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JP2000294889A - 実装基板およびこれを用いた回路部品の実装方法 - Google Patents

実装基板およびこれを用いた回路部品の実装方法

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Publication number
JP2000294889A
JP2000294889A JP9927299A JP9927299A JP2000294889A JP 2000294889 A JP2000294889 A JP 2000294889A JP 9927299 A JP9927299 A JP 9927299A JP 9927299 A JP9927299 A JP 9927299A JP 2000294889 A JP2000294889 A JP 2000294889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
circuit component
conductive film
film pattern
external lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9927299A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Agawa
清 阿川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9927299A priority Critical patent/JP2000294889A/ja
Publication of JP2000294889A publication Critical patent/JP2000294889A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路部品の外部リード挿入孔の開孔を必要と
することなく回路部品の実装が可能であり、かつ基板の
発泡を独立構造にして、耐湿性の向上が望め、かつ、耐
熱性の高い実装基板の実現を課題とする。 【解決手段】 絶縁板として微小中空バルーンを含有す
る樹脂で構成される樹脂バルーン成形基板1を用いてプ
リント配線板を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路部品を実装する
実装基板およびこの実装基板を用いた回路部品の実装方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路部品を相互に接続する配線パターン
を絶縁板上に形成した実装基板であるプリント配線板
は、電子機器を構成する上で必須の部材である。このプ
リント配線板は、一般に、エポキシ樹脂やフェノール樹
脂等の熱硬化性樹脂と、紙やガラス布といった補強材と
を組み合わせて作製されており、たとえばガラスエポキ
シ基板、紙エポキシ基板、紙フェノール基板が知られて
いる。プリント配線板として通常市販されているもの
は、このような絶縁板の片面または両面をパターン領域
とし、ここに配線パターンが形成され、回路部品の外部
リードを挿入するための外部リード挿入孔が絶縁板およ
び配線パターンを貫通して形成されている。これらの外
部リード挿入孔は、例えばプレス加工により一括して形
成される。また、プリント配線板の裏面上の配線パター
ンは、外部リード挿入孔の近傍を残してソルダーレジス
ト層で被覆されている。
【0003】かかるプリント配線板を用いた従来の典型
的な回路部品の実装方法について、図28〜図32を参
照しながら説明する。これらの図面は、片面銅(Cu)
貼り積層板に対して回路部品を裏面実装する手順を示し
たものである。図28に、従来のプリント配線板30を
示す。たとえばフェノール樹脂のむく材(非発泡品)か
らなる絶縁板31の片面には、導電膜パターン32が形
成されている。この導電膜パターン32は、たとえば予
め絶縁板31の片面全面に積層されているCu薄板また
はCu箔を、図示されないレジストマスクを用いてエッ
チングすることにより形成される。
【0004】このプリント配線板30において、導電膜
パターン32の形成領域には回路部品の外部リード41
を挿入するための外部リード挿入孔33が、また形成領
域外にはこの絶縁板31を他の部材に取り付けるための
ネジあるいはシールド板等、直接的な回路要素ではない
部材を挿入するための一般貫通孔34が、たとえばプレ
ス加工により形成されている。
【0005】図29は、このようなプリント配線板30
の概念的な断面図である。上記導電膜パターン32は、
実際には外部リード挿入孔33の近傍を残してソルダー
レジスト層35で被覆されている。この絶縁板31の裏
面側には実装される回路部品名、端子名、極性等が印刷
され、プリント配線板30が完成される。
【0006】図30および図31には、このように作製
されたプリント配線板30の裏面側に回路部品40を実
装している状態を示す。これらの回路部品40の外部リ
ード41は、外部リード挿入孔33に挿入される。以
下、このようなプリント配線板30を用いた従来の典型
的な回路部品の実装方法について説明する。
【0007】先ず、図示しないインサートマシンを用
い、回路部品40を挟持してプリント配線板30の上方
の所定の位置に移送した後、回路部品40を下降させ
て、その外部リード41をプリント配線板に開孔されて
いる外部リード挿入孔33に挿入し、外部リード41の
先端部をプリント配線板30の導電膜パターン32形成
面側に突き出す。このようにして、回路部品40をプリ
ント配線板30に装着する。
【0008】図32は、外部リード41の先端部がプリ
ント配線板30の表面側、すなわち導電膜パターン32
の形成面側へ露出された状態を示す。外部リード41の
先端部はこのままの状態、あるいは必要に応じてクリン
チされた(先端を折り曲げられた)状態とされる。次い
で、外部リード挿入孔33から露出している外部リード
41の先端部と導電膜パターン32とを電気的に接続す
るため、はんだ付けを行う。これは、例えばプリント配
線板30を溶融ハンダ槽にディップ(浸漬)させて、外
部リード41の先端部とその周囲の導電膜パターン32
とを電気的に接続するハンダ層36を形成する。このよ
うにして、回路部品40をプリント配線板30に実装
し、所定の回路を形成する。図32には一例として、こ
のときの接続手段としてハンダ層36が形成された状態
を示しているが、ハンダの代わりに導電性接着剤を用い
てもよい。
【0009】しかし、このような従来のプリント配線基
板においては、予め必要に応じてプリント配線基板に回
路部品の外部リードを挿入するための外部リード挿入孔
を多数開けておくため、孔開け用の金型を用いた孔開け
プレス加工を行う必要があり、その分だけプリント配線
基板の製造工程が複雑になるいう問題があった。しか
も、この孔開け用の金型には外部リード挿入孔を打ち抜
くための細いピンが多数形成されているころから、その
作製コストが高い上に、ピンの変形や損傷をチェックす
るためのメンテナンス頻度が高くなるという問題があっ
た。また、従来のプリント配線基板は、熱硬化性樹脂と
