JP2001009653A - チルト装置 - Google Patents
チルト装置Info
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- JP2001009653A JP2001009653A JP11186057A JP18605799A JP2001009653A JP 2001009653 A JP2001009653 A JP 2001009653A JP 11186057 A JP11186057 A JP 11186057A JP 18605799 A JP18605799 A JP 18605799A JP 2001009653 A JP2001009653 A JP 2001009653A
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- 238000003754 machining Methods 0.000 abstract description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
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- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/001—Arrangements compensating weight or flexion on parts of the machine
- B23Q11/0017—Arrangements compensating weight or flexion on parts of the machine compensating the weight of vertically moving elements, e.g. by balancing liftable machine parts
- B23Q11/0021—Arrangements compensating weight or flexion on parts of the machine compensating the weight of vertically moving elements, e.g. by balancing liftable machine parts the elements being rotating or pivoting
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 チルト装置により支持され加工されるワーク
の加工精度を高める。 【解決手段】 パレット26を支持するチルトテーブル
20は、その両側に共通の旋回軸線Oを有する1対の旋
回軸21A,21Bが突出して設けられ、この旋回軸を
介して1対の支持部11a,11bに回動可能に支持さ
れる。チルトテーブルを回動するサーボモータ33A,
33Bは2個として各支持部とチルトテーブルの間にそ
れぞれ設けると共に同一の入力を与えてチルトテーブル
を両側から同時に回転駆動し回動角度を決め、またワー
クWを支持するパレットの上面26aは旋回軸線Oを含
む平面と一致させる。チルトテーブルに生じる重力によ
るアンバランスモーメントの相殺は2組のバランスシリ
ンダ装置40A,40Bにより両側から行い、回動角度
を決めた後のチルトテーブルの拘束も2組のブレーキ装
置50A,50Bにより両側から行う。
の加工精度を高める。 【解決手段】 パレット26を支持するチルトテーブル
20は、その両側に共通の旋回軸線Oを有する1対の旋
回軸21A,21Bが突出して設けられ、この旋回軸を
介して1対の支持部11a,11bに回動可能に支持さ
れる。チルトテーブルを回動するサーボモータ33A,
33Bは2個として各支持部とチルトテーブルの間にそ
れぞれ設けると共に同一の入力を与えてチルトテーブル
を両側から同時に回転駆動し回動角度を決め、またワー
クWを支持するパレットの上面26aは旋回軸線Oを含
む平面と一致させる。チルトテーブルに生じる重力によ
るアンバランスモーメントの相殺は2組のバランスシリ
ンダ装置40A,40Bにより両側から行い、回動角度
を決めた後のチルトテーブルの拘束も2組のブレーキ装
置50A,50Bにより両側から行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械のベッド
上に設けられ、パレットに取り付けられて搬入されたワ
ークを支持して加工に必要な姿勢となるように回動する
チルト装置に関する。
上に設けられ、パレットに取り付けられて搬入されたワ
ークを支持して加工に必要な姿勢となるように回動する
チルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のチルト装置としては、例えば特
開平6−179138号公報に開示された技術がある。
この技術では、図7に概略構造を示すように、U字形状
のチルトテーブル1の両側の起立部には共通の旋回軸線
Oを有する1対の旋回軸2a,2bが外向きに突出して
固定され、この旋回軸2a,2bはベッド(図示省略)
上に立設された1対の支持部に、軸受3を介して支持さ
れている。チルトテーブル1上には、上面5aにワーク
Wを支持したパレット5が搬入出されて、駆動側となる
旋回軸2bに設けたサーボモータ(図示省略)により旋
回軸線O回りに回動され、その回動角度はこの旋回軸2
bの先端に取り付けたエンコーダ4により検出されてフ
ィードバック制御される。ワークWを支持するパレット
5の上面5aは、旋回軸線Oよりある距離Cだけ上方に
離れているのが普通である。
開平6−179138号公報に開示された技術がある。
この技術では、図7に概略構造を示すように、U字形状
のチルトテーブル1の両側の起立部には共通の旋回軸線
Oを有する1対の旋回軸2a,2bが外向きに突出して
固定され、この旋回軸2a,2bはベッド(図示省略)
上に立設された1対の支持部に、軸受3を介して支持さ
れている。チルトテーブル1上には、上面5aにワーク
Wを支持したパレット5が搬入出されて、駆動側となる
旋回軸2bに設けたサーボモータ(図示省略)により旋
回軸線O回りに回動され、その回動角度はこの旋回軸2
bの先端に取り付けたエンコーダ4により検出されてフ
ィードバック制御される。ワークWを支持するパレット
5の上面5aは、旋回軸線Oよりある距離Cだけ上方に
離れているのが普通である。
【0003】この種のチルト装置では、チルトテーブル
1、ワークWなどを含む回動部分の重心は旋回軸線Oと
一致しないので、サーボモータにより回動部分が回動す
るにつれて、重力によるアンバランスモーメントが変化
する。これによりサーボモータに加わる負荷トルクも変
化するのでワークWの位置決め角度の精度が低下して、
ワークWの加工精度を低下させるおそれがある。そこで
上記特開平6−179138号公報の技術では、チルト
