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JP2000297475A - 床パネルの吊り構造及び建物ユニットの吊り構造 - Google Patents

床パネルの吊り構造及び建物ユニットの吊り構造

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Publication number
JP2000297475A
JP2000297475A JP11106646A JP10664699A JP2000297475A JP 2000297475 A JP2000297475 A JP 2000297475A JP 11106646 A JP11106646 A JP 11106646A JP 10664699 A JP10664699 A JP 10664699A JP 2000297475 A JP2000297475 A JP 2000297475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
frame
lifting bolt
floor panel
joist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11106646A
Other languages
English (en)
Inventor
Taisuke Kanbe
泰典 神辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP11106646A priority Critical patent/JP2000297475A/ja
Publication of JP2000297475A publication Critical patent/JP2000297475A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築現場において安定して水平に吊り上げ、
据え付けることができる床パネルの吊り構造及び建物ユ
ニットの吊り構造を提供すること。 【解決手段】 根太を組んで床枠組1が形成している床
パネルの端根太13に沿って、つなぎ枠2を取り付け、
このつなぎ枠2の床枠組の内側へ突出した部分21に設
けた貫通孔22に雌ねじ部42を挿入した状態で吊り上
げボルト取付具4を取り付け、この吊り上げボルト取付
具4の上方に、吊り上げボルトの倒れを防止する吊り上
げボルト倒れ防止具5が設けた構成からなる床パネルの
吊り構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は床パネルの吊り構
造及び建物ユニットの吊り構造に関する。
【0002】
【従来の技術】枠組壁工法を採用したユニット構造の建
物は、工場で、上枠、下枠及び縦枠が組まれて壁枠組が
形成されている壁パネルや根太が組まれて床枠組が形成
されている床パネル等を生産するとともに、これらの壁
パネル、床パネル等を箱状に組み立てた建物ユニットを
建築現場に運び、基礎の上に据え付けて組み立てられ
る。
【0003】したがって、建築現場において、建物ユニ
ット等を据え付けるのにはこれを吊り上げることが必要
となるが、建物ユニットを吊り上げるための建物ユニッ
トの吊り構造が、例えば特開昭57−19440号公報
に提案されている。この建物ユニットの吊り構造は、床
パネルの側縁に壁パネルが立設されている建物ユニット
の前記壁パネルの上部に雌ねじ部を上部に持つ枠金具を
収め、この枠金具の雌ねじ部に吊り金具を係止したもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の建物ユニットに
は、図4(イ)〜(ハ)に示されるように、コの字状、
ニの字状、L字状等の種々の形状の建物ユニットがあ
り、これらの建物ユニットの複数個を適宜組み合わせて
建物を組み立てることになる。ところで、前記特開昭5
7−19440号公報に提案された建物ユニットの吊り
構造は、建物ユニットが床パネルの少なくとも一対の相
対向する側縁の夫々に壁パネルが立設されているもので
ないと適用できない。
【0005】すなわち、図4(イ)に示すコの字状の建
物ユニットや図4(ロ)に示すニの字状の建物ユニット
では、壁パネルB1 と壁パネルB2 とが床パネルAの相
