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JP2001002837A - ポリオレフィン組成物及び発泡体 - Google Patents

ポリオレフィン組成物及び発泡体

Info

Publication number
JP2001002837A
JP2001002837A JP11169715A JP16971599A JP2001002837A JP 2001002837 A JP2001002837 A JP 2001002837A JP 11169715 A JP11169715 A JP 11169715A JP 16971599 A JP16971599 A JP 16971599A JP 2001002837 A JP2001002837 A JP 2001002837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
polybutadiene
polyolefin
foam
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11169715A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Murakami
村上  真人
Yukihiko Asano
之彦 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP11169715A priority Critical patent/JP2001002837A/ja
Publication of JP2001002837A publication Critical patent/JP2001002837A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のミクロ構造と異なるポリブタジエン
を、ポリオレフィン発泡体に導入することにより、これ
までの特徴を損なわずに、柔軟性があるポリオレフィン
発泡体を提供する。 【解決手段】 (1)ポリオレフィン60〜95重量
部、(2)ポリブタジエン5〜40重量部、(3)架橋
剤、及び(4)発泡剤からなるポリオレフィン組成物で
あって、該(2)ポリブタジエンの1,2−構造含有率
が4〜30%、シス−1,4−構造含有率が65〜95
%、及びトランス−1,4−構造含有率が5%以下であ
ることを特徴とするポリオレフィン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン組
成物及びそれから得られる発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン発泡体は、密度が小さ
く、機械的強度が優れているので、自動車の部材、配管
の保温材、家庭電化品、建築部材に幅広く使われてい
る。特開平5−194778号公報には、特定のオレフ
ィン重合体からなり、高発泡率でしかも発泡セルが緻密
で発泡セルの大きさを均一に発泡された発泡成形体など
が開示されている。ポリプロピレン系発泡体については
特公表2−814385号公報、特公平3−52780
号公報、特開平7−173317号公報などが開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般の
ポリオレフィン発泡体は、特にポリプロピレンは強く
て、耐熱性が高く、軽いという長所がある反面、柔軟な
感触が足りないという欠点がある。ゴム成分を添加する
と、柔軟性が増加して、柔らかい感じが出ると思われ
る。例えば、ポリブタジエンゴムはポリオレフィンに混
練し、発泡剤を加えてポリオレフィン発泡体を形成しよ
うとしても、予期したような柔軟性、柔らかい感触性が
実現できない。添加したポリブタジエンと混合がしにく
い、さらに、オレフィンとの発泡体にする際に、架橋密
度が十分でないからである。本発明は、従来のミクロ構
造と異なるポリブタジエンを、ポリオレフィン発泡体に
導入することにより、これまでの特徴を損なわずに、柔
軟性があるポリオレフィン発泡体を提供することを目的
とする。
【0004】
【発明が解決の手段】本発明は、(1)ポリオレフィン
60〜95重量部、(2)ポリブタジエン5〜40重量
部、(3)架橋剤、及び(4)発泡剤からなるポリオレ
フィン組成物であって、該(2)ポリブタジエンの1,
2−構造含有率が4〜30%、シス−1,4−構造含有
率が65〜95%、及びトランス−1,4−構造含有率
が5%以下であることを特徴とするポリオレフィン組成
物に関する。
【0005】また、本発明は、該(2)ポリブタジエン
が、(A)遷移金属化合物のメタロセン型錯体、並びに
(B)非配位性アニオンとカチオンとのイオン性化合物
及び/又はアルミノキサンから得られる触媒を用いて、
ブタジエンを重合させて得られたものであることを特徴
とする上記のポリオレフィン組成物に関する。
【0006】また、本発明は、上記のポリオレフィン組
成物から得られることを特徴とする発泡体に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明におけるポリオレフィン発
泡体組成物は、(1)ポリオレフィン60〜95重量部と
(2)該ポリブタジエン5〜40重量部の合計100重量
部と(3)架橋剤と(4)発泡剤とからなる。
【0008】本発明の(1)成分は、ポリオレフィンで
あって、例えば、炭素数2〜8のオレフィンの単独重合
体や共重合体、及び炭素数2〜8のオレフィンのスチレ
ンやクロロスチレン、α−メチルスチレンなどの芳香族
ビニル化合物との共重合体、炭素数2〜8のオレフィン
と酢酸ビニルとの共重合体、炭素数2〜8のオレフィン
とメタクリル酸またはアクリル酸と或いはそのエステル
との共重合体が挙げられる。
【0009】具体的には、高密度ポリエチレン、低密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、低密度直鎖状ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレンブロック
共重合体、エチレン・プロピレンランダム共重合体、ポ
リ4−メチルペンテン、ポリブテン−1、ポリヘキセン
−1エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニル
アルコ−ル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、
エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・アク
リル酸エチル共重合体、エチレン・アクリル酸プロピル
共重合体、エチレン・アクリル酸ブチル共重合体、エチ
レン・メタクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸
メチル共重合体、エチレン・メタクリル酸エチル共重合
体、エチレン・アクリル酸−2−エチルヘキシル共重合
体、エチレン・アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体、
エチレン・スチレン共重合体、およびプロピレン・スチ
レン共重合体などが挙げられる。また、塩素化ポリエチ
レンや臭素化ポリエチレンなどのハロゲン化ポリオレフ
ィンも挙げられる。これらのポリオレフィンは1種類用
いてもよく、2種類以上組み合わせても良い。
【0010】中でも、低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン
ブロック共重合体、エチレン・プロピレンランダム共重
合体が好ましい。特に、ポリプロピレンとその共重合
体、およびポリエチレンが好ましい。
【0011】これらのポリオレフィンの分子量は、メル
トフローレート(MFR)で0.2〜50dg/min、好ま
しくは1〜20dg/minである。また、ポリオレフィンの
融点は、80〜230℃が好ましい。
【0012】本発明(2)成分のポリブタジエンのミク
ロ構造は、1,2−構造含有率は4〜30%、好ましく
は5〜25%である。シス−1,4− 構造含有率が6
5〜95%、好ましくは70〜92%である。トランス
−1,4− 構造含有率が 5%以下、好ましくは4%以
下である。
【0013】また、本発明のポリブタジエンは、トルエ
ン溶液粘度(Tcp)と100℃におけるム−ニ−粘度
(ML1+4)の比(Tcp/ML1+4)が2〜6が好まし
く、3〜5が特に好ましい。
【0014】また、本発明のポリブタジエンのトルエン
溶液粘度(Tcp)は、20〜500が好ましく、30
〜300が特に好ましい。
【0015】また、本発明のポリブタジエンのム−ニ−
粘度( ML1+4)は、10〜200が好ましく、25〜
100が特に好ましい。
【0016】本発明のポリブタジエンの分子量は、トル
エン中30℃で測定した固有粘度[η]として、0.1
〜10が好ましく、0.1〜3が特に好ましい。
【0017】また、本発明のポリブタジエンの分子量
は、ポリスチレン換算の分子量として下記の範囲のもの
が好ましい。 数平均分子量(Mn):0.2×105〜10×105
より好ましくは0.5×105〜5×105 重量平均分子量(Mw):0.5×105〜20×1
5、より好ましくは1×105〜10×105 また、本発明のポリブタジエンの分子量分布(Mw/M
n)は、好ましくは1.5〜3.5、より好ましくは
1.6〜3である。
【0018】
【0019】本発明のポリブタジエンは、例えば、
(A)遷移金属化合物のメタロセン型錯体、及び(B)
非配位性アニオンとカチオンとのイオン性化合物及び/
又はアルミノキサンから得られる触媒を用いて、ブタジ
エンを重合させて製造できる。
【0020】(A)成分の遷移金属化合物のメタロセン
型錯体としては、周期律表第4〜8族遷移金属化合物の
メタロセン型錯体が挙げられる。
【0021】例えば、チタン、ジルコニウムなどの周期
律表第4族遷移金属のメタロセン型錯体(例えば、Cp
TiCl3など)、バナジウム、ニオブ、タンタルなど
の周期律表第5族遷移金属のメタロセン型錯体、クロム
などの第6族遷移金属メタロセン型錯体、コバルト、ニ
ッケルなどの第8族遷移金属のメタロセン型錯体が挙げ
られる。
【0022】中でも、周期律表第5族遷移金属のメタロ
セン型錯体が好適に用いられる。
【0023】上記の周期律表第5族遷移金属化合物のメ
タロセン型錯体としては、 (1) RM・La、すなわち、シクロアルカジエニル
基の配位子を有する酸化数+1の周期律表第5族遷移金
属化合物 (2) Rn MX2-n ・La、すなわち、少なくとも1
個のシクロアルカジエニル基の配位子を有する酸化数+
2の周期律表第5族遷移金属化合物 (3) Rn MX3-n ・La (4) RMX3 ・La (5) RM(O)X2 ・La (6) Rn MX3-n (NR' )などの一般式で表され
る化合物が挙げられる(式中、nは1又は2、aは0,1
又は2である)。
【0024】中でも、RM・La、Rn MX2-n ・L
a、R2 M・La、RMX3 ・La、RM(O)X2
La などが好ましく挙げられる。
【0025】Mは、周期律表第5族遷移金属化合物が好
ましい。具体的にはバナジウム(V)、ニオブ(N
b)、またはタンタル(Ta)であり、好ましい金属は
バナジウムである。
【0026】Rはシクロペンタジエニル基、置換シクロ
ペンタジエニル基、インデニル基、置換インデニル基、
フルオレニル基又は置換フルオレニル基を示す。
【0027】置換シクロペンタジエニル基、置換インデ
ニル基又は置換フルオレニル基における置換基として
は、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、n
−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、t−ブチ
ル、ヘキシルなどの直鎖状脂肪族炭化水素基または分岐
状脂肪族炭化水素基、フェニル、トリル、ナフチル、ベ
ンジルなど芳香族炭化水素基、トリメチルシリルなどの
ケイ素原子を含有する炭化水素基などが挙げられる。さ
らに、シクロペンタジエニル環がXの一部と互いにジメ
チルシリル、ジメチルメチレン、メチルフェニルメチレ
ン、ジフェニルメチレン、エチレン、置換エチレンなど
の架橋基で結合されたものも含まれる。
【0028】置換シクロペンタジエニル基の具体例とし
ては、メチルシクロペンタジエニル基、1,2−ジメチ
ルシクロペンタジエニル基、1,3−ジメチルシクロペ
ンタジエニル基、1,3−ジ(t−ブチル)シクロペン
タジエニル基などが挙げられる。
【0029】置換インデニル基の具体例としては、1,
2,3−トリメチルインデニル基、ヘプタメチルインデ
ニル基、1,2,4,5,6,7−ヘキサメチルインデ
ニル基などが挙げられる。置換フルオレニル基の具体例
としては、メチルフルオレニル基などが挙げられる。以