テーブル1の駆動側にバランスシリンダ装置(図7では
図示省略)を設け、これに供給する圧油の圧力をチルト
テーブル1の回動角度に応じて変化させ、このようなア
ンバランスモーメントを相殺し、サーボモータに加わる
負荷を減少させて位置決め角度の精度を高めるようにし
ている。この供給圧力の制御は、予め制御装置に入力さ
れた工作物の重量などのデータから、あるいは随時検出
した回動用のサーボモータの負荷電流から演算したアン
バランスモーメントの値に基づいて行っている。
1、ワークWなどを含む回動部分の重心は旋回軸線Oと
一致しないので、サーボモータにより回動部分が回動す
るにつれて、重力によるアンバランスモーメントが変化
する。これによりサーボモータに加わる負荷トルクも変
化するのでワークWの位置決め角度の精度が低下して、
ワークWの加工精度を低下させるおそれがある。そこで
上記特開平6−179138号公報の技術では、チルト
テーブル1の駆動側にバランスシリンダ装置(図7では
図示省略)を設け、これに供給する圧油の圧力をチルト
テーブル1の回動角度に応じて変化させ、このようなア
ンバランスモーメントを相殺し、サーボモータに加わる
負荷を減少させて位置決め角度の精度を高めるようにし
ている。この供給圧力の制御は、予め制御装置に入力さ
れた工作物の重量などのデータから、あるいは随時検出
した回動用のサーボモータの負荷電流から演算したアン
バランスモーメントの値に基づいて行っている。
【0004】また上記特開平6−179138号公報の
技術では、加工中におけるチルトテーブル1の回動を阻
止するためのブレーキ装置(図7では図示省略)は、旋
回軸2b側に固定した円盤から外向きに突出するフラン
ジにブレーキシューを押し付ける形式となっている。
技術では、加工中におけるチルトテーブル1の回動を阻
止するためのブレーキ装置(図7では図示省略)は、旋
回軸2b側に固定した円盤から外向きに突出するフラン
ジにブレーキシューを押し付ける形式となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、両
側に設けた旋回軸2a,2bによりチルトテーブル1を
支持しているが、サーボモータ及びバランスシリンダ装
置は駆動側となる旋回軸2bに設けているだけであるの
で、パレット5の取付部分とサーボモータまたはバラン
スシリンダ装置の間となるチルトテーブル1及び旋回軸
2bに前述したアンバランスモーメントによる捩りモー
メントが加わって捩れを生じる。このため、エンコーダ
4により検出される回動角度とワークWの実際の回動角
度との間には誤差が生じ、また場合によってはチルトテ
ーブル1によりワークWが捩れることもあるので、ワー
クWの加工精度が低下するという問題がある。
側に設けた旋回軸2a,2bによりチルトテーブル1を
支持しているが、サーボモータ及びバランスシリンダ装
置は駆動側となる旋回軸2bに設けているだけであるの
で、パレット5の取付部分とサーボモータまたはバラン
スシリンダ装置の間となるチルトテーブル1及び旋回軸
2bに前述したアンバランスモーメントによる捩りモー
メントが加わって捩れを生じる。このため、エンコーダ
4により検出される回動角度とワークWの実際の回動角
度との間には誤差が生じ、また場合によってはチルトテ
ーブル1によりワークWが捩れることもあるので、ワー
クWの加工精度が低下するという問題がある。
【0006】また上述したアンバランスモーメントによ
る回動角度の誤差を除けば、チルトテーブル1の回動角
度の位置決め精度は、エンコーダ4の分解能に依存する
が、この精度が一定の場合、加工位置の誤差は旋回軸線
Oから加工面までの距離に比例して増大する。すなわ
ち、図8に示すように、この位置決め精度が角度Δαで
あり、加工面WaがワークWの頂面であった場合には、
円周方向おける加工位置の誤差ΔDは、旋回軸線Oから
頂面Waまでの距離L(=旋回軸線Oからパレット5の
上面5aまでの距離C+ワークWの高さH)となる。従
来技術では、前述のように、パレット5の上面5aは旋
回軸線Oより距離Cだけ上方に離れているので、この距
離Cの分だけ誤差ΔDは増大し、従って加工精度が低下
するという問題がある。
る回動角度の誤差を除けば、チルトテーブル1の回動角
度の位置決め精度は、エンコーダ4の分解能に依存する
が、この精度が一定の場合、加工位置の誤差は旋回軸線
Oから加工面までの距離に比例して増大する。すなわ
ち、図8に示すように、この位置決め精度が角度Δαで
あり、加工面WaがワークWの頂面であった場合には、
円周方向おける加工位置の誤差ΔDは、旋回軸線Oから
頂面Waまでの距離L(=旋回軸線Oからパレット5の
上面5aまでの距離C+ワークWの高さH)となる。従
来技術では、前述のように、パレット5の上面5aは旋
回軸線Oより距離Cだけ上方に離れているので、この距
離Cの分だけ誤差ΔDは増大し、従って加工精度が低下
するという問題がある。
【0007】更に、チルトテーブル1の回動を阻止する
従来のブレーキ装置は、ブレーキシューを移動させるた
めにその周囲に多少の隙間を設けて組み付けてあるの
で、ブレーキシューを押し付けてフランジを保持した状
態でワークWに重切削を行うと、上記隙間によるがたの
分だけブレーキシューが円周方向に動いてフランジが回
動し、これによりワークWを支持するチルトテーブル1
も回動するので加工精度が低下するという問題がある。
本発明はこのような各問題を解決することを目的とす
る。
従来のブレーキ装置は、ブレーキシューを移動させるた
めにその周囲に多少の隙間を設けて組み付けてあるの
で、ブレーキシューを押し付けてフランジを保持した状
態でワークWに重切削を行うと、上記隙間によるがたの
分だけブレーキシューが円周方向に動いてフランジが回
動し、これによりワークWを支持するチルトテーブル1
も回動するので加工精度が低下するという問題がある。
本発明はこのような各問題を解決することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このために、本発明によ
るチルト装置は、所定距離間をおいて対向して配置され
た1対の支持部が設けられた支持台と、前記両支持部の
間に位置し共通の旋回軸線を有する1対の旋回軸を介し
て前記両支持部により回動可能に支持されると共に上面
にワークを支持するパレットを取り付けるチルトテーブ
ルと、このチルトテーブルを前記支持台に対し回動させ
るサーボモータと、前記支持台とチルトテーブルの間に
設けられて前記旋回軸線回りの回動に伴い前記チルトテ
ーブルに生じる重力によるアンバランスモーメントを相
殺するバランスシリンダ装置と、前記支持台に対する前
記チルトテーブルの回動を拘束するブレーキ装置を備え
てなるチルト装置において、前記サーボモータは2個と
して前記各支持部とチルトテーブルの間にそれぞれ設け
ると共にこの各サーボモータには同一の入力を与えて前
