[go: up one dir, main page]

JP2000278279A - 無線伝送方法及び無線伝送装置 - Google Patents

無線伝送方法及び無線伝送装置

Info

Publication number
JP2000278279A
JP2000278279A JP8009999A JP8009999A JP2000278279A JP 2000278279 A JP2000278279 A JP 2000278279A JP 8009999 A JP8009999 A JP 8009999A JP 8009999 A JP8009999 A JP 8009999A JP 2000278279 A JP2000278279 A JP 2000278279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station
state
communication
wireless transmission
wireless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8009999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4352497B2 (ja
Inventor
Shigeru Sugaya
茂 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP08009999A priority Critical patent/JP4352497B2/ja
Priority to US09/532,828 priority patent/US6832091B1/en
Publication of JP2000278279A publication Critical patent/JP2000278279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4352497B2 publication Critical patent/JP4352497B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • H04W40/04Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing based on wireless node resources
    • H04W40/10Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing based on wireless node resources based on available power or energy
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S370/00Multiplex communications
    • Y10S370/908Local area network

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央制御局などからの信号を無線ネットワー
ク内で中継伝送する場合に、その中継伝送する局の選定
が良好に行えるようにする。 【解決手段】 複数の通信局で構成される無線ネットワ
ーク内での無線伝送を、中央制御局として設定された通
信局からの制御により行う場合に、複数の通信局の内の
少なくとも1つの通信局は、自局への電源の供給状態又
は可搬性の有無に基づいて、他局から無線送信される信
号の中継伝送の可否を判断し、中継伝送が可能であると
判断したとき、自局を中継伝送ができる状態に設定する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無線信号に
より各種情報を伝送して、複数の機器間でローカルエリ
アネットワーク(LAN)を構成する場合に適用して好
適な無線伝送方法と、この無線伝送方法を適用した無線
伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭内,オフィス内などの比較的
狭い範囲内において、各種映像機器やパーソナルコンピ
ュータ装置とその周辺装置などの複数の機器間で、それ
らの機器が扱うデータを伝送できるようにローカルエリ
アネットワークを組む場合、各機器間を何らかの信号線
で直接接続させる代わりに、各機器に無線信号の送受信
