JP2001016135A - 自動周波数制御方法と自動周波数制御方式とcdma受信機 - Google Patents
自動周波数制御方法と自動周波数制御方式とcdma受信機Info
- Publication number
- JP2001016135A JP2001016135A JP11184099A JP18409999A JP2001016135A JP 2001016135 A JP2001016135 A JP 2001016135A JP 11184099 A JP11184099 A JP 11184099A JP 18409999 A JP18409999 A JP 18409999A JP 2001016135 A JP2001016135 A JP 2001016135A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- symbol
- pilot
- pilot symbol
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 21
- 239000013598 vector Substances 0.000 claims abstract description 66
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 claims abstract description 25
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 16
- 108010003272 Hyaluronate lyase Proteins 0.000 claims description 15
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 8
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 8
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 claims description 8
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000001427 coherent effect Effects 0.000 claims 1
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 40
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 18
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 5
- 230000006870 function Effects 0.000 description 5
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 3
- 241000269799 Perca fluviatilis Species 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 101100381996 Saccharomyces cerevisiae (strain ATCC 204508 / S288c) BRO1 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/18—Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
- H04L27/22—Demodulator circuits; Receiver circuits
- H04L27/227—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation
- H04L27/2271—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals
- H04L27/2273—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals associated with quadrature demodulation, e.g. Costas loop
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B2201/00—Indexing scheme relating to details of transmission systems not covered by a single group of H04B3/00 - H04B13/00
- H04B2201/69—Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
- H04B2201/707—Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
- H04B2201/70701—Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation featuring pilot assisted reception
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/0014—Carrier regulation
- H04L2027/0024—Carrier regulation at the receiver end
- H04L2027/0026—Correction of carrier offset
- H04L2027/0028—Correction of carrier offset at passband only
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/0014—Carrier regulation
- H04L2027/0044—Control loops for carrier regulation
- H04L2027/0053—Closed loops
- H04L2027/0057—Closed loops quadrature phase
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/0014—Carrier regulation
- H04L2027/0044—Control loops for carrier regulation
- H04L2027/0063—Elements of loops
- H04L2027/0065—Frequency error detectors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パイロットシンボルとデータシンボルが時間
多重されて送信されるフレームフォーマットを持ち、一
定チップレートのもと拡散率を可変にすることにより可
変送信シンボルレートを実現するCDMA方式において、高
いシンボルレートのチャネルに対しても、高い周波数精
度で周波数オフセットの推定が可能な自動周波数制御方
式を提供することにある。 【解決手段】 パイロットシンボルをパイロットシンボ
ルの情報変調成分をキャンセルした複素ベクトル表現に
変換した後、予め定められたシンボル区間に渡って前記
複素ベクトル表現を少なくとも2通りに同相加算し、前
記同相加算された複数の複素ベクトル表現間の共役複数
乗算を基に周波数オフセット推定する構成を備えてい
る。このような構成により周波数オフセットを推定する
ための複素ベクトル表現自体のS/Nが高くなり、従来
より高い推定精度の自動周波数制御方式を実現する。
多重されて送信されるフレームフォーマットを持ち、一
定チップレートのもと拡散率を可変にすることにより可
変送信シンボルレートを実現するCDMA方式において、高
いシンボルレートのチャネルに対しても、高い周波数精
度で周波数オフセットの推定が可能な自動周波数制御方
式を提供することにある。 【解決手段】 パイロットシンボルをパイロットシンボ
ルの情報変調成分をキャンセルした複素ベクトル表現に
変換した後、予め定められたシンボル区間に渡って前記
複素ベクトル表現を少なくとも2通りに同相加算し、前
記同相加算された複数の複素ベクトル表現間の共役複数
乗算を基に周波数オフセット推定する構成を備えてい
る。このような構成により周波数オフセットを推定する
ための複素ベクトル表現自体のS/Nが高くなり、従来
より高い推定精度の自動周波数制御方式を実現する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスペクトル拡散を用
いた符号分割多重アクセス方式(以下、CDMA方式と
呼ぶ)における周波数オフセット補正技術に関し、特に
パイロットシンボルとデータシンボルが時間多重されて
送信されるフレームフォーマットであって、一定チップ
レートのもと拡散率を可変にすることにより可変送信シ
ンボルレートを実現するCDMA方式における周波数オ
フセット補正技術を改良する自動周波数制御方式に関す
る。
いた符号分割多重アクセス方式(以下、CDMA方式と
呼ぶ)における周波数オフセット補正技術に関し、特に
パイロットシンボルとデータシンボルが時間多重されて
送信されるフレームフォーマットであって、一定チップ
レートのもと拡散率を可変にすることにより可変送信シ
ンボルレートを実現するCDMA方式における周波数オ
フセット補正技術を改良する自動周波数制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散を用いた符号多重分割ア
クセス(CDMA)方式では、送信すべきデータシンボ
ルをシンボルレートよりも高速な拡散コードで拡散す
る。多重化されるそれぞれのチャネルは、拡散コードが
異なり、送信すべきデータレートによってシンボルレー
トが異なる。チップレートを変えずに可変シンボルレー
トを実現するために、1シンボル当たりの拡散符号長
(以下、拡散率と呼ぶ)が制御される。ここで、シンボ
ルとは拡散前の情報変調の単位で、情報変調方式がQP
SKの場合、同相成分1ビットと直交成分1ビットで1
シンボルを形成する。即ち、この場合、シンボルは複素
数で表現できる。
クセス(CDMA)方式では、送信すべきデータシンボ
ルをシンボルレートよりも高速な拡散コードで拡散す
る。多重化されるそれぞれのチャネルは、拡散コードが
異なり、送信すべきデータレートによってシンボルレー
トが異なる。チップレートを変えずに可変シンボルレー
トを実現するために、1シンボル当たりの拡散符号長
(以下、拡散率と呼ぶ)が制御される。ここで、シンボ
ルとは拡散前の情報変調の単位で、情報変調方式がQP
SKの場合、同相成分1ビットと直交成分1ビットで1
シンボルを形成する。即ち、この場合、シンボルは複素
数で表現できる。
【0003】スペクトル拡散された信号を高精度に受信
するためには、同期検波を行う必要があるが、そのため
には受信装置側で、RF信号をベースバンド信号にダウ
ンコンバートするための局所周波数を、送信装置側のキ
ャリア周波数に合わせる必要がある。受信側のダウンコ
ンバート用局所周波数と送信装置側のキャリア周波数に
精度上のずれ(周波数オフセット)があると、ベースバ
ンド信号にその周波数オフセットが現れる。この周波数
オフセットは、ベースバンド処理において、タイミング
ずれや逆拡散後のS/N劣化を生じさせ、受信特性を劣
化させる。特に、CDMA方式では、1チップのずれが
あると、受信信号を正しく逆拡散できないし、逆拡散後
のS/Nが低下すると、対干渉耐性の劣化に繋がるた
め、高精度な自動周波数制御方式が望まれている。
するためには、同期検波を行う必要があるが、そのため
には受信装置側で、RF信号をベースバンド信号にダウ
ンコンバートするための局所周波数を、送信装置側のキ
ャリア周波数に合わせる必要がある。受信側のダウンコ
ンバート用局所周波数と送信装置側のキャリア周波数に
精度上のずれ(周波数オフセット)があると、ベースバ
ンド信号にその周波数オフセットが現れる。この周波数
オフセットは、ベースバンド処理において、タイミング
ずれや逆拡散後のS/N劣化を生じさせ、受信特性を劣
化させる。特に、CDMA方式では、1チップのずれが