記チルトテーブルを同時に回転駆動したことを特徴とす
るものである。チルトテーブルは、同一の入力が与えら
れる各サーボモータにより両側から回転駆動されるの
で、アンバランスモーメントによりチルトテーブルに加
わる捩りモーメントは半減する。
るチルト装置は、所定距離間をおいて対向して配置され
た1対の支持部が設けられた支持台と、前記両支持部の
間に位置し共通の旋回軸線を有する1対の旋回軸を介し
て前記両支持部により回動可能に支持されると共に上面
にワークを支持するパレットを取り付けるチルトテーブ
ルと、このチルトテーブルを前記支持台に対し回動させ
るサーボモータと、前記支持台とチルトテーブルの間に
設けられて前記旋回軸線回りの回動に伴い前記チルトテ
ーブルに生じる重力によるアンバランスモーメントを相
殺するバランスシリンダ装置と、前記支持台に対する前
記チルトテーブルの回動を拘束するブレーキ装置を備え
てなるチルト装置において、前記サーボモータは2個と
して前記各支持部とチルトテーブルの間にそれぞれ設け
ると共にこの各サーボモータには同一の入力を与えて前
記チルトテーブルを同時に回転駆動したことを特徴とす
るものである。チルトテーブルは、同一の入力が与えら
れる各サーボモータにより両側から回転駆動されるの
で、アンバランスモーメントによりチルトテーブルに加
わる捩りモーメントは半減する。
【0009】上記パレットの上面は旋回軸の旋回軸線を
含む平面とすることが好ましい。このようにすれば、旋
回軸線からパレットの上面までの距離が0であるので、
その分だけ旋回軸線から加工面までの距離(=旋回軸線
からパレットの上面までの距離+ワークの高さ)は減少
する。
含む平面とすることが好ましい。このようにすれば、旋
回軸線からパレットの上面までの距離が0であるので、
その分だけ旋回軸線から加工面までの距離(=旋回軸線
からパレットの上面までの距離+ワークの高さ)は減少
する。
【0010】上記バランスシリンダ装置は2組として各
支持部とチルトテーブルの間にそれぞれ設けると共にこ
の各バランスシリンダ装置には同一の入力を与えて互い
に同一量だけアンバランスモーメントの相殺を行うよう
にすることが好ましい。このようにすれば、2個のサー
ボモータに加わるアンバランスモーメントによる負荷
は、各バランスシリンダ装置により同一量だけ相殺され
て0または同一の小さい値となるので、この負荷の差に
よりチルトテーブルに捩りが生じることはない。
支持部とチルトテーブルの間にそれぞれ設けると共にこ
の各バランスシリンダ装置には同一の入力を与えて互い
に同一量だけアンバランスモーメントの相殺を行うよう
にすることが好ましい。このようにすれば、2個のサー
ボモータに加わるアンバランスモーメントによる負荷
は、各バランスシリンダ装置により同一量だけ相殺され
て0または同一の小さい値となるので、この負荷の差に
よりチルトテーブルに捩りが生じることはない。
【0011】また上記ブレーキ装置は2組とし、各ブレ
ーキ装置は、各旋回軸の外周とこれを回動可能に支持す
る支持部の内周の間に設けられて軸線方向に押圧すれば
内径が収縮すると共に外径が拡張される弾性リングと、
この弾性リングを軸線方向から押圧して同弾性リングの
内面及び外面を各旋回軸の外周とこれを回動可能に支持
する部材の内周に摩擦係合させるピストンよりなるもの
とすることが好ましい。このようにすれば、各旋回軸と
各支持部は、弾性リングの内外面に直接摩擦係合される
ことによりがたを生じることなく互いに拘束される。更
にチルトテーブルの回動は両側から拘束されるので、重
切削などによりワークに旋回軸線回りの大きなモーメン
トが加わった場合でもチルトテーブルの捩りは少なくな
り、高精度な加工を行うことができる。
ーキ装置は、各旋回軸の外周とこれを回動可能に支持す
る支持部の内周の間に設けられて軸線方向に押圧すれば
内径が収縮すると共に外径が拡張される弾性リングと、
この弾性リングを軸線方向から押圧して同弾性リングの
内面及び外面を各旋回軸の外周とこれを回動可能に支持
する部材の内周に摩擦係合させるピストンよりなるもの
とすることが好ましい。このようにすれば、各旋回軸と
各支持部は、弾性リングの内外面に直接摩擦係合される
ことによりがたを生じることなく互いに拘束される。更
にチルトテーブルの回動は両側から拘束されるので、重
切削などによりワークに旋回軸線回りの大きなモーメン
トが加わった場合でもチルトテーブルの捩りは少なくな
り、高精度な加工を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図1〜図5に示す実施の形
態により本発明によるチルト装置の説明をする。主とし
て図1、図3及び図4に示すように、マシニングセンタ
等の工作機械のベッド10上に設けられた支持台11に
は、第1及び第2の支持部11a,11bが所定距離間
をおいて対向して配置されている。この支持部11a,
11bの間に位置するチルトテーブル20には、その両
側に形成された1対の起立部20a,20bの上部に共
通の旋回軸線Oを有する第1及び第2の旋回軸21A,
21Bが外向きに突出して固定され、また各旋回軸21
A,21Bの根本部を同軸的に囲む環状部材22A,2
2Bが固定されている。各旋回軸21A,21Bは、支
持台11の各支持部11a,11bに形成した内向きボ
ス部11c,11d内を通って外向きに延び、各内向き
ボス部11c,11dと環状部材22A,22Bの間に
設けたクロスローラベアリング14A,14Bを介し
て、チルトテーブル20は旋回軸線O回りに回動可能に
支持台11により支持されている。
態により本発明によるチルト装置の説明をする。主とし
て図1、図3及び図4に示すように、マシニングセンタ
等の工作機械のベッド10上に設けられた支持台11に
は、第1及び第2の支持部11a,11bが所定距離間
をおいて対向して配置されている。この支持部11a,
11bの間に位置するチルトテーブル20には、その両
側に形成された1対の起立部20a,20bの上部に共
通の旋回軸線Oを有する第1及び第2の旋回軸21A,
21Bが外向きに突出して固定され、また各旋回軸21
A,21Bの根本部を同軸的に囲む環状部材22A,2
2Bが固定されている。各旋回軸21A,21Bは、支
持台11の各支持部11a,11bに形成した内向きボ
ス部11c,11d内を通って外向きに延び、各内向き
ボス部11c,11dと環状部材22A,22Bの間に
設けたクロスローラベアリング14A,14Bを介し
て、チルトテーブル20は旋回軸線O回りに回動可能に
支持台11により支持されている。
【0013】図3に示すように、第1支持部11aの外
側端面は蓋板16Aにより閉じられ、第1旋回軸21A
の先端部はボールベアリング15を介して蓋板16Aに
より回動可能に支持されている。また図4に示すよう
に、第2支持部11bの外側端面は蓋板16Bにより閉
じられ、突出した蓋板16Bの中央部16aに取り付け
