JP2001027363A - 所定経路に沿って管を敷設する方法 - Google Patents
所定経路に沿って管を敷設する方法Info
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Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 筒状布帛10の外面に柔軟な気密性皮膜
層11を形成した外装管9の内側に、筒状布帛13の内
面に柔軟な気密性皮膜層14を形成した内装管12を挿
通して二重管15を形成し、当該二重管15における外
装管9と内装管12との間に反応硬化性樹脂液を注入
し、当該二重管15を所定の経路に沿って配置した後、
内装管12内に圧力流体を送入して二重管15を断面円
形に拡開し、前記反応硬化性樹脂液を硬化させる。 【効果】 複雑に屈曲した経路に沿って容易に管を敷設
することができる。またその管を敷設する際には、柔軟
な二重管15を自由な経路に沿って配置することがで
き、敷設した後の管は反応硬化性樹脂を主体とする剛直
なものであって、敷設された経路を維持することができ
る。
層11を形成した外装管9の内側に、筒状布帛13の内
面に柔軟な気密性皮膜層14を形成した内装管12を挿
通して二重管15を形成し、当該二重管15における外
装管9と内装管12との間に反応硬化性樹脂液を注入
し、当該二重管15を所定の経路に沿って配置した後、
内装管12内に圧力流体を送入して二重管15を断面円
形に拡開し、前記反応硬化性樹脂液を硬化させる。 【効果】 複雑に屈曲した経路に沿って容易に管を敷設
することができる。またその管を敷設する際には、柔軟
な二重管15を自由な経路に沿って配置することがで
き、敷設した後の管は反応硬化性樹脂を主体とする剛直
なものであって、敷設された経路を維持することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の経路に沿っ
て管を敷設する方法に関するものであって、特に地中に
埋設された管路などの屈曲した経路に沿って、細い管を
敷設するための方法に関するものである。
て管を敷設する方法に関するものであって、特に地中に
埋設された管路などの屈曲した経路に沿って、細い管を
敷設するための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、下水道事業においては、災害
時において処理場やポンプ場などの施設からの情報を適
切に管理し、またこれらの施設を遠隔操作によりコント
ロールするために、下水道管内に光通信ケーブルなどの
通信線を設置することが行われている。
時において処理場やポンプ場などの施設からの情報を適
切に管理し、またこれらの施設を遠隔操作によりコント
ロールするために、下水道管内に光通信ケーブルなどの
通信線を設置することが行われている。
【0003】また来るべき大量情報化社会に対応して、
下水道管内に光通信ケーブルを設置し、さらに下水道管
の分岐管を経由して戸別に光通信ケーブルを導き、光通
信によるネットワークを構築することも検討されてい
る。
下水道管内に光通信ケーブルを設置し、さらに下水道管
の分岐管を経由して戸別に光通信ケーブルを導き、光通
信によるネットワークを構築することも検討されてい
る。
【0004】下水道管は、末端の各家庭や事業所から処
理場に至る樹枝状の管路系を有しており、しかもその下
水道管は、一度に大量の汚水や雨水が流入しても溢れる
ことがないように十分に大口径の管が使用され、またそ
の管路系にはマンホールや汚水升などの開所が多数設け
られているので、光通信ケーブルによるネットワークを
構築する経路とするには最適である。
理場に至る樹枝状の管路系を有しており、しかもその下
水道管は、一度に大量の汚水や雨水が流入しても溢れる
ことがないように十分に大口径の管が使用され、またそ
の管路系にはマンホールや汚水升などの開所が多数設け
られているので、光通信ケーブルによるネットワークを
構築する経路とするには最適である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで下水道管は、
前述のように通常流れる汚水の量に比べて管径が大きい
ので、汚水は管の底部を流れ、管の上部は空所となって
いる。従ってその下水道管内に光通信ケーブルを設置す
る場合には、下水道管の上部壁面に沿って配置するのが
好ましい。