補強材との充実基板であるため基板自身の自重が重くな
るという問題も有している。プリント配線基板を搭載す
る電子機器の軽量化が要請される場合には、少しでも実
装基板は軽量にしたい。
【0010】この問題を解決して、外部リード挿入孔の
開孔を必要とすることなく回路部品の実装が可能な軽量
な実装基板およびこれを用いた回路部品の実装方法とし
て、発明者は先に回路部品の外部リードが貫通可能な絶
縁性材料からなる絶縁板を用いた実装基板を提案した。
【0011】図33に、先に発明者が行ったこのような
提案の一例の実装基板の一例の概略斜視図、図34に、
その実装基板に回路部品を実装する実装方法を説明する
ための図を示す。例えば、絶縁板としてポリエチレン等
を材料とする焼結成形樹脂板51の片側に導電膜パター
ン52pを形成し、導電膜パターン52pの所定の箇所
に回路部品を実装するための外部リード挿入開口52h
を設ける。焼結成形樹脂板51はその厚さ方向にストロ
ー上の孔が無数に開いた構成で、その重量、密度がフェ
ノール樹脂の1/2程度である。このため、絶縁板には
外部リード挿入孔を設けることなく回路部品の外部リー
ドを直接絶縁板に突き刺して貫通することが可能にな
る。
【0012】この実装基板への電子部品の実装方法につ
いて簡単に説明すると、通常のインサートマシンのチャ
ック部22で回路部品20を挟み、回路部品20を導電
膜パターン52pの形成面の反対側から裏面の導電パタ
ーンの位置に合わせて配置する。その後、インサートマ
シンを下降させ、回路部品20の外部リード21を焼結
成形樹脂板51に突き刺して回路部品20の外部リード
21の先端が導電パターン52pの外部リード挿入開口
52hから露出するようにする。この際、焼結成形樹脂
板51はその厚さ方向にストロー状の孔が無数に開いた
構造であるため、外部リード挿入孔を設けなくても、外
部リード21で孔を開けながら挿入して行くことができ
る。回路部品20挿入後はプリント配線板60を溶融ハ
ンダ槽に浸漬させて、外部リード21と導電パターン5
2pの電気的接続を実現することができる。
【0013】このようにすることで、従来の実装基板の
ように、絶縁基板に外部リード挿入孔を形成する工程を
省略することができ、省力化を実現することができる。
さらに、外部リード挿入孔を形成するための孔開け用の
金型が不要になるため、この点からも製造コストを廉価
にできる。
【0014】以上の例では、導電膜パターンには外部リ
ード挿入開口をあらかじめ設けていた。しかし、回路部
品の外部リードを焼結成形樹脂板に突き刺して貫通させ
るとともに、外部リードがさらに導電パターンをも突き
破って貫通するようにすることもできる。このとき、回
路部品20の外部リード21に接している導電パターン
52pは、この外部リード21が貫通する際に押し下げ
られるため、そのバネ性等によって導電パターン52p
の返り部が外部リード21に押し付けられることにな
り、この導電パターン52pの返り部と回路部品20の
外部リード21とは電気的に接続されることになる。
【0015】このようにすれば、絶縁基板に外部リード
挿入孔を形成する必要がなく、また、導電膜パターンに
回路部品を実装するための開口を設ける必要がなくなる
と共に、回路部品挿入後に実装基板を溶融ハンダ槽に浸
漬させる必要もなくなり、さらに製造コストを廉価にす
ることができる。
【0016】ここで、焼結成形樹脂板はポリエチレンに
限られるものではなく、フッ素系ポリフッ化ビニリデン
やポリエステルの焼結成形樹脂を用いることも可能であ
り、また、焼結成形樹脂と同様にPET樹脂発泡体基板
や発泡性樹脂基板を用いることもできる。
【0017】しかしながら、焼結成形樹脂板やPET樹
脂発泡体基板、発泡性樹脂基板において、気泡の独立構
造を保つ必要があるという見逃すことのできない問題が
ある。発泡基板の気泡が連続構造をしていると、この連
続した気泡を通じて水分が基板内部に侵入し、実装基板
の耐水性、耐湿性が保てなくなる。電子部品の実装基板
としては通常の場合、耐水性、耐湿性が必要である。し
かし、焼結成形樹脂板やPET樹脂発泡体基板、発泡性
樹脂基板を100%の独立構造で製造することは、工法
上の高い設定条件を必要として、コストアップの要因に
なる。
【0018】また、樹脂焼結工法では、耐熱性の高い材
料を用いることは難しく、従来の実績として使用できる
材料は、150°C以下のポリエチレンやフッ素系ポリ
フッ化ビニリデン等であった。このため、溶融ハンダ槽
に浸漬させる際などに問題が起きやすくこれが実装上の
制約となるという問題があった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
プリント配線基板は、外部リード挿入孔の開孔を必要と
しており、部品実装に多くの工数が必要で高価であっ
た。また、この問題を解決するために発明者が先に提案
した方法では、耐水性、耐湿性を保つために、気泡が独
立構造であるという必要があり、さらに、樹脂焼結工法
では、耐熱性の高い材料を用いることが難しいという問
題があった。本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
ものであり、外部リード挿入孔の開孔を必要とすること
なく回路部品の実装が可能であり、基板の発泡を独立構
造にして、耐湿性の向上が望め、かつ耐熱性の高い実装
基板を実現するとともに、この基板を用いた回路部品の
実装方法を提供することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、絶縁性材料からなる絶縁板と、この絶縁
板の少なくとも一方の主面上に形成された回路部品を電
気的に接続するための導電膜パターンとを有する電子部
品の実装基板において、前記絶縁板は微小中空球体を含
有した絶縁性材料で構成されることを特徴とする。
【0021】また、実装基板に回路部品を実装するため
の回路部品の実装方法おいて、回路部品を電気的に接続
するための導電膜パターンが微小中空球体を含有した絶
縁性材料で構成された絶縁板の一方の主面上にのみ形成
されている実装基板に対し、前記絶縁板に他方の主面側
から前記回路部品の外部リードを突き刺してその先端部
を前記導電膜パターンの形成面側に露出させる第1の工
程と、前記外部リードの露出された先端部と前記導電膜
パターンとを電気的に接続する第2の工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0022】また、実装基板に回路部品を実装するため
の回路部品の実装方法おいて、回路部品を実装するため
の導電膜パターンが微小中空球体を含有した絶縁性材料
で構成された絶縁板の少なくとも一方の主面上に形成さ
れている実装基板に対し、前記導電膜パターンの形成面
側から回路部品の表面実装を行うことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実装基板お
よびこれを用いた回路部品の実装方法を添付図面を参照
にして詳細に説明する。
【0024】図1に、本発明の実装基板の基板材である
樹脂バルーン成形基板の成形方法を示す。図1に沿っ
て、樹脂バルーン成形基板の成形方法を説明する。成形
にあたり、まず中空バルーンと樹脂を混合する。ここで
中空バルーンは直径が5〜300μm、比重は平均0.
