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JP2000347263A - カメラの電気回路 - Google Patents

カメラの電気回路

Info

Publication number
JP2000347263A
JP2000347263A JP11162431A JP16243199A JP2000347263A JP 2000347263 A JP2000347263 A JP 2000347263A JP 11162431 A JP11162431 A JP 11162431A JP 16243199 A JP16243199 A JP 16243199A JP 2000347263 A JP2000347263 A JP 2000347263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
converter
microcomputer
voltage
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11162431A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsumasa Okubo
光將 大久保
Osamu Nonaka
修 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11162431A priority Critical patent/JP2000347263A/ja
Priority to US09/590,220 priority patent/US6298199B1/en
Publication of JP2000347263A publication Critical patent/JP2000347263A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/18Signals indicating condition of a camera member or suitability of light

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】単純な構成で、温度等の環境変化に依存せず、
安定したカメラの制御を行うことのできるカメラの電気
回路を提供することである。 【解決手段】このカメラの電気回路は、複数の温度特性
の信号を出力可能なIFIC20と、CPU10とを備
えている。このCPU10は、上記複数の温度特性の出
力信号を選択入力としている。そして、この選択された
入力信号と、上記CPU10により演算したデジタル信
号とに基いて、出力信号が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカメラの電気回路
に関し、特に温度等の環境変化の影響を受けにくいカメ
ラの電気回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの電気回路として、種々の
部品が使用されている。そして、カメラに含まれるセン
サ、アクチュエータ、表示器は、以下の理由から温度の
影響を極力少くしたいという要求がある。
【0003】例えば、センサは、測距/測光が温度依存
性を持つと、低温高温で露出不良・ピンボケが生じる。
また、アクチュエータは、出力を上手にコントロールし
ないと、レンズによるピンボケや、フィルムでは駒間の
ばらつきが、ギアでは切換えミスが生じ、更には機構系
の破壊や不動作を引起こす。また、表示器、特にLCD
表示器に於いて、低温では表示が薄く、高温ではクロス
トーク気味になるというものであった。
【0004】一方、近年、D/Aコンバータをワンチッ
プマイクロコンピュータに内蔵したものが増えてきてい
る。
【0005】例えば、本件出願人による先の出願である
特願平9−258606号には、ブレセンサとD/Aコ
ンバータ内蔵のCPUによって、手ブレを検出処理する
技術が記載されている。
【0006】また、特開昭58−27004号公報に
は、A/Dコンバータの基準電圧に温度特性を持たせ
て、AFの圧縮ダイオードの温度補償をしている技術が
記載されている。
【0007】更に、特開平5−61443号公報には、
表示補償にCPUを用いている技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特願平9−258606号には、ブレをD/Aコンバ
ータ付CPUで処理する技術が記載されているが、温度
依存性の補償については述べられていないものであっ
た。
【0009】また、上記特開昭58−27004号公報
に記載の技術では、AFの圧縮ダイオードの温度補償を
しているものの、A/D変換時の補償であり、アナログ
処理レベルでの補正ができず、デリケートな信号が十分
補正できないという課題を有している。
【0010】更に、上記特開平5−61443号公報に
は、表示補償にCPUを用いているが、ワンチップマイ
