JP2000347206A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドライバー集積回路1の隣接するバンプの間
隔を十分に確保するとともに、ドライバー集積回路1の
寸法を低減させる液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 側縁部に複数入力端子及び複数出力端子
を配列した液晶表示素子基板2と、複数入力バンプ及び
複数出力バンプを配列したドライバー集積回路1とを備
え、対応する複数入力端子及び複数出力端子と複数入力
バンプ及び複数出力バンプとを異方性導電フィルムを介
して接着し、ドライバー集積回路1を液晶表示素子基板
2上にフリップチップ実装する液晶表示装置であり、複
数出力バンプは、配列幅方向に細長い三角形状、五角形
状、台形状のいずれかで、一つ置きに出力第1バンプ列
4または出力第2バンプ列5を構成するように千鳥状に
配置され、出力第2バンプ列5の各出力バンプの少なく
とも一部が出力第1バンプ列4の各出力バンプ間に入り
込むように配置され、複数端子は少なくとも一部が対応
する各複数のバンプの形状に相似形状である。
隔を十分に確保するとともに、ドライバー集積回路1の
寸法を低減させる液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 側縁部に複数入力端子及び複数出力端子
を配列した液晶表示素子基板2と、複数入力バンプ及び
複数出力バンプを配列したドライバー集積回路1とを備
え、対応する複数入力端子及び複数出力端子と複数入力
バンプ及び複数出力バンプとを異方性導電フィルムを介
して接着し、ドライバー集積回路1を液晶表示素子基板
2上にフリップチップ実装する液晶表示装置であり、複
数出力バンプは、配列幅方向に細長い三角形状、五角形
状、台形状のいずれかで、一つ置きに出力第1バンプ列
4または出力第2バンプ列5を構成するように千鳥状に
配置され、出力第2バンプ列5の各出力バンプの少なく
とも一部が出力第1バンプ列4の各出力バンプ間に入り
込むように配置され、複数端子は少なくとも一部が対応
する各複数のバンプの形状に相似形状である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
わり、特に、液晶表示素子基板の側縁部に形成した複数
の端子に、異方性導電フィルムを介してドライバー集積
回路(IC)に形成した複数のバンプに接着し、液晶表
示素子基板上にドライバー集積回路をフリップチップ実
装した液晶表示装置に関する。
わり、特に、液晶表示素子基板の側縁部に形成した複数
の端子に、異方性導電フィルムを介してドライバー集積
回路(IC)に形成した複数のバンプに接着し、液晶表
示素子基板上にドライバー集積回路をフリップチップ実
装した液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置においては、液晶
表示素子基板の側縁部に複数のドライバー集積回路が実
装され、液晶表示素子の表示動作時に、これらのドライ
バー集積回路を介して液晶表示素子を駆動している。液
晶表示素子基板には側縁部に沿って複数の端子が形成さ
れ、複数のドライバー集積回路には前記複数の端子の形
成位置に対応する位置に複数の入力バンプ及び複数の出
力バンプが形成されている。
表示素子基板の側縁部に複数のドライバー集積回路が実
装され、液晶表示素子の表示動作時に、これらのドライ
バー集積回路を介して液晶表示素子を駆動している。液
晶表示素子基板には側縁部に沿って複数の端子が形成さ
れ、複数のドライバー集積回路には前記複数の端子の形
成位置に対応する位置に複数の入力バンプ及び複数の出
力バンプが形成されている。
【0003】ドライバー集積回路がフリップチップ実装
される場合に液晶表示素子基板と複数のドライバー集積
回路との接合は、通常バインダー材の中に樹脂球体に金
属メッキした粒子または金属粉体からなる導電性微粒子
を配合した異方性導電フィルムによって行われる。この
とき、液晶表示素子基板に形成された複数の端子と複数
のドライバー集積回路にそれぞれ形成された複数の入力
バンプ及び複数の出力バンプとの間にこの異方性導電フ
ィルムを介在させ、異方性導電フィルムにおけるバイン
ダー材の接着力によって複数のドライバー集積回路を液
晶表示素子基板の側縁部に接着し、同時に、異方性導電
フィルムにおける導電性微粒子により複数の端子と対応
する複数の入力バンプ及び複数の出力バンプとを導電接
続し、液晶表示素子基板上に複数のドライバー集積回路
をフリップチップ実装している。
される場合に液晶表示素子基板と複数のドライバー集積
回路との接合は、通常バインダー材の中に樹脂球体に金
属メッキした粒子または金属粉体からなる導電性微粒子
を配合した異方性導電フィルムによって行われる。この
とき、液晶表示素子基板に形成された複数の端子と複数
のドライバー集積回路にそれぞれ形成された複数の入力
バンプ及び複数の出力バンプとの間にこの異方性導電フ
ィルムを介在させ、異方性導電フィルムにおけるバイン
ダー材の接着力によって複数のドライバー集積回路を液
晶表示素子基板の側縁部に接着し、同時に、異方性導電
フィルムにおける導電性微粒子により複数の端子と対応
する複数の入力バンプ及び複数の出力バンプとを導電接
続し、液晶表示素子基板上に複数のドライバー集積回路
をフリップチップ実装している。
【0004】近年になって、液晶表示装置においては、
表示画面の高精細化が要望されている。この場合、液晶
表示装置において表示画面を高精細化する有効な手段と
しては、以下に述べるように、ドライバー集積回路1個
(1チップ)当たりの出力数を増やすこと、すなわち、
各ドライバー集積回路に形成されるバンプの数を増やせ
ばよいことが知られている。
表示画面の高精細化が要望されている。この場合、液晶
表示装置において表示画面を高精細化する有効な手段と
しては、以下に述べるように、ドライバー集積回路1個
(1チップ)当たりの出力数を増やすこと、すなわち、
各ドライバー集積回路に形成されるバンプの数を増やせ
ばよいことが知られている。
【0005】例えば、スーパービデオグラフィックアレ
イ(SVGA)によるカラー表示の場合、各薄膜トラン
ジスタ(TFT)のドレインに接続される2400本の
信号線を設けており、これらの信号線に対応する数の信
号端子を設ける必要がある。このような2400個の信
号端子に対して、ドライバー集積回路の1個(1チッ
プ)当たりの出力数が240である場合、全体で10個
(10チップ)が必要になり、ドライバー集積回路の1
個(1チップ)当たりの出力数が300である場合、全
体で8個(8チップ)が必要になる。
イ(SVGA)によるカラー表示の場合、各薄膜トラン
ジスタ(TFT)のドレインに接続される2400本の
信号線を設けており、これらの信号線に対応する数の信
号端子を設ける必要がある。このような2400個の信
号端子に対して、ドライバー集積回路の1個(1チッ
プ)当たりの出力数が240である場合、全体で10個
(10チップ)が必要になり、ドライバー集積回路の1
個(1チップ)当たりの出力数が300である場合、全
体で8個(8チップ)が必要になる。
【0006】ここで、出力数が240のドライバー集積
回路と出力数が300のドライバー集積回路との外形寸
法、製造単価、不良発生率がそれぞれ等しいものと仮定
すると、出力数が300のドライバー集積回路を用いた
場合には、出力数が240のドライバー集積回路を用い
た場合に比べて、ドライバー集積回路の製造コストが8
0%で済むようになる。その上、出力数が300のドラ
イバー集積回路を8個用いた場合には、出力数が240
のドライバー集積回路を10個用いた場合に比べて、ド
ライバー集積回路の実装時間及びリペア時間の短縮が可