上の中でも、Rとしてシクロペンタジエニル基、メチル
シクロペンタジエニル基、ペンタメチルシクロペンタジ
エニル基、インデニル基、1,2,3−トリメチルイン
デニル基などが好ましい。
【0030】Xは水素、ハロゲン、炭素数1から20の
炭化水素基、アルコキシ基、又はアミノ基を示す。Xは
同じであっても、異なってもよい。
【0031】ハロゲンの具体例としては、以上の中で
も、Xとしては、水素、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、メチル、エチル、ブチル、メトキシ、エトキシ、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノなどが好ましい。
【0032】Lは、ルイス塩基であり、金属に配位でき
るルイス塩基性の一般的な無機、有機化合物である。そ
の内、活性水素を有しない化合物が特に好ましい。具体
例としては、エ−テル、エステル、ケトン、アミン、ホ
スフィン、シリルオキシ化合物、オレフィン、ジエン、
芳香族化合物、アルキンなどが挙げられる。
【0033】NR'はイミド基であり、R'は炭素数1か
ら25の炭化水素置換基である。R' の具体例として
は、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、s
ec−ブチル、t−ブチル、ヘキシル、オクチル、ネオ
ペンチルなどの直鎖状脂肪族炭化水素基または分岐状脂
肪族炭化水素基、フェニル、トリル、ナフチル、ベンジ
ル、1−フェニルエチル、2−フェニル−2−プロピ
ル、2,6−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェ
ニルなどの芳香族炭化水素基などが挙げられる。さらに
トリメチルシリルなどのケイ素原子を含有する炭化水素
基も含まれる。
【0034】(A)周期律表第5族遷移金属化合物のメ
タロセン型錯体としては、中でも、Mがバナジウムであ
るバナジウム化合物が好ましい。例えば、RV・La、
RVX・La、R2 M・La、RMX2 ・La 、RM
3 ・La 、RM(O)X2・La などが好ましく挙
げられる。特に、RV・La、RMX3 ・Laが好まし
い。
【0035】RM・La、すなわち、シクロアルカジエ
ニル基の配位子を有する酸化数+1の周期律表第5族遷
移金属化合物としては、シクロペンタジエニル(ベンゼ
ン)バナジウムなどが挙げられる。
【0036】Rn MX2-n・Laで表わされる化合物の
うち、n=1、すなわち、シクロアルカジエニル基を配
位子として一個有する場合には、他のシグマ結合性配位
子として、水素原子、塩素、臭素、沃素などのハロゲン
原子、メチル基、フェニル基、ベンジル基、ネオペンチ
ル基、トリメチルシリル基、ビストリメチルシリルメチ
ル基などの炭化水素基、メトキシ基、エトキシ基、イソ
プロポキシ基などの炭化水素オキシ基、ジメチルアミノ
基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジオ
クチルアミノ基などの炭化水素アミノ基を有することが
できる。
【0037】さらに、他の配位子としては、アミン、ア
ミド、ホスフィン、エ−テル、ケトン、エステル、オレ
フィン、ジエン、芳香族炭化水素、アルキンなどの中性
のルイス塩基を有することもできる。活性水素のないル
イス塩基が好ましい。
【0038】Rn MX2-n・Laで表わされる化合物の
うち、n=2、すなわち、シクロアルカジエニル基を配
位子として二個有する場合には、各々のシクロアルカジ
エニル環が互いにジメチルシリレン(Me2Si)、ジメチル
メチレン(Me2C)、メチルフェニルメチレン(PhMe
C)、ジフェニルメチレン(Ph2C)、エチレン、置換エ
チレンなどの架橋基で結合されたものも含まれる。
【0039】本発明のRnMX2-n・Laで表わされる化
合物のうち、n=1、すなわち、シクロアルカジエニル
基を配位子として一個有する酸化数+2の周期律表第5
族遷移金属化合物の具体例としては、クロロシクロペン
タジエニル(テトラヒドロフラン)バナジウム、クロロ
シクロペンタジエニル(トリメチルホスフィン)バナジ
ウムなどが挙げられる。
【0040】本発明のRn MX2-n ・Laで表わされる
化合物のうち、n=2、すなわちシクロアルカジエニル
基を配位子として二個有する酸化数+2の周期律表第5
族遷移金属化合物の具体例としては、ビスシクロペンタ
ジエニルバナジウム、ビス(メチルシクロペンタジエニ
ル)バナジウムなどが挙げられる。
【0041】Rn MX3-n・Laで表される具体的な化合
物のうち、n=2の化合物としては、ジシクロペンタジ
エニルバナジウムクロライド、ビス(メチルシクロペン
タジエニル)バナジウムクロライド、ビス(1,3−ジ
メチルシクロペンタジエニル)バナジウムクロライド、
ビス(1−ブチル−3−メチルシクロペンタジエニル)
バナジウムクロライド、ビス(ペンタメチルシクロペン
タジエニル)バナジウムクロライド、ビス(トリメチル
シリルシクロペンタジエニル)バナジウムクロライド、
ビス(1,3−ビス(トリメチルシリル)シクロペンタ
ジエニル)バナジウムクロライド、ジインデニルバナジ
ウムクロライド、ビス(2−メチルインデニル)バナジ
ウムクロライド、ビス(2−トリメチルシリルインデニ
ル)バナジウムクロライド、ジフルオレニルバナジウム
クロライドなどのクロライド体、あるいはこれらの化合
物の塩素原子をメチル基で置換したメチル体などが挙げ
られる。
【0042】RMX3 ・Laで示される具体的な化合物
としては、以下の(i)〜(xvi)のものが挙げられ
る。
【0043】(i) シクロペンタジエニルバナジウム
トリクロライド、モノ置換シクロペンタジエニルバナジ
ウムトリクロライド、例えば、メチルシクロペンタジエ
ニルバナジウムトリクロライド、エチルシクロペンタジ
エニルバナジウムトリクロライドなどが挙げられる。
【0044】(ii) 1,2−ジ置換シクロペンタジ
エニルバナジウムトリクロライド、例えば、(1,2−
ジメチルシクロペンタジエニル)バナジウムトリクロラ
イド、(1−エチル−2−メチルシクロペンタジエニ
ル)バナジウムトリクロライドなどが挙げられる。
【0045】(iia) 1,3−ジ置換シクロペンタ
ジエニルバナジウムトリクロライド、例えば、(1,3
−ジメチルシクロペンタジエニル)バナジウムトリクロ
ライド、(1−エチル−3−メチルシクロペンタジエニ
ル)バナジウムトリクロライド、(1−メチル−3−プ