クロコンピュータのD/Aコンバータでないために回路
が複雑であり、簡単な構成で様々な補償を行いにくいと
いう課題を有している。
【0011】したがってこの発明は、上記実状に鑑みて
なされたものであり、その目的は、単純な構成で、温度
等の環境変化に依存せず、安定したカメラの制御を行う
ことのできるカメラの電気回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、第1の発明
は、複数の温度特性の信号を出力可能な集積回路と、マ
イクロコンピュータとを備え、上記マイクロコンピュー
タは、上記複数の温度特性の出力信号を選択入力とし、
この選択された入力信号と上記マイクロコンピュータに
より演算したデジタル信号とに基いて出力信号を形成す
ることを特徴とする。
【0013】また、第2の発明は、温度依存性のないA
/Dコンバータ部と温度依存性のないD/Aコンバータ
部と演算制御部とを含むマイクロコンピュータと、この
マイクロコンピュータの指令に応答して作動し、温度依
存性を有するセンサ、アクチュエータ、若しくは表示器
と、上記センサ、アクチュエータ、若しくは表示器の温
度依存性に対応したアナログ信号を出力するモニタ手段
と、上記センサ、アクチュエータ、若しくは表示器の作
動と上記アナログ信号との対応関係を記憶する記憶手段
と、を具備し、上記マイクロコンピュータは、上記アナ
ログ信号を上記A/Dコンバータ部によりデジタル変換
した値と、上記記憶手段に保持されたデータとに応じて
上記D/Aコンバータ部に与えるデータを設定すること
を特徴とする。
【0014】更に、第3の発明は、外部から基準電圧を
入力可能なD/Aコンバータ部と演算制御部とを備えた
マイクロコンピュータと、このマイクロコンピュータの
指令に基いて作動し、温度依存性を有する複数のセン
サ、アクチュエータ、若しくは表示器と、複数の温度特
性を有する基準電圧を上記マイクロコンピュータ内のA
/Dコンバータ部に供給する基準電圧供給手段と、を具
備し、上記マイクロコンピュータは、上記基準電圧供給
手段に何れかの温度特性の基準電圧を出力させると共
に、当該基準電圧を用いて所定の出力信号を発生させる
ことを特徴とする。
【0015】第1の発明によるカメラの電気回路にあっ
ては、複数の温度特性の信号を出力可能な集積回路と、
マイクロコンピュータとを備えている。このマイクロコ
ンピュータは、上記複数の温度特性の出力信号を選択入
力としている。そして、この選択された入力信号と、上
記マイクロコンピュータにより演算したデジタル信号と
に基いて、出力信号が形成される。
【0016】第2の発明のカメラの電気回路にあって
は、マイクロコンピュータに、温度依存性のないA/D
コンバータ部と、温度依存性のないD/Aコンバータ部
と、演算制御部とが含まれている。そして、このマイク
ロコンピュータの指令に応答して、温度依存性を有する
センサ、アクチュエータ、若しくは表示器が作動する。
上記センサ、アクチュエータ、若しくは表示器の温度依
存性に対応したアナログ信号は、モニタ手段によって出
力され、上記センサ、アクチュエータ、若しくは表示器
の作動と上記アナログ信号との対応関係は、記憶手段に
記憶される。そして、上記マイクロコンピュータでは、
上記アナログ信号を上記A/Dコンバータ部によりデジ
タル変換した値と、上記記憶手段に保持されたデータと
に応じて上記D/Aコンバータ部に与えるデータが設定
される。
【0017】更に、第3の発明によるカメラの電気回路
にあっては、マイクロコンピュータに、外部から基準電
圧を入力可能なD/Aコンバータ部と演算制御部とが備
えられており、このマイクロコンピュータの指令に基い
て、温度依存性を有する複数のセンサ、アクチュエー
タ、若しくは表示器が作動する。また、複数の温度特性
を有する基準電圧が、基準電圧供給手段により上記マイ
クロコンピュータ内のA/Dコンバータ部に供給され
る。そして、上記マイクロコンピュータは、上記基準電
圧供給手段に何れかの温度特性の基準電圧を出力させる
と共に、当該基準電圧を用いて所定の出力信号を発生さ
せる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0019】図1は、この発明の第1の実施の形態を示
すカメラの電気系の構成図である。
【0020】図1に於いて、10は、該カメラの全動作
を制御するためのもので、ワンチップマイクロコンピュ
ータ(CPU)である。このCPU10内には、演算部
11と、A/Dコンバータ12と、D/Aコンバータ1
3と、LCDドライバ14とが備えられている。
【0021】上記A/Dコンバータ12及びD/Aコン
バータ13は、相対的にほぼ温度依存性が同じ抵抗素子
の組合わせで構成されているため、単体としての温度依
存性は、ほぼゼロになっている。また、上記LCDドラ
イバ14は、D/Aコンバータ13から出力された基準
電圧を、内部で3分割して駆動電圧を作る。
【0022】上記CPU10には、カメラに必要な各ア
ナログ制御を行うインターフェースIC(IFIC)2
