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JP2000296523A - 車の車輪用タイヤの成形・硬化方法及びその装置 - Google Patents

車の車輪用タイヤの成形・硬化方法及びその装置

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Publication number
JP2000296523A
JP2000296523A JP2000085787A JP2000085787A JP2000296523A JP 2000296523 A JP2000296523 A JP 2000296523A JP 2000085787 A JP2000085787 A JP 2000085787A JP 2000085787 A JP2000085787 A JP 2000085787A JP 2000296523 A JP2000296523 A JP 2000296523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
annular support
mold
support
pressurized fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000085787A
Other languages
English (en)
Inventor
Renato Caretta
レナート・カレッタ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pirelli Tyre SpA
Original Assignee
Pirelli Pneumatici SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pirelli Pneumatici SpA filed Critical Pirelli Pneumatici SpA
Publication of JP2000296523A publication Critical patent/JP2000296523A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0602Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres the vulcanising medium being in direct contact with the tyre

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤを膨張させると同時に、上記タイヤの
周方向内端縁が円環状支持体から実質的に非係合状態と
なり、また、この円環状支持体に対して制御された方法
にて移動自在とすることにより、タイヤの膨張に関して
顕著な改良を実現し、最終的な製品の定性的特徴の点に
て好ましい効果を得られる車の車輪用タイヤの成形・硬
化方法を提供すること。 【解決手段】 円環状支持体10の上で製造された未加
硫タイヤ7は加硫処理鋳型2内で閉じられる。タイヤ7
の膨張後、タイヤの内面と円環状支持体10の外面10
aとの間に形成された拡散空隙18に蒸気又は別の加圧
流体を供給する。タイヤ7の膨張は、ビード7bが円環
状支持体10から軸方向に動いて離れることにより補正
され、これにより、タイヤカーカス構造体を形成するコ
ードにより過度に強力な張力が作されるのを解消する。
予硬化したライナーをタイヤ7の内面に予め付与し、未
加硫のエラストマー材料内で水粒子が拡散するのを防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工中のタイヤを
タイヤ自体の内面に実質的に合わさる外面を有する円環
状支持体上に配置するステップと、加硫処理が完了した
ときタイヤの外面の形状に適合する形状の壁を有する、
加硫処理鋳型内に画成された成形キャビティ内にてタイ
ヤ及び円環状支持体を閉じるステップと、その外面によ
ってタイヤを鋳型キャビティの壁に対して加圧するステ
ップと、加工中のタイヤに対して熱を伝達し、タイヤの
分子を架橋結合させるステップとを備える、車の車輪用
タイヤの成形・硬化方法に関する。
【0002】本発明は、また、タイヤ自体の内面に実質
的に合わさる外面を有し且つ加工中のタイヤに係合し得
るように配置された円環状支持体と、タイヤを保持する
上記の円環状支持体が硬化されて導入され得るように相
互に隔てられる開放位置と、加工中の上記タイヤを支持
する円環状支持体が、硬化したタイヤの外面に適合する
形状の鋳型の内壁により画成された成形キャビティ内に
て包み込み得るように、相互に並んだ関係に配置された
閉じ位置との間にて軸方向に可動の少なくとも2つのチ
ークを有する加硫処理鋳型と、タイヤの外面を鋳型の内
壁に対し押し付ける加圧装置と、成形キャビティ及び円
環状支持体間に包み込まれたタイヤに対し熱を伝達する
加熱装置とを備える、車の車輪用タイヤの成形・硬化装
置にも関する。
【0003】
【従来の技術】タイヤの製造サイクルにおいて、タイヤ
の異なる構成要素が製造され且つ/又は組み立てられる
製造工程の後、特定のトレッドパターンを特徴とする所
定の幾何学的形態となるようにタイヤ構造体を安定化さ
せる目的にて、成形・硬化工程を行わなければならな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この目的のため、タイ
ヤは、通常、互いに軸方向に可動であるようにされ且つ
タイヤビード及びサイドウォール上にて作用し得るよう
に配置された、一対のチークと、タイヤのトレッドバン
ドにて作用し得るように互いに対し接近するように軸方
向に可動であるようにされた、周方向に分配されたセク
ター部分から成る少なくとも1つのクラウンとを備える
加硫処理鋳型内に導入される。より詳細には、チーク及
びセクター部分は、加工中のタイヤに負荷を加えること
を可能にし得るように互いに隔てられた開放位置と、製
造されるタイヤの外面と同一の幾何学的形態を有する成
形キャビティを画成する閉じ位置との間にて相互に可動
である。
【0005】最も普及した成形方法において、蒸気及び
/又は別の高温度で且つ高圧力の流体が充填されたエラ
ストマー材料から成る加硫処理用ブラダーは、成形キャ
ビティ内に包み込まれたタイヤの内部にて膨張させる必
要がある。このようにして、ブラダー及び鋳型壁を通じ
