JP2000351656A - スラグ再生材とその製造方法および用途 - Google Patents
スラグ再生材とその製造方法および用途Info
- Publication number
- JP2000351656A JP2000351656A JP11166034A JP16603499A JP2000351656A JP 2000351656 A JP2000351656 A JP 2000351656A JP 11166034 A JP11166034 A JP 11166034A JP 16603499 A JP16603499 A JP 16603499A JP 2000351656 A JP2000351656 A JP 2000351656A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slag
- recycled
- molten
- granulated
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B5/00—Treatment of metallurgical slag ; Artificial stone from molten metallurgical slag
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水砕スラグの再資源化を図る。
【解決手段】 スラグ再生材は水砕スラグの溶融固化物
からなる。その製造方法は、水砕スラグを再溶融して溶
融スラグを得る工程と、溶融スラグを空冷により固化し
て固化スラグを得る工程を含む。セメント製品は上記ス
ラグ再生材を含む。
からなる。その製造方法は、水砕スラグを再溶融して溶
融スラグを得る工程と、溶融スラグを空冷により固化し
て固化スラグを得る工程を含む。セメント製品は上記ス
ラグ再生材を含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スラグ再生材、その製
造方法および用途に関し、詳しくは、ゴミ等の廃棄物の
溶融処理炉などから大量に発生する水砕スラグを再資源
化してなるスラグ再生材と、この再資源化方法と、前記
スラグ再生材を利用したコンクリート製品とに関する。
造方法および用途に関し、詳しくは、ゴミ等の廃棄物の
溶融処理炉などから大量に発生する水砕スラグを再資源
化してなるスラグ再生材と、この再資源化方法と、前記
スラグ再生材を利用したコンクリート製品とに関する。
【0002】
【従来の技術】家庭のゴミや産業廃棄物の焼却灰を溶融
したとき、溶融炉で大量のスラグが発生する。このスラ
グは、最初は、溶融した状態で溶融炉内に得られる。こ
の溶融スラグは、空気中に放置する、いわゆる放冷によ
り冷却することも出来るが、炉のスラグ排出口から出て
くる溶融スラグを放冷により冷却するのは時間がかか
り、能率的でない。しかも、冷却したスラグがスラグ排
出口にこびり付くので、ときどき溶融炉の運転を止めて
除去する作業も必要となる。そのため、一般には、スラ
グ排出口から出てくる溶融スラグを高圧水で吹き飛ばし
て急冷するようにしている。このようにして得られるの
が、いわゆる水砕スラグである。
したとき、溶融炉で大量のスラグが発生する。このスラ
グは、最初は、溶融した状態で溶融炉内に得られる。こ
の溶融スラグは、空気中に放置する、いわゆる放冷によ
り冷却することも出来るが、炉のスラグ排出口から出て
くる溶融スラグを放冷により冷却するのは時間がかか
り、能率的でない。しかも、冷却したスラグがスラグ排
出口にこびり付くので、ときどき溶融炉の運転を止めて
除去する作業も必要となる。そのため、一般には、スラ
グ排出口から出てくる溶融スラグを高圧水で吹き飛ばし
て急冷するようにしている。このようにして得られるの
が、いわゆる水砕スラグである。
【0003】この毎日大量に発生する水砕スラグの処分
が、従来、問題になっている。水砕スラグは、微細粉末
状で得られるので、そのまま埋め立てなどに利用するこ
とも出来るが、このような用途は限られている。
が、従来、問題になっている。水砕スラグは、微細粉末
状で得られるので、そのまま埋め立てなどに利用するこ
とも出来るが、このような用途は限られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、この水砕スラグの再資源化を図ることにある。