0が接続されている。
【0023】IFIC20に於いて、バンドギャップ電
圧等を利用した温度依存性がほぼゼロの定電圧源(T安
定電圧源)21が、バッファ22に接続されている。こ
のバッファ22は、T安定電圧源21の出力電圧のイン
ピーダンスを下げて外部に出力させる。
【0024】温度依存性がほぼゼロの電流源23は、例
えば上記T安定電圧源21に外付けの温度依存性がほぼ
ゼロの抵抗素子等で構成されたものを電流増幅してい
る。これは、一端が接地されたサーミスタ51に流し込
まれ、該サーミスタ51の抵抗値の温度変化によって接
地端と反対の端子の電圧が変化する。
【0025】I/R比例電流源24は、定電圧にチップ
内の抵抗素子を接続して作られたものである。これは、
NPNトランジスタ25のベースに流れ込み、このコレ
クタと、バッファ22の出力間に設けられた抵抗素子を
駆動する。I/R比例電圧源24のHFE倍の電流が抵抗
26を流れ、電圧降下が引起こされる。
【0026】抵抗26の電圧降下は、NPNトランジス
タ25のHFEに比例する。また、NPNトランジスタ2
5のHFEの温度特性以外の温度特性は相殺される。尚、
上記NPNトランジスタ25は、後述する測距回路内の
NPNトランジスタ36、38と同一形状、同一方向配
置、且つ近傍に配置されている。
【0027】IFIC20内のバッファ29及び30
は、CPU10内のD/Aコンバータ13からの出力を
受けてインピーダンスを下げ、IFIC20内の各部に
供給する。
【0028】モータ定電圧駆動用のオペアンプ31及び
32は、その出力がそれぞれパワートランジスタ54及
び52のベースに接続され、入力の一端は上記バッファ
29及び30に、入力の他端はパワートランジスタ54
及び52のコレクタに接続されている。CPU10の司
令で動作する際は、D/Aコンバータ13の出力電圧に
基いて、モータ53、55を定電圧にて駆動する。
【0029】また、アンプ35とNPNトランジスタ3
6、アンプ37とNPNトランジスタ38は、PSD5
7に接続されて、それぞれAF回路の光電流のヘッドア
ンプを構成している。PSD57より入力された光電流
は、NPNトランジスタ36、38でそれぞれHFE倍さ
れて、比演算回路39、光量演算回路40に出力され
る。
【0030】上記比演算回路39は、光電流の比演算を
行うための回路である。IN /(I F +IN )に比例し
た電流が、外部接続の比積分コンデンサ59に出力され
る。この回路は、比の演算なのでNPNトランジスタ3
6、38のHFEは、両端子の特性がほぼ同一であればキ
ャンセルされる。
【0031】一方、この回路は、周知のようにIF 、I
N の光電流値が小さくなると、ノイズにより誤差大とな
り、光電流値が小さくなる遠距離測距時に近距離データ
を出力する場合があるため、∞(無限)判定回路41に
よりIF が所定値以下の場合、強制的に比演算値をゼロ
(∞値)にクランプする回路が設けられている。この回
路については、IF をHFE倍したもので∞判定するため
に、HFE依存性がある。したがって、この∞判定レベル
は、CPU10内のD/Aコンバータ13からの出力に
より、そのレベルが設定可能となっている。
【0032】光量演算回路40は、光電流の光量を演算
するための回路である。この光量演算回路40の出力
は、IN *HFE+IF *HFEになるように構成される。
これに比例した電流が、光量積分コンデンサ58に出力
される。
【0033】上記光量演算回路40の出力は、HFEに比
例するため、HFEの変動の影響を受ける。そのため、積
分コンデンサ58の逆積分電流を設定する逆積分回路4
5は、D/Aコンバータ13からの出力によってその逆
積分電流値が決定される。一方、HFEの依存性がない比
積分コンデンサ59の逆積分回路44の逆積分電流は、
所定値に固定されている。
【0034】コンパレータ42及び43は、上記比演算
回路39の出力及び光量演算回路40の出力を所定値と
比較するための回路である。一度積分されて、コンデン
サ58、59の初期電圧から電位が変化した後に起動さ
れ、逆積分によって初期電圧に戻った際に反転出力が出
力される。この逆積分開始からコンパレータ42及び4
3の出力が反転するまでの時間は、比積分コンデンサ5
9、光量積分コンデンサ58の光電流による電位変化に
比例しているので、これをCPU10がタイムカウント
することにより、比演算値/光量演算値が求められる。
【0035】また、手ブレを検出するブレセンサ62
が、この信号処理を行うブレセンサIC61を介して、
CPU10及びIFIC20に接続されている。上記ブ
レセンサ62と、IC内の信号処理回路の詳細について
は、本件出願人による先の出願である特願平9−258
606号に記載されたものと同様のものであるので、説
明は省略するが、このブレセンサの出力初期電位に、例
えば温度依存性のあるものが用いられている。ブレセン
サIC61内のアンプの増幅基準レベルは、CPU10
内のD/Aコンバータ13の出力によって設定可能とな
っている。
【0036】上記CPU10内の演算部には、また、不
