうる[Trkolaら、Nature、384巻6605
号、184〜187頁(1996);Wuら、Nature、384巻6605号、1
79〜183頁(1996)]。
について、3つの異なるクレード由来のクローン化され
ていないウイルスストックの異なる12種を収集したも
のを分析することによってさらに実験した(表3)。地
理学的に別種の起源より由来する、3つのクレードA初
代分離株、3つのクレードE分離株、及び3つのさらな
るクレードB分離株を使用した。すべての9つの株で、
HIVの初代株は、HeLa−MAGI−88C細胞で検
出できたが、HeLa−MAGI細胞では検出できなか
った(表3)。しかしながら、感染効率は、ngのp24gag
当たり5感染単位から、ngのp24gag当たり100感染単
位を越えるまで、様々であった(表3)。これらの結果
から、M向性株の絶対的な感染性はかなり変動するもの
であり、クレードとは無関係であることが示唆される。
このような不一致を説明しうる仮説は、CD4結合の後
の88Cに対する各ウイルス株のV3ループの親和性に関
するものでありうる[Trkolaら、Nature、384巻6605
号、184〜187頁(1996);Wuら、Nature、384巻6605号、1
79〜183頁(1996)]。
【0099】
【表3】
【0100】HeLa−MAGI−88C細胞のHIV−
2及び他のSIV株検出能力も調べた。HIV−2
Rodは、CD4が存在しなくても受容体としてフシンを使
用することが報告されている[Endresら、Cell、87巻4
号、745〜756頁(1996)]。HIV−2Rodは、HeLa−
MAGI細胞に感染することができるのであるが、その
感染性は、HeLa−MAGI−88C細胞で少なくとも
10倍増強される(表4)。HeLa細胞は、内在的にフ
シンを発現している。しかして、HIV−2Rodの分子ク
ローンは双向性であり、CXCR4に加えて、その共受
容体の1つとして88Cを使用することができる。同様
に、HIV−27312Aの初代株は、HeLa−MAGI−
88C細胞に感染したが、HeLa−MAGI細胞は感染
せず、HIV−1の初代株と同様に、受容体として88C
を使用していることが示唆される。
2及び他のSIV株検出能力も調べた。HIV−2
Rodは、CD4が存在しなくても受容体としてフシンを使
用することが報告されている[Endresら、Cell、87巻4
号、745〜756頁(1996)]。HIV−2Rodは、HeLa−
MAGI細胞に感染することができるのであるが、その
感染性は、HeLa−MAGI−88C細胞で少なくとも
10倍増強される(表4)。HeLa細胞は、内在的にフ
シンを発現している。しかして、HIV−2Rodの分子ク
ローンは双向性であり、CXCR4に加えて、その共受
容体の1つとして88Cを使用することができる。同様
に、HIV−27312Aの初代株は、HeLa−MAGI−
88C細胞に感染したが、HeLa−MAGI細胞は感染
せず、HIV−1の初代株と同様に、受容体として88C
を使用していることが示唆される。
【0101】
【表4】
【0102】試験を行ったSIV株のいずれも、HeL
a−MAGI細胞に感染せず(表4)、また、88-2Bを
発現しているHeLa−MAGI細胞に感染したものも
なかった。このことから、U373細胞でSIVによって
使用される択一的共受容体は、HeLa細胞では発現さ
れておらず、またそれは88-2Bではないことが示唆され
る。試験を行ったすべてのSIV株は、ある程度HeL
a−MAGI−88C細胞に感染した(表3)ので、かか
る試験されたSIV株のすべてが、それらの共受容体の
うちの1つとして少なくとも88Cを使用することが示唆
されるものである。
a−MAGI細胞に感染せず(表4)、また、88-2Bを
発現しているHeLa−MAGI細胞に感染したものも
なかった。このことから、U373細胞でSIVによって
使用される択一的共受容体は、HeLa細胞では発現さ
れておらず、またそれは88-2Bではないことが示唆され
る。試験を行ったすべてのSIV株は、ある程度HeL
a−MAGI−88C細胞に感染した(表3)ので、かか
る試験されたSIV株のすべてが、それらの共受容体の
うちの1つとして少なくとも88Cを使用することが示唆
されるものである。
【0103】HIVのM向性及びT向性株の分類は、従
来より、他の命名に従う「非シンシチウム誘導性」(N
SI)及び「シンシチウム誘導性」(SI)にそれぞれ
関連付けられることがよくある。本明細書に記載の細胞
系に基づくアッセイは、シンシチウム形成に対して感受
性である。感染された細胞は、複数の核を含んだ、大小
の感染巣を形成することができる[Kimpton及びEmerma
n、前出]。
来より、他の命名に従う「非シンシチウム誘導性」(N
SI)及び「シンシチウム誘導性」(SI)にそれぞれ
関連付けられることがよくある。本明細書に記載の細胞
系に基づくアッセイは、シンシチウム形成に対して感受
性である。感染された細胞は、複数の核を含んだ、大小
の感染巣を形成することができる[Kimpton及びEmerma
n、前出]。
【0104】複数の異なるウイルス株及びU373−MA
GI−88CまたはHeLa−MAGI−88Cを使用した
実験によって、正しい共受容体が存在していればすべて
のウイルス株がシンシチウムを形成したので、SI/N
SIの命名は意味をなさないことが示唆される。これら
の実験から、向性による示唆よりむしろシンシチウム形
成が、感染細胞における適切な供受容体の存在の指標で
あるらしいことが示される。文献で、非シンシチウム形
成株であると報告されている、特にSIVMAC239、SI
VMNEc18、及びSIVMNE170のSIV株でのHeLa−
MAGI−88C細胞については、単層に誘導されたシン
シチウムのサイズが、他のいかなるHIV株によって誘
導されたもののサイズよりも随分大きかったので、その
感染が顕著であった。
GI−88CまたはHeLa−MAGI−88Cを使用した
実験によって、正しい共受容体が存在していればすべて
のウイルス株がシンシチウムを形成したので、SI/N
SIの命名は意味をなさないことが示唆される。これら
の実験から、向性による示唆よりむしろシンシチウム形
成が、感染細胞における適切な供受容体の存在の指標で
あるらしいことが示される。文献で、非シンシチウム形
成株であると報告されている、特にSIVMAC239、SI
VMNEc18、及びSIVMNE170のSIV株でのHeLa−
MAGI−88C細胞については、単層に誘導されたシン
シチウムのサイズが、他のいかなるHIV株によって誘
導されたもののサイズよりも随分大きかったので、その
感染が顕著であった。
【0105】[実施例8]88Cを特異的に認識するモノ
クローナル抗体を調製した。抗体は、88Cのアミノ末端
の20のアミノ酸に対応するペプチドでマウスを免疫付
けすることによって製造した。ペプチドは、製造業者の
指示(Pierce、Imject マレイミド活性化KLH)に従
って、Keyhole Limpet Cyanin(KLH)に接合し、完
全フロインドアジュバントに懸濁して5匹のマウスに注
射した。3週間の間隔で不完全フロインドアジュバント
に懸濁した接合ペプチドのさらなる注射を2回行った。
最後の注射から10日後に、5匹の各々のマウスからの
血清を、ELISAによって前記20アミノ酸のペプチ
ドとの免疫反応性について試験した。加えて、血清の免
疫反応性は、蛍光活性化細胞分取(FACS)により、
293細胞の表面上に発現される完全な88C受容体に対し
て試験した。最高の抗88C活性を有するマウスを脾臓細
胞融合用及び標準実験法によるモノクローナル抗体の製
造用に選択した。ELISAによってペプチドを認識
し、FACSによって293細胞上の88Cタンパク質を認
識する抗体を製造する、5つのモノクローナル細胞系
(227K、227M、227N、227P、227R)を樹立した。
各抗体は、88Cを発現している293細胞のみと反応し、
密接に関連したMCP受容体(CCCKR−2)を発現
している293細胞とは反応しないことが示された。各抗
体は、COS細胞で一過性に発現される88Cを認識する
ことも示された。
クローナル抗体を調製した。抗体は、88Cのアミノ末端
の20のアミノ酸に対応するペプチドでマウスを免疫付
けすることによって製造した。ペプチドは、製造業者の
指示(Pierce、Imject マレイミド活性化KLH)に従
って、Keyhole Limpet Cyanin(KLH)に接合し、完
全フロインドアジュバントに懸濁して5匹のマウスに注
射した。3週間の間隔で不完全フロインドアジュバント
に懸濁した接合ペプチドのさらなる注射を2回行った。
最後の注射から10日後に、5匹の各々のマウスからの
血清を、ELISAによって前記20アミノ酸のペプチ
ドとの免疫反応性について試験した。加えて、血清の免
疫反応性は、蛍光活性化細胞分取(FACS)により、
293細胞の表面上に発現される完全な88C受容体に対し
て試験した。最高の抗88C活性を有するマウスを脾臓細
胞融合用及び標準実験法によるモノクローナル抗体の製
造用に選択した。ELISAによってペプチドを認識
し、FACSによって293細胞上の88Cタンパク質を認
識する抗体を製造する、5つのモノクローナル細胞系
(227K、227M、227N、227P、227R)を樹立した。
各抗体は、88Cを発現している293細胞のみと反応し、
密接に関連したMCP受容体(CCCKR−2)を発現
している293細胞とは反応しないことが示された。各抗
体は、COS細胞で一過性に発現される88Cを認識する
ことも示された。
【0106】88Cに対して、ウサギポリクローナル抗体
も作製した。2羽のウサギに、前記の接合されたアミノ
末端ペプチドを注射した。さらにウサギは、接合アミノ
末端ペプチドで4回の免疫付けを行った。各ウサギ(23
37J及び2470J)からの血清を、88Cを発現している29
3細胞のFACSによって調べた。血清は、293細胞の表
面上にある88Cを特異的に認識した。
も作製した。2羽のウサギに、前記の接合されたアミノ
末端ペプチドを注射した。さらにウサギは、接合アミノ
末端ペプチドで4回の免疫付けを行った。各ウサギ(23
37J及び2470J)からの血清を、88Cを発現している29
3細胞のFACSによって調べた。血清は、293細胞の表
面上にある88Cを特異的に認識した。
【0107】5つの抗88Cモノクローナル抗体を、SI
V(HIVに密接に関連する、サル免疫不全ウイルス)
による細胞の感染をそれら抗体が阻害する能力について
試験した[Lehnerら、Nature Medicine、2巻、767頁(19
96)]。正常時にはSIVによる感染に対して感受性を
有するサルCD4+ T細胞を、1:5に希釈した抗88C
モノクローナル抗体上清の存在下にSIVmac32HJ5クロ
ーンとインキュベートした。逆転写酵素(RT)検出及
び定量方法(Quan-T-RTアッセイキット、Amersham、
Arlington Heights、イリノイ)を使用して、9日目に
逆転写酵素(RT)を定量することによってSIV感染
を測定した。抗体のうち4つが、SIV感染を阻害する
ことができた。すなわち、227Kは53%、227Mは59%、
227Nは47%、そして227Pは81%阻害できた。抗体227
Rは、SIV感染を阻害しなかった。
V(HIVに密接に関連する、サル免疫不全ウイルス)
による細胞の感染をそれら抗体が阻害する能力について
試験した[Lehnerら、Nature Medicine、2巻、767頁(19
96)]。正常時にはSIVによる感染に対して感受性を
有するサルCD4+ T細胞を、1:5に希釈した抗88C
モノクローナル抗体上清の存在下にSIVmac32HJ5クロ
ーンとインキュベートした。逆転写酵素(RT)検出及
び定量方法(Quan-T-RTアッセイキット、Amersham、
Arlington Heights、イリノイ)を使用して、9日目に
逆転写酵素(RT)を定量することによってSIV感染
を測定した。抗体のうち4つが、SIV感染を阻害する
ことができた。すなわち、227Kは53%、227Mは59%、
227Nは47%、そして227Pは81%阻害できた。抗体227
Rは、SIV感染を阻害しなかった。
【0108】ヒト88Cアミノ末端ペプチドに対して作製
した5つのモノクローナル抗体は、マカーク88C(配列
番号:X)(アミノ末端ペプチド領域でヒト88Cと異な
る2つのアミノ酸を有する)に対する反応性についても
試験した。ヒト88C及びマカーク88Cのコード領域を、
発現ベクターpcDNA3(Invitrogen)にクローニング
した。これらの発現プラスミドを、DEAEを使用して
COS細胞にトランスフェクトするために使用した。陰
性の対照として、空のベクターを使用した。トランスフ
ェクションから3日後に、細胞を回収して、5つの抗88
Cモノクローナル抗体とインキュベートし、そしてFA
CS用に調製した。その結果、5つの抗体のうち4つ
(227K、227M、227N、227P)は、マカーク88Cを認
識したが、1つ(227R)は認識しなかった。5つの抗
体はすべて、トランスフェクトされたヒト88Cを認識
し、ベクター単独でトランスフェクトした細胞と交叉反
応するものはなかった。
した5つのモノクローナル抗体は、マカーク88C(配列
番号:X)(アミノ末端ペプチド領域でヒト88Cと異な
る2つのアミノ酸を有する)に対する反応性についても
試験した。ヒト88C及びマカーク88Cのコード領域を、
発現ベクターpcDNA3(Invitrogen)にクローニング
した。これらの発現プラスミドを、DEAEを使用して
COS細胞にトランスフェクトするために使用した。陰
性の対照として、空のベクターを使用した。トランスフ
ェクションから3日後に、細胞を回収して、5つの抗88
Cモノクローナル抗体とインキュベートし、そしてFA
CS用に調製した。その結果、5つの抗体のうち4つ
(227K、227M、227N、227P)は、マカーク88Cを認
識したが、1つ(227R)は認識しなかった。5つの抗
体はすべて、トランスフェクトされたヒト88Cを認識
し、ベクター単独でトランスフェクトした細胞と交叉反
応するものはなかった。
【0109】[実施例9]本発明のケモカイン受容体の
リガンド及びモジュレーターを同定するために、さらな
る方法を使用してもよい。1つの実施態様において、本
発明はリガンドのための直接アッセイを企図する。検出
可能に標識付けされた供試化合物を、機能性のコンフォ
メーションにあるケモカイン受容体を呈示している膜調
製物に曝す。例えば、HEK−293細胞、または組織培
養細胞を、ケモカイン受容体をコードする発現媒体を用
いてトランスフェクトする。次いで、ケモカイン受容体
を発現しているかかるトランスフェクトされた細胞か
ら、膜調製物を得る。膜調製物は、125Iで標識付けさ
れた供試化合物(例えば、ケモカイン)に曝し、好適な
条件(例えば、37℃にて10分間)下でインキュベート
する。次に、いくらか結合した供試化合物とともに、真
空濾過によってフィルター上に膜を集め、結合していな
い供試化合物を除去するために洗浄する。その後、フィ
ルターを液体シンチレーションスペクトル光学測定に供
することによって、結合した供試化合物に会合している
放射性活性を定量する。供試化合物結合の特異性は、標
識付けしていない供試化合物をアッセイ系に増加量存在
させて実験を繰り返し、受容体への結合についての競合
のレベルを知見することによって確認しうる。これらの
結合アッセイによって、ケモカイン受容体結合のモジュ
レーターも同定することができる。先に述べた結合アッ
セイに、以下の改変を加えて実施してもよい。検出可能
に標識付けされた供試化合物に加えて、モジュレーター
の可能性がある物質を膜調製物に曝す。膜に会合した標
識の量の増加によってモジュレーターの可能性を有する
物質は活性化物質であることが示唆され、膜に会合した
標識の量の減少によってモジュレーターの可能性を有す
る物質は阻害物質であることが示唆される。
リガンド及びモジュレーターを同定するために、さらな
る方法を使用してもよい。1つの実施態様において、本
発明はリガンドのための直接アッセイを企図する。検出
可能に標識付けされた供試化合物を、機能性のコンフォ
メーションにあるケモカイン受容体を呈示している膜調
製物に曝す。例えば、HEK−293細胞、または組織培
養細胞を、ケモカイン受容体をコードする発現媒体を用
いてトランスフェクトする。次いで、ケモカイン受容体
を発現しているかかるトランスフェクトされた細胞か
ら、膜調製物を得る。膜調製物は、125Iで標識付けさ
れた供試化合物(例えば、ケモカイン)に曝し、好適な
条件(例えば、37℃にて10分間)下でインキュベート
する。次に、いくらか結合した供試化合物とともに、真
空濾過によってフィルター上に膜を集め、結合していな
い供試化合物を除去するために洗浄する。その後、フィ
ルターを液体シンチレーションスペクトル光学測定に供
することによって、結合した供試化合物に会合している
放射性活性を定量する。供試化合物結合の特異性は、標
識付けしていない供試化合物をアッセイ系に増加量存在
させて実験を繰り返し、受容体への結合についての競合
のレベルを知見することによって確認しうる。これらの
結合アッセイによって、ケモカイン受容体結合のモジュ
レーターも同定することができる。先に述べた結合アッ
セイに、以下の改変を加えて実施してもよい。検出可能
に標識付けされた供試化合物に加えて、モジュレーター
の可能性がある物質を膜調製物に曝す。膜に会合した標
識の量の増加によってモジュレーターの可能性を有する
物質は活性化物質であることが示唆され、膜に会合した
標識の量の減少によってモジュレーターの可能性を有す
る物質は阻害物質であることが示唆される。
【0110】別の実施態様において、本発明は、Gタン
パク質へのケモカイン受容体のカップリングを利用する
受容体リガンドを同定するための間接アッセイを企図す
る。Linderら、Sci.Am.、267巻56〜65頁(1992)に概説さ
れるように、シグナルトランスダクションに際して、活
性化された受容体はGタンパク質と相互作用し、次に、
Gタンパク質を活性化する。Gタンパク質は、GDPを
GTPに交換することによって活性化される。次いで起
こるGタンパク質が結合したGTPの加水分解によって
Gタンパク質は不活性化される。従って、Gタンパク質
のための1つのアッセイでは、[γ-32P]−GTPか
らの32Pの遊離がモニターされる。例えば、本発明にか
かるプラスミドを収容しているおよそ5 x 107のHEK
−293細胞が、MEM+10% FCS中で生育される。生
育培地には、均一にヌクレオチドプールを標識付けする
ために、2時間にわたって5 mCi/mlの[32P]−リン酸
ナトリウムが追加される。続いて細胞を、リン酸塩の低
い等張性緩衝液で洗浄する。洗浄後の細胞の一アリコー
トは、次いで供試化合物に曝され、他方細胞の第二のア
リコートは、供試化合物に曝されないことを除いて同様
に処理される。インキュベーション時間(例えば、10
分間)を経過した後、細胞をペレット化し、溶解して1
M LiClでの展開による薄層クロマトグラフィーを使
用して、ヌクレオチド化合物を分画する。標識付けした
GTP及びGDPを、既知の標準物質と共に展開するこ
とによって同定する。標識付けされたGTP及びGDP
は、次いで当該技術分野における標準技術であるオート
ラジオグラフィー技術によって定量する。32Pで標識付
けされたGDPが比較的高レベルであれば、供試化合物
がリガンドとして同定される。このタイプのGTP加水
分解アッセイは、ケモカイン受容体結合のモジュレータ
ーの同定のためにも有用である。前記のアッセイは、モ
ジュレーターの可能性がある物質の存在下に実施され
る。32Pで標識付けされたGDPを生産する、GTP加
水分解が相対的に増加することによって惹起こされるシ
グナルの増強によって、受容体活性の相対的な増加が示
唆される。従って、シグナルが増強することによって、
モジュレーターの可能性を有する物質が活性化物質とし
て同定される。逆に、受容体活性の減少の指標たる、32
Pで標識付けされたGDPに対するシグナルが相対的に
低減することによって、ケモカイン受容体結合の阻害物
質として、モジュレーターの可能性を有する物質が同定
される。
パク質へのケモカイン受容体のカップリングを利用する
受容体リガンドを同定するための間接アッセイを企図す
る。Linderら、Sci.Am.、267巻56〜65頁(1992)に概説さ
れるように、シグナルトランスダクションに際して、活
性化された受容体はGタンパク質と相互作用し、次に、
Gタンパク質を活性化する。Gタンパク質は、GDPを
GTPに交換することによって活性化される。次いで起
こるGタンパク質が結合したGTPの加水分解によって
Gタンパク質は不活性化される。従って、Gタンパク質
のための1つのアッセイでは、[γ-32P]−GTPか
らの32Pの遊離がモニターされる。例えば、本発明にか
かるプラスミドを収容しているおよそ5 x 107のHEK
−293細胞が、MEM+10% FCS中で生育される。生
育培地には、均一にヌクレオチドプールを標識付けする
ために、2時間にわたって5 mCi/mlの[32P]−リン酸
ナトリウムが追加される。続いて細胞を、リン酸塩の低
い等張性緩衝液で洗浄する。洗浄後の細胞の一アリコー
トは、次いで供試化合物に曝され、他方細胞の第二のア
リコートは、供試化合物に曝されないことを除いて同様
に処理される。インキュベーション時間(例えば、10
分間)を経過した後、細胞をペレット化し、溶解して1
M LiClでの展開による薄層クロマトグラフィーを使
用して、ヌクレオチド化合物を分画する。標識付けした
GTP及びGDPを、既知の標準物質と共に展開するこ
とによって同定する。標識付けされたGTP及びGDP
は、次いで当該技術分野における標準技術であるオート
ラジオグラフィー技術によって定量する。32Pで標識付
けされたGDPが比較的高レベルであれば、供試化合物
がリガンドとして同定される。このタイプのGTP加水
分解アッセイは、ケモカイン受容体結合のモジュレータ
ーの同定のためにも有用である。前記のアッセイは、モ
ジュレーターの可能性がある物質の存在下に実施され
