JP2000331740A - 防水コネクタ - Google Patents
防水コネクタInfo
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- JP2000331740A JP2000331740A JP11137408A JP13740899A JP2000331740A JP 2000331740 A JP2000331740 A JP 2000331740A JP 11137408 A JP11137408 A JP 11137408A JP 13740899 A JP13740899 A JP 13740899A JP 2000331740 A JP2000331740 A JP 2000331740A
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 43
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- 230000008014 freezing Effects 0.000 abstract description 2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5219—Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal
- H01R13/5221—Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal having cable sealing means
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動等による電線の損傷を防ぐことができ、
かつ電線挿入口に溜まった水の凍結によるシール壁の損
傷を防ぐことができる防水コネクタを提供する。 【解決手段】 コネクタハウジング11に形成した複数
の端子収容室13と電線20とをゴム栓35でシール自
在にした防水コネクタ10において、コネクタハウジン
グ11を、各端子収容室13を形成したインナハウジン
グ12と、このインナハウジング12を内部に嵌め込む
アウタハウジング17とで構成し、このアウタハウジン
グ17の各端子収容室13に対向する一壁部17cに電
線挿通孔21を形成すると共に、該一壁部17cの内側
の該各電線挿通孔21に対向する位置にゴム栓35が収
容されるゴム栓収容凹部19を形成し、この各ゴム栓収
容凹部19に収容されるゴム栓35の一端35a側に、
少なくともアウタハウジング17の各電線挿通孔21内
まで延びる延出部36を設けた。
かつ電線挿入口に溜まった水の凍結によるシール壁の損
傷を防ぐことができる防水コネクタを提供する。 【解決手段】 コネクタハウジング11に形成した複数
の端子収容室13と電線20とをゴム栓35でシール自
在にした防水コネクタ10において、コネクタハウジン
グ11を、各端子収容室13を形成したインナハウジン
グ12と、このインナハウジング12を内部に嵌め込む
アウタハウジング17とで構成し、このアウタハウジン
グ17の各端子収容室13に対向する一壁部17cに電
線挿通孔21を形成すると共に、該一壁部17cの内側
の該各電線挿通孔21に対向する位置にゴム栓35が収
容されるゴム栓収容凹部19を形成し、この各ゴム栓収
容凹部19に収容されるゴム栓35の一端35a側に、
少なくともアウタハウジング17の各電線挿通孔21内
まで延びる延出部36を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グと端子を接続した複数の電線との防水性を向上させた
小型で多極の防水コネクタに関する。
グと端子を接続した複数の電線との防水性を向上させた
小型で多極の防水コネクタに関する。
【0002】
【先行技術】この種の防水コネクタを、本出願人は特願
平10−60096号において出願した。これを、図4
〜図6によって具体的に説明すると、防水コネクタ1
0′のコネクタハウジング11は、複数の端子収容室1
3を一体形成した合成樹脂製のインナハウジング12
と、このインナハウジング12を内部に嵌め込む合成樹
脂製のアウタハウジング17と、これらインナハウジン
グ12とアウタハウジング17との間に介在され、該イ
ンナハウジング12の上記各端子収容室13に収容され
た雌端子(端子)14を保持する合成樹脂製のスペーサ
28とで構成されている。
平10−60096号において出願した。これを、図4
〜図6によって具体的に説明すると、防水コネクタ1
0′のコネクタハウジング11は、複数の端子収容室1
3を一体形成した合成樹脂製のインナハウジング12
と、このインナハウジング12を内部に嵌め込む合成樹
脂製のアウタハウジング17と、これらインナハウジン
グ12とアウタハウジング17との間に介在され、該イ
ンナハウジング12の上記各端子収容室13に収容され
た雌端子(端子)14を保持する合成樹脂製のスペーサ
28とで構成されている。
【0003】図4,図5に示すように、インナハウジン
グ12は上下面の後側がそれぞれ開口した箱部12aを
有していて、中央の水平壁12bと仕切壁を兼ねた上下
の各垂直側壁12cとで形成される空間内に上記各端子
収容室13を形成してある。そして、この各端子収容室
13内に雌端子14が収容されるようになっている。ま
た、箱部12aの上下面の両側及び中央には係止爪15
をそれぞれ一体突出形成してあると共に、その両側中央