7程度の中空球体であり、本発明ではシリカバルーンま
たはフェノールバルーンを代表的に使用する。これらの
融点は1200°C〜1350°Cであり、これらは不
活性で安定な無機充填材として機能する。樹脂として
は、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂
等を用いる。
【0025】樹脂と中空バルーンの混合は、液状の樹脂
に中空バルーンを徐々に加えて行くことで、短時間で容
易に混合することができる。これは中空バルーン1つ1
つが独立した球体であり、表面が濡れやすく、流動性に
富んでいるので、中空バルーン表面が濡れることで混合
が終了するためである。その後、樹脂と中空バルーンの
混合体を金型成形して硬化させ、基板材を製造する。
【0026】図2(a)に、本発明の実装基板の一実施
の形態の基板材である樹脂バルーン成形基板1の外観図
を、図2(b)に、その断面図を示す。図1の方法で成
形された樹脂バルーン成形基板1の密度は、従来のフェ
ノール樹脂の成形によるソリッド材の密度の1/2以下
となるため、加工精度や生産性が向上する。また、基板
材の製造に必要な有機高分子材料の使用量を削減するこ
とが可能になり、省資源化も達成される。なお、密度は
1/2以下であるが、中空バルーンを含むため実用上十
分な機械的強度を有し、剛性値が向上され、また、低熱
伝導性である。図2(b)の断面図では中空バルーンを
円断面で示しているが、これは模式的に示したイメージ
であり、実際は粒径が小さいため目視では円断面が判別
できない。
【0027】次に図3のように、こうして得られた樹脂
バルーン成形基板1の上に、Cu箔からなる導電性薄板
2を積層する。この導電性薄板2の積層は、樹脂バルー
ン成形基板1の片方の主面に導電性薄板2を導電性接着
剤を用いて貼り付けた後、この導電性接着剤を加熱硬化
させるなどの方法で積層することができる。
【0028】次いで、図4に示されるように、この導電
性薄板2を図示しないレジストマスクを介してウェット
エッチングすることにより、配線パターンにパターニン
グされた導電膜パターン2pを形成する。導電性薄板2
の選択的なウェットエッチングの際、導電膜パターン2
pの所定の箇所に、回路部品の実装の際に樹脂バルーン
成形基板1を貫通した回路部品の外部リード21の先端
部が露出するための開口2hを同時に形成する。
【0029】次いで、図5に示されるように、樹脂バル
ーン成形基板1にプレス加工による孔開け加工を行い、
実装基板のねじ止め用などの一般貫通孔1hを形成す
る。この場合も、樹脂バルーン成形基板1の密度が例え
ば従来のフェノール樹脂の成形によるソリッド材の密度
の約1/2と小さいために、孔開けの加工性が向上す
る。なお、ここでは、孔開け加工をプレス機を用いて行
ったが、ドリル加工やサンドプラストによって行っても
よい。
【0030】また、図6に示されるように、導電膜パタ
ーン2pの形成面側に、開口2hの近傍のみを残して導
電膜パターン2pを披覆するようにソルダーレジスト層
3を形成する。このソルダーレジスト層3は、通常、ス
クリーン印刷によって形成することがでさるが、フォト
レジスト材料を使用した場合にはフォトリソグラフイと
現像処理を経て形成することもできる。
【0031】更に、樹脂バルーン成形基板1の導電膜パ
ターン2pの形成面とは反対面倒に、実装される回路部
品名、端子名、極性等の表示(図示せず)を印刷して、
プリント配線板10を完成する。
【0032】次に、上述のプリント配線板10の裏面に
回路部品を実装する実装方法について、図7〜図12を
参照しながら説明する。先ず、図7に示されるように、
通常のインサートマシンを用い、そのチャック部22に
回路部品20を保持して、プリント配線板10の上方に
移送する。この回路部品20の底部には、キンク状態
(途中が「く」の字形に折れ曲がっている状態)に加工
された外部リード21が取り付けられている。このと
き、回路部品20の外部リード21がプリント配線板1
0の裏面側の導電膜パターン2pの開口2hの上方に位
置合わせされるように、開口2hの座標上の配置に基づ
く回路部品20の実装位置をインサートマシンに予めプ
ログラミングしておく。
【0033】続いて、図8に示されるように、インサー
トマシンのチャック部22を図中の矢印で示す方向に下
降させて、回路部品20の外部リード21をプリント配
線板10の樹脂バルーン成形基板1に直接突さ刺す。こ
のとき、樹脂バルーン成形基板1は微細な中空バルーン
を含んだ軽量構造となっているため、従来のような外部
リード挿入孔を必要とせず、樹脂バルーン成形基板1に
直接突き刺した回路部品20の外部リード21は樹脂バ
ルーン成形基板1に孔を開けながら同時に絶縁板に挿入
していく、孔開け/挿入同時工法が可能である。
【0034】続いて、図9に示されるように、インサー
トマシンのチャック部22を更に下降させて、回路部品
20の外部リード21を樹脂バルーン成形基板1に貫通
させると共に、外部リード21の先端部を導電膜パター
ン2pの開口2h内に露出させる。なお、インサートマ
シンのチャック部22の下降は、外部リード21のキン
ク状態になっている箇所が樹脂バルーン成形基板1の表
面に当たった時点で停止される。
【0035】続いて、図10に示されるように、インサ
ートマシンのチャック部22を開さ、回路部品20を離
す。そうしてその後、図11に示されるように、図中の
矢印で示す方向にインサートマシンのチャック部22を
上昇させる。こうして、回路部品20をプリント配線板
10に挿着することができる。そして、図12に示され
るように、この回路部品20の挿着と同様にして、他の
回路部品20a、20b、20c、20dを順次プリン
ト配線板10に挿着する。
【0036】次いで、図13および図14に示されるよ
うに、プリント配線板10を溶融ハンダ浴にディップ
(浸漬)させて、開口2h内に露出させた外部リード2