たエンコーダ27は、その検出軸27aが第2旋回軸2
1Bの先端に固定した継手部材28に連結されて、第2
旋回軸21B及びチルトテーブル20の回動角を検出す
るようになっている。
側端面は蓋板16Aにより閉じられ、第1旋回軸21A
の先端部はボールベアリング15を介して蓋板16Aに
より回動可能に支持されている。また図4に示すよう
に、第2支持部11bの外側端面は蓋板16Bにより閉
じられ、突出した蓋板16Bの中央部16aに取り付け
たエンコーダ27は、その検出軸27aが第2旋回軸2
1Bの先端に固定した継手部材28に連結されて、第2
旋回軸21B及びチルトテーブル20の回動角を検出す
るようになっている。
【0014】図1に示すように、チルトテーブル20の
中央部上側には、ワークWを取り付けたパレット26を
着脱可能に支持して旋回軸線Oと直交する軸線回りに回
動するターンテーブル25が設けられ、ワークWを取り
付けるパレット26の上面26aは、旋回軸線Oを含む
平面と一致している。チルトテーブル20と支持台11
の間には、支持台11に対しパレット26を回転駆動す
る駆動装置30A,30Bと、旋回軸線O回りの回動に
伴いチルトテーブル20に生じる重力によるアンバラン
スモーメントを相殺するバランスシリンダ装置40A,
40Bと、支持台11に対するチルトテーブル20の回
動を拘束するブレーキ装置50A,50Bが設けられ、
これらは何れも左右1組を備えている。
中央部上側には、ワークWを取り付けたパレット26を
着脱可能に支持して旋回軸線Oと直交する軸線回りに回
動するターンテーブル25が設けられ、ワークWを取り
付けるパレット26の上面26aは、旋回軸線Oを含む
平面と一致している。チルトテーブル20と支持台11
の間には、支持台11に対しパレット26を回転駆動す
る駆動装置30A,30Bと、旋回軸線O回りの回動に
伴いチルトテーブル20に生じる重力によるアンバラン
スモーメントを相殺するバランスシリンダ装置40A,
40Bと、支持台11に対するチルトテーブル20の回
動を拘束するブレーキ装置50A,50Bが設けられ、
これらは何れも左右1組を備えている。
【0015】次に、第1支持部11aと第1旋回軸21
Aの間に設けられる第1駆動装置30Aの説明をする。
図2及び図3に示すように、第1旋回軸21Aの根本部
に固定した環状部材22Aには、ウオームホイール31
が旋回軸線Oと同軸的に固定されている。このウオーム
ホイール31から半径方向多少外側に、旋回軸線Oと直
交して第1支持部11aに形成した支持孔34A内に
は、ウオームホイール31と噛合するウオーム32が、
両側部のスリーブ35a,35b及び針状ころ軸受を介
して回転可能に支持されている。第1支持部11aの一
側に取り付けられた第1サーボモータ33Aの出力軸3
3aに固定された平歯車36と、ウオーム32一端の軸
部32aに固定された平歯車37は互いに噛合してお
り、第1サーボモータ33Aが正逆方向に回転駆動され
れば、チルトテーブル20及び旋回軸21A,21Bは
減速して正逆方向に回動される。
Aの間に設けられる第1駆動装置30Aの説明をする。
図2及び図3に示すように、第1旋回軸21Aの根本部
に固定した環状部材22Aには、ウオームホイール31
が旋回軸線Oと同軸的に固定されている。このウオーム
ホイール31から半径方向多少外側に、旋回軸線Oと直
交して第1支持部11aに形成した支持孔34A内に
は、ウオームホイール31と噛合するウオーム32が、
両側部のスリーブ35a,35b及び針状ころ軸受を介
して回転可能に支持されている。第1支持部11aの一
側に取り付けられた第1サーボモータ33Aの出力軸3
3aに固定された平歯車36と、ウオーム32一端の軸
部32aに固定された平歯車37は互いに噛合してお
り、第1サーボモータ33Aが正逆方向に回転駆動され
れば、チルトテーブル20及び旋回軸21A,21Bは
減速して正逆方向に回動される。
【0016】第2支持部11bと第2旋回軸21Bの間
に設けられる第2駆動装置30Bは、図3に対応する図
4のみを示すが、第1駆動装置30Aと実質的に同一構
造であり、第2サーボモータ33B(図1参照)が正逆
方向に回転駆動されれば、チルトテーブル20及び旋回
軸21B,21Aは減速して正逆方向に回動される。第
1及び第2駆動装置30A,30Bのサーボモータ33
A,33Bには制御装置(図示省略)から同一の位置指
令が与えられ、それぞれ第1及び第2旋回軸21A,2
1Bを介して、チルトテーブル20を同時に同一トルク
で回転駆動する。制御装置は、エンコーダ27により検
出された第2旋回軸21Bの回動角(=チルトテーブル
20の回動角)がフィードバックされるクローズドルー
プを備えている。
に設けられる第2駆動装置30Bは、図3に対応する図
4のみを示すが、第1駆動装置30Aと実質的に同一構
造であり、第2サーボモータ33B(図1参照)が正逆
方向に回転駆動されれば、チルトテーブル20及び旋回
軸21B,21Aは減速して正逆方向に回動される。第
1及び第2駆動装置30A,30Bのサーボモータ33
A,33Bには制御装置(図示省略)から同一の位置指
令が与えられ、それぞれ第1及び第2旋回軸21A,2
1Bを介して、チルトテーブル20を同時に同一トルク
で回転駆動する。制御装置は、エンコーダ27により検
出された第2旋回軸21Bの回動角(=チルトテーブル
20の回動角)がフィードバックされるクローズドルー
プを備えている。
【0017】次に、第1支持部11aと第1旋回軸21
Aの間に設けられる第1バランスシリンダ装置40Aの
説明をする。図2及び図3に示すように、蓋板16Aの
すぐ内側となる空間17A内には第1旋回軸21Aにキ
ー止めされたピニオン46が設けられ、第1支持部11
aにはこのピニオン46から半径方向多少外側に、旋回
軸線Oと直交する支持孔34Aが形成されている。両端
側からこの支持孔34Aに挿入した1対のシリンダチュ
ーブ42a,42bには、丸棒の中間部にピニオン46
と噛合するラック歯44bを形成したラックバー44が
摺動可能に支持されている。ラックバー44の一端側に
形成したピストン部44aは一方のシリンダチューブ4
2aと液密に嵌合され、このシリンダチューブ42aの
先端部を密閉するキャップ43との間にシリンダ室45
を形成している。このシリンダ室45には、管路(図示
省略)を介して、チルトテーブル20の回動に伴い生じ
る重力によるアンバランスモーメントを常に相殺するよ
うな油圧を印加するようになっている。これに必要な供
給圧力は、予め制御装置に入力された工作物の重量など
のデータによりアンバランスモーメントを演算し、ある
いは随時検出したサーボモータ33A,33Bの負荷電
流からアンバランスモーメントを演算し、そのアンバラ
ンスモーメントを相殺するように演算した値である。
Aの間に設けられる第1バランスシリンダ装置40Aの
説明をする。図2及び図3に示すように、蓋板16Aの
