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JP2000327955A - プライマー組成物及び当該プライマー組成物を用いた医療用粘着テープ若しくはシート - Google Patents

プライマー組成物及び当該プライマー組成物を用いた医療用粘着テープ若しくはシート

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JP2000327955A
JP2000327955A JP11135065A JP13506599A JP2000327955A JP 2000327955 A JP2000327955 A JP 2000327955A JP 11135065 A JP11135065 A JP 11135065A JP 13506599 A JP13506599 A JP 13506599A JP 2000327955 A JP2000327955 A JP 2000327955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primer composition
sheet
sensitive adhesive
primer
medical
Prior art date
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Pending
Application number
JP11135065A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Shimobayashi
浩太郎 下林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 医療用粘着テープにおける投錨性を向上させ
るための新たなプライマー組成物を提供する。 【構成】 ウレタン系バインダー、エチレンイミン系バ
インダー、アミノエチル系バインダー、ポリエステル系
バインダーなどの各種高分子バインダー成分100重量
部に対して、粒子成分として、平均粒径が100nm以
下、好ましくは50nm以下のアルミナ微粒子、シリカ
微粒子、ジルコニア微粒子からなる群のいずれか1種若
しくは2種以上を0.3〜10重量部配合して、本発明
に係るプライマー組成物を得る。また、当該プライマー
組成物を、テープ状若しくはシート状の基材の少なくと
も片面に塗布してプライマー層を形成し、該プライマー
層表面に、天然ゴム系やアクリル系粘着剤層を積層し
て、本発明に係る医療用粘着テープ若しくはシートを得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プライマー組成物
及び当該プライマー組成物を用いた医療用粘着テープ若
しくはシートに関する。具体的には、絆創膏やドレッシ
ング、経皮吸収製剤などテープ状若しくはシート状基材
の片面に粘着剤層が形成された医療用粘着テープ若しく
はシートに好適に用いられるプライマー組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】医療用又は衛生材料用粘着テープ(以
下、「医療用粘着テープ」と称する。)は、絆創膏やド
レッシング、スポーツ用テープとしてあるいは経皮吸収
製剤として、病気の予防や治療の目的を始め、人の健康
維持を目的として幅広く使用されている。
【0003】このような医療用粘着テープは、基本的に
はポリ塩化ビニル(PVC)やPP(ポリプロピレ
ン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などのフ
ィルム状基材や各種の不織布あるいは布などからなるシ
ート状基材の片面に粘着剤層が積層されたものである。
この際、医療用粘着シートの良不良は、シート状基材と
粘着剤層の密着性(投錨性)が重量な要素となる。例え
ば投錨性が弱い場合には、テープの巻き戻し時やテープ
の被着体からの剥離時に、粘着剤とシート状基材との間
で投錨破壊が生じ、いわゆる糊残りなどの様々なトラブ
ルの原因となる。そのため、投錨性の向上を目的として
種々の表面処理やプライマー組成物が使用されているこ
とは周知の事実である。
【0004】特に最近では、地球環境保護の目的から、
シート状基材としてポリエチレン(PE)やエチレン/
酢酸ビニル共重合体(EVA)やPPなどのポリオレフ
ィン系基材が多く使用されるようになって来ている。ま