る。32Pで標識付けされたGDPを生産する、GTP加
水分解が相対的に増加することによって惹起こされるシ
グナルの増強によって、受容体活性の相対的な増加が示
唆される。従って、シグナルが増強することによって、
モジュレーターの可能性を有する物質が活性化物質とし
て同定される。逆に、受容体活性の減少の指標たる、32
Pで標識付けされたGDPに対するシグナルが相対的に
低減することによって、ケモカイン受容体結合の阻害物
質として、モジュレーターの可能性を有する物質が同定
される。
【0111】Gタンパク質エフェクター分子(例えば、
アデニル酸シクラーゼ、ホスフォリパーゼC、イオンチ
ャンネル、及びホスフォジエステラーゼ)の活性もま
た、アッセイに適用できる。これらエフェクター分子の
活性のためのアッセイは、以前に述べられている。例え
ば、環状アデノシンモノホスフェート(cAMP)の合
成を触媒するアデニル酸シクラーゼは、Gタンパク質に
よって活性化される。従って、Gタンパク質を活性化す
るケモカイン受容体へのリガンド結合が、次にアデニル
酸シクラーゼを活性化し、よって、本発明の組換え宿主
細胞におけるcAMPレベルをモニターすることによっ
て当該リガンド結合を検出することができる。当該技術
分野において理解される適切な対照実験を実行して、細
胞内cAMPレベルの上昇を、リガンドで誘導された受
容体活性の増大に帰することができ、それによってリガ
ンドが同定される。また、当該技術分野において理解さ
れる対照を使用して、cAMPの濃度が相対的に低下す
ることで、受容体活性の阻害物質が間接的に同定されよ
う。cAMPの濃度は、市販の酵素免疫アッセイによっ
て測定することができる。例えば、BioTrakキットは、
競合的免疫アッセイ用の試薬を提供するものである。
(Amersham, Inc.、Arlington Heights、イリノイ)。
製造業者の推奨事項に従ってこのキットを使用して、標
識付けしていないcAMPと、西洋ワサビペルオキシダ
ーゼを接合したcAMPとの競合を含むように、反応を
設計する。標識付けしていないcAMPは、例えば、本
発明のケモカイン受容体発現している活性化細胞から得
てもよい。2つの化合物を、固定化された抗cAMP抗
体への結合について競合させる。競合反応の後に、固定
化された西洋ワサビペルオキシダーゼ−cAMP接合体
をテトラメチルベンジディン/H 2O2単一ポット基質を
使用した酵素アッセイによって、450 nmに生じる呈色反
応産物の検出を用いて定量する。この結果によって、当
該技術分野における標準的な技術を使用して、標識付け
されていないcAMPのレベル算出の基礎が提供される
のである。ケモカイン受容体へのリガンド結合を同定す
ることに加えて、cAMPアッセイは、ケモカイン受容
体結合のモジュレーターを同定するためにも使用するこ
とができる。本発明の組換え宿主細胞を使用し、ケモカ
イン受容体結合のモジュレーターの可能性を有する物質
を添加して前記の通りにアッセイを実施する。当該技術
分野において理解される対照を使用することによって、
細胞内cAMPレベルの相対的な増加または減少が、ア
デニル酸シクラーゼ活性の活性化または阻害を反映す
る。代わってアデニル酸シクラーゼ活性のレベルは、興
味の対象であるケモカイン受容体の相対的な活性を反映
する。相対的にケモカイン受容体活性のレベルが上昇し
ていれば活性化物質が同定され、相対的に受容体活性の
レベルが低下していればケモカイン受容体活性の阻害物
質が同定される。
アデニル酸シクラーゼ、ホスフォリパーゼC、イオンチ
ャンネル、及びホスフォジエステラーゼ)の活性もま
た、アッセイに適用できる。これらエフェクター分子の
活性のためのアッセイは、以前に述べられている。例え
ば、環状アデノシンモノホスフェート(cAMP)の合
成を触媒するアデニル酸シクラーゼは、Gタンパク質に
よって活性化される。従って、Gタンパク質を活性化す
るケモカイン受容体へのリガンド結合が、次にアデニル
酸シクラーゼを活性化し、よって、本発明の組換え宿主
細胞におけるcAMPレベルをモニターすることによっ
て当該リガンド結合を検出することができる。当該技術
分野において理解される適切な対照実験を実行して、細
胞内cAMPレベルの上昇を、リガンドで誘導された受
容体活性の増大に帰することができ、それによってリガ
ンドが同定される。また、当該技術分野において理解さ
れる対照を使用して、cAMPの濃度が相対的に低下す
ることで、受容体活性の阻害物質が間接的に同定されよ
う。cAMPの濃度は、市販の酵素免疫アッセイによっ
て測定することができる。例えば、BioTrakキットは、
競合的免疫アッセイ用の試薬を提供するものである。
(Amersham, Inc.、Arlington Heights、イリノイ)。
製造業者の推奨事項に従ってこのキットを使用して、標
識付けしていないcAMPと、西洋ワサビペルオキシダ
ーゼを接合したcAMPとの競合を含むように、反応を
設計する。標識付けしていないcAMPは、例えば、本
発明のケモカイン受容体発現している活性化細胞から得
てもよい。2つの化合物を、固定化された抗cAMP抗
体への結合について競合させる。競合反応の後に、固定
化された西洋ワサビペルオキシダーゼ−cAMP接合体
をテトラメチルベンジディン/H 2O2単一ポット基質を
使用した酵素アッセイによって、450 nmに生じる呈色反
応産物の検出を用いて定量する。この結果によって、当
該技術分野における標準的な技術を使用して、標識付け
されていないcAMPのレベル算出の基礎が提供される
のである。ケモカイン受容体へのリガンド結合を同定す
ることに加えて、cAMPアッセイは、ケモカイン受容
体結合のモジュレーターを同定するためにも使用するこ
とができる。本発明の組換え宿主細胞を使用し、ケモカ
イン受容体結合のモジュレーターの可能性を有する物質
を添加して前記の通りにアッセイを実施する。当該技術
分野において理解される対照を使用することによって、
細胞内cAMPレベルの相対的な増加または減少が、ア
デニル酸シクラーゼ活性の活性化または阻害を反映す
る。代わってアデニル酸シクラーゼ活性のレベルは、興
味の対象であるケモカイン受容体の相対的な活性を反映
する。相対的にケモカイン受容体活性のレベルが上昇し
ていれば活性化物質が同定され、相対的に受容体活性の
レベルが低下していればケモカイン受容体活性の阻害物
質が同定される。
【0112】本発明を、特定の実施態様に関して記載し
ているが、当業者にあっては変更及び修飾が想起される
であろうことは理解される。従って、本発明は請求の範
囲によってしか限定を受けるべきではない。
ているが、当業者にあっては変更及び修飾が想起される
であろうことは理解される。従って、本発明は請求の範
囲によってしか限定を受けるべきではない。
【0113】
【配列表】(1) 一般情報: (i)出願人: アイコス コーポレーション 98021 ワシントン ボウゼル、エス.イー.、20スアベ
ニュー 22021 (ii)発明の名称: ケモカイン受容体物質及び方法 (iii)配列の数: 20 (iv)連絡先住所: (A)名宛人: マーシャル、オトゥール、ジェースティ
ン、マレー アンドボーラン (B)番地: 6300 シアーズタワー, 233 サウス ワッカー
ドライブ (C)都市名:シカゴ (D)州名:イリノイ (E)国名:米国 (F)郵便番号: 60606 (v)コンピューター読取形式: (A)媒体:フロッピー(登録商標) ディスク (B)コンピューター: IBM PC互換機 (C)作動システム: PC−DOS/MS−DOS(登
録商標) (D)ソフトウェア:パテント イン リリース #1.0、
バージョン #1.30 (vi)現出願データ: (A)出願番号: (B)出願日: (C)分類: (viii)弁護士/弁理士情報: (A)氏名:ノーランド、グレタ イー. (B)登録番号: 35,302 (C)参照/事件番号: 27866/33670 (ix)通信情報: (A)電話: 312-474-6300 (B)ファックス: 312-474-0448 (2)配列番号:1の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 3383塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: cDNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: CDS (B)存在位置: 55..1110 (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88C ポリヌクレオチド及びアミノ酸
配列」 (xi)配列:配列番号:1: AGAAGAGCTG AGACATCCGT TCCCCTACAA GAAACTCTCC CCGGGTGGAA CAAG ATG 57 Met 1 GAT TAT CAA GTG TCA AGT CCA ATC TAT GAC ATC AAT TAT TAT ACA TCG 105 Asp Tyr Gln Val Ser Ser Pro Ile Tyr Asp Ile Asn Tyr Tyr Thr Ser 5 10 15 GAG CCC TGC CAA AAA ATC AAT GTG AAG CAA ATC GCA GCC CGC CTC CTG 153 Glu Pro Cys Gln Lys Ile Asn Val Lys Gln Ile Ala Ala Arg Leu Leu 20 25 30 CCT CCG CTC TAC TCA CTG GTG TTC ATC TTT GGT TTT GTG GGC AAC ATG 201 Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Ile Phe Gly Phe Val Gly Asn Met 35 40 45 CTG GTC ATC CTC ATC CTG ATA AAC TGC AAA AGG CTG AAG AGC ATG ACT 249 Leu Val Ile Leu Ile Leu Ile Asn Cys Lys Arg Leu Lys Ser Met Thr 50 55 60 65 GAC ATC TAC CTG CTC AAC CTG GCC ATC TCT GAC CTG TTT TTC CTT CTT 297 Asp Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser Asp Leu Phe Phe Leu Leu 70 75 80 ACT GTC CCC TTC TGG GCT CAC TAT GCT GCC GCC CAG TGG GAC TTT GGA 345 Thr Val Pro Phe Trp Ala His Tyr Ala Ala Ala Gln Trp Asp Phe Gly 85 90 95 AAT ACA ATG TGT CAA CTC TTG ACA GGG CTC TAT TTT ATA GGC TTC TTC 393 Asn Thr Met Cys Gln Leu Leu Thr Gly Leu Tyr Phe Ile Gly Phe Phe 100 105 110 TCT GGA ATC TTC TTC ATC ATC CTC CTG ACA ATC GAT AGG TAC CTG GCT 441 Ser Gly Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu Thr Ile Asp Arg Tyr Leu Ala 115 120 125 GTC GTC CAT GCT GTG TTT GCT TTA AAA GCC AGG ACG GTC ACC TTT GGG 489 Val Val His Ala Val Phe Ala Leu Lys Ala Arg Thr Val Thr Phe Gly 130 135 140 145 GTG GTG ACA AGT GTG ATC ACT TGG GTG GTG GCT GTG TTT GCG TCT CTC 537 Val Val Thr Ser Val Ile Thr Trp Val Val Ala Val Phe Ala Ser Leu 150 155 160 CCA GGA ATC ATC TTT ACC AGA TCT CAA AAA GAA GGT CTT CAT TAC ACC 585 Pro Gly Ile Ile Phe Thr Arg Ser Gln Lys Glu Gly Leu His Tyr Thr 165 170 175 TGC AGC TCT CAT TTT CCA TAC AGT CAG TAT CAA TTC TGG AAG AAT TTC 633 Cys Ser Ser His Phe Pro Tyr Ser Gln Tyr Gln Phe Trp Lys Asn Phe 180 185 190 CAG ACA TTA AAG ATA GTC ATC TTG GGG CTG GTC CTG CCG CTG CTT GTC 681 Gln Thr Leu Lys Ile Val Ile Leu Gly Leu Val Leu Pro Leu Leu Val 195 200 205 ATG GTC ATC TGC TAC TCG GGA ATC CTA AAA ACT CTG CTT CGG TGT CGA 729 Met Val Ile Cys Tyr Ser Gly Ile Leu Lys Thr Leu Leu Arg Cys Arg 210 215 220 225 AAT GAG AAG AAG AGG CAC AGG GCT GTG AGG CTT ATC TTC ACC ATC ATG 777 Asn Glu Lys Lys Arg His Arg Ala Val Arg Leu Ile Phe Thr Ile Met 230 235 240 ATT GTT TAT TTT CTC TTC TGG GCT CCC TAC AAC ATT GTC CTT CTC CTG 825 Ile Val Tyr Phe Leu Phe Trp Ala Pro Tyr Asn Ile Val Leu Leu Leu 245 250 255 AAC ACC TTC CAG GAA TTC TTT GGC CTG AAT AAT TGC AGT AGC TCT AAC 873 Asn Thr Phe Gln Glu Phe Phe Gly Leu Asn Asn Cys Ser Ser Ser Asn 260 265 270 AGG TTG GAC CAA GCT ATG CAG GTG ACA GAG ACT CTT GGG ATG ACG CAC 921 Arg Leu Asp Gln Ala Met Gln Val Thr Glu Thr Leu Gly Met Thr His 275 280 285 TGC TGC ATC AAC CCC ATC ATC TAT GCC TTT GTC GGG GAG AAG TTC AGA 969 Cys Cys Ile Asn Pro Ile Ile Tyr Ala Phe Val Gly Glu Lys Phe Arg 290 295 300 305 AAC TAC CTC TTA GTC TTC TTC CAA AAG CAC ATT GCC AAA CGC TTC TGC 1017 Asn Tyr Leu Leu Val Phe Phe Gln Lys His Ile Ala Lys Arg Phe Cys 310 315 320 AAA TGC TGT TCT ATT TTC CAG CAA GAG GCT CCC GAG CGA GCA AGC TCA 1065 Lys Cys Cys Ser Ile Phe Gln Gln Glu Ala Pro Glu Arg Ala Ser Ser 325 330 335 GTT TAC ACC CGA TCC ACT GGG GAG CAG GAA ATA TCT GTG GGC TTG 1110 Val Tyr Thr Arg Ser Thr Gly Glu Gln Glu Ile Ser Val Gly Leu 340 345 350 TGACACGGAC TCAAGTGGGC TGGTGACCCA GTCAGAGTTG TGCACATGGC TTAGTTTTCA 1170 TACACAGCCT GGGCTGGGGG TGGGGTGGGA GAGGTCTTTT TTAAAAGGAA GTTACTGTTA 1230 TAGAGGGTCT AAGATTCATC CATTTATTTG GCATCTGTTT AAAGTAGATT AGATCTTTTA 1290 AGCCCATCAA TTATAGAAAG CCAAATCAAA ATATGTTGAT GAAAAATAGC AACCTTTTTA 1350 TCTCCCCTTC ACATGCATCA AGTTATTGAC AAACTCTCCC TTCACTCCGA AAGTTCCTTA 1410 TGTATATTTA AAAGAAAGCC TCAGAGAATT GCTGATTCTT GAGTTTAGTG ATCTGAACAG 1470 AAATACCAAA ATTATTTCAG AAATGTACAA CTTTTTACCT AGTACAAGGC AACATATAGG 1530 TTGTAAATGT GTTTAAAACA GGTCTTTGTC TTGCTATGGG GAGAAAAGAC ATGAATATGA 1590 TTAGTAAAGA AATGACACTT TTCATGTGTG ATTTCCCCTC CAAGGTATGG TTAATAAGTT 1650 TCACTGACTT AGAACCAGGC GAGAGACTTG TGGCCTGGGA GAGCTGGGGA AGCTTCTTAA 1710 ATGAGAAGGA ATTTGAGTTG GATCATCTAT TGCTGGCAAA GACAGAAGCC TCACTGCAAG 1770 CACTGCATGG GCAAGCTTGG CTGTAGAAGG AGACAGAGCT GGTTGGGAAG ACATGGGGAG 1830 GAAGGACAAG GCTAGATCAT GAAGAACCTT GACGGCATTG CTCCGTCTAA GTCATGAGCT 1890 GAGCAGGGAG ATCCTGGTTG GTGTTGCAGA AGGTTTACTC TGTGGCCAAA GGAGGGTCAG 1950 GAAGGATGAG CATTTAGGGC AAGGAGACCA CCAACAGCCC TCAGGTCAGG GTGAGGATGG 2010 CCTCTGCTAA GCTCAAGGCG TGAGGATGGG AAGGAGGGAG GTATTCGTAA GGATGGGAAG 2070 GAGGGAGGTA TTCGTGCAGC ATATGAGGAT GCAGAGTCAG CAGAACTGGG GTGGATTTGG 2130 TTTGGAAGTG AGGGTCAGAG AGGAGTCAGA GAGAATCCCT AGTCTTCAAG CAGATTGGAG 2190 AAACCCTTGA AAAGACATCA AGCACAGAAG GAGGAGGAGG AGGTTTAGGT CAAGAAGAAG 2250 ATGGATTGGT GTAAAAGGAT GGGTCTGGTT TGCAGAGCTT GAACACAGTC TCACCCAGAC 2310 TCCAGGCTGT CTTTCACTGA ATGCTTCTGA CTTCATAGAT TTCCTTCCCA TCCCAGCTGA 2370 AATACTGAGG GGTCTCCAGG AGGAGACTAG ATTTATGAAT ACACGAGGTA TGAGGTCTAG 2430 GAACATACTT CAGCTCACAC ATGAGATCTA GGTGAGGATT GATTACCTAG TAGTCATTTC 2490 ATGGGTTGTT GGGAGGATTC TATGAGGCAA CCACAGGCAG CATTTAGCAC ATACTACACA 2550 TTCAATAAGC ATCAAACTCT TAGTTACTCA TTCAGGGATA GCACTGAGCA AAGCATTGAG 2610 CAAAGGGGTC CCATATAGGT GAGGGAAGCC TGAAAAACTA AGATGCTGCC TGCCCAGTGC 2670 ACACAAGTGT AGGTATCATT TTCTGCATTT AACCGTCAAT AGGCAAAGGG GGGAAGGGAC 2730 ATATTCATTT GGAAATAAGC TGCCTTGAGC CTTAAAACCC ACAAAAGTAC AATTTACCAG 2790 CCTCCGTATT TCAGACTGAA TGGGGGTGGG GGGGGCGCCT TAGGTACTTA TTCCAGATGC 2850 CTTCTCCAGA CAAACCAGAA GCAACAGAAA AAATCGTCTC TCCCTCCCTT TGAAATGAAT 2910 ATACCCCTTA GTGTTTGGGT ATATTCATTT CAAAGGGAGA GAGAGAGGTT TTTTTCTGTT 2970 CTTTCTCATA TGATTGTGCA CATACTTGAG ACTGTTTTGA ATTTGGGGGA TGGCTAAAAC 3030 CATCATAGTA CAGGTAAGGT GAGGGAATAG TAAGTGGTGA GAACTACTCA GGGAATGAAG 3090 GTGTCAGAAT AATAAGAGGT GCTACTGACT TTCTCAGCCT CTGAATATGA ACGGTGAGCA 3150 TTGTGGCTGT CAGCAGGAAG CAACGAAGGG AAATGTCTTT CCTTTTGCTC TTAAGTTGTG 3210 GAGAGTGCAA CAGTAGCATA GGACCCTACC CTCTGGGCCA AGTCAAAGAC ATTCTGACAT 3270 CTTAGTATTT GCATATTCTT ATGTATGTGA AAGTTACAAA TTGCTTGAAA GAAAATATGC 3330 ATCTAATAAA AAACACCTTC TAAAATAAAA AAAAAAAAAA AAAAAAAAAA AAA 3383 (2)配列番号:2の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 352アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: タンパク質 (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88C アミノ酸配列」 (xi)配列:配列番号:2: Met Asp Tyr Gln Val Ser Ser Pro Ile Tyr Asp Ile Asn Tyr Tyr Thr 1 5 10 15 Ser Glu Pro Cys Gln Lys Ile Asn Val Lys Gln Ile Ala Ala Arg Leu 20 25 30 Leu Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Ile Phe Gly Phe Val Gly Asn 35 40 45 Met Leu Val Ile Leu Ile Leu Ile Asn Cys Lys Arg Leu Lys Ser Met 50 55 60 Thr Asp Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser Asp Leu Phe Phe Leu 65 70 75 80 Leu Thr Val Pro Phe Trp Ala His Tyr Ala Ala Ala Gln Trp Asp Phe 85 90 95 Gly Asn Thr Met Cys Gln Leu Leu Thr Gly Leu Tyr Phe Ile Gly Phe 100 105 110 Phe Ser Gly Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu Thr Ile Asp Arg Tyr Leu 115 120 125 Ala Val Val His Ala Val Phe Ala Leu Lys Ala Arg Thr Val Thr Phe 130 135 140 Gly Val Val Thr Ser Val Ile Thr Trp Val Val Ala Val Phe Ala Ser 145 150 155 160 Leu Pro Gly Ile Ile Phe Thr Arg Ser Gln Lys Glu Gly Leu His Tyr 165 170 175 Thr Cys Ser Ser His Phe Pro Tyr Ser Gln Tyr Gln Phe Trp Lys Asn 180 185 190 Phe Gln Thr Leu Lys Ile Val Ile Leu Gly Leu Val Leu Pro Leu Leu 195 200 205 Val Met Val Ile Cys Tyr Ser Gly Ile Leu Lys Thr Leu Leu Arg Cys 210 215 220 Arg Asn Glu Lys Lys Arg His Arg Ala Val Arg Leu Ile Phe Thr Ile 225 230 235 240 Met Ile Val Tyr Phe Leu Phe Trp Ala Pro Tyr Asn Ile Val Leu Leu 245 250 255 Leu Asn Thr Phe Gln Glu Phe Phe Gly Leu Asn Asn Cys Ser Ser Ser 260 265 270 Asn Arg Leu Asp Gln Ala Met Gln Val Thr Glu Thr Leu Gly Met Thr 275 280 285 His Cys Cys Ile Asn Pro Ile Ile Tyr Ala Phe Val Gly Glu Lys Phe 290 295 300 Arg Asn Tyr Leu Leu Val Phe Phe Gln Lys His Ile Ala Lys Arg Phe 305 310 315 320 Cys Lys Cys Cys Ser Ile Phe Gln Gln Glu Ala Pro Glu Arg Ala Ser 325 330 335 Ser Val Tyr Thr Arg Ser Thr Gly Glu Gln Glu Ile Ser Val Gly Leu 340 345 350 (2)配列番号:3の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 1915塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: cDNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: CDS (B)存在位置: 362..1426 (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B ポリヌクレオチド及びアミノ酸配列」 (xi)配列:配列番号:3: ATAATAATGA TTATTATATT GTTATCATTA TCTAGCCTGT TTTTTCCTGT TTTGTATTTC 60 TTCCTTTAAA TGCTTTCAGA AATCTGTATC CCCATTCTTC ACCACCACCC CACAACATTT 120 CTGCTTCTTT TCCCATGCCG GGTCATGCTA ACTTTGAAAG CTTCAGCTCT TTCCTTCCTC 180 AATCCTTTTC CTGGCACCTC TGATATGCCT TTTGAAATTC ATGTTAAAGA ATCCCTAGGC 240 TGCTATCACA TGTGGCATCT TTGTTGAGTA CATGAATAAA TCAACTGGTG TGTTTTACGA 300 AGGATGATTA TGCTTCATTG TGGGATTGTA TTTTTCTTCT TCTATCACAG GGAGAAGTGA 360 A ATG ACA ACC TCA CTA GAT ACA GTT GAG ACC TTT GGT ACC ACA TCC 406 Met Thr Thr Ser Leu Asp Thr Val Glu Thr Phe Gly Thr Thr Ser 1 5 10 15 TAC TAT GAT GAC GTG GGC CTG CTC TGT GAA AAA GCT GAT ACC AGA GCA 454 Tyr Tyr Asp Asp Val Gly Leu Leu Cys Glu Lys Ala Asp Thr Arg Ala 20 25 30 CTG ATG GCC CAG TTT GTG CCC CCG CTG TAC TCC CTG GTG TTC ACT GTG 502 Leu Met Ala Gln Phe Val Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Thr Val 35 40 45 GGC CTC TTG GGC AAT GTG GTG GTG GTG ATG ATC CTC ATA AAA TAC AGG 550 Gly Leu Leu Gly Asn Val Val Val Val Met Ile Leu Ile Lys Tyr Arg 50 55 60 AGG CTC CGA ATT ATG ACC AAC ATC TAC CTG CTC AAC CTG GCC ATT TCG 598 Arg Leu Arg Ile Met Thr Asn Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser 65 70 75 GAC CTG CTC TTC CTC GTC ACC CTT CCA TTC TGG ATC CAC TAT GTC AGG 646 Asp Leu Leu Phe Leu Val Thr Leu Pro Phe Trp Ile His Tyr Val Arg 80 85 90 95 GGG CAT AAC TGG GTT TTT GGC CAT GGC ATG TGT AAG CTC CTC TCA GGG 694 Gly His Asn Trp Val Phe Gly His Gly Met Cys Lys Leu Leu Ser Gly 100 105 110 TTT TAT CAC ACA GGC TTG TAC AGC GAG ATC TTT TTC ATA ATC CTG CTG 742 Phe Tyr His Thr Gly Leu Tyr Ser Glu Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu 115 120 125 ACA ATC GAC AGG TAC CTG GCC ATT GTC CAT GCT GTG TTT GCC CTT CGA 790 Thr Ile Asp Arg Tyr Leu Ala Ile Val His Ala Val Phe Ala Leu Arg 130 135 140 GCC CGG ACT GTC ACT TTT GGT GTC ATC ACC AGC ATC GTC ACC TGG GGC 838 Ala Arg Thr Val Thr Phe Gly Val Ile Thr Ser Ile Val Thr Trp Gly 145 150 155 CTG GCA GTG CTA GCA GCT CTT CCT GAA TTT ATC TTC TAT GAG ACT GAA 886 Leu Ala Val Leu Ala Ala Leu Pro Glu Phe Ile Phe Tyr Glu Thr Glu 160 165 170 175 GAG TTG TTT GAA GAG ACT CTT TGC AGT GCT CTT TAC CCA GAG GAT ACA 934 Glu Leu Phe Glu Glu Thr Leu Cys Ser Ala Leu Tyr Pro Glu Asp Thr 180 185 190 GTA TAT AGC TGG AGG CAT TTC CAC ACT CTG AGA ATG ACC ATC TTC TGT 982 Val Tyr Ser Trp Arg His Phe His Thr Leu Arg Met Thr Ile Phe Cys 195 200 205 CTC GTT CTC CCT CTG CTC GTT ATG GCC ATC TGC TAC ACA GGA ATC ATC 1030 Leu Val Leu Pro Leu Leu Val Met Ala Ile Cys Tyr Thr Gly Ile Ile 210 215 220 AAA ACG CTG CTG AGG TGC CCC AGT AAA AAA AAG TAC AAG GCC ATC CGG 1078 Lys Thr Leu Leu Arg Cys Pro Ser Lys Lys Lys Tyr Lys Ala Ile Arg 225 230 235 CTC ATT TTT GTC ATC ATG GCG GTG TTT TTC ATT TTC TGG ACA CCC TAC 1126 Leu Ile Phe Val Ile Met Ala Val Phe Phe Ile Phe Trp Thr Pro Tyr 240 245 250 255 AAT GTG GCT ATC CTT CTC TCT TCC TAT CAA TCC ATC TTA TTT GGA AAT 1174 Asn Val Ala Ile Leu Leu Ser Ser Tyr Gln Ser Ile Leu Phe Gly Asn 260 265 270 GAC TGT GAG CGG AGC AAG CAT CTG GAC CTG GTC ATG CTG GTG ACA GAG 1222 Asp Cys Glu Arg Ser Lys His Leu Asp Leu Val Met Leu Val Thr Glu 275 280 285 GTG ATC GCC TAC TCC CAC TGC TGC ATG AAC CCG GTG ATC TAC GCC TTT 1270 Val Ile Ala Tyr Ser His Cys Cys Met Asn Pro Val Ile Tyr Ala Phe 290 295 300 GTT GGA GAG AGG TTC CGG AAG TAC CTG CGC CAC TTC TTC CAC AGG CAC 1318 Val Gly Glu Arg Phe Arg Lys Tyr Leu Arg His Phe Phe His Arg His 305 310 315 TTG CTC ATG CAC CTG GGC AGA TAC ATC CCA TTC CTT CCT AGT GAG AAG 1366 Leu Leu Met His Leu Gly Arg Tyr Ile Pro Phe Leu Pro Ser Glu Lys 320 325 330 335 CTG GAA AGA ACC AGC TCT GTC TCT CCA TCC ACA GCA GAG CCG GAA CTC 1414 Leu Glu Arg Thr Ser Ser Val Ser Pro Ser Thr Ala Glu Pro Glu Leu 340 345 350 TCT ATT GTG TTT TAGGTCAGAT GCAGAAAATT GCCTAAAGAG GAAGGACCAA 1466 Ser Ile Val Phe 355 GGAGATGAAG CAAACACATT AAGCCTTCCA CACTCACCTC TAAAACAGTC CTTCAAACTT 1526 CCAGTGCAAC ACTGAAGCTC TTGAAGACAC TGAAATATAC ACACAGCAGT AGCAGTAGAT 1586 GCATGTACCC TAAGGTCATT ACCACAGGCC AGGGGCTGGG CAGCGTACTC ATCATCAACC 1646 CTAAAAAGCA GAGCTTTGCT TCTCTCTCTA AAATGAGTTA CCTACATTTT AATGCACCTG 1706 AATGTTAGAT AGTTACTATA TGCCGCTACA AAAAGGTAAA ACTTTTTATA TTTTATACAT 1766 TAACTTCAGC CAGCTATTGA TATAAATAAA ACATTTTCAC ACAATACAAT AAGTTAACTA 1826 TTTTATTTTC TAATGTGCCT AGTTCTTTCC CTGCTTAATG AAAAGCTTGT TTTTTCAGTG 1886 TGAATAAATA ATCGTAAGCA ACAAAAAAA 1915 (2)配列番号:4の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 355アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: タンパク質 (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B アミノ酸配列」 (xi)配列:配列番号:4: Met Thr Thr Ser Leu Asp Thr Val Glu Thr Phe Gly Thr Thr Ser Tyr 1 5 10 15 Tyr Asp Asp Val Gly Leu Leu Cys Glu Lys Ala Asp Thr Arg Ala Leu 20 25 30 Met Ala Gln Phe Val Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Thr Val Gly 35 40 45 Leu Leu Gly Asn Val Val Val Val Met Ile Leu Ile Lys Tyr Arg Arg 50 55 60 Leu Arg Ile Met Thr Asn Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser Asp 65 70 75 80 Leu Leu Phe Leu Val Thr Leu Pro Phe Trp Ile His Tyr Val Arg Gly 85 90 95 His Asn Trp Val Phe Gly His Gly Met Cys Lys Leu Leu Ser Gly Phe 100 105 110 Tyr His Thr Gly Leu Tyr Ser Glu Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu Thr 115 120 125 Ile Asp Arg Tyr Leu Ala Ile Val His Ala Val Phe Ala Leu Arg Ala 130 135 140 Arg Thr Val Thr Phe Gly Val Ile Thr Ser Ile Val Thr Trp Gly Leu 145 150 155 160 Ala Val Leu Ala Ala Leu Pro Glu Phe Ile Phe Tyr Glu Thr Glu Glu 165 170 175 Leu Phe Glu Glu Thr Leu Cys Ser Ala Leu Tyr Pro Glu Asp Thr Val 180 185 190 Tyr Ser Trp Arg His Phe His Thr Leu Arg Met Thr Ile Phe Cys Leu 195 200 205 Val Leu Pro Leu Leu Val Met Ala Ile Cys Tyr Thr Gly Ile Ile Lys 210 215 220 Thr Leu Leu Arg Cys Pro Ser Lys Lys Lys Tyr Lys Ala Ile Arg Leu 225 230 235 240 Ile Phe Val Ile Met Ala Val Phe Phe Ile Phe Trp Thr Pro Tyr Asn 245 250 255 Val Ala Ile Leu Leu Ser Ser Tyr Gln Ser Ile Leu Phe Gly Asn Asp 260 265 270 Cys Glu Arg Ser Lys His Leu Asp Leu Val Met Leu Val Thr Glu Val 275 280 285 Ile Ala Tyr Ser His Cys Cys Met Asn Pro Val Ile Tyr Ala Phe Val 290 295 300 Gly Glu Arg Phe Arg Lys Tyr Leu Arg His Phe Phe His Arg His Leu 305 310 315 320 Leu Met His Leu Gly Arg Tyr Ile Pro Phe Leu Pro Ser Glu Lys Leu 325 330 335 Glu Arg Thr Ser Ser Val Ser Pro Ser Thr Ala Glu Pro Glu Leu Ser 340 345 350 Ile Val Phe 355 (2)配列番号:5の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 34塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「V28degf2」 (xi)配列:配列番号:5: GACGGATCCA TYGAYAGRTA CCTGGCYATY GTCC 34 (2)配列番号:6の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 32塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「V28degr2」 (xi)配列:配列番号:6: GCTAAGCTTT TRTAGGGDGT CCAYAAGAGY AA 32 (2)配列番号:7の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 21塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88c-r4」 (xi)配列:配列番号:7: GATAAGCCTC ACAGCCCTGT G 21 (2)配列番号:8の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 28塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88c-rlb」 (xi)配列:配列番号:8: GCTAAGCTTG ATGACTATCT TTAATGTC 28 (2)配列番号:9の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 27塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B-3」 (xi)配列:配列番号:9: CCCTCTAGAC TAAAACACAA TAGAGAG 27 (2)配列番号:10の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 30塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B-5」 (xi)配列:配列番号:10: GCTAAGCTTA TCACAGGGAG AAGTGAAATG 30 (2)配列番号:11の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 20塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B-f1」 (xi)配列:配列番号:11: AGTGCTAGCA GCTCTTCCTG 20 (2)配列番号:12の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 20塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B-r1」 (xi)配列:配列番号:12: CAGCAGCGTT TTGATGATTC 20 (2)配列番号:13の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 19塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88C-f1」 (xi)配列:配列番号:13: TGTGTTTGCT TTAAAAGCC 19 (2)配列番号:14の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 17塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88C-r3」 (xi)配列:配列番号:14: TAAGCCTCAC AGCCCTG 17 (2)配列番号:15の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 28塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「CCCKR1(2)-5’プライマー」 (xi)配列:配列番号:15: CGTAAGCTTA GAGAAGCCGG GATGGGAA 28 (2)配列番号:16の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 25塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (iv)アンチセンス: イエス (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「CCCKR-3’プライマー」 (xi)配列:配列番号:16: GCCTCTAGAG TCAGAGACCA GCAGA 25 (2)配列番号:17の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 28塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA(ゲノミック) (xi)配列:配列番号:17: GACAAGCTTC ACAGGGTGGA ACAAGATG 28 (2)配列番号:18の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 27塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA(ゲノミック) (xi)配列:配列番号:18: GTCTCTAGAC CACTTGAGTC CGTGTCA 27 (2)配列番号:19の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 1059塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: cDNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「V28degf2」 (xi)配列:配列番号:19: (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: CDS (B)存在位置: 1..1056 (xi)配列:配列番号:19: ATG GAC TAT CAA GTG TCA AGT CCA ACC TAT GAC ATC GAT TAT TAT ACA 48 Met Asp Tyr Gln Val Ser Ser Pro Thr Tyr Asp Ile Asp Tyr Tyr Thr 1 5 10 15 TCG GAA CCC TGC CAA AAA ATC AAT GTG AAA CAA ATC GCA GCC CGC CTC 96 Ser Glu Pro Cys Gln Lys Ile Asn Val Lys Gln Ile Ala Ala Arg Leu 20 25 30 CTG CCT CCG CTC TAC TCA CTG GTG TTC ATC TTT GGT TTT GTG GGC AAC 144 Leu Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Ile Phe Gly Phe Val Gly Asn 35 40 45 ATA CTG GTC GTC CTC ATC CTG ATA AAC TGC AAA AGG CTG AAA AGC ATG 192 Ile Leu Val Val Leu Ile Leu Ile Asn Cys Lys Arg Leu Lys Ser Met 50 55 60 ACT GAC ATC TAC CTG CTC AAC CTG GCC ATC TCT GAC CTG CTT TTC CTT 240 Thr Asp Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser Asp Leu Leu Phe Leu 65 70 75 80 CTT ACT GTC CCC TTC TGG GCT CAC TAT GCT GCT GCC CAG TGG GAC TTT 288 Leu Thr Val Pro Phe Trp Ala His Tyr Ala Ala Ala Gln Trp Asp Phe 85 90 95 GGA AAT ACA ATG TGT CAA CTC TTG ACA GGG CTC TAT TTT ATA GGC TTC 336 Gly Asn Thr Met Cys Gln Leu Leu Thr Gly Leu Tyr Phe Ile Gly Phe 100 105 110 TTC TCT GGA ATC TTC TTC ATC ATC CTC CTG ACA ATC GAT AGG TAC CTG 384 Phe Ser Gly Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu Thr Ile Asp Arg Tyr Leu 115 120 125 GCT ATC GTC CAT GCT GTG TTT GCT TTA AAA GCC AGG ACA GTC ACC TTT 432 Ala Ile Val His Ala Val Phe Ala Leu Lys Ala Arg Thr Val Thr Phe 130 135 140 GGG GTG GTG ACA AGT GTG ATC ACT TGG GTG GTG GCT GTG TTT GCC TCT 480 Gly Val Val Thr Ser Val Ile Thr Trp Val Val Ala Val Phe Ala Ser 145 150 155 160 CTC CCA GGA ATC ATC TTT ACC AGA TCT CAG AGA GAA GGT CTT CAT TAC 528 Leu Pro Gly Ile Ile Phe Thr Arg Ser Gln Arg Glu Gly Leu His Tyr 165 170 175 ACC TGC AGC TCT CAT TTT CCA TAC AGT CAG TAT CAA TTC TGG AAG AAT 576 Thr Cys Ser Ser His Phe Pro Tyr Ser Gln Tyr Gln Phe Trp Lys Asn 180 185 190 TTT CAG ACA TTA AAG ATG GTC ATC TTG GGG CTG GTC CTG CCG CTG CTT 624 Phe Gln Thr Leu Lys Met Val Ile Leu Gly Leu Val Leu Pro Leu Leu 195 200 205 GTC ATG GTC ATC TGC TAC TCG GGA ATC CTG AAA ACT CTG CTT CGG TGT 672 Val Met Val Ile Cys Tyr Ser Gly Ile Leu Lys Thr Leu Leu Arg Cys 210 215 220 CGA AAC GAG AAG AAG AGG CAC AGG GCT GTG AGG CTT ATC TTC ACC ATC 720 Arg Asn Glu Lys Lys Arg His Arg Ala Val Arg Leu Ile Phe Thr Ile 225 230 235 240 ATG ATT GTT TAT TTT CTC TTG TGG GCT CCC TAC AAC ATT GTC CTT CTC 768 Met Ile Val Tyr Phe Leu Leu Trp Ala Pro Tyr Asn Ile Val Leu Leu 245 250 255 CTG AAC ACC TTC CAG GAA TTC TTT GGC CTG AAT AAT TGC AGT AGC TCT 816 Leu Asn Thr Phe Gln Glu Phe Phe Gly Leu Asn Asn Cys Ser Ser Ser 260 265 270 AAC AGG TTG GAC CAA GCC ATG CAG GTG ACA GAG ACT CTT GGG ATG ACA 864 Asn Arg Leu Asp Gln Ala Met Gln Val Thr Glu Thr Leu Gly Met Thr 275 280 285 CAC TGC TGC ATC AAC CCC ATC ATC TAT GCC TTT GTC GGG GAG AAG TTC 912 His Cys Cys Ile Asn Pro Ile Ile Tyr Ala Phe Val Gly Glu Lys Phe 290 295 300 AGA AAC TAC CTC TTA GTC TTC TTC CAA AAG CAC ATT GCC AAA CGC TTC 960 Arg Asn Tyr Leu Leu Val Phe Phe Gln Lys His Ile Ala Lys Arg Phe 305 310 315 320 TGC AAA TGC TGT TCC ATT TTC CAG CAA GAG GCT CCC GAG CGA GCA AGT 1008 Cys Lys Cys Cys Ser Ile Phe Gln Gln Glu Ala Pro Glu Arg Ala Ser 325 330 335 TCA GTT TAC ACC CGA TCC ACT GGG GAG CAG GAA ATA TCT GTG GGC TTG 1056 Ser Val Tyr Thr Arg Ser Thr Gly Glu Gln Glu Ile Ser Val Gly Leu 340 345 350 TGA 1059 (2)配列番号:20の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 352アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: タンパク質 (xi)配列:配列番号:20: Met Asp Tyr Gln Val Ser Ser Pro Thr Tyr Asp Ile Asp Tyr Tyr Thr 1 5 10 15 Ser Glu Pro Cys Gln Lys Ile Asn Val Lys Gln Ile Ala Ala Arg Leu 20 25 30 Leu Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Ile Phe Gly Phe Val Gly Asn 35 40 45 Ile Leu Val Val Leu Ile Leu Ile Asn Cys Lys Arg Leu Lys Ser Met 50 55 60 Thr Asp Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser Asp Leu Leu Phe Leu 65 70 75 80 Leu Thr Val Pro Phe Trp Ala His Tyr Ala Ala Ala Gln Trp Asp Phe 85 90 95 Gly Asn Thr Met Cys Gln Leu Leu Thr Gly Leu Tyr Phe Ile Gly Phe 100 105 110 Phe Ser Gly Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu Thr Ile Asp Arg Tyr Leu 115 120 125 Ala Ile Val His Ala Val Phe Ala Leu Lys Ala Arg Thr Val Thr Phe 130 135 140 Gly Val Val Thr Ser Val Ile Thr Trp Val Val Ala Val Phe Ala Ser 145 150 155 160 Leu Pro Gly Ile Ile Phe Thr Arg Ser Gln Arg Glu Gly Leu His Tyr 165 170 175 Thr Cys Ser Ser His Phe Pro Tyr Ser Gln Tyr Gln Phe Trp Lys Asn 180 185 190 Phe Gln Thr Leu Lys Met Val Ile Leu Gly Leu Val Leu Pro Leu Leu 195 200 205 Val Met Val Ile Cys Tyr Ser Gly Ile Leu Lys Thr Leu Leu Arg Cys 210 215 220 Arg Asn Glu Lys Lys Arg His Arg Ala Val Arg Leu Ile Phe Thr Ile 225 230 235 240 Met Ile Val Tyr Phe Leu Leu Trp Ala Pro Tyr Asn Ile Val Leu Leu 245 250 255 Leu Asn Thr Phe Gln Glu Phe Phe Gly Leu Asn Asn Cys Ser Ser Ser 260 265 270 Asn Arg Leu Asp Gln Ala Met Gln Val Thr Glu Thr Leu Gly Met Thr 275 280 285 His Cys Cys Ile Asn Pro Ile Ile Tyr Ala Phe Val Gly Glu Lys Phe 290 295 300 Arg Asn Tyr Leu Leu Val Phe Phe Gln Lys His Ile Ala Lys Arg Phe 305 310 315 320 Cys Lys Cys Cys Ser Ile Phe Gln Gln Glu Ala Pro Glu Arg Ala Ser 325 330 335 Ser Val Tyr Thr Arg Ser Thr Gly Glu Gln Glu Ile Ser Val Gly Leu 340 345 350
ニュー 22021 (ii)発明の名称: ケモカイン受容体物質及び方法 (iii)配列の数: 20 (iv)連絡先住所: (A)名宛人: マーシャル、オトゥール、ジェースティ
ン、マレー アンドボーラン (B)番地: 6300 シアーズタワー, 233 サウス ワッカー
ドライブ (C)都市名:シカゴ (D)州名:イリノイ (E)国名:米国 (F)郵便番号: 60606 (v)コンピューター読取形式: (A)媒体:フロッピー(登録商標) ディスク (B)コンピューター: IBM PC互換機 (C)作動システム: PC−DOS/MS−DOS(登
録商標) (D)ソフトウェア:パテント イン リリース #1.0、
バージョン #1.30 (vi)現出願データ: (A)出願番号: (B)出願日: (C)分類: (viii)弁護士/弁理士情報: (A)氏名:ノーランド、グレタ イー. (B)登録番号: 35,302 (C)参照/事件番号: 27866/33670 (ix)通信情報: (A)電話: 312-474-6300 (B)ファックス: 312-474-0448 (2)配列番号:1の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 3383塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: cDNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: CDS (B)存在位置: 55..1110 (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88C ポリヌクレオチド及びアミノ酸
配列」 (xi)配列:配列番号:1: AGAAGAGCTG AGACATCCGT TCCCCTACAA GAAACTCTCC CCGGGTGGAA CAAG ATG 57 Met 1 GAT TAT CAA GTG TCA AGT CCA ATC TAT GAC ATC AAT TAT TAT ACA TCG 105 Asp Tyr Gln Val Ser Ser Pro Ile Tyr Asp Ile Asn Tyr Tyr Thr Ser 5 10 15 GAG CCC TGC CAA AAA ATC AAT GTG AAG CAA ATC GCA GCC CGC CTC CTG 153 Glu Pro Cys Gln Lys Ile Asn Val Lys Gln Ile Ala Ala Arg Leu Leu 20 25 30 CCT CCG CTC TAC TCA CTG GTG TTC ATC TTT GGT TTT GTG GGC AAC ATG 201 Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Ile Phe Gly Phe Val Gly Asn Met 35 40 45 CTG GTC ATC CTC ATC CTG ATA AAC TGC AAA AGG CTG AAG AGC ATG ACT 249 Leu Val Ile Leu Ile Leu Ile Asn Cys Lys Arg Leu Lys Ser Met Thr 50 55 60 65 GAC ATC TAC CTG CTC AAC CTG GCC ATC TCT GAC CTG TTT TTC CTT CTT 297 Asp Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser Asp Leu Phe Phe Leu Leu 70 75 80 ACT GTC CCC TTC TGG GCT CAC TAT GCT GCC GCC CAG TGG GAC TTT GGA 345 Thr Val Pro Phe Trp Ala His Tyr Ala Ala Ala Gln Trp Asp Phe Gly 85 90 95 AAT ACA ATG TGT CAA CTC TTG ACA GGG CTC TAT TTT ATA GGC TTC TTC 393 Asn Thr Met Cys Gln Leu Leu Thr Gly Leu Tyr Phe Ile Gly Phe Phe 100 105 110 TCT GGA ATC TTC TTC ATC ATC CTC CTG ACA ATC GAT AGG TAC CTG GCT 441 Ser Gly Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu Thr Ile Asp Arg Tyr Leu Ala 115 120 125 GTC GTC CAT GCT GTG TTT GCT TTA AAA GCC AGG ACG GTC ACC TTT GGG 489 Val Val His Ala Val Phe Ala Leu Lys Ala Arg Thr Val Thr Phe Gly 130 135 140 145 GTG GTG ACA AGT GTG ATC ACT TGG GTG GTG GCT GTG TTT GCG TCT CTC 537 Val Val Thr Ser Val Ile Thr Trp Val Val Ala Val Phe Ala Ser Leu 150 155 160 CCA GGA ATC ATC TTT ACC AGA TCT CAA AAA GAA GGT CTT CAT TAC ACC 585 Pro Gly Ile Ile Phe Thr Arg Ser Gln Lys Glu Gly Leu His Tyr Thr 165 170 175 TGC AGC TCT CAT TTT CCA TAC AGT CAG TAT CAA TTC TGG AAG AAT TTC 633 Cys Ser Ser His Phe Pro Tyr Ser Gln Tyr Gln Phe Trp Lys Asn Phe 180 185 190 CAG ACA TTA AAG ATA GTC ATC TTG GGG CTG GTC CTG CCG CTG CTT GTC 681 Gln Thr Leu Lys Ile Val Ile Leu Gly Leu Val Leu Pro Leu Leu Val 195 200 205 ATG GTC ATC TGC TAC TCG GGA ATC CTA AAA ACT CTG CTT CGG TGT CGA 729 Met Val Ile Cys Tyr Ser Gly Ile Leu Lys Thr Leu Leu Arg Cys Arg 210 215 220 225 AAT GAG AAG AAG AGG CAC AGG GCT GTG AGG CTT ATC TTC ACC ATC ATG 777 Asn Glu Lys Lys Arg His Arg Ala Val Arg Leu Ile Phe Thr Ile Met 230 235 240 ATT GTT TAT TTT CTC TTC TGG GCT CCC TAC AAC ATT GTC CTT CTC CTG 825 Ile Val Tyr Phe Leu Phe Trp Ala Pro Tyr Asn Ile Val Leu Leu Leu 245 250 255 AAC ACC TTC CAG GAA TTC TTT GGC CTG AAT AAT TGC AGT AGC TCT AAC 873 Asn Thr Phe Gln Glu Phe Phe Gly Leu Asn Asn Cys Ser Ser Ser Asn 260 265 270 AGG TTG GAC CAA GCT ATG CAG GTG ACA GAG