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JP2000332346A - 半導体レーザーおよび光波長変換モジュール - Google Patents

半導体レーザーおよび光波長変換モジュール

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Publication number
JP2000332346A
JP2000332346A JP11141311A JP14131199A JP2000332346A JP 2000332346 A JP2000332346 A JP 2000332346A JP 11141311 A JP11141311 A JP 11141311A JP 14131199 A JP14131199 A JP 14131199A JP 2000332346 A JP2000332346 A JP 2000332346A
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JP
Japan
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semiconductor laser
wavelength conversion
wavelength
optical wavelength
conversion module
Prior art date
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Pending
Application number
JP11141311A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Sonoda
慎一郎 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11141311A priority Critical patent/JP2000332346A/ja
Priority to US09/576,426 priority patent/US6678306B1/en
Publication of JP2000332346A publication Critical patent/JP2000332346A/ja
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    • H01S5/141External cavity lasers using a wavelength selective device, e.g. a grating or etalon
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    • H01S2301/02ASE (amplified spontaneous emission), noise; Reduction thereof
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    • H01S5/042Electrical excitation ; Circuits therefor
    • H01S5/0427Electrical excitation ; Circuits therefor for applying modulation to the laser
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長選択素子を備えた外部共振器を有し、波
長選択素子の透過半値幅内に、両劈開面間のファブリペ
ローモードが複数存在する半導体レーザーにおいて、縦
モード競合を抑制する。 【解決手段】 波長選択素子14を備えた外部共振器を有
し、波長選択素子14の透過半値幅内に、両劈開面間のフ
ァブリペローモードが複数存在する半導体レーザー10に
おいて、駆動回路40により、半導体レーザー10の駆動電
流に高周波を重畳する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザーに関
し、特に詳細には、波長選択素子を備えた外部共振器を
有する半導体レーザーに関するものである。
【0002】また本発明は、上述のような半導体レーザ
ーと、そこから発せられたレーザービームを第2高調波
等に波長変換する光波長変換素子とからなる光波長変換
モジュールに関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、例えば特開平10−254001
号に示されるように、半導体レーザーから発せられたレ
ーザービームを光波長変換素子に通して第2高調波等に
波長変換(短波長化)することが行なわれている。ま
た、青色領域や緑色領域の第2高調波を、レーザープリ
