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JP2001006874A - 有機電界発光素子の発光駆動方法 - Google Patents

有機電界発光素子の発光駆動方法

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Publication number
JP2001006874A
JP2001006874A JP11176339A JP17633999A JP2001006874A JP 2001006874 A JP2001006874 A JP 2001006874A JP 11176339 A JP11176339 A JP 11176339A JP 17633999 A JP17633999 A JP 17633999A JP 2001006874 A JP2001006874 A JP 2001006874A
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JP
Japan
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voltage
waveform
driving
organic electroluminescent
circuit
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JP11176339A
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English (en)
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Yoshihisa Terasaka
佳久 寺阪
Keiichi Furukawa
慶一 古川
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に積層形成された陽極、有機発光膜及
び陰極を含む有機電界発光素子の前記陽極と前記陰極間
に電圧を印加して前記有機電界発光素子を発光駆動する
有機電界発光素子の発光駆動方法であって、素子にかか
る急激な電界変化を防止でき、それにより、素子劣化を
抑制でき、素子発光寿命を向上させることができる有機
電界発光素子の発光駆動方法を提供する。 【解決手段】 基板101上に積層形成された陽極10
2、有機発光膜108及び陰極105を含む有機電界発
光素子100(有機エレクトロルミネセンス素子)の陽
極102と陰極105間に電圧を印加して素子100を
発光駆動する有機電界発光素子の発光駆動方法は、素子
100を発光駆動するための駆動電圧又は駆動電流の波
形の立上り及び(又は)立下りを徐々に変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に積層形成
された陽極、有機発光膜及び陰極を含む有機電界発光素
子の前記陽極と前記陰極間に電圧を印加して前記有機電
界発光素子を発光駆動する有機電界発光素子の発光駆動
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機電界発光素子は、通常、その陽極、
陰極間に有機発光膜を有しており、該両電極間へ電圧を
印加することで発光する。有機電界発光素子は、有機物
質や不安定な金属薄膜を構成要素として含んでいるため
劣化し易いので、素子発光特性の安定性の向上が大きな
課題となっている。
【0003】このような課題に対し、素子発光駆動時の
有機薄膜の酸化や分解或いは金属薄膜の酸化による素子
劣化を抑制するために、発光素子を封止部材等で外部か
ら遮断することが行われている。また、上記の提案とは
別に、素子特性の安定性を向上させるために、次のよう
な提案がなされている。
【0004】すなわち、特許第2747168号公報
は、陽極と陰極間に加えられる基本駆動波形によって有
機エレクトロルミネッセンス素子(有機電界発光素子)
を駆動する有機エレクトロルミネッセンス素子の発光駆
動方法において、基本駆動波形のピーク値よりも大きな
ピーク値を持つパルス波形列を重ね合わせた発光駆動波
形によって、素子を駆動する有機エレクトロルミネッセ
ンス素子の発光駆動方法を教えている。また、特開平7
−230880号公報は、陽極及び陰極間に定常的に順
方向直流電圧を印加し、さらに間欠的に順方向電圧を前
記直流電圧に重畳印加し、駆動する有機EL(エレクト
ロルミネッセンス)表示装置を教えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、有機電界発
光素子では、印加される電圧の波形として、例えば、単
純な矩形波が用いられると、有機電界発光素子にかかる
電界が急激に変化するので、有機電界発光素子における
有機物質や不安定な金属からなる薄膜構造のわずかな不
均質部、薄膜界面の不均質部にストレスがかかり、素子
の劣化をはやめる。
【0006】このような問題に対して、既述のように素
子を封止部材で封止することや、特許第2747168
号公報が教える有機エレクトロルミネセンス素子の発光
駆動方法や特開平7−230880号公報が教える有機
EL表示装置のいずれの従来技術においても、有機電界
発光素子にかかる急激な電界変化を基本的に解消するこ
とは困難である。
【0007】そこで本発明は、基板上に積層形成された
陽極、有機発光膜及び陰極を含む有機電界発光素子の前
記陽極と前記陰極間に電圧を印加して前記有機電界発光
素子を発光駆動する有機電界発光素子の発光駆動方法で
あって、素子にかかる急激な電界変化を防止でき、それ
により、素子劣化を抑制でき、素子発光寿命を向上させ
ることができる有機電界発光素子の発光駆動方法を提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、基板上に積層形成された陽極、有機発光膜及
び陰極を含む有機電界発光素子の前記陽極と前記陰極間
に電圧を印加して前記有機電界発光素子を発光駆動する
有機電界発光素子の発光駆動方法であり、前記有機電界
発光素子を発光駆動するための駆動電圧又は駆動電流の
波形の立上り及び(又は)立下りを徐々に変化させるこ
とを特徴とする有機電界発光素子の発光駆動方法を提供
する。
【0009】本発明に係る有機電界発光素子の発光駆動
方法では、基板上に積層形成された陽極、有機発光膜及
び陰極を含む有機電界発光素子の前記陽極と前記陰極間
に電圧を印加することにより、前記有機発光膜が発光す
る。本発明に係る有機電界発光素子の発光駆動方法によ
ると、前記有機電界発光素子を発光駆動するための駆動
電圧又は駆動電流の波形の立上り及び(又は)立下りを
徐々に、換言すれば緩やかに変化させるので、該駆動電
圧又は駆動電流の立上り及び(又は)立下りの変化が緩