た、粘着剤層としても有機溶媒を使用せずに積層できる
などの観点から、従来の有機溶媒系粘着剤から、水系や
ホットメルト系の粘着剤などへと変わりつつある。特に
医療用の粘着剤として皮膚に優しい粘着剤が強く望まれ
る傾向にあり、それらは皮膚に対する適度の粘着性(比
較的粘着強度の弱いもの)が必要なことから、上記した
各種のポリオレフィン系基材やホットメルト系粘着剤な
どが多く使用される。このような医療用粘着テープとし
て、例えば特開平6−319793号公報に開示された
ものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
医療用粘着テープにあっては、その投錨性は非常に弱い
場合があって、さらに投錨性を向上させるために優れた
効果を発揮するプライマー組成物が望まれている。
【0006】本願発明者は新たなプライマー組成物を開
発すべく鋭意努力した結果、従来から用いられている高
分子バインダーに特定の微粒子成分を配合することによ
り、優れた投錨力を発揮するプライマー組成物を見出
し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプライマー
組成物は、高分子バインダー成分100重量部に、平均
粒径が100nm以下の粒子成分を0.3〜10重量部
を分散させてなることを特徴としている。
【0008】本発明に用いられる高分子バインダーと
は、従来のプライマー組成物として用いられるものであ
れば特に限定されるものではなく、ウレタン系バインダ
ー、エチレンイミン系バインダー、アミノエチル系バイ
ンダー、ポリエステル系バインダーなどが挙げられる。
これらのバインダーは、主として結合剤としての高分子
成分と溶媒若しくは分散媒及びその他の添加剤等から構
成されており、溶媒若しくは分散媒には水やアルコール
などの水系のものとベンゼンや酢酸エチルなどの有機溶
剤系のものを用いたものがある。より具体的には、マイ
テックNY218A(三菱化学(株)製商品名)、タケネート
B-800(武田薬品工業(株)製商品名)に代表される溶
剤系ウレタンバインダーやタケラックW-710(武田薬品
工業(株)製商品名)に代表される水系ウレタンバイン
ダー、エポミンSP300(日本触媒(株)製商品名)に代
表されるエチレンイミンバインダー、ポリメントNK-200
(日本触媒(株)製商品名)に代表される溶剤系アミノ
エチルバインダー、ポリメントSK-1000(日本触媒
(株)製商品名)に代表される水系アミノエチルバイン
ダー、バイロン300(東洋紡(株)製商品名)に代表さ
れるポリエステル系バインダーが挙げられる。
【0009】これらのうちで、環境保護の観点から水に
溶解可能な水溶液系バインダー若しくは水中に安定に分
散された水分散系バインダーが好ましく用いられる。な
お、本発明においては水系とは、水溶液系バインダーと
水分散系バインダーとの両者を意味するものとする。
【0010】本発明のバインダー組成物は、これらの各
種バインダー中に、粒子成分を配合したものである。粒
子成分としては表面の吸着活性が極めて高いものが好ま
しく、例えば、アルミナやシリカ、ジルコニアを挙げる
ことができる。これらの中でも、その平均粒径が100
nm、好ましくは50nm以下のものを用いるのがよ
い。なお、当該平均粒径としては、コールタカウンター
を用いて測定された値を意味する。
【0011】当該粒子成分は、アルミナ微粒子、シリカ
微粒子、ジルコニア微粒子からなる群のいずれか1種若
しくは2種以上を混合して使用される。より具体的に
は、アエロジルAER200、アエロジルAER300、アエロジル
AEROX050(各々日本アエロジル(株)製商品名)に代表
される微粉末シリカ、アルミナゾル100、アルミナゾル2
00、アルミナゾル520(各々日産化学工業(株)製商品
名)に代表されるアルミナゾル、ジルコニアゾルNZS-30
A、ジルコニアゾルNZS-30B(各々日産化学工業(株)製
商品名)に代表されるジルコニアゾル、スノーテックス
30、スノーテックスS(各々日産化学工業(株)製商品
名)に代表されるコロイダルシリカを始め、その他リチ
ウムシリケートコロイドなど水分散系の粒子成分や、IP
A-ST、MEK-ST、MIBK-ST(各々日産化学工業(株)製商
品名)に代表される有機溶剤に分散させた分散系のもの
が挙げられる。また、これらの粒子成分は、バインダー
と同様に水に安定に分散された水分散系の粒子成分を用
