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JP2001012250A - ピストン・ポンプ式エンジン - Google Patents

ピストン・ポンプ式エンジン

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JP2001012250A
JP2001012250A JP11184639A JP18463999A JP2001012250A JP 2001012250 A JP2001012250 A JP 2001012250A JP 11184639 A JP11184639 A JP 11184639A JP 18463999 A JP18463999 A JP 18463999A JP 2001012250 A JP2001012250 A JP 2001012250A
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dead center
center side
piston
intake
cylinder
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JP11184639A
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Akira Miyata
明 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機関体積および機関重量を増加させることなく
高出力化を達成したピストン・ポンプ式エンジンを提供
することにある。 【解決手段】ピストンポンプ式エンジンにおいて、クラ
ンク室4Rと吸気シリンダ1およびワークシリンダ2と
を部材3を介して隔てるとともに、この部材の、前記ピ
ストンロッド10r,20rが貫通する部分10h,2
0hにピストンロッドパッキン10p,20pを設け、
前記予備圧縮ピストン20の上死点側と下死点側とのそ
れぞれに吸気室2A,2Bを形成し、前記ワークピスト
ンの上死点側と下死点側とのそれぞれに燃焼室1A,2
Aを形成したピストン・ポンプ式エンジンによって解決
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気シリンダを備
えたピストン・ポンプ式エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】ピストン・ポンプ式エンジンは、ワーク
シリンダとは別に吸気シリンダを設け、この吸気シリン
ダ内を往復運動する予備圧縮ピストンの作用によって吸
気と予備圧縮が行なう。予備圧縮ピストンは、ワークピ
ストンが連結されているクランクに連結されておりワー
クピストンに連動して作用する。従ってクランクとそれ
ぞれのピストンから延在するピストンロッドとの連結具
合によって、ワークピストンと予備圧縮ピストンとの相
対的位置が決定される。ピストン・ポンプ式エンジン
は、吸気シリンダ側に吸気ポートが形成され、ワークシ
リンダ側に排気ポートが形成され、かつそれぞれのシリ
ンダに送気ポートが形成される1シリンダ2ポート式エ
ンジンであるため、それぞれのポートに吸気バルブ、排
気バルブ、送気バルブを設け、ピストン位置に応じてバ
ルブタイミングを調節し、燃焼効率を制御することも可
能である。さらに、ピストン・ポンプ式エンジンは、ク
ランク室圧縮式エンジンのようにクランク室を気密にす
る必要がないので軸受け部分の潤滑法やクランク形状を
自由に設定することができ、またワークシリンダよりも
吸気シリンダの容積を大きくするなどして、より多くの
圧縮気体をワークシリンダに供給することも可能であ
る。
【0003】このように、ピストン・ポンプ式エンジン
では、バルブタイミングの調節やクランクの形状など構
成の自由度が高く、吸気シリンダで予備圧縮された圧縮
気体を燃焼室に供給するため吸入効率にも優れるため、
高出力を得やすいという利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピスト
ン・ポンプ式エンジンは、ワークシリンダとは別途に吸
気シリンダを備えるため、ワークシリンダのみで動作す
るエンジンと比較して機関体積が大きく、また構造が複
雑で機関重量も重いという欠点をも有する。このこと