あると、受信信号を正しく逆拡散できないし、逆拡散後
のS/Nが低下すると、対干渉耐性の劣化に繋がるた
め、高精度な自動周波数制御方式が望まれている。
【0004】例えば、いわゆる国際移動通信方式として
推奨されているIMT−2000による同期捕捉によれ
ば、止まり木チャンネルのスクランブルコードを限定数
にグループ分けし、迅速なセル捕捉のために、チャネル
上には周期の長いスクランブルコードが流されており、
タイムスロット毎に短いサーチコードが挿入され、この
サーチコードには直交ゴールド符号が使われ、一次と二
次の2種類が用意されて、それらが並列送信されてい
る。一次サーチコードはシステムで唯一であり、二次サ
ーチコードは複数のコードが順次送信されており、移動
機では、まず、固有な一次サーチコードを受信すること
により、シンボル同期とスロット同期を確立する。この
際、一次サーチコードとの同期を迅速に早期に確立し、
止まり木チャンネルの同期を確立して、スクランブルコ
ードによりグループ分けを通して高速なセル捕捉を可能
とすることが求められている。
推奨されているIMT−2000による同期捕捉によれ
ば、止まり木チャンネルのスクランブルコードを限定数
にグループ分けし、迅速なセル捕捉のために、チャネル
上には周期の長いスクランブルコードが流されており、
タイムスロット毎に短いサーチコードが挿入され、この
サーチコードには直交ゴールド符号が使われ、一次と二
次の2種類が用意されて、それらが並列送信されてい
る。一次サーチコードはシステムで唯一であり、二次サ
ーチコードは複数のコードが順次送信されており、移動
機では、まず、固有な一次サーチコードを受信すること
により、シンボル同期とスロット同期を確立する。この
際、一次サーチコードとの同期を迅速に早期に確立し、
止まり木チャンネルの同期を確立して、スクランブルコ
ードによりグループ分けを通して高速なセル捕捉を可能
とすることが求められている。
【0005】図5に従来の自動周波数制御装置のブロッ
ク図を示す。但し、図5には受信機全体ではなく、自動
周波数制御に関係する部分のみが示されている。また、
ここでは、説明を簡単にするため逆拡散部を2つに限定
して、構成についてのみ示している。
ク図を示す。但し、図5には受信機全体ではなく、自動
周波数制御に関係する部分のみが示されている。また、
ここでは、説明を簡単にするため逆拡散部を2つに限定
して、構成についてのみ示している。
【0006】まず、アンテナから受信されたRF(高周
波数)信号は、入力端子100を介して周波数変換20
1に入力される。周波数変換201は、第1局所周波数
発生部202から送信装置側のキャリア周波数にIF
(中間周波数)周波数だけオフセットを持たせた局所周
波数を受け、RF信号をIF信号に変換する。変換され
たIF信号はAGC101で予め定めらた信号レベルに
調整された後、直交復調器210に入力される。直交復
調器210は、第2局所周波数発生部203から供給さ
れるIF周波数を持つ局所周波数を受け、IF信号を同
相軸と直交軸のベースバンド信号に変換する。ここで、
変調方式としてQPSKを仮定すると、直交復調された
信号の同相成分と直交成分は、それぞれ独立にLPF2
02を通った後、A/D103でデジタル信号に変換さ
れる。
波数)信号は、入力端子100を介して周波数変換20
1に入力される。周波数変換201は、第1局所周波数
発生部202から送信装置側のキャリア周波数にIF
(中間周波数)周波数だけオフセットを持たせた局所周
波数を受け、RF信号をIF信号に変換する。変換され
たIF信号はAGC101で予め定めらた信号レベルに
調整された後、直交復調器210に入力される。直交復
調器210は、第2局所周波数発生部203から供給さ
れるIF周波数を持つ局所周波数を受け、IF信号を同
相軸と直交軸のベースバンド信号に変換する。ここで、
変調方式としてQPSKを仮定すると、直交復調された
信号の同相成分と直交成分は、それぞれ独立にLPF2
02を通った後、A/D103でデジタル信号に変換さ
れる。
【0007】つぎに、変換されたデジタル信号は逆拡散
部220及びパスサーチ260とに供給される。前記第
1局所周波数発生部202及び第2局所周波数発生部2
03は、温度補償回路付き水晶発振器(TCXO)20
0から供給される基本局所周波数から、それぞれ、送信
装置側のキャリア周波数をIF周波数だけシフトさせた
第1の局所周波数と、IF周波数に相当する第2の局所
周波数を発生させる。
部220及びパスサーチ260とに供給される。前記第
1局所周波数発生部202及び第2局所周波数発生部2
03は、温度補償回路付き水晶発振器(TCXO)20
0から供給される基本局所周波数から、それぞれ、送信
装置側のキャリア周波数をIF周波数だけシフトさせた
第1の局所周波数と、IF周波数に相当する第2の局所
周波数を発生させる。
【0008】逆拡散部220では、パスサーチ260か
ら供給される逆拡散タイミングと、制御部300から供
給される当該チャネルの拡散コード、シンボルレート、
パイロットシンボル区間の境界情報301,302を用
いて、A/D103から供給される受信デジタル信号を
逆拡散して、QPSKのシンボルに変換する。
ら供給される逆拡散タイミングと、制御部300から供
給される当該チャネルの拡散コード、シンボルレート、
パイロットシンボル区間の境界情報301,302を用
いて、A/D103から供給される受信デジタル信号を
逆拡散して、QPSKのシンボルに変換する。
【0009】変換されたシンボルはそれぞれパイロット
シンボル逆変調230に供給される。本従来例では、Q
PSKレベルの送信フォーマットとして、図6に示すよ
うな、パイロットシンボルとデータシンボルが時間的に
多重化されているものを想定する。
シンボル逆変調230に供給される。本従来例では、Q
PSKレベルの送信フォーマットとして、図6に示すよ
うな、パイロットシンボルとデータシンボルが時間的に
多重化されているものを想定する。
【0010】ここで、パイロットシンボルはスロットと
呼ばれる一定間隔のスロット周期毎に、データシンボル
に挿入された形になり、各スロットにおけるパイロット
シンボル区間のパイロットシンボルパタンは可変であ
る。更に、ここでは、チップレート一定のもと、拡散率
を変えることで、シンボルレートの可変化を実現してい
る。即ち、シンボルレートFsが倍になると、シンボル
周期が半分になるような送信フォーマットである。
呼ばれる一定間隔のスロット周期毎に、データシンボル
に挿入された形になり、各スロットにおけるパイロット
シンボル区間のパイロットシンボルパタンは可変であ
る。更に、ここでは、チップレート一定のもと、拡散率
を変えることで、シンボルレートの可変化を実現してい
る。即ち、シンボルレートFsが倍になると、シンボル
周期が半分になるような送信フォーマットである。
【0011】尚、図6では、パイロットシンボル区間長
はシンボルレートが変わっても変化しないように書かれ
ているが、一般にこのような制限は必要ない。シンボル
レートに応じてパイロットシンボル区間長を可変にして
も良く、本発明に本質的に関係する規定ではない。
はシンボルレートが変わっても変化しないように書かれ
ているが、一般にこのような制限は必要ない。シンボル
レートに応じてパイロットシンボル区間長を可変にして
も良く、本発明に本質的に関係する規定ではない。
【0012】図5の制御部300は、当該受信デジタル
信号の情報(拡散コード、シンボルレート、パイロット
シンボル数或いはパイロットシンボル区間)や周波数オ
フセット推定に関するパラメータ(位相差平均加算数、
角度・周波数オフセット変換ファクタ)及びTCXOの
制御(周波数オフセットとTCXO制御電圧の変換テー
ブル、周波数オフセット更新の有効・無効)を、制御信
号301を介して各ブロックに供給する。すなわち、制
御信号301は、当該受信チャンネル情報を逆拡散22
0と、パイロットシンボル逆変調230と,周波数オフ
セット推定250とへ供給する。一方、前記周波数オフ
セット推定に関するパラメータとTCXO制御情報の一
部(周波数オフセット変更の有効・無効)を周波数オフ
セット推定250へ供給する。制御信号502は、周波
数オフセットとTCXO制御電圧の変換テーブルをTC
XO270へ供給する。
信号の情報(拡散コード、シンボルレート、パイロット
シンボル数或いはパイロットシンボル区間)や周波数オ
フセット推定に関するパラメータ(位相差平均加算数、
角度・周波数オフセット変換ファクタ)及びTCXOの
制御(周波数オフセットとTCXO制御電圧の変換テー
ブル、周波数オフセット更新の有効・無効)を、制御信
号301を介して各ブロックに供給する。すなわち、制
御信号301は、当該受信チャンネル情報を逆拡散22
0と、パイロットシンボル逆変調230と,周波数オフ
セット推定250とへ供給する。一方、前記周波数オフ
セット推定に関するパラメータとTCXO制御情報の一
部(周波数オフセット変更の有効・無効)を周波数オフ
セット推定250へ供給する。制御信号502は、周波
数オフセットとTCXO制御電圧の変換テーブルをTC
XO270へ供給する。
【0013】図7にパイロットシンボル逆変調230の
ブロック図の内容を示す。パイロット逆変調230で
は、逆拡散部220から供給されるQPSKシンボルを
パイロットシンボル区間検出231で、パイロットシン
ボルとデータシンボルとに分離して、パイロットシンボ
ル部分をパイロットシンボル逆変調233へ出力する。
パイロットシンボル区間の長さは、制御301から指定
により判断される。データシンボルは本来同期検波され
るが、詳細な説明は割愛する。
ブロック図の内容を示す。パイロット逆変調230で
は、逆拡散部220から供給されるQPSKシンボルを
パイロットシンボル区間検出231で、パイロットシン
ボルとデータシンボルとに分離して、パイロットシンボ
ル部分をパイロットシンボル逆変調233へ出力する。
パイロットシンボル区間の長さは、制御301から指定
により判断される。データシンボルは本来同期検波され
るが、詳細な説明は割愛する。
【0014】パイロットシンボル逆変調233は、基準
パイロットシンボル生成部232から当該スロットに対
応するパイロットパタンを供給し、パイロットシンボル
区間検出231から入力される受信パイロットシンボル
の変調成分をキャンセルする。逆変調されたパイロット
シンボルはシンボル単位で加算合成240に供給され
る。加算合成240には複素ベクトルの形で出力され
る。
パイロットシンボル生成部232から当該スロットに対
応するパイロットパタンを供給し、パイロットシンボル
区間検出231から入力される受信パイロットシンボル
の変調成分をキャンセルする。逆変調されたパイロット
シンボルはシンボル単位で加算合成240に供給され
る。加算合成240には複素ベクトルの形で出力され
る。
【0015】図8に逆変調のイメージを示す。図8
(1)は入力した4シンボル分のパイロットシンボルの
例を示し、図8(2)はパイロットシンボルの変調成分
をキャンセルした(逆変調した)結果を示している。シ
ンボルの変調成分をキャンセルすることにより、逆変調
された点には伝搬路の変動や本発明が対象とする周波数
オフセットの成分が現れることになる。基準パイロット
シンボル生成部232から供給される逆変調に必要な当
該スロット及び当該シンボルレートのパイロットシンボ
ルパタンの設定は、制御301からの指定により行われ
る。
(1)は入力した4シンボル分のパイロットシンボルの
例を示し、図8(2)はパイロットシンボルの変調成分
をキャンセルした(逆変調した)結果を示している。シ
ンボルの変調成分をキャンセルすることにより、逆変調
された点には伝搬路の変動や本発明が対象とする周波数
オフセットの成分が現れることになる。基準パイロット
シンボル生成部232から供給される逆変調に必要な当
該スロット及び当該シンボルレートのパイロットシンボ
ルパタンの設定は、制御301からの指定により行われ
る。
【0016】加算合成器240は、2つのパイロットシ
ンボル逆変調230から供給されるシンボル毎の逆変調
後、パイロットシンボルを複素加算器251で複素加算
して、周波数オフセット推定器250へ出力する。加算
合成器240の出力は複素ベクトルとして表現される。
ンボル逆変調230から供給されるシンボル毎の逆変調
後、パイロットシンボルを複素加算器251で複素加算
