JP2000291077A - 自動運転建設機械 - Google Patents
自動運転建設機械Info
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- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims abstract description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 81
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- 230000005856 abnormality Effects 0.000 abstract description 13
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 2
- 239000002689 soil Substances 0.000 abstract description 2
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 4
- 101100494448 Caenorhabditis elegans cab-1 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 教示位置が先に教示した許容範囲にあるか否
かを自動的にチェックする機能を持たせ教示または再教
示を安心して容易に行うこと。 【解決手段】 教示操作により建設機械が取るべき複数
の位置を記憶する教示手段を備え、再生操作により前記
記憶した複数の位置に基づいて当該建設機械を繰り返し
自動運転する自動運転建設機械1,5において、前記教
示手段は、教示操作により当該建設機械が取るべき複数
の位置が、既に記憶されている所定の教示位置範囲内に
あるか否かを判定する手段を備えていることを特徴とす
る。
かを自動的にチェックする機能を持たせ教示または再教
示を安心して容易に行うこと。 【解決手段】 教示操作により建設機械が取るべき複数
の位置を記憶する教示手段を備え、再生操作により前記
記憶した複数の位置に基づいて当該建設機械を繰り返し
自動運転する自動運転建設機械1,5において、前記教
示手段は、教示操作により当該建設機械が取るべき複数
の位置が、既に記憶されている所定の教示位置範囲内に
あるか否かを判定する手段を備えていることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動運転建設機械
に係わり、特に、自動運転に必要な教示位置の教示手段
を改善した自動運転建設機械に関する。
に係わり、特に、自動運転に必要な教示位置の教示手段
を改善した自動運転建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械による掘削・積み込み作
業を自動化するシステムとして、例えば、特開平9−1
95321号公報に記載されているものが知られてい
る。このシステムは、ブルドーザにより集めた土石の掘
削・積み込みを自動的に行う油圧ショベルと、油圧ショ
ベルによって積み込まれた土石を破砕して砕石を生成す
るクラッシヤとを備え、ブルドーザに乗車したオペレー
タが1人で砕石を生成できるシステムとなっている。ま
た、特開平10−212740号公報に記載のものは、
油圧ショベルに、プログラムに従って自動的に作業させ
る指令を出力するコントローラを設け、このコントロー
ラに掘削開始位置や排土位置を教示することにより、自
動運転時に、コントローラからの指令により自動的に油
圧ショベルに掘削や排土の作業を行わせる。
業を自動化するシステムとして、例えば、特開平9−1
95321号公報に記載されているものが知られてい
る。このシステムは、ブルドーザにより集めた土石の掘
削・積み込みを自動的に行う油圧ショベルと、油圧ショ
ベルによって積み込まれた土石を破砕して砕石を生成す
るクラッシヤとを備え、ブルドーザに乗車したオペレー
タが1人で砕石を生成できるシステムとなっている。ま
た、特開平10−212740号公報に記載のものは、
油圧ショベルに、プログラムに従って自動的に作業させ
る指令を出力するコントローラを設け、このコントロー
ラに掘削開始位置や排土位置を教示することにより、自
動運転時に、コントローラからの指令により自動的に油
圧ショベルに掘削や排土の作業を行わせる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術に示すような掘削・積み込み作業を自動化するシステ
ムでは、基本的には油圧ショベルに対して堀削位置や放
土位置等を設定する必要があり、オペレータによる教示
操作が必要になる。従って、この教示操作はオペレータ
にとって的確かつ簡単に行えることが好ましく、また、
教示ミスが生じた場合にも容易に再教示できることが必
要である。
術に示すような掘削・積み込み作業を自動化するシステ
ムでは、基本的には油圧ショベルに対して堀削位置や放
土位置等を設定する必要があり、オペレータによる教示
操作が必要になる。従って、この教示操作はオペレータ
にとって的確かつ簡単に行えることが好ましく、また、
教示ミスが生じた場合にも容易に再教示できることが必
要である。
【0004】しかし、従来、自動運転建設機械の教示
は、自動運転建設機械を取りまく周辺機器との位置関係
や自動運転以外での自動運転建設機械の使い勝手等を考
慮して、堀削位置や放土位置等の設定を行うが、実際に
は自動運転を開始して初めて油圧ショベルの位置関係が
適正でないことに気付くことがある。このような場合、
再教示する際、改めて周辺機器との位置関係や自動運転
以外での使い勝手等を考慮しながら堀削位置や放土位置
等を設定しなければならない。
は、自動運転建設機械を取りまく周辺機器との位置関係
や自動運転以外での自動運転建設機械の使い勝手等を考
慮して、堀削位置や放土位置等の設定を行うが、実際に
は自動運転を開始して初めて油圧ショベルの位置関係が
適正でないことに気付くことがある。このような場合、
再教示する際、改めて周辺機器との位置関係や自動運転
以外での使い勝手等を考慮しながら堀削位置や放土位置
等を設定しなければならない。
【0005】本発明の目的は、上記の従来技術の問題点
に鑑みて、自動運転建設機械の許容される旋回範囲、待
機位置、および堀削位置、放土位置をそれぞれ独立して
教示することを可能にし、かつ教示された堀削位置、放
土位置、待機位置等の教示位置が先に教示した旋回許容
範囲にあるか否かを自動的にチェックする機能を持た
せ、堀削位置や放土位置等の教示や再教示を安心して容
易に行うことのできる自動運転建設機械を提供すること
にある。
に鑑みて、自動運転建設機械の許容される旋回範囲、待
機位置、および堀削位置、放土位置をそれぞれ独立して
教示することを可能にし、かつ教示された堀削位置、放
土位置、待機位置等の教示位置が先に教示した旋回許容
範囲にあるか否かを自動的にチェックする機能を持た
せ、堀削位置や放土位置等の教示や再教示を安心して容
易に行うことのできる自動運転建設機械を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような手段を採用した。
解決するために、次のような手段を採用した。
【0007】教示操作により建設機械が取るべき複数の
位置を記憶する教示手段を備え、再生操作により前記記
憶した複数の位置に基づいて当該建設機械を繰り返し自
動運転する自動運転建設機械において、前記教示手段
は、教示操作により当該建設機械が取るべき複数の位置
が、既に記憶されている所定の教示位置範囲内にあるか
否かを自動運転を実行する前に判定する手段を備えてい
ることを特徴とする。
位置を記憶する教示手段を備え、再生操作により前記記
憶した複数の位置に基づいて当該建設機械を繰り返し自
動運転する自動運転建設機械において、前記教示手段
は、教示操作により当該建設機械が取るべき複数の位置
が、既に記憶されている所定の教示位置範囲内にあるか
否かを自動運転を実行する前に判定する手段を備えてい
ることを特徴とする。
【0008】また、請求項1に記載の自動運転建設機械
において、前記教示手段は、教示操作により当該建設機
械が取るべき複数の位置を予め決められた順序に従って
記憶するとともに、前記複数の位置が記憶される毎に既
に記憶されている所定の教示位置範囲内にあるか否かを
逐次判定する手段を備えていることを特徴とする。
において、前記教示手段は、教示操作により当該建設機
械が取るべき複数の位置を予め決められた順序に従って
記憶するとともに、前記複数の位置が記憶される毎に既
に記憶されている所定の教示位置範囲内にあるか否かを
逐次判定する手段を備えていることを特徴とする。
【0009】また、請求項1において、前記教示手段
は、教示操作により当該建設機械が取るべき複数の位置
を任意の順番で記憶するとともに、前記複数の位置を全
て記憶した後に既に記憶されている所定の教示位置範囲
内にあるか否かを判定する手段を備えていることを特徴
とする。
は、教示操作により当該建設機械が取るべき複数の位置
を任意の順番で記憶するとともに、前記複数の位置を全
て記憶した後に既に記憶されている所定の教示位置範囲
内にあるか否かを判定する手段を備えていることを特徴
とする。