ロピルシクロペンタジエニル)バナジウムトリクロライ
ドなどが挙げられる。
【0046】(iii) 1,2,3−トリ置換シクロ
ペンタジエニルバナジウムトリクロライド、例えば、
(1,2,3−トリメチルシクロペンタジエニル)バナ
ジウムトリクロライドなどが挙げられる。
【0047】(iv) 1,2,4−トリ置換シクロペ
ンタジエニルバナジウムトリクロライド、例えば、
(1,2,4−トリメチルシクロペンタジエニル)バナ
ジウムトリクロライドなどが挙げられる。
【0048】(v) テトラ置換シクロペンタジエニル
バナジウムトリクロライド、例えば、(1,2,3,4
−テトラメチルシクロペンタジエニル)バナジウムトリ
クロライド、(1,2,3,4−テトラフェニルシクロ
ペンタジエニル)バナジウムトリクロライドなどが挙げ
られる。
【0049】(vi) ペンタ置換シクロペンタジエニ
ルバナジウムトリクロライド、例えば、(ペンタメチル
シクロペンタジエニル)バナジウムトリクロライド、
(1,2,3,4−テトラメチル−5−フェニルシクロ
ペンタジエニル)バナジウムトリクロライド、(1−メ
チル−2,3,4,5−テトラフェニルシクロペンタジ
エニル)バナジウムトリクロライドなどが挙げられる。
【0050】(vii)インデニルバナジウムトリクロ
ライドが挙げられる。 (viii)置換インデニルバナジウムトリクロライ
ド、例えば、(2−メチルインデニル)バナジウムトリ
クロライド、(2−トリメチルシリルインデニル)バナ
ジウムトリクロライドなどが挙げられる。
【0051】(ix) (i)〜(viii)の化合物
の塩素原子をアルコキシ基で置換したモノアルコキシ
ド、ジアルコキシド、トリアルコキシドなどが挙げられ
る。例えば、シクロペンタジエニルバナジウムトリt−
ブトキサイド、シクロペンタジエニルバナジウムi−プ
ロポキサイドなどが挙げられる。
【0052】(x) (i)〜(ix)の塩素原子をメ
チル基で置換したメチル体が挙げられる。
【0053】(xi) Rが炭化水素基、シリル基によ
って結合されたものが挙げられる。例えば、(t−ブチ
ルアミド)ジメチル(η5−シクロペンタジエニル)シ
ランバナジウムジクロライド、(t−ブチルアミド)ジ
メチル(トリメチル−η5−シクロペンタジエニル)シ
ランバナジウムジクロライドなどが挙げられる。
【0054】(xii) (xi)の塩素原子をメチル
基で置換したメチル体が挙げられる。
【0055】(xiii)(xi)の塩素原子をアルコ
キシ基で置換したモノアルコキシ体、ジアルコキシ体が
挙げられる。
【0056】(xiv) (xiii)のモノクロル体
をメチル基で置換した化合物が挙げられる。
【0057】(xv) (i)〜(viii)の塩素原
子をアミド基で置換したアミド体が挙げられる。例え
ば、シクロペンタジエニルトリス(ジエチルアミド)バ
ナジウム、シリルシクロペンタジエニルトリス(i−プ
ロピルアミド)バナジウムなどが挙げられる。
【0058】(xvi) (xv)の塩素原子を、メチ
ル基で置換したメチル体が挙げられる。
【0059】RM(O)X2 で表される具体的な化合物
としては、シクロペンタジエニルオキソバナジウムジク
ロライド、メチルシクロペンタジエニルオキソバナジウ
ムジクロライド、ベンジルシクロペンタジエニルオキソ
バナジウムジクロライド、(1,3−ジメチルシクロペ
ンタジエニル)オキソバナジウムジクロライド、(1−
ブチル−3−メチルシクロペンタジエニル)オキソバナ
ジウムジクロライド、(ペンタメチルシクロペンタジエ
ニル)オキソバナジウムジクロライド、(トリメチルシ
リルシクロペンタジエニル)オキソバナジウムジクロラ
イド、(1,3−ビス(トリメチルシリル)シクロペン
タジエニル)オキソバナジウムジクロライド、インデニ
ルオキソバナジウムジクロライド、(2−メチルインデ
ニル)オキソバナジウムジクロライド、(2−トリメチ
ルシリルインデニル)オキソバナジウムジクロライド、
フルオレニルオキソバナジウムジクロライドなどが挙げ
られる。上記の各化合物の塩素原子をメチル基で置換し
たメチル体も挙げられる。
【0060】RとXが炭化水素基、シリル基によって結
合されたものも含まれる。例えば、(t−ブチルアミ
ド)ジメチル(η5−シクロペンタジエニル)シランオ
キソバナジウムクロライド、(t−ブチルアミド)ジメ
チル(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シ
ランオキソバナジウムクロライドなどのアミドクロライ
ド体、あるいはこれらの化合物の塩素原子をメチル基で
置換したメチル体などが挙げられる。
【0061】シクロペンタジエニルオキソバナジウムジ
メトキサイド、シクロペンタジエニルオキソバナジウム
ジi−プロポキサイド、シクロペンタジエニルオキソバ
ナジウムジt−ブトキサイド、シクロペンタジエニルオ
キソバナジウムジフェノキサイド、シクロペンタジエニ
ルオキソバナジウムメトキシクロライド、シクロペンタ
ジエニルオキソバナジウムi−プロポキシクロライド、
シクロペンタジエニルオキソバナジウムt−ブトキシク
ロライド、シクロペンタジエニルオキソバナジウムフェ
ノキシクロライドなどが挙げられる。上記の各化合物の
塩素原子をメチル基で置換したメチル体も挙げられる。
【0062】(シクロペンタジエニル)ビス(ジエチル
アミド)オキソバナジウム、(シクロペンタジエニル)
ビス(ジi−プロピルアミド)オキソバナジウム、(シ
クロペンタジエニル)ビス(ジn−オクチルアミド)オ
キソバナジウムなどが挙げられる。
【0063】Rn MX3-n (NR')で表される具体的
な化合物としては、シクロペンタジエニル(メチルイミ
ド)バナジウムジクロライド、シクロペンタジエニル
(フェニルイミド)バナジウムジクロライドなどが挙げ
られる。
【0064】(B)成分のうち、非配位性アニオンとカ
チオンとのイオン性化合物を構成する非配位性アニオン
としては、例えば、テトラ(フェニル)ボレ−ト、テト
ラ(フルオロフェニル)ボレ−ト、テトラキス(ジフル
オロフェニル)ボレ−ト、テトラキス(トリフルオロフ
ェニル)ボレ−ト、テトラキス(テトラフルオロフェニ
ル)ボレ−ト、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレ−ト、テトラキス(3,5−ビストリフルオロメチ
ルフェニル)ボレ−ト、テトラキス(テトラフルオロメ
チルフェニル)ボレ−ト、テトラ(トリイル)ボレ−
ト、テトラ(キシリル)ボレ−ト、トリフェニル(ペン