の前端にはフランジ部16をそれぞれ一体突出形成して
ある。尚、箱部12aの前壁の各端子収容室13に対向
する位置には、図示しない相手側コネクタの雄端子が挿
通する矩形の挿通孔12dを形成してある。さらに、雌
端子14の箱部14aの後部の両側板部には各一対の圧
接刃14b,14bを折り曲げ形成してある。
グ12は上下面の後側がそれぞれ開口した箱部12aを
有していて、中央の水平壁12bと仕切壁を兼ねた上下
の各垂直側壁12cとで形成される空間内に上記各端子
収容室13を形成してある。そして、この各端子収容室
13内に雌端子14が収容されるようになっている。ま
た、箱部12aの上下面の両側及び中央には係止爪15
をそれぞれ一体突出形成してあると共に、その両側中央
の前端にはフランジ部16をそれぞれ一体突出形成して
ある。尚、箱部12aの前壁の各端子収容室13に対向
する位置には、図示しない相手側コネクタの雄端子が挿
通する矩形の挿通孔12dを形成してある。さらに、雌
端子14の箱部14aの後部の両側板部には各一対の圧
接刃14b,14bを折り曲げ形成してある。
【0004】図4,図5に示すように、アウタハウジン
グ17は、略四角筒状の内壁部17aと、この内壁部1
7aを内包する略四角筒状の外壁部17bと、これら
内,外壁部17a,17bの後部を連結した底壁部(一
壁部)17cとで正面側が開口した二重の箱状になって
いる。この底壁部17cの中央は厚肉になっていて、そ
の厚肉部の前側の各端子収容室13に対向する位置に
は、防水ゴム栓18が圧入等により収容される大径で断
面円形のゴム栓収容凹部19をそれぞれ形成してあると
共に、該厚肉部の後側には電線20が貫通する小径で断
面円形の電線挿通孔21を対応するゴム栓収容凹部19
に連通するようにそれぞれ形成してある。この防水ゴム
栓18は内,外周面がそれぞれ凹凸状の略円筒状になっ
ていて、内部に電線20が隙間なく貫通されるようにな
っている。
グ17は、略四角筒状の内壁部17aと、この内壁部1
7aを内包する略四角筒状の外壁部17bと、これら
内,外壁部17a,17bの後部を連結した底壁部(一
壁部)17cとで正面側が開口した二重の箱状になって
いる。この底壁部17cの中央は厚肉になっていて、そ
の厚肉部の前側の各端子収容室13に対向する位置に
は、防水ゴム栓18が圧入等により収容される大径で断
面円形のゴム栓収容凹部19をそれぞれ形成してあると
共に、該厚肉部の後側には電線20が貫通する小径で断
面円形の電線挿通孔21を対応するゴム栓収容凹部19
に連通するようにそれぞれ形成してある。この防水ゴム
栓18は内,外周面がそれぞれ凹凸状の略円筒状になっ
ていて、内部に電線20が隙間なく貫通されるようにな
っている。
【0005】また、アウタハウジング17の内壁部17
aの上下壁の前両側には、インナハウジング12の箱部
12aの上下面の両側の各係止爪15が係脱される矩形
の係止孔22をそれぞれ形成してあると共に、該内壁部
17aの上下壁の前側中央には、インナハウジング12
の箱部12aの上下面の中央の各係止爪15が係脱され
る矩形で長尺の係止孔23をそれぞれ形成してある。さ
らに、アウタハウジング17の内壁部17aの外面側の
奥には、環状でゴム製の防水パッキン24を受けるV字
状のパッキン受部25を一体突出形成してある。尚、ア
ウタハウジング17の内壁部17aの内面側の前縁の各
係止孔22,23に対向する位置にはテーパ面26をそ
れぞれ形成してある。また、アウタハウジング17の外
壁部17bの上下壁の前側には、図示しない相手側コネ
クタの可撓性係止アームが係脱される係止孔27をそれ
ぞれ形成してある。
aの上下壁の前両側には、インナハウジング12の箱部
12aの上下面の両側の各係止爪15が係脱される矩形
の係止孔22をそれぞれ形成してあると共に、該内壁部
17aの上下壁の前側中央には、インナハウジング12
の箱部12aの上下面の中央の各係止爪15が係脱され
る矩形で長尺の係止孔23をそれぞれ形成してある。さ
らに、アウタハウジング17の内壁部17aの外面側の
奥には、環状でゴム製の防水パッキン24を受けるV字
状のパッキン受部25を一体突出形成してある。尚、ア
ウタハウジング17の内壁部17aの内面側の前縁の各
係止孔22,23に対向する位置にはテーパ面26をそ
れぞれ形成してある。また、アウタハウジング17の外
壁部17bの上下壁の前側には、図示しない相手側コネ
クタの可撓性係止アームが係脱される係止孔27をそれ
ぞれ形成してある。
【0006】図4,図5に示すように、スペーサ28
は、アウタハウジング17の内壁部17aの内面側に嵌
合される略四角筒状の胴体部28aと、この胴体部28
aの前端より後方に折れ曲がるように一体形成され、ア
ウタハウジング17の内壁部17aの外面側に嵌合され
る略四角筒状の鍔部28bと、上記胴体部28aの底壁
部(一壁部)28cとで正面側が開口した箱状になって
いる。
は、アウタハウジング17の内壁部17aの内面側に嵌
合される略四角筒状の胴体部28aと、この胴体部28
aの前端より後方に折れ曲がるように一体形成され、ア
ウタハウジング17の内壁部17aの外面側に嵌合され
る略四角筒状の鍔部28bと、上記胴体部28aの底壁
部(一壁部)28cとで正面側が開口した箱状になって
いる。
【0007】そして、スペーサ28の胴体部28aの内
部にインナハウジング12の箱部12aが嵌合されるよ
うになっている。このスペーサ28の胴体部28aの上
下壁の内面にはインナハウジング12の箱部12aの後