て流体により伝達された熱のため、タイヤを形成するエ
ラストマー材料に対し分子の架橋結合を行うことによ
り、タイヤは、成形キャビティの内壁に対して押し付け
られ且つ該内壁に付与された幾何学的形態に安定化され
ることが都合良い。
【0006】また、膨張可能な加硫処理ブラダーに代え
て、製造すべきタイヤの内面と同一の幾何学的形態を有
する硬い円環状支持体がタイヤ内に配置される成形方法
も公知である。
【0007】かかる方法は、例えば、欧州特許第242
840号に開示されており、この場合、鋳型内に包み
込まれたタイヤの形状及び明確な寸法を付与するために
硬い円環状支持体が採用される。上記特許の開示によれ
ば、円環状の金属支持体とタイヤを形成する未加硫のエ
ラストマー材料との間の熱膨張率の差が利用されて、適
当な成形圧力を実現する。
【0008】結論として、鋳型及び円環状支持体を形成
する部品の組立体は、タイヤの幾何学的形態の全体と正
確に同一の形状とされた成形キャビティ内に閉じた空間
を画成する。このようにして、タイヤの外面及び内面の
双方は、成形・硬化装置の硬い部分と接触した状態に保
たれる。換言すれば、タイヤの最終的な幾何学的形状を
設定することを目的とする装置の全ての部分は、公知で
あるように、鋳型の変形可能な部分を構成する膨張可能
な加硫処理ブラダーを使用する方法と対称的に、硬い部
分である。
【0009】当該出願人は、現在の技術において、膨張
可能な加硫処理ブラダーを使用する方法及びタイヤの加
硫処理の間、硬い円環状支持体を使用する方法の双方に
は、幾つかの問題点があると考える。
【0010】膨張可能なブラダーを使用する方法に関し
て、ブラダーの変形は、例えば、不釣合いの膨張、及び
/又はブラダーの外面と未加硫タイヤの内面との間に発
生する摩擦現象に起因して、ブラダー自体が歪曲するた
めタイヤ内に幾何学的及び/又は構造的不良を生じさせ
る可能性があることを認識すべきである。
【0011】ブラダー自体は、タイヤビードを対応する
鋳型部分に対して係止するため、ブラダーの変形は、ビ
ードを係止するのに十分な高圧力に達することを困難に
する。このため、ビードがタイヤの幾何学的軸線に対し
て望ましくない整合ずれを生じる可能性があり、この場
合、タイヤ構造体の全体を歪曲させることになる。更
に、ビードを係止させるのに十分な圧力でないならば、
ブラダーと鋳型との間、特に、加硫処理工程の開始時
に、エラストマー材料が漏洩するため、ビードにてフラ
ッシュ(flash)が発生する可能性がある。
【0012】鋳型キャビティ内にて膨張したブラダーの
全体の内部容積を充填しなければならず、また、更に、
ブラダーは、蒸気自体によって熱をタイヤに伝達するこ
との障害物となるから、加硫処理ブラダーは、大量の蒸
気を使用する必要がある。
【0013】他方、膨張可能な加硫処理ブラダーに代え
て、硬い円環状支持体を使用することは、タイヤの製造
時に採用される材料の量を点検するという極めて精密で
且つ困難な手順を行うことを必要とする。
【0014】更に、現在、例えば、タイヤの製造時に採
用される補強構造体に所望の予負荷効果を実現するた
め、タイヤを適宜に半径方向に且つ/又は周方向に膨張
させることは不可能である。
【0015】更に、硬い円環状支持体の助けを借りる場
合でさえ、タイヤの内部への熱の伝達を正確に且つ効率
的に行うことはかなり困難である。
【0016】米国特許第1,798,210号には、そ
れ以前に製造した未加硫タイヤを加硫処理したゴムの円
環状支持体の上に装着し、次に、加硫処理鋳型内に画成
された成形キャビティ内に包み込まれるようにする硬化
方法が開示されている。円環状支持体は、完全に中空で
あり、また、タイヤの内周端縁を密閉的に密封し得るよ
う、成形キャビティの内壁と協働するような形状及び寸
法とされている。しかしながら、円環状支持体の寸法
は、未加硫タイヤの内側寸法よりも小さく、このため、
円環状支持体の外面と未加硫タイヤの内面との間にて1
つのビードから他方のビードまで伸長する空隙を画成す
ることができる。鋳型を閉じた後、圧力下の熱湯及び/
又は別の高温流体を円環状支持体内に導入して、その流
体は、円環状支持体に形成された開口部を介して上述し
た空隙に達して、タイヤの成形及び硬化に必要とされる
全ての機能を発揮する。
【0017】しかしながら、この硬化工程において、タ
イヤ自体と共に、加硫処理鋳型内に導入すべき円環状支
持体上にてタイヤを直接、製造することは、提案され
ず、また許容もされていない。
【0018】更に、円環状支持体は、必然的に、タイヤ
の内側寸法よりも小さい寸法でなければならないため、
成形キャビティ内に包み込まれるとき、タイヤに対する
不完全な中心決め及び/又は非制御状態の動き又は歪曲
に起因する構造的欠陥が生じ易い。
【0019】当該出願人は、圧力の作用としてタイヤに
付与された膨張のみを利用してタイヤの成形及び/又は
加硫処理用の加熱を行うための作用流体の導入が円環状
支持体と未加硫タイヤとの間に形成された空隙内にて行
われるならば、顕著な改良が実現されることを知見し
た。この原理に基づいて着想された方法及び装置は、当
該出願人の名による欧州特許出願第98830473.
9号の対象物である。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、タイヤ
を膨張させると同時に、上記タイヤの周方向内端縁が円
環状支持体から実質的に非係合状態となり、また、この
円環状支持体に対して制御された方法にて移動自在とさ
れるならば、タイヤの膨張に関して顕著な改良が為さ
れ、最終的な製品の定性的特徴の点にて好ましい効果が
実現できることも判明した。
【0021】より詳細には、本発明の1つの目的は、上
記加圧ステップが、タイヤを膨張させると同時に、好ま
しくは、円環状支持体の外面とタイヤの内面との間に形
成された流体が拡散するための少なくとも1つの空隙に
加圧流体を導入することにより行われ、円環状支持体か
らタイヤの内周端縁が動いて軸方向に離れることがタイ
ヤの膨張と同時に行われることを特徴とする、車の車輪
用タイヤの成形・硬化方法を提供することである。
【0022】好ましくは、タイヤの各内周端縁が円環状
支持体から軸方向に動いて離れることが、上記加硫処理
鋳型の一部であるチークの少なくとも1つの半径方向内
側の環状部分を後方に向けて軸方向に動かし、また、タ
イヤのそれぞれの内周端縁の上で休止する関係にて作用
するようにして行われるようにする。
【0023】また、タイヤの膨張と同時に、側部分自体
