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JP2000313838A - 塗料用組成物 - Google Patents

塗料用組成物

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Publication number
JP2000313838A
JP2000313838A JP11121413A JP12141399A JP2000313838A JP 2000313838 A JP2000313838 A JP 2000313838A JP 11121413 A JP11121413 A JP 11121413A JP 12141399 A JP12141399 A JP 12141399A JP 2000313838 A JP2000313838 A JP 2000313838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
coating composition
meth
coating
hydrolyzable silyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11121413A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Iida
晃人 飯田
Hiroshi Inukai
宏 犬飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP11121413A priority Critical patent/JP2000313838A/ja
Publication of JP2000313838A publication Critical patent/JP2000313838A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐汚染性、耐候性に優れると共に、ポットライ
フに優れ、かつ、プライマーとの密着性に優れた塗料用
組成物を提供する。 【解決手段】下記(A)〜(D)を必須成分とする塗料
用組成物。 (A)加水分解性シリル基を含有する含フッ素共重合体 (B)エポキシ基含有化合物と第1級あるいは第2級ア
ミン類との反応物 (C)硬化触媒 (D)有機溶剤

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶剤型の塗料用組
成物に関するものであり、特に、耐汚染性および耐候性
に優れるフッ素系塗料用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高耐候性の建築塗料用樹脂として
溶剤可溶型フッ素塗料が用いられており、特に、溶剤可
溶型フッ素塗料の中でも湿気架橋可能な樹脂として加水
分解性シリル基を含有する樹脂が用いられている。この
湿気架橋可能な樹脂として、例えば、フルオロオレフィ
ン、ビニルエーテル、加水分解性シリル基を有するオレ
フィン性単量体を共重合させた含フッ素共重合体が開示
されている(特公平1−16405号公報)。この共重
合体から調製された塗料は優れた耐候性を有するものの
基材に対する密着性が劣っているため、塗装する際のプ
ライマー(下塗り材)の選択の幅が狭いという問題があ
る。一方、プライマーへの密着性を向上させる方法とし
て、有機シリケートを配合する方法(特公昭63−32
826号公報)、エポキシ基を有するシラン化合物を配
合する方法(特公昭63−25029号公報)、アミン
化合物を配合する方法(特開平9−157586号公
報、特開平10−168386号公報)が開示されてい
る。しかしながら、上記のいずれの方法も、プライマー
を塗装してから、フッ素塗料を塗装する間隔が数日間で
あれば問題ないが、塗装間隔が長くなるほど(即ち、プ
ライマーの硬化が進行するほど)、密着しにくくなると
いう問題がある。また、プライマーに弱溶剤型プライマ
ーを用いた時には、上記の方法では改良効果は僅かであ
ることがわかった。さらに、塗膜を低汚染化するために
アルコキシシランの加水分解縮合物を塗料に添加する必
要があるが(特開平7−48540号公報)、この場
合、密着性はさらに低下する。また、アミン化合物を添
加する方法では、塗料組成物を配合してからの可使時間
が極端に短くなるという問題もある。したがって、プラ
イマーを塗装してから長時間経過してトップコートを塗
装した場合や、アルコキシシランの加水分解縮合物を添
加した際にも、密着性の低下しない塗料用組成物で、ポ
ットライフの低下しないものが望まれている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐
汚染性、耐候性に優れると共に、ポットライフに優れ、
かつ、プライマーとの密着性に優れた塗料用組成物を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決すべく鋭意検討した結果、加水分解性シリル基