装置(無線伝送装置)を接続して、無線伝送でデータ伝
送できるようにすることがある。
【0003】無線伝送でローカルエリアネットワークを
構成させることで、各機器間を直接信号線などで接続す
る必要がなく、システム構成を簡単にすることができ
る。
【0004】ところで、無線伝送装置を複数台用意して
ローカルエリアネットワークを組んだ場合に、複数の伝
送装置から同時に信号が送信されると、伝送エラーが発
生する可能性がある。このため、ネットワーク内の各伝
送装置間の通信を、何らかの方法でアクセス制御する必
要がある。
【0005】従来から知られているアクセス制御方法と
しては、例えば小規模無線ネットワークにおいては、ス
ター型接続による中心部分の伝送装置(中央制御局:ル
ートノード)によって、ネットワーク内の各伝送装置
(端末局:ノード)間の通信を一元的に管理する方法が
ある。例えば、ポーリング制御によりネットワーク内の
通信を管理する方法がある。この方法は、ネットワーク
内の中央制御局が、ネットワーク内の他のノードに対し
て順番にポーリングを行う制御信号を伝送して、各ノー
ドからの送信が、ポーリングにより順番に行われるよう
にしたものである。このポーリングにより伝送処理を行
うことで、伝送効率を改善することができる。
【0006】このようなスター型接続によるネットワー
ク構成の場合には、ネットワーク内の全ての通信局が中
央制御局と直接的に無線通信ができることが必要であ
り、ネットワーク構成が限られたものになってしまう。
このため、中央制御局からの制御信号などを、特定の端
末局が中継して、中央制御局と直接無線通信ができない
通信局を、このネットワークの端末局(いわゆる隠れ端
末局)として機能させるようにすることが提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中央制御局
として設定された通信局は、ポーリング用の制御信号や
同期信号などを常時送信する必要があり、常時作動して
いる必要がある。そして、上述した隠れ端末局を設定す
る場合には、その端末局に中央制御局からの制御信号な
どを中継する通信局についても、ポーリング用の制御信
号や同期信号などを常時送信する必要がある。
【0008】従って、制御信号などを中継伝送する通信
局は、常時作動している必要があり、その通信局を構成
する無線通信装置は消費電力が比較的大きい問題があ
る。ここで、各通信局を構成する無線通信装置として、
商用交流電源が接続されて常時電源が供給される構成で
あれば問題ないが、例えば内蔵されたバッテリを電源と
して使用する無線通信装置の場合には、常時中継伝送を
行うようにすると、バッテリの持続時間が非常に短くな
ってしまい、万一バッテリの残量がなくなった場合に
は、この無線通信装置での中継伝送ができなくなって、
隠れ端末局での通信ができなくなってしまう問題があ
る。
【0009】また、中央制御局からの制御信号などを中
継伝送する通信局は、中央制御局と隠れ端末局の双方の
局と直接的に通信ができる位置に設置された無線通信装
置である必要があるが、無線通信装置によっては可搬性
の有る構成とされている場合があり、その無線通信装置
の設置位置が移動する可能性が高い場合がある。即ち、
無線通信装置として比較的小型に構成されて、電源につ
いても内蔵された二次電池などのバッテリを使用する構
成として、例えば携帯用の電子機器に接続されて、設置
場所が随時変化する場合がある。
【0010】ここで、隠れ端末局に対して中継伝送を行
う通信局は、例えば中央制御局が判断したトポロジーマ
ップなどに基づいて、中央制御局と隠れ端末局の双方と
直接的に通信ができる位置に設置された特定の局が指定
されるが、上述したような可搬性の有る無線通信装置が
中継伝送を行う通信局として指定されると、その通信局
の設置位置の移動で、中継伝送ができない状況になる可
能性があり、隠れ端末局での通信ができなくなってしま
う可能性がある。
【0011】なお、ここでは中央制御局からの制御信号
を隠れ端末局に対して中継伝送する場合について説明し
たが、隠れ端末局と他の端末局との間で伝送される信号
を中継伝送する場合の、その中継伝送する局についても
同様の問題がある。
【0012】本発明の目的は、中央制御局などからの信
号を無線ネットワーク内で中継伝送する場合に、その中
継伝送する局の選定が良好に行えるようにすることにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の無線伝送方法