能になるので、同じように液晶表示装置の製造コストが
安価になる。このような理由から、ドライバー集積回路
の出力数、すなわち出力バンプの数を増やすことがコス
ト的に有利になる。
回路と出力数が300のドライバー集積回路との外形寸
法、製造単価、不良発生率がそれぞれ等しいものと仮定
すると、出力数が300のドライバー集積回路を用いた
場合には、出力数が240のドライバー集積回路を用い
た場合に比べて、ドライバー集積回路の製造コストが8
0%で済むようになる。その上、出力数が300のドラ
イバー集積回路を8個用いた場合には、出力数が240
のドライバー集積回路を10個用いた場合に比べて、ド
ライバー集積回路の実装時間及びリペア時間の短縮が可
能になるので、同じように液晶表示装置の製造コストが
安価になる。このような理由から、ドライバー集積回路
の出力数、すなわち出力バンプの数を増やすことがコス
ト的に有利になる。
【0007】また、ドライバー集積回路において単位長
当たりの出力数(出力バンプの数)を増やす手段として
は、各出力バンプを同一列上に配置せずに、出力バンプ
を一つ置きに第1バンプ列と第2バンプ列とに配分し、
全体的に各出力バンプが千鳥状に配列されるように配置
することが知られている。
当たりの出力数(出力バンプの数)を増やす手段として
は、各出力バンプを同一列上に配置せずに、出力バンプ
を一つ置きに第1バンプ列と第2バンプ列とに配分し、
全体的に各出力バンプが千鳥状に配列されるように配置
することが知られている。
【0008】ここで、図9は、既知の液晶表示装置にお
けるドライバー集積回路に形成された複数のバンプの配
列状態の一例を示す平面図であり、図10は、図9に図
示された複数の出力バンプの一部の拡大図である。
けるドライバー集積回路に形成された複数のバンプの配
列状態の一例を示す平面図であり、図10は、図9に図
示された複数の出力バンプの一部の拡大図である。
【0009】なお、図9及び図10には、ドライバー集
積回路に形成された複数のバンプと液晶表示素子基板に
形成された複数の端子とを併せて示している。
積回路に形成された複数のバンプと液晶表示素子基板に
形成された複数の端子とを併せて示している。
【0010】図9及び図10において、41はドライバ
ー集積回路(IC)、42は液晶表示素子基板、43は
入力バンプ列、44は出力第1バンプ列、45は出力第
2バンプ列、46はダミーバンプ列、47は入力端子
列、48は出力第1端子列、49は出力第2端子列であ
る。
ー集積回路(IC)、42は液晶表示素子基板、43は
入力バンプ列、44は出力第1バンプ列、45は出力第
2バンプ列、46はダミーバンプ列、47は入力端子
列、48は出力第1端子列、49は出力第2端子列であ
る。
【0011】そして、ドライバー集積回路41は、その
一つの長辺に沿って入力バンプ列43が形成され、他の
1つの長辺に沿って外側に出力第1バンプ列44が、内
側に出力第2バンプ列45がそれぞれ形成され、短辺に
沿ってダミーバンプ列46が形成される。入力バンプ列
43の各入力バンプ、出力第1バンプ列44及び出力第
2バンプ列45の各出力バンプは、配列幅方向に細長い
長方形で、ダミーバンプ列46の各ダミーバンプは略正
方形である。出力第1バンプ列44及び出力第2バンプ
列45の各出力バンプは、配列方向に一つ置きに千鳥状
に配置され、全体として外側に出力第1バンプ列44、
内側に出力第2バンプ列45が構成される。
一つの長辺に沿って入力バンプ列43が形成され、他の
1つの長辺に沿って外側に出力第1バンプ列44が、内
側に出力第2バンプ列45がそれぞれ形成され、短辺に
沿ってダミーバンプ列46が形成される。入力バンプ列
43の各入力バンプ、出力第1バンプ列44及び出力第
2バンプ列45の各出力バンプは、配列幅方向に細長い
長方形で、ダミーバンプ列46の各ダミーバンプは略正
方形である。出力第1バンプ列44及び出力第2バンプ
列45の各出力バンプは、配列方向に一つ置きに千鳥状
に配置され、全体として外側に出力第1バンプ列44、
内側に出力第2バンプ列45が構成される。
【0012】また、液晶表示素子基板42は、ドライバ
ー集積回路41の入力バンプ列43の形成部分の対応箇
所に入力端子列47が形成され、ドライバー集積回路4
1の出力第1バンプ列44及び出力第2バンプ列45の
各形成部分と対応した箇所に出力第1端子列48及び出
力第2端子列49が形成される。なお、ドライバー集積
回路41のダミーバンプ列46に対応する端子列は形成
されない。入力端子列47の各入力端子は、対応する入
力バンプ列43の各入力バンプとの接触部分が一定値以
下になるのを防ぐために、各入力バンプよりも長さが長
くなっている。同様に、出力第1端子列48の各出力端
子及び出力第2端子列49の各出力端子は、対応する出
力第1バンプ列44の各出力バンプ及び出力第2バンプ
列45の各出力バンプとの接触部分が一定値以下になる
のを防ぐために、各出力バンプよりも長さが長くなって
いる。この場合、出力第1端子列48の各出力端子は、
対応する各出力バンプとの接触部分を含めて同幅である
が、出力第2端子列49の各出力端子は、対応する各出
力バンプとの接触部分が幅広部で、幅広部の一端から延
びる非接触部分が幅狭部になっており、各幅狭部が出力
第1端子列48の各出力端子間を通って平行に延びてい
る。
ー集積回路41の入力バンプ列43の形成部分の対応箇
所に入力端子列47が形成され、ドライバー集積回路4
1の出力第1バンプ列44及び出力第2バンプ列45の
各形成部分と対応した箇所に出力第1端子列48及び出
力第2端子列49が形成される。なお、ドライバー集積
回路41のダミーバンプ列46に対応する端子列は形成
されない。入力端子列47の各入力端子は、対応する入
力バンプ列43の各入力バンプとの接触部分が一定値以
下になるのを防ぐために、各入力バンプよりも長さが長
くなっている。同様に、出力第1端子列48の各出力端
子及び出力第2端子列49の各出力端子は、対応する出
力第1バンプ列44の各出力バンプ及び出力第2バンプ
列45の各出力バンプとの接触部分が一定値以下になる
のを防ぐために、各出力バンプよりも長さが長くなって
いる。この場合、出力第1端子列48の各出力端子は、
対応する各出力バンプとの接触部分を含めて同幅である
が、出力第2端子列49の各出力端子は、対応する各出
力バンプとの接触部分が幅広部で、幅広部の一端から延
びる非接触部分が幅狭部になっており、各幅狭部が出力
第1端子列48の各出力端子間を通って平行に延びてい
る。
【0013】なお、図9及び図10には図示されていな
いが、入力端子列47の各入力端子は、制御基板上に装
着配置された制御用集積回路の対応する出力端子にそれ
ぞれ接続され、出力第1端子列48及び出力第2端子列
49の各出力端子は、液晶表示装置における多数の薄膜
トランジスタ(TFT)のドレインに結合された信号線
にそれぞれ接続される。
いが、入力端子列47の各入力端子は、制御基板上に装
着配置された制御用集積回路の対応する出力端子にそれ
ぞれ接続され、出力第1端子列48及び出力第2端子列
49の各出力端子は、液晶表示装置における多数の薄膜
トランジスタ(TFT)のドレインに結合された信号線
にそれぞれ接続される。
【0014】前記構成によるドライバー集積回路41
は、出力バンプ列44、45を構成する各出力バンプ
を、配列方向に一つ置きに千鳥状に配置し、外側の出力
第1バンプ列44と内側の出力第2バンプ列45とに分
けて配列している。このような千鳥状の配置にすれば、
各出力バンプを一列に配列した場合に比べて、隣接する
出力バンプの間隔にそれぞれ他の列の出力バンプを配置
することが可能になり、各出力バンプの列方向の配置寸
法を短縮して、ドライバー集積回路41の長辺側に形成
される出力数(出力バンプ数)を増やすことができる。
は、出力バンプ列44、45を構成する各出力バンプ