ンタ等の光走査記録装置においてカラー画像記録のため
に用いる試みもなされている。
【0004】一方、半導体レーザーから発せられたレー
ザービームを第2高調波等に波長変換する場合、上記特
開平10−254001号にも示されているように、半
導体レーザーに例えば狭帯域バンドパスフィルター等の
波長選択素子を備えた外部共振器を組み合わせ、この外
部共振器の作用によって半導体レーザーの発振波長を所
望波長にロックすることもなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように半導体レ
ーザーに波長選択素子を備えた外部共振器を組み合わせ
る際、波長選択素子の透過帯域を、半導体レーザーの両
劈開面間のファブリペローモード(以下、FPモードと
いう)間隔よりも広く設定すると、半導体レーザーは複
数の縦モードで発振し得ることになる。例えば、半導体
レーザーの両劈開面間のFPモード間隔が0.2nm程
度、波長選択素子の透過帯域(一例として透過半値幅、
つまり最大透過率の半分以上の透過率が得られる帯域)
が0.5nmであるとすると、半導体レーザーは2本ある
いは3本の縦モードで発振し得る。
【0006】このような状態にあると、半導体レーザー
の駆動電流を固定していても、各縦モードへの電力配分
率が時間によって変化することがある。この現象は、半
導体レーザーの駆動電流が特定の値を取っているときに
起こるものであって、縦モード競合と呼ばれている。
【0007】図3の(1)および(2)は、この縦モー
ド競合の概念を示すものである。ここでは、波長選択素
子が狭帯域バンドパスフィルターであるとし、その透過
特性と各縦モードの光強度の関係を示している。上述し
たように各縦モードへの電力配分率が変化すれば、これ
らの図に示されている通り、各縦モードの光強度が変動
してしまう。
【0008】この縦モード競合が起こると、ある発振状
態下で半導体レーザーに戻る光と、別の発振状態下で半
導体レーザーに戻る光の強度が、波長選択素子の透過率
の違いのために互いに異なることになる。すると、半導
体レーザーの共振器内の状態が変化して、その出力光強
度が変化してしまう。このとき、前述のようにして半導
体レーザー発振光を第2高調波に変換しているのであれ
ば、当然、第2高調波の光量が変化する。
【0009】また、光波長変換素子による第2高調波発
生の場合、位相整合を取る上での波長許容幅は、例えば
結合長が6mmで第2高調波波長が450nm〜550nmの
場合は0.2nm程度であって、半導体レーザーの発振波
長帯域よりも狭いため、縦モード競合によって発振波長
が変動すると、波長変換効率が変わって第2高調波の光
量が変化してしまう。
【0010】前述したように、第2高調波を光走査記録
装置においてカラー画像記録のために用いる場合、以上
の2つの理由から生じる第2高調波の光量変動は、DC
から10MHz程度の帯域に存在するため、記録画像のノ
イズやムラの原因となる。
【0011】本発明は上記の事情に鑑み、縦モード競合
が起こり得る半導体レーザーすなわち、波長選択素子を
備えた外部共振器を有し、この波長選択素子の透過半値
幅内に、両劈開面間のFPモードが複数存在する半導体
レーザーにおいて、縦モード競合の発生を防止すること
を目的とするものである。
【0012】また本発明は、半導体レーザーと、この半
導体レーザーから発せられたレーザービームを波長変換
する光波長変換素子とからなる光波長変換モジュールに
おいて、半導体レーザーの縦モード競合による波長変換
波の光量変動を防止することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体レー
ザーは、上述のように波長選択素子を備えた外部共振器
を有し、この波長選択素子の透過半値幅内に、両劈開面
間のFPモードが複数存在する半導体レーザーにおい
て、半導体レーザーの駆動電流に高周波を重畳する手段
が設けられたことを特徴とするものである。
【0014】一方、本発明による光波長変換モジュール
は、半導体レーザーと、この半導体レーザーから発せら
れたレーザービームを波長変換する光波長変換素子とか
らなる光波長変換モジュールにおいて、半導体レーザー
として、以上説明した本発明によるものが用いられたこ
とを特徴とするものである。
【0015】なお、この本発明による光波長変換モジュ
ールが光走査記録装置に搭載されて、光波長変換素子か
ら出射する波長変換波が記録光として用いられる場合、
前記高周波の周波数は、好ましくは、該光走査記録装置
の1画素書込み周期の逆数よりも高く、半導体レーザー
の応答周波数よりも低く設定される。
【0016】その場合、高周波による変調駆動の変調度
は好ましくは70%以上100%以下、さらに好ましく
は100%とされる。またその場合、上記高周波の周波
数は好ましくは10MHz以上2GHz以下、さらに好
ましくは10MHz以上50MHz以下とされる。