揮発メモリ(EEPROM)70が接続されている。こ
のEEPROM70は、カメラの各種記憶データの他
に、上記D/Aコンバータ13で出力すべきデータとサ
ーミスタ26、またはHFEモニタ出力(サーミスタ26
とNPNトランジスタ25間の電位)との対応が記憶さ
れている。
【0037】更に、CPU10内のLCDドライバ14
には、LCD表示器71が接続されており、カメラの状
態や撮影情報がカメラ外部またはファインダ内等に表示
される。このLCD表示器71は、上記LCDドライバ
14により駆動される。
【0038】次に、CPU10のD/Aコンバータの設
定について、詳しく説明する。
【0039】図2は、LCD表示器71の駆動電圧依存
性と温度との関係を示した特性図である。
【0040】LCDは、一般に低温になると駆動されに
くくなるため、コントラストが十分あってセグメント間
のクロストークもない最良状態のライン(最適濃度ライ
ン)は、図2に示されるように、左上がりとなる。その
ラインとほぼ平行に、クロストーク領域が始まるライン
と、コントラストが不良となるラインが、図示のように
なる。
【0041】従来は、常温で最適表示となるように、例
えば2.5Vの駆動電圧を設定していたが、この場合、
0℃以下ではLCD濃度が不十分になり、50℃ではク
ロストークが発生する。これを、サーミスタ51の電圧
に基いてEEPROM70から最適電圧を決定し、D/
Aコンバータ13からLCDドライバ14に最適電圧を
基準電圧として与えるので、温度にかかわらず最適駆動
電圧が印加できる。
【0042】図3は、上述したLCD駆動のCPU10
の動作を説明するフローチャートである。
【0043】先ず、ステップS1にて、サーミスタ51
の電圧がA/Dコンバータ12によりA/D変換され
る。次いで、ステップS2にて、これに対応するD/A
値が、EEPROM70から読出される。
【0044】次に、ステップS3にて、そのEEPRO
M70の値が最良電圧と認識されて、ステップS4でD
/A出力が設定される。その後、ステップS5にて、L
CDドライバ14が駆動されてLCD表示が行われる。
【0045】次に、測距回路系のIFIC20内のNP
NトランジスタのHFEの温度依存性を、CPU10内の
D/Aコンバータ12を用いてキャンセルする方法につ
いて詳細に説明する。
【0046】図4(a)は、IFIC20内のNPNト
ランジスタのHFEの、温度依存性を示す特性図である。
【0047】トランジスタのHFEは、一般的に高温では
高く、低温では低くなる。このため、HFEがキャンセル
される比演算回路の逆積分電流は一定でよいが、光量積
分コンデンサ58の出力を一定電流で逆積分すると、図
4(b)に示されるように、ほぼHFEの温度依存性と同
様の温度依存性となる。これでは、温度により出力算出
距離が変動してしまうため、光量積分コンデンサの逆積
分電流も、HFEと同様に、図4(c)に示されるような
温度特性を持たせるようにする。
【0048】すなわち、NPNトランジスタ25のコレ
クタ電圧がA/Dコンバータ12でA/D変換され、こ
の値に基いてHFE変化が検出される。そして、これをキ
ャンセルするようにD/Aコンバータ13の出力が設定
され、その出力により逆積分回路45の出力が決定され
る。比積分∞判定レベルの決定も同様である。
【0049】ここで、上記D/Aコンバータ12の設定
を行う際のCPU10の動作について、図5のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0050】先ず、ステップS11にて、NPNトラン
ジスタ25のコレクタ電圧の電位が、A/Dコンバータ
12でA/D変換される。次いで、ステップS2にて、
常温に於いてカメラ組立時に記憶されたNPNトランジ
スタ25の初期値が、EEPROM70から読出され
る。
【0051】そして、これとの差をみてHFEの変化量が
算出されて、ステップS13及びS14に於いて、∞判
定レベルと光量逆積分電流の値が決定される。次いで、
ステップS15にて、これに対応したD/Aコンバータ
13の出力が決定される。また、これにより温度による
FEの変動をキャンセルする∞判定レベルと逆積分電流
値が決定されたので、ステップS16にて測距動作が開
始される。
【0052】次に、モータ駆動の際のD/Aコンバータ
の設定について、詳細に説明する。
【0053】図6(a)は、モータの所定電圧印加時の
起動トルクの温度依存性を示す特性図である。
【0054】モータの起動トルクは、温度によって巻線
抵抗が変動し、これにより起動電流も変動するため、こ
れにほぼ比例する形で起動トルクも変動する。したがっ
て、常温に於いて設定された駆動電圧は、温度により補
正すれば、ほぼ一定の起動トルクが得られて温度による
駆動トルクの変動が抑えられる。
【0055】この場合、図6(b)に示されるように、
モータ駆動トルクの特性と逆方向に印加電圧を変動させ
ればよい。
【0056】図7は、モータ駆動時のCPU10の動作
を説明するフローチャートである。以下、このフローチ