を有する含フッ素共重合体に、エポキシ基含有化合物と
アミン類との反応物が、プライマーを塗装して十分な時
間が経過して後で塗装した場合にも良好な密着性が得ら
れること、およびポットライフに優れることを見出し、
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、下記
(A)〜(D)を必須成分とする塗料用組成物である。 (A)加水分解性シリル基を含有する含フッ素共重合体 (B)エポキシ基含有化合物と第1級あるいは第2級ア
ミン類との反応物 (C)硬化触媒 (D)有機溶剤
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳し
く説明する。本発明における(A)加水分解性シリル基
を含有する含フッ素共重合体は、フルオロオレフィン単
量体単位と加水分解性シリル基を有するオレフィン性単
量体単位を必須成分として構成される共重合体である。
フルオロオレフィンとしては、テトラフルオロエチレ
ン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロ
ピレン、ジクロロジフルオロエチレン、トリフルオロエ
チレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニルおよびパーフ
ルオロ(アルキルビニルエーテル)などが例示される。
これらの中でも、重合性の面よりテトラフルオロエチレ
ン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロ
ピレンおよびトリフルオロエチレンが好ましく、テトラ
フルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレンおよび
トリフルオロエチレンがより好ましい。
【0006】また、加水分解性シリル基を有するオレフ
ィン性単量体は、下記式(1)で示される化合物であ
る。 R−SiXn3-n (1) (Rはオレフィン性不飽和結合を有する基、Xは炭素数
1〜20のアルキル基を示し、Yは加水分解可能な基で
あり、nは0〜2までの整数である。なお、X,Yが複
数ある場合は、同じ物であっても、異なったものであっ
ても良い) Rの具体例としてはビニル基、アリル基、ブテニル基、
ビニロキシ基、アリロキシ基、アクリロイル基、メタク
リロイル基、CH2=CHO(CH23−、CH2=C
HCOO(CH23−、CH2=CHOCO(CH23
−、CH2=C(CH3)COO(CH23−、CH2
C(CH3)COO(CH22−O−(CH23−等が
挙げられ、これらの中でもビニル基が好ましい。Xとし
てはメチル基、エチル基、プロピル基、オクチル基、オ
クタデシル基等が挙げられる。Yとしてはアルコキシ
基、アミノ基、アシロキシ基、フェノキシ基、メルカプ
ト基およびイミノオキシ基などの加水分解性基が挙げら
れ、これらの中でも、アルコキシ基が特に好ましい。そ
の具体例としてメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、ブトキシ基、メトキシエトキシ基等が挙げられ、こ
れらの中でも、メトキシ基およびエトキシ基が好まし
い。
【0007】前記加水分解性シリル基を有するオレフィ
ン性単量体の具体例として、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリプロポキシ
シラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルジメチ
ルメトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキ
シ)シラン、トリメトキシシリルエチルビニルエーテ
ル、トリメトキシシリルブチルビニルエーテル、メチル
ジメトキシシリルエチルビニルエーテル、トリメトキシ
シリルプロピルビニルエーテル、ビニルトリイソプロペ
ニルオキシシラン、ビニルメチルジイソプロペニルオキ
シシラン、トリイソプロペニルオキシシリルエチルビニ
ルエーテル、トリイソプロペニルオキシシリルプロピル
ビニルエーテル、トリイソプロペニルオキシシリルブチ
ルビニルエーテル、ビニルトリス(ジメチルイミノオキ
シ)シラン、ビニルトリス(メチルエチルイミノオキ
シ)シラン、ビニルメチルビス(ジメチルイミノオキ
シ)シラン、ビニルジメチル(ジメチルイミノオキシ)
シラン、トリス(ジメチルイミノオキシ)シリルエチル
ビニルエーテル、メチルビス(ジメチルイミノオキシ)
シリルエチルビニルエーテル、トリス(ジメチルイミノ
オキシ)シリルブチルビニルエーテル、γ−(メタ)ア
クリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルメチルジ
エトキシシランおよびγ−(メタ)アクリロイルオキシ
プロピルトリイソプロペニルオキシシラン等が挙げられ
る。
【0008】上記必須単量体の他に、前記(A)含フッ
