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JP2001009208A - 高分子凝集剤 - Google Patents

高分子凝集剤

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Publication number
JP2001009208A
JP2001009208A JP11181790A JP18179099A JP2001009208A JP 2001009208 A JP2001009208 A JP 2001009208A JP 11181790 A JP11181790 A JP 11181790A JP 18179099 A JP18179099 A JP 18179099A JP 2001009208 A JP2001009208 A JP 2001009208A
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JP
Japan
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monomer
acid
meth
polymer
carbon atoms
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Application number
JP11181790A
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English (en)
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JP4031150B2 (ja
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Kunio Sakagami
邦夫 阪上
Kimihiko Noda
公彦 野田
Masaaki Sato
正明 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP18179099A priority Critical patent/JP4031150B2/ja
Publication of JP2001009208A publication Critical patent/JP2001009208A/ja
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下水、し尿などの微生物処理で生じる有機性
汚泥などの脱水に優れた脱水率を発揮する高分子凝集剤
の提供。 【解決手段】 1級アミン塩基を有するラジカル重合性
(メタ)アクリル系モノマーを必須単位とするビニル系
水溶性重合体からなることを特徴とする高分子凝集剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1級アミン塩基を
含有する(メタ)アクリル酸エステルモノマーを必須単
位とするポリマーからなる高分子凝集剤、およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1級アミン塩基を含有する(メ
タ)アクリル酸エステルモノマーを構成単位とするポリ
マーの製造方法としては、水酸基含有1級アミンのケチ
ミン化物と(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリル
酸アルキルエステルとをエステル化反応させて得られる
モノマーを構成単位とするポリマーの製造法が知られて
いる(特公昭38−8310号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
は、ポリマーの架橋成分となる副生成物がエステル化反
応中に生成し、ポリマーの水溶解時に不溶解分が生じる
こと、ケチミン基含有(メタ)アクリル酸エステルと架
橋成分となる副生成物とを分溜するためには高度な蒸留
精製設備が必要なこと、およびケチミン基含有(メタ)
アクリル酸エステルの熱安定性が悪いため、蒸留の際、
収率が低下すること等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、これらの
問題点を解決するべく鋭意検討した結果、本発明に到達
した。すなわち本発明は、1級アミン塩基を有するラジ
カル重合性(メタ)アクリル系モノマー(m)を必須単
位とするビニル系水溶性重合体(A)からなる高分子凝
集剤において、(m)が、(m1)、(m2)および
(m3)からなる群から選ばれる下記一般式(1)で示
されるモノマーであることを特徴とする高分子凝集剤お
よびその製造方法である。 (m1): 水酸基含有1級アミンと有機酸を当量比1
/1.01〜1/5で反応させて得られる水酸基含有1
級アミンの有機酸塩と、(メタ)アクリル酸または(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとをエステル化反応さ
せてなる下記一般式(2)で示されるモノマー(m0
1)を無機酸の水溶液で塩交換させてなるモノマー。 (m2): 下記一般式(2)で示されるモノマー(m
01)をカルボン酸塩で塩交換させてなる下記一般式
(3)で示されるモノマー(m02)を無機酸の水溶液
で塩交換させてなるモノマー。 (m3): 水酸基含有1級アミンと無機酸を当量比1
/1.01〜1/5で反応させて得られる水酸基含有1
級アミンの無機酸塩と、(メタ)アクリル酸または(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとをエステル化反応さ
せてなるモノマー。 CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・HZ (1) CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・HX (2) CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・R3COOH (3) [式中、R1はHまたはCH3;R3は炭素数5〜20の
アルキル基もしくはアルケニル基、または炭素数11〜
26のアリール基;Qは炭素数2〜4のアルキレン基;
ZはCl、Br、I、NO3、1/2H2SO4、または
1/r・H3-rPO 4(rは1〜3の整数);HXはカル
ボン酸を除く有機酸である]
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において、(m01)は1
価の水酸基含有1級アミンの、カルボン酸を除く有機酸
の塩と(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルとをエステル化反応させることにより得
られる。
【0006】1価の水酸基含有1級アミンとしては以下
のものが挙げられる。脂肪族アルカノールアミン:炭素
数2〜4(例えば、エタノールアミン、n−、i−プロ
パノールアミン、n−、i−、t−ブタノールアミンな
ど)、炭素数5〜10(例えば、ペンタノールアミン、
ヘキサノールアミン、オクタノールアミンなど) 脂環式アルカノールアミン:炭素数3〜5(例えば、シ
クロプロパノールアミン、シクロブタノールアミン、シ
クロペンタノールアミンなど)、炭素数6〜11(例え