を、配列方向に一つ置きに千鳥状に配置し、外側の出力
第1バンプ列44と内側の出力第2バンプ列45とに分
けて配列している。このような千鳥状の配置にすれば、
各出力バンプを一列に配列した場合に比べて、隣接する
出力バンプの間隔にそれぞれ他の列の出力バンプを配置
することが可能になり、各出力バンプの列方向の配置寸
法を短縮して、ドライバー集積回路41の長辺側に形成
される出力数(出力バンプ数)を増やすことができる。
【0015】なお、前記構成において、ドライバー集積
回路41側にダミーバンプ列46を設ける理由は、ドラ
イバー集積回路41を異方性導電フィルムを用いて液晶
表示素子基板42に接着する場合に、ドライバー集積回
路41の四隅に配置されるバンプへの応力の集中を緩和
することと、余剰バインダーの排出量をバランスさせる
ためである。
回路41側にダミーバンプ列46を設ける理由は、ドラ
イバー集積回路41を異方性導電フィルムを用いて液晶
表示素子基板42に接着する場合に、ドライバー集積回
路41の四隅に配置されるバンプへの応力の集中を緩和
することと、余剰バインダーの排出量をバランスさせる
ためである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の液晶表示装
置においては、ドライバー集積回路41の各出力バンプ
を配列方向に一つ置きに千鳥状に形成し、外側の出力第
1バンプ列44と内側の出力第2バンプ列45に分けて
配列したので、各出力バンプの寸法が同じであれば、ド
ライバー集積回路41における長辺及び短辺の各寸法
は、出力バンプを長辺に一列に配列する場合に比べ、長
辺寸法を短くできる反面、出力バンプ列が2列になった
分及び各出力バンプ列間に間隔を設けている分だけ短辺
寸法を長くする必要があり、全体的にドライバー集積回
路41の寸法を大きく低減させることができない。そし
て、ドライバー集積回路41のチップ寸法が大きい場合
には、半導体ウエハから切り出されるドライバー集積回
路41のチップ数が減少し、その分、製造コストが上昇
する。
置においては、ドライバー集積回路41の各出力バンプ
を配列方向に一つ置きに千鳥状に形成し、外側の出力第
1バンプ列44と内側の出力第2バンプ列45に分けて
配列したので、各出力バンプの寸法が同じであれば、ド
ライバー集積回路41における長辺及び短辺の各寸法
は、出力バンプを長辺に一列に配列する場合に比べ、長
辺寸法を短くできる反面、出力バンプ列が2列になった
分及び各出力バンプ列間に間隔を設けている分だけ短辺
寸法を長くする必要があり、全体的にドライバー集積回
路41の寸法を大きく低減させることができない。そし
て、ドライバー集積回路41のチップ寸法が大きい場合
には、半導体ウエハから切り出されるドライバー集積回
路41のチップ数が減少し、その分、製造コストが上昇
する。
【0017】また、前記既知の液晶表示装置は、液晶表
示素子基板42にドライバー集積回路41を接合するフ
リップチップ実装時に、液晶表示素子基板42の各端子
とドライバー集積回路41の各バンプとを異方性導電フ
ィルムを介在して接着しており、ドライバー集積回路4
1を液晶表示素子基板42に熱圧着する際に、異方性導
電フィルムの導電性微粒子を含有するバインダー材が軟
粘化して流出する。流出したバインダー材は、隣接する
バンプ間または隣接する端子間を通って流れるとき、バ
インダー材の中に含有している導電性微粒子が隣接する
バンプ間または隣接する端子間に滞留集積し、集積した
導電性微粒子によって隣接するバンプ間または隣接する
端子間隣接バンプ間が電気的短絡を生じることがある。
示素子基板42にドライバー集積回路41を接合するフ
リップチップ実装時に、液晶表示素子基板42の各端子
とドライバー集積回路41の各バンプとを異方性導電フ
ィルムを介在して接着しており、ドライバー集積回路4
1を液晶表示素子基板42に熱圧着する際に、異方性導
電フィルムの導電性微粒子を含有するバインダー材が軟
粘化して流出する。流出したバインダー材は、隣接する
バンプ間または隣接する端子間を通って流れるとき、バ
インダー材の中に含有している導電性微粒子が隣接する
バンプ間または隣接する端子間に滞留集積し、集積した
導電性微粒子によって隣接するバンプ間または隣接する
端子間隣接バンプ間が電気的短絡を生じることがある。
【0018】隣接するバンプ間または隣接する端子間に
生じる電気的短絡は、ドライバー集積回路41のチップ
寸法を縮小するために、隣接するバンプ、特に、隣接す
る出力バンプ間隔を狭くすると、チップアライメントの
ずれを生じたときに高い頻度で発生し、また、出力バン
プや端子面積を縮小したのに伴い、出力バンプと出力端
子間の導電性を確保するために、バインダー材の中の導
電性微粒子の混合量を増やすと、同様に高い頻度で発生
する。
生じる電気的短絡は、ドライバー集積回路41のチップ
寸法を縮小するために、隣接するバンプ、特に、隣接す
る出力バンプ間隔を狭くすると、チップアライメントの
ずれを生じたときに高い頻度で発生し、また、出力バン
プや端子面積を縮小したのに伴い、出力バンプと出力端
子間の導電性を確保するために、バインダー材の中の導
電性微粒子の混合量を増やすと、同様に高い頻度で発生
する。
【0019】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、ドライバー集積回路の寸
法を低減させるとともに、隣接する出力バンプ間隔を十
分に確保し、かつ、出力バンプ間隔の電気的短絡の発生
を防止することが可能な液晶表示装置を提供することに
ある。
なされたもので、その目的は、ドライバー集積回路の寸
法を低減させるとともに、隣接する出力バンプ間隔を十
分に確保し、かつ、出力バンプ間隔の電気的短絡の発生
を防止することが可能な液晶表示装置を提供することに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による液晶表示装置は、側縁部に沿って複数
の入力端子及び複数の出力端子を配列した液晶表示素子
基板と、一面に複数の入力バンプ及び複数の出力バンプ
を配列したドライバー集積回路とを備え、対応する複数
の入力端子及び複数の出力端子と複数の入力バンプ及び
複数の出力バンプとを異方性導電フィルムを介して接着
し、ドライバー集積回路を液晶表示素子基板上にフリッ
プチップ実装しているものであって、複数の出力バンプ
は、配列幅方向に細長い三角形状、五角形状、台形状の
いずれかのもので、一つ置きに出力第1バンプ列または
出力第2バンプ列を構成するように千鳥状に配置される
とともに、出力第2バンプ列の各出力第2バンプの少な
くとも一部が出力第1バンプ列の各出力第1バンプ間に
入り込むように配置され、複数の端子は、少なくとも一
部が対応する各複数のバンプの形状に相似形状に構成し
ている。
に、本発明による液晶表示装置は、側縁部に沿って複数
の入力端子及び複数の出力端子を配列した液晶表示素子
基板と、一面に複数の入力バンプ及び複数の出力バンプ
を配列したドライバー集積回路とを備え、対応する複数
の入力端子及び複数の出力端子と複数の入力バンプ及び
複数の出力バンプとを異方性導電フィルムを介して接着
し、ドライバー集積回路を液晶表示素子基板上にフリッ
プチップ実装しているものであって、複数の出力バンプ
は、配列幅方向に細長い三角形状、五角形状、台形状の
いずれかのもので、一つ置きに出力第1バンプ列または
出力第2バンプ列を構成するように千鳥状に配置される
とともに、出力第2バンプ列の各出力第2バンプの少な
くとも一部が出力第1バンプ列の各出力第1バンプ間に
入り込むように配置され、複数の端子は、少なくとも一
部が対応する各複数のバンプの形状に相似形状に構成し
ている。
【0021】前記構成によれば、ドライバー集積回路に
形成する複数の出力バンプを細長い三角形状、五角形