から一定の距離に最初に配置されたチークのそれぞれの
固定部分に対し、上記タイヤの側部分を接近させること
が行われるようにすることも好ましい。
【0024】このタイヤ側部分の接近ステップは、上記
内周端縁を軸方向に動かして離れさせるステップの前に
開始することが好ましい。
【0025】好ましくは、タイヤの内周端縁の軸方向へ
の動きは、タイヤの膨張程度と相関する程度に行われる
ようにする。
【0026】本発明の1つの好ましい実施の形態によれ
ば、加圧ステップの間に導入される流体の圧力よりも低
圧の作用流体を上記加圧ステップの前に、円環状支持体
の上記外面とタイヤの内面との間に予備的に導入するこ
とによりタイヤの予成形が行われる。
【0027】加圧時に行われる上記半径方向への膨張
は、タイヤ自体の赤道平面にて測定したとき、タイヤの
周方向長さを1.5%乃至3.5%の範囲だけ増加させ
ることを含むことが好ましい。
【0028】加圧ステップの間、拡散空隙は、タイヤ自
体の少なくとも1つの赤道平面にてタイヤの内面と円環
状支持体の外面との間で測定したとき、3mm乃至14
mmの範囲の寸法であることが好ましい。
【0029】1つの好ましい実施の形態において、予成
形ステップを実施するため加圧流体を少なくとも予備的
に導入することは、円環状支持体に形成され且つその外
面に開放する供給通路を通じて行われる。
【0030】また、好ましくは、作用流体を予備的に導
入する間、タイヤは成形キャビティの壁と円環状支持体
の外面との間にてその内周端縁が密封可能に係合し、タ
イヤ自体の内周端縁にて拡散空隙を密閉的に区画するよ
うにする。
【0031】好ましくは、熱の供給は、加熱流体を上記
拡散空隙に導入することにより行われるようにする。
【0032】この加熱流体は、加圧ステップを実施する
のに採用されるものと同一の加圧流体の少なくとも一部
を構成することができる。
【0033】また、加圧流体を導入する前にタイヤの内
面は、その伸長部分の実質的に全体に亙って円環状支持
体の外面に接着し、タイヤの膨張後に、上記拡散空隙が
形成されるようにするならば好都合である。
【0034】好ましくは、加圧流体の導入は、上記拡散
空隙を通じてキャビティ自体の下側部分と連通する成形
キャビティの上側部分に対して行われるようにする。
【0035】また、好ましくは、拡散空隙内に加圧流体
流れを形成し得るように成形キャビティの下側部分から
加圧流体を吸引するステップが上記導入ステップと同時
に行われるようにする。
【0036】好ましくは、タイヤを円環状支持体の上に
配置するステップは、タイヤを円環状支持体自体の上に
直接、製造することによって行われるようにする。
【0037】本発明の更なる形態によれば、加圧流体の
導入前に、加圧流体が未加硫タイヤを形成するエラスト
マー材料中に浸透するのを防止するため、タイヤの内面
の処理が行われる。
【0038】より詳細には、この目的のため、予め硬化
したライナーをタイヤの内面の上に配置する。
【0039】上記の予め硬化したライナーは、円環状支
持体自体の上でタイヤを製造するときの予備的なステッ
プの間、円環状支持体の上に直接、形成されるならば好
都合である。
【0040】本発明によれば、上記の方法は、上記チー
クの各々が半径方向外側の環状部分と、タイヤのそれぞ
れの内周端縁にて作用し且つ閉じた状態のとき、上記外
側の環状部分に対して軸方向に可動である半径方向内側
の環状部分とを備えることを特徴とする、車の車輪用タ
イヤの成形・硬化装置によって実施される。
【0041】好ましくは、上記加圧装置は、円環状支持
体に形成され且つ円環状支持体の外面に開放する、加圧
流体を供給する通路から成るようにする。より詳細に
は、上記チークの半径方向内側の環状部分は、そのそれ
ぞれの内周端縁にて密封状態にタイヤと密閉的に係合し
得るように円環状支持体の内周端縁部分と協働する第一
の位置と、円環状支持体の内周端縁部分から隔てられた
第二の位置との間にて上記外側環状部分に対して可動で
ある。
【0042】好ましくは、上記成形キャビティ内の鋳型
の円環状支持体の外面及び内壁は、タイヤに対する保持
空間を区画し、この保持空間は、鋳型が閉じられたと
き、タイヤ自体が占める容積よりも大きい容積を有する
ようにする。
【0043】また、円環状支持体の外面は硬化したタイ
ヤの内面の伸び程度よりも小さい伸び程度を有するよう
にすることも可能である。
【0044】供給通路は、円環状支持体の外面と加工中
のタイヤの内面との間に画成された、加圧流体用の少な
くとも1つの拡散空隙内に開放することが好ましい。
【0045】好ましくは、円環状支持体は、円環状支持
体を固定し且つタイヤを成形キャビティ内に位置決めし
得るように鋳型内に配置された中心決め座部に係合すべ
き少なくとも1つの中心決め軸部を有するようにする。
この中心決め軸部は、例えば、上記円環状支持体、上記
加工中のタイヤ及び上記成形キャビティに共通する幾何
学的軸線に沿って伸長するようにする。
【0046】本発明の更なる特徴によれば、加熱装置
は、加熱流体を供給通路に送る少なくとも1つのダクト
を備えている。
【0047】加熱流体は、加圧流体の供給装置により導
入されたものと同一の加圧流体から成るようにすること
ができる。
【0048】また、円環状支持体は、タイヤの内周端縁
に少なくとも対応する領域にて軸方向へ弾性的に曲がる
(yielding)構造体を備えるようにするならば
好都合である。
【0049】
【発明の実施の形態】更なる特徴及び有利な点は、本発
明に従って、車の車輪用タイヤの成形・硬化方法及び装
置の1つの好ましく且つ非限定的な実施の形態の詳細な
説明からより明らかになるであろう。単に非限定的な一
例として掲げた添付図面を参照しつつ以下に説明する。
【0050】図面を参照すると、本発明による車の車輪
用タイヤの成形・硬化装置が全体として参照番号1で表
示してある。
【0051】装置1は、当該技術分野の当業者にとって
便宜な任意の方法にて形成することのできる概略図的に
のみ図示した加硫処理プレス3と関係した加硫処理鋳型
2を備えている。例えば、鋳型2は、プレス3の基板3
a及び閉塞部分3bとそれぞれ係合した下側半体2a
と、上側半体2bとから成るものとすることができる。
【0052】一例として図示した実施の形態において、
鋳型2の下側半体2aおよび上側半体2bは、それぞれ
下側チーク4a及び上側チーク4bと、下側セクター部
分クラウン5b及び上側セクター部分クラウン5aとを
備えている。
【0053】下側半体2a及び上側半体2bは、図1に
