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JP2001021792A - 焦点検出システム - Google Patents

焦点検出システム

Info

Publication number
JP2001021792A
JP2001021792A JP11196512A JP19651299A JP2001021792A JP 2001021792 A JP2001021792 A JP 2001021792A JP 11196512 A JP11196512 A JP 11196512A JP 19651299 A JP19651299 A JP 19651299A JP 2001021792 A JP2001021792 A JP 2001021792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus detection
data
light
optical
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11196512A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ito
順一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11196512A priority Critical patent/JP2001021792A/ja
Publication of JP2001021792A publication Critical patent/JP2001021792A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一回の撮像動作で得られた画像データからシ
フト演算に必要な二組の画像データを得る焦点検出シス
テムを提供すること。 【解決手段】 焦点検出装置は、光学系で形成される被
写体像を受けこの被写体像に相当する検知データを出力
するカラー撮像手段(撮像素子19)と、光学系とカラー撮
像手段の間に配されこの光学系を通過した光束を分割す
る為の一対の開口部をもつ瞳分割手段(瞳分割プレート1
0)と、この一対の開口部を通過する光束の波長分布をそ
れぞれ異ならせる為のこの瞳分割手段と兼用又はその近
傍に設けた光学的特性の異なる第1、第2光学フィルタ
手段(カラーフィルタ10a,10b,10c)と、これら光学フィ
ルタ手段の光学的特性に基づき上記検知データから一対
の画像データを生成する復元手段(DSP)と、この復元手
段から出力された一対の画像データに基づき光学系によ
る結像位置に関する情報を求める焦点検出手段(CPU)と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子スチル
カメラの撮像素子を用いて焦点検出を行なう方法を含む
焦点検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の焦点検出に関する技術の一例に
は、特開平7−140375号公報に教示されたものが
ある。このような技術では、メカニカル絞り又は液晶絞
りにより時分割で瞳分割を行い、画像素子より二回の画
像データを取り込み、これら二回分の画像データから
「位相差」演算してデフォーカス量を求めるという方法
が用いられている。
【0003】従来の「位相差方式」センサならば、一回
のデータ取り込みでデフォーカス量を求めることができ
る。しかし、上記の方法では、二回のデータ取り込み動
作を行なうため、デフォーカス量を得るまでに二倍の時
間を必要とする。又、高速度で移動する被写体において
は、二回測定した画像データ上の被写体像にはデフォー
カス以外のズレが含まれている故に、正しく焦点調整は
できない。
【0004】ここで上記の「位相差方式」の原理を図1
7(a),(b)及び図18(a)〜(c)に基づいて
説明すると、図17(a),(b)に示すように、撮像
素子19と撮影レンズ6の間に瞳分割を行なうためのシ
ボリ5を配置する。シボリ5には撮影レンズ6から射出
する光束の一部を通過させる開口部、即ち穴5aが存在
する。例えば、撮像素子19が焦点面よりうしろ側に位
置すると仮定する。そして、シボリ5の穴が撮影レンズ
6の光軸の上(図17(a)に相当)に存在する時と、
下(図17(b)に相当)に存在する時とで、撮像素子
19から画像データを読み出す。
【0005】この二回の読出し動作で得た画像データを
プロットすると、図18(a)のグラフ曲線になる。実
線は図17(a)の状態で読み出した画像データをプロ
ットしたものであり、破線は、図17(b)の状態で読
み出した画像データをプロットしたものである。図18
(a)中に示す二つの曲線のピークの相対的距離(φ)
を求めることで、焦点面から撮像素子までの距離(デフ
ォーカス量)が検出できる。尚、二つの曲線の距離は公
知技術である「シフト演算」によって求めることができ
る。
【0006】また図18(b)は、撮像素子19のうし
ろ側に焦点面が存在する場合(図17中の左位置)であ
り、画像データを読み出しプロットするとピークの相対
的距離が大きなグラフ曲線となる。一方、図18(c)
は、撮像素子19上に焦点面が存在する場合(図17中
の焦点面)であり、同様に画像データを読み出してプロ
ットするとピークの相対的距離が極めて小さなグラフ曲
線となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ここに例示
した位相差方式の欠点は、二回の撮像動作を行なわない
とシフト演算に必要なデータを得ることができない点に
ある。仮りに、シボリ5に破線で示した穴5b(図17
中の破線円)を開ければ、二回の撮像動作を一回にする
ことができるはずである。しかしながらこれは不可能で
ある。撮像素子19上には穴5aと穴5bをそれぞれ通
過した光束によって像が形成されが、画像データの中か
ら穴5aからの光束によるデータと穴5bからの光束に
よるデータとを分離する方法が無い。シボリ5の二つの
穴5a,5bを通過した光束がそれぞれ形成する像に関
するデータに分離できない理由は、二つの穴5a,5b
を通過した光が同じ性質のもので事に起因するからであ
る。つまりこの事は、シフト演算に必要な二組のデータ
が得られないことを意味する。
【0008】そこで本発明の目的は、一回の撮像動作で
得られた画像データからシフト演算に必要な二組の画像
データを得る焦点検出システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような状況
に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決し目的を
達成するため次のような手段を講じている。左右一対の
瞳分割絞りの通過波長をそれぞれ異ならせる。そのため
例えば、二つの穴に異なる特性のフィルタを配置し、こ
れらフィルタを通過できる光の特性のちがいを利用して
一回の撮像動作で得た画像データからシフト演算に必要
とされる二組のデータを分離することを発明の一つの原
理としている。
【0010】第1の発明によれば、光学系により形成さ
れる被写体像を受けこの被写体像に相当する検知データ
