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JP2000299152A - フレキシブル印刷配線基板用コネクタ - Google Patents

フレキシブル印刷配線基板用コネクタ

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JP2000299152A
JP2000299152A JP11106725A JP10672599A JP2000299152A JP 2000299152 A JP2000299152 A JP 2000299152A JP 11106725 A JP11106725 A JP 11106725A JP 10672599 A JP10672599 A JP 10672599A JP 2000299152 A JP2000299152 A JP 2000299152A
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Japan
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housing
arm
fpc
connector
main board
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Hitoshi Tateishi
仁 立石
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AIPEKKUSU KK
Original Assignee
AIPEKKUSU KK
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Publication date
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Publication of JP2000299152A publication Critical patent/JP2000299152A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない部品点数で、フレキシブル配線基板(F
PC)の電気的接続を簡単に行うことができ、かつ、高
さ方向にコンパクト化が図られた無挿入力構造のフレキ
シブル印刷配線基板用コネクタ(FPC用コネクタ)を
提供する。 【解決手段】コネクタ1の可撓性コンタクト11は、第
1のアーム12と、第1のアーム12と対向し導通する
第2のアーム14からなり、ハウジング2を固定装置2
1を介しメイン基板61に固定する際、コンタクト11
をハウジング2とメイン基板61との間に挟持し、挟持
した際に作用する押圧力で、第2のアーム14の弾発力
に抗し、第2のアーム14の第2の接触部17をメイン
基板61の導電部62に圧接させるとともに、第2のア
ーム14の押圧部15によりFPC51を押圧して接続
端子52を第1のアーム12の第1の接触部13に圧接
させ、これにより、接続端子52と導電部62との電気
的接続を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノート型パソコ
ン等の小型電子機器内に使用されるコネクタに関し、特
に、フレキシブル印刷配線基板の一端に形成された可撓
性金属導体をメイン基板の導電部に接続させるフレキシ
ブル印刷配線基板用コネクタの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ノート型パソコン等の小型電
子機器内に配設されたマザーボード等のメイン基板に、
フレキシブル印刷配線基板(以下単にFPCと言う)の
接続端子を接続させる装置として、フレキシブル印刷配
線基板用コネクタ(以下FPC用コネクタと言う)が使
用されている。
【0003】この従来のFPC用コネクタには、FPC
が可撓性を有する性質上、いわゆる無挿入力構造が採用
されており、この無挿入力構造のコネクタによると、コ
ネクタ内のコンタクトは、FPCを装着する際にはFP
Cに接触圧を与えず、またFPC装着後には所定の接触
圧をもってFPCに接触するので、安定した電気的接続
を図ることができる。
【0004】従来の無挿入力構造のFPC用コネクタ7
1は、例えば、FPC用コネクタの概念断面図で示す図
6(a)で示すように、開口部2aが形成されたハウジ
ング2と、ハウジング2内にその開口部2aに沿って並
設された複数本の可撓性金属導体からなるコンタクト7
2と、開口部2a内に嵌挿するスライダー73とから構
成されている。
【0005】このうち、各コンタクト72は、先端72
aが二股に分岐しており、先端72aの下端72bに
は、その上面に接触部73が形成されている。また、接
触部73の上面と、接触部73に対向するコンタクト7