ば、シクロヘキサノールアミン、シクロヘキサンエタノ
ールアミンなど)これらのうち好ましいものは、脂肪族
アルカノールアミンであり、特に好ましいものは炭素数
2または3のエタノールアミン、n−、i−プロパノー
ルアミンである。
【0007】カルボン酸を除く有機酸としては、スルホ
ン酸、スルフィン酸およびフェノール類などが挙げられ
具体例としては以下のものが挙げられる。スルホン酸:
脂肪族直鎖または分岐スルホン酸(炭素数1〜4[例え
ば、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンス
ルホン酸など]、炭素数5〜20[例えば、ヘキサンスル
ホン酸、オクタンスルホン酸など]);芳香族スルホン
酸(炭素数6〜10[例えば、ベンゼンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、トルエン
ジスルホン酸など]、炭素数11〜26[例えば、ヘキシ
ルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、
ドデシルベンゼンジスルホン酸など]) スルフィン酸:脂肪族直鎖または分岐スルフィン酸(炭
素数1〜4[例えば、メタンスルフィン酸、エタンスル
フィン酸、プロパンスルフィン酸など]、炭素数5〜2
0[例えば、ヘキサンスルフィン酸、オクタンスルフィ
ン酸、ドデシルスルフィン酸など]);芳香族スルフィ
ン酸(炭素数6〜10[例えば、ベンゼンスルフィン
酸、p−トルエンスルフィン酸、キシレンスルフィン酸
など]、炭素数11〜26[例えば、ヘキシルベンゼンス
ルフィン酸、ドデシルベンゼンスルフィン酸など]) フェノール類:炭素数6〜10[例えば、フェノール、
キシレノールなど]、炭素数11〜26[例えば、ノニル
フェノール、ドデシルフェノールなど]これらのうち好
ましいものは、回収再利用しやすいなどの工業観点か
ら、(m1)を製造する場合には、炭素数5〜20の脂
肪族直鎖または分岐スルホン酸および炭素数11〜26
の芳香族スルホン酸であり、(m2)を製造する場合に
は、炭素数1〜8の脂肪族直鎖または分岐スルホン酸お
よび炭素数6〜14の芳香族スルホン酸である。
【0008】1価の水酸基含有1級アミンの、カルボン
酸を除く有機酸の塩の製法としては特に限定はなく、例
えば、1価の水酸基含有1級アミンと有機酸を冷却下
(例えば0〜80℃)、混合中和する。塩の水分は、以
後の反応工程での副反応を避ける観点から、通常0.2
%以下、好ましくは0.1%以下である。水分が0.2
%を超える場合は、脱水剤(例えば、硫酸ナトリウム、
炭酸カリウム、ゼオライトなど)を用いて脱水するか、
水共沸溶剤を用いて脱水する。
【0009】1価の水酸基含有1級アミンと有機酸の反
応当量比は、通常1/1.01〜1/5、好ましくは1
/1.1〜1/3、特に好ましくは1/1.1〜1/2
である。
【0010】該水共沸溶剤としては、(常圧での沸点が
30〜150℃である有機溶剤が挙げられ、具体例とし
ては以下のものが挙げられる。 パラフィン類:n−ヘキサン、シクロヘキサン、オクタ
ン、イソオクタンなど、 芳香族類:トルエン、キシレンなど、 エステル類:酢酸エチル、酢酸ブチルなど、 エーテル類:ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
1,4−ジオキサンなど、 ケトン類:アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなど。これらのうち好ましいものは、回収
再利用しやすいなどの工業的観点から、n−ヘキサン、
トルエンまたは酢酸エチルであり、さらに好ましいもの
はn−ヘキサンまたはトルエンである。
【0011】本発明における(m01)としては、上記
例示した1価の水酸基含有1級アミンと有機酸を組み合
わせた塩の(メタ)アクリル酸エステルが挙げられ、好
ましいものはアミノエチル(メタ)アクリレート・メタ
ンスルホン酸塩、アミノエチル(メタ)アクリレート・
p−トルエンスルホン酸塩、アミノプロピル(メタ)ア
クリレート・メタンスルホン酸塩、アミノプロピル(メ
タ)アクリレート・p−トルエンスルホン酸塩、アミノ
エチル(メタ)アクリレート・ドデシルベンゼンスルホ
ン酸塩、およびアミノプロピル(メタ)アクリレート・
ドデシルベンゼンスルホン酸塩である。
【0012】1価の水酸基含有1級アミンの有機酸塩と
(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとのエステル化反応の方法としては特に限定は
なく、公知の方法が用いられる。例えば、1価の水酸基
含有1級アミンの有機酸塩と(メタ)アクリル酸または
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとを、重合禁止剤
の存在下、または不存在下、生成する水またはアルコー
ルを系外に除きながら反応させる方法などが挙げられ
る。
【0013】1価の水酸基含有1級アミンの有機酸塩と
(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとのエステル化反応における反応当量比は、未
反応エステルの回収効率の観点から、通常1/1〜1/
10、好ましくは1/1.2〜1/3である。
【0014】1価の水酸基含有1級アミンの有機酸塩と
のエステル化反応に用いられる(メタ)アクリル酸アル
キルエステルとしては、アルキル基の炭素数1〜4のも
の、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチルおよび(メタ)アクリル酸ブチルなどが挙げ
られる。これらのうち好ましいものは、未反応エステル
の除去のしやすさの観点から、(メタ)アクリル酸メチ
ルである。
【0015】重合禁止剤としては特に限定はなく公知の
ものが使用でき、具体例としては以下のものが挙げられ
る。 ヒンダードフェノール類:ハイドロキノン、pーモノメ
チルハイドロキノン、ジーtーブチルフェノールなど、 キノン類:pーベンゾキノン、クロラニルなど、 ヒンダードアミン類:ジフェニルアミン、Nーメチルア
ニリン、2,2,6,6ーテトラメチルピペリジンな
ど、 硫黄化合物類:フェノチアジン、メチレンブルー、テト
ラメチルチウラムジスルフィドなど、 ニトロ化合物類:ニトロベンゼン、2,4,6ートリニ
トロフェノールなど、 ニトロソ化合物類:クペロン、ニトロソベンゼン、Nー
ニトロソジメチルアミンなど、 安定ラジカル化合物類:DPPH(ジフェニルピクリル
ヒドラジル)、フェルダジル、TEMPO(2,2,
6,6−テトラメチル−1−ピペリジノキシ)、TEM
POL(2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジ
ノキシ−4−オール)など、 金属類:金属粉、例えば銅粉、金属塩、例えば硫化ナト
リウム、ハロゲン化アンチモン、例えば5塩化アンチモ
ンなど、 その他:酸素、一酸化窒素など。 これらのうち好ましくは、ハイドロキノン、pーモノメ
チルハイドロキノンおよびフェノチアジンであり、これ
らは2種以上を併用してもよい。
【0016】重合禁止剤の使用量としては、(メタ)ア
クリル酸、もしくは(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルの質量に基づいて、重合禁止効果の観点から通常0.