和され、該有機電界発光素子にかかる急激な電界変化を
防止できる。それにより、素子劣化を抑制でき、素子発
光寿命を向上させることができる。
【0010】前記駆動電圧又は駆動電流の波形の立上り
時間及び(又は)立下り時間としては、100μ秒以上
を例示できる。なお、前記駆動電圧又は駆動電流の波形
の立上り時間とは、該駆動電圧又は駆動電流が振幅の1
0%から90%に達するに要する時間をいい、前記駆動
電圧又は駆動電流の波形の立下り時間とは、該駆動電圧
又は駆動電流が振幅の90%から10%に達するに要す
る時間をいう。
【0011】前記駆動電圧又は駆動電流の波形の立上り
時間及び(又は)立下り時間の値が大きい程、その立上
り及び(又は)立下りを緩やかにでき、前記有機電界発
光素子にかかる急激な電界変化を防止し易いが、その上
限としては、表示の用途、形態の観点から、それには限
定されないが、1秒以下を例示できる。いずれにして
も、前記駆動電圧又は駆動電流の立上り及び(又は)立
下りを徐々に、換言すれば緩やかに変化させるための該
駆動電圧又は駆動電流の波形の立上り及び(又は)立下
りの変化については、例えば、次の場合を挙げることが
できる。すなわち、 前記駆動電圧又は駆動電流の波形の立上り及び(又
は)立下りを立上りについては単調増加、換言すれば傾
斜直線的増加により、立下りについては単調減少、換言
すれば傾斜直線的減少により連続的に変化させる場合、 前記駆動電圧又は駆動電流の波形の立上り及び(又
は)立下りを時定数を有する形で、換言すれば、立上り
については所定の正の時定数による指数関数的増加によ
り、立下りについては所定の負の時定数による指数関数
的減少により連続的に変化させる場合、 前記駆動電圧又は駆動電流の波形の立上り及び(又
は)立下りを2以上の電圧レベル又は電流レベルからな
る階段状波形で、換言すれば、立上りについては2以上
の電圧レベル又は電流レベルの所定時間毎の段階的増加
により、立下りについては2以上の電圧レベル又は電流
レベルの所定時間毎の段階的減少により変化させる場合
である。
【0012】以下に、本発明の有機電界発光素子の発光
駆動方法に用いることができる有機電界発光素子につい
て記述する。前記有機電界発光素子における有機発光膜
としては次のものを例示できる。 陽極側から陰極側へ、正孔移動関連層及び有機発光層
を積層したもの、 陽極側から陰極側へ、正孔移動関連層、有機発光層及
び電子移動関連層を積層したもの、 陽極側から陰極側へ、有機発光層及び電子移動関連層
を積層したもの。
【0013】正孔移動関連層や電子移動関連層は、電極
の特性や有機発光層の特性にあわせて必要に応じて設け
るようにすればよい。〜において、正孔移動関連層
としては、a)正孔注入層、b)正孔輸送層、c)正孔
注入層及び正孔輸送層、d)正孔注入輸送層からなる群
より選択されるいずれかの層とすることができ、電子移
動関連層としては、a)電子注入層、b)電子輸送層、
c)電子注入層及び電子輸送層、d)電子注入輸送層か
らなる群より選択されるいずれかの層とすることができ
る。これらの各層も、電極の特性や有機発光層の特性に
合わせて適当なものを選択して設けるようにすればよ
い。
【0014】また〜において、有機発光層について
は、例えば正孔輸送層や正孔注入輸送層の全部若しくは
一部、又は電子輸送層や電子注入輸送層の全部若しくは
一部に、蛍光物質をドープすることで、これらの層の全
部又は一部を発光層とすることもできる。前記有機電界
発光素子の陽極として使用される導電性材料として、4
eV程度よりも大きい仕事関数を持つ導電性物質を用い
ることが好ましい。かかる物質として、炭素、アルミニ
ウム、バナジウム、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜
鉛、タングステン、銀、錫、金等及びそれらを含む合金
のような金属のほか、酸化錫、酸化インジウム、酸化ア
ンチモン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム等の金属酸化物
及びそれらの固溶体や混合体などの導電性金属化合物の
ような導電性化合物を例示できる。
【0015】前記有機電界発光素子において発光が見ら
れるように、少なくとも陽極或いは陰極は透明電極にす
る必要がある。透明電極を形成する場合、透明基板上
に、前記したような導電性物質を用い、蒸着、スパッタ
リング等の手法やゾルゲル法或いはかかる物質を樹脂等
に分散させて塗布する等の手段を用いて所望の透光性と
導電性が確保されるように形成すればよい。
【0016】透明基板としては、適度の強度を有し、有
機電界発光素子作製時、膜蒸着時等における熱に悪影響
を受けず、透明なものであれば特に限定されないが、そ
のようなものを例示すると、ガラス基板、透明な樹脂、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエーテルサ
ルホン、ポリエーテルエーテルケトン等を挙げることが
できる。ガラス基板上に透明電極が形成されたものとし
ては、ガラス基板上にインジウム錫酸化物(ITO)か
らなる透明電極を設けたもの、NESAガラスと通称さ
れているコーニング社製の、透明電極をガラス基板上に
形成したもの等を使用してもよい。
【0017】陽極は透明電極膜形成後、いろいろな形状
にパターニングできる。陽極は正孔注入が起こりやすく
するために、十分洗浄する必要がある。陽極の洗浄には
必要に応じて、エキシマーランプの光照射による洗浄
法、湿式洗浄法やプラズマ処理による洗浄法、紫外線
(UV)/オゾン(O3 )による洗浄法等の清浄方法を
用いることができる。またこれらの洗浄方法を組み合わ
せることによりさらに効果的な洗浄を行うことができ
る。
【0018】例えば正孔注入輸送層の形成のために用い
ることができる正孔注入輸送材料としては、公知のもの
が使用可能である。例えばN,N’―ジフェニル―N,
N’―ビス(3―メチルフェニル)―1,1’―ジフェ
ニル―4,4’―ジアミン、N,N’―ジフェニル―
N,N’―ビス(4―メチルフェニル)―1,1’―ジ
フェニル―4,4’―ジアミン、N,N’―ジフェニル
―N,N’―ビス(1―ナフチル)―1,1’―ジフェ
ニル―4,4’―ジアミン、N,N’―ジフェニル―
N,N’―ビス(2―ナフチル)―1,1’―ジフェニ
ル―4,4’―ジアミン、N,N’―テトラ(4―メチ
ルフェニル)―1,1’―ビス(3―メチルフェニル)
―4,4’―ジアミン、N,N’―ジフェニル―N,
N’―ビス(3―メチルフェニル)―1,1’―ビス
(3―メチルフェニル)―4,4’―ジアミン、N,
N’―ビス(N―カルバゾリル)―1,1’―ジフェニ
ル―4,4’―ジアミン、4,4’,4”―トリス(N
―カルバゾリル)トリフェニルアミン、N,N’,N”
―トリフェニル―N,N’,N”―トリス(3―メチル