2の上端72cとの間には、FPC51を嵌挿するのに
十分なスペースが形成されている。
【0006】また、コンタクト72の後端72dには、
ハウジング2をメイン基板61に固定する脚部74が延
設されており、この脚部74は、メイン基板61に形成
された導電部62に連結されている。
【0007】この従来のFPC用コネクタ71では、ス
ライダー73をメイン基板61と平行に配設した後、F
PC51の接続端子52を開口部2aに矢印Aで示すよ
うにメイン基板61に沿って嵌挿すると、コンタクト内
72にはFPC51を嵌挿するのに十分なスペースが形
成されているから、FPC51はコンタクト72から接
触圧を受けることなくコンタクト72内に嵌挿する。次
に、スライダー73を同じく開口部2a内に矢印Aの如
く水平に嵌挿すると、図6(a)と同一部分を同一符号
で示す図6(b)のように、スライダー73の押圧部7
3aがFPC51を下方に押圧し、FPC51の各接続
端子52と対応する各コンタクト72の接触部73とが
互いに圧接するので、これにより、FPC51の接続端
子52とメイン基板61の導電部62との間の電気的接
続が図られる。
【0008】また、上述したFPC用コネクタ71のス
ライダー73に代え、操作レバーを具えた無挿入力構造
のFPC用コネクタもある。
【0009】このFPC用コネクタ81は、スライダー
73に代え、図6(a)と同一部分を同一符号で示す図
7(a)のように、操作レバー77が配設している。こ
の操作レバー77は、開口部2aに近接した位置のハウ
ジング2内に回動自在に支承されており、接触部73の
上面と、その上方の操作レバー77との間には、FPC
51を嵌挿するのに十分なスペースが形成されている。
このFPC用コネクタ81では、FPC51の接続端子
52を開口部2aに矢印Aで示すようにメイン基板61
に沿って嵌挿すると、接触部73の上面とその上方の操
作レバー72との間には、FPC51を嵌挿するのに十
分なスペースが形成されているから、FPC51はコン
タクト72や操作レバー77から接触圧を受けることな
くコンタクト72内に嵌挿する。次に、操作レバー77
を矢印Bで示すように回転すると、図7(a)と同一部
分を同一符号で示す図7(b)のように、操作レバー7
7の押圧部77aがFPC51を下方に押圧し、FPC
51の各接続端子52と対応する各コンタクト72の接
触部73とが互いに圧接するので、これにより、FPC
51の接続端子52とメイン基板61の導電部62との
間の電気的接続が図られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の無挿入力構造のFPC用コネクタ71、81では、
FPC51が装着されるハウジング2は、その開口部2
aがメイン基板61に沿って配設されており、FPC5
1は、図6(b)、図7(b)の矢印Aで示すように、
メイン基板61に沿って開口部2aに嵌挿されるから、
近年のコネクタの高さ方向のコンパクト化、すなわち低
背化によって、FPC51の嵌挿作業を行うスペースが
狭小化し、その嵌挿作業が困難となり、FPC51とメ
イン基板61との電気的接続作業が煩雑であるという問
題があった。
【0011】さらに、図6(a)で示すスライダー73
を具えた従来のコネクタ71では、スライダー73の挿
入も矢印Aで示すようにメイン基板61に沿って行うた
め、同様の理由によってスライダー73の嵌挿作業も困
難であり、また、図7(a)で示す操作レバー77を具
えた従来のコネクタ81でも、操作レバー77は開口部
2aに近接した位置のハウジング2内に支承されている
から、コネクタ81の低背化によって操作レバー77の
操作スペースが狭く、その操作が困難であった。したが
って、FPC用コネクタ71、81にスライダー73や
操作レバー77を配設することは、電気的接続作業を一
層煩雑化させる要因ともなっていた。
【0012】また、従来のFPC用コネクタ71、81
では、スライダー73や操作レバー77を介してFPC
51の接続端子52とメイン基板61の導電部62との
間を電気的に接続することとしていたから、部品点数が
多いという問題もあった。
【0013】この発明は、上述した事情に鑑み、少ない
部品点数で、フレキシブル配線基板の電気的接続を簡単
に行うことができ、かつ、高さ方向にコンパクト化が図
られた無挿入力構造のフレキシブル印刷配線基板用コネ
クタを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、フレキシブル印刷配線基板(FP
C)の接続端子を挿入する開口部が形成されたハウジン
グと、該ハウジング内に前記開口部に沿って並設された
複数本の可撓性のコンタクトと、導電部からなるメイン
基板上に前記ハウジングを固定する固定装置とを少なく
とも具えたフレキシブル印刷配線基板用コネクタ(FP
C用コネクタ)において、前記コンタクトは、前記接続