01〜1.0%、好ましくは0.1〜0.5%である。
【0017】エステル化反応の生成物は、過剰分の(メ
タ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルなどを含有し、モノマーの重合性に影響を及ぼすた
め、減圧トッピングすることが好ましい。その際には、
精留塔内での重合を防止するため、上記の重合禁止剤の
有機溶媒溶液(例えば、濃度0.01〜1%のメタアク
リル酸メチル溶液など)を精留塔内にシャワリングして
もよい。
【0018】本発明の(m1)は前記一般式(2)で示
されるモノマー(m01)を無機酸の水溶液で塩交換さ
せる方法で製造される。すなわち(m01)、疎水性溶
媒および無機酸の水溶液を撹拌下混合し、塩交換後、疎
水性溶媒相と水相に分液させる。このとき、有機酸が疎
水性溶媒相に抽出され、水相に前記一般式(1)で示さ
れるモノマーが抽出される。
【0019】本発明における(m1)を製造する方法に
おいて、(m01)のうち好ましいものは、炭素数5〜
20のアルキル基もしくはアルケニル基または炭素数1
1〜26のアリール基を含有する有機酸とアミノアルキ
ル(炭素数2〜4)(メタ)アクリル酸エステルとの塩
である。これらのうちさらに好ましいものは、炭素数1
0〜20のアルキル基もしくはアルケニル基または炭素
数16〜26のアリール基を含有する有機酸とアミノア
ルキル(炭素数2〜4)(メタ)アクリル酸エステルと
の塩、特にアミノエチル(メタ)アクリル酸エステル・
ドデシルベンゼンスルホン酸塩である。
【0020】該疎水性溶媒としては、分液効率の観点か
ら、通常溶解度パラメータが7〜10であるもの(例え
ば、トルエン、キシレンおよびnーヘキサンなど)が挙
げられる。これらのうち好ましいものは、トルエンおよ
びnーヘキサンである。
【0021】該無機酸としては、塩交換効率の観点から
通常pKaが−2〜3であるもの(例えば、塩酸、臭化
水素酸、沃化水素酸、硝酸、硫酸またはリン酸など)が
挙げられる。これらのうち好ましいものは、硫酸、およ
び特に塩酸である。
【0022】(m01)と該無機酸水溶液純分との当量
比は、塩交換効率の観点から通常1/1〜1/1.1、
好ましくは1/1〜1/1.01である。
【0023】原料の投入方法としては特に限定はなく、
例えば疎水性溶媒を予め仕込んでおき、ここへ(m0
1)および無機酸の水溶液を各々一括投入または滴下す
る方法が挙げられる。塩交換温度は、(メタ)アクリル
酸エステルの加水分解防止の観点から通常0〜80℃、
好ましくは5〜50℃である。
【0024】本発明における(m1)のうち、好ましい
ものは、アミノアルキル(炭素数2〜4)(メタ)アク
リレート・塩酸塩および硫酸塩であり、さらに好ましい
ものはアミノエチル(メタ)アクリレート・硫酸塩、お
よび特にアミノエチル(メタ)アクリレート・塩酸塩で
ある。
【0025】本発明における(m2)は前記一般式
(2)で示される(m01)をアミンより強い塩基のカ
ルボン酸塩と反応させて、前記一般式(3)で示される
モノマーに塩交換した後、さらに、無機酸の水溶液で塩
交換させる方法で製造される。すなわち一般式(2)の
(m01)、疎水性溶媒、アミンより強い塩基のカルボ
ン酸塩の水溶液を撹拌下混合し、塩交換後、疎水性溶媒
相と水相に分液させる。このとき、塩交換されたモノマ
ーが疎水性溶媒相に抽出され、水相に有機酸塩が抽出さ
れる。さらに、塩交換されたモノマーを含む疎水溶媒相
と無機酸の水溶液とを撹拌下混合して塩交換後、疎水性
溶媒相と水相に分液させる。このとき、カルボン酸が疎
水性溶媒相に抽出され、水相に前記一般式(1)で示さ
れるモノマーが抽出される。
【0026】本発明における(m2)を製造する方法に
おいて、一般式(2)の(m01)のうち好ましいもの
は、炭素数1〜10のアルキル基もしくはアルケニル基
または炭素数6〜15のアリール基を含有する有機酸と
アミノアルキル(炭素数2〜4)(メタ)アクリル酸エ
ステルとの塩である。これらのうちさらに好ましいもの
は、炭素数1〜5のアルキル基もしくはアルケニル基ま
たは炭素数6〜10のアリール基を含有する有機酸とア
ミノアルキル(炭素数2〜4)(メタ)アクリル酸エス
テルとの塩であり、特にアミノエチル(メタ)アクリル
酸エステル・p−トルエンスルホン酸塩、アミノエチル
(メタ)アクリル酸エステル・メタンスルホン酸塩であ
【0027】本発明において、アミンより強い塩基のカ
ルボン酸塩としては、炭素数5〜20のアルキル基もし
くはアルケニル基または炭素数11〜26のアリール基
を有するカルボン酸(例えば、たとえばオクチル酸、ラ
ウリン酸、オレイン酸など)のアルカリ金属塩が挙げら
れる。このうち好ましいものは、ラウリン酸もしくはオ
クチル酸のナトリウム塩もしくはカリウム塩である。
【0028】一般式(2)の(m01)とアミンより強
い塩基の該カルボン酸塩の当量比は、塩交換効率の観点
から、通常1/1〜1/2、好ましくは1/1〜1/
1.2である。
【0029】該疎水性溶媒としては、(m1)を製造す
る方法において例示したものが挙げられる。
【0030】原料の投入方法としては特に限定はなく、
例えば疎水性溶媒を予め仕込んでおき、ここへ(m0
1)およびアミンより強い塩基のカルボン酸塩の水溶液
を各々一括投入または滴下する方法が挙げられる。塩交
換温度は、(メタ)アクリル酸エステルの加水分解防止
の観点から通常0〜80℃、好ましくは5〜50℃であ
る。
【0031】本発明の製法で得られる、アミンより強い
塩基の該カルボン酸塩モノマー(m02)の具体例とし
ては、炭素数5〜20のアルキル基もしくはアルケニル
基または炭素数11〜26のアリ−ル基を有するカルボ
ン酸とアミノアルキル(炭素数2〜4)(メタ)アクリ
ル酸エステルとの塩が挙げられる。これらのうち好まし
いものは、炭素数10〜20のアルキル基もしくはアル
ケニル基または炭素数16〜26のアリ−ル基を含有す
るカルボン酸とアミノアルキル(炭素数2〜4)(メ
タ)アクリル酸エステルとの塩であり、さらに好ましい
ものは、アミノエチル(メタ)アクリレートもしくはア
ミノプロピル(メタ)アクリレートとオクチル酸もしく
はラウリン酸を組み合わせた塩である。
【0032】該無機酸としては、(m1)を製造する方
法において例示したものが挙げられる。
【0033】一般式(3)の(m02)と無機酸の当量
比は、塩交換効率の観点から通常1/1〜1/1.1、
好ましくは1/1〜1/1.01である。
【0034】原料の投入方法としては特に限定はなく、
例えば該カルボン酸塩モノマーを含む疎水性溶媒および
無機酸の水溶液を一括投入するか、または該カルボン酸
塩モノマーを含む疎水性溶媒を予め仕込んでおき、ここ