タフルオロフェニル)ボレ−ト、トリス(ペンタフルオ
ロフェニル)(フェニル)ボレ−ト、トリデカハイドラ
イド−7,8−ジカルバウンデカボレ−ト、テトラフル
オロボレ−ト、ヘキサフルオロホスフェ−トなどが挙げ
られる。
【0065】一方、カチオンとしては、カルボニウムカ
チオン、オキソニウムカチオン、アンモニウムカチオ
ン、ホスホニウムカチオン、シクロヘプチルトリエニル
カチオン、遷移金属を有するフェロセニウムカチオンな
どを挙げることができる。
【0066】カルボニウムカチオンの具体例としては、
トリフェニルカルボニウムカチオン、トリ置換フェニル
カルボニウムカチオンなどの三置換カルボニウムカチオ
ンを挙げることができる。
【0067】アンモニウムカチオンの具体例としては、
トリメチルアンモニウムカチオン、トリエチルアンモニ
ウムカチオン、トリプロピルアンモニウムカチオン、ト
リブチルアンモニウムカチオン、トリ(n−ブチル)ア
ンモニウムカチオンなどのトリアルキルアンモニウムカ
チオン、N,N−ジアルキルアニリニウムカチオン、な
どを挙げることができる。
【0068】ホスホニウムカチオンの具体例としては、
トリフェニルホスホニウムカチオン、トリ(メチルフェ
ニル)ホスホニウムカチオン、トリ(ジメチルフェニ
ル)ホスホニウムカチオンなどのトリアリ−ルホスホニ
ウムカチオンを挙げることができる。
【0069】該イオン性化合物は、上記で例示した非配
位性アニオン及びカチオンの中から、それぞれ任意に選
択して組み合わせたものを好ましく用いることができる
【0070】中でも、イオン性化合物としては、トリフ
ェニルカルボニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレ−ト、トリフェニルカルボニウムテトラキス
(フルオロフェニル)ボレ−ト、N,N−ジメチルアニ
リニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ−
ト、1,1'−ジメチルフェロセニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレ−トなどが好ましい。イオ
ン性化合物を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
【0071】また、(B)成分として、アルモキサンを
用いてもよい。アルモキサンとしては、有機アルミニウ
ム化合物と縮合剤とを接触させることによって得られる
ものであって、一般式(−Al(R')O−) n で示される鎖
状アルミノキサン、あるいは環状アルミノキサンが挙げ
られる。(R' は炭素数1〜10の炭化水素基であり、
一部ハロゲン原子及び/ 又はアルコキシ基で置換された
ものも含む。nは重合度であり、5以上、好ましくは1
0以上である)。R' として、はメチル、エチル、プロ
ピル、イソブチル基が挙げられるが、メチル基が好まし
い。アルミノキサンの原料として用いられる有機アルミ
ニウム化合物としては、例えば、トリメチルアルミニウ
ム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニ
ウムなどのトリアルキルアルミニウム及びその混合物な
どが挙げられる。
【0072】トリメチルアルミニウムとトリブチルアル
ミニウムの混合物を原料として用いたアルモキサンを好
適に用いることができる。
【0073】また、縮合剤としては、典型的なものとし
て水が挙げられるが、この他に該トリアルキルアルミニ
ウムが縮合反応する任意のもの、例えば無機物などの吸
着水やジオ−ルなどが挙げられる。
【0074】(A)成分及び(B)成分に、さらに
(C)成分として周期律表第1〜3族元素の有機金属化
合物を組合せて共役ジエンの重合を行ってもよい。
(C)成分の添加により重合活性が増大する効果があ
る。周期律表第1〜3族元素の有機金属化合物として
は、有機アルミニウム化合物、有機リチウム化合物、有
機マグネシウム化合物、有機亜鉛化合物、有機ホウ素化
合物などが挙げられる。
【0075】具体的な化合物としては、メチルリチウ
ム、ブチルリチウム、フェニルリチウム、ベンジルリチ
ウム、ネオペンチルリチウム、トリメチルシリルメチル
リチウム、ビストリメチルシリルメチルリチウム、ジブ
チルマグネシウム、ジヘキシルマグネシウム、ジエチル
亜鉛、ジメチル亜鉛、トリメチルアルミニウム、トリエ
チルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ
ヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、ト
リデシルアルミニウム、トリフッ化ホウ素、トリフェニ
ルホウ素などを挙げられる。
【0076】さらに、エチルマグネシウムクロライド、
ブチルマグネシウムクロライド、ジメチルアルミニウム
クロライド、ジエチルアルミニウムクロライド、セスキ
エチルアルミニウムクロライド、エチルアルミニウムジ
クロライドのような有機金属ハロゲン化合物、ジエチル
アルミニウムハイドライド、セスキエチルアルミニウム
ハイドライドのような水素化有機金属化合物も含まれ
る。また有機金属化合物は、二種類以上併用できる。
【0077】上記の触媒各成分の組合せとして、(A)
成分としてシクロペンタジエニルバナジウムトリクロラ
イド(CpVCl3)などのRMX3、あるいは、シクロ
ペンタジエニルオキソバナジウムジクロライド(CpV
(O)Cl3)などのRM(O)X2、(B)成分として
トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレ−ト、(C)成分としてトリエチルアル
ミニウムなどのトリアルキルアルミニウムの組合せが好
ましく用いられる。
【0078】また、(B)成分としてイオン性化合物を
用いる場合は、(C)成分として上記のアルモキサンを
組み合わせて使用してもよい。
【0079】各触媒成分の配合割合は、各種条件及び組
合せにより異なるが、(A)成分のメタロセン型錯体と
(B)成分のアルミノキサンのモル比は、好ましくは
1:1〜1:100000、より好ましくは1:10〜
1:10000である。
【0080】(A)成分のメタロセン型錯体と(B)成
分のイオン性化合物とのモル比は、好ましくは 1:0.
1 〜 1:10、より好ましくは 1:0.2〜 1:5
である。
【0081】(A)成分のメタロセン型錯体と(C)成
分の有機金属化合物とのモル比は、好ましくは 1:0.