【0010】また、請求項1に記載の自動運転建設機械
において、前記教示手段は、教示操作により当該建設機
械が取るべき複数の位置を予め決められた順序に従って
記憶するとともに、前記複数の位置が記憶される毎に既
に記憶されている所定の教示位置範囲内にあるか否かを
逐次判定する手段を備える第1の教示手段と、教示操作
により当該建設機械が取るべき複数の位置を任意の順番
で記憶するとともに、前記複数の位置を全て記憶した後
に既に記憶されている所定の教示位置範囲内にあるか否
かを判定する手段を備える第2の教示手段から構成さ
れ、前記第1および第2の教示手段のいずれか一方が選
択可能に設けられていることを特徴とする。
において、前記教示手段は、教示操作により当該建設機
械が取るべき複数の位置を予め決められた順序に従って
記憶するとともに、前記複数の位置が記憶される毎に既
に記憶されている所定の教示位置範囲内にあるか否かを
逐次判定する手段を備える第1の教示手段と、教示操作
により当該建設機械が取るべき複数の位置を任意の順番
で記憶するとともに、前記複数の位置を全て記憶した後
に既に記憶されている所定の教示位置範囲内にあるか否
かを判定する手段を備える第2の教示手段から構成さ
れ、前記第1および第2の教示手段のいずれか一方が選
択可能に設けられていることを特徴とする。
【0011】また、請求項1ないしは請求項4のいずれ
か1つの請求項に記載の自動運転建設機械において、前
記教示操作により記憶される前記複数の位置は、少なく
とも、当該建設機械が掘削を行うための掘削位置と、放
土を行うための放土位置と、自動運転の終了時等に待機
すべき待機位置と、当該建設機械の自動運転時の旋回可
能範囲を設定するための旋回可能範囲の両端の位置とか
らなることを特徴とする。
か1つの請求項に記載の自動運転建設機械において、前
記教示操作により記憶される前記複数の位置は、少なく
とも、当該建設機械が掘削を行うための掘削位置と、放
土を行うための放土位置と、自動運転の終了時等に待機
すべき待機位置と、当該建設機械の自動運転時の旋回可
能範囲を設定するための旋回可能範囲の両端の位置とか
らなることを特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載の自動運転建設機械
において、前記判定手段は、前記掘削位置、前記放土位
置、および前記待機位置が前記旋回可能範囲内にあるか
否かを判定し、前記掘削位置、前記放土位置および前記
待機位置の少なくとも1つが前記旋回可能範囲内にない
場合には、異常であると判定することを特徴とする。
において、前記判定手段は、前記掘削位置、前記放土位
置、および前記待機位置が前記旋回可能範囲内にあるか
否かを判定し、前記掘削位置、前記放土位置および前記
待機位置の少なくとも1つが前記旋回可能範囲内にない
場合には、異常であると判定することを特徴とする。
【0013】また、請求項6に記載の自動運転建設機械
において、前記判定手段が異常であると判定した場合
は、設定しようとした教示位置が異常であることを知ら
せるための警告手段を設けたことを特徴とする。
において、前記判定手段が異常であると判定した場合
は、設定しようとした教示位置が異常であることを知ら
せるための警告手段を設けたことを特徴とする。
【0014】また、請求項6ないしは請求項7のいずれ
か1つの請求項に記載の自動運転建設機械において、前
記判定手段が異常であると判定した場合は、当該自動運
転建設機械の自動運転の実行を禁止することを特徴とす
る。
か1つの請求項に記載の自動運転建設機械において、前
記判定手段が異常であると判定した場合は、当該自動運
転建設機械の自動運転の実行を禁止することを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
1から図15を用いて説明する。
1から図15を用いて説明する。
【0016】図1は、本実施形態に係わる自動運転を行
う自動運転ショベルおよびその作業形態の一例を示す図
である。
う自動運転ショベルおよびその作業形態の一例を示す図
である。
【0017】同図において、1は、自動運転建設機械本
体の一例として示される、ストックヤード2に貯留され
た土石を掘削して、後述するクラッシヤ3に積み込む自
動運転ショベル、3は自動運転ショベル1によって積み
込まれた土石を破砕して、砕石4を生成するクラッシ
ヤ、5は自動運転ショベル1の再生操作を行うのに適し
た任意の場所に設置された操作ボックスである。
体の一例として示される、ストックヤード2に貯留され
た土石を掘削して、後述するクラッシヤ3に積み込む自
動運転ショベル、3は自動運転ショベル1によって積み
込まれた土石を破砕して、砕石4を生成するクラッシ
ヤ、5は自動運転ショベル1の再生操作を行うのに適し
た任意の場所に設置された操作ボックスである。
【0018】自動運転ショベル1は、走行体10と、走
行体10上に旋回可能に設けられた旋回体11と、旋回
体11に回動可能に設けられたブーム12と、ブーム1
2の先端に回動可能に設けられたアーム13と、アーム
13の先端に回動可能に設けられたバケット14と、旋
回体11、ブーム12、アーム13およびバケット14
とをそれぞれ回動動作するための図示されていない旋回
モータ110、シリンダ120、130、140と、旋
回体11に設けられた運転室15と、操作ボックス5と
の間で信号の送受信を行うアンテナ150と、運転室1
5内に設けられる自動運転ショベル1の教示操作や教示
位置関係の異常判定結果の表示等を行う操作パネル60
とから構成されている。
行体10上に旋回可能に設けられた旋回体11と、旋回
体11に回動可能に設けられたブーム12と、ブーム1
2の先端に回動可能に設けられたアーム13と、アーム
13の先端に回動可能に設けられたバケット14と、旋
回体11、ブーム12、アーム13およびバケット14
とをそれぞれ回動動作するための図示されていない旋回
モータ110、シリンダ120、130、140と、旋
回体11に設けられた運転室15と、操作ボックス5と
の間で信号の送受信を行うアンテナ150と、運転室1
5内に設けられる自動運転ショベル1の教示操作や教示
位置関係の異常判定結果の表示等を行う操作パネル60
とから構成されている。
【0019】また、自動運転ショベル1には、旋回体1
1の旋回角を検出する角度センサ111と、旋回体11
とブーム12との回動角を検出する角度センサ112
と、ブーム12とアーム13の回動角を検出する角度セ
ンサ113と、アーム13とバケット14との回動角を
検出する角度センサ114が設けられており、コントロ
ーラスイッチ66がONされると自動運転モードに移行
し、コントローラ61の働きにより自動運転ショベル1
の自動運転が行われる。
1の旋回角を検出する角度センサ111と、旋回体11
とブーム12との回動角を検出する角度センサ112
と、ブーム12とアーム13の回動角を検出する角度セ
ンサ113と、アーム13とバケット14との回動角を
検出する角度センサ114が設けられており、コントロ
ーラスイッチ66がONされると自動運転モードに移行
し、コントローラ61の働きにより自動運転ショベル1
の自動運転が行われる。
【0020】また、クラッシヤ3は、走行体30と、ホ
ッパ31と、砕石部32と、コンベア33とから構成さ
れる。
ッパ31と、砕石部32と、コンベア33とから構成さ
れる。
【0021】また、操作ボックス5には自動運転ショベ
ル1の自動運転の運転停止ボタン500と、運転開始ボ
タン501と、待機位置ボタン502と、非常停止ボタ
ン503と、自動運転ショベル1のエンジンを始動させ
るエンジンONボタン504と、エンジンを停止させる
エンジンOFFボタン505と、エンジン回転数を上げ
るUPボタン506と、エンジン回転数を下げるDOW
Nボタン507とが設けられ、自動運転ショベル1のア
ンテナ150との間で信号の送受信を行うアンテナ51
とを備えている。
ル1の自動運転の運転停止ボタン500と、運転開始ボ
タン501と、待機位置ボタン502と、非常停止ボタ
ン503と、自動運転ショベル1のエンジンを始動させ
るエンジンONボタン504と、エンジンを停止させる
エンジンOFFボタン505と、エンジン回転数を上げ
るUPボタン506と、エンジン回転数を下げるDOW
Nボタン507とが設けられ、自動運転ショベル1のア
ンテナ150との間で信号の送受信を行うアンテナ51
とを備えている。
【0022】図2は、運転室15内に設けられる操作パ
ネル60の構成を示す図である。
ネル60の構成を示す図である。
【0023】同図において、600は教示の操作手順、
教示位置関係の異常警告等を表示する表示部、601は
および602はそれぞれ後述する教示操作に使用される
キー群1およびキー群2である。本実施形態では、キー
群1ではF1キー6010、F2キー6011と、F3
キー6012と、F9キー6013およびF10キー6
014が割付られており、キー群2にはENTERキー
6020およひMENUキー6021が割り付けられて
いる。
教示位置関係の異常警告等を表示する表示部、601は
および602はそれぞれ後述する教示操作に使用される
キー群1およびキー群2である。本実施形態では、キー
群1ではF1キー6010、F2キー6011と、F3
キー6012と、F9キー6013およびF10キー6
014が割付られており、キー群2にはENTERキー
