JP2000329051A - 流体圧作動装置 - Google Patents
流体圧作動装置Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C14/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
- F04C14/08—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the rotational speed
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F03—MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F03C—POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINES DRIVEN BY LIQUIDS
- F03C2/00—Rotary-piston engines
- F03C2/08—Rotary-piston engines of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co- operating members similar to that of toothed gearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2/00—Rotary-piston machines or pumps
- F04C2/08—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C2/10—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
- F04C2/103—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member one member having simultaneously a rotational movement about its own axis and an orbital movement
- F04C2/105—Details concerning timing or distribution valves
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Abstract
(57)【要約】
【課題】改良した流体圧作動装置を提供すること。
【解決手段】可動バルブ部材(43)と整流流体連通する上
流側通路部分とジェロータギアセットの容積室(33)に連
続流体連通する下流側通路部分を形成した複数の静止バ
ルブ通路を有する静止バルブ部材(19)を備えた二速ジェ
ロータモータであって、一部の静止バルブ通路(113)は
上流側通路部分(115)と下流側通路部分(117)との直接的
な流体連通が阻止されている。制御バルブスプール(89)
は、通常の低速作動モードでは、上流側通路部分と下流
側通路部分とを自由に流体連通させる第一位置と、高速
作動モードでは、上流側通路部分と下流側通路部分との
流体連通を阻止し、また全ての下流側通路部分を連結し
て、流体集積領域(91)に連通させて、容積室からの流体
を再循環させる第二位置とを有している。
流側通路部分とジェロータギアセットの容積室(33)に連
続流体連通する下流側通路部分を形成した複数の静止バ
ルブ通路を有する静止バルブ部材(19)を備えた二速ジェ
ロータモータであって、一部の静止バルブ通路(113)は
上流側通路部分(115)と下流側通路部分(117)との直接的
な流体連通が阻止されている。制御バルブスプール(89)
は、通常の低速作動モードでは、上流側通路部分と下流
側通路部分とを自由に流体連通させる第一位置と、高速
作動モードでは、上流側通路部分と下流側通路部分との
流体連通を阻止し、また全ての下流側通路部分を連結し
て、流体集積領域(91)に連通させて、容積室からの流体
を再循環させる第二位置とを有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体ディスプレー
スメント機構として機能するジェロータギアセットを備
えた回転流体圧装置、特に、二速機能を備えた回転流体
圧装置に関する。
スメント機構として機能するジェロータギアセットを備
えた回転流体圧装置、特に、二速機能を備えた回転流体
圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、ジェロータ以外のカムローブ
形式の流体ディスプレースメント機構を備えた装置にも
適用することができるが、特に、ジェロータ装置に適用
する場合について説明する。
形式の流体ディスプレースメント機構を備えた装置にも
適用することができるが、特に、ジェロータ装置に適用
する場合について説明する。
【0003】ジェロータギアセットは、種々の装置に適
用することができるが、最も一般的には、低速高トルク
モータとして使用されている。低速高トルクジェロータ
モータは車両の推進に適用されており、車両は、駆動車
輪に組み込まれた一対のジェロータモータに圧力流体を
供給するエンジン駆動ポンプを備えている。ローラジェ
ロータを利用するジェロータモータ、特に、大型の高ト
ルクモータが車両推進に利用されていることは当業者に
知られており、以下に参照する「ジェロータ」は、一般的
なジェロータ及びローラジェロータの両方を意味し、且
つ含むことを理解されたい。
用することができるが、最も一般的には、低速高トルク
モータとして使用されている。低速高トルクジェロータ
モータは車両の推進に適用されており、車両は、駆動車
輪に組み込まれた一対のジェロータモータに圧力流体を
供給するエンジン駆動ポンプを備えている。ローラジェ
ロータを利用するジェロータモータ、特に、大型の高ト
ルクモータが車両推進に利用されていることは当業者に
知られており、以下に参照する「ジェロータ」は、一般的
なジェロータ及びローラジェロータの両方を意味し、且
つ含むことを理解されたい。
【0004】近年、車両製造業の一部に、ワークサイト
では、低速高トルク作動モードを提供でき、ワークサイ
ト間を移動中は高速低トルク作動モードを提供できるこ
とが望まれていた。一つの解決可能性として、二速機能
を備えたジェロータモータが提供された。
では、低速高トルク作動モードを提供でき、ワークサイ
ト間を移動中は高速低トルク作動モードを提供できるこ
とが望まれていた。一つの解決可能性として、二速機能
を備えたジェロータモータが提供された。
【0005】二速ジェロータモータは米国特許第4,4
80,971号に開示されており、この特許は本発明の
譲受人に譲渡されたものであり、参考として本説明に含
まれる。この特許の装置は広範囲に商用されており、ほ
ぼ満足して実施されてきた。当業者には公知であるよう
に、ジェロータモータは、バルブ操作により、膨張流体
容積室と収縮流体容積室との間で流体を効果的に「再循
環」させて、二速装置として作動させることができる。
換言すると、入口ポートが全ての膨張流体容積室と連通
されている場合、全ての収縮流体容積室は出口ポートと
連通されており、ジェロータモータは通常の低速高トル
クモードで作動する。収縮流体容積室からの流体の一部
が、一部の収縮流体容積室へ再循環された場合、高速低
トルクモードで作動する。その結果、恰もジェロータの
押しのけ容積は減少したようになるが、ジェロータの流
量は変わらない。
80,971号に開示されており、この特許は本発明の
譲受人に譲渡されたものであり、参考として本説明に含
まれる。この特許の装置は広範囲に商用されており、ほ
ぼ満足して実施されてきた。当業者には公知であるよう
に、ジェロータモータは、バルブ操作により、膨張流体
容積室と収縮流体容積室との間で流体を効果的に「再循
環」させて、二速装置として作動させることができる。
換言すると、入口ポートが全ての膨張流体容積室と連通
されている場合、全ての収縮流体容積室は出口ポートと
連通されており、ジェロータモータは通常の低速高トル
クモードで作動する。収縮流体容積室からの流体の一部
が、一部の収縮流体容積室へ再循環された場合、高速低
トルクモードで作動する。その結果、恰もジェロータの
押しのけ容積は減少したようになるが、ジェロータの流
量は変わらない。
【0006】商用の二速ジェロータモータ及び前述した
特許に開示された二速ジェロータモータでは、ジェロー
タモータが高速低トルクモードで作動している間は、ジ
ェロータギアセット内の各容積室は、容積室が膨張する
ときも、また容積室が収縮するときも「再循環」容積室と
なりうる。その結果、各容積室は、高速低トルクモード
で作動しているときに不安定なトルクリップルを導くと
信じられている「オッドリィスペースド(oddly space
d)」再循環容積室と称される状態となる。
特許に開示された二速ジェロータモータでは、ジェロー
タモータが高速低トルクモードで作動している間は、ジ
ェロータギアセット内の各容積室は、容積室が膨張する