フェニル)―1,3,5―トリ(4―アミノフェニル)
ベンゼン、4,4’,4”―トリス[N,N’,N”―
トリフェニル―N,N’,N”―トリス(3―メチルフ
ェニル)]トリフェニルアミンなどを挙げることができ
る。これらのものは2種以上を混合して使用してもよ
い。
【0019】正孔注入輸送層は、前記のような正孔注入
輸送材料を蒸着して形成してもよいし、正孔注入輸送材
料を溶解した溶液や正孔注入輸送材料を適当な樹脂とと
もに溶解した液を用い、ディップコート法やスピンコー
ト法等の塗布法により形成してもよい。蒸着法で形成す
る場合、その厚さは30nm〜100nm程度とし、塗
布法で形成する場合は、その厚さは50nm〜200n
m程度に形成すればよい。
【0020】正孔注入層や正孔輸送層を採用する場合
も、それらの材料として公知のものを種々採用でき、前
記の正孔注入輸送層と同様に形成できる。有機発光層を
形成するために用いる有機発光材料としては、公知のも
のが使用可能である。例えばエピドリジン、2,5―ビ
ス[5,7―ジ―t―ペンチル―2―ベンゾオキサゾリ
ル]チオフェン、2,2’―(1,4―フェニレンジビ
ニレン)ビスベンゾチアゾール、2,2’―(4,4’
―ビフェニレン)ビスベンゾチアゾール、5―メチル―
2―{2―[4―(5―メチル―2―ベンゾオキサゾリ
ル)フェニル]ビニル}ベンゾオキサゾール、2,5―
ビス(5―メチル―2―ベンゾオキサゾリル)チオフェ
ン、アントラセン、ナフタレン、フェナントレン、ピレ
ン、クリセン、ペリレン、ペリノン、1,4―ジフェニ
ルブタジエン、テトラフェニルブタジエン、クマリン、
アクリジン、スチルベン、2―(4―ビフェニル)―6
―フェニルベンゾオキサゾール、アルミニウムトリスオ
キシン、マグネシウムビスオキシン、ビス(ベンゾ―8
―キノリノール)亜鉛、ビス(2―メチル―8―キノリ
ノール)アルミニウムオキサイド、インジウムトリスオ
キシン、アルミニウムトリス(5―メチルオキシン)、
リチウムオキシン、ガリウムトリスオキシン、カルシウ
ムビス(5―クロロオキシン)、ポリ亜鉛―ビス(8―
ヒドロキシ―5―キノリノリル)メタン、ジリチウムエ
ピンドリジオン、亜鉛ビスオキシン、1,2―フタロペ
リノン、1,2―ナフタロペリノン、トリス(8―ヒド
ロキシキノリン)アルミニウム錯体などを挙げることが
できる。また、一般的な蛍光染料、例えば蛍光クマリン
染料、蛍光ペリレン染料、蛍光ピラン染料、蛍光チオピ
ラン染料、蛍光ポリメチン染料、蛍光メシアニン染料、
蛍光イミダゾール染料等も使用できる。このうち特に好
ましいものとして、キレート化オキシノイド化合物を挙
げることができる。
【0021】有機発光層は前記発光物質からなる単層構
成でもよいし、発光の色、発光の強度等の特性を調整す
るために、多層構成としてもよい。また、2種以上の発
光物質を混合して形成したり、発光物質(例えばルブレ
ンやクマリンなどの蛍光色素)をドープしたものでもよ
い。有機発光層は、前記のような有機発光材料を蒸着し
て形成してもよいし、有機発光材料を溶解した溶液や有
機発光材料を適当な樹脂とともに溶解した液を用い、デ
ィップコート法やスピンコート法等の塗布法により形成
してもよい。蒸着法で形成する場合、その厚さは1nm
〜200nm程度とし、塗布法で形成する場合は、その
厚さは5nm〜500nm程度に形成すればよい。
【0022】有機発光層は、その膜厚が厚いほど発光さ
せるための印加電圧を高くする必要があり発光効率が悪
くなり、有機電界発光素子の劣化を招きやすい。また膜
厚が薄くなると発光効率はよくなるがブレイクダウンし
やすくなり有機電界発光素子の寿命が短くなる。従っ
て、発光効率及び素子の寿命を考慮して前記の膜厚の範
囲で形成すればよい。
【0023】また、例えば電子注入輸送層を形成するた
めの電子注入輸送材料としては、公知のものが使用可能
である。例えば、2―(4―ビフェニルイル)―5―
(4―tert―ブチルフェニル)―1,3,4―オキ
サジアゾール、2―(1―ナフチル)―5―(4―te
rt―ブチルフェニル)―1,3,4―オキサジアゾー
ル、1,4―ビス{2―[5―(4―tertブチルフ
ェニル)―1,3,4―オキサジアゾリル]}ベンゼ
ン、1,3―ビス{2―[5―(4―tert―ブチル
フェニル)―1,3,4―オキサジアゾリル]}ベンゼ
ン、4,4’―ビス{2―[5―(4―tert―ブチ
ルフェニル)―1,3,4―オキサジアゾリル]}ビフ
ェニル、2―(4―ビフェニルイル)―5―(4―te
rt―ブチルフェニル)―1,3,4―チアジアゾー
ル、2―(1―ナフチル)―5―(4―tert―ブチ
ルフェニル)―1,3,4―チアジアゾール、1,4―
ビス{2―[5―(4―tert―ブチルフェニル)―
1,3,4―チアジアゾリル]}ベンゼン、1,3―ビ
ス{2―[5―(4―tert―ブチルフェニル)―
1,3,4―チアジアゾリル]}ベンゼン、4,4’―
ビス{2―[5―(4―tert―ブチルフェニル)―
1,3,4―チアジアゾリル]}ビフェニル、3―(4
―ビフェニルイル)―4―フェニル―5―(4―ter
t―ブチルフェニル)―1,2,4―トリアゾール、3
―(1―ナフチル)―4―フェニル―5―(4―ter
t―ブチルフェニル)―1,2,4―トリアゾール、
1,4―ビス{3―[4―フェニル―5―(4―ter
t―ブチルフェニル)―1,2,4―トリアゾリル]}
ベンゼン、1,3―ビス{2―[1―フェニル―5―
(4―tert―ブチルフェニル)―1,3,4―トリ
アゾリル]}ベンゼン、4,4’―ビス{2―[1―フ
ェニル―5―(4―tert―ブチルフェニル)―1,
3,4―トリアゾリル]}ビフェニル、1,3,5―ト
リス{2―[5―(4―tert―ブチルフェニル)―
1,3,4―オキサジアゾリル]}ベンゼンなどを挙げ
ることができる。これらのものは、2種以上を混合して
使用してもよい。また、トリス(8―ヒドロキシキノリ
ン)アルミニウム錯体など有機発光材料として用いられ
る物質のうち比較的電子輸送能の高いものを用いること
もできる。
【0024】電子注入輸送層は、前記のような電子注入
輸送材料を蒸着して形成してもよいし、電子注入輸送材
料を溶解した溶液や電子注入輸送材料を適当な樹脂とと
もに溶解した液を用い、ディップコート法やスピンコー
ト法等の塗布法により形成してもよい。蒸着法で形成す
る場合、その厚さは1nm〜500nm程度とし、塗布
法で形成する場合は、5nm〜1000nm程度に形成
すればよい。
【0025】電子注入層や電子輸送層を採用する場合
も、それらの材料として公知のものを種々採用でき、前
記の電子注入輸送層と同様に形成できる。陰極を形成す
る材料としては、4eVよりも小さい仕事関数を持つ金
属を含有するものがよく、マグネシウム、カルシウム、
チタニウム、イットリウム、リチウム、ガドリニウム、