状、台形状のいずれかのものにし、配列方向に一つ置き
に千鳥状に配置して出力第1バンプ列または出力第2バ
ンプ列を構成し、出力第2バンプ列の各出力第2バンプ
の少なくとも一部を出力第1バンプ列の各出力第1バン
プの間に入り込むように配置したので、出力バンプを1
列に配置した場合に比べてドライバー集積回路の長辺方
向の寸法が縮小され、出力第1バンプ列と出力第2バン
プ列とを単純に平行配置した既知のこの種のドライバー
集積回路に比べて短辺寸法が縮小できるもので、隣接す
る出力バンプの間隔を狭めずに、全体的に長辺及び短辺
の各寸法を縮小したドライバー集積回路を得ることがで
きる。
形成する複数の出力バンプを細長い三角形状、五角形
状、台形状のいずれかのものにし、配列方向に一つ置き
に千鳥状に配置して出力第1バンプ列または出力第2バ
ンプ列を構成し、出力第2バンプ列の各出力第2バンプ
の少なくとも一部を出力第1バンプ列の各出力第1バン
プの間に入り込むように配置したので、出力バンプを1
列に配置した場合に比べてドライバー集積回路の長辺方
向の寸法が縮小され、出力第1バンプ列と出力第2バン
プ列とを単純に平行配置した既知のこの種のドライバー
集積回路に比べて短辺寸法が縮小できるもので、隣接す
る出力バンプの間隔を狭めずに、全体的に長辺及び短辺
の各寸法を縮小したドライバー集積回路を得ることがで
きる。
【0022】また、前記構成によれば、各出力バンプに
おいて、出力第1バンプ列の出力第1バンプと出力第2
バンプ列の出力第2バンプとが対向する部分の形状を他
の部分の形状よりも幅狭の頂点形状、楔型形状、短辺形
状に形成しているので、異方性導電フィルムを用いた熱
接着時に、流出した導電性微粒子を含有するバインダー
材が隣接する出力第1バンプと出力第2バンプとの間を
通流する際のバインダー材に対する通流抵抗が比較的小
さくなる。このため、隣接する出力第1バンプと出力第
2バンプとの間を流れるバインダー材は、滞留せずにそ
のまま通過し、隣接する出力第1バンプと出力第2バン
プ間に電気的短絡が生じるのを未然に防いで、液晶表示
装置の製造歩留まりの向上が図れる。
おいて、出力第1バンプ列の出力第1バンプと出力第2
バンプ列の出力第2バンプとが対向する部分の形状を他
の部分の形状よりも幅狭の頂点形状、楔型形状、短辺形
状に形成しているので、異方性導電フィルムを用いた熱
接着時に、流出した導電性微粒子を含有するバインダー
材が隣接する出力第1バンプと出力第2バンプとの間を
通流する際のバインダー材に対する通流抵抗が比較的小
さくなる。このため、隣接する出力第1バンプと出力第
2バンプとの間を流れるバインダー材は、滞留せずにそ
のまま通過し、隣接する出力第1バンプと出力第2バン
プ間に電気的短絡が生じるのを未然に防いで、液晶表示
装置の製造歩留まりの向上が図れる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0024】図1及び図2は、本発明の液晶表示装置に
おける第1の実施の形態を示すもので、図1はドライバ
ー集積回路に形成した複数のバンプの配列状態を示す平
面図、図2は図1に示された複数のバンプの一部を拡大
して示す平面図であって、出力バンプが三角形状である
例を示すものである。
おける第1の実施の形態を示すもので、図1はドライバ
ー集積回路に形成した複数のバンプの配列状態を示す平
面図、図2は図1に示された複数のバンプの一部を拡大
して示す平面図であって、出力バンプが三角形状である
例を示すものである。
【0025】なお、図1及び図2においては、ドライバ
ー集積回路に形成された複数のバンプと液晶表示素子基
板に形成された複数の端子とを併せて示している。
ー集積回路に形成された複数のバンプと液晶表示素子基
板に形成された複数の端子とを併せて示している。
【0026】図1及び図2において、1はドライバー集
積回路(IC)、2は液晶表示素子基板、3は入力バン
プ列、4は出力第1バンプ列、5は出力第2バンプ列、
6はダミーバンプ列、7は入力端子列、8は出力第1端
子列、9は出力第2端子列である。
積回路(IC)、2は液晶表示素子基板、3は入力バン
プ列、4は出力第1バンプ列、5は出力第2バンプ列、
6はダミーバンプ列、7は入力端子列、8は出力第1端
子列、9は出力第2端子列である。
【0027】そして、ドライバー集積回路1は、一方の
長辺に沿って入力バンプ列3が形成され、他方の長辺に
沿って外側に出力第1バンプ列4が、内側に出力第2バ
ンプ列5がそれぞれ形成され、短辺に沿ってダミーバン
プ列6が形成される。
長辺に沿って入力バンプ列3が形成され、他方の長辺に
沿って外側に出力第1バンプ列4が、内側に出力第2バ
ンプ列5がそれぞれ形成され、短辺に沿ってダミーバン
プ列6が形成される。
【0028】この実施の形態においては、入力バンプ列
3は複数の入力バンプを配列して構成し、ダミーバンプ
列は複数のダミーバンプを配列して構成したもので、こ
れらの構成はいずれもよく知られたものである。これに
対して、出力第1バンプ列4及び出力第2バンプ列5は
配列幅方向に細長い3角形状の複数の出力バンプを配列
したもので、出力第1バンプ列4及び出力第2バンプ列
5の各3角形状の出力バンプは、図1及び図2に示され
るように、一つの頂点が相対配置されるとともに、出力
第2バンプ列5の各出力バンプが出力第1バンプ列4の
各出力バンプの間に入り込むように配置して全体的に各
出力バンプを千鳥状に配置しており、このような構成は
本発明に特有なものである。
3は複数の入力バンプを配列して構成し、ダミーバンプ
列は複数のダミーバンプを配列して構成したもので、こ
れらの構成はいずれもよく知られたものである。これに
対して、出力第1バンプ列4及び出力第2バンプ列5は
配列幅方向に細長い3角形状の複数の出力バンプを配列
したもので、出力第1バンプ列4及び出力第2バンプ列
5の各3角形状の出力バンプは、図1及び図2に示され
るように、一つの頂点が相対配置されるとともに、出力
第2バンプ列5の各出力バンプが出力第1バンプ列4の
各出力バンプの間に入り込むように配置して全体的に各
出力バンプを千鳥状に配置しており、このような構成は
本発明に特有なものである。
【0029】また、液晶表示素子基板2は、ドライバー
集積回路1の入力バンプ列3の形成部分に対応した箇所
に入力端子列7が形成され、ドライバー集積回路1の出
力第1バンプ列4及び出力第2バンプ列5の各形成部分
に対応した箇所に出力第1端子列8及び出力第2端子列
9がそれぞれ形成される。
集積回路1の入力バンプ列3の形成部分に対応した箇所
に入力端子列7が形成され、ドライバー集積回路1の出
力第1バンプ列4及び出力第2バンプ列5の各形成部分
に対応した箇所に出力第1端子列8及び出力第2端子列
9がそれぞれ形成される。
【0030】出力第1端子列8の各出力端子、出力第2
端子列9の各出力端子は、対応する出力バンプと相似形
状の接触部分と、接触部分から延びた非接触部分とから
なり、接触部分と非接触部分との長さは対応する出力ダ
ンプの長さよりも長くなっている。特に、出力第1端子
列8の各出力端子は、三角形状の接触領域(以下、これ
を第1接触領域という)と、第1接触領域からドライバ
ー集積回路1の外方向に延びる長方形状の非接触領域
(以下、これを第1非接触領域という)とからなってい
る。また、出力第2端子列9の各出力端子は、三角形状
の接触領域(以下、これを第2接触領域という)と、第
2接触領域からドライバー集積回路1の内方向に僅かに
延びる非接触領域(以下、これを第2非接触領域とい
う)と、第2接触領域からドライバー集積回路1の外方
向に延びる帯状の非接触領域(以下、これを第3非接触
領域という)からなっている。そして、各第1接触領域
と各第2接触領域とが千鳥状に配置され、各第1非接触
領域と各第3非接触領域とが一つ置きに離間状態で平行