端縁及び各端子収容室13に収容された雌端子14の箱
部14aの後端縁をそれぞれ係止するリブ状で端子脱落
防止用の突起29をそれぞれ一体突出形成してある。
部にインナハウジング12の箱部12aが嵌合されるよ
うになっている。このスペーサ28の胴体部28aの上
下壁の内面にはインナハウジング12の箱部12aの後
端縁及び各端子収容室13に収容された雌端子14の箱
部14aの後端縁をそれぞれ係止するリブ状で端子脱落
防止用の突起29をそれぞれ一体突出形成してある。
【0008】また、スペーサ28の胴体部28aと鍔部
28bとの連結部の前側のインナハウジング12の各係
止爪15とフランジ部16に対向する位置には切欠部3
0,31をそれぞれ形成してある。この上下側の各切欠
部30,30間のスペーサ28の胴体部28aの上下壁
の外面側には、アウタハウジング17の各係止孔23に
係脱される係止爪32を一体突出形成してある。さら
に、スペーサ28の鍔部28bの先端部は、アウタハウ
ジング17への嵌合完了時に該アウタハウジング17の
内壁部17aのパッキン受部25に係止したパッキン2
4を保持するようになっている。
28bとの連結部の前側のインナハウジング12の各係
止爪15とフランジ部16に対向する位置には切欠部3
0,31をそれぞれ形成してある。この上下側の各切欠
部30,30間のスペーサ28の胴体部28aの上下壁
の外面側には、アウタハウジング17の各係止孔23に
係脱される係止爪32を一体突出形成してある。さら
に、スペーサ28の鍔部28bの先端部は、アウタハウ
ジング17への嵌合完了時に該アウタハウジング17の
内壁部17aのパッキン受部25に係止したパッキン2
4を保持するようになっている。
【0009】また、スペーサ28の底壁部28cのアウ
タハウジング17の各電線挿通孔21に対向する位置に
は電線挿通孔33をそれぞれ形成してある。また、スペ
ーサ28の底壁部28cは、アウタハウジング17への
嵌合完了時に該アウタハウジング17の底壁部17cの
各ゴム栓収容凹部19に挿入されたゴム栓18を保持す
るようになっている。そして、図4に示すように、アウ
タハウジング17の各電線挿通孔21と各ゴム栓18及
びスペーサ28の各電線挿通孔33を貫通した各電線2
0は、インナハウジング12の各端子収容室13に収容
された各雌端子14の一対の圧接刃14b,14b間に
圧接接続され、各端子収容室13と各電線20とは各ゴ
ム栓18及びパッキン24によりそれぞれシールされる
ようになっている。
タハウジング17の各電線挿通孔21に対向する位置に
は電線挿通孔33をそれぞれ形成してある。また、スペ
ーサ28の底壁部28cは、アウタハウジング17への
嵌合完了時に該アウタハウジング17の底壁部17cの
各ゴム栓収容凹部19に挿入されたゴム栓18を保持す
るようになっている。そして、図4に示すように、アウ
タハウジング17の各電線挿通孔21と各ゴム栓18及
びスペーサ28の各電線挿通孔33を貫通した各電線2
0は、インナハウジング12の各端子収容室13に収容
された各雌端子14の一対の圧接刃14b,14b間に
圧接接続され、各端子収容室13と各電線20とは各ゴ
ム栓18及びパッキン24によりそれぞれシールされる
ようになっている。
【0010】上記構成の防水コネクタ10′を組み付け
る場合には、図6(a)に示すように、まず、コネクタ
ハウジング11の外側を成すアウタハウジング17の底
壁部17cの内側の各ゴム栓収容凹部19にコネクタハ
ウジング嵌合方向よりゴム栓18をそれぞれ挿入してセ
ットすると共に、パッキン24をアウタハウジング17
の内壁部17aのパッキン受部25に挿入してセットす
る。
る場合には、図6(a)に示すように、まず、コネクタ
ハウジング11の外側を成すアウタハウジング17の底
壁部17cの内側の各ゴム栓収容凹部19にコネクタハ
ウジング嵌合方向よりゴム栓18をそれぞれ挿入してセ
ットすると共に、パッキン24をアウタハウジング17
の内壁部17aのパッキン受部25に挿入してセットす
る。
【0011】その後で、図6(b)に示すように、アウ
タハウジング17の内壁部17aにスペーサ28の胴体
部28aを嵌め込み、アウタハウジング17の内壁部1
7aの各係止孔23にスペーサ28の胴体部28aの各
係止爪32を係止させる。このアウタハウジング17の
内壁部17aの各係止孔23とスペーサ28の胴体部2
8aの各係止爪32との係止により、アウタハウジング
17の底壁部17cにより各ゴム栓18が抜け止めされ
ると共に、スペーサ28の鍔部28bの斜めの先端によ
りパッキン24が抜け止めされ、コネクタハウジング全
体の防水性をより一段と向上させることができる。
タハウジング17の内壁部17aにスペーサ28の胴体
部28aを嵌め込み、アウタハウジング17の内壁部1
7aの各係止孔23にスペーサ28の胴体部28aの各
係止爪32を係止させる。このアウタハウジング17の
内壁部17aの各係止孔23とスペーサ28の胴体部2
8aの各係止爪32との係止により、アウタハウジング
17の底壁部17cにより各ゴム栓18が抜け止めされ
ると共に、スペーサ28の鍔部28bの斜めの先端によ
りパッキン24が抜け止めされ、コネクタハウジング全
体の防水性をより一段と向上させることができる。
【0012】次に、図6(c)に示すように、アウタハ
ウジング17の底壁部17cの各電線挿通孔21より各
ゴム栓18とスペーサ28の底壁部28cの各電線挿通
孔33に電線20を外側からそれぞれ貫通させる。次
