JP2000289478A - 作業車両のミッションケース - Google Patents
作業車両のミッションケースInfo
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- JP2000289478A JP2000289478A JP11100244A JP10024499A JP2000289478A JP 2000289478 A JP2000289478 A JP 2000289478A JP 11100244 A JP11100244 A JP 11100244A JP 10024499 A JP10024499 A JP 10024499A JP 2000289478 A JP2000289478 A JP 2000289478A
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0402—Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
- F16H57/0404—Lubricant filters
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミッションケース内のオイルをアクチュエー
タの作動油、またはギヤや湿式クラッチの潤滑油として
使用する場合、オイル吸引前にフィルターを設け、エア
やゴミなど除去するが、特に小型車両でこれらを構成す
ると、フィルター、及び周辺装置を極力コンパクトに構
成する必要が生じる。 【解決手段】 ミッションケース1内には、作業機昇降
用の油圧シリンダ等の作動油を収容する一方、走行用ギ
ヤ31、または湿式クラッチ2を回転自在に設ける。そ
して、前記ギヤ31、または湿式クラッチ2の下方に開
放部をやや上向きに傾斜させ、且つ前記ギヤ31、また
は湿式クラッチ2の回転外周面に沿う円弧状の壁5に仕
切られたフィルター室4を形成する。
タの作動油、またはギヤや湿式クラッチの潤滑油として
使用する場合、オイル吸引前にフィルターを設け、エア
やゴミなど除去するが、特に小型車両でこれらを構成す
ると、フィルター、及び周辺装置を極力コンパクトに構
成する必要が生じる。 【解決手段】 ミッションケース1内には、作業機昇降
用の油圧シリンダ等の作動油を収容する一方、走行用ギ
ヤ31、または湿式クラッチ2を回転自在に設ける。そ
して、前記ギヤ31、または湿式クラッチ2の下方に開
放部をやや上向きに傾斜させ、且つ前記ギヤ31、また
は湿式クラッチ2の回転外周面に沿う円弧状の壁5に仕
切られたフィルター室4を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタやコン
バイン等の農作業用、或いは建築、運搬用の作業車両の
ミッションケースの構成に関する。
バイン等の農作業用、或いは建築、運搬用の作業車両の
ミッションケースの構成に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】トラクタでは作業機昇
降用の油圧シリンダ等、油圧アクチュエータの作動油を
ミッションケース内に収容し、この作動油をオイルフィ
ルターを通じてポンプにより吸引する構成となってい
る。しかしながら、ケース内にはギヤや湿式クラッチを
回転自在に設けているので、作動油内にエアが発生した
り、ゴミなどが撹拌し、エア泣きや作動不良を起こすと
いった課題が有った。これに対し作動油を効率良くポン
プに吸引するには、オイルフィルターにエアやゴミ等を
詰らせないようフィルター自体をギヤまたはクラッチか
ら離して配置したり、ミッションケースに備えた仕切壁
により隔離する構成が知られているが、特に小型の作業
車両では、前記フィルター、またはケース内の各装置の
配置をよりコンパクトに納める必要が有る。
降用の油圧シリンダ等、油圧アクチュエータの作動油を
ミッションケース内に収容し、この作動油をオイルフィ
ルターを通じてポンプにより吸引する構成となってい
る。しかしながら、ケース内にはギヤや湿式クラッチを
回転自在に設けているので、作動油内にエアが発生した
り、ゴミなどが撹拌し、エア泣きや作動不良を起こすと
いった課題が有った。これに対し作動油を効率良くポン
プに吸引するには、オイルフィルターにエアやゴミ等を
詰らせないようフィルター自体をギヤまたはクラッチか
ら離して配置したり、ミッションケースに備えた仕切壁
により隔離する構成が知られているが、特に小型の作業
車両では、前記フィルター、またはケース内の各装置の
配置をよりコンパクトに納める必要が有る。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題に
鑑みて作業車両のミッションケースを以下のように構成
した。即ち、アクチュエータ19の作動油、または潤滑