ャートを参照して、モータ駆動時のCPU10の動作に
ついて説明する。
【0057】初めに、ステップS21にて、サーミスタ
電圧がA/D変換され、続くステップS22にて、これ
に基いて印加されるべき電圧相当値が、EEPROM7
0から読出される。そして、ステップS23にて、この
読出された値がモータ印加電圧値とされる。
【0058】その後、ステップS24にて、D/Aコン
バータ13の出力が設定される。そして、ステップS2
5にて、モータ駆動が開始される。
【0059】ここで、EEPROM70の値は、D/A
コンバータ印加値そのものでもよいし、モータ印加電圧
が多くあって、データ量が多い際等は、印加したい基本
電圧に対する補正値や補正係数により、D/A値を演算
出力してもよい。
【0060】次に、ブレセンサIC61の動作時の、D
/Aコンバータの出力設定について説明する。
【0061】図8(a)は、ブレセンサの加速度ゼロ時
の出力電圧の温度依存性を示す特性図である。このよう
な特性のセンサの場合、動作点を追従するため、アンプ
の基準電圧値の設定を、温度に対応して設定させた方が
動作点に追従し始めるまでの遅れ時間が短くなる。
【0062】初期設定する増幅基準電圧は、図8(b)
に示されるように、温度により切換えられる。
【0063】図9は、上記動作時のCPU10の動作を
説明するフローチャートである。
【0064】先ず、ステップS31にて、サーミスタ電
圧がA/D変換される。そして、これに対応する設定初
期値相当のD/A設定値が、ステップS32にてEEP
ROM70から読出され、これによりステップS33で
初期の増幅基準レベルが決定される。
【0065】次いで、上記基準レベルに基いて、ステッ
プS34にて、D/Aコンバータ13の出力値が設定さ
れる。その後、ステップS35にて、ブレ検出動作が開
始される。
【0066】このように、第1の実施の形態によれば、
LCD表示器71の表示濃度レベルの温度依存性をCP
U10内のD/Aコンバータ13にて補正しているた
め、LCDの温度依存性を容易にキャンセルすることが
できる。また、電圧設定をIFIC20内で決定してい
ないので、LCDの特性が異なったものを使用したりす
る際、EEPROM70のデータを書換えるだけでよ
く、IFIC20のマスクを変更して修正する等の費用
を削減することができる。
【0067】また、AF回路のHFE温度依存性をキャン
セルできるので、低温・高温になっても性能を保つこと
ができる。更に、この場合にIC内の、補償すべきトラ
ンジスタと同一チップ内、同一形状の素子を直接モニタ
しているため、単に温度を用いて補正するよりも正確に
補正することができる。また、CPU10のD/Aコン
バータ13によるため、IFIC20の回路構成が簡単
になり、チップ面積縮小によるコストダウンが可能であ
る。
【0068】更に、モータの温度依存性をキャンセルし
ているため、ピント調節時等の微妙な制御を正確に行う
ことができる。
【0069】また、モータ等の特性が異なるものを用い
ても、EEPROMだけの修正で済むので、少ない費用
で多くのカメラに適用可能である。
【0070】加えて、ブレセンサの初期設定の増幅基準
電圧を温度により最適化できるので、ブレ検出遅れが小
さくでき、正確な検出・補正が可能である。また、ブレ
センサの特性が異なるものを用いても、EEPROMの
書換えだけで容易に対応でき、安価にて多くの組合わせ
への応用が可能となる。
【0071】尚、この第1の実施の形態に於いて、温度
検知の方法はサーミスタではなく、IC内に温度比例電
圧源を設けてこれを検出するようにしてもよい。
【0072】また、ブレセンサの温度補正は、増幅基準
のみでなく、増幅率を変化させて加速度対応の出力の温
度依存性をキャンセルする等、他の温度依存性を補償す
るものであってもよい。
【0073】更に、CPU10のD/Aコンバータ13
の出力により温度依存性をキャンセルするものは、上記
以外の項目であってもよい。
【0074】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0075】図10は、この発明の第2の実施の形態を
示すカメラの電気系の構成図である。
【0076】この第2の実施の形態に於いては、上述し
た図1に示される第1の実施の形態と異なる部分のみ説
明し、その他の構成は第1の実施の形態と同様であるの
で、説明は省略する。
【0077】先ず、CPU10内に於いて、A/Dコン
バータ12の基準電圧と、D/Aコンバータの基準電圧
及びLCDドライバ14の駆動基準電圧の3つが、共通
のラインにて接続されており、何れもIFIC20から
の1端子によって供給を受けるように構成されている。
【0078】また、IFIC20内には、測距回路は含
まれていない。その代わりに、IFIC20内には、リ
モコン回路81と、測光回路86と、バッテリチェック
回路(BC回路)87と、測温回路88とが含まれてい
る。
【0079】また、電圧出力バッファ22の入力側は、
BE/R電圧源82、温度依存性がほぼゼロのT安定電