【0017】
【発明の効果】上記構成を有する本発明の半導体レーザ
ーにおいては、半導体レーザーの駆動電流に高周波を重
畳する構成となっているため、駆動電流が、縦モード競
合を起こす領域に留まることがなくなるので(つまり、
そのような駆動電流域を素早く通過してしまうので)、
縦モード競合が抑制されるようになる。
【0018】また、上記半導体レーザーを備えた本発明
の光波長変換モジュールにおいては、半導体レーザーの
縦モード競合が抑制されるから、波長変換波の光量変動
が防止される。
【0019】一方、本発明の光波長変換モジュールが光
走査記録装置に搭載されて、光波長変換素子から出射す
る波長変換波が記録光として用いられる場合、半導体レ
ーザーの駆動電流に重畳される高周波の周波数が、該光
走査記録装置の1画素書込み周期の逆数よりも高く設定
されていれば、記録画像においてノイズが観測され難く
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一つの実施形態
による光波長変換モジュールを示すものであり、図2は
その半導体レーザー駆動回路を示すものである。
【0021】図1に示されるようにこの光波長変換モジ
ュールは、半導体レーザー10と、この半導体レーザー10
から発散光状態で出射したレーザービーム(後方出射
光)11Rを平行光化するコリメーターレンズ12と、平行
光化されたレーザービーム11Rを収束させる集光レンズ
13と、これらのレンズ12および13の間に配された波長選
択素子としての狭帯域バンドパスフィルター14と、上記
集光レンズ13によるレーザービーム11Rの収束位置に配
されたミラー20とを有している。
【0022】そして半導体レーザー10の前方端面(図中
の左端面)は、導波路型光波長変換素子15の端面に直接
結合されている。この半導体レーザー10は、後述する半
導体レーザー駆動回路40によって駆動される。
【0023】光波長変換素子15は、非線形光学効果を有
する強誘電体であるLiNbO3 にMgOが例えば5 m
ol%ドープされたもの(以下、MgO−LNと称する)
の結晶からなる基板16に、そのZ軸と平行な自発分極の
向きを反転させたドメイン反転部17が周期的に形成され
てなる周期ドメイン反転構造と、この周期ドメイン反転
構造に沿って延びるチャンネル光導波路18が形成されて
なるものである。
【0024】周期ドメイン反転構造は、基板16のX軸方
向にドメイン反転部17が並ぶように形成され、その周期
Λは、MgO−LNの屈折率の波長分散を考慮し、950
nm近辺の波長に対して1次の周期となるように4.75μ
mとされている。このような周期ドメイン反転構造は、
例えば特開平6−242478号に示される方法によっ
て形成することができる。
【0025】一方チャンネル光導波路18は、周期ドメイ
ン反転部17を形成した後、基板16の+Z面上に公知のフ
ォトリソグラフィーとリフトオフにより金属マスクパタ
ーンを形成し、この基板16をピロリン酸中に浸漬してプ
ロトン交換処理を行ない、マスクを除去した後にアニー
ル処理する、等の方法によって作成することができる。
その後このチャンネル光導波路18の両端面18a、18bを
エッジ研磨し、端面18aを含む素子端面に基本波である
レーザービーム11に対するAR(無反射)コート30を施
し、端面18bを含む素子端面に後述する第2高調波19に
対するARコート31を施すと、光波長変換素子15が完成
する。なお、半導体レーザー10の両端面(劈開面)に
は、その発振波長の光に対するLR(低反射率)コート
32が施されている。
【0026】次に、この光波長変換モジュールの作用に
ついて説明する。半導体レーザー10から前方側(図中
左方に)発せられた中心波長950 nmのレーザービ
ーム11は、チャンネル光導波路18内に入射する。このレ
ーザービーム11はチャンネル光導波路18をTEモードで
導波して、波長が1/2つまり475 nmの第2高調波19
に波長変換される。その際、周期ドメイン反転領域で位
相整合(いわゆる疑似位相整合)が取られ、この第2高
調波19もチャンネル光導波路18を導波モードで伝搬し
て、光導波路端面18bから出射する。
【0027】光導波路端面18bからは、波長変換されな
かったレーザービーム11も発散光状態で出射する。第2
高調波19は、図示しないバンドパスフィルターやダイク
ロイックミラー等によってレーザービーム11と分離さ
れ、所定の用途に供される。
【0028】次に、半導体レーザー10の駆動について説
明する。本実施形態では、半導体レーザー10から出射し
た後方出射光11Rがミラー20で反射して、半導体レーザ
ー10にフィードバックされる。つまりこの装置では、半
導体レーザー10の前方端面(図1中の左方の端面)と上
記ミラー20とによって半導体レーザー10の外部共振器が
構成されている。外部共振器長Lは50mmである。