いるのが好ましい。
【0012】これらの粒子成分は、上記高分子バインダ
ー成分100重量部に対して0.3〜10重量部、好ま
しくは0.5〜5重量部が配合される。ここで、高分子
バインダー成分100重量部とは、上記高分子バインダ
ー組成物のうち固形分100重量部を意味するものと
し、上記水系及び溶剤分散系の高分子バインダーを用い
る場合にはそれらから水又は溶剤を除いた残留物を意味
する。また、粒子成分も同様に、粒子成分100重量部
とは固形分100重量部を意味するものとし、水分散系
を用いる場合にはそれらから水を除いた残留物を意味す
る。
【0013】ここにおいて粒子成分が0.3重量部未満
であれば、粒子成分を配合する十分な効果が得られず、
10重量部以上を配合すると、塗布積層されたプライマ
ー層表面にバインダーと十分に結合していない粒子層の
形成によると考えられる密着性の低下を生じたり、ある
いは粒子成分の粘着剤層への移行により粘着剤層の特性
変化や着色などの問題を生じる恐れがある。
【0014】本発明のプライマー組成物はこれらの高分
子バインダーに粒子成分を配合し、粒子成分を十分にバ
インダー中に分散させることにより得られる。こうして
得られたプライマー組成物は、例えばキスコータ、グラ
ビアコータ、バーコータ、スプレーコータなどを用いた
塗布など公知の方法により各種テープ状基材の片面若し
くは両面に薄層状に塗布して用いられる。このとき、基
材の表面にコロナ処理などの各種表面処理を施しておく
もよいのはもちろんである。
【0015】またその厚さは、用いる基材や粘着剤層な
どその用途、目的に応じて適宜選択されるが、通常3g/
m2〜0.01g/m2の間に調整される。特に高分子バイン
ダーが水分散系の場合には、粒子成分の粒径に注意し
て、均一な被膜が得られる塗布量を選択する必要があ
る。
【0016】本発明に係る医療用粘着テープ若しくはシ
ートは、テープ状若しくはシート状の基材の少なくとも
片面に積層されたプライマー層と、当該プライマー層に
積層された粘着剤層とを有する医療用粘着テープ若しく
はテープであって、前記プライマー層は、本発明に係る
プライマー組成物からなることを特徴としている。すな
わち、本発明に係る医療用粘着テープ等は、上記プライ
マー組成物を用いて基材表面にプライマー層を形成した
後に、粘着剤層を形成したものである。
【0017】本発明に用いられる基材は、従来から医療
用の各種粘着テープ等に用いられるものであればその材
質は特に制限されるものではない。例えば、ポリ塩化ビ
ニルやポリエチレンテレフタレートを始めとして、近年
多用されつつあるポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン/酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン系基
材、ポリウレタン系基材などの各種プラスチックフィル
ムや不織布を挙げることができる。これらの基材には、
必要に応じて各種の充填剤や酸化防止剤、加硫促進剤、
老化防止剤など通常用いられる添加剤を配合したものを
用いても何ら差し支えないものである。
【0018】また粘着剤としても特に制限されるもので
はなく、従来から医療用粘着テープに用いられる各種粘
着剤を用いることができる。例えば、天然ゴム系粘着剤
やポリイソプレン、SIS、SBS、ポリイソブチレン
などの合成ゴム系粘着剤、アクリル酸やアクリル酸エス
テルなどのアクリル系粘着剤が挙げられる。これらは、
基材やその使用目的に応じて適宜選択できるものである
が、特に天然ゴム系粘着剤やアクリル系粘着剤が好適に
用いられる。
【0019】当該粘着剤にも必要に応じてロジン系、テ
ルペン系、石油系などの各種粘着付与剤、軟化剤として
一塩基酸ないし多塩基酸と分岐アルコールとのエステル
及び/又は不飽和脂肪酸ないし分岐酸と4価以下のアル
コールとのエステル、さらに架橋剤としてイソシアネー
ト系、エポキシ系、金属イオン系架橋剤を単独若しくは
併用して用いることができる。さらに、医療用粘着テー
プ等の用途によっては各種医薬成分、化粧成分等を配合
できる。
【0020】これらの粘着剤は、テープ状基材の少なく
とも片面に上記方法によって形成、積層されたプライマ
ー層上に積層される。例えば、プライマー層上に粘着剤
を直接塗布する、あるいは離型処理を行なった工程紙な
どに粘着剤を塗布して粘着剤層としたものを、プライマ
ー層上に転写するなどして積層できる。