は、この水砕スラグの再資源化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する、本
発明のスラグ再生材、その製造方法および用途は、以下
のとおりである。スラグ再生材は水砕スラグの溶融固化
物からなる。スラグ再生材の製造方法は、下記工程(a)
、(b) を含む。
発明のスラグ再生材、その製造方法および用途は、以下
のとおりである。スラグ再生材は水砕スラグの溶融固化
物からなる。スラグ再生材の製造方法は、下記工程(a)
、(b) を含む。
【0006】(a) 水砕スラグを再溶融して溶融スラグを
得る溶融工程。 (b) 溶融スラグを空冷により固化して固化スラグを得る
固化工程。 本発明にかかるスラグ再生材の製造方法において、前記
溶融工程は、融液の表面温度が1450〜1650℃に
なるように水砕スラグを加熱する工程であることが出来
る。前記固化工程は、溶融スラグに結晶核を入れて固化
する工程であることが出来る。前記空冷は放冷であるこ
とが出来る。前記固化工程は、溶融スラグを型に入れて
固化する工程であることが出来る。本発明にかかるスラ
グ再生材の製造方法は、下記工程(c) をさらに含むこと
が出来る。
得る溶融工程。 (b) 溶融スラグを空冷により固化して固化スラグを得る
固化工程。 本発明にかかるスラグ再生材の製造方法において、前記
溶融工程は、融液の表面温度が1450〜1650℃に
なるように水砕スラグを加熱する工程であることが出来
る。前記固化工程は、溶融スラグに結晶核を入れて固化
する工程であることが出来る。前記空冷は放冷であるこ
とが出来る。前記固化工程は、溶融スラグを型に入れて
固化する工程であることが出来る。本発明にかかるスラ
グ再生材の製造方法は、下記工程(c) をさらに含むこと
が出来る。
【0007】(c) 固化スラグを粉砕し整粒してスラグ粒
子を得る粒子化工程。 本発明の用途である、コンクリート製品は、前記スラグ
再生材を骨材や化粧材などとして含む。
子を得る粒子化工程。 本発明の用途である、コンクリート製品は、前記スラグ
再生材を骨材や化粧材などとして含む。
【0008】
【発明の実施の形態】以下では、本発明にかかるスラグ
再生材の製造方法の好ましい実施形態の一例を、図1に
基づいて具体的に説明する。水砕スラグは、前述したと
おりの、従来得られているスラグである。水砕スラグ
は、少し混ざっている粗大粒子や塊を除くと、一般に、
粒径0.5mm以上、2.5mm以下の粒子が全体の90重
量%以上を占める微細粒子であり、このままでは、土砂
がわりに埋め立てに利用するしかなかった。
再生材の製造方法の好ましい実施形態の一例を、図1に
基づいて具体的に説明する。水砕スラグは、前述したと
おりの、従来得られているスラグである。水砕スラグ
は、少し混ざっている粗大粒子や塊を除くと、一般に、
粒径0.5mm以上、2.5mm以下の粒子が全体の90重
量%以上を占める微細粒子であり、このままでは、土砂
がわりに埋め立てに利用するしかなかった。
【0009】本発明の方法では、まず、この水砕スラグ
を再溶融して溶融スラグを得る(工程(a) )。原料であ
る水砕スラグは天日等で乾燥しておいて使用することが
好ましい。水分が多いと溶融の際に水蒸気爆発を起こす
危険性があるからである。この再溶融は、例えば、2.
5〜3.5トンの水砕スラグを、アーク式電気溶融炉等
の溶融炉に投入し、2000〜4000ワットの電力で
1〜4時間掛けて、行う。この溶融工程は、バッチ式で
も良いし連続式でも良いが、限定する訳ではないが、炉
内に生じた融液の表面温度を目安にして進めることが好
ましい。例えば、融液の表面温度が1450〜1650
℃になるように水砕スラグを加熱するのである。融液状
態での滞留時間を長くしておくと、スラグとメタル(鉄
など)の分離が進むので、磁石を利用する等の方法で、
メタルを除くことが出来る。このようにしておけば、ス
ラグ再生材やその利用品(二次加工品)に錆が発生しに
くくなる。
を再溶融して溶融スラグを得る(工程(a) )。原料であ
る水砕スラグは天日等で乾燥しておいて使用することが
好ましい。水分が多いと溶融の際に水蒸気爆発を起こす
危険性があるからである。この再溶融は、例えば、2.
