JP2000306492A - 電界放出型カソード、電子放出装置、および電子放出装置の製造方法 - Google Patents
電界放出型カソード、電子放出装置、および電子放出装置の製造方法Info
- Publication number
- JP2000306492A JP2000306492A JP11380599A JP11380599A JP2000306492A JP 2000306492 A JP2000306492 A JP 2000306492A JP 11380599 A JP11380599 A JP 11380599A JP 11380599 A JP11380599 A JP 11380599A JP 2000306492 A JP2000306492 A JP 2000306492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fine particles
- cathode
- electron
- thin plate
- field emission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J1/00—Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J1/02—Main electrodes
- H01J1/30—Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
- H01J1/304—Field-emissive cathodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/022—Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes
- H01J9/025—Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes of field emission cathodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2201/00—Electrodes common to discharge tubes
- H01J2201/30—Cold cathodes
- H01J2201/304—Field emission cathodes
- H01J2201/30403—Field emission cathodes characterised by the emitter shape
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S977/00—Nanotechnology
- Y10S977/902—Specified use of nanostructure
- Y10S977/932—Specified use of nanostructure for electronic or optoelectronic application
- Y10S977/939—Electron emitter, e.g. spindt emitter tip coated with nanoparticles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電界放出型カソードの電子放出部のエッジ部
を、電子照射面に対向して先鋭に形成する。 【解決手段】 電界放出型カソードKの少なくとも電子
放出部40を、導電性を有する薄板状の微粒子30が積
層された構成とし、電子放出部40の薄板状の微粒子3
0の面方向と、電子照射面とが交叉するように形成す
る。
を、電子照射面に対向して先鋭に形成する。 【解決手段】 電界放出型カソードKの少なくとも電子
放出部40を、導電性を有する薄板状の微粒子30が積
層された構成とし、電子放出部40の薄板状の微粒子3
0の面方向と、電子照射面とが交叉するように形成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界放出型カソー
ド、電子放出装置、および電子放出装置の製造方法に係
わる。
ド、電子放出装置、および電子放出装置の製造方法に係
わる。
【0002】
【従来の技術】電界放出型カソードを有する電子放出装
置、例えば平面型表示装置、すなわちパネル型表示装置
として種々のものが提案されているが、明るい画像表示
を行うものにおいては、一般に、画像形成面の蛍光面に
電子ビームを衝撃して発光させる陰極線管型構成が採ら
れている。
置、例えば平面型表示装置、すなわちパネル型表示装置
として種々のものが提案されているが、明るい画像表示
を行うものにおいては、一般に、画像形成面の蛍光面に
電子ビームを衝撃して発光させる陰極線管型構成が採ら
れている。
【0003】従来の陰極線管型構成の平面型表示装置
は、例えば、特開平1−173555号公報に提案され
ているように、複数の熱電子放出型のカソードすなわち
フィラメントが、蛍光面に対向して設けられ、このカソ
ードより発生させた熱電子および、これによる2次電子
を蛍光面に向かわしめて電子ビームを映像信号に応じて
各色の蛍光面を励起発光させるものであり、この場合に
おいては大画面化に伴って、フィラメントは多数の絵
素、すなわち蛍光面を形成する多数の赤、緑および青の
蛍光体トリオに対して共通に設けるという構成が採られ
ている。したがって、特に大画面化に伴って、そのフィ
ラメントの配置組み立てが煩雑となってしまっていた。
は、例えば、特開平1−173555号公報に提案され
ているように、複数の熱電子放出型のカソードすなわち
フィラメントが、蛍光面に対向して設けられ、このカソ
ードより発生させた熱電子および、これによる2次電子
を蛍光面に向かわしめて電子ビームを映像信号に応じて
各色の蛍光面を励起発光させるものであり、この場合に
おいては大画面化に伴って、フィラメントは多数の絵
素、すなわち蛍光面を形成する多数の赤、緑および青の
蛍光体トリオに対して共通に設けるという構成が採られ
ている。したがって、特に大画面化に伴って、そのフィ
ラメントの配置組み立てが煩雑となってしまっていた。
【0004】また、陰極線管型構成の平面型表示装置を
小型化するために、電子銃を短くしたり、電子の偏向角
を大きくしたりして奥行き寸法の短小化を図っていた
が、最近の平面型表示装置の大画面化に伴い、更に、薄
型構造の平面型表示装置の開発が望まれている。
小型化するために、電子銃を短くしたり、電子の偏向角
を大きくしたりして奥行き寸法の短小化を図っていた
が、最近の平面型表示装置の大画面化に伴い、更に、薄
型構造の平面型表示装置の開発が望まれている。
【0005】一方、従来における平面型表示装置におい
て、電界放出型カソード、いわゆる冷陰極を用いた平面
型表示装置が提案されている。このような平面型表示装
置の一例の構造について、以下、図を参照して説明す
る。
て、電界放出型カソード、いわゆる冷陰極を用いた平面
型表示装置が提案されている。このような平面型表示装
置の一例の構造について、以下、図を参照して説明す
る。
【0006】図15に示す平面型表示装置100は、蛍
光面101を有し、これに対向して電界放出型カソード
Kが配列されてなる平面型白色発光表示装置本体102
と、その蛍光面101の配置側の前面に対接ないしは対
向して配置された平面型カラーシャッター103により
構成されている。
光面101を有し、これに対向して電界放出型カソード
Kが配列されてなる平面型白色発光表示装置本体102
と、その蛍光面101の配置側の前面に対接ないしは対
向して配置された平面型カラーシャッター103により
構成されている。
【0007】表示装置本体102は、図15に示すよう
に、光透過性の前面パネル104と、背面パネル105
とが、両パネル104及び105間を所定の間隔で保持
するスペーサー(図示せず)を介して対向され、その周
縁部がガラスフリット等によって気密的に封着され、パ
ネル104および105間に偏平空間を形成している。
に、光透過性の前面パネル104と、背面パネル105
とが、両パネル104及び105間を所定の間隔で保持
するスペーサー(図示せず)を介して対向され、その周
縁部がガラスフリット等によって気密的に封着され、パ
ネル104および105間に偏平空間を形成している。
【0008】前面パネル104の内面には、アノードメ
タル層160と、予め例えば白色発光蛍光体が全面的に
塗布されて成る蛍光面101が形成され、その表面に
は、通常の陰極線管におけるように、Al膜等のメタル
バック層106が被着されて成る。
タル層160と、予め例えば白色発光蛍光体が全面的に
塗布されて成る蛍光面101が形成され、その表面に
は、通常の陰極線管におけるように、Al膜等のメタル
バック層106が被着されて成る。
【0009】一方、背面パネル105の内面には、例え
ば帯状に垂直方向に伸びる多数のカソード電極107が
平行配列されて被着形成されている。そして、これらカ
ソード電極107上に、絶縁膜108が被覆され、これ
の上にカソード電極107の延長方向と、ほぼ直交する
例えば水平方向に延長するゲート電極109が平行配列
されて成る。
ば帯状に垂直方向に伸びる多数のカソード電極107が
平行配列されて被着形成されている。そして、これらカ
ソード電極107上に、絶縁膜108が被覆され、これ
の上にカソード電極107の延長方向と、ほぼ直交する
例えば水平方向に延長するゲート電極109が平行配列
されて成る。
【0010】そして、各カソード電極107と、ゲート
電極109との互いの交叉部に、開孔110が穿設さ
れ、これら開孔110内において、カソード電極107
上に、それぞれ、円錐状の電界放出型カソードKが被着
形成されている。
電極109との互いの交叉部に、開孔110が穿設さ
れ、これら開孔110内において、カソード電極107
上に、それぞれ、円錐状の電界放出型カソードKが被着
形成されている。
【0011】この電界放出型カソードKは、Mo、W、
Cr等の電界印加、例えば106 〜107 (V/cm)
程度の電界印加により、トンネル効果によって電子放出
がなされる材料によって構成されている。
Cr等の電界印加、例えば106 〜107 (V/cm)
程度の電界印加により、トンネル効果によって電子放出