前述のように通常流れる汚水の量に比べて管径が大きい
ので、汚水は管の底部を流れ、管の上部は空所となって
いる。従ってその下水道管内に光通信ケーブルを設置す
る場合には、下水道管の上部壁面に沿って配置するのが
好ましい。
【0006】しかしながら光通信ケーブルは相当の堅さ
を有していて曲がりにくいので、下水道管の末端に近い
マンホールから戸別の汚水升に至る経路に設置しようと
すると、光通信ケーブルが多数の屈曲部を経由すること
となり、管の上部に沿って適切に配置することが困難と
なる。
を有していて曲がりにくいので、下水道管の末端に近い
マンホールから戸別の汚水升に至る経路に設置しようと
すると、光通信ケーブルが多数の屈曲部を経由すること
となり、管の上部に沿って適切に配置することが困難と
なる。
【0007】光通信ケーブルを敷設する経路に沿って剛
直な保護管を敷設し、当該保護管内に光通信ケーブルを
挿通することにより下水道管の上部に配置することがで
きるが、末端に近い小口径の下水道管の本管から分岐管
に至る箇所に金属管などの剛直な保護管を構築すること
は極めて困難である。
直な保護管を敷設し、当該保護管内に光通信ケーブルを
挿通することにより下水道管の上部に配置することがで
きるが、末端に近い小口径の下水道管の本管から分岐管
に至る箇所に金属管などの剛直な保護管を構築すること
は極めて困難である。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、下水道管における光通信ケーブルを敷設する経
路に沿って、剛直な保護管を敷設するための方法を提供
することを目的とするものである。なお本発明は、上記
目的のための実施に限定されるものではなく、一般に所
定の経路に沿って管を敷設するための方法として実施す
ることができる。
あって、下水道管における光通信ケーブルを敷設する経
路に沿って、剛直な保護管を敷設するための方法を提供
することを目的とするものである。なお本発明は、上記
目的のための実施に限定されるものではなく、一般に所
定の経路に沿って管を敷設するための方法として実施す
ることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】而して本発明は、柔軟な
気密性の外装管の内側に、筒状布帛の内面に柔軟な気密
性皮膜層を形成した内装管を挿通して二重管を形成し、
当該二重管における外装管と内装管との間に反応硬化性
樹脂液を注入し、当該二重管を所定の経路に沿って配置
した後、内装管内に圧力流体を送入して二重管を断面円
形に拡開し、前記反応硬化性樹脂液を硬化させることを
特徴とするものである。
気密性の外装管の内側に、筒状布帛の内面に柔軟な気密
性皮膜層を形成した内装管を挿通して二重管を形成し、
当該二重管における外装管と内装管との間に反応硬化性
樹脂液を注入し、当該二重管を所定の経路に沿って配置
した後、内装管内に圧力流体を送入して二重管を断面円
形に拡開し、前記反応硬化性樹脂液を硬化させることを
特徴とするものである。
【0010】本発明においては、前記外装管は、筒状布
帛の外面に柔軟な気密性皮膜層を形成したものであるこ
とが好ましい。また前記外装管と内装管との間に、筒状
布帛よりなる中間層を介装することもできる。
帛の外面に柔軟な気密性皮膜層を形成したものであるこ
とが好ましい。また前記外装管と内装管との間に、筒状
布帛よりなる中間層を介装することもできる。
【0011】また本発明においては、前記管が光通信ケ
ーブルなどのケーブルを挿通する保護管であることがで
きる。また前記所定の経路が、下水道管におけるマンホ
ールから下水道本管及び分岐管を経て戸別の汚水升に至
り、それらの上部壁面に沿って形成されたものとするこ
とができる。
ーブルなどのケーブルを挿通する保護管であることがで
きる。また前記所定の経路が、下水道管におけるマンホ
ールから下水道本管及び分岐管を経て戸別の汚水升に至
り、それらの上部壁面に沿って形成されたものとするこ
とができる。
【0012】またこの場合においては、反応硬化性樹脂
液を注入した二重管を、下水道管におけるマンホールか
ら下水道本管及び分岐管を経て戸別の汚水升に至る経路
に配置し、当該二重管を分岐管における上部に偏倚せし
めつつ、柔軟な気密性チューブを流体圧力で裏返しなが
ら分岐部から分岐管内に挿入し、当該裏返された気密性
チューブにより前記二重管を分岐管の壁面に圧接し、前
記反応硬化性樹脂液を硬化させた後、気密性チューブを
