JP2000354601A - 吸収性物品、その製造方法及び製造設備 - Google Patents
吸収性物品、その製造方法及び製造設備Info
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- JP2000354601A JP2000354601A JP11167393A JP16739399A JP2000354601A JP 2000354601 A JP2000354601 A JP 2000354601A JP 11167393 A JP11167393 A JP 11167393A JP 16739399 A JP16739399 A JP 16739399A JP 2000354601 A JP2000354601 A JP 2000354601A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の吸収性物品は「よれ」等を生じるとい
う問題がある。また近年、吸収性物品により高い吸収性
能が求められている。そこで本発明は吸収能が高く、
「よれ」等の生じ難い吸収性物品を提供することを目的
とする。 【解決手段】 吸収性物品の長手方向中央部における断
面視において、トップシート12と吸収体11が波形に
なっている。この波形吸収体11の下面にバックシート
13を積層してなる吸収性物品である。波形に沿って伸
縮するから「よれ」等を生じない。また波形とすること
で股部の吸収体量が多くなり、吸収性能が向上する。
う問題がある。また近年、吸収性物品により高い吸収性
能が求められている。そこで本発明は吸収能が高く、
「よれ」等の生じ難い吸収性物品を提供することを目的
とする。 【解決手段】 吸収性物品の長手方向中央部における断
面視において、トップシート12と吸収体11が波形に
なっている。この波形吸収体11の下面にバックシート
13を積層してなる吸収性物品である。波形に沿って伸
縮するから「よれ」等を生じない。また波形とすること
で股部の吸収体量が多くなり、吸収性能が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、失禁用パッドや生
理用ナプキン、或いは使い捨てオムツ等の吸収性物品に
関するものであり、加えて該吸収性物品の製造方法及び
製造設備に関するものである。
理用ナプキン、或いは使い捨てオムツ等の吸収性物品に
関するものであり、加えて該吸収性物品の製造方法及び
製造設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より失禁用パッドや生理用ナプキン
等、人体または愛玩動物の股間に装着する吸収性物品が
種々提案されており、その形状は一般に身体前面から背
面に至る方向を長手方向とする長方形型或いは砂時計型
をしている。
等、人体または愛玩動物の股間に装着する吸収性物品が
種々提案されており、その形状は一般に身体前面から背
面に至る方向を長手方向とする長方形型或いは砂時計型
をしている。
【0003】該吸収性物品は、透水性のトップシートと
非透水性のバックシートの間に吸収体を挟んだ積層構造
となっており、上記吸収体で尿等を吸収・保持しつつ、
上記バックシートにより吸収性物品外に漏れ出ることを
防止している。
非透水性のバックシートの間に吸収体を挟んだ積層構造
となっており、上記吸収体で尿等を吸収・保持しつつ、
上記バックシートにより吸収性物品外に漏れ出ることを
防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年では上記吸収性物
品に、より高い吸収性能が要求される様になってきてい
る。しかし尿等が排出される股間部分に最も高い吸収能
が求められるにもかかわらず、吸収性物品の着用感を良
好にする為には、上記股間部分の幅を狭くしなければな
らず、よって吸収性能が低くなってしまうという問題が
ある。
品に、より高い吸収性能が要求される様になってきてい
る。しかし尿等が排出される股間部分に最も高い吸収能
が求められるにもかかわらず、吸収性物品の着用感を良
好にする為には、上記股間部分の幅を狭くしなければな
らず、よって吸収性能が低くなってしまうという問題が
ある。
【0005】加えて着用者の動きによって股間部分の装
着幅が変化し、この為に吸収性物品に「よれ」や「ねじ
れ」等を生じ、よって吸収性物品を適正にフィットさせ