5〜3.5トンの水砕スラグを、アーク式電気溶融炉等
の溶融炉に投入し、2000〜4000ワットの電力で
1〜4時間掛けて、行う。この溶融工程は、バッチ式で
も良いし連続式でも良いが、限定する訳ではないが、炉
内に生じた融液の表面温度を目安にして進めることが好
ましい。例えば、融液の表面温度が1450〜1650
℃になるように水砕スラグを加熱するのである。融液状
態での滞留時間を長くしておくと、スラグとメタル(鉄
など)の分離が進むので、磁石を利用する等の方法で、
メタルを除くことが出来る。このようにしておけば、ス
ラグ再生材やその利用品(二次加工品)に錆が発生しに
くくなる。
【0010】次に、上のようにして得られた溶融スラグ
を空冷により固化して固化スラグを得る(工程(b) )。
固化を単純に行った場合には、得られた固化スラグはガ
ラス質であるが、溶融スラグにボーキサイト、バン土頁
岩、電融アルミナ等の鉱石(例えば、粒径30mm以下の
粒子)を入れておくと、結晶質となる。結晶核は融液の
突沸を防ぐため、炉内に予め入れておくのが好ましい
が、限定する訳ではない。この固化工程では、炉内に溶
融スラグがある量溜まった段階で、電気炉から電極を外
し炉を傾ける等して、溶融スラグを受鍋に流し込み、受
鍋を空気中に例えば2〜2.5時間放置するか、風を当
てて強制的に冷却したあと、インゴットを受鍋から取り
出し、さらに放冷する等する。受鍋を所望の形面を持つ
型に変えると、固化スラグ成形品(再生材1)を得るこ
とが出来る。
を空冷により固化して固化スラグを得る(工程(b) )。
固化を単純に行った場合には、得られた固化スラグはガ
ラス質であるが、溶融スラグにボーキサイト、バン土頁
岩、電融アルミナ等の鉱石(例えば、粒径30mm以下の
粒子)を入れておくと、結晶質となる。結晶核は融液の
突沸を防ぐため、炉内に予め入れておくのが好ましい
が、限定する訳ではない。この固化工程では、炉内に溶
融スラグがある量溜まった段階で、電気炉から電極を外
し炉を傾ける等して、溶融スラグを受鍋に流し込み、受
鍋を空気中に例えば2〜2.5時間放置するか、風を当
てて強制的に冷却したあと、インゴットを受鍋から取り
出し、さらに放冷する等する。受鍋を所望の形面を持つ
型に変えると、固化スラグ成形品(再生材1)を得るこ
とが出来る。
【0011】上記インゴットを、例えば、粉砕し、整粒
すると、セメントコンクリートの骨材や化粧材など(再
生材2)にすることが出来る(粒子化工程(c) )。粉砕
は、例えばジョークラッシャーなどを用いて行う。コン
クリート製品としては、例えば舗装用カラー平板、車道
境界縁石、ベンチなどがある。粒子化工程でのコンクリ
ートカラー平板の表面化粧骨材材に用いる場合は、例え
ば平均粒径を1〜5mmに揃える。アルファルトコンクリ
ートの骨材に用いる場合は、例えば粒径を10mm以下に
揃える。コンクリートブロックの骨材に用いる場合は、
例えば平均粒径を5〜20mmに揃える。セメントに対す
るスラグ再生材の配合割合は用途に応じて異なるが、ア
ルファルトコンクリートの場合は、例えば、アルファル
ト5〜6重量%、スラグ再生材5〜40重量%、砕石そ
の他が残部である。
すると、セメントコンクリートの骨材や化粧材など(再
生材2)にすることが出来る(粒子化工程(c) )。粉砕
は、例えばジョークラッシャーなどを用いて行う。コン
クリート製品としては、例えば舗装用カラー平板、車道
境界縁石、ベンチなどがある。粒子化工程でのコンクリ
ートカラー平板の表面化粧骨材材に用いる場合は、例え
ば平均粒径を1〜5mmに揃える。アルファルトコンクリ
ートの骨材に用いる場合は、例えば粒径を10mm以下に
揃える。コンクリートブロックの骨材に用いる場合は、
例えば平均粒径を5〜20mmに揃える。セメントに対す
るスラグ再生材の配合割合は用途に応じて異なるが、ア
ルファルトコンクリートの場合は、例えば、アルファル
ト5〜6重量%、スラグ再生材5〜40重量%、砕石そ
の他が残部である。
【0012】本発明にかかるスラグ再生材は、すり減り
減量が空冷再溶融スラグで34.3重量%、結晶質再溶
融スラグで19.4重量%程度であり、すり減り減量が
少なくて、アルファルト舗装の骨材に適している。本発
明にかかるスラグ再生材は、水砕スラグでは得られない