を出力するカラー撮像手段と、上記光学系とカラー撮像
手段との間に配されその光学系を通過した光束を分割す
るための一対の開口部をもつ瞳分割手段と、その開口部
を通過する光束の波長分布をそれぞれ異ならせる為の、
上記瞳分割手段と兼用またはその近傍に設けられて成る
光学的特性のそれぞれ異なる第1、第2光学フィルタ手
段と、これら第1、第2光学フィルタ手段の光学的特性
に基づき上記検知データから一対の画像データを生成す
る復元手段と、この復元手段から出力された一対の画像
データに基づき光学系による結像位置に関する情報を求
める焦点検出手段とを備える焦点検出装置を提案する。
上記第1、第2の光学フィルタ手段は、光学的特性とし
て透過波長特性がそれぞれ異なるものであるか、または
光学的特性として透過光の偏光方向がそれぞれ異なるも
のである。
【0011】また、三原色に基づく光学特性の三種類の
光学フィルタのうち二つで成り、上記第1、第2光学フ
ィルタ手段を異なる光学特性の光学フィルタ手段に変更
する光学フィルタ変更手段を更に備え、上記焦点検出手
段は、焦点検出不能の場合、その光学フィルタ変更手段
により第1、第2光学フィルタ手段の光学特性を変更さ
せてから焦点検出動作を行うような焦点検出装置であ
る。さらに、被写体に向けて光を照射する補助光照射手
段を備え、上記焦点検出手段は、焦点検出不能の場合、
上記補助光照射手段により補助光を照射させながら焦点
検出動作を行うような焦点検出装置でもある。
【0012】上記焦点検出手段は、焦点検出不能の場
合、上記復元手段から出力された一対の画像データの一
方についてコントラストを評価することにより焦点検出
動作を行い、また、上記第1、第2光学フィルタ手段
は、それぞれ光学特性の異なる複数の組が使用可能であ
り、上記焦点検出手段は、焦点検出動作に先立って上記
一対の画像データのサンプリングを行い、その結果に応
じて最適な組を選択するような焦点検出装置を提案す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態を挙げて本発明
の要旨について詳しく説明する。 (第1実施形態例)図1は、本発明の焦点検出装置の一
つの機能構成を示し、ブロック構成図で示している。
【0014】システムコントローラ(CPU)2は本発
明の電子カメラ1の全体の制御を行なう。測光回路3は
被写体輝度を測定するための回路である。システムコン
トローラ2は測光回路3からの輝度情報に基づいて、シ
ボリ5の設定値と、撮像素子19の積分時間を決定す
る。ファインダ4は撮影エリアの確認のために使用され
る。レンズ駆動機構9aは、図示しないモータ等のアク
チェータを有し、このアクチェータの駆動力を撮影レン
ズ6の光軸上の動きへ変換する。アクチェータへの電力
はレンズ駆動回路9bより供給され、このレンズ駆動回
路9bを制御することでCPU2は撮影レンズ6の位置
を任意に設定できる。
【0015】絞り駆動機構8aは、図示しないステップ
モータ等のアクチェータを有し、シボリ5を形成する羽
根を駆動する。アクチェータへの電力は絞り駆動回路8
bから供給され、この駆動回路8bを制御することでシ
ボリ5を任意に設定できる。瞳分割プレート10はシボ
リ5の近傍に配置され、このシボリ5を制御することに
より、撮像素子19を用い焦点検出が実現できる。瞳分
割プレート10の構造は記述する。プレート10はプレ
ート駆動モータ7によって回転することができる。この
モータ7へは分割プレート駆動回路11から電力が供給
される。CPU2はこの駆動回路11を制御することで
瞳分割プレート10を任意に回転できる。
【0016】システムコントローラ2には、画像データ
コントローラ12が接続されている。この画像データコ
ントローラ12は、デジタル信号プロセッサ(以下、D
SPと称する)12により構成される画像補正手段であ
り、撮像素子19の制御、この撮像素子19から入力さ
れた画像データの補正や加工等をシステムコントローラ
2の指令に基いて実行するものである。
【0017】また、上記画像データコントローラ12に
は、撮像素子19を駆動する時に必要なパルス信号を出
力するタイミングパルス発生回路18と、この撮像素子
19と共にタイミングパルス発生回路18で発生された
タイミングパルスを受けて、撮像素子19から出力され
る被写体像に対応したアナログ信号をデジタル信号に変
換するためのA/Dコンバータ17と、得られた画像デ
ータ(デジタルデータ)を一時的に記憶しておくための
DRAM14が接続されている。
【0018】画像表示回路15は、液晶モニタ16を制
御するため回路である。撮像素子19より入力された画
像データが、画像表示回路15により液晶モニタ16上
へ表示される。また画像データ記録メディア13は、例
えばフラッシュメモリ、HDDまたはFDD等から構成
されている。
【0019】本発明に係わるカメラシステムはパワース
イッチ(以下、パワーSWと略称)20aがON状態の
時のみ動作が許可される。レリーズスイッチはファース
トレリーズSW(以下、1R−SWと略称)20bおよ
びセカンドレリーズSW(以下、2R−SWと略称)2
0cから成る二段構成のスイッチであり、このスイッチ
を半押しすると1R−SW20bがON状態になる。更
にこれを押し込むと、1R−SW20aと共に2R−S
W20cもON状態になる。
【0020】動作表示LCD22は、カメラ1の動作状
態を表示するために使用される。ストロボ制御回路21
は、被写体が低輝度な時に発光させるXe管21aを発
光させるために必要な昇圧回路(不図示)や、その発光
エネルギーを貯えるコンデンサ(不図示)などを含む回
路である。EEPROM23には、カメラシステムを制
御する時に必要な制御パラメータが記憶されている。
【0021】続いて、図2を参照しながら瞳分割プレー
ト10について説明する。この瞳分割プレート10上に
は幾つかの穴(10a,10b,10c,10d)が存
在し、カメラ1の動作に応じてこれらの穴をそれぞれシ
ボリ5と重なるように位置決めされる。瞳分割プレート
10は中心点Oを基準にプレート駆動モータ7によって
回転することができる。
【0022】瞳分割プレート10には複数の穴が形成さ
れており、これらのうちで最も大きい穴10dは、撮像
動作を行なう時にシボリ5と重なるように位置決めされ
る。三原色(RGB)のうちの二色、例えばR・Gで一
対の穴10aは撮像素子19を用いて「位相差AF」を
行なう時に使用される。この時、この一対の穴10aは
シボリ5と重なるように位置決めされる。一対の穴10
b,10cもまた、位相差AFのために存在して、それ
ぞれG・BおよびB・Rの色フィルタである。
【0023】詳しくは、これらの一対の穴10a,10
b,10cには特性の異なるフィルタが嵌め込まれてい
る。例えば、Rで示された穴には赤い光を透過するカラ
ーフィルタが存在する。Gで示された穴には緑の光を透
過するカラーフィルタが存在する。Bで示された穴には
青の光を透過するカラーフィルタが存在する。
【0024】ここで、図3に示すグラフは、これら三つ
のRGBカラーフィルタの特性を示したものであり、赤
・緑・青のそれぞれの光の波長に対応する透過率がそれ
ぞれの波長帯域で三つのピークを示していることがわか
る。そして本実施形態例でもこの三つの色を透過するフ