配置され、後述する各信号線にそれぞれ接続される導出
端子を形成している。
端子列9の各出力端子は、対応する出力バンプと相似形
状の接触部分と、接触部分から延びた非接触部分とから
なり、接触部分と非接触部分との長さは対応する出力ダ
ンプの長さよりも長くなっている。特に、出力第1端子
列8の各出力端子は、三角形状の接触領域(以下、これ
を第1接触領域という)と、第1接触領域からドライバ
ー集積回路1の外方向に延びる長方形状の非接触領域
(以下、これを第1非接触領域という)とからなってい
る。また、出力第2端子列9の各出力端子は、三角形状
の接触領域(以下、これを第2接触領域という)と、第
2接触領域からドライバー集積回路1の内方向に僅かに
延びる非接触領域(以下、これを第2非接触領域とい
う)と、第2接触領域からドライバー集積回路1の外方
向に延びる帯状の非接触領域(以下、これを第3非接触
領域という)からなっている。そして、各第1接触領域
と各第2接触領域とが千鳥状に配置され、各第1非接触
領域と各第3非接触領域とが一つ置きに離間状態で平行
配置され、後述する各信号線にそれぞれ接続される導出
端子を形成している。
【0031】なお、図1及び図2には示されていない
が、入力端子列7の各入力端子は、制御基板上に装着配
置された制御用集積回路の対応する出力端子にそれぞれ
接続され、出力第1端子列8の各出力端子及び出力第2
端子列9の各出力端子は、液晶表示装置におけるマトリ
クス駆動回路部分に接続配置された多数の薄膜トランジ
スタのドレインに結合された信号線にそれぞれ接続され
る。
が、入力端子列7の各入力端子は、制御基板上に装着配
置された制御用集積回路の対応する出力端子にそれぞれ
接続され、出力第1端子列8の各出力端子及び出力第2
端子列9の各出力端子は、液晶表示装置におけるマトリ
クス駆動回路部分に接続配置された多数の薄膜トランジ
スタのドレインに結合された信号線にそれぞれ接続され
る。
【0032】第1の実施の形態によれば、出力第1バン
プ列4の各出力バンプ及び出力第2バンプ列5の各出力
バンプを配列幅方向に細長い三角形状にし、三角形状の
各出力バンプの1つの頂点を相対配置させるとともに、
出力第2バンプ列5の各出力バンプの全体が配列幅方向
にわたって出力第1バンプ列4の各出力バンプの間に入
り込むように一つ置きに千鳥状に配置したので、出力第
1バンプ列4及び出力第2バンプ列5の各出力バンプを
一列に配列した場合に比べて、ドライバー集積回路1の
長辺に沿って形成可能な各出力バンプ数が増え、出力バ
ンプ数が同数である場合にドライバー集積回路1の長辺
寸法を短縮できる。また、出力バンプを単純に二列に配
列した場合に比べて、ドライバー集積回路1の短辺寸法
を短縮できる。
プ列4の各出力バンプ及び出力第2バンプ列5の各出力
バンプを配列幅方向に細長い三角形状にし、三角形状の
各出力バンプの1つの頂点を相対配置させるとともに、
出力第2バンプ列5の各出力バンプの全体が配列幅方向
にわたって出力第1バンプ列4の各出力バンプの間に入
り込むように一つ置きに千鳥状に配置したので、出力第
1バンプ列4及び出力第2バンプ列5の各出力バンプを
一列に配列した場合に比べて、ドライバー集積回路1の
長辺に沿って形成可能な各出力バンプ数が増え、出力バ
ンプ数が同数である場合にドライバー集積回路1の長辺
寸法を短縮できる。また、出力バンプを単純に二列に配
列した場合に比べて、ドライバー集積回路1の短辺寸法
を短縮できる。
【0033】また、第1の実施の形態によれば、三角形
状の各出力バンプにおける相対配置した1つの頂点の角
度を、他の2つの頂点の角度よりも鋭角に形成したの
で、異方性導電フィルムを用いた熱接着時に、流出した
導電性微粒子を含有するバインダー材が隣接する出力バ
ンプ間を通過する際に、バインダー材に対する抵抗が小
さくなる。このため、隣接する出力バンプ間を流れるバ
インダー材は、滞留せずに導電性微粒子とともに各出力
バンプ間を通過し、導電性微粒子の滞留により隣接する
出力バンプ間の電気的短絡の発生を未然に防ぐことがで
きる。
状の各出力バンプにおける相対配置した1つの頂点の角
度を、他の2つの頂点の角度よりも鋭角に形成したの
で、異方性導電フィルムを用いた熱接着時に、流出した
導電性微粒子を含有するバインダー材が隣接する出力バ
ンプ間を通過する際に、バインダー材に対する抵抗が小
さくなる。このため、隣接する出力バンプ間を流れるバ
インダー材は、滞留せずに導電性微粒子とともに各出力
バンプ間を通過し、導電性微粒子の滞留により隣接する
出力バンプ間の電気的短絡の発生を未然に防ぐことがで
きる。
【0034】次に、図3及び図4は、本発明の液晶表示
装置における第2の実施の形態を示すもので、図3はド
ライバー集積回路に形成した複数のバンプの配列状態を
示す平面図、図4は図3に示された複数のバンプの一部
を拡大して示す平面図であって、出力バンプが五角形状
である例を示す。
装置における第2の実施の形態を示すもので、図3はド
ライバー集積回路に形成した複数のバンプの配列状態を
示す平面図、図4は図3に示された複数のバンプの一部
を拡大して示す平面図であって、出力バンプが五角形状
である例を示す。
【0035】なお、図3及び図4においては、ドライバ
ー集積回路に形成された複数のバンプと液晶表示素子基
板に形成された複数の端子とを併せて示している。
ー集積回路に形成された複数のバンプと液晶表示素子基
板に形成された複数の端子とを併せて示している。
【0036】図3及び図4において、10は出力第1バ
ンプ列、11は出力第2バンプ列、12は出力第1端子
列、13は出力第2端子列である。
ンプ列、11は出力第2バンプ列、12は出力第1端子
列、13は出力第2端子列である。
【0037】この他に、図1及び図2に示された構成要
素と同じ構成要素については同じ符号を付け、それらの
説明を省略している。
素と同じ構成要素については同じ符号を付け、それらの
説明を省略している。
【0038】第2の実施の形態と第1の実施の形態と
は、第1の実施の形態が、出力第1バンプ列4及び出力
第2バンプ列5の各出力バンプを細長い三角形状にした
のに対し、第2の実施の形態が、出力第1バンプ列10
及び出力第2バンプ列11の各出力バンプを一つの楔状
部を持った細長い五角形状にした点、及び、第1の実施
の形態が、出力第1端子列7及び出力第2端子列8の各
端子を三角形状の接触領域とその接触領域から延びる非
接触領域とで構成しているのに対し、第2の実施の形態
が、出力第1端子列12及び出力第2端子列13の各端
子を五角形状の接触領域とその接触領域から延びる非接
触領域とで構成している点にそれぞれ違いがある。
は、第1の実施の形態が、出力第1バンプ列4及び出力
第2バンプ列5の各出力バンプを細長い三角形状にした
のに対し、第2の実施の形態が、出力第1バンプ列10
及び出力第2バンプ列11の各出力バンプを一つの楔状
部を持った細長い五角形状にした点、及び、第1の実施
の形態が、出力第1端子列7及び出力第2端子列8の各
端子を三角形状の接触領域とその接触領域から延びる非
接触領域とで構成しているのに対し、第2の実施の形態
が、出力第1端子列12及び出力第2端子列13の各端
子を五角形状の接触領域とその接触領域から延びる非接
触領域とで構成している点にそれぞれ違いがある。
【0039】また、第2の実施の形態と第1の実施の形
態とは、各出力バンプの形状の違いに関連して、第1の
実施の形態が、第2出力バンプ列5の各出力バンプを配
列幅方向全体に出力第1バンプ列4の各出力バンプ間に
入り込むように配置したのに対し、第2の実施の形態
が、第2出力バンプ列11の各出力バンプの楔状部を出
力第1バンプ列10の各出力バンプの楔状部間に入り込
むように配置しており、さらに、出力第1バンプ列10
及び第2出力バンプ列11の各出力バンプの配置の違い
に関連して、出力第1端子列12の各端子や出力第2端