素共重合体には、有機溶剤への溶解性、架橋塗膜の柔軟
性の点から、その他のオレフィン性単量体を共重合させ
ることが好ましく、これらの単量体としては、(メタ)
アクリル酸エステル類;ビニルエステル類;ビニルエー
テル類などが挙げられる。これらの中でも、プライマー
への密着性、(B)エポキシ基含有化合物とアミン類の
反応物、および(C)硬化触媒を配合した後の可使時間
が長い点で(メタ)アクリル酸エステル類が好ましい。
【0009】(メタ)アクリル酸エステル類としては、
エステル鎖として炭素数1〜20のアルキル基、シクロ
アルキル基、ハロゲン含有アルキル基を有するものが好
ましく、物性を損なわない範囲で、エステル鎖に酸素、
窒素、硫黄などの原子を含んでも良い。例えば、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソ
プロピルエステル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メ
タ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸s−ブ
チル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリ
ル酸ネオペンチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘ
キシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アク
リル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メ
タ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸シクロ
ヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)
アクリル酸トリシクロデシニル、(メタ)アクリル酸テ
トラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸4−メチル
シクロヘキシルメチル、アクリル酸メトキシエチル、
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)ア
クリル酸クロロエチルエステル、(メタ)アクリル酸ト
リフルオロエチルおよび(メタ)アクリル酸ペンタフル
オロプロピル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル
類が挙げられ、これらの単量体を単独または数種類混合
して使用する。これらの中でも、フルオロオレフィンと
の重合性、共重合体の柔軟性などの理由によりアクリル
酸アルキルエステル類の使用が好ましい。
【0010】ビニルエステル類としては、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、カプロン酸ビニル、ピバリン酸ビ
ニル、ヴェオバ−9(シェル化学製)、シクロヘキサン
カルボン酸ビニルおよび安息香酸ビニルなどのカルボン
酸ビニルエステル類が例示される。
【0011】ビニルエーテル類としては、メチルビニル
エーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニル
エーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチルビ
ニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、t−ブチル
ビニルエーテル、n−ペンチルビニルエーテル、ヘキシ
ルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテル、2−
エチルヘキシルビニルエーテル、クロロメチルビニルエ
ーテル、クロロエチルビニルエーテル等のアルキルビニ
ルエーテル類または置換アルキルビニルエーテル類;シ
クロペンチルブニルエーテル、シクロヘキシルビニルエ
ーテル等のシクロアルキルビニルエーテル類が挙げられ
る。
【0012】また、前記含フッ素共重合体にはエチレ
ン、プロピレン、イソブチレンなどのα−オレフィン
類、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどのクロロエチレン
類を物性を損なわない範囲で共重合させることができ
る。さらに、前記含フッ素共重合体には、水酸基、エポ
キシ基、カルボキシル基などの官能基を有する単量体単
位を含んでいても良い。水酸基含有単量体としては、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸
4−ヒドロキシブチル、2−ヒドロキシエチルビニルエ
ーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、アリル
アルコール、ケイ皮アルコール、Nーメチロール(メ
タ)アクリルアミド、クロトン酸2−ヒドロキシエチル