すぐ内側となる空間17A内には第1旋回軸21Aにキ
ー止めされたピニオン46が設けられ、第1支持部11
aにはこのピニオン46から半径方向多少外側に、旋回
軸線Oと直交する支持孔34Aが形成されている。両端
側からこの支持孔34Aに挿入した1対のシリンダチュ
ーブ42a,42bには、丸棒の中間部にピニオン46
と噛合するラック歯44bを形成したラックバー44が
摺動可能に支持されている。ラックバー44の一端側に
形成したピストン部44aは一方のシリンダチューブ4
2aと液密に嵌合され、このシリンダチューブ42aの
先端部を密閉するキャップ43との間にシリンダ室45
を形成している。このシリンダ室45には、管路(図示
省略)を介して、チルトテーブル20の回動に伴い生じ
る重力によるアンバランスモーメントを常に相殺するよ
うな油圧を印加するようになっている。これに必要な供
給圧力は、予め制御装置に入力された工作物の重量など
のデータによりアンバランスモーメントを演算し、ある
いは随時検出したサーボモータ33A,33Bの負荷電
流からアンバランスモーメントを演算し、そのアンバラ
ンスモーメントを相殺するように演算した値である。
【0018】第2支持部11bと第2旋回軸21Bの間
に設けられる第2バランスシリンダ装置40Bも、図3
に対応する図4のみを示すが、第1バランスシリンダ装
置40Aと実質的に同一構造であり、そのシリンダ室4
5には第1バランスシリンダ装置40Aと同一の油圧を
印加するようになっている。従ってアンバランスモーメ
ントを相殺するために、バランスシリンダ装置40A,
40Bから、チルトテーブル20の両側の起立部20
a,20bに与えられる回転モーメントは同一であり、
その値はチルトテーブル20、ターンテーブル25、パ
レット26、ワークWなどを含む回転部分全体の重心が
旋回軸線Oと一致しないことにより生じる重力によるア
ンバランスモーメント全体の半分である。
に設けられる第2バランスシリンダ装置40Bも、図3
に対応する図4のみを示すが、第1バランスシリンダ装
置40Aと実質的に同一構造であり、そのシリンダ室4
5には第1バランスシリンダ装置40Aと同一の油圧を
印加するようになっている。従ってアンバランスモーメ
ントを相殺するために、バランスシリンダ装置40A,
40Bから、チルトテーブル20の両側の起立部20
a,20bに与えられる回転モーメントは同一であり、
その値はチルトテーブル20、ターンテーブル25、パ
レット26、ワークWなどを含む回転部分全体の重心が
旋回軸線Oと一致しないことにより生じる重力によるア
ンバランスモーメント全体の半分である。
【0019】次に、第1支持部11aと第1旋回軸21
Aの間に設けられる第1ブレーキ装置50Aの説明をす
る。図3及び図5に示すように、第1支持部11aの内
向きボス部11cの内周面には、小径部51aと大径部
51bよりなる段付孔51が形成され、ピニオン46が
設けられる空間17Aとなる大径部51bは蓋部材52
により閉じられている。小径部51a内に設けられた弾
性リング54は高弾性の特殊鋼からなるスリーブ状で、
複数の環状溝を内周及び外周に交互に形成した蛇腹形状
である。この弾性リング54は、自由状態ではわずかの
隙間をおいて第1旋回軸21Aの外周と段付孔51の小
径部51aの間に嵌合されている。弾性リング54は、
軸線方向に押圧すれば蛇腹効果により内径が収縮すると
共に外径が拡張されるものである。大径部51bの内面
と蓋部材52から内方に突出する筒状部52aの外面に
は、シールリングとバックアップリングからなるオイル
シール58a,58bを介して、環状ピストン53が嵌
合されている。蓋部材52との間に形成したシリンダ室
55に油路57を介して圧油を導入することにより、環
状ピストン53は移動してその内側突部53aにより弾
性リング54を軸線方向に押圧し、これにより弾性リン
グ54は内径が収縮すると共に外径が拡張されて、内面
及び外面が第1旋回軸21Aの外周面と小径部51aの
内周面に摩擦係合して、第1旋回軸21Aは第1支持部
11aに対し回動しないように拘束される。シリンダ室
55内の圧力を0にすれば、弾性リング54はスプリン
グバックして内径が拡張すると共に外径が収縮されて、
第1旋回軸21Aと第1支持部11aの間の拘束は解除
される。
Aの間に設けられる第1ブレーキ装置50Aの説明をす
る。図3及び図5に示すように、第1支持部11aの内
向きボス部11cの内周面には、小径部51aと大径部
51bよりなる段付孔51が形成され、ピニオン46が
設けられる空間17Aとなる大径部51bは蓋部材52
により閉じられている。小径部51a内に設けられた弾
性リング54は高弾性の特殊鋼からなるスリーブ状で、
複数の環状溝を内周及び外周に交互に形成した蛇腹形状
である。この弾性リング54は、自由状態ではわずかの
隙間をおいて第1旋回軸21Aの外周と段付孔51の小
径部51aの間に嵌合されている。弾性リング54は、
軸線方向に押圧すれば蛇腹効果により内径が収縮すると
共に外径が拡張されるものである。大径部51bの内面
と蓋部材52から内方に突出する筒状部52aの外面に
は、シールリングとバックアップリングからなるオイル
シール58a,58bを介して、環状ピストン53が嵌
合されている。蓋部材52との間に形成したシリンダ室
55に油路57を介して圧油を導入することにより、環
状ピストン53は移動してその内側突部53aにより弾
性リング54を軸線方向に押圧し、これにより弾性リン
グ54は内径が収縮すると共に外径が拡張されて、内面
及び外面が第1旋回軸21Aの外周面と小径部51aの
内周面に摩擦係合して、第1旋回軸21Aは第1支持部
11aに対し回動しないように拘束される。シリンダ室
55内の圧力を0にすれば、弾性リング54はスプリン
グバックして内径が拡張すると共に外径が収縮されて、
第1旋回軸21Aと第1支持部11aの間の拘束は解除
される。
【0020】第2支持部11bと第2旋回軸21Bの間
に設けられる第2ブレーキ装置50Bは、図3に対応す
る図4のみを示すが、第1ブレーキ装置50Aと実質的
に同一構造であり、シリンダ室55に圧油を導入するこ
とにより、弾性リング54の内面及び外面が第2旋回軸
21Bと小径部51aの内周面に摩擦係合して、第2旋
回軸21Bは第2支持部11bに対し拘束される。各ブ
レーキ装置50A,50Bは各旋回軸21A,21Bの
外周と支持台11の支持部11a,11bの内向きボス
部11c,11dの内周の間に設けることができるの
で、装置全体をコンパクトにまとめることができる。
に設けられる第2ブレーキ装置50Bは、図3に対応す
る図4のみを示すが、第1ブレーキ装置50Aと実質的
に同一構造であり、シリンダ室55に圧油を導入するこ
とにより、弾性リング54の内面及び外面が第2旋回軸
21Bと小径部51aの内周面に摩擦係合して、第2旋
回軸21Bは第2支持部11bに対し拘束される。各ブ
レーキ装置50A,50Bは各旋回軸21A,21Bの