1 〜 1:10000、より好ましくは 1:10〜
1:5000である。
【0082】触媒成分の添加順序は、特に、制限はない
が、例えば次の順序で行うことができる。 重合すべきブタジエンモノマ−と(B)成分との接触
混合物に(A)成分を添加する。 重合すべきブタジエンモノマ−と(B)成分及び
(C)成分を任意の順序で添加した接触混合物に(A)
成分を添加する。 重合すべきブタジエンモノマ−と(C)成分の接触混
合物に(B)成分、次いで(A)成分を添加する。 重合すべきブタジエンモノマ−に、(A)成分と
(B)成分を任意の順序で接触させた混合物を添加す
る。 重合すべきブタジエンモノマ−に、(A)成分と
(B)成分と(C)成分を任意の順序で接触させた混合
物を添加する。
【0083】また、本発明においては、触媒系として
更に、(D)成分として水を添加することが好ましい。
(C)成分の有機アルミニウム化合物と(D)成分の水
とのモル比(C)/(D)は、好ましくは0.66〜5
であり、より好ましくは0.7〜1.5である。
【0084】触媒成分の添加順序は、特に、制限はない
が、例えば次の順序で行うことができる。 重合すべき共役ジエン化合物モノマ−又はモノマ−と
溶媒の混合物に(D)成分を添加し、(C)成分を添加
した後、(A)成分と(B)成分を任意の順序で添加す
る。 重合すべき共役ジエン化合物モノマ−又はモノマ−と
溶媒の混合物に(D)成分と(C)成分を添加した後、
(A)成分と(B)成分を任意の順序で添加する。
【0085】また重合時に、必要に応じて水素を共存さ
せることができる。
【0086】水素の存在量は、共役ジエン1モルに対し
て、好ましくは500ミリモル以下、あるいは、20℃
1気圧で12L以下であり、より好ましくは50ミリモ
ル以下、あるいは、20℃1気圧で1.2L以下であ
り、さらに好ましくは0.005〜20ミリモル、ある
いは、20℃1気圧で0.00001〜0.48Lであ
る。
【0087】ここで重合すべきブタジエンモノマ−と
は、全量であっても一部であってもよい。モノマ−の一
部の場合は、上記の接触混合物を残部のモノマ−あるい
は残部のモノマ−溶液と混合することができる。
【0088】ブタジエンモノマ−以外にイソプレン、
1,3−ペンタジエン、2−エチル−1,3− ブタジエ
ン、2,3−ジメチルブタジエン、2−メチルペンタジ
エン、4−メチルペンタジエン、2,4−ヘキサジエン
などの共役ジエン、エチレン、プロピレン、ブテン−
1、ブテン−2、イソブテン、ペンテン−1、4−メチ
ルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等の非環
状モノオレフィン、シクロペンテン、シクロヘキセン、
ノルボルネン等の環状モノオレフィン、及び/又はスチ
レンやα−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物、ジ
シクロペンタジエン、5−エチリデン−2− ノルボル
ネン、1,5−ヘキサジエン等の非共役ジオレフィン等
を少量含んでいてもよい。
【0089】重合方法は、特に制限はなく、溶液重合、
又は、1,3−ブタジエンそのものを重合溶媒として用
いる塊状重合などを適用できる。溶液重合での溶媒とし
ては、トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族系炭化
水素、n−ヘキサン、ブタン、ヘプタン、ペンタン等の
脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサン等の
脂環式炭化水素、1−ブテン、2−ブテン等のオレフィ
ン系炭化水素、ミネラルスピリット、ソルベントナフ
サ、ケロシン等の炭化水素系溶媒や、塩化メチレン等の
ハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられる。
【0090】本発明においては、上記の触媒を所定の温
度で予備重合を行うことが好ましい。予備重合は、気相
法、スラリ−法、塊状法などで行うことができる。予備
重合において得られた固体は分離してから本重合に用い
る、あるいは、分離せずに本重合を続けて行うことがで
きる。
【0091】予備重合時間は通常、600分以下、好ま
しくは120分以下、より好ましくは30秒〜120分
である。上記の範囲外であると、本重合活性が充分でな
い問題がある。
【0092】予備重合温度は、通常50以下、好ましく
は−100〜50℃、より好ましくは、−50〜50℃
で各触媒成分の存在下に行う。上記の範囲外であると、
本重合の活性が著しく低下する上、予備重合時に重合が
進行してプロセス上も問題がある。
【0093】重合温度は−100〜200℃の範囲が好まし
く、 −50〜120℃の範囲が特に好ましい。重合時間
は2分〜12時間の範囲が好ましく、5分〜6時間の範
囲が特に好ましい。
【0094】所定時間重合を行った後、アルコ−ルなど
の停止剤を注入して重合を停止した後、重合槽内部を必
要に応じて放圧し、洗浄、乾燥工程等の後処理を行う。
【0095】本発明のポリオレフィン発泡体組成物は、
(1)ポリオレフィンと(2)ポリブタジエンの割合
は、(1)ポリオレフィン60〜95重量部と(2)該ポリ
ブタジエン10〜40重量部の合計100重量部であ
る。好ましくは、(1)ポリオレフィン70〜80重量
部である。(1)ポリオレフィン60重量部より小さすぎ
いと、機械的強度が低下する。95重量部より大きすぎ
ると、ポリブタジエンの割合が少なくなって、柔軟性が
低下して、本発明の効果がなくなるので不適当である。
【0096】本発明のポリオレフィン発泡体組成物は、
(3)架橋剤と(4)発泡剤を含んでいる。架橋剤とし
ては、ポリオレフィンの流動開始点以上の分解温度を有
するものであって、加熱により分解されて遊離ラジカル
を発生して分子間に架橋させるラジカル発生剤である有
機過酸化物である。具体的には、ジクミルパ−オキサイ
ド、1,1−ジ−t−ブチルパ−オキシ−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン、1,1−ジ−t−ブチルパ
−オキシシクロヘキサン、2,2−ジ−t−ブチルパ−
オキシブタン、n−ブチル4,4−t−ブチルパ−オキ
シバレリネ−ト、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチ
ルパ−オキシシクロヘキサン)プロパン、2,2,4−
トリメチルペンチルパ−オキシネオデカネ−ト、α−ク
ミルパ−オキシネオデカネ−ト、t−ブチルパ−オキシ
ネオヘキサネ−ト、t−ブチルパ−オキシアセテ−ト、
t−ブチルパ−オキシラウレ−ト、t−ブチルパ−オキ
シベンゾエ−ト、t−ブチルパ−オキシイソフタレ−ト
などが挙げられる。
【0097】ポリプロピレン系ポリオレフィンを使用す
る場合には架橋剤に加えて、架橋助剤を用いる。架橋助
剤としては、ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレ−
