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JP2000330111A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法

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JP2000330111A
JP2000330111A JP11142924A JP14292499A JP2000330111A JP 2000330111 A JP2000330111 A JP 2000330111A JP 11142924 A JP11142924 A JP 11142924A JP 14292499 A JP14292499 A JP 14292499A JP 2000330111 A JP2000330111 A JP 2000330111A
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JP
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liquid crystal
retardation
display device
plate
crystal display
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JP11142924A
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Makoto Shiomi
誠 塩見
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 視野角の問題を解決し、ASM、MVAなど
のパネルにみられるコストへのトレードオフの発生しな
い、量産性に優れた液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶配向方向が略180度異なった2種
類の配向領域を有し、電界無印加時に略1軸の複屈折を
示すネマチック液晶層1とそれを挾持する透明電極を有
する1対の基板、2枚以上の位相差板、直交ニコルに配
置した1対の偏光板31、32、等からなる透過型液晶
パネルを表示部分として具備し、液晶パネルの観察面側
に配置された偏光板32の内側に、偏光板の吸収軸方向
となす角が所定の角度だけずれた方向に遅相軸を有する
第3の位相差板6を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広視野角液晶テレ
ビ又はOA用、CAD用広視野角液晶モニターに関し、
分割された配向領域を有し、液晶の複屈折を位相差板で
補償することによって、ノーマリーブラックで、視野角
の広い液晶パネルと恣意的に角度をずらしたフィルムを
用いた液晶パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報インフラの発展に伴い、映像及び音
声情報端末となるテレビ装置、さらにOA用のPCモニ
ターは、発展し続けている。特に、省スペース、小電力
の社会的な要請から、中小型のテレビ、さらにOA用P
Cモニターへの液晶表示装置の適用はもはや時代の流れ
といえる。この目的のために、アクティブ方式のツイス
トネマチックモード、パッシブ方式のスーパーツイスト
ネマチックモード液晶が開発され、広く利用されてい
る。
【0003】しかしながら、現在、小型液晶テレビや個
人用モニターに多く使われている液晶パネルでは、ツイ
ストネマチック配向又はスーパーツイストネマチック配
向を利用しているために、視野角が狭く、画面の両端で
色が異なる、複数の人間が観察すると人によってみてい
る絵が異なる、正面に座っているときと楽な姿勢でみて
いるときで絵が異なるなど、テレビとして利用するに
は、問題があった。また、個人で用いるPCモニターに
おいても、大画面化に伴って表示部分による色味変化な
どの問題があり、液晶の導入を妨げていた。
【0004】この問題を解決するために、マルチドメイ
ンTN(配向分割方式)(特開平5−107544号公
報)、ASM表示方式(特開平6−301015号公
報)、MVA表示方式(特開平8−43825号公
報)、IPS表示方式(特開平7−36058号公報)
等が提案されているが、いずれも特性が十分でなかった
り、コストが上がるなどの問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のTN
パネルを用いた場合に発生する視野角の問題を解決し、