逆に裏返しながら分岐管から抜去することが好ましい。
液を注入した二重管を、下水道管におけるマンホールか
ら下水道本管及び分岐管を経て戸別の汚水升に至る経路
に配置し、当該二重管を分岐管における上部に偏倚せし
めつつ、柔軟な気密性チューブを流体圧力で裏返しなが
ら分岐部から分岐管内に挿入し、当該裏返された気密性
チューブにより前記二重管を分岐管の壁面に圧接し、前
記反応硬化性樹脂液を硬化させた後、気密性チューブを
逆に裏返しながら分岐管から抜去することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
従って説明する。図1は、本発明により下水道管のマン
ホールから戸別の汚水升までの間に、光通信ケーブルを
挿通する保護管を敷設した状態を示すものである。
従って説明する。図1は、本発明により下水道管のマン
ホールから戸別の汚水升までの間に、光通信ケーブルを
挿通する保護管を敷設した状態を示すものである。
【0014】1は下水道管の本管であり、当該本管1に
は適宜の間隔をおいてマンホール2が形成されている。
そしてその本管1の分岐部5から、戸別の汚水升3に至
る分岐管4が分岐している。
は適宜の間隔をおいてマンホール2が形成されている。
そしてその本管1の分岐部5から、戸別の汚水升3に至
る分岐管4が分岐している。
【0015】そして6は光通信ケーブル8の保護管であ
って、本発明の方法により、マンホール2から本管1及
び分岐管4を経由して、汚水升3に至る経路に沿って敷
設されており、その両端はマンホール2及び汚水升3の
壁面に固定金具7を介して固定されている。
って、本発明の方法により、マンホール2から本管1及
び分岐管4を経由して、汚水升3に至る経路に沿って敷
設されており、その両端はマンホール2及び汚水升3の
壁面に固定金具7を介して固定されている。
【0016】図2は光通信ケーブル8の保護管6を示す
ものであって、筒状布帛10の外面に気密性の皮膜層1
1を形成した外装管9と、当該外装管9内に挿通され
た、筒状布帛13の内面に気密性の皮膜層14を形成し
た内装管12とよりなる、二重管15を形成しており、
当該二重管15の外装管9と内装管12との間に反応硬
化性樹脂液が注入され、当該樹脂液が硬化して内装管1
2と外装管9とが一体の剛直な保護管6を形成してい
る。
ものであって、筒状布帛10の外面に気密性の皮膜層1
1を形成した外装管9と、当該外装管9内に挿通され
た、筒状布帛13の内面に気密性の皮膜層14を形成し
た内装管12とよりなる、二重管15を形成しており、
当該二重管15の外装管9と内装管12との間に反応硬
化性樹脂液が注入され、当該樹脂液が硬化して内装管1
2と外装管9とが一体の剛直な保護管6を形成してい
る。
【0017】而して下水道管の所定の経路に沿って保護
管6を敷設するには、先ず、外装管9と内装管12との
間に反応硬化性樹脂液を注入した二重管15を、適宜の
手段で下水道管のマンホール2から本管1及び分岐管4
を経て汚水升3に至る経路に沿って挿通する。
管6を敷設するには、先ず、外装管9と内装管12との
間に反応硬化性樹脂液を注入した二重管15を、適宜の
手段で下水道管のマンホール2から本管1及び分岐管4
を経て汚水升3に至る経路に沿って挿通する。
【0018】この段階においては、注入された反応硬化
性樹脂液は液状であって未だ硬化していないので、二重
管15は柔軟であり、自由に屈曲して所望の経路に沿っ
て配置することができる。
性樹脂液は液状であって未だ硬化していないので、二重
管15は柔軟であり、自由に屈曲して所望の経路に沿っ
て配置することができる。
【0019】マンホール2と分岐部5との間の本管1が
短い場合には、二重管15の両端をマンホール2及び汚
水升3において引っ張ることにより、二重管15は上方
に偏倚して本管1の上部に沿って配置される。またこの
方法ではマンホール2と分岐部5との間の二重管15が
過度に垂れ下がるような場合には、適宜の手段でその部
分の二重管15を支えたり、また本管1の上部内面に仮
止めして二重管15を本管1の上部に沿って配置する。
短い場合には、二重管15の両端をマンホール2及び汚
水升3において引っ張ることにより、二重管15は上方
に偏倚して本管1の上部に沿って配置される。またこの
方法ではマンホール2と分岐部5との間の二重管15が
過度に垂れ下がるような場合には、適宜の手段でその部