【0021】こうして本発明の医療用粘着テープ若しく
はシートを得ることができるが、この医療用粘着テープ
等は、例えば絆創膏や所定の形状にカットされたいわゆ
るカットバン、低皮膚刺激油性ゲル粘着剤巻絆などの各
種医療用補助用品や経皮吸収製剤などの医薬品、化粧品
などとして供給される。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例であるプライマー組成物
を用いて密着性試験を行い、本発明による効果を確認し
た。密着性試験は、評価対象となるプライマー組成物を
塗布した各基材面に、市販の粘着テープを23℃、65
%RHの雰囲気下、5kgfの粘着ロールを1往復させて
貼り合わせ、20分経過後、粘着テープを引き剥がす際
の剥離力を測定した。なお、剥離は180°ピール、剥
離速度300mm/minで行なった。
【0023】(実験例1)高分子バインダーとして水系
エチルアミノバインダーであるポリメントSK-1000(日
本触媒(株)製)の固形分100重量部に、粒子成分と
して水系コロイダルシリカであるスノーテックス30(粒
径10〜20nm、日産化学工業(株)製)を、表1に
示すように固形分で0〜50重量部の範囲で変化させて
添加し、基材であるEVAフィルムのコロナ処理表面に
均一に塗布してプライマー層を形成した。次にこのプラ
イマー層表面に、EVAフィルムからなる基材にアクリ
ル酸エステル系粘着剤層を積層した市販の粘着テープを
貼り合わせて密着性試験を行ない、その結果を表1に示
した。
【0024】
【表1】
【0025】表1から分かるように、粒子成分を0.3
〜50重量部の範囲内で添加することにより大幅に密着
性が向上したが、粒子成分を10部以上配合することに
より透明性の低下や着色が見られた。
【0026】(実験例2)コロイダルシリカの平均粒径
を表2に示すように10〜80nmで変化させ、実験例
1と同様にして密着性試験を行なった。なお、粒子成分
の添加量は、高分子バインダー固形分100重量部対し
て、固形分3重量部に固定した。その結果を表2に示し
た。
【0027】
【表2】
【0028】表2から分かるように、粒子の平均粒径を
50nm以下とすることにより優れた密着性を発揮し
た。
【0029】(実験例3)高分子バインダーとして溶液
分散系バインダーであるポリメントNK350(日本触媒
(株)製)の固形分100重量部に、粒子成分としてシ
リカ粒子であるXBA-ST(平均粒径13nm、日産化学工
業(株)製)を固形分で4重量部を添加し、基材である
ポリプロピレンフィルムのコロナ処理表面に均一に塗布
してプライマー層を形成した。次にこのプライマー層表
面に、EVAフィルムからなる基材にアクリル酸エステ
ル系粘着剤層を積層した市販の粘着テープを貼り合わせ
て密着性試験を行なった。また、比較例として、未処理
のポリエチレンフィルムを用いた場合についても同様に
密着性試験を行なった。
【0030】この結果、比較例にあってはその密着力は
250g/20mmあったが、実施例においては580g/2
0mmであって、密着力は2倍以上になった。
【0031】(実験例4)高分子バインダーとして水系
エチルアミノバインダーであるポリメントSK-1000(日
本触媒(株)製)の固形分100重量部に、粒子成分と
して水系のコロイダルシリカであるスノーテックス30
(粒径10〜20nm、日産化学工業(株)製)を固形
分で0.5重量部添加し、基材であるEVAフィルムの
コロナ処理表面に塗布量0.3g/m2となるように均一に
塗布してプライマー層を形成した。次にこのプライマー
層表面に、EVAフィルムからなる基材に特開平6−3
19793号公報に記載されているアクリル系粘着剤を
塗布した医療用外用材(粘着テープ)を貼り合わせて密
着性試験を行なった。また、比較例として、未処理のE
VAフィルムを用いた場合についても同様に密着性試験
を行なった。
【0032】この結果、比較例にあってはその密着力は
250g/20mmであったが、実施例においては580g/
20mmであって、密着力は2倍以上になった。
【0033】(実験例5)高分子バインダーとして溶液
分散系バインダーであるポリメントNK200PN(日本触媒
(株)製)の固形分100重量部に、粒子成分として水
系のアルミナゾル100(粒径10nm以下、日産化学工
業(株)製)を固形分で1重量部を添加し、基材である
ポリプロピレンフィルムのコロナ処理表面に塗布量0.