1の先端部とこの開口2hの周囲の導電膜パターン2p
とを電気的に接続するハンダ層4を形成する。このと
き、外部リード21の先端部が開口2h内に露出してい
るために、この先端部と導電膜パターン2pとのハンダ
層4を介する電気接点は周囲360°に亙って確保され
ることになる。なお、外部リード21の先端部を折り曲
げてクリンチ状態にしておいてもよい。
【0037】この発明の実装基板を用いた実装方法で
は、回路部品20の外部リード21で樹脂バルーン成形
基板1に孔を開けながら同時に絶縁板に挿入していく、
孔開け/挿入同時工法が可能であるため、従来のように
多数の外部リード挿入孔を打ち抜くための細かいピンを
多数設けたプレス加工用の金型が不要になるため、金型
の作成コストやメンテナンス費用が大幅に低下し、製造
面、保守面で経済的に優れたものとなる。
【0038】次に、上述のプリント配線板10に回路部
品を裏面実装する他の実装方法について、図15を参照
しながら説明する。回路部品20をプリント配線板10
に挿着する方法は、上記図5〜図9に示した挿着方法と
同様である。その後、図15に示されるように、外部リ
ード21の露出した先端部をクリンチする。そして、電
気的接続手段として上記のハンダ層4の代わりに導電性
接着剤5を用い、開口2h内に露出させた外部リード2
1の先端部とこの開口2hの周囲の導電膜パターン2p
とを電気的に接続する。この導電性接着剤層5は、例え
ばディスペンサから導電性接着剤を滴下する方法によっ
て形成することができる。
【0039】ここでは、外部リード21の露出した先端
部がクリンチされているため、導電膜パターン2pとの
接触面積が増大し、電気的にも機械的にも接続信頼性が
一層向上する。但し、このクリンチを行わなくても、外
部リード21と導電膜パターン2pとの電気的接続は確
保される。
【0040】また、電気的接続手段として導電性接着剤
5を用いているため、導電膜パターン2pを導電性ペー
ストで形成している場合や、樹脂バルーン成形基板1の
耐熱温度がハンダ浴の温度よりも低い場合に有効であ
る。従って、ハンダによる電気的接続が無理な場合であ
っても、導電性接着剤による電気的接続なら可能となる
場合もある。勿論、耐熱性に優れたプリント配線板に対
して導電性接着剤を用いても良い。
【0041】図16〜図19はそれぞれ本発明の第2の
実施形態に係るプリント配線板の製造プロセスを説明す
るための図であり、その中で図18は完成されたプリン
ト配線板を示す概略斜視図、図19は図18に示すプリ
ント配線板の一部断面図である。また、図20〜図26
はそれぞれ図18および図19に示すプリント配線板に
回路部品を裏面実装する一実装方法を説明するための
図、図27は他の実装方法を説明するための図である。
なお、上記第1の実施形態における図3〜図15に示さ
れる構成要素と同一の要素には同一の符号を付して説明
を省略する。
【0042】図18および図19に示されるように、本
実施形態に係るプリント配線板10aは、上記第1の実
施形態の場合と同様に、樹脂バルーン成形基板1の上
に、Cu箔からなる導電性薄板2を積層する。この導電
性薄板2の積層は、例えば、樹脂バルーン成形基板1の
片方の主面に導電性薄板2を導電性接着剤を用いて貼り
付けた後、この導電性接着剤を加熱硬化させるなどの方
法で積層することができる。
【0043】次いで、この導電性薄板2を図示しないレ
ジストマスクを介してウェットエッチングすることによ
り、配線パターンにパターニングされた導電膜パターン
2apを形成する。また、この導電膜パターン2apの
形成領域外の樹脂バルーン成形基板1には、樹脂バルー
ン成形基板1を他の部材に取り付けるためのネジ等を挿
入するための一般貫通孔1hが形成されている。
【0044】なお、上記第1の実施形態の場合と異な
り、導電膜パターン2apには、樹脂バルーン成形基板
1を貫通する外部リード21を露出させるための開口は
設けられていない。但し、ソルダーレジスト層3は、樹
脂バルーン成形基板1を貫通する外部リード21が露出
する予定位置の近傍のみを残して、導電膜パターン2a
pを被覆するように形成されている。
【0045】ここで、本実施形態に係るプリント配線板
10aの絶縁板としての樹脂バルーン成形基板1は、そ
の重量がフェノール樹脂の成形体からなる同じ外形寸法
の絶縁板の重量の1/2以下であるにもかかわらず、実
用上十分な機械的強度を有していて、軽量化が達成され
ている。また、外部リード挿入孔が形成されていないた
め、従来のように多数の外部リード挿入孔を打ち抜くた
めの細いピンが多数形成されているプレス加工用の金型
が不要となって金型の作製コストやメンテナンス頻度が
大幅に低下することは、上記第1の実施形態の場合と同
様である。
【0046】次に、上述のプリント配線板10aの製造
プロセスについて、図16〜図19を参照しながら説明
する。先ず、図16に示されるように、樹脂バルーン成
形基板1の上に、Cu箔からなる導電性薄板2を積層す
る。導電性薄板2の積層に際しては、上記第1の実施形
態の場合と同様に、樹脂バルーン成形基板1の片方の主
面にCu箔からなる導電性薄板2を導電性接着剤を用い
て貼り付けた後、この導電性接着剤を加熱硬化させる方
法がある。
【0047】次いで、図17に示されるように、この導
電性薄板2を図示しないレジストマスクを介してウェッ
トエッチングすることにより、配線パターンにパターニ
ングされた導電膜パターン2apを形成する。但し、上
記第1の実施形態の場合と異なって、この導電性薄板2
をパターニングする際、導電膜パターン2apには、回
路部品の実装時に樹脂バルーン成形基板1を貫通する外
部リード21を露出させるための開口は設けない。
【0048】次いで、図18に示されるように、樹脂バ
ルーン成形基板1にプレス加工による孔開けを行い、一
般貫通孔1hを形成する。また、図19に示されるよう
に、導電膜パターン2apの形成面側に、樹脂バルーン