端子に当接する第1の接触部を有する第1のアームと、
該第1のアームと対向して配設され、前記第1のアーム
と導通する第2のアームであって、前記フレキシブル印
刷配線基板を押圧する押圧部と、前記導電部に当接する
第2の接触部とを有する第2のアームとから構成され、
前記ハウジングを前記固定装置を介して前記メイン基板
に固定する際、前記コンタクトを前記ハウジングと前記
メイン基板との間に挟持し、挟持した際に作用する押圧
力によって、前記第2のアームの弾発力に抗し、前記第
2の接触部を前記導電部に圧接させるとともに、前記押
圧部により前記フレキシブル印刷配線基板を押圧して前
記接続端子を前記第1の接触部に圧接させ、これによ
り、前記フレキシブル印刷配線基板の前記接続端子と前
記メイン基板の前記導電部との間の電気的接続を図って
いる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるFPC用
コネクタの一実施例について詳述する。図1は、この発
明に係わるFPC用コネクタの概念斜視図である。この
発明のFPC用コネクタ1は、図1で示すFPC51の
一方の面51aに形成された接続端子52と、メイン基
板61に形成された導電部62との間を電気的に接続さ
せるためのコネクタである。
【0016】このコネクタ1は、開口部2aがメイン基
板61の上方に向け配置された略矩形状のハウジング2
と、該ハウジング2内に開口部2aに沿って並設された
複数本の可撓性のコンタクト11と、ハウジング2をメ
イン基板61上に固定するための固定装置21とから構
成されている。
【0017】このうち、ハウジング2は、略矩形状の絶
縁体部材からなり、両端2bには、メイン基板61側に
一対の軸3が突設されている。この各軸3は、固定装置
21の各軸受部29にそれぞれ嵌挿している。また、ハ
ウジング2の両端2bには、各軸3に近接した位置に、
図示せぬ凸部が突設されている。また、ハウジング2の
両端2bであって軸3から所定間隔離間した位置には、
ハウジング2の上面2c側に、該上面2cに向け一対の
嵌合溝4が形成されており、また、ハウジング2の下面
2d側には、該下面2dに向け一対の切り欠5が形成さ
れている。また、ハウジング2の下面2dには、ハウジ
ング2の幅方向に複数の孔2eが並設されている。
【0018】一方、ハウジング2内に開口部2aに沿っ
て並設された複数本の可撓性のコンタクト11は、可撓
性の金属導体からなり、各コンタクト11は、図1の要
部概念断面図で示す図2のように、その先端11aが二
股に分岐している。
【0019】この先端11aは、第1のアーム12と、
該第1のアーム12と対向して配設され、第1のアーム
12と導通する第2のアーム14から構成されており、
このうちの第1のアーム12には、図1で示すように、
先端12aの下面に第1の接触部13が形成されてい
る。なお、第1のアーム12の先端12aのハウジング
2内の面2fとの間には、第1のアームが撓むためのス
ペースが形成されている。一方、第2のアーム14に
は、その先端14aの第1の接触部13と対向する位置
に、第1のアーム12に向け突出する押圧部15が形成
されており、また、この押圧部15の反対側には、ハウ
ジング2の孔2eから突出する第2の接触部17が形成
されている。また、コンタクト11の第1の接触部13
と押圧部15のとの間には、FPC51の板厚より若干
広いスペースが形成されている。
【0020】一方、図1で示す固定装置21は、メイン
基板61に固定され、ハウジング2の両端2bを位置決
め支承する一対のアーム22と、軸3から所定間隔離間
した位置の各アーム22に配設される係止手段24とか
ら構成されている。
【0021】このうち、一対のアーム22は、略コの字
形状の金属部材20(図4)の両端を構成しており、金
属部材20が弾性力のある材質からなるため、一端22
a側が幅方向外側へ拡開可能である。また、この一対の
アーム22は、ハウジング2の両端2bの両外側に配設
されており、各アーム22は固定部23でメイン基板6
1に固定されている。また、各アーム22の他端22b
には、ハウジング2の軸3を支承する軸受部29が配設
されており、他端22bで軸受部29と近接した位置の
内壁22cには、ハウジング2の凸部を嵌合する凹部
(図示せぬ)が形成されている。
【0022】また、各アーム22に配設される係止手段
24は、各軸3から所定間隔離間した位置の各アーム2
2に、該アーム22の上方から内部に向け延設される舌
片25と、舌片25の下方で舌片25と対向する位置に
形成される舌片26とから構成されている。このうちの
舌片25には、緩やかな面25aが形成されており、ま
た、アーム22内の舌片25間は、ハウジング2の幅よ
り若干狭い間隔に設定されている。また、舌片26は、
ハウジング2に形成した切り込みを内部に向け押し倒し
て形成されている。次に、このFPC用コネクタ1の作
