JP2001018320A - 防水シート、この防水シートを用いる壁への防水層形成方法および防水層を形成した壁 - Google Patents
防水シート、この防水シートを用いる壁への防水層形成方法および防水層を形成した壁Info
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Abstract
つ防水シートを提供すること。防水シート同志の接合方
法として、接合部の信頼性の高いラップジョイントが可
能な防水シートを提供すること。 【解決手段】 下記(1)又は(2)の特徴を有する
防水シート。 (1)シート状基材と、このシート状基材に貼り合わされ
た剥離フィルムと、この剥離フィルムから容易に剥離す
るように貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層
とが積層して形成されている。 (2)シート状基材とこのシート状基材から容易に剥離す
るように貼り合わされた剥離フィルムと、この剥離フィ
ルムに貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層と
が積層して形成されている。
Description
れる場所打ち鉄筋コンクリート連続壁やソイルセメント
柱列壁などの壁の表面に防水層を容易に施工可能な防水
シートと、この防水シートを用いる壁への防水層形成方
法およびこの防水シートを用いて防水層を形成した壁に
関するものである。
を積層した防水シートが、特開昭52−31517号公
報に開示されている。地中構造物の防水工法として、特
開昭59−199994号公報に開示されている。壁に
おける外防水シート敷設工法が特開平4−272326
号公報に開示されている。連続地中壁への防水層形成方
法が、特開平8−165642号公報、特開平9−41
365号公報に開示されている。
道、道路又は既設建物などの構造物の下を横断する地下
構造物や、山岳トンネル、仕切壁などの連続した壁に防
水層を持つ構造物の施工方法として、壁が構造物本体の
一部として利用され、この壁に防水層を設け、さらに二
次覆工が防水層に直接打設され一体化される方法が用い
られている。防水層として、比較的軟質で伸びの大きい
ゴム系シートや改質アスファルト系の防水シートを貼着
やまたベントナイト系マット、ウレタン・ゴムアスの吹
付けがが一般的である。
を形成する場合、壁の凹凸により防水シートに穴が開か
ないように、緩衝層を持つ防止シートが用いられてい
る。緩衝層を持つ防水シートを用いて壁に施工する場
合、緩衝層を地中壁側にあわせ、釘、鋲打ちまたはアン
カーなどにより防水シートを固定している。防水シート
と防水シートとのつなぎには、緩衝層のない防水性のシ
ートを貼り合わしている。さらに、壁やその端部などで
施工する場合、防水シートを切断して使用する必要があ
った。シートの切断は、危険で、切断による作業時間ロ
ス、施工場所により容易に防水シートが施工,切断出来
ないなどの問題が考えられる。そのため、壁へ容易に施
工可能な緩衝層を持つ防水シートが求められていた。さ
らに、防水シート同志の接合方法として、従来の突合せ
ジョイントより接合部の信頼性の高いラップジョイント
が可能な防水シートが望まれていた。
(2)の特徴を有する防水シートに関する。 (1)シート状基材と、このシート状基材に貼り合わされ
た剥離フィルムと、この剥離フィルムから容易に剥離す
るように貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層
とが積層して形成されている。 (2)シート状基材とこのシート状基材から容易に剥離す
るように貼り合わされた剥離フィルムと、この剥離フィ
ルムに貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層と
が積層して形成されている。
ート状基材および剥離フィルムがなく、剥離シートとこ
の剥離シートから容易に剥離するように貼り合わされた
改質アスファルトを含む粘着層とが積層して形成され、
該シートの1つの端部分を除いた残部が下記(1)又は(2)
の特徴を有する防水シートに関する。 (1)シート状基材と、このシート状基材に貼り合わされ
た剥離フィルムと、この剥離フィルムから容易に剥離す
るように貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層
とが積層して形成されている。 (2)シート状基材とこのシート状基材から容易に剥離す
るように貼り合わされた剥離フィルムと、この剥離フィ
ルムに貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層と
が積層して形成されている。
る壁への防水層形成方法に関する。
て防水層を形成した壁に関する。
を有する防水シートに関する。 (1)シート状基材と、このシート状基材に貼り合わされ
た剥離フィルムと、この剥離フィルムから容易に剥離す
るように貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層
とが積層して形成されている。 (2)シート状基材とこのシート状基材から容易に剥離す
るように貼り合わされた剥離フィルムと、この剥離フィ