ィルタと同様の特性を有するフィルタが撮像素子19上
に配置されている。なお、このように色が異なるのでそ
の差を補正してやる必要は生ずる。
【0025】図4(a)〜(d)には、上述の如く瞳分
割プレート10に開口された複数の穴と、これらと撮像
素子19との位置関係を示したものである。図4(a)
に示す位置関係は、撮像動作を行なう時の瞳分割プレー
ト10の位置と撮像素子19との位置を示している。こ
の場合、図示しないシボリ5の開口部5aを通過した光
束は、すべて撮像素子19へ至る。
【0026】一方、次の図4(b),(c),(d)に
は、測距の場合の位置関係であり、瞳分割プレート10
が回動しながらそれぞれの位置に停止し得られる位置で
ある。すなわち、図4(b)に示す位置関係は、赤い光
(R)と緑の光(G)を用いて位相差AFを行なう時のプレ
ートの位置である。図4(c)は、緑の光(G)と青の光
(B)で位相差AFを行なう時のプレートの位置である。
同様に、図4(d)は、青い光(B)と赤い光(R)で位相
差AFを行なう時のプレートの位置をそれぞれ示してい
る。
【0027】次に、図5のフローチャートを参照しなが
らシステムコントローラ(CPU)2が内蔵の所定の制
御プログラムで実行する動作手順を説明する。まずパワ
ーSW20aがONされてこのカメラシステム(焦点検
出装置)へ電力が供給されるとCPU2は動作を開始す
ると、まず、I/Oポートの初期化、所定のメモリの初
期化および、CPU2の周辺回路の初期化などの初期設
定が行なわれる(S100)。
【0028】ステップS101においては、測光回路3
から被写体の輝度情報を入力する。この輝度情報に基づ
いて、シボリ5の設定値、シャッタ秒時(撮像素子19
の積分時間)が決定される(S101)。
【0029】ステップS102では、1R−SW20b
の状態を検出する(S102)。この1R−SW20b
がON状態になっているならば後述するステップS11
0へ移行し、一方、もしOFF状態ならば次のステップ
S103(A参照)へ移行する。このステップS103
では、パワーSW20aの状態を検出する(S10
3)。もしパワーSW20aがOFF状態ならば、この
カメラ1の動作は停止しなければならない。そこで、カ
メラシステムを停止するための処理を実行後、CPU2
は動作を止める(S104)。一方、パワーSW20a
がもしON状態ならば、引き続き動作を続行するため前
述したステップS101へ戻る。つまり、上記1R−S
W20bがON状態のためステップS110へ移行する
と、図4(b)に示されるような位置へ瞳分割プレート
10を回動させる。この動作によって赤の光と緑の光を
用いて位相差AFが実行可能になる(S110)。
【0030】これに続き、画像データコントローラとし
てのDSP12に対して撮像動作を指示する(S11
1)。このDSP12はCPU2からの撮像条件に基づ
いて撮像素子19を制御して画像データを取り込む。そ
して、DSP12からフォーカスエリアに相当する位置
の画像データを入力する(S112)。
【0031】ここで図6に、撮像素子19の一例を示す
と、撮像素子19を構成する画素には、R,G,Bのカ
ラーフィルタがストライプ状に配置されている。エリア
19aがフォーカスエリアに相当し、このエリアに存在
する画素のデータがステップS112において取り込ま
れる。
【0032】ステップS113では、この取り込まれた
データの中からRのカラーフィルタが配置された画素デ
ータの平均値(ave R)と、Gのカラーフィルタが配置
された画素データの平均値(ave G)が算出される(S
113)。
【0033】ステップS114では、求めた二つの平均
値の比(ave R/ave G)が所定の巾の値の中に存在す
るか判定する(S114)。すなわち、Kmin からKma
x の間にこの比が存在するか判定する。この比がKmin
〜Kmax の間にあれば位相差AFができると判定してス
テップS115へ移行する。一方、この比がKmin 〜K
max の間になければAFは不可能と判定してステップS
120へ移行する。
【0034】ここで、このステップS114の動作ステ
ップが必要な理由について説明すると、ピントを合わせ
ようとしている被写体像にはさまざまな波長の光が含ま
れている。そして今、赤の光と緑の光に基づいて位相差
AFを実行しようとしている。したがって被写体像を形
成する光には、赤と緑の光が含まれている必要がある。
できれば、二つの光の成分が均等ならば更に望ましい。
しかし、ピントを合わせるべき被写体によっては特定の
光のみを反射するので、位相差AFに必要な赤と緑の二
つの光を含んでいない可能性もある。また二つの光を含
んでいても、二つの光のパワーの差が大きすぎるとシフ
ト演算によって赤の色の像のデータと緑の色の像のデー
タの相対距離(位相差)を正しく求めることができな
い。
【0035】そこで上記ステップS114では、赤の光
を検出した画素のデータ(Rのカラーフィルタ付画素)
の平均値と緑の光を検出した画素のデータ(Gのカラー
フィルタ付画素)の平均値とを比較して赤の光と緑の光
による位相差AFが可能か判定している。
【0036】なお、判定値となるKmin とKmax は、被
写体の条件、フィルタの特性、撮像素子19の特性など
を考慮して決定しなければならない。したがって、必要
に応じて変更できることが望ましい。望ましくは、EE
PROM23へ記憶すべき制御パラメータとすべきであ
る。
【0037】前述の如くステップS114からステップ
S115へ移行すると、Rカラーフィルタ付画素(R画
素)のデータとGカラーフィルタ付画素(G画素)のデ
ータのバランス補正を行なう(S115)。
【0038】ここでまた、図7および図8のグラフに基
づいて上記ステップS115で実行される補正演算につ
いて説明する。被写体像を構成する色の成分は、赤成分
が緑成分に比較して大きいと仮定する。この時、R画素
のデータとG画素のデータをプロットすると図7に示す
様になる。図7から明らかな如く、G画素データを示す
曲線の高さが低いために、R画素データとの相関を計す
ことが難しい。したがって、G画素データの曲線の高さ
をR画素データの曲線の高さとを同じにする必要があ
る。このためには、G画素データ個々に係数を掛ければ
よい。すなわち、R画素データ平均とG画素データ平均
の比(ave R/ave G)を係数とすればよい。
【0039】図8に示すグラフは、ave R/ave Gを用
いてG画素データを補正したものをプロットした曲線で
あり、この補正動作により二つの画素データが示す二曲
線の相関を計ることができる。すなわち公知技術の「シ
フト演算」(即ち位相差演算)によって二つの曲線の相
対的距離(φ)を求めることが可能となる。
【0040】ステップS116においてこのような位相
差演算が実行される(S116)。ステップS117で
は相対距離φに基づいて、撮影レンズ6のピントずれ量
が算出される。さらに撮影レンズ6の駆動量も求められ
る(S117)。そして、この駆動量に基づいて撮影レ
ンズ6の位置が変更される(S118)。そして、後述
するステップS119に移行する。一方、上記ステップ
S114で、R画素データとG画素データによる位相差
AFが不可能と判定されると、ステップS120へ移行
する。