さらにASM、MVAなどのパネルにみられるコストへ
のトレードオフの発生しない液晶表示装置を提供すると
ともに、量産性に優れた液晶表示装置の製造方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶配向方向
が略180度異なった2種類の配向領域を有し、かつ、
電界無印加時に略1軸の複屈折を示すネマチック液晶
層、及び該液晶層を挾持し、かつ、透明電極を有する透
明な1対の基板、前記液晶層の示す複屈折を補償する2
枚以上の位相差板、直交ニコルに配置された1対の偏光
板、等からなる透過型液晶パネルを表示部分として具備
しており、そして、前記2枚以上の位相差板のうちの第
1の位相差板の遅相軸方向と電界無印加時の液晶層が示
す遅相軸方向とは、基板表面に対しそれぞれ略平行で、
かつ、互いに直交し、また、第2の位相差板の遅相軸方
向は、第1の位相差板の遅相軸方向及び電界無印加時の
液晶層が示す遅相軸方向にそれぞれ略直交していて、電
界無印加時に黒を表示する液晶表示装置において、前記
液晶パネルの観察面側に配置された偏光板の内側に、該
偏光板の吸収軸方向となす角が所定の角度だけずれた方
向に遅相軸を有する第3の位相差板を備える液晶表示装
置である。
【0007】また、本発明は、上記所定の角度が−2度
〜+2度である液晶表示装置である。
【0008】そして、本発明は、液晶配向方向が略18
0度異なった2種類の配向領域を有し、かつ、電界無印
加時に略1軸の複屈折を示すネマチック液晶層、及び該
液晶層を挾持し、かつ、透明電極を有する透明な1対の
基板、前記液晶層の示す複屈折を補償する2枚以上の位
相差板、直交ニコルに配置された1対の偏光板、等から
なる透過型液晶パネルを表示部分として具備しており、
そして、前記2枚以上の位相差板のうちの第1の位相差
板の遅相軸方向と電界無印加時の液晶層が示す遅相軸方
向とは、基板表面に対しそれぞれ略平行で、かつ、互い
に直交し、また、第2の位相差板の遅相軸方向は、第1
の位相差板の遅相軸方向及び電界無印加時の液晶層が示
す遅相軸方向にそれぞれ略直交していて、電界無印加時
に黒を表示する液晶表示装置において、前記第2の位相
差板は、液晶パネルの観察面側に配置された偏光板の内
側に配置されるとともに、該偏光板の吸収軸方向となす
角が−2度〜+2度だけずれた方向に遅相軸を有する位
相差板である液晶表示装置である。
【0009】更に、本発明は、上記2枚以上の位相差板
は、液晶パネルの基板の両外側に分かれて配置され、そ
して、偏光板、第2の位相差板、第1の位相差板、基
板、液晶層、基板、第1の位相差板、第2の位相差板、
偏光板の順に配置される液晶表示装置である。
【0010】また、本発明は、基板の外側の一方に配置
される位相差板と基板の外側の他方に配置される位相差
板とがほぼ同一の複屈折を示す液晶表示装置である。
【0011】そして、本発明は、電界無印加時の液晶層
の遅相軸方向が偏光板の吸収軸方向と略45度ずれてい
る液晶表示装置である。
【0012】更に、本発明は、基板面に略平行なリタデ
ーションR1を第3の位相差板のリタデーション又は第
2の位相差板の面内リタデーション(d(na−n
b))とし、また、基板面に略直交するリタデーション
R2を第2の位相差板のリタデーション(d(na−n
c))とするときに、リタデーション比Nz=R2/R
1が−0.5〜−2である液晶表示装置である。
【0013】また、本発明は、ある特定のリタデーショ
ンを有する第1〜第3又は第1、第2の位相差板を使用
し、第3又は第2の位相差板の遅相軸方向と偏光板の吸
収軸方向との角度を−2度もしくは+2度から順に+2
度もしくは−2度までずらして、異なったリタデーショ
ンの液晶パネルに合わせて液晶表示装置とする液晶表示
装置の製造方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下、図面を用いて詳しく説明する。
【0015】まず、視野角を拡大する技術について説明
する。本発明の液晶表示装置の作用を説明する模式的な
構造図を図1に示す。液晶表示装置は、液晶パネルを表
示部分として具備しており、液晶パネルは、液晶層1、
第1〜第3の位相差板4〜6、1対の偏光板31、32
等からなる。液晶表示層1は、液晶配向方向が略180
度異なった2種類の配向領域を有し、かつ、電界無印加
時に略1軸の複屈折を示すネマチック液晶層であり、透
明電極を有する透明な1対の基板に挾持されている。液
晶層1は、配向方向に遅相軸となるラビング軸を有して
いる。第1の位相差板4は、基板に平行に、かつ、液晶
