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JP2000314385A - 給油式スクリュー圧縮機 - Google Patents

給油式スクリュー圧縮機

Info

Publication number
JP2000314385A
JP2000314385A JP11125567A JP12556799A JP2000314385A JP 2000314385 A JP2000314385 A JP 2000314385A JP 11125567 A JP11125567 A JP 11125567A JP 12556799 A JP12556799 A JP 12556799A JP 2000314385 A JP2000314385 A JP 2000314385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
bearing
suction
side bearing
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11125567A
Other languages
English (en)
Inventor
Riichi Uchida
利一 内田
Shin Kurita
慎 栗田
Masakazu Aoki
優和 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11125567A priority Critical patent/JP2000314385A/ja
Publication of JP2000314385A publication Critical patent/JP2000314385A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】吐出側及び吸込側軸受とも一定温度で給油して
いるため、吸込側軸受温度は吐出側軸受に比べ低く、吸
込側軸受の摩擦損失動力が高めであった。 【解決手段】吐出側軸受室と吸込側軸受給油孔を配管な
どで連結し、吐出側軸受から高温となった排油を吸込側
軸受へ供給する。吸込側軸受での油粘度を高め、吸込側
軸受の摩擦損失動力を低減させ、さらには圧縮機効率を
高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータ室内に油を噴
射する給油式スクリュー圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の給油式スクリュー圧縮機は実開昭
60−118390号記載のように、ケーシング内に雌雄一対の
スクリューロータを収め、オイルクーラで冷却した油を
ロータ室及び軸受に供給する。
【0003】ロータ室への給油は圧縮中のガスの冷却,
ロータ周りのすきまシール,ロータ接触回転の潤滑のた
めのもので、圧縮機から吐出した油と高圧ガスはオイル
セパレータで分離し、分離油は圧縮機本体側へと再循環
する。分離油の循環は油溜めを有するレシーバタンクと
ロータ室及び軸受位置での圧力差で行い、軸受からの排
油は吸込側及び吐出側共に吸い込み完了位置近傍のロー
タ室へ回収する。
【0004】給油式圧縮機でのロータ室及び軸受への油
はオイルクーラ出口で分岐するため、一定温度で給油す
る。また、圧縮機の性能を維持するため、給油温度は6
0℃程度である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧力比=8の空気圧縮
機においては、圧縮本体への給油温度は約60℃、油と
空気量の単位時間当たりの重量比は10:1程度で、吐
出温度は約75℃となる。このとき軸受温度は吐出側で
約70℃,吸込側で約60℃で、軸受温度は熱容量の大
きなロータに影響される。運転時の吸込側ロータ温度は
吸込温度である大気温度程度(≒20℃),吐出側ロー
タ温度は吐出温度程度(≒75℃)で、このロータ温度
が軸受温度に影響される。通常、軸受の信頼性の目安と
して軸受温度の上限を抑えており、吸込側軸受温度は余
裕がある。
【0006】圧縮機の効率向上を図るには機械損失を低
減することが必要で、そのためには軸受の摩擦損失動力
を低減することである。軸受の摩擦損失動力は軸受での
油粘度に影響し、粘度が小さいほど軸受の摩擦損失動力
が小さくなる。しかしながら、従来の技術では吐出側及
び吸込側軸受とも一定温度で給油しているため、吸込側
軸受温度は吐出側軸受に比べ低く、吸込側軸受の摩擦損
失動力が高めであった。
【0007】本発明は前記した従来技術の問題点を解決
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、吸込側軸受
と吐出側軸受の温度をほぼ同じくするため、吐出側軸受
室と吸込側軸受給油孔を配管などで連結し、吐出側軸受
から高温となった排油を吸込側軸受へ供給する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1,図2を参照して説明する。
【0010】図1に本発明の給油式スクリュー圧縮機の
全体構成を示す。圧縮機本体1の吐出側は配管2によっ
てレシーバタンク3と連結され、さらにレシーバタンク
3の上部からはオイルセパレータ4,アフタークーラ5
の順に配管6,7によってそれぞれ連結されている。レ
シーバタンク3の下部は油溜めになっており、オイルク
ーラ8を介し、圧縮機本体1と連結されている。連結は
配管9,10による。圧縮機本体1のケーシングはMケ
ーシング11とDケーシング12とからなり、Mケーシ
ング11には雄ロータ13と雌ロータ14が噛み合って
収まっている。雄,雌ロータ13,14の両端は吸込側
ラジアル軸受15a,15b及び吐出側ラジアル軸受1
6a,16bで支持され、吐出側にはスラスト荷重を受
けるスラスト軸受17a,17bを設けている。吐出側
軸受16a,16b,17a,17bはDカバー18,
吸込側軸受15a,15bはSカバー19で被われ、吸
込側雄ロータ13軸には外部と遮断するメカニカルシー
ル20が設けてある。
【0011】Mケーシング11にはロータ給油孔21,
吸込側軸受給油孔22,排油孔23、及び吸込口24,
Dケーシング12には吐出側軸受給油孔25a,25
b,吐出口26が形成され、Sカバー19にはメカニカ
ルシール給油孔27,Dカバー18には排油孔28が形
成されている。
【0012】次に、このように構成された給油式スクリ
ュー圧縮機の動作について説明する。雄ロータ13がモ
ータなどによって駆動されると、雄ロータ13と噛み合
う雌ロータ14も回転する。
【0013】これにより吸込口24から空気は吸い込
み、さらに圧縮を行う。圧縮中は給油孔21から油を噴
射し、圧縮過程を等温圧縮に近づける。圧縮機1から吐
出した空気には多量の油が含まれており、レシーバタン
ク3で空気と油の一次分離を行う。さらにオイルセパレ
ータ4で空気と油の二次分離を行い、アフタークーラ5
で高圧空気を冷却し、油のないクリーンな高圧空気とし
て使用される。
【0014】レシーバタンク3での空気と油の一次分離
によって分離された油は重力で落下する。レシーバタン
ク3の下部は油溜めとなっており、レシーバタンク圧と
圧縮機本体給油位置との圧力差で圧縮機本体1へ給油さ
れる。圧力比=8の空気圧縮機においては、給油温度約
60℃、油と空気量の単位時間当たりの重量比を10:
1程度で、吐出温度は75℃程度となる。レシーバタン
ク3での油溜めの油温は吐出温度の約75℃で、オイル
クーラ8通過後の油温度は約60℃となる。
【0015】圧縮本体1への給油は配管10aからロー
タ給油孔21を介してのロータ室29への給油と、配管
10bから軸受給油孔25を介しての吐出側軸受16,
17への給油,配管10cから給油孔27を介してのメ
カニカルシール20への給油とがある。吐出側軸受1
6,17への給油は吐出側での軸封30a,30bも兼
ねており、軸受16,17を通過後、Dカバー18内に
排出される。この油は戻り管31を通って吸込側軸受給
油孔22に導き、吸込側軸受15通過後、吸込み行程の
ロータ室29へ回収される。
【0016】このように吸込側軸受15への給油温度は
吐出側軸受16,17への給油温度に比べ高いが、ロー
タ温度の影響(吐出側で高く,吸込側で低い)を及ぼ
し、吐出側軸受16,17及び吸込側軸受15の温度は
同程度となる。したがって、従来の給油系に比べ、吸込
側軸受15での油粘度を高めることができ、吸込側軸受
15の摩擦損失動力を低減することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば吐出側軸受の排油を十分
に回収することができ、軸受の信頼性を損なうことな
く、吸込側軸受での油粘度を高め、吸込側軸受の摩擦損
失動力を低減させ、さらには圧縮機効率を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給油式スクリュー圧縮機の縦断面図と
全体構成を示す図。
【図2】本発明の給油式スクリュー圧縮機の横断面図。
【符号の説明】
15…吸込側ラジアル軸受、16…吐出側ラジアル軸
受、17…吐出側スラスト軸受、21…ロータ給油孔、
22…吸込側軸受給油孔、23,28…排油孔、25…
吐出側軸受給油孔、31…戻り管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 優和 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所産業機器グループ内 Fターム(参考) 3H029 AA03 AA15 AA21 AB02 BB12 BB35 BB42 CC17 CC22 CC33 CC44