ACT CTT GGG ATG ACG CAC 921 Arg Leu Asp Gln Ala Met Gln Val Thr Glu Thr Leu Gly Met Thr His 275 280 285 TGC TGC ATC AAC CCC ATC ATC TAT GCC TTT GTC GGG GAG AAG TTC AGA 969 Cys Cys Ile Asn Pro Ile Ile Tyr Ala Phe Val Gly Glu Lys Phe Arg 290 295 300 305 AAC TAC CTC TTA GTC TTC TTC CAA AAG CAC ATT GCC AAA CGC TTC TGC 1017 Asn Tyr Leu Leu Val Phe Phe Gln Lys His Ile Ala Lys Arg Phe Cys 310 315 320 AAA TGC TGT TCT ATT TTC CAG CAA GAG GCT CCC GAG CGA GCA AGC TCA 1065 Lys Cys Cys Ser Ile Phe Gln Gln Glu Ala Pro Glu Arg Ala Ser Ser 325 330 335 GTT TAC ACC CGA TCC ACT GGG GAG CAG GAA ATA TCT GTG GGC TTG 1110 Val Tyr Thr Arg Ser Thr Gly Glu Gln Glu Ile Ser Val Gly Leu 340 345 350 TGACACGGAC TCAAGTGGGC TGGTGACCCA GTCAGAGTTG TGCACATGGC TTAGTTTTCA 1170 TACACAGCCT GGGCTGGGGG TGGGGTGGGA GAGGTCTTTT TTAAAAGGAA GTTACTGTTA 1230 TAGAGGGTCT AAGATTCATC CATTTATTTG GCATCTGTTT AAAGTAGATT AGATCTTTTA 1290 AGCCCATCAA TTATAGAAAG CCAAATCAAA ATATGTTGAT GAAAAATAGC AACCTTTTTA 1350 TCTCCCCTTC ACATGCATCA AGTTATTGAC AAACTCTCCC TTCACTCCGA AAGTTCCTTA 1410 TGTATATTTA AAAGAAAGCC TCAGAGAATT GCTGATTCTT GAGTTTAGTG ATCTGAACAG 1470 AAATACCAAA ATTATTTCAG AAATGTACAA CTTTTTACCT AGTACAAGGC AACATATAGG 1530 TTGTAAATGT GTTTAAAACA GGTCTTTGTC TTGCTATGGG GAGAAAAGAC ATGAATATGA 1590 TTAGTAAAGA AATGACACTT TTCATGTGTG ATTTCCCCTC CAAGGTATGG TTAATAAGTT 1650 TCACTGACTT AGAACCAGGC GAGAGACTTG TGGCCTGGGA GAGCTGGGGA AGCTTCTTAA 1710 ATGAGAAGGA ATTTGAGTTG GATCATCTAT TGCTGGCAAA GACAGAAGCC TCACTGCAAG 1770 CACTGCATGG GCAAGCTTGG CTGTAGAAGG AGACAGAGCT GGTTGGGAAG ACATGGGGAG 1830 GAAGGACAAG GCTAGATCAT GAAGAACCTT GACGGCATTG CTCCGTCTAA GTCATGAGCT 1890 GAGCAGGGAG ATCCTGGTTG GTGTTGCAGA AGGTTTACTC TGTGGCCAAA GGAGGGTCAG 1950 GAAGGATGAG CATTTAGGGC AAGGAGACCA CCAACAGCCC TCAGGTCAGG GTGAGGATGG 2010 CCTCTGCTAA GCTCAAGGCG TGAGGATGGG AAGGAGGGAG GTATTCGTAA GGATGGGAAG 2070 GAGGGAGGTA TTCGTGCAGC ATATGAGGAT GCAGAGTCAG CAGAACTGGG GTGGATTTGG 2130 TTTGGAAGTG AGGGTCAGAG AGGAGTCAGA GAGAATCCCT AGTCTTCAAG CAGATTGGAG 2190 AAACCCTTGA AAAGACATCA AGCACAGAAG GAGGAGGAGG AGGTTTAGGT CAAGAAGAAG 2250 ATGGATTGGT GTAAAAGGAT GGGTCTGGTT TGCAGAGCTT GAACACAGTC TCACCCAGAC 2310 TCCAGGCTGT CTTTCACTGA ATGCTTCTGA CTTCATAGAT TTCCTTCCCA TCCCAGCTGA 2370 AATACTGAGG GGTCTCCAGG AGGAGACTAG ATTTATGAAT ACACGAGGTA TGAGGTCTAG 2430 GAACATACTT CAGCTCACAC ATGAGATCTA GGTGAGGATT GATTACCTAG TAGTCATTTC 2490 ATGGGTTGTT GGGAGGATTC TATGAGGCAA CCACAGGCAG CATTTAGCAC ATACTACACA 2550 TTCAATAAGC ATCAAACTCT TAGTTACTCA TTCAGGGATA GCACTGAGCA AAGCATTGAG 2610 CAAAGGGGTC CCATATAGGT GAGGGAAGCC TGAAAAACTA AGATGCTGCC TGCCCAGTGC 2670 ACACAAGTGT AGGTATCATT TTCTGCATTT AACCGTCAAT AGGCAAAGGG GGGAAGGGAC 2730 ATATTCATTT GGAAATAAGC TGCCTTGAGC CTTAAAACCC ACAAAAGTAC AATTTACCAG 2790 CCTCCGTATT TCAGACTGAA TGGGGGTGGG GGGGGCGCCT TAGGTACTTA TTCCAGATGC 2850 CTTCTCCAGA CAAACCAGAA GCAACAGAAA AAATCGTCTC TCCCTCCCTT TGAAATGAAT 2910 ATACCCCTTA GTGTTTGGGT ATATTCATTT CAAAGGGAGA GAGAGAGGTT TTTTTCTGTT 2970 CTTTCTCATA TGATTGTGCA CATACTTGAG ACTGTTTTGA ATTTGGGGGA TGGCTAAAAC 3030 CATCATAGTA CAGGTAAGGT GAGGGAATAG TAAGTGGTGA GAACTACTCA GGGAATGAAG 3090 GTGTCAGAAT AATAAGAGGT GCTACTGACT TTCTCAGCCT CTGAATATGA ACGGTGAGCA 3150 TTGTGGCTGT CAGCAGGAAG CAACGAAGGG AAATGTCTTT CCTTTTGCTC TTAAGTTGTG 3210 GAGAGTGCAA CAGTAGCATA GGACCCTACC CTCTGGGCCA AGTCAAAGAC ATTCTGACAT 3270 CTTAGTATTT GCATATTCTT ATGTATGTGA AAGTTACAAA TTGCTTGAAA GAAAATATGC 3330 ATCTAATAAA AAACACCTTC TAAAATAAAA AAAAAAAAAA AAAAAAAAAA AAA 3383 (2)配列番号:2の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 352アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: タンパク質 (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88C アミノ酸配列」 (xi)配列:配列番号:2: Met Asp Tyr Gln Val Ser Ser Pro Ile Tyr Asp Ile Asn Tyr Tyr Thr 1 5 10 15 Ser Glu Pro Cys Gln Lys Ile Asn Val Lys Gln Ile Ala Ala Arg Leu 20 25 30 Leu Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Ile Phe Gly Phe Val Gly Asn 35 40 45 Met Leu Val Ile Leu Ile Leu Ile Asn Cys Lys Arg Leu Lys Ser Met 50 55 60 Thr Asp Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser Asp Leu Phe Phe Leu 65 70 75 80 Leu Thr Val Pro Phe Trp Ala His Tyr Ala Ala Ala Gln Trp Asp Phe 85 90 95 Gly Asn Thr Met Cys Gln Leu Leu Thr Gly Leu Tyr Phe Ile Gly Phe 100 105 110 Phe Ser Gly Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu Thr Ile Asp Arg Tyr Leu 115 120 125 Ala Val Val His Ala Val Phe Ala Leu Lys Ala Arg Thr Val Thr Phe 130 135 140 Gly Val Val Thr Ser Val Ile Thr Trp Val Val Ala Val Phe Ala Ser 145 150 155 160 Leu Pro Gly Ile Ile Phe Thr Arg Ser Gln Lys Glu Gly Leu His Tyr 165 170 175 Thr Cys Ser Ser His Phe Pro Tyr Ser Gln Tyr Gln Phe Trp Lys Asn 180 185 190 Phe Gln Thr Leu Lys Ile Val Ile Leu Gly Leu Val Leu Pro Leu Leu 195 200 205 Val Met Val Ile Cys Tyr Ser Gly Ile Leu Lys Thr Leu Leu Arg Cys 210 215 220 Arg Asn Glu Lys Lys Arg His Arg Ala Val Arg Leu Ile Phe Thr Ile 225 230 235 240 Met Ile Val Tyr Phe Leu Phe Trp Ala Pro Tyr Asn Ile Val Leu Leu 245 250 255 Leu Asn Thr Phe Gln Glu Phe Phe Gly Leu Asn Asn Cys Ser Ser Ser 260 265 270 Asn Arg Leu Asp Gln Ala Met Gln Val Thr Glu Thr Leu Gly Met Thr 275 280 285 His Cys Cys Ile Asn Pro Ile Ile Tyr Ala Phe Val Gly Glu Lys Phe 290 295 300 Arg Asn Tyr Leu Leu Val Phe Phe Gln Lys His Ile Ala Lys Arg Phe 305 310 315 320 Cys Lys Cys Cys Ser Ile Phe Gln Gln Glu Ala Pro Glu Arg Ala Ser 325 330 335 Ser Val Tyr Thr Arg Ser Thr Gly Glu Gln Glu Ile Ser Val Gly Leu 340 345 350 (2)配列番号:3の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 1915塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: cDNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: CDS (B)存在位置: 362..1426 (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B ポリヌクレオチド及びアミノ酸配列」 (xi)配列:配列番号:3: ATAATAATGA TTATTATATT GTTATCATTA TCTAGCCTGT TTTTTCCTGT TTTGTATTTC 60 TTCCTTTAAA TGCTTTCAGA AATCTGTATC CCCATTCTTC ACCACCACCC CACAACATTT 120 CTGCTTCTTT TCCCATGCCG GGTCATGCTA ACTTTGAAAG CTTCAGCTCT TTCCTTCCTC 180 AATCCTTTTC CTGGCACCTC TGATATGCCT TTTGAAATTC ATGTTAAAGA ATCCCTAGGC 240 TGCTATCACA TGTGGCATCT TTGTTGAGTA CATGAATAAA TCAACTGGTG TGTTTTACGA 300 AGGATGATTA TGCTTCATTG TGGGATTGTA TTTTTCTTCT TCTATCACAG GGAGAAGTGA 360 A ATG ACA ACC TCA CTA GAT ACA GTT GAG ACC TTT GGT ACC ACA TCC 406 Met Thr Thr Ser Leu Asp Thr Val Glu Thr Phe Gly Thr Thr Ser 1 5 10 15 TAC TAT GAT GAC GTG GGC CTG CTC TGT GAA AAA GCT GAT ACC AGA GCA 454 Tyr Tyr Asp Asp Val Gly Leu Leu Cys Glu Lys Ala Asp Thr Arg Ala 20 25 30 CTG ATG GCC CAG TTT GTG CCC CCG CTG TAC TCC CTG GTG TTC ACT GTG 502 Leu Met Ala Gln Phe Val Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Thr Val 35 40 45 GGC CTC TTG GGC AAT GTG GTG GTG GTG ATG ATC CTC ATA AAA TAC AGG 550 Gly Leu Leu Gly Asn Val Val Val Val Met Ile Leu Ile Lys Tyr Arg 50 55 60 AGG CTC CGA ATT ATG ACC AAC ATC TAC CTG CTC AAC CTG GCC ATT TCG 598 Arg Leu Arg Ile Met Thr Asn Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser 65 70 75 GAC CTG CTC TTC CTC GTC ACC CTT CCA TTC TGG ATC CAC TAT GTC AGG 646 Asp Leu Leu Phe Leu Val Thr Leu Pro Phe Trp Ile His Tyr Val Arg 80 85 90 95 GGG CAT AAC TGG GTT TTT GGC CAT GGC ATG TGT AAG CTC CTC TCA GGG 694 Gly His Asn Trp Val Phe Gly His Gly Met Cys Lys Leu Leu Ser Gly 100 105 110 TTT TAT CAC ACA GGC TTG TAC AGC GAG ATC TTT TTC ATA ATC CTG CTG 742 Phe Tyr His Thr Gly Leu Tyr Ser Glu Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu 115 120 125 ACA ATC GAC AGG TAC CTG GCC ATT GTC CAT GCT GTG TTT GCC CTT CGA 790 Thr Ile Asp Arg Tyr Leu Ala Ile Val His Ala Val Phe Ala Leu Arg 130 135 140 GCC CGG ACT GTC ACT TTT GGT GTC ATC ACC AGC ATC GTC ACC TGG GGC 838 Ala Arg Thr Val Thr Phe Gly Val Ile Thr Ser Ile Val Thr Trp Gly 145 150 155 CTG GCA GTG CTA GCA GCT CTT CCT GAA TTT ATC TTC TAT GAG ACT GAA 886 Leu Ala Val Leu Ala Ala Leu Pro Glu Phe Ile Phe Tyr Glu Thr Glu 160 165 170 175 GAG TTG TTT GAA GAG ACT CTT TGC AGT GCT CTT TAC CCA GAG GAT ACA 934 Glu Leu Phe Glu Glu Thr Leu Cys Ser Ala Leu Tyr Pro Glu Asp Thr 180 185 190 GTA TAT AGC TGG AGG CAT TTC CAC ACT CTG AGA ATG ACC ATC TTC TGT 982 Val Tyr Ser Trp Arg His Phe His Thr Leu Arg Met Thr Ile Phe Cys 195 200 205 CTC GTT CTC CCT CTG CTC GTT ATG GCC ATC TGC TAC ACA GGA ATC ATC 1030 Leu Val Leu Pro Leu Leu Val Met Ala Ile Cys Tyr Thr Gly Ile Ile 210 215 220 AAA ACG CTG CTG AGG TGC CCC AGT AAA AAA AAG TAC AAG GCC ATC CGG 1078 Lys Thr Leu Leu Arg Cys Pro Ser Lys Lys Lys Tyr Lys Ala Ile Arg 225 230 235 CTC ATT TTT GTC ATC ATG GCG GTG TTT TTC ATT TTC TGG ACA CCC TAC 1126 Leu Ile Phe Val Ile Met Ala Val Phe Phe Ile Phe Trp Thr Pro Tyr 240 245 250 255 AAT GTG GCT ATC CTT CTC TCT TCC TAT CAA TCC ATC TTA TTT GGA AAT 1174 Asn Val Ala Ile Leu Leu Ser Ser Tyr Gln Ser Ile Leu Phe Gly Asn 260 265 270 GAC TGT GAG CGG AGC AAG CAT CTG GAC CTG GTC ATG CTG GTG ACA GAG 1222 Asp Cys Glu Arg Ser Lys His Leu Asp Leu Val Met Leu Val Thr Glu 275 280 285 GTG ATC GCC TAC TCC CAC TGC TGC ATG AAC CCG GTG ATC TAC GCC TTT 1270 Val Ile Ala Tyr Ser His Cys Cys Met Asn Pro Val Ile Tyr Ala Phe 290 295 300 GTT GGA GAG AGG TTC CGG AAG TAC CTG CGC CAC TTC TTC CAC AGG CAC 1318 Val Gly Glu Arg Phe Arg Lys Tyr Leu Arg His Phe Phe His Arg His 305 310 315 TTG CTC ATG CAC CTG GGC AGA TAC ATC CCA TTC CTT CCT AGT GAG AAG 1366 Leu Leu Met His Leu Gly Arg Tyr Ile Pro Phe Leu Pro Ser Glu Lys 320 325 330 335 CTG GAA AGA ACC AGC TCT GTC TCT CCA TCC ACA GCA GAG CCG GAA CTC 1414 Leu Glu Arg Thr Ser Ser Val Ser Pro Ser Thr Ala Glu Pro Glu Leu 340 345 350 TCT ATT GTG TTT TAGGTCAGAT GCAGAAAATT GCCTAAAGAG GAAGGACCAA 1466 Ser Ile Val Phe 355 GGAGATGAAG CAAACACATT AAGCCTTCCA CACTCACCTC TAAAACAGTC CTTCAAACTT 1526 CCAGTGCAAC ACTGAAGCTC TTGAAGACAC TGAAATATAC ACACAGCAGT AGCAGTAGAT 1586 GCATGTACCC TAAGGTCATT ACCACAGGCC AGGGGCTGGG CAGCGTACTC ATCATCAACC 1646 CTAAAAAGCA GAGCTTTGCT TCTCTCTCTA AAATGAGTTA CCTACATTTT AATGCACCTG 1706 AATGTTAGAT AGTTACTATA TGCCGCTACA AAAAGGTAAA ACTTTTTATA TTTTATACAT 1766 TAACTTCAGC CAGCTATTGA TATAAATAAA ACATTTTCAC ACAATACAAT AAGTTAACTA 1826 TTTTATTTTC TAATGTGCCT AGTTCTTTCC CTGCTTAATG AAAAGCTTGT TTTTTCAGTG 1886 TGAATAAATA ATCGTAAGCA ACAAAAAAA 1915 (2)配列番号:4の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 355アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: タンパク質 (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B アミノ酸配列」 (xi)配列:配列番号:4: Met Thr Thr Ser Leu Asp Thr Val Glu Thr Phe Gly Thr Thr Ser Tyr 1 5 10 15 Tyr Asp Asp Val Gly Leu Leu Cys Glu Lys Ala Asp Thr Arg Ala Leu 20 25 30 Met Ala Gln Phe Val Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Thr Val Gly 35 40 45 Leu Leu Gly Asn Val Val Val Val Met Ile Leu Ile Lys Tyr Arg Arg 50 55 60 Leu Arg Ile Met Thr Asn Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser Asp 65 70 75 80 Leu Leu Phe Leu Val Thr Leu Pro Phe Trp Ile His Tyr Val Arg Gly 85 90 95 His Asn Trp Val Phe Gly His Gly Met Cys Lys Leu Leu Ser Gly Phe 100 105 110 Tyr His Thr Gly Leu Tyr Ser Glu Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu Thr 115 120 125 Ile Asp Arg Tyr Leu Ala Ile Val His Ala Val Phe Ala Leu Arg Ala 130 135 140 Arg Thr Val Thr Phe Gly Val Ile Thr Ser Ile Val Thr Trp Gly Leu 145 150 155 160 Ala Val Leu Ala Ala Leu Pro Glu Phe Ile Phe Tyr Glu Thr Glu Glu 165 170 175 Leu Phe Glu Glu Thr Leu Cys Ser Ala Leu Tyr Pro Glu Asp Thr Val 180 185 190 Tyr Ser Trp Arg His Phe His Thr Leu Arg Met Thr Ile Phe Cys Leu 195 200 205 Val Leu Pro Leu Leu Val Met Ala Ile Cys Tyr Thr Gly Ile Ile Lys 210 215 220 Thr Leu Leu Arg Cys Pro Ser Lys Lys Lys Tyr Lys Ala Ile Arg Leu 225 230 235 240 Ile Phe Val Ile Met Ala Val Phe Phe Ile Phe Trp Thr Pro Tyr Asn 245 250 255 Val Ala Ile Leu Leu Ser Ser Tyr Gln Ser Ile Leu Phe Gly Asn Asp 260 265 270 Cys Glu Arg Ser Lys His Leu Asp Leu Val Met Leu Val Thr Glu Val 275 280 285 Ile Ala Tyr Ser His Cys Cys Met Asn Pro Val Ile Tyr Ala Phe Val 290 295 300 Gly Glu Arg Phe Arg Lys Tyr Leu Arg His Phe Phe His Arg His Leu 305 310 315 320 Leu Met His Leu Gly Arg Tyr Ile Pro Phe Leu Pro Ser Glu Lys Leu 325 330 335 Glu Arg Thr Ser Ser Val Ser Pro Ser Thr Ala Glu Pro Glu Leu Ser 340 345 350 Ile Val Phe 355 (2)配列番号:5の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 34塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「V28degf2」 (xi)配列:配列番号:5: GACGGATCCA TYGAYAGRTA CCTGGCYATY GTCC 34 (2)配列番号:6の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 32塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「V28degr2」 (xi)配列:配列番号:6: GCTAAGCTTT TRTAGGGDGT CCAYAAGAGY AA 32 (2)配列番号:7の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 21塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88c-r4」 (xi)配列:配列番号:7: GATAAGCCTC ACAGCCCTGT G 21 (2)配列番号:8の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 28塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88c-rlb」 (xi)配列:配列番号:8: GCTAAGCTTG ATGACTATCT TTAATGTC 28 (2)配列番号:9の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 27塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B-3」 (xi)配列:配列番号:9: CCCTCTAGAC TAAAACACAA TAGAGAG 27 (2)配列番号:10の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 30塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B-5」 (xi)配列:配列番号:10: GCTAAGCTTA TCACAGGGAG AAGTGAAATG 30 (2)配列番号:11の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 20塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B-f1」 (xi)配列:配列番号:11: AGTGCTAGCA GCTCTTCCTG 20 (2)配列番号:12の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 20塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88-2B-r1」 (xi)配列:配列番号:12: CAGCAGCGTT TTGATGATTC 20 (2)配列番号:13の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 19塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88C-f1」 (xi)配列:配列番号:13: TGTGTTTGCT TTAAAAGCC 19 (2)配列番号:14の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 17塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「88C-r3」 (xi)配列:配列番号:14: TAAGCCTCAC AGCCCTG 17 (2)配列番号:15の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 28塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「CCCKR1(2)-5’プライマー」 (xi)配列:配列番号:15: CGTAAGCTTA GAGAAGCCGG GATGGGAA 28 (2)配列番号:16の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 25塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA (iv)アンチセンス: イエス (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「CCCKR-3’プライマー」 (xi)配列:配列番号:16: GCCTCTAGAG TCAGAGACCA GCAGA 25 (2)配列番号:17の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 28塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA(ゲノミック) (xi)配列:配列番号:17: GACAAGCTTC ACAGGGTGGA ACAAGATG 28 (2)配列番号:18の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 27塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: DNA(ゲノミック) (xi)配列:配列番号:18: GTCTCTAGAC CACTTGAGTC CGTGTCA 27 (2)配列番号:19の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 1059塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: cDNA (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: misc#feature (D)他の情報: /= 「V28degf2」 (xi)配列:配列番号:19: (ix)配列の特徴: (A)配列を表す記号: CDS (B)存在位置: 1..1056 (xi)配列:配列番号:19: ATG GAC TAT CAA GTG TCA AGT CCA ACC TAT GAC ATC GAT TAT TAT ACA 48 Met Asp Tyr Gln Val Ser Ser Pro Thr Tyr Asp Ile Asp Tyr Tyr Thr 1 5 10 15 TCG GAA CCC TGC CAA AAA ATC AAT GTG AAA CAA ATC GCA GCC CGC CTC 96 Ser Glu Pro Cys Gln Lys Ile Asn Val Lys Gln Ile Ala Ala Arg Leu 20 25 30 CTG CCT CCG CTC TAC TCA CTG GTG TTC ATC TTT GGT TTT GTG GGC AAC 144 Leu Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Ile Phe Gly Phe Val Gly Asn 35 40 45 ATA CTG GTC GTC CTC ATC CTG ATA AAC TGC AAA AGG CTG AAA AGC ATG 192 Ile Leu Val Val Leu Ile Leu Ile Asn Cys Lys Arg Leu Lys Ser Met 50 55 60 ACT GAC ATC TAC CTG CTC AAC CTG GCC ATC TCT GAC CTG CTT TTC CTT 240 Thr Asp Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser Asp Leu Leu Phe Leu 65 70 75 80 CTT ACT GTC CCC TTC TGG GCT CAC TAT GCT GCT GCC CAG TGG GAC TTT 288 Leu Thr Val Pro Phe Trp Ala His Tyr Ala Ala Ala Gln Trp Asp Phe 85 90 95 GGA AAT ACA ATG TGT CAA CTC TTG ACA GGG CTC TAT TTT ATA GGC TTC 336 Gly Asn Thr Met Cys Gln Leu Leu Thr Gly Leu Tyr Phe Ile Gly Phe 100 105 110 TTC TCT GGA ATC TTC TTC ATC ATC CTC CTG ACA ATC GAT AGG TAC CTG 384 Phe Ser Gly Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu Thr Ile Asp Arg Tyr Leu 115 120 125 GCT ATC GTC CAT GCT GTG TTT GCT TTA AAA GCC AGG ACA GTC ACC TTT 432 Ala Ile Val His Ala Val Phe Ala Leu Lys Ala Arg Thr Val Thr Phe 130 135 140 GGG GTG GTG ACA AGT GTG ATC ACT TGG GTG GTG GCT GTG TTT GCC TCT 480 Gly Val Val Thr Ser Val Ile Thr Trp Val Val Ala Val Phe Ala Ser 145 150 155 160 CTC CCA GGA ATC ATC TTT ACC AGA TCT CAG AGA GAA GGT CTT CAT TAC 528 Leu Pro Gly Ile Ile Phe Thr Arg Ser Gln Arg Glu Gly Leu His Tyr 165 170 175 ACC TGC AGC TCT CAT TTT CCA TAC AGT CAG TAT CAA TTC TGG AAG AAT 576 Thr Cys Ser Ser His Phe Pro Tyr Ser Gln Tyr Gln Phe Trp Lys Asn 180 185 190 TTT CAG ACA TTA AAG ATG GTC ATC TTG GGG CTG GTC CTG CCG CTG CTT 624 Phe Gln Thr Leu Lys Met Val Ile Leu Gly Leu Val Leu Pro Leu Leu 195 200 205 GTC ATG GTC ATC TGC TAC TCG GGA ATC CTG AAA ACT CTG CTT CGG TGT 672 Val Met Val Ile Cys Tyr Ser Gly Ile Leu Lys Thr Leu Leu Arg Cys 210 215 220 CGA AAC GAG AAG AAG AGG CAC AGG GCT GTG AGG CTT ATC TTC ACC ATC 720 Arg Asn Glu Lys Lys Arg His Arg Ala Val Arg Leu Ile Phe Thr Ile 225 230 235 240 ATG ATT GTT TAT TTT CTC TTG TGG GCT CCC TAC AAC ATT GTC CTT CTC 768 Met Ile Val Tyr Phe Leu Leu Trp Ala Pro Tyr Asn Ile Val Leu Leu 245 250 255 CTG AAC ACC TTC CAG GAA TTC TTT GGC CTG AAT AAT TGC AGT AGC TCT 816 Leu Asn Thr Phe Gln Glu Phe Phe Gly Leu Asn Asn Cys Ser Ser Ser 260 265 270 AAC AGG TTG GAC CAA GCC ATG CAG GTG ACA GAG ACT CTT GGG ATG ACA 864 Asn Arg Leu Asp Gln Ala Met Gln Val Thr Glu Thr Leu Gly Met Thr 275 280 285 CAC TGC TGC ATC AAC CCC ATC ATC TAT GCC TTT GTC GGG GAG AAG TTC 912 His Cys Cys Ile Asn Pro Ile Ile Tyr Ala Phe Val Gly Glu Lys Phe 290 295 300 AGA AAC TAC CTC TTA GTC TTC TTC CAA AAG CAC ATT GCC AAA CGC TTC 960 Arg Asn Tyr Leu Leu Val Phe Phe Gln Lys His Ile Ala Lys Arg Phe 305 310 315 320 TGC AAA TGC TGT TCC ATT TTC CAG CAA GAG GCT CCC GAG CGA GCA AGT 1008 Cys Lys Cys Cys Ser Ile Phe Gln Gln Glu Ala Pro Glu Arg Ala Ser 325 330 335 TCA GTT TAC ACC CGA TCC ACT GGG GAG CAG GAA ATA TCT GTG GGC TTG 1056 Ser Val Tyr Thr Arg Ser Thr Gly Glu Gln Glu Ile Ser Val Gly Leu 340 345 350 TGA 1059 (2)配列番号:20の情報 (i)配列特徴: (A)長さ: 352アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類: タンパク質 (xi)配列:配列番号:20: Met Asp Tyr Gln Val Ser Ser Pro Thr Tyr Asp Ile Asp Tyr Tyr Thr 1 5 10 15 Ser Glu Pro Cys Gln Lys Ile Asn Val Lys Gln Ile Ala Ala Arg Leu 20 25 30 Leu Pro Pro Leu Tyr Ser Leu Val Phe Ile Phe Gly Phe Val Gly Asn 35 40 45 Ile Leu Val Val Leu Ile Leu Ile Asn Cys Lys Arg Leu Lys Ser Met 50 55 60 Thr Asp Ile Tyr Leu Leu Asn Leu Ala Ile Ser Asp Leu Leu Phe Leu 65 70 75 80 Leu Thr Val Pro Phe Trp Ala His Tyr Ala Ala Ala Gln Trp Asp Phe 85 90 95 Gly Asn Thr Met Cys Gln Leu Leu Thr Gly Leu Tyr Phe Ile Gly Phe 100 105 110 Phe Ser Gly Ile Phe Phe Ile Ile Leu Leu Thr Ile Asp Arg Tyr Leu 115 120 125 Ala Ile Val His Ala Val Phe Ala Leu Lys Ala Arg Thr Val Thr Phe 130 135 140 Gly Val Val Thr Ser Val Ile Thr Trp Val Val Ala Val Phe Ala Ser 145 150 155 160 Leu Pro Gly Ile Ile Phe Thr Arg Ser Gln Arg Glu Gly Leu His Tyr 165 170 175 Thr Cys Ser Ser His Phe Pro Tyr Ser Gln Tyr Gln Phe Trp Lys Asn 180 185 190 Phe Gln Thr Leu Lys Met Val Ile Leu Gly Leu Val Leu Pro Leu Leu 195 200 205 Val Met Val Ile Cys Tyr Ser Gly Ile Leu Lys Thr Leu Leu Arg Cys 210 215 220 Arg Asn Glu Lys Lys Arg His Arg Ala Val Arg Leu Ile Phe Thr Ile 225 230 235 240 Met Ile Val Tyr Phe Leu Leu Trp Ala Pro Tyr Asn Ile Val Leu Leu 245 250 255 Leu Asn Thr Phe Gln Glu Phe Phe Gly Leu Asn Asn Cys Ser Ser Ser 260 265 270 Asn Arg Leu Asp Gln Ala Met Gln Val Thr Glu Thr Leu Gly Met Thr 275 280 285 His Cys Cys Ile Asn Pro Ile Ile Tyr Ala Phe Val Gly Glu Lys Phe 290 295 300 Arg Asn Tyr Leu Leu Val Phe Phe Gln Lys His Ile Ala Lys Arg Phe 305 310 315 320 Cys Lys Cys Cys Ser Ile Phe Gln Gln Glu Ala Pro Glu Arg Ala Ser 325 330 335 Ser Val Tyr Thr Arg Ser Thr Gly Glu Gln Glu Ile Ser Val Gly Leu 340 345 350