およびクロトン酸4−ヒドロキシブチル等の水酸基含有
単量体の他、これらの水酸基を含有する単量体にε−カ
プロラクタム、エチレンオキシドを開環付加させた化合
物、または、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、クロトン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸とエ
チレングリコール、エチレンオキシド、プロピレングリ
コール、プロピレンオキシド、ブチレングリコール、シ
クロヘキサンジメタノール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン等の多価アルコールとの反応物である単量体
が例示される。エポキシ基を有する単量体としては、
(メタ)アクリル酸グリシジルおよびアリルグリシジル
エーテル等が挙げられる。カルボキシル基を有する単量
体としては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸およびクロトン酸等が挙げられる。
【0013】本発明における含フッ素共重合体は有機溶
剤への溶解性、硬化塗膜の耐候性、柔軟性、耐汚染性、
基材への密着性のバランスから上記必須構成単量体合計
量を基準とする割合が、フルオロオレフィン(a):7
〜70モル%、加水分解性シリル基を有するオレフィン
性単量体(b):1〜20モル%、その他の単量体
(c):20〜80モル%の範囲であることが好まし
い。さらに好ましい範囲は(a):20〜60モル%、
(b):2〜10モル%、(c):30〜75モル%で
ある。また、前記記載の物性を損なわない範囲で含有で
きる単量体(d)はその他の単量体(c)の一部に置き
換えて0〜30モル%の範囲で用いることができる。
(a)が70モル%を越えると含フッ素共重合体の有機
溶剤に対する溶解性が低下し、また7モル%未満では耐
候性が低下する。また、(b)が1モル%未満である
と、架橋点が少ないため塗料から形成させる膜の強度、
耐溶剤性が低下する。一方、20モル%を越えると、共
重合体の安定性が低下する。(c)が20モル%未満で
あると(B)エポキシ基含有化合物とアミン類の反応物
を添加した際の密着性向上の効果が減少し、また、80
モル%を越えると相対してフルオロオレフィンの割合が
減少し耐候性が低下する。
【0014】含フッ素共重合体の分子量はゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィー(GPC)による数平均分
子量(ポリスチレン換算)で1,000〜10万の範囲
であることが好ましい。また、ガラス転移温度(Tg)
は−20℃〜60℃であることが好ましい。
【0015】含フッ素共重合体は、ラジカル発生型重合
開始剤の存在下、前記単量体を共重合させる方法で製造
できる。重合方法は、有機溶剤中での溶液重合など通常
の方法が採用可能である。ラジカル発生型重合開始剤と
しては、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、te
rt−ブチルパーオキシピバレート、ベンゾイルパーオキ
サイド、ラウロイルパーオキサイド等の過酸化物、アゾ
ビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリル
等のアゾ化合物、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム
等の無機過酸化物が使用でき、これらの開始剤は全モノ
マー量に対し0.0001〜10モル%の範囲で使用す
ることが好ましい。乳化重合の場合、乳化剤としては、
パーフルオロオクタノイックアシドカリウム塩やアンモ
ニウム塩、パーフルオロオクタンスルホン酸アンモニウ
ム塩、高級アルコール硫酸エステルナトリウム塩、ポリ
エチレングリコールエーテル等が例示され、これらの乳
化剤は全モノマー量100重量部に対し0.1〜50重
量部で使用することが好ましい。
【0016】溶液重合における有機溶媒としては、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル類;n−
ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類;トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素化合物;酢酸エチル、酢酸
ブチル等のエステル類;アセトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン類;エタノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール、n−ブチルセロソルブ
等のアルコール類;1,1,2−トリクロロ1,2,2
−トリフルオロエチレン等のフロン類等が挙げられ、こ
れらの1種または2種以上を用いることができる。有機