対向する側縁に立設されているので、この壁パネルB1
と壁パネルB2 の上部に雌ねじ部を上部に持つ枠金具を
収め、この雌ねじ部に吊り金具を係止すれば、建物ユニ
ットの上部の四隅部に吊り金具を取り付けることがで
き、建物ユニットを安定して水平に吊り上げることがで
きる。
【0006】しかし、図4(ハ)に示すL字状の建物ユ
ニットは、壁パネルB1 と壁パネルB3 とは隣接してい
て相対向していないので、建物ユニットの壁パネルの上
部三隅にしか吊り金具が係止されず、建物ユニットを安
定して水平に吊り上げることができないという問題があ
った。
【0007】また、建物を構築する場合に、種々の床パ
ネル、例えば床パネルの一側縁にのみ壁パネルを立設し
たもの、床パネル上に設備を設置したもの等を吊り上げ
て所定場所に据え付けることがあるが、この種の床パネ
ルは水平に吊り上げて所定場所にそのまま載置するのが
好ましい。しかし、これらの床パネルには吊り上げ金具
を取り付けることまでの配慮がなされておらず、吊り上
げ作業が煩瑣なものとなっていた。
【0008】この発明は、前記の点に鑑み、床ユニット
や建物ユニットを建築現場において安定して水平に吊り
上げ、据え付けることができる床パネルの吊り構造及び
建物ユニットの吊り構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の床
パネルの吊り構造は、根太が組まれて床枠組が形成され
ている床パネルの裏面に、つなぎ枠が、床パネルの側縁
に沿って前記床枠組の側根太もしくは端根太よりも床枠
組の内側へ突出した状態で前記側根太もしくは端根太に
取り付けられ、前記つなぎ枠の床枠組の内側へ突出した
部分に貫通孔が設けられ、この貫通孔に雌ねじ部を挿入
した状態で雌ねじ部を有する吊り上げボルト取付具が取
り付けられていることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明の床パネルの吊り構造
は、根太が組まれて床枠組が形成されている床パネルの
裏面に、つなぎ枠が、床パネルの側縁に沿って前記床枠
組の側根太もしくは端根太よりも床枠組の内側へ突出し
た状態で前記側根太もしくは端根太に取り付けられ、前
記つなぎ枠の床枠組の内側へ突出した部分に貫通孔が設
けられ、この貫通孔に雌ねじ部を挿入した状態で雌ねじ
部を有する吊り上げボルト取付具が取り付けられ、この
吊り上げボルト取付具の上方に、吊り上げボルトの倒れ
を防止する吊り上げボルト倒れ防止具が設けられている
ことを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明の建物ユニットの吊り
構造は、根太が組まれて床枠組が形成されている床パネ
ルの隣り合う二つの側縁の夫々に沿って上枠、下枠及び
縦枠が組まれて壁枠組が形成されている壁パネルが立設
されてなる建物ユニットの吊り構造であって、前記壁パ
ネルの上部に吊り上げボルト取付具が設けられるととも
に、前記床パネルの裏面に、つなぎ枠が、床パネルの側
縁に沿って前記床枠組の側根太もしくは端根太よりも床
枠組の内側へ突出した状態で前記側根太もしくは端根太
に取り付けられ、壁パネルが立設されていない床パネル
の側縁部のつなぎ枠の床枠組の内側へ突出した部分に貫
通孔が設けられ、この貫通孔に雌ねじ部を挿入した状態
で雌ねじ部を有する吊り上げボルト取付具が取り付けら
れていることを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明の建物ユニットの吊り
構造は、根太が組まれて床枠組が形成されている床パネ
ルの隣り合う二つの側縁の夫々に沿って上枠、下枠及び
縦枠が組まれて壁枠組が形成されている壁パネルが立設
されてなる建物ユニットの吊り構造であって、前記壁パ
ネルの上部に吊り上げボルト取付具が設けられるととも
に、前記床パネルの裏面に、つなぎ枠が、床パネルの側
縁に沿って前記床枠組の側根太もしくは端根太よりも床
枠組の内側へ突出した状態で前記側根太もしくは端根太
に取り付けられ、壁パネルが立設されていない床パネル
の側縁部のつなぎ枠の床枠組の内側へ突出した部分に貫
通孔が設けられ、この貫通孔に雌ねじ部を挿入した状態
で雌ねじ部を有する吊り上げボルト取付具が取り付けら
れ、この吊り上げボルト取付具の上方に、吊り上げボル
トの倒れを防止する吊り上げボルト倒れ防止具が設けら
れていることを特徴としている。