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に雌雄一対のスクリューロー
    タを収め、ケーシングの一方に吸込口,他方に吐出口を
    形成し、スクリューロータの両端を軸受で支持した給油
    式スクリュー圧縮機において、吐出側軸受室と吸込側軸
    受給油孔を通路で連結したことを特徴とした給油式スク
    リュー圧縮機。
JP11125567A 1999-05-06 1999-05-06 給油式スクリュー圧縮機 Pending JP2000314385A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11125567A JP2000314385A (ja) 1999-05-06 1999-05-06 給油式スクリュー圧縮機

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JP2000314385A true JP2000314385A (ja) 2000-11-14

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ID=14913399

Family Applications (1)

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JP11125567A Pending JP2000314385A (ja) 1999-05-06 1999-05-06 給油式スクリュー圧縮機

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1014642A3 (nl) * 2002-02-14 2004-02-03 Atlas Copco Airpower Nv Oliegeinjecteerd schroefcompressorelement.
JP2005308330A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Kobe Steel Ltd スクリュ冷凍装置
JP2009293593A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Mitsubishi Electric Corp スクリュー圧縮機およびそのメンテナンス方法
CN114412785A (zh) * 2022-03-28 2022-04-29 天津捷盛东辉保鲜科技有限公司 宽温域恒温转子型双螺杆制冷压缩机

Cited By (5)

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