溶剤の使用量は全モノマー量100部に対し20〜20
0部で用いることが好ましい。
【0017】重合条件としては、特に限定されないが、
好適な重合温度は20〜100℃であり、好適な圧力は
1〜200kg/cm2であり、好適な重合時間は3〜40
時間である。重合に使用する単量体は、その全量を初期
にバッチ仕込みしてもよいし、重合の進行と共に一部の
単量体を逐次添加してもよい。また、必要により、pH
調整剤として、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、ハ
イドロタルサイト、陰イオン交換樹脂等を加えてもよ
い。
【0018】本発明における必須成分(B)はエポキシ
基含有化合物と第1級あるいは第2級アミン類との反応
物であり、反応として付加反応が起こると推定してい
る。エポキシ基含有化合物としては、1,2−エポキシ
ブタン、1,2−エポキシシクロヘキサン、1、2−エ
ポキシ−4−グリシジルシクロヘキサン、エピオールシ
リーズ{日本油脂(株)のエポキシ基含有化合物}、
1,2−ジグリシジルフタレート、1,4−ジグリシジ
ルフタレートなどが挙げられる。また、γ−グリシジド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメ
チルジエトキシシランおよびβ−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシ
基含有シランカップリング剤も使用可能である。これら
のエポキシ基含有化合物は単独、あるいは複数併用で用
いることができる。
【0019】第1級あるいは第2級アミン類としては、
エチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、
ブチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、シク
ロヘキシルアミン、アニリン、ヘキサメチレンジアミン
およびエチレンジアミン等の第1級アミン類、ジメチル
アミン、ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ジブ
チルアミンおよびモルホリン等の第2級アミン類、エタ
ノールアミン、ジエタノールアミン等の水酸基含有アミ
ン類、アミノメチルトリエトキシシラン、N−β(アミ
ノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N
−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシ
シランおよびγ−アミノプロピルトリエトキシシラン等
のアミノ基含有シランカップリング剤が挙げられ、これ
らのアミン類は単独、あるいは複数併用して用いること
ができる。これらの中でも、密着性改良効果の大きいこ
とから、エポキシ基含有化合物およびアミン類のいずれ
か一方が、加水分解性シリル基も併有するカップリング
剤であることが好ましく、特に、ポットライフが短くな
らない点でエポキシ基含有化合物がエポキシ基含有シラ
ンカップリング剤であることが好ましい。
【0020】エポキシ基含有化合物とアミン類の反応
は、無溶剤下あるいは有機溶剤中で所定量のエポキシ基
含有化合物とアミン類を加熱しながら混合することで行
なうことができる。エポキシ基含有化合物とアミン類の
混合割合は、第1級アミンの場合、エポキシ基とアミン
のNH2基がモル比で1/1〜4/1の範囲であること
が好ましい。第2級アミン類の場合も同様に、エポキシ
基とアミンのNH基がモル比で1/1〜2/1の範囲と
なることが好ましい。但し、第1級アミンを使用した場
合は、未反応のNH2が残ると含フッ素共重合体と混合
した時のポットライフが低下するため、反応はエポキシ
基を当量より多く仕込むのが好ましい。また、未反応の
第1級アミン類の量は少ないほど好ましく、具体的に
は、組成物における含フッ素共重合体100重量部に対
する未反応第1級アミン類が1.0重量部以下であるこ
とが好ましい。
【0021】前記(B)の配合割合は、含フッ素共重合
体100重量部に対し、0.1〜10重量部であること
が好ましく、さらに好ましくは0.5〜5重量部であ
る。(B)の割合が0.1重量部以下であると弱溶剤型
プライマーへの密着性は改良できず、一方、10重量部
を越えるとポットライフが低下し、更に耐候性が低下す
る恐れがある。
【0022】本発明における塗料用組成物は、塗装時に
(C)硬化触媒を配合する2液型塗料の形態をとる。硬
化触媒としては、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉛、
オクチル酸カルシウム、オクチル酸鉛、オクチル酸亜
鉛、オクチル酸コバルト、テトラプロピルチタネート、
テトラブチルチタネート、ジブチル錫ジラウレート、ジ
オクチル錫ジラウレート、ジクロロジブチル錫、ジブチ
ル錫ジアセテートおよびトリエチル錫モノステアレート
などの有機錫化合物が例示される。硬化触媒の使用量は