イッテルビウム、ルテニウム、マンガン及びそれらを含
有する合金を例示できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図11は本発明に係る有機電界発
光素子の発光駆動方法を実施できる有機電界発光素子の
1例の概略構成を示す断面図である。図11に示す有機
電界発光素子100(有機エレクトロルミネッセンス素
子)は、ガラスからなる透明基板101上に透明電極で
ある陽極102、有機正孔注入輸送層103、有機発光
層104及び陰極105が、この順に積層形成されたも
のである。この素子100では、正孔注入輸送層103
及び有機発光層104の2層で有機発光膜108を構成
している。
【0027】また、素子100は、封止部材109を有
している。封止部材109は、ガラスからなる封止用基
板106及び封止用樹脂107からなっている。さらに
言うと、封止部材109は、陰極105の前記発光膜1
08に重ねられた部分の上方に設けた封止用基板106
と、封止用基板106の周縁部分の下方領域を封止する
封止用樹脂107からなり、封止用樹脂107は上端が
封止用基板106に、下端が陽極102及び陰極105
の端部をそれぞれ介在させる状態で基板101にそれぞ
れ気密に接続されている。そして、有機発光膜108の
全体を覆って外気から遮断している。
【0028】素子100において、陽極102と陰極1
05との間に所定の電圧を印加することにより有機発光
層104が発光する。次に、本発明に係る有機電界発光
素子の発光駆動方法を実施する発光駆動装置について説
明する。図7から図10に本発明に係る有機電界発光素
子の発光駆動方法を実施する発光駆動装置における電気
回路例の概略構成のブロック図を示す。また、図1、図
2及び図4にぞれぞれ図7、図8及び図10に示す電気
回路から出力される駆動電圧の波形のグラフを示し、図
3及び図5に図9に示す電気回路から出力される駆動電
圧の波形のグラフを示す。
【0029】図7に示す電気回路Aは、素子100に印
加する駆動電圧の波形の立上り及び立下りを立上りにつ
いては単調増加、換言すれば傾斜直線的増加により、立
下りについては単調減少、換言すれば傾斜直線的減少に
より連続的に変化させるものである。電気回路Aにおい
て、基準クロック発生回路3は基準クロックを発生させ
ることができる。
【0030】カウンタ回路2は基準クロック発生回路3
からの基準クロックをカウントし、そのカウント値を定
電流回路11、21に送ることができる。定電流回路1
1はカウンタ回路2から送られてくるカウント値に基づ
いて、基準コンデンサ1に定電流を送り、基準コンデン
サ1を充電することができる。コンパレータ12は基準
電圧Vm と基準コンデンサ1の端子電圧とを比較して基
準コンデンサ1の端子電圧が基準電圧Vm に達した時
点、換言すれば駆動電圧Vt が最大電圧VM (本例では
6V)に達した時点で定電流回路11をOFFする。こ
れにより定電流回路11の基準コンデンサ1に対する充
電動作が停止される。
【0031】定電流回路21はカウンタ回路2から送ら
れてくるカウント値に基づいて、基準コンデンサ1から
定電流を流し、基準コンデンサ1を放電することができ
る。コンパレータ22は基準電圧Vs と基準コンデンサ
1の端子電圧とを比較して基準コンデンサ1の端子電圧
が基準電圧Vs となった時点、換言すれば駆動電圧Vt
が最小電圧VS (本例では0V)となった時点で定電流
回路21をOFFする。これにより定電流回路21の基
準コンデンサ1に対する放電動作が停止される。
【0032】バッファアンプ4は基準コンデンサ1の端
子電圧に基づいた電圧を出力することができる。これに
より、駆動電圧Vt を出力できる。電気回路Aによる
と、基準クロック発生回路3にて発生した基準クロック
がカウンタ回路2にてカウントされる。カウンタ回路2
でカウントされたカウント値は定電流回路11、21に
送られる。なお、このとき定電流回路11、21はいず
れもOFFの状態である。
【0033】カウンタ回路2が所定のカウント値をカウ
ントしたとき、定電流回路11はONされ、基準コンデ
ンサ1が充電される。これにより、基準コンデンサ1は
所定の立上り速さで充電され、バッファアンプ4から単
調増加、換言すれば傾斜直線的増加により連続的に変化
する波形が出力される(波形の立上り:図1中a参
照)。
【0034】コンパレータ12にて基準コンデンサ1の
端子電圧と基準電圧Vm とが比較され、基準コンデンサ
1の端子電圧が基準電圧Vm に達した時点、換言すれば
駆動電圧Vt が最大電圧VM (本例では6V)に達した
時点で定電流回路11はOFFされ、定電流回路11の
基準コンデンサ1に対する充電動作が停止される。これ
により、基準コンデンサ1の端子電圧はホールドされ、
バッファアンプ4から一定の最大電圧VM が出力される
(図1中b参照)。
【0035】最大電圧VM が所定時間出力された後、す
なわちカウンタ回路2が所定のカウント値をカウントし
たとき、定電流回路21はONされ、基準コンデンサ1
が放電する。これにより、基準コンデンサ1は所定の立
下り速さで放電し、バッファアンプ4から単調減少、換
言すれば傾斜直線的減少により連続的に変化する波形が
出力される(波形の立下り:図1中c参照)。
【0036】コンパレータ22にて基準コンデンサ1の
端子電圧と基準電圧Vs とが比較され、基準コンデンサ
1の端子電圧が基準電圧Vs となった時点、換言すれば
駆動電圧Vt が最小電圧VS (本例では0V)となった
時点で定電流回路21はOFFされ、定電流回路21の
基準コンデンサ1に対する放電動作が停止される。所定
時間経過後、すなわちカウンタ回路2が所定のカウント
値をカウントしたとき、定電流回路11は再びONさ
れ、前記の動作が繰り返されて所定周期Tの駆動電圧V
t がバッファアンプ4から出力される。
【0037】電気回路Aによる発光駆動方法によると、
有機エレクトロルミネッセンス素子100を発光駆動す
るための駆動電圧の波形の立上り及び立下りを徐々に、
換言すれば緩やかに変化させるので、該駆動電圧の波形
の立上り及び立下りが緩和され、有機エレクトロルミネ
ッセンス素子100にかかる急激な電界変化を防止でき
る。それにより、素子劣化を抑制でき、素子発光寿命を
向上させることができる。
【0038】図8に示す電気回路Bは、素子100に印
加する駆動電圧の波形の立上り及び立下りを時定数を有
する形で、換言すれば、立上りについては所定の正の時
定数による指数関数的増加により、立下りについては所
定の負の時定数による指数関数的減少により連続的に変
化させるものである。電気回路Bにおいて、基準波形
(基準矩形波)発生回路5は駆動電圧Vt の波形の基準
となる所定の電圧値、周波数、Duty ratioの基準矩形波
を発生させることができる。