外周と支持台11の支持部11a,11bの内向きボス
部11c,11dの内周の間に設けることができるの
で、装置全体をコンパクトにまとめることができる。
【0021】次に以上に述べた実施の形態の作動の説明
をする。直接あるいは治具を介して上面26aにワーク
Wを支持したパレット26はターンテーブル25上に搬
入され、取り付けられて所定の角度に回転された後、制
御装置はワークWが加工に必要な姿勢となるようにチル
トテーブル20を回動する。制御装置は両駆動装置30
A,30Bのサーボモータ33A,33Bに同一のパル
スを出力し、両旋回軸21A,21Bを介して、チルト
テーブル20を両側から回転駆動する。このようにチル
トテーブル20は両側から回転駆動されるので、チルト
テーブル20に加わる捩りモーメントが半減して捩りが
抑制され、それにより加工精度を向上させることができ
る。また旋回軸21A,21Bからパレット26の上面
26aまでの距離が0である分だけ旋回軸線Oから加工
面Waまでの距離Lが減少するので、加工面Waにおけ
る円周方向の加工誤差は減少する。
をする。直接あるいは治具を介して上面26aにワーク
Wを支持したパレット26はターンテーブル25上に搬
入され、取り付けられて所定の角度に回転された後、制
御装置はワークWが加工に必要な姿勢となるようにチル
トテーブル20を回動する。制御装置は両駆動装置30
A,30Bのサーボモータ33A,33Bに同一のパル
スを出力し、両旋回軸21A,21Bを介して、チルト
テーブル20を両側から回転駆動する。このようにチル
トテーブル20は両側から回転駆動されるので、チルト
テーブル20に加わる捩りモーメントが半減して捩りが
抑制され、それにより加工精度を向上させることができ
る。また旋回軸21A,21Bからパレット26の上面
26aまでの距離が0である分だけ旋回軸線Oから加工
面Waまでの距離Lが減少するので、加工面Waにおけ
る円周方向の加工誤差は減少する。
【0022】両サーボモータ33A,33Bの作動中、
両バランスシリンダ装置40A,40Bには互いに同一
の油圧が印加され、これにより重力によるアンバランス
モーメントは相殺され、両サーボモータ33A,33B
に加わる負荷は互いに同一の小さい値となる。従って各
サーボモータ33A,33Bに加わる負荷の差によりチ
ルトテーブル20に捩りが生じることもないので加工精
度は一層向する。
両バランスシリンダ装置40A,40Bには互いに同一
の油圧が印加され、これにより重力によるアンバランス
モーメントは相殺され、両サーボモータ33A,33B
に加わる負荷は互いに同一の小さい値となる。従って各
サーボモータ33A,33Bに加わる負荷の差によりチ
ルトテーブル20に捩りが生じることもないので加工精
度は一層向する。
【0023】制御装置は第2旋回軸21Bの先端に取り
つれたエンコーダ27により検出される回転角が目標値
となるように第2駆動装置30Bのサーボモータ33B
をフィードバック制御し、また第1駆動装置30Aのサ
ーボモータ33Aはサーボモータ33Bと同一の負荷が
生じるように制御し、エンコーダ27により検出される
回転角が目標値となれば両サーボモータ33A,33B
は停止される。
つれたエンコーダ27により検出される回転角が目標値
となるように第2駆動装置30Bのサーボモータ33B
をフィードバック制御し、また第1駆動装置30Aのサ
ーボモータ33Aはサーボモータ33Bと同一の負荷が
生じるように制御し、エンコーダ27により検出される
回転角が目標値となれば両サーボモータ33A,33B
は停止される。
【0024】エンコーダ27により検出される回転角が
目標値となって両サーボモータ33A,33Bは停止さ
れれば、制御装置は両ブレーキ装置50A,50Bの各
シリンダ室55に圧油を導入し、各環状ピストン53に
より各弾性リング54を軸線方向に押圧し、これにより
各弾性リング54の内面及び外面を各旋回軸21A,2
1Bの外周面と小径部51aの内周面に摩擦係合して、
各旋回軸21A,21Bは各支持部11a,11bに対
し回動しないように拘束される。この状態でワークWの
加工はなされる。各支持部11a,11bに対する各旋
回軸21A,21Bの拘束は、上述したように弾性リン
グ54の内外面が直接摩擦係合されることにより円周方
向にがたを生じることなく行われるので、加工に際して
このようながたによりチルトテーブル20が回動して加
工精度が低下するおそれはない。またブレーキ装置50
A,50Bによるチルトテーブル20の回動の拘束は両
側から行われるので、重切削などにより旋回軸線O回り
の大きなモーメントが加わった場合でもチルトテーブル
20の捩れは半減し、高精度な加工を行うことができ
る。
目標値となって両サーボモータ33A,33Bは停止さ
れれば、制御装置は両ブレーキ装置50A,50Bの各
シリンダ室55に圧油を導入し、各環状ピストン53に
より各弾性リング54を軸線方向に押圧し、これにより
各弾性リング54の内面及び外面を各旋回軸21A,2
1Bの外周面と小径部51aの内周面に摩擦係合して、
各旋回軸21A,21Bは各支持部11a,11bに対
し回動しないように拘束される。この状態でワークWの
加工はなされる。各支持部11a,11bに対する各旋
回軸21A,21Bの拘束は、上述したように弾性リン
グ54の内外面が直接摩擦係合されることにより円周方
向にがたを生じることなく行われるので、加工に際して
このようながたによりチルトテーブル20が回動して加
工精度が低下するおそれはない。またブレーキ装置50
A,50Bによるチルトテーブル20の回動の拘束は両
側から行われるので、重切削などにより旋回軸線O回り
の大きなモーメントが加わった場合でもチルトテーブル
20の捩れは半減し、高精度な加工を行うことができ
る。
【0025】なお、上述の動作では、ターンテーブル2
5及びチルトテーブル26を割り出した後に加工を行う
例について述べたが、ターンテーブル25あるいはチル
トテーブル26の回転と、工作機械の主軸とワークWと
の相対移動を同期させ、いわゆる同時5軸制御の加工を
行うことも可能である。この場合は、両ブレーキ装置5
0A,50Bを作動させることなく、サーボモータ33
A,33Bとターンテーブル25を駆動するサーボモー
タ、主軸を移動させるサーボモータを同期制御させると
共に、両バランスシリンダ装置40A,40Bに供給す
る油圧もサーボモータ33A,33Bに同期して制御す
るようにする。
5及びチルトテーブル26を割り出した後に加工を行う
例について述べたが、ターンテーブル25あるいはチル
トテーブル26の回転と、工作機械の主軸とワークWと
の相対移動を同期させ、いわゆる同時5軸制御の加工を
行うことも可能である。この場合は、両ブレーキ装置5
0A,50Bを作動させることなく、サーボモータ33
A,33Bとターンテーブル25を駆動するサーボモー
タ、主軸を移動させるサーボモータを同期制御させると