層1のラビング軸方向に直交する方向に、遅相軸を有し
ている。第2の位相差板5は、液晶パネルの基板に直交
する方向に遅相軸を有している。第3の位相差板6は、
観察面側の偏光板32の吸収軸方向と所定の角度、−2
度〜+2度ずれた方向に遅相軸を有している。偏光板3
1、32は、直交ニコルに配置されており、互いに直交
する吸収軸を有している。
【0016】液晶層1は、表示部分が2つの配向領域に
分割されそれぞれの配向方向は170度から190度ず
れ、好ましくは略180度異なっていて、ほぼ一軸上に
並んでいる。配向軸方向のずれが直線から10度以上と
なると、液晶の複屈折をフィルムで補償することが難し
く、液晶パネルのコントラストが低下する。
【0017】2種類の配向領域を作る方法はいろいろ知
られており、ラビングと光チルト制御の組み合わせ、マ
スクラビング、光配向膜など公知の液晶配向技術がその
まま利用できる。例えば、図2に示すように、ラビング
方向に2分した領域とし、そして、一方の領域の表面側
に紫外線を照射し、他方の領域の裏面側に紫外線を照射
して作製することができる。この2つの領域は、各表示
絵素を面積比で1:1分割することによって、対称な視
野角特性を得ることができる。そして、その形状は制限
されないが、好ましくは、絵素を直線で2又は4分割し
た、おおむね長方形の形状が好ましい。この形状によっ
て、単純なマスクによる分割が可能となる。また、表示
サイズによっては、隣り合う表示絵素を2つ1組で絵素
に一致した形状の領域を作ることも好ましい。このこと
によって表示パターンを用いた簡便な領域分割が可能と
なる。また、この際の各領域の形は、市松又はストライ
プ模様であることが均一な表示上好ましい。ほぼ一軸と
なるその配向軸は、偏光板の吸収軸方向と概略45度ず
れている。そして、液晶パネルの明るさは、液晶が電界
によって水平配向から垂直配向に変化したときの複屈折
の差で表せるため、その位相差が半波長である状態が最
も好ましい。液晶材料の屈折率差Δnが同じならば、液
晶層の遅相軸方向と偏光板の吸収軸方向とのずれ角度が
45゜の時に液晶パネルの厚みをより薄く設定できるた
め、視野角の改善の点でいっそう有利となる。
【0018】液晶層の2つの配向領域は、電界印加によ
って、それぞれ逆向きに立ち上がるため、液晶配向方向
での中間調反転を防止することができる。
【0019】第1の位相差板4は、水平方向に遅相軸を
有し、電界無印加時にほぼ1軸の位相差板として機能す
る液晶層1とリタデーションはほぼ等しく、そして、遅
相軸方向は略直交して配置されているため、液晶層1の
正面から見たリタデーションを補償することができる。
この結果、ノーマリーブラックで高コントラストの液晶
パネルとすることがができる。なお、第1の位相差板4
と液晶表示素子1の配置位置は入れ替わっても良い。
【0020】この液晶パネルを観察する視角を倒すと、
水平方向だけでは補償できない複屈折が発生する。この
位相差を補償するには、面内に垂直方向の遅相軸を有す
る第2の位相差板5を配置することによって達成でき
る。この第2の位相差板5は、液晶表示素子1及び第1
の位相差板4によって発生する遅相軸と常に直交する遅
相軸を有するために、常に良好なノーマリーブラック表
示を実現できる。言うまでもないことだが、偏光板等に
は、一般に、垂直方向に複屈折異方性を示すTAC層な
どを有する場合が多いが、当然その場合には第2の位相
差板5の最適リタデーションサイズは、調整される。さ
らに、例えば延伸で作製された第2の位相差板5は、水
平方向に若干の位相差を発生することがあるが、適当な
水平位相差板を配置することによって補償できるし、偏
光板の吸収軸方向と一致させて正面透過率を損なわない
ようにすることもできる。もちろん、そのような改善が
本発明に含まれることは言うまでもない。
【0021】また、観察視角を倒し、そして、方位角を
変化させると、見かけ上の偏光板の配置角度が変化する
事による光抜けが観察されるようになる。この防止に
は、偏光板32の吸収軸方向と略平行の方向に遅相軸を
持つ第3の位相差板6を配置することが効果的である。
本発明によると、第3の位相差板6の遅相軸方向と偏光
板32の吸収軸方向は−2度から+2度の間の特定の角
度だけずれることが好ましいが、これについては後で詳
述する。第1の位相差板4及び第2の位相差板5による
補償が完全である場合、すなわち、正面から見たときの
第1の位相差板4と第2の位相差板5との合計リタデー
ションが0の場合、第3の位相差板6の遅相軸方向は、
偏光板32の吸収軸方向に一致していることが好ましい