図示するように、これらの半体が相互に隔てられた開放
状態と、チーク4a、4b及びセクター部分5a、5b
により画成された鋳型2の内壁によって区画化された成
形キャビティ6を形成し得るようにこれらの半体が互い
に近接して配置された、図2及び図3に示した閉塞状態
との間にて相互に可動である。鋳型2の内壁は、製造す
べきタイヤ7の外面7aの幾何学的形態と適合する形状
を有している。
【0054】タイヤ7は、通常、タイヤ自体の内周端縁
7b内に、すなわち、通常、「ビード」と称される領域
内に内蔵された環状の補強構造体と係合したそれぞれの
両端縁を有する1つ以上のカーカスプライから形成され
た、好ましくはラジアル型のカーカス構造体を有してい
る。一方が他方の上になるように半径方向に連続的に配
置された1つ以上のベルト層から成るベルト構造体がそ
の半径方向外方位置にてカーカス構造体に取り付けられ
ている。
【0055】カーカス及びベルト構造体並びにビードに
おける環状の補強構造体は、任意の便宜な方法で形成す
ることができるから、添付図面には図示していない。
【0056】チーク4a、4bは、タイヤ7の両側のサ
イドウォール8の外面を形成することを目的としている
一方、セクター部分5a、5bは、望ましい「トレッド
パターン」を形成し得るように適宜に配置された一連の
カット部分及び長手方向及び/又は横断方向溝(図面に
図示せず)を形成することにより、タイヤ自体のいわゆ
るトレッドバンド9を形成することを目的としている。
【0057】装置1は、タイヤ7の内面の形状を再現
し、又は全ての場合、その内面の形状と実質的に適合す
る、外面10aを有する金属材料又は別の中実材料で出
来た少なくとも1つの円環状支持体10を使用すること
を更に伴う。この円環状支持体10は、折畳み可能なド
ラム、すなわち、タイヤの製造が完了したとき、円環状
支持体自体をタイヤ7から容易に分解し且つ取り外すこ
とができるように、求心方向に可動の周縁部分から出来
たドラムにて形成されることが都合良い。
【0058】本発明の方法によれば、未加硫タイヤ7
は、円環状支持体をタイヤ自体と共に、開放状態に配置
された加硫処理鋳型2内に挿入する前に、円環状支持体
10の上に配置される。
【0059】特に、タイヤを支持体自体の上にて直接、
製造することにより、タイヤ7を円環状支持体10の上
で都合良く係合させることができる。このようにして、
円環状支持体10は、協働してタイヤ自体を形成するビ
ード、ベルト層、サイドウォール及びトレッドバンドに
て補強構造体のような異なる構成要素を形成し且つ/又
は配置するための硬いモデルとして都合良く利用するこ
とができる。タイヤ7の構成要素を円環状支持体10の
上に形成し且つ/又は付設する形態についての詳細は、
例えば、当該出願人の名による欧州特許出願第9783
0633.0号及び同第97830731.2号に見る
ことができる。
【0060】この状況下にて、未加硫タイヤ7の内面の
幾何学的形態は、円環状支持体10の外面の形態に正確
に適合し、又は全ての場合、その形態と実質的に合わさ
る。換言すれば、円環状支持体10及びタイヤ7は、そ
の外面10a及び内面の全伸長部に亙って実質的に均一
な仕方にて相互に接触する関係にある。
【0061】しかしながら、以下により明確に説明する
ように、円環状支持体10の外面10aの伸長部は、加
硫処理が完了したとき、タイヤ7の内面7bの伸長部よ
りも適宜に低いように設けられることが好ましい。
【0062】円環状支持体10には、円環状支持体自体
と、該支持体により支持されたタイヤ7とを成形キャビ
ティ6内に正確に位置決めし得るように、鋳型2内に配
置された中心決め座部12内にて係合する少なくとも1
つの中心決め軸部12が設けられることが好ましい。図
示した実施の形態において、円環状支持体10は、円環
状支持体、タイヤ7及び成形キャビティ6に共通する幾
何学的軸線Yに沿って両側にて伸長する2つの中心決め
軸部11を有している。これらの中心決め軸部11は、
加硫処理プレス3の基板3a及び閉塞部分3bにそれぞ
れ形成された対応する中心決め座部12内に取り付けら
れるように配置されている。
【0063】中央決め軸部11は、円環状支持体自体を
形成する上記の周縁部分が求心方向に動くのを許容し得
るようにした接続連結機構11a(概略図的にのみ図
示)により円環状支持体10に接続することができる。
【0064】好ましくは、チーク4a、4bの各々は、
プレス2の基板3a又は閉塞部分3bと堅固に係合する
半径方向外側の環状部分13a、13bと、外側の環状
部分13a、13bに対して軸方向に可動の、以下に
「ビードリング」と称する、半径方向内側の環状部分1
4a、13bとを備えるようにする。
【0065】より詳細には、任意の便宜な方法にて形成
することができるため図示しない、アクチュエータの命
令を受けたときに、ビードリング14a、14bの各々
は第一の位置と第二の位置との間にて可動である。この
第一の位置において、該ビードリングは、成形キャビテ
ィ6の赤道平面X−Xに近く且つ円環状支持体10の内
側周縁部分10bと協働して、タイヤ7の内側周端縁7
bと密封状態にて密閉的に係合し、また、第二の位置に
おいて、該ビードリングは、赤道平面X−X及び円環状
支持体10から離れるように動かされる。
【0066】図4及び図5に図示するように、上記第二
の位置にあるとき、成形キャビティ6の内方に折り曲げ
られたビードリング14a、14bの側部は、それぞれ
の外側環状部分13a、13bの対応する側部に対して
表面が連続する関係にて実質的に伸長する。
【0067】タイヤ7が鋳型2の下側部分2aにある状
態にて円環状支持体10を位置決めしたならば、鋳型自
体は、閉塞状態とされる。
【0068】鋳型2を閉じたとき、又は閉塞が完了した
直後に、下側チーク4a及び上側チーク4bの内側環状
部分14a、14bの各々は、第一の作用位置に配置さ
れる。その結果、タイヤ7の内側周端縁7bの各々は、
円環状支持体10の内側周縁部分10bと、下側チーク
4a及び上側チーク4bの内側環状部分14a、14b
との間にて密封可能に係合するようにされる。より詳細
には、通常、タイヤの「ビード」として公知である、タ
イヤ7の内側周端縁7bに対するハウジング座部が各チ
ーク4a、4bのビードリング14a、14bと円環状
支持体10の対応する内側周縁部分10bとの間に画成
されている。
【0069】上記のビード座部は、それぞれのビード7
bに対して、絶対的な幾何学的精密さ及び厚さの成形形
状を付与し、該形状は、円環状支持体10の硬い面と鋳