6020およひMENUキー6021が割り付けられて
いる。
【0024】図3は、本実施形態に係わる自動運転ショ
ベル1の制御機構を示すブロック図である。
ベル1の制御機構を示すブロック図である。
【0025】同図において、5は図1に示す操作ボック
スに相当し、50は再生時に操作される再生操作部、5
2は再生操作部50から出力される信号を後述するコン
トローラ61に出力するための所定の信号に形成するた
めのコマンド生成部、53および65はそれぞれ再生操
作部50とコントローラ61間の信号を送受信するため
の無線装置である。
スに相当し、50は再生時に操作される再生操作部、5
2は再生操作部50から出力される信号を後述するコン
トローラ61に出力するための所定の信号に形成するた
めのコマンド生成部、53および65はそれぞれ再生操
作部50とコントローラ61間の信号を送受信するため
の無線装置である。
【0026】なお、コマンド生成部52は、マイクロコ
ンピュータを使用した一般的なコントローラで構成さ
れ、入力した信号に相当する指令コードを生成する機能
を有する。
ンピュータを使用した一般的なコントローラで構成さ
れ、入力した信号に相当する指令コードを生成する機能
を有する。
【0027】6は自動運転ショベル1本体に搭載される
車内搭載装置を示し、60は操作パネル、61はコント
ローラ、62はコントローラ61から出力される駆動電
流によって駆動される比例電磁弁、63は比例電磁弁6
2から出力される油圧信号により制御され、アクチュエ
ータに流入する油量または油圧を制御するコントロール
バルブ、64は図1に示す自動運転ショベル1の各部を
作動するための旋回モータ110、シリンダ120、1
30、140等のアクチュエータ、66は図1に示され
るコントローラ61の電源をON/OFFするコントロ
ーラスイッチである。このスイッチがOFF状態の時は
標準機と同様の手動運転モードとなり、ON状態の時は
自動運転モードとなり、コントローラ61による自動運
転が可能なモードとなる。
車内搭載装置を示し、60は操作パネル、61はコント
ローラ、62はコントローラ61から出力される駆動電
流によって駆動される比例電磁弁、63は比例電磁弁6
2から出力される油圧信号により制御され、アクチュエ
ータに流入する油量または油圧を制御するコントロール
バルブ、64は図1に示す自動運転ショベル1の各部を
作動するための旋回モータ110、シリンダ120、1
30、140等のアクチュエータ、66は図1に示され
るコントローラ61の電源をON/OFFするコントロ
ーラスイッチである。このスイッチがOFF状態の時は
標準機と同様の手動運転モードとなり、ON状態の時は
自動運転モードとなり、コントローラ61による自動運
転が可能なモードとなる。
【0028】なお、その他の構成は図1に示す同符号の
構成と同じである。
構成と同じである。
【0029】次に、自動運転における教示操作および再
生操作を図1〜図3を用いて説明する。
生操作を図1〜図3を用いて説明する。
【0030】まず、図3において、自動運転ショベル1
のエンジンがONになっている状態でコントローラスイ
ツチ66をONすると、自動運転モードとなる。次に、
図2において、操作パネル60上に割り付けられている
キー群により表示部600に表示される指示に従って、
自動運転に必要な教示操作を行う。本実施形態における
教示操作は、掘削位置、放土位置、待機位置および旋回
可能範囲の教示である。掘削位置および放土位置は、そ
れぞれ自動運転ショベル1がストックヤード2に貯留さ
れた土石を掘削するための位置、およびクラッシヤ3の
ホッパ31へ掘削した土石を放土するための位置であ
る。待機位置は自動運転終了時等にオペレータが自動運
転ショベル1への乗降を行うための位置であり、待機位
置ボタン502を押すことにより自動運転ショベル1の
自動運転動作を中断し、待機位置へと移動する。また、
旋回可能範囲は、自動運転ショベル1と周辺機器との接
触防止や、掘削した土石の落下による周辺機器の破損防
止を目的として設定するものであり、旋回可能範囲が設
定された場合には、自動運転ショベル1の自動運転動作
はこの範囲のみで有効となる。
のエンジンがONになっている状態でコントローラスイ
ツチ66をONすると、自動運転モードとなる。次に、
図2において、操作パネル60上に割り付けられている
キー群により表示部600に表示される指示に従って、
自動運転に必要な教示操作を行う。本実施形態における
教示操作は、掘削位置、放土位置、待機位置および旋回
可能範囲の教示である。掘削位置および放土位置は、そ
れぞれ自動運転ショベル1がストックヤード2に貯留さ
れた土石を掘削するための位置、およびクラッシヤ3の
ホッパ31へ掘削した土石を放土するための位置であ
る。待機位置は自動運転終了時等にオペレータが自動運
転ショベル1への乗降を行うための位置であり、待機位
置ボタン502を押すことにより自動運転ショベル1の
自動運転動作を中断し、待機位置へと移動する。また、
旋回可能範囲は、自動運転ショベル1と周辺機器との接
触防止や、掘削した土石の落下による周辺機器の破損防
止を目的として設定するものであり、旋回可能範囲が設
定された場合には、自動運転ショベル1の自動運転動作
はこの範囲のみで有効となる。
【0031】教示操作は、コントローラ60は教示され
た位置関係に異常があるか否かを判定すると共に、その
操作に従って各角度センサ111〜114からの検出値
を入力して演算し、所定の記憶領域に教示位置データお
よび教示コマンドを記憶する。教示操作を終了し、再生
操作を行うことにより自動運転が可能な状態となる。
た位置関係に異常があるか否かを判定すると共に、その
操作に従って各角度センサ111〜114からの検出値
を入力して演算し、所定の記憶領域に教示位置データお
よび教示コマンドを記憶する。教示操作を終了し、再生
操作を行うことにより自動運転が可能な状態となる。
【0032】再生操作は、再生操作部50の運転開始ボ
タン501を押すことによって、コマンド生成部52に
おいて生成された所定の信号がアンテナ51,150を
介してコントローラ61に送信され、再生処理が開始さ
れる。コントローラ61において再生処理が開始される
と、記憶されている教示データが呼び出され、角度セン
サ111〜114から得られた情報と対比しながら、教
示位置データに合致するように、旋回体11、ブーム1
2、アーム13、バケツト14をそれぞれ作動するため
の比例電磁弁62に駆動電流を出力する。比例電磁弁6
2からさらにコントロールバルブ63を介して、各アク
チュエータ64を制御して自動運転ショベル1の自動運
転を行う。
タン501を押すことによって、コマンド生成部52に
おいて生成された所定の信号がアンテナ51,150を
介してコントローラ61に送信され、再生処理が開始さ
れる。コントローラ61において再生処理が開始される
と、記憶されている教示データが呼び出され、角度セン
サ111〜114から得られた情報と対比しながら、教
示位置データに合致するように、旋回体11、ブーム1
2、アーム13、バケツト14をそれぞれ作動するため
の比例電磁弁62に駆動電流を出力する。比例電磁弁6
2からさらにコントロールバルブ63を介して、各アク
チュエータ64を制御して自動運転ショベル1の自動運
転を行う。
【0033】次に、本実施形態に係わる自動運転ショベ
ルの教示処理の詳細について図4から図15を用いて説
明する。
ルの教示処理の詳細について図4から図15を用いて説
明する。
【0034】図4(a)は、後述する2種類の教示手段
のいずれによって教示するかを選択するための操作パネ
ル60の表示画面、図4(b)は、前記の教示手段を選
択するための処理手順を示すフローチャートである。
のいずれによって教示するかを選択するための操作パネ
ル60の表示画面、図4(b)は、前記の教示手段を選
択するための処理手順を示すフローチャートである。
【0035】まず、コントローラスイッチ66がONさ
れるとコントローラ61に電源が供給され、自動運転モ
ードがスタートする。そして、手順S100で画面0を
表示し、手順S200で、図2に示す操作パネル60の
F1キー6010が押されたか否かが判定される。ここ
で、F1キー6010が押されている場合は手順S30
0へ移行し、第1の教示手段が実行される。また、F1
キー6010が押されていない場合は手順S400へと
移行し、F2キー6011が押されたか否かが判定され
る。ここで、F2キー6011が押されている場合は手
順S500へと移行し、第2の教示手段が実行される。
また、F2キー6011が押されていない場合はS20
0へと戻り、F1キー6010とF2キー6011の入
力待ちを行う。
れるとコントローラ61に電源が供給され、自動運転モ
ードがスタートする。そして、手順S100で画面0を
表示し、手順S200で、図2に示す操作パネル60の
F1キー6010が押されたか否かが判定される。ここ
で、F1キー6010が押されている場合は手順S30
0へ移行し、第1の教示手段が実行される。また、F1
キー6010が押されていない場合は手順S400へと
移行し、F2キー6011が押されたか否かが判定され
る。ここで、F2キー6011が押されている場合は手
順S500へと移行し、第2の教示手段が実行される。
また、F2キー6011が押されていない場合はS20