は、複数の通信局で構成される無線ネットワーク内での
無線伝送を、中央制御局として設定された通信局からの
制御により行う無線伝送方法において、複数の通信局の
内の少なくとも1つの通信局は、自局の所定の状態を判
定し、その判定した状態に基づいて、他局から無線送信
される信号の中継伝送の可否を判断し、中継伝送が可能
であると判断したとき、自局を中継伝送ができる状態に
設定するようにしたものである。
【0014】この無線伝送方法によると、各通信局の状
態が中継伝送に適した状態である場合にだけ、その局で
の中継伝送が可能になる。従って、中継伝送に適してな
い状態の場合には、その局での中継伝送が行われないネ
ットワーク構成になる。
【0015】また発明の無線伝送装置は、ネットワーク
内の他の通信局と無線通信を行う無線伝送装置におい
て、無線信号の送信又は受信を行う通信処理手段と、装
置の所定の状態を判定する状態判定手段と、この状態判
定手段での判定に基づいて中継伝送の可否を判断し、そ
の判断に基づいて通信処理手段での中継伝送を実行させ
る制御手段とを備えたものである。
【0016】この無線伝送装置によると、この無線伝送
装置の状態が中継伝送に適した状態である場合にだけ、
この伝送装置での中継伝送が可能になる。従って、中継
伝送に適してない場合には、この伝送装置での中継伝送
が行われない状態に設定される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付図面を参照して説明する。
【0018】本例においては、例えば家庭内や比較的小
規模なオフィス内などで映像データ,音声データやコン
ピュータ用データなどの送受信を行うシステムとして構
成されたネットワークシステムに適用したもので、まず
図1を参照して本例のシステム構成を説明する。本例の
ネットワークシステムは、ネットワークを構成する無線
伝送装置の最大の数が予め決めてあり、例えば最大で1
6台の無線伝送装置でネットワークが組まれるようにし
てあり、図1は8台の無線伝送装置1〜7,10を配置
した状態を示す。各無線伝送装置1〜7,10は、送信
及び受信を行うアンテナ1a〜7a,10aが接続して
ある。各無線伝送装置1〜7,10には、映像信号再生
装置,モニタ装置,コンピュータ装置,プリンタ装置な
どの各種処理装置(図示せず)が個別に接続してあり、
これらの処理装置間でデータ伝送が必要な場合に、接続
された無線伝送装置を経由してデータ伝送が行われる。
【0019】8台の無線伝送装置1〜7,10は通信局
であるノードとして機能し、各装置の識別番号である識
別IDが予め個別に付与してある。即ち、伝送装置10
は、識別IDとして♯0が付与してあり、伝送装置1か
ら伝送装置7には、♯1から♯7までの識別IDが順に
付与してある。
【0020】この場合、ネットワークシステム内の任意
の1台の無線伝送装置を、中央制御局として機能するル
ートノードとして設定し、この制御局からのポーリング
制御で、各ノード間の無線通信が実行されるシステム構
成としてある。この制御局は、基本的にはシステム内の
他の全ての通信局と直接的に無線通信ができる位置に配
置された無線伝送装置を使用するのが理想である。ここ
ではネットワークシステム内のほぼ中央に配置された識
別ID♯0の無線伝送装置10を、中央制御局としてあ
り、この中央のルートノードから周辺の他の通信局が制
御されるいわゆるスター型接続構成としてある。なお、
以下の説明で単に通信局と述べた場合には、中央制御局
も含むものとする。
【0021】ここで本例においては、識別ID♯7の無
線伝送装置7については、この中央制御局である無線伝
送装置10と直接的には無線通信ができない位置に配置
してある。但し、無線伝送装置7は、識別ID♯3の無
線伝送装置3と識別ID♯6の無線伝送装置6との間で
は、直接的に無線通信ができる位置に配置してある。
【0022】図2は、本例における各通信局及び制御局
の配置状態での、各局間の通信状態を示す物理的なトポ
ロジーマップを示す図であり、矢印で接続して示す通信
局間で、直接的に通信ができる状態となっている。図2
に破線で示すエリアaが、ルートノードである通信局1
0と直接的に無線通信ができる範囲である。ここでは、
基本的に各通信局1〜7,10は、隣接した位置にある
通信局との間でだけ直接的に通信ができる状態となって
いる。例えば、識別ID♯1の通信局1は、その通信局
1の周囲に配された識別ID♯2,♯4,♯0の通信局