用を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
【0023】このFPC用コネクタ1によると、ハウジ
ング2は、図1で示すように、軸3を介し固定装置21
に対し回動自在に支承されているが、FPC51を開口
部2aに挿入する前では、図1および図2で示すよう
に、ハウジング2の図示せぬ凸部と固定装置21の図示
せぬ凹部との嵌合によって、開口部2aがメイン基板6
1に対し上方を向いた状態を維持してその回転を停止し
ている。
【0024】このとき、FPC51をその先端51b側
から矢印Cで示すようにハウジング2の開口部2a内に
挿入すると、コンタクト11の第1の接触部13と押圧
部15との間にはFPC51の板厚より若干広いスペー
スが形成されているため、FPC51はコンタクト11
から接触圧を受けることなく容易にコンタクト11内に
嵌挿する。
【0025】また、このようにハウジング2の開口部2
aがメイン基板61に対し上方を向いた状態では、開口
部2aの上方に、FPC51の嵌挿作業を行うためのス
ペースが十分に確保されているから、このコネクタ1が
メイン基板61に装着された際の高さ方向のコンパクト
化、すなわち、低背化を図られたコネクタである場合に
も、FPC51の嵌挿作業を簡単に行うことができる。
【0026】また、ハウジング2の開口部2aがメイン
基板61から離間した位置にあるから、FPC51を嵌
挿する際、開口部2aの視覚性が良好で、これにより、
更にFPC51の嵌挿作業を簡単に行うことができる。
【0027】次に、コンタクト11内に嵌挿されるFP
C51の先端51bが、図2と同一部分を同一符号で示
す図3のように、コンタクト内の所定の位置に達する
と、接続端子52は第1のアーム12の第1の接触部1
3と対向する位置に配置される。また、接続端子52の
裏面に位置するFPC51は、第2のアーム14の押圧
部15に対向する位置に配置される。
【0028】次に、ハウジング2に、図3の矢印Dで示
すように力を加えると、ハウジング2の図示せぬ凸部と
固定装置21の図示せぬ凹部との嵌合が外れ、これによ
り、ハウジング2が、矢印Eで示すように軸3を介し回
転する。一方、アーム22内に突出する舌片25間は、
ハウジング2の幅より若干狭い間隔に設定されているか
ら、軸3を中心に回転するハウジング2は、図1で示す
切り欠5で舌片25の緩やかな面25aに摺接し、この
切り欠5で緩やかな面25aを押圧して一対のアーム2
2をハウジング2の幅方向外側へ拡開させる。
【0029】そして、舌片25が嵌合溝4に達するまで
ハウジング2が回動すると、図1と同一部分を同一符号
で示す図4のように、スナップアクションによって舌片
25が嵌合溝4に嵌着し、同時に、アーム22は弾発力
によって元の状態に復帰しハウジング2の両端2bを把
持するので、これにより、ハウジング2はアーム22に
嵌着してメイン基板61に固定されることとなる。
【0030】また、このように固定装置21を介しハウ
ジング2をメイン基板61に固定した際、ハウジング2
の下面2dは、図3と同一部分を同一符号で示す図5の
ように、メイン基板61に当接する一方、ハウジング2
の孔2eから第2の接触部17を突出させていたコンタ
クト11は、図5で示すように、ハウジング2とメイン
基板61との間に挟持され、挟持された際に作用する押
圧力によって、第2のアーム14の弾発力に抗し、第2
の接触部16が導電部62に圧接されるとともに、第2
のアーム14がハウジング23内で内側に向け弾発的に
撓んでその押圧部15が接続端子52を押圧し、FPC
51の接続端子52が第1の接触部13に圧接されるの
で、これにより、FPC51の接続端子52とメイン基
板61の導電部62との間の電気的接続が図られること
となる。
【0031】このように、このFPC用コネクタ1で
は、ハウジング2を固定装置21を介してメイン基板6
1に固定する際、コネクタ11をハウジング2とメイン
基板61との間で挟持するのみで電気的接続を図ること
ができ、従来のように電気的接続のためスライダーや操
作レバーを具える必要はないから、その分、部品点数を
少なくすることができ、製造コストを低くすることがで
きる。
【0032】また、FPC用コネクタ1では、上述のよ
うに、ハウジング2を固定装置21を介してメイン基板
61に固定するのみで電気的接続を図ることができ、そ
の際、従来のようなスライダーや操作レバーの操作作業
は不要であるから、その分、電気的接続作業を簡単にす
ることができ、FPC用コネクタにスライダーや操作レ
バーを配設することにより生じていた従来の問題、すな
わち、コネクタ1の低背化に伴ってスライダーや操作レ
バーの操作作業の作業スペースが狭小化し、電気的接続
作業が煩雑化するという問題も生じない。
【0033】また、FPC用コネクタ1では、電気的接