が、ピストン・ポンプ式エンジンの効率を低下させる大
きな原因となっていた。
【0005】従って、本発明の主たる課題は、ピストン
ポンプ式エンジンにおいて、機関重量および機関体積を
増加させることなく高効率化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本願
発明請求項1記載の発明は、吸気シリンダと、この吸気
シリンダ内を往復運動する予備圧縮ピストンと、ワーク
シリンダと、このワークシリンダ内を往復運動するワー
クピストンと、前記予備圧縮ピストンおよび前記ワーク
ピストンからそれぞれ延在するピストンロッドが連結さ
れるクランクと、このクランクを収容するクランク室
と、吸気シリンダで圧縮された圧縮気体をワークシリン
ダに送気するための送気路と、この送気路の開閉を行な
う送気弁と、を備えるピストン・ポンプ式エンジンであ
って、クランク室と吸気シリンダおよびワークシリンダ
とを部材を介して隔てるとともに、この部材の、ピスト
ンロッドが貫通する部分にピストンロッドパッキンを設
け、前記予備圧縮ピストンの上死点側と下死点側のそれ
ぞれに吸気室を形成し、前記ワークピストンの上死点側
と下死点側のそれぞれに燃焼室を形成したピストン・ポ
ンプ式エンジンである。
【0007】予備圧縮ピストンの上死点側と下死点側の
それぞれに吸気室を形成し、ワークピストンの上死点側
と下死点側のそれぞれに燃焼室を形成したことで、1つ
のシリンダと1つのピストンで、2シリンダ分の仕事を
行なうことができる。
【0008】請求項2記載の発明は、一方の燃焼室にお
いて気体が燃焼し膨張する間に、他方の燃焼室において
排気と掃気と気体の吸入と圧縮とが行なわれる請求項1
記載のピストン・ポンプ式エンジンである。
【0009】ワークシリンダ内では、ワークピストンが
上死点から下死点または下死点から上死点へと向かう1
行程の間に、一方の燃焼室で気体が燃焼して膨張する間
に、他方の燃焼室で掃気と排気と気体の吸入と圧縮とが
行なわれるため、1行程で1サイクルを完了することが
でき非常に効率的である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながら具体的に説明する。図1に示されるよう
に、円筒形のワークシリンダ1および吸気シリンダ2が
近接して平行に並べて配置されている。ワークシリンダ
1は、このワークシリンダ内を往復運動するワークピス
トン10によって、上死点側燃焼室1Aと下死点側燃焼
室1Bとに分けられており、同様に吸気シリンダ2は、
この吸気シリンダ内を往復運動する予備圧縮ピストン2
0によって、上死点側吸気室2Aと下死点側吸気室2B
とに分けられている。
【0011】上死点側および下死点側のそれぞれの燃焼
室1A,1Bには、排気ポート11A,11Bが設けら
れており、この排気ポート11A,11Bの開閉は排気
バルブ12A,12Bによって行なわれる。また上死点
側および下死点側のそれぞれの吸気室2A,2Bには、
吸気ポート21A,21Bが設けられており、この吸気
ポートの開閉は吸気バルブ22A,22Bによって行な
われる。排気バルブ12A,12Bおよび吸気バルブ2
2A,22bは、図示されないカム等によって動作させ
ることができる。
【0012】前記下死点側燃焼室1Bおよび前記下死点
側吸気室2Bとクランク室4Rとは、底板部材3を介し
て隔てられている。それぞれのピストンから延在するピ
ストンロッド10r,20rは、この底板部材3を貫通
し、クランク室4R内において連接棒10c,20cを
介して同一のクランク4に連結されている。前記ピスト
ンロッド10r,20rは、ピストン10,20に固定
されるかまたはピストンと一体的に形成されるかしてお
り、ピストンと同様に上下運動のみを行なう。前記部材
3に形成されたピストンロッド10r,20rが貫通す
る貫通孔10h,20hには、下死点側燃焼室1Bおよ
び下死点側吸気室2Bの気密性を保つためのピストンロ
ッドパッキン10p,20pが設けられている。ワーク
ピストン10の上下運動は、ピストンロッド10rによ
ってクランク室内の連接棒10cへと伝達され、連接棒
10cは伝達されたワークピストンの往復運動をクラン
ク4の回転運動に変換する。それぞれのピストン10,
20とクランク4とは、従来のピストンポンプ式エンジ
ンと同様に、ワークピストン10が予備圧縮ピストン2