分の二重管15を支えたり、また本管1の上部内面に仮
止めして二重管15を本管1の上部に沿って配置する。
【0020】また分岐管4内に挿通された二重管15
は、図3に示すように、二重管15を分岐管4における
上部に偏倚させつつ、柔軟な気密性チューブ16を流体
圧力で内側が外側となるように裏返しながら分岐部5か
ら分岐管4内に挿入し、その裏返された気密性チューブ
部分により二重管15を分岐管4の壁面に圧接して沿わ
せる。
は、図3に示すように、二重管15を分岐管4における
上部に偏倚させつつ、柔軟な気密性チューブ16を流体
圧力で内側が外側となるように裏返しながら分岐部5か
ら分岐管4内に挿入し、その裏返された気密性チューブ
部分により二重管15を分岐管4の壁面に圧接して沿わ
せる。
【0021】このようにして二重管15をマンホール2
から本管1及び分岐管4を経由して汚水升3に至る経路
に沿って配置し、その両端をマンホール2及び汚水升3
の内壁に支持する。然る後、内装管12内に流体圧力を
作用させて二重管15を断面円形に拡開し、この状態で
反応硬化性樹脂液を硬化させる。樹脂液を硬化させるに
は、内装管12内に加温流体を送入するのがよい。
から本管1及び分岐管4を経由して汚水升3に至る経路
に沿って配置し、その両端をマンホール2及び汚水升3
の内壁に支持する。然る後、内装管12内に流体圧力を
作用させて二重管15を断面円形に拡開し、この状態で
反応硬化性樹脂液を硬化させる。樹脂液を硬化させるに
は、内装管12内に加温流体を送入するのがよい。
【0022】分岐管4に挿通された気密性チューブ16
は、反応硬化性樹脂液を硬化させた後、先とは逆に外側
が内側となるように裏返しながら、分岐管4から抜去す
ることが好ましい。
は、反応硬化性樹脂液を硬化させた後、先とは逆に外側
が内側となるように裏返しながら、分岐管4から抜去す
ることが好ましい。
【0023】なお本発明における二重管15は、前述の
ように筒状布帛10の外面に気密性の皮膜層11を形成
した外装管9と、筒状布帛13の内面に気密性の皮膜層
14を形成した内装管12とよりなるものが好ましい
が、外装管9は必ずしも筒状布帛10と皮膜層11とよ
りなるものである必要はなく、気密性の皮膜層11のみ
よりなるものであってもよい。また図2(c)に示すよ
うに、外装管9と内装管12との間に筒状布帛の中間層
17を介装し、得られる保護管6の厚みを増して高い剛
性を確保することもできる。
ように筒状布帛10の外面に気密性の皮膜層11を形成
した外装管9と、筒状布帛13の内面に気密性の皮膜層
14を形成した内装管12とよりなるものが好ましい
が、外装管9は必ずしも筒状布帛10と皮膜層11とよ
りなるものである必要はなく、気密性の皮膜層11のみ
よりなるものであってもよい。また図2(c)に示すよ
うに、外装管9と内装管12との間に筒状布帛の中間層
17を介装し、得られる保護管6の厚みを増して高い剛
性を確保することもできる。
【0024】
【作用】本発明においては、二重管15の外装管9及び
内装管12は、筒状布帛10,13と柔軟な皮膜層1
1,14とよりなり、それ自体柔軟なものである。そし
てその二重管15の外装管9と内装管12との間に反応
硬化性樹脂液を注入し、これを所定の経路に沿って配置
するので、複雑に屈曲した経路であっても自由に配置す
ることができる。
内装管12は、筒状布帛10,13と柔軟な皮膜層1
1,14とよりなり、それ自体柔軟なものである。そし
てその二重管15の外装管9と内装管12との間に反応
硬化性樹脂液を注入し、これを所定の経路に沿って配置
するので、複雑に屈曲した経路であっても自由に配置す
ることができる。
【0025】そして二重管15を所定の経路に沿って配
置した後、その二重管15における内装管12内に流体
圧力を作用させると、二重管15は断面円形に拡開する
と共に、樹脂液は外装管9及び内装管12の皮膜層1
1,14の間に拘束され、筒状布帛10,13や中間層
17の繊維の間に含浸する。
置した後、その二重管15における内装管12内に流体
圧力を作用させると、二重管15は断面円形に拡開する
と共に、樹脂液は外装管9及び内装管12の皮膜層1
1,14の間に拘束され、筒状布帛10,13や中間層
17の繊維の間に含浸する。
【0026】そしてこの状態で反応硬化性樹脂液を硬化
させると、樹脂液は筒状布帛10,13に含浸した状態
で硬化し、外装管9と内装管12とが一体化し、二重管