に、図6(d)に示すように、各電線20をコネクタハ
ウジング11の内側を成すインナハウジング12の各端
子収容室13に収容した雌端子14の一対の圧接刃14
b,14bに圧接接続させる。
ウジング17の底壁部17cの各電線挿通孔21より各
ゴム栓18とスペーサ28の底壁部28cの各電線挿通
孔33に電線20を外側からそれぞれ貫通させる。次
に、図6(d)に示すように、各電線20をコネクタハ
ウジング11の内側を成すインナハウジング12の各端
子収容室13に収容した雌端子14の一対の圧接刃14
b,14bに圧接接続させる。
【0013】次に、図6(e)に示すように、スペーサ
28の胴体部28a内にインナハウジング12を嵌め込
み、アウタハウジング17の内壁部17aの各係止孔2
3にインナハウジング12の箱部12aの各係止爪15
を係止させることにより、防水コネクタ10′の組み付
けが完了する。この際に、スペーサ28の胴体部28a
の上下壁の内面に突出した各突起29によりインナハウ
ジング12の箱部12aの後端縁及び各端子収容室13
に収容された雌端子14の箱部14aの後端縁がそれぞ
れロックされ、かつ各突起29が外側に変形することが
ないので、各端子収容室13からの雌端子14の脱落が
確実に防止される。しかも、スペーサ28により各雌端
子14の保持と各ゴム栓18の保持が同時にできるた
め、ゴム栓抜け止め専用部品が必要なく、構成部品の部
品点数の削減を図って低コスト化を図ることができる。
さらに、スペーサ28が該スペーサ28自身の各係止爪
32のアウタハウジング17の各係止孔23への係止と
インナパネル12の各係止爪15のアウタハウジング1
7の各係止孔23への係止とにより二重にロックされる
ため、各ゴム栓18及びパッキン24の脱落を確実に防
止することができ、防水の信頼性をより一段と向上させ
ることができる。
28の胴体部28a内にインナハウジング12を嵌め込
み、アウタハウジング17の内壁部17aの各係止孔2
3にインナハウジング12の箱部12aの各係止爪15
を係止させることにより、防水コネクタ10′の組み付
けが完了する。この際に、スペーサ28の胴体部28a
の上下壁の内面に突出した各突起29によりインナハウ
ジング12の箱部12aの後端縁及び各端子収容室13
に収容された雌端子14の箱部14aの後端縁がそれぞ
れロックされ、かつ各突起29が外側に変形することが
ないので、各端子収容室13からの雌端子14の脱落が
確実に防止される。しかも、スペーサ28により各雌端
子14の保持と各ゴム栓18の保持が同時にできるた
め、ゴム栓抜け止め専用部品が必要なく、構成部品の部
品点数の削減を図って低コスト化を図ることができる。
さらに、スペーサ28が該スペーサ28自身の各係止爪
32のアウタハウジング17の各係止孔23への係止と
インナパネル12の各係止爪15のアウタハウジング1
7の各係止孔23への係止とにより二重にロックされる
ため、各ゴム栓18及びパッキン24の脱落を確実に防
止することができ、防水の信頼性をより一段と向上させ
ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
行技術の防水コネクタ10′では、硬質の合成樹脂から
成るアウタハウジング17の各電線挿通孔21内に電線
20が直接接触するため、図7に示すように、振動によ
る摩擦や衝撃により各電線挿通孔21の外側の電線挿入
口に接触する電線20が損傷する虞があった。また、図
7に示すように、アウタハウジング17の各電線挿通孔
21の外側の電線挿入口から電線20を伝わって該アウ
タハウジング17の各ゴム栓収容凹部19と各ゴム栓1
8の一端18a側にできる空間Sに水が溜まり易く、こ
の溜まった水が凍結した場合には、硬質の合成樹脂製の
アウタハウジング17の底壁部17cと各ゴム栓収容凹
部19の周りの周壁部17dとから成るシール壁が上記
溜まった水が氷になる際の体積膨張を吸収できずに破損
する虞があった。
行技術の防水コネクタ10′では、硬質の合成樹脂から
成るアウタハウジング17の各電線挿通孔21内に電線
20が直接接触するため、図7に示すように、振動によ
る摩擦や衝撃により各電線挿通孔21の外側の電線挿入
口に接触する電線20が損傷する虞があった。また、図
7に示すように、アウタハウジング17の各電線挿通孔
21の外側の電線挿入口から電線20を伝わって該アウ
タハウジング17の各ゴム栓収容凹部19と各ゴム栓1
8の一端18a側にできる空間Sに水が溜まり易く、こ
の溜まった水が凍結した場合には、硬質の合成樹脂製の
アウタハウジング17の底壁部17cと各ゴム栓収容凹
部19の周りの周壁部17dとから成るシール壁が上記
溜まった水が氷になる際の体積膨張を吸収できずに破損
する虞があった。
【0015】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、振動等による電線の損傷を防
ぐことができると共に、電線挿入口に溜まった水の凍結
によるシール壁の損傷を防ぐことができる多極の防水コ
ネクタを提供することを目的とする。
べくなされたものであり、振動等による電線の損傷を防
ぐことができると共に、電線挿入口に溜まった水の凍結
によるシール壁の損傷を防ぐことができる多極の防水コ
ネクタを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クタハウジングに複数の端子収容室を形成し、この各端
子収容室に電線を接続した端子を収容自在にすると共