型2のチーク4a、4bとが直接的に接続することによ
り決定される。
【0070】更に、上記ビード座部は、成形キャビティ
6の軸線「Y」に対してタイヤ7を完全に安定的に且つ
正確に中心決めすることを確実にする。
【0071】好ましくは、円環状支持体10はまた、次
のような寸法とする、すなわち、少なくともタイヤ7の
ビード7bに対応する領域にて、それぞれの内側環状部
分14a、14bが鋳型2の閉塞ステップにて第一の作
用位置に配置されたチーク4a、4bが相互に近接する
ように動く結果、軸方向に弾性的に延びる構造体を呈す
るような寸法とする。
【0072】タイヤビード7bに近接してチーク4a、
4bと接触した領域内にて円環状支持体10に加わる軸
方向への変形は、対応するチーク4a、4bと接触した
面において18乃至25バールの範囲の特定の圧力を発
生させ得るように0.3乃至0.5mmの範囲内とする
ことが好ましい。この接触圧力は、タイヤ7の最初の成
形及び硬化ステップ中、円環状支持体10及びチーク4
a、4bが相互に接触する面の間にてエラストマー材料
が漏洩するのを防止し、これにより、それに伴うフラッ
シュの形成を防止する。
【0073】好ましくは、円環状支持体10の外面10
a及び鋳型2の内壁は成形キャビティ6内にタイヤ7を
保持する空間を区画するようにし、この空間は、鋳型を
閉じたとき、タイヤ自体が占める容積よりも大きい容積
を有するようにする。このため、図2から理解し得るよ
うに、鋳型2を閉じた時点で、セクター部分5a、5b
における鋳型の内壁及びチーク4a、4bの外側環状部
分13a、13bの内壁は、タイヤ7の外面からある距
離を保つ一方、タイヤ自体の内面は実質的にその全伸長
部に亙って円環状支持体10の外面10aに接着する。
【0074】このステップの間、トレッドバンド9に
は、全ての場合、上記トレッドパターンを画成し得るよ
うにセクター部分5a、5bの上に配置された盛り上が
った部分が一部分、貫入することができる。
【0075】鋳型2を完全に閉じたとき、タイヤ7に対
し加圧ステップを行い、熱を供給すると同時に、その外
面7aを鋳型2の内壁に対し押し付け、タイヤ自体を形
成するエラストマー材料の分子架橋結合を行わせ且つそ
の後、タイヤの幾何学的及び構造的安定性を実現し得る
ようにする。
【0076】この目的のため、装置1には、例えば、プ
レス3の閉塞部分に形成され且つ成形キャビティ6内に
開放し、円環状支持体10の半径方向内側位置にて加圧
流体を上記キャビティ内に送る、加圧流体を送るための
少なくとも1つの主通気路15を備える加圧装置が設け
られている。
【0077】円環状支持体自体の外面10aに開放し且
つ円環状支持体の周方向伸長部の全体に亙って適宜に分
配された複数の通路が円環状支持体10を貫通して伸長
している。
【0078】主通気路15から成形キャビティ6に供給
された加圧流体は、このため、供給通路17を通って円
環状支持体10の外面10aに達する。
【0079】流体により加えられる圧力のため、その内
側周端縁7bが上述したビード座部に密封可能に係合し
たタイヤ7は、鋳型2の内壁と円環状支持体10の外面
との間に画成された保持空間内で膨張し勝ちとなる。こ
のように、タイヤ7の内面と円環状支持体10の外面と
の間には、加圧流体が充填された拡散空隙18が形成さ
れる。
【0080】より詳細には、加圧ステップの前には、例
えば、一例として、3乃至5バールの範囲、全ての場
合、加圧ステップの間に導入される加圧流体の圧力より
も低い圧力にて供給された窒素を含む作用流体を成形キ
ャビティ6内に予め導入することで最初の予成形ステッ
プが行われるようにすることが好ましい。
【0081】予成形ステップは、図3に図示するよう
に、タイヤ7の内面を円環状支持体10から分離させ、
タイヤ自体をサイドウォール8にて膨張させる。このよ
うに、タイヤ7の側部分すなわちサイドウォール8は、
上側チーク4b及び下側チーク4aの固定した外側環状
部分13a、13bに接近する。
【0082】軸方向後方に動くことにより、上側チーク
4b及び下側チーク4aの内側環状部分14a、14b
は、図4に図示するように第二の作用位置に配置され
る。このようにして、タイヤ7を膨張させると同時に、
タイヤ7の内側周端縁7bは円環状支持体10から軸方
向に移動して離れる。また、内側周端縁7bは、成形キ
ャビティ6に導入された作用流体により加えられた圧力
の作用により、それぞれの内側環状部分13a、13b
に対し安定的に密封係合した状態を保つことを理解すべ
きである。内側周端縁7bが円環状支持体10から移動
して離れると同時に、鋳型2の内面に対してタイヤを正
確に加圧するステップが行われ、これと同時に、タイヤ
自体を更に膨張させ、その結果、タイヤの全外面7aが
鋳型2の内壁に完全に接着する迄、拡散空隙18の容積
を増大させる。
【0083】好ましくは、加圧ステップを行う目的にて
加圧流体を導入すること及びその前の予成形ステップ
は、成形キャビティ6の上側部分の主通気路15を通じ
て行われるようにする。この成形キャビティ6の上側部
分は、拡散空隙18を通じ且つ円環状支持体10の接続
連結機構11aの間に存在する空間を通じて該成形キャ
ビティの下側部分と連通している。
【0084】これと同時に、加圧流体は、タイヤ7の内
側周端縁7bに近い下側部分自体に接続された1つ以上
の排出通気路21を通じて成形キャビティ6の下側部分
から吸引される。このように、成形キャビティ6の上側
部分から下側部分に流れる加圧流体の蒸気が都合良く形
成され、これにより、タイヤ7に対する効率的で且つ均
一な熱の供給を確実にする。
【0085】加圧ステップにおいて、拡散空隙18は、
成形キャビティ6の赤道平面X−Xと一致するタイヤの
赤道平面に少なくとも近接して、タイヤ7の内面7bと
円環状支持体10の外面10aとの間にて測定した3m
m乃至14mmの範囲の寸法を有することが好ましい。
【0086】また、タイヤ7に対する膨張程度は、ベル
ト構造体自体が延伸すること(stretching)
を伴い、また、タイヤ自体の赤道平面X−Xにて測定し
たとき、1.5%乃至3.5%の範囲で周方向長さが増
大するようにすることも好ましい。
【0087】好ましくは、この膨張は、上記タイヤがラ
ジアル型のカーカスを有する場合でさえ、タイヤのカー
カス構造体を形成するコードを何ら異常な程度に緊張さ
せることを伴わないようにする。実際上、全ての場合、
ビードが円環状支持体から十分に移動して離れること
は、タイヤが膨張する間ビードが円環状支持体10に対