【0039】時定数(CR時定数)回路6は図示を省略
したコンデンサ及び抵抗器を備えており、基準波形発生
回路5からの基準矩形波形の立上り及び立下りを所望の
時定数を持たせて連続的に変化させることができる。バ
ッファアンプ4は時定数回路6の出力電圧に基づいた電
圧を出力することができる。これにより、駆動電圧Vt
を出力できる。
【0040】電気回路Bによると、基準波形発生回路5
にて発生した基準矩形波は時定数回路6に通され、バッ
ファアンプ4から駆動電圧Vt として出力される。すな
わち、基準波形発生回路5からの基準矩形波形の立上り
が時定数回路6に通されると、所定の時定数を有する形
で、換言すれば所定の正の時定数による指数関数的増加
により連続的に変化し、その出力波形がバッファアンプ
4から出力される(波形の立上り:図2中a参照)。
【0041】基準波形発生回路5からの基準矩形波形の
半値幅部分が時定数回路6に通されると、その出力波形
がバッファアンプ4から一定の最大電圧VM として出力
される(図2中b参照)。最大電圧VM (本例では6
V)が所定時間出力された後、基準波形発生回路5から
の基準矩形波形の立下りが時定数回路6に通されると、
所定の時定数を有する形で、換言すれば所定の負の時定
数による指数関数的減少により連続的に変化し、その出
力波形がバッファアンプ4から出力される(波形の立下
り:図2中c参照)。そのあと、基準波形発生回路5か
らの基準矩形波形の次の立上りが時定数回路6に通され
ると、前記の動作が繰り返されて所定周期Tの駆動電圧
t がバッファアンプ4から出力される。
【0042】電気回路Bによる発光駆動方法によると、
有機エレクトロルミネッセンス素子100を発光駆動す
るための駆動電圧の波形の立上り及び立下りを徐々に、
換言すれば緩やかに変化させるので、図7に示す電気回
路Aによる発光駆動方法と同様の利点がある。図9に示
す電気回路Cは、素子100に印加する駆動電圧の波形
の立上り及び立下り、又は立上りのみを2つの電圧レベ
ルからなる階段状波形で、換言すれば、立上りについて
は2つの電圧レベルの所定時間毎の段階的増加により、
立下りについては2つの電圧レベルの所定時間毎の段階
的減少により変化させるものである。
【0043】電気回路Cにおいて、基準クロック発生回
路3は基準クロックを発生させることができる。カウン
タ回路2a、2b、2c、2dは基準クロック発生回路
3からの基準クロックをカウントし、そのカウント値を
それぞれアナログSW(スイッチ)7a、7b、7c、
7dに送ることができる。
【0044】アナログSW7a〜7cはそれぞれカウン
タ回路2a〜2cから送られてくるカウント値に基づい
て、アナログスイッチをON/OFFでき、アナログS
W7a〜7cがONのときにバッファアンプ4に対して
それぞれ基準電圧Va 、Vb、Vm を入力できる。アナ
ログSW7dはカウンタ回路2dから送られてくるカウ
ント値に基づいて、スイッチをON/OFFでき、アナ
ログSW7dがONのときにバッファアンプ4の入力を
GNDに接地できる。
【0045】バッファアンプ4はアナログSW7a〜7
dの出力電圧に基づいた電圧を出力することができる。
これにより、駆動電圧Vt を出力できる。電気回路Cに
よると、基準クロック発生回路3にて発生した基準クロ
ックがカウンタ回路2a〜2dにてカウントされる。カ
ウンタ回路2a〜2dでカウントされたカウント値はそ
れぞれアナログSW7a〜7dに送られる。なお、この
ときアナログSW7a〜7cはいずれもOFFの状態で
あり、アナログSW7dはONの状態である。これによ
り、バッファアンプ4の入力がGNDに接地され、バッ
ファアンプ4から0Vが出力される。
【0046】カウンタ回路2aが所定のカウント値をカ
ウントしたとき、アナログSW7aはONされ、アナロ
グSW7b〜7dはOFFされる。これにより、基準電
圧V a がバッファアンプ4に入力され、バッファアンプ
4から一定の第1の駆動電圧VA (本例では2V)が出
力される(図3中a1参照)。カウンタ回路2bが所定
のカウント値をカウントしたとき、アナログSW7bは
ONされ、アナログSW7a、7c、7dはOFFされ
る。これにより、基準電圧Vb がバッファアンプ4に入
力され、バッファアンプ4から一定の第2の駆動電圧V
B (本例では4V)が出力される(図3中a2参照)。
【0047】このようにして、バッファアンプ4から2
つの電圧レベルからなる階段状波形で、換言すれば2つ
の電圧レベルの所定時間毎の段階的増加により変化する
波形が出力される(波形の立上り:図3中a参照)。さ
らに、カウンタ回路2cが所定のカウント値をカウント
したとき、アナログSW7cはONされ、アナログSW
7a、7b、7dはOFFされる。これにより、基準電
圧Vm がバッファアンプ4に入力され、バッファアンプ
4から一定の最大電圧VM (本例では6V)が出力され
る(図3中b参照)。
【0048】最大電圧VM が所定時間出力された後、す
なわちカウンタ回路2bが所定のカウント値をカウント
したとき、アナログSW7bは再びONされ、アナログ
SW7a、7c、7dはOFFされる。これにより、基
準電圧Vb がバッファアンプ4に入力され、バッファア
ンプ4から一定の第2の駆動電圧VB (本例では4V)
が出力される(図3中c1参照)。
【0049】カウンタ回路2aが所定のカウント値をカ
ウントしたとき、アナログSW7aは再びONされ、ア
ナログSW7b〜7dはOFFされる。これにより、基
準電圧Va がバッファアンプ4に入力され、バッファア
ンプ4から一定の第1の駆動電圧VA (本例では2V)
が出力される(図3中c2参照)。このようにして、バ
ッファアンプ4から2つの電圧レベルからなる階段状波
形で、換言すれば2つの電圧レベルの所定時間毎の段階
的減少により変化する波形が出力される(波形の立下
り:図3中c参照)。
【0050】さらに、カウンタ回路2dが所定のカウン
ト値をカウントしたとき、アナログSW7dはONさ
れ、アナログSW7a〜7cはOFFされる。これによ
り、バッファアンプ4がGNDに接地され、バッファア
ンプ4から0Vが出力される。所定時間経過後、すなわ
ちカウンタ回路2aが所定のカウント値をカウントした
とき、アナログSW7aは再びONされ、アナログSW
7b〜7dはOFFされ、前記の動作が繰り返されて所
定周期Tの駆動電圧Vt がバッファアンプ4から出力さ
れる。
【0051】また、この電気回路Cには次のように動作
させてもよい。すなわち、基準クロック発生回路3にて
発生した基準クロックがカウンタ回路2a〜2dにてカ
ウントされる。カウンタ回路2a〜2dでカウントされ
たカウント値はそれぞれアナログSW7a〜7dに送ら
れる。なお、このときアナログSW7a〜7cはいずれ
もOFFの状態であり、アナログSW7dはONの状態
である。これにより、バッファアンプ4がGNDに接地