に、該各端子収容室と前記電線とをゴム栓でシール自在
にした防水コネクタにおいて、前記コネクタハウジング
を、前記各端子収容室を形成したインナハウジングと、
このインナハウジングを内部に嵌め込むアウタハウジン
グとで構成し、このアウタハウジングの前記各端子収容
室に対向する一壁部に電線挿通孔を形成すると共に、該
一壁部の内側の該各電線挿通孔に対向する位置に前記ゴ
ム栓が収容されるゴム栓収容凹部を形成し、この各ゴム
栓収容凹部に収容される前記ゴム栓の一端側に少なくと
も前記アウタハウジングの前記各電線挿通孔内まで延び
る延出部を設け、この延出部から他端までの前記ゴム栓
の電線挿通孔を貫通した前記電線を前記インナハウジン
グの各端子収容室に収容された前記端子に接続自在にし
たことを特徴とする。
クタハウジングに複数の端子収容室を形成し、この各端
子収容室に電線を接続した端子を収容自在にすると共
に、該各端子収容室と前記電線とをゴム栓でシール自在
にした防水コネクタにおいて、前記コネクタハウジング
を、前記各端子収容室を形成したインナハウジングと、
このインナハウジングを内部に嵌め込むアウタハウジン
グとで構成し、このアウタハウジングの前記各端子収容
室に対向する一壁部に電線挿通孔を形成すると共に、該
一壁部の内側の該各電線挿通孔に対向する位置に前記ゴ
ム栓が収容されるゴム栓収容凹部を形成し、この各ゴム
栓収容凹部に収容される前記ゴム栓の一端側に少なくと
も前記アウタハウジングの前記各電線挿通孔内まで延び
る延出部を設け、この延出部から他端までの前記ゴム栓
の電線挿通孔を貫通した前記電線を前記インナハウジン
グの各端子収容室に収容された前記端子に接続自在にし
たことを特徴とする。
【0017】この防水コネクタでは、アウタハウジング
の各電線挿通孔内まで少なくとも延びるゴム栓の延出部
に電線が接触して保護されるため、該ゴム栓の延出部の
弾力性により振動等による電線の損傷が確実に防止され
る。また、ゴム栓の延出部内(ゴム栓の電線挿通孔の電
線挿入口)に水が溜まって凍結しても、該ゴム栓の延出
部の弾力性によりその体積の膨張が吸収されるため、ア
ウタハウジングの一壁部等のシール壁の損傷が確実に防
止されて防水の信頼性が向上する。
の各電線挿通孔内まで少なくとも延びるゴム栓の延出部
に電線が接触して保護されるため、該ゴム栓の延出部の
弾力性により振動等による電線の損傷が確実に防止され
る。また、ゴム栓の延出部内(ゴム栓の電線挿通孔の電
線挿入口)に水が溜まって凍結しても、該ゴム栓の延出
部の弾力性によりその体積の膨張が吸収されるため、ア
ウタハウジングの一壁部等のシール壁の損傷が確実に防
止されて防水の信頼性が向上する。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載の防水コ
ネクタであって、前記延出部を前記アウタハウジングの
前記各電線挿通孔内より更に外側まで延設させると共
に、該延出部の前記アウタハウジングの前記一壁部より
外側に該一壁部に係止される係止部を設けたことを特徴
とする。
ネクタであって、前記延出部を前記アウタハウジングの
前記各電線挿通孔内より更に外側まで延設させると共
に、該延出部の前記アウタハウジングの前記一壁部より
外側に該一壁部に係止される係止部を設けたことを特徴
とする。
【0019】この防水コネクタでは、ゴム栓の延出部の
係止部がアウタハウジングの一壁部に係止されるので、
ゴム栓の電線挿通孔にアウタハウジングの外側より電線
を貫通させる際に、ゴム栓がアウタハウジングのゴム栓
収容凹部内に確実に収容されて該ゴム栓収容凹部内から
抜け落ちることがなく、ゴム栓による防水の信頼性がよ
り一段と向上する。
係止部がアウタハウジングの一壁部に係止されるので、
ゴム栓の電線挿通孔にアウタハウジングの外側より電線
を貫通させる際に、ゴム栓がアウタハウジングのゴム栓
収容凹部内に確実に収容されて該ゴム栓収容凹部内から
抜け落ちることがなく、ゴム栓による防水の信頼性がよ
り一段と向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0021】図1(a)は本発明の実施形態の防水コネ
クタの組み付け前の状態を示す断面図、図1(b)は同
防水コネクタの防水ゴム栓によるシール部分の拡大断面
図である。
クタの組み付け前の状態を示す断面図、図1(b)は同
防水コネクタの防水ゴム栓によるシール部分の拡大断面
図である。
【0022】図1(a)に示すように、防水コネクタ1
0のコネクタハウジング11は、前記先行技術と同様
に、複数の端子収容室13を一体形成した合成樹脂製の
インナハウジング12と、このインナハウジング12を
内部に嵌め込む合成樹脂製のアウタハウジング17と、
これらインナハウジング12とアウタハウジング17と
の間に介在され、該インナハウジング12の各端子収容
室13に収容された雌端子(端子)14を保持する合成
樹脂製のスペーサ28とで構成されている。
0のコネクタハウジング11は、前記先行技術と同様
に、複数の端子収容室13を一体形成した合成樹脂製の
インナハウジング12と、このインナハウジング12を
内部に嵌め込む合成樹脂製のアウタハウジング17と、
これらインナハウジング12とアウタハウジング17と
の間に介在され、該インナハウジング12の各端子収容
室13に収容された雌端子(端子)14を保持する合成
樹脂製のスペーサ28とで構成されている。
【0023】ここで、図1(a),(b)に示すよう
に、アウタハウジング17の底壁部(一壁部)17cの