2,4,10とだけ直接的に通信ができる。他の通信局
についても同様であり、ほぼ中央に配置してある通信局
(制御局)10については、識別ID♯7の通信局7以
外の他の全ての通信局1〜6と直接的に通信ができる。
なお、直接的に通信ができない通信局間で通信を行う場
合には、他の通信局で伝送データを中継する処理を行
う。中央制御局10と直接通信ができない通信局(いわ
ゆる隠れ端末局)7に対しては、その端末局7に対して
指定された中継用親局(端末局3又は6)が、中央制御
局からの制御情報などを中継伝送する。この中継用親局
を選定する処理については後述する。
【0023】各通信局を構成する無線伝送装置1〜7,
10の構成例を図3に示すと、ここでは各無線伝送装置
1〜7,10は基本的に共通の構成(中央制御局として
機能させるための制御構成のみが他の通信局と異なる)
とされ、送信及び受信を行うアンテナ21と、このアン
テナ21に接続されて、無線信号の送信処理及び無線信
号の受信処理を行う無線処理部22を備えて、他の伝送
装置との間の無線伝送ができる構成としてある。この場
合、本例の無線処理部22で送信及び受信が行われる伝
送方式としては、例えばOFDM(Orthogonal Frequen
cy Division Multiplex :直交周波数分割多重)方式と
称されるマルチキャリア信号による伝送方式を適用し、
送信及び受信に使用する周波数としては、例えば非常に
高い周波数帯(例えば5GHz帯)が使用される。また
本例の場合には、送信出力については、比較的弱い出力
が設定され、例えば屋内で使用する場合、数mから数十
m程度までの比較的短い距離の無線伝送ができる程度の
出力としてある。
【0024】そして、無線処理部22で受信した信号の
データ変換及び無線処理部22で送信する信号のデータ
変換を行うデータ変換部23を備える。このデータ変換
部23で変換されたデータを、インターフェース部24
を介して接続された処理装置に供給すると共に、接続さ
れた処理装置から供給されるデータを、インターフェー
ス部24を介してデータ変換部23に供給して変換処理
できる構成としてある。ここで、インターフェース部2
4を外部の装置と接続する際には、例えばIEEE13
94規格として規定された方式のバスラインを使用して
接続する。この規格のバスラインの場合には、データや
クロックを伝送するための信号線の他に、電源供給線が
設けてある場合もある。
【0025】無線伝送装置内の各部は、マイクロコンピ
ュータなどで構成された制御部25の制御に基づいて処
理を実行する構成としてある。この場合、無線処理部2
2で受信した信号が制御信号である場合には、その受信
した制御信号をデータ変換部23を介して制御部25に
供給して、制御部25がその受信した制御信号で示され
る状態に各部を設定する構成としてある。また、制御部
25から他の伝送装置に対して伝送する制御信号につい
ても、制御部25からデータ変換部23を介して無線処
理部22に供給し、無線送信するようにしてある。受信
した信号が同期信号である場合には、その同期信号の受
信タイミングを制御部25が判断して、その同期信号に
基づいたフレーム周期を設定して、そのフレーム周期で
通信制御処理を実行する構成としてある。また、制御部
25には内部メモリ26が接続してあり、その内部メモ
リ26に、通信制御に必要なデータを一時記憶させるよ
うにしてある。
【0026】また、本例の無線伝送装置は電源回路27
を備えて、この電源回路27が装置内の各回路を作動さ
せる電源を供給する構成としてある。ここで、電源回路
27は、商用交流電源などの外部電源用コンセントと接
続されるプラグ28を備えて、このプラグ28を介して
得られる外部電源(商用交流電源など)を整流・変圧し
て、無線伝送装置内の各回路を作動させる直流低圧電源
として、各回路に供給する。また、インターフェース部
24に接続されたバスラインが電源供給線を備えたライ
ンであり、そのバスラインを介して接続された機器側か
ら電源が無線伝送装置に供給される場合には、そのイン
ターフェース部24に供給される電源を電源回路27に
供給して、無線伝送装置内の各回路を作動させる電源と
して使用することもできる。さらに、電源回路27とし
て二次電池29が接続されている場合には、外部電源が
供給される際に二次電池29を充電させて、プラグ28
からの外部電源やインターフェース部24からの電源の
供給がないときに、二次電池29の充電電流を電源とし
て使用しても良い。