油を収容するミッションケース1内にギヤ31、または
湿式クラッチ2を回転自在に設けると共に、前記ギヤ3
1、または湿式クラッチ2の下方に開放部をやや上向き
に傾斜させ、且つ前記ギヤ31、または湿式クラッチ2
の回転外周面に沿う円弧状の壁5に仕切られたフィルタ
ー室4を設けた作業車両のミッションケースとした。
鑑みて作業車両のミッションケースを以下のように構成
した。即ち、アクチュエータ19の作動油、または潤滑
油を収容するミッションケース1内にギヤ31、または
湿式クラッチ2を回転自在に設けると共に、前記ギヤ3
1、または湿式クラッチ2の下方に開放部をやや上向き
に傾斜させ、且つ前記ギヤ31、または湿式クラッチ2
の回転外周面に沿う円弧状の壁5に仕切られたフィルタ
ー室4を設けた作業車両のミッションケースとした。
【0004】
【発明の効果】ギヤ31、湿式クラッチ2の回転によっ
て、ミッションケース1の作動油が掻き回されると、作
動油内にエアが発生したり、浮上していたゴミが浮遊す
る。このとき、作動油は、ポンプの吸引によってフィル
ター室4内に流入するが、このフィルター室4の開放部
は、やや上方に傾斜させているため、エア、またはゴミ
は天井面に沿って室外へ排出される。また、この壁5
は、ギヤ31、またはクラッチ2の回転円周に沿わせて
円弧状とすることで、前記ギヤ31、またはクラッチ2
に対してより近接して配置することができる。
て、ミッションケース1の作動油が掻き回されると、作
動油内にエアが発生したり、浮上していたゴミが浮遊す
る。このとき、作動油は、ポンプの吸引によってフィル
ター室4内に流入するが、このフィルター室4の開放部
は、やや上方に傾斜させているため、エア、またはゴミ
は天井面に沿って室外へ排出される。また、この壁5
は、ギヤ31、またはクラッチ2の回転円周に沿わせて
円弧状とすることで、前記ギヤ31、またはクラッチ2
に対してより近接して配置することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を作
業車両であるトラクタについて説明する。乗用トラクタ
は、前部のフロントアクスルブラケット8上にエンジン
9を搭載し、後部にはこのエンジン9から主クラッチを
経て入力軸10によって連動される湿式クラッチ2等を
内装するミッションケース1を配置している。又、フロ
ントアクスルブラケット8の下側にはステアリングハン
ドル11によって操向の前車輪12を有したフロントア
クスルハウジング13を設け、ミッションケース1の後
部両側にはリヤアクスルハウジング14を設けて、後車
輪15を軸装する。
業車両であるトラクタについて説明する。乗用トラクタ
は、前部のフロントアクスルブラケット8上にエンジン
9を搭載し、後部にはこのエンジン9から主クラッチを
経て入力軸10によって連動される湿式クラッチ2等を
内装するミッションケース1を配置している。又、フロ
ントアクスルブラケット8の下側にはステアリングハン
ドル11によって操向の前車輪12を有したフロントア
クスルハウジング13を設け、ミッションケース1の後
部両側にはリヤアクスルハウジング14を設けて、後車
輪15を軸装する。
【0006】図5中の符号16はフェンダー、17は操
縦席、18は車体後部に連結される耕耘装置を示し、こ
の耕耘装置18は、後述する作動油兼潤滑油を油圧回路
の切替により連通することで、車体後部の油圧シリンダ
19のピストンを伸縮してリフトアーム20を上下回動
し、昇降する構成となっている。前記ミッションケース
1は、図3に示すように、車体前側から順にフロントケ
ース21、ミッドケース22、及びリヤケース23を一
体的に連接して構成されてる。フロントケース21内に
は湿式クラッチ2をクラッチ軸24に軸装し、ミッドケ
ース22には主変速ギヤ25や複変速ギヤ26等を軸装
し、リヤケース23にはリヤデフギヤ27やPTO変速
ギヤ28及びPTO軸29等を軸装している。
縦席、18は車体後部に連結される耕耘装置を示し、こ
の耕耘装置18は、後述する作動油兼潤滑油を油圧回路
の切替により連通することで、車体後部の油圧シリンダ
19のピストンを伸縮してリフトアーム20を上下回動
し、昇降する構成となっている。前記ミッションケース
1は、図3に示すように、車体前側から順にフロントケ
ース21、ミッドケース22、及びリヤケース23を一
体的に連接して構成されてる。フロントケース21内に
は湿式クラッチ2をクラッチ軸24に軸装し、ミッドケ
ース22には主変速ギヤ25や複変速ギヤ26等を軸装
し、リヤケース23にはリヤデフギヤ27やPTO変速
ギヤ28及びPTO軸29等を軸装している。
【0007】前記フロントケース21の前壁部には、入
力軸10から連動される入力ギヤ30、フロントギヤ3
1を経て、湿式クラッチ2の駆動体32を一体回転し、