内側の各ゴム栓収容凹部19にはゴム栓35が収容され
るようになっている。このゴム栓35の一端35a側に
はアウタハウジング17の各電線挿通孔21内より更に
外側に延びる延出部36を一体突出形成してある。ま
た、このゴム栓35の一端35aの延出部36から他端
35bには電線20が貫通する電線挿通孔35cを形成
してある。さらに、防水ゴム栓35の中央部35dは凹
凸状の略円筒状になっていて、内部に電線20が隙間な
く貫通されるようになっている。
に、アウタハウジング17の底壁部(一壁部)17cの
内側の各ゴム栓収容凹部19にはゴム栓35が収容され
るようになっている。このゴム栓35の一端35a側に
はアウタハウジング17の各電線挿通孔21内より更に
外側に延びる延出部36を一体突出形成してある。ま
た、このゴム栓35の一端35aの延出部36から他端
35bには電線20が貫通する電線挿通孔35cを形成
してある。さらに、防水ゴム栓35の中央部35dは凹
凸状の略円筒状になっていて、内部に電線20が隙間な
く貫通されるようになっている。
【0024】図1(b)に示すように、ゴム栓35の延
出部36のアウタハウジング17の底壁部17cの内側
は太径部36aになっていて、該太径部36aと細径部
36bの境部分36cが底壁部17cの内面側に係止さ
れている。尚、他の構成は前記先行技術の防水コネクタ
10′と同様であるので、同一構成部分には同一符号を
付して説明を省略する。
出部36のアウタハウジング17の底壁部17cの内側
は太径部36aになっていて、該太径部36aと細径部
36bの境部分36cが底壁部17cの内面側に係止さ
れている。尚、他の構成は前記先行技術の防水コネクタ
10′と同様であるので、同一構成部分には同一符号を
付して説明を省略する。
【0025】以上実施形態の防水コネクタ10では、ア
ウタハウジング17の各電線挿通孔21内より外側に延
びるゴム栓35の延出部36に電線20が接触して保護
されるため、先行技術のように、アウタハウジング17
の各電線挿通孔21内に電線20が直接接触することが
ない。これにより、ゴム栓35の延出部36の弾力性に
より電線20に加わる振動による摩耗や衝撃を確実に吸
収することができ、電線20の損傷を確実に防止するこ
とができる。
ウタハウジング17の各電線挿通孔21内より外側に延
びるゴム栓35の延出部36に電線20が接触して保護
されるため、先行技術のように、アウタハウジング17
の各電線挿通孔21内に電線20が直接接触することが
ない。これにより、ゴム栓35の延出部36の弾力性に
より電線20に加わる振動による摩耗や衝撃を確実に吸
収することができ、電線20の損傷を確実に防止するこ
とができる。
【0026】また、ゴム栓35の延出部36(ゴム栓3
5の電線挿通孔35cの電線挿入口P)内に水が溜まっ
て凍結しても、該ゴム栓35の延出部36の弾力性によ
りその体積の膨張を確実に吸収することができ、アウタ
ハウジング17の底壁部17cと各ゴム栓収容凹部19
の周りの周壁部17dとから成るシール壁の損傷を確実
に防止することができる。その結果、ゴム栓35による
防水の信頼性を向上させることができる。
5の電線挿通孔35cの電線挿入口P)内に水が溜まっ
て凍結しても、該ゴム栓35の延出部36の弾力性によ
りその体積の膨張を確実に吸収することができ、アウタ
ハウジング17の底壁部17cと各ゴム栓収容凹部19
の周りの周壁部17dとから成るシール壁の損傷を確実
に防止することができる。その結果、ゴム栓35による
防水の信頼性を向上させることができる。
【0027】図2は本発明の他の実施形態の防水ゴム栓
35′によるシール部分の拡大断面図である。このゴム
栓35′の延出部36は前記実施形態と同様にアウタハ
ウジング17の各電線挿通孔21内より更に外側まで延
びるように一体突出形成してある。また、ゴム栓35′
の延出部36のアウタハウジング17の底壁部17cよ
り外側に該底壁部17cの外面側に係止される鉤形で環
状の係止突起(係止部)36dを一体突出形成してあ
る。尚、他の構成は前記実施形態のゴム栓35と同様で
あるので、同一構成部分には同一符号を付して説明を省
略する。
35′によるシール部分の拡大断面図である。このゴム
栓35′の延出部36は前記実施形態と同様にアウタハ
ウジング17の各電線挿通孔21内より更に外側まで延
びるように一体突出形成してある。また、ゴム栓35′
の延出部36のアウタハウジング17の底壁部17cよ
り外側に該底壁部17cの外面側に係止される鉤形で環
状の係止突起(係止部)36dを一体突出形成してあ
る。尚、他の構成は前記実施形態のゴム栓35と同様で
あるので、同一構成部分には同一符号を付して説明を省
略する。
【0028】このゴム栓35′では、前記ゴム栓35と
同様の作用効果を奏すると共に、該ゴム栓35′の延出
部36のアウタハウジング17の底壁部17cより外側
に該底壁部17cの外面側に係止される係止突起36d
を一体突出形成したので、ゴム栓35′の電線挿通孔3
5cにアウタハウジング17の外側より電線20を貫通
させる際に、ゴム栓35′をアウタハウジング17のゴ
ム栓収容凹部19内に確実に収容することができる。こ
れにより、ゴム栓35′がゴム栓収容凹部19内から抜
け落ちることがなく、ゴム栓35′による防水の信頼性
をより一段と向上させることができる。
同様の作用効果を奏すると共に、該ゴム栓35′の延出
部36のアウタハウジング17の底壁部17cより外側
に該底壁部17cの外面側に係止される係止突起36d