がなされる材料によって構成されている。
【0012】この従来構造における平面型表示装置10
0を構成する電界放出型カソードKおよびゲート電極等
を服務カソード構体の構成を、その理解を容易にするた
めに、図16〜図19に示す製造工程図を参照してその
一例の製造方法とともに説明する。
0を構成する電界放出型カソードKおよびゲート電極等
を服務カソード構体の構成を、その理解を容易にするた
めに、図16〜図19に示す製造工程図を参照してその
一例の製造方法とともに説明する。
【0013】先ず、図15で説明したように、背面パネ
ル105の内面に、一方向、例えば垂直走査方向に沿っ
てカソード電極107を形成する。このカソード電極1
07は、例えばCr等の金属層を全面的に蒸着、スパッ
タ等によって形成した後、これをフォトリソグライフィ
ーにより選択的エッチングを行うことによって所定のパ
ターンに形成する。
ル105の内面に、一方向、例えば垂直走査方向に沿っ
てカソード電極107を形成する。このカソード電極1
07は、例えばCr等の金属層を全面的に蒸着、スパッ
タ等によって形成した後、これをフォトリソグライフィ
ーにより選択的エッチングを行うことによって所定のパ
ターンに形成する。
【0014】次に、図16に示すように、このパターン
化されたカソード電極107上において、絶縁層108
を全面的にスパッタ等により被着し、更に、この上に最
終的にゲート電極109を構成する金属111、例えば
高融点金属のMo、W等を、蒸着、スパッタ等によって
形成する。
化されたカソード電極107上において、絶縁層108
を全面的にスパッタ等により被着し、更に、この上に最
終的にゲート電極109を構成する金属111、例えば
高融点金属のMo、W等を、蒸着、スパッタ等によって
形成する。
【0015】図17に示すように、図示しないが、フォ
トレジスト等によるレジストパターンを形成して、これ
をマスクに金属層111に対して異方性エッチング例え
ばRIE(反応性イオンエッチング)を行って、所定の
パターンに、すなわち図15に示したカソード電極10
7の延長方向と直交する水平方向に延長する帯状のゲー
ト電極109を形成するとともに、このゲート電極10
9のカソード電極107と交叉する部分に、例えば、そ
れぞれ複数個の小孔111hを穿設する。
トレジスト等によるレジストパターンを形成して、これ
をマスクに金属層111に対して異方性エッチング例え
ばRIE(反応性イオンエッチング)を行って、所定の
パターンに、すなわち図15に示したカソード電極10
7の延長方向と直交する水平方向に延長する帯状のゲー
ト電極109を形成するとともに、このゲート電極10
9のカソード電極107と交叉する部分に、例えば、そ
れぞれ複数個の小孔111hを穿設する。
【0016】次に、これら小孔111hを通じて、ゲー
ト電極109すなわち金属層111に対してエッチング
性を示さず、絶縁層108に対して等方性のエッチング
性を示す、例えば化学的エッチングを行って、小孔11
1hの開孔幅より大なる開孔幅を有する開孔112を絶
縁層108の全厚さに亘る深さをもって形成する。
ト電極109すなわち金属層111に対してエッチング
性を示さず、絶縁層108に対して等方性のエッチング
性を示す、例えば化学的エッチングを行って、小孔11
1hの開孔幅より大なる開孔幅を有する開孔112を絶
縁層108の全厚さに亘る深さをもって形成する。
【0017】このようにして図15に示すように、カソ
ード電極107とゲート電極109の交叉部に開孔11
2と小孔111hによる開孔110を形成する。
ード電極107とゲート電極109の交叉部に開孔11
2と小孔111hによる開孔110を形成する。
【0018】次に、図18に示すように、ゲート電極1
09上に、例えば、Al、Ni等よりなる金属層113
を斜め蒸着により被着する。この斜め蒸着は、背面パネ
ル105を、その面内に於いて回転させながら行って、
小孔111h上の周囲に円錐面上の内周形状を有する円
孔114が生じるように形成する。
09上に、例えば、Al、Ni等よりなる金属層113
を斜め蒸着により被着する。この斜め蒸着は、背面パネ
ル105を、その面内に於いて回転させながら行って、
小孔111h上の周囲に円錐面上の内周形状を有する円
孔114が生じるように形成する。
【0019】また、この場合、金属層113の蒸着は、
小孔111hを通じて開孔112内には、被着されるこ
とがないような角度に選定して行う。
小孔111hを通じて開孔112内には、被着されるこ
とがないような角度に選定して行う。
【0020】そして、この円孔114を通じて電界放出
型カソード材すなわちW、Mo等の高融点かつ低仕事関
数を有する金属を、蒸着、スパッタ等によって円孔11
4内を通じて開孔部112内のカソード電極107上
に、このカソード電極面に対し、垂直に蒸着する。この
場合、その蒸着は垂直に行っても、そのカソード材は円
孔114上の周囲で金属層113の斜面に続くような斜
面が形成されることから、或る厚さに達すると、円孔1
14が塞がる状態となることによって、各開孔112内
に於いて、カソード電極107上に、それぞれ断面が三
角形状の円錐形状をなすドット状のカソードKが形成さ
れる。
型カソード材すなわちW、Mo等の高融点かつ低仕事関
数を有する金属を、蒸着、スパッタ等によって円孔11
4内を通じて開孔部112内のカソード電極107上
に、このカソード電極面に対し、垂直に蒸着する。この
場合、その蒸着は垂直に行っても、そのカソード材は円
孔114上の周囲で金属層113の斜面に続くような斜
面が形成されることから、或る厚さに達すると、円孔1
14が塞がる状態となることによって、各開孔112内
に於いて、カソード電極107上に、それぞれ断面が三
角形状の円錐形状をなすドット状のカソードKが形成さ
れる。
【0021】その後、図19に示すように、図18にお
ける金属層113及びこれの上に形成されたカソード材
を排除することによって、帯状、すなわちストライプ状
のカソード電極107上の開孔110内に、それぞれ円
錐状、すなわち断面三角形状のドット状にカソードKが
形成される。
ける金属層113及びこれの上に形成されたカソード材
を排除することによって、帯状、すなわちストライプ状
のカソード電極107上の開孔110内に、それぞれ円
錐状、すなわち断面三角形状のドット状にカソードKが
形成される。
【0022】そして、その周囲には、絶縁層108が存
在し、これによってカソード電極107と電気的に絶縁
されて各カソードKに対向するように、上述の小孔11
1hによる電子ビーム透過孔が穿設されたゲート電極1
09が配置されたカソード構体が構成される。
在し、これによってカソード電極107と電気的に絶縁
されて各カソードKに対向するように、上述の小孔11
1hによる電子ビーム透過孔が穿設されたゲート電極1
09が配置されたカソード構体が構成される。
【0023】このようにしてカソード電極107上に電
界放出型カソードKが形成され、更に、これの上を横切
ってゲート電極109が形成されてなるカソード構体
が、白色蛍光面101に対向して配置されるようにす
る。
界放出型カソードKが形成され、更に、これの上を横切
ってゲート電極109が形成されてなるカソード構体
が、白色蛍光面101に対向して配置されるようにす
る。
【0024】上述のような構成による表示装置本体10
2においては、蛍光面101すなわちメタルバック層1
06にカソードに対し正の高圧の陽極電圧を与えるとと
もに、例えばそのカソード電極107とゲート電極10
9との間に、例えば順次その交叉部の電界放出型カソー
ドから電子を放出し得る電圧例えばゲート電極109
に、カソード電極107に対して100Vの電圧を順次
かつ表示内容に応じて変調してカソードKの先端部から
の電子ビームを白色蛍光面101に向かわしめる。
2においては、蛍光面101すなわちメタルバック層1
06にカソードに対し正の高圧の陽極電圧を与えるとと
もに、例えばそのカソード電極107とゲート電極10
9との間に、例えば順次その交叉部の電界放出型カソー
ドから電子を放出し得る電圧例えばゲート電極109
に、カソード電極107に対して100Vの電圧を順次
かつ表示内容に応じて変調してカソードKの先端部から
の電子ビームを白色蛍光面101に向かわしめる。
【0025】このようにして表示装置本体102によっ
て時分割的に各色に対応する発光パターンの白色映像を
得ると共に、その時分割表示に同期して、カラーシャッ
ター103を切り換えて、各色に対応する光を取り出
す。つまり、順次赤、緑、青の光学像を取り出すもので
あり、このようにして全体としてカラー画像表示を行
う。
て時分割的に各色に対応する発光パターンの白色映像を
得ると共に、その時分割表示に同期して、カラーシャッ
ター103を切り換えて、各色に対応する光を取り出
す。つまり、順次赤、緑、青の光学像を取り出すもので
あり、このようにして全体としてカラー画像表示を行
う。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図1
5に示した従来構造の平面型表示装置100において
は、蛍光面101に対向する電界放出型カソードKは、
図16〜図19を示して説明した製造工程により、断面
が三角形状の円錐形状とされ、この円錐の先端部に於い
て、電界を集中させて電子放出が起こるようになされて
いる。
5に示した従来構造の平面型表示装置100において
は、蛍光面101に対向する電界放出型カソードKは、
図16〜図19を示して説明した製造工程により、断面
が三角形状の円錐形状とされ、この円錐の先端部に於い
て、電界を集中させて電子放出が起こるようになされて
いる。
【0027】しかしながら、今日の技術高度化により、
この平面型表示装置100を構成する電界放出型カソー
ドKの電子放出部をより効率的に鋭く形成することが望
まれている。また、図16〜図19を示して説明したよ
うに、カソードKの形成を行うと、その先端部における
曲率半径は、数十nm、例えば60nm程度の比較的曲
率が緩やかな形状となり、最近の高解像度化を図るため
には、さらにこれを微細に形成して、効率的な電界集
中、電子放出を行う必要が生じている。
この平面型表示装置100を構成する電界放出型カソー
ドKの電子放出部をより効率的に鋭く形成することが望
まれている。また、図16〜図19を示して説明したよ