して係止状態に保たれるならば、カーカスコードに生じ
るであろう延伸(elongation)を保証するこ
とになる。加圧ステップの間、拡散空隙18に導入され
る加圧流体は、例えば窒素又は別の不活性ガスから成る
ものとすることができる。
【0088】しかしながら、1つの好ましい実施の形態
において、不活性ガスに加えて又は不活性ガスに代え
て、蒸気を採用することも可能であり、この蒸気は、1
6乃至30バール、好ましくは約18バールの値に達す
る迄、漸進的に上昇する圧力にて供給される、170°
C乃至210°Cの範囲であることが好ましい温度まで
過熱されることを必要とすることが好ましい。この状況
下にて、タイヤを成形するために供給通路17に送られ
た加圧流体は、またタイヤを加硫処理するのに必要な熱
をタイヤ自体に供給するため流体の一部又は全体を加熱
する機能をも果たす。
【0089】主通気路15、成形キャビティ6及び供給
通路17は、高温度の圧力蒸気が供給される鋳型2のチ
ーク4a、4b及びセクター部分5a、5bに隣接する
更なる通路部分19a、19b、20a、20bと共
に、タイヤ自体を分子架橋結合するのに必要な熱をタイ
ヤ7に伝達し、また外側から内側にも伝達する、鋳型2
の壁に対する加熱装置の機能をも果たす。
【0090】本発明の更なる形態によれば、加圧流体を
導入する前、圧力蒸気がタイヤが形成される未加硫のエ
ラストマー材料を通じて透過するのを防止し、特に、加
硫処理サイクルの最初のステップの間、防止するためタ
イヤ7の内面にて処理が行われることが好ましい。より
詳細には、当該方法に従って、この目的のため、タイヤ
の内面に少なくとも1つの予め硬化したライナーが配置
される。好ましくは、予め硬化したライナー(図面に図
示せず)は、円環状支持体の上でタイヤ7を製造する前
のステップの間円環状支持体10に直接、形成するか、
又はスキムコートの形態にて円環状支持体10の外面1
0aに付与することができる。
【0091】ライナーの組成及び特徴に関する更なる詳
細は、当該出願人の名による欧州特許出願第98830
696.5号に記載されており、更なる説明のために
は、この欧州特許出願を参照して欲しい。
【0092】本発明は重要な利点を実現する。
【0093】実際上、硬い円環状支持体の上でタイヤを
直接製造する可能性は、幾何学的精度及び構造的均一さ
の点にてタイヤに対し高度の特性を保証する。
【0094】成形及び硬化ステップの間、硬い円環状支
持体を採用することは、加硫処理鋳型内でタイヤを完全
に中心決めすることを可能にし、また、膨張可能な加硫
処理ブラダーを使用する従来の方法と比較して膨張ステ
ップの間、タイヤ自体の幾何学的及び構造的特徴をより
よく制御することを可能にする。この幾何学的及び構造
的制御は、また、上述したように、成形及び硬化過程の
最初のステップの間でさえ、エラストマー材料の漏洩に
起因してフラッシュが形成される虞れを何ら伴わずに、
チーク4a、4bと円環状支持体10との間にてビート
7bを効率的に定着させることで更に向上される。
【0095】更に、タイヤの円環状支持体と内面との間
に形成された拡散空隙に対し圧力下及び所定の温度の蒸
気を導入することは、タイヤに対する熱の伝達を更に大
きくすることを確実にし、この伝達は、公知の技術の加
硫処理ブラダーのようなエラストマー材料の本体により
妨害されることなく、また、円環状支持体自体のような
中実な本体との接触により実現されるよりもより効率的
である。
【0096】加硫処理ステップの間、円環状支持体を使
用することは、公知の技術と比較して、著しく少量の蒸
気量にて加硫処理が実現されるように、タイヤ内で蒸気
の占める容積を著しく少なくすることを更に可能にす
る。
【0097】また、円環状支持体とタイヤの内面との間
に蒸気又は別の加圧流体を導入することは、タイヤ自体
の内側補強構造体内でタイヤの膨張を通じて適当な予荷
重力を発生させることをも可能にし、この状態は、所定
の挙動の質を実現するために求められることがしばしば
である。
【0098】特に、都合の良いことに、本発明は、タイ
ヤが極めて低い輪郭を有する、すなわち、断面高さ/幅
比の値が小さく(H/C≦0.65)であり且つ/金属
コード、又は全ての場合、高弾性率を有するコードで出
来ている、ラジアル型のカーカス構造体を備える場合で
さえ、カーカス構造体に属する1つ又は複数のプライを
形成するコードを過度に緊張させることなく、タイヤの
ベルト構造体を延伸(stretching)させ、そ
の結果、ベルト構造体に予荷重を加えることを可能にす
る。
【0099】また、タイヤの内面に予硬化したエラスト
マー層を配置することは、蒸気がタイヤの内面と直接、
接触して、特に、加硫処理工程の最初のステップの間、
未加硫ブレンドの層内にて水粒子を拡散させる虞れも解
消する。
【0100】当然、説明した本発明に対し多くの改変例
及び変形例が具体化可能である。例えば、円環状支持体
10の外面10aの上に配置された下面により少なくと
も部分的に画成される拡散空隙18を設けることができ
る。この場合にも、加圧流体が導入されるため、拡散空
隙18の容積を増大させるタイヤ7の膨張が実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】硬化したタイヤを取り外し得るように鋳型が開
放状態に配置された、本発明による装置の概略図的な断
面図である。
【図2】鋳型を閉じると同時に又はその直後に行われる
ステップにおける未加硫タイヤを示す、図1に関して拡
大した縮尺による部分半断面図である。
【図3】圧力下流体を成形キャビティ内に導入した後、
タイヤの内面と円環状支持体の外面との間にて最初の分
離が行われ、また、タイヤのサイド部分を鋳型のチーク
に接近させる工程ステップ中のタイヤの半断面図であ
る。
【図4】タイヤビードが円環状支持体から動いて離れる
工程ステップ中の装置の半断面図である。
【図5】圧力下蒸気を成形キャビティ内に導入した後、
鋳型の表面に対して加工されるタイヤの半断面図であ
る。
【符号の説明】
1 車の車輪用タイヤの成形・硬化装置 2 加硫処理鋳型 2a 加硫処理鋳型
の下側半体 2b 加硫処理鋳型の上側半体 3 プレス 3a 基板 3b 閉塞部分 4a 下側チーク 4b 上側チーク 5a 上側セクター部分クラウン 5b 下側セクター
部分クラウン 6 成形キャビティ 7 タイヤ 7a タイヤの外面 7b タイヤの内周
端縁/内面/ビード 8 サイドウォール 9 トレッドバンド 10 円環状支持体 10a 円環状支持