【0027】ここで、本例の電源回路27は、どの電源
(即ち外部電源,バスラインを介して供給される電源,
電池を使用した電源)を使用中であるのか判定して、そ
の判定したデータを制御部25に供給するようにしてあ
る。制御部25では、その電源の使用状態のデータに基
づいて、この無線伝送装置で実現できる機能を判断し、
対応したように設定するようにしてある。その電源の供
給状態に基づいた処理の詳細については後述する。
【0028】また本例の無線伝送装置には、例えばその
装置の底面部などにスイッチ25aが設けてあり、その
スイッチ25aの状態に基づいて、制御部25が装置の
設置状態を判断するようにしてある。図4は、このスイ
ッチ25aの例を示したもので、例えば無線伝送装置2
0の底面部にスイッチ25aが配置してあり、この無線
伝送装置20を何らかの台の上などに置いたとき、スイ
ッチ25aがオン状態になる構成としてある。図4で
は、無線伝送装置20を、携帯用コンピュータ装置30
に接続させた例としてある。制御部25は、このスイッ
チ25aの状態に基づいて、この無線伝送装置で実現で
きる機能を判断するようにしてある。その設置状態の判
断に基づいた処理の詳細についても後述する。
【0029】また本例の無線伝送装置は、図示しない表
示部を備えて、動作状態などを制御部25の制御により
表示できるようにしてある。この表示部としては、液晶
表示パネルなどを使用して、文字,記号などで動作状態
を表示したり、或いは発光ダイオードなどで構成される
複数のパイロットランプを備えて、そのパイロットラン
プの点灯状態で動作状態を表示させる構成としても良
い。
【0030】図5は、本例のネットワークシステム内で
各通信局(無線伝送装置1〜7,10)間で伝送される
信号の構成を示したもので、本例においてはフレーム周
期を規定してデータの伝送を行う構成としてある。即
ち、図5に示すように、所定の期間で1フレーム期間を
規定し、その1フレーム期間の先頭部分の所定区間を管
理情報伝送領域とし、その管理情報伝送領域内に、管理
情報同報区間と局同期送受区間とが設定してある。ま
た、各フレームの管理情報伝送領域以外の区間を、メデ
ィア情報伝送領域としてあり、このメディア情報伝送領
域で各種データがポーリング制御などで伝送される。
【0031】管理情報同報区間では、中央制御局10か
らシステムに共通の管理情報の送信を行うようにしてあ
る。この管理情報としては、例えばネットワークシステ
ム内でフレーム同期をとるのに必要な同期データや、ネ
ットワークシステムに固有の識別番号データや、ネット
ワーク内のトポロジーマップのデータなどの管理情報を
送信する。
【0032】1フレーム内の局同期送受区間は、等間隔
で所定数(ここでは16)のスロットが設定してあり、
この1フレーム内の16スロットが、このネットワーク
システム内の16の通信局にそれぞれ割当ててある。こ
のスロット割当てとしては、例えば先頭のスロットから
順に識別ID♯0の通信局用スロット,識別ID♯1の
通信局用スロット,識別ID♯2の通信局用スロット,
‥‥識別ID♯15の通信局用スロットとしてある。各
通信局に割当てられたスロットでは、そのスロットに対
応した通信局から局同期信号を送信する構成としてあ
る。ここでは8台の通信局でネットワークシステムを構
成してあるので、8個のスロット(ここでは先頭から8
スロット)が使用され、残りのスロットは使用されない
(即ちデータが伝送されない)。局同期信号には、例え
ば各通信局に付与された識別IDのデータを付与すると
共に、その局で受信できる通信局に関するデータ(1フ
レーム前の局同期信号の受信状態に基づいた生成させた
データ)などが含まれる。
【0033】図6は、局同期信号の構成の一例を示した
ものである。先頭から順にパケットID,ステーション
ID,ネットワーク情報,フレーム同期情報,局同期信
号受信情報,電源供給情報,移動可能性の有無の情報な
どが配置してある。ここで、電源供給情報としては、各
通信局を構成する無線伝送装置への電源供給状態に関す
る情報である。例えば、この通信局が作動用に使用して
いる電源として、商用交流電源又は接続された他の機器
からの電源を使用しているのか、或いは内蔵された二次
電池を電源として使用しているのかの区別を示す情報で
あり、各通信局内の制御部25が生成させる。移動可能
性の有無の情報としては、この通信局を構成する無線電
源装置の可搬性の有無の情報であり、各通信局内の制御
部25が生成させる。