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/21 C12N 1/21 5/10 C12P 21/02 C 15/02 21/08 C12P 21/02 C12Q 1/68 A 21/08 G01N 33/15 Z C12Q 1/68 33/50 Z G01N 33/15 33/53 D 33/50 33/566 33/53 A61K 39/395 D 33/566 N // A61K 39/395 45/00 A61P 7/02 45/00 17/06 A61P 7/02 19/02 17/06 29/00 19/02 31/12 29/00 C12N 5/00 A 31/12 B (C12P 21/02 15/00 C C12R 1:91) (72)発明者 シュウェイッカート, ヴィッキー, エ ル. アメリカ合衆国 98109 ワシントン シ アトル オレンジ プレイス ノース 1421 (72)発明者 レイポート, キャロル, ジェイ. アメリカ合衆国 98021 ワシントン ボ ウゼル エス.イー. 211ス ストリー ト 2300
Claims (30)
- 【請求項1】 配列番号:4に示されるケモカイン受容
体88-2Bのアミノ酸配列をコードする、精製及び単離さ
れたポリヌクレオチド。 - 【請求項2】 前記ポリヌクレオチドがDNAである請
求項1記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項3】 前記ポリヌクレオチドがゲノミックDN
Aである請求項2記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項4】 前記ポリヌクレオチドがcDNAである
請求項2記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項5】 前記ポリヌクレオチドが、全体または部
分的に化学合成されたDNAである請求項1記載のポリ
ヌクレオチド。 - 【請求項6】 請求項2記載のポリヌクレオチドのRN
A転写物。 - 【請求項7】 前記cDNAが配列番号:3に示される
DNAを含む、請求項4記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項8】 請求項2記載のDNAを含む、生物学的
機能を有するDNAベクター。 - 【請求項9】 前記DNAが、DNA発現制御配列と作
動可能に連結されている請求項8記載のベクター。 - 【請求項10】 前記DNAの発現を許容するように、
請求項1記載のDNAを用いて安定に形質転換またはト
ランスフェクトされた宿主細胞。 - 【請求項11】 88-2Bポリペプチドを製造するための
方法であって、以下の工程すなわち、請求項10記載の
宿主細胞を好適な普通培地中で生育し、そして該細胞ま
たは培地から前記ポリペプチドを単離する工程を含む方
法。 - 【請求項12】 88-2Bポリペプチドをコードするポリ
ヌクレオチドであって、該ポリヌクレオチドが、配列番
号:3に示されるポリヌクレオチドとストリンジェント
なハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズする
ポリヌクレオチド。 - 【請求項13】 配列番号:4に示されるケモカイン受
容体88-2Bのアミノ酸配列を含む、精製及び単離された
ポリペプチド。 - 【請求項14】 配列番号:4に示される88-2Bのアミ
ノ酸配列を含むポリペプチドに特異的に結合する抗体産
物。 - 【請求項15】 請求項14記載の抗体産物を生産する
ハイブリドーマ。 - 【請求項16】 配列番号:20に示されるマカークの
ケモカイン受容体88Cのアミノ酸配列をコードする、精
製及び単離されたポリヌクレオチド。 - 【請求項17】 前記ポリヌクレオチドがDNAである
請求項16記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項18】 前記ポリヌクレオチドがゲノミックD
NAである請求項17記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項19】 前記ポリヌクレオチドがcDNAであ
る請求項17記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項20】 前記ポリヌクレオチドが、全体または
部分的に化学合成されたDNAである請求項16記載の
ポリヌクレオチド。 - 【請求項21】 請求項17記載のDNAのRNA転写
物。 - 【請求項22】 前記cDNAが配列番号:1に示され
るDNAを含む、請求項19記載のポリヌクレオチド。 - 【請求項23】 請求項17記載のDNAを含む、生物
学的機能を有するDNAベクター。 - 【請求項24】 前記DNAが、DNA発現制御配列と
作動可能に連結されている請求項23記載のベクター。 - 【請求項25】 前記DNAの発現を許容するように、
請求項17記載のDNAを用いて安定に形質転換または
トランスフェクトされた宿主細胞。 - 【請求項26】 マカークの88Cポリペプチドを製造す
るための方法であって、以下の工程すなわち、請求項2
5記載の宿主細胞を好適な普通培地中で生育し、そして
該細胞または培地から前記ポリペプチドを単離する工程
を含む方法。 - 【請求項27】 88Cポリペプチドをコードするポリヌ
クレオチドであって、該ポリヌクレオチドが、配列番
号:19に示されるポリヌクレオチドとストリンジェン
トなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズす
るポリヌクレオチド。 - 【請求項28】 配列番号:20に示されるマカークの
ケモカイン受容体88Cのアミノ酸配列を含む、精製及び
単離されたポリペプチド。 - 【請求項29】 配列番号:20に示される88Cのアミ
ノ酸配列を含むポリペプチドに特異的に結合する抗体産
物。 - 【請求項30】 請求項29記載の抗体産物を生産する
ハイブリドーマ。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/575967 | 1995-12-20 | ||
US08/575,967 US6265184B1 (en) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | Polynucleotides encoding chemokine receptor 88C |
US08/661,393 US6268477B1 (en) | 1995-12-20 | 1996-06-07 | Chemokine receptor 88-C |
US08/661393 | 1996-06-07 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52309297A Division JP3288384B2 (ja) | 1995-12-20 | 1996-12-20 | ケモカイン受容体88−2b[ckr−3]及び88cならびにそれらの抗体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001029089A true JP2001029089A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=24302427
Family Applications (4)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52309297A Expired - Lifetime JP3288384B2 (ja) | 1995-12-20 | 1996-12-20 | ケモカイン受容体88−2b[ckr−3]及び88cならびにそれらの抗体 |
JP2000143832A Pending JP2001029089A (ja) | 1995-12-20 | 2000-05-16 | ケモカイン受容体88−2b[ckr−3]及び88cならびにそれらの抗体 |
JP2000401708A Pending JP2001264324A (ja) | 1995-12-20 | 2000-12-28 | ケモカイン受容体88−2b[ckr−3]及び88cならびにそれらの抗体 |
JP2008285973A Pending JP2009065976A (ja) | 1995-12-20 | 2008-11-06 | ケモカイン受容体88c |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52309297A Expired - Lifetime JP3288384B2 (ja) | 1995-12-20 | 1996-12-20 | ケモカイン受容体88−2b[ckr−3]及び88cならびにそれらの抗体 |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000401708A Pending JP2001264324A (ja) | 1995-12-20 | 2000-12-28 | ケモカイン受容体88−2b[ckr−3]及び88cならびにそれらの抗体 |
JP2008285973A Pending JP2009065976A (ja) | 1995-12-20 | 2008-11-06 | ケモカイン受容体88c |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
US (7) | US6265184B1 (ja) |
EP (3) | EP1870465B1 (ja) |
JP (4) | JP3288384B2 (ja) |
CN (2) | CN1222617C (ja) |
AT (2) | ATE309349T1 (ja) |
AU (1) | AU730463B2 (ja) |
BR (1) | BR9607300A (ja) |
CA (1) | CA2213331C (ja) |
CZ (1) | CZ261097A3 (ja) |
DE (2) | DE69638128D1 (ja) |
DK (2) | DK0811063T3 (ja) |
ES (2) | ES2255716T5 (ja) |
HU (1) | HUP9801127A3 (ja) |
NO (2) | NO973800L (ja) |
PL (2) | PL192294B1 (ja) |
SK (1) | SK112897A3 (ja) |
WO (1) | WO1997022698A2 (ja) |
Families Citing this family (67)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6806061B1 (en) | 1995-01-19 | 2004-10-19 | Children's Medical Center Corporation | G protein-coupled receptor gene and methods of use therefor |
US6537764B1 (en) | 1995-01-19 | 2003-03-25 | Children's Medical Center Corporation | Method of identifying inhibitors of C—C chemokine receptor 3 |
US6743594B1 (en) | 1995-06-06 | 2004-06-01 | Human Genome Sciences, Inc. | Methods of screening using human G-protein chemokine receptor HDGNR10 (CCR5) |
US20040151719A1 (en) * | 1995-06-06 | 2004-08-05 | Human Genome Sciences, Inc. | Human G-protein chemokine receptor (CCR5) HDGNR10 |
US6025154A (en) * | 1995-06-06 | 2000-02-15 | Human Genome Sciences, Inc. | Polynucleotides encoding human G-protein chemokine receptor HDGNR10 |
US7018627B1 (en) | 1995-06-07 | 2006-03-28 | Icos Corporation | Macrophage derived chemokine (MDC), MDC analogs, MDC inhibitor substances, and uses thereof |
ATE427488T1 (de) * | 1995-06-07 | 2009-04-15 | Progenics Pharm Inc | Monoklonaler antikírper fur die inhibierung von hiv-1-hullgykoprotein-vermittelte membranfusion |
US6265184B1 (en) | 1995-12-20 | 2001-07-24 | Icos Corporation | Polynucleotides encoding chemokine receptor 88C |
US7118859B2 (en) * | 1996-01-17 | 2006-10-10 | Progenics Pharmaceuticals, Inc. | Methods for inhibiting HIV-1 infection |
WO1997028258A1 (en) * | 1996-01-30 | 1997-08-07 | The National Institutes Of Health | Cells expressing both human cd4 and cxcr4 |
DK1482042T3 (da) * | 1996-03-01 | 2009-06-15 | Euroscreen Sa | Aktive og inaktive CC-kemokinreceptorer og nukleinsyremolekyler der koder for receptoren |
US6344545B1 (en) * | 1996-06-14 | 2002-02-05 | Progenics Pharmaceuticals, Inc. | Method for preventing HIV-1 infection of CD4+ cells |
US7858298B1 (en) * | 1996-04-01 | 2010-12-28 | Progenics Pharmaceuticals Inc. | Methods of inhibiting human immunodeficiency virus type 1 (HIV-1) infection through the administration of CCR5 chemokine receptor antagonists |
EP0915969A4 (en) | 1996-04-02 | 2002-04-17 | Progenics Pharm Inc | SUPPRESSION OF CD4 + CELL INFECTION BY HIV |
US6271347B1 (en) * | 1996-04-26 | 2001-08-07 | Merck & Co., Inc. | Eosinophil eotaxin receptor |
AU2813297A (en) * | 1996-04-26 | 1997-11-19 | Incyte Pharmaceuticals, Inc. | Mammalian mixed lymphocyte receptors, chemokine receptors {mmlr-ccr} |
EP1012190A4 (en) * | 1996-04-26 | 2004-04-28 | Merck & Co Inc | EOSINOPHILIC EOTAXIN RECEPTOR |
US5939320A (en) * | 1996-05-20 | 1999-08-17 | New York University | G-coupled receptors associated with macrophage-trophic HIV, and diagnostic and therapeutic uses thereof |
US6258527B1 (en) | 1996-05-20 | 2001-07-10 | The Aaron Diamond Aids Research Center | Methods of identifying g-coupled receptors associated with macrophage-trophic HIV, and diagnostic and therapeutic uses thereof |
AU3375697A (en) * | 1996-05-28 | 1998-01-05 | Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Department Of Health And Human Services, The | Cc chemokine receptor 5, antibodies thereto, transgenic animals |
US20040086528A1 (en) * | 1996-06-14 | 2004-05-06 | Progenics Pharmaceuticals, Inc. | Uses of a chemokine receptor for inhibiting HIV-1 infection |
US6057102A (en) * | 1996-08-08 | 2000-05-02 | The Aaron Diamond Aids Research Center | HIV coreceptor mutants |
US6388055B1 (en) | 1996-10-03 | 2002-05-14 | Smithkline Beecham Corporation | Mouse CC-CKR5 receptor polypeptide |
US6528625B1 (en) * | 1996-10-28 | 2003-03-04 | Millennium Pharmaceuticals, Inc. | Anti-CCR5 antibodies and kits comprising same |
US6153431A (en) * | 1997-05-30 | 2000-11-28 | Fond Mondiale Rech & Prev Sida | Human immunodeficiency virus co-receptor variants associated with resistance to virus infection |
US6465237B1 (en) * | 1997-07-01 | 2002-10-15 | Millennium Pharmaceuticals, Inc. | Cloning and characterization of a human adenylyl cyclase |
US6989435B2 (en) | 1997-09-11 | 2006-01-24 | Cambridge University Technical Services Ltd. | Compounds and methods to inhibit or augment an inflammatory response |
US7067117B1 (en) | 1997-09-11 | 2006-06-27 | Cambridge University Technical Services, Ltd. | Compounds and methods to inhibit or augment an inflammatory response |
US6204024B1 (en) * | 1997-09-12 | 2001-03-20 | Akzo Nobel N.V. | CCR5 RNA transcription based amplification assay |
US6287805B1 (en) | 1998-03-20 | 2001-09-11 | Millennium Pharmaceuticals, Inc. | Nucleic acid molecules of the protein-coupled heptahelical receptor superfamily and uses therefor |
CA2235420A1 (en) | 1998-06-17 | 1999-12-17 | Paolo Renzi | Antisense oligonucleotides for treating or preventing atopic diseases and neoplastic cell proliferation |
US20080015348A1 (en) * | 1998-12-16 | 2008-01-17 | Progenics Pharmaceuticals, Inc. | Nucleic acids encoding polypeptides of anti-CCR5 antibodies |
US20040228869A1 (en) * | 1998-12-16 | 2004-11-18 | Progenics Pharmaceuticals, Inc. | Synergistic inhibition of HIV-1 fusion and attachment, compositions and antibodies thereto |
US7238711B1 (en) | 1999-03-17 | 2007-07-03 | Cambridge University Technical Services Ltd. | Compounds and methods to inhibit or augment an inflammatory response |