うに、カソードKの形成を行うと、その先端部における
曲率半径は、数十nm、例えば60nm程度の比較的曲
率が緩やかな形状となり、最近の高解像度化を図るため
には、さらにこれを微細に形成して、効率的な電界集
中、電子放出を行う必要が生じている。
【0028】そこで、本発明者等は、鋭意研究を重ねた
結果、平面型表示装置を構成する電界放出型カソードK
の、電子放出部の微細化、先鋭化を図り、さらなる効率
的な電界集中を行うことができるようにした電界放出型
カソード、電子放出装置、および電子放出装置の製造方
法を提供するに至った。
結果、平面型表示装置を構成する電界放出型カソードK
の、電子放出部の微細化、先鋭化を図り、さらなる効率
的な電界集中を行うことができるようにした電界放出型
カソード、電子放出装置、および電子放出装置の製造方
法を提供するに至った。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の電界放出型カソ
ードは、電子照射面に対向して配置されてなる電界放出
型カソードであり、少なくとも電子放出部が、導電性を
有する薄板状の微粒子により形成されてなるものとし、
電子放出部の薄板状の微粒子の板面方向が、主として電
子照射面に交叉する方向に配置されて成るものとする。
ードは、電子照射面に対向して配置されてなる電界放出
型カソードであり、少なくとも電子放出部が、導電性を
有する薄板状の微粒子により形成されてなるものとし、
電子放出部の薄板状の微粒子の板面方向が、主として電
子照射面に交叉する方向に配置されて成るものとする。
【0030】本発明の電子放出装置は、電界放出型カソ
ードが、電子照射面に対向して配置されてなる電子放出
装置であり、電界放出型カソードは、少なくとも電子放
出部を、導電性を有する薄板状の微粒子により形成する
ものとし、電子放出部の薄板状の微粒子の板面方向を、
主として電子照射面に交叉する方向に配置することと
し、電界をかけることにより、電界放出型カソードの電
子放出部の薄板状の微粒子の端面から、電子が放出され
るものとする。
ードが、電子照射面に対向して配置されてなる電子放出
装置であり、電界放出型カソードは、少なくとも電子放
出部を、導電性を有する薄板状の微粒子により形成する
ものとし、電子放出部の薄板状の微粒子の板面方向を、
主として電子照射面に交叉する方向に配置することと
し、電界をかけることにより、電界放出型カソードの電
子放出部の薄板状の微粒子の端面から、電子が放出され
るものとする。
【0031】本発明の電子放出装置の製造方法は、電子
放出装置を構成する電界放出型カソード形成面上に、所
定の開孔を有するフォトレジストパターンを形成し、導
電性を有する薄板状の微粒子を、溶媒中に分散させて作
製した塗布剤をフォトレジストパターン上に塗布、乾燥
させ、その後フォトレジストパターンを除去する工程を
有するものとし、フォトレジストの開孔内の薄板状の微
粒子であって、開孔壁部の薄板状の微粒子の板面方向
が、主として電子照射面に交叉する方向に配置するもの
とする。
放出装置を構成する電界放出型カソード形成面上に、所
定の開孔を有するフォトレジストパターンを形成し、導
電性を有する薄板状の微粒子を、溶媒中に分散させて作
製した塗布剤をフォトレジストパターン上に塗布、乾燥
させ、その後フォトレジストパターンを除去する工程を
有するものとし、フォトレジストの開孔内の薄板状の微
粒子であって、開孔壁部の薄板状の微粒子の板面方向
が、主として電子照射面に交叉する方向に配置するもの
とする。
【0032】本発明の電界放出型カソードおよび本発明
の電界放出型カソードをその構成要素とする電子放出装
置においては、電界放出型カソードの、電子放出部が、
薄板状の微粒子により形成されたものとし、さらには、
この薄板状の微粒子の板面方向を、主として電子照射面
に交叉する方向に配置することとしたため、これに電界
をかけることにより電子ビーム放出部が先鋭化し、効率
的な電界集中が行なわれるようになる。
の電界放出型カソードをその構成要素とする電子放出装
置においては、電界放出型カソードの、電子放出部が、
薄板状の微粒子により形成されたものとし、さらには、
この薄板状の微粒子の板面方向を、主として電子照射面
に交叉する方向に配置することとしたため、これに電界
をかけることにより電子ビーム放出部が先鋭化し、効率
的な電界集中が行なわれるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下において詳述する本発明の電
界放出型カソードは、電子照射面に対向して配置されて
なる電界放出型カソードであって、少なくともその電子
放出部が、導電性を有する薄板状の微粒子により形成さ
れてなるものとし、電子放出部の薄板状の微粒子の板面
方向が、主として電子照射面に交叉する方向に配置され
て成るものとする。
界放出型カソードは、電子照射面に対向して配置されて
なる電界放出型カソードであって、少なくともその電子
放出部が、導電性を有する薄板状の微粒子により形成さ
れてなるものとし、電子放出部の薄板状の微粒子の板面
方向が、主として電子照射面に交叉する方向に配置され
て成るものとする。
【0034】また、本発明の電界放出型カソードをその
構成要素とする電子放出装置は、電界放出型カソード
が、電子照射面に対向して配置されてなる電子放出装置
であって、電界放出型カソードは、少なくとも電子放出
部を、導電性を有する薄板状の微粒子により形成するも
のとし、電子放出部の薄板状の微粒子の板面方向を、主
として電子照射面に交叉する方向に配置することとし、
電界をかけることにより、電界放出型カソードの電子放
出部の薄板状の微粒子の端面から、電子が放出されるも
のとする。
構成要素とする電子放出装置は、電界放出型カソード
が、電子照射面に対向して配置されてなる電子放出装置
であって、電界放出型カソードは、少なくとも電子放出
部を、導電性を有する薄板状の微粒子により形成するも
のとし、電子放出部の薄板状の微粒子の板面方向を、主
として電子照射面に交叉する方向に配置することとし、
電界をかけることにより、電界放出型カソードの電子放
出部の薄板状の微粒子の端面から、電子が放出されるも
のとする。
【0035】以下、本発明の電界放出型カソード、およ
び本発明の電子放出装置の実施の形態として、平面型表
示装置20の一例の構造について、以下、図を参照して
説明するが、本発明は、以下に示す例に限定されるもの
ではない。
び本発明の電子放出装置の実施の形態として、平面型表
示装置20の一例の構造について、以下、図を参照して
説明するが、本発明は、以下に示す例に限定されるもの
ではない。
【0036】図1に示す本発明の平面型表示装置20
は、蛍光面1に対向して電界放出型カソードKが配置さ
れてなる表示装置本体2と、蛍光面1の配置側の前面に
対接ないしは対向して配置された平面型カラーシャッタ
ー3により構成されている。
は、蛍光面1に対向して電界放出型カソードKが配置さ
れてなる表示装置本体2と、蛍光面1の配置側の前面に
対接ないしは対向して配置された平面型カラーシャッタ
ー3により構成されている。
【0037】表示装置本体2は、図15で説明したと同
様に、図1に示すように、光透過性の前面パネル4と背
面パネル5とが、所定の間隔に保持するスペーサー(図
示せず)を介して対向されて構成されている。また、前
面パネル4と背面パネル5とは、それらの周縁部がガラ
スフリット等によって気密的に封着され、前面パネル4
と背面パネル5との間には空間が形成されている。
様に、図1に示すように、光透過性の前面パネル4と背
面パネル5とが、所定の間隔に保持するスペーサー(図
示せず)を介して対向されて構成されている。また、前
面パネル4と背面パネル5とは、それらの周縁部がガラ
スフリット等によって気密的に封着され、前面パネル4
と背面パネル5との間には空間が形成されている。
【0038】図1中、前面パネル4の内面には、その表
面に通常の陰極線管におけるように、アノードメタル層
60、発光蛍光体が全面的に塗布されてなる蛍光面1、
Al膜等のメタルバック層6が被着形成されている。
面に通常の陰極線管におけるように、アノードメタル層
60、発光蛍光体が全面的に塗布されてなる蛍光面1、
Al膜等のメタルバック層6が被着形成されている。
【0039】一方、前面パネル4に対向して配置されて
いる背面パネル5の内面には、例えば帯状に伸びる多数
のカソード電極7が平行配列されて被着形成されてい
る。そして、これらカソード電極7の延長方向と、ほぼ
直交する例えば水平方向に、絶縁層8を介して、ゲート
電極9が平行配列されている。そして、各カソード電極
7上であって、ゲート電極9間において、それぞれ、電
界放出型カソードKが形成されている。
いる背面パネル5の内面には、例えば帯状に伸びる多数
のカソード電極7が平行配列されて被着形成されてい
る。そして、これらカソード電極7の延長方向と、ほぼ
直交する例えば水平方向に、絶縁層8を介して、ゲート
電極9が平行配列されている。そして、各カソード電極
7上であって、ゲート電極9間において、それぞれ、電
界放出型カソードKが形成されている。
【0040】図2に、本発明の平面型表示装置20を構
成するカソード電極7と、ゲート電極9と、電界放出型
カソードKの相対的位置関係を示す概略図を示す。図2
においては、カソード電極7上に形成された電界放出型
カソードKが、ゲート電極9間において、9個形成され
て成る例について示すが、本発明の電子放出装置は、こ
の例に限定されるものではなく、適宜変更が可能であ
る。
成するカソード電極7と、ゲート電極9と、電界放出型
カソードKの相対的位置関係を示す概略図を示す。図2
においては、カソード電極7上に形成された電界放出型
カソードKが、ゲート電極9間において、9個形成され
て成る例について示すが、本発明の電子放出装置は、こ
の例に限定されるものではなく、適宜変更が可能であ
る。
【0041】図3に、カソード電極7とゲート電極9と
電界放出型カソードKの相対的位置関係を示す概略断面
図を示す。
電界放出型カソードKの相対的位置関係を示す概略断面
図を示す。
【0042】図2および図3に示した電界放出型カソー
ドKは、図4に示すような形状、例えば円形薄板形状、
例えば鱗片状の、炭素結合体、例えばグラファイト、無
定型炭素、ダイヤモンドライクカーボン等よりなる薄板