15は剛直な管を形成する。またこの管は剛直であっ
て、その剛性により二重管15を配置した経路に沿った
位置に保持される。
させると、樹脂液は筒状布帛10,13に含浸した状態
で硬化し、外装管9と内装管12とが一体化し、二重管
15は剛直な管を形成する。またこの管は剛直であっ
て、その剛性により二重管15を配置した経路に沿った
位置に保持される。
【0027】而してこのようにして、下水道管のマンホ
ール2から汚水升3に至る経路に保護管6を敷設し、当
該保護管6にその一端から光通信ケーブル8を挿入して
全長に亙って挿通し、下水道管を利用して光通信ケーブ
ル8を敷設し、ネットワークを形成することができる。
ール2から汚水升3に至る経路に保護管6を敷設し、当
該保護管6にその一端から光通信ケーブル8を挿入して
全長に亙って挿通し、下水道管を利用して光通信ケーブ
ル8を敷設し、ネットワークを形成することができる。
【0028】
【発明の効果】而して本発明によれば、下水道管のマン
ホール2から個別の汚水升3に至る経路のように、複雑
に屈曲した経路に沿って容易に管を敷設することができ
る。またその管を敷設する際には、柔軟な二重管15を
自由な経路に沿って配置することができ、また敷設した
後の管は反応硬化性樹脂を主体とする剛直なものであっ
て、敷設された経路を維持することができる。
ホール2から個別の汚水升3に至る経路のように、複雑
に屈曲した経路に沿って容易に管を敷設することができ
る。またその管を敷設する際には、柔軟な二重管15を
自由な経路に沿って配置することができ、また敷設した
後の管は反応硬化性樹脂を主体とする剛直なものであっ
て、敷設された経路を維持することができる。
【0029】従って下水道管のマンホール2から汚水升
3に至る経路に保護管6を敷設した場合には、その経路
に沿って屈曲した形状に保持され、保護管6の両端をマ
ンホール2及び汚水升3に固定することにより、全体を
所定の経路に沿って保持することができる。
3に至る経路に保護管6を敷設した場合には、その経路
に沿って屈曲した形状に保持され、保護管6の両端をマ
ンホール2及び汚水升3に固定することにより、全体を
所定の経路に沿って保持することができる。
【0030】そしてその保護管6に光通信ケーブル8を
挿通することにより、光通信ケーブル8を複雑に屈曲し
た経路に沿って敷設することができると共に、その敷設
経路を、下水道管の上部など下水道管の機能を損なうこ
とのない位置に保持することができる。
挿通することにより、光通信ケーブル8を複雑に屈曲し
た経路に沿って敷設することができると共に、その敷設
経路を、下水道管の上部など下水道管の機能を損なうこ
とのない位置に保持することができる。
【0031】なお本発明は、前述のように下水道管に光
通信ケーブル8の保護管6を敷設する方法として適して
いるが、かかる目的のための実施に限られるものではな
く、一般に屈曲した経路に沿って細い管を敷設するため
の方法として、広く適用することができる。
通信ケーブル8の保護管6を敷設する方法として適して
いるが、かかる目的のための実施に限られるものではな
く、一般に屈曲した経路に沿って細い管を敷設するため
の方法として、広く適用することができる。
【図1】 下水道管に光通信ケーブルの保護管を敷設し
た状態を示す概念図
た状態を示す概念図
【図2】 本発明により形成された光通信ケーブルの保
護管を示すものであって、(a)は一部分解斜視図、
(b)は横断面図、(c)は中間層を有する保護管の横
断面図である。
護管を示すものであって、(a)は一部分解斜視図、
(b)は横断面図、(c)は中間層を有する保護管の横
断面図である。
【図3】 下水道管の分岐管の壁面に二重管を沿わせる
状態を示す中央縦断面図
状態を示す中央縦断面図
1 本管 2 マンホール 3 汚水升 4 分岐管 5 分岐部 6 保護管 8 光通信ケーブル 9 外装管 10,13 筒状布帛 11,14 皮膜層 12 内装管 15 二重管 16 気密性チューブ 17 中間層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 1/08 H02G 1/08 A Fターム(参考) 2D063 BA02 BA11 BA32 3H111 AA01 AA02 BA15 BA17 CB05 CB06 CB08 CB14 DA26 DB23 EA20 5G369 BA08 DC20
Claims (6)