3g/m2となるように均一に塗布してプライマー層を形成
した。また、これとは別に粒子成分として、同じくジル
コニアゾルNZS-30B(粒径70nm以下、日産化学工業
(株)製)を固形分で3重量部を添加して同様にプライ
マー層を形成した。次にこれらのプライマー層表面に、
EVAフィルムからなる基材にアクリル酸エステル系粘
着剤層を積層した市販の粘着テープを貼り合わせて密着
性試験を行なった。また、比較例として、未処理のポリ
エチレンフィルムを用いた場合についても同様に密着性
試験を行なった。
【0034】この結果、比較例にあってはその密着力は
220g/20mmであったが、実施例の各プライマー層に
おいてはそれぞれ630g/20mm、500g/20mmであ
って、密着力は2倍以上になった。
【0035】(実験例6)実験例5で得た2種類のプラ
イマー層の表面に、アクリル酸2−エチルヘキシル及び
アクリル酸からなるアクリル系粘着剤層を積層して、本
発明の医療用粘着テープを作成した。これら医療用粘着
テープにおいては、着色することもなく、また粘着特性
についても変化することなく、優れた密着性を得られ
た。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、基材層の材質に左右さ
れることなく、粘着剤層と基材との投錨力を向上させる
ことができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C076 AA74 BB31 DD29 EE03 EE07 EE10 EE13 EE48 FF01 FF70 4J004 AA04 AA05 AA07 AA10 AA11 AA14 AA15 AA18 AB01 CA04 CA05 CA06 CB01 CC02 CD06 CE01 FA09 4J038 EA011 HA216 HA446 KA20 MA08 MA14 PA07 PC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子バインダー成分100重量部に、
    平均粒径が100nm以下の粒子成分を0.3〜10重
    量部を含有させてなるプライマー組成物。
  2. 【請求項2】 前記粒子成分の平均粒径は、50nm以
    下であることを特徴とする請求項1記載のプライマー組
    成物。
  3. 【請求項3】 前記粒子成分は、アルミナ微粒子、シリ
    カ微粒子、ジルコニア微粒子からなる群から選ばれた1
    種若しくは2種以上であることを特徴とする請求項1又
    は2記載のプライマー組成物。
  4. 【請求項4】 前記高分子バインダーとして、水系バイ
    ンダー組成物を用いたことを特徴とする請求項1又は2
    記載のプライマー組成物。
  5. 【請求項5】 前記粒子成分として、水分散系粒子組成
    物を用いたことを特徴とする請求項1又は2記載のプラ
    イマー組成物。
  6. 【請求項6】 テープ状若しくはシート状の基材の少な
    くとも片面に積層されたプライマー層と、当該プライマ
    ー層に積層された粘着剤層を有する医療用粘着テープ若
    しくはシートであって、 前記プライマー層は、請求項1、2、3、4又は5記載
    のプライマー組成物からなることを特徴とする医療用粘
    着テープ若しくはシート。
  7. 【請求項7】 前記基材は、エチレン/酢酸ビニル共重
    合体であることを特徴とする請求項6記載の医療用粘着
    テープ若しくはシート。
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