ト、p,p'−ジベンゾイルキノンジオキシム、シラン
カップリング剤、ウレタンシアヌレ−トなども添加する
ことができる。
【0098】架橋剤の使用量は、(1)ポリオレフィン
及び(2)ポリブタジエンの合計100重量部に対し
て、0.1〜2重量部である。好ましくは、0.1〜1
重量部である。0.1重量部より少ないと、架橋が不十
分で、発泡時、気泡が破れることがある。2重量部を越
えると、架橋度が高くなりすぎ発泡できなくなる傾向が
ある。
【0099】本発明のポリオレフィン発泡剤には、
(4)発泡剤を用いる。ポリオレフィンの流動開始温度
以上の分解温度を有するものである。発泡剤としては、
たとえば、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロ
ニトリル、N,N'−ジニトロペンタメチレンテトラミ
ン、p−トルエンスルホニルヒドラヂン、P、P'−オ
キシビス(ベンゼンスルホヒドラジド)などが使用でき
る。このうち、アゾジカルボンアミドが好ましく用いら
れる。必要に応じて、発泡状態をコントロ−ルするた
め、サリチル酸、フタル酸、尿素系組成物、酸化亜鉛、
酸化鉛、低級または高級脂肪酸やその金属塩などの発泡
助剤も使用してもよい。
【0100】発泡剤の使用量は、(1)ポリオレフィ
ン、(2)ポリブタジエンの合計100重量部に対し
て、2〜15重量部である。好ましくは、3〜10重量
部である。2重量部より少ないと、発泡が不十分であ
り、5倍以上の発泡倍率が得られないので発泡体として
は不十分である。15重量部を越えると、連続気泡がで
きて圧縮強度が低かったり、永久ひずみが大きくなるの
で不都合である。
【0101】本発明のポリオレフィン発泡体組成物の製
造方法を説明する。まず、(1)ポリオレフィンと
(2)ポリブタジエンを混練して、ポリブタジエンを分
散させる。次に(3)架橋剤あるいは架橋助剤と(4)
発泡剤、架橋助剤を投入して、発泡性組成物が製造され
る。架橋剤及び発泡剤の添加は、オレフィンの溶融混練
温度以上でおこなう。具体的には、ポリオレフィンの融
点より10〜30℃高い温度である。上記の溶融物を押
出して、希望する成形物にして架橋・発泡して冷却す
る。
【0102】すなわち、フィルムの場合は、Tダイの装
備した押出機により、架橋・発泡しない温度でフィルム
上に押出し、1〜50Mradの線量の電子線を照射し、架
橋する。架橋シ−トを塩浴上で加熱して発泡させる。そ
の後、冷却して発泡シ−トを得る。
【0103】成形体がブロックの場合には、加圧下に加
熱して、1次膨張させた後、この発泡体を常圧で加熱し
て、型からはずし、2次膨張させて希望する密度のブロ
ック発泡体とする。すなわち、混練物を1次金型に充填
して50kg/cm2の圧力をかける。この圧力未満では発
泡体の倍率にもよるが、10倍発泡させた場合には金型
より発泡体漏れして、1次発泡品の変形原因になり、製
品化率の低下になる。2次発泡は常圧下で行われる。1
次発泡倍率は最終発泡倍体の全発泡倍率に対して7分の
1以下である。これ以上であると、2次発泡での発泡が
不十分となり、気泡サイズの向上が図れなくなる。この
ような発泡率を得る手段としては1次発泡の加熱温度を
120〜150℃、好ましくは130〜145℃程度の
比較的低い温度に設定するのが好ましい。加熱時間は目
的とする1次発泡倍率により任意に選定できる。2次発
泡での加熱温度は発泡剤を完全に分解し、発泡させ、通
常は160〜190℃であり、その加熱時間は通常20
〜30分程度である。
【0104】本発明のポリオレフィン発泡体組成物は、
このほか、カ−ボンブラック、ホワイトカ−ボン、活性
炭酸カルシウム、珪酸マグネシウム、フェノ−ル樹脂、
変性メラミン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油樹脂な
どの補強材、クレ−、亜鉛華、珪草土などの充填剤を含
んでいてもよい。
【0105】
【本発明の効果】本発明によって、特定のミクロ構造を
有するポリブタジエンを、ポリプロピレンなどのポリオ
レフィンに加えることによって、分散性もよくなり、発
泡前のポリオレフィン組成物の架橋が円滑に行うことが
でき、機械的強度と柔軟性のバランスのとれた、柔らか
い感触のポリオレフィン発泡体が発現できる。
【0106】
【実施例】実施例及び比較例において、 (1)成分のオレフィンの特性として、MFR(メルト
フローレート)は、ASTM D1238に準じて測定
した。融点は、示差熱法(DTA)で測定した。
【0107】(2)成分のポリブタジエンの特性とし
て、ミクロ構造は、赤外吸収スペクトル分析によって行
った。シス740cm-1、トランス967cm-1、ビニ
ル910cm-1の吸収強度比からミクロ構造を算出し
た。分子量分布は、ポリスチレンを標準物質として用い
たGPCから求めた重量平均分子量Mw及び数平均分子
量Mnの比Mw/Mnによって評価した。
【0108】[η]は、トルエン溶液で30℃の温度で
測定した。ムーニー粘度(ML1+4)は、JIS K6300に準
拠して測定した。トルエン溶液粘度(Tcp)は、ポリ
マー2.28gをトルエン50mlに溶解した後、標準液として
粘度計校正用標準液(JIS Z8809)を用い、キャノンフ
ェンスケ粘度計No.400を使用して、25℃で測定した。
【0109】また、ポリオレフィン組成物発泡体の物性
は以下のようにして測定した。 見かけ密度:JIS K6767に準じて発泡体を10
cm×10cm角に切り出し、重さと厚さを測定し、こ
の重さを体積で割って、単位体積あたりの重量で示し
た。 発泡倍率:発泡体の見かけの密度の逆数で表される値。 破損割合:2次成形により、主に成形体の角が割れてい
る成形体の個数を全体の個数に対する割合で示した。 引張強度・伸び:JIS K6767に準じ、温度23
℃、引張速度500mm/分で引張り、引張強度、伸び
を求めた。 25%圧縮弾性率:JIS K6767に準じて、長さ
(L)5cm、幅(W)5cm、厚さ2.5cmの直方体と
し、シ−トの場合は積み重ねて2.5cmの厚さにし、
10cm/分の速度で、始めの25%だけ圧縮して停止
し、20秒後の加重を測り、次式で25%圧縮率(H,kg
f)を求めた。 H= P / WL 圧縮永久歪み:JIS K6767に準じて、5cm×
5cm角の試料を厚さ約25mmになるように重ね、全
厚さt0の25%圧縮ひずみを加えた状態で22時間放
置する。その後、圧縮ひずみを開放して室温で24時間
放置した後の厚さtの測定して次式に従って永久歪みS
を算出した。 S(%)=100×(t1−t0)/t0
【0110】(参考例1) (ポリブタジエンの製造)内容量1.5Lのオートクレ
ーブの内部を窒素置換し、この中にトルエン300m
L、シス2−ブテン400mL、1,3−ブタジエン3
00mL(184g)の割合で調整された溶液を、モレ
キュラシーブスを通して1L仕込み、攪拌した。次い