のは明らかである。
【0022】しかしながら、液晶表示装置の製造時に、
第1の位相差板4とが第2の位相差板5との合計リタデ
ーションが0でない場合があり、第3の位相差板6の遅
相軸方向を、偏光板32の吸収軸方向から所定の角度だ
けずらす必要が生じる。製造時に、ある特定のリタデー
ションを有する第1〜第3の位相差板4〜6を使用し、
そして、第3の位相差板6の遅相軸方向と偏光板の吸収
軸方向との角度を−2度(もしくは+2度)から順に+
2度(もしくは−2度)まで回転させてずらしていく
と、所定の角度となり、リタデーションを補償した液晶
表示装置とすることができる。
【0023】第2の位相差板5は、ポリカーボネートな
どの公知の部材で作製することが、プロセス技術、材料
コストなどの点で好ましいが、たとえば延伸プロセスに
よって第2の位相差板5を作成すると、面内にリタデー
ションが発生することは避けられない。このリタデーシ
ョンを補償することはできるが、このために余分な位相
差フィルムを導入することは貼り合わせの手間を増や
し、製造コストを増加させる。第2の位相差板5に発生
する面内リタデーションの遅相軸方向を偏光板32の吸
収軸方向と略平行に配置すると、第3の位相差板6の機
能を併せて持つようになる。すなわち、この第2の2軸
位相差板5bは、水平方向と垂直方向の2軸のリタデー
ションを持つことになる。この構成の概略を図3に示
す。すなわち、直交して配置された1対の偏光板31、
32に挾持された液晶層1、第1の位相差板4、第2の
2軸位相差板5bが配置されており、液晶層1と第1の
位相差板4とは正面リタデーションを補償し、第1の位
相差板4と第2の2軸位相差板5bは視角を倒したとき
のリタデーションを補償する。第2の位相差板5bの面
内リタデーションの遅相軸方向は、偏光板32の吸収軸
方向とは、やはり−2度から+2度までの特定の角度に
ずれて維持されている。この場合も、液晶層1と第1の
位相差板4とが完全に補償している場合には、その好ま
しい角度は0度である。
【0024】液晶表示装置の製造時に、液晶層1と第1
の位相差板4とが完全に補償されていない場合も、第2
の2軸位相差板5bの遅相軸方向を、偏光板32の吸収
軸方向から所定の角度だけずらす必要が生じる。製造時
に、ある特定のリタデーションを有する第1、第2の位
相差板を使用し、そして、第2の2軸位相差板の遅相軸
方向と偏光板の吸収軸方向との角度を−2度(もしくは
+2度)から順に+2度(もしくは−2度)まで回転さ
せてずらしていくと、所定の角度となり、リタデーショ
ンを補償した液晶表示装置とすることができる。
【0025】水平成分にしても垂直成分にしても、液晶
層1によって発生するリタデーションは非常に大きいた
め、1枚のフィルムで液晶層1の複屈折を完全に補償す
るのは困難である場合が多くなり、また、補償できる場
合にも製造上の困難が多いことがある。このため適当な
リタデーションを有するフィルムを複数用意し、そし
て、液晶層1の上下2層に分割して配置することが好ま
しい。典型的な模式図を図4に示す。図4において、直
交ニコルに配置された1対の偏光板31、32に挟ま
れ、液晶層1、第1の位相差板41、42、第2の2軸
位相差板51b、52bと配置されている。2枚の第1
の位相差板41、42は合わせて液晶層1の正面の位相
差を補償し、2枚の第2の2軸位相差板51b、52b
は合わせて垂直方向の位相差を補償する。そして、第1
の位相差板41、42、第2の2軸位相差板51b、5
2bは、合計で所望の位相差を実現すればよい。そし
て、フィルムの確保、均一性など量産性を考えると、所
望の位相差のおおよそ1/2ずつの大きさのほぼ同等の
フィルムを使うことが好ましい。
【0026】これらの位相差板の好ましい特性は、コン
トラスト及び視野角特性によって制限されるが、好まし
いフィルムの組合せについては、後述する実施例の中で
説明する。
【0027】なお、実施例では、図4の構成に基づいて
規定してあるが、図1、図3の構成においても、対応す
るリタデーションに併せることによって、同様に好まし
い結果を得ることができる。また、一般に利用されてい
る偏光板のタックのリタデーション(垂直方向に約−5
0nm)を考慮した数値を記載している。また、今後の
議論においてもこの条件を含むものとするが、発明の本
質には影響しない。すなわち、タックのリタデーション
が変化しただけ垂直方向のリタデーションが合わせて変
化するものとする。
【0028】このように作製したパネルは、広視野角特
性を示し、アクティブ素子と組み合わせた中間調表示の