成形基板1を貫通する外部リード21が露出する予定位
置の近傍のみを残して導電膜パターン2apを被覆する
ようにソルダーレジスト層3を形成する。更に、樹脂バ
ルーン成形基板1の導電膜パターン2pの形成面とは反
対面側に、実装される回路部品名、端子名、極性等の表
示(図示せず)を印刷して、プリント配線板10aを完
成する。
【0049】次に、上述のプリント配線板10aに回路
部品を裏面実装する一実装方法について、図20〜図2
4を参照しながら説明する。先ず、図20に示されるよ
うに、通常のインサートマシンを用い、そのチャック部
22に回路部品20を挟持して、プリント配線板10a
の上方に移送する。この回路部品20の底部には、真っ
直ぐに伸びた外部リード21aが取り付けられている。
このとき、回路部品20の外部リード21aがプリント
配線板10aの裏面側の導電膜パターン2apの所定の
位置に位置合わせされるように、開口2hの座標上の配
置に基づく回路部品20の実装位置をインサートマシン
に予めプログラミングしておく。
【0050】続いて、図21に示されるように、インサ
ートマシンのチャック部22を図中の矢印で示す方向に
下降させて、回路部品20の外部リード21aをプリン
ト配線板10aの樹脂バルーン成形基板1に直接突さ刺
す。このとき、樹脂バルーン成形基板1は微細な中空バ
ルーンを含んだ軽量構造となっているため、従来のよう
な外部リード挿入孔を必要とせず、樹脂バルーン成形基
板1に直接突き刺した回路部品20の外部リード21は
樹脂バルーン成形基板1に孔を開けながら同時に絶縁板
に挿入していく、孔開け/挿入同時工法が可能である。
【0051】続いて、図22に示されるように、インサ
ートマシンのチャック部22を更に下降させて、回路部
品20の外部リード21aを樹脂バルーン成形基板1に
貫通させると共に、導電膜パターン2apを突き破って
外部リード21aの先端部を導電膜パターン2apの外
に露出させる。なお、インサートマシンのチャック部2
2の下降は、回路部品20の底面部が樹脂バルーン成形
基板1の表面に当たった時点で停止される。
【0052】続いて、図23に示されるように、インサ
ートマシンのチャック部22を開き、回路部品20を離
す。その後、図24に示されるように、図中の矢印で示
す方向にインサートマシンのチャック部22を上昇させ
る。こうして、回路部品20をプリント配線板10aに
挿着することができる。
【0053】次いで、図25および図26に示されるよ
うに、プリント配線板10aを溶融ハンダ浴にディップ
させて、導電膜パターン2apから突き出ている外部リ
ード21aの先端部と導電膜パターン2apとを電気的
に接続するハンダ層4を形成する。
【0054】なお、回路部品20をプリント配線板10
aに挿着した際、導電膜パターン2apを突き破ってい
る外部リード21aの先端部は、導電膜パターン2ap
と接触した状態となっているため、ハンダ層4を用いて
両者を電気的に接続する作業を省略してもよい。但し、
この場合の外部リード21aの先端部と導電膜パターン
2apとの接触状態はそれ程安定的なものではないこと
から、ここでは電気的接続手段としてハンダ層4を用い
て、両者の電気的な接続を確実なものにした。また、こ
のとき、外部リード21aの先端部を折り曲げてクリン
チ状態にしておいてもよい。
【0055】次に、上述のプリント配線板10aに回路
部品を裏面実装する他の実装方法について、図27を参
照しながら説明する。回路部品20をプリント配線板1
0aに挿着する方法は、上記図18〜図22に示した挿
着方法と同様である。その後、図27に示されるよう
に、外部リード21aの露出した先端部をクリンチす
る。そして、電気的接続手段として上記のハンダ層4の
代わりに導電性接着剤5を用い、導電膜パターン2ap
を突き破って露出させた外部リード21aの先端部とそ
の導電膜パターン2apとを電気的に接続する。
【0056】ここでは、外部リード21aの露出した先
端部がクリンチされているため、導電膜パターン2ap
との接触面積が増大し、電気的にも機械的にも接続信頼
性が一層向上する。但し、このクリンチを行わなくて
も、外部リード21aと導電膜パターン2apとの電気
的接続は確保される。また、電気的接続手段として導電
性接着剤5を用いているため、導電膜パターン2apを
導電性ペーストで形成している場合や、樹脂バルーン成
形基板1の耐熱温度がハンダ浴の温度よりも低い場合に
有効である。従って、ハンダによる電気的接続が無理な
場合であっても、導電性接着剤による電気的接続なら可
能となる場合もある。勿論、耐熱性に優れたプリント配
線板に対して導電性接着剤を用いてもよい。
【0057】上述の第1及び第2の実施形態では、電膜
パターン2p、2apを導電性薄板2のウェットエッチ
ングにより形成したが、樹脂バルーン成形基板1の表面
にパターンを直接形成できる方法を採用してもよい。例
えば、銅ペーストを用いて導電性パターン2p、2ap
を作成するには、銅ペーストを用いて、スクリーン印刷
で樹脂バルーン成形基板1の表面に直接導電性パターン
2p、2apを作成する。その後、上述の第1及び第2
の実施形態で述べたと同様の方法で部品を実装し、部品
実装後、加熱して銅ペーストの導電性パターン2p、2
apを硬化させ、さらに、実装基板を溶融ハンダ浴にデ
ィップさせて、導電膜パターン2p、2apから突き出
ている外部リード21aの先端部と導電膜パターン2
p、2apとを電気的に接続するハンダ層4を形成す
る。
【0058】また、導電性接着剤を用いて導電性パター
ン2p、2apを作成するには、導電性接着剤を用い
て、スクリーン印刷で樹脂バルーン成形基板1の表面に
直接導電性パターン2p、2apを作成し、その後、上
述の第1及び第2の実施形態で述べたと同様の方法で部
品を実装し、加熱して導電性接着剤を硬化させる。この
とき、導電膜パターン2p、2apから突き出ている外