ときも、また容積室が収縮するときも「再循環」容積室と
なりうる。その結果、各容積室は、高速低トルクモード
で作動しているときに不安定なトルクリップルを導くと
信じられている「オッドリィスペースド(oddly space
d)」再循環容積室と称される状態となる。
【0007】また、従来の二速装置の欠点は、全再循環
流は整流バルブを通過しなければならないことである。
当業者であれば良く理解できるように、高速低トルクモ
ードで一部の流体が再循環されるということは、高速モ
ードでの全流量は実質的に増加することを意味してい
る。不運にも、従来の装置では、二速機能を付加するこ
とにより、流量の点から見ると、従来の同速同トルクモ
ータと比較して、バルブ通路はいくらか圧縮されてしま
う。その結果、従来の二速モータでは好ましくない圧力
降下が促進され、当業者には良く知られているように、
流体モータの圧力降下が高くなればなるほど、モータの
商用性は低下してしまう。
流は整流バルブを通過しなければならないことである。
当業者であれば良く理解できるように、高速低トルクモ
ードで一部の流体が再循環されるということは、高速モ
ードでの全流量は実質的に増加することを意味してい
る。不運にも、従来の装置では、二速機能を付加するこ
とにより、流量の点から見ると、従来の同速同トルクモ
ータと比較して、バルブ通路はいくらか圧縮されてしま
う。その結果、従来の二速モータでは好ましくない圧力
降下が促進され、当業者には良く知られているように、
流体モータの圧力降下が高くなればなるほど、モータの
商用性は低下してしまう。
【0008】従来の二速ジェロータモータ配列では、低
速高トルクモードでの「速度比」は、1.0:1に限定さ
れており、また、高速低トルクモードでの速度比は、再
循環する容積室の数(容積室総数の割合)によって決定
される。従来の配列では、低速と高速の間の切換は急激
に起こり、また、従来のデザインでは、モータ作動は、
低速モードと高速モードのみで起きるようにされてい
た。
速高トルクモードでの「速度比」は、1.0:1に限定さ
れており、また、高速低トルクモードでの速度比は、再
循環する容積室の数(容積室総数の割合)によって決定
される。従来の配列では、低速と高速の間の切換は急激
に起こり、また、従来のデザインでは、モータ作動は、
低速モードと高速モードのみで起きるようにされてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高速
低トルクモードにおける不安定なトルクリップルを低減
させると共に、「オッドリィスペースド」再循環容積室
の好ましくない影響を排除するか或は実質的に減少させ
た二速ジェロータモータを提供することにある。
低トルクモードにおける不安定なトルクリップルを低減
させると共に、「オッドリィスペースド」再循環容積室
の好ましくない影響を排除するか或は実質的に減少させ
た二速ジェロータモータを提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、さらに圧縮さ
れた整流バルブ通路を必要としないと共に、モータの圧
力降下を増進させない二速ジェロータモータを提供する
ことにある。
れた整流バルブ通路を必要としないと共に、モータの圧
力降下を増進させない二速ジェロータモータを提供する
ことにある。
【0011】また、本発明のさらに他の目的は、最低速
度比と最大速度比との間で一つ以上の作動速度比を供給
できる理論的性能を備えた二速ジェロータモータを提供
することにある。
度比と最大速度比との間で一つ以上の作動速度比を供給
できる理論的性能を備えた二速ジェロータモータを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した本発明の目的
は、流体入口ポートと流体出口ポートを形成したハウジ
ング手段を有する改良された流体圧作動装置を提供する
ことにより達成される。ハウジング手段には、流体圧デ
ィスプレースメント機構が組み込まれており、内歯リン
グ部材と、該リング部材内に偏心して配置された外歯星
形部材を有している。リング部材と星形部材は相対的に
軌道回転運動しており、この軌道回転運動に応じてN個
の膨張流体容積室及び収縮流体容積室を形成するように
噛み合っている。モータバルブ手段は、ハウジング手段
と共同して、流体入口ポートと膨張容積室との間、及び
収縮容積室と流体出口ポートとの間を流体連通してい
る。モータバルブ手段は、ハウジング手段に対して非回
転可能に固定された静止バルブ部材と、軌道回転運動の
一つと同期して静止バルブ部材に対して移動するように
作動可能な可動バルブ部材を有している。静止バルブ部
材には、N個の静止バルブ通路が形成されており、各静
止バルブ通路は、可動バルブ部材と流体連通される上流
側通路部分と、N個の流体容積室の内の一つと連続して
流体連通される下流側通路部分を有している。N−M個
の静止バルブ通路内で、上流側通路部分と下流側通路部
分とは、比較的自由に直接流体連通している。
は、流体入口ポートと流体出口ポートを形成したハウジ
ング手段を有する改良された流体圧作動装置を提供する
ことにより達成される。ハウジング手段には、流体圧デ
ィスプレースメント機構が組み込まれており、内歯リン
グ部材と、該リング部材内に偏心して配置された外歯星
形部材を有している。リング部材と星形部材は相対的に
軌道回転運動しており、この軌道回転運動に応じてN個
の膨張流体容積室及び収縮流体容積室を形成するように
噛み合っている。モータバルブ手段は、ハウジング手段
と共同して、流体入口ポートと膨張容積室との間、及び
収縮容積室と流体出口ポートとの間を流体連通してい
る。モータバルブ手段は、ハウジング手段に対して非回
転可能に固定された静止バルブ部材と、軌道回転運動の
一つと同期して静止バルブ部材に対して移動するように
作動可能な可動バルブ部材を有している。静止バルブ部
材には、N個の静止バルブ通路が形成されており、各静
止バルブ通路は、可動バルブ部材と流体連通される上流
側通路部分と、N個の流体容積室の内の一つと連続して
流体連通される下流側通路部分を有している。N−M個
の静止バルブ通路内で、上流側通路部分と下流側通路部
分とは、比較的自由に直接流体連通している。
【0013】改良した流体圧作動装置では、M個の静止
バルブ通路内で、上流側通路部分と下流側通路部分は、
直接的な流体連通を阻止されている。制御バルブ手段
は、静止バルブ部材に作動可能に組み込まれており、各
上流側通路部分とこれらに対応する下流側通路部分との
間を自由に連通させる第一位置に作動可能である。ま
た、制御バルブ手段は、各上流側通路部分とこれらに対
応する下流側通路部分との間の流体連通を阻止する第二
位置に作動可能である。
バルブ通路内で、上流側通路部分と下流側通路部分は、
直接的な流体連通を阻止されている。制御バルブ手段
は、静止バルブ部材に作動可能に組み込まれており、各
上流側通路部分とこれらに対応する下流側通路部分との
間を自由に連通させる第一位置に作動可能である。ま
た、制御バルブ手段は、各上流側通路部分とこれらに対
応する下流側通路部分との間の流体連通を阻止する第二
位置に作動可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を限定することを意図しな
い図面を参照すると、図1には、上述した特許、より詳
細には、米国特許第5,211,551号にしたがって
製作されたバルブ・イン・スター(VIS)形式の低速
高トルクモータが図示されている。この特許も本発明の
譲受人に譲渡されたものであり、参考として本説明に含
まれる。
い図面を参照すると、図1には、上述した特許、より詳
細には、米国特許第5,211,551号にしたがって
製作されたバルブ・イン・スター(VIS)形式の低速
高トルクモータが図示されている。この特許も本発明の
譲受人に譲渡されたものであり、参考として本説明に含
まれる。
【0015】図1に示されたVISモータは、複数のボ
ルト11により結合された複数の部品から構成されてい
る。図1には1個のボルト11だけが示されている。モ
ータは、エンドキャップ13、スペーサプレート15、
シフタープレート17(「セレクタープレート」としても
参照される)、静止バルブプレート19、ジェロータギ
アセット21、バランスプレートアセンブリ23及びフ
ランジ部材25から構成されている。
ルト11により結合された複数の部品から構成されてい
る。図1には1個のボルト11だけが示されている。モ
ータは、エンドキャップ13、スペーサプレート15、
シフタープレート17(「セレクタープレート」としても
参照される)、静止バルブプレート19、ジェロータギ
アセット21、バランスプレートアセンブリ23及びフ
ランジ部材25から構成されている。
【0016】図2に最も良く示されているジェロータギ
アセット21は従来公知であり、上述した特許により詳
細に示されると共に説明されているので、ここでは簡単
に説明する。ギアセット21は、好適にはジェローラ
(Geroler;登録商標)ギアセットであり、ほぼ半円筒
状の開口が形成された内歯リング部材27を備えてお