て装着することが困難となり、その結果吸収性物品の持
つ吸収能を十分に発揮させ得ないという問題がある。
着幅が変化し、この為に吸収性物品に「よれ」や「ねじ
れ」等を生じ、よって吸収性物品を適正にフィットさせ
て装着することが困難となり、その結果吸収性物品の持
つ吸収能を十分に発揮させ得ないという問題がある。
【0006】一方、吸収性物品中央部の吸収体を厚く
し、吸収性能の向上を図った吸収性物品が提案されてい
るが、上記「よれ」や「ねじれ」の問題の解決には至っ
ていない。
し、吸収性能の向上を図った吸収性物品が提案されてい
るが、上記「よれ」や「ねじれ」の問題の解決には至っ
ていない。
【0007】そこで本発明は、股間部分の吸収性能を向
上させ、また「よれ」や「ねじれ」が生じ難い吸収性物
品を提供することを目的とし、また該吸収性物品の製造
方法及び製造設備を提供することを目的とする。
上させ、また「よれ」や「ねじれ」が生じ難い吸収性物
品を提供することを目的とし、また該吸収性物品の製造
方法及び製造設備を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吸収性物品
は、人体または愛玩動物の股間に装着され、身体前面か
ら背面に至る方向を長手方向とする吸収性物品であっ
て、前記長手方向の中央部または長手方向全体に亘っ
て、トップシートと吸収体が、該長手方向と直交する方
向(以下、該方向を幅方向と称することがある)の断面
視において波形となっており、該波形吸収体の下面にバ
ックシートを積層してなることを要旨とする。
は、人体または愛玩動物の股間に装着され、身体前面か
ら背面に至る方向を長手方向とする吸収性物品であっ
て、前記長手方向の中央部または長手方向全体に亘っ
て、トップシートと吸収体が、該長手方向と直交する方
向(以下、該方向を幅方向と称することがある)の断面
視において波形となっており、該波形吸収体の下面にバ
ックシートを積層してなることを要旨とする。
【0009】上記「よれ」や「ねじれ」の発生は、着用
者の動きによって板状の吸収性物品の特定の一部分に折
り目線が入り、該折り目線に沿って何度も折り返される
うちに、当該折り目線で癖付けされた「よれ」等になる
と考えられる。
者の動きによって板状の吸収性物品の特定の一部分に折
り目線が入り、該折り目線に沿って何度も折り返される
うちに、当該折り目線で癖付けされた「よれ」等になる
と考えられる。
【0010】しかし本発明の吸収性物品は、上記の様に
トップシートと吸収体が幅方向に波形となっているか
ら、着用者の動きに沿って上記波形の波長が変化する様
にして伸縮し、上述の様に特定の一部分に折り目線が入
るということがない。従って「よれ」や「ねじれ」を生
じ難い。また着用者の動きに沿って、波形の蛇腹が伸縮
する様にして吸収性物品の幅が変化するものであるか
ら、着用感が良好で違和感がない。
トップシートと吸収体が幅方向に波形となっているか
ら、着用者の動きに沿って上記波形の波長が変化する様
にして伸縮し、上述の様に特定の一部分に折り目線が入
るということがない。従って「よれ」や「ねじれ」を生
じ難い。また着用者の動きに沿って、波形の蛇腹が伸縮
する様にして吸収性物品の幅が変化するものであるか
ら、着用感が良好で違和感がない。
【0011】例えば着用者が両脚を揃えて股間間隔を狭
くした場合には、上記波形に沿って上記トップシートと
吸収体が縮み、即ち上記波形の山−山間,谷−谷間が狭
くなって吸収性物品の幅(幅方向)が狭くなるから、別
の箇所に折り目線が入ることがない。
くした場合には、上記波形に沿って上記トップシートと
吸収体が縮み、即ち上記波形の山−山間,谷−谷間が狭
くなって吸収性物品の幅(幅方向)が狭くなるから、別
の箇所に折り目線が入ることがない。
【0012】また波形となることにより股間部分の吸収
体量が多くなり、よって吸収性能が向上する(吸収量の
増大,吸収スピードの向上)。加えて波形であるから吸
収性物品の強度が向上する。
体量が多くなり、よって吸収性能が向上する(吸収量の
増大,吸収スピードの向上)。加えて波形であるから吸
収性物品の強度が向上する。
【0013】更に本発明に係る吸収性物品においては、
前記バックシートが、幅方向(長手方向と直交する方
向)に伸縮自在なシートを、少なくとも前記長手方向の
中央部に添設したものであることが好ましい。
前記バックシートが、幅方向(長手方向と直交する方
向)に伸縮自在なシートを、少なくとも前記長手方向の