を一体突出形成したので、ゴム栓35′の電線挿通孔3
5cにアウタハウジング17の外側より電線20を貫通
させる際に、ゴム栓35′をアウタハウジング17のゴ
ム栓収容凹部19内に確実に収容することができる。こ
れにより、ゴム栓35′がゴム栓収容凹部19内から抜
け落ちることがなく、ゴム栓35′による防水の信頼性
をより一段と向上させることができる。
【0029】図3は本発明の別の実施形態の防水ゴム栓
35″によるシール部分の拡大断面図である。このゴム
栓35″は、その延出部36のアウタハウジング17の
底壁部17cより外側に該底壁部17cの外面側に係止
される鉤形で環状の係止突起(係止部)36dを一体突
出形成してある他に、該ゴム栓35″の他端35b側に
もアウタハウジング17のゴム栓収容凹部19側に係止
される鍔形で環状の係止突起(係止部)37を一体突出
形成した点が前記他の実施形態のゴム栓35′と異な
る。尚、他の構成は前記他の実施形態のゴム栓35′と
同様であるので、同一構成部分には同一符号を付して説
明を省略する。
35″によるシール部分の拡大断面図である。このゴム
栓35″は、その延出部36のアウタハウジング17の
底壁部17cより外側に該底壁部17cの外面側に係止
される鉤形で環状の係止突起(係止部)36dを一体突
出形成してある他に、該ゴム栓35″の他端35b側に
もアウタハウジング17のゴム栓収容凹部19側に係止
される鍔形で環状の係止突起(係止部)37を一体突出
形成した点が前記他の実施形態のゴム栓35′と異な
る。尚、他の構成は前記他の実施形態のゴム栓35′と
同様であるので、同一構成部分には同一符号を付して説
明を省略する。
【0030】このゴム栓35″では、前記ゴム栓35と
同様の作用効果を奏すると共に、該ゴム栓35″の電線
挿通孔35cにアウタハウジング17の外側より電線2
0を貫通させる際に、一対の係止突起36d,37を介
してゴム栓35″をアウタハウジング17のゴム栓収容
凹部19内に確実に収容することができる。これによ
り、ゴム栓35″がゴム栓収容凹部19内から抜け落ち
ることがなく、ゴム栓35″による防水の信頼性をより
一段と向上させることができる。
同様の作用効果を奏すると共に、該ゴム栓35″の電線
挿通孔35cにアウタハウジング17の外側より電線2
0を貫通させる際に、一対の係止突起36d,37を介
してゴム栓35″をアウタハウジング17のゴム栓収容
凹部19内に確実に収容することができる。これによ
り、ゴム栓35″がゴム栓収容凹部19内から抜け落ち
ることがなく、ゴム栓35″による防水の信頼性をより
一段と向上させることができる。
【0031】尚、前記各実施形態によれば、圧接端子に
電線を圧接接続する場合について説明したが、端子は圧
接端子に限らず、圧着端子に電線を圧着接続する場合に
も前記各実施形態を適用できることは勿論である。
電線を圧接接続する場合について説明したが、端子は圧
接端子に限らず、圧着端子に電線を圧着接続する場合に
も前記各実施形態を適用できることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、アウタハウジングの各電線挿通孔内まで少なく
とも延びるゴム栓の延出部に電線が接触して保護される
ため、該ゴム栓の延出部の弾力性により振動等による電
線の損傷を確実に防止することができる。また、ゴム栓
の延出部内に水が溜まって凍結しても、該ゴム栓の延出
部の弾力性によりその体積の膨張が吸収されるため、ア
ウタハウジングの一壁部等から成るシール壁の損傷を確
実に防止することができ、ゴム栓による防水の信頼性を
向上させることができる。
よれば、アウタハウジングの各電線挿通孔内まで少なく
とも延びるゴム栓の延出部に電線が接触して保護される
ため、該ゴム栓の延出部の弾力性により振動等による電
線の損傷を確実に防止することができる。また、ゴム栓
の延出部内に水が溜まって凍結しても、該ゴム栓の延出
部の弾力性によりその体積の膨張が吸収されるため、ア
ウタハウジングの一壁部等から成るシール壁の損傷を確
実に防止することができ、ゴム栓による防水の信頼性を
向上させることができる。
【0033】請求項2の発明によれば、ゴム栓の延出部
のアウタハウジングの一壁部より外側に該一壁部に係止
される係止部を設けたので、ゴム栓の電線挿通孔にアウ
タハウジングの外側より電線を貫通させる際に、ゴム栓
をアウタハウジングのゴム栓収容凹部内に確実に収容す
ることができる。これにより、ゴム栓がゴム栓収容凹部
内から抜け落ちることがなく、ゴム栓による防水の信頼
性をより一段と向上させることができる。
のアウタハウジングの一壁部より外側に該一壁部に係止
される係止部を設けたので、ゴム栓の電線挿通孔にアウ
タハウジングの外側より電線を貫通させる際に、ゴム栓
をアウタハウジングのゴム栓収容凹部内に確実に収容す
ることができる。これにより、ゴム栓がゴム栓収容凹部
内から抜け落ちることがなく、ゴム栓による防水の信頼
性をより一段と向上させることができる。
【図1】(a)は本発明の実施形態の防水コネクタの組
み付け前の状態を示す断面図、(b)は同防水コネクタ
の防水ゴム栓によるシール部分の拡大断面図である。
み付け前の状態を示す断面図、(b)は同防水コネクタ
の防水ゴム栓によるシール部分の拡大断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態の防水ゴム栓によるシー
ル部分の拡大断面図である。
ル部分の拡大断面図である。
【図3】本発明の別の実施形態の防水ゴム栓によるシー