部リード21aの先端部と導電膜パターン2p、2ap
とを電気的に接続するために導電性接着剤を用い、導電
性接着剤を用いた導電性パターン2p、2apをこの電
気的接続に用いた導電性接着剤と一緒に加熱硬化させる
ことで工数を削減することができる。
【0059】さらに、上述の第1及び第2の実施形態に
おいては、樹脂バルーン成形基板1の片方の主面のみに
導電膜パターン2p、2apを有する片面プリント配線
板10、10aに対して回路部品20を裏面実装する場
合について説明したが、上記の導電膜パターン2p、2
apに例えば半導体パッケージ等の表面実装部品を同時
に搭載してもよい。或いは、樹脂バルーン成形基板1の
片方又は両方の主面に形成された導電膜パターン2p、
2ap上に表面実装部品を搭載してもよい。
【0060】また、樹脂バルーン成形基板1を形成する
樹脂として熱硬化性樹脂を用いて説明したが、熱可塑性
樹脂で同等の機械的強度や信頼性を有する樹脂バルーン
成形体を構成することがでされば、リサイクル性も向上
させることができる。この他、プリント配線板の構成、
使用する材料、導電膜パターンの形成方法、回路部品の
外部リードと導電膜パターンとの接続方法等の細部につ
いては、適宜変更、選択、組合せが可能であることは当
然である。
【0061】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明に係
る実装基板およびこれを用いた回路部品の実装方法によ
れば、次のような効果を奏することができる。即ち、本
発明の請求項1に係る実装基板によれば、絶縁板として
中空バルーンを含んだ樹脂から構成される樹脂バルーン
成形基板を採用することにより、密度が小さくなるた
め、両面実装基板、片面実装基板のいずれの場合におい
ても、外部リード挿入孔を用いることなく、回路部品の
外部リードを直接絶縁板に貫通させることが可能にな
る。従って、通常の実装基板における貫通孔の圧倒的多
数を占める外部リード挿入孔の形成を省略することが可
能になり、実装基板の製造プロセスにおける省力化を実
現することができると共に、高価な金型の作製やメンテ
ナンスにかかる工数やコストを低減することができる。
さらに、樹脂バルーン成形基板自身の機械的強度、剛性
値も実用に十分なものとすることができ、この面からも
基板を薄く軽量にすることができる。また、絶縁体の密
度が小さくなることから、有機高分子材料の使用量を削
滅することが可能になるため、省資源化を達成すること
ができる。また、絶縁体の軽量化、延いては実装基板全
体の軽量化を実現することが可能になるため、この実装
基板を搭載する電子機器等の軽量化が要請される場合
に、その軽量化に寄与することができる。更に、基盤の
加工性を向上させることが可能になるため、例えば絶縁
体の外形抜きを行ったり絶縁体に一般貫通孔を形成した
りする際の加工精度や生産性を向上することができる。
【0062】また、本発明の請求項10の回路部品の実
装方法によれば、実装基板の絶縁板として中空バルーン
を含んだ樹脂から構成される樹脂バルーン成形基板を採
用し、この樹脂バルーン成形基板に回路部品の外部リー
ドを突さ刺してその先端部を導電膜パターンの形成面側
に露出させることにより、従来のように絶縁板に予め外
部リード挿入孔を開けておき、その外部リード挿入孔に
外部リードを挿入していく工法から、回路部品の外部リ
ードを絶縁板に突き刺し、孔を開けながら同時に外部リ
ードを絶縁板に挿入していく孔開け/挿入同時工法への
変更が可能になるため、実装の際の省力化が実現される
と共に、高価な金型の作製やそれを用いた孔開けプレス
加工にかかる工数やコストの低減を実現することができ
る。
【0063】また、この請求項10の回路部品の実装方
法において、外部リードの露出された先端部と導電膜パ
ターンとを電気的に接続する手段としてハンダを用いる
ことにより、両者の間の低抵抗の電気的接続を容易に達
成することができる。また、この請求項10の回路部品
の実装方法において、外部リードの露出された先端部と
導電膜パターンとを電気的に接続する手段として導電性
接着剤を用いることにより、ハンダを用いる場合よりも
低温で硬化させることが可能になるため、実装基板を構
成する有機高分子材料が耐熱性の低い材料である場合
や、導電膜パターンが導電性接着剤からなる場合にも有
効に両者の電気的接続を達成することができる。
【0064】また、本発明の請求項11の回路部品の実
装方法によれば、請求項10の回路部品の実装方法にお
いて、導電性パターンにおける可路部品の外部リードの
露出予定地点に予め開口を形成しておき、実装基板の他
方の主面側から樹脂バルーン成形基板に回路部品の外部
リードを突き刺してその先端部を導電膜パターンの形成
面側に露出させる際に、樹脂バルーン成形基板に突き刺
して貫通させた外部リードの先端部を導電性パターンの
開口内に露出させることにより、外部リードの先端部と
開口周辺の導電膜パターンとを電気的に接続するための
ハンダや導電性接着剤の付着範囲を広く確保することが
可能になり、導電膜パターンの形成面側から突き出てい
る外部リードの先端部を導電膜パターン側に折り曲げる
クリンチ作業を施す際にも、先端部の折り曲げ方向を周
囲360°のどの方向にしてもよいため、プロセスマー
ジンを広くとることができる。
【0065】また、本発明の請求項12の回路部品の実
装方法によれば、請求項10の回路部品の実装方法にお
いて、実装基板の他方の主面側から樹脂バルーン成形基
板に回路部品の外部リードを突き刺してその先端部を導
電膜パターンの形成面側に露出させる際に、暁結成形樹
脂板に突き刺した外部リードを樹脂バルーン成形基板の
みならず導電膜パターンまでをも貫通させることによ
り、外部リードの先端部が導電膜パターンの形成面から
突き出た状態において、外部リードと導電膜パターンと
が接触しているため、特に両者を電気的に接続する作業