【0041】このステップS120では、図4(c)に
示される様に瞳分割シボリの位置を設定する動作が行わ
れる。この動作によって撮像素子19のG画素データと
B画素(Bカラーフィルタが付いた画素)データを用い
ての位相差AFが実行可能な状態となる。尚、ステップ
S121〜S125の動作は、前述したステップS11
1〜S115の動作と基本的に同じである。但し、異な
るのはR画素データとG画素データの組合せがG画素デ
ータとB画素データの組合せに変更された点である。ま
た、G画素データとB画素データの組合せによる位相差
AFが不可能な時は、ステップS124からステップS
130へ移行する。
【0042】ステップS130では、図4(d)に示さ
れるように瞳分割プレート10(のシボリ?)の位置を
設定する。この動作によってB画素データとR画素デー
タによる位相差AFが実行可能な状態になる。尚、ステ
ップS131〜S135の動作はステップS111〜S
115の動作と基本的に同じである。但し、使用される
画素データの組合せが異なるだけである。また、B画素
データとR画素データの組合せが不可能と判定された場
合は、ステップS134からステップS136移行す
る。
【0043】そしてステップS136においては、動作
表示LCD22を用いてAFが不可能であることを示す
所定の警告表示を出力する(S136)。
【0044】上記ステップS116〜S118で、R,
G,Bの三つの画素データの何れかの組合せにより位相
差AFが実行されると、次のステップS119におい
て、2R−SWの状態が検出され(S119)、2R−
SWがON状態ならばステップS140へ移行し、もし
OFF状態ならばステップS101へ戻り同様な処理ス
テップを実行する。
【0045】ステップS140では、図4(a)に示す
位置へ瞳分割プレート10を動かして設定する(S14
0)。この設定動作によって撮像動作が可能になる。上
記ステップS101で決定されたシボリ値へシボリ5を
設定し(S141)、次に、DSP12に対して撮像動
作を指示する(S142)。このDSP12はCPU2
からの撮像条件に基づいて撮像素子を制御して画像デー
タを取り込む。 そして、シボリ5を開放位置へ戻す
(S143)。また、DSP12へ画像データの格納を
指示する(S144)。DSP12はDRAM14へ格
納した画像データを所定の画像フォーマットへ変換した
後、画像データ記録メディア13へ記憶する。
【0046】(作用効果1)このように、第1実施形態
例に示す如く、RGBカラーフィルタが付いた画素によ
る画像データの組合せにより位相差AFを行ない、その
組合せを適宜変更することで最適なAF動作に制御して
いる。よって、まず構造的には、撮像素子を利用するの
で焦点検出用の特別なセンサを設ける必要がない。
【0047】また、位相差AFを実行する際に必要な二
組の画素データを一回の撮像動作により得られるので動
作時間が短縮できる。その結果、一回の撮像動作で得ら
れた画像データからシフト演算に必要な二組の画像デー
タを得るという焦点検出システムを提供できる。
【0048】(第2実施形態例)上述した第1実施形態
例においては、R画素データとG画素データの組合せに
よる位相差AFが無理ならば、G画素データとB画素デ
ータの組合せによる位相差AFを行ない、この組合せも
無理ならば、B画素とR画素の組合せによる位相差AF
を行なった。つまり、一つの組合せが無理とわかると他
の組合せに変更することでAFができない状況にならな
いように制御されていた。
【0049】これに対して、本第2実施形態例では、あ
る所定の組合せ(仮りにR画素データとG画素データと
する)で位相差AFが実行できないと判定された時は、
補助光を被写体に照射することで、被写体像に含まれる
光の成分を変更する。このことにより、AFができない
状況にならないように制御している処に特徴がある。
尚、前述の第1実施形態例に示した動作と同じものにつ
いての説明は省略する。
【0050】図9に示したフローチャートを用いて、第
2実施形態例におけるCPU2の動作を説明する。パワ
ーSW20aがON状態になると、このシステムに電力
が供給されCPU2は動作を開始する。ステップS20
0〜S204の動作は既に説明した前述したステップS
100〜S104(図5)と実質的に同じである。
【0051】レリーズスイッチが操作されステップS2
02において、1R−SWがON状態になると判定され
た場合は、次のステップS210へ移行し、補助光フラ
グを“0”でクリアする(S210)。この動作によっ
て補助光がない状態での位相差AF動作が行なわれるこ
とになる。もしも補助光が無い状態でのAF動作が無理
と判定されると、補助光要求フラグ“1”がセットされ
る。そして、補助光を点灯して再度、AF動作が実行さ
れることになる。
【0052】次に、瞳分割プレート10を図4(b)に
示した状態に設定する(S211)。この動作によっ
て、R画素データとG画素データの組合せによる位相差
AFが実行可能となる。
【0053】ステップS212においては、補助光要求
フラグが“1”であるか“0”であるかを判定する(S
212)。もしこのフラグが“1”ならば続くステップ
S213へ移行し、“0”ならば後述するステップS2
14へ移行する。
【0054】ステップS213では、ストロボ制御回路
21に対してフラット発光開始の指令を出力する(S2
13)。この指令を受けたストロボ回路21はXe管2
1aを間欠的に発光する。
【0055】なお、この第2実施形態例では、補助光と
してストロボ装置を利用したが、他の手段を使用しても
よい。高輝度の発光ダイオード(LED)を利用するこ
とも可能である。好ましくは赤色のLEDと緑色のLE
Dが好ましい。例えば、R画素データの出力が不足した
時は赤色のLEDを補助光とし、G画素データの出力が
不足した時は緑色のLEDを補助光とすればよい。
【0056】ステップS214においては、DSP12
に対して撮像動作を指示する(S214)。このDSP
12が撮像素子19から画像データを取り込むと、続く
ステップS215にて補助光要求フラグの有無を判定す
る(S215)。もしこのフラグが“1”ならば続くス
テップS216へ移行して、ストロボ制御回路21に対
してフラット発光を停止するように指令する(S21
6)。一方、“0”ならばステップS217へ移行す
る。尚、ステップS217,S218,S219の動作
は既に説明したステップS112,S113,S114
(図5参照)と同じ動作である。
【0057】上記ステップS219において、ave Rと
ave Gの差が大きくAFができないと判定されると、ス
テップS220へ移行し、補助光要求フラグの有無を判
定する(S220)。もしこのフラグが“1”ならば、
補助光を点灯して画素データの取込みを実行したことを
意味する。補助光を点灯してもAFはできないと判定さ
れた時はステップS221において、AFは不可能を意
味する警告表示を動作表示LCD22上に行なう(S2
21)。一方、補助光要求フラグが“0”ならば、ステ
ップS222へ移行して、補助光要求フラグをセットす
る(S222)。そして補助光を点灯して画素データを
取り込むためステップS212へ戻って同様な処理ステ
ップを実行する。
【0058】上記ステップS219で、位相差AFが実