0へと戻り、F1キー6010とF2キー6011の入
力待ちを行う。
【0036】次に、図4(a)の手順S300における
第1の教示手段の教示処理について図5〜図9を用いて
説明する。
第1の教示手段の教示処理について図5〜図9を用いて
説明する。
【0037】図5は、第1の教示手段の各教示処理段階
に表示される操作パネル60の表示画面、図6〜図9は
第1の教示手段の処理手順を示すフローチャートであ
る。ここで、図6〜図9の各処理段階に示される表示画
面1a〜1iは図5に示す各表示画面1a〜1iに対応
する。
に表示される操作パネル60の表示画面、図6〜図9は
第1の教示手段の処理手順を示すフローチャートであ
る。ここで、図6〜図9の各処理段階に示される表示画
面1a〜1iは図5に示す各表示画面1a〜1iに対応
する。
【0038】第1の教示手段が選択されると、手順S3
01において画面1aの表示を行う。画面1aは第1の
教示手段でのメニュー画面であり、手順S302で、図
2に示すF1キー6010の入力待ちを行う。手順S3
02でF1キー6010が押されたと判定されると手順
S303へと移行し、画面1bを表示して旋回範囲の設
定を行うか否かの選択を手順S304および手順S30
5にて行う。なお、ここでは図示していないが、前回の
教示操作により位置確認が正常に終了している場合は位
置確認フラグがON状態であり、位置確認時に異常があ
ると判定されている場合は位置確認フラグはOFF状態
となっている。手順S304でF9キー6013が押さ
れたと判定されると手順S306へと移行し、画面1c
を表示し旋回可能範囲の設定を開始する。まず、手順S
307において旋回制限フラグをONし、手順S308
でENTERキー6020の入力待ちを行う。手順S3
08でENTERキー6020が押されたことが判定さ
れると手順S309へと移行し、旋回角度の現在値をS
W_TEMPへ読み込む。次に、手順S310において
画面1dを表示し、旋回可能範囲として設定すべき範囲
で1方向への旋回動作を行った後、ENTERキー60
20を押すことを指示する。次に、手順S311におい
て左旋回を行ったか否かを判定する。この判定は、例え
ば左旋回をプラス回転、右旋回をマイナス回転とすれ
ば、旋回角度現在値とSW_TEMPとの差がプラス方
向に変化していれば左回転、逆にマイナス方向に変化し
ていれば右旋回となる。ここで、左旋回と判定された場
合は手順S312へと移行し、SW_TEMPをSW_
Rへ代入して、旋回可能範囲の右側を設定する。そし
て、手順S313においてENTERキー6020の入
力待ちを行う。手順S313でENTERキー6020
が押されたことが判定されると手順S314へと移行
し、旋回角度の現在値をSW_Lへ読み込み、旋回可能
範囲の左側を設定して手順S319へと移行する。ま
た、手順S311で右旋回と判定されると手順S315
へと移行し、SWTEMPをSW_Lへ代入して、旋回
可能範囲の左側を設定する。そして、手順S316にお
いてENTERキー6020の入力待ちを行う。手順S
316でENTERキー6020が押されたことが判定
されると手順S317へと移行し、旋回角度の現在値を
SW_Rへ読み込み、旋回可能範囲の右側を設定して手
順S319へと移行する。また、手順S305でF10
キー6014が押されたと判定されると手順S318へ
と移行し、旋回制限フラグをOFFして手順S319へ
と移行する。手順S319へと移行すると、画面1eを
表示して掘削位置の教示を行うことを指示する。次に、
手順S320においてENTERキー6020の入力待
ちを行い、ENTERキー6020が押されたと判定さ
れると手順S321へと移行し、旋回制限フラグがON
か否かが判定される。旋回制限フラグがOFFの場合は
手順S322へと移行して現在位置を掘削位置として記
憶し、手順S326へと移行するが、旋回制限フラグが
ONの場合はS323へと移行し、現在の旋回位置が旋
回可能範囲SW_RとSW_Lとの間にあるか否かが判
定される。判定結果がYESの場合は手順S322へと
移行するが、NOの場合は手順S324へと移行し、画
面1hを表示して現在位置が旋回可能範囲外であること
を指示すると共に位置確認フラグをOFFし、手順S3
25でENTERキー6020の入力待ちを行い、手順
S319へと戻って掘削位置の再教示を行う。手順S3
26へと移行すると、画面1fを表示して放土位置の教
示を行うことを指示する。次に、手順S327において
ENTERキー6020の入力待ちを行い、ENTER
キー6020が押されたと判定されると手順S328へ
と移行し、旋回制限フラグがONか否かが判定される。
旋回制限フラグがOFFの場合は手順S329へと移行
して現在位置を放土位置として記億し、手順S333へ
と移行するが、旋回制限フラグがONの場合はS330
へと移行し、現在の旋回位置が旋回可能範囲SW_Rと
SW_Lとの間にあるか否かが判定される。判定結果が
YESの場合は手順S329へと移行するが、NOの場
合は手順S331へと移行し、画面1hを表示して現在
位置が旋回可能範囲外であることを指示すると共に位置
確認フラグをOFFし、手順S332でENTERキー
6020の入力待ちを行い、手順S326へと戻って放
土位置の再教示を行う。手順S333へと移行すると、
画面1gを表示して待機位置の教示を行うことを指示す
る。次に、手順S334においてENTERキー602
0の入力待ちを行い、ENTERキー6020が押され
たと判定されると手順S335へと移行し、旋回制限フ
ラグがONか否かが判定される。旋回制限フラグがOF
Fの場合は手順S336へと移行して現在位置を待機位
置として記憶し、手順S337へと移行するが、旋回制
限フラグがONの場合はS338へと移行し、現在の旋
回位置が旋回可能範囲SW_RとSW_Lとの間にある
か否かが判定される。判定結果がYESの場合は手順S
336へと移行するが、NOの場合は手順S339へと
移行し、画面1hを表示して現在位置が旋回可能範囲外
であることを指示すると共に位置確認フラグをOFF
し、手順S340でENTERキー6020の入力待ち
を行い、手順S333へと戻って待機位置の再教示を行
う。手順S337へと移行すると、画面1iを表示して
教示操作が正常に終了したことを指示すると共に位置確
認フラグをONし、手順S341でENTERキー60
20の入力待ちを行った後、手順S342で第1の教示
手段のメニュー画面である画面1aを表示する。
01において画面1aの表示を行う。画面1aは第1の
教示手段でのメニュー画面であり、手順S302で、図
2に示すF1キー6010の入力待ちを行う。手順S3
02でF1キー6010が押されたと判定されると手順
S303へと移行し、画面1bを表示して旋回範囲の設
定を行うか否かの選択を手順S304および手順S30
5にて行う。なお、ここでは図示していないが、前回の
教示操作により位置確認が正常に終了している場合は位
置確認フラグがON状態であり、位置確認時に異常があ
ると判定されている場合は位置確認フラグはOFF状態
となっている。手順S304でF9キー6013が押さ
れたと判定されると手順S306へと移行し、画面1c
を表示し旋回可能範囲の設定を開始する。まず、手順S
307において旋回制限フラグをONし、手順S308
でENTERキー6020の入力待ちを行う。手順S3
08でENTERキー6020が押されたことが判定さ
れると手順S309へと移行し、旋回角度の現在値をS
W_TEMPへ読み込む。次に、手順S310において
画面1dを表示し、旋回可能範囲として設定すべき範囲
で1方向への旋回動作を行った後、ENTERキー60
20を押すことを指示する。次に、手順S311におい
て左旋回を行ったか否かを判定する。この判定は、例え
ば左旋回をプラス回転、右旋回をマイナス回転とすれ
ば、旋回角度現在値とSW_TEMPとの差がプラス方
向に変化していれば左回転、逆にマイナス方向に変化し
ていれば右旋回となる。ここで、左旋回と判定された場
合は手順S312へと移行し、SW_TEMPをSW_
Rへ代入して、旋回可能範囲の右側を設定する。そし
て、手順S313においてENTERキー6020の入
力待ちを行う。手順S313でENTERキー6020
が押されたことが判定されると手順S314へと移行
し、旋回角度の現在値をSW_Lへ読み込み、旋回可能
範囲の左側を設定して手順S319へと移行する。ま
た、手順S311で右旋回と判定されると手順S315
へと移行し、SWTEMPをSW_Lへ代入して、旋回
可能範囲の左側を設定する。そして、手順S316にお
いてENTERキー6020の入力待ちを行う。手順S
316でENTERキー6020が押されたことが判定
されると手順S317へと移行し、旋回角度の現在値を
SW_Rへ読み込み、旋回可能範囲の右側を設定して手
順S319へと移行する。また、手順S305でF10
キー6014が押されたと判定されると手順S318へ
と移行し、旋回制限フラグをOFFして手順S319へ
と移行する。手順S319へと移行すると、画面1eを
表示して掘削位置の教示を行うことを指示する。次に、
手順S320においてENTERキー6020の入力待
ちを行い、ENTERキー6020が押されたと判定さ
れると手順S321へと移行し、旋回制限フラグがON
か否かが判定される。旋回制限フラグがOFFの場合は