中央部に添設したものであることが好ましい。
【0014】上記トップシートと吸収体の有する波形形
状は、バックシートにより保持されるが、上記伸縮自在
なシートを幅方向に伸ばすことで、上記トップシートと
吸収体を幅方向に伸展することもできる。
状は、バックシートにより保持されるが、上記伸縮自在
なシートを幅方向に伸ばすことで、上記トップシートと
吸収体を幅方向に伸展することもできる。
【0015】また本発明に係る吸収性物品の製造方法
は、トップシートと吸収体の積層体に長手方向と直交す
る方向の波形を付与し、次いで前記吸収体にバックシー
トを積層することを要旨とする。
は、トップシートと吸収体の積層体に長手方向と直交す
る方向の波形を付与し、次いで前記吸収体にバックシー
トを積層することを要旨とする。
【0016】該製造方法により、上記の様な少なくとも
股部が波形となった吸収性物品を得ることができる。
股部が波形となった吸収性物品を得ることができる。
【0017】本発明に係る吸収性物品の製造設備は、前
記吸収性物品を製造する設備であって、円周方向に凹条
及び凸条を交互に形成した一対の回転ドラムを備え、該
一対の回転ドラムの間に吸収体とトップシートとの積層
体を狭み付け、前記凹条と凸条によって該積層体に波形
を形成するものであり、更に該積層体の吸収体側にバッ
クシートを積層する装置を付設したことを要旨とする。
記吸収性物品を製造する設備であって、円周方向に凹条
及び凸条を交互に形成した一対の回転ドラムを備え、該
一対の回転ドラムの間に吸収体とトップシートとの積層
体を狭み付け、前記凹条と凸条によって該積層体に波形
を形成するものであり、更に該積層体の吸収体側にバッ
クシートを積層する装置を付設したことを要旨とする。
【0018】換言すれば上記製造設備は、その表面に回
転方向に筋状の凹凸が設けられた一対の回転ドラムを備
え、該一対の回転ドラムにより吸収体を狭むことによっ
て、該吸収体に波形を形成することを要旨とする。
転方向に筋状の凹凸が設けられた一対の回転ドラムを備
え、該一対の回転ドラムにより吸収体を狭むことによっ
て、該吸収体に波形を形成することを要旨とする。
【0019】該設備により、上記の様な波形が付与され
た吸収性物品を得ることができる。
た吸収性物品を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態及び実施例】<実施例1,2>図1
は本発明の実施例1,2に係る吸収性物品を示す断面図
であり、該吸収性物品の長手方向中央部における幅方向
の断面を表す。また図2は該吸収性物品をトップシート
12側から見た図であり、図2の(a)が長手方向の中央
部のみが波形となっているタイプ(実施例1)で、図2
の(b)が長手方向全体に亘って波形となっているタイプ
(実施例2)である。
は本発明の実施例1,2に係る吸収性物品を示す断面図
であり、該吸収性物品の長手方向中央部における幅方向
の断面を表す。また図2は該吸収性物品をトップシート
12側から見た図であり、図2の(a)が長手方向の中央
部のみが波形となっているタイプ(実施例1)で、図2
の(b)が長手方向全体に亘って波形となっているタイプ
(実施例2)である。
【0021】上記実施例1,2の吸収性物品は図1に示
す様に、少なくとも長手方向の中央部、即ち股間部分で
吸収体11とトップシート12が波形となっており、こ
の吸収体11の下面にバックシート13が積層されてい
る。
す様に、少なくとも長手方向の中央部、即ち股間部分で
吸収体11とトップシート12が波形となっており、こ
の吸収体11の下面にバックシート13が積層されてい
る。
【0022】上記実施例1,2の吸収性物品は、通常は
図1の(a)に示す様にバックシート13が伸展された比
較的幅広の状態であるが、着用者の動きによって例えば
両脚を揃えて股間を狭くしたときには、図1の(b)に示
す様に吸収体11とトップシート12の波形に沿って折
り畳まれる様にして幅方向に縮む。従って着用者に違和
感がなく、また特定部分に折り目線等がいかないから、
「よれ」等を生じない。
図1の(a)に示す様にバックシート13が伸展された比
較的幅広の状態であるが、着用者の動きによって例えば
両脚を揃えて股間を狭くしたときには、図1の(b)に示
す様に吸収体11とトップシート12の波形に沿って折
り畳まれる様にして幅方向に縮む。従って着用者に違和
感がなく、また特定部分に折り目線等がいかないから、