0よりも遅れて動作するように連結されている。
【0013】一方、吸気シリンダ2で吸気された気体を
ワークシリンダ1内へ供給するための送気路6A,6B
が形成されている。送気路6A,6Bは、上死点側燃焼
室1Aと上死点側吸気室2Aとの間、および下死点側燃
焼室1Bと下死点側吸気室2Bとの間、にそれぞれ形成
されている。送気路6A,6Bの途中にはこれら送気路
6A,6Bの開閉を行なう送気弁7A、7Bが取付けら
れており、これらの送気弁7A,7Bが開いたときに気
体が燃焼室1A,1Bへと送気され、閉じたときに送気
が停止される。送気弁7A,7Bはピストンが所定位置
に移動し、上死点側または下死点側の吸気室2A,2B
内の圧力が所定圧力になると開くように構成されてい
る。送気弁も吸気バルブおよび排気バルブ同様に図示さ
れないカム等によって動作させることができる。
【0014】上死点側および下死点側の燃焼室1A,2
Aには、ぞれぞれ燃料噴射用のインジェクション13
A,13Bおよび点火プラグ14A,14Bが設けられ
ている。インジェクション13A,13Bは、それぞれ
の燃焼室の側壁に設けられている。これらのインジェク
ション13A,13Bは、噴射された燃料が効率良く混
合気となるように上死点側燃焼室1Aではシリンダの下
円方向に、そして下死点側燃焼室1Bでは上円方向に配
置することが好ましい。また、シリンダ壁にインジェク
ションを設けずに、混合気として各燃焼室へ燃料を供給
してもよい。ワークピストンが上死点に到達したときに
上死点側燃焼室1Aで、下死点に到達したときに下死点
側燃焼室1Bでそれぞれ点火爆発を行なえるように、点
火プラグ14A、14Bがワークシリンダ1の気筒頂上
部と底部に設けられている。この点かプラグは、ディー
ゼル機関のように圧縮爆発型のエンジンとする場合には
設けなくてもよい。また、初期始動のためにどちらか一
方の燃焼室のみに点火プラグを設けることもできる。
【0015】その他、従来のピストンポンプ式エンジン
の燃焼室に設けられていた構成は、本願発明に係るピス
トン・ポンプ式エンジンの上死点側および下死点側の燃
焼室においても、特別の変更をせずに設けることができ
る。同様に、従来のピストン・ポンプ式エンジンの吸気
室に設けられていた構成は、上死点側および下死点側の
吸気室に同じように設けることができる。
【0016】上記構成とすることで、予備圧縮ピストン
20が上死点方向に向かって移動するさいに、下死点側
吸気室2Bで吸気を行なうとともに上死点側吸気室2A
で予備圧縮と送気とを行なうことができ、また、前記予
備圧縮ピストンが下死点方向に向かって移動するさいに
は、上死点側吸気室2Aで吸気を行なうとともに下死点
側吸気室2Bで予備圧縮と送気を行なうことができる。
従って、吸気と送気とをピストンの1行程で行なうこと
が可能である。従って、吸気室で圧縮された気体をワー
クシリンダ内にタイミング良く供給することにより、ワ
ークシリンダ内では、ワークピストン10が上死点に向
かって移動するさい、すなわち下死点側燃焼室1Bで燃
焼と膨張とが行なわれている間に、上死点側燃焼室1A
で排気と掃気と気体の吸入と圧縮とを行なうことがで
き、前記ワークピストンが下死点方向に向かって移動し
ているとき、すなわち上死点側燃焼室1Aで燃焼と膨張
とが行な割れている間に、下死点側燃焼室2Bで排気と
掃気と気体の吸入と圧縮とを行なうことができる。
【0017】また、本願発明に係るエンジンは、一方の
燃焼室のみで仕事をすることも可能である。例えば、低
出力で運転する場合には上死点側または下死点側のどち
らか一方の燃焼室と吸気室とで仕事をし、高出力を必要
とする場合には上死点側および下死点側の両方の燃焼室
と吸気室とで仕事をさせることも可能である。
【0018】次いで、本願発明に係るエンジンの動作を
概略図をもとに説明する。図2に示されるように、予備
圧縮ピストン20が上死点付近に移動し、上死点側吸気
室2A内の圧力が所定圧力に到達すると上死点側送気弁
7Aが開き上死点側燃焼室1Aと上死点側吸気室2Aと
が連通する。このときワークピストン10は予備圧縮ピ
ストン20よりも遅れて動作するためワークシリンダ1
の中程に位置し上死点に向かって移動している。上死点
側燃焼室1Aの排気ポート11Aは開いており、上死点
側吸気室の吸気ポート21Aは閉じている。上死点側吸
気室2Aで予備圧縮された予備圧縮済気体Gは、上死点