圧源83、温度に比例した出力電圧を供給するT比例電
圧源84、T安定電流源85を流し込まれて、グラウン
ド(GND)に接地されたサーミスタ51の一端の電圧
によるサーミスタ電圧源の4種類が、スイッチング素子
S1〜S4によって選択的に接続可能に構成されてい
る。
【0080】また、リモコン回路81には、外部端子を
介してリモコンセンサ91が接続されている。同様に、
測光回路86には、外部端子を介してスポット測光用の
測光センサ95が接続される。更に、上記リモコン回路
81の電源は、バッファ22の出力により供給されてい
る。そして、上記サーミスタ51は、ソレノイド96と
共に、モータ55の近傍に、熱伝導性のよい部材を介し
て配置されている。
【0081】更に、バッファ22の出力端子とGND間
には、安定化用のコンデンサ92が接続されている。そ
して、平均測光用の測光センサ(Cds)93を用いた
測光回路が、コンデンサ94との組合わせで構成されて
おり、CPU10のポートに接続されている。
【0082】図11は、バッファ22の出力電圧の元の
電圧源の選択を表した図である。
【0083】LCD表示中で他の動作がない場合は、低
温時に高い電圧で駆動した方が表示濃度が一定に近付く
ため、VBE/R型の電圧源が用いられている。また、リ
モコン回路81についても、アンプ構成上、低温時の方
が最低動作電圧が高くなってしまうために、同じくVBE
/R型電圧源が用いられる。
【0084】このVBE/R電圧源は、Vccの変動の影響
も受けにくいため、ノイズの影響を受けやすいリモコン
回路81にはこの意味でも適している。
【0085】CPU10のA/Dコンバータ12により
A/D変換が行われる際は、A/D変換が行われる対象
により特性が切換えられる。
【0086】先ず、IFIC20内の測光回路86の出
力が処理される場合は、回路内の圧縮ダイオードの温度
特性があるため、これがキャンセルされるようにT比例
電圧源が用いられる。また測温回路88、バッテリチェ
ック回路87、ブレセンサ62の回路出力は、温度依存
性がない形でCPU10のA/Dコンバータ12に出力
されるため、温度依存性を除去できるT安定電圧源が用
いられる。
【0087】モータの定電圧駆動時は、サーミスタ電圧
源が用いられる。このサーミスタは、モータ55の起動
トルクの温度依存性と反対の温度特性を持つように選択
されている。したがって、モータ駆動時は、別段の補正
等でD/Aコンバータ13の設定値が温度に合わせて変
えられる必要がなく、どのような温度でも所定のデータ
がD/Aコンバータ13に設定されればよい。
【0088】測光センサ(Cds)93による測光時
は、温度による測光値の変動を抑えるため、T安定電圧
源が用いられる。測光方法は、CR時定数測光であり、
一度ポートがローレベルにされてコンデンサ94の電荷
がゼロにされて、ポートが入力に切換えられてスレッシ
ュを横切るまでの時間が計測される。
【0089】図12は、T安定電圧源の電圧、VBE/R
電圧源の電圧、LCD表示特性及びリモコン回路最低動
作電圧を模式的に示した図である。
【0090】図12に示されるように、T安定電圧源が
用いられると、LCDの表示不良領域が出る他、リモコ
ンの最低動作電圧も余裕がない。しかしながら、これを
BE/R電圧源に置換えると、LCDもリモコンも良好
に、余裕をもって駆動が行える。
【0091】尚、VBE/R型電圧源でないモードの動作
は、その時間が短いため、この間のLCD表示器の見え
は少々劣るが、ほとんど目立たない。
【0092】このように、第2の実施の形態によれば、
温度依存性の多くを、D/Aコンバータ13に印加する
基準電圧に温度特性を持たせることによって補償するた
め、CPU回路内での演算が簡単になり、プログラム容
量が少なくて済む。
【0093】また、温度変化が激しいと予測されるモー
タ類の温度を直接検出するので、環境温度を計測して補
正する場合に比べて正確に補正できる。
【0094】更に、LCDドライバ14の基準電圧とD
/Aコンバータ13、A/Dコンバータ12の基準電圧
を共通ラインとし、IFIC20の1つの端子から供給
しているため、ICも出力バッファが1つで済むので小
型になり、また実装するプリント基板上の配線も少なく
て済み、安定化用のコンデンサも1個で済む。加えて、
上記電圧を共通としていることにより、動作モードに応
じて温度特性の異なる電圧源に切換えるために主に温度
による不具合を小さくすることができる。
【0095】また、LCDドライバ14の基準電圧をC
PU10内部のD/Aコンバータ13により供給しなく
てよいため、出力インピーダンスが高い安価な構成でも
誤差が少なく、より表示品位が高くなるという利点があ
る。
【0096】更に、LCDドライバ14の基準電圧とリ
モコン回路81の電源の種別を合わせているので、動作
時間(リモコン待ち時間:通常数分は待つ)が長いモー
ドのとき、LCDドライバ14に好適な電圧が維持で
き、不適当な電圧の時間を短くすることができる。
【0097】尚、上述した第2の実施の形態に於いては