- 【請求項1】 柔軟な気密性の外装管(9)の内側に、
筒状布帛(13)の内面に柔軟な気密性皮膜層(14)
を形成した内装管(12)を挿通して二重管(15)を
形成し、当該二重管(15)における外装管(9)と内
装管(12)との間に反応硬化性樹脂液を注入し、当該
二重管(15)を所定の経路に沿って配置した後、内装
管(12)内に圧力流体を送入して二重管(15)を断
面円形に拡開し、前記反応硬化性樹脂液を硬化させるこ
とを特徴とする、所定経路に沿って管を敷設する方法 - 【請求項2】 前記外装管(9)が、筒状布帛(10)
の外面に柔軟な気密性皮膜層(11)を形成したもので
あることを特徴とする、請求項1に記載の所定経路に沿
って管を敷設する方法 - 【請求項3】 前記外装管(9)と内装管(12)との
間に、筒状布帛よりなる中間層(17)を介装すること
を特徴とする、請求項1又は2に記載の所定経路に沿っ
て管を敷設する方法 - 【請求項4】 前記管が、ケーブルを挿通する保護管
(6)であることを特徴とする、請求項1、2又は3に
記載の所定経路に沿って管を敷設する方法 - 【請求項5】 前記所定の経路が、下水道管におけるマ
ンホール(2)から下水道本管(1)及び分岐管(4)
を経て戸別の汚水升(3)に至り、それらの上部壁面に
沿って形成されていることを特徴とする、請求項1、
2、3又は4に記載の所定経路に沿って管を敷設する方
法 - 【請求項6】 反応硬化性樹脂液を注入した二重管(1
5)を、下水道管におけるマンホール(2)から下水道
本管(1)及び分岐管(4)を経て戸別の汚水升(3)
に至る経路に配置し、当該二重管(15)を分岐管
(4)における上部に偏倚せしめつつ、柔軟な気密性チ
ューブ(16)を流体圧力で裏返しながら分岐部(5)
から分岐管(4)内に挿入し、当該裏返された気密性チ
ューブ(16)により前記二重管(15)を分岐管
(4)の壁面に圧接し、前記反応硬化性樹脂液を硬化さ
せた後、気密性チューブ(15)を逆に裏返しながら分
岐管(4)から抜去することを特徴とする、請求項5に
記載の所定経路に沿って管を敷設する方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19687199A JP2001027363A (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 所定経路に沿って管を敷設する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19687199A JP2001027363A (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 所定経路に沿って管を敷設する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001027363A true JP2001027363A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16365046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19687199A Withdrawn JP2001027363A (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 所定経路に沿って管を敷設する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001027363A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101916740B1 (ko) * | 2017-06-09 | 2018-11-08 | (주)메가이엔지 | 윤활제를 포함한 지중 케이블용 보호관 |
-
1999
- 1999-07-12 JP JP19687199A patent/JP2001027363A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101916740B1 (ko) * | 2017-06-09 | 2018-11-08 | (주)메가이엔지 | 윤활제를 포함한 지중 케이블용 보호관 |
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