状の微粒子30が、積層集合されて形成されてなるもの
とする。この薄板状の微粒子30は、例えば直径500
〔nm〕程度、厚さ20〔nm〕程度の円形板形状のも
のを適用することができる。
ドKは、図4に示すような形状、例えば円形薄板形状、
例えば鱗片状の、炭素結合体、例えばグラファイト、無
定型炭素、ダイヤモンドライクカーボン等よりなる薄板
状の微粒子30が、積層集合されて形成されてなるもの
とする。この薄板状の微粒子30は、例えば直径500
〔nm〕程度、厚さ20〔nm〕程度の円形板形状のも
のを適用することができる。
【0043】この電界放出型カソードKの電子放出部4
0の薄板状の微粒子30は、図11に示すように、その
板面方向を、主として電子照射面に交叉する方向に配置
されるものとする。すなわち、平面型表示装置20にお
ける画像形成面に対して、ほぼ垂直に立った状態となる
ようになされる。これにより、電界放出型カソードKの
電子放出部40における端部すなわちエッジ部30aは
先鋭化されている。
0の薄板状の微粒子30は、図11に示すように、その
板面方向を、主として電子照射面に交叉する方向に配置
されるものとする。すなわち、平面型表示装置20にお
ける画像形成面に対して、ほぼ垂直に立った状態となる
ようになされる。これにより、電界放出型カソードKの
電子放出部40における端部すなわちエッジ部30aは
先鋭化されている。
【0044】この図4に示す薄板状の微粒子30は、例
えばその平均粒子径が、例えば5〔μm〕以下で、その
平均アスペクト比(薄板状の微粒子の面積の平方根を厚
さで割った値)が5以上であるものを適用することがで
きるが、望ましくは、その粒子径が3〔μm〕以下で、
かつ粒子径が0.1〔μm〕以下である薄板状の微粒子
が、電界放出型カソードKを構成する薄板状の微粒子3
0全体の40〜95重量%であり、電界放出型カソード
Kを構成する薄板状の微粒子30の平均粒子径が、0.
05〜0.08〔μm〕であり、平均アスペクト比(薄
板状の微粒子の面積の平方根を厚さで割った値)が10
以上であるものがよい。
えばその平均粒子径が、例えば5〔μm〕以下で、その
平均アスペクト比(薄板状の微粒子の面積の平方根を厚
さで割った値)が5以上であるものを適用することがで
きるが、望ましくは、その粒子径が3〔μm〕以下で、
かつ粒子径が0.1〔μm〕以下である薄板状の微粒子
が、電界放出型カソードKを構成する薄板状の微粒子3
0全体の40〜95重量%であり、電界放出型カソード
Kを構成する薄板状の微粒子30の平均粒子径が、0.
05〜0.08〔μm〕であり、平均アスペクト比(薄
板状の微粒子の面積の平方根を厚さで割った値)が10
以上であるものがよい。
【0045】なお、薄板状の微粒子30の平均粒子径
は、ストークス径とし、例えば遠心沈降光透過型粒度分
布測定装置で測定することができる。
は、ストークス径とし、例えば遠心沈降光透過型粒度分
布測定装置で測定することができる。
【0046】薄板状の微粒子30の粒度は、その平均粒
子径が、5〔μm〕より大きいと、電界放出型カソード
Kを構成したときに、その電子放出部において、充分な
微細化を図ることができない。このことから、電界放出
型カソードKを構成する薄板状の微粒子30は、その大
部分において、粒子径が0.1〔μm〕以下であること
が好ましく、粒子径が0.1〔μm〕以下の粒子が電界
放出型カソードKを構成する薄板状の微粒子30全体の
40重量%よりも少ないと、これを溶媒に分散させた塗
布剤により、電界放出型カソードKを形成すると、その
形状が不均一になるという不都合がある。
子径が、5〔μm〕より大きいと、電界放出型カソード
Kを構成したときに、その電子放出部において、充分な
微細化を図ることができない。このことから、電界放出
型カソードKを構成する薄板状の微粒子30は、その大
部分において、粒子径が0.1〔μm〕以下であること
が好ましく、粒子径が0.1〔μm〕以下の粒子が電界
放出型カソードKを構成する薄板状の微粒子30全体の
40重量%よりも少ないと、これを溶媒に分散させた塗
布剤により、電界放出型カソードKを形成すると、その
形状が不均一になるという不都合がある。
【0047】上述したことから、電界放出型カソードK
を構成する薄板状の微粒子30の平均粒子径が、0.0
5〜0.08〔μm〕程度であることが好適である。な
お、粒度分布は、光透過式粒度分布測定装置で測定する
ことができる。
を構成する薄板状の微粒子30の平均粒子径が、0.0
5〜0.08〔μm〕程度であることが好適である。な
お、粒度分布は、光透過式粒度分布測定装置で測定する
ことができる。
【0048】また、電界放出型カソードKの電子放出部
40の先端すなわちエッジ部30aの曲率半径をρと
し、電界放出型カソードKの先端の電界をEとし、電界
放出型カソードKの先端の電位をVとすると、以下の関
係式が成立する。 E=V/(5ρ) ここで、電界放出型カソードKの電位Vが、電界放出型
カソードKの電子放出閾値電圧Vtである場合を考え
る。カソードの駆動回路の電圧は、トランジスタの性能
と価格の点から数十V〜100Vであることが好まし
い。Vtに対応する閾値電界Etは、材質によって決ま
り、メタル材料の場合は、107 〔V/cm〕以下、カ
ーボン系材料では、106 〔V/cm〕以下である。例
えば、閾値電圧Vt=10〔V〕とし、Et=10
6 〔V/cm〕とすると、上式から、ρ=10〔V〕/
5×106 〔V/cm〕=0.02〔μm〕となる。こ
れが、薄板状の微粒子30の厚さ方向のオーダーとな
る。
40の先端すなわちエッジ部30aの曲率半径をρと
し、電界放出型カソードKの先端の電界をEとし、電界
放出型カソードKの先端の電位をVとすると、以下の関
係式が成立する。 E=V/(5ρ) ここで、電界放出型カソードKの電位Vが、電界放出型
カソードKの電子放出閾値電圧Vtである場合を考え
る。カソードの駆動回路の電圧は、トランジスタの性能
と価格の点から数十V〜100Vであることが好まし
い。Vtに対応する閾値電界Etは、材質によって決ま
り、メタル材料の場合は、107 〔V/cm〕以下、カ
ーボン系材料では、106 〔V/cm〕以下である。例
えば、閾値電圧Vt=10〔V〕とし、Et=10
6 〔V/cm〕とすると、上式から、ρ=10〔V〕/
5×106 〔V/cm〕=0.02〔μm〕となる。こ
れが、薄板状の微粒子30の厚さ方向のオーダーとな
る。
【0049】一方、薄板状の微粒子30の板面方向の大
きさは、エミッタの大きさに依存する。また、エミッタ
の大きさは、平面型表示装置のディスプレイの大きさに
依存する。ディスプレイの画素の大きさは、ディスプレ
イの大きさと画素の密度(解像度)に依存する。解像度
の高い典型例として、XGAの17インチ〜20インチ
のコンピューター用ディスプレイでは、画素数1024
×768で、1サブピクセルの大きさは、約60〔μ
m〕×100〔μm〕である。エミッタは、この中に数
十から数百個作製されることになる。したがって、一個
のエミッタの大きさは、10数〔μm〕〜数〔μm〕に
なる。この程度の大きさのエミッタを、精度良くパター
ンニングするには、薄板状の微粒子30のサイズは、サ
ブミクロン、すなわち、0.1〜0.5〔μm〕程度で
ある必要がある。 したがって、上述したようにρ=
0.02〔μm〕となることから、アスペクト比を考え
ると、(0.1〜0.5)/0.02=5〜25とな
る。以上のことから、アスペクト比は、5以上であるこ
とが好ましく、さらには10以上であることが望まし
い。
きさは、エミッタの大きさに依存する。また、エミッタ
の大きさは、平面型表示装置のディスプレイの大きさに
依存する。ディスプレイの画素の大きさは、ディスプレ
イの大きさと画素の密度(解像度)に依存する。解像度
の高い典型例として、XGAの17インチ〜20インチ
のコンピューター用ディスプレイでは、画素数1024
×768で、1サブピクセルの大きさは、約60〔μ
m〕×100〔μm〕である。エミッタは、この中に数
十から数百個作製されることになる。したがって、一個
のエミッタの大きさは、10数〔μm〕〜数〔μm〕に
なる。この程度の大きさのエミッタを、精度良くパター
ンニングするには、薄板状の微粒子30のサイズは、サ
ブミクロン、すなわち、0.1〜0.5〔μm〕程度で
ある必要がある。 したがって、上述したようにρ=
0.02〔μm〕となることから、アスペクト比を考え
ると、(0.1〜0.5)/0.02=5〜25とな
る。以上のことから、アスペクト比は、5以上であるこ
とが好ましく、さらには10以上であることが望まし
い。
【0050】以下に、本発明の平面型表示装置を構成す
る本発明の電界放出型カソードKの製造方法と、本発明
方法により作製することのできる本発明の電界放出型カ
ソードK、さらには、この電界放出型カソードKを適用
した本発明の平面型表示装置の一例について、図を参照
して説明する。しかし、本発明は、以下に示す例に限定
されるものではない。
る本発明の電界放出型カソードKの製造方法と、本発明
方法により作製することのできる本発明の電界放出型カ
ソードK、さらには、この電界放出型カソードKを適用
した本発明の平面型表示装置の一例について、図を参照
して説明する。しかし、本発明は、以下に示す例に限定
されるものではない。
【0051】先ず、図1で説明したように、背面パネル
5の表面に、電界放出型カソードKへ電流を流すための
カソード電極7を形成する。このカソード電極7は、例
えば、Cr等の金属層を蒸着、スパッタ等により形成し
た後、これをフォトリソグラフィーによる選択的エッチ
ングによって所定のパターンに形成する。
5の表面に、電界放出型カソードKへ電流を流すための
カソード電極7を形成する。このカソード電極7は、例
えば、Cr等の金属層を蒸着、スパッタ等により形成し
た後、これをフォトリソグラフィーによる選択的エッチ
ングによって所定のパターンに形成する。
【0052】次に、図5に示すように、パターン化され
たカソード電極7上において、絶縁層8を全面的にスパ
ッタ等により被着し、更に、この上に最終的にゲート電
極9を構成する金属11、例えば高融点金属のMo,W
等を、蒸着、スパッタ等により形成する。
たカソード電極7上において、絶縁層8を全面的にスパ
ッタ等により被着し、更に、この上に最終的にゲート電