して、周波数オフセット推定器250へ出力する。加算
合成器240の出力は複素ベクトルとして表現される。
【0017】周波数オフセット推定器250では、1シ
ンボル遅延器251を使って加算合成器240から出力
される複素ベクトル間の複素共役乗算を共役複素乗算器
252で行い、隣接する複素ベクトル間の位相差ベクト
ルを求める。求まった位相差ベクトルは平均器253で
制御部259から指定されるベクトル数分だけ平均され
る。
ンボル遅延器251を使って加算合成器240から出力
される複素ベクトル間の複素共役乗算を共役複素乗算器
252で行い、隣接する複素ベクトル間の位相差ベクト
ルを求める。求まった位相差ベクトルは平均器253で
制御部259から指定されるベクトル数分だけ平均され
る。
【0018】尚、この平均器253での平均化操作は単
純な加算平均でも、移動平均でも、リーク係数付きの平
均でも良い。また、パスサーチ260において有効パス
が検出されなかった場合、平均操作が停止される。平均
操作を行うか否か、どの種の平均操作を行うかの指定は
制御部259から行う。
純な加算平均でも、移動平均でも、リーク係数付きの平
均でも良い。また、パスサーチ260において有効パス
が検出されなかった場合、平均操作が停止される。平均
操作を行うか否か、どの種の平均操作を行うかの指定は
制御部259から行う。
【0019】つぎに、平均器253で平均化された位相
差ベクトルは角度変換器254で位相差ベクトル表現か
ら角度表現に変換される。位相差ベクトル表現から角度
表現への変換は、位相差ベクトルの虚数部と実数部とを
用いてアークタンジェント変換(arch tan(虚数部/実
数部))により実現される。変換された角度表現は、制
御部259から指定される当該チャネルのシンボルレー
トを用いて、角度・周波数オフセット変換器255で周
波数オフセット表現に変換される。変換された周波数オ
フセット表現は、TCXO制御部270に出力される。
尚、ここで、パスサーチ260において、有効パスが検
出されなかった場合、周波数オフセット表現のTCXO
制御部270への出力は停止される。
差ベクトルは角度変換器254で位相差ベクトル表現か
ら角度表現に変換される。位相差ベクトル表現から角度
表現への変換は、位相差ベクトルの虚数部と実数部とを
用いてアークタンジェント変換(arch tan(虚数部/実
数部))により実現される。変換された角度表現は、制
御部259から指定される当該チャネルのシンボルレー
トを用いて、角度・周波数オフセット変換器255で周
波数オフセット表現に変換される。変換された周波数オ
フセット表現は、TCXO制御部270に出力される。
尚、ここで、パスサーチ260において、有効パスが検
出されなかった場合、周波数オフセット表現のTCXO
制御部270への出力は停止される。
【0020】つぎに、制御部259は、制御部300か
らの指定に応じて、平均ベクトル数や平均操作の可否の
指定を平均器253に、シンボルレート情報及び周波数
オフセット表現出力の可否の指定を角度・周波数オフセ
ット変換器255に供給する。TCXO制御部270
は、周波数オフセット推定部250から供給される周波
数オフセット値に応じてTCXO200に掛ける電圧を
制御する機能を持つ。より具体的には、制御部300よ
り指定されるテーブルを用いて、周波数オフセットに応
じるTCXO200の制御電圧を求める。このとき、T
CXOの制御電圧は周波数オフセットを補償する方向に
選択される。TCXO制御部270で求まった制御電圧
はデジタル値であり、それはD/A変換器105でアナ
ログ値に変換された後、LPF202を介してTCXO
200に供給される。
らの指定に応じて、平均ベクトル数や平均操作の可否の
指定を平均器253に、シンボルレート情報及び周波数
オフセット表現出力の可否の指定を角度・周波数オフセ
ット変換器255に供給する。TCXO制御部270
は、周波数オフセット推定部250から供給される周波
数オフセット値に応じてTCXO200に掛ける電圧を
制御する機能を持つ。より具体的には、制御部300よ
り指定されるテーブルを用いて、周波数オフセットに応
じるTCXO200の制御電圧を求める。このとき、T
CXOの制御電圧は周波数オフセットを補償する方向に
選択される。TCXO制御部270で求まった制御電圧
はデジタル値であり、それはD/A変換器105でアナ
ログ値に変換された後、LPF202を介してTCXO
200に供給される。
【0021】一方、パスサーチ260はA/D変換器1
03から供給される受信信号からディレイプロファイル
を求め、逆拡散部220で必要な逆拡散のタイミングを
求める。ディレイプロファイルを求める区間及び平均区
間の長さは、制御部300からの指定に応じて決定され
る。パスサーチ260では当該受信信号に何個の有効マ
ルチパスが存在するかも判定し、その結果を制御部30
0に出力する。制御部300では、有効パスがまったく
ない場合、周波数オフセット推定250での周波数オフ
セットの更新操作を停止させる。
03から供給される受信信号からディレイプロファイル
を求め、逆拡散部220で必要な逆拡散のタイミングを
求める。ディレイプロファイルを求める区間及び平均区
間の長さは、制御部300からの指定に応じて決定され
る。パスサーチ260では当該受信信号に何個の有効マ
ルチパスが存在するかも判定し、その結果を制御部30
0に出力する。制御部300では、有効パスがまったく
ない場合、周波数オフセット推定250での周波数オフ
セットの更新操作を停止させる。
【0022】以上の従来技術の説明において、位相差ベ
クトルを求めるための構成、特に1シンボル遅延器25
1と共役複素乗算器252を用いる構成は、文献1とし
ての特開平5−207088号公報や文献2としての特
開平6−090219号公報(特許第2771757
号)で示されている。文献2では、CDMA方式をベー
スに逆拡散後の1シンボル遅延間を用いる構成が取られ
ている。
クトルを求めるための構成、特に1シンボル遅延器25
1と共役複素乗算器252を用いる構成は、文献1とし
ての特開平5−207088号公報や文献2としての特
開平6−090219号公報(特許第2771757
号)で示されている。文献2では、CDMA方式をベー
スに逆拡散後の1シンボル遅延間を用いる構成が取られ
ている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
自動周波数制御装置における周波数オフセットを推定す
るためにシンボル間の位相差ベクトルを用いる従来方式
では、図6に示すように、パイロットシンボル区間とデ
ータシンボル区間とで1スロット周期とする送信フレー
ムフォーマットでは、シンボルレートが高くなるにつれ
て、シンボル毎のS/Nが悪くなり、周波数オフセット
の推定精度が悪くなるという問題がある。
自動周波数制御装置における周波数オフセットを推定す
るためにシンボル間の位相差ベクトルを用いる従来方式
では、図6に示すように、パイロットシンボル区間とデ
ータシンボル区間とで1スロット周期とする送信フレー
ムフォーマットでは、シンボルレートが高くなるにつれ
て、シンボル毎のS/Nが悪くなり、周波数オフセット
の推定精度が悪くなるという問題がある。
【0024】即ち、図6に示すように、パイロットシン
ボルとデータシンボルが時間多重されて送信されるフレ
ームフォーマットであって、一定チップレートの下、拡
散率を可変にすることにより可変送信シンボルレートを
実現するCDMA方式においては、シンボルレートが高
くなると、拡散率が小さくなり、拡散によるS/N利得
が小さくなる。このため、周波数オフセットを低いS/
N環境下で求めなければならず、推定精度が劣化すると
いう問題がある。
ボルとデータシンボルが時間多重されて送信されるフレ
ームフォーマットであって、一定チップレートの下、拡
散率を可変にすることにより可変送信シンボルレートを
実現するCDMA方式においては、シンボルレートが高
くなると、拡散率が小さくなり、拡散によるS/N利得
が小さくなる。このため、周波数オフセットを低いS/
N環境下で求めなければならず、推定精度が劣化すると
いう問題がある。
【0025】本発明の主な目的は、パイロットシンボル
とデータシンボルが時間多重されて送信されるフレーム
フォーマットを持ち、一定チップレートのもと拡散率を
可変にすることにより、可変送信シンボルレートを実現
するCDMA方式において、パイロットシンボルを当該
チャネルのシンボル周期より長い区間に渡って同相加算
させることにより、周波数位相差を求めるための複素ベ
クトル内のS/Nを向上させ、従来方式より高精度な周
波数オフセットの推定が可能な自動周波数制御方式を提
供することである。
とデータシンボルが時間多重されて送信されるフレーム
フォーマットを持ち、一定チップレートのもと拡散率を
可変にすることにより、可変送信シンボルレートを実現
するCDMA方式において、パイロットシンボルを当該
チャネルのシンボル周期より長い区間に渡って同相加算
させることにより、周波数位相差を求めるための複素ベ
クトル内のS/Nを向上させ、従来方式より高精度な周
波数オフセットの推定が可能な自動周波数制御方式を提
供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による自動周波数制御方法は、パイロットシ
ンボルとデータシンボルが時間多重されて送信されるフ
レームフォーマットを持ち、一定チップレートのもとで
拡散率を可変にすることにより可変送信シンボルレート
を実現するスペクトル拡散を用いた符号分割多重アクセ
ス方式において、前記パイロットシンボルをパイロット
シンボルの情報変調成分をキャンセルした複素ベクトル
表現に変換した後、予め定められたシンボル区間に渡っ
て前記複素ベクトル表現を少なくとも2通りに同相加算
し、前記同相加算された複数の複素ベクトル表現間の共
役複数乗算を基に周波数オフセットを推定することを特
徴とする。
に、本発明による自動周波数制御方法は、パイロットシ
ンボルとデータシンボルが時間多重されて送信されるフ
レームフォーマットを持ち、一定チップレートのもとで
拡散率を可変にすることにより可変送信シンボルレート
を実現するスペクトル拡散を用いた符号分割多重アクセ
ス方式において、前記パイロットシンボルをパイロット
シンボルの情報変調成分をキャンセルした複素ベクトル
表現に変換した後、予め定められたシンボル区間に渡っ
て前記複素ベクトル表現を少なくとも2通りに同相加算
し、前記同相加算された複数の複素ベクトル表現間の共
役複数乗算を基に周波数オフセットを推定することを特
徴とする。
【0027】また、本発明による自動周波数制御方法
は、パイロットシンボルとデータシンボルが時間多重さ
れて送信されるフレームフォーマットを持ち、一定チッ
プレートのもとで拡散率を可変にすることにより可変送
信シンボルレートを実現するスペクトル拡散を用いた符
号分割多重アクセス方式における自動周波数制御方法に
おいて、受信信号を直交復調部でI,Qベースバンド信
号に変換し、前記I,Qベースバンド信号を逆拡散部で
それぞれ逆拡散して、それぞれパイロットシンボル区間
検出部で前記パイロットシンボルと前記データシンボル
に分離し、それぞれ前記パイロットシンボルを前記パイ
ロットシンボルの情報変調成分を逆変調部でキャンセル
した複素ベクトル表現に変換した後、予め定められたシ
ンボル区間に渡って前記複素ベクトル表現を少なくとも
2通りに同相加算し、前記同相加算された複数の前記複
素ベクトル表現間の共役複素乗算を基に周波数オフセッ
トを推定する構成を有することを特徴とする。
は、パイロットシンボルとデータシンボルが時間多重さ
れて送信されるフレームフォーマットを持ち、一定チッ
プレートのもとで拡散率を可変にすることにより可変送
信シンボルレートを実現するスペクトル拡散を用いた符
号分割多重アクセス方式における自動周波数制御方法に
おいて、受信信号を直交復調部でI,Qベースバンド信
号に変換し、前記I,Qベースバンド信号を逆拡散部で
それぞれ逆拡散して、それぞれパイロットシンボル区間
検出部で前記パイロットシンボルと前記データシンボル
に分離し、それぞれ前記パイロットシンボルを前記パイ
ロットシンボルの情報変調成分を逆変調部でキャンセル
した複素ベクトル表現に変換した後、予め定められたシ
ンボル区間に渡って前記複素ベクトル表現を少なくとも
2通りに同相加算し、前記同相加算された複数の前記複