さいに階調反転も起こらず、応答速度も速いため、テレ
ビ装置及び大画面OA用途として最適な特徴を備えてい
るといえる。
【0029】本発明の液晶表示装置の実施例及び参考例
について、説明する。まず、以下の実施例等の説明で共
通して使用する、液晶層、偏光板、位相差板の構成を特
徴付けるパラメータを次のように定義する。
【0030】各パラメータ、特に角度の値の定義は、液
晶パネルに上に設定したXYZ直交座標系を基準として
行なう。図5(a)〜(c)に示すように、基準となる
座標系は、XY平面が液晶パネル表面に平行であればよ
く、X軸及びY軸の向きは何ら制限されない(図5
(b)、(c)のいずれでもよい)。ただし、一つの液
晶表示装置においては、液晶層、偏光板、位相差板何れ
に対しても共通の軸とする。以下の説明では、この基準
となる座標系の主軸を、それぞれ「X_REF」、「Y
_REF」、「Z_REF」とする。
【0031】液晶層の液晶分子の配向状態を特徴付ける
パラメータについて、図6を用いて説明する。図6
(a)は液晶表示素子の斜視図である。以下の説明は、
簡単の為に均一な配向状態にあるドメインについて説明
する。絵素領域が複数のドメインに配向分割された構成
において、各ドメインの液晶層を特徴付けるパラメータ
は、液晶層のリタデーション値、液晶層のツイスト
角度、及び、液晶分子(液晶層の厚み方向の中間に位
置する液晶分子)の配向方向(液晶層の遅相軸)であ
る。
【0032】図6(b)は液晶層1の断面図である。液
晶層1のリタデーション値は、1対の基板21、22で
挟持された液晶層1の液晶分子の屈折率差△nと、基板
22(例えば、カラーフィルタを形成した基板)と基板
21(例えば、TFTアレイを形成した基板)との距離
(液晶層1の厚さ=セルギャップ)dとの積d・△nと
することができる。
【0033】図6(c)は、液晶層1を観測者側から観
測したときの平面図である。直線13は光源側基板21
に隣接した液晶分子の長軸に平行な直線であり、直線1
4は観測者側基板22に隣接した液晶分子の長軸に平行
な直線である。簡単の為に液晶分子のツイスト角度が9
0度以下の場合について説明する。この場合、液晶層1
のツイスト角は、直線13を直線14に一致するまで回
転させたときの回転角度であって、反時計回りの回転を
正とする。この角度を、図中にθtwistとして示
す。
【0034】液晶層1の配向方向は、次のように定義す
る。図6(c)に示したθtwistを二等分する直線
を直線15とする。この直線15は、液晶層1の厚さ方
向の中間に位置する液晶分子が電界によって立ち上がる
方向と一致し、液晶層の配向方向又は遅相軸と呼ぶ。液
晶層1に中間的な透過率を与える電圧(中間調電圧)を
印加したとき、液晶層1中の液晶分子の中でその長軸が
直線15と平行な液晶分子を考える。液晶層の直線15
に平行な断面図を図6(d)に示す。液晶分子の起き上
がり方向を矢先とし、かつ直線15に平行な矢印を16
とする。液晶層1の配向方向は反時計回りを正としたと
きの基準軸X_REFとの成す角度βとする。
【0035】偏光板のパラメータは、偏光軸(透過軸、
又は吸収軸に直交)の方向(角度)である。偏光軸の方
向の規定の仕方を説明する(図示せず)。偏光軸の方向
は、基準軸X_REFとの成す角度で規定し、反時計回
りを正として表す。無論、任意の偏光軸の方向αで表さ
れる偏光板と、(α+180)度及び(α−180)度
で表される偏光板の偏光軸の方向はすべて等価である。
【0036】位相差板のパラメータについて定義する。
位相差板のパラメータは、面内リタデーション値(表
示面に平行な面内)、厚さ方向リタデーション値(液
晶表示面に垂直な方向)、a軸の角度(X_REFと
a軸の成す角度)である。
【0037】位相差板の屈折率楕円体を図7に示す。実
施例で用いる位相差板の屈折率楕円体の3つの主軸を
a、b及びcとする。主軸a、b及びcは直交座標系を
成している。また主軸a、bは位相板表面に平行な面
内、即ち表示面に平行な面内にある。この時、主軸a、
b及びcに沿った屈折率の値をそれぞれna、nb及び
ncとする。また、位相差板の厚さをdとする。位相
差板の面内リタデーションは、d・(na−nb)と定
義する。厚さ方向リタデーションは、d・(na−n
c)と定義する。 a軸の角度は、基準軸X_REF
とa軸の成す角度θと定義する。角度の符号は反時計回
りを正とする。
【0038】参考例1を説明する。本参考例の液晶表示
装置は、液晶層、位相差板、偏光板等を図4に示すよう
に配置して構成した。液晶層1、第1の位相差板41、