行可能と判定されると、ステップS233へ移行する。
尚、このステップS223〜S226の動作は既に説明
したステップS115〜S118(図5)と同じもので
ある。
【0059】ステップS228においては、2R−SW
の状態が検出され、もしOFF状態ならばステップS2
01へ移行し、ON状態ならば次のステップS230へ
移行する。尚、このステップS230〜S234の動作
も既に説明したステップS140〜S144(図5)と
同じ動作である。
【0060】(作用効果2)このように、第2実施形態
例に示す如く、位相差AFを実行しようとある所定の組
合せ(例えばR画素データとG画素データとの組合せ)
で位相差AFが実行できないと判定された場合には、補
助光を被写体に照射した状態で再度画素データの取り込
みを実行する。このとき、三つのカラーフィルタで被写
体像に含まれる光の成分(色)を変更することでAFがで
るように制御している。よって、組合せは変えないの
で、処理時間の短縮が維持され得る焦点検出システムを
提供することができる。
【0061】(第3実施形態例)上述した第2実施形態
例では、位相差AFに必要な二組の画素データが使用で
きないと判定されると、補助光を点灯した状態での画素
データの取り込みを再度実行することで、AFができな
い状況が発生しないようにした。これに対して本第3実
施形態例はこれとは別の方法での解決策を提示する。す
なわち、位相差AFが不可能と判定された時は、他の方
式の焦点検出動作を実行することによってAFができな
い状況が発生しないようにする。具体的には、撮像素子
を利用したコントラストAFである。勿論、カメラシス
テムの中にアクティブ方式の測光装置が存在するなら
ば、それを用いてもよい。コントラストAFを利用する
メリットは既にカメラ中に存在する撮像素子をそのまま
利用できる点であり、特別なセンサを新たに配置する必
要もない点である。
【0062】図10のフローチャートを用いてこの第3
実施形態例におけるCPUの動作を説明する。パワーS
W20aがON状態になると、このカメラシステムに電
力が供給されCPU2は動作を開始する。ステップS3
00〜S304の動作は既に説明したステップS100
〜S104(図5)と実質的に同じである。
【0063】ステップS302において、1R−SWが
ON状態であると認識すると、ステップS310へ移行
する。このステップS310〜S314では、位相差A
Fに使用するR画素データとG画素データを撮像素子か
ら取り込み、更に二つの画素データがシフト演算に使用
できるか否か判定する。尚、この一連の動作は既に説明
したステップS111〜S114(図5)と同じであ
る。
【0064】そして、二つの画素データでシフト演算が
可能ならばステップS315〜S318の動作が実行さ
れて、被写体像が撮像素子上へ結像する。尚、この動作
も既に説明したステップS115〜S118(図5)の
動作と同じである。
【0065】ステップS314においては、R画素デー
タとG画素データによる位相差AFが判定され(S31
4)、もしこれが不可能と判定されるとステップS33
0へ移行し、図4(a)に示すように瞳分割プレート1
0を設定する(S330)。これは撮像素子30の出力
を利用したコントラストAFを実行するためである。次
に、焦点検出回路カウンタ(n)をクリアする(S33
1)。
【0066】ステップS332では、DSP12に対し
て撮像動作を指示する(S332)。DSP12は撮像
素子30を制御して画像データを取り込む。続いて、D
SP12からフォーカスエリアに相当する位置の画像デ
ータを入力する。これは図6中のエリア119aの画素
データである(S333)。そして、この画素データに
対して公知のコントラスト演算が行なわれる(S33
4)。一般的には隣り合う画素データの差分が求められ
る。
【0067】ステップS335では、コントラストデー
タが最大値になったか否かが判定される(S335)。
コントラストデータが最大値になったことを検出するた
めには、光学系のレンズを移動しながらコントラスト演
算を行なう必要がある。一例として図11には、レンズ
位置とコントラストの関係を示したものである。
【0068】ここでもし最大値であれば、ステップS3
19に戻って同じ処理ステップを実行する。一方、まだ
最大値でなければステップS336において、コントラ
スト値の変化に応じてレンズ位置を変更する(S33
6)。すなわち、コントラストが増える傾向にある時
は、同じ方向へ移動する。逆にコントラストが減る傾向
にある時は、レンズの移動方向を反転してそのレンズを
移動する。
【0069】ステップS332〜S336の動作は、コ
ントラストが最大となるまで繰り返えされる。ただし、
この動作回数が所定値となってもコントラストの最大と
なるレンズの位置が発見できない時はAF不能と判定さ
れる。コントラストの演算とレンズ駆動が一回実行され
る毎にステップS337において焦点検出回数カウンタ
(n)がインクリメントされる。
【0070】ステップS338では、このカウンタ
(n)が所定値に達っしたか判定する。所定値ならば、
AFが不可能であることを示す警告表示を行なう(S3
39)。一方、所定値でなければ、コントラストAFを
続けるためステップS332へ移行する。このように、
コントラストが最大となる位置へレンズが設定される
と、ステップS319へ移行して、再びこのステップS
319では、2R−SWの状態が検出され、もしOFF
状態ならばステップS301へ移行し、一方、ON状態
ならばステップS320〜S324の動作が実行され
る。尚、この動作は既に説明したステップS140〜S
144(図5)と同じ動作である。
【0071】(作用効果3)このように、第3実施形態
例に示す如く、位相差AFが不可能な場合には、撮像素
子を利用した「コントラストAF」という方式で焦点検
出を行うことによって、AF動作を可能にしている。よ
ってこの方式を用いるので、既にカメラ本体中に存在す
る撮像素子をそのまま利用でき、新たに専用のセンサを
設けることはない。よって、位相差AFのほかにもコン
トラストAFで対応できるので、AFができない状況は
起こらない焦点検出システムを提供することができる。
【0072】(第4実施形態例)前述した第1実施形態
例では、三つのカラーフィルタの組合せを変更すること
で組合せの異なる画素データによる位相差AFが最大で
三回実行可能である。しかし、最適な組合せが最初から
わかっていれば、その組合せで最初からAF動作をすべ
きである。この点に注目した方法を本第4実施形態例で
示す。
【0073】図12のフローチャートにより本第4実施
形態例の動作手順を説明すると、まず、パワーSW20
aがON状態になるとCPU2は動作を開始する。ステ
ップS400〜S404の動作は既に説明したステップ
S100〜S104(図5)と実質的に同じである。
【0074】ステップS410において、1R−SWが
ON状態になると、図4(a)に示すように瞳分割プレ
ート10を設定する。DSP12に対して撮像動作を指
示する(S411)。DSP12は撮像素子19を制御
して画像データを取り込む。そして、図6中のフォーカ
スエリア19aの画素データをDSP12から入力する
(S412)。また、R画素データ、G画素データ、B