素ベクトル表現間の共役複素乗算を基に周波数オフセッ
トを推定する構成を有することを特徴とする。
【0028】また、本発明は、パイロットシンボルとデ
ータシンボルが時間多重されて送信されるフレームフォ
ーマットを持ち、一定チップレートのもとで拡散率を可
変にすることにより可変送信シンボルレートを実現する
スペクトル拡散を用いた符号分割多重アクセス方式にお
けるCDMA受信機において、受信周波数信号を中間周
波数信号に変換するミキサーと、当該ミキサーに局部発
振信号を供給する第1の局所周波数発生部と、前記中間
周波数信号から第2の局所周波数発生部からの第2局所
周波数により直交復調する直交復調器と、前記直交復調
器により得られた同相軸と直光軸のベースバンド信号を
それぞれアナログ/デジタル信号に変換して逆拡散する
逆拡散部と、該逆拡散部からの逆拡散信号から前記パイ
ロットシンボルと前記データシンボルとに分離し、前記
パイロットシンボルを前記パイロットシンボルの情報変
調成分をキャンセルした複素ベクトル表現に変換するパ
イロットシンボル逆変調部と、予め定められたシンボル
区間に渡って前記複素ベクトル表現を少なくとも2通り
に同相加算する逆変調パイロットシンボル同相加算器
と、前記同相加算された複数の前記複素ベクトル表現間
の共役複素乗算を基に周波数オフセットを推定する周波
数オフセット推定部と、前記周波数オフセットに基いて
基準局所周波数を発生し前記第1及び第2の局所周波数
発生部に前記基準局所周波数に供給する基準局所周波数
発生器とを備えたことを特徴とする。
ータシンボルが時間多重されて送信されるフレームフォ
ーマットを持ち、一定チップレートのもとで拡散率を可
変にすることにより可変送信シンボルレートを実現する
スペクトル拡散を用いた符号分割多重アクセス方式にお
けるCDMA受信機において、受信周波数信号を中間周
波数信号に変換するミキサーと、当該ミキサーに局部発
振信号を供給する第1の局所周波数発生部と、前記中間
周波数信号から第2の局所周波数発生部からの第2局所
周波数により直交復調する直交復調器と、前記直交復調
器により得られた同相軸と直光軸のベースバンド信号を
それぞれアナログ/デジタル信号に変換して逆拡散する
逆拡散部と、該逆拡散部からの逆拡散信号から前記パイ
ロットシンボルと前記データシンボルとに分離し、前記
パイロットシンボルを前記パイロットシンボルの情報変
調成分をキャンセルした複素ベクトル表現に変換するパ
イロットシンボル逆変調部と、予め定められたシンボル
区間に渡って前記複素ベクトル表現を少なくとも2通り
に同相加算する逆変調パイロットシンボル同相加算器
と、前記同相加算された複数の前記複素ベクトル表現間
の共役複素乗算を基に周波数オフセットを推定する周波
数オフセット推定部と、前記周波数オフセットに基いて
基準局所周波数を発生し前記第1及び第2の局所周波数
発生部に前記基準局所周波数に供給する基準局所周波数
発生器とを備えたことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0030】(1)構成の説明 図1に本発明の一実施形態としての自動周波数制御装置
が示されている。本実施形態は構成要素として、逆変調
パイロットシンボル同相加算510と加算合成520と
周波数オフセット推定530と制御部500を持つこと
を特徴として、それ以外は図5に示す従来方式と基本的
に同じであり、図5にて説明した同一符号のブロックは
同一機能・動作を有している。
が示されている。本実施形態は構成要素として、逆変調
パイロットシンボル同相加算510と加算合成520と
周波数オフセット推定530と制御部500を持つこと
を特徴として、それ以外は図5に示す従来方式と基本的
に同じであり、図5にて説明した同一符号のブロックは
同一機能・動作を有している。
【0031】図1において、まず、アンテナから受信さ
れたRF(高周波数)信号は入力端子100を介して周
波数変換部201に入力される。ミキサーとしての周波
数変換部201は、第1局所周波数発生器202から送
信装置側のキャリア周波数にIF(中間周波数)周波数
だけオフセットを持たせた局所周波数を受け、RF信号
をIF信号に変換する。
れたRF(高周波数)信号は入力端子100を介して周
波数変換部201に入力される。ミキサーとしての周波
数変換部201は、第1局所周波数発生器202から送
信装置側のキャリア周波数にIF(中間周波数)周波数
だけオフセットを持たせた局所周波数を受け、RF信号
をIF信号に変換する。
【0032】周波数変換部201で変換されたIF信号
はAGC101で予め定めらた信号レベルに調整された
後、直交復調器210に入力される。直交復調器210
は、第2局所周波数発生器203から供給されるIF周
波数を持つ局所周波数を受け、IF信号を同相軸Iと直
交軸Qのベースバンド信号に変換する。
はAGC101で予め定めらた信号レベルに調整された
後、直交復調器210に入力される。直交復調器210
は、第2局所周波数発生器203から供給されるIF周
波数を持つ局所周波数を受け、IF信号を同相軸Iと直
交軸Qのベースバンド信号に変換する。
【0033】ここで、変調方式としてQPSKを仮定す
ると、直交復調された信号の同相成分Iと直交成分Iは
それぞれ独立にLPF202を通った後、それぞれA/
D変換部103でそれぞれ同相軸Iと直交軸Qのデジタ
ル信号に変換される。
ると、直交復調された信号の同相成分Iと直交成分Iは
それぞれ独立にLPF202を通った後、それぞれA/
D変換部103でそれぞれ同相軸Iと直交軸Qのデジタ
ル信号に変換される。
【0034】A/D変換部103で変換されたデジタル
信号は逆拡散部220及びパスサーチ260とに供給さ
れる。前記第1局所周波数発生器202及び第2局所周
波数発生器203は、TCXO200から供給される基
本局所周波数から、それぞれ、送信装置側のキャリア周
波数をIF周波数だけシフトさせた第1の局所周波数
と、IF周波数に相当する第2の局所周波数を発生させ
る。
信号は逆拡散部220及びパスサーチ260とに供給さ
れる。前記第1局所周波数発生器202及び第2局所周
波数発生器203は、TCXO200から供給される基
本局所周波数から、それぞれ、送信装置側のキャリア周
波数をIF周波数だけシフトさせた第1の局所周波数
と、IF周波数に相当する第2の局所周波数を発生させ
る。
【0035】逆拡散部220では、パスサーチ260か
ら供給される逆拡散タイミングと、制御部500から供
給される当該チャネルの拡散コード、シンボルレート、
パイロットシンボル区間の境界情報を用いて、A/D変
換部103から供給される受信デジタル信号を逆拡散し
て、QPSKのシンボルに変換する。変換されるシンボ
ルはパイロットシンボル逆変調部230に供給される。
本実施形態では、QPSKレベルの送信フォーマットと
して、図6に示すような、パイロットシンボルとデータ
シンボルが時間的に多重化されているものを想定する。
ら供給される逆拡散タイミングと、制御部500から供
給される当該チャネルの拡散コード、シンボルレート、
パイロットシンボル区間の境界情報を用いて、A/D変
換部103から供給される受信デジタル信号を逆拡散し
て、QPSKのシンボルに変換する。変換されるシンボ
ルはパイロットシンボル逆変調部230に供給される。
本実施形態では、QPSKレベルの送信フォーマットと
して、図6に示すような、パイロットシンボルとデータ
シンボルが時間的に多重化されているものを想定する。
【0036】ここで、パイロットシンボルはスロットと
呼ばれる一定間隔毎に、データシンボルに挿入された形
になり、スロット周期毎に送信される各スロットにおけ
るパイロットシンボル区間のパイロットシンボルパタン
は可変である。更に、ここでは、チップレート一定のも
と、拡散率を変えることで、シンボルレートの可変化を
実現しているため、シンボルレートが倍になると、拡散
率が半分になる性質を有する。
呼ばれる一定間隔毎に、データシンボルに挿入された形
になり、スロット周期毎に送信される各スロットにおけ
るパイロットシンボル区間のパイロットシンボルパタン
は可変である。更に、ここでは、チップレート一定のも
と、拡散率を変えることで、シンボルレートの可変化を
実現しているため、シンボルレートが倍になると、拡散
率が半分になる性質を有する。
【0037】尚、図6では、パイロットシンボル区間長
はシンボルレートFsが変わっても変化しないように書
かれているが、一般にこのような制限は必要ない。シン
ボルレートFsに応じてパイロットシンボル区間長を可
変にしてもよい。
はシンボルレートFsが変わっても変化しないように書
かれているが、一般にこのような制限は必要ない。シン
ボルレートFsに応じてパイロットシンボル区間長を可
変にしてもよい。
【0038】図1における制御部500は、当該受信デ
ジタル信号の情報(拡散コード、シンボルレート、パイ
ロットシンボル数あるいはパイロットシンボル区間)
や、当該発明のパラメータ(同相加算シンボル数、位相
差平均加算数、位相差計算用シンボル間隔数、角度・周
波数オフセット変換ファクタ)、及びTCXOの制御
(周波数オフセットとTCXO制御電圧の変換テーブ
ル、周波数オフセット更新の有効・無効)を各ブロック
に伝える信号を生成するブロックである。
ジタル信号の情報(拡散コード、シンボルレート、パイ
ロットシンボル数あるいはパイロットシンボル区間)
や、当該発明のパラメータ(同相加算シンボル数、位相
差平均加算数、位相差計算用シンボル間隔数、角度・周
波数オフセット変換ファクタ)、及びTCXOの制御
(周波数オフセットとTCXO制御電圧の変換テーブ
ル、周波数オフセット更新の有効・無効)を各ブロック
に伝える信号を生成するブロックである。
【0039】ここで、制御信号301は、当該受信デジ
タル信号の情報を逆拡散部220、パイロットシンボル
逆変調部230、逆変調パイロットシンボル同相加算部
510、周波数オフセット推定部530へ供給する。一
方、制御信号304は、当該発明のパラメータを逆変調
パイロットシンボル同相加算部510、周波数オフセッ
ト推定部530へ、TCXO制御情報の一部(周波数オ
フセット変更の有効・無効)を周波数オフセット推定部
530へ供給する。制御信号502は、周波数オフセッ
トとTCXO制御電圧の変換テーブルをTCXO270
へ供給する。
タル信号の情報を逆拡散部220、パイロットシンボル
逆変調部230、逆変調パイロットシンボル同相加算部
510、周波数オフセット推定部530へ供給する。一
方、制御信号304は、当該発明のパラメータを逆変調
パイロットシンボル同相加算部510、周波数オフセッ
ト推定部530へ、TCXO制御情報の一部(周波数オ
フセット変更の有効・無効)を周波数オフセット推定部
530へ供給する。制御信号502は、周波数オフセッ
トとTCXO制御電圧の変換テーブルをTCXO270
へ供給する。
【0040】図2にパイロットシンボル逆変調部230
と逆変調パイロットシンボル同相加算器510の内容を
示す。パイロットシンボル逆変調部230では、逆拡散
部220から供給されるQPSKシンボルをパイロット
シンボル区間検出部231で、パイロットシンボルとデ
ータシンボルとに分離して、パイロットシンボル部分を
パイロットシンボル逆変調器233へ出力する。パイロ
ットシンボル区間の長さは、制御部500の制御信号3
01から指定により判断される。データシンボルは本来
同期検波され、送信機から送出されたデータを復調され
る。
と逆変調パイロットシンボル同相加算器510の内容を
示す。パイロットシンボル逆変調部230では、逆拡散
部220から供給されるQPSKシンボルをパイロット
シンボル区間検出部231で、パイロットシンボルとデ
ータシンボルとに分離して、パイロットシンボル部分を
パイロットシンボル逆変調器233へ出力する。パイロ
ットシンボル区間の長さは、制御部500の制御信号3
01から指定により判断される。データシンボルは本来
同期検波され、送信機から送出されたデータを復調され
る。
【0041】パイロットシンボル逆変調器233は、基
準パイロットシンボル生成器232から当該スロットに
対応するパイロットパタンを供給され、パイロットシン
ボル区間検出部231から入力される受信パイロットシ
ンボルの変調成分をキャンセルする。基準パイロットシ
ンボル生成器232から供給される逆変調に必要な当該
スロット及び当該シンボルレートのパイロットシンボル