【0034】局同期送受区間の各スロットで送信される
局同期信号については、ネットワークシステム内の各通
信局で受信処理される。局同期信号の送信処理と受信処
理については後述する。
【0035】メディア情報伝送領域では、中央制御局の
アクセス制御に基づいて、各通信局間でのデータ転送
(伝送)処理が行われる。この中央制御局によるアクセ
ス制御としては、例えば中央制御局からのポーリング制
御により実行される。このポーリング制御処理は、中央
制御局から各通信局をポーリング応答要求信号で順に呼
び出して、1台の通信局毎に順次伝送が実行されるもの
である。
【0036】そして、ポーリング応答要求信号で指定さ
れた識別IDの通信局では、送信するデータがあると
き、そのポーリング応答要求信号を受信すると、直ちに
データの送信処理を行う。
【0037】なお、メディア情報伝送領域でのデータ伝
送として、このようなポーリングによる伝送ではなく、
1フレームのメディア情報伝送領域を予め複数のスロッ
トに分割して、その分割された各スロットを、中央制御
局の制御で送信要求がある通信局に割り当てて無線伝送
させても良い。
【0038】このときの送信処理としては、例えばアシ
ンクロナス(非同期)転送モードによるデータ転送と、
アイソクロナス(同期)転送モードによるデータ転送と
を、伝送されるデータの種類により使い分けることが考
えられる。このアシンクロナス転送モードとアイソクロ
ナス転送モードは、例えば制御データなどの比較的短い
データの伝送にアシンクロナス転送モードが使用され、
映像データ,音声データなどのリアルタイム転送を必要
とするデータの伝送にアイソクロナス転送モードが使用
される。このような転送モードが用意された伝送制御方
式としては、例えばIEEE1394規格として規定さ
れた方式が適用できる。
【0039】アシンクロナス転送モードとしては、例え
ば、ポーリング制御による伝送方法を用いて、アイソク
ロナス転送モードとしては、例えば、スロット分割によ
る割り当て伝送を行なうと好適である。
【0040】次に、局同期信号の送信処理と受信処理
を、図7を参照して説明する。上述したように、1フレ
ーム内の局同期送受区間には16スロットが用意されて
いるが、ここでは説明を簡単にするために、第0スロッ
トから第7スロットまでの8個のスロットが用意されて
いるものとし、各スロットが通信局10,1〜7に個別
に割当てられているものとする。
【0041】図7のA〜Hは、8台の通信局での局同期
送受区間での通信状態を示したもので、図7のAは中央
制御局である通信局10での状態を示し、図7のBから
Hまでは、通信局1から通信局7までの状態を順に示
す。図7において、斜線を付して示す範囲では、その通
信局の送信手段である無線処理部22で送信処理Txが
行われて、アンテナ21から無線送信されている状態を
示し、その他のパルス状に立ち上がった区間では、他の
通信局から送信された信号が、その通信局の受信手段で
ある無線処理部22で適正に受信処理された状態を示
し、パルス状に立ち上がってない区間では、正しく受信
できない状態(即ち受信を試みて正しくデータをデコー
ドできない状態)を示す。
【0042】まず中央制御局である識別ID♯0の通信
局10では、図7のAに示すように、第0スロットの区
間で、局同期信号の送信処理Txが行われ、その他のス
ロット(第1スロット以降の区間)では、受信処理が行
われる。ここで、第6スロットまでの区間での受信で
は、それらのスロットに割当てられた通信局1〜6が、
通信局10と直接的に無線通信できる位置にあるので、
その受信信号に含まれるデータを正しくデコードでき
る。これに対して、第7スロットの区間では、通信局7
が通信局10と直接的に無線通信できる位置にないの
で、このスロット位置ではデータの受信はできない。即
ち、通信局10から第0スロットに送信される局同期信
号の伝送状態を図7のAに示すと、通信局10から送信
される信号の届く範囲内には、識別ID♯1〜♯6の通
信局1〜6が位置し、通信局1からの局同期信号は、通
信局1〜6で正しく受信されるが、離れた位置にある識
別ID♯7の通信局7では、通信局10からの局同期信
号は受信できない。
【0043】識別ID♯1〜♯7の通信局1〜7では、
図7のB〜Hに示すように、各通信局に割当てられたス
ロット位置で局同期信号を送信し、その他のスロット位
置では受信処理を行う。即ち識別ID♯1の通信局1で
は、図7のBに示すように、第1スロットでノード同期