へ無機酸の水溶液を滴下する方法が挙げられる。塩交換
温度は、(メタ)アクリル酸エステルの加水分解防止の
観点から、好ましくは0〜80℃、より好ましくは5〜
50℃である。
【0035】本発明における(m2)のうち好ましいも
のは、アミノアルキル(炭素数2〜4)(メタ)アクリ
レート・塩酸塩または硫酸塩であり、さらに好ましいも
のはアミノエチル(メタ)アクリレート・硫酸塩、およ
び特にアミノエチル(メタ)アクリレート・塩酸塩であ
る。
【0036】本発明において、(m3)は1価の水酸基
含有1級アミンの無機酸塩と(メタ)アクリル酸または
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとをエステル化反
応させることにより得られる。
【0037】1価の水酸基含有1級アミンの無機酸塩の
製法としては特に限定はなく、例えば、1価の水酸基含
有1級アミンと無機酸を冷却下(例えば0〜80℃)、
混合中和する方法が挙げられる。塩の水分は、以後の反
応工程での副反応を避ける観点から、通常0.2%以
下、好ましくは0.1%以下である。水分が0.2%を
越える場合は、脱水剤(例えば、硫酸ナトリウム、炭酸
カリウム、ゼオライトなど)を用いて脱水するか、水共
沸溶剤を用いて脱水する。
【0038】1価の水酸基含有1級アミンと無機酸の反
応当量比は、通常1/1.01〜1/5、好ましくは1
/1.1〜1/3、特に好ましくは1/1.1〜1/2
である。
【0039】該1価の水酸基含有1級アミンとしては、
(m01)を製造する方法において例示したものが挙げ
られる。
【0040】該無機酸としては、(m1)を製造する方
法において例示したものが挙げられる。
【0041】該水共沸溶剤としては、(m01)を製造
する方法において例示したものが挙げられる。
【0042】1価の水酸基含有1級アミンの無機酸塩と
(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとのエステル化反応の方法としては特に限定は
なく、公知の方法が用いられる。例えば、1価の水酸基
含有1級アミンの無機酸塩と(メタ)アクリル酸または
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとを、重合禁止剤
の存在下、生成する水またはアルコールを系外に除きな
がら反応させる方法などが挙げられる。
【0043】1価の水酸基含有1級アミンの無機酸塩と
(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとのエステル化反応における反応当量比は、未
反応エステルの回収効率の観点から、通常1/1〜1/
10、好ましくは1/1.2〜1/3である。
【0044】1価の水酸基含有1級アミンの無機酸塩と
のエステル化反応に用いられる該(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルとしては、(m01)を製造する方法に
おいて例示したものが挙げられる。
【0045】該重合禁止剤としては、(m01)を製造
する方法において例示したものが挙げられる。
【0046】重合禁止剤の使用量としては、(メタ)ア
クリル酸、もしくは(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルの質量に基づいて、重合禁止効果の観点から通常0.
01〜1.0%、好ましくは0.1〜0.5%である。
【0047】エステル化反応の生成物は、過剰分の(メ
タ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルなどを含有し、モノマーの重合性に影響を及ぼすた
め、減圧トッピングすることが好ましい。その際には、
精留塔内での重合を防止するため、上記の重合禁止剤の
有機溶媒溶液(例えば、濃度0.01〜1%のメタアク
リル酸メチル溶液など)を精留塔内にシャワリングして
もよい。
【0048】本発明における(m3)のうち好ましいも
のは、アミノプロピル(メタ)アクリレート・塩酸塩、
アミノプロピル(メタ)アクリレート・硫酸塩、特にア
ミノエチル(メタ)アクリレート・塩酸塩およびアミノ
エチル(メタ)アクリレート・硫酸塩である。
【0049】本発明において(A)は、(m)を単独重
合、または他のビニルモノマーと共重合させることによ
り製造される。重合は公知の方法、たとえば、水溶液重
合、水と有機溶剤を用いた乳化重合、懸濁重合などによ
り行うことができる。
【0050】共重合に使用される他のビニルモノマーと
しては、前記一般式(2)または(3)で示されるモノ
マー(m01)または(m02)、4級窒素原子含有モ
ノマー例えば(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメ
チルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオ
キシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、
(メタ)アクリロイルアミノエチルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、ジメチルジアリルアンモニウムメチル
サルフェートなど、および複素環含有カチオンモノマー
例えばビニルピリジンなどのカチオン性ビニルモノマ
ー;アクリルアミド、アクリロニトリル、ビニルピロリ
ドンなどの非イオン性ビニルモノマー;アクリル酸
(塩)、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸
(塩)、イタコン酸(塩)などのアニオン性ビニルモノ
マーなどが挙げられ、これらのうち1種または2種以上
を併用して使用できる。これらのうち、好ましいものは
工業的観点から、前記一般式(2)もしくは(3)で示
されるモノマー(m01)もしくは(m02)、(メ
タ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム
クロライドおよび/またはアクリルアミドである。
【0051】モノマー(m)と他のビニルモノマーを共
重合する場合の共重合割合は目的に応じて自由に選びう
るが、ポリマーの性能、特に高分子凝集剤として用いた
時の脱水率の観点から、カチオン性ビニルモノマーの合
計量に基づくモノマー(m)および(m01)もしくは
(m02)の合計の含量は、好ましくは50モル%以
上、より好ましくは70モル%以上、特に好ましくは8
0〜99モル%またはそれ以上である。モノマー(m)
と(m01)もしくは(m02)のモル比は広範囲に変