パタンの設定は、制御部500の制御信号301からの
指定により行われる。
準パイロットシンボル生成器232から当該スロットに
対応するパイロットパタンを供給され、パイロットシン
ボル区間検出部231から入力される受信パイロットシ
ンボルの変調成分をキャンセルする。基準パイロットシ
ンボル生成器232から供給される逆変調に必要な当該
スロット及び当該シンボルレートのパイロットシンボル
パタンの設定は、制御部500の制御信号301からの
指定により行われる。
【0042】制御回路239は、制御部500からの制
御信号301を受け、パイロット区間長をパイロットシ
ンボル区間検出部231へ、当該受信デジタル信号のシ
ンボルレートを基準パイロットシンボル生成部232に
出力する。
御信号301を受け、パイロット区間長をパイロットシ
ンボル区間検出部231へ、当該受信デジタル信号のシ
ンボルレートを基準パイロットシンボル生成部232に
出力する。
【0043】パイロットシンボル逆変調器233で逆変
調されたパイロットシンボルはシンボル単位の複素ベク
トル表現されて、逆変調パイロットシンボル同相加算器
510のバッファメモリ513に出力される。バッファ
メモリ513に貯えられた逆変調後のパイロットシンボ
ルを表す複素ベクトルは、制御部500の制御信号30
4により制御部519で指定されたシンボル分だけ同相
加算器511で同相加算された後、加算合成器520へ
出力される。
調されたパイロットシンボルはシンボル単位の複素ベク
トル表現されて、逆変調パイロットシンボル同相加算器
510のバッファメモリ513に出力される。バッファ
メモリ513に貯えられた逆変調後のパイロットシンボ
ルを表す複素ベクトルは、制御部500の制御信号30
4により制御部519で指定されたシンボル分だけ同相
加算器511で同相加算された後、加算合成器520へ
出力される。
【0044】制御部519は、制御信号304により指
定される同相加算パタン及び同相加算シンボル数の情報
を受け、同相加算パタン生成回路512へバッファメモ
リ513と同相加算回路511の制御の指示を出す。
定される同相加算パタン及び同相加算シンボル数の情報
を受け、同相加算パタン生成回路512へバッファメモ
リ513と同相加算回路511の制御の指示を出す。
【0045】図3に示すように、加算合成器520で
は、逆変調パイロットシンボル同相加算器510の出力
を複素加算器521で加算し、それを周波数オフセット
推定部530内にあるバッファメモリ531に出力す
る。
は、逆変調パイロットシンボル同相加算器510の出力
を複素加算器521で加算し、それを周波数オフセット
推定部530内にあるバッファメモリ531に出力す
る。
【0046】ここで、図4を利用して同相加算器511
の説明を行う。図4では、当該チャネルのシンボルレー
トをFsとしている。ここで、図4の最上段にあるパイ
ロットシンボルと書かれた四角の箱をパイロットシンボ
ル逆変調部233から供給される複素ベクトルと仮定す
る。このとき、前記従来方式では、当該シンボルレート
Fs毎に複素ベクトル間の共役複素乗算が実行されるた
め、それを表現すると図4(1)のようになる。ここで
は、シンボル周期(1/Fs)毎の複素ベクトル間で共
役複素乗算が行われることを示している。
の説明を行う。図4では、当該チャネルのシンボルレー
トをFsとしている。ここで、図4の最上段にあるパイ
ロットシンボルと書かれた四角の箱をパイロットシンボ
ル逆変調部233から供給される複素ベクトルと仮定す
る。このとき、前記従来方式では、当該シンボルレート
Fs毎に複素ベクトル間の共役複素乗算が実行されるた
め、それを表現すると図4(1)のようになる。ここで
は、シンボル周期(1/Fs)毎の複素ベクトル間で共
役複素乗算が行われることを示している。
【0047】一方、本実施形態では、パイロットシンボ
ル逆変調器233から供給される複素ベクトルを当該シ
ンボルレートの1シンボルよりも長い区間に渡って同相
加算することを特徴とする。例えば、図4(2)では同
相加算単位を3パイロットシンボル区間の3シンボル周
期(3/Fs)として、3パイロットシンボル分の複素
ベクトルが同相加算されており、図4(3)と図4
(4)では2パイロットシンボル分の2シンボル周期
(2/Fs)の複素ベクトルが同相加算されていること
を表している。このように、周波数オフセットを求める
ための共役複素演算を取るための複素ベクトルを当該シ
ンボル周期より長い区間に渡って同相加算することによ
り、複素ベクトルのS/Nが大幅に改善される。
ル逆変調器233から供給される複素ベクトルを当該シ
ンボルレートの1シンボルよりも長い区間に渡って同相
加算することを特徴とする。例えば、図4(2)では同
相加算単位を3パイロットシンボル区間の3シンボル周
期(3/Fs)として、3パイロットシンボル分の複素
ベクトルが同相加算されており、図4(3)と図4
(4)では2パイロットシンボル分の2シンボル周期
(2/Fs)の複素ベクトルが同相加算されていること
を表している。このように、周波数オフセットを求める
ための共役複素演算を取るための複素ベクトルを当該シ
ンボル周期より長い区間に渡って同相加算することによ
り、複素ベクトルのS/Nが大幅に改善される。
【0048】いま、複素ベクトルに含まれる雑音の分散
をσの2乗とすると、共役複素演算の結果に含まれる分
散は2倍のσの4乗になる。この場合、図4(1)の共
役複素乗算の結果を平均したときの雑音の分散は2×σ
4÷3である。一方、図4(2)に示す構成で複素乗算
を実行した場合、そこに含まれる雑音の分散はσ2/2
であり、圧倒的に分散が小さくなる。したがって、共役
複素演算で複素ベクトル間の位相差を求める方式におい
ては、周波数オフセットの推定精度を高めるためには、
元となる複素ベクトル内のS/Nを高めておく必要があ
る。本発明による本実施形態は、この点において従来方
式の特性を上回っている。
をσの2乗とすると、共役複素演算の結果に含まれる分
散は2倍のσの4乗になる。この場合、図4(1)の共
役複素乗算の結果を平均したときの雑音の分散は2×σ
4÷3である。一方、図4(2)に示す構成で複素乗算
を実行した場合、そこに含まれる雑音の分散はσ2/2
であり、圧倒的に分散が小さくなる。したがって、共役
複素演算で複素ベクトル間の位相差を求める方式におい
ては、周波数オフセットの推定精度を高めるためには、
元となる複素ベクトル内のS/Nを高めておく必要があ
る。本発明による本実施形態は、この点において従来方
式の特性を上回っている。
【0049】同相加算パタン生成512は、制御部51
9から入力される同相加算パタンと同相加算シンボル数
の情報を受け、同相加算器511とバッファメモリ51
3に対して図4(2)から図4(4)に示すような同相
加算のパタンが行われるように制御する機能を持つ。同
相加算パタン生成部512は、制御部500からの指定
を受けた制御部519の指示にしたがって動作する。周
波数オフセット推定部530のバッファ531に貯えら
れた複素ベクトルは、制御部539の指定を受けて、図
4の(2)から(4)に示すような複素ベクトルを共役
複素乗算器252に出力し、位相差ベクトルを求めて平
均化部253に出力する。
9から入力される同相加算パタンと同相加算シンボル数
の情報を受け、同相加算器511とバッファメモリ51
3に対して図4(2)から図4(4)に示すような同相
加算のパタンが行われるように制御する機能を持つ。同
相加算パタン生成部512は、制御部500からの指定
を受けた制御部519の指示にしたがって動作する。周
波数オフセット推定部530のバッファ531に貯えら
れた複素ベクトルは、制御部539の指定を受けて、図
4の(2)から(4)に示すような複素ベクトルを共役
複素乗算器252に出力し、位相差ベクトルを求めて平
均化部253に出力する。
【0050】尚、図4では位相差ベクトルを求めるのに
隣接する複素ベクトルを選択しているが、これは必ずし
もそれに限定する必要はない。例えば、図4において、
パイロットシンボルが8シンボルで、図4(2)におけ
る同相加算単位が5シンボル区間の場合を考える。この
とき、共役複素乗算を計算できる複素ベクトルの数は4
つとなるが、始めと最後の複素ベクトルだけで共役複素
乗算を計算し、位相差ベクトルを求める構成も取れる。
但し、このときは、角度・周波数オフセット変換部25
5でシンボル当たりの周波数オフセットを求める際、角
度情報を3で割る必要がある。本実施形態では、この”
3”を角度・周波数オフセット変換ファクタと呼ぶ。
隣接する複素ベクトルを選択しているが、これは必ずし
もそれに限定する必要はない。例えば、図4において、
パイロットシンボルが8シンボルで、図4(2)におけ
る同相加算単位が5シンボル区間の場合を考える。この
とき、共役複素乗算を計算できる複素ベクトルの数は4
つとなるが、始めと最後の複素ベクトルだけで共役複素
乗算を計算し、位相差ベクトルを求める構成も取れる。
但し、このときは、角度・周波数オフセット変換部25
5でシンボル当たりの周波数オフセットを求める際、角
度情報を3で割る必要がある。本実施形態では、この”
3”を角度・周波数オフセット変換ファクタと呼ぶ。
【0051】このような制御は制御部539が担当す
る。制御部539は、制御部500から制御信号301
で供給されるシンボルレート情報と制御信号304で供
給される位相差平均加算数、角度・周波数オフセット変
換ファクタと周波数オフセット変更の有効・無効情報を
もとに、バッファメモリ531と平均化部253、角度
・周波数オフセット変換部255を制御する。
る。制御部539は、制御部500から制御信号301
で供給されるシンボルレート情報と制御信号304で供
給される位相差平均加算数、角度・周波数オフセット変
換ファクタと周波数オフセット変更の有効・無効情報を
もとに、バッファメモリ531と平均化部253、角度
・周波数オフセット変換部255を制御する。
【0052】たとえば、制御部539は、周波数オフセ
ット推定に必要なシンボルレートの情報を角度・周波数
オフセット変換部255に提供する。また、平均化部2
53に対して、制御信号304から供給される位相差平
均加算数分だけ、共役複素乗算器252から供給される
位相差ベクトルの平均化を行う。ここでの平均操作は単
純な加算平均でも、移動平均でも、リーク係数付きの平
均でも良い。
ット推定に必要なシンボルレートの情報を角度・周波数
オフセット変換部255に提供する。また、平均化部2
53に対して、制御信号304から供給される位相差平
均加算数分だけ、共役複素乗算器252から供給される
位相差ベクトルの平均化を行う。ここでの平均操作は単
純な加算平均でも、移動平均でも、リーク係数付きの平
均でも良い。
【0053】更に、角度・周波数オフセット変換部25
5に対して、制御信号301で供給される当該チャネル
のシンボルレートを供給し、シンボル当たりの角度情報
をシンボルレート当たりの周波数オフセットに変換させ
る。また、同様に、制御信号304で供給される周波数
オフセット変更の有効・無効情報をもとに角度・周波数
オフセット変換部255の出力を抑制させる機能を持っ
ている。
5に対して、制御信号301で供給される当該チャネル
のシンボルレートを供給し、シンボル当たりの角度情報
をシンボルレート当たりの周波数オフセットに変換させ
る。また、同様に、制御信号304で供給される周波数
オフセット変更の有効・無効情報をもとに角度・周波数
オフセット変換部255の出力を抑制させる機能を持っ
ている。
【0054】また、パスサーチ260において有効パス
が検出されなかった場合、パスサーチ260から制御部
500に通知され、制御部500から制御信号301,
304として通知され、制御部539からの制御によっ
て平均化器253の平均操作が停止される。平均操作を
行うか否か、どの種の平均化操作を行うかの指定は制御
部539が平均化器253に制御を行う。平均化器25
3で平均された位相差ベクトルは角度変換器254で位
相差ベクトル表現から角度表現に変換される。位相差ベ
クトル表現から角度表現への変換は、位相差ベクトルの
虚数部と実数部とを用いてアークタンジェント変換(ar
ch tan(虚数部/実数部))により実現される。変換さ
れた角度表現は、制御部539から指定される当該チャ
ネルのシンボルレートを用いて、角度・周波数オフセッ
ト変換器255で周波数オフセット表現に変換される。