含フッ素共重合体100重量部当たり20ppm〜5%
であることが好ましく、100ppm〜1%がさらに好
ましい。
【0023】また、(D)有機溶剤としては、含フッ素
共重合体を溶解する有機溶剤であれば特に限定はなく、
具体的にはトルエン、キシレン、ソルベッソ等の芳香族
溶剤;n−ヘプタン、n−ヘキサン、n−ペンタン、n
−オクタン、n−ノナン、n−デカン、n−ウンデカ
ン、テルピン油、ミネラルスピリット、HAWS(シェ
ル化学製の脂肪族炭化水素を主成分とした溶剤)、ナフ
サNo6,ナフサNo5(いずれもエクソン社製の脂肪
族炭化水素を主成分とした溶剤)、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸イソブチル等のエステル類;メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メ
チルアミルケトン、エチルアミルケトン等のケトン類;
n−ブタノール、i−プロパノール等のアルコール類;
メチルセロソルブ、n−ブチルセロソルブ、n−ブチル
セロソルブアセテート等のセロソルブ系、プロピレンブ
リコールモノメチルエーテル、プロピレンブリコールモ
ノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート等のプロピレングリコール系溶剤等が
挙げられ、これらの有機溶剤は単独あるいは併用し用い
ることができる。なお、本発明における塗料組成物のプ
ライマーとして、弱溶剤型のプライマーを用いる場合に
は塗料組成物の有機溶剤として石油系溶剤を用いること
が好ましい。
【0024】本発明における塗料組成物には、耐汚染性
を発現させるために、アルコキシシランの加水分解縮合
物を添加することが好ましい。アルコキシシランの加水
分解縮合物は、加水分解性のアルコキシ基を1分子中に
2個以上有するアルコキシシランの加水分解縮合物であ
り、縮合度は耐汚染性、含フッ素樹脂との相溶性から2
〜10程度であることが好ましい。かかる化合物として
は例えば、コルコート社からES40(テトラエトキシ
シランの平均約5量体の縮合物)、MS51(テトラメ
トキシシランの平均約4量体の縮合物)等として市販さ
れているものを用いることができる。また、特開平8−
176304号公報、特開平8−113755号公報お
よび特開平9−31399号公報に記載の方法で合成し
たものを使用することができる。アルコキシシランの加
水分解縮合物の配合割合は含フッ素樹脂100重量部あ
たりアルコキシシランの加水分解縮合溶液の固形分で2
〜100重量部であり、好ましくは5〜80重量部であ
る。アルコキシシラン縮合物の割合が2重量部以下では
耐汚染性は向上せず、100重量部を越えると形成させ
る塗膜が脆くなる。
【0025】本発明における塗料用組成物は必須成分
(C)の硬化触媒を添加する前の保存安定性を向上させ
る目的でオルト酸エステル類を添加しても良い。オルト
酸エステルとは、一般式RC(OR’)3(R:水素原
子、メチル基、エチル基;R’:炭素数1〜3のアルキ
ル基)で示される化合物である。具体的には、オルト蟻
酸トリメチル、オルト蟻酸トリエチル、オルト蟻酸トリ
プロピル、オルト酢酸トリメチル、オルト酢酸トリエチ
ル、オルト酢酸トリプロピル、オルトプロピオン酸トリ
メチル、オルトプロピオン酸トリエチル、オルトプロピ
オン酸トリプロピル等が挙げられる。オルト酸エステル
を添加することで、本組成物の保存安定性は向上し、そ
の添加量は組成物中の含フッ素共重合体とアルコキシシ
ランの加水分解物の総量100重量部に対し、0.5〜
30重量部であることが望ましい。0.5重量部未満で
あると、保存安定性向上の効果はなく(もしくは僅かに
あるのみ)、また、30重量部以上添加しても効果は変
わらない。
【0026】本発明における塗料用組成物は弱溶剤型プ
ライマーへの密着性に特に優れるものである。弱溶剤型
プライマーとは、石油系溶剤に溶解、もしくは分散させ
た樹脂から調製した塗料のことである。そのような塗料
としては、弱溶剤可溶型アクリルウレタン塗料、弱溶剤
分散型アクリルウレタン塗料、弱溶剤可溶型エポキシ塗
料、弱溶剤分散型エポキシ塗料、弱溶剤可溶エポキシ塗
料でケチミン硬化剤を用いるタイプ、弱溶剤分散型エポ
キシ塗料でケチミン硬化剤を用いるタイプ、弱溶剤可溶
型アルキド塗料、弱溶剤分散型ウレタン塗料、弱溶剤分
散型アクリルシリコン塗料、弱溶剤可溶型アクリルシリ
コン塗料、弱溶剤可溶型フッ素塗料および弱溶剤分散型
フッ素塗料等が挙げられる。
【0027】また、本発明における塗料用組成物には、
顔料、紫外線吸収剤、光安定剤、流動調整剤、レベリン
グ剤、スリップ剤、分散剤、色分かれ防止剤、酸化防止
剤、他のシランカップリング剤等の添加剤を加えること
ができる。顔料として例えば、酸化チタン、べんがら、
焼成顔料およびパール顔料等の無機顔料、フタロシアニ
ンブルー、フタロシアニングリーン、キナクリドンレッ
ド、ペリレン、イソインドリノンおよびカーボンブラッ