えることができ、例えば100:0〜1:99好ましく
は100:0〜20:80、さらに好ましくは100:
0〜60:40である。また、非イオン性、アニオン性
も含めた全ビニルモノマーの合計量に対するモノマー
(m)および(m01)もしくは(m02)の合計の含
量も、同じ理由で、好ましくは50モル%以上、より好
ましくは70モル%以上、特に好ましくは80〜99モ
ル%またはそれ以上である。モノマー(m)と共重合す
る他のビニルモノマーの含量は、全ビニルモノマーの合
計量に対して、好ましくは非イオン性モノマーは0〜5
0モル%、アニオン性モノマーは0〜50モル%および
カチオン性モノマーは0〜50モル%である。
【0052】重合方法としては特に限定されないが工業
的観点から、水溶液重合が好ましい。水溶液重合の場
合、モノマー濃度が、好ましくは10〜80質量%とな
るようなモノマー水溶液として、系内を不活性ガスで置
換した後、通常の重合触媒[過硫酸塩たとえば過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸カリウムなど;有機過酸化物たとえ
ばベンゾイルパーオキシドなど;アゾ系化合物たとえば
2,2′−アゾビス−(アミジノプロパン)ハイドロク
ロライド、アゾビスシアノバレリン酸など]またはレド
ックス触媒[H22、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリ
ウムなどの過酸化物と重亜硫酸ソーダ、硫酸第一鉄など
の還元剤との組合せ]などを加えて、例えば、20〜1
00℃程度で1〜24時間重合を行う。また、光増感剤
を加えた後、紫外線等を照射してもよい。粉末化を行う
には、このようにして得られた重合物を適宜細断して熱
風乾燥、溶剤沈澱・乾燥し、粉砕すればよい。
【0053】本発明における(共)重合体(A)の分子
量は、実用上の観点から固有粘度(1NーNaNO
3 中、30℃で測定、単位:dl/g、以下同様)で通
常2以上である。一般に凝集性能は分子量が高いものほ
ど良好であるので、固有粘度は4以上が好ましく、より
好ましくは5〜15またはそれ以上、特に好ましくは8
〜15またはそれ以上である。
【0054】本発明の請求項3において、1級アミン無
機酸塩基含有(メタ)アクリル系モノマーを必須単位と
するビニル系水溶性重合体を得るための塩交換は前記一
般式(2)または(3)で示されるモノマー(m01)
または(m02)を必須単位とするビニル系水溶性重合
体を無機酸の水溶液で塩交換させる方法で製造できる。
すなわち(m01)または(m02)を必須単位とする
ビニル系水溶性重合体および無機酸の水溶液を攪拌下混
合し、塩交換させる。前記一般式(2)で示されるモノ
マー(m01)を必須単位とする重合体の場合は、カル
ボン酸塩で塩交換した後、無機酸の水溶液で塩交換させ
ることもできる。
【0055】該無機酸およびカルボン酸塩としては、
(m1)および(m2)を製造する方法において例示し
たものが挙げられる。
【0056】ビニル系水溶性重合体中の(m01)また
は(m02)単位と無機酸の当量比は、塩交換効率の観
点から、通常1/1〜1/1.1、好ましくは1/1〜
1/1.01である。
【0057】原料の投入方法としては特に限定はなく、
例えば(m01)または(m02)を必須単位とするビ
ニル系水溶性重合体を予め水に溶解させておき、ここへ
無機酸の水溶液を一括投入または滴下する方法が挙げら
れる。塩交換温度は、ポリ(メタ)アクリル酸エステル
の加水分解防止の観点から通常0〜80℃、好ましくは
5〜50℃である。
【0058】本発明に係る重合体(A)からなる高分子
凝集剤は、汚泥の脱水性能等に優れ、汚泥脱水剤として
特に有用であり、また紙力増強剤、製紙工程における濾
水性向上剤等としても用いることができる。
【0059】本発明の高分子凝集剤による脱水方法とし
ては、例えば高分子凝集剤を汚泥に添加、混合して、攪
拌を行いフロックを形成させた後脱水機で脱水する方法
が挙げられる。この脱水は、通常、重力脱水機、加圧脱
水機および遠心脱水機により行われる。重力脱水機とし
てはロータリースクリーンなどが挙げられる。加圧脱水
機としてはベルトプレス、スクリュープレス、キャタピ
ラー型ロールプレス、フィルタープレスなどが挙げられ
る。また、遠心脱水機としてはスクリューデカンター、
バスケット型デカンターなどが挙げられる。これらのう
ち好ましいのは、ベルトプレス脱水機、遠心脱水機およ
びフィルタープレス脱水機であり、さらに好ましくは、
ベルトプレス脱水機および遠心脱水機である。
【0060】本発明の高分子凝集剤を脱水剤として用い
る場合、対象となる汚泥としては有機性汚泥などが挙げ
られる。有機性汚泥は有機物を含有する汚泥であって、
例えば下水し尿、工業排水などの生汚泥、微生物処理で
生じる汚泥(余剰汚泥、消化汚泥)およびこれらの混合
汚泥、凝集沈降汚泥などが挙げられる。
【0061】本発明の高分子凝集剤を用いて汚泥を固液
分離するに当たり高分子凝集剤の添加量(固形分換算)
は汚泥の固形分当たり通常0.2〜5重量%、好ましく
は0.4〜2重量%である。
【0062】本発明の高分子凝集剤は、2種以上併用
(モノマー組成の異なるもの、例えばアニオン性モノマ
ーを共重合させた両性高分子凝集剤と、アニオン性モノ
マーを共重合させていないカチオン性高分子凝集剤とを
併用)することもでき、また必要により他の凝集剤を併
用することもできる。併用する他の凝集剤としては、特
に限定なく公知のものが挙げられるが、例えばノニオン
性高分子凝集剤(ポリアクリルアミド、グアーガム、デ
ンプンなど)、アニオン性高分子凝集剤(ポリアクリル
酸ソーダ、ポリアクリルアミドの部分加水分解物、カル
ボキシメチルセルロース−ナトリウム塩など)、他のカ
チオン性高分子凝集剤[前記一般式(2)または(3)
で示されるモノマー(m01)または(m02)を必須
構成単位とする(共)重合体、ポリアクリルアミドのマ
ンニッヒ変性物、ポリビニルイミダゾリン、キトサン、
ポリエチレンイミン、(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウムクロライドポリマー、ポリビ
ニルアミジンなど]、両性高分子凝集剤[前記一般式
(2)または(3)で示されるモノマー(m01)また
は(m02)とアニオン性モノマーを必須構成単位とす
る共重合体、アクリル酸−アクリロイルオキシエチルト
リメチルアンモニウムクロライド共重合体など]および
無機凝集剤(ポリ塩化アルミニウム、硫酸アルミニウ
ム、アルミン酸ソーダ、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸
第一鉄、硫酸第二鉄など)などが挙げられる。
【0063】これら併用される他の凝集剤の量は、高分
子凝集剤の場合は、本発明の高分子凝集剤に対して通常
同量以下であり、無機凝集剤の場合は、本発明の高分子
凝集剤に対して通常1〜100倍である。併用方法は、
本発明の高分子凝集剤を加えた後、他の凝集剤を加えて
もよく、また添加順序を逆にしたり、同時に添加しても
よい。
【0064】高分子凝集剤の汚泥への添加方法は特に限
定はなく、例えば直接汚泥へ添加する方法および高分子
凝集剤を一旦水に溶解して水溶液とした後汚泥に添加す
る方法などが挙げられ、好ましくは脱水効果の観点から
水溶液とした後汚泥に添加する方法である。
【0065】その他公知のろ過助剤(消石灰、ベントナ
イト、カオリンなど)、界面活性剤、無機塩(食塩、ボ
ウ硝、硫安など)、消臭剤、消泡剤などを併用すること
もできる。これらはあらかじめ本発明の高分子凝集剤に
混合して加えてもよく、また別々に任意の順序で汚泥に
加えてもよい。
【0066】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0067】実施例1 攪拌棒、検水管、還流冷却器、エアー吹き込み管を備え
た1Lコルベンにモノエタノールアミン61g(1モ
ル)、ドデシルベンゼンスルホン酸391g(1.2モ
ル)、トルエン300gを仕込み100℃で還流し、検
水管で水を系外に取り除きながら5時間反応させた。系
中の水分が0.1%となった時点で反応をやめ、トルエ
ンを留去した。得量は447g(収率99%)であっ
た。検水管を精留塔におきかえ、メタアクリル酸メチル
180g(1.8モル)、モノメチルハイドロキノン
1.0gを加え、塔頂温度65〜70℃(系内温度10
0〜115℃)に保ちながら、メタノール−メタアクリ
ル酸メチルの共沸混合物を系外に除きながら30時間反
応した。反応率はモノエタノールアミンの仕込量に基づ
いて95%であった。次いで常法により、50mmHg
の減圧下でメタアクリル酸メチルを留去し、アミノエチ
ルメタアクリレート・ドデシルベンゼンスルホン酸塩を
得た。得量は505g(収率98%)であった。次い
で、トルエンを300g加え、系内温度を30℃に冷却
した後、反応温度を30℃に保ちながら、35%塩酸水
溶液104g(1モル)を徐々に投入した。1時間攪拌
した後、静置分液し下層の水相を取り出して、アミノエ
チルメタアクリレート塩酸塩を得た。水溶液の得量は2
25g(固形分157g、収率95%)であった この生成物をイオン交換水にて濃度50質量%になるよ
うに調製し、窒素置換し、35℃に温調した後、重合触
媒として過硫酸アンモニウムと重亜硫酸ソーダを、この
順序でモノマーあたり各々0.015質量%添加して、
5時間重合させた。得られた重合液(ゲル)を100℃
の熱風で乾燥後粉砕して、粉末状のアミノエチルメタア
クリレート塩酸塩のホモポリマー(固有粘度5.6dl
/g)を得た。ポリマーの水への溶解性は良好であっ
た。
【0068】実施例2 攪拌棒、検水管、還流冷却器、エアー吹き込み管を備え
た3Lコルベンにモノエタノールアミン122g(2モ
ル)、p−トルエンスルホン酸1水和物456g(2.
4モル)、トルエン300gを仕込み100℃で還流
し、検水管で水を系外に取り除きながら5時間反応させ
た。系中の水分が0.1%となった時点で反応をやめ、
トルエンを留去した。得量は529g(収率99%)で
あった。検水管を精留塔におきかえ、メタアクリル酸メ
チル360g(3.6モル)、モノメチルハイドロキノ
ン1.0gを加え、塔頂温度65〜70℃(系内温度1
00〜115℃)に保ちながら、メタノール−メタアク
リル酸メチルの共沸混合物を系外に除きながら30時間
反応した。反応率はモノエタノールアミンの仕込量に基
づいて95%であった。次いで常法により、50mmH
gの減圧下でメタアクリル酸メチルを留去し、アミノエ
チルメタアクリレート・p−トルエンスルホン酸塩を得
た。得量は657g(収率98%)であった。次いで、
ラウリン酸440g(2.2モル)およびトルエン44
0gを加え、系内温度を30℃に冷却した後、反応温度
を30℃に保ちながら、10%水酸化ナトリウム水溶液
960g(2.4モル)を徐々に投入した。1時間攪拌
した後、静置分液し下層の水相を取り出した。さらに反
応温度を30℃に保ちながら35%塩酸水溶液208g
(2モル)を徐々に投入した。1時間攪拌した後、静置
分液し下層の水相を取り出して、アミノエチルメタアク
リレート塩酸塩を得た。水溶液の得量は450g(固形
分315g、収率95%)であった。この生成物をイオ
ン交換水にて濃度50質量%になるように調製し、窒素
置換し、35℃に温調した後、重合触媒として過硫酸ア
ンモニウムと重亜硫酸ソーダを、この順序でモノマーあ
たり各々0.015質量%添加して、5時間重合させ
た。得られた重合液(ゲル)を100℃の熱風で乾燥後
粉砕して、粉末状のアミノエチルメタアクリレート塩酸
塩のホモポリマー(固有粘度5.6dl/g)を得た。
ポリマーの水への溶解性は良好であった。
【0069】実施例3 攪拌棒、検水管、還流冷却器、エアー吹き込み管を備え
た1Lコルベンにモノエタノールアミン61g(1モ
ル)、濃硫酸49g(0.6モル)、トルエン150g
を仕込み100℃で還流し、検水管で水を系外に取り除
きながら5時間反応させた。系中の水分が0.1%以下
となった時点で反応をやめ、トルエンを留去した。得量
は109g(収率99%)であった。検水管を精留塔に
おきかえ、メタアクリル酸メチル180g(1.8モ
ル)、モノメチルハイドロキノン0.5gを加え、塔頂
温度65〜70℃(系内温度100〜115℃)に保ち
ながら、メタノール−メタアクリル酸メチルの共沸混合
物を系外に除きながら30時間反応した。反応率はモノ
エタノールアミンの仕込量に基づいて80%であった。
次いで常法により、50mmHgの減圧下でメタアクリ
ル酸メチルを留去し、アミノエチルメタアクリレート硫
酸塩を得た。得量は174g(収率82%)であった。
この生成物をイオン交換水にて濃度50質量%になるよ
うに調製し、窒素置換し、35℃に温調した後、重合触
媒として過硫酸アンモニウムと重亜硫酸ソーダを、この
順序でモノマーあたり各々0.015質量%添加して、
5時間重合させた。得られた重合液(ゲル)を100℃
の熱風で乾燥後粉砕して、粉末状のアミノエチルメタア
クリレート硫酸塩のホモポリマー(固有粘度5.4dl
/g)を得た。ポリマーの水への溶解性は良好であっ
た。
【0070】実施例4 攪拌棒、検水管、還流冷却器、エアー吹き込み管を備え
た1Lコルベンにモノエタノールアミン61g(1モ
ル)、p−トルエンスルホン酸1水和物228g(1.