で、FB(溶媒+ブタジエン)中の(D)水分が22p
pmになるよう添加し、30分間攪拌溶解した。このF
B中に、水素ガスを積算マスフロメーターで20℃、1
気圧換算で130mL注入した。次いで、(C)トリエ
チルアルミニウム(TEA)(1mmol/Lのトルエ
ン溶液)を1mmol添加し、10分間攪拌後、
(D)、(C)、(A)、(B)の順序で(A)シクロ
ペンタジエニルバナジウムトリクロライド(CpVCl
3 )(5mmol/Lのトルエン溶液)1.6mL、
(B)トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート(Ph3 CB(C65
4 )(0.0025mmol/mLのトルエン溶液)
6.4mLを加え、重合温度60℃で30分間重合を行
った。重合後、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ルを含有するエタノールを注入して反応を停止させた
後、溶媒を蒸発させ乾燥した。収量は89gであった。
得られたポリブタジエンの特性を表1に示した。
【0111】
【表1】
【0112】(実施例1)成分(1)として低密度ポリ
エチレン(宇部興産製、B128、融点112℃、MF
R 1.0)90重量部と成分(2)として参考例1の
ポリブタジエン10重量部と、成分(3)架橋剤として
n−ブチル−4,4−ジ−t−ブチルパ−オキシバレリ
ネ−ト1.1重量部とジクミルパ−オキサイド1.5重
量部、成分(4)の発泡剤として、N,N‘−ジニトロ
ペンタメチレンテトラミン1.0重量部および発泡助剤
として、尿素系助剤4.0重量部、第2発泡剤としてジ
アゾカルボンアミドを5.0重量部、その助剤として酸
化鉛0.2重量部、さらに、滑剤としてステアリン酸を
0.2重量部加えて混合物を、温度110℃に設定した
ニ−ダ−にて混合し、135℃に設定した1次金型内に
充填して、80cm2の圧力で40分間加熱し1次発泡
体を得た。次いで設定した2次金型内に配置し、常圧下
で30分加熱膨張させた後、冷却し2次発泡体を得た。
発泡体の物性を表2に示す。
【0113】(比較例1)参考例1のポリブタジエンに
代えて、ポリブタジエン2(宇部興産製ウベポ−ル15
0:シス97.7%、トランス1.2%、1,2−1.
1%、[η]2.1)を使用したほかは、実施例1と同
様にして発泡体を得た。発泡体の物性を表2に示す。
【0114】(比較例2)参考例1のポリブタジエンを
使用しないで、実施例1のポリエチレン100重量部を
使用したほかは、実施例1と同様にして発泡体を得た。
発泡体の物性を表2に示す。
【0115】
【表2】
【0116】(実施例2)成分(1)として低密度ポリ
エチレン(宇部興産製、B128、融点112℃、MF
R 1.0) 95重量部及び成分(2)として参考例
1で得られたポリブタジエン5重量部を配合して、成分
(3)の架橋剤としてジクミルパ−オキサイド0.8重
量部及び成分(4)発泡剤としてジカルボンアミドを1
0重量部を110℃で混練して、170℃に設定したT
ダイを備えた単軸押出機でフィルムを押し出した。得ら
れたフィルムを8Mradの電子線を照射し、その後220
〜240℃の塩浴に浸漬して加熱・発泡した。水洗して
発泡シ−トを得た。発泡体の物性を表3に示した。
【0117】
【表3】
【0118】(比較例3)参考例1のポリブタジエンを
使用しないで、ポリエチレン100重量部を使用したほ
かは、実施例1と同様にして発泡フィルムを得た。発泡
フィルムの物性を表3に示す。
【0119】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン発泡体組成物
は、ポリオレフィンに特殊なミクロ構造のポリブタジエ
ンを配合することにより、架橋特性が優れており、柔軟
性と機械特性のバランスの優れた発泡体を供給すること
が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/26 C08L 23/26 //(C08L 23/00 9:00) Fターム(参考) 4F070 AA12 AA13 AA15 AA16 AA40 AC45 AC50 AC56 AE08 AE12 GA05 4F074 AA09 AA16 AA20 AD08 BA13 BA16 BA95 BB02 CC04Y CD11 DA16 DA32 DA35 DA59 4J002 AC042 BB031 BB041 BB051 BB061 BB071 BB081 BB121 BB141 BB151 BB171 BP021 EK006 EK036 EK046 EK056 EQ017 ES007 EV267 FD010 FD146 FD150 FD200 FD327 4J028 AA01A AB00A AB01A AC01A AC10A AC28A AC31A AC39A AC41A AC42A AC45A AC47A AC48A BA00A BA01B BA02B BB00A BB01B BB02B BC01B BC05B BC06B BC09B BC12B BC15B BC16B BC17B BC19B BC25B BC40B CA17B DA00 EB01 EB02 EB04 EB05 EB06 EB07 EB08 EB09 EB10 EB12 EB13 EB14 EB16 EB17 EB18 EB21 EB26 FA01 FA02 FA09 GA01 GA04 GA06 GA11 GA26 4J100 AA02P AA03P AA04P AA05P AA06P AA07P AA16P AA17P AA19P AB02P AB04P AR04P AR05P AR11P AR22 AS01P AS02P AS03P AS04P AS11 CA01 DA01 DA04 DA09 FA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)ポリオレフィン60〜95重量部、
    (2)ポリブタジエン5〜40重量部、(3)架橋剤、
    及び(4)発泡剤からなるポリオレフィン組成物であっ
    て、該(2)ポリブタジエンの1,2−構造含有率が4
    〜30%、シス−1,4−構造含有率が65〜95%、
    及びトランス−1,4−構造含有率が5%以下であるこ
    とを特徴とするポリオレフィン組成物。
  2. 【請求項2】該(2)ポリブタジエンが、(A)遷移金
    属化合物のメタロセン型錯体、並びに(B)非配位性ア
    ニオンとカチオンとのイオン性化合物及び/又はアルミ
    ノキサンから得られる触媒を用いて、ブタジエンを重合
    させて得られたものであることを特徴とする請求項1に
    記載のポリオレフィン組成物。
  3. 【請求項3】請求項1〜2に記載のポリオレフィン組成
    物から得られることを特徴とする発泡体。
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