手順S322へと移行して現在位置を掘削位置として記
憶し、手順S326へと移行するが、旋回制限フラグが
ONの場合はS323へと移行し、現在の旋回位置が旋
回可能範囲SW_RとSW_Lとの間にあるか否かが判
定される。判定結果がYESの場合は手順S322へと
移行するが、NOの場合は手順S324へと移行し、画
面1hを表示して現在位置が旋回可能範囲外であること
を指示すると共に位置確認フラグをOFFし、手順S3
25でENTERキー6020の入力待ちを行い、手順
S319へと戻って掘削位置の再教示を行う。手順S3
26へと移行すると、画面1fを表示して放土位置の教
示を行うことを指示する。次に、手順S327において
ENTERキー6020の入力待ちを行い、ENTER
キー6020が押されたと判定されると手順S328へ
と移行し、旋回制限フラグがONか否かが判定される。
旋回制限フラグがOFFの場合は手順S329へと移行
して現在位置を放土位置として記億し、手順S333へ
と移行するが、旋回制限フラグがONの場合はS330
へと移行し、現在の旋回位置が旋回可能範囲SW_Rと
SW_Lとの間にあるか否かが判定される。判定結果が
YESの場合は手順S329へと移行するが、NOの場
合は手順S331へと移行し、画面1hを表示して現在
位置が旋回可能範囲外であることを指示すると共に位置
確認フラグをOFFし、手順S332でENTERキー
6020の入力待ちを行い、手順S326へと戻って放
土位置の再教示を行う。手順S333へと移行すると、
画面1gを表示して待機位置の教示を行うことを指示す
る。次に、手順S334においてENTERキー602
0の入力待ちを行い、ENTERキー6020が押され
たと判定されると手順S335へと移行し、旋回制限フ
ラグがONか否かが判定される。旋回制限フラグがOF
Fの場合は手順S336へと移行して現在位置を待機位
置として記憶し、手順S337へと移行するが、旋回制
限フラグがONの場合はS338へと移行し、現在の旋
回位置が旋回可能範囲SW_RとSW_Lとの間にある
か否かが判定される。判定結果がYESの場合は手順S
336へと移行するが、NOの場合は手順S339へと
移行し、画面1hを表示して現在位置が旋回可能範囲外
であることを指示すると共に位置確認フラグをOFF
し、手順S340でENTERキー6020の入力待ち
を行い、手順S333へと戻って待機位置の再教示を行
う。手順S337へと移行すると、画面1iを表示して
教示操作が正常に終了したことを指示すると共に位置確
認フラグをONし、手順S341でENTERキー60
20の入力待ちを行った後、手順S342で第1の教示
手段のメニュー画面である画面1aを表示する。
【0039】上記のごとく、第1の教示手段は、決めら
れたシーケンスに従ったガイダンスによる教示であり、
位置関係に異常があるか否かの判定をそれぞれの教示位
置の設定の際に逐次実行するため、自動運転における教
示操作の不慣れなオペレータ向けの教示手段といえる。
れたシーケンスに従ったガイダンスによる教示であり、
位置関係に異常があるか否かの判定をそれぞれの教示位
置の設定の際に逐次実行するため、自動運転における教
示操作の不慣れなオペレータ向けの教示手段といえる。
【0040】次に、図4(a)の手順S500における
第2の教示手段の教示処理を図10〜図14を用いて説
明する。
第2の教示手段の教示処理を図10〜図14を用いて説
明する。
【0041】図10は、第2の教示手段の各教示処理段
階に表示される操作パネル60の表示画面、図11〜図
14は第2の教示手段の処理手順を示すフローチャート
である。ここで、図11〜図14の各処理段階に示され
る表示画面2a〜2mは図10に示す各表示画面2a〜
2mに対応する。
階に表示される操作パネル60の表示画面、図11〜図
14は第2の教示手段の処理手順を示すフローチャート
である。ここで、図11〜図14の各処理段階に示され
る表示画面2a〜2mは図10に示す各表示画面2a〜
2mに対応する。
【0042】第2の教示手段が選択されると、手順S5
01において画面2aの表示を行う。画面2aは第2の
教示手段でのメニュー画面であり、手順S502、手順
S503およひ手順S504においてそれぞれ図2に示
す操作パネル60のF1キー6010、F2キー601
1およびF3キー6012の入力待ちを行う。ここで、
F1キー6010が押されると手順S505へと移行
し、作業位置(掘削位置、放土位置および待機位置)の
教示を行う。また、F2キー6011が押されると手順
S506へと移行し、旋回可能範囲の教示を行う。ま
た、F3キー6012が押されると手順S507へと移
行し、教示が行われたそれぞれの位置について、異常が
あるか否かを判定する。なお、ここでは図示していない
が、すでに前回の教示操作によって旋回可能範囲の設定
が行われている場合は旋回制限フラグがON伏態であ
り、旋回可能範囲の設定が行われていない場合は旋回制
限フラグはOFF状態となっている。また、位置確認が
正常に終了している場合は位置確認フラグがON状態で
あり、位置確認時に異常があると判定されている場合は
位置確認フラグはOFF状態となっている。手順S50
5に移行すると図12に示すように、まず、手順S50
5aにおいて画面2bを表示する。ここでは、手順S5
05b、手順S505c、手順S505dおよび手順S
505eでそれぞれF1キー6010、F2キー601
1、F3キー6012およびMENUキー6021の入
力待ちを行っており、F1キー6010が押されたと判
定されると手順S505fへと移行し、画面2cを表示
して掘削位置を教示することを指示する。そして、手順
S505gでENTERキー6020の入力待ちを行
い、ENTERキー6020が押されたと判定される
と、手順S505hにおいて現在位置を掘削位置として
記憶し、手順S505cへと移行する。また、F2キー
6011が押されたと判定されると手順S505iへと
移行し、画面2dを表示して放土位置を教示することを
指示する。そして、手順S505jでENTERキー6
020の入力待ちを行い、ENTERキー6020が押
されたと判定されると、手順S505kにおいて現在位
置を放土位置として記憶し、手順S505dへと移行す
る。また、F3キー6012が押されたと判定されると
手順S505lへと移行し、画面2eを表示して待機位
置を教示することを指示する。そして、手順S505m
でENTERキー6020の入力待ちを行い、ENTE
Rキー6020が押されたと判定されると、手順S50
5nにおいて現在位置を待機位置として記憶し、手順S
505eへと移行する。また、MENUキー6021が
押されたと判定されると手順S505oへと移行し、画
面2aを表示する。なお、この画面2aは第2の教示手
段のメニュー画面である。また、手順S506に移行す
ると図13に示すように、まず、手順S506aにおい
て画面2fを表示する。ここでは、手順S506b、手
順S506cおよび手順S506dでそれぞれF1キー
6010、F2キー6011およびMENUキー602
1の入力待ちを行っており、F1キー6010が押され
たと判定されると手順S506eにおいて画面2gを表
示し旋回可能範囲の設定を開始する。まず、手順S50
6fにおいて旋回制限フラグをONし、手順S506g
でENTERキー6020の入力待ちを行う。手順S5
06gでENTERキー6020が押されたことが判定
されると手順S506hへと移行し、旋回角度の現在値
をSW_TEMPへ読み込む。次に、手順S506iに
おいて画面2hを表示し、旋回可能範囲として設定すべ
き範囲で1方向への旋回動作を行った後、ENTERキ
ー6020を押すことを指示する。次に、手順S506
jにおいて左旋回を行ったか否かを判定する。この判定
は、例えば、左旋回をプラス回転、右旋回をマイナス回
転とすれば、旋回角度現在値とSW_TEMPとの差が
プラス方向に変化していれば左回転、逆にマイナス方向
に変化していれば右旋回となる。ここで、左旋回と判定
された場合は手順S506kへと移行し、SW_TEM
PをSW_Rへ代入して、旋回可能範囲の右側を設定す
る。そして、手順S506lにおいてENTERキー6
020の入力待ちを行う。手順S506lでENTER
キー6020が押されたことが判定されると手順S50
6mへと移行し、旋回角度の現在値をSW_Lへ読み込
み、旋回可能範囲の左側を設定して旋回可能範囲の教示
を終了する。また、手順S506jで右旋回と判定され
ると手順S506nへと移行し、SW_TEMPをSW
_Rヘ代入して、旋回可能範囲の左側を設定する。そし
て、手順S506oにおいてENTERキー6020の
入力待ちを行う。手順S506o、でENTERキー6
020が押されたことが判定されると手順S506pへ
と移行し、旋回角度の現在値をSW_Rへ読み込み、旋
回可能範囲の右側を設定して旋回可能範囲の教示を終了
する。手順S506cでF2キー6011が押されたこ
とが判定されると手順S506qへと移行し、画面2i
を表示して旋回範囲の制限を行わないことを指示し、手
順S506rでENTERキー6020の入力待ちを行
う。ENTERキー6020が押されたことが判定され
ると手順S506sへと移行し、旋回制限フラグをOF
Fする。手順S506dでMENUキー6021が押さ