黒御影石風の色と光沢を持ち、化粧材としても適してい
る。
減量が空冷再溶融スラグで34.3重量%、結晶質再溶
融スラグで19.4重量%程度であり、すり減り減量が
少なくて、アルファルト舗装の骨材に適している。本発
明にかかるスラグ再生材は、水砕スラグでは得られない
黒御影石風の色と光沢を持ち、化粧材としても適してい
る。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。 −実施例1− 天日乾燥した水砕スラグ3.0トンを、最初に1.0ト
ンを一度に、その後は溶融状態を見ながら少しずつと言
うようにして、2.5時間を掛けて、宇治電化学工業
(株)製の電気溶融炉(アーク式)に投入し、合計30
00ワットの電力で溶融した。その間、炉内に挿入した
熱電対で水砕スラグの表面温度を測定し、融液の表面温
度が1550±50℃を保つように制御した。得られた
溶融スラグを内容積2.5m3の受鍋に移し、放冷により
固化して、固化スラグのインゴット(1個当たり平均重
量3,000kg)を得た。得られた固化スラグは、分析
結果では、カドミウム(Cd)0.001mg/リットル
以下、鉛(Pb)0.01mg/リットル以下、砒素(A
s)0.01mg/リットル以下、クロム(T−Cr)
0.01mg/リットル以下、水銀(T−Hg)0.00
05mg/リットル以下、セレン(Se)0.01mg/リ
ットル以下を含んでいた(これらの数値は1998年3
月厚生省指針に示された目標値を満たしている。)。
ンを一度に、その後は溶融状態を見ながら少しずつと言
うようにして、2.5時間を掛けて、宇治電化学工業
(株)製の電気溶融炉(アーク式)に投入し、合計30
00ワットの電力で溶融した。その間、炉内に挿入した
熱電対で水砕スラグの表面温度を測定し、融液の表面温
度が1550±50℃を保つように制御した。得られた
溶融スラグを内容積2.5m3の受鍋に移し、放冷により
固化して、固化スラグのインゴット(1個当たり平均重
量3,000kg)を得た。得られた固化スラグは、分析
結果では、カドミウム(Cd)0.001mg/リットル
以下、鉛(Pb)0.01mg/リットル以下、砒素(A
s)0.01mg/リットル以下、クロム(T−Cr)
0.01mg/リットル以下、水銀(T−Hg)0.00
05mg/リットル以下、セレン(Se)0.01mg/リ
ットル以下を含んでいた(これらの数値は1998年3
月厚生省指針に示された目標値を満たしている。)。
【0014】このスラグ・インゴットをジョークラッシ
ャー(1次クラッシャー:川崎重工業社製、型式番号Y
S3018P/2次クラッシャー:川崎重工業社製、型
式番号YS3008H)で粉砕し、篩分けすることによ
って、平均粒径3mm(スラグ再生品A)、粒径10mm以
下(スラグ再生品B)、平均粒径10mm(スラグ再生品
C)の各スラグ粒子を得た。
ャー(1次クラッシャー:川崎重工業社製、型式番号Y
S3018P/2次クラッシャー:川崎重工業社製、型
式番号YS3008H)で粉砕し、篩分けすることによ
って、平均粒径3mm(スラグ再生品A)、粒径10mm以
下(スラグ再生品B)、平均粒径10mm(スラグ再生品
C)の各スラグ粒子を得た。
【0015】得られたスラグ粒子(空冷再溶融スラグ)
は、洗い減量0.1重量%、絶乾比重2.77、表乾比
重2.78、吸水率0.41%、すり減り減量34.3
重量%、安定性1.6重量%(これらの数値は、JIS
A1103,A1110,A1122に基づく測定値
である)であり、コンクリート骨材規格値を満たしてい
た。
は、洗い減量0.1重量%、絶乾比重2.77、表乾比
重2.78、吸水率0.41%、すり減り減量34.3
重量%、安定性1.6重量%(これらの数値は、JIS
A1103,A1110,A1122に基づく測定値
である)であり、コンクリート骨材規格値を満たしてい
た。
【0016】スラグ再生品Aの258kgをセメント64
5kg、化粧用骨材1032kg、砂1032kg、水117
kgに配合して表層のセメントスラリーを作り、砂161
1kg、砂利288kg、セメント450kgで基層のセメン
トスラリーを作り、プレス成形して舗装用コンクリート
カラー平板を得た。スラグ再生品Bの567kgを6号砕
石382.5kg、7号砕石142.5kg、粗砂127.