画素データのヒストグラムを算出する(S413)。そ
してヒストグラムに基づいて位相差AFに最適な組合せ
が決定される。
【0075】ステップS414において、RGBの最適
な組み合わせを次の如く選択する。もし、RとG画素が
最適ならば、ステップS420へ移行する。GとB画素
が最適ならば、ステップS430へ移行する。BとR画
素が最適ならば、ステップS440へ移行する。
【0076】例えば、R画素とG画素の組合せが選択さ
れると,ステップS420において図4(b)に示され
るように瞳分割プレート10が設定される。そしてR画
素データとG画素データが撮像素子から取り込まれ、所
定の演算が行われる。尚、ステップS420〜S424
の動作は既に説明したステップS110〜S114(図
5)と同じである。
【0077】上記ステップS424にて、R画素とG画
素の組合せによる位相差AFが不可能な場合は、ステッ
プS446に移行して警告表示が行なわれる(S44
6)。一方、AFが可能ならば、ステップS425にお
いて色バランス補正演算が行なわれ、その後、ステップ
S426,S427,S428が実行される。尚、この
一連の動作は、既に説明したステップS116,S11
7,S118(図5)と同じである。
【0078】ステップS429では、2R−SWの状態
を検出する(S429)。もしOFF状態ならばステッ
プS401へ移行し、ON状態ならばステップS450
〜S454が実行される。この動作は既に説明したステ
ップS140〜S144(図5)と同じである。
【0079】G画素とB画素によるAFが最適と判定さ
れるとステップS414からステップS430へ移行す
る。そしてステップS430〜S435の動作が実行さ
れる。尚、この動作は画素データの組合せが異なるのみ
でステップS420〜S425の動作と同じである。ま
た、ステップS440〜S445の動作も上記ステップ
S420〜S425の動作と基本的には変わらない。
【0080】前述したステップS410〜S413に示
される動作は、本第4実施形態例においては、1R−S
WがONして実行される構成となっている。しかし、1
R−SWがOFFの時にこの動作を周期的に実行する構
成としてもよい。そして、1R−SWがONしたら直ち
に最適なフィルタの組合せになるように瞳分割プレート
10を設定し、位相差AFを開始すればよい。
【0081】(作用効果4)このように、第4実施形態
例に示す如く、最適な組合せが最初からわかっている場
合には、フィルタの組合せを変更することなくその組合
せで最初から位相差AFを行うように制御している。こ
れにより、撮像動作の回数を増やすことなくAFが可能
な焦点検出システムを提供することができる。
【0082】(変形例)以上の第1〜第4実施形態例で
採用されている瞳分割プレート10に配置されたフィル
タは、RGBの三種類のカラーフィルタである。ただ
し、これらのフィルタの特性は、例示したその特性に限
定されたものではない。また、そのほかの色やその他の
組合せでもよい。これらのフィルタは基本的に、撮像素
子の画像データからシフト演算で必要な二組の画素デー
タが取り出せればよいものであり、例示したフィルタ以
外でもよい。このような変形実施によっても、上記実施
形態例と同等の効果が期待できる。
【0083】(第5実施形態例)以上に例示した第1〜
4実施形態例では、被写体像を形成する光の色(波長)
に注目し、位相差AFに必要な二組の画素データを撮像
素子から取り出しているが、この第5実施形態例は光の
「偏光」に注目して実施するものである。まずこの違い
に伴なう構成的、および方式の違いについて説明する。
【0084】図13には、本第5実施形態例のカメラシ
ステムのブロック構成図が示されている。尚、図1のブ
ロック構成図と同じ構成要素については説明は省略す
る。前述の実施形態例を示す図1と異なる構成要素とし
ては、図示の如く、瞳分割プレート10の構造および新
たに追加された構成要素として、偏光板30、偏光板駆
動機構31および偏光板駆動回路32が挙げられる。
【0085】偏光板30を瞳分割プレートと撮像素子1
9との間に設け、この偏光板30には、偏光板駆動機構
31と、この機構を制御する偏光板駆動回路32を設け
る。偏光板30は、位相差AFが実行される時は撮像素
子19の前面に配置され、撮影動作時には、撮影レンズ
6からの光束をさえぎらない位置へ退避される。またこ
の偏光板30は、偏光板駆動機構31によって位置を変
更することができる。
【0086】偏光板駆動機構31には図示しないアクチ
ェータが存在する。このアクチェータの駆動に必要な電
力は、偏光板駆動回路32によって供給される。CPU
2はこの偏光板駆動回路32を制御することで偏光板3
0を所望の位置へ設定できるように構成されている。
【0087】図14(a),(b)を用いて瞳分割プレ
ート10と偏光板30の構造および二つの作用について
説明する。まず図14(a)には、撮像動作を行なう際
の瞳分割プレート10の位置、偏光板30の位置が示さ
れている。シボリ5の開口部5aを通過した撮影レンズ
6の光束は穴10dを通して撮像素子19上へ導かれ
る。偏光板30はこの時、光束をさえぎらない位置にあ
る。
【0088】図14(b)には、位相差AFを実行する
際の瞳分割プレート10の位置、偏光板30の位置が示
されている。シボリ5の開口部5aに対してこのプレー
ト10上の一対の穴10aが設定される。Sで示された
一方の穴には、偏光子が存在し、X−Z面(図のX軸と
Z軸で規定される)で電場が振動する光が射出する。P
で示された穴に存在する偏光子は、Y−Z面(図上のY
軸とZ軸で規定される面)で電場が振動する光が射出す
る。つまり偏光板30は、二つの偏光子より構成されて
いる。
【0089】Pで示された領域30aには、プレート1
0上のPと同じ特性の偏光子が配置され、Sで示された
領域30bには、プレート10上のSと同じ特性の偏光
子が配置されている。したがって、プレート10のPか
ら射出した光で形成される被写体像のデータは、偏光板
30のP領域に位置する画素データで検出できる。同様
に、プレート10のSから射出した光による像データ
は、S領域に位置する画素データで検出できる。
【0090】ここで、図15のフローチャートを用いて
CPU2の動作手順を説明する。尚、基本的な動作は前
述の第1実施形態例と同じである。よって、同一の動作
ステップは、第1実施形態例を参照することとしてここ
での説明は省略する。
【0091】パワーSW20aがON状態になると、C
PU2は動作を開始する。ステップS500〜S504
の動作は既に説明したステップS100〜S104(図
5)と実質的に同じである。
【0092】ステップS502において、1R−SWの
状態を判定し(S502)、もしこの1R−SWがON
状態であると、ステップS510へ移行する。一方、O
FF状態であれば、ステップS503へ移行する。
【0093】ステップS510では、図14(b)に示
すように偏光板30を撮像素子19上へ配置する(S5
10)。次に、図14(b)に示すように瞳分割プレー
ト10の位置を設定する(S511)。
【0094】また、DSP12に対して撮像動作を指令
する(S512)。DSP12はCPU2からの指令に
基づき、撮像素子19を制御して画像データを取り込