共に、両バランスシリンダ装置40A,40Bに供給す
る油圧もサーボモータ33A,33Bに同期して制御す
るようにする。
【0026】図6はブレーキ装置50の変形例を示す。
以下は第1ブレーキ装置50Aについて述べるが、第2
ブレーキ装置50Bも同様である。この変形例は弾性リ
ング54とその付属部分が上記実施の形態と異なるだけ
であるので、主としてこの相違部分について説明する。
この変形例の弾性リング54は、インナリング54aと
アウタリング54bの2部分により構成されている。こ
の各リング54a,54bはそれぞれ外周面と内周面に
互いに当接する勾配面を有するくさび形断面形状で、円
周方向の一部がピストンリングのように切り欠かれてい
る。自由状態では、インナリング54aの内径は第1旋
回軸21Aの外径よりわずかに大きく、アウタリング5
4bの外径は小径部51aの内径よりわずかに小さく、
両リング54a,54bは勾配面を軽く当接した状態か
ら軸線方向に押圧すれば、インナリング54aがアウタ
リング54b内に押し込まれて、内径が収縮すると共に
外径が拡張されるものである。また段付孔51の小径部
51aには、軸線方向の底面に円周方向に沿って複数の
保持孔59aが形成されている。両リング54a,54
bは、勾配面を互いに当接した状態で、第1旋回軸21
Aの外周と段付孔51の小径部51aの間に嵌合され、
各保持孔59a内に設けた各スプリング59は、インナ
リング54aをアウタリング54bから押し出す向きに
付勢している。
以下は第1ブレーキ装置50Aについて述べるが、第2
ブレーキ装置50Bも同様である。この変形例は弾性リ
ング54とその付属部分が上記実施の形態と異なるだけ
であるので、主としてこの相違部分について説明する。
この変形例の弾性リング54は、インナリング54aと
アウタリング54bの2部分により構成されている。こ
の各リング54a,54bはそれぞれ外周面と内周面に
互いに当接する勾配面を有するくさび形断面形状で、円
周方向の一部がピストンリングのように切り欠かれてい
る。自由状態では、インナリング54aの内径は第1旋
回軸21Aの外径よりわずかに大きく、アウタリング5
4bの外径は小径部51aの内径よりわずかに小さく、
両リング54a,54bは勾配面を軽く当接した状態か
ら軸線方向に押圧すれば、インナリング54aがアウタ
リング54b内に押し込まれて、内径が収縮すると共に
外径が拡張されるものである。また段付孔51の小径部
51aには、軸線方向の底面に円周方向に沿って複数の
保持孔59aが形成されている。両リング54a,54
bは、勾配面を互いに当接した状態で、第1旋回軸21
Aの外周と段付孔51の小径部51aの間に嵌合され、
各保持孔59a内に設けた各スプリング59は、インナ
リング54aをアウタリング54bから押し出す向きに
付勢している。
【0027】上記実施の形態の場合と同様、シリンダ室
55に圧油を導入することにより、環状ピストン53は
移動してその内側突部53aによりインナリング54a
をスプリング59に抗して軸線方向に押圧し、これによ
り弾性リング54は内径が収縮すると共に外径が拡張さ
れて、内面及び外面が第1旋回軸21Aの外周面と小径
部51aの内周面に摩擦係合して、第1旋回軸21Aは
第1支持部11aに対し回動しないように拘束される。
シリンダ室55内の圧力を0にすれば、インナリング5
4aはスプリング59により押し戻され、弾性リング5
4は内径が拡張すると共に外径が収縮されて、第1旋回
軸21Aと第1支持部11aの間の拘束は解除される。
この変形例の弾性リング54は、部品点数は多くなる
が、加工は容易となる。
55に圧油を導入することにより、環状ピストン53は
移動してその内側突部53aによりインナリング54a
をスプリング59に抗して軸線方向に押圧し、これによ
り弾性リング54は内径が収縮すると共に外径が拡張さ
れて、内面及び外面が第1旋回軸21Aの外周面と小径
部51aの内周面に摩擦係合して、第1旋回軸21Aは
第1支持部11aに対し回動しないように拘束される。
シリンダ室55内の圧力を0にすれば、インナリング5
4aはスプリング59により押し戻され、弾性リング5
4は内径が拡張すると共に外径が収縮されて、第1旋回
軸21Aと第1支持部11aの間の拘束は解除される。
この変形例の弾性リング54は、部品点数は多くなる
が、加工は容易となる。
【0028】
【発明の効果】上述のように、本発明では2個のサーボ
モータによりチルトテーブルを両側から回転駆動するよ
うにしており、これによりチルトテーブルに加わる捩り
モーメントは半減するので、チルトテーブルに生じる捩
りを抑制して加工精度を向上させることができる。
モータによりチルトテーブルを両側から回転駆動するよ
うにしており、これによりチルトテーブルに加わる捩り
モーメントは半減するので、チルトテーブルに生じる捩
りを抑制して加工精度を向上させることができる。
【0029】上記パレットの上面を旋回軸の旋回軸線を
含む平面としたものによれば、旋回軸線から加工面まで
の距離が減少するので、加工面における円周方向の加工
誤差も減少して加工精度を向上させることができる。ま
た、旋回軸とパレットの上面、すなわちワークの下面が
一致しているので、ワークを基準としてNCプログラム
を作成する場合、ワークの傾斜角度等の計算が単純とな
るので、その作成が容易となる。
含む平面としたものによれば、旋回軸線から加工面まで
の距離が減少するので、加工面における円周方向の加工
誤差も減少して加工精度を向上させることができる。ま
た、旋回軸とパレットの上面、すなわちワークの下面が
一致しているので、ワークを基準としてNCプログラム
を作成する場合、ワークの傾斜角度等の計算が単純とな
るので、その作成が容易となる。
【0030】上記バランスシリンダ装置を2組とし、各
支持部とチルトテーブルの間にそれぞれ設けてアンバラ
ンスモーメントを相殺するようにしたものによれば、各
サーボモータに加わる負荷が減少して位置決め角度の精
度が向上するのに加えて、各サーボモータに加わる負荷
の差によりチルトテーブルに捩りが生じることもないの
で加工精度を更に向上させることができる。
支持部とチルトテーブルの間にそれぞれ設けてアンバラ
ンスモーメントを相殺するようにしたものによれば、各
サーボモータに加わる負荷が減少して位置決め角度の精
度が向上するのに加えて、各サーボモータに加わる負荷
の差によりチルトテーブルに捩りが生じることもないの
で加工精度を更に向上させることができる。
【0031】上記ブレーキ装置を2組とし、各ブレーキ
装置を、軸線方向に押圧すれば内径が収縮すると共に外
径が拡張される弾性リングと、この弾性リングを軸線方
向から押圧するピストンよりなるものとすれば、ブレー
キ装置を作動させた状態では、各旋回軸とこれを回動可
能に支持する部材は弾性リングの内外面に直接摩擦係合
されることにより円周方向にがたを生じることなく互い