子列13の各端子の形状の配置状態が若干異なってい
る。
態とは、各出力バンプの形状の違いに関連して、第1の
実施の形態が、第2出力バンプ列5の各出力バンプを配
列幅方向全体に出力第1バンプ列4の各出力バンプ間に
入り込むように配置したのに対し、第2の実施の形態
が、第2出力バンプ列11の各出力バンプの楔状部を出
力第1バンプ列10の各出力バンプの楔状部間に入り込
むように配置しており、さらに、出力第1バンプ列10
及び第2出力バンプ列11の各出力バンプの配置の違い
に関連して、出力第1端子列12の各端子や出力第2端
子列13の各端子の形状の配置状態が若干異なってい
る。
【0040】しかし、それ以外の点には、第2の実施の
形態と第1の実施の形態との間に構成の違いはない。こ
のため、第2の実施の形態の構成については、これ以上
の説明を省略する。
形態と第1の実施の形態との間に構成の違いはない。こ
のため、第2の実施の形態の構成については、これ以上
の説明を省略する。
【0041】ここで、図5は、第2の実施の形態におい
てバンプ面積4000μm2 (楔状部の傾きaが0のと
き、40×100の長方形バンプ)を、隣接バンプとの
間隔を20μmにして千鳥状に配置した場合に、楔状部
の傾きaに対する出力バンプの全配列幅wの関係を示す
特性図であり、図6は、図5に図示された特性図におけ
る傾きa及び全配列幅wを説明するための説明図であ
る。
てバンプ面積4000μm2 (楔状部の傾きaが0のと
き、40×100の長方形バンプ)を、隣接バンプとの
間隔を20μmにして千鳥状に配置した場合に、楔状部
の傾きaに対する出力バンプの全配列幅wの関係を示す
特性図であり、図6は、図5に図示された特性図におけ
る傾きa及び全配列幅wを説明するための説明図であ
る。
【0042】図5に示されるように、楔状部の傾きaを
大きくして行くと、全配列幅wが順次短くなる。ところ
が、係数aが5以上になると、係数aをそれ以上大きく
しても、全配列幅wが短くなる割合が極めて小さい。
大きくして行くと、全配列幅wが順次短くなる。ところ
が、係数aが5以上になると、係数aをそれ以上大きく
しても、全配列幅wが短くなる割合が極めて小さい。
【0043】この第2の実施の形態によれば、出力第1
バンプ列10の各出力バンプ及び出力第2バンプ列11
の各出力バンプを、楔状部を有する配列幅方向に細長い
五角形状にし、出力第1バンプ列10の各出力バンプと
出力第2バンプ列11の各出力バンプの楔状部を相対配
置し、しかも、出力第2バンプ列11の各出力バンプの
楔状部が出力第1バンプ列10の各出力バンプの楔状部
間に入り込むように一つ置きの千鳥状に配置したので、
第1の実施の形態に比べれば、やや達成の度合いが低下
するものの、各出力バンプを単純に二列に配列した場合
に比べて、ドライバー集積回路1の短辺寸法を短縮する
ことができる。
バンプ列10の各出力バンプ及び出力第2バンプ列11
の各出力バンプを、楔状部を有する配列幅方向に細長い
五角形状にし、出力第1バンプ列10の各出力バンプと
出力第2バンプ列11の各出力バンプの楔状部を相対配
置し、しかも、出力第2バンプ列11の各出力バンプの
楔状部が出力第1バンプ列10の各出力バンプの楔状部
間に入り込むように一つ置きの千鳥状に配置したので、
第1の実施の形態に比べれば、やや達成の度合いが低下
するものの、各出力バンプを単純に二列に配列した場合
に比べて、ドライバー集積回路1の短辺寸法を短縮する
ことができる。
【0044】また、この第2の実施の形態によれば、出
力第1バンプ列10の各出力バンプと出力第2バンプ列
11の各出力バンプとが近接した部分を楔状部に形成し
たので、異方性導電フィルムを用いた熱接着時に、流れ
出した導電性微粒子を含有するバインダー材が隣接する
各出力バンプ間を通過する際に、隣接する出力バンプ間
を流れるバインダー材に対する抵抗が小さくなり、バイ
ンダー材はそこで滞留せずに導電性微粒子とともにその
まま通過し、導電性微粒子の滞留により隣接する出力バ
ンプ間に電気的短絡が発生するのを未然に防ぐことがで
きる。
力第1バンプ列10の各出力バンプと出力第2バンプ列
11の各出力バンプとが近接した部分を楔状部に形成し
たので、異方性導電フィルムを用いた熱接着時に、流れ
出した導電性微粒子を含有するバインダー材が隣接する
各出力バンプ間を通過する際に、隣接する出力バンプ間
を流れるバインダー材に対する抵抗が小さくなり、バイ
ンダー材はそこで滞留せずに導電性微粒子とともにその
まま通過し、導電性微粒子の滞留により隣接する出力バ
ンプ間に電気的短絡が発生するのを未然に防ぐことがで
きる。
【0045】次いで、図7及び図8は、本発明による液
晶表示装置の第3の実施の形態を示し、図7はドライバ
ー集積回路に形成した複数のバンプの配列状態を示す平
面図であり、図8は図7に図示された複数のバンプの一
部を拡大して示す平面図であって、出力バンプが台形状
である例を示すものである。
晶表示装置の第3の実施の形態を示し、図7はドライバ
ー集積回路に形成した複数のバンプの配列状態を示す平
面図であり、図8は図7に図示された複数のバンプの一
部を拡大して示す平面図であって、出力バンプが台形状
である例を示すものである。
【0046】なお、図7及び図8においては、ドライバ
ー集積回路に形成された複数のバンプと液晶表示素子基
板に形成された複数の端子とを併せて示している。
ー集積回路に形成された複数のバンプと液晶表示素子基
板に形成された複数の端子とを併せて示している。
【0047】図7及び図8において、14は出力第1バ
ンプ列、15は出力第2バンプ列、16は出力第1端子
列、17は出力第2端子列である。また、その他に、図
1及び図2に示された構成要素と同じ構成要素について
は同じ符号を付けている。
ンプ列、15は出力第2バンプ列、16は出力第1端子
列、17は出力第2端子列である。また、その他に、図
1及び図2に示された構成要素と同じ構成要素について
は同じ符号を付けている。
【0048】そして、第3の実施の形態と第1の実施の
形態とは、出力第1バンプ列4、14と出力第2バンプ
列5、15における各出力バンプの形状、及び、各出力
バンプの形状に対応した出力第1端子列7、16と出力
第2端子列8、17における各出力端子の形状において
構成上の違いがある。すなわち、第1の実施の形態は、
出力第1バンプ列4の各出力バンプ及び出力第2バンプ
列5の各出力バンプがそれぞれ一つの鋭角の頂点を持っ
た細長い三角形状のものであるのに対し、第3の実施の
形態は、出力第1バンプ14の各出力バンプ及び出力第
2バンプ15の各出力バンプがそれぞれ細長い台形状の
ものである点、及び、第1の実施の形態は、出力第1端
子列8の各出力端子が三角形状の第1接触領域と長方形
状の第1非接触領域とからなり、出力第2端子列9の各
出力端子が三角形状の第2接触領域と長さが短い第2非
接触領域と帯状の第3非接触領域とからなるのに対し、
第3の実施の形態は、出力第1端子列16の各出力端子
が台形状の第1接触領域と長方形状の第1非接触領域と
からなり、出力第2端子列17の各出力端子が台形状の
第2接触領域と帯状の長さが短い第2非接触領域と帯状
の第3非接触領域とからなる点に違いがある。
形態とは、出力第1バンプ列4、14と出力第2バンプ
列5、15における各出力バンプの形状、及び、各出力
バンプの形状に対応した出力第1端子列7、16と出力
第2端子列8、17における各出力端子の形状において
構成上の違いがある。すなわち、第1の実施の形態は、
出力第1バンプ列4の各出力バンプ及び出力第2バンプ
列5の各出力バンプがそれぞれ一つの鋭角の頂点を持っ
た細長い三角形状のものであるのに対し、第3の実施の
形態は、出力第1バンプ14の各出力バンプ及び出力第
2バンプ15の各出力バンプがそれぞれ細長い台形状の
ものである点、及び、第1の実施の形態は、出力第1端