極9を構成する金属11、例えば高融点金属のMo,W
等を、蒸着、スパッタ等により形成する。
【0053】次に、図6に示すように、フォトレジスト
(図示せず)によるレジストパターンを形成して、これ
をマスクに金属層11に対して異方性エッチング例えば
RIE(反応性イオンエッチング)を行って、所定のパ
ターンに、すなわち、カソード電極7の延長方向と直交
する方向に延長する帯状のゲート電極9を形成する。そ
して、このゲート電極9のカソード電極7と交叉する部
分に、例えば、それぞれ複数個の直径15〔μm〕の小
孔11hを穿設する。
(図示せず)によるレジストパターンを形成して、これ
をマスクに金属層11に対して異方性エッチング例えば
RIE(反応性イオンエッチング)を行って、所定のパ
ターンに、すなわち、カソード電極7の延長方向と直交
する方向に延長する帯状のゲート電極9を形成する。そ
して、このゲート電極9のカソード電極7と交叉する部
分に、例えば、それぞれ複数個の直径15〔μm〕の小
孔11hを穿設する。
【0054】次に、これらの小孔11hを通じて、ゲー
ト電極9すなわち金属層11に対してエッチング性を示
さず、絶縁層8に対してエッチング性を示す、例えば化
学的エッチングを行って、小孔11hの開孔幅のほぼ等
しい開孔幅を有する開孔12を絶縁層8の全厚さに亘る
深さをもって形成する。
ト電極9すなわち金属層11に対してエッチング性を示
さず、絶縁層8に対してエッチング性を示す、例えば化
学的エッチングを行って、小孔11hの開孔幅のほぼ等
しい開孔幅を有する開孔12を絶縁層8の全厚さに亘る
深さをもって形成する。
【0055】次に、図7に示すように、小孔11hおよ
び開孔12を形成した後、この上に、フォトレジスト3
4を塗布する。これを乾燥し、例えば高圧水銀灯で露光
し、例えばアルカリ現像液で現像することによって、小
孔11hおよび開孔12内に、例えば直径7〔μm〕の
フォトレジストの開孔34hを形成することができる。
び開孔12を形成した後、この上に、フォトレジスト3
4を塗布する。これを乾燥し、例えば高圧水銀灯で露光
し、例えばアルカリ現像液で現像することによって、小
孔11hおよび開孔12内に、例えば直径7〔μm〕の
フォトレジストの開孔34hを形成することができる。
【0056】なお、このフォトレジスト34としては、
ネガ型のフォトレジスト、ポジ型のフォトレジストのい
ずれのタイプのものも適用することができ、例えばノボ
ラックタイプのポジ型フォトレジスト(東京応化工業製
PMER6020EK)等を用いることができる。
ネガ型のフォトレジスト、ポジ型のフォトレジストのい
ずれのタイプのものも適用することができ、例えばノボ
ラックタイプのポジ型フォトレジスト(東京応化工業製
PMER6020EK)等を用いることができる。
【0057】次に、図4に示したような鱗片状の微粒
子、すなわち薄板状の微粒子30を、例えば水、有機溶
剤等の溶媒31に分散させて、塗布剤35を作製する。
次に、この塗布剤35を、例えばスピンナー、コーター
等で、図7に示すように、フォトレジスト34のパター
ン上に塗布する。なお、このとき、溶媒31中には、後
工程によるパターンニングを行い易くするために、予め
熱硬化性樹脂等を添加してもよい。
子、すなわち薄板状の微粒子30を、例えば水、有機溶
剤等の溶媒31に分散させて、塗布剤35を作製する。
次に、この塗布剤35を、例えばスピンナー、コーター
等で、図7に示すように、フォトレジスト34のパター
ン上に塗布する。なお、このとき、溶媒31中には、後
工程によるパターンニングを行い易くするために、予め
熱硬化性樹脂等を添加してもよい。
【0058】次に、これを例えばホットプレート等によ
り乾燥させる。このとき、フォトレジストの開孔34w
内の薄板状の微粒子30は、自然に、壁部34wに沿っ
て配向し、そのまま積層させると、図8に示すように、
薄板状の微粒子の板面方向が、主として電子照射面に交
叉する方向に配置される。すなわち、フォトレジストの
壁部34wにおいては、薄板状の微粒子30の面方向
と、カソード電極7の面方向とが、略垂直になる。その
後、プリベークを行い、薄板状の微粒子30の積層体を
形成する。
り乾燥させる。このとき、フォトレジストの開孔34w
内の薄板状の微粒子30は、自然に、壁部34wに沿っ
て配向し、そのまま積層させると、図8に示すように、
薄板状の微粒子の板面方向が、主として電子照射面に交
叉する方向に配置される。すなわち、フォトレジストの
壁部34wにおいては、薄板状の微粒子30の面方向
と、カソード電極7の面方向とが、略垂直になる。その
後、プリベークを行い、薄板状の微粒子30の積層体を
形成する。
【0059】次に、図9に示すように、フォトレジスト
34を、フォトレジスト34上に積層されていた薄板状
の微粒子30とともに、酸あるいはアルカリの薬液で現
像除去する。特に、薄板状の微粒子30がグラファイト
である場合には、現像除去工程の後にスプレーで純水を
高圧で吹きつけることにより、最終的に目的とする電界
放出型カソードKを微細なパターンに確実に形成するこ
とができる。その後、焼成処理(ポストベーク)を行
い、図10に示すように、電界放出型ガソードKのパタ
ーンを形成する。
34を、フォトレジスト34上に積層されていた薄板状
の微粒子30とともに、酸あるいはアルカリの薬液で現
像除去する。特に、薄板状の微粒子30がグラファイト
である場合には、現像除去工程の後にスプレーで純水を
高圧で吹きつけることにより、最終的に目的とする電界
放出型カソードKを微細なパターンに確実に形成するこ
とができる。その後、焼成処理(ポストベーク)を行
い、図10に示すように、電界放出型ガソードKのパタ
ーンを形成する。
【0060】図11に、上述した工程により作製した電
界放出型カソードKの概略断面図を示し、図12に本発
明の電子放出カソードKを具備した電子放出装置50の
概略断面図を示す。本発明の電界放出型カソードKは、
図11に示すように、電子放出部40のエッジ部30a
の薄板状の微粒子30の板面方向と、図12に示す画像
形成面21すなわち電子照射面とが交叉する方向に形成
される。
界放出型カソードKの概略断面図を示し、図12に本発
明の電子放出カソードKを具備した電子放出装置50の
概略断面図を示す。本発明の電界放出型カソードKは、
図11に示すように、電子放出部40のエッジ部30a
の薄板状の微粒子30の板面方向と、図12に示す画像
形成面21すなわち電子照射面とが交叉する方向に形成
される。
【0061】図16〜図19において、その作製方法を
説明した従来構造の電界放出型カソード、すなわち、円
錐形状のカソードの先端部よりも鋭い、例えば、厚さ2
0〔nm〕の薄板状の微粒子30を用いた場合には、曲
率半径が20〔nm〕以下のエッジ部30aを有する電
界放出型カソードKを、その面方向と電子照射面すなわ
ち画像形成面とが交叉する方向に配置されるように形成
することができる。
説明した従来構造の電界放出型カソード、すなわち、円
錐形状のカソードの先端部よりも鋭い、例えば、厚さ2
0〔nm〕の薄板状の微粒子30を用いた場合には、曲
率半径が20〔nm〕以下のエッジ部30aを有する電
界放出型カソードKを、その面方向と電子照射面すなわ
ち画像形成面とが交叉する方向に配置されるように形成
することができる。
【0062】上述のようにして、カソード電極7上に、
電界放出型カソードKが形成され、更に、これの上を横
切ってゲート電極9が形成されてなるカソード構体が、
蛍光面1すなわち電子照射面に対向して配置される。
電界放出型カソードKが形成され、更に、これの上を横
切ってゲート電極9が形成されてなるカソード構体が、
蛍光面1すなわち電子照射面に対向して配置される。
【0063】上述のようにして形成した電界放出型カソ
ードKを有する電子放出装置50においては、図12に
示すように、蛍光面1すなわちアノードメタル層60に
カソードに対して正の高圧の陽極電圧を与えるととも
に、例えばそのカソード電極7とゲート電極9との間
に、例えば順次その交叉部の電界放出型カソードKから
電子を放出し得る電圧例えばゲート電極9に、カソード
電極7に対して100Vの電圧を順次かつ表示内容に応
じて変調して電界放出型カソードKの電子放出部のエッ
ジ部30aからの電子e- ビームを蛍光面1に向かわし
める。
ードKを有する電子放出装置50においては、図12に
示すように、蛍光面1すなわちアノードメタル層60に
カソードに対して正の高圧の陽極電圧を与えるととも
に、例えばそのカソード電極7とゲート電極9との間
に、例えば順次その交叉部の電界放出型カソードKから
電子を放出し得る電圧例えばゲート電極9に、カソード
電極7に対して100Vの電圧を順次かつ表示内容に応
じて変調して電界放出型カソードKの電子放出部のエッ
ジ部30aからの電子e- ビームを蛍光面1に向かわし
める。
【0064】このようにして、図1中の表示装置本体2
によって、時分割的に各色に対応する発光パターンの白
色映像を得ると共に、その時分割表示に同期して、カラ
ーシャッター3を切り換えて、各色に対応する光を取り
出す。つまり、順次赤、緑、青の光学像を取り出すもの
であり、このようにして全体としてカラー画像表示を行
う。
によって、時分割的に各色に対応する発光パターンの白
色映像を得ると共に、その時分割表示に同期して、カラ
ーシャッター3を切り換えて、各色に対応する光を取り
出す。つまり、順次赤、緑、青の光学像を取り出すもの
であり、このようにして全体としてカラー画像表示を行
う。
【0065】上述のように、本発明構成の電子放出装置
50によれば、図11に示すように、カソード電極7上
に形成する電界を集中せしめる電界放出型カソードKの
電子放出部におけるエッジ部30aを、従来の円錐形状
の電界放出型カソードK以上の鋭さをもって、かつ容易
な製造工程により形成することができる。また、本発明
の電界放出型カソードKは、少なくともその電子放出部
40を、導電性を有する薄板状の微粒子30により形成
し、そのエッジ部30aの導電性を有する薄板状の微粒
子の面方向と、電子照射面の面方向とが交叉するように
これを形成したため、エッジ部30aをより先鋭化させ
ることができ、効率的な電子放出がなされるようにでき
た。
50によれば、図11に示すように、カソード電極7上
に形成する電界を集中せしめる電界放出型カソードKの