に拘束されるので、このようながたにより加工精度が低
下するおそれはない。またチルトテーブルの回動は両側
から拘束されるので、重切削などにより旋回軸線回りの
大きなモーメントが加わった場合でもチルトテーブルの
捩れは半減し、高精度な加工を行うことができる。更に
各ブレーキ装置は各旋回軸の外周とこれを回動可能に支
持する各支持部の内周の間に設けることができるので、
装置全体をコンパクトにまとめることができる。
装置を、軸線方向に押圧すれば内径が収縮すると共に外
径が拡張される弾性リングと、この弾性リングを軸線方
向から押圧するピストンよりなるものとすれば、ブレー
キ装置を作動させた状態では、各旋回軸とこれを回動可
能に支持する部材は弾性リングの内外面に直接摩擦係合
されることにより円周方向にがたを生じることなく互い
に拘束されるので、このようながたにより加工精度が低
下するおそれはない。またチルトテーブルの回動は両側
から拘束されるので、重切削などにより旋回軸線回りの
大きなモーメントが加わった場合でもチルトテーブルの
捩れは半減し、高精度な加工を行うことができる。更に
各ブレーキ装置は各旋回軸の外周とこれを回動可能に支
持する各支持部の内周の間に設けることができるので、
装置全体をコンパクトにまとめることができる。
【図1】 本発明によるチルト装置の一実施形態の全体
構成を示す正面図である。
構成を示す正面図である。
【図2】 図1に示す実施形態の第1駆動装置及び第1
バランスシリンダ装置を示す横断面図である。
バランスシリンダ装置を示す横断面図である。
【図3】 図1に示す実施形態の第1支持部付近の構造
を示す、図2のA−A線に沿った断面図である。
を示す、図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】 図1に示す実施形態の第2支持部付近の構造
を示す、図2のA−A線に沿った断面図である。
を示す、図2のA−A線に沿った断面図である。
【図5】 図1に示す実施の形態の第1ブレーキ装置を
示す部分拡大断面図である。
示す部分拡大断面図である。
【図6】 第1ブレーキ装置の変形例を示す部分拡大断
面図である。
面図である。
【図7】 従来技術によるチルト装置の一例の要部を示
す正面図である。
す正面図である。
【図8】 図7に示す実施の形態の旋回軸線とパレット
の関係を示す側面図である。
の関係を示す側面図である。
11…支持台、11a,11b…支持部、20…チルト
テーブル、21A,21B…旋回軸、26…パレット、
26a…上面、33A,33B…サーボモータ、40
A,40B…バランスシリンダ装置、50A,50B…
ブレーキ装置、53…環状ピストン、54…弾性リン
グ、O…旋回軸線、W…ワーク。
テーブル、21A,21B…旋回軸、26…パレット、
26a…上面、33A,33B…サーボモータ、40
A,40B…バランスシリンダ装置、50A,50B…
ブレーキ装置、53…環状ピストン、54…弾性リン
グ、O…旋回軸線、W…ワーク。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定距離間をおいて対向して配置された
1対の支持部が設けられた支持台と、前記両支持部の間
に位置し共通の旋回軸線を有する1対の旋回軸を介して
前記両支持部により回動可能に支持されると共に上面に
ワークを支持するパレットを取り付けるチルトテーブル
と、このチルトテーブルを前記支持台に対し回動させる
サーボモータと、前記支持台とチルトテーブルの間に設
けられて前記旋回軸線回りの回動に伴い前記チルトテー
ブルに生じる重力によるアンバランスモーメントを相殺
するバランスシリンダ装置と、前記支持台に対する前記
チルトテーブルの回動を拘束するブレーキ装置を備えて
なるチルト装置において、前記サーボモータは2個とし
て前記各支持部とチルトテーブルの間にそれぞれ設ける
と共にこの各サーボモータには同一の入力を与えて前記
チルトテーブルを同時に回転駆動したことを特徴とする
チルト装置。 - 【請求項2】 前記パレットの上面は前記旋回軸の旋回
軸線を含む平面としたことを特徴とする請求項1に記載
のチルト装置。 - 【請求項3】 前記バランスシリンダ装置は2組として
前記各支持部とチルトテーブルの間にそれぞれ設けると
共にこの各バランスシリンダ装置には同一の入力を与え
て互いに同一量だけ前記アンバランスモーメントの相殺
を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
のチルト装置。 - 【請求項4】 前記ブレーキ装置は2組とし、各ブレー
キ装置は、前記各旋回軸の外周とこれを回動可能に支持
する前記各支持部の内周の間に設けられて軸線方向に押
圧すれば内径が収縮すると共に外径が拡張される弾性リ
ングと、この弾性リングを軸線方向から押圧して同弾性
リングの内面及び外面を前記各旋回軸の外周と前記各支
持部の内周に摩擦係合させるピストンよりなることを特
徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のチル
ト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11186057A JP2001009653A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | チルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11186057A JP2001009653A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | チルト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001009653A true JP2001009653A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16181646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11186057A Pending JP2001009653A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | チルト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001009653A (ja) |
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-
1999
- 1999-06-30 JP JP11186057A patent/JP2001009653A/ja active Pending
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