り、各開口には、リング部材27の内歯として機能する
円筒状のローラ部材29が配置されている。リング部材
27内には、内歯即ちローラ29の数より一つ少ない外
歯を有する外歯星形部材31が偏心して配置されてお
り、この外歯星形部材はリング部材27に対して軌道回
転運動する。リング部材27内で星形部材31が軌道回
転運動することにより、複数の流体容積室33が形成さ
れ、各流体容積室は、膨張流体容積室33Eとなった
り、或は収縮流体容積室33Cとなる。しかしながら、
当業者には良く知られているように、流体容積室の一つ
は膨張流体容積室と収縮流体容積室との間で「移行」状
態となる。この実施の形態では、例示するだけである
が、合計9個の流体容積室33が存在する。
アセット21は従来公知であり、上述した特許により詳
細に示されると共に説明されているので、ここでは簡単
に説明する。ギアセット21は、好適にはジェローラ
(Geroler;登録商標)ギアセットであり、ほぼ半円筒
状の開口が形成された内歯リング部材27を備えてお
り、各開口には、リング部材27の内歯として機能する
円筒状のローラ部材29が配置されている。リング部材
27内には、内歯即ちローラ29の数より一つ少ない外
歯を有する外歯星形部材31が偏心して配置されてお
り、この外歯星形部材はリング部材27に対して軌道回
転運動する。リング部材27内で星形部材31が軌道回
転運動することにより、複数の流体容積室33が形成さ
れ、各流体容積室は、膨張流体容積室33Eとなった
り、或は収縮流体容積室33Cとなる。しかしながら、
当業者には良く知られているように、流体容積室の一つ
は膨張流体容積室と収縮流体容積室との間で「移行」状
態となる。この実施の形態では、例示するだけである
が、合計9個の流体容積室33が存在する。
【0017】さらに図1を参照すると、星形部材31に
は、複数の直線状の内側スプラインが形成されており、
この内側スプラインは、主駆動軸37の一端に形成され
た中高の外側スプライン35に係合される。また、主駆
動軸37の他端には、別の中高の外側スプライン39が
形成されており、この外側スプライン39は、軸即ちホ
イールハブ(図示しない)等の回転出力部材に形成され
た別の直線状の内側スプラインに係合されている。
は、複数の直線状の内側スプラインが形成されており、
この内側スプラインは、主駆動軸37の一端に形成され
た中高の外側スプライン35に係合される。また、主駆
動軸37の他端には、別の中高の外側スプライン39が
形成されており、この外側スプライン39は、軸即ちホ
イールハブ(図示しない)等の回転出力部材に形成され
た別の直線状の内側スプラインに係合されている。
【0018】図1と共に再び図2を参照して、星形部材
31をさらに詳しく説明する。本発明の基本的な特徴で
はないが、この実施の形態における星形部材31は、外
歯を有する主星形部分41とインサート即ちプラグ43
の二つの独立した部材から組み立てられている(両部材
の関係は図1に最も良く示されている)。主部41とイ
ンサート43は共同して、種々の流体ゾーン、流体通路
及び流体ポートを形成している。星形部材31には、星
形部材31の端面47によって区画された中央のマニホ
ールドゾーン45が形成されており、また、端面47
は、隣接している静止バルブプレート19の面49(図
1及び図7参照)に、スライドシール係合されている。
31をさらに詳しく説明する。本発明の基本的な特徴で
はないが、この実施の形態における星形部材31は、外
歯を有する主星形部分41とインサート即ちプラグ43
の二つの独立した部材から組み立てられている(両部材
の関係は図1に最も良く示されている)。主部41とイ
ンサート43は共同して、種々の流体ゾーン、流体通路
及び流体ポートを形成している。星形部材31には、星
形部材31の端面47によって区画された中央のマニホ
ールドゾーン45が形成されており、また、端面47
は、隣接している静止バルブプレート19の面49(図
1及び図7参照)に、スライドシール係合されている。
【0019】星形部材31の端面47には、一組の流体
ポート51が形成されており、各流体ポートは、インサ
ート43に形成された流体通路53手段によりマニホー
ルドゾーン45と連続的に流体連通されている。端面4
7には、さらに、流体ポート51と交互に配列された一
組の流体ポート55が形成されており、各流体ポート5
5は、マニホールドゾーン45のほぼ半分まで、放射方
向内側に延在する部分57を有している。部分57によ
り、内側、即ち中央マニホールドゾーン45の周囲に
「外側」マニホールドゾーンが形成される。
ポート51が形成されており、各流体ポートは、インサ
ート43に形成された流体通路53手段によりマニホー
ルドゾーン45と連続的に流体連通されている。端面4
7には、さらに、流体ポート51と交互に配列された一
組の流体ポート55が形成されており、各流体ポート5
5は、マニホールドゾーン45のほぼ半分まで、放射方
向内側に延在する部分57を有している。部分57によ
り、内側、即ち中央マニホールドゾーン45の周囲に
「外側」マニホールドゾーンが形成される。
【0020】図1と共に図3を参照すると、エンドキャ
ップ13には、流体入口ポート59と流体出口ポート6
1が形成されている。当業者であれば、この形式のモー
タでは、ポートを反対にすることにより、「両方向」に作
動されることを認識できる。端部キャップ13には、環
状室63が形成されており、入口ポート59と連続的に
流体連通されている。エンドキャップ13には、また、
環状室65が形成されており、出口ポート61と連続的
に流体連通されている。最後に、エンドキャップ13に
は、円筒状室67が形成されており、入口ポート59に
連続的に流体連通されている。円筒状室67と環状室6
3は、通路手段69を介して入口ポート59と連通され
ている。環状室63が、入口ポート59のような比較的
高圧の流体源と連続的に流体連通されることが、以下の
理由により本発明の望ましい特徴と考えられる。
ップ13には、流体入口ポート59と流体出口ポート6
1が形成されている。当業者であれば、この形式のモー
タでは、ポートを反対にすることにより、「両方向」に作
動されることを認識できる。端部キャップ13には、環
状室63が形成されており、入口ポート59と連続的に
流体連通されている。エンドキャップ13には、また、
環状室65が形成されており、出口ポート61と連続的
に流体連通されている。最後に、エンドキャップ13に
は、円筒状室67が形成されており、入口ポート59に
連続的に流体連通されている。円筒状室67と環状室6
3は、通路手段69を介して入口ポート59と連通され
ている。環状室63が、入口ポート59のような比較的
高圧の流体源と連続的に流体連通されることが、以下の
理由により本発明の望ましい特徴と考えられる。
【0021】図4を参照すると、スペーサプレート15
は表面71を有しており、この表面71は、図3に示し
たエンドキャップ13の隣接面とシール係合するように
配設されている。スペーサプレート15には、円筒状室
67と流体連通される中央開口73が形成されている。
中央開口73の上方には、腎臓形状(kidney-shaped)通
路75が形成されている。さらに、スペーサプレート1
5には、小孔77とこの小孔より大きい大孔79が形成
されており、両方の孔77及び79は環状室63に開口
している。
は表面71を有しており、この表面71は、図3に示し
たエンドキャップ13の隣接面とシール係合するように
配設されている。スペーサプレート15には、円筒状室
67と流体連通される中央開口73が形成されている。
中央開口73の上方には、腎臓形状(kidney-shaped)通
路75が形成されている。さらに、スペーサプレート1
5には、小孔77とこの小孔より大きい大孔79が形成
されており、両方の孔77及び79は環状室63に開口
している。
【0022】図5には、シフタープレート17が詳細に
示されている。シフタープレート17は、スペーサプレ
ート15とシール係合する表面81を有している。シフ
タープレート17には、スペーサプレート15の中央開
口73と連通する中央開口83が形成されている。ま
た、シフタープレート17には、通路75と連通する腎
臓形状通路85が形成されている。また、図1及び図8
に最も良く示すように、シフタープレート17にはスプ
ール孔87が形成されており、この孔87内に制御バル
ブスプール89がスライド可能に配置されている。
示されている。シフタープレート17は、スペーサプレ
ート15とシール係合する表面81を有している。シフ
タープレート17には、スペーサプレート15の中央開
口73と連通する中央開口83が形成されている。ま
た、シフタープレート17には、通路75と連通する腎
臓形状通路85が形成されている。また、図1及び図8
に最も良く示すように、シフタープレート17にはスプ
ール孔87が形成されており、この孔87内に制御バル
ブスプール89がスライド可能に配置されている。
【0023】シフタープレート17の表面81には再循
環通路91が形成されており、この再循環通路は、大孔
79を介して環状室63から高圧流体を受け入れている