【0013】(作用)この発明の請求項1記載の床パネ
ルの吊り構造においては、根太が組まれて床枠組が形成
されている床パネルの裏面に取り付けられたつなぎ枠の
貫通孔に雌ねじ部を挿入した状態で雌ねじ部を有する雌
ねじ部を有する吊り上げボルト取付具が取り付けられて
いるから、この雌ねじ部に吊り上げボルトを取り付ける
ことができ、床パネルの側縁部の所要箇所、例えば四隅
に吊り上げボルトを取り付けることができ、床パネルを
安定して水平に吊り上げ、据え付けることができる。ま
た、吊り上げボルトが取り付けられる吊り上げボルト取
付具は、つなぎ材に取り付けられているので、床パネル
を吊り上げる際の負荷は直接にはつなぎ材に加わり、床
枠組や床板等を損傷する恐れがない。
【0014】この発明の請求項2記載の床パネルの吊り
構造においては、請求項1記載の床パネルの吊り構造を
備えるとともに、吊り上げボルト取付具の上方に、吊り
上げボルトの倒れを防止する吊り上げボルト倒れ防止具
が設けられているから、取付具に取り付けられたされた
吊り上げボルトは案内具によって支持されて吊り上げボ
ルトの倒れがなく、より安定して床パネルを水平に吊り
上げ、据え付けることができる。
【0015】この発明の請求項3記載の建物ユニットの
吊り構造においては、壁パネルの上部に吊り上げボルト
取付具が設けられるとともに、壁パネルが立設されてい
ない床パネルの側縁部のつなぎ枠の貫通孔に雌ねじ部を
挿入した状態で雌ねじ部を有する雌ねじ部を有する吊り
上げボルト取付具が取り付けられているから、壁パネル
の上部と壁パネルが立設されていない床パネルの側縁部
に取り付けられ吊り上げボルトによって、建物ユニット
を安定して水平に吊り上げ、据え付けることができる。
また、吊り上げボルトが取り付けられる吊り上げボルト
取付具は、つなぎ材に取り付けられているので、建物ユ
ニットを吊り上げる際の負荷は直接にはつなぎ材に加わ
り、床枠組や床板等を損傷する恐れがない。
【0016】この発明の請求項4記載の建物ユニットの
吊り構造においては、請求項3記載の建物ユニットの吊
り構造を備えるとともに、吊り上げボルト取付具の上方
に、吊り上げボルトの倒れを防止する吊り上げボルト倒
れ防止具が設けられているから、壁パネルが立設されて
いない床パネルの側縁部に取り付けられた吊り上げボル
トは吊り上げボルト倒れ防止具によって支持され、吊り
上げボルトの倒れがなく、より安定して床パネルを水平
に吊り上げ、据え付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面の実施例を参照しながら説明する。
【0018】先ず、この発明の第1実施例を図1に基づ
いて説明する。図1はこの発明の第1実施例に係る床パ
ネルの吊り構造を示すものであって、(イ)は床板の一
部を切り欠いた状態を示す斜視図、(ロ)は斜め背面か
ら見た角隅部の説明図、(ハ)は斜め上方から見た角隅
部の説明図である。図1において、1は床枠組、2はつ
なぎ材、3は床板、4は吊り上げボルト取付具、5は吊
り上げボルト倒れ防止具である。
【0019】床枠組1は、床根太11と最外縁の側根太
12と、これらの根太11、12に直交する端根太13
とにより方形に組まれ、釘打接続されて形成されてい
る。なお、14は受け材である。
【0020】つなぎ材2は、床枠組1の裏面の端根太1
3に沿って釘打により取り付けられている。そして、つ
なぎ材2の側部21は端根太13よりも床枠組1の枠内
側に突出している。また、つなぎ材2には後述の吊り上
げボルト取付具4のための貫通孔22と据え付けられた
床パネルをその下の構造体等に取り付けるための孔23
が穿設されている。なお、131はその取り付け作業を
するために端根太13に切り欠いた切欠部である。
【0021】床枠組1の上面には床板3が取り付けられ
ている。この実施例では、床板3は床枠組1の上面の全
面にわたって設けられておらず、側根太12側に間隙a
が存するように設けられている。この間隙aは、据え付
けた床パネル同士を建築現場において互いに接続し易く
するためのものであり、据え付け後にこの間隙aを床板
等で埋めることになる。
【0022】吊り上げボルト取付具4は、金属板41と
この金属板41に溶接等によって固着されたナット42
とからなる。この吊り上げボルト取付具4はそのナット
42を前記つなぎ材2の貫通孔22に挿入した状態で金