電子放出部におけるエッジ部30aを、従来の円錐形状
の電界放出型カソードK以上の鋭さをもって、かつ容易
な製造工程により形成することができる。また、本発明
の電界放出型カソードKは、少なくともその電子放出部
40を、導電性を有する薄板状の微粒子30により形成
し、そのエッジ部30aの導電性を有する薄板状の微粒
子の面方向と、電子照射面の面方向とが交叉するように
これを形成したため、エッジ部30aをより先鋭化させ
ることができ、効率的な電子放出がなされるようにでき
た。
【0066】また、図1に示した平面型表示装置20に
おいては、画像形成面に白色蛍光面を有する例の他、
赤、緑、青の蛍光体が塗り分けられてなる例についても
同様に適用することができるなど、平面型表示装置の構
成は、適宜変更することができる。
おいては、画像形成面に白色蛍光面を有する例の他、
赤、緑、青の蛍光体が塗り分けられてなる例についても
同様に適用することができるなど、平面型表示装置の構
成は、適宜変更することができる。
【0067】また、上述した例においては、図12等に
示したように、カソード電極7上に、直接電界放出型カ
ソードKを形成する場合について説明したが、本発明は
この例に限定されるものではない。すなわち、例えば、
図13に示すように、カソード電極7上に絶縁層18を
形成し、この絶縁層18の所定部分を穿設して下部に形
成されているカソード電極7と、電界放出型カソードK
とをタングステン等の導電層17により連結して、導通
が得られるようにした場合についても同様に適用するこ
とができる。
示したように、カソード電極7上に、直接電界放出型カ
ソードKを形成する場合について説明したが、本発明は
この例に限定されるものではない。すなわち、例えば、
図13に示すように、カソード電極7上に絶縁層18を
形成し、この絶縁層18の所定部分を穿設して下部に形
成されているカソード電極7と、電界放出型カソードK
とをタングステン等の導電層17により連結して、導通
が得られるようにした場合についても同様に適用するこ
とができる。
【0068】また、上述した例においては、電界放出型
カソードKを構成する場合に、導電性を有する薄板状の
微粒子30を、平滑面上に積層させる場合について説明
したが、本発明は、この例に限定されるものではなく、
所定の凹凸を有する面上に形成する例についても同様に
適用することができる。
カソードKを構成する場合に、導電性を有する薄板状の
微粒子30を、平滑面上に積層させる場合について説明
したが、本発明は、この例に限定されるものではなく、
所定の凹凸を有する面上に形成する例についても同様に
適用することができる。
【0069】また、本発明の電界放出型カソードKは、
上述した例においては、図11に示したように、電子放
出部における薄板状の微粒子30の面方向が、電子照射
面に対向してほぼ垂直の方向に交叉するように形成され
ている場合について説明したが、本発明はこの例に限定
されるものではない。すなわち、電界放出型カソードK
の電子放出部のエッジ部30a、電子照射面に対向し
て、先鋭化させるように、薄板状の微粒子30の面方向
が、電子照射面の面方向と交叉するようになされていれ
ばよく、例えば図14に示すように、斜めにやや傾いた
形状とすることもできる。
上述した例においては、図11に示したように、電子放
出部における薄板状の微粒子30の面方向が、電子照射
面に対向してほぼ垂直の方向に交叉するように形成され
ている場合について説明したが、本発明はこの例に限定
されるものではない。すなわち、電界放出型カソードK
の電子放出部のエッジ部30a、電子照射面に対向し
て、先鋭化させるように、薄板状の微粒子30の面方向
が、電子照射面の面方向と交叉するようになされていれ
ばよく、例えば図14に示すように、斜めにやや傾いた
形状とすることもできる。
【0070】なお、この図14に示すような、やや斜め
に傾いて形成された形状の電界放出型カソードKは、図
8を示して説明したフォトレジスト34の端面の形状
を、所要の露光条件に調整することにより、断面形状に
おいて逆台形形状とすることにより、形成することがで
きる。
に傾いて形成された形状の電界放出型カソードKは、図
8を示して説明したフォトレジスト34の端面の形状
を、所要の露光条件に調整することにより、断面形状に
おいて逆台形形状とすることにより、形成することがで
きる。
【0071】
【発明の効果】本発明の電界放出型カソードK、電子放
出装置50によれば、少なくとも電界放出型カソードK
の電子放出部40を、薄板状の微粒子30によって形成
し、この電子放出部の薄板状の微粒子30の面方向と、
電子放出装置50における電子照射面とが、交叉するよ
うに形成したため、電界放出型カソードKにおける電子
放出部40のエッジ部30aを先鋭に形成することがで
き、これにより、効率的な電界集中が行なわれ、電子放
出効率の向上を図ることができた。
出装置50によれば、少なくとも電界放出型カソードK
の電子放出部40を、薄板状の微粒子30によって形成
し、この電子放出部の薄板状の微粒子30の面方向と、
電子放出装置50における電子照射面とが、交叉するよ
うに形成したため、電界放出型カソードKにおける電子
放出部40のエッジ部30aを先鋭に形成することがで
き、これにより、効率的な電界集中が行なわれ、電子放
出効率の向上を図ることができた。
【0072】また、本発明の電子放出装置の製造方法に
よれば、電界放出型カソードKの電子放出部40のエッ
ジ部30aを、従来構造の電子放出装置の電子放出部よ
りもさらに先鋭に形成することができた。これにより、
電界放出型カソードKにおいて効率的な電界集中を行う
ことができ、電子放出効率の向上を図ることができた。
よれば、電界放出型カソードKの電子放出部40のエッ
ジ部30aを、従来構造の電子放出装置の電子放出部よ
りもさらに先鋭に形成することができた。これにより、
電界放出型カソードKにおいて効率的な電界集中を行う
ことができ、電子放出効率の向上を図ることができた。
【図1】本発明の平面型表示装置の概略斜視図を示す。
【図2】本発明の平面型画像表示装置を構成するカソー
ド電極、ゲート電極、および電界放出型カソードKの相
対的な位置関係の概略平面図を示す。
ド電極、ゲート電極、および電界放出型カソードKの相
対的な位置関係の概略平面図を示す。
【図3】本発明の平面型画像表示装置を構成するカソー
ド電極、ゲート電極、および電界放出型カソードKの相
対的な位置関係の概略断面図を示す。
ド電極、ゲート電極、および電界放出型カソードKの相
対的な位置関係の概略断面図を示す。
【図4】本発明の電界放出型カソードを構成する板状微
粒子の概略図を示す。
粒子の概略図を示す。
【図5】本発明の電界放出型カソードの作製工程図を示
す。
す。
【図6】本発明の電界放出型カソードの作製工程図を示
す。
す。
【図7】本発明の電界放出型カソードの作製工程図を示
す。
す。
【図8】本発明の電界放出型カソードの作製工程図を示
す。
す。
【図9】本発明の電界放出型カソードの作製工程図を示
す。
す。
【図10】本発明の電界放出型カソードの概略断面図を
示す。
示す。
【図11】本発明の電界放出型カソードの一例の概略断
面図を示す。
面図を示す。
【図12】本発明の電子放出装置の一例の概略断面図を
示す。
示す。
【図13】本発明の電子放出装置の他の一例の要部の概
略断面図を示す。
略断面図を示す。
【図14】本発明の電界放出型カソードの他の一例の概
略断面図を示す。
略断面図を示す。
【図15】従来の平面型表示装置の概略斜視図を示す。
【図16】従来の平面型画像表示装置を構成する電界放
出型カソードの一作製工程図を示す。
出型カソードの一作製工程図を示す。
【図17】従来の平面型画像表示装置を構成する電界放
出型カソードの一作製工程図を示す。
出型カソードの一作製工程図を示す。
【図18】従来の平面型画像表示装置を構成する電界放
出型カソードの一作製工程図を示す。
出型カソードの一作製工程図を示す。
【図19】従来の平面型画像表示装置を構成する電界放
出型カソードの一作製工程図を示す。
出型カソードの一作製工程図を示す。
1,101 蛍光面、2,102 表示装置本体、3,
103 平面型カラーシャッタ、4,104 前面パネ
ル、5,105 背面パネル、6,106 メタルバッ
ク層、7,107 カソード電極、8,108 絶縁
層、9,109ゲート電極、10,100 平面型表示
装置、11 金属層、11h 小孔、12 開孔、17
導電層、18 絶縁層、19 誘電体層、30 薄板
状の微粒子、30a エッジ部、31 溶媒、34 フ
ォトレジスト、34h 開孔34w フォトレジストの
壁部、35 塗布剤、40 電子放出部、50 電子放
出装置、60,160 アノードメタル層、110 開
孔、111 金属層、111h 小孔、112 開孔、
113 金属層、114 円孔
103 平面型カラーシャッタ、4,104 前面パネ
ル、5,105 背面パネル、6,106 メタルバッ
ク層、7,107 カソード電極、8,108 絶縁
層、9,109ゲート電極、10,100 平面型表示
装置、11 金属層、11h 小孔、12 開孔、17
導電層、18 絶縁層、19 誘電体層、30 薄板
状の微粒子、30a エッジ部、31 溶媒、34 フ
ォトレジスト、34h 開孔34w フォトレジストの
壁部、35 塗布剤、40 電子放出部、50 電子放
出装置、60,160 アノードメタル層、110 開
孔、111 金属層、111h 小孔、112 開孔、
113 金属層、114 円孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 浩司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 立薗 信一 千葉県香取郡多古町水戸1番地 日立粉末 冶金株式会社内 (72)発明者 山岸 剛 千葉県香取郡多古町水戸1番地 日立粉末 冶金株式会社内 Fターム(参考) 5C031 DD09 DD17 DD19 5C035 BB01 5C036 EE01 EE14 EF01 EF06 EF09 EG12 EH04
Claims (9)
- 【請求項1】 電子照射面に対向して配置されてなる電
界放出型カソードであって、 少なくとも、その電子放出部が、導電性を有する薄板状
の微粒子により形成されてなり、 上記電子放出部の上記薄板状の微粒子の板面方向が、主