ルムに貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層と
が積層して形成されている。
1つの端部がシート状基材および剥離フィルムがなく、
剥離シートとこの剥離シートから容易に剥離するように
貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層とが積層
して形成され、該シートの1つの端部分を除いた残部が
下記(1)又は(2)の特徴を有する防水シートである。 (1)シート状基材と、このシート状基材に貼り合わされ
た剥離フィルムと、この剥離フィルムから容易に剥離す
るように貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層
とが積層して形成されている。 (2)シート状基材とこのシート状基材から容易に剥離す
るように貼り合わされた剥離フィルムと、この剥離フィ
ルムに貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層と
が積層して形成されている。
剥離フィルムがなく、剥離フィルムと、この剥離フィル
ムから容易に剥離するように貼り合わされた改質アスフ
ァルトを含む粘着層とが積層して形成されている防水シ
ートは、施工時、端部の剥離フィルムを剥がすことによ
り容易に重ね貼りが出来、作業性がさらに向上する。
防水シート同志の接合方法として従来の突き合わせジョ
イントで施工することなく、接合部の信頼性の高いラッ
プジョイントで施工することが出来る。
は、ロール状の防水シート場合、ロールの巻方向と平行
な一方のシート端部が好ましく、該ロールの巻方向と平
行な一方のシート端部がシートの端から幅方向に下限値
として2cm、さらに5cm、特に10cmから上限値
として50cm、さらに40cm、特に30cmの範囲
であることが好ましい。ここで、幅方向とは巻方向と垂
直の方向のことである。
剥離するように貼り合わせる」とは、一般的な成人が手
で剥離できることを意味し、例えば、剥離速度300m
m/minにおける180°剥離強度が25mm幅で
0.1N〜2Nの範囲で、かつ、シート状基材および剥
離フィルムのいずれの引張強度よりも小さくなるよう
に、シート状基材と剥離フィルムとを貼り合わせること
をいう。さらに好ましくは、剥離フィルムと改質アスフ
ァルトを含む粘着層とを「容易に剥離するように貼り合
わせる」とは、剥離速度300mm/minにおける1
80°剥離強度が25mm幅で0.1N〜2Nの範囲
で、かつ、剥離フィルムおよび改質アスファルトを含む
粘着層のいずれの引張強度よりも小さくなるように、剥
離フィルムと改質アスファルトを含む粘着層とを貼り合
わせることをいう。
ルム状、布状などの基材を用いることが出来る。シート
状基材とは、耐水性の高くものを用いることが出来る。
シート状基材とは、緩衝性のあるものを用いることが出
来る。シート状基材とは、通水性、透水性のあるものを
用いることが出来る。さらにシート状基材は、柔軟性を
持つシートを用いることが出来る。
m程度のポリエチレン系やポリプロピレン系などのポリ
オレフィン系シート、ポリアミド系シート、ポリイミド
系シート、ポリエステル系シート、ポリハロゲン化ビニ
ル系シート、ポリハロゲン化ビニリデン系シートを用い
ることが出来る。シート状基材とは、さらに独立気泡ま
たは、開気孔等の気孔をもつ連通孔、エンボス形状やス
ポンジ構造などの空気によって応力吸収のある空気緩衝
性を持つ例えば、厚さ0.5mmから15mm程度の緩
衝層を持つシートを用いることが出来る。シート状基材
とは、厚さ0.5mm〜7mm程度のポリエチレン系、
ポリプロピレン系、ポリアミド系、ポリイミド系やポリ
エステル系などの有機質又は無機質の繊維からなる織布
または、長繊維や短繊維の不織布またはフェルトなどを
用いることが出来る。
をもつシートを用いることが好ましい。シート状基材に
おいて、通水性又は、通水路は、一次壁よりしみだす水
を施工構造物の施工側(二次被覆壁側)に進入させるこ
となく地中や壁外に排水できるため好ましい。
は多層フィルムであることが好ましい。剥離フィルム又
は、剥離シートの材質としては、熱可塑性樹脂が好まし
く、例えばポリオレフィン類、ポリアミド類、ポリエス
テル類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリス
チレン等を用いることができる。中でも、ポリオレフィ
ン類が、加工性が良好であって安価であり、好ましい。
剥離フィルム又は、剥離シートは、シリコン剥離剤で処
理したシートを用いることが出来る。さらに、剥離シー
トは、シリコン剥離剤で処理したクラフト紙などの紙を
用いることが出来る。
るが、通常5〜100μm、実用上からは好ましくは1
0〜50μmの範囲が好ましい。
が、通常10〜1000μm、実用上からは好ましくは
10〜500μmの範囲が好ましい。
ァルトに各種合成ゴムおよび時には合成樹脂を添加して
粘接着性や伸展性を改良した通常のものが使用される。
改質アスファルトを含む粘着層は、0.5mm〜5mm
程度の厚さに形成されて用いることが出来る。
て輸送や施工に供されて、用いることが出来る。
0.5〜3mm程度の高強度ポリプロピレンやポリエチ
レンなどのポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリスルホンなどのシート状、不織
布、織物などを芯材とし、その両面に厚さ0.5〜5m
m程度の改質アスファルトを積層したものを用いること
が出来る。
水シートの最外層であり、さらに、一次壁と接触するシ
ート状基材が通水性又は通水部や、透水部を持つように
配置されていることが好ましい。
離フィルムおよび改質アスファルトを含む粘着層、さら
に剥離シートの順に積層して用いることが出来る。ここ
で剥離シートは、改質アスファルトを含む粘着層から容
易に剥離するように貼り合わせられていることが好まし
い。
ルムとを、当該シート状基材が容易に剥離するように貼
り合わせて積層体Aを形成する工程と、改質アスファル
トを含む粘着層に、当該積層体Aの当該剥離フィルム
を、貼り合わせる工程とを有することを特徴とする防水
シートの製造法又は、改質アスファルトを含む粘着層と
剥離フィルムとを、当該改質アスファルトを含む粘着層
が容易に剥離するように貼り合わせて積層体Bを形成す
る工程と、シート状基材に、当該積層体Bの当該剥離フ
ィルムを、貼り合わせる工程とを有することを特徴とす
る防水シートの製造法が提供される。
離フィルムとを貼り合わせて積層体Cを形成する工程
と、改質アスファルトを含む粘着層に、当該積層体Cの
当該剥離フィルムを、容易に剥離するように貼り合わせ
る工程とを有することを特徴とする防水シートの製造法
又は、改質アスファルトを含む粘着層と剥離フィルムと
を貼り合わせて積層体Dを形成する工程と、シート状基
材に、当該積層体Dの当該剥離フィルムを、容易に剥離
するように貼り合わせる工程とを有することを特徴とす
る防水シートの製造法が提供される。
る壁への防水層形成方法に関する。
て防水層を形成した壁に関する。
壁、トンネル内壁、仕切り壁、鉄道,道路又は既設建物
などの下を横断する地下構造物などの壁に用いることが
出来る。
熱性を持つ場合、断熱シートとして屋上や室内などの壁
に用いることが出来る。
詳しく説明する。本発明は、これらの実施の形態のみに
限定されるものではない。
を、図面を用いて説明する。本発明は、これらの図面の
みに限定されるものではない。
9の一部切欠裁分解斜視図であり、図2は同じ防水シー
ト9の一部の断面図である。防水シート9はシート状基
材1、剥離フィルム2および改質アスファルトを含む粘
着層3の順で貼り合わせ積層されている。
含む粘着層3側にさらに剥離シート4を貼り合わせ積層
されている防水シート10の一部切欠裁分解斜視図であ
り、図4は同じ防水シート10の一部の断面図である。
19の一部切欠裁分解斜視図であり、図6は同じ防水シ
ート19の一部の断面図である。防水シート19は、シ
ートの1つの端部aが剥離シート15および改質アスフ
ァルトを含む粘着層13の順で貼り合わせ積層されてい
る。シートの端部aを除く部分が、シート状基材11、
剥離フィルム12および改質アスファルトを含む粘着層
13の順で貼り合わせ積層されている。
を含む粘着層13側にさらに剥離シート14を貼り合わ
せ積層されている防水シート20の一部切欠裁分解斜視
図であり、図8は同じ防水シート20の一部の断面図で
ある。
の緩衝部92を持つシート状基材91の斜視図である。
緩衝部92が、一次壁と接するように取り付けると、緩
衝部92を除く部分が通水部として利用出来る。さら
に、緩衝部92に気体が充填されている場合、断熱性を
持つようになる。
孔94を持つシート状基材93の斜視図である。
用い、防水層を有する壁を施工する一実施例を示す。図
9は、一次壁6の表面に防水層を形成し、防水層にさら
に二次被覆壁7を施工する壁30の断面図である。防水
層として図2に示す構造の防水シート71,72および
73を用い、防水シート71,72および73は一次壁
6の表面とシート状基材1とを合わせて取り付ける。防
水シートの取付は、釘、鋲打ちなどを用いて行うことが
出来る。防水シート71,72および73は、(1)シ
ート状基材1と、このシート状基材1に貼り合わされた
剥離フィルム2と、この剥離フィルム2から容易に剥離
するように貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着
層3とが積層して形成されている防水シートを用いてい
る。防水層の施工は、防水シート71を一次壁6に取り
付け、さらに防水シート72を防水シート71と一部重
ね合わせて取り付ける。防水シート72は、改質アスフ
ァルトを含む粘着層からシート状基材および剥離フィル
ムの一部を剥がし、この剥がす部分をシート状基材側に
折り曲げる。このシート状基材および剥離フィルムのな
い改質アスファルトを含む粘着層を、防水シート71の
粘着層とラップジョイント式に貼り合わせる。防水シー
ト73も、防水シート72と同じ様にして一次壁への取
付、防水シート72との貼り合わせを行う。防水層施工
時、防水シートの改質アスファルトを含む粘着層からシ
ート状基材および剥離フィルムの一部を剥がす場合、改
質アスファルトを含む粘着層からシート状基材および剥
離フィルムが完全に分離しない程度であれば良く、剥が
す長さは施工場所などにより好ましい長さを選択でき
る。