【0029】そしてこの外部共振器の中に配された狭帯
域バンドパスフィルター14により、そこを透過するレー
ザービーム11の波長が選択される。半導体レーザー10は
この選択された波長で発振し、選択波長は狭帯域バンド
パスフィルター14の回転位置(図1中の矢印A方向の回
転位置)に応じて変化するので、この狭帯域バンドパス
フィルター14を適宜回転させることにより、半導体レー
ザー10の発振波長を、ドメイン反転部17の周期と対応し
て第2高調波19の疑似位相整合が取れる波長に選択、ロ
ックすることができる。
【0030】ここで、先に説明した通り、バンドパスフ
ィルター14の透過幅内に半導体レーザー10の両劈開面間
のFPモードが複数存在すると、縦モード競合が起こり
得る。半導体レーザー駆動回路40は、この縦モード競合
を抑制するために、図2に示す構成とされている。すな
わちこの駆動回路40では、直流電源41から発せられてコ
イル42を経た直流電流成分に、交流電源43から発せられ
てコンデンサー44を経た高周波が重畳される。そして、
この高周波重畳された電流が半導体レーザー10に印加さ
れる。
【0031】このように、半導体レーザー10の駆動電流
に高周波を重畳して変調駆動することにより、駆動電流
が、縦モード競合を起こす領域に留まることがなくな
り、縦モード競合が抑制される。なお半導体レーザー10
としては、外部共振器を構成しなくても単体で発振し得
るものが用いられている。
【0032】図4の(2)は半導体レーザー10の駆動電
流の波形を示しており、また同図(1)はこの駆動電流
と、波長変換前の基本波であるレーザービーム11の出力
パワーとの基本的関係を示している。なお同図(1)の
特性は、図1の光波長変換素子15を半導体レーザー10に
結合する前に、レーザービーム11を例えばフォトダイオ
ード等で検出し、そのフォトダイオード等の出力信号を
オシロスコープやスペクトラムアナライザーに入力して
求めることができる。
【0033】次に、上記高周波の周波数f、およびこの
高周波による変調駆動の変調度Dの好ましい範囲につい
て検討した結果を、図5、6および7を参照して説明す
る。なお変調度Dは、図4の(2)に示すように高周波
の振幅をP1、駆動電流の直流成分をP2としたとき、
D=P1/P2で規定する。
【0034】図5は、第2高調波19の光出力(SHG光
出力)と、半導体レーザー10に流した平均電流Iopとの
関係を、高周波の周波数f毎に示すものである。なお、
このときの変調度Dは100%とした。
【0035】また図6は、第2高調波19の光出力(SH
G光出力)と、半導体レーザー10に流した平均電流Iop
との関係を、変調度D毎に示すものである。なお、この
ときの高周波の周波数fは100MHzとした。
【0036】また図7は、第2高調波19のノイズ量(p
−p値)と変調度Dとの関係を、互いに同じ作製処方で
得た5個の半導体レーザー10について示すものである。
なおこのノイズ量(p−p値)は、各半導体レーザーを
定電流駆動したときの最大値で示してある。またこの測
定に際して、高周波の周波数fは100MHzに設定し
た。
【0037】これら図5、6および7の結果が得られた
理由は、以下のように考えられる。外部共振器レーザー
は、半導体レーザーのFPモードと外部共振器モードの
重なった部分で発振する。いま、半導体レーザーのFP
モードが0.2nm間隔であるとすると、周波数では57G
Hz間隔でモードが存在する。一方、外部共振器長が50
mm、発振波長が 950nmであると、外部共振器では3
GHz間隔でモードが存在する。外部共振器中には0.5
nm幅(透過半値幅)の狭帯域バンドパスフィルター14
を挿入しているので、通常3本の縦モードが存在可能と
なる。このとき変調駆動すると、FPモードにサイドバ
ンドが生じ、その分は自然放出光となる。
【0038】通常の半導体レーザーのFPモードの線幅
は10MHzであるから、10MHzより高い周波数で変調
駆動すると、自然放出光のレベルが増大する。重畳する
高周波の周波数fを3GHzまで上げると、サイドバン
ドと外部共振器モードが重なり、自然放出光レベルが低
下する(これは通常、モードロックと呼ばれる)が、本
実施形態で用いた半導体レーザー10の電気的応答は2G
Hz程度なので、高周波の周波数fは2GHzまでの範
囲として実験を行なった。つまりモードロックはできな
かった。この場合、自然放出光成分は波長変換されない
ので、第2高調波19の光量は減少する。
【0039】一方、図7に示されるようにノイズ量は周
波数fとは関係無く、変調度Dつまりは振幅で減少率が
決定され、変調度Dが70%以上なら確実にノイズが除去
できることが分かった。したがって、周波数fができる
だけ低くて、かつ変調度Dが70%以上の変調駆動条件が
最も望ましい条件となる。重畳する高周波の周波数f
は、ノイズの観測周波数より高い必要がある。例えばレ