信号の送信処理Txを行い、他のスロットで受信処理を
行う。このとき、識別ID♯1の通信局1に隣接する位
置の通信局は、識別ID♯0,♯2,♯4の通信局1
0,2,4であり、通信局1では、図7のBに示すよう
に、これらのノードから第0スロット,第2スロット,
第4スロットに送信されるノード同期信号だけを正しく
受信処理できる。
【0044】識別ID♯2の通信局2では、図7のCに
示すように、第2スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局2に隣接する位置の通信局は、識別ID♯0,♯
1,♯3の通信局10,1,3であり、通信局2では、
図7のCに示すように、これらの通信局から第0スロッ
ト,第1スロット,第3スロットに送信される局同期信
号だけを正しく受信処理できる。
【0045】識別ID♯3の通信局3では、図7のDに
示すように、第3スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局3に隣接する位置の通信局は、識別ID♯0,♯
2,♯6,♯7の通信局10,2,6,7であり、通信
局3では、図7のDに示すように、これらの通信局から
第0スロット,第2スロット,第6スロット,第7スロ
ットに送信される局同期信号だけを正しく受信処理でき
る。
【0046】識別ID♯4の通信局4では、図7のEに
示すように、第4スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局4に隣接する位置の通信局は、識別ID♯0,♯
1,♯5の通信局10,1,5であり、通信局4では、
図7のEに示すように、これらの通信局から第0スロッ
ト,第1スロット,第5スロットに送信される局同期信
号だけを正しく受信処理できる。
【0047】識別ID♯5の通信局5では、図7のFに
示すように、第5スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局5に隣接する位置の通信局は、識別ID♯0,♯
4,♯6の通信局10,4,6であり、通信局5では、
図7のFに示すように、これらの通信局から第0スロッ
ト,第4スロット,第6スロットに送信される局同期信
号だけを正しく受信処理できる。
【0048】識別ID♯6の通信局6では、図7のGに
示すように、第6スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局6に隣接する位置の通信局は、識別ID♯0,♯
3,♯5,♯7の通信局10,3,5,7であり、通信
局6では、図7のGに示すように、これらの通信局から
第0スロット,第3スロット,第5スロット,第7スロ
ットに送信される局同期信号だけを正しく受信処理でき
る。
【0049】識別ID♯7の通信局7では、図7のHに
示すように、第7スロットで局同期信号の送信処理Tx
を行い、他のスロットで受信処理を行う。このとき、通
信局7に隣接する位置の通信局は、識別ID♯3,♯6
の通信局3,6であり、通信局7では、図7のHに示す
ように、これらの通信局から第3スロット,第6スロッ
トに送信される局同期信号だけを正しく受信処理でき
る。
【0050】従って、中央制御局である通信局10で
は、識別ID♯7の通信局7からの局同期信号は受信で
きなく、直接的には通信局7の存在を認識することはで
きないが、識別ID♯3の通信局3からの局同期信号
と、識別ID♯6の通信局6からの局同期信号に含まれ
る情報で、それぞれの局で受信できる局の情報から、中
央制御局である通信局10が、通信局7の存在を認識す
る。
【0051】また、中央制御局である通信局10からの
信号を直接受信することができる通信局1〜6では、こ
の通信局10からの局同期信号の受信タイミングを基準
として、自局に割当てられた送信スロットの位置を判断
する。そして、通信局10からの信号を直接受信できな
い通信局7では、その通信局7で受信できる局同期信号
の受信タイミングを基準として、自局に割当てられた送
信スロットの位置を判断する。即ち、第3スロットの位
置と、第6スロットの位置から、自局に割当てられた第
7スロットの位置を判断する処理を行う。
【0052】次に、各通信局を構成する無線伝送装置の
制御部25で、その装置に接続された電源を判断する処
理を、図8のフローチャートに従って説明する。まず制
御部25は、この装置に商用交流電源が直接供給されて
いるか否か判断する(ステップS11)。ここで、商用