5kg、細砂127.5kg、石粉70.5kg、をアスファ
ルト82.5kgに配合してアスファルト合材を作り、道
路舗装用アスファルト合材を得た。
5kg、化粧用骨材1032kg、砂1032kg、水117
kgに配合して表層のセメントスラリーを作り、砂161
1kg、砂利288kg、セメント450kgで基層のセメン
トスラリーを作り、プレス成形して舗装用コンクリート
カラー平板を得た。スラグ再生品Bの567kgを6号砕
石382.5kg、7号砕石142.5kg、粗砂127.
5kg、細砂127.5kg、石粉70.5kg、をアスファ
ルト82.5kgに配合してアスファルト合材を作り、道
路舗装用アスファルト合材を得た。
【0017】−実施例2〜4− 溶融炉に予めボーキサイト(実施例2)、バン土頁岩
(実施例3)、電融アルミナ(実施例4)(いずれも粒
径30mm以下の粒子)を入れておくようにしたほかは実
施例1と同じようにして、スラグ・インゴットを得た。
このインゴットは、結晶質であった。このインゴットを
実施例1と同様にして各スラグ粒子を得た。
(実施例3)、電融アルミナ(実施例4)(いずれも粒
径30mm以下の粒子)を入れておくようにしたほかは実
施例1と同じようにして、スラグ・インゴットを得た。
このインゴットは、結晶質であった。このインゴットを
実施例1と同様にして各スラグ粒子を得た。
【0018】得られたスラグ粒子(結晶質再溶融スラ
グ)は、洗い減量0.07重量%、絶乾比重2.72、
表乾比重2.75、吸水率1.08%、すり減り減量1
9.4重量%、安定性1.8重量%(これらの数値は、
JIS A1103,A1110,A1122に基づく
測定値である)であり、コンクリート骨材規格値を満た
していた。
グ)は、洗い減量0.07重量%、絶乾比重2.72、
表乾比重2.75、吸水率1.08%、すり減り減量1
9.4重量%、安定性1.8重量%(これらの数値は、
JIS A1103,A1110,A1122に基づく
測定値である)であり、コンクリート骨材規格値を満た
していた。
【0019】−実施例5− 炉で得られた溶融スラグを半球の楕円形の形を有する型
内に移して、成形品を得るようにするほかは、実施例1
と同じにした。
内に移して、成形品を得るようにするほかは、実施例1
と同じにした。
【0020】
【発明の効果】本発明にかかるスラグ再生材は、粒度や
形を整えてあるため、利用し易く、しかも、水砕スラグ
を有用に再資源化してなるため、安価である。本発明に
かかるスラグ再生材の製造方法は、一般に使用されてい
る溶融炉や粉砕機や整粒機などを用いて簡単に実施で
き、スラグ再生材を迅速安価に製造できる。
形を整えてあるため、利用し易く、しかも、水砕スラグ
を有用に再資源化してなるため、安価である。本発明に
かかるスラグ再生材の製造方法は、一般に使用されてい
る溶融炉や粉砕機や整粒機などを用いて簡単に実施で
き、スラグ再生材を迅速安価に製造できる。
【0021】本発明にかかるセメント製品は、本発明に
かかるスラグ再生材を骨材等として含む場合は安価であ
り、化粧材等として含む場合は安価で美しい。
かかるスラグ再生材を骨材等として含む場合は安価であ
り、化粧材等として含む場合は安価で美しい。
【図1】 本発明にかかるスラグ再生材の製造方法の実
施形態を表すフローチャート。
施形態を表すフローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA43 AB01 BA02 CA04 CA29 CA32 CA42 CB13 CB31 CB32 DA02 DA03 DA06 4G012 JK01
Claims (8)
- 【請求項1】水砕スラグの溶融固化物からなる、スラグ
再生材。 - 【請求項2】下記工程(a) 、(b) を含む、スラグ再生材
の製造方法。 (a) 水砕スラグを再溶融して溶融スラグを得る溶融工
程。 (b) 溶融スラグを空冷により固化して固化スラグを得る
固化工程。 - 【請求項3】前記溶融工程は、融液の表面温度が145
0〜1650℃になるように水砕スラグを加熱する工程
である、請求項2に記載のスラグ再生材の製造方法。 - 【請求項4】前記固化工程が、溶融スラグに結晶核を入
れて固化する工程である、請求項2または3に記載のス
ラグ再生材の製造方法。 - 【請求項5】前記空冷が放冷である、請求項2から4ま
でのいずれかに記載のスラグ再生材の製造方法。 - 【請求項6】前記固化工程が、溶融スラグを型に入れて
固化する工程である、請求項2から5までのいずれかに
記載のスラグ再生材の製造方法。 - 【請求項7】下記工程(c) をさらに含む、請求項2から
5までのいずれかに記載のスラグ再生材の製造方法。 (c) 固化スラグを粉砕し整粒してスラグ粒子を得る粒子
化工程。 - 【請求項8】請求項1に記載のスラグ再生材を含む、コ