として上記電子照射面に交叉する方向に配置されて成る
ことを特徴とする電界放出型カソード。 - 【請求項2】 上記薄板状の微粒子は、炭素結合体より
成ることを特徴とする請求項1に記載の電界放出型カソ
ード。 - 【請求項3】 上記薄板状の微粒子は、ほぼ円形板状
で、 平均粒子径が、5μm以下であり、 その平均アスペクト比(面積の平方根を厚さで割った
値)が、5以上であることを特徴とする請求項1に記載
の電界放出型カソード。 - 【請求項4】 上記薄板状の微粒子は、ほぼ円形板状
で、 平均粒子径が、5μm以下であり、 その平均アスペクト比(面積の平方根を厚さで割った
値)が、5以上であることを特徴とする請求項2に記載
の電界放出型カソード。 - 【請求項5】 電界放出型カソードが、電子照射面に対
向して配置されてなる電子放出装置であって、 上記電界放出型カソードは、少なくとも電子放出部が、
導電性を有する薄板状の微粒子により形成されて成り、 上記電子放出部の上記薄板状の微粒子の板面方向が、主
として上記電子照射面に交叉する方向に配置されて成
り、 電界をかけることにより、上記電界放出型カソードの電
子放出部の薄板状の微粒子の端面から、電子が放出され
ることを特徴とする電子放出装置。 - 【請求項6】 上記電界放出型カソードを構成する上記
薄板状の微粒子は、炭素結合体より成ることを特徴とす
る請求項5に記載の電子放出装置。 - 【請求項7】 上記電界放出型カソードを構成する薄板
状の微粒子は、ほぼ円形板状で、 平均粒子径が、5μm以下であり、 その平均アスペクト比(面積の平方根を厚さで割った
値)が、5以上であることを特徴とする請求項5に記載
の電子放出装置。 - 【請求項8】 上記電界放出型カソードを構成する薄板
状の微粒子は、ほぼ円形板状で、 平均粒子径が、5μm以下であり、 その平均アスペクト比(面積の平方根を厚さで割った
値)が、5以上であることを特徴とする請求項6に記載
の電子放出装置。 - 【請求項9】 電子放出装置を構成する電界放出型カソ
ード形成面上に、所定の開孔を有するフォトレジストパ
ターンを形成する工程と、 導電性を有する薄板状の微粒子を、溶媒中に分散させ
て、塗布剤を作製する工程と、 上記塗布剤を、上記フォトレジストパターン上に塗布、
乾燥させる工程と、 上記フォトレジストパターンを除去する工程とを有し、 上記開孔内の上記薄板状の微粒子であって、上記開孔の
壁部の上記薄板状の微粒子の板面方向を、主として上記
電子照射面に交叉する方向に配置することを特徴とする
電子放出装置の製造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11380599A JP2000306492A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 電界放出型カソード、電子放出装置、および電子放出装置の製造方法 |
TW089107152A TW451239B (en) | 1999-04-21 | 2000-04-17 | Field emission type cathode, electron emission apparatus and electron emission apparatus manufacturing method |
US09/551,877 US6498424B1 (en) | 1999-04-21 | 2000-04-18 | Field emission type cathode, electron emission apparatus and electron emission apparatus manufacturing method |
KR1020000021272A KR20010014800A (ko) | 1999-04-21 | 2000-04-21 | 전계 방출형 캐소드, 전자 방출 장치, 및 전자 방출장치의 제조 방법 |
DE60005735T DE60005735D1 (de) | 1999-04-21 | 2000-04-21 | Feldemissionskathode, Elektronenemissionsvorrichtung und Verfahren zur Herstellung |
EP00401121A EP1047096B1 (en) | 1999-04-21 | 2000-04-21 | Field emission type cathode, electron emission apparatus and electron emission apparatus manufacturing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11380599A JP2000306492A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 電界放出型カソード、電子放出装置、および電子放出装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000306492A true JP2000306492A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14621522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11380599A Pending JP2000306492A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 電界放出型カソード、電子放出装置、および電子放出装置の製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6498424B1 (ja) |
EP (1) | EP1047096B1 (ja) |
JP (1) | JP2000306492A (ja) |
KR (1) | KR20010014800A (ja) |
DE (1) | DE60005735D1 (ja) |
TW (1) | TW451239B (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030023217A (ko) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | 삼성에스디아이 주식회사 | 삼극관형 전계 방출 표시 소자의 제조방법 |
JP2005209552A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Hitachi Chem Co Ltd | 電界電子放出素子、電界電子放出素子エミッタ部用黒鉛粒子及び画像表示装置 |
JP2005332704A (ja) * | 2004-05-20 | 2005-12-02 | Kochi Prefecture | 電界放出型素子の駆動装置及びその駆動方法 |
JP2007335389A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Tatung Co | 電子放出源及びそれを応用した電界放出ディスプレイ |
JP2008214140A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | National Institute For Materials Science | フレーク状ナノ炭素材料とその製造方法及びフレーク状ナノ炭素材料複合体並びにそれを用いた電子デバイス |
JP2008214139A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | National Institute For Materials Science | 粒子状ナノ炭素材料とその製造方法及び粒子状ナノ炭素材料複合体並びにそれを用いた電子デバイス |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000182508A (ja) * | 1998-12-16 | 2000-06-30 | Sony Corp | 電界放出型カソード、電子放出装置、および電子放出装置の製造方法 |
JP3611503B2 (ja) * | 1999-07-21 | 2005-01-19 | シャープ株式会社 | 電子源及びその製造方法 |
JP2001185019A (ja) | 1999-12-27 | 2001-07-06 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 電界放出型カソード、電子放出装置、及び電子放出装置の製造方法 |
KR100343205B1 (ko) * | 2000-04-26 | 2002-07-10 | 김순택 | 카본나노튜브를 이용한 삼극 전계 방출 어레이 및 그 제작방법 |
JP3654236B2 (ja) * | 2001-11-07 | 2005-06-02 | 株式会社日立製作所 | 電極デバイスの製造方法 |
US20070141736A1 (en) * | 2002-10-07 | 2007-06-21 | Liesbeth Van Pieterson | Field emission device with self-aligned gate electrode structure, and method of manufacturing same |
KR100671376B1 (ko) | 2003-11-19 | 2007-01-19 | 캐논 가부시끼가이샤 | 탄소 나노 튜브를 배향하기 위한 액체 토출 장치 및 방법 |
RU2299488C2 (ru) * | 2005-05-05 | 2007-05-20 | Геннадий Яковлевич Красников | Матрица полевых эмиссионных катодов с затворами (варианты) и способ ее изготовления |