WO2000042071A2 (en) | 1999-01-12 | 2000-07-20 | Cambridge University Technical Services Ltd. | Compounds and methods to inhibit or augment an inflammatory response |
CN1227265C (zh) * | 2000-02-09 | 2005-11-16 | 人类基因组科学公司 | 抗ccr5的抗体 |
US6692922B2 (en) | 2000-08-15 | 2004-02-17 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Method for identifying agents which modulate chemokine “MEC”-induced functions of CCR3 |
US7138119B2 (en) * | 2000-09-15 | 2006-11-21 | Progenics Pharmaceuticals, Inc. | Compositions and methods for inhibition of HIV-1 infection |
US7175988B2 (en) * | 2001-02-09 | 2007-02-13 | Human Genome Sciences, Inc. | Human G-protein Chemokine Receptor (CCR5) HDGNR10 |
US7060273B2 (en) * | 2001-04-06 | 2006-06-13 | Progenics Pharmaceuticals, Inc. | Methods for inhibiting HIV-1 infection |
US20030104496A1 (en) * | 2001-11-30 | 2003-06-05 | Cytokinetics, Inc. | Novel motor protein of P. falciparum and methods for its use |
US7393934B2 (en) * | 2001-12-21 | 2008-07-01 | Human Genome Sciences, Inc. | Human G-protein chemokine receptor (CCR5) HDGNR10 |
US20050069549A1 (en) | 2002-01-14 | 2005-03-31 | William Herman | Targeted ligands |
CN100575482C (zh) * | 2002-01-18 | 2009-12-30 | 津莫吉尼蒂克斯公司 | 新的细胞因子zcytor17配体 |
US7122185B2 (en) * | 2002-02-22 | 2006-10-17 | Progenics Pharmaceuticals, Inc. | Anti-CCR5 antibody |
ES2541351T3 (es) | 2002-02-25 | 2015-07-17 | Vaxiion Therapeutics, Llc | Composiciones de minicélulas y procedimientos |
US7094848B2 (en) * | 2003-05-13 | 2006-08-22 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Olefin polymerization catalyst system |
JP2008507255A (ja) * | 2004-03-12 | 2008-03-13 | ヒューマン ジノーム サイエンシーズ, インコーポレイテッド | ヒトgタンパク質ケモカインレセプター(ccr5)hdgnr10 |
WO2005106492A2 (en) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Bayer Healthcare Ag | Diagnostics and therapeutics for diseases associated with c-c chemokine receptor 3 (ccr3) |
ES2450929T3 (es) | 2004-10-29 | 2014-03-25 | Topigen Pharmaceuticals Inc. | Oligonucleótidos antisentido para tratar la alergia y la proliferación de las células neoplásicas |
EP1910573B1 (en) * | 2005-07-22 | 2013-09-04 | CytoDyn, Inc. | Methods for reducing viral load in hiv-1-infected patients |
CA2658227A1 (en) | 2006-01-17 | 2007-07-26 | Health Research, Inc. | Heteroduplex tracking assay |
US20080283557A1 (en) * | 2007-05-17 | 2008-11-20 | Julianne Desautels | Spout for food stuff container |
US8200440B2 (en) | 2007-05-18 | 2012-06-12 | Affymetrix, Inc. | System, method, and computer software product for genotype determination using probe array data |
US20090074766A1 (en) * | 2007-09-14 | 2009-03-19 | Ketas Thomas J | Methods of inhibiting HIV-2 infection |
CA2793959C (en) | 2010-03-25 | 2019-06-04 | Oregon Health & Science University | Cmv glycoproteins and recombinant vectors |
PT2691530T (pt) | 2011-06-10 | 2018-05-10 | Univ Oregon Health & Science | Glicoproteínas e vectores recombinantes cmv |
AU2012216792A1 (en) | 2011-09-12 | 2013-03-28 | International Aids Vaccine Initiative | Immunoselection of recombinant vesicular stomatitis virus expressing HIV-1 proteins by broadly neutralizing antibodies |
US9402894B2 (en) | 2011-10-27 | 2016-08-02 | International Aids Vaccine Initiative | Viral particles derived from an enveloped virus |
ES2631608T3 (es) | 2012-06-27 | 2017-09-01 | International Aids Vaccine Initiative | Variante de la glicoproteína Env del VIH-1 |
DE102013200909A1 (de) * | 2013-01-22 | 2014-07-24 | Robert Bosch Gmbh | Brennstoffeinspritzanlage mit einer Brennstoff führenden Komponente, einem Brennstoffeinspritzventil und einem Verbindungselement |
US20150065381A1 (en) | 2013-09-05 | 2015-03-05 | International Aids Vaccine Initiative | Methods of identifying novel hiv-1 immunogens |
EP2873423B1 (en) | 2013-10-07 | 2017-05-31 | International Aids Vaccine Initiative | Soluble hiv-1 envelope glycoprotein trimers |
US10174292B2 (en) | 2015-03-20 | 2019-01-08 | International Aids Vaccine Initiative | Soluble HIV-1 envelope glycoprotein trimers |
EP3072901A1 (en) | 2015-03-23 | 2016-09-28 | International Aids Vaccine Initiative | Soluble hiv-1 envelope glycoprotein trimers |
CN106405067B (zh) * | 2016-08-31 | 2018-03-30 | 徐州医科大学 | 一种基于全细胞的药物靶点停留时间的检测方法 |
JP6378735B2 (ja) * | 2016-11-09 | 2018-08-22 | 本田技研工業株式会社 | スイッチユニット |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4886742A (en) | 1987-06-15 | 1989-12-12 | Coulter Corporation | Enzyme immunoassay for detecting HIV antigens in human sera |
US4888920A (en) | 1988-08-24 | 1989-12-26 | Marulic Walter J | Gutter anti-clogging device |
US5215915A (en) | 1991-04-16 | 1993-06-01 | Duke University | Cloned gene encoding rat d1b dopamine receptor |
US6806061B1 (en) | 1995-01-19 | 2004-10-19 | Children's Medical Center Corporation | G protein-coupled receptor gene and methods of use therefor |
US6025154A (en) | 1995-06-06 | 2000-02-15 | Human Genome Sciences, Inc. | Polynucleotides encoding human G-protein chemokine receptor HDGNR10 |
EP0815137A4 (en) | 1995-06-06 | 1998-08-05 | Human Genome Sciences Inc | HUMAN G-PROTEIN CHEMOKIN RECEPTOR HDGNR10 |
EP1148127A3 (en) | 1995-06-06 | 2003-12-03 | Human Genome Sciences, Inc. | Human G-protein chemokine receptor HDGNR10 (CCR5 receptor). Its uses |
US6512103B1 (en) | 1995-12-08 | 2003-01-28 | Schering Corporation | Mammalian chemokine reagents |
US6265184B1 (en) | 1995-12-20 | 2001-07-24 | Icos Corporation | Polynucleotides encoding chemokine receptor 88C |
AU1750497A (en) | 1996-01-17 | 1997-08-11 | Progenics Pharmaceuticals, Inc. | Compounds capable of inhibiting hiv-1 infection |
DK1482042T3 (da) | 1996-03-01 | 2009-06-15 | Euroscreen Sa | Aktive og inaktive CC-kemokinreceptorer og nukleinsyremolekyler der koder for receptoren |
US5939320A (en) | 1996-05-20 | 1999-08-17 | New York University | G-coupled receptors associated with macrophage-trophic HIV, and diagnostic and therapeutic uses thereof |
AU3375697A (en) | 1996-05-28 | 1998-01-05 | Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Department Of Health And Human Services, The | Cc chemokine receptor 5, antibodies thereto, transgenic animals |
WO1997047319A1 (en) | 1996-06-14 | 1997-12-18 | Progenics Pharmaceuticals, Inc. | Uses of a chemokine receptor for inhibiting hiv-1 infection |
US5994515A (en) * | 1996-06-25 | 1999-11-30 | Trustees Of The University Of Pennsylvania | Antibodies directed against cellular coreceptors for human immunodeficiency virus and methods of using the same |
-
1995
- 1995-12-20 US US08/575,967 patent/US6265184B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-06-07 US US08/661,393 patent/US6268477B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-20 CN CNB96193333XA patent/CN1222617C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-20 ES ES96945669.8T patent/ES2255716T5/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-20 EP EP07013395A patent/EP1870465B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-20 PL PL373641A patent/PL192294B1/pl not_active IP Right Cessation
- 1996-12-20 CA CA2213331A patent/CA2213331C/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-20 EP EP96945669.8A patent/EP0811063B9/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-20 EP EP05024209A patent/EP1642975A3/en not_active Withdrawn
- 1996-12-20 HU HU9801127A patent/HUP9801127A3/hu unknown
- 1996-12-20 PL PL321937A patent/PL192071B1/pl not_active IP Right Cessation
- 1996-12-20 AT AT96945669T patent/ATE309349T1/de active
- 1996-12-20 DK DK96945669T patent/DK0811063T3/da active
- 1996-12-20 WO PCT/US1996/020759 patent/WO1997022698A2/en active IP Right Grant
- 1996-12-20 US US08/771,276 patent/US6797811B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-20 DK DK07013395.4T patent/DK1870465T3/da active
- 1996-12-20 AU AU16892/97A patent/AU730463B2/en not_active Ceased
- 1996-12-20 ES ES07013395T patent/ES2341371T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-20 JP JP52309297A patent/JP3288384B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-20 AT AT07013395T patent/ATE458052T1/de active
- 1996-12-20 CZ CZ972610A patent/CZ261097A3/cs unknown
- 1996-12-20 BR BR9607300A patent/BR9607300A/pt not_active Application Discontinuation
- 1996-12-20 CN CNA2005100927193A patent/CN1827646A/zh active Pending
- 1996-12-20 SK SK1128-97A patent/SK112897A3/sk unknown
- 1996-12-20 DE DE69638128T patent/DE69638128D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-20 DE DE69635406.3T patent/DE69635406T3/de not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-08-19 NO NO973800A patent/NO973800L/no not_active Application Discontinuation
-
2000
- 2000-05-16 JP JP2000143832A patent/JP2001029089A/ja active Pending
- 2000-12-28 JP JP2000401708A patent/JP2001264324A/ja active Pending
-
2002
- 2002-03-26 US US10/106,623 patent/US20020150888A1/en not_active Abandoned
-
2004
- 2004-02-04 US US10/772,037 patent/US20040230037A1/en not_active Abandoned
-
2005
- 2005-02-28 US US11/068,686 patent/US7662548B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2005-05-04 NO NO20052202A patent/NO327506B1/no not_active IP Right Cessation
-
2007
- 2007-03-29 US US11/731,026 patent/US20080032336A1/en not_active Abandoned
-
2008
- 2008-11-06 JP JP2008285973A patent/JP2009065976A/ja active Pending
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001029089A (ja) | ケモカイン受容体88−2b[ckr−3]及び88cならびにそれらの抗体 | |
JP4117904B2 (ja) | C−c ckr−5,cc−ケモカインレセプタ、その誘導体及びこれらの利用 | |
JP3689118B2 (ja) | 好酸球エオタキシンレセプター | |
US20070065849A1 (en) | Nucleic acid encoding eosinophil eotaxin receptor | |
Youn et al. | Molecular cloning and characterization of a cDNA, CHEMR1, encoding a chemokine receptor with a homology to the human CC chemokine receptor, CCR-4 | |
MXPA97006316A (en) | Chemical receptors 88-2b [ckr-3] and 88c and their antibody | |
JP4116087B2 (ja) | 新規マウスcxcケモカインレセプター | |
Arias | Isolation and characterization of a constitutively active chemokine receptor and networks of ribosomal proteins: Implications for normal and pathological processes |