42、第2の位相差板51b、52b、偏光板31、3
2の特性の図表を図11に示す。観察面側の第2の位相
差板52bと偏光板32とのずれ角度は、0度である。
参考例1の液晶表示装置は、透明なガラス基板上に、公
知の手段によって、TFT、絶縁膜、絵素電極を形成
し、ポリイミド系配向膜を塗布した。また、CF基板上
に電極を形成し、ポリイミド配向膜を塗布した。基板サ
イズは、対角18インチである。それぞれの基板にde
ep UVを照射し、ラビング方向が上下で同方向にな
るようにレーヨン系の布でラビングしてギャップ4μm
で貼り合わせた。屈折率差Δnが0.06の液晶を注入
して液晶パネルとした。液晶層のリタデーションは24
0nmであった。
【0039】液晶層の断面模式図を図2に示す。紫外線
照射した部分はプレチルト角がほとんど0度に対し、紫
外線が照射されていない部分はプレチルト角は約4度で
あった。上下基板で照射領域と非照射領域が相対するこ
とで表示部分は、チルト方向が約180度異なった2種
類の領域に分割されている。
【0040】位相差板について、液晶層1のリタデーシ
ョンを1対の第1の位相差板41、42の合計リタデー
ションが完全に補償しており、このときの第2の2軸位
相差板51b、52bの面内遅相軸方向は当然偏光板の
吸収軸方向に一致している。
【0041】参考例1の液晶表示装置は、パラレル配向
であるため、応答速度は約25msecであり、また、
視角特性に優れた液晶表示装置を得ることができた。ま
た、正面コントラストは250以上であった。
【0042】実施例1を説明する。本実施例において
は、吸収軸方向に略平行の方向に配置された面内リタデ
ーションを有し、遅相軸方向を吸収軸方向から−2度か
ら+2度までのあいだで固定されたフィルムを用いるこ
との効果を説明する。一般性を失わないため図4におい
て説明するが、特に好ましい配置は、液晶層1のリタデ
ーションを1対の第1の位相差板41、42の合計リタ
デーションが完全に補償する場合であり、このときの第
2の2軸位相差板51b、52bの面内遅相軸方向は当
然偏光板の吸収軸方向に一致していることが好ましいた
め、実施例1と同様に液晶パネルを作成したが、仕上が
った液晶パネルのギャップは4μmのつもりが4.1μ
mであった。すなわち、液晶層のリタデーションは24
6nmであった。そのため、図12に示す観察面側第2
の2軸位相差板52bを使用した。位相差板52bと偏
光板32とのずれ角度は、+1度である。実施例1の液
晶表示装置の応答速度は、約23msecであり、階調
視野角特性は、図8に示すように良好であって、参考例
1の液晶表示装置と同様であり、正面コントラストは1
80以上の優れた液晶表示装置を得ることができた。
【0043】この結果について、詳しく説明する。実施
例1の液晶表示装置の正面コントラストは、液晶層と水
平位相差板によって実現している。しかしながら、液晶
パネルは、ビーズ散布のような技術を使用するため、必
ずしも所望のギャップにならないで、ずれることが多く
生じてしまう。そして、液晶パネルは、パネルギャップ
が0.1μm異るとき、液晶層の屈折率差Δnが0.0
6であれば、6nm(±3nm)のリタデーションの食
い違いが生じることになる。1対の第1の位相差板4
1、42の合計リタデーションが240nmの場合に、
液晶のリタデーションの違いにより正面コントラストが
変化する様子を図9に示してある。
【0044】正面コントラストが最適値の70%を維持
するためには、リタデーションの食い違いを±4nm以
下に押さえる必要があることがわかる。これを改善する
ために第1の位相差板41、42のリタデーションをパ
ネルギャップに合わせて変更するのは理論的には全く妥
当であるが、実際には全く新しいフィルムの作製であ
り、そして、実際にロールでフィルムを作製することを
思えば、異なったリタデーションである複数種類のフィ
ルムを用意することになり、好ましくない。図10に、
観察面側第2の2軸位相差板52bの面内リタデーショ
ンフィルムの遅相軸方向を偏光板32の吸収軸方向に対
し、0度(△印)及び−2度(*印)、−1度(×
印)、+1度(□印)、+2度(■印)ずらしたときの
正面コントラストの液晶リタデーション依存性を示し
た。−2度から+2度になるにつれて、コントラスト変
化率の最大値は液晶リタデーションの大きい方にずれて
おり、最大コントラストを得る液晶リタデーションがフ
ィルムの規定するリタデーションとずれていることがわ
かる。これらのフィルムそのものは、参考例1で使用し
たものと全く同じ材料であるから、フィルム同士の貼り
合わせ角度の変更のみとなる。これらのフィルムをあら