が検出されなかった場合、パスサーチ260から制御部
500に通知され、制御部500から制御信号301,
304として通知され、制御部539からの制御によっ
て平均化器253の平均操作が停止される。平均操作を
行うか否か、どの種の平均化操作を行うかの指定は制御
部539が平均化器253に制御を行う。平均化器25
3で平均された位相差ベクトルは角度変換器254で位
相差ベクトル表現から角度表現に変換される。位相差ベ
クトル表現から角度表現への変換は、位相差ベクトルの
虚数部と実数部とを用いてアークタンジェント変換(ar
ch tan(虚数部/実数部))により実現される。変換さ
れた角度表現は、制御部539から指定される当該チャ
ネルのシンボルレートを用いて、角度・周波数オフセッ
ト変換器255で周波数オフセット表現に変換される。
【0055】角度・周波数オフセット変換器255で変
換された周波数オフセット表現はTCXO制御部270
に出力される。尚、ここで、パスサーチ260において
有効パスが検出されなかった場合、周波数オフセット表
現のTCXO制御部270への出力は停止される。制御
部539は、制御部500からの指定にしたがって、平
均ベクトル数や平均操作の可否の指定を平均器253
に、シンボルレート情報、同相加算パタン及び周波数オ
フセット表現出力の可否の指定を角度・周波数オフセッ
ト変換部255に供給する。
換された周波数オフセット表現はTCXO制御部270
に出力される。尚、ここで、パスサーチ260において
有効パスが検出されなかった場合、周波数オフセット表
現のTCXO制御部270への出力は停止される。制御
部539は、制御部500からの指定にしたがって、平
均ベクトル数や平均操作の可否の指定を平均器253
に、シンボルレート情報、同相加算パタン及び周波数オ
フセット表現出力の可否の指定を角度・周波数オフセッ
ト変換部255に供給する。
【0056】TCXO制御部270は、周波数オフセッ
ト推定部250から供給される周波数オフセット値に応
じて、TCXO200に掛ける電圧を制御する機能を持
つ。より具体的には、制御部300の制御信号302に
より指定されるテーブルを用いて、周波数オフセットに
応じるTCXOの制御電圧を求める。このとき、TCX
Oの制御電圧は周波数オフセットを補償する方向に選択
される。求まった制御電圧はデジタル値であり、それは
D/A変換部105でアナログ値に変換された後、LP
F202を介してTCXO200に供給される。
ト推定部250から供給される周波数オフセット値に応
じて、TCXO200に掛ける電圧を制御する機能を持
つ。より具体的には、制御部300の制御信号302に
より指定されるテーブルを用いて、周波数オフセットに
応じるTCXOの制御電圧を求める。このとき、TCX
Oの制御電圧は周波数オフセットを補償する方向に選択
される。求まった制御電圧はデジタル値であり、それは
D/A変換部105でアナログ値に変換された後、LP
F202を介してTCXO200に供給される。
【0057】一方、パスサーチ260はA/D変換部1
03から供給される受信信号に基いてディレイプロファ
イルを求め、逆拡散部220で必要な逆拡散のタイミン
グを求める。ディレイプロファイルを求める区間及び平
均区間の長さは、制御部500からの制御信号301の
指定に応じて決定される。パスサーチ260では当該受
信信号に何個の有効マルチパスが存在するかも判定し、
その結果の制御信号303を制御部500に出力する。
制御部500では、有効パスがまったくない場合、周波
数オフセット推定部250での周波数オフセットの更新
操作を停止させる。
03から供給される受信信号に基いてディレイプロファ
イルを求め、逆拡散部220で必要な逆拡散のタイミン
グを求める。ディレイプロファイルを求める区間及び平
均区間の長さは、制御部500からの制御信号301の
指定に応じて決定される。パスサーチ260では当該受
信信号に何個の有効マルチパスが存在するかも判定し、
その結果の制御信号303を制御部500に出力する。
制御部500では、有効パスがまったくない場合、周波
数オフセット推定部250での周波数オフセットの更新
操作を停止させる。
【0058】最後に、上記本発明の実施形態では、周波
数オフセットを求めるためのパイロットシンボルの同相
加算数を、当該シンボル区間以上に取るように記載され
ているが、場合に応じて、同相加算シンボル区間数を1
にすることも可能である。例えば、シンボルレートが十
分小さい場合、従来方式のようなパイロットシンボルだ
けを用いて、周波数オフセットを求めることできる。こ
のような制御は図1における制御部500が行う。
数オフセットを求めるためのパイロットシンボルの同相
加算数を、当該シンボル区間以上に取るように記載され
ているが、場合に応じて、同相加算シンボル区間数を1
にすることも可能である。例えば、シンボルレートが十
分小さい場合、従来方式のようなパイロットシンボルだ
けを用いて、周波数オフセットを求めることできる。こ
のような制御は図1における制御部500が行う。
【0059】なお、上記実施形態では、逆拡散部を2つ
の場合について説明したが、更に3つ以上の逆拡散部を
設けることにより、パスサーチに応じた逆拡散時におけ
る乗算用拡散信号を正確に高速に選択することができる
ので、好都合である。また、この3つ以上の逆拡散部に
より、パイロットシンボル逆変調と逆変調パイロットシ
ンボル同相加算器も3つ以上となり、加算合成器による
加算の結果、より緻密な周波数オフセット信号が得ら
れ、TCXOの周波数ずれを正確に補正することがで
き、データ復調を正確に行うことができる。
の場合について説明したが、更に3つ以上の逆拡散部を
設けることにより、パスサーチに応じた逆拡散時におけ
る乗算用拡散信号を正確に高速に選択することができる
ので、好都合である。また、この3つ以上の逆拡散部に
より、パイロットシンボル逆変調と逆変調パイロットシ
ンボル同相加算器も3つ以上となり、加算合成器による
加算の結果、より緻密な周波数オフセット信号が得ら
れ、TCXOの周波数ずれを正確に補正することがで
き、データ復調を正確に行うことができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パイロットシンボルとデータシンボルが時間多重されて
送信されるフレームフォーマットを持ち、一定チップレ
ートのもと拡散率を可変にすることにより、可変送信シ
ンボルレートを実現するCDMA方式において、パイロ
ットシンボルを当該チャネルのシンボル周期より長い区
間に渡って同相加算させることにより、周波数位相差を
求めるための複素ベクトル内のS/Nを向上させること
ができ、従来方式より高精度な周波数オフセットの推定
が可能な自動周波数制御方式を提供できるという効果を
奏する。
パイロットシンボルとデータシンボルが時間多重されて
送信されるフレームフォーマットを持ち、一定チップレ
ートのもと拡散率を可変にすることにより、可変送信シ
ンボルレートを実現するCDMA方式において、パイロ
ットシンボルを当該チャネルのシンボル周期より長い区
間に渡って同相加算させることにより、周波数位相差を
求めるための複素ベクトル内のS/Nを向上させること
ができ、従来方式より高精度な周波数オフセットの推定
が可能な自動周波数制御方式を提供できるという効果を
奏する。
【図1】本発明の一実施形態としての自動周波数制御装
置を示すブロック図である。
置を示すブロック図である。
【図2】本発明による図1中のパイロット逆変調及び逆
変調パイロットシンボル同相加算の詳細を示すブロック
図である。
変調パイロットシンボル同相加算の詳細を示すブロック
図である。
【図3】本発明による図1中の加算合成及び周波数オフ
セット推定の詳細を示すブロック図である。
セット推定の詳細を示すブロック図である。
【図4】本発明による図2中の同相加算の詳細を示すた
めの図である。
めの図である。
【図5】従来の自動周波数制御装置を示すブロック図で
ある。
ある。
【図6】本発明が想定するフレームフォーマットを示す
図である。
図である。
【図7】図5中のパイロット逆変調、加算合成及び周波
数オフセット推定の詳細を示すためのブロック図であ
る。
数オフセット推定の詳細を示すためのブロック図であ
る。
【図8】図7中のパイロット逆変調の詳細を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
100 RF信号入力端子 101 AGC 102 LPF 103 A/D変換部 105 A/D変換部 200 TCXO 201 周波数変換部 202 第1局所周波数発生部 203 第2局所周波数発生部 210 直交復調部 220 逆拡散部 230 パイロットシンボル逆変調部 231 パイロットシンボル区間検出部 232 基準パイロットシンボル生成部 233 パイロットシンボル逆変調器 239 制御部 252 共役複素乗算器 253 平均器 254 角度変換部 255 角度・周波数オフセット変換部 260 パスサーチ 270 TCXO制御部 500 制御部 510 逆変調パイロットシンボル同相加算器 511 同相加算器 512 同相加算パタン生成器 513 バッファメモリ 519 制御部 520 加算合成部 521 複素加算器 530 周波数オフセット推定部 531 バッファメモリ 539 制御部
Claims (7)
- 【請求項1】 パイロットシンボルとデータシンボルが
時間多重されて送信されるフレームフォーマットを持
ち、一定チップレートのもとで拡散率を可変にすること
により可変送信シンボルレートを実現するスペクトル拡
散を用いた符号分割多重アクセス方式における復調用の
自動周波数制御方法において、 前記パイロットシンボルを前記パイロットシンボルの情
報変調成分をキャンセルした複素ベクトル表現に変換し
た後、予め定められたシンボル区間に渡って前記複素ベ
クトル表現の前記パイロットシンボルを少なくとも2通
りの同相加算レートにて同相加算し、前記同相加算され
た複数の前記複素ベクトル表現間の共役複素乗算結果に
基づいて周波数オフセットを推定することを特徴とする
自動周波数制御方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載された自動周波数制御方
法において、さらに、前記周波数オフセットの推定によ
り得られた周波数推定値に従って水晶発振器の発振周波
数を制御し、当該発振周波数に基いて受信周波数信号を
中間周波数信号に変換し、前記発振周波数に基いて前記
中間周波数信号を直交復調することを特徴とする自動周
波数制御方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載された自動周波数
制御方法において、さらに、前記直交復調されて同相軸
と直交軸のベースバンド信号を得て、それぞれA/D変
換部でデジタル信号に変換され、それぞれ逆拡散部で逆
拡散され、それぞれパイロットシンボルとデータシンボ
ルとに分離され、それぞれ前記パイロットシンボルを前
記パイロットシンボルの情報変調成分をキャンセルした
複素ベクトル表現に変換することを特徴とする自動周波
数制御方法。 - 【請求項4】 パイロットシンボルとデータシンボルが
時間多重されて送信されるフレームフォーマットを持
ち、一定チップレートのもとで拡散率を可変にすること
により可変送信シンボルレートを実現するスペクトル拡
散を用いた符号分割多重アクセス方式における自動周波
数制御方式において、 受信信号を同相軸と直交軸のベースバンド信号に変換す
る直交復調部と、前記同相軸と直交軸のベースバンド信
号をそれぞれ逆拡散する逆拡散部と、それぞれ前記パイ
ロットシンボルと前記データシンボルに分離するパイロ
ットシンボル区間検出部と、それぞれ前記パイロットシ
ンボルを前記パイロットシンボルの情報変調成分をキャ
ンセルした複素ベクトル表現に変換する逆変調部と、予
め定められたシンボル区間に渡って前記複素ベクトル表
現を少なくとも2通りに同相加算する同相加算手段と、
前記同相加算された複数の前記複素ベクトル表現間の共
役複素乗算を基に周波数オフセットを推定する推定手段
とを有することを特徴とする自動周波数制御方式。 - 【請求項5】 請求項4に記載された自動周波数制御方
式において、前記少なくとも2通りに同相加算する同相
加算手段は、前記逆変調部からの複素ベクトル信号を少
なくとも2シンボル以上の区間のシンボルを格納するバ