子列8の各出力端子が三角形状の第1接触領域と長方形
状の第1非接触領域とからなり、出力第2端子列9の各
出力端子が三角形状の第2接触領域と長さが短い第2非
接触領域と帯状の第3非接触領域とからなるのに対し、
第3の実施の形態は、出力第1端子列16の各出力端子
が台形状の第1接触領域と長方形状の第1非接触領域と
からなり、出力第2端子列17の各出力端子が台形状の
第2接触領域と帯状の長さが短い第2非接触領域と帯状
の第3非接触領域とからなる点に違いがある。
【0049】さらに、第3の実施の形態と第1の実施の
形態とは、主として、各出力バンプの形状の違いに関連
して次のような構成上の違いがある。すなわち、第1の
実施の形態は、出力第2バンプ列5の各出力バンプが配
列幅方向全体に出力第1バンプ列4の各出力バンプ間に
入り込むように配置したのに対し、第3の実施の形態
は、出力第2バンプ列15の各出力バンプの一部が出力
第1バンプ列14の各出力バンプ間に入り込むように配
置されており、また、出力第1バンプ列14の各出力バ
ンプや出力第2バンプ列15の各出力バンプの構成の違
いに伴って出力第1端子列16の各出力端子や出力第2
端子列17の各出力端子も若干配置状態が異なってい
る。
形態とは、主として、各出力バンプの形状の違いに関連
して次のような構成上の違いがある。すなわち、第1の
実施の形態は、出力第2バンプ列5の各出力バンプが配
列幅方向全体に出力第1バンプ列4の各出力バンプ間に
入り込むように配置したのに対し、第3の実施の形態
は、出力第2バンプ列15の各出力バンプの一部が出力
第1バンプ列14の各出力バンプ間に入り込むように配
置されており、また、出力第1バンプ列14の各出力バ
ンプや出力第2バンプ列15の各出力バンプの構成の違
いに伴って出力第1端子列16の各出力端子や出力第2
端子列17の各出力端子も若干配置状態が異なってい
る。
【0050】しかし、それ以外の点には、第3の実施の
形態と第1の実施の形態との間に構成上の違いはない。
このため、第3の実施の形態の構成については、これ以
上の説明を省略する。
形態と第1の実施の形態との間に構成上の違いはない。
このため、第3の実施の形態の構成については、これ以
上の説明を省略する。
【0051】この第3の実施の形態によれば、出力第1
バンプ列14の各出力バンプ及び出力第2バンプ列15
の各出力バンプを配列幅方向に細長い台形状にし、各出
力バンプにおける短辺側を相対配置するとともに、出力
第1バンプ列14の各出力バンプの間に出力第2バンプ
列15の各出力バンプの一部が入り込むように一つ置き
の千鳥状に配置しているので、第1の実施の形態に比べ
て達成の度合いが若干低下するものの、各出力バンプを
一列に配列した場合に比べ、ドライバー集積回路1の長
辺方向に沿って形成される各出力バンプの数を増やした
り、各出力バンプの数が同じである場合にドライバー集
積回路1の長辺方向の寸法を短縮することができるとと
もに、各出力バンプを単純に二列に配列した場合に比
べ、ドライバー集積回路1の短辺方向の寸法を短縮する
ことができる。
バンプ列14の各出力バンプ及び出力第2バンプ列15
の各出力バンプを配列幅方向に細長い台形状にし、各出
力バンプにおける短辺側を相対配置するとともに、出力
第1バンプ列14の各出力バンプの間に出力第2バンプ
列15の各出力バンプの一部が入り込むように一つ置き
の千鳥状に配置しているので、第1の実施の形態に比べ
て達成の度合いが若干低下するものの、各出力バンプを
一列に配列した場合に比べ、ドライバー集積回路1の長
辺方向に沿って形成される各出力バンプの数を増やした
り、各出力バンプの数が同じである場合にドライバー集
積回路1の長辺方向の寸法を短縮することができるとと
もに、各出力バンプを単純に二列に配列した場合に比
べ、ドライバー集積回路1の短辺方向の寸法を短縮する
ことができる。
【0052】また、第3の実施の形態によれば、出力第
1バンプ列14の各出力バンプと第2バンプ列15の各
出力バンプとの近接部分が台形状の短辺側になるように
形成したので、異方性導電フィルムを用いた熱接着時
に、流れ出した導電性微粒子を含有するバインダー材が
隣接する出力バンプ間を通過するときに、短辺の形成に
より、隣接する各出力バンプ間を流れるバインダー材に
対する抵抗が小さくなり、バインダー材はそこで滞留せ
ずに導電性微粒子とともにそのまま通過するようになっ
て、導電性微粒子の滞留により隣接する出力バンプ間に
電気的短絡が発生するのを未然に防ぐことができる。
1バンプ列14の各出力バンプと第2バンプ列15の各
出力バンプとの近接部分が台形状の短辺側になるように
形成したので、異方性導電フィルムを用いた熱接着時
に、流れ出した導電性微粒子を含有するバインダー材が
隣接する出力バンプ間を通過するときに、短辺の形成に
より、隣接する各出力バンプ間を流れるバインダー材に
対する抵抗が小さくなり、バインダー材はそこで滞留せ
ずに導電性微粒子とともにそのまま通過するようになっ
て、導電性微粒子の滞留により隣接する出力バンプ間に
電気的短絡が発生するのを未然に防ぐことができる。
【0053】なお、前記実施の形態におけるドライバー
集積回路1に出力第1バンプ列及び出力第2バンプ列の
各出力バンプを千鳥状に配置する手段は、テープキャリ
アパッケージ(TCP)にバンプを配置する場合にも同
様に適用することが可能である。
集積回路1に出力第1バンプ列及び出力第2バンプ列の
各出力バンプを千鳥状に配置する手段は、テープキャリ
アパッケージ(TCP)にバンプを配置する場合にも同
様に適用することが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドライバー集積回路に形成する複数の出力バンプを細長
い三角形状、五角形状、台形状のいずれかの形状にし、
配列方向に一つ置きに千鳥状に配置して出力第1バンプ
列または出力第2バンプ列を構成するとともに、出力第
2バンプ列の各出力第2バンプの少なくとも一部を出力
第1バンプ列の各出力第1バンプの間に入り込むように
配置したので、各出力バンプを1列に配置している場合
に比べ、ドライバー集積回路の長辺方向の寸法を縮小で
きるだけでなく、各出力バンプを平行に二列に配置した
既知のこの種のドライバー集積回路に比べ、短辺方向の
寸法を縮小でき、隣接する出力バンプの間隔を狭めるこ
となく、全体的に寸法が縮小されたドライバー集積回路
が得られるという効果がある。
ドライバー集積回路に形成する複数の出力バンプを細長
い三角形状、五角形状、台形状のいずれかの形状にし、
配列方向に一つ置きに千鳥状に配置して出力第1バンプ
列または出力第2バンプ列を構成するとともに、出力第
2バンプ列の各出力第2バンプの少なくとも一部を出力
第1バンプ列の各出力第1バンプの間に入り込むように
配置したので、各出力バンプを1列に配置している場合
に比べ、ドライバー集積回路の長辺方向の寸法を縮小で
きるだけでなく、各出力バンプを平行に二列に配置した
既知のこの種のドライバー集積回路に比べ、短辺方向の
寸法を縮小でき、隣接する出力バンプの間隔を狭めるこ
となく、全体的に寸法が縮小されたドライバー集積回路
が得られるという効果がある。
【0055】また、本発明によれば、各出力バンプにお
ける第1バンプ列と第2バンプ列とが近接する箇所の形
状を鋭角、楔状、短辺に形成したので、異方性導電フィ
ルムを用いた熱接着時に、流れ出した導電性微粒子を含
有するバインダー材が隣接する出力バンプ間を通過する
ときに、鋭角、楔状、短辺の形成により隣接する出力バ
ンプ間を流れるバインダー材に対する抵抗が小さくな
り、隣接する出力バンプ間を流れるバインダー材は導電
性微粒子とともにそこで滞留せずにそのまま通過し、滞
留した導電性微粒子により隣接する出力バンプ間に電気
的短絡が発生するのを未然に防ぐことができ、液晶表示