され、バッファアンプ4から0Vが出力される。
【0052】カウンタ回路2aが所定のカウント値をカ
ウントしたとき、アナログSW7aはONされ、アナロ
グSW7b〜7dはOFFされる。これにより、基準電
圧V a がバッファアンプ4に入力され、バッファアンプ
4から一定の第1の駆動電圧VA (本例では2V)が出
力される(図5中a1参照)。カウンタ回路2bが所定
のカウント値をカウントしたとき、アナログSW7bは
ONされ、アナログSW7a、7c、7dはOFFされ
る。これにより、基準電圧Vb がバッファアンプ4に入
力され、バッファアンプ4から一定の第2の駆動電圧V
B (本例では4V)が出力される(図5中a2参照)。
【0053】このようにして、バッファアンプ4から2
つの電圧レベルからなる階段状波形で、換言すれば2つ
の電圧レベルの所定時間毎の段階的増加により変化する
波形が出力される(波形の立上り:図5中a参照)。さ
らに、カウンタ回路2cが所定のカウント値をカウント
したとき、アナログSW7cはONされ、アナログSW
7a、7b、7dはOFFされる。これにより、基準電
圧Vm がバッファアンプ4に入力され、バッファアンプ
4から一定の最大電圧VM (本例では6V)が出力され
る(図5中b参照)。
【0054】最大電圧VM が所定時間出力された後、す
なわちカウンタ回路2dが所定のカウント値をカウント
したとき、アナログSW7dはONされ、アナログSW
7a〜7cはOFFされる。これにより、バッファアン
プ4がGNDに接地され、バッファアンプ4から0Vが
出力される。所定時間経過後、すなわちカウンタ回路2
aが所定のカウント値をカウントしたとき、アナログS
W7aは再びONされ、アナログSW7b〜7dはOF
Fされ、前記の動作が繰り返されて所定周期Tの駆動電
圧Vt がバッファアンプ4から出力される。
【0055】電気回路Cによる発光駆動方法によると、
有機エレクトロルミネッセンス素子100を発光駆動す
るための駆動電圧の波形の立上り及び立下り、又は立上
りのみを徐々に、換言すれば緩やかに変化させるので、
図7に示す電気回路Aによる発光駆動方法と同様の利点
がある。図10に示す電気回路Dは、素子100に印加
する駆動電圧の波形の立上りのみを単調増加、換言すれ
ば傾斜直線的増加により連続的に変化させるものであ
る。
【0056】電気回路Dにおいて、基準クロック発生回
路3は基準クロックを発生させることができる。カウン
タ回路2は基準クロック発生回路3からの基準クロック
をカウントし、そのカウント値を定電流回路11に送る
ことができる。定電流回路11はカウンタ回路2から送
られてくるカウント値に基づいて、基準コンデンサ1に
定電流を送り、基準コンデンサ1を充電することができ
る。
【0057】コンパレータ12は基準電圧Vm と基準コ
ンデンサ1の端子電圧とを比較して基準コンデンサ1の
端子電圧が基準電圧Vm に達した時点、換言すれば駆動
電圧Vt が最大電圧VM (本例では6V)に達した時点
で定電流回路11をOFFする。これにより定電流回路
11の基準コンデンサ1に対する充電動作が停止され
る。
【0058】SW(スイッチ)8はカウンタ回路2から
送られてくるカウント値に基づいて、基準コンデンサ1
から電流を流し、基準コンデンサ1を放電することがで
きる。バッファアンプ4は基準コンデンサ1の端子電圧
に基づいた電圧を出力することができる。これにより、
駆動電圧Vt を出力できる。
【0059】電気回路Dによると、基準クロック発生回
路3にて発生した基準クロックがカウンタ回路2にてカ
ウントされる。カウンタ回路2でカウントされたカウン
ト値は定電流回路11、SW8に送られる。なお、この
とき定電流回路11はOFFの状態であり、SW8はO
Nの状態である。これにより、バッファアンプ4の入力
がGNDに接地され、バッファアンプ4から0Vが出力
される。
【0060】カウンタ回路2が所定のカウント値をカウ
ントしたとき、定電流回路11はON、SW8はOFF
され、基準コンデンサ1が充電される。これにより、基
準コンデンサ1は所定の立上り速さで充電され、バッフ
ァアンプ4から単調増加、換言すれば傾斜直線的増加に
より連続的に変化する波形が出力される(波形の立上
り:図4中a参照)。
【0061】コンパレータ12にて基準コンデンサ1の
端子電圧と基準電圧Vm とが比較され、基準コンデンサ
1の端子電圧が基準電圧Vm に達した時点、換言すれば
駆動電圧Vt が最大電圧VM (本例では6V)に達した
時点で定電流回路11はOFFされ、定電流回路11の
基準コンデンサ1に対する充電動作が停止される。これ
により、基準コンデンサ1の端子電圧はホールドされ、
バッファアンプ4から一定の最大電圧VM が出力される
(図4中b参照)。
【0062】最大電圧VM が所定時間出力された後、す
なわちカウンタ回路2が所定のカウント値をカウントし
たとき、SW8はONされ、基準コンデンサ1が放電さ
れ、バッファアンプ4からの駆動電圧Vt が0Vに低下
する。所定時間経過後、すなわちカウンタ回路2が所定
のカウント値をカウントしたとき、定電流回路11は再
びONされ、前記の動作が繰り返されて所定周期Tの駆
動電圧Vt がバッファアンプ4から出力される。
【0063】電気回路Dによる発光駆動方法によると、
有機エレクトロルミネッセンス素子100を発光駆動す
るための駆動電圧の波形の立上りを徐々に、換言すれば
緩やかに変化させるので、図7に示す電気回路Aによる
発光駆動方法と同様の利点がある。なお、本例では、有
機エレクトロルミネッセンス素子100を駆動する駆動
波形として出力電圧を制御する例を示したが、駆動波形
として、出力電流を制御する場合も同様の効果を得るこ
とができる。
【0064】また、本例においては電圧出力のOFFの
期間の出力値を0Vに設定しているが、それに代えて有
機エレクトロルミネッセンス素子に対して逆バイアス
(逆方向電圧)とすることも可能であり、その場合、素
子発光の安定性はさらに向上する。次に、図11に示す
有機エレクトロルミネッセンス素子100を用いて、本
発明の有機電界発光素子の発光駆動方法を実施例1から
実施例5として実施したので、比較例とともに以下に説
明する。
【0065】有機エレクトロルミネッセンス素子100
の封止領域外の陽極部102a及び陰極部105aにリ
ード線を接続し、後述する実施例1から実施例5及び比
較例のように各種駆動電圧を印加し、素子100を発光
させて発光輝度の変化及び素子の発光状態を評価、観察
した。先ず、実施例1から実施例5及び比較例に用いた
有機エレクトロルミネッセンス素子100の作製につい
て説明し、次いで、実施例1から実施例5及び比較例に
ついて説明する。 (有機エレクトロルミネッセンス素子の作製)市販のI
TO(インジウム錫酸化物)膜コート済みのガラス基板