かじめ用意することは容易であり、最大コントラストに
対し、70%のマージンを±8nm、すなわち、この液
晶パネルでのギャップ換算で0.15μm以上のマージ
ンを確保できるようにすることができる。
【0045】比較例1を説明する。実施例1で作製した
リタデーション246nmの液晶パネルに、図13に示
す位相差板を組み合わせて液晶表示装置とした。第2の
位相差板52bと偏光板32とのずれ角度は、0度であ
る。得られた液晶表示装置の正面コントラストは100
未満であった。
【0046】参考例2を説明する。本参考例により、フ
ィルムの選定の効果を説明する。参考例1と同様に公知
の手段によって形成されたTFT基板、CF基板に配向
膜を塗布し、紫外線照射した後にラビングすることによ
って、配向分割された基板を形成した。ラビング方向が
一致するようにそれぞれの基板をスペーサーを挟んで貼
り合わせ、屈折率差△nが0.06の液晶を注入するこ
とによって液晶パネルとした。こうして作成した3枚の
液晶パネルの液晶層のリタデーションは、240nmで
あった。それぞれの液晶パネルに図14に示すフィルム
を重ね合わせることによって、参考例1と同様に視野角
特性に優れ、コントラスト250以上の良好な液晶表示
装置を得ることができた。位相差板52bと偏光板32
とのずれ角度は、0度である。
【0047】実施例2を説明する。参考例2と同様に液
晶パネルを作成し、液晶層のリタデーションが232か
ら248nmの液晶パネルを得た。それぞれの液晶パネ
ルに図15に示すフィルムを組み合わせたところ、参考
例1と同様に視角特性に優れた液晶表示装置を得ること
ができた。図表中のフィルムはすべて同一の機材で、同
一のリタデーションの大きさであり、貼り合わせる角度
のみが異なっているため、いずれのフィルムも容易に入
手することができる。第2の位相差板52bと偏光板3
2とのずれ角度は、+2度〜−2度である。角度によっ
て若干のコントラストの変動はあるが、十分に良好であ
った。
【0048】位相差板の基板面に略平行方向と略直交方
向とのリタデーションの比Nzについて、説明する。第
1〜第3の位相差板4〜6を使用する液晶表示装置にお
いては、基板面に略平行なリタデーションR1は第3の
位相差板6のリタデーションの面内リタデーション(d
(na−nb))であり、また、基板面に略直交するリ
タデーションR2は第2の位相差板5のリタデーション
(d(na−nc))である。この比Nzについては、
−0.5〜−2であるようにすることが好ましい。な
お、第1の位相差板4及び第2の2軸位相差板5bを使
用する液晶表示装置においては、基板面に略平行なリタ
デーションR1は、第2の2軸位相差板5bのリタデー
ションの面内リタデーション(d(na−nb))とす
る。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、従来のTNパネルを用
いた場合に発生する視野角の問題を解決し、さらにAS
M、MVAなどのパネルにみられるコストへのトレード
オフの発生しない液晶表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置における液晶層等の配置
の一例の説明図。
【図2】本発明の液晶表示装置の液晶層の模式的斜視
図。
【図3】本発明の液晶表示装置における液晶層等の配置
の一例の説明図。
【図4】本発明の液晶表示装置における液晶層等の配置
の一例の説明図。
【図5】実施例における主軸方向の説明図。
【図6】実施例における液晶層等の説明図。
【図7】実施例における位相差板の屈折率楕円体の説明
図。
【図8】実施例の液晶表示装置の視角と透過率の特性の
説明図。
【図9】実施例の液晶表示装置の液晶リタデーションマ
ージンの説明図。
【図10】実施例の液晶表示装置の所定角度における液
晶リタデーションマージンの説明図。
【図11】参考例1の液晶表示装置の位相差板の特性の
図表。
【図12】実施例1の液晶表示装置の位相差板の特性の
図表。
【図13】比較例1の液晶表示装置の位相差板の特性の
図表。
【図14】参考例2の液晶表示装置の位相差板の特性の
図表。
【図15】実施例2の液晶表示装置の位相差板の特性の
図表。
【符号の説明】
1 液晶層、21、22 基板、31 光源側偏光板、
32 観察面側偏光板、4 第1の位相差板、5 第
2の位相差板、 5b 第2の2軸位相差板、51b
光源側第2の2軸位相差板、 52b 観察面側第2の
位相差板、6 第3の位相差板。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶配向方向が略180度異なった2種