ッファメモリと、前記バッファメモリの出力を同相加算
する同相加算器とからなり、前記周波数オフセットを推
定する推定手段は、前記同相加算器の前記同相軸と直交
軸のベースバンド信号に対応する出力を加算する複素加
算器と、この加算結果を第2のバッファメモリに格納し
て前記第2のバッファメモリの出力の共役複素乗算する
共役複素乗算器と、前記共役複素乗算器の出力を平均化
して角度成分に変換し、前記角度成分を周波数成分に変
換する角度・周波数変換器とを有し、周波数オフセット
を推定することを特徴とする自動周波数制御方式。 - 【請求項6】 請求項4又は5に記載された自動周波数
制御方式において、さらに、前記周波数オフセットの推
定により得られた周波数推定値に従って水晶発振器の発
振周波数を制御する制御手段と、当該発振周波数に基い
て受信周波数信号を中間周波数信号に変換する変換手段
とを有し、前記発振周波数に基いて前記中間周波数信号
を直交復調することを特徴とする自動周波数制御方式。 - 【請求項7】 パイロットシンボルとデータシンボルが
時間多重されて送信されるフレームフォーマットを持
ち、一定チップレートのもとで拡散率を可変にすること
により可変送信シンボルレートを実現するスペクトル拡
散を用いた符号分割多重アクセス方式におけるCDMA
受信機において、 受信周波数信号を中間周波数信号に変換するミキサー
と、当該ミキサーに局部発振信号を供給する第1の局所
周波数発生部と、前記中間周波数信号から第2の局所周
波数発生部からの第2局所周波数により直交復調する直
交復調器と、前記直交復調器により得られた同相軸と直
光軸のベースバンド信号をそれぞれアナログ/デジタル
信号に変換して逆拡散する逆拡散部と、該逆拡散部から
の逆拡散信号から前記パイロットシンボルと前記データ
シンボルとに分離し、前記パイロットシンボルを前記パ
イロットシンボルの情報変調成分をキャンセルした複素
ベクトル表現に変換するパイロットシンボル逆変調部
と、予め定められたシンボル区間に渡って前記複素ベク
トル表現を少なくとも2通りに同相加算する逆変調パイ
ロットシンボル同相加算器と、前記同相加算された複数
の前記複素ベクトル表現間の共役複素乗算を基に周波数
オフセットを推定する周波数オフセット推定部と、前記
周波数オフセットに基いて基準局所周波数を発生し前記
第1及び第2の局所周波数発生部に前記基準局所周波数
に供給する基準局所周波数発生器と、を備えたことを特
徴とするCDMA受信機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11184099A JP2001016135A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 自動周波数制御方法と自動周波数制御方式とcdma受信機 |
US09/604,930 US6996156B1 (en) | 1999-06-29 | 2000-06-28 | CDMA receiver capable of estimation of frequency offset in high precision |
GB0016012A GB2354678B (en) | 1999-06-29 | 2000-06-29 | CDMA receiver capable of estimation of frequency offset in high precision |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11184099A JP2001016135A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 自動周波数制御方法と自動周波数制御方式とcdma受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001016135A true JP2001016135A (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=16147386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11184099A Pending JP2001016135A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 自動周波数制御方法と自動周波数制御方式とcdma受信機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6996156B1 (ja) |
JP (1) | JP2001016135A (ja) |
GB (1) | GB2354678B (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002099989A1 (fr) * | 2001-06-01 | 2002-12-12 | Sony Corporation | Appareil de systeme de communication a spectre etale |
KR100406530B1 (ko) * | 2001-11-30 | 2003-11-21 | 한국전자통신연구원 | 주파수 옵셋 측정부를 사용한 자동 주파수 제어 장치 및그 방법 |
CN100336567C (zh) * | 2004-10-19 | 2007-09-12 | 北京科宇联合干细胞生物技术有限公司 | 医用角膜贴片 |
US7336637B2 (en) | 2003-08-01 | 2008-02-26 | Nec Corporation | CDMA communication device for improving the usability of frequencies and suppressing the occurrence of call loss |
JP2008519486A (ja) * | 2004-10-28 | 2008-06-05 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | Cdma受信機を使用したトーン検出 |
JP2009021891A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Fujitsu Ltd | Cdma受信装置 |
US8718206B2 (en) | 2009-02-18 | 2014-05-06 | Nec Corporation | Frequency correction circuit, frequency correction method and wireless communication equipment using them |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2369275B (en) * | 2000-11-21 | 2004-07-07 | Ubinetics Ltd | A rake receiver and a method of providing a frequency error estimate |
US7116727B2 (en) * | 2002-01-30 | 2006-10-03 | Mediatek Inc. | Frequency offset estimation apparatus for intersymbol interference channels |
US7257102B2 (en) * | 2002-04-02 | 2007-08-14 | Broadcom Corporation | Carrier frequency offset estimation from preamble symbols |
US7139339B2 (en) * | 2002-04-02 | 2006-11-21 | Broadcom Corporation | Iterative data-aided carrier frequency offset estimation for code division multiple access systems |
US7187734B2 (en) * | 2002-05-14 | 2007-03-06 | Texas Instruments Incorporated | Method of slip compensation for integer frequency offset correction in a wireless communication system |
US7075948B2 (en) * | 2002-05-22 | 2006-07-11 | Stmicroelectronics, Inc. | Frequency offset estimator |
JP3532908B2 (ja) * | 2002-06-14 | 2004-05-31 | 沖電気工業株式会社 | 周波数制御装置 |
US8331492B2 (en) * | 2002-07-04 | 2012-12-11 | Intel Mobile Communications GmbH | Device and method for determining the deviation of the carrier frequency of a mobile radio device from the carrier frequency of a base station |
JP4338532B2 (ja) * | 2003-02-21 | 2009-10-07 | 富士通株式会社 | 通信装置 |
WO2004077713A1 (fr) * | 2003-02-25 | 2004-09-10 | Linkair Communications,Inc. | Procede et dispositif d'estimation d'une frequence porteuse |
US7164731B2 (en) * | 2003-03-31 | 2007-01-16 | Via Technologies, Inc. | Apparatus and method of adaptive frequency offset estimations for a receiver |
JP4154591B2 (ja) | 2003-04-25 | 2008-09-24 | 日本電気株式会社 | 周波数オフセットの検出処理システム及びそれを用いた周波数オフセットの検出処理方法 |
CN1259785C (zh) * | 2003-08-04 | 2006-06-14 | 大唐移动通信设备有限公司 | 获取时分同步cdma(td-scdma)用户终端的载波频偏的方法 |
SG119197A1 (en) * | 2003-08-26 | 2006-02-28 | St Microelectronics Asia | A method and system for frequency offset estimation |
EP1633096A1 (fr) * | 2004-08-26 | 2006-03-08 | St Microelectronics S.A. | Détermination de fréquences de porteuses et de symboles dans un signal |
JP4635609B2 (ja) * | 2005-01-06 | 2011-02-23 | ソニー株式会社 | 高周波信号受信装置 |
CN1317830C (zh) * | 2005-04-15 | 2007-05-23 | 展讯通信(上海)有限公司 | 自动频偏校正方法及使用该方法的装置和接收机 |
US7865158B2 (en) * | 2005-07-26 | 2011-01-04 | Interdigital Technology Corporation | Method and apparatus for automatically correcting receiver oscillator frequency |
KR100906125B1 (ko) * | 2005-09-26 | 2009-07-07 | 삼성전자주식회사 | 광대역 무선 통신시스템에서 패스트 피드백 정보를검파하기 위한 장치 및 방법 |