属板41をつなぎ材2に釘打ちして取り付けられる。こ
の金属板41はその裏面が端根太13の裏面と面一にな
るように取り付けられるのが好ましい。
【0023】吊り上げボルト倒れ防止具5は、吊り上げ
ボルトを案内するための案内孔51が穿設されたL字状
金属板52からなり、前記吊りボルト取付具4の上方の
側根太12と端根太13の上部に釘打ちによって取り付
けられる。この吊り上げボルト吊り上げボルト倒れ防止
具5の案内孔51は、前記吊り上げボルト取付具4のナ
ット42の丁度真上になっている。なお、この吊り上げ
ボルト倒れ防止具5は、吊り上げボルトを倒れないよう
に支持するものであり、請求項1に係る発明では特に必
要としていない。また、この吊り上げボルト倒れ防止具
5と前記の吊り上げボルト取付具4とは、床枠組1の4
隅に取り付けられている。
【0024】次に、この第1実施例の使用態様及び作用
について説明する。アイボルト状の吊り上げボルト6
を、床パネルの四隅に取り付けた吊り上げボルト倒れ防
止具5の案内孔51に挿通し、その先端の雄ねじを吊り
上げボルト取付具4のナット41に螺着して取り付け
る。この四隅の吊り上げボルト6と、図示していない吊
り上げ治具とをロープ等でくないで引き上げ、建築現場
等の所定場所に載置して据え付け、その後吊り上げボル
ト6を外す。なお、吊り上げボルト取付具4や吊り上げ
ボルト倒れ防止具5は、載置後或いは据え付け後、必要
に応じて取り外すものとする。
【0025】この時、吊り上げボルト6は床パネルの四
隅に取り付けられているので、床パネルは、バランス良
く吊り上げ治具に接続され、床パネルを安定して水平状
態で吊り上げられ、据え付けることができる。また、吊
り上げボルトが取り付けられる吊り上げボルト取付具4
は、つなぎ材2に取り付けられているので、床パネルを
吊り上げる際の負荷は直接にはつなぎ材2に加わり、床
枠組1、床板3等を損傷する恐れがない。さらに、吊り
上げボルト6は吊り上げボルト倒れ防止具5により支持
されているので倒れたり、曲がったりせず、支障なく床
パネルを吊り上げ、据え付けることができる。
【0026】次に、この発明の第2実施例を図2に基づ
いて説明する。図2はこの発明の第2実施例に係る床パ
ネルの吊り構造の要部の説明図である。第2実施例は、
吊り上げボルト倒れ防止具が相違すること以外は、第1
実施例と特に相違しないので、要部のみ図示するととも
に第1実施例と同一ないし均等な部分については同一符
号を付すとともに説明を省略する。
【0027】吊り上げボルト倒れ防止具5aは、吊り上
げボルトを案内するための案内孔51aが穿設された金
属板からなり、取付片71、71を設けた角筒7の上端
に固着されている。この角筒7は、その取付片71、7
1が側根太12と端根太13に釘打ちされて床枠組のコ
ーナー部の4個所に取り付けられ、その結果、案内孔5
1は、前記吊り上げボルト取付具4の図2では見えない
ナットの丁度真上になっている。なお、この吊り上げボ
ルト倒れ防止具5aは、第1実施例と同様、吊り上げボ
ルトを倒れないように支持するものであり、請求項1に
係る発明では特に必要としていない。
【0028】なお、第2実施例の使用態様及び作用につ
いては、第1実施例と特に相違しないので説明を省略す
る。
【0029】次に、この発明の第3実施例を図3に基づ
いて説明する。図3は、この発明の第3実施例の係る建
物ユニットの吊り上げ構造を示すものであって、(イ)
は壁パネルの外壁板と床板の一部を切り欠いた状態を示
す斜視図、(ロ)は(イ)のA部の断面図、(ハ)は建
物ユニットを吊り上げる状態を説明するための模式図で
ある。図3において、1は床枠組、2はつなぎ材、3は
床板、8は壁パネルである。なお、第1実施例と同一な
いし均等な部分については同一符号を付すものとする。
【0030】床パネルや床枠組1の構成、つなぎ材2の
取り付け構成は第1実施例に示すものと実質的に同じで
あるので説明を省略する。また、図3(イ)のB部に
は、取り付けボルト取付具と吊り上げボルト倒れ防止具
とが取り付けられているが、その構成は第1実施例に示
すものと実質的に同じであるので説明を省略する。
【0031】図3(イ)に示すように、床パネルの隣り
合う二つの側縁に壁パネル8が立設されて建物ユニット
とされている。図3(ロ)に示すように、壁パネル8の
上部に雌ねじ部91を上部に固着した枠金具9が収納さ