    類の配向領域を有し、かつ、電界無印加時に略1軸の複
    屈折を示すネマチック液晶層、及び該液晶層を挾持し、
    かつ、透明電極を有する透明な1対の基板、前記液晶層
    の示す複屈折を補償する2枚以上の位相差板、直交ニコ
    ルに配置された1対の偏光板、等からなる透過型液晶パ
    ネルを表示部分として具備しており、そして、前記2枚
    以上の位相差板のうちの第1の位相差板の遅相軸方向と
    電界無印加時の液晶層が示す遅相軸方向とは、基板表面
    に対しそれぞれ略平行で、かつ、互いに直交し、また、
    第2の位相差板の遅相軸方向は、第1の位相差板の遅相
    軸方向及び電界無印加時の液晶層が示す遅相軸方向にそ
    れぞれ略直交していて、電界無印加時に黒を表示する液
    晶表示装置において、 前記液晶パネルの観察面側に配置された偏光板の内側
    に、該偏光板の吸収軸方向となす角が所定の角度だけず
    れた方向に遅相軸を有する第3の位相差板を備えること
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 上記所定の角度が−2度〜+2度である
    請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 液晶配向方向が略180度異なった2種
    類の配向領域を有し、かつ、電界無印加時に略1軸の複
    屈折を示すネマチック液晶層、及び該液晶層を挾持し、
    かつ、透明電極を有する透明な1対の基板、前記液晶層
    の示す複屈折を補償する2枚以上の位相差板、直交ニコ
    ルに配置された1対の偏光板、等からなる透過型液晶パ
    ネルを表示部分として具備しており、そして、前記2枚
    以上の位相差板のうちの第1の位相差板の遅相軸方向と
    電界無印加時の液晶層が示す遅相軸方向とは、基板表面
    に対しそれぞれ略平行で、かつ、互いに直交し、また、
    第2の位相差板の遅相軸方向は、第1の位相差板の遅相
    軸方向及び電界無印加時の液晶層が示す遅相軸方向にそ
    れぞれ略直交していて、電界無印加時に黒を表示する液
    晶表示装置において、 前記第2の位相差板は、液晶パネルの観察面側に配置さ
    れた偏光板の内側に配置されるとともに、該偏光板の吸
    収軸方向となす角が−2度〜+2度だけずれた方向に遅
    相軸を有する位相差板であることを特徴とする液晶表示
    装置。
  4. 【請求項4】 上記2枚以上の位相差板は、液晶パネル
    の基板の両外側に分かれて配置され、そして、偏光板、
    第2の位相差板、第1の位相差板、基板、液晶層、基
    板、第1の位相差板、第2の位相差板、偏光板の順に配
    置される請求項3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 基板の外側の一方に配置される位相差板
    と基板の外側の他方に配置される位相差板とがほぼ同一
    の複屈折を示す請求項4記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 電界無印加時の液晶層の遅相軸方向が偏
    光板の吸収軸方向と略45度ずれている請求項1記載の
    液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 基板面に略平行なリタデーションR1を
    第3の位相差板のリタデーション又は第2の位相差板の
    面内リタデーション(d(na−nb))とし、また、
    基板面に略直交するリタデーションR2を第2の位相差
    板のリタデーション(d(na−nc))とするとき
    に、リタデーション比Nz=R2/R1が−0.5〜−
    2である請求項1〜6のいずれか1項に記載の液晶表示
    装置。
  8. 【請求項8】 ある特定のリタデーションを有する第1
    〜第3又は第1、第2の位相差板を使用し、第3又は第
    2の位相差板の遅相軸方向と偏光板の吸収軸方向との角
    度を−2度もしくは+2度から順に+2度もしくは−2
    度までずらして、異なったリタデーションの液晶パネル
    に合わせて液晶表示装置とする請求項1又は3記載の液
    晶表示装置の製造方法。
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