2モル)、トルエン150gを仕込み100℃で還流
し、検水管で水を系外に取り除きながら5時間反応させ
た。系中の水分が0.1%となった時点で反応をやめ、
トルエンを留去した。得量は265g(収率99%)で
あった。検水管を精留塔に置き換え、メタアクリル酸メ
チル180g(1.8モル)、モノメチルハイドロキノ
ン0.5gを加え、塔頂温度65〜70℃(系内温度1
00〜115℃)に保ちながら、メタノール−メタアク
リル酸メチルの共沸混合物を系外に除きながら30時間
反応した。反応率はモノエタノールアミンの仕込量に基
づいて95%であった。次いで常法により、50mmH
gの減圧下でメタアクリル酸メチルを留去し、アミノエ
チルメタアクリレート・p−トルエンスルホン酸塩を得
た。得量は329g(収率98%)であった。この生成
物をイオン交換水にて濃度50質量%になるように調製
し、窒素置換し、35℃に温調した後、重合触媒として
過硫酸アンモニウムと重亜硫酸ソーダを、この順序でモ
ノマーあたり各々0.015質量%添加して、5時間重
合させた。得られた重合液(ゲル)を100℃の熱風で
乾燥後粉砕して、粉末状のアミノエチルメタアクリレー
ト・p−トルエンスルホン酸塩のホモポリマー(固有粘
度5.3dl/g)を得た。次いで、攪拌棒を備えた1
Lコルベンに得られたアミノエチルメタアクリレート・
p−トルエンスルホン酸塩のホモポリマー30g((m
1)単位 0.1モル)、イオン交換水2970gを仕
込み、2時間攪拌し溶解させた。さらに反応温度を30
℃に保ちながら35%塩酸水溶液10g(0.1モル)
を徐々に投入した。1時間攪拌した後、アセトン800
0g中に注ぎ込み、白色沈殿を生じさせた。この白色沈
殿をろ過し、60℃の熱風で乾燥し、粉末状のアミノエ
チルメタアクリレート塩酸塩のホモポリマー(固有粘度
5.5dl/g)を得た。ポリマーの水への溶解性は良
好であった。
【0071】比較例1 攪拌棒、検水管、還流冷却器を備えた1Lコルベンにモ
ノエタノールアミン61g(1モル)、メチルエチルケ
トン86g(1.2モル)、nーヘキサン100gを仕
込み65〜80℃で還流し、検水管で水を系外に取り除
きながら12時間反応させた。反応が98%以上に達し
た時点で反応をやめ過剰のメチルエチルケトンとnーヘ
キサンを留去した。得量は109g(収率95%)であ
った。検水管を精留塔に置き換え、メタアクリル酸メチ
ル190g(1.9モル)、フェノチアジン0.95
g、亜鉛アセチルアセトン錯体0.57gを加え、塔頂
温度60〜65℃(系内温度95〜110℃)に保ちな
がら、メタノール−メタアクリル酸メチルの共沸混合物
を系外に除きながら10時間反応した。反応率はモノエ
タノールアミンの仕込量に基づいて80%であった。次
いで常法により、100mmHgの減圧下でメタアクリ
ル酸メチルを留去し、さらに10mmHgの減圧下で主
成分を蒸留精製した。主成分のケチミン含有メタアクリ
ル酸エステルの得量は125g(収率は消費されたケチ
ミンに対して90%)であった。主成分100gを別の
フラスコに仕込み、反応温度を25℃に保ちながら、塩
酸水溶液を徐々に投入しpH4に中和した後、nーヘキ
サンを加え1時間攪拌した後、下層の水相を取り出し
て、アミノエチルメタアクリレート塩酸塩を得た。水溶
液の得量は115g(固形分86.5g、収率98%)
であった。この生成物をイオン交換水にて濃度50質量
%になるように調製し、窒素置換し、35℃に温調した
後、重合触媒として過硫酸アンモニウムと重亜硫酸ソー
ダを、この順序でモノマーあたり各々0.015質量%
添加して、5時間重合させた。得られた重合液(ゲル)
を100℃の熱風で乾燥後粉砕して、粉末状のアミノエ
チルメタアクリレート塩酸塩のホモポリマーを得た。ポ
リマーを水へ溶解したところ、25%の不溶解分があっ
た。
【0072】比較例2 実施例1でドデシルベンゼンスルホン酸投入量を293
g(0.9モル)とし、同様の反応を行い、粉末状のア
ミノエチルメタアクリレート塩酸塩のホモポリマーを得
た。ポリマーを水へ溶解したところ、20%の不溶解分
があった。
【0073】比較例3 実施例2でp−トルエンスルホン酸投入量を342g
(1.8モル)とし、同様の反応を行い、粉末状のアミ
ノエチルメタアクリレート塩酸塩のホモポリマーを得
た。ポリマーを水へ溶解したところ、25%の不溶解分
があった。
【0074】比較例4 実施例3で濃硫酸投入量を44g(0.9モル)とし、
同様の反応を行い、粉末状のアミノエチルメタアクリレ
ート硫酸塩のホモポリマーを得た。ポリマーを水へ溶解
したところ、25%の不溶解分があった。
【0075】実施例5、比較例5 実施例1〜3で得られた1級アミン塩基含有(メタ)ア
クリル酸エステルを用いて、表1に示す組成のモノマー
を実施例1の方法に準じて重合させた。得られたポリマ
ーを、それぞれイオン交換水にとかして0.1%水溶液
とした。これを、S市下水処理場余剰汚泥[pH6.