「よれ」等を生じない。
【0023】加えて股間部分の吸収体の量が多いから、
吸収スピードの向上や吸収量の増大が見込まれ、吸収性
能が良好となる。
吸収スピードの向上や吸収量の増大が見込まれ、吸収性
能が良好となる。
【0024】<製造方法>次に本発明に係る吸収性物品
の製造方法の一例について述べる。
の製造方法の一例について述べる。
【0025】図3は本発明に係る吸収性物品の製造設備
の一例を示す概略図である。また図4は製造過程を説明
するための断面図である。
の一例を示す概略図である。また図4は製造過程を説明
するための断面図である。
【0026】吸収体11の原料パルプをロールパルプ2
1から順次取り出しつつ、解繊機22にて解繊し、この
パルプ繊維に樹脂粉末供給部23から高吸水性樹脂粉末
を供給して混合し、パターンドラム24により長方形の
吸収体11を得る。トップシートロール25からトップ
シート12を供給して上記吸収体11と積層する。この
積層にあたりCホールド機26により、吸収体11の両
端部をトップシート12で巻き込む様にする[図4の
(a):吸収体11とトップシート12を積層したもの
(以下、吸収体−トップシート積層体と称することがあ
る)を表す断面図]。
1から順次取り出しつつ、解繊機22にて解繊し、この
パルプ繊維に樹脂粉末供給部23から高吸水性樹脂粉末
を供給して混合し、パターンドラム24により長方形の
吸収体11を得る。トップシートロール25からトップ
シート12を供給して上記吸収体11と積層する。この
積層にあたりCホールド機26により、吸収体11の両
端部をトップシート12で巻き込む様にする[図4の
(a):吸収体11とトップシート12を積層したもの
(以下、吸収体−トップシート積層体と称することがあ
る)を表す断面図]。
【0027】次いでピンエンボス機27を用い、吸収体
−トップシート積層体に貫通した針穴痕を付けることに
より、上記吸収体11と上記トップシート12が相互に
食い込みしっかりと取付けられる。
−トップシート積層体に貫通した針穴痕を付けることに
より、上記吸収体11と上記トップシート12が相互に
食い込みしっかりと取付けられる。
【0028】筋目機28には、円周方向に凹条及び凸条
を交互に形成した一対の回転ドラム28a,28bが備
えられており、上記吸収体−トップシート積層体を該回
転ドラム28a,28bの間に挟むことにより、波形を
付与する[図4の(b):波形が形成された吸収体−トッ
プシート積層体を表す断面図]。
を交互に形成した一対の回転ドラム28a,28bが備
えられており、上記吸収体−トップシート積層体を該回
転ドラム28a,28bの間に挟むことにより、波形を
付与する[図4の(b):波形が形成された吸収体−トッ
プシート積層体を表す断面図]。
【0029】他方、伸縮シート用ロール29には伸縮シ
ート14が備えられている。該伸縮シート14はウレタ
ンフィルム14aの両面にポリプロピレンフィルム14
bを部分接着したものであり[図4の(c):伸縮シート
14を示す断面図]、幅方向にのみ伸縮可能となってい
る。
ート14が備えられている。該伸縮シート14はウレタ
ンフィルム14aの両面にポリプロピレンフィルム14
bを部分接着したものであり[図4の(c):伸縮シート
14を示す断面図]、幅方向にのみ伸縮可能となってい
る。
【0030】上記伸縮シート14を拡幅ユニット30に
よって幅方向に伸張し[図4の(d):伸縮シート14を
伸張させた状態を表す断面図]、一方バックシートロー
ル31から送り出したバックシート13に、塗布機33
から熱融着性樹脂(接着剤)を間欠的に塗布し、該バッ
クシート13と上記伸縮シート14(伸張状態)を作業
ドラム32により挟んで接着する[図4の(e):バック
シート13と伸縮シート14が接着されたもの(以下、
伸縮性バックシートと称することがある)を示す断面
図]。
よって幅方向に伸張し[図4の(d):伸縮シート14を
伸張させた状態を表す断面図]、一方バックシートロー
ル31から送り出したバックシート13に、塗布機33
から熱融着性樹脂(接着剤)を間欠的に塗布し、該バッ
クシート13と上記伸縮シート14(伸張状態)を作業
ドラム32により挟んで接着する[図4の(e):バック
シート13と伸縮シート14が接着されたもの(以下、
伸縮性バックシートと称することがある)を示す断面
図]。
【0031】前記吸収体−トップシート積層体(波形が