続を図る際、FPC用コネクタ1の最大部品であるハウ
ジング2を操作するので、スライダー等を操作していた
従来に比し、電気的接続作業を簡単にすることができ
る。
【0034】また、このようにハウジング2とメイン基
板61とでコンタクト11を挟持した際作用する押圧力
によって電気的接続を図ることにより、コンタクト11
の低背化によって第1のアーム12および第2のアーム
14が撓むためのスペースが狭い場合にも、接続端子5
2と対応する第1の接触部13との間の大きな圧接力を
確保して、電気的な接続不良を防止することができる。
【0035】一方、このFPC用コネクタ1では、ハウ
ジング2がメイン基板61に固定される際、図4で示す
ように、ハウジング2はアーム22に嵌着し、これによ
り、アーム22によって幅方向に位置決めがされ、舌片
25と嵌合溝4との嵌着によって、コネクタ1の高さ方
向の位置決めがされるので、ハウジング2はメイン基板
61に確実に固定される。
【0036】そのため、ハウジング2は、係止手段24
によって、第2のアーム14の弾発力に抗しアーム22
に係止された状態を維持することとなり、これにより、
図5で示す導電部61と第2の接触部17との圧接およ
び接続端子52と第1の接触部13との圧接を保持され
るから、FPC51の接続端子52とメイン基板61の
導電部62との間の電気的接続が安定して行われること
となる。
【0037】また、ハウジング21が係止手段24によ
ってメイン基板61に固定された際、図1で示す切り欠
5も舌片26に嵌合する。そのため、ハウジング2の幅
方向の位置決め、およびFPC用コネクタ1の高さ方向
の位置決めはさらに確実に行なわれ、これにより、FP
C51の接続端子52とメイン基板61の導電部62と
の間の電気的接続をさらに安定して行なうことができ
る。
【0038】なお、この実施例のFPC用コネクタ1で
は、ハウジング2は軸3を介し固定装置21に回動自在
に支承されることとしたが、ハウジング2はこれに限定
せず、例えば、ハウジング2は、固定装置21と離脱可
能であって、固定装置21と離脱した状態でFPC51
を嵌挿するものであってもよく、このようにすると、上
述した実施例のFPC用コネクタ1と同様、FPC51
の嵌挿作業が簡単で、メイン基板61とFPC51との
電気的接続作業を簡単に行うことができる。
【0039】なお、この実施例のコネクタ1は、FPC
用コネクタとしたが、この発明のコネクタはこれに限定
されず、可撓性金属導体を接続させるコネクタであれば
よく、例えば、フレキシブルフラットケーブルの接続端
子52を接続させるフレキシブルフラットケーブル用コ
ネクタであってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
FPC用コネクタでは、コンタクトを、FPCの接続端
子に当接する第1の接触部を有する第1のアームと、該
第1のアームと対向して配設され、第1のアームと導通
する第2のアームであって、FPCを押圧する押圧部
と、導電部に当接する第2の接触部とを有する第2のア
ームとから構成し、ハウジングを固定装置を介してメイ
ン基板に固定する際、コンタクトをハウジングとメイン
基板との間に挟持し、挟持した際に作用する押圧力によ
って、第2のアームの弾発力に抗し、第2の接触部を導
電部に圧接させるとともに、押圧部によりFPCを押圧
して接続端子を第1の接触部に圧接させ、これにより、
FPCの接続端子とメイン基板の導電部との間の電気的
接続を図るようにしたから、ハウジングがメイン基板に
対しその開口部が上方を向いた状態、すなわち、FPC
の嵌挿作業を行うためのスペースが十分に確保されてい
る状態でFPCを嵌挿することができる。
【0041】したがって、低背化が図られたFPC用コ
ネクタであっても、FPCの嵌挿作業を簡単にすること
ができる。
【0042】また、ハウジングの開口部がメイン基板か
ら離間した位置にあるから、FPCを嵌挿する際、開口
部の視覚性が良好で、これにより、更にFPCの嵌挿作
業を簡単に行うことができる。
【0043】また、この発明に係わるFPC用コネクタ
では、ハウジングを固定装置を介してメイン基板に固定
する際、コンタクトをハウジングとメイン基板とで挟持
するのみで電気的接続を図ることができ、従来のように
電気的接続のためスライダーや操作レバーを具える必要
はないから、その分、部品点数を少なくすることができ
る。
【0044】また、この発明に係わるFPC用コネクタ
では、上述のように、ハウジングを固定装置を介してメ
イン基板に固定するのみで電気的接続を図ることがで
き、その際、スライダーや操作レバーの操作作業は不要
であるから、電気的接続作業を簡単にすることができ、
FPC用コネクタにスライダーや操作レバーを配設する
ことにより生じていた従来の問題、すなわち、コネクタ
の低背化に伴うスライダーの嵌挿作業等の作業スペース