ンクリート製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11166034A JP2000351656A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | スラグ再生材とその製造方法および用途 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11166034A JP2000351656A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | スラグ再生材とその製造方法および用途 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000351656A true JP2000351656A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15823729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11166034A Pending JP2000351656A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | スラグ再生材とその製造方法および用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000351656A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005329400A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-12-02 | Daido Steel Co Ltd | スラグ固化物の安定化処理方法 |
JP2007091590A (ja) * | 2006-10-23 | 2007-04-12 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鉄鋼スラグから溶出するフッ素の安定化処理方法および改質スラグとその製造方法 |
US7739023B2 (en) * | 2005-12-17 | 2010-06-15 | Hyundai Motor Company | Adaptive cruise control system and method for vehicle |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP11166034A patent/JP2000351656A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005329400A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-12-02 | Daido Steel Co Ltd | スラグ固化物の安定化処理方法 |
US7739023B2 (en) * | 2005-12-17 | 2010-06-15 | Hyundai Motor Company | Adaptive cruise control system and method for vehicle |
JP2007091590A (ja) * | 2006-10-23 | 2007-04-12 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鉄鋼スラグから溶出するフッ素の安定化処理方法および改質スラグとその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2006290461B2 (en) | Processing metallurgical slag | |
KR102228813B1 (ko) | 투수블록의 제조방법 | |
JP2000351656A (ja) | スラグ再生材とその製造方法および用途 | |
JP3291534B2 (ja) | 溶融スラグを粉砕した骨材を使用したコンクリート製品及びその製造方法 | |
JP2973198B2 (ja) | 溶融炉から排滓されるメタルの利用方法 | |
JP5303978B2 (ja) | スラグ除去材および除去方法 | |
JP2003238221A (ja) | 人工骨材の製造方法 | |
JP3313211B2 (ja) | 溶融スラグ骨材を使用したコンクリート製品の製造方法及び該製造方法によって得られたコンクリート製品 | |
JP2000302534A (ja) | セラミックブロックおよびその製造方法 | |
JP2896663B2 (ja) | コンクリート用細骨材の製造方法および装置 | |
JPH11337041A (ja) | 廃棄物溶融スラグの鋳造設備 | |
JPH08224557A (ja) | 廃棄物粒状物及びその製造方法 | |
JP2001270769A (ja) | 路盤材の製造方法 | |
JP2000290048A (ja) | ショットブラスト用粒体 | |
JP7173425B1 (ja) | 粒状凝固スラグの製造方法及び製造設備 | |
JPH0717757A (ja) | 焼却灰を用いた焼結物の製造方法 | |
JP2005007220A (ja) | 焼却灰による資材製造方法 | |
WO2022270480A1 (ja) | 粒状凝固スラグの製造方法及び製造設備 | |
KR100901989B1 (ko) | 제강슬래그 중 메탈회수 증대방법 | |
JP4384424B2 (ja) | 人工骨材とこれを用いたコンクリート | |
KR19980027828A (ko) | 폐주물사의 재생방법 및 그 재생골재 | |
JPH1135356A (ja) | 人工軽量骨材の製造方法 | |
JPH11118133A (ja) | スラグ用の取鍋 | |
TWI220425B (en) | Manufacturing process of pellet-like glass material | |
JPH11114931A (ja) | 溶融炉のスラグの成形設備 |