れたことが判定されると手順S506tへと移行し、画
面2aを表示する。これは、第2の教示手段におけるメ
ニュー画面である。また、手順S504でF3キー60
12が押されたことが判定されると手順S507へと移
行する。手順S507では、まず、図14に示す手順S
507aにおいて旋回制限フラグがONか否かが判定さ
れる。判定結果がNOの場合はS507bへと移行し、
画面2mを表示して教示操作が正常に終了したことを指
示すると共に位置確認フラグをONし、手順S507c
でENTERキー6020の入力待ちを行う。ENTE
Rキー6020が押されたことが判定されると手順S5
07dへと移行し、第2の教示手段のメニュー画面であ
る画面2aを表示する。また、手順S507aにおける
判定結果がYESの場合は手順S507eへと移行し、
位置確認フラグをONする。次に、手順S507fにお
いて教示された掘削位置が旋回可能範囲内にあるか否か
が判定される。判定結果がYESの場合は手順S507
gへと移行するが、判定結果がNOの場合は手順S50
7hへと移行し、画面2jを表示して掘削位置もしくは
旋回可能範囲を再設定することを指示すると共に、位置
確認フラグをOFFする。そして、手順S507iでE
NTERキー6020の入力待ちを行い、手順S507
gへと移行する。手順S507gでは、教示された放土
位置が旋回可能範囲内にあるか否かが判定される。判定
結果がYESの場合は手順S507jへと移行するが、
判定結果がNOの場合は手順S507kへと移行し、画
面2kを表示して放土位置もしくは旋回可能範囲を再設
定することを指示すると共に、位置確認フラグをOFF
する。そして、手順S507lでENTERキー602
0の入力待ちを行い、手順S507jへと移行する。手
順S507jでは、教示された待機位置が旋回可能範囲
内にあるか否かが判定される。判定結果がYESの場合
は手順S507mへと移行するが、判定結果がNOの場
合は手順S507nへと移行し、画面2lを表示して待
機位置もしくは旋回可能範囲を再設定することを指示す
ると共に、位置確認フラグをOFFする。そして、手順
S507oでENTERキー6020の入力待ちを行
い、手順S507pへと移行し、画面2bを表示する。
手順S507mでは、位置確認フラグがONか否かが判
定される。判定結果がYESの場合は手順S507bへ
と移行し、判定結果がNOの場合は手順S507pへと
移行する。
01において画面2aの表示を行う。画面2aは第2の
教示手段でのメニュー画面であり、手順S502、手順
S503およひ手順S504においてそれぞれ図2に示
す操作パネル60のF1キー6010、F2キー601
1およびF3キー6012の入力待ちを行う。ここで、
F1キー6010が押されると手順S505へと移行
し、作業位置(掘削位置、放土位置および待機位置)の
教示を行う。また、F2キー6011が押されると手順
S506へと移行し、旋回可能範囲の教示を行う。ま
た、F3キー6012が押されると手順S507へと移
行し、教示が行われたそれぞれの位置について、異常が
あるか否かを判定する。なお、ここでは図示していない
が、すでに前回の教示操作によって旋回可能範囲の設定
が行われている場合は旋回制限フラグがON伏態であ
り、旋回可能範囲の設定が行われていない場合は旋回制
限フラグはOFF状態となっている。また、位置確認が
正常に終了している場合は位置確認フラグがON状態で
あり、位置確認時に異常があると判定されている場合は
位置確認フラグはOFF状態となっている。手順S50
5に移行すると図12に示すように、まず、手順S50
5aにおいて画面2bを表示する。ここでは、手順S5
05b、手順S505c、手順S505dおよび手順S
505eでそれぞれF1キー6010、F2キー601
1、F3キー6012およびMENUキー6021の入
力待ちを行っており、F1キー6010が押されたと判
定されると手順S505fへと移行し、画面2cを表示
して掘削位置を教示することを指示する。そして、手順
S505gでENTERキー6020の入力待ちを行
い、ENTERキー6020が押されたと判定される
と、手順S505hにおいて現在位置を掘削位置として
記憶し、手順S505cへと移行する。また、F2キー
6011が押されたと判定されると手順S505iへと
移行し、画面2dを表示して放土位置を教示することを
指示する。そして、手順S505jでENTERキー6
020の入力待ちを行い、ENTERキー6020が押
されたと判定されると、手順S505kにおいて現在位
置を放土位置として記憶し、手順S505dへと移行す
る。また、F3キー6012が押されたと判定されると
手順S505lへと移行し、画面2eを表示して待機位
置を教示することを指示する。そして、手順S505m
でENTERキー6020の入力待ちを行い、ENTE
Rキー6020が押されたと判定されると、手順S50
5nにおいて現在位置を待機位置として記憶し、手順S
505eへと移行する。また、MENUキー6021が
押されたと判定されると手順S505oへと移行し、画
面2aを表示する。なお、この画面2aは第2の教示手
段のメニュー画面である。また、手順S506に移行す
ると図13に示すように、まず、手順S506aにおい
て画面2fを表示する。ここでは、手順S506b、手
順S506cおよび手順S506dでそれぞれF1キー
6010、F2キー6011およびMENUキー602
1の入力待ちを行っており、F1キー6010が押され
たと判定されると手順S506eにおいて画面2gを表
示し旋回可能範囲の設定を開始する。まず、手順S50
6fにおいて旋回制限フラグをONし、手順S506g
でENTERキー6020の入力待ちを行う。手順S5
06gでENTERキー6020が押されたことが判定
されると手順S506hへと移行し、旋回角度の現在値
をSW_TEMPへ読み込む。次に、手順S506iに
おいて画面2hを表示し、旋回可能範囲として設定すべ
き範囲で1方向への旋回動作を行った後、ENTERキ
ー6020を押すことを指示する。次に、手順S506
jにおいて左旋回を行ったか否かを判定する。この判定
は、例えば、左旋回をプラス回転、右旋回をマイナス回
転とすれば、旋回角度現在値とSW_TEMPとの差が
プラス方向に変化していれば左回転、逆にマイナス方向
に変化していれば右旋回となる。ここで、左旋回と判定
された場合は手順S506kへと移行し、SW_TEM
PをSW_Rへ代入して、旋回可能範囲の右側を設定す
る。そして、手順S506lにおいてENTERキー6
020の入力待ちを行う。手順S506lでENTER
キー6020が押されたことが判定されると手順S50
6mへと移行し、旋回角度の現在値をSW_Lへ読み込
み、旋回可能範囲の左側を設定して旋回可能範囲の教示
を終了する。また、手順S506jで右旋回と判定され
ると手順S506nへと移行し、SW_TEMPをSW
_Rヘ代入して、旋回可能範囲の左側を設定する。そし
て、手順S506oにおいてENTERキー6020の
入力待ちを行う。手順S506o、でENTERキー6
020が押されたことが判定されると手順S506pへ
と移行し、旋回角度の現在値をSW_Rへ読み込み、旋
回可能範囲の右側を設定して旋回可能範囲の教示を終了
する。手順S506cでF2キー6011が押されたこ
とが判定されると手順S506qへと移行し、画面2i
を表示して旋回範囲の制限を行わないことを指示し、手
順S506rでENTERキー6020の入力待ちを行
う。ENTERキー6020が押されたことが判定され
ると手順S506sへと移行し、旋回制限フラグをOF
Fする。手順S506dでMENUキー6021が押さ
れたことが判定されると手順S506tへと移行し、画
面2aを表示する。これは、第2の教示手段におけるメ
ニュー画面である。また、手順S504でF3キー60
12が押されたことが判定されると手順S507へと移
行する。手順S507では、まず、図14に示す手順S
507aにおいて旋回制限フラグがONか否かが判定さ
れる。判定結果がNOの場合はS507bへと移行し、
画面2mを表示して教示操作が正常に終了したことを指
示すると共に位置確認フラグをONし、手順S507c
でENTERキー6020の入力待ちを行う。ENTE
Rキー6020が押されたことが判定されると手順S5
07dへと移行し、第2の教示手段のメニュー画面であ
る画面2aを表示する。また、手順S507aにおける
判定結果がYESの場合は手順S507eへと移行し、
位置確認フラグをONする。次に、手順S507fにお
いて教示された掘削位置が旋回可能範囲内にあるか否か
が判定される。判定結果がYESの場合は手順S507
gへと移行するが、判定結果がNOの場合は手順S50
7hへと移行し、画面2jを表示して掘削位置もしくは
旋回可能範囲を再設定することを指示すると共に、位置
確認フラグをOFFする。そして、手順S507iでE
NTERキー6020の入力待ちを行い、手順S507
gへと移行する。手順S507gでは、教示された放土
位置が旋回可能範囲内にあるか否かが判定される。判定
結果がYESの場合は手順S507jへと移行するが、
判定結果がNOの場合は手順S507kへと移行し、画
面2kを表示して放土位置もしくは旋回可能範囲を再設
定することを指示すると共に、位置確認フラグをOFF
する。そして、手順S507lでENTERキー602