む。そして、画像データの中からフォーカスエリアに相
当する画素データをDSP12から入力する(S51
3)。
【0095】ここで、図16を参照しながら詳しく説明
すると、撮像素子19は二つの領域に分かれる。偏光板
30のP領域を通過した光を受光する画素が存在する領
域(細い線で描いてある)とS領域を通過した光を受光
する画素が存在する領域(太い線)とが存在する。フォ
ーカスエリア19bは二つの領域の境界線上にある。フ
ォーカスエリアはP領域に属するエリア19b1とS領
域に属するエリア19b2から構成される。位相差AF
に必要なシフト演算は、エリア19b1から読み出した
画素データとエリア19b2から読み出した画素データ
との間で行なわれる。
【0096】ステップS515では、エリア19b1の
画素データの平均値(ave P)とのエリア19b2の画
素データの平均値(ave S)が算出される。そしてこの
二つの平均値を用いて、ステップS516では、ave P
とave Sの比より位相差AFが可能か否かを判定する。
既に説明したステップS113,S114(図5)と基
本的には同じである。第1実施形態例のようにR画素デ
ータをエリア19b1の画素データとし、G画素データ
をエリア19b2の画素データとして置き換えると同じ
であることは明らかである。
【0097】ステップS516において、位相差AFが
可能か否かを判定する(S516)。位相差AFが可能
であれば、ステップS517へ移行する。もし位相差A
Fが不可能であれば、次のステップS518へ移行す
る。
【0098】このステップS518では、焦点検出がで
きない場合の処理が実行される。この処理としては以下
の(〜)のようなものが考えられる。すなわち、 第1〜4実施形態例に示した位相差AFを実行す
る。瞳分割プレート10上に図2中の穴(10a,10
b,10c)に示されるようにカラーフィルタ付の穴を
形成すれば可能である。
【0099】 図14(a)に示されるように偏光板
30と瞳分割プレート10の位置を設定し、撮像素子1
9の出力を利用してコントラストAFを実行する。 何らの補助光を利用し、被写体に光を照射しながら
再度、ステップS510〜SS516の動作を実行す
る。 公知技術として示したような位相差AFを実行
する。
【0100】上記ステップS516にて位相差AFが実
行できると判定されてステップS517へ移行すると、
P領域の画素データとS領域の画素データのバランス補
正を行なう(S517)。尚、この動作は既に説明した
ステップS115(図5)と基本的に同じである。ま
た、R画素データをP領域の画素データとみなし、G画
素データをS領域の画素データとみなせば、同じである
ことは明白である。
【0101】そして、ステップS519,S520,S
521では得られた二組の画素データに基づきデフォー
カス量が求められ、そして撮像レンズ6が駆動される。
【0102】ステップS522においては、2R−SW
の状態が検出され(S522)、2R−SWがOFF状
態ならば前述のステップS501へ戻り、同様な処理ス
テップを実行する。一方、もしON状態ならばステップ
S523へ移行して、図14(a)のように偏光板30
を退避する(S523)。
【0103】続いて、図14(a)のように瞳分割プレ
ート10の位置を設定する(S524)。尚、このステ
ップS525〜S528の動作は既に説明したステップ
S141〜S144(図5)と同じである。
【0104】(作用効果5)このように、本第5実施形
態例は、第1〜4実施形態例の原理である被写体像の光
の色(波長)に注目した方式とは異なる、光の偏光に注
目した方式を採っている。すなわち、この焦点検出装置
は構成的には偏光板30、偏光板駆動機構31および偏
光板駆動回路32を新たに備えて構成されている。そし
て、位相差AFを実行してもだめな場合に、偏光板30
と瞳分割プレート10の位置を設定し、撮像素子19の
出力を用いて光の偏光に関するコントラストAFを行っ
ている。よって、この方式を採用した焦点検出装置によ
っても、AFが可能な焦点検出システムとして提供する
ことができる。
【0105】(その他の変形例)なお、第1〜第5実施
形態例として示したそれぞれの例は、電子スチルカメラ
を想定したものであるが、ここに示した技術は、撮像素
子と撮像素子上に像を形成する光学系が存在するシステ
ムすべてに適用可能である。例えば電子内視鏡や、撮像
素子と顕微鏡を組み合わせた光学システムなどにおいて
も同様に適用できる。また、このほかにも、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0106】以上、複数の実施形態例に基づき説明した
が、本明細書中には次の発明が含まれている。例えば、 (1) 左右の瞳分割絞りの通過波長をそれぞれ異なら
せる手段を有し、この手段を用いて一回の撮像動作を行
って必要な二つの画像データを得ることにより、自動焦
点検出を行うことを特徴とする焦点検出システムを提供
できる。
【0107】(2) 上記瞳分割絞りは、円形プレート
状に1つの撮像用の開口部と、三原色の中から一対の色
の組合せから成る複数(三対)のAF用の開口部と、を
具備することを特徴とする(1)に記載の焦点検出シス
テムである。 (3) 上記AF用の開口部の一対は、二つの穴から成
り、これらの穴には異なる特性のフィルタが配設され、
このフィルタを通過できる光の波長特性のちがいを利用
して、一回の撮像動作で得た画像データから、シフト演
算に必要とされる二組のデータを分離することを特徴と
する(2)に記載の焦点検出システムである。
【0108】(4) 瞳分割プレートと撮像素子との間
に偏光板を回動自在に具備し、この偏光板を回動する偏
光板駆動機構と、この駆動機構を制御する偏光板駆動回
路を更に具備して、被写体からの光の偏光を利用してコ
ントラストAFに基づく自動焦点検出を行うことを特徴
とする焦点検出システムを提供できる。 (5) 上記偏光板は、二つの領域の偏光子により構成
されて成り、上記撮像素子は、上記偏光板の一方の領域
を通過した光を受光する画素が存在する領域と、その他
方の領域を通過した光を受光する画素が存在する領域と
の二つの画素領域に分かれていることを特徴とする
(4)に記載の焦点検出システムを提供できる。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、一回の撮像動作で得ら
れた画像データからシフト演算に必要な二組の画像デー
タを得ることが可能な焦点検出装置を含む焦点検出シス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態例の焦点検出シ
ステムの装置の一つの機能構成を示すブロック構成図。
【図2】図2は、本発明に係わる瞳分割プレートの構造
を示す平面図。
【図3】図3は、三原色カラーフィルタの特性を示すグ
ラフ。
【図4】 図4(a)〜(d)は瞳分割プレートに開口
された複数の穴と撮像素子との位置関係を示し、図4
(a)は、撮像動作を行なう時の瞳分割プレートの位置
を示す斜視図、図4(b)は、赤(R)い光と緑(G)の光
を用いて位相差AFを行なう時のプレートの位置を示す
斜視図、図4(c)は、緑の光と青の光で位相差AFを
行なう時のを示す斜視図、図4(d)は、青(B)の光と