ク等の有機顔料、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の体
積顔料、アルミフレーク、ステンレスフレーク等のメタ
リック顔料が挙げられる。また、艶消し剤として、ポリ
エチレンワックス、ポリプロピレンワックス、シリカ系
艶消し剤を添加することもできる。紫外線吸収剤はベン
ゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、蓚
酸アニリド系化合物等の有機系紫外線吸収剤、超微粒子
酸化チタン、酸化セリウム等の無機系紫外線吸収剤が使
用できる。
【0028】本発明における塗料用組成物は、スプレー
塗装、ロールコーター、はけ塗り等によって各種有機塗
膜上に塗装することができるが、基材に直接塗布するこ
ともできる。塗布可能な基材としては、金属、プラスチ
ック、木材、紙、セラミック、セメント系基材等に直接
塗装することができる。金属としては、SUS、アル
ミ、亜鉛鋼板等がある。プラスチックとしては、AB
S、FRP、PC、硬質PVC、ベークライト、エポキ
シ、ポリアクリル、ポリウレタン等が挙げられ、セメン
ト系基材としては、モルタル、コンクリート等が挙げら
れる。なお、塗装膜厚は乾燥時10〜100μmである
ことが好ましい。塗料用組成物の塗装の方法としては、
基材との密着性が向上するという理由から、弱溶剤型プ
ライマー上に前記塗料用組成物を塗装する方法が好適で
ある。
【0029】
【実施例】以下に実施例を挙げて具体的に説明する。 (顔料分散液の調製)クロロトリフルオロエチレン(以
下、CTFEという)/アクリル酸シクロヘキシル(以
下、CHAという)/ビニルトリメトキシシラン(以
下、VMSという)からなり、その構成比が38/57
/5(モル%)であり、数平均分子量Mn=14,00
0である加水分解性シリル基を含有する含フッ素共重合
体(F−1)の酢酸ブチルの60重量%溶液を用いて、
以下の配合を行い、ペイントコンディショナーで顔料分
散した後、ガラスビーズを濾過し白色分散液(W−1)
を調製した。 F−1の60%酢酸ブチル溶液 62.0g 酸化チタン{石原産業(株):CR95} 24.8g 分散剤(ビックケミー社:Disperbyk110) 0.3g ナフサNo6 11.0g オルト蟻酸トリメチル 1.9g ガラスビーズ 80.0g
【0030】含フッ素共重合体として、CTFE/アク
リル酸ブチル(以下、BAという)/CHA/VMSか
らなり、その組成比が42/5/48/5(モル%)で
Mn=13,000である共重合体(F−2)のナフサ
No6/酢酸ブチル=9/1の混合溶剤の60重量%溶
液を用いた以外は、上記と同じ配合で白色分散(W−
2)を調製した。
【0031】(エポキシ基含有化合物とアミン類の反応
物の合成) 合成例1 エピオールNPG−100{商品名:日本油脂(株)
製、ネオペンチルグチコールのジグリシジルエーテル)
21.6g(エポキシ基として0.2mol)、ジブチ
ルアミン 20.6g(0.16mol)、HAWS
29.5g、酢酸ブチル 12.7gを窒素気流下で8
0℃で8時間反応させ、付加物(A−1)を製造した。
仕込みエポキシ基とアミノ基のモル比は1.25/1で
あった。ガスクロマトグラフィーによるジブチルアミン
の反応率は80モル%であった(組成物中の未反応アミ
ンは4.9重量%である)。反応生成物は単離せずその
まま用いた。
【0032】合成例2 エピオールNPG−100 21.6g(エポキシ基と
して0.2mol)、ヘプチルアミン 15.0g
(0.13mol)、ナフサNo6 25.6g、酢酸
ブチル 9.9gを合成例1と同様の反応条件で反応さ
せ反応物を得た(A−2)。エポキシ基とアミノ基の仕
込みモル比は1.54/1であった。ガスクロマトグラ
フィーによるヘプチルアミンの反応率は90モル%であ
り(組成物中の未反応アミンは2.0重量%である)、
反応生成物は単離せずそのまま用いた。
【0033】合成例3 A−187{商品名:日本ユニカ(株)製、エポキシ基含
有シランカップリング材) 21.7g、(エポキシ基
として0.1モル)、エピオールE−400(商品名:
日本油脂(株)製、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル) 10.4g(エポキシ基として0.06モ
ル)、ヘプチルアミン 17.2g(0.15モル)、
ナフサNo6 24.7g、酢酸ブチル 24.6gを
合成例1と同様の反応条件で反応させ反応物を得た(A
−3)。エポキシ基とアミノ基の仕込みモル比は1.0
7/1であった。ガスクロマトグラフィーによるヘプチ
ルアミンの反応率は85モル%であった(組成物中の未
反応アミンは2.6重量%である)。反応生成物は単離
せずそのまま用いた。
【0034】合成例4 A−187 21.7g(0.1モル)、A−1170
{商品名:日本ユニカー(株)製、ビス(トリエトキシ
シリルプロピル)アミン} 27.3g(0.08モ
ル)、ナフサNo6 24.5g、酢酸ブチル 24.