(日本板硝子社製)101上のITO膜が2mm幅とな
るようにエッチングにより、該ITO膜に対してパター
ニングを行い、ガラス基板101上に陽極102を形成
した。このパターニング後の基板101を界面活性剤水
溶液で15分間超音波洗浄し、さらに基板101に波長
172nmのエキシマランプによる光を5分間照射した
後、その表面を酸素プラズマにて10分間洗浄した。
【0066】このように洗浄したITO基板101上に
N,N’―ジフェニル―N,N’―ビス(3―メチルフ
ェニル)―1,1’―ジフェニル―4,4’―ジアミン
を真空蒸着法により、蒸着速度1Å/secで60nm
成膜し、正孔注入輸送層103を形成した。続いて、ト
リス(8―ヒドロキシキノリン)アルミニウム錯体を正
孔注入輸送層103と同様に、真空蒸着法により、蒸着
速度1Å/secで60nm成膜し、発光層104を形
成した。
【0067】次に陰極105として、マグネシウムと銀
を抵抗加熱の共蒸着により蒸着速度比10:1(マグネ
シウム:銀)にコントロールし、開口部2mm幅の成膜
マスクを用いて、200nmの膜厚になるように薄膜を
形成した。以上のように作製した素子を、予め真空引
き、窒素置換したグローブボックス中に持ち込み、素子
上に洗浄済みの封止用ガラス基板106を載せ、その周
辺の隙間を覆うように紫外線硬化樹脂107を塗布し、
その後、その紫外線硬化樹脂にUV(紫外線)を200
秒間照射し、該樹脂を硬化させ、有機エレクトロルミネ
ッセンス素子100を作製した。 (実施例1)図7に示す電気回路Aによる発光駆動方法
によって、図1に示す波形、すなわち立上りについては
単調増加により、立下りについては単調減少により連続
的に変化する電圧波形の駆動電圧を以下の条件で有機エ
レクトロルミネッセンス素子100の陽極102及び陰
極105間に印加した。 電圧波形の周波数 :1/T=100Hz T=10m秒(Tは繰り返し周期) 最大電圧 :VM =6V 最大電圧のDuty ratio:τ/T=1/64 τ=0.15625m秒 (τは最大電圧VM の持続する時間) 電圧波形の立上り部(図1中a参照) 立上り時間:tr =0.1m秒 (0Vから6Vに連続的に単調増加) 電圧波形の立下り部(図1中c参照) 立下り時間:tf =0.1m秒 (6Vから0Vに連続的に単調減少) この条件で、図1に示す電圧波形を連続的に印加し、有
機エレクトロルミネッセンス素子100を発光駆動した
ところ、発光駆動開始から500時間経過後の発光輝度
が、初期輝度に対して89%であった。
【0068】また、ダークスポットの発生などの発光状
態の変化は認められなかった。 (実施例2)図8に示す電気回路Bによる発光駆動方法
によって、図2に示す波形、すなわち立上り及び立下り
が時定数を有する形で連続的に変化する電圧波形の駆動
電圧を以下の条件で有機エレクトロルミネッセンス素子
100の陽極102及び陰極105間に印加した。 電圧波形の周波数 :1/T=50Hz T=20m秒(Tは繰り返し周期) 最大電圧 :VM =6V 最大電圧のDuty ratio:τ/T=1/10 τ=2m秒 (τは最大電圧VM の持続する時間) 電圧波形の立上り部(図2中a参照) 立上り時間:tr =2m秒 (0Vから6Vに時定数を持たせて連続的に増加) 電圧波形の立下り部(図2中c参照) 立下り時間:tf =2m秒 (6Vから0Vに時定数を持たせて連続的に減少) この条件で、図2に示す電圧波形を連続的に印加し、有
機エレクトロルミネッセンス素子100を発光駆動した
ところ、発光駆動開始から500時間経過後の発光輝度
が、初期輝度に対して86%であった。
【0069】また、ダークスポットの発生などの発光状
態の変化は認められなかった。 (実施例3)図9に示す電気回路Cによる発光駆動方法
によって、図3に示す波形、すなわち立上り及び立下り
が2つの電圧レベルからなる階段状波形で変化する電圧
波形の駆動電圧を以下の条件で有機エレクトロルミネッ
センス素子100の陽極102及び陰極105間に印加
した。 電圧波形の周波数 :1/T=200Hz T=5m秒(Tは繰り返し周期) 最大電圧 :VM =6V 最大電圧のDuty ratio:τ/T=1/5 τ=1m秒 (τは最大電圧VM の持続する時間) 電圧波形の立上り部(図3中a参照) 立上り時間:tr =1m秒 tr 1=0.5m秒 VA =2V(図3中a1参照) tr 2=0.5m秒 VB =4V(図3中a2参照) 電圧波形の立下り部(図3中c参照) 立下り時間:tf =1m秒 tf 1=0.5m秒 VB =4V(図3中c1参照) tf 2=0.5m秒 VA =2V(図3中c2参照) この条件で、図3に示す電圧波形を連続的に印加し、有
機エレクトロルミネッセンス素子100を発光駆動した
ところ、発光駆動開始から500時間経過後の発光輝度
が、初期輝度に対して83%であった。
【0070】また、ダークスポットの発生などの発光状
態の変化は認められなかった。 (実施例4)図10に示す電気回路Dによる発光駆動方
法によって、図4に示す波形、すなわち立上りのみにつ
いて単調増加により連続的に変化する電圧波形の駆動電
圧を以下の条件で有機エレクトロルミネッセンス素子1
00の陽極102及び陰極105間に印加した。 電圧波形の周波数 :1/T=100Hz T=10m秒(Tは繰り返し周期) 最大電圧 :VM =6V 最大電圧のDuty ratio:τ/T=1/64 τ=0.15625m秒 (τは最大電圧VM の持続する時間) 電圧波形の立上り部(図4中a参照) 立上り時間:tr =0.15m秒 (0Vから6Vに連続的に単調増加) この条件で、図4に示す電圧波形を連続的に印加し、有
機エレクトロルミネッセンス素子100を発光駆動した
ところ、発光駆動開始から500時間経過後の発光輝度
が、初期輝度に対して84%であった。
【0071】また、ダークスポットの発生などの発光状
態の変化は認められなかった。 (実施例5)図9に示す電気回路Cによる発光駆動方法
によって、図5に示す波形、すなわち立上りのみが2つ
の電圧レベルからなる階段状波形で変化する電圧波形の
駆動電圧を以下の条件で有機エレクトロルミネッセンス
素子100の陽極102及び陰極105間に印加した。 電圧波形の周波数 :1/T=50Hz T=20m秒(Tは繰り返し周期) 最大電圧 :VM =6V 最大電圧のDuty ratio:τ/T=1/20 τ=1m秒 (τは最大電圧VM の持続する時間) 電圧波形の立上り部(図5中a参照) 立上り時間:tr =0.6m秒 tr 1=0.3m秒 VA =2V(図5中a1参照) tr 2=0.3m秒 VB =4V(図5中a2参照) この条件で、図5に示す電圧波形を連続的に印加し、有
機エレクトロルミネッセンス素子100を発光駆動した
ところ、発光駆動開始から500時間経過後の発光輝度
が、初期輝度に対して80%であった。