側送気路6Aを通って上死点側燃焼室1Aに送気され
る。上死点側燃焼室1Aでは、掃気工程が行なわれる。
このとき、下死点側送気弁7Bは閉じたままであり、下
死点側吸気室1Bと下死点側燃焼室2Bとは連通してい
ない。下死点側燃焼室1Aの排気ポート11Bは閉じて
おり、下死点側燃焼室では燃焼ガスが膨張している。下
死点側吸気室2Bの吸気ポート21Bは開いており、下
死点側吸気室2Bには新気Nが吸気されている。
【0019】続いて、図3に示されるように、予備圧縮
ピストン20が上死点に移動すると、上死点側吸気室内
から上死点側燃焼室へ予備圧縮済気体の送気は完了す
る。完了と同時に上死点側送気弁Aが閉じ、上死点側吸
気室2Aでは吸気ポート21Aが開いて新気Nが吸気さ
れ始める。上死点側燃焼室1Aの排気ポート11Aは送
気ポートが閉じる前に閉じられ、上死点に向かって移動
するワークピストンによって送気された予備圧縮済気体
が更に圧縮される。一方、このとき下死点側の送気弁7
Bが閉じたまま、下死点側吸気室の吸気ポート21Bが
閉じ、吸気されていた気体Sが予備圧縮されはじめる。
下死点側燃焼室1Bでは、ひきつづき気体の膨張がおき
ている。
【0020】続いて、図4に示されるように、ワークピ
ストン10が上死点に到達すると上死点側燃焼室1Aで
点火爆発が行なわれる。このとき予備圧縮ピストン20
は既にシリンダの中程に位置し下死点に向かって移動し
ている。上死点側の吸気ポート21Aは開いたままであ
り、上死点側吸気室2Aには新気Nの吸気が行なわれて
いる。一方、このとき下死点側送気弁7Bが閉じられ、
下死点側吸気室2Bで予備圧縮が開始される。同時に下
死点側燃焼室1Bの排気ポート11Bが開き、下死点側
燃焼室1Bでは排気が開始される。
【0021】図5に示されるように、予備圧縮ピストン
20が下死点付近に移動し、下死点側吸気室2B内の圧
力が所定圧力に到達すると下死点側送気弁が開いて下死
点側燃焼室1Bと下死点側吸気室2Bとが連通する。こ
のときワークピストン10は予備圧縮ピストン20より
も遅れて動作するためワークシリンダ2の中程に位置し
下死点に向かって移動している。下死点側燃焼室1Bの
排気ポート11Bは開いており、下死点側吸気室2Bの
吸気ポート21Bは閉じている。下死点側吸気室2Bで
予備圧縮された予備圧縮済気体Gは、下死点側送気路6
Bを通って下死点側燃焼室1Bに送気される。下死点側
燃焼室1Bでは掃気工程が行なわれる。一方、上死点側
送気弁6Aは閉じたままであり、上死点側吸気室1Aと
上死点側燃焼室2Aとは連通していない。上死点側燃焼
室の排気ポート11Aは閉じており、上死点側燃焼室1
Aでは燃焼ガスが膨張している。上死点側吸気室2Aの
吸気ポート21Aは開いており、上死点側吸気室2Aで
は新気Nの吸気がおこなわれている。これは、図2に示
された状態の下死点側と上死点側が入れ替わった状態で
ある。
【0022】従って、続いては図3に示された状態の上
死点側と下死点側とが入れ代わった状態である図6に示
される状態となる。予備圧縮ピストン20は下死点に移
動し、下死点側吸気室2B内から下死点側燃焼室2Bへ
予備圧縮済気体の送気が完了し、完了と同時に下死点側
送気弁6Bが閉じ、下死点側吸気室2Bでは吸気ポート
21Bが開いて新気Nの吸気が開始される。このとき下
死点側燃焼室の排気ポート11Aは下死点側送気路6B
が閉じる前に閉じられ、下死点に向かって移動するワー
クピストンによって送気された予備圧縮済気体が更に圧
縮される。一方、このとき上死点側の送気路6Aが閉じ
たまま、上死点側吸気室2Aの吸気ポート11Aが閉
じ、吸気されていた気体Sが予備圧縮ピストン20の作
用により予備圧縮されはじめる。上死点側燃焼室1Aで
は、引き続き気体の膨張がおきている。
【0023】続いて、図7に示されるように、ワークピ
ストン10が下死点に到達すると下死点側燃焼室1Bで
点火爆発が行なわれる。このとき予備圧縮ピストン20
は既にシリンダの中程に位置し上死点に向かって移動し
ている。下死点側の吸気ポート21Bは開いたままであ
り、下死点側吸気室2Bでは新気Nの吸気が行なわれて
いる。一方、このとき送気弁7Aによって上死点側送気
路6Aが閉じられ、上死点側吸気室2Aでは予備圧縮が
開始される。同時に上死点側燃焼室の排気ポート11A
が開き、上死点側燃焼室1Aでは排気が開始される。