付与されたもの)の吸収体11側に塗布機34から熱融
着性樹脂(接着剤)を塗布し、上記伸縮性バックシート
を幅方向に伸張させた状態で上記吸収体−トップシート
積層体と貼り合わせる。幅方向への伸張が解かれると、
伸縮シート14が縮み、これに伴って吸収体−トップシ
ート積層体が上記波形に沿ってその幅が狭くなる[図4
の(f)]。
付与されたもの)の吸収体11側に塗布機34から熱融
着性樹脂(接着剤)を塗布し、上記伸縮性バックシート
を幅方向に伸張させた状態で上記吸収体−トップシート
積層体と貼り合わせる。幅方向への伸張が解かれると、
伸縮シート14が縮み、これに伴って吸収体−トップシ
ート積層体が上記波形に沿ってその幅が狭くなる[図4
の(f)]。
【0032】その後常法と同様に、長手方向端部をカッ
トして吸収性物品の所定形状とし、リリーステープを取
付ける等して製品とする。
トして吸収性物品の所定形状とし、リリーステープを取
付ける等して製品とする。
【0033】上述の製造法の例では、吸収体−トップシ
ート積層体の全体に亘って波形を付与し、また伸縮シー
ト14を全面に取り付る場合を示したが、この方法によ
れば、図2(b)に示す様な長手方向全体に亘って波形が
付与された吸収性物品が得られる。
ート積層体の全体に亘って波形を付与し、また伸縮シー
ト14を全面に取り付る場合を示したが、この方法によ
れば、図2(b)に示す様な長手方向全体に亘って波形が
付与された吸収性物品が得られる。
【0034】尚、回転ドラム28a,28bによる挟み
付けを間欠的に行って、吸収体−トップシート積層体の
長手方向中央部のみに波形を付与する様にし、また伸縮
シート14を長手方向中央部(股部)のみに取り付ける
様にすれば、図2(a)に示す様な長手方向中央部(股
部)のみが波形となった吸収性物品を得ることができ
る。この場合は元の形状が長方形であった吸収体が、中
央部のみを波形に縮められて、砂時計型となる。
付けを間欠的に行って、吸収体−トップシート積層体の
長手方向中央部のみに波形を付与する様にし、また伸縮
シート14を長手方向中央部(股部)のみに取り付ける
様にすれば、図2(a)に示す様な長手方向中央部(股
部)のみが波形となった吸収性物品を得ることができ
る。この場合は元の形状が長方形であった吸収体が、中
央部のみを波形に縮められて、砂時計型となる。
【0035】以上の様に本発明に係る吸収性物品及びそ
の製造方法,製造設備に関して、実施例を示す図面を参
照しつつ具体的に説明したが、本発明はもとより図示例
に限定される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る
範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、
それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
の製造方法,製造設備に関して、実施例を示す図面を参
照しつつ具体的に説明したが、本発明はもとより図示例
に限定される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る
範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、
それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0036】例えばバックシートに伸縮シートを付与せ
ずに、非透水性バックシートのみを吸収体−トップシー
ト積層体に接着した吸収性物品としても良い。
ずに、非透水性バックシートのみを吸収体−トップシー
ト積層体に接着した吸収性物品としても良い。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る吸収性物品は、「よれ」や
「ねじれ」等が生じ難く、しかも股間部分の吸収性能が
向上する。また本発明に係る吸収性物品の製造方法及び
製造設備は上記吸収性物品を良好に製造し得る。
「ねじれ」等が生じ難く、しかも股間部分の吸収性能が
向上する。また本発明に係る吸収性物品の製造方法及び
製造設備は上記吸収性物品を良好に製造し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1,2に係る吸収性物品におけ
る長手方向中央部の幅方向断面を示す図。