測距回路を除いたが、これに限られずに測距回路を含め
て構成してもよい。
【0098】また、上記基準電圧源の温度特性の切換え
のみでなく、第1の実施の形態のように、IC内の測温
回路88の出力に基いて温度を検出し、D/Aコンバー
タ13の設定値を変化させる方法で温度補償を行う方法
を併用してもよい。
【0099】更に、定電圧駆動はモータ駆動時について
述べたが、サーミスタ51をソレノイドプランジャの近
傍に、熱伝導性の良好な部材を介して設け、こちらの方
の吸着力の温度依存性を補償してもよい。
【0100】尚、この発明の上記実施の形態によれば、
以下の如き構成を得ることができる。
【0101】(1) A/Dコンバータ部とD/Aコン
バータ部と演算制御部とを含むマイクロコンピュータ
と、このマイクロコンピュータの指令に応じて動作し、
上記A/Dコンバータ部と上記D/Aコンバータ部と共
に共通な単一の信号線を介して基準電圧を供給する基準
電圧出力手段と、を具備し、上記マイクロコンピュータ
は、上記A/Dコンバータ部を使用する場合と上記D/
Aコンバータ部を使用する場合とで上記基準電圧手の温
度特性を切換えるように制御することを特徴とするカメ
ラの電気回路。
【0102】(2) 演算制御部と、外部から供給され
る基準電圧を変換して液晶パネルを駆動するLCDドラ
イバ部と、外部から供蛤される基準電圧と演算制御部か
らの出力に応答して作動するD/Aコンバータ部とを含
むマイクロコンピュータと、上記LCDドライバ部と上
記D/Aコンバータ部とに共通な単一の信号線を介して
基準電圧を供給する基準電圧出力手段と、を具備したこ
とを特徴とするカメラの電気回路。
【0103】(3) 演算制御部と、外部から供給され
る基準電圧を内部で変換して液晶パネルを駆動するLC
Dドライバ部と、外部から供給される基準電圧に応じて
動作するA/Dコンバータ部とを含むマイクロコンピュ
ータと、上記LCDドライバ部と上記A/Dコンバータ
部とに共通な単一の信号線を介して基準電圧を出力する
基準電圧出力手段と、を具備し、上記マイクロコンピュ
ータは、上記A/Dコンバータ部を作動させる場合とさ
せない場合とで上記基準電圧の温度特性を切換えること
を特徴とするカメラの電気回路。
【0104】(4) 演算制御部と、外部から供恰され
る基準電圧に基いて作動するD/Aコンバータ部とを含
むマイクロコンピュータと、ワイヤレスリモコン信号を
検知するリモコン検知手段と、共通な単一の信号線を介
して上記D/Aコンバータ部の基準電圧と、上記リモコ
ン検知手段の電源を供給する基準電圧出力手段と、を具
備したことを特徴とするカメラの電気回路。
【0105】(5) 演算制御部と、外部から供給され
る基準電圧を変換して液晶パネルを駆動するLCDドラ
イバ部と、外部から供給される基準電圧に基いて作動す
るA/Dコンバータ部及び/またはD/Aコンバータ部
とを含むマイクロコンピュータと、カメラのワイヤレス
リモコン操作を検知するリモコン検知手段と、共通な単
一の信号線を介して上記LCDドライバ部、上記A/D
コンバータ部及び/またはD/Aコンバータ部の基準電
圧と、上記リモコン検知手段とに基準電圧を供給する基
準電圧出力手段と、を具備し、上記マイクロコンピュー
タは、上記A/Dコンバータ部及び/またはD/Aコン
バータ部を使用する際に、上記基準電圧の温度特性を上
記A/Dコンバータ部及び/またはD/Aコンバータ部
を使用しない場合とは異なる温度特性となし、リモコン
動作時にはリモコン動作しない場合と同一の温度特性と
なるように制御することを特徴とするカメラの電気回
路。
【0106】(6) 演算制御部と、D/Aコンバータ
部とを含むマイクロコンピュータと、温度依存性を有す
る出力を発する測距手段と、測温手段と、を具備し、上
記マイクロコンピュータは、上記測温手段の出力に応答
して上記D/Aコンバータ部の出力を設定して、上記測
距手段の温度特性を補償することを特徴とするカメラの
電気回路。
【0107】(7) カメラのブレ状態を検出するブレ
センサと、このブレセンサの信号を増幅する増幅器と、
演算制御部とD/Aコンバータ部とを含むマイクロコン
ピュータと、上記D/Aコンバータ部の出力に基いてカ
メラのアクチュエータの駆動電圧を制御する電圧制御手
段と、上記D/Aコンバータ部の出力に基いて、上記増
幅器のリファレンスレベルを設定するブレ検知手段と、
上記D/Aコンバータ部の出力に応じて所定回路で使用
するアナログ信号レベルを設定する測距回路との何れか
2つ以上を含み、上記D/Aコンバータ部の単一の出力
線を介して上記何れか2つ以上の手段を時分割制御する
ことを特徴とするカメラの電気回路。
【0108】(8) 演算制御部とD/Aコンバータ部
とを含むマイクロコンピュータと、環境パラメータ依存
性を有し、カメラの諸機能を実行するアナログ回路と、
上記環境パラメータを検出する検出手段と、を具備し、
上記マイクロコンピュータは、上記検出された環境パラ
メータに基いて上記D/Aコンバータ部の出力を設定
し、このアナログ出カを上記アナログ回路に与えること