装置の製造歩留まりの向上を図れるという効果がある。
ける第1バンプ列と第2バンプ列とが近接する箇所の形
状を鋭角、楔状、短辺に形成したので、異方性導電フィ
ルムを用いた熱接着時に、流れ出した導電性微粒子を含
有するバインダー材が隣接する出力バンプ間を通過する
ときに、鋭角、楔状、短辺の形成により隣接する出力バ
ンプ間を流れるバインダー材に対する抵抗が小さくな
り、隣接する出力バンプ間を流れるバインダー材は導電
性微粒子とともにそこで滞留せずにそのまま通過し、滞
留した導電性微粒子により隣接する出力バンプ間に電気
的短絡が発生するのを未然に防ぐことができ、液晶表示
装置の製造歩留まりの向上を図れるという効果がある。
【図1】本発明による液晶表示装置の第1の実施の形態
における複数のバンプの配列状態を示す平面図である。
における複数のバンプの配列状態を示す平面図である。
【図2】図1に図示された第1の実施の形態における複
数の出力バンプの一部を拡大した平面図である。
数の出力バンプの一部を拡大した平面図である。
【図3】本発明による液晶表示装置の第2の実施の形態
における複数のバンプの配列状態を示す平面図である。
における複数のバンプの配列状態を示す平面図である。
【図4】図3に図示された第2の実施の形態における複
数の出力バンプの一部を拡大した平面図である。
数の出力バンプの一部を拡大した平面図である。
【図5】第2の実施の形態において楔状部の傾きと各出
力バンプの全配列幅との関係を示す特性図である。
力バンプの全配列幅との関係を示す特性図である。
【図6】図5に図示された特性図における傾き及び全配
列幅を説明するための説明図である。
列幅を説明するための説明図である。
【図7】本発明による液晶表示装置の第3の実施の形態
における複数のバンプの配列状態を示す平面図である。
における複数のバンプの配列状態を示す平面図である。
【図8】図7に図示された第3の実施の形態における複
数の出力バンプの一部を拡大した平面図である。
数の出力バンプの一部を拡大した平面図である。
【図9】既知の液晶表示装置の構成の一例における複数
のバンプの配列状態を示す平面図である。
のバンプの配列状態を示す平面図である。
【図10】図9に図示された既知の液晶表示装置におけ
る複数の出力バンプの一部を拡大した平面図である。
る複数の出力バンプの一部を拡大した平面図である。
1 ドライバー集積回路(IC) 2 液晶表示素子基板 3 入力バンプ列 4、10、14 出力第1バンプ列 5、11、15 出力第2バンプ列 6 ダミーバンプ列 7 入力端子列 8、12、16 出力第1端子列 9、13、17 出力第2端子列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA48 GA49 GA51 GA55 GA60 HA26 JB23 JB32 MA32 MA35 NA16 NA25 NA27 NA29 PA06 5G435 AA16 AA17 AA18 BB12 EE37 EE41 EE42 HH12
Claims (4)
- 【請求項1】 側縁部に沿って複数の入力端子及び複数
の出力端子を配列した液晶表示素子基板と、一面に複数
の入力バンプ及び複数の出力バンプを配列したドライバ
ー集積回路とを備え、対応する前記複数の入力端子及び
複数の出力端子と前記複数の入力バンプ及び前記複数の
出力バンプとを異方性導電フィルムを介して接着し、前
記ドライバー集積回路を前記液晶表示素子基板上にフリ
ップチップ実装している液晶表示装置において、前記複
数の出力バンプは、配列幅方向に細長い三角形状、五角
形状、台形状のいずれかのもので、一つ置きに出力第1
バンプ列または出力第2バンプ列を構成するように千鳥
状に配置されるとともに、前記出力第2バンプ列の各出
力第2バンプの少なくとも一部が前記出力第1バンプ列
の各出力第1バンプ間に入り込むように配置され、前記
複数の端子は、少なくとも一部が前記対応する各複数の
バンプの形状に相似形状であることを特徴とする液晶表
示装置。 - 【請求項2】 前記複数の出力バンプは、三角形状のも
ので、前記出力第1バンプ列の出力第1バンプと前記出
力第2バンプ列の出力第2バンプは、前記三角形状の1
つの頂点が相対するように配置されるとともに、前記出
力第2バンプ列の各出力第2バンプが配列幅方向全体に
わたって前記出力第1バンプ列の各出力第1バンプの間
に入り込むように配置されることを特徴とする請求項1
に記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記複数の出力バンプは、一つの楔状部
を持った五角形状のもので、前記出力第1バンプ列の出
力第1バンプと前記出力第2バンプ列の出力第2バンプ
とは、前記楔状部が相対するように配置されるととも
に、前記出力第2バンプ列の各出力第2バンプの楔状部
が前記出力第1バンプ列の各出力第1バンプの楔状部の
間に入り込むように配置されることを特徴とする請求項
1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記複数の出力バンプは、配列幅方向に
平行な短辺及び長辺を持った台形状のもので、前記出力
第1バンプ列の出力第1バンプと前記出力第2バンプ列
の出力第2バンプとは、前記短辺側が相対するように配
置されるとともに、出力第2バンプ列の各出力第2バン
プの短辺側の一部が前記出力第1バンプ列の各出力第1
バンプの短辺側の一部の間に入り込むように配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15533399A JP2000347206A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15533399A JP2000347206A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000347206A true JP2000347206A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15603608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15533399A Pending JP2000347206A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000347206A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7068340B2 (en) | 2000-12-25 | 2006-06-27 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display |
JP2006189484A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | 配線構造及び部品実装構造 |
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JP2020521169A (ja) * | 2017-09-29 | 2020-07-16 | クンシャン ゴー−ビシオノクス オプト−エレクトロニクス カンパニー リミテッドKunshan Go−Visionox Opto−Electronics Co., Ltd. | アレイ基板及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-06-02 JP JP15533399A patent/JP2000347206A/ja active Pending
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