ため、再循環通路91は常に高圧(入口圧)となってい
る。環状室63と接続されている再循環通路91は、ア
キュームレータのように機能する。複数の再循環孔93
A、93B及び93Cが、再循環通路91から軸方向に
延材すると共に、スプール孔87と交差している。ま
た、複数のポケット孔95A、95B及び95Cが、表
面81からスプール孔87と交差するように延びてい
る。ここで、「ポケット」という用語は「容積室」という用
語の代りに用いられている。つまり、後述するように、
ポケット孔95A、95B及び95Cは3個の容積室3
3と連続的に流体連通している。また、複数のバルブ孔
97A、97B及び97Cが、表面81からスプール孔
87と交差するように延びている。ここで、「バルブ」と
いう用語を用いているのは、孔97A、97B及び97
Cは、図2に示した整流バルブに流体連通されているか
らである。
環通路91が形成されており、この再循環通路は、大孔
79を介して環状室63から高圧流体を受け入れている
ため、再循環通路91は常に高圧(入口圧)となってい
る。環状室63と接続されている再循環通路91は、ア
キュームレータのように機能する。複数の再循環孔93
A、93B及び93Cが、再循環通路91から軸方向に
延材すると共に、スプール孔87と交差している。ま
た、複数のポケット孔95A、95B及び95Cが、表
面81からスプール孔87と交差するように延びてい
る。ここで、「ポケット」という用語は「容積室」という用
語の代りに用いられている。つまり、後述するように、
ポケット孔95A、95B及び95Cは3個の容積室3
3と連続的に流体連通している。また、複数のバルブ孔
97A、97B及び97Cが、表面81からスプール孔
87と交差するように延びている。ここで、「バルブ」と
いう用語を用いているのは、孔97A、97B及び97
Cは、図2に示した整流バルブに流体連通されているか
らである。
【0024】図5及び図6を参照すると、図6には、表
面81とは反対側に配置された、シフタープレート17
の表面99が示されている。表面99には、腎臓形状通
路85と流体連通する環状溝101が形成されている。
また、シフタープレート17には、図5に示したポケッ
ト孔或はバルブ孔と流体連通する複数の開口及びポート
が形成されている。図6に示すポートを説明するため
に、A、B及びCという文字を使用しているのは、これ
らのポートが、図5に示す対応する孔と接続されている
のを示すためである。したがって、シフタープレート1
7の表面99には、複数のポケットポート103A、1
03B及び103Cが形成されている。さらに、表面9
9には、複数のバルブポート105A、105B及び1
05Cが形成されている。
面81とは反対側に配置された、シフタープレート17
の表面99が示されている。表面99には、腎臓形状通
路85と流体連通する環状溝101が形成されている。
また、シフタープレート17には、図5に示したポケッ
ト孔或はバルブ孔と流体連通する複数の開口及びポート
が形成されている。図6に示すポートを説明するため
に、A、B及びCという文字を使用しているのは、これ
らのポートが、図5に示す対応する孔と接続されている
のを示すためである。したがって、シフタープレート1
7の表面99には、複数のポケットポート103A、1
03B及び103Cが形成されている。さらに、表面9
9には、複数のバルブポート105A、105B及び1
05Cが形成されている。
【0025】再び図5を参照すると、ポケットポート1
03A、103B及び103Cは、シフタープレート1
7の軸方向長さ全体を貫通して延びていることに注意す
べきであり、参照番号103A、103B及び103C
は、図6においても示されている。また、シフタープレ
ート17の表面81には、種々の孔及びポートと連通す
る複数の通路が形成されていることに注意すべきであ
る。図示を容易とするために、表面81に形成された通
路には、個々の参照番号を付していない。
03A、103B及び103Cは、シフタープレート1
7の軸方向長さ全体を貫通して延びていることに注意す
べきであり、参照番号103A、103B及び103C
は、図6においても示されている。また、シフタープレ
ート17の表面81には、種々の孔及びポートと連通す
る複数の通路が形成されていることに注意すべきであ
る。図示を容易とするために、表面81に形成された通
路には、個々の参照番号を付していない。
【0026】図7を参照すると、静止バルブプレート1
9が詳細に示されている。図7は、図2、図4及び図5
とは反対の方向から見ている。VIS形式モータの当業
者には良く知られているように、一般的なVIS形式モ
ータでは、静止バルブプレートは、エンドキャップに直
に隣接させるか、或はエンドキャップと一体に形成する
ことができる。しかしながら、本発明の静止バルブプレ
ート19は、二速バルブ操作を実現するために、スペー
サプレート15とシフタープレート17によってエンド
キャップ13から離されている。静止バルブプレート1
9には、複数の静止バルブ通路107が形成されてい
る。これらの静止バルブ通路は「タイミングスロット」と
も称される。
9が詳細に示されている。図7は、図2、図4及び図5
とは反対の方向から見ている。VIS形式モータの当業
者には良く知られているように、一般的なVIS形式モ
ータでは、静止バルブプレートは、エンドキャップに直
に隣接させるか、或はエンドキャップと一体に形成する
ことができる。しかしながら、本発明の静止バルブプレ
ート19は、二速バルブ操作を実現するために、スペー
サプレート15とシフタープレート17によってエンド
キャップ13から離されている。静止バルブプレート1
9には、複数の静止バルブ通路107が形成されてい
る。これらの静止バルブ通路は「タイミングスロット」と
も称される。
【0027】この実施の形態では、各バルブ通路107
は、隣接する容積室の一つ、即ち、膨張容積室33E或
は収縮容積室33Cのいずれかと連続的に流体連通して
いる放射方向のスロットを有している。好適には、バル
ブ通路107は、中央開口109と同心のほぼ環状のパ
ターンに配置されている。中央開口109の周囲には、
複数の独立した静止圧力ポート111を有する環状の圧
力室がある。静止バルブプレート19が従来技術に基づ
いて製造される場合は、各容積室33に対応する9個の
バルブ通路107があるはずである。しかしながら、本
発明の一つの重要な特徴によれば、6個の静止バルブ通
路107と、従来の一般的なバルブ通路107とは異な
る3個のバルブ通路113A、113B及び113Cが
ある。6個の通路107と3個の通路113は、単に例
示しただけであり、当業者であれば、各形式の通路数は
変えることができることは理解されるであろう。
は、隣接する容積室の一つ、即ち、膨張容積室33E或
は収縮容積室33Cのいずれかと連続的に流体連通して
いる放射方向のスロットを有している。好適には、バル
ブ通路107は、中央開口109と同心のほぼ環状のパ
ターンに配置されている。中央開口109の周囲には、
複数の独立した静止圧力ポート111を有する環状の圧
力室がある。静止バルブプレート19が従来技術に基づ
いて製造される場合は、各容積室33に対応する9個の
バルブ通路107があるはずである。しかしながら、本
発明の一つの重要な特徴によれば、6個の静止バルブ通
路107と、従来の一般的なバルブ通路107とは異な
る3個のバルブ通路113A、113B及び113Cが
ある。6個の通路107と3個の通路113は、単に例
示しただけであり、当業者であれば、各形式の通路数は
変えることができることは理解されるであろう。
【0028】また、当業者には良く知られているよう
に、一般的なVISモータでは、各バルブ通路107の
放射方向内側部分は、流体ポート51及び55と整流連
通しており、これに対して、各バルブ通路107の放射
方向外側部分は、対応する容積室と連続的に連通してい
る。換言すると、流体ポート51または55の一つから
隣接する容積室への連通は、放射方向のバルブ通路10
7を介して達成される。この場合、放射方向内側部分と
放射方向外側部分は直接流体連通される。
に、一般的なVISモータでは、各バルブ通路107の
放射方向内側部分は、流体ポート51及び55と整流連
通しており、これに対して、各バルブ通路107の放射
方向外側部分は、対応する容積室と連続的に連通してい
る。換言すると、流体ポート51または55の一つから
隣接する容積室への連通は、放射方向のバルブ通路10
7を介して達成される。この場合、放射方向内側部分と
放射方向外側部分は直接流体連通される。
【0029】これに対して、本発明の静止バルブ通路1
13A、113B及び113Cでは、放射方向内側部分
(上流側部分)115A、115B及び115Cと、放射
方向外側部分(下流側部分)117A、117B及び11
7Cがある。図7では、ボルトが挿入された後の有効流
域を図示するために、数本のボルト11が示されている
ことに注意すべきである。したがって、本発明の重要な
特徴によれば、静止バルブ通路113A、113B及び