が必要でなくなり、回路部品の実装工程を簡略化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実装基板の基板材である樹脂バルーン
成形基板の成形方法を示す図。
【図2】本発明の実装基板の一実施形態の基板材である
樹脂バルーン成形基板の外観図と断面図。
【図3】本発明の第1の実施形態のプリント配線板の製
造プロセスにおいて、樹脂バルーン成形基板と導電性薄
板との積層工程を示す概略斜視図。
【図4】図1の導電性薄板をエッチングして導電膜パタ
ーンを形成した状態を示す概略斜視図。
【図5】図4の樹脂バルーン成形基板に孔開け加工等を
行ってプリント配線板を完成させた状態を示す概略斜視
図。
【図6】図5に示すプリント配線板の一部断面図。
【図7】図5および図6に示すプリント配線板に回路部
品を裏面実装する一実装方法を説明するための図であっ
て、インサートマシンを用いて回路部品をプリント配線
板に装着する様子を示す概略断面図(その1)。
【図8】図5および図6に示すプリント配線板に回路部
品を裏面実装する一実装方法を説明するための図であっ
て、インサートマシンを用いて回路部品をプリント配線
板に装着する様子を示す概略断面図(その2)。
【図9】図5および図6に示すプリント配線板に回路部
品を裏面実装する一実装方法を説明するための図であっ
て、インサートマシンを用いて回路部品をプリント配線
板に装着する様子を示す概略断面図(その3)。
【図10】図5および図6に示すプリント配線板に回路
部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図であ
って、インサートマシンを用いて回路部品をプリント配
線板に装着する様子を示す概略断面図(その4)。
【図11】図5および図6に示すプリント配線板に回路
部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図であ
って、インサートマシンを用いて回路部品をプリント配
線板に装着する様子を示す概略断面図(その5)。
【図12】図5および図6に示すプリント配線板に回路
部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図であ
って、複数の回路部品をプリント配線板に装着した状態
を示す概略斜視図。
【図13】図5および図6に示すプリント配線板に回路
部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図であ
って、外部リードと導電膜パターンとを電気的に接続す
るハンダ層を形成した状態を示す概略斜視図。
【図14】図5および図6に示すプリント配線板に回路
部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図であ
って、外部リードと導電膜パターンとをハンダを用いて
接続した状態を示す概略断面図。
【図15】図5および図6に示すプリント配線板に回路
部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図であ
って、外部リードと導電膜パターンとを導電性接着剤を
用いて接続した状態を示す概略断面図。
【図16】本発明の第2の実施形態のプリント配線板の
製造プロセスにおいて、樹脂バルーン成形基板と導電性
薄板との積層工程を示す概略斜視図。
【図17】図16の導電性薄板をエッチングして導電膜
パターンを形成した状態を示す概略斜視図。
【図18】図17の樹脂バルーン成形基板に孔開け加工
等を行ってプリント配線板を完成させた状態を示す概略
斜視図。
【図19】図18に示すプリント配線板の一部断面図。
【図20】図18および図19に示すプリント配線板に
回路部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図
であって、インサートマシンを用いて回路部品をプリン
ト配線板に装着する様子を示す概略断面図(その1)。
【図21】図18および図19に示すプリント配線板に
回路部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図
であって、インサートマシンを用いて回路部品をプリン
ト配線板に装着する様子を示す概略断面図(その2)。
【図22】図18および図19に示すプリント配線板に
回路部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図
であって、インサートマシンを用いて回路部品をプリン
ト配線板に装着する様子を示す概略断面図(その3)。
【図23】図18および図19に示すプリント配線板に
回路部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図
であって、インサートマシンを用いて回路部品をプリン
ト配線板に装着する様子を示す概略断面図(その4)。
【図24】図18および図19に示すプリント配線板に
回路部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図
であって、インサートマシンを用いて回路部品をプリン
ト配線板に装着する様子を示す概略断面図(その5)。
【図25】図18および図19に示すプリント配線板に
回路部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図
であって、外部リードと導電膜パターンとを電気的に接
続するハンダ層を形成した状態を示す概略斜視図。
【図26】図18および図19に示すプリント配線板に
回路部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図
であって、外部リードと導電膜パターンとをハンダを用
いて接続した状態を示す概略断面図。
【図27】図18および図19に示すプリント配線板に