【0024】続いて、予備圧縮ピストン20は、吸気シ
リンダの上死点付近に移動し、それに遅れて、ワークピ
ストン10はシリンダの中程に移動し、図2の状態へと
戻り一巡する。このようにそれぞれのピストンが各シリ
ンダ内をくり返し往復運動する。ワークシリンダ内で
は、ワークピストンが1行程する間に、吸入、圧縮、膨
張、排気の1サイクル全てが行なわれるため非常に効率
的である。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり、本発明のよれば、2シリ
ンダ分の仕事を1つのピストンと1シリンダとで行な
う。また、ワークピストンが1行程する間に吸気、排
気、掃気、圧縮、爆発の1サイクルすべてが完了するた
めピストンの仕事には無駄がない。従って、機関重量お
よび機関体積を増加させることなく高出力を得ることが
可能であり、もってピストンポンプ式エンジンの高出力
化、高効率化、小スペース化などの利点がもたらされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピストンポンプ式エンジンの断面
図である。
【図2】本発明に係るピストン・ポンプ式エンジンの動
作を説明するための第1の状態図である。
【図3】本発明に係るピストン・ポンプ式エンジンの動
作を説明するための第2の状態図である。
【図4】本発明に係るピストン・ポンプ式エンジンの動
作を説明するための第3の状態図である。
【図5】本発明に係るピストン・ポンプ式エンジンの動
作を説明するための第4の状態図である。
【図6】本発明に係るピストン・ポンプ式エンジンの動
作を説明するための第5の状態図である。
【図7】本発明に係るピストン・ポンプ式エンジンの動
作を説明するための第6の状態図である。
【符号の説明】
1…ワークシリンダ、1A…上死点側燃焼室、1B…下
死点側燃焼室、2…吸気シリンダ、2A…上死点側吸気
室、2B…下死点側吸気室、3…底板部材、4…クラン
ク、4R…クランク室、5…シリンダヘッド、6A…上
死点側送気路、6B…下死点側送気路、7A…上死点側
送気バルブ,7B…下死点側送気バルブ、8…ピストン
リング、10…ワークピストン、10c,20c…連接
棒、10h,20h…貫通孔、10p,20p…ピスト
ンロッドパッキン、10r,20r…ピストンロッド、
10s,20s…ピストンリング、11A…上死点側排
気ポート,11B…下死点側排気ポート、12A…上死
点側排気バルブ,12B…下死点側排気バルブ、13A
…上死点側インジェクション,13B…下死点側インジ
ェクション、14A,14B…点火プラグ、21A…上
死点側吸気ポート、21B…下死点側吸気ポート、22
A…上死点側吸気バルブ、22B…下死点側吸気バル
ブ、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気シリンダと、この吸気シリンダ内を往
    復運動する予備圧縮ピストンと、ワークシリンダと、こ
    のワークシリンダ内を往復運動するワークピストンと、
    前記予備圧縮ピストンおよび前記ワークピストンからそ
    れぞれ延在するピストンロッドが連接棒を介して連結さ
    れるクランクと、このクランクを収容するクランク室
    と、吸気シリンダ内で予備圧縮された圧縮気体をワーク
    シリンダに送気するための送気路と、を備えるピストン
    ・ポンプ式エンジンであって、 クランク室と吸気シリンダおよびワークシリンダとを部
    材を介して隔てるとともに、この部材の、前記ピストン
    ロッドが貫通する部分にピストンロッドパッキンを設
    け、前記予備圧縮ピストンの上死点側と下死点側とのそ
    れぞれに吸気室を形成し、前記ワークピストンの上死点
    側と下死点側とのそれぞれに燃焼室を形成したことを特
    徴とするピストン・ポンプ式エンジン。
  2. 【請求項2】一方の燃焼室において気体が燃焼し膨張す
    る間に、他方の燃焼室において排気と掃気と気体の吸入
    と圧縮とが行なわれる請求項1記載のピストン・ポンプ
    式エンジン。
JP11184639A 1999-06-30 1999-06-30 ピストン・ポンプ式エンジン Pending JP2001012250A (ja)

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