体の外面 10b 環状支持体の内側周縁部分 11、12 中心決め軸部 11a 接続連結機
構 13 ダクト 13a、13b 半径方向外側環状部分 14a、14b 半径方向内側環状部分/ビードリング 15 主通気路 17 供給通路 18 拡散空隙 19a、19b、20a、20b 通路部分 21 排出通気路 X−X 赤道平面 Y 成形キャビティ
の軸線

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工中のタイヤ(7)をタイヤ自体の内
    面(7b)に実質的に合わさる外面(10a)を有する
    円環状支持体(10)上に配置するステップと、 加硫処理鋳型内に画成された成形キャビティ(6)内に
    てタイヤ(7)及び円環状支持体(10)を閉じるステ
    ップであって、成形加硫処理が完了したとき該成形キャ
    ビティ(6)がタイヤ(7)の外面(7a)の形状に適
    合する形状の壁を有する、前記タイヤ(7)及び円環状
    支持体(10)を閉じるステップと、その外面(7a)
    によってタイヤ(7)を鋳型キャビティ(6)の壁に対
    して加圧するステップと、 加工中のタイヤ(7)に対して熱を伝達し、タイヤの分
    子を架橋結合させるステップとを備える、車の車輪用タ
    イヤの成形・硬化方法において、 前記加圧ステップ中、タイヤ(7)を膨張させること
    と、 円環状支持体(10)の赤道平面(X−X)からタイヤ
    の内周端縁(7b)が軸方向に動いて離れることが、タ
    イヤ(7)の膨張と同時に行われることとを特徴とす
    る、車の車輪タイヤの成形・硬化方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 円環状支持体(10)の外面(10a)とタイヤ(7)
    の内面(7b)との間に形成された流体が拡散するため
    の少なくとも1つの空隙(18)に加圧流体を導入する
    ことによりタイヤの膨張が行われる、方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、 タイヤ(7)の各内周端縁(7b)が円環状支持体から
    軸方向に動いて離れることが、前記加硫処理鋳型(2)
    の一部であるチーク(4a、4b)の少なくとも1つの
    半径方向内側部分(14a、14b)を後方に向けて軸
    方向に動かし、かつタイヤ(7)のそれぞれの内周端縁
    (7b)の上で休止する関係にて作用するようにして行
    われる、方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、 タイヤ(7)の膨張と同時に、チーク(4a、4b)の
    それぞれの固定部分(13a、13b)に対し、前記タ
    イヤ(7)の側部分(8)を接近させることが行われる
    ようにする、方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、 前記タイヤ(7)側部分(8)の接近ステップが、上記
    内周端縁(7b)を軸方向に動かして離れさせるステッ
    プの前に開始される、方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、 タイヤ(7)の内周端縁(7b)が軸方向に動いて離れ
    ることが、タイヤ(7)の膨張作用と相関する程度で行
    われる、方法。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の方法において、 加圧ステップの間に導入される流体の圧力よりも低圧の
    作用流体を、前記加圧ステップの前に、円環状支持体
    (10)の前記外面(10a)とタイヤ(7)の内面と
    の間に予備的に導入することによりタイヤ(7)の予成
    形が行われる、方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の方法において、 予成形ステップを実施するため加圧流体を予備的に導入
    することが、円環状支持体(10)に形成され且つその
    外面(10a)に開放する供給通路(17)を通じて行
    われる、方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の方法において、 作用流体を予備的に導入する間、タイヤ(7)が鋳型
    (2)の壁と円環状支持体(10)の外面(10a)と
    の間にてその内周端縁(7a)が密封可能に係合する、
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載の方法において、 熱の供給が、加熱流体を前記拡散空隙(18)に導入す
    ることにより行われ、前記加熱流体が、加圧ステップを
    実施するのに採用されるものと同一の加圧流体を含む、
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載の方法において、 加圧流体を導入する前にタイヤ(7)の内面が、その伸
    長部分の実質的に全体に亙って円環状支持体(10)の
    外面(10a)に接着し、 タイヤ(7)の膨張後に、前記拡散空隙(18)が形成
    される、方法。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載の方法において、 加圧流体の導入が、前記拡散空隙(18)を通じてキャ
    ビティ自体の下側部分と連通する成形キャビティ(6)
    の上側部分に対して行われる、方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の方法において、 成形キャビティ(6)の下側部分から加圧流体を吸引す
    るステップが、拡散空隙内に加圧流体流れを形成し得る
    ように、前記導入ステップと同時に行われることを更に
    含む、方法。
  14. 【請求項14】 請求項2に記載の方法において、 前記拡散空隙(18)が、タイヤ自体の少なくとも1つ
    の赤道平面(X−X)にてタイヤ(7)の内面(7b)
    と円環状支持体(10)の外面(10a)との間で測定
    したとき、3mm乃至14mmの範囲の寸法である、方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の方法において、 前記膨張が、タイヤ自体の赤道平面(X−X)にて測定