赤(R)の光で位相差AFを行なう時のプレートの位置を
示す斜視図。
【図5】図5は、システムコントローラの動作手順を示
すフローチャート。
【図6】図6は、撮像素子の構成の一例を示す説明図。
【図7】図7は、補正演算が施される前の二色に関する
画素出力を示すグラフ。
【図8】図8は、補正演算が実行された後の二色に関す
る画素出力を示すグラフ。
【図9】図9は、本発明の第2実施形態例におけるシス
テムコントローラの動作を示すフローチャート。
【図10】図10は、本発明の第3実施形態例における
システムコントローラの動作を示すフローチャート。
【図11】図11は、レンズ位置とコントラストの関係
を示すグラフ。
【図12】図12は、本発明の第4実施形態例における
システムコントローラの動作を示すフローチャート。
【図13】図13は、本発明の第5実施形態例のカメラ
システムの構成を示すブロック構成図。
【図14】 図14(a),(b)は瞳分割プレートと
偏光板の構造および作用を示し、図14(a)は、撮像
動作を行なう際の瞳分割プレートの位置、偏光板の位置
を示す説明図、図14(b)は、位相差AFを実行する
際の瞳分割プレートの位置、偏光板の位置を示す説明
図。
【図15】図15は、本発明の第5実施形態例における
システムコントローラの動作を示すフローチャート。
【図16】図16は、撮像素子の構成のもう一つの例を
示す説明図。
【図17】 図17(a),(b)は撮像素子と撮影レ
ンズの間に瞳分割を行なう為のシボリを配した従来の
「位相差方式」の原理を示し、図17(a)は、シボリ
の穴が撮影レンズの光軸の上に存る時のレンズから射出
する光経路を示す説明図、図17(b)は、シボリの穴
が撮影レンズの光軸の下に存る時のレンズから射出する
光経路を示す説明図。
【図18】 図18(a)〜(c)は従来の「位相差方
式」で得られた出力を示し、図18(a)は、二回の読
出し動作で得た画像データをプロットしたグラフ、図1
8(b)は、撮像素子のうしろ側に焦点面が存在する時
に画像データを読み出しプロットしたグラフ、図18
(c)は、撮像素子上に焦点面が存在する時に画像デー
タを読み出しプロットしたグラフ。
【符号の説明】
1…電子カメラ、 2…システムコントローラ(CPU)、 3…測光回路、 4…ファインダ、 5…絞り(シボリ)、 5a,5b……穴、 6…撮影レンズ、 7…プレート駆動モータ、 8a…絞り駆動機構 8b…絞り駆動回路 9a…レンズ駆動機構 9b…レンズ駆動回路 10…瞳分割プレート、 10a,10b,10c…AF用の瞳分割プレート(R
GB)、 10d…撮像用の瞳分割プレート、 11…分割プレート駆動回路、 12…画像データコントローラ(DSP)、 13…画像データ記録メディア、 14…DRAM、 15…画像表示回路、 16…液晶モニタ、 17…A/Dコンバータ、 18…タイミングパルス発生回路、 19…撮像素子、 19a…撮像素子のセンサ領域、 19b…撮像素子のセンサ領域(従来技術)、 20a…パワーSW、 20b…1R−SW、 20c…2R−SW、 21…ストロボ制御回路、 21a…閃光管、 22…動作表示LCD 23…EEPROM、 30…偏光板、 30a…偏光板(第P領域)、 30b…偏光板(第S領域)、 31…偏光板駆動機構、 32…偏光板駆動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/04 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H011 AA03 BA31 BB04 DA08 2H051 BA07 BA47 CB06 CB13 CE14 DA01 DA03 DA22 DC00 DC16 FA48 5C022 AA13 AB00 AB12 AB15 AB22 AB40 AC51 AC54 AC55 AC69 AC74 5C065 AA03 BB01 BB11 BB41 CC01 EE04 EE06 EE12 FF02 FF05 GG15 GG18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系により形成される被写体像を受
    け、この被写体像に相当する検知データを出力するカラ
    ー撮像手段と、 上記光学系と上記カラー撮像手段との間に配され、上記
    光学系を通過した光束を分割するための一対の開口部を
    有する瞳分割手段と、 上記一対の開口部を通過する光束の波長分布をそれぞれ
    異ならせるための、上記瞳分割手段と兼用もしくは上記
    瞳分割手段の近傍に設けられた、光学的特性のそれぞれ
    異なる第1、第2光学フィルタ手段と、 上記第1、第2光学フィルタ手段の光学的特性に基づい
    て、上記検知データから一対の画像データを生成する復
    元手段と、 上記復元手段から出力された一対の画像データに基づい
    て上記光学系による結像位置に関する情報を求める焦点
    検出手段とを具備することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 上記第1、第2の光学フィルタ手段は、
    光学的特性として透過波長特性がそれぞれ異なることを
    特徴とする、請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 【請求項3】 上記第1、第2の光学フィルタ手段は、
    光学的特性として透過光の偏光方向がそれぞれ異なるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の焦点検出装置。
  4. 【請求項4】 三原色に基づく、光学特性の三種類の光
    学フィルタのうち二つで成り、 上記第1、第2光学フィルタ手段を異なる光学特性の光
    学フィルタ手段に変更する光学フィルタ変更手段を更に
    具備し、 上記焦点検出手段は、焦点検出不能の場合、上記光学フ
    ィルタ変更手段により上記第1、第2光学フィルタ手段
    の光学特性を変更させてから焦点検出動作を行うことを
    特徴とする、請求項1に記載の焦点検出装置。
  5. 【請求項5】 被写体に向けて光を照射する補助光照射
    手段をさらに具備し、 上記焦点検出手段は、焦点検出不能の場合、上記補助光
    照射手段により補助光を照射させながら焦点検出動作を
    行うことを特徴とする、請求項1に記載の焦点検出装
    置。
  6. 【請求項6】 上記焦点検出手段は、焦点検出不能の場
    合、上記復元手段から出力された一対の画像データの一
    方についてコントラストを評価することにより焦点検出
    動作を行うことを特徴とする、請求項1に記載の焦点検
    出装置。
  7. 【請求項7】 上記第1、第2光学フィルタ手段は、そ
    れぞれ光学特性の異なる複数の組が使用可能であり、 上記焦点検出手段は、焦点検出動作に先立って上記一対
    の画像データのサンプリングを行い、その結果に応じて
    最適な組を選択することを特徴とする、請求項1に記載
    の焦点検出装置。
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