クラッチ軸24に一体に被動体33との間に、湿式多板
形態のクラッチディスク7を設けて、湿式クラッチ2を
構成する。この湿式クラッチ2は、クラッチ軸24にば
ね34を介して回転自在のプレッシャプレート35を、
シフタアーム36の前後回動操作で、平常時はばねの押
圧力で、クラッチを入りにすることができ、又、このば
ね34に抗してシフタアーム36を操作するとクラッチ
を切りにすることができる。
力軸10から連動される入力ギヤ30、フロントギヤ3
1を経て、湿式クラッチ2の駆動体32を一体回転し、
クラッチ軸24に一体に被動体33との間に、湿式多板
形態のクラッチディスク7を設けて、湿式クラッチ2を
構成する。この湿式クラッチ2は、クラッチ軸24にば
ね34を介して回転自在のプレッシャプレート35を、
シフタアーム36の前後回動操作で、平常時はばねの押
圧力で、クラッチを入りにすることができ、又、このば
ね34に抗してシフタアーム36を操作するとクラッチ
を切りにすることができる。
【0008】前記湿式クラッチ2の入りによって、クラ
ッチ軸24から、カウンタギヤ37や主変速ギヤ25等
へ連動され、更に副変速ギヤ26を経て走行ベベルギヤ
軸38から、リヤケース23のリヤデフギヤ27やデフ
軸39等を連動して、後車輪15を駆動すると共に、前
輪連動軸40を経て前輪取出軸41からフロントアクス
ルハウジング13のフロントデフ等を連動し、前車輪1
2を駆動する。又、前記カウンタギヤ37軸からはPT
O連動軸42を介してPTO軸29へ連動される。
ッチ軸24から、カウンタギヤ37や主変速ギヤ25等
へ連動され、更に副変速ギヤ26を経て走行ベベルギヤ
軸38から、リヤケース23のリヤデフギヤ27やデフ
軸39等を連動して、後車輪15を駆動すると共に、前
輪連動軸40を経て前輪取出軸41からフロントアクス
ルハウジング13のフロントデフ等を連動し、前車輪1
2を駆動する。又、前記カウンタギヤ37軸からはPT
O連動軸42を介してPTO軸29へ連動される。
【0009】前記フロントケース21の下部には、図1
または図2に示すように、前記フロントギヤ31、及び
湿式クラッチ2の回転周面に沿うように円弧状の仕切壁
5を形成して、この仕切壁5の下側にフィルタ室4を形
成する。この仕切壁5は前端をフロントケース21の前
壁43部に一体とし、又湿式クラッチ2の回転方向Aの
上手側端をフロントケース21の内壁面6に一体として
形成し、湿式クラッチ2の回転外周面との間を一定間隔
に形成している。
または図2に示すように、前記フロントギヤ31、及び
湿式クラッチ2の回転周面に沿うように円弧状の仕切壁
5を形成して、この仕切壁5の下側にフィルタ室4を形
成する。この仕切壁5は前端をフロントケース21の前
壁43部に一体とし、又湿式クラッチ2の回転方向Aの
上手側端をフロントケース21の内壁面6に一体として
形成し、湿式クラッチ2の回転外周面との間を一定間隔
に形成している。
【0010】又、仕切壁5の後端は、側面視でこの内外
壁面を共にやや上向きにテーパ状に傾斜させ、この長さ
を湿式クラッチ2の後端部にほぼ一致する程度にまで設
定し、フィルタ室4の後端をミッドケース22側へ開放
している。このフィルタ室4内に設けられるオイルフィ
ルタ3は、フロントケース21の前壁43部に着脱自在
に嵌合支持させて、後端部を仕切壁5の後端部近くに位
置させている。
壁面を共にやや上向きにテーパ状に傾斜させ、この長さ
を湿式クラッチ2の後端部にほぼ一致する程度にまで設
定し、フィルタ室4の後端をミッドケース22側へ開放
している。このフィルタ室4内に設けられるオイルフィ
ルタ3は、フロントケース21の前壁43部に着脱自在
に嵌合支持させて、後端部を仕切壁5の後端部近くに位
置させている。
【0011】フロントケース21の前壁43の前側に
は、前記フロントギヤ31軸前端に連動して駆動される
オイルポンプ44を取付け、このオイルポンプ44の吸
油口とオイルフィルタ3との間は、吸油路45で連通さ
れるメタル46を設け、フロントギヤ31の回転でオイ
ルポンプ44を駆動して、ミッションケース1のフィル
タ室4内の潤滑油を、オイルフィルタ3でろ過しながら
汲み上げて、送油パイプ47から前記各ギヤや湿式クラ
ッチの潤滑、或いは油圧シリンダ19などの油圧アクチ
ュエータの作動油として各装置へ送油する。
は、前記フロントギヤ31軸前端に連動して駆動される
オイルポンプ44を取付け、このオイルポンプ44の吸
油口とオイルフィルタ3との間は、吸油路45で連通さ
れるメタル46を設け、フロントギヤ31の回転でオイ
ルポンプ44を駆動して、ミッションケース1のフィル
タ室4内の潤滑油を、オイルフィルタ3でろ過しながら
汲み上げて、送油パイプ47から前記各ギヤや湿式クラ
ッチの潤滑、或いは油圧シリンダ19などの油圧アクチ
ュエータの作動油として各装置へ送油する。