シートを用い、防水層を有する壁を施工する一実施例を
示す。図10は、一次壁16の表面に防水層を形成し、
防水層にさらに二次被覆壁17を施工する壁40の断面
図である。防水層として図2に示す構造の防水シート8
1と図4に示す構造の防水シート81,82および83
を用い、防水シート81,82および83は一次壁16
の表面とシート状基材11とを合わせて取り付ける。防
水シートの取付は、釘、鋲打ちなどを用いて行うことが
出来る。
部aがシート状基材および剥離フィルムがなく、剥離シ
ートとこの剥離シートから容易に剥離するように貼り合
わされた改質アスファルトを含む粘着層とが積層して形
成され、該シートの端部aを除いた残部がシート状基材
と、このシート状基材に貼り合わされた剥離フィルム
と、この剥離フィルムから容易に剥離するように貼り合
わされた改質アスファルトを含む粘着層とが積層して形
成されている。防水層の施工は、防水シート81を一次
壁16に取り付け、さらに防水シート82を防水シート
81と一部重ね合わせて取り付ける。防水シート82の
剥離シートを剥がし、防水シート82の粘着層を防水シ
ート81の粘着層にラップジョイント式で貼り合わせ
る。防水シート83も防水シート82と同じ様にして、
一次壁16に取付、剥離シートを剥がし、粘着層を貼り
付ける。
分が、端部aより長い場合、防水シート83の改質アス
ファルトを含む粘着層からシート状基材および剥離フィ
ルムの一部を剥がし、この剥がす部分をシート状基材側
に折り曲げる。このシート状基材および剥離フィルムの
ない改質アスファルトを含む粘着層を、防水シート82
の粘着層とラップジョイント式に貼り合わせる。防水層
施工時、防水シートの改質アスファルトを含む粘着層か
らシート状基材および剥離フィルムの一部を剥がす場
合、改質アスファルトを含む粘着層からシート状基材お
よび剥離フィルムが完全に分離しない程度であれば良
く、剥がす長さは施工場所などにより好ましい長さを選
択できる。
シートの粘着層側に型枠を組み立て、配筋してコンクリ
ートを打設して二次覆工の鉄筋コンクリートを構築する
壁を挙げることが出来る。
コンクリート系を用いると、防水シートの改質アスファ
ルトを含む粘着層とコンクリートとの相溶性があり一体
化しやすい。
壁よりの漏水は、シート状基材が通水性があり、このシ
ート状基材層を通じて排水されやすく、改質アスファル
トを含む粘着層による防水層や二次被覆壁を通過しにく
い。
の表面に凹凸や段差を有していても、表面を平坦にする
ことなく施工が可能となる。さらに、シート状基材は緩
衝性を持つため、一次壁の表面に凹凸や段差を有してい
ても、防水シート施工時や二次被覆壁施工時において、
防水層である粘着層が破れることを防止することができ
る。
離シート15を剥がすことにより、釘や鋲を用いること
なく、一次壁16に容易に取り付けることが出来る。
説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定される
ものではない。
m2)とポリエチレン製フィルム(厚さ40μm)をラ
ミネートし、さらにこのポリエチレン製フィルムの外側
の面(PET製不織布とは反対側の面)をシリコン系離
型剤を用いて離型処理を行い、2層の離型処理シートを
作成した。
に、芯材として含浸不織布(厚さ1.0mm)の両面に
厚さ1mmの改質アスファルトをコーティングした改質
アスファルト粘着層を積層し、さらに、改質アスファル
ト粘着層に剥離処理を行った紙製剥離シートを積層し、
図4に示す4層の防水シートを作成した。
シートを900mm幅のロール状とした。芯材として含
浸不織布(厚さ1mm)の両面に厚さ各1mmの改質ア
スファルトをコーティングした連続した幅1000mm
の改質アスファルト粘着層の一方の面に、上記ロール状
の離型処理シートのポリエチレン製フィルムの離型処理
面と剥離処理を行った幅110mmの紙製剥離シートと
を並べて積層し、さらに、改質アスファルト粘着層の他
の面に剥離処理を行った紙製剥離シートを積層し、図8
に示すシートを作製した。
mm、目付210g/m2)とポリエチレン製フィルム
(厚さ10μm)とをCR系溶剤タイプのゴム系接着剤
を用い、点貼り(線状)で容易に剥離するように接着し
た2層のシートを作成した。この2層のシートは、PE
T製不織布とポリエチレン製フィルムとの間で容易に剥
離するものである。実施例1の離型処理シートの代わり
にこの2層のシートを用いて、実施例1と同様な方法で
シートを作製した。
00mm幅のロール状とした。この900mm幅の軽接
着シートを用いた以外は、実施例2と同様に方法で、図
2に示す幅1000mmのロール状のシートを作製し
た。
mm、目付210g/m2)とポリエチレン製フィルム
(厚さ10μm)とを、加熱したロールにて圧着し軽接
着シートを作成した。さらにこのポリエチレン製フィル
ムの外側の面(PET製不織布とは反対側の面)をシリ
コン系離型剤を用いて離型処理を行い、2層の離型処理
シートを作成した。この離型処理シートを用いて、実施
例1と同様な方法でシートを作製した。
と防水層とが容易に剥がせるため、施工作業を簡単に行
え、作業時間が短くなる。本発明の防水シートは、凹凸
状のある一次壁においても、ラップジョイント施工が容