ル部分の拡大断面図である。
ル部分の拡大断面図である。
【図4】先行技術の防水コネクタの組み付け前の状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】上記先行技術の防水コネクタの組み付け前の状
態を一部断面で示す斜視図である。
態を一部断面で示す斜視図である。
【図6】(a)は上記先行技術の防水コネクタの組み付
け前の状態を示す断面図、(b)は同防水コネクタのア
ウタハウジングにスペーサを嵌合した状態を示す断面
図、(c)は同アウタハウジングとスペーサに電線を貫
通させた状態を示す断面図、(d)は同電線をインナハ
ウジングの端子収容室に収容された端子に接続した状態
を示す断面図、(e)は同防水コネクタの組み付け完了
状態を示す断面図である。
け前の状態を示す断面図、(b)は同防水コネクタのア
ウタハウジングにスペーサを嵌合した状態を示す断面
図、(c)は同アウタハウジングとスペーサに電線を貫
通させた状態を示す断面図、(d)は同電線をインナハ
ウジングの端子収容室に収容された端子に接続した状態
を示す断面図、(e)は同防水コネクタの組み付け完了
状態を示す断面図である。
【図7】上記先行技術の防水コネクタのインナハウジン
グをアウタハウジングの内部に嵌合されたスペーサに嵌
め込む前の状態を示す断面図である。
グをアウタハウジングの内部に嵌合されたスペーサに嵌
め込む前の状態を示す断面図である。
10 防水コネクタ 11 コネクタハウジング 12 インナハウジング 13 端子収容室 14 雌端子(端子) 17 アウタハウジング 17c 底壁部(一壁部) 19 ゴム栓収容凹部 20 電線 35,35′,35″ ゴム栓 35a 一端 35b 他端 35c 電線挿通孔 36 延出部 36d 係止突起(係止部)
Claims (2)
- 【請求項1】 コネクタハウジングに複数の端子収容室
を形成し、この各端子収容室に電線を接続した端子を収
容自在にすると共に、該各端子収容室と前記電線とをゴ
ム栓でシール自在にした防水コネクタにおいて、 前記コネクタハウジングを、前記各端子収容室を形成し
たインナハウジングと、このインナハウジングを内部に
嵌め込むアウタハウジングとで構成し、このアウタハウ
ジングの前記各端子収容室に対向する一壁部に電線挿通
孔を形成すると共に、該一壁部の内側の該各電線挿通孔
に対向する位置に前記ゴム栓が収容されるゴム栓収容凹
部を形成し、この各ゴム栓収容凹部に収容される前記ゴ
ム栓の一端側に少なくとも前記アウタハウジングの前記
各電線挿通孔内まで延びる延出部を設け、この延出部か
ら他端までの前記ゴム栓の電線挿通孔を貫通した前記電
線を前記インナハウジングの各端子収容室に収容された
前記端子に接続自在にしたことを特徴とする防水コネク
タ。 - 【請求項2】 請求項1記載の防水コネクタであって、 前記延出部を前記アウタハウジングの前記各電線挿通孔
内より更に外側まで延設させると共に、該延出部の前記
アウタハウジングの前記一壁部より外側に該一壁部に係
止される係止部を設けたことを特徴とする防水コネク
タ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13740899A JP3540197B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 防水コネクタ |
EP00107980A EP1059695B1 (en) | 1999-05-18 | 2000-04-18 | Waterproof connector |
DE60021023T DE60021023T2 (de) | 1999-05-18 | 2000-04-18 | Wasserdichter Verbinder |
US09/570,528 US6254431B1 (en) | 1999-05-18 | 2000-05-12 | Waterproof connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13740899A JP3540197B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 防水コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000331740A true JP2000331740A (ja) | 2000-11-30 |
JP3540197B2 JP3540197B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=15197955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13740899A Expired - Fee Related JP3540197B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 防水コネクタ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6254431B1 (ja) |
EP (1) | EP1059695B1 (ja) |
JP (1) | JP3540197B2 (ja) |
DE (1) | DE60021023T2 (ja) |
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