113Cには、放射方向内側部分(例えば、115A)
と放射方向外側部分(例えば、117A)は、直接流体連
通されていない。その代わりに、放射方向内側部分と放
射方向外側部分とは、通常の低速高トルクモード(図9
参照)では、制御バルブスプール89を介して互いに連
通されているが、高速低トルクモード(図10参照)で
は、制御バルブスプール89により互いの連通を阻止さ
れている。低速モード及び高速モードに関しては、本発
明の作用の説明と関連させて詳しく説明する。
13A、113B及び113Cでは、放射方向内側部分
(上流側部分)115A、115B及び115Cと、放射
方向外側部分(下流側部分)117A、117B及び11
7Cがある。図7では、ボルトが挿入された後の有効流
域を図示するために、数本のボルト11が示されている
ことに注意すべきである。したがって、本発明の重要な
特徴によれば、静止バルブ通路113A、113B及び
113Cには、放射方向内側部分(例えば、115A)
と放射方向外側部分(例えば、117A)は、直接流体連
通されていない。その代わりに、放射方向内側部分と放
射方向外側部分とは、通常の低速高トルクモード(図9
参照)では、制御バルブスプール89を介して互いに連
通されているが、高速低トルクモード(図10参照)で
は、制御バルブスプール89により互いの連通を阻止さ
れている。低速モード及び高速モードに関しては、本発
明の作用の説明と関連させて詳しく説明する。
【0030】図8を参照すると、本発明の制御バルブの
概要が示されている。図8では、制御バルブスプール8
9は、通常の低速モードで示されていることに注意すべ
きである。図8は、図5と同じ方向から見た図である
が、スプール孔87の両端はネジ付プラグ119及び1
21で密閉されている。制御バルブスプール89には、
複数のランド123、125、127及び129が形成
されている。プラグ119とランド123は共に、部分
的に窪んでおり、付勢スプリング131のシートとして
機能している。この付勢スプリングは、スプール89を
図8の右方、即ち、低速モード作動に向けて付勢してい
る。シフタープレート17には、一対のパイロットポー
ト133及び135が形成されており、適当なパイロッ
ト圧を作用させて、制御バルブスプール89の位置を選
択できるようになっている。単なる例示であるが、閉ル
ープ駆動システム(a closed loop propel system)で
は、チャージポンプの圧力(一般的に、200〜400p
si)をパイロット圧として利用する。当業者であれば、
制御バルブの詳細は本発明の本質的なことではないこと
を理解できるであろう。例えば、制御バルブスプール8
9は、流体手段以外の手段、即ち、ソレノイドでも作動
することができる。
概要が示されている。図8では、制御バルブスプール8
9は、通常の低速モードで示されていることに注意すべ
きである。図8は、図5と同じ方向から見た図である
が、スプール孔87の両端はネジ付プラグ119及び1
21で密閉されている。制御バルブスプール89には、
複数のランド123、125、127及び129が形成
されている。プラグ119とランド123は共に、部分
的に窪んでおり、付勢スプリング131のシートとして
機能している。この付勢スプリングは、スプール89を
図8の右方、即ち、低速モード作動に向けて付勢してい
る。シフタープレート17には、一対のパイロットポー
ト133及び135が形成されており、適当なパイロッ
ト圧を作用させて、制御バルブスプール89の位置を選
択できるようになっている。単なる例示であるが、閉ル
ープ駆動システム(a closed loop propel system)で
は、チャージポンプの圧力(一般的に、200〜400p
si)をパイロット圧として利用する。当業者であれば、
制御バルブの詳細は本発明の本質的なことではないこと
を理解できるであろう。例えば、制御バルブスプール8
9は、流体手段以外の手段、即ち、ソレノイドでも作動
することができる。
【0031】作 用 図9を参照して、本発明のモータの低速高トルクモード
について説明する。低速モードで作動させたい場合に
は、パイロットポート135及び133の両方はドレイ
ンポートに連通されるため、制御バルブスプール89は
付勢スプリング131により、図8及び図9に示す右方
の位置に付勢される。図9及び図10は、種々の孔に対
する制御バルブスプール89の関係を概略的に図示して
いることを理解すべきである。図9に示す低速モードで
は、ランド123、125及び127は再循環孔93
A、93B及び93Cをそれぞれブロックしている。し
かしながら、ポケット孔95Aとバルブ孔97Aとの
間、ポケット孔95Bとバルブ孔97Bとの間及びポケ
ット孔95Cとバルブ孔97Cとの間は連通されてい
る。その結果、間接的ではあるが、ポケットポート10
3Aとバルブポート105Aとの間、ポケットポート1
03Bとバルブポート105Bとの間及びポケットポー
ト103Cとバルブポート105Cとの間は比較的自由
に連通されている。さらに、間接的ではあるが、部分1
15Aと部分117Aとの間、部分115Bと部分11
7Bとの間及び部分115Cと部分117Cとの間は比
較的自由に連通されている。
について説明する。低速モードで作動させたい場合に
は、パイロットポート135及び133の両方はドレイ
ンポートに連通されるため、制御バルブスプール89は
付勢スプリング131により、図8及び図9に示す右方
の位置に付勢される。図9及び図10は、種々の孔に対
する制御バルブスプール89の関係を概略的に図示して
いることを理解すべきである。図9に示す低速モードで
は、ランド123、125及び127は再循環孔93
A、93B及び93Cをそれぞれブロックしている。し
かしながら、ポケット孔95Aとバルブ孔97Aとの
間、ポケット孔95Bとバルブ孔97Bとの間及びポケ
ット孔95Cとバルブ孔97Cとの間は連通されてい
る。その結果、間接的ではあるが、ポケットポート10
3Aとバルブポート105Aとの間、ポケットポート1
03Bとバルブポート105Bとの間及びポケットポー
ト103Cとバルブポート105Cとの間は比較的自由
に連通されている。さらに、間接的ではあるが、部分1
15Aと部分117Aとの間、部分115Bと部分11
7Bとの間及び部分115Cと部分117Cとの間は比
較的自由に連通されている。
【0032】このように、低速モードでのモータ作動で
は、入口ポート59が高圧であると仮定すると、高圧
は、通路69を介して、円筒状室67、中央開口73、
83及び109、中央マニホールドゾーン45へと連通
し、さらに、流体通路53を介して流体ポート51に連
通される。図2の左側半分にある流体ポート51は、種
々のタイミング通路と整流流体連通し、続いて、膨張容
積室33Eと連通される。膨張容積室33Eが高圧とな
ると、星形部材31は反時計方向に軌道運動しながら、
時計方向へ回転する。このことは当業者には良く知られ
ていることであり、更なる説明は不用である。同時に、
低圧流体が収縮容積室33Cから排出され、タイミング
スロットに流出し、図2の右半分にある流体ポート55
と連通される。次に、低圧流体は、流体ポート55から
部分57を介して圧力ポート111に連通し、その後、
腎臓形状通路85と連通している環状溝101と連通さ
れる。さらに、低圧流体は、腎臓形状通路75を介して
環状室65に流入し、出口ポート61へと流出する。
は、入口ポート59が高圧であると仮定すると、高圧
は、通路69を介して、円筒状室67、中央開口73、
83及び109、中央マニホールドゾーン45へと連通
し、さらに、流体通路53を介して流体ポート51に連
通される。図2の左側半分にある流体ポート51は、種
々のタイミング通路と整流流体連通し、続いて、膨張容
積室33Eと連通される。膨張容積室33Eが高圧とな
ると、星形部材31は反時計方向に軌道運動しながら、
時計方向へ回転する。このことは当業者には良く知られ
ていることであり、更なる説明は不用である。同時に、
低圧流体が収縮容積室33Cから排出され、タイミング
スロットに流出し、図2の右半分にある流体ポート55
と連通される。次に、低圧流体は、流体ポート55から
部分57を介して圧力ポート111に連通し、その後、
腎臓形状通路85と連通している環状溝101と連通さ
れる。さらに、低圧流体は、腎臓形状通路75を介して
環状室65に流入し、出口ポート61へと流出する。
【0033】モータが低速高トルクで作動している場
合、高圧流体ポート51の内の一つは常に放射方向内側
部分115Aと連通しており、高圧流体は、バルブポー
ト105Aに流入し、バルブ孔97Aに至る。図9に最
も良く示すように、制御バルブスプール89の低速位置
では、バルブ孔97Aはポケット孔95Aに連通してお
り、高圧流体は、接続通路を介してポケットポート10
3A及び放射方向外側部分117Aに流入し、続いて、
隣接している膨張容積室33E(図2のほぼ10時の位
置)に流入する。同時に、図2のほぼ2時の位置の収縮
容積室33Cから放射方向外側部分117Cを介して、
ポケット孔95Cからバルブ孔97C、放射方向内側部
分115Cへの流通路が形成される。つまり、低速モー