【0012】前記主変速ギヤ25は、変速軸48の内空
部に沿って前後に摺動操作される変速キー49によって
選択係合されて変速される。この変速キー49を連動す
るロッド50の前端には、ミッドケース22前端部に架
設のアーム軸51に取付けられるシフトフォーク52が
係合されて、アーム軸51端のシフトアーム53の操作
で変速シフトできる。
部に沿って前後に摺動操作される変速キー49によって
選択係合されて変速される。この変速キー49を連動す
るロッド50の前端には、ミッドケース22前端部に架
設のアーム軸51に取付けられるシフトフォーク52が
係合されて、アーム軸51端のシフトアーム53の操作
で変速シフトできる。
【0013】このシフトフォーク52のいずれかの一側
面に皿もみのディテント穴54を形成し、このディテン
ト穴54の横側のミッドケース22部にディテントボー
ル55を設けて、ばねにより該ディテント穴54に押圧
嵌合させている。このようなシフトフォーク52の側面
とミッドケース22との間に、直接ディテント穴54と
これに嵌合するディテントボール55とを設けて、ディ
テント機構を構成して、主変速ギヤ25の変速位置を維
持するものであるから構成を簡単となる。
面に皿もみのディテント穴54を形成し、このディテン
ト穴54の横側のミッドケース22部にディテントボー
ル55を設けて、ばねにより該ディテント穴54に押圧
嵌合させている。このようなシフトフォーク52の側面
とミッドケース22との間に、直接ディテント穴54と
これに嵌合するディテントボール55とを設けて、ディ
テント機構を構成して、主変速ギヤ25の変速位置を維
持するものであるから構成を簡単となる。
【0014】エンジン9からの連動でフロントギヤ31
が回転されると、前記フロントギヤ31や湿式クラッチ
2の駆動体32、及びこれと一体のクラッチディスク等
が回転される。又、シフタアーム36の入り操作では被
動体33がクラッチディスクに押圧されると、駆動体3
2と被動体33とのクラッチディスクが摩擦押圧され
て、動力伝達が行われる。又、シフタアーム36のばね
34に抗する切り操作されると、クラッチディスク間の
押圧力が解除されて動力伝達が断たれる。
が回転されると、前記フロントギヤ31や湿式クラッチ
2の駆動体32、及びこれと一体のクラッチディスク等
が回転される。又、シフタアーム36の入り操作では被
動体33がクラッチディスクに押圧されると、駆動体3
2と被動体33とのクラッチディスクが摩擦押圧され
て、動力伝達が行われる。又、シフタアーム36のばね
34に抗する切り操作されると、クラッチディスク間の
押圧力が解除されて動力伝達が断たれる。
【0015】このようにして、湿式クラッチ2の全部又
は一部がクラッチ軸24の回りに回転されることによっ
て、ミッションケース1内の潤滑油がクラッチディスク
間にも潤滑される。また、このフロントギヤ31、湿式
クラッチ2等の回転Aによって、エアが発生したり浮上
しているゴミが油内を浮遊するが、この湿式クラッチ2
の外周に沿った仕切壁5をフロントケース21の内壁面
6から傾斜、且つ円弧状曲面に形成されているため、こ
の面に沿って室外へ案内排出されることとなる。
は一部がクラッチ軸24の回りに回転されることによっ
て、ミッションケース1内の潤滑油がクラッチディスク
間にも潤滑される。また、このフロントギヤ31、湿式
クラッチ2等の回転Aによって、エアが発生したり浮上
しているゴミが油内を浮遊するが、この湿式クラッチ2
の外周に沿った仕切壁5をフロントケース21の内壁面
6から傾斜、且つ円弧状曲面に形成されているため、こ
の面に沿って室外へ案内排出されることとなる。
【0016】また、前記オイルフィルタ3を有するフィ
ルタ室4は、この外壁をフロントギヤ31、湿式クラッ
チ2の回転円周に沿わせて円弧状に形成しているので、
前記ギヤ31、またはクラッチ2に対してより近接して
配置し、相対的にトラクタのミッションケース1をコン
パクトに構成するとことができる。以下、トラクタの詳
細構成について説明する。
ルタ室4は、この外壁をフロントギヤ31、湿式クラッ
チ2の回転円周に沿わせて円弧状に形成しているので、
前記ギヤ31、またはクラッチ2に対してより近接して
配置し、相対的にトラクタのミッションケース1をコン
パクトに構成するとことができる。以下、トラクタの詳
細構成について説明する。
【0017】図6において、ステアリングポスト部の防
振構成について説明する。前記前車輪12を操向するス
テアリングシャフト56は、上部シャフト56Aと下部
シャフト56Bとに分割して、カップリング57と連結
ピン58とで連結する。カップリング57の上部は上部
シャフト56Aに溶接等で固定し、下部を下部シャフト
56Bに嵌合して、この嵌合部に連結ピン58を挿通し
て連結する。
振構成について説明する。前記前車輪12を操向するス
テアリングシャフト56は、上部シャフト56Aと下部
シャフト56Bとに分割して、カップリング57と連結
ピン58とで連結する。カップリング57の上部は上部
シャフト56Aに溶接等で固定し、下部を下部シャフト
56Bに嵌合して、この嵌合部に連結ピン58を挿通し
て連結する。
【0018】ステアリングシャフト56の下端部は、ウ
ォームギヤ59を経てアーム60軸61へ連動し、この
アーム60はピットマンアームのドラグロッドへ連動し
ている。該ウォームギヤ59を内装のウォームギヤケー
ス62の上面にゴムインシュレータ63を介在させて、
ハンドルコラム64下端部の取付ブラケット65をボル
トとダルナット66で締付けて固定する。このハンドル
コラム64の上端部には支持メタル67を有して上部シ
ャフト56Aを嵌挿支持している。68はハンドルコラ
ム64を覆うステアリングポスト、69はボンネット、
70は燃料タンク、71はフロアフレームである。
ォームギヤ59を経てアーム60軸61へ連動し、この
アーム60はピットマンアームのドラグロッドへ連動し
ている。該ウォームギヤ59を内装のウォームギヤケー
ス62の上面にゴムインシュレータ63を介在させて、
ハンドルコラム64下端部の取付ブラケット65をボル
トとダルナット66で締付けて固定する。このハンドル
コラム64の上端部には支持メタル67を有して上部シ
ャフト56Aを嵌挿支持している。68はハンドルコラ
ム64を覆うステアリングポスト、69はボンネット、
70は燃料タンク、71はフロアフレームである。
【0019】このような構成によって、車体全体が振動
しても、ステアリングシャフト56とハンドルコラム6
4との両方を防止することができる。
しても、ステアリングシャフト56とハンドルコラム6
4との両方を防止することができる。
【図1】ミッションケース部の背面図。
【図2】その正面図と、その側面図。
【図3】ミッションケース部の側面図。
【図4】変速シフタ部の正面図。
【図5】トラクタの側面図。
【図6】ステアリングポスト部の側面図と、その一部の
拡大断面図。
拡大断面図。
1 ミッションケース 2 湿式クラッチ 3 オイルフィルタ 4 フィルタ室 5 仕切壁 6 内壁面 7 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D039 AA02 AA04 AA11 AB12 AB13 AB21 AC03 AC13 AC37 AC65 AC67 AD06 AD25 AD38 AD43 AD48 AD54
Claims (1)
- 【請求項1】 アクチュエータ19の作動油、または潤
滑油を収容するミッションケース1内にギヤ31、また
は湿式クラッチ2を回転自在に設けると共に、前記ギヤ
31、または湿式クラッチ2の下方に開放部をやや上向
きに傾斜させ、且つ前記ギヤ31、または湿式クラッチ
2の回転外周面に沿う円弧状の壁5に仕切られたフィル
ター室4を設けた作業車両のミッションケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100244A JP2000289478A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 作業車両のミッションケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100244A JP2000289478A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 作業車両のミッションケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000289478A true JP2000289478A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14268840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11100244A Pending JP2000289478A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 作業車両のミッションケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000289478A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1999
- 1999-04-07 JP JP11100244A patent/JP2000289478A/ja active Pending
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