8、TS(総固形分)1.93%、有機分85%]にポ
リマーとして0.75%/TSずつ添加して、小型ベル
トプレス脱水機を用いて脱水試験を行い、得られた脱水
ケーキの含水率を測定した。試験結果を表1に示すが、
本発明の製法で得られたポリマーからなる高分子凝集剤
(実施例5−1〜8)は、比較例5−1〜3に比べ、高
い脱水性(低いケーキ含水率)を示した。
【0076】
【表1】
【0077】実施例6、比較例6 製造例1で得られた1級アミン有機酸塩基含有(メタ)
アクリル酸エステルを用いて、表2に示す組成のモノマ
ーを実施例1の方法に準じて重合させた。その後、実施
例4の方法に準じて塩交換させた。得られたポリマー
を、それぞれイオン交換水にとかして0.1%水溶液と
した。これを、S市下水処理場余剰汚泥[pH6.8、
TS(総固形分)1.93%、有機分85%]にポリマ
ーとして0.75%/TSずつ添加して、小型ベルトプ
レス脱水機を用いて脱水試験を行い、得られた脱水ケー
キの含水率を測定した。試験結果を表2に示すが、本発
明の製法で得られたポリマーからなる高分子凝集剤(実
施例6−1〜4)は、比較例6−1〜3に比べ、高い脱
水性(低いケーキ含水率)を示した。
【0078】
【表2】
【0079】
【発明の効果】本発明に係る1級アミン塩基を含有する
(メタ)アクリル酸エステルモノマーは、ポリマー架橋
成分を含有しないため、該モノマーを必須単位とするビ
ニル系水溶性重合体は水溶解時に不溶解分を生じること
がなく、すぐれた汚泥の脱水性能等を示し極めて有用で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D015 BA06 BA08 BA10 BA19 BB05 CA12 DB15 DC02 EA35 4D059 AA05 BE16 BE56 DB24 DB25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1級アミン塩基を有するラジカル重合性
    (メタ)アクリル系モノマー(m)を必須単位とするビ
    ニル系水溶性重合体(A)からなる高分子凝集剤におい
    て、(m)が、(m1)、(m2)および(m3)から
    なる群から選ばれる下記一般式(1)で示されるモノマ
    ーであることを特徴とする高分子凝集剤。 (m1): 水酸基含有1級アミンと有機酸を当量比1
    /1.01〜1/5で反応させて得られる水酸基含有1
    級アミンの有機酸塩と、(メタ)アクリル酸または(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステルとをエステル化反応さ
    せてなる下記一般式(2)で示されるモノマー(m0
    1)を無機酸の水溶液で塩交換させてなるモノマー。 (m2): 下記一般式(2)で示されるモノマー(m
    01)をカルボン酸塩で塩交換させてなる下記一般式
    (3)で示されるモノマー(m02)を無機酸の水溶液
    で塩交換させてなるモノマー。 (m3): 水酸基含有1級アミンと無機酸を当量比1
    /1.01〜1/5で反応させて得られる水酸基含有1
    級アミンの無機酸塩と、(メタ)アクリル酸または(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステルとをエステル化反応さ
    せてなるモノマー。 CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・HZ (1) CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・HX (2) CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・R3COOH (3) [式中、R1はHまたはCH3;R3は炭素数5〜20の
    アルキル基もしくはアルケニル基、または炭素数11〜
    26のアリール基;Qは炭素数2〜4のアルキレン基;
    ZはCl、Br、I、NO3、1/2H2SO4、または
    1/r・H3-rPO 4(rは1〜3の整数);HXはカル
    ボン酸を除く有機酸である]
  2. 【請求項2】 1級アミン塩基を有するラジカル重合性
    (メタ)アクリル系モノマー(m)からなるビニル系モ
    ノマーを重合させてビニル系水溶性重合体(A)を製造
    する高分子凝集剤の製造方法において、(m)として
    (m1)、(m2)および(m3)からなる群から選ば
    れる下記一般式(1)で示されるモノマーを重合させる
    ことを特徴とする高分子凝集剤の製造方法。 (m1): 水酸基含有1級アミンと有機酸を当量比1
    /1.01〜1/5で反応させて得られる水酸基含有1
    級アミンの有機酸塩と、(メタ)アクリル酸または(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステルとをエステル化反応さ
    せてなる下記一般式(2)で示されるモノマー(m0
    1)を無機酸の水溶液で塩交換させてなるモノマー。 (m2): 下記一般式(2)で示されるモノマー(m
    01)をカルボン酸塩で塩交換させてなる下記一般式
    (3)で示されるモノマー(m02)を無機酸の水溶液
    で塩交換させてなるモノマー。 (m3): 水酸基含有1級アミンと無機酸を当量比1
    /1.01〜1/5で反応させて得られる水酸基含有1
    級アミンの無機酸塩と、(メタ)アクリル酸または(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステルとをエステル化反応さ
    せてなるモノマー。 CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・HZ (1) CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・HX (2) CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・R3COOH (3) [式中、R1はHまたはCH3;R3は炭素数5〜20の
    アルキル基もしくはアルケニル基、または炭素数11〜
    26のアリール基;Qは炭素数2〜4のアルキレン基;
    ZはCl、Br、I、NO3、1/2H2SO4、または
    1/r・H3-rPO 4(rは1〜3の整数);HXはカル
    ボン酸を除く有機酸である]
  3. 【請求項3】 1級アミン塩基を有するラジカル重合性
    (メタ)アクリル系モノマー(m)からなるビニル系モ
    ノマーを重合させてビニル系水溶性重合体(A)を製造
    する高分子凝集剤の製造方法において、水酸基含有1級
    アミンと有機酸を当量比1/1.01〜1/5で反応さ
    せて得られる水酸基含有1級アミンの有機酸塩と(メ
    タ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸アルキルエス
    テルとをエステル化反応させてなる下記一般式(2)も
    しくは(3)で示されるモノマー(m01)もしくは
    (m02)を重合させてなる重合体を、さらに無機酸の
    水溶液で塩交換させることを特徴とする高分子凝集剤の
    製造方法。 CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・HX (2) CH2=CR1−CO−O−Q−NH2・R3COOH (3) [式中、R1はHまたはCH3;R3は炭素数5〜20の
    アルキル基もしくはアルケニル基、または炭素数11〜
    26のアリール基;Qは炭素数2〜4のアルキレン基;
    HXはカルボン酸を除く有機酸である]
  4. 【請求項4】 一般式(2)で示されるモノマー(m0
    1)を重合させてなる重合体を、カルボン酸塩で塩交換
    させた後、無機酸の水溶液で塩交換させる、請求項3記
    載の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の高分子凝集剤、または請
    求項2、3もしくは4記載の方法で製造された高分子凝
    集剤を、汚泥に添加してフロックを形成して固液分離を
    行うことを特徴とする汚泥の脱水方法。
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