ーザープリンタでこの半導体レーザー10を使用する場
合、高速のプリンタでは1画素書込み時間Tは100nsec
程度であるから、1/T=10MHz以下の領域のノイズ
が問題となる。したがって、高周波の周波数fは10MH
z以上とする必要がある。
【0040】なお図7の結果は、半導体レーザー10に重
畳する高周波の周波数を100MHzとした場合のもので
あるが、このノイズ発生の傾向は、高周波の周波数が10
MHz以上であれば周波数によらず同様のものとなる。
つまり、縦モード競合が起きる電流値は一点なので、高
周波重畳された駆動電流は、ノイズが観測されるよりも
速くその縦モード競合が起きる電流値を通過してしまう
からである。
【0041】以上の理由から、高周波の周波数fは10M
Hzから50MHzで、かつ変調度Dが70%以上であるの
が最も望ましい。
【0042】以上、重畳する高周波が sin波である場合
について検討したが、これが矩形パルスである場合も同
様に周波数成分のみを検討すればよく、実際に、重畳す
る高周波の周波数fを10MHz以上とし、変調度Dを70
%以上としてパルスドライブした場合も、ノイズ低減の
効果が確認できた。
【0043】また以上説明した実施形態は、コイル42と
コンデンサー44とからなる、一般にバイアスティーと称
される構成を備えた半導体レーザー駆動回路40を用いた
ものであるが、このような駆動回路を用いる他、自励発
振回路を用いたり、あるいは自励発振する構成の半導体
レーザーを用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態による光波長変換モジ
ュールを示す概略側面図
【図2】上記光波長変換モジュールの半導体レーザー駆
動回路を示す回路図
【図3】縦モード競合の概念を示す説明図
【図4】図1の光波長変換モジュールにおける半導体レ
ーザー駆動電流と、基本波の出力パワーとの関係を示す
概略図
【図5】図1の光波長変換モジュールにおける第2高調
波の光出力と、半導体レーザーに流した平均電流との関
係を、高周波の周波数毎に示すグラフ
【図6】図1の光波長変換モジュールにおける第2高調
波の光出力と、半導体レーザーに流した平均電流との関
係を、高周波変調駆動の変調度毎に示すグラフ
【図7】図1の光波長変換モジュールにおける第2高調
波のノイズ量と変調度Dとの関係を示すグラフ
【符号の説明】
10 半導体レーザー 11 レーザービーム(基本波) 11R レーザービーム(後方出射光) 12 コリメーターレンズ 13 集光レンズ 14 狭帯域バンドパスフィルター 15 光波長変換素子 16 MgO−LN結晶基板 17 ドメイン反転部 18 チャンネル光導波路 18a、18b チャンネル光導波路の端面 19 第2高調波 30 ARコート 31 ARコート 32 LRコート 40 半導体レーザー駆動回路 41 直流電源 42 コイル 43 交流電源 44 コンデンサー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長選択素子を備えた外部共振器を有
    し、 前記波長選択素子の透過半値幅内に、両劈開面間のファ
    ブリペローモードが複数存在する半導体レーザーにおい
    て、 半導体レーザーの駆動電流に高周波を重畳する手段が設
    けられたことを特徴とする半導体レーザー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体レーザーと、この
    半導体レーザーから発せられたレーザービームを波長変
    換する光波長変換素子とからなる光波長変換モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記光波長変換素子から出射する波長変
    換波を記録光として用いる光走査記録装置に搭載された
    請求項2記載の光波長変換モジュールにおいて、 前記高周波の周波数が該光走査記録装置の1画素書込み
    周期の逆数よりも高く、前記半導体レーザーの応答周波
    数よりも低いことを特徴とする請求項2記載の光波長変
    換モジュール。
  4. 【請求項4】 前記高周波による変調駆動の変調度が7
    0%以上100%以下であることを特徴とする請求項3
    記載の光波長変換モジュール。
  5. 【請求項5】 前記変調度が100%であることを特徴
    とする請求項4記載の光波長変換モジュール。
  6. 【請求項6】 前記高周波の周波数が10MHz以上2
    GHz以下であることを特徴とする請求項3から5いず
    れか1項記載の光波長変換モジュール。
  7. 【請求項7】 前記高周波の周波数が10MHz以上5
    0MHz以下であることを特徴とする請求項6記載の光
    波長変換モジュール。
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