を特徴とするカメラの電気回路。
【0109】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、単純な
構成で、温度等の環境変化に依存せず、安定したカメラ
の制御を行うことのできるカメラの電気回路を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示すカメラの電
気系の構成図である。
【図2】LCD表示器71の駆動電圧依存性と温度との
関係を示した特性図である。
【図3】LCD駆動のCPU10の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】(a)は、IFIC20内のNPNトランジス
タのHFEの、温度依存性を示す特性図、(b)は一定光
量時の光量逆積分データの温度特性図、(c)は光量逆
積分電流値の温度特図である。
【図5】D/Aコンバータ12の設定を行う際のCPU
10の動作について説明するフローチャートである。
【図6】(a)はモータの所定電圧印加時の起動トルク
の温度依存性を示す特性図、(b)はモータに印加する
補正電圧の温度特性図である。
【図7】モータ駆動時のCPU10の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図8】(a)はブレセンサの加速度ゼロ時の出力電圧
の温度依存性を示す特性図、(b)は初期設定する増幅
基準電圧の温度特性図である。
【図9】ブレセンサIC61動作時のCPU10の動作
を説明するフローチャートである。
【図10】この発明の第2の実施の形態を示すカメラの
電気系の構成図である。
【図11】第2の実施の形態に於けるバッファ22の出
力電圧の元の電圧源の選択を表した図である。
【図12】T安定電圧源の電圧、VBE/R電圧源の電
圧、LCD表示特性及びリモコン回路最低動作電圧を模
式的に示した図である。
【符号の説明】
10 ワンチップマイクロコンピュータ(CPU)、 11 演算部、 12 A/Dコンバータ、 13 D/Aコンバータ、 14 LCDドライバ、 20 インターフェースIC(IFIC)、 21 定電圧源(T安定電圧源)、 22、29、30 バッファ、 23 電流源、 24 I/R比例電流源、 25 NPNトランジスタ、 26 抵抗、 31、32 オペアンプ、 35、37 アンプ、 36、38 NPNトランジスタ、 39 比演算回路、 40 光量演算回路、 41 ∞(無限)判定回路、 42、43 コンパレータ、 44、45 逆積分回路、 51 サーミスタ、 52、54 パワートランジスタ、 53、55 モータ、 57 PSD、 58 光量積分コンデンサ、 59 比積分コンデンサ、 61 ブレセンサIC、 62 ブレセンサ、 70 不揮発メモリ(EEPROM)、 71 LCD表示器(LCD)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の温度特性の信号を出力可能な集積
    回路と、マイクロコンピュータとを備え、 上記マイクロコンピュータは、上記複数の温度特性の出
    力信号を選択入力とし、この選択された入力信号と上記
    マイクロコンピュータにより演算したデジタル信号とに
    基いて出力信号を形成することを特徴とするカメラの電
    気回路。
  2. 【請求項2】 温度依存性のないA/Dコンバータ部と
    温度依存性のないD/Aコンバータ部と演算制御部とを
    含むマイクロコンピュータと、 このマイクロコンピュータの指令に応答して作動し、温
    度依存性を有するセンサ、アクチュエータ、若しくは表
    示器と、 上記センサ、アクチュエータ、若しくは表示器の温度依
    存性に対応したアナログ信号を出力するモニタ手段と、 上記センサ、アクチュエータ、若しくは表示器の作動と
    上記アナログ信号との対応関係を記憶する記憶手段と、 を具備し、 上記マイクロコンピュータは、上記アナログ信号を上記
    A/Dコンバータ部によりデジタル変換した値と、上記
    記憶手段に保持されたデータとに応じて上記D/Aコン
    バータ部に与えるデータを設定することを特徴とするカ
    メラの電気回路。
  3. 【請求項3】 外部から基準電圧を入力可能なD/Aコ
    ンバータ部と演算制御部とを備えたマイクロコンピュー
    タと、 このマイクロコンピュータの指令に基いて作動し、温度
    依存性を有する複数のセンサ、アクチュエータ、若しく
    は表示器と、 複数の温度特性を有する基準電圧を上記マイクロコンピ
    ュータ内のA/Dコンバータ部に供給する基準電圧供給
    手段と、 を具備し、 上記マイクロコンピュータは、上記基準電圧供給手段に
    何れかの温度特性の基準電圧を出力させると共に、当該
    基準電圧を用いて所定の出力信号を発生させることを特
    徴とするカメラの電気回路。
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