ドでは、放射方向外側部分117A及び117Cは、そ
れぞれ放射方向内側部分115A及び115Cに直接連
通しているようにモータが作動される(静止バルブ通路
107の場合と同様)。
合、高圧流体ポート51の内の一つは常に放射方向内側
部分115Aと連通しており、高圧流体は、バルブポー
ト105Aに流入し、バルブ孔97Aに至る。図9に最
も良く示すように、制御バルブスプール89の低速位置
では、バルブ孔97Aはポケット孔95Aに連通してお
り、高圧流体は、接続通路を介してポケットポート10
3A及び放射方向外側部分117Aに流入し、続いて、
隣接している膨張容積室33E(図2のほぼ10時の位
置)に流入する。同時に、図2のほぼ2時の位置の収縮
容積室33Cから放射方向外側部分117Cを介して、
ポケット孔95Cからバルブ孔97C、放射方向内側部
分115Cへの流通路が形成される。つまり、低速モー
ドでは、放射方向外側部分117A及び117Cは、そ
れぞれ放射方向内側部分115A及び115Cに直接連
通しているようにモータが作動される(静止バルブ通路
107の場合と同様)。
【0034】放射方向外側部分117Bと放射方向内側
部分115Bについては説明していないが、図2に示す
ジェロータギアセット21の位置では、容積室33は、
6時の「移行」位置、即ち、最小容積で、収縮容積室から
膨張容積室へ移行する過程にある。しかしながら、当業
者であれば、図2の位置から星形部材31が軌道回転運
動すると同時に、通路113Aについて説明したよう
に、流体は、静止バルブ通路113Bを介して移行容積
室に連通されることを理解できるであろう。
部分115Bについては説明していないが、図2に示す
ジェロータギアセット21の位置では、容積室33は、
6時の「移行」位置、即ち、最小容積で、収縮容積室から
膨張容積室へ移行する過程にある。しかしながら、当業
者であれば、図2の位置から星形部材31が軌道回転運
動すると同時に、通路113Aについて説明したよう
に、流体は、静止バルブ通路113Bを介して移行容積
室に連通されることを理解できるであろう。
【0035】高速低トルクモードでモータを作動させた
い場合は、即ち、流体の一部を再循環させてジェロータ
ギアセット21の押しのけ容積を減少させる場合は、適
当なパイロット信号をパイロットポート135に伝達し
て、制御バルブスプール89を図8の左側に向けて付勢
して図10に示す位置へ変位させる。バルブスプール8
9が高速位置にある場合、星形部材31が図2に示す位
置にあるものと仮定すると、流体ポート51の高圧流体
(ほぼ10時の位置)は、放射方向内側部分115Aへ
流入し、続いて、放射方向内側部分115Aの高圧流体
は、バルブポート105Aを介してバルブ孔97Aに流
入する。しかしながら、孔97Aの高圧流体は、孔97
Aがランド125によって閉鎖されているため、スプー
ル孔87内に流入することはできない。同様に、放射方
向内側部分115Cからの低圧排出流体は、孔97Cか
ら流出されるはずであるが、孔97Cがランド129に
よって閉鎖されているため、整流流体ポート55に流入
する。また、バルブ孔97Bはランド127により閉鎖
されている。
い場合は、即ち、流体の一部を再循環させてジェロータ
ギアセット21の押しのけ容積を減少させる場合は、適
当なパイロット信号をパイロットポート135に伝達し
て、制御バルブスプール89を図8の左側に向けて付勢
して図10に示す位置へ変位させる。バルブスプール8
9が高速位置にある場合、星形部材31が図2に示す位
置にあるものと仮定すると、流体ポート51の高圧流体
(ほぼ10時の位置)は、放射方向内側部分115Aへ
流入し、続いて、放射方向内側部分115Aの高圧流体
は、バルブポート105Aを介してバルブ孔97Aに流
入する。しかしながら、孔97Aの高圧流体は、孔97
Aがランド125によって閉鎖されているため、スプー
ル孔87内に流入することはできない。同様に、放射方
向内側部分115Cからの低圧排出流体は、孔97Cか
ら流出されるはずであるが、孔97Cがランド129に
よって閉鎖されているため、整流流体ポート55に流入
する。また、バルブ孔97Bはランド127により閉鎖
されている。
【0036】図9と図10を比較した場合、制御バルブ
スプール89の移動範囲にかかわらず、ポケット孔95
A、95B及び95Cは、常にスプール孔87と連通さ
れていることに注意すべきである。制御バルブスプール
89が、図9の低速位置から図10の高速位置へ向けて
移動するにしたがって、まず、ポケット孔95とバルブ
孔97との間の連通が停止され、続いて、ポケット孔9
5A、95B及び95Cと再循環孔93A、93B及び
93Cとがそれぞれ連通される。図5に最も良く示すよ
うに、3個の再循環孔93A、93B及び93Cは、再
循環通路91と連通している。そのため、図2に図示し
た時点では、ポケット孔95Bは、再循環孔93Bと連
通しているが、ポケット孔95Bは移行容積室に連通し
ているので、流体は、再循環孔93Bから再循環通路9
1へ、或は再循環通路の外へ連通していない。また、同
時に、ポケットポート103Aと103Cとそれぞれ連
通している膨張容積室33Eと収縮容積室33Cは、ほ
ぼ同率で、反対「方向」、即ち、一方は膨張し、他方は
収縮するように容積が変化する。こうして、膨張容積室
33Eには、ある量の高圧流体が再循環通路91から流
入し、同時に、収縮容積室33Cからは、ほぼ同量の高
圧流体が再循環通路91へ排出される。
スプール89の移動範囲にかかわらず、ポケット孔95
A、95B及び95Cは、常にスプール孔87と連通さ
れていることに注意すべきである。制御バルブスプール
89が、図9の低速位置から図10の高速位置へ向けて
移動するにしたがって、まず、ポケット孔95とバルブ
孔97との間の連通が停止され、続いて、ポケット孔9
5A、95B及び95Cと再循環孔93A、93B及び
93Cとがそれぞれ連通される。図5に最も良く示すよ
うに、3個の再循環孔93A、93B及び93Cは、再
循環通路91と連通している。そのため、図2に図示し
た時点では、ポケット孔95Bは、再循環孔93Bと連
通しているが、ポケット孔95Bは移行容積室に連通し
ているので、流体は、再循環孔93Bから再循環通路9
1へ、或は再循環通路の外へ連通していない。また、同
時に、ポケットポート103Aと103Cとそれぞれ連
通している膨張容積室33Eと収縮容積室33Cは、ほ
ぼ同率で、反対「方向」、即ち、一方は膨張し、他方は
収縮するように容積が変化する。こうして、膨張容積室
33Eには、ある量の高圧流体が再循環通路91から流
入し、同時に、収縮容積室33Cからは、ほぼ同量の高
圧流体が再循環通路91へ排出される。
【0037】当業者であれば、本発明の高速モードでの
作動は、再循環通路91に連結されている3個の容積室
の瞬間の容積に左右されないことに注意すべきである。
本発明は、8-9ジェロータギアセットに関連して図示
されているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、他の種々の外歯数と内歯数の組み合わせを使用する
ことができる。
作動は、再循環通路91に連結されている3個の容積室
の瞬間の容積に左右されないことに注意すべきである。
本発明は、8-9ジェロータギアセットに関連して図示
されているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、他の種々の外歯数と内歯数の組み合わせを使用する
ことができる。
【0038】また、本発明は、VIS(バルブ・イン・
スター)形式の整流バルブに関する実施の形態について
図示すると共に説明してきたが、本発明はこのような実
施の形態に限定されるものではないことを理解すべきで
ある。少なくとも概念的には、本発明は、整流バルブに
含まれる上流側部分を有する共に、容積室と連通する下
流側部分を有する静止バルブ通路を備え、膨張状態と収
縮状態とに交互に変化する容積室を形成した流体圧ディ
スプレースメント機構を備えたモータ用の低速、整流バ
ルブとして使用することができる。
スター)形式の整流バルブに関する実施の形態について
図示すると共に説明してきたが、本発明はこのような実
施の形態に限定されるものではないことを理解すべきで
ある。少なくとも概念的には、本発明は、整流バルブに
含まれる上流側部分を有する共に、容積室と連通する下
流側部分を有する静止バルブ通路を備え、膨張状態と収
縮状態とに交互に変化する容積室を形成した流体圧ディ
スプレースメント機構を備えたモータ用の低速、整流バ
ルブとして使用することができる。
【0039】本発明の実施の形態によれば、種々の孔及
びランドは図9及び図10に示すように配列されている
ので、各バルブ孔97から対応するそれぞれのポケット
孔95への流れは、同時に開口されるか或は同時に閉鎖
され、同様に、各再循環孔93と対応するポケット孔9
5の間の連通は、同時に開口されるか或は同時に閉鎖さ
れる。このように、低速モードと高速モードで切り換え
た場合、一度に全比率が変化する。つまり、3個の再循