【0072】また、ダークスポットの発生などの発光状
態の変化は認められなかった。 (比較例)図6に示す波形、すなわち単純な矩形波の駆
動電圧を以下の条件で有機エレクトロルミネッセンス素
子100の陽極102及び陰極105間に印加した。 電圧波形の周波数 :1/T=100Hz T=10m秒(Tは繰り返し周期) 印加電圧 :VM =6V Duty ratio :τ/T=1/64 τ=0.15625m秒 (τはパルス幅) この条件で、図6に示す電圧波形を連続的に印加し、有
機エレクトロルミネッセンス素子100を発光駆動した
ところ、発光駆動開始から500時間経過後の発光輝度
が、初期輝度に対して63%であった。
【0073】また、ダークスポットの発生が見られ、初
期の均一な面発光状態が維持できていなかった。このよ
うに実施例1から実施例5では、素子100にかかる急
激な電界変化を防止でき、それにより、素子劣化を抑制
でき、素子発光寿命を向上させることができることがわ
かった。これに対し、比較例では、単純な電圧矩形波を
素子100に印加することで短時間で素子劣化を生じ
た。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、基
板上に積層形成された陽極、有機発光膜及び陰極を含む
有機電界発光素子の前記陽極と前記陰極間に電圧を印加
して前記有機電界発光素子を発光駆動する有機電界発光
素子の発光駆動方法であって、素子にかかる急激な電界
変化を防止でき、それにより、素子劣化を抑制でき、素
子発光寿命を向上させることができる有機電界発光素子
の発光駆動方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図7に示す電気回路から出力される駆動電圧の
波形のグラフであり、有機エレクトロルミネッセンス素
子に印加する駆動電圧の波形の立上り及び立下りが立上
りについては単調増加により、立下りについては単調減
少により連続的に変化する波形のグラフである。
【図2】図8に示す電気回路から出力される駆動電圧の
波形のグラフであり、有機エレクトロルミネッセンス素
子に印加する駆動電圧の波形の立上り及び立下りが時定
数を有する形で連続的に変化する波形のグラフである。
【図3】図9に示す電気回路から出力される駆動電圧の
波形のグラフであり、有機エレクトロルミネッセンス素
子に印加する駆動電圧の波形の立上り及び立下りが2つ
の電圧レベルからなる階段状波形で変化する波形のグラ
フである。
【図4】図10に示す電気回路から出力される駆動電圧
の波形のグラフであり、有機エレクトロルミネッセンス
素子に印加する駆動電圧の波形の立上りのみが単調増加
により連続的に変化する波形のグラフである。
【図5】図9に示す電気回路から出力される駆動電圧の
波形のグラフであり、有機エレクトロルミネッセンス素
子に印加する駆動電圧の波形の立上りのみが2つの電圧
レベルからなる階段状波形で変化する波形のグラフであ
る。
【図6】単純な電圧矩形波を示すグラフである。
【図7】本発明に係る有機電界発光素子の発光駆動方法
を実施する発光駆動装置における電気回路の1例の概略
構成のブロック図である。
【図8】本発明に係る有機電界発光素子の発光駆動方法
を実施する発光駆動装置における電気回路の他の例の概
略構成のブロック図である。
【図9】本発明に係る有機電界発光素子の発光駆動方法
を実施する発光駆動装置における電気回路のさらに他の
例の概略構成のブロック図である。
【図10】本発明に係る有機電界発光素子の発光駆動方
法を実施する発光駆動装置における電気回路のさらに他
の例の概略構成のブロック図である。
【図11】本発明に係る有機電界発光素子の発光駆動方
法に用いることができる有機電界発光素子の1例の概略
構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基準コンデンサ 2 カウンタ回路 2a、2b、2c、2d カウンタ回路 3 基準クロック発生回路 4 バッファアンプ 5 基準波形(基準矩形波)発生回路 6 時定数(CR時定数)回路 7a、7b、7c、7d アナログSW(スイッチ) 8 SW(スイッチ) 11、21 定電流回路 12、22 コンパレータ 100 有機電界発光素子(有機エレクトロルミネッセ
ンス素子) 101 ガラスからなる透明基板 102 透明電極である陽極 102a 素子100の封止領域外の陽極部 103 有機正孔注入輸送層 104 有機発光層 105 陰極 105a 素子100の封止領域外の陰極部 106 ガラスからなる封止用基板 107 封止用樹脂 108 有機発光膜 109 封止部材 A、B、C、D 電気回路 tr 立上り時間 tf 立下り時間 T 繰り返し周期 τ 最大電圧VM の持続する時間 Va 、Vb 、Vm 、Vs 基準電圧 VA 第1の駆動電圧 VB 第2の駆動電圧 VM 最大電圧 VS 最小電圧 Vt 駆動電圧
フロントページの続き Fターム(参考) 3K007 AB00 BB01 CA01 CA05 CB01 DA00 DB03 EB00 FA01 GA00 GA02 5C080 AA06 BB09 DD29 EE25 FF01 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に積層形成された陽極、有機発光膜
    及び陰極を含む有機電界発光素子の前記陽極と前記陰極
    間に電圧を印加して前記有機電界発光素子を発光駆動す
    る有機電界発光素子の発光駆動方法であり、前記有機電
    界発光素子を発光駆動するための駆動電圧又は駆動電流
    の波形の立上り及び(又は)立下りを徐々に変化させる
    ことを特徴とする有機電界発光素子の発光駆動方法。
  2. 【請求項2】前記駆動電圧又は駆動電流の波形の立上り
    時間及び(又は)立下り時間は、100μ秒以上である
    請求項1記載の有機電界発光素子の発光駆動方法。
  3. 【請求項3】前記駆動電圧又は駆動電流の波形の立上り
    及び(又は)立下りを立上りについては単調増加によ
    り、立下りについては単調減少により連続的に変化させ
    る請求項1又は2記載の有機電界発光素子の発光駆動方
    法。
  4. 【請求項4】前記駆動電圧又は駆動電流の波形の立上り
    及び(又は)立下りを時定数を有する形で連続的に変化
    させる請求項1又は2記載の有機電界発光素子の発光駆
    動方法。
  5. 【請求項5】前記駆動電圧又は駆動電流の波形の立上り
    及び(又は)立下りを2以上の電圧レベル又は電流レベ
    ルからなる階段状波形で変化させる請求項1又は2記載
    の有機電界発光素子の発光駆動方法。
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