0の入力待ちを行い、手順S507jへと移行する。手
順S507jでは、教示された待機位置が旋回可能範囲
内にあるか否かが判定される。判定結果がYESの場合
は手順S507mへと移行するが、判定結果がNOの場
合は手順S507nへと移行し、画面2lを表示して待
機位置もしくは旋回可能範囲を再設定することを指示す
ると共に、位置確認フラグをOFFする。そして、手順
S507oでENTERキー6020の入力待ちを行
い、手順S507pへと移行し、画面2bを表示する。
手順S507mでは、位置確認フラグがONか否かが判
定される。判定結果がYESの場合は手順S507bへ
と移行し、判定結果がNOの場合は手順S507pへと
移行する。
【0043】上記のごとく、第2の教示手段は更新する
必要のあるもののみの教示を実行することができ、教示
操作が素早く行える。この教示手段は全ての位置教示が
終了した時点で位置確認を行い、もし、位置関係に異常
がある場合は異常な位置のみを再教示すればよい。この
教示手段は、位置関係についての認識が十分になされて
いれば間題が少なく、自動運転の教示操作に慣れたオペ
レータ向けの教示手段といえる。
必要のあるもののみの教示を実行することができ、教示
操作が素早く行える。この教示手段は全ての位置教示が
終了した時点で位置確認を行い、もし、位置関係に異常
がある場合は異常な位置のみを再教示すればよい。この
教示手段は、位置関係についての認識が十分になされて
いれば間題が少なく、自動運転の教示操作に慣れたオペ
レータ向けの教示手段といえる。
【0044】上記のごとく、自動運転建設機械における
2種類の第1の教示手段、2について説明したが、自動
運転建設機械に2種類の教示手段を共に備え、オペレー
タの教示操作の熟練度および操作のし易すさ等により、
第1の教示手段および第2の教示手段のいずれかを選択
することが可能である。
2種類の第1の教示手段、2について説明したが、自動
運転建設機械に2種類の教示手段を共に備え、オペレー
タの教示操作の熟練度および操作のし易すさ等により、
第1の教示手段および第2の教示手段のいずれかを選択
することが可能である。
【0045】次に、本実施形態に係わる自動運転ショベ
ルの運転開始処理を図15を用いて説明する。
ルの運転開始処理を図15を用いて説明する。
【0046】図15は、運転開始処理の処理手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【0047】手順S600において運転開始ボタン50
1の入力待ちを行う。ここで、運転開始ボタン501が
押されると手順S700に移行し、位置確認フラグがO
Nか否かが判定される。ここで、判定結果がYESの場
合は手順S800において運転開始が行われ、自動運転
ショベル1の自動運転動作が開始される。また、判定結
果がNOの場合は手順S900に移行し、自動運転ショ
ベル1の停止状態が保持され、自動運転動作を禁止す
る。
1の入力待ちを行う。ここで、運転開始ボタン501が
押されると手順S700に移行し、位置確認フラグがO
Nか否かが判定される。ここで、判定結果がYESの場
合は手順S800において運転開始が行われ、自動運転
ショベル1の自動運転動作が開始される。また、判定結
果がNOの場合は手順S900に移行し、自動運転ショ
ベル1の停止状態が保持され、自動運転動作を禁止す
る。
【0048】上記のごとく、本実施形態によれば、自動
運転を行うために必要となる教示操作において、記憶す
べき複数の位置の記憶を予め決められた順序に従って実
行し、位置の記憶を行う際に、すでに記憶されている位
置との位置関係について異常があるか否かを随時判定す
る第1の教示手段と、記憶すべき複数の位置を任意の順
番で記憶し、記憶すべき全ての位置の記憶の終了後に、
記憶した全ての位置関係について異常があるか否かを判
定する第2の教示手段とを設け、第1および第2の教示
手段のいずれか一方をオペレータにより選択可能とした
ので、教示をオペレータの教示操作の熟練度によらずに
容易かつ正確に行うことができ、自動運転建設機械の安
全性および生産性を向上させることができる。
運転を行うために必要となる教示操作において、記憶す
べき複数の位置の記憶を予め決められた順序に従って実
行し、位置の記憶を行う際に、すでに記憶されている位
置との位置関係について異常があるか否かを随時判定す
る第1の教示手段と、記憶すべき複数の位置を任意の順
番で記憶し、記憶すべき全ての位置の記憶の終了後に、
記憶した全ての位置関係について異常があるか否かを判
定する第2の教示手段とを設け、第1および第2の教示
手段のいずれか一方をオペレータにより選択可能とした
ので、教示をオペレータの教示操作の熟練度によらずに
容易かつ正確に行うことができ、自動運転建設機械の安
全性および生産性を向上させることができる。
【0049】また、教示手段に異常判定手段を設け、記
憶された位置関係が異常であると判定された場合は、オ
ペレータに異常内容を指示すると共に、自動運転建設機
械の自動運転の実行を禁止するようにしたので、自動運
転時の危険な動作を未然に防ぐことができ、自動運転建
設機械の安全性を向上させることができる。
憶された位置関係が異常であると判定された場合は、オ
ペレータに異常内容を指示すると共に、自動運転建設機
械の自動運転の実行を禁止するようにしたので、自動運
転時の危険な動作を未然に防ぐことができ、自動運転建
設機械の安全性を向上させることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、堀削位置や放土位置等
の各種の教示位置をそれぞれ独立して教示することがで
き、また、教示された位置が先に教示された許容範囲に
あるか否かを自動的にチェックする機能を持たせたの
で、堀削位置や放土位置等の教示または再教示を安心し
て容易に行うことができる。
の各種の教示位置をそれぞれ独立して教示することがで
き、また、教示された位置が先に教示された許容範囲に
あるか否かを自動的にチェックする機能を持たせたの
で、堀削位置や放土位置等の教示または再教示を安心し
て容易に行うことができる。
【図1】本発明の一実施形態に係わる自動運転を行う自
動運転ショベルおよびその作業形態の一例を示す図であ
る。
動運転ショベルおよびその作業形態の一例を示す図であ
る。
【図2】運転室15内に設けられる操作パネル60の構
成の一例を示す図である。
成の一例を示す図である。
【図3】本実施形態に係わる自動運転ショベル1の制御
機構を示すブロック図である。
機構を示すブロック図である。
【図4】2種類の教示手段のいずれによって教示するか
を選択するための操作パネル60の表示画面、および2
種類の教示手段のいずれかを選択するための処理手順を
示すフローチャートである。
を選択するための操作パネル60の表示画面、および2
種類の教示手段のいずれかを選択するための処理手順を
示すフローチャートである。
【図5】第1の教示手段の各教示処理段階に表示される
操作パネル60の表示画面である。
操作パネル60の表示画面である。
【図6】第1の教示手段の処理手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】第1の教示手段の処理手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図8】第1の教示手段の処理手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図9】第1の教示手段の処理手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図10】第2の教示手段の各教示処理段階に表示され
る操作パネル60の表示画面である。
る操作パネル60の表示画面である。
【図11】第2の教示手段の処理手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図12】第2の教示手段の処理手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図13】第2の教示手段の処理手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図14】第2の教示手段の処理手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図15】自動運転建設機械の運転開始処理の処理手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
1 自動運転ショベル 3 クラッシヤ 5 操作ボックス 60 操作パネル 61 コントローラ 66 コントローラスイッチ 111〜114 角度センサ 500 運転停止ボタン 501 運転開始ボタン 502 待機位置ボタン 503 非常停止ボタン 601 キー群1 6010 F1キー 6011 F2キー 6012 F3キー 6013 F9キー 6014 F10キー 602 キー群2 6020 ENTERキー 6021 MENUキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永野 好幸 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 BA03 BA04 BA06 BA07 BB08 BB11 CA02 DA02 DA04 DB04 2D015 GA03 GB02