環容積室の全部が、同時に再循環を開始するか、或は同
時に再循環を停止する。例えば、モータの切り換えは、
1.0:1の比率から1.5:1の比率へ直接的に行わ
れ、中間の比率への切換は起こらない。
びランドは図9及び図10に示すように配列されている
ので、各バルブ孔97から対応するそれぞれのポケット
孔95への流れは、同時に開口されるか或は同時に閉鎖
され、同様に、各再循環孔93と対応するポケット孔9
5の間の連通は、同時に開口されるか或は同時に閉鎖さ
れる。このように、低速モードと高速モードで切り換え
た場合、一度に全比率が変化する。つまり、3個の再循
環容積室の全部が、同時に再循環を開始するか、或は同
時に再循環を停止する。例えば、モータの切り換えは、
1.0:1の比率から1.5:1の比率へ直接的に行わ
れ、中間の比率への切換は起こらない。
【0040】しかしながら、上述した説明を読んで理解
することにより、中間比率を提供することは、当業者の
能力の範囲内であると信ずる。さらに、本発明の重要な
特徴によれば、再循環流は整流バルブを通過しないが、
その代わりに、独立した外部の制御バルブ(制御バルブ
スプール89)を通過させることにより中間比率を提供
することができる。ここで使用する「外部の」という用語
は、再循環は、通常の整流モータバルブとは独立したバ
ルブを介して制御されていることを単に表したものであ
る。本発明の作動では、再循環ポケット間が整流バルブ
を介して連通されている場合のように、再循環ポケット
の全容積を一定にする必要はないことが、中間比率を提
供することと関連している。その代わりに、独立した外
部の制御バルブを介して再循環ポケット間を連通させる
ことにより、再循環流の流れをより柔軟に制御すること
ができる。
することにより、中間比率を提供することは、当業者の
能力の範囲内であると信ずる。さらに、本発明の重要な
特徴によれば、再循環流は整流バルブを通過しないが、
その代わりに、独立した外部の制御バルブ(制御バルブ
スプール89)を通過させることにより中間比率を提供
することができる。ここで使用する「外部の」という用語
は、再循環は、通常の整流モータバルブとは独立したバ
ルブを介して制御されていることを単に表したものであ
る。本発明の作動では、再循環ポケット間が整流バルブ
を介して連通されている場合のように、再循環ポケット
の全容積を一定にする必要はないことが、中間比率を提
供することと関連している。その代わりに、独立した外
部の制御バルブを介して再循環ポケット間を連通させる
ことにより、再循環流の流れをより柔軟に制御すること
ができる。
【0041】変形例として、バルブ孔97を閉鎖すると
共に再循環孔93を開口するランド125、127及び
129のタイミングを変えた場合、3個のバルブ孔の閉
鎖と3個の再循環孔の開口は同時には起こらない。この
変形例は図示されていないが、当業者であれば、本実施
の形態の「タイミングの設定」即ち段階的に切り換える
ことにより、ランドの間隔をほぼ0.050インチ
(1.27mm)だけ変更する必要があることが分るで
あろう。図11を参照すると、A、B及びCグループの
孔に関連する種々のランドの始端と終端の軸方向間隔を
調整することにより、低速から高速へ切り換える場合、
1.0:1の速度比から1.13:1の速度比へ、さら
に、1.29:1の速度比へ、最終的には1.50:1
の高速比へ切り換えることが可能となる。
共に再循環孔93を開口するランド125、127及び
129のタイミングを変えた場合、3個のバルブ孔の閉
鎖と3個の再循環孔の開口は同時には起こらない。この
変形例は図示されていないが、当業者であれば、本実施
の形態の「タイミングの設定」即ち段階的に切り換える
ことにより、ランドの間隔をほぼ0.050インチ
(1.27mm)だけ変更する必要があることが分るで
あろう。図11を参照すると、A、B及びCグループの
孔に関連する種々のランドの始端と終端の軸方向間隔を
調整することにより、低速から高速へ切り換える場合、
1.0:1の速度比から1.13:1の速度比へ、さら
に、1.29:1の速度比へ、最終的には1.50:1
の高速比へ切り換えることが可能となる。
【0042】速度比を多段階に切り換えることにより、
実質的に急激な切換が減少して、高速から低速への切換
或は低速から高速への切換にかかわらず、車両のオペレ
ータを満足させるであろう。
実質的に急激な切換が減少して、高速から低速への切換
或は低速から高速への切換にかかわらず、車両のオペレ
ータを満足させるであろう。
【0043】殆どのジェロータモータは、静止リング部
材と、軌道及び回転運動する星形部材を有しているが、
他の種々の形状も公知である。例えば、単に回転運動す
る星形部材と軌道運動だけに制限されたリング部材と提
供することは公知である。この場合、静止バルブ部材
は、文字通りモータハウジングに固定されるか、或は、
流体を容積室へ出入りさせる静止バルブ部材の目的を認
識して、リング部材と同様に軌道運動させることができ
る。ここで、「静止」という用語は、ある運動をするバ
ルブ部材を含んでいるが、容積室に関してはほぼ固定さ
れており、容積室に流体を送ることができることが理解
されるであろう。このように、本発明の範囲内には、他
のジェロータ及びモータを含んでおり、どのように変更
しても、他のモータ及びジェロータを作動させるために
は、本発明の多速度機能を必要とする。
材と、軌道及び回転運動する星形部材を有しているが、
他の種々の形状も公知である。例えば、単に回転運動す
る星形部材と軌道運動だけに制限されたリング部材と提
供することは公知である。この場合、静止バルブ部材
は、文字通りモータハウジングに固定されるか、或は、
流体を容積室へ出入りさせる静止バルブ部材の目的を認
識して、リング部材と同様に軌道運動させることができ
る。ここで、「静止」という用語は、ある運動をするバ
ルブ部材を含んでいるが、容積室に関してはほぼ固定さ
れており、容積室に流体を送ることができることが理解
されるであろう。このように、本発明の範囲内には、他
のジェロータ及びモータを含んでおり、どのように変更
しても、他のモータ及びジェロータを作動させるために
は、本発明の多速度機能を必要とする。
【0044】本発明は、上述した明細書において詳細に
説明されているが、本発明の種々の変更や修正は、当業
者であれば、明細書を読んで理解することにより明らか
になると信ずる。そのような変更や修正は、添付した請
求の範囲内にある限り、本発明に含まれるものである。
説明されているが、本発明の種々の変更や修正は、当業
者であれば、明細書を読んで理解することにより明らか
になると信ずる。そのような変更や修正は、添付した請
求の範囲内にある限り、本発明に含まれるものである。
【図1】図1は、本発明に係る低速高トルクジェロータ
モータの軸方向断面図である。
モータの軸方向断面図である。
【図2】図2は、図1の左方から見たジェロータギアセ
ットの平面図である。
ットの平面図である。
【図3】図3は、図1の2‐2線に沿ったモータの上半
部のみを示す断面図である。
部のみを示す断面図である。
【図4】図4は、図1の3‐3線に沿った断面図であ
り、スペーサプレートの平面を示している。
り、スペーサプレートの平面を示している。
【図5】図5は、図1の4‐4線に沿った断面図であ
り、シフタープレートを示している。
り、シフタープレートを示している。
【図6】図6は、図1の5‐5線に沿った断面図であ
り、図5に示すシフタープレートの反対側の面を示して
いる。
り、図5に示すシフタープレートの反対側の面を示して
いる。
【図7】図7は、図1の6‐6線に沿った断面図であ
り、図示を簡略化するために、大部分のボルトを省略し
て図示したバルブプレートを示している。
り、図示を簡略化するために、大部分のボルトを省略し
て図示したバルブプレートを示している。
【図8】図8は、図1の7‐7線に沿った部分断面図で
あり、制御バルブ部分を示している。
あり、制御バルブ部分を示している。
【図9】図9は、本発明の二速ジェロータモータの低速
モードを示す概略図である。
モードを示す概略図である。
【図10】図10は、本発明の二速ジェロータモータの
高速モードを示す概略図である。
高速モードを示す概略図である。
【図11】図11は、制御バルブのスプール位置の変化
とモータ速度の関係を表すグラフである。
とモータ速度の関係を表すグラフである。
13 ハウジング手段(エンドキャップ) 19 静止バルブ部材(静止バルブプレート) 21 流体圧ディスプレースメント機構(ジェロータギ
アセット) 27 内歯リング部材(第一部材) 31 外歯星形部材(第二部材) 33C 収縮流体容積室 33E 膨張流体容積室 43 可動バルブ部材(インサート) 59 流体入口ポート 61 流体出口ポート 89 制御バルブ手段(制御バルブスプール) 91 流体集積領域(再循環通路) 107 静止バルブ通路 113A、113B、113C 静止バルブ通路 115A、115B、115C 上流側部分(放射方向
内側部分) 117A、117B、117C 下流側部分(放射方向
外側部分) 123、125、127、129 バルブ部分(ラン
ド) 133、135 パイロットポート