る長手方向中央部の幅方向断面を示す図。
【図2】本発明の実施例1,2に係る吸収性物品をトッ
プシート側から見た図。
プシート側から見た図。
【図3】本発明に係る吸収性物品の製造設備の一例を示
す概略図。
す概略図。
【図4】本発明に係る吸収性物品の製造過程を説明する
為の断面図。
為の断面図。
11 吸収体 12 トップシート 13 バックシート 14 伸縮シート 14a ウレタンフィルム 14b ポリプロピレンフィルム 21 ロールパルプ 23 樹脂粉末供給部 24 パターンドラム 25 トップシートロール 27 ピンエンボス機 28 筋目機 28a,28b 回転ドラム 29 伸縮シート用ロール 30 拡幅ユニット 31 バックシートロール 32 作業ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 13/18 360 Fターム(参考) 3B029 BA02 BA03 BA12 BB03 BB05 BC02 BC06 BD12 BD13 BD14 BF03 4C003 EA00 GA01 4C098 AA09 CC05 CC07 CC10 4F100 AR00B AS00A AS00C BA03 BA07 BA10A BA10C DD11 DG10A DG10C EC182 EJ392 GB72 JD15B JK08C JL01 JL02
Claims (4)
- 【請求項1】 人体または愛玩動物の股間に装着され、
身体前面から背面に至る方向を長手方向とする吸収性物
品において、 前記長手方向の中央部または長手方向全体に亘って、ト
ップシートと吸収体が該長手方向と直交する方向の断面
視において波形となっており、該波形吸収体の下面にバ
ックシートを積層してなることを特徴とする吸収性物
品。 - 【請求項2】 前記バックシートは、前記長手方向と直
交する方向に伸縮自在なシートを、少なくとも前記長手
方向の中央部に添設したものである請求項1に記載の吸
収性物品。 - 【請求項3】 トップシートと吸収体の積層体に長手方
向と直交する方向の波形を付与し、次いで前記吸収体に
バックシートを積層することを特徴とする請求項1また
は2に記載の吸収性物品の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の吸収性物品を
製造する設備であって、 該設備は、円周方向に凹条及び凸条を交互に形成した一
対の回転ドラムを備え、該一対の回転ドラムの間に吸収
体とトップシートとの積層体を狭み付け、前記凹条と凸
条によって該積層体に波形を形成するものであって、 更に該積層体の吸収体側にバックシートを積層する装置
を付設したことを特徴とする吸収性物品の製造設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11167393A JP2000354601A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 吸収性物品、その製造方法及び製造設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11167393A JP2000354601A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 吸収性物品、その製造方法及び製造設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000354601A true JP2000354601A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15848878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11167393A Withdrawn JP2000354601A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 吸収性物品、その製造方法及び製造設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000354601A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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