    したとき、タイヤの周方向長さを1.5%乃至3.5%
    の範囲だけ増加させることを含む、方法。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の方法において、 タイヤ(7)を円環状支持体(10)の上に配置するス
    テップが、タイヤを円環状支持体自体の上に直接、製造
    することによって行われる、方法。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の方法において、 加圧流体の導入前に、加圧流体が未加硫タイヤを形成す
    るエラストマー材料中に浸透するのを防止するため、タ
    イヤ(7)の内面の処理が行われる、方法。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の方法において、 予め硬化したライナーが、タイヤ(7)を製造するとき
    の予備的なステップの間、加圧流体が未加硫タイヤを形
    成するエラストマー材料中に浸透するのを防止するた
    め、円環状支持体(10)の上に直接、形成される、方
    法。
  19. 【請求項19】 タイヤ自体の内面(7b)に実質的に
    合わさる外面(10a)を有し且つ加工中のタイヤ
    (7)に係合し得るように配置された円環状支持体(1
    0)と、 少なくとも2つのチーク(4a、4b)を有する加硫処
    理鋳型(2)であって、硬化すべきタイヤを保持する前
    記円環状支持体(10)が導入され得るように該2つの
    チーク(4a、4b)が相互に隔てられる開放位置と、
    加工中の前記タイヤ(7)を支持する円環状支持体(1
    0)を硬化したタイヤ(7)の外面(7a)に適合する
    形状の鋳型の内壁により画成された成形キャビティ
    (6)内にて包み込み得るように、該2つのチーク(4
    a、4b)が相互に並んだ関係に配置された閉じ位置と
    の間にて、該少なくとも2つのチーク(4a、4b)が
    軸方向に可動である前記加硫処理鋳型(2)と、 タイヤ(7)の外面(7a)を鋳型(2)の内壁に対し
    押し付ける加圧装置(13、18)と、 成形キャビティ(6)及び円環状支持体(10)間に包
    み込まれたタイヤ(7)に対し熱を伝達する加熱装置と
    を備える車の車輪用タイヤの成形・硬化装置において、 前記チーク(4a、4b)の各々が、半径方向外側の環
    状部分(13a、13b)と、タイヤ(7)のそれぞれ
    の内周端縁(7b)にて作用し且つ前記外側の環状部分
    (13a、13b)に対して軸方向に相対的に可動であ
    る半径方向内側の環状部分(14a、14b)とを備え
    ることを特徴とする、車の車輪用タイヤの成形・硬化装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の装置において、 前記加圧装置が、円環状支持体(10)に形成され且つ
    円環状支持体の外面(10a)に開放する、加圧流体を
    供給する通路(17)から成る、装置。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載の装置において、 前記チーク(4a、4b)の半径方向内側の環状部分
    (14a、14b)が、そのそれぞれの内周端縁(7
    b)にて密封状態にタイヤ(7)と密閉的に係合し得る
    ように円環状支持体(10)の内周部分と協働する第一
    の位置と、円環状支持体(10)から隔てられた第二の
    位置との間にて前記外側環状部分(13a、13b)に
    対して可動である、方法。
  22. 【請求項22】 請求項19に記載の装置において、 円環状支持体(10)の外面(10a)及び前記成形キ
    ャビティ(6)内の鋳型(2)の内壁が、タイヤ(7)
    に対する保持空間を区画し、該保持空間が鋳型が閉じら
    れたとき、タイヤ自体が占める容積よりも大きい容積を
    有する、装置。
  23. 【請求項23】 請求項20に記載の装置において、 前記供給通路(17)が、円環状支持体(10)の外面
    (10a)と加工中のタイヤ(7)の内面(7b)との
    間に画成された、加圧流体用の少なくとも1つの拡散空
    隙(18)内に開放する、装置。
  24. 【請求項24】 請求項19に記載の装置において、 円環状支持体(10)の外面(10a)が、硬化したタ
    イヤ(7)の内面(7b)の伸び程度よりも小さい伸び
    程度を有する、方法。
  25. 【請求項25】 請求項19に記載の装置において、 前記円環状支持体(10)が、円環状支持体(10)を
    固定し且つタイヤ(7)を成形キャビティ(6)内に位
    置決めし得るように鋳型(2)と関係した中心決め座部
    (12)内に係合すべき少なくとも1つの中心決め軸部
    (11)を有する、装置。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の装置において、 前記中心決め軸部(11)が、前記円環状支持体(1
    0)、加工中の前記タイヤ(7)及び前記成形キャビテ
    ィ(6)に共通する幾何学的軸線に沿って伸長する、装
    置。
  27. 【請求項27】 請求項20に記載の装置において、 前記加熱装置が、加熱流体を供給通路(17)に送る少
    なくとも1つのダクト(13)を備える、装置。
  28. 【請求項28】 請求項19に記載の装置において、 前記加熱流体が、加圧流体の供給装置(15−21)に
    より導入されたものと同一の加圧流体から成る、装置。
  29. 【請求項29】 請求項19に記載の装置において、 前記円環状支持体(10)が、少なくともタイヤ(7)
    の内周端縁(7b)に対応する領域にて軸方向へ弾性的
    に曲がる(yielding)構造体を備える、装置。
JP2000085787A 1999-03-26 2000-03-27 車の車輪用タイヤの成形・硬化方法及びその装置 Pending JP2000296523A (ja)

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EP99830179 1999-03-26

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