易にでき、防水性能が優れる。本シートはラップジョイ
ント施工が簡易にできるようになった。シート端部に剥
離シートを設けた本発明の防水シートは、防水層施工時
シートを折り返す必要はなく、シート間の接続はジョイ
ント部で剥離シートを引き剥がすだけで容易にラップジ
ョイントが可能になる。
図。
図。
図。
図。
壁の断面図。
有する壁の断面図。
図。
図。
2,83:防水シート、 30,40:壁、 92:緩衝部、 94:連通孔
Claims (4)
- 【請求項1】下記(1)又は(2)の特徴を有する防水シー
ト。 (1)シート状基材と、このシート状基材に貼り合わされ
た剥離フィルムと、この剥離フィルムから容易に剥離す
るように貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層
とが積層して形成されている。 (2)シート状基材とこのシート状基材から容易に剥離す
るように貼り合わされた剥離フィルムと、この剥離フィ
ルムに貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層と
が積層して形成されている。 - 【請求項2】シートの1つの端部がシート状基材および
剥離フィルムがなく、剥離シートとこの剥離シートから
容易に剥離するように貼り合わされた改質アスファルト
を含む粘着層とが積層して形成され、該シートの1つの
端部分を除いた残部が下記(1)又は(2)の特徴を有する防
水シート。 (1)シート状基材と、このシート状基材に貼り合わされ
た剥離フィルムと、この剥離フィルムから容易に剥離す
るように貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層
とが積層して形成されている。 (2)シート状基材とこのシート状基材から容易に剥離す
るように貼り合わされた剥離フィルムと、この剥離フィ
ルムに貼り合わされた改質アスファルトを含む粘着層と
が積層して形成されている。 - 【請求項3】請求項1〜2の防水シートを用いる壁への
防水層形成方法。 - 【請求項4】請求項1〜2の防水シートを用いて防水層
を形成した壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19647499A JP4106817B2 (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 防水シート、この防水シートを用いる壁への防水層形成方法および防水層を形成した壁 |
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JP19647499A JP4106817B2 (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 防水シート、この防水シートを用いる壁への防水層形成方法および防水層を形成した壁 |
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JP2001018320A true JP2001018320A (ja) | 2001-01-23 |
JP4106817B2 JP4106817B2 (ja) | 2008-06-25 |
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ID=16358412
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JP (1) | JP4106817B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018159223A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | ニホン・ドレン株式会社 | 導水装置 |
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---|---|---|---|---|
WO2019126149A1 (en) | 2017-12-19 | 2019-06-27 | Saint-Gobain Adfors Canada, Ltd. | A reinforcing layer, a cementitious board, and method of forming the cementitious board |
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1999
- 1999-07-09 JP JP19647499A patent/JP4106817B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018159223A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | ニホン・ドレン株式会社 | 導水装置 |
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---|---|
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