WO2008026958A1 (fr) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Genady Yakovlevich Krasnikov | Matrice de cathodes à émission de champ commandées par porte (et variantes) et procédé de fabrication |
USD578536S1 (en) * | 2007-08-27 | 2008-10-14 | Podium Photonics (Guangzhou) Ltd. | Chip |
CN102087949B (zh) * | 2010-12-31 | 2012-11-21 | 清华大学 | 真空规管 |
RU2590897C1 (ru) * | 2015-04-07 | 2016-07-10 | Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Национальный исследовательский университет "Московский институт электронной техники" (МИЭТ) | Автоэмиссионный элемент с катодами на основе углеродных нанотрубок и способ его изготовления |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01173555A (ja) | 1987-12-25 | 1989-07-10 | Sony Corp | パネル型陰極線管 |
US5675216A (en) * | 1992-03-16 | 1997-10-07 | Microelectronics And Computer Technololgy Corp. | Amorphic diamond film flat field emission cathode |
DE69411248T2 (de) * | 1993-10-28 | 1999-02-04 | Philips Electronics N.V., Eindhoven | Vorratskathode und Herstellungsverfahren |
FR2726688B1 (fr) * | 1994-11-08 | 1996-12-06 | Commissariat Energie Atomique | Source d'electrons a effet de champ et procede de fabrication de cette source, application aux dispositifs de visualisation par cathodoluminescence |
US5709577A (en) * | 1994-12-22 | 1998-01-20 | Lucent Technologies Inc. | Method of making field emission devices employing ultra-fine diamond particle emitters |
CA2227322A1 (en) * | 1995-08-04 | 1997-02-20 | Printable Field Emitters Limited | Field electron emission materials and devices |
KR100286828B1 (ko) * | 1996-09-18 | 2001-04-16 | 니시무로 타이죠 | 플랫패널표시장치 |
-
1999
- 1999-04-21 JP JP11380599A patent/JP2000306492A/ja active Pending
-
2000
- 2000-04-17 TW TW089107152A patent/TW451239B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-04-18 US US09/551,877 patent/US6498424B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-04-21 EP EP00401121A patent/EP1047096B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-04-21 KR KR1020000021272A patent/KR20010014800A/ko not_active Withdrawn
- 2000-04-21 DE DE60005735T patent/DE60005735D1/de not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030023217A (ko) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | 삼성에스디아이 주식회사 | 삼극관형 전계 방출 표시 소자의 제조방법 |
JP2005209552A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Hitachi Chem Co Ltd | 電界電子放出素子、電界電子放出素子エミッタ部用黒鉛粒子及び画像表示装置 |
JP2005332704A (ja) * | 2004-05-20 | 2005-12-02 | Kochi Prefecture | 電界放出型素子の駆動装置及びその駆動方法 |
JP2007335389A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Tatung Co | 電子放出源及びそれを応用した電界放出ディスプレイ |
JP2008214140A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | National Institute For Materials Science | フレーク状ナノ炭素材料とその製造方法及びフレーク状ナノ炭素材料複合体並びにそれを用いた電子デバイス |
JP2008214139A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | National Institute For Materials Science | 粒子状ナノ炭素材料とその製造方法及び粒子状ナノ炭素材料複合体並びにそれを用いた電子デバイス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6498424B1 (en) | 2002-12-24 |
EP1047096A2 (en) | 2000-10-25 |
DE60005735D1 (de) | 2003-11-13 |
KR20010014800A (ko) | 2001-02-26 |
EP1047096B1 (en) | 2003-10-08 |
TW451239B (en) | 2001-08-21 |
EP1047096A3 (en) | 2001-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000306492A (ja) | 電界放出型カソード、電子放出装置、および電子放出装置の製造方法 | |
TW583707B (en) | Flat-panel display and flat-panel display cathode manufacturing method | |
KR100343222B1 (ko) | 전계방출표시소자의제조방법 | |
JPH08287819A (ja) | 電界効果電子放出素子及びその製造方法 | |
JP3740190B2 (ja) | 電界放出表示装置の製造方法 | |
US6737792B2 (en) | Field emission cathode, electron emission device and electron emission device manufacturing method | |
JP2006049287A (ja) | 電子放出素子とその製造方法 | |
JP2006049290A (ja) | 電子放出素子及びその製造方法 | |
JP2006059638A (ja) | 発光体基板および画像表示装置、並びに該画像表示装置を用いた情報表示再生装置 | |
JP2000182508A (ja) | 電界放出型カソード、電子放出装置、および電子放出装置の製造方法 | |
US6379572B1 (en) | Flat panel display with spaced apart gate emitter openings | |
US5785873A (en) | Low cost field emission based print head and method of making | |
JPH0817365A (ja) | 電界放出装置及びその製造方法 | |
US7245067B2 (en) | Electron emission device | |
KR20050066758A (ko) | 그리드 기판을 구비한 전계 방출 표시장치 | |
JP4649739B2 (ja) | 冷陰極電界電子放出素子の製造方法 | |
JP2003203554A (ja) | 電子放出素子 | |
KR101065371B1 (ko) | 전자 방출 소자 | |
JP2000173512A (ja) | 電界イオン放出方式表示装置及びその駆動方法 | |
KR20060011665A (ko) | 전자 방출 소자와 이의 제조 방법 | |
KR20070056614A (ko) | 전자 방출 디바이스의 제조 방법 | |
KR20070043391A (ko) | 전자 방출 디바이스, 이를 이용한 전자 방출 표시 디바이스및 이의 제조 방법 | |
KR100287117B1 (ko) | 전계방출 표시장치 및 이의 제조방법 | |
KR100266206B1 (ko) | 전계방출 이미터 및 그의 제조방법 | |
JP2000195448A (ja) | 平面型表示装置及び電界放出型カソ―ドの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040130 |