れ、ピン92により保持されている。この雌ねじ部91
は吊り上げボルト6aを取り付けられたするためのもの
である。
【0032】次に、この第3実施例の使用態様及び作用
について説明する。吊り上げボルト6を、壁パネルが立
設されていない床パネルのB部に取り付けた吊り上げボ
ルト倒れ防止具5の案内孔51に挿通し、その先端の雄
ねじを吊り上げボルト取付具4のナット41に取り付け
られたして取り付ける(図1(ハ)参照)。また、吊り
上げボルト6aを、壁パネル8、8の上部のA部の3個
所の枠金具9に固着した雌ねじ部91に取り付けられた
して取り付ける。図3(ハ)に示すとおり、床パネルに
取り付けた吊り上げボルト6と、壁パネル8の上部の3
個所に取り付けた吊り上げボルト6aと吊り上げ治具c
とをロープb繋いで引き上げ、建築現場等の所定場所に
載置して据え付け、吊り上げボルト6、6aを外す。な
お、吊り上げボルト取付具4や吊り上げボルト倒れ防止
具5は、載置後或いは据え付け後、必要に応じて取り外
すものとする。
【0033】この時、吊り上げボルト6は床パネルの壁
パネルが立設されていな側縁部に取り付けられることに
なり、壁パネル8の上部に取り付けられた3個の吊り上
げボルト6aとともに吊り上げることになるので、建物
ユニットは、バランス良く吊り上げ治具に接続され、安
定して水平状態で吊り上げられ、据え付けることができ
る。
【0034】また、吊り上げボルト6が取り付けられる
吊り上げボルト取付具4は、つなぎ材2に取り付けられ
ているので、床パネルを吊り上げる際の負荷は直接には
つなぎ材2に加わり、床枠組1、床板3等を損傷する恐
れがない。さらに、吊り上げボルト6は吊り上げボルト
倒れ防止具5により支持されているので倒れたり、曲が
ったりせず、支障なく床パネルを吊り上げ、据え付ける
ことができる。
【0035】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の床パネルの吊
り構造においては、根太が組まれて床枠組が形成されて
いる床パネルの裏面に取り付けられたつなぎ枠の貫通孔
に雌ねじ部を挿入した状態で雌ねじ部を有する雌ねじ部
を有する吊り上げボルト取付具が取り付けられているか
ら、この雌ねじ部に吊り上げボルトを取り付けることが
でき、床パネルの側縁部の所要箇所、例えば四隅に吊り
上げボルトを取り付けることができ、床パネルを安定し
て水平に吊り上げ、据え付けることができる。また、吊
り上げボルトが取り付けられる吊り上げボルト取付具
は、つなぎ材に取り付けられているので、床パネルを吊
り上げる際の負荷は直接にはつなぎ材に加わり、床枠組
や床板等を損傷する恐れがない。
【0036】この発明の請求項2記載の床パネルの吊り
構造においては、請求項1記載の床パネルの吊り構造を
備えるとともに、吊り上げボルト取付具の上方に、吊り
上げボルトの倒れを防止する吊り上げボルト倒れ防止具
が設けられているから、取付具に取り付けられたされた
吊り上げボルトは吊り上げボルト倒れ防止具によって支
持されて吊り上げボルトの倒れがなく、より安定して床
パネルを水平に吊り上げ、据え付けることができる。
【0037】この発明の請求項3記載の建物ユニットの
吊り構造においては、壁パネルの上部に吊り上げボルト
取付具が設けられるとともに、壁パネルが立設されてい
ない床パネルの側縁部のつなぎ枠の貫通孔に雌ねじ部を
挿入した状態で雌ねじ部を有する雌ねじ部を有する吊り
上げボルト取付具が取り付けられているから、壁パネル
の上部と壁パネルが立設されていない床パネルの側縁部
に取り付けられ吊り上げボルトによって、建物ユニット
を安定して水平に吊り上げ、据え付けることができる。
また、吊り上げボルトが取り付けられる吊り上げボルト
取付具は、つなぎ材に取り付けられているので、建物ユ
ニットを吊り上げる際の負荷は直接にはつなぎ材に加わ
り、床枠組や床板等を損傷する恐れがない。
【0038】この発明の請求項4記載の建物ユニットの
吊り構造においては、請求項3記載の建物ユニットの吊
り構造を備えるとともに、吊り上げボルト取付具の上方
に、吊り上げボルトの倒れを防止する吊り上げボルト倒
れ防止具が設けられているから、壁パネルが立設されて
いない床パネルの側縁部に取り付けられた吊り上げボル
トは吊り上げボルト倒れ防止具によって支持され、吊り
上げボルトの倒れがなく、より安定して床パネルを水平
に吊り上げ、据え付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る床パネルの吊り構
造を示すものであって、(イ)は床板の一部を切り欠い
た状態を示す斜視図、(ロ)は斜め背面から見た角隅部
の説明図、(ハ)は斜め上方から見た角隅部の説明図で
ある。
【図2】この発明の第2実施例に係る床パネルの吊り構
造の要部の説明図である。
【図3】この発明の第3実施例の係る建物ユニットの吊
り上げ構造を示すものであって、(イ)は壁パネルの外
壁板と床板の一部を切り欠いた状態を示す斜視図、
(ロ)は(イ)のA部の断面図、(ハ)は建物ユニット
を吊り上げる状態を説明するための模式図である。
【図4】建物ユニットの形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 床枠組 2 つなぎ材 3 床板 4 吊り上げボルト取付具 5、5a 吊り上げボルト倒れ防止具 6 吊り上げボルト 8 壁パネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 根太が組まれて床枠組が形成されている
    床パネルの裏面に、つなぎ枠が、床パネルの側縁に沿っ
    て前記床枠組の側根太もしくは端根太よりも床枠組の内
    側へ突出した状態で前記側根太もしくは端根太に取り付
    けられ、前記つなぎ枠の床枠組の内側へ突出した部分に
    貫通孔が設けられ、この貫通孔に雌ねじ部を挿入した状
    態で雌ねじ部を有する吊り上げボルト取付具が取り付け
    られていることを特徴とする床パネルの吊り構造。
  2. 【請求項2】 根太が組まれて床枠組が形成されている
    床パネルの裏面に、つなぎ枠が、床パネルの側縁に沿っ
    て前記床枠組の側根太もしくは端根太よりも床枠組の内
    側へ突出した状態で前記側根太もしくは端根太に取り付
    けられ、前記つなぎ枠の床枠組の内側へ突出した部分に
    貫通孔が設けられ、この貫通孔に雌ねじ部を挿入した状
    態で雌ねじ部を有する吊り上げボルト取付具が取り付け
    られ、この吊り上げボルト取付具の上方に、吊り上げボ
    ルトの倒れを防止する吊り上げボルト倒れ防止具が設け
    られていることを特徴とする床パネルの吊り構造。
  3. 【請求項3】 根太が組まれて床枠組が形成されている
    床パネルの隣り合う二つの側縁の夫々に沿って上枠、下
    枠及び縦枠が組まれて壁枠組が形成されている壁パネル
    が立設されてなる建物ユニットの吊り構造であって、前
    記壁パネルの上部に吊り上げボルト取付具が設けられる
    とともに、前記床パネルの裏面に、つなぎ枠が、床パネ
    ルの側縁に沿って前記床枠組の側根太もしくは端根太よ
    りも床枠組の内側へ突出した状態で前記側根太もしくは
    端根太に取り付けられ、壁パネルが立設されていない床
    パネルの側縁部のつなぎ枠の床枠組の内側へ突出した部
    分に貫通孔が設けられ、この貫通孔に雌ねじ部を挿入し
    た状態で雌ねじ部を有する吊り上げボルト取付具が取り
    付けられていることを特徴とする建物ユニットの吊り構
    造。
  4. 【請求項4】 根太が組まれて床枠組が形成されている
    床パネルの隣り合う二つの側縁の夫々に沿って上枠、下
    枠及び縦枠が組まれて壁枠組が形成されている壁パネル
    が立設されてなる建物ユニットの吊り構造であって、前
    記壁パネルの上部に吊り上げボルト取付具が設けられる
    とともに、前記床パネルの裏面に、つなぎ枠が、床パネ
    ルの側縁に沿って前記床枠組の側根太もしくは端根太よ
    りも床枠組の内側へ突出した状態で前記側根太もしくは
    端根太に取り付けられ、壁パネルが立設されていない床
    パネルの側縁部のつなぎ枠の床枠組の内側へ突出した部
    分に貫通孔が設けられ、この貫通孔に雌ねじ部を挿入し
    た状態で雌ねじ部を有する吊り上げボルト取付具が取り
    付けられ、この吊り上げボルト取付具の上方に、吊り上
    げボルトの倒れを防止する吊り上げボルト倒れ防止具が
    設けられていることを特徴とする建物ユニットの吊り構
    造。
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