Claims (8)
- 【請求項1】 教示操作により建設機械が取るべき複数
の位置を記憶する教示手段を備え、再生操作により前記
記憶した複数の位置に基づいて当該建設機械を繰り返し
自動運転する自動運転建設機械において、 前記教示手段は、教示操作により当該建設機械が取るべ
き複数の位置が、既に記憶されている所定の教示位置範
囲内にあるか否かを自動運転を実行する前に判定する手
段を備えていることを特徴とする自動運転建設機械。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記教示手段は、教示操作により当該建設機械が取るべ
き複数の位置を予め決められた順序に従って記憶すると
ともに、前記複数の位置が記憶される毎に既に記憶され
ている所定の教示位置範囲内にあるか否かを逐次判定す
る手段を備えていることを特徴とする自動運転建設機
械。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記教示手段は、教示操作により当該建設機械が取るべ
き複数の位置を任意の順番で記憶するとともに、前記複
数の位置を全て記憶した後に既に記憶されている所定の
教示位置範囲内にあるか否かを判定する手段を備えてい
ることを特徴とする自動運転建設機械。 - 【請求項4】 請求項1において、 前記教示手段は、教示操作により当該建設機械が取るべ
き複数の位置を予め決められた順序に従って記憶すると
ともに、前記複数の位置が記憶される毎に既に記憶され
ている所定の教示位置範囲内にあるか否かを逐次判定す
る手段を備える第1の教示手段と、教示操作により当該
建設機械が取るべき複数の位置を任意の順番で記憶する
とともに、前記複数の位置を全て記憶した後に既に記憶
されている所定の教示位置範囲内にあるか否かを判定す
る手段を備える第2の教示手段から構成され、前記第1
および第2の教示手段のいずれか一方が選択可能に設け
られていることを特徴とする自動運転建設機械。 - 【請求項5】 請求項1ないしは請求項4のいずれか1
つの請求項において、 前記教示操作により記憶される前記複数の位置は、少な
くとも、当該建設機械が掘削を行うための掘削位置と、
放土を行うための放土位置と、自動運転の終了時等に待
機すべき待機位置と、当該建設機械の自動運転時の旋回
可能範囲を設定するための旋回可能範囲の両端の位置と
からなることを特徴とする自動運転建設機械。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記判定手段は、前記掘削位置、前記放土位置、および
前記待機位置が前記旋回可能範囲内にあるか否かを判定
し、前記掘削位置、前記放土位置および前記待機位置の
少なくとも1つが前記旋回可能範囲内にない場合には、
異常であると判定することを特徴とする自動運転建設機
械。 - 【請求項7】 請求項6において、 前記判定手段が異常であると判定した場合は、設定しよ
うとした教示位置が異常であることを知らせるための警
告手段を設けたことを特徴とする自動運転建設機械。 - 【請求項8】 請求項6ないしは請求項7のいずれか1
つの請求項において、 前記判定手段が異常であると判定した場合は、当該自動
運転建設機械の自動運転の実行を禁止することを特徴と
する自動運転建設機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10428799A JP3787039B2 (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 自動運転建設機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10428799A JP3787039B2 (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 自動運転建設機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000291077A true JP2000291077A (ja) | 2000-10-17 |
JP3787039B2 JP3787039B2 (ja) | 2006-06-21 |
Family
ID=14376725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10428799A Expired - Fee Related JP3787039B2 (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 自動運転建設機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3787039B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020179415A1 (ja) * | 2019-03-05 | 2020-09-10 | 日立建機株式会社 | 自動運転作業機械 |
JP2021131803A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-09 | 日立建機株式会社 | 施工システム |
JP2022157410A (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-14 | 住友建機株式会社 | 作業機械 |
WO2023053992A1 (ja) | 2021-10-01 | 2023-04-06 | コベルコ建機株式会社 | 作業機械 |
WO2024262087A1 (ja) * | 2023-06-23 | 2024-12-26 | 株式会社小松製作所 | 作業機械の自動旋回制御の目標位置を設定するためのシステム |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018117294A1 (ko) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 | 건설기계용 티칭 및 플레이백 장치 및 이를 포함하는 건설기계용 티칭 및 플레이백 시스템 |
-
1999
- 1999-04-12 JP JP10428799A patent/JP3787039B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7149205B2 (ja) | 2019-03-05 | 2022-10-06 | 日立建機株式会社 | 自動運転作業機械 |
JP2020143481A (ja) * | 2019-03-05 | 2020-09-10 | 日立建機株式会社 | 自動運転作業機械 |
CN113423899A (zh) * | 2019-03-05 | 2021-09-21 | 日立建机株式会社 | 自动驾驶作业机械 |
KR20210116597A (ko) * | 2019-03-05 | 2021-09-27 | 히다치 겡키 가부시키 가이샤 | 자동 운전 작업 기계 |
CN113423899B (zh) * | 2019-03-05 | 2022-06-21 | 日立建机株式会社 | 自动驾驶作业机械 |
WO2020179415A1 (ja) * | 2019-03-05 | 2020-09-10 | 日立建機株式会社 | 自動運転作業機械 |
KR102508269B1 (ko) | 2019-03-05 | 2023-03-09 | 히다치 겡키 가부시키 가이샤 | 자동 운전 작업 기계 |
US11891776B2 (en) | 2019-03-05 | 2024-02-06 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Automatic operation work machine |
JP2021131803A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-09 | 日立建機株式会社 | 施工システム |
JP7554053B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-09-19 | 日立建機株式会社 | 施工システム |
JP2022157410A (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-14 | 住友建機株式会社 | 作業機械 |
WO2023053992A1 (ja) | 2021-10-01 | 2023-04-06 | コベルコ建機株式会社 | 作業機械 |
WO2024262087A1 (ja) * | 2023-06-23 | 2024-12-26 | 株式会社小松製作所 | 作業機械の自動旋回制御の目標位置を設定するためのシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3787039B2 (ja) | 2006-06-21 |
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