アセット) 27 内歯リング部材(第一部材) 31 外歯星形部材(第二部材) 33C 収縮流体容積室 33E 膨張流体容積室 43 可動バルブ部材(インサート) 59 流体入口ポート 61 流体出口ポート 89 制御バルブ手段(制御バルブスプール) 91 流体集積領域(再循環通路) 107 静止バルブ通路 113A、113B、113C 静止バルブ通路 115A、115B、115C 上流側部分(放射方向
内側部分) 117A、117B、117C 下流側部分(放射方向
外側部分) 123、125、127、129 バルブ部分(ラン
ド) 133、135 パイロットポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 ジャレット ダイクス ミラー アメリカ合衆国 ミネソタ 55404 ミネ アポリス、サード アベニュー エス ナ ンバー119、 2011 (72)発明者 カレン ジーン ラドフォード アメリカ合衆国 ミネソタ 55414 ミネ アポリス、エス、イー、14ス アベニュ ー、1042 (72)発明者 リャン クリストファー バーゲルソン アメリカ合衆国 ミネソタ 55436 エデ ン プレーリー、エーピーテー104 リン カーン ドライブ、5156
Claims (12)
- 【請求項1】流体入口ポート(59)と流体出口ポート
(61)を形成したハウジング手段(13)と;前記ハ
ウジング手段(13)と組み合わされ、内歯リング部材
(27)と該リング部材(27)内に偏心して配置され
た外歯星形部材(31)とを備えた流体圧ディスプレー
スメント機構(21)であって、前記リング部材と前記
星形部材は軌道及び回転運動して、該軌道及び回転運動
に応じてN個の膨張流体容積室(33E)と収縮流体容
積室(33C)を形成する流体圧ディスプレースメント
機構(21)と;前記ハウジング手段(13)と共同し
て、前記流体入口ポート(59)と前記膨張流体容積室
(33E)との間、及び前記収縮流体容積室(33C)
と前記流体出口ポート(61)との間を流体連通させる
モータバルブ手段(43、19)であって、前記ハウジ
ング手段(13)に非回転可能に結合された静止バルブ
部材(19)と、前記軌道及び回転運動の一つと同期し
て該静止バルブ部材(19)に対して移動可能な可動バ
ルブ部材(43)とを備えると共に、前記静止バルブ部
材(19)にはN個の静止バルブ通路が形成され、各静
止バルブ通路には、前記可動バルブ部材(43)と流体
連結される上流側通路部分と、N個の前記流体容積室
(33)の一つと流体連結される下流側通路部分が形成
され、また、N−M個の静止バルブ通路(107)内
で、前記上流側通路部分と前記下流側通路部分が直接流
体連通されている、モータバルブ手段(43、19)
と;を備えた流体圧作動装置であって、(a)M個の前
記静止バルブ通路(113A、113B、113C)で
は、前記上流側通路部分(115)と前記下流側通路部
分(117)は、直接的な流体連通が阻止されており、
(b)制御バルブ手段(89)が前記静止バルブ手段
(19)に作動可能に組み込まれており、前記制御バル
ブ手段は、各上流側通路部分(115)とそれらに対応
する下流側通路部分(117)との間で自由に流体連通
させる第一位置と、各上流側通路部分(115)とそれ
らに対応する下流側通路部分(117)との間の流体連
通を阻止する第二位置で作動可能である、ことを特徴と
する流体圧作動装置。 - 【請求項2】前記制御バルブ手段(89)は、前記M個
の下流側通路部分(117A、117B、117C)の
間を自由に流体連通させるように前記第二位置に作動可
能であることを特徴とする請求項1に記載の流体圧作動
装置。 - 【請求項3】前記制御バルブ手段(89)は、前記静止
バルブ部材(19)の一つと前記ハウジング手段(1
3)と共同して流体貯留領域(91)を形成し、前記制
御バルブ(89)は、前記第二位置で、前記M個の下流
側通路部分(117A、117B、117C)と前記流
体貯留領域(91)との間で自由に流体連通させること
を特徴とする請求項2に記載の流体圧作動装置。 - 【請求項4】前記流体貯留領域(91)は、高圧流体源
(59)と流体連結されていることを特徴とする請求項
3に記載の流体圧作動装置。 - 【請求項5】前記高圧流体源は、前記流体入口ポート
(59)であることを特徴とする請求項4に記載の流体
圧作動装置。 - 【請求項6】前記制御バルブ(89)は、前記第一位置
と前記第二位置を有するM個の独立したバルブ部分(1
23,125,127)を備えており、各バルブ部分
は、前記第一位置から前記第二位置へ変位することによ
り、前記流体圧作動装置は、一つの流体容積室(33)
によって最低速度比と最高速度比の間で変化することを
特徴とする請求項1に記載の流体圧作動装置。 - 【請求項7】流体入口ポート(59)と流体出口ポート
(61)を形成したハウジング手段(13)と;前記ハ
ウジング手段(13)と組み合わされ、第一部材(2
7)と該第一部材(27)内に組み込まれた第二部材
(31)とを備えた流体圧ディスプレースメント機構
(21)であって、前記第一部材と前記第二部材は相対
運動して、該相対運動に応じてN個の膨張流体容積室
(33E)と収縮流体容積室(33C)を形成する流体
圧ディスプレースメント機構(21)と;前記ハウジン
グ手段(13)と共同して、前記流体入口ポート(5
9)と前記膨張流体容積室(33E)との間、及び前記
収縮流体容積室(33C)と前記流体出口ポート(6
1)との間を流体連通させるモータバルブ手段(43、
19)であって、前記ハウジング手段(13)に非回転
可能に結合された静止バルブ部材(19)と、前記相対
運動と同期して該静止バルブ部材(19)に対して移動
可能な可動バルブ部材(43)を備えると共に、前記静
止バルブ部材(19)にはN個の静止バルブ通路が形成
され、各静止バルブ通路には、前記可動バルブ部材(4
3)と流体連結される上流側通路部分と、N個の前記流
体容積室(33)の一つと流体連結される下流側通路部
分が形成され、また、N−M個の静止バルブ通路(10
7)内で、前記上流側通路部分と前記下流側通路部分が
直接流体連通されている、モータバルブ手段(43、1
9)と;を備えた流体圧作動装置であって、(a)M個
の前記静止バルブ通路(113A、113B、113
C)では、前記上流側通路部分(115)と前記下流側
通路部分(117)は、直接的な流体連通を阻止されて
おり、(b)制御バルブ手段(89)が前記静止バルブ
手段(19)に作動可能に組み込まれており、前記制御
バルブ手段は、各上流側通路部分(115)とそれらに
対応する下流側通路部分(117)との間を自由に流体
連通させる第一位置と、各上流側通路部分(115)と
それらに対応する下流側通路部分(117)との間で流
体連通を阻止する第二位置に作動可能である、ことを特
徴とする流体圧作動装置。 - 【請求項8】前記制御バルブ手段(89)は、前記M個
の下流側通路部分(117A、117B、117C)の
間を自由に流体連通させるように前記第二位置に作動可
能であることを特徴とする請求項7に記載の流体圧作動
装置。 - 【請求項9】前記制御バルブ手段(89)は、前記静止
バルブ部材(19)の一つと前記ハウジング手段(1
3)と共同して流体貯留領域(91)を形成し、前記制
御バルブ(89)は、前記第二位置で、前記M個の下流
側通路部分(117A、117B、117C)と前記流
体貯留領域(91)との間を自由に流体連通させること
を特徴とする請求項8に記載の流体圧作動装置。 - 【請求項10】前記流体貯留領域(91)は、高圧流体
源(59)と流体連結されていることを特徴とする請求
項9に記載の流体圧作動装置。 - 【請求項11】前記高圧流体源は、前記流体入口ポート
(59)であることを特徴とする請求項10に記載の流
体圧作動装置。 - 【請求項12】前記制御バルブ(89)は、前記第一位
置と前記第二位置を有するM個のバルブ部分(123,
125,127)を備えており、各バルブ部分は、前記
第一位置から前記第二位置へ変位することにより、前記
流体圧作動装置は、一つの流体容積室(33)によって
最低速度比と最高速度比の間で変化することを特徴とす
る請求項7に記載の流体圧作動装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US291671 | 1981-08-10 | ||
US09/291,671 US6099280A (en) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | Two speed geroter motor with external pocket recirculation |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000329051A true JP2000329051A (ja) | 2000-11-28 |
Family
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