KR101138698B1 (ko) * | 2005-11-09 | 2012-04-19 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신 시스템에서의 주파수 옵셋 추정 방법 및 그 장치 |
US20070153944A1 (en) * | 2005-12-29 | 2007-07-05 | Kerstenbeck Erik O | Frequency adjustment of wireless telecommunication device |
US8259852B2 (en) * | 2006-07-19 | 2012-09-04 | Broadcom Corporation | Method and system for satellite communication |
CN101674601B (zh) * | 2009-09-28 | 2012-04-04 | 华为技术有限公司 | 伪导频信号处理方法和装置 |
CN105978595B (zh) * | 2016-07-27 | 2019-01-18 | 矽力杰半导体技术(杭州)有限公司 | 多模接收装置、多模发送装置和多模收发方法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5287067A (en) | 1991-10-07 | 1994-02-15 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Method and apparatus for demodulation with adaptive phase control in quasi-coherent detection |
JP2771757B2 (ja) | 1992-06-29 | 1998-07-02 | 三菱電機株式会社 | スペクトル拡散通信用受信装置のデータ復調回路 |
US5570349A (en) | 1994-06-07 | 1996-10-29 | Stanford Telecommunications, Inc. | Wireless direct sequence spread spectrum digital cellular telephone system |
JPH07202964A (ja) | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Uchu Tsushin Kiso Gijutsu Kenkyusho:Kk | K相psk変調信号用蓄積一括復調装置 |
JP2689890B2 (ja) * | 1993-12-30 | 1997-12-10 | 日本電気株式会社 | スペクトラム拡散受信機 |
JP3109710B2 (ja) | 1994-10-28 | 2000-11-20 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 予測形同期検波器 |
JP2705613B2 (ja) * | 1995-01-31 | 1998-01-28 | 日本電気株式会社 | 周波数オフセット補正装置 |
JP2728034B2 (ja) | 1995-06-15 | 1998-03-18 | 日本電気株式会社 | スペクトラム拡散信号受信装置 |
US5805648A (en) | 1995-07-31 | 1998-09-08 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for performing search acquisition in a CDMA communication system |
JP2903104B2 (ja) | 1995-09-22 | 1999-06-07 | 郵政省通信総合研究所長 | ディジタル移動無線通信方式 |
JP2785804B2 (ja) | 1996-05-30 | 1998-08-13 | 日本電気株式会社 | 移動通信システム |
JP2751959B2 (ja) * | 1996-07-15 | 1998-05-18 | 日本電気株式会社 | Cdma受信装置の受信タイミング検出回路 |
JP3617741B2 (ja) | 1996-10-23 | 2005-02-09 | 松下電器産業株式会社 | スペクトラム拡散通信用受信装置 |
JPH1141141A (ja) | 1997-05-21 | 1999-02-12 | Mitsubishi Electric Corp | スペクトル拡散信号受信方法及びスペクトル拡散信号受信装置 |
JP3335887B2 (ja) | 1997-08-20 | 2002-10-21 | 松下電器産業株式会社 | スペクトル拡散復調装置及びスペクトル拡散復調方法 |
US6590872B1 (en) * | 1997-12-12 | 2003-07-08 | Thomson Licensing S.A. | Receiver with parallel correlator for acquisition of spread spectrum digital transmission |
US6366607B1 (en) | 1998-05-14 | 2002-04-02 | Interdigital Technology Corporation | Processing for improved performance and reduced pilot |
US6266361B1 (en) * | 1998-07-21 | 2001-07-24 | Chung-Shan Institute Of Science And Technology | Method and architecture for correcting carrier frequency offset and spreading code timing offset in a direct sequence spread spectrum communication system |
-
1999
- 1999-06-29 JP JP11184099A patent/JP2001016135A/ja active Pending
-
2000
- 2000-06-28 US US09/604,930 patent/US6996156B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-06-29 GB GB0016012A patent/GB2354678B/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002099989A1 (fr) * | 2001-06-01 | 2002-12-12 | Sony Corporation | Appareil de systeme de communication a spectre etale |
US7283581B2 (en) | 2001-06-01 | 2007-10-16 | Sony Corporation | Spread spectrum communication system apparatus |
KR100406530B1 (ko) * | 2001-11-30 | 2003-11-21 | 한국전자통신연구원 | 주파수 옵셋 측정부를 사용한 자동 주파수 제어 장치 및그 방법 |
US7336637B2 (en) | 2003-08-01 | 2008-02-26 | Nec Corporation | CDMA communication device for improving the usability of frequencies and suppressing the occurrence of call loss |
CN100336567C (zh) * | 2004-10-19 | 2007-09-12 | 北京科宇联合干细胞生物技术有限公司 | 医用角膜贴片 |
JP2008519486A (ja) * | 2004-10-28 | 2008-06-05 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | Cdma受信機を使用したトーン検出 |
JP2009021891A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Fujitsu Ltd | Cdma受信装置 |
US8718206B2 (en) | 2009-02-18 | 2014-05-06 | Nec Corporation | Frequency correction circuit, frequency correction method and wireless communication equipment using them |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2354678B (en) | 2002-01-30 |
US6996156B1 (en) | 2006-02-07 |
GB2354678A (en) | 2001-03-28 |
GB0016012D0 (en) | 2000-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001016135A (ja) | 自動周波数制御方法と自動周波数制御方式とcdma受信機 | |
US5638362A (en) | Correlation detector and communication apparatus | |
US6292477B1 (en) | Code division multiple access mobile communication system | |
EP0750408B1 (en) | Device and method for coherent-tracking of a signal for use in a cdma receiver | |
US7313167B2 (en) | Signal-to-noise ratio estimation of CDMA signals | |
EP1117188B1 (en) | Method and apparatus for cell searching in an asynchronous wideband CDMA receiver | |
US7916699B2 (en) | CDMA communication system and method | |
KR100293894B1 (ko) | Cdma무선전송시스템 | |
JPH11317725A (ja) | Cdmaマルチユーザ受信装置と通信システム | |
US20050185725A1 (en) | OFDM communication system and method | |
JP2002077287A (ja) | 周波数オフセット推定器 | |
JP3418981B2 (ja) | スペクトラム拡散通信同期捕捉回路 | |
JP2002033780A (ja) | チャネル推定装置及びチャネル推定方法 | |
JP2001094469A (ja) | 復調方法及び復調回路 | |
JP3311609B2 (ja) | 移動通信システム | |
JPH08168075A (ja) | 移動無線装置 | |
JP3839636B2 (ja) | 受信装置 | |
JP2003283462A (ja) | マルチキャリアcdma受信装置 | |
JP3588043B2 (ja) | 受信装置及び自動周波数制御方法 | |
JP2930585B1 (ja) | Ds−cdmaシステムにおける信号受信装置 | |
JP3139708B2 (ja) | スペクトル拡散通信装置 | |
JP2000252860A (ja) | 干渉キャンセラ及びその処理方法 | |
JP2002261852A (ja) | 同期検波回路 | |
CA2276200A1 (en) | Correlation detector and communication apparatus | |
KR19980047262A (ko) | 이동통신 시스템 수신기에서의 반송파 위상 정보 보상 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |