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JP2000287917A - 内視鏡の送気送水バルブ構造 - Google Patents

内視鏡の送気送水バルブ構造

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JP2000287917A
JP2000287917A JP11260744A JP26074499A JP2000287917A JP 2000287917 A JP2000287917 A JP 2000287917A JP 11260744 A JP11260744 A JP 11260744A JP 26074499 A JP26074499 A JP 26074499A JP 2000287917 A JP2000287917 A JP 2000287917A
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piston
air
water supply
supply pipe
air supply
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Kaoru Arai
薫 荒井
Hiroshi Kubotani
洋 窪谷
Mitsuo Kondo
光夫 近藤
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/492,836 priority patent/US6346075B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、内視鏡の送気送水バルブを構成する
ピストンを、送水切換ピストン48と送気切換ピストン
50とからなる2重管構造に構成するとともに、送気切
換ピストン50の上端部に、逆止弁の機能を発揮する送
気ボタン14を取り付けることにより、送気の圧力損失
を最小限に抑える。 【解決手段】本発明によれば、内視鏡の送気送水バルブ
を構成するピストンを、送水切換ピストン48と送気切
換ピストン50とからなる2重管構造に構成する。そし
て、送気切換ピストン50の上端部に逆止弁の機能を発
揮する送気ボタン14を取り付け、この送気ボタン14
の1段押し操作で空気を供給し、2段押し操作で水を供
給する。そして、逆流現象が発生した場合には、前記送
気ボタン14が逆止弁として働くので、逆流してきた液
体が送気切換ピストン50からシリンダ42側に漏れる
ことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡の送気送水バ
ルブ構造に係り、特に医療用として用いられる内視鏡に
おいて、体腔等の内部に空気と水とを切り換えて供給す
るための内視鏡の送気送水バルブの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用の内視鏡は、その手元操作部に送
気送水バルブが取り付けられ、この送気送水バルブを術
者の指で操作することにより、空気と水とを切り換えて
体腔内に供給するように構成されている。
【0003】従来の送気送水バルブは、シリンダ、ピス
トン、及び操作部材(ボタン)等から構成されている。
前記シリンダは、手元操作部の所定の位置に固定され、
このシリンダにピストンが摺動自在に嵌挿され、このピ
ストンの上部に送水ボタンが取り付けられている。この
ような構造の送気送水バルブによれば、術者が送気ボタ
ンの空気リーク孔を閉塞させると、シリンダ内に供給さ
れている空気が送気管を介して体腔内に供給される。ま
た、送水ボタンでピストンを押下操作すると、送気が停
止されるとともに、シリンダ内に供給されている水が送
水管を介して体腔内に供給される。
【0004】ところで、従来の送気送水バルブは、前記
送気管に逆止弁が設けられている。この逆止弁によっ
て、体腔内の液体が送気管を介してシリンダ内に逆流す
るのが防止され、前記液体によるシリンダ等の汚染が防
止されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
送気送水バルブ構造は、送気管に設けられている逆止弁
の弁抵抗によって送気の圧力損失が大きくなるので、そ
の弁抵抗に打ち勝つ能力を有する空気供給源が必要にな
り、これによって、消費エネルギが不必要に増大してい
たという欠点があった。
【0006】また、従来の送気送水バルブ構造は、送気
管の洗浄時に逆止弁が邪魔になるので、送気管の洗浄が
難しいという欠点があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、専用の逆止弁を設けることなく、かつ、送気の
圧力損失を最小限に抑えて逆止弁の機能を発揮すること
ができる内視鏡の送気送水バルブ構造を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、内視鏡の手元操作部に設けられた送気送
水バルブのシリンダであって、該シリンダ内に空気を供
給する給気管及び水を供給する給水管と、該シリンダ内
に供給された前記空気を内視鏡の挿入部先端に形成され
た送気送水口に導く送気管及びシリンダ内に供給された
前記水を前記送気送水口に導く送水管とが接続されたシ
リンダと、前記シリンダに摺動自在に嵌挿され、その内
部空間と前記給気管と連通させる連通口、前記給水管と
送水管とを連通させる連通路が形成された筒状の第1ピ
ストンと、前記第1ピストンの内側に配置され、その内
部空間が前記送気管に連通された筒状の第2ピストン
と、前記第2ピストンに設けられるとともに1段押し操
作及び2段押し操作可能に構成され、1段押し操作され
ると前記第1ピストンの内部空間と第2ピストンの内部
空間とを連通させることができ、押し操作されない時に
は第1ピストンの内部空間と第2ピストンの内部空間と
を遮断させる第1操作部材と、前記第1操作部材の2段
押し操作で押動されるとともに前記第1ピストンに連結
され、第1操作部材が2段押し操作されると、第1ピス
トンの前記連通口が前記給気管から退避する位置に第1
ピストンを位置させるとともに、第1ピストンの前記連
通路が前記給水管と送水管とを連通させる位置に第1ピ
ストンを位置させる第2操作部材と、からなることを特
徴としている。
【0009】本発明によれば、第1操作部材を1段押し
操作すると、第1ピストンの内部空間と第2ピストンの
内部空間とが連通するので、第1ピストンの内部空間に
供給されている給気管からの空気が第2ピストンの内部
空間を介して送気管に導かれる。これによって、体腔内
に空気が供給される。
【0010】次に、前記第1操作部材を2段押し操作す
ると、この操作によって押動される第2操作部材を介し
て、第1ピストンの連通口が給気管から退避する位置に
第1ピストンが位置するので、空気の供給が停止され、
そして、第1ピストンの連通路が給水管と送水管とを連
通させる位置に第1ピストンが位置するので、体腔内に
水が供給される。これによって、空気から水に切り換え
られる。即ち、第1ピストンの連通口が給気管から退避
すると、この給気管に流れていた空気が水タンク側に供
給され、これによって水タンク内の内圧が高まり、水タ
ンク内の水が給水管に供給されるからである。
【0011】ところで、前記第1操作部材を1段押し操
作して空気を供給している時には、送気管内の圧力が体
腔内の圧力よりも高いので、体腔内の液体が送気管を介
して送気送水バルブに流れるという逆流現象は生じな
い。しかし、第1操作部材を押し操作しない時に、体腔
内の圧力が送気管内の圧力よりも高くなると、前記逆流
現象が発生する。この場合、送気管を介して逆流してき
た前記液体は、第2ピストンの内部空間に流れる。しか
し、この時には、第1操作部材が押し操作されていない
ので、第1ピストンの内部空間と第2ピストンの内部空
間とは遮断されている状態にある。したがって、前記液
体は、第1ピストンの内部空間に流出しないので、第1
ピストンやシリンダが前記液体で汚染されることはな
い。要するに、本発明の送気送水バルブ構造は、第1操
作部材に逆止弁の機能を持たせたので、専用の逆止弁を
設けることなく、かつ、送気の圧力損失を最小限に抑え
て逆止弁の機能を発揮することができる。
【0012】前記第1操作部材としてボタンを採用する
と、このボタンを1段押し操作した時に、第1ピストン
の内部空間と第2ピストンの内部空間とが、ボタンに形
成された連通孔を介して連通される。これにより、空気
は送気管に抵抗を受けることなく流れるので、送気の圧
力損失を最小限に抑えることができる。
【0013】また、前記第1操作部材として弾性部材を
採用すると、この弾性部材を押し潰した時に、弾性部材
に形成されている切溝が開口するので、第1ピストンの
内部空間と第2ピストンの内部空間とが、前記開口した
切溝を介して連通される。これにより、空気は送気管に
抵抗を受けることなく流れるので、送気の圧力損失を最
小限に抑えることができる。
【0014】また、前記第1の操作部材として、隣り合
うコイル同士が密着したコイルばねを採用すると、この
コイルばねを座屈させた時に、隣り合うコイル同士の隙
間を介して第1ピストンの内部空間と第2ピストンの内
部空間とが連通される。これにより、空気は送気管に抵
抗を受けることなく流れるので、送気の圧力損失を最小
限に抑えることができる。
【0015】更に、前記第1操作部材としてシャッタ板
を採用すると、このシャッタ板を押動部材によって付勢
部材の付勢力に抗して押動操作した時に、第1ピストン
の内部空間と第2ピストンの内部空間とを連通させる開
口部が開放されるので、双方の内部空間が連通される。
これにより、空気は送気管に抵抗を受けることなく流れ
るので、送気の圧力損失を最小限に抑えることができ
る。
【0016】一方、送気管及び送水管をストレート管で
構成すると、送気管及び送水管に洗浄用ブラシが挿入し
易くなるので、送気管及び送水管の洗浄が簡単になる。
また、送気管をシリンダ内径内の範囲において、シリン
ダ軸の長手平行方向に所定長さ配置すれば、シリンダか
ら送水管に洗浄用ブラシが挿入し易くなるので、送気管
の洗浄が簡単になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る内視鏡の送気送水バルブ構造の好ましい実施の形態を
詳述する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
送気送水バルブ構造が適用された内視鏡手元操作部10
の外観を示す斜視図であり、図2は手元操作部10の断
面図である。
【0019】図1、図2に示す手元操作部10の本体ケ
ース12の上部には、第1の実施の形態の送気送水バル
ブを構成する送気ボタン(第1操作部材に相当)14が
設けられ、この送気ボタン14に隣接して吸引ボタン1
6、及びシャッタボタン18が並設されている。また、
本体ケース12の後端部には図1に示すように、接眼部
20が設けられる。更に、本体ケース12の下部にはコ
ネクタ22が連結され、コネクタ22には連結チューブ
30が連結されている。この連結チューブ30内に図2
に示す給気管24、給水管26、吸引管28、及び図示
しないライトガイドケーブル等が収納されている。な
お、図1上符号32は鉗子孔であり、符号34はアング
ルノブである。
【0020】図2に示す前記吸引管28は、吸引ボタン
16のバルブを構成するシリンダ36に接続され、この
シリンダ36には吸引チューブ38が接続されている。
前記吸引チューブ38は、図1に示す挿入部40に挿通
され、挿入部40の先端に設けられた図示しない先端硬
質部の吸引口に接続されている。また、図2の前記シリ
ンダ36には、前記吸引管28と吸引チューブ38とを
連通/遮断させる図示しないピストンが嵌挿され、この
ピストンの上端部に前記吸引ボタン16が取り付けられ
ている。前記吸引ボタン16又は前記ピストンは、吸引
管28と吸引チューブ38とを遮断させる方向に、図示
しない付勢部材によって付勢されている。この付勢部材
の付勢力に抗して吸引ボタン16が押動操作されること
により、吸引管28と吸引チューブ38とが連通され
る。これによって、体腔内の汚物等が先端硬質部の吸引
口から吸引され、吸引チューブ38及び吸引管28を介
して手元操作部10の外部に排出される。
【0021】前記給気管24、及び給水管26の各々の
先端部は、送気ボタン14のバルブを構成するシリンダ
42の所定の位置に接続され、このシリンダ42には送
気管44及び送水管46の各々の基端部が所定の位置に
接続されている。前記給気管24の基端部は、図示しな
いブロア等の空気供給装置に接続され、この空気供給装
置が駆動されることにより、空気が給気管24を介して
シリンダ42内に供給される。また、前記給水管26の
基端部は、図示しない給水タンクに接続されている。そ
して、送水ボタン52が押下操作されると、給気管24
が閉塞され、給気管24に流れていた空気が給水タンク
に供給されるので、これによって給水タンク内の内圧が
高まり、給水タンク内の水が給水管26を介してシリン
ダ42内に供給される。
【0022】更に、前記送気管44及び送水管46は、
洗浄用ブラシで洗浄し易いように所定の長さ分だけスト
レート管で構成されている。また、前記送気管44は、
シリンダ42と同軸上に所定の長さ分だけストレート管
で構成され、シリンダ42から挿入された洗浄用ブラシ
で洗浄し易いように構成されている。なお、送気管44
は、シリンダ42の同軸上に配置する必要はなく、シリ
ンダ42の内径内においてシリンダ42の軸と長手平行
方向であればよい。
【0023】前記送気管44及び送水管46の各々の先
端部は、手元操作部10の内部において1本の送気・送
水管(不図示)に連結される。この送気・送水管は、図
1の挿入部40に挿通配置され、先端硬質部に形成され
た送気・送水口(不図示)に接続されている。
【0024】前記送気ボタン14のバルブ構造は図3に
示すように、シリンダ42、送水切換ピストン(第1ピ
ストンに相当)48、送気切換ピストン(第2ピストン
に相当)50、送気ボタン(第1操作部材に相当)1
4、及び送水ボタン(第2操作部材に相当)52等から
構成されている。
【0025】前記シリンダ42は、図2に示した本体ケ
ース12の所定の位置に固定される。また、シリンダ4
2の外周部及び底部には、図3に示すように4つのポー
ト54、56、58、60が形成され、前記ポート54
には給気管24が接続され、前記ポート56には給水管
26が接続され、前記ポート58には送気管44が接続
され、そして、前記ポート60には送水管46がそれぞ
れ接続されている。
【0026】前記送水切換ピストン48は筒状に形成さ
れ、前記シリンダ42に複数のOリング62、62…を
介して上下方向に摺動自在及び着脱自在に嵌挿されてい
る。また、送水切換ピストン48の下部には連通口64
が形成されており、この連通口64は、送水切換ピスト
ン48の外周に亘って溝状に形成される。この連通口6
4を介して送水切換ピストン48の内部空間49と前記
ポート54とが図3、図4の如く連通される。これによ
り、給気管24から供給されてきた空気は、前記連通口
64を介して前記内部空間49に吹き出される。
【0027】送水切換ピストン48の略中央外周部に
は、連通溝(連通路に相当)66が全周に亘って形成さ
れている。この連通溝66を介してポート56とポート
60とが図5の如く連通されると、給水管26から供給
されてきた水が、前記連通溝66を介して送水管46に
供給される。
【0028】前記送気切換ピストン50は筒状に形成さ
れるとともに、送水切換ピストン48の内部空間49に
送水切換ピストン48と同軸上に挿入配置されている。
送気切換ピストン50の下端部は、送水切換ピストン4
8の下端部に固定され、送気切換ピストン50の上端部
には、前述した送気ボタン14が嵌挿されている。
【0029】前記送気ボタン14は図3に示すように、
送気切換ピストン50の外周に配置されたスプリング6
8の付勢力によって上方に向けて付勢されている。ま
た、送気ボタン14の外周部にはフランジ15が形成さ
れ、このフランジ15がキャップ70に当接されること
によって、前記スプリング68の付勢力による送気ボタ
ン14の飛び出しが防止されている。更に、前記フラン
ジ15には空気抜き孔15Aが形成され、この空気抜き
孔15Aから、前記内部空間49に吹き出された空気が
外部に放出される。
【0030】前記キャップ70は、送水ボタン52に螺
合連結され、この送水ボタン52は送水切換ピストン4
8に螺合連結されている。また、送水ボタン52は、略
筒状に形成されたボタン受け部材76にスプリング78
を介して挿入配置されている。前記ボタン受け部材76
には、送水切換ピストン48が貫通される開口部77が
形成されるとともに、シリンダ42の上部開口部43に
弾性をもって係合される爪80が形成されている。ま
た、送水切換ピストン48の外周部にはストッパ片82
が形成されている。このストッパ片82は図5に示すよ
うに、送水切換ピストン48が押し操作された時に、シ
リンダ42の上部開口部43の底部43Aに当接され
る。これによって、送水切換ピストン48の押下量が規
制される。また、図3、図4に示す状態において前記ス
トッパ片82は、前記スプリング78の付勢力によっ
て、ボタン受け部材76の底部76Aに押圧当接され
る。これによって、前記スプリング78の付勢力による
送水切換ピストン48の飛び出しが防止されている。
【0031】このような構造によって、送水切換ピスト
ン48、送気切換ピストン50、送気ボタン14、キャ
ップ70、送水ボタン52、及びボタン受け部材76は
一体化されたボタンユニットとして取り扱われる。した
がって、ボタン受け部材76(この場合、キャップ70
でも送水ボタン52でもよい)を指で摘んでシリンダ4
2から引き抜けば、前記ボタンユニット全体を一度の引
き抜き操作でシリンダ42から引き抜くことができる。
これにより、シリンダ42の内部を迅速に露出させるこ
とができるので、シリンダ42の内部を直ちに洗浄する
ことができる。
【0032】一方、前記送気ボタン14の下部筒状部の
周囲には、複数の連通孔72、72…が形成されてい
る。前記連通孔72は送気ボタン14の押し操作によっ
て図4、図5に示す如く、送気切換ピストン50の上部
に形成された貫通孔74、74…に合わされる。これに
より、送水切換ピストン48の内部空間49と送気切換
ピストン50の内部空間51とが連通される。
【0033】ところで、送気ボタン14が図3の状態
(送気ボタン14が押し操作されていない状態)にある
場合には、前記連通孔72は、前記貫通孔74に対して
上方にズレた位置に位置される。このため、双方の内部
空間49、51は遮断された状態にある。しかし、送気
ボタン14が図4の状態(送気ボタン14が1段押し操
作されている状態)、及び図5の状態(送気ボタン14
が2段押し操作されている状態)では、前記連通孔72
は、前記貫通孔74に合わされ、双方の内部空間49、
51が連通される。
【0034】送気ボタン14が1段押し操作された図4
の状態において、送気ボタン14のフランジ15は、送
水ボタン52の内部フランジ53に押し付けられ、これ
によって、空気抜き孔15Aが内部フランジ53によっ
て閉塞される。したがって、送水切換ピストン48の内
部空間49に吹き出された空気は、空気抜き孔15Aか
ら漏れることなく、連通孔72、貫通孔74を介して送
気切換ピストン50の内部空間51に導入され、ポート
58から送気管44に導かれる。即ち、第1の実施の形
態のバルブ構造によれば、送気ボタン14を1段押し操
作することによって、空気が挿入部の先端硬質部に供給
される。
【0035】また、送気ボタン14が2段押し操作され
た図5の状態において、空気抜き孔15Aは、図4の状
態と同様に内部フランジ53によって閉塞されるが、図
5の状態では、送水切換ピストン48が送気ボタン14
によって下方に押動されているため、ポート54が送水
切換ピストン48の外周面によって閉塞され、そして、
ポート56とポート60とが連通溝66で連通された状
態にある。したがって、空気の供給が停止され、そし
て、給水管26からの水が連通溝66を介して送水管4
6に導かれる。即ち、第1の実施の形態のバルブ構造に
よれば、送気ボタン14を2段押し操作することによっ
て、水が挿入部の先端硬質部に供給される。
【0036】次に、前記の如く構成された送気ボタン1
4のバルブ構造の作用について説明する。
【0037】まず、図4に示したように、送気ボタン1
4を術者の指90で1段押し操作すると、送水切換ピス
トン48の内部空間49と送気切換ピストン50の内部
空間51とが連通孔72、貫通孔74を介して連通する
ので、前記内部空間49に供給されている給気管24か
らの空気が、送気切換ピストン50の内部空間51を介
して送気管44に流れる。これによって、体腔内に空気
を供給することができる。
【0038】次に、図5に示したように、送気ボタン1
4を2段押し操作すると、この操作によって押下される
送水ボタン52を介して、送水切換ピストン48の連通
口64がポート54から退避する位置に、送水切換ピス
トン48が押下されるので、空気の供給が停止される。
そして、送水切換ピストン48の連通溝66がポート5
6とポート60とを連通させる位置に、送水切換ピスト
ン48が位置するので、送水管46に水が流れる。これ
によって、体腔内に水を供給することができる。
【0039】ところで、送気ボタン14が押し操作され
ない図3の状態において、体腔内の圧力が送気管44内
の圧力よりも高くなると、前記体腔内の液体が送気管4
4を介してシリンダ42に流れるという逆流現象が発生
する。この場合、送気管44を介して逆流してきた前記
液体は、送気切換ピストン50の内部空間51に流れ
る。しかし、この時には、送気ボタン14が押し操作さ
れていないので、送水切換ピストン48の内部空間49
と送気切換ピストン50の内部空間51とは遮断されて
いる状態にある。
【0040】したがって、前記液体は、送水切換ピスト
ン48の内部空間49に流出しないので、送水切換ピス
トン48やシリンダ42が前記液体で汚染されることは
ない。要するに、第1の実施の形態のバルブ構造では、
送気ボタン14が逆止弁の機能を発揮するので、専用の
逆止弁が不要になり、これによって、送気の圧力損失を
最小限に抑えることができる。なお、送気ボタン14に
は、前記逆流現象で生じた圧力によって送気切換ピスト
ン50から外れる方向の力が加わるが、送気ボタン14
はキャップ70によって支持されているので、外れるこ
とはない。これにより、双方の内部空間49、51が完
全に遮断される。
【0041】また、第1の実施の形態では、送気管44
及び送水管46をストレート管で構成したので、送気管
44及び送水管46に洗浄用ブラシが挿入し易くなり、
送気管44及び送水管46の洗浄が簡単になる。
【0042】図6〜図8は、第2の実施の形態のバルブ
構造を示す断面図であり、図3〜図5に示した第1の実
施の形態のバルブ構造と同一又は類似の部材については
同一の符号を付してその説明は省略する。
【0043】第1の実施の形態のバルブ構造に対する第
2の実施の形態のバルブ構造の相違点は、送気ボタン1
4に代えて、袋状の弾性部材(第1操作部材に相当)9
2を設けた点である。
【0044】前記弾性部材92の周囲には、弾性部材9
2の内部空間と連通される切溝94、94…が形成され
ている。この切溝94は図7、図8に示すように、弾性
部材92が押し潰されると開口される特性を有してお
り、これによって、送水切換ピストン48の内部空間4
9と送気切換ピストン50の内部空間51とが連通され
る。
【0045】このように構成された第2の実施の形態の
バルブ構造によれば、図7に示したように、弾性部材9
2を術者の指90で押し潰す(1段押し操作に相当)
と、切溝94、94…が開口されるので、送水切換ピス
トン48の内部空間49と送気切換ピストン50の内部
空間51とが連通される。同時に、送水ボタン52の空
気リーク孔95が術者の指90で閉塞されるので、前記
内部空間49に吹き出されている給気管24からの空気
は、空気リーク孔95から漏れることなく、送気切換ピ
ストン50の内部空間51を介して送気管44に流れ
る。これによって、体腔内に空気を供給することができ
る。
【0046】次に、図8に示したように、送水ボタン5
2を押下する(2段押し操作に相当)と、送水切換ピス
トン48の連通口64がポート54から退避する位置に
送水切換ピストン48が押下されるので、空気の供給が
停止される。そして、送水切換ピストン48の連通溝6
6がポート56とポート60とを連通させる位置に、送
水切換ピストン48が位置するので、送水管46に水が
流れる。これによって、体腔内に水を供給することがで
きる。
【0047】ところで、弾性部材92が潰されていない
図6の状態において、前述した逆流現象が発生すると、
逆流してきた前記液体は、送気切換ピストン50の内部
空間51に流れるが、この時、弾性部材92は潰されて
いないので、即ち、切溝94は開口されていないので、
送水切換ピストン48の内部空間49と送気切換ピスト
ン50の内部空間51とは遮断されている状態にある。
【0048】したがって、前記液体は、送水切換ピスト
ン48の内部空間49に流出しない。要するに、第2の
実施の形態のバルブ構造では、弾性部材92が逆止弁の
機能を発揮するので、専用の逆止弁が不要になり、これ
によって、送気の圧力損失を最小限に抑えることができ
る。
【0049】図9〜図13は、第3の実施の形態のバル
ブ構造を示す断面図であり、図3〜図5に示した第1の
実施の形態のバルブ構造と同一又は類似の部材について
は同一の符号を付してその説明は省略する。
【0050】第1の実施の形態のバルブ構造に対する第
3の実施の形態のバルブ構造の相違点は、送気ボタン1
4に代えて、コイルばね(第1操作部材に相当)114
を設けた点である。
【0051】前記コイルばね114は、図10に示すよ
うに、送気切換ピストン50の先端に外嵌されて取り付
けられ、このコイルばね114の先端に円柱状の蓋11
6が取り付けられている。また、コイルばね114は、
隣り合うコイル同士が密着するように形成され、これに
よって、図9、図10に示したように、送水切換ピスト
ン48の内部空間49と送気切換ピストン50の内部空
間51とが遮断されている。また、コイルばね114
は、図11〜図13に示すように圧縮されると曲げ変形
して座屈し、隣り合うコイル同士の間に隙間が形成され
る。これによって、送水切換ピストン48の内部空間4
9と送気切換ピストン50の内部空間51とが前記隙間
を介して連通される。
【0052】このように構成された第3の実施の形態の
バルブ構造によれば、図11、図12に示したように、
蓋116を術者の指90で押下する(1段押し操作に相
当)と、コイルばね114が座屈して、隣り合うコイル
同士の間に隙間が形成されるので、送水切換ピストン4
8の内部空間49と送気切換ピストン50の内部空間5
1とが連通される。同時に、送水ボタン52の空気リー
ク孔95が術者の指90で閉塞されるので、前記内部空
間49に吹き出されている給気管24からの空気は、空
気リーク孔95から漏れることなく、送気切換ピストン
50の内部空間51を介して送気管44に流れる。これ
によって、体腔内に空気を供給することができる。
【0053】次に、図13に示したように、送水ボタン
52を押下する(2段押し操作に相当)と、送水切換ピ
ストン48の連通口64がポート54から退避する位置
に送水切換ピストン48が押下されるので、空気の供給
が停止される。そして、送水切換ピストン48の連通溝
66がポート56とポート60とを連通させる位置に、
送水切換ピストン48が位置するので、送水管46に水
が流れる。これによって、体腔内に水を供給することが
できる。
【0054】ところで、コイルばね114が座屈されて
いない図9、図10の状態において、前述した逆流現象
が発生すると、逆流してきた前記液体は、送気切換ピス
トン50の内部空間51に流れるが、この時、コイルば
ね114の隣り合うコイル同士は密着しているので、送
水切換ピストン48の内部空間49と送気切換ピストン
50の内部空間51とは遮断されている状態にある。
【0055】したがって、前記液体は、送水切換ピスト
ン48の内部空間49に流出しない。要するに、第3の
実施の形態のバルブ構造では、コイルばね114が逆止
弁の機能を発揮するので、専用の逆止弁が不要になり、
これによって、送気の圧力損失を最小限に抑えることが
できる。また、第3の実施の形態のバルブ構造は、コイ
ルばね114によって弁部材を構成しているので、設計
及び製造が容易である。
【0056】なお、図9、図10は、蓋116が送気切
換ピストン50と同軸上に配置された例であるが、図1
4に示すように、蓋116の軸117が送気切換ピスト
ン50の軸118に対して平行にずれた位置になるよう
に蓋116を配置してもよい。この場合、蓋116を押
下操作した際にコイルばね114のコイル同士の隙間が
形成され易くなり、蓋116を押下操作した際の送気動
作の反応が速くなる。また、図15に示すように、蓋1
16の軸117と送気切換ピストン50の軸118とを
所定の角度をもって配置した場合も同様に、コイルばね
114のコイル同士の隙間が形成され易く、蓋116を
押下操作した際の反応性が向上する。
【0057】図16〜図19は、第4の実施の形態のバ
ルブ構造を示す断面図であり、図3〜図5に示した第1
の実施の形態のバルブ構造と同一又は類似の部材につい
ては同一の符号を付してその説明は省略する。
【0058】第1の実施の形態のバルブ構造に対する第
4の実施の形態のバルブ構造の相違点は、送気ボタン1
4に代えて、シャッタ板96、スプリング(付勢部材に
相当)98、及びボタン(押動部材に相当)100から
なる操作部材(第1操作部材に相当)を設けた点であ
る。
【0059】前記シャッタ板96は、送気切換ピストン
50の上端部に連結された連結管102内に上下移動自
在に配置されるとともに、前記スプリング98の付勢力
によって上方に付勢された状態で取り付けられている。
また、シャッタ板96には図17に示すように、連通孔
97、97…が形成されている。図16、図17の状態
において前記連通孔97は、連結管102の上面に当接
されているので、閉塞された状態にある。よって、内部
空間49と内部空間51とはシャッタ板96によって遮
断されている。一方、シャッタ板96が図18、図19
に示すようにボタン100によって押下されると、前記
内部空間49と内部空間51とはシャッタ板96の連通
孔97を介して連通される。
【0060】このように構成された第4の実施の形態の
バルブ構造によれば、図18に示したように、ボタン1
00を術者の指90で1段押し操作すると、シャッタ板
96が押下されるので、前記内部空間49と内部空間5
1とが連通される。同時に、送水ボタン52の空気リー
ク孔95が術者の指90で閉塞されるので、前記内部空
間49に吹き出されている給気管24からの空気は、空
気リーク孔95から漏れることなく、送気切換ピストン
50の内部空間51を介して送気管44に流れる。これ
によって、体腔内に空気を供給することができる。
【0061】次に、図19に示したように、送水ボタン
52を押下する(2段押し操作に相当)と、送水切換ピ
ストン48の連通口64がポート54から退避する位置
に送水切換ピストン48が押下されるので、空気の供給
が停止される。そして、送水切換ピストン48の連通溝
66がポート56とポート60とを連通させる位置に、
送水切換ピストン48が位置するので、送水管46に水
が流れる。これによって、体腔内に水を供給することが
できる。
【0062】ところで、シャッタ板96が押下されてい
ない図16、図17の状態において、前述した逆流現象
が発生すると、逆流してきた液体は、送気切換ピストン
50の内部空間51に流れるが、この時、シャッタ板9
6は押下されていないので、内部空間49と内部空間5
1とは遮断されている状態にある。
【0063】したがって、前記液体は、内部空間51に
流出しない。要するに、第4の実施の形態のバルブ構造
では、シャッタ板96を有する操作部材が逆止弁の機能
を発揮するので、専用の逆止弁が不要になり、これによ
って、送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。
【0064】図20〜図23は、第5の実施の形態のバ
ルブ構造を示す断面図であり、図3〜図5に示した第1
の実施の形態のバルブ構造と同一又は類似の部材につい
ては同一の符号を付してその説明は省略する。
【0065】第1の実施の形態のバルブ構造に対する第
5の実施の形態のバルブ構造の相違点は、送気ボタン1
4に代えて、シャッタ板104、板ばね(付勢部材に相
当)106、及びボタン(押動部材に相当)108から
なる操作部材(第1操作部材に相当)を設けた点であ
る。
【0066】前記シャッタ板104は逆L字状に形成さ
れ、送気切換ピストン50の上端部に連結された連結管
110の上部に、図21に示すピン112を介して揺動
自在に連結されている。また、シャッタ板104は、シ
ャッタ板104と連結管110との間に配置された前記
板ばね106の付勢力によって、連結管110の側面に
形成された連通孔111を閉成する方向に付勢されてい
る。この状態において、内部空間49と内部空間51と
はシャッタ板104によって遮断されている。一方、シ
ャッタ板104が図22、図23に示すようにボタン1
08によって揺動されると、シャッタ板104が前記連
通孔111から退避するので、前記内部空間49と内部
空間51とが連通孔111を介して連通される。
【0067】このように構成された第5の実施の形態の
バルブ構造によれば、図22に示したように、ボタン1
08を術者の指90で1段押し操作すると、シャッタ板
104が揺動されるので、前記内部空間49と内部空間
51とが連通孔111を介して連通される。同時に、送
水ボタン52の空気リーク孔95が術者の指90で閉塞
されるので、前記内部空間49に吹き出されている給気
管24からの空気は、空気リーク孔95から漏れること
なく、送気切換ピストン50の内部空間51を介して送
気管44に流れる。これによって、体腔内に空気を供給
することができる。
【0068】次に、図23に示したように、送水ボタン
52を押下する(2段押し操作に相当)と、送水切換ピ
ストン48の連通口64がポート54から退避する位置
に送水切換ピストン48が押下されるので、空気の供給
が停止される。そして、送水切換ピストン48の連通溝
66がポート56とポート60とを連通させる位置に、
送水切換ピストン48が位置するので、送水管46に水
が流れる。これによって、体腔内に水を供給することが
できる。
【0069】ところで、シャッタ板104が揺動操作さ
れていない図20の状態において、前述した逆流現象が
発生すると、逆流してきた液体は、送気切換ピストン5
0の内部空間51に流れるが、この時、シャッタ板10
4は揺動操作されていないので、連通孔111はシャッ
タ板104で閉成され、内部空間49と内部空間51と
は遮断されている状態にある。
【0070】したがって、前記液体は、内部空間51に
流出しない。要するに、第5の実施の形態のバルブ構造
では、シャッタ板104を有する操作部材が逆止弁の機
能を発揮するので、専用の逆止弁が不要になり、これに
よって、送気の圧力損失を最小限に抑えることができ
る。なお、前記板ばね106は、前記逆流現象で生じた
圧力でシャッタ板104が揺動(連通孔111を開放)
させないような、比較的大きいばね定数のものが使用さ
れている。
【0071】本実施の形態では、第1操作部材として送
気ボタン14、弾性部材92、コイルばね114、シャ
ッタ板96、104を例示したが、これに限られるもの
ではなく、これらの第1操作部材と同様な機能を有する
ものであれば、如何なる構造のものでも適用することが
できる。
【0072】また、本実施の形態では図1に示すよう
に、手元操作部10に接眼部20が設けられた直視用の
内視鏡について説明したが、電子内視鏡に本実施の形態
の送気送水バルブ構造を適用できることはいうまでもな
い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
の送気送水バルブ構造によれば、第1操作部材に逆止弁
の機能を持たせたので、専用の逆止弁が不要になり、こ
れによって、送気の圧力損失を最小限に抑えることがで
きる。
【0074】また、本発明は、前記第1操作部材として
ボタン、弾性部材、又はシャッタ板を採用したので、空
気は送気管に抵抗を受けることなく流れるようになり、
送気の圧力損失を最小限に抑えることができる。
【0075】また、本発明は、送気管及び送水管をスト
レート管で構成したので、送気管及び送水管に洗浄用ブ
ラシが挿入し易くなり、送気管及び送水管の洗浄が簡単
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る送気送水バル
ブ構造が適用された内視鏡手元操作部の斜視図
【図2】図1に示した内視鏡手元操作部の断面図
【図3】第1の実施の形態に係る送気送水バルブ構造を
示す断面図
【図4】図3に示した送気送水バルブ構造の操作部材が
1段押し操作された状態を示す断面図
【図5】図3に示した送気送水バルブ構造の操作部材が
2段押し操作された状態を示す断面図
【図6】第2の実施の形態に係る送気送水バルブ構造を
示す断面図
【図7】図6に示した送気送水バルブ構造の操作部材が
1段押し操作された状態を示す断面図
【図8】図6に示した送気送水バルブ構造の操作部材が
2段押し操作された状態を示す断面図
【図9】第3の実施の形態に係る送気送水バルブ構造を
示す断面図
【図10】図9に示した送気送水バルブ構造の要部拡大
断面図
【図11】図9に示した送気送水バルブ構造の操作部材
が1段押し操作された状態を示す断面図
【図12】図11に示した送気送水バルブ構造の要部拡
大断面図
【図13】図9に示した送気送水バルブ構造の操作部材
が2段押し操作された状態を示す断面図
【図14】図10と別形状のバルブ構造を示す要部拡大
断面図
【図15】図10と別形状のバルブ構造を示す要部拡大
断面図
【図16】第4の実施の形態に係る送気送水バルブ構造
を示す断面図
【図17】図16に示した送気送水バルブ構造の要部拡
大断面図
【図18】図16に示した送気送水バルブ構造の操作部
材が1段押し操作された状態を示す断面図
【図19】図16に示した送気送水バルブ構造の操作部
材が2段押し操作された状態を示す断面図
【図20】第5の実施の形態に係る送気送水バルブ構造
を示す断面図
【図21】図20に示した送気送水バルブ構造の要部拡
大断面図
【図22】図20に示した送気送水バルブ構造の操作部
材が1段押し操作された状態を示す断面図
【図23】図20に示した送気送水バルブ構造の操作部
材が2段押し操作された状態を示す断面図
【符号の説明】
10…手元操作部、14…送気ボタン、26…給水管、
42…シリンダ、44…送気管、46…送水管、48…
送水切換ピストン、50…送気切換ピストン、52…送
水ボタン、92…弾性部材、94…切溝、96、104
…シャッタ板、114…コイルばね
フロントページの続き (72)発明者 近藤 光夫 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA00 BB01 CC04 DD03 FF11 FF42 HH02 HH04 HH14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の手元操作部に設けられた送気送
    水バルブのシリンダであって、該シリンダ内に空気を供
    給する給気管及び水を供給する給水管と、該シリンダ内
    に供給された前記空気を内視鏡の挿入部先端に形成され
    た送気送水口に導く送気管及びシリンダ内に供給された
    前記水を前記送気送水口に導く送水管とが接続されたシ
    リンダと、 前記シリンダに摺動自在に嵌挿され、その内部空間と前
    記給気管と連通させる連通口、及び前記給水管と送水管
    とを連通させる連通路が形成された筒状の第1ピストン
    と、 前記第1ピストンの内側に配置され、その内部空間が前
    記送気管に連通された筒状の第2ピストンと、 前記第2ピストンに設けられるとともに1段押し操作及
    び2段押し操作可能に構成され、1段押し操作されると
    前記第1ピストンの内部空間と第2ピストンの内部空間
    とを連通させることができ、押し操作されない時には第
    1ピストンの内部空間と第2ピストンの内部空間とを遮
    断させる第1操作部材と、 前記第1操作部材の2段押し操作で押動されるとともに
    前記第1ピストンに連結され、第1操作部材が2段押し
    操作されると、第1ピストンの前記連通口が前記給気管
    から退避する位置に第1ピストンを位置させるととも
    に、第1ピストンの前記連通路が前記給水管と送水管と
    を連通させる位置に第1ピストンを位置させる第2操作
    部材と、 からなることを特徴とする内視鏡の送気送水バルブ構
    造。
  2. 【請求項2】 前記第1操作部材は、前記第1ピストン
    の内部空間と前記第2ピストンの内部空間とを連通させ
    る連通孔が形成されたボタンであることを特徴とする請
    求項1記載の内視鏡の送気送水バルブ構造。
  3. 【請求項3】 前記第1操作部材は、前記第1ピストン
    の内部空間と前記第2ピストンの内部空間とを連通させ
    るとともに遮断させる切溝がその周囲に形成された袋状
    の弾性部材であり、該弾性部材の前記切溝は、弾性部材
    が押し潰す方向に弾性変形されると開口されて双方の前
    記内部空間を連通させることを特徴とする請求項1記載
    の内視鏡の送気送水バルブ構造。
  4. 【請求項4】 前記第1の操作部材は、隣り合うコイル
    同士が密着したコイルばねであり、該コイルばねは、隣
    り合うコイル同士が密着することによって前記第1ピス
    トンの内部空間と前記第2ピストンの内部空間とを遮断
    するとともに、圧縮して座屈させることによって前記隣
    り合うコイル同士の間に隙間を形成し、該隙間を介して
    前記第1ピストンの内部空間と前記第2ピストンの内部
    空間とを連通させることを特徴とする請求項1記載の内
    視鏡の送気送水バルブ構造。
  5. 【請求項5】 前記第1操作部材は、 前記第1ピストンの内部空間と前記第2ピストンの内部
    空間とを連通させる開口部に設けられ、操作されること
    により前記開口部を開放又は閉成するシャッタ板と、 前記開口部を閉成する方向に前記シャッタ板を付勢する
    付勢部材と、 前記付勢部材の付勢力に抗して前記シャッタ板を前記開
    口部を開放する方向に押動操作する押動部材と、 からなることを特徴とする請求項1記載の内視鏡の送気
    送水バルブ構造。
  6. 【請求項6】 前記送気管及び前記送水管は、ストレー
    ト管であることを特徴とする請求項1記載の内視鏡の送
    気送水バルブ構造。
  7. 【請求項7】 前記送気管は、前記シリンダ内径内の範
    囲において、該シリンダ軸の長手平行方向に所定長さ配
    置されていることを特徴とする請求項1記載の内視鏡の
    送気送水バルブ構造。
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