5gを合成例1と同様の反応条件で反応させ反応物を得
た(A−4)。エポキシ基とアミノ基の仕込みモル比は
1.25/1であった。ガスクロマトグラフィーによる
A−1170の反応率は90%であった(組成物中の未
反応アミンは2.8重量%である)。反応生成物は単離
せずそのまま用いた。
【0035】合成例5 エピオールNPG−100 23.8g(0.11モ
ル)、A−1120{商品名:日本ユニカー(株)製、
N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン} 11.1g(0.10モル)、ナフサ
No6 24.4g、酢酸ブチル 10.5gを合成例1
と同様の反応条件で反応させ反応物を得た(A−5)。
エポキシ基とアミノ基の仕込みモル比は1.1/1であ
った。ガスクロマトグラフィーによるA−1120の反
応率は90モル%であった(組成物中の未反応アミンは
1.6重量%である)。反応生成物は単離せずそのまま
用いた。
【0036】合成例6 エピオールNPG−100 10.8g(0.05モ
ル)、ブチルアミン 36.4g(0.5モル)、ナフ
サNo6 23.6g、酢酸ブチル 12.7gを合成
例1と同様の反応条件で反応させ反応物を得た(A−
6)。エポキシ基とアミノ基の仕込みモル比は1/5で
あった。スクロマトグラフィーによるブチルアミンの反
応率は16モル%であった(組成物中の未反応アミンは
32.4重量%である)。反応生成物は単離せずそのま
ま用いた。
【0037】(塗料組成物の調製) 実施例1〜7 下記表1の配合で白塗料を配合した(表1の数字は重量
を示す)。
【0038】
【表1】
【0039】比較例1〜5 下記表2の配合で白塗料を配合した(表2の数字は重量
を示す)。
【0040】
【表2】
【0041】実施例1〜7および比較例1〜5の塗料用
組成物について以下の試験を行った。その結果を下記表
3に示した。 密着性試験1 5052Pアルミ板上に関西ペイント(株)製の弱溶剤
型エポキシプライマーであるエスコマイルドを塗装する
(乾燥膜厚約30μ)。屋外にて1ケ月乾燥した後、そ
の上に実施例1〜7および比較例1〜5の組成物をスプ
レー塗装する(乾燥膜厚約30μ)。23℃、相対湿度
50%の恒温室で1週間乾燥させた後、乾燥塗膜を40
℃温水に2日間浸積する。温水から出した直後と出して
4時間放置後の塗膜について碁盤目(100目)を入れ
セロテープ剥離を行い、その結果を下記表3に示す。 密着性試験2 5052Pアルミ板上に川上塗料(株)製エポキシプラ
イマー:エトン2100を塗装する(乾燥膜厚約30
μ)。屋外にて1ケ月乾燥した後、その上に実施例1〜
7および比較例1〜5の塗料をスプレー塗装する(乾燥
膜厚約30μ)。23℃、相対湿度50%の恒温室で1
週間乾燥させた後、乾燥塗膜を40℃温水に2日間浸積
する。温水から出した直後と出して4時間放置後の塗膜
について碁盤目(100目)を入れセロテープ剥離を行
い、その結果を表3に示す。 ポットライフ 塗料組成物をポリカップに配合し、増粘し始めるまでの
時間を測定し、その結果を下記表4に示す。 耐汚染性 実施例1〜7および比較例1〜5の塗料用組成物を50
52Pアルミ板にスプレー塗装する(乾燥膜厚約30
μ)。23℃、相対湿度50%の恒温室で1週間乾燥す
る。乾燥塗膜を名古屋市南部の工業地帯に3ケ月間45
度の角度で暴露を行い、初期と試験後の明度差(ΔL)
を測定した。その結果を表4に示す。 促進耐候性 サンシャインウエザメーターをJIS K5400に準
じた条件で2,000時間試験した後の光沢保持率
(%)を測定し、この結果を表4に示す。
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【発明の効果】本発明の塗料用組成物は耐汚染性、耐候
性に優れた塗膜を与えるのみならず、ポットライフに優
れ、密着性にも優れたものであり、各種用途に利用可能
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 CD091 CD101 CD111 CD121 CD131 CG141 CH011 CL001 DB002 DL022 DL052 GA15 JA44 JA51 JA69 JB03 JB04 JB06 JB09 JC32 KA04 KA06 PA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(A)〜(D)を必須成分とする塗料
    用組成物。 (A)加水分解性シリル基を含有する含フッ素共重合体 (B)エポキシ基含有化合物と第1級あるいは第2級ア
    ミン類との反応物 (C)硬化触媒 (D)有機溶剤
  2. 【請求項2】前記(A)加水分解性シリル基を含有する
    含フッ素共重合体が、加水分解性シリル基を有するオレ
    フィン性単量体単位、(メタ)アクリル酸エステル単量
    体単位およびフルオロオレフィン単量体単位を必須構成
    単量体単位とする請求項1記載の塗料用組成物。
  3. 【請求項3】前記(A)〜(D)成分の他に、アルコキ
    シシランの加水分解縮合物を必須成分とする請求項1ま
    たは請求項2記載の塗料用組成物
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの塗料用組成物を
    弱溶剤型プライマー上に塗装することを特徴とする塗料
    の塗装方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010521551A (ja) * 2007-03-12 2010-06-24 ビー・エイ・エス・エフ、コーポレーション フルオロカーボンコーティング組成物に使用するための超分散剤
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