回路部品を裏面実装する一実装方法を説明するための図
であって、外部リードと導電膜パターンとを導電性接着
剤を用いて接続した状態を示す概略断面図。
【図28】従来の外部リード挿入孔をもつプリント配線
板を示す概略斜視図。
【図29】図28に示すプリント配線板の一部断面図。
【図30】図28に示すプリント配線板に対する回路部
品の裏面実装工程を示す概略斜視図。
【図31】図28のプリント配線板の外部リード挿入孔
に外部リードを挿入している状態を示す概略断面図。
【図32】図31の外部リードと導電膜パターンとをハ
ンダを用いて接続した状態を示す概略断面図。
【図33】先に提案した焼結成形樹脂板に導電性薄板を
エッチングして導電膜パターンを形成し孔開け加工等を
行ってプリント配線板を完成させた状態を示す概略斜視
図。
【図34】図33に示すプリント配線板に回路部品を裏
面実装する一実装方法を説明するための図。
【符号の説明】 1…樹脂バルーン成形基板、1h…一般貫通孔、2…導
電性薄板、2p、2ap…導電膜パターン、2h…開
口、3…ソルダーレジスト層、4…ハンダ層、5…導電
性接着剤層、10、10a…プリント配線板、20a、
20b、20c、20d…回路部品、21、21a…外
部リード、22…インサートマシンのチャック部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性材料からなる絶縁板と、この絶縁
    板の少なくとも一方の主面上に形成された回路部品を電
    気的に接続するための導電膜パターンとを有する電子部
    品の実装基板において、 前記絶縁板は微小中空球体を含有した絶縁性材料で構成
    されることを特徴とする実装基板。
  2. 【請求項2】 前記導電膜パターンが、前記絶縁板の一
    方の主面上にのみ形成され、かつ前記絶縁板の他方の主
    面側から貫通する回路部品の外部リードの先端部の露出
    予定地点に開口を備えることを特徴とする請求項1に記
    載の実装基板。
  3. 【請求項3】 前記導電膜パターンが、前記絶縁板に印
    刷された導電性塗料の印刷膜からなることを特徴とする
    請求項1に記載の実装基板。
  4. 【請求項4】 前記導電膜パターンが、前記絶縁板に積
    層された導電性薄板のエッチング残膜からなることを特
    徴とする請求項1に記載の実装基板。
  5. 【請求項5】 前記絶縁性材料はポリエステル樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の実装基板。
  6. 【請求項6】 前記絶縁性材料はエポキシ樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の実装基板。
  7. 【請求項7】 前記絶縁性材料はフェノール樹脂である
    ことを特徴とする請求項1に記載の実装基板。
  8. 【請求項8】 前記微小中空球体がシリカ中空球体であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の実装基板。
  9. 【請求項9】 前記微小中空球体がフェノール中空球体
    であることを特徴とする請求項1に記載の実装基板。
  10. 【請求項10】 実装基板に回路部品を実装するための
    回路部品の実装方法おいて、 回路部品を電気的に接続するための導電膜パターンが微
    小中空球体を含有した絶縁性材料で構成された絶縁板の
    一方の主面上にのみ形成されている実装基板に対し、前
    記絶縁板に他方の主面側から前記回路部品の外部リード
    を突き刺してその先端部を前記導電膜パターンの形成面
    側に露出させる第1の工程と、 前記外部リードの露出された先端部と前記導電膜パター
    ンとを電気的に接続する第2の工程とを有することを特
    徴とする回路部品の実装方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の工程の前に、前記導電性パ
    ターンにおける回路部品の外部リードの露出予定地点に
    予め開口を形成しておき、 前記第1の工程において、前記絶縁板に突き刺した前記
    外部リードを前記絶縁板に貫通させ、その先端部を前記
    導電膜パターンの前記開口内に露出させることを特徴と
    する請求項10に記載の回路部品の実装方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の工程において、前記絶縁板
    に突き刺した前記外部リードを前記絶縁および前記導電
    膜パターンに貫通させ、その先端部を前記導電膜パター
    ンの形成面側に露出させることを特徴とする請求項10
    に記載の回路部品の実装方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の工程において、前記外部リ
    ードの先端部と前記導電膜パターンとをハンダを用いて
    電気的に接続することを特徴とする請求項10に記載の
    回路部品の実装方法。
  14. 【請求項14】 前記第2の工程において、前記外部リ
    ードの先端部と前記導電膜パターンとを導電性接着剤を
    用いて電気的に接続することを特徴とする請求項10に
    記載の回路部品の実装方法。
  15. 【請求項15】 実装基板に回路部品を実装するための
    回路部品の実装方法おいて、 回路部品を実装するための導電膜パターンが微小中空球
    体を含有した絶縁性材料で構成された絶縁板の少なくと
    も一方の主面上に形成されている実装基板に対し、前記
    導電膜パターンの形成面側から回路部品の表面実装を行
    うことを特徴とする回路部品の実装方法。
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