が狭小化し、電気的接続作業が煩雑するという問題も生
じない。
【0045】また、FPC用コネクタでは、電気的接続
を図る際、FPC用コネクタの最大部品であるハウジン
グを操作するので、スライダー等を使用する従来に比
し、電気的接続作業を簡単にすることができる。
【0046】したがって、この発明によれば、少ない部
品点数で、フレキシブル配線基板(FPC)の電気的接
続を簡単に行うことができ、かつ、高さ方向にコンパク
ト化が図られた無挿入力構造のフレキシブル配線基板用
コネクタ(FPC用コネクタ)を提供することができ、
これにより、低背化が図られた安価なノート型パソコン
等の小型電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に係わるFPC用コネクタの
概念斜視図で、FPC装着前の様子を示す図。
【図2】図2は、この発明に係わるFPC用コネクタの
要部概念断面図で、FPC装着前の様子を示す図。
【図3】図3は、この発明に係わるFPC用コネクタの
要部概念断面図で、FPC装着途中の様子を示す図。
【図4】図4は、この発明に係わるFPC用コネクタの
概念斜視図で、FPC装着後の様子を示す図。
【図5】図5は、この発明に係わるFPC用コネクタの
要部概念断面図で、FPC装着後の様子を示す図。
【図6】図6(a)はFPC装着前の従来のFPC用コ
ネクタの様子を示す概念断面図で、図6(b)はFPC
装着後の従来のFPC用コネクタの様子を示す概念断面
図。
【図7】図7(a)は、FPC装着前の従来のFPC用
コネクタの様子を示す概念断面図で、図7(b)はFP
C装着後の従来のFPC用コネクタの様子を示す概念断
面図。
【符号の説明】
1…フレキシブル印刷配線基板用コネクタ(FPC用コ
ネクタ) 2…ハウジング 2b…両端 3…軸 11…コンタクト 12…第1のアーム 13…第1の接触部 14…第2のアーム 15…押圧部 16…第2の接触部 21…固定装置 22…一対のアーム 24…係止手段 51a…フレキシブル印刷配線基板(FPC) 52…接続端子 52a…開口部 61…メイン基板 62…導電部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレキシブル印刷配線基板の接続端子を挿
    入する開口部が形成されたハウジングと、該ハウジング
    内に前記開口部に沿って並設された複数本の可撓性のコ
    ンタクトと、導電部からなるメイン基板上に前記ハウジ
    ングを固定する固定装置とを少なくとも具えたフレキシ
    ブル印刷配線基板用コネクタにおいて、 前記コンタクトは、 前記接続端子に当接する第1の接触部を有する第1のア
    ームと、 該第1のアームと対向して配設され、前記第1のアーム
    と導通する第2のアームであって、前記フレキシブル印
    刷配線基板を押圧する押圧部と、前記導電部に当接する
    第2の接触部とを有する第2のアームとから構成され、 前記ハウジングを前記固定装置を介して前記メイン基板
    に固定する際、前記コンタクトを前記ハウジングと前記
    メイン基板との間に挟持し、挟持した際に作用する押圧
    力によって、前記第2のアームの弾性力に抗し、前記第
    2の接触部を前記導電部に圧接させるとともに、前記押
    圧部により前記フレキシブル印刷配線基板を押圧して前
    記接続端子を前記第1の接触部に圧接させ、これによ
    り、前記フレキシブル印刷配線基板の前記接続端子と前
    記メイン基板の前記導電部との間の電気的接続を図るよ
    うにしたことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】前記ハウジングは、軸を有し、該軸を介し
    前記固定装置に回動自在に支承されていることを特徴と
    する請求項(1)記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】前記固定装置は、 前記メイン基板に固定され、前記ハウジングの両端を位
    置決め支承する一対のアームと、該一対のアームに配設
    され、前記軸から所定間隔離間した位置の前記ハウジン
    グを前記第2のアームの弾発力に抗して係止する係止手
    段とを有し、 前記ハウジングの前記両端を前記一対のアーム間に位置
    決めした際に、前記係止手段によって前記ハウジングを
    係止し、前記導電部と前記第2の接触部との圧接および
    前記接続端子と前記第1の接触部との圧接を保持して、
    前記フレキシブル印刷配線基板の前記接続端子と前記メ
    イン基板の前記導電部との間の電気的接続を図るように
    したことを特徴とする請求項(2)記載のコネクタ。
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