交流電源が供給されていると判断した場合には、常時通
電可能であることを無線伝送装置の表示部に表示させる
(ステップS12)。また、商用交流電源が供給されて
なく、二次電池29を電源として使用している場合に
は、常時通電不可能であることを無線伝送装置の表示部
に表示させる(ステップS13)。なお、この無線伝送
装置に接続された機器(例えば図4に示すコンピュータ
装置30など)からバスラインを介して供給される電源
で作動している場合には、その機器を作動させている電
源が、商用交流電源であるのか、機器に内蔵された電池
を電源としているのかを判断し、ステップS12又はS
13の処理を行う。
【0053】そして、制御部25がこの判断を行うと、
このとき判断した電源の供給状態を内部メモリ26に記
憶させる(ステップS14)。そして、このメモリ26
に記憶させた電源の供給状態の情報を、この通信局から
送信する局同期信号の電源供給情報の区間(図6参照)
に付加して、ネットワーク内に無線送信する。
【0054】なお、図8のフローチャートでは、直接電
源の供給状態を制御部25が判断するようにしたが、こ
のような電源の種類の判断が困難な場合には、制御部2
5内で自動的に供給される電源の種類を判断するように
しても良い。即ち、例えば図9のフローチャートに示す
ように、制御部25はこの通信局を構成する無線伝送装
置が過去の一定時間連続して作動していたか否か判断す
る(ステップS21)。ここでの過去の一定時間とは、
例えば24時間などの比較的長い時間とする。また、こ
こでの連続作動とはスタンバイモードなどの実質的に作
動していると見なせる状態も含む。
【0055】そして、過去の一定時間連続して作動した
と判断したとき、常時通電可能であることを無線伝送装
置の表示部に表示させる(ステップS22)。また、過
去の一定時間連続して作動してないと判断したとき、常
時通電不可能であることを無線伝送装置の表示部に表示
させる(ステップS22)。なお、この無線伝送装置に
接続された機器から電源の供給を受けている場合には、
その機器とのバスラインを介した通信で、その機器の連
続作動状態を判断し、同様の判断を行って、ステップS
22又はS23の処理を行うようにしても良い。
【0056】次に、各通信局を構成する無線伝送装置の
制御部25で、その装置の移動有無を判断する処理を、
図10のフローチャートに従って説明する。まず制御部
25は、制御部25に接続されたスイッチ25aが過去
の一定時間オン状態のまま変化しないか否か判断する
(ステップS31)。ここでの過去の一定時間とは、例
えば24時間、或いは数日間などの比較的長い時間とす
る。
【0057】そして過去の一定時間、スイッチ25aが
オン状態のまま変化しないと判断したとき、移動の可能
性無し(即ち可搬性無し)と判断する(ステップS3
2)。また、過去の一定時間の間に、スイッチ25aが
オフ状態に変化することがあったと判断したとき、移動
の可能性有り(即ち可搬性有り)と判断する(ステップ
S33)。
【0058】そして、制御部25がこの判断を行うと、
このとき判断した移動の可能性の有無の情報を内部メモ
リ26に記憶させる(ステップS34)。そして、この
メモリ26に記憶させた移動の可能性の有無の情報を、
この通信局から送信する局同期信号の移動可能性の情報
の区間(図6参照)に付加して、ネットワーク内に無線
送信する(ステップS35)。
【0059】なお、ここでは無線伝送装置に設けたスイ
ッチの状態により移動の可能性の有無を判断するように
したが、他の通信局との通信状態の変化から、移動の可
能性の有無を自動的に判断するようにしても良い。即
ち、例えば図11に示すように、制御部25が周辺局と
の無線通信状態の情報を獲得する(ステップS41)。
この周辺局との無線通信状態の情報としては、中央制御
局から送信される管理情報に含まれるトポロジーマップ
のデータを使用したり、或いは他の局から送信される同
期信号の、この局での受信状態などから判断する。そし
て、判断した周辺局との無線通信状態が一定時間変化し
ないか否か判断する(ステップS42)。ここでの過去
の一定時間とは、例えば24時間、或いは数日間などの
比較的長い時間とする。
【0060】そして過去の一定時間、周辺局との通信状
態に変化がないと判断したとき、移動の可能性無し(即
ち可搬性無し)と判断する(ステップS43)。また、
過去の一定時間の間に、周辺局との通信状態に変化があ
ると判断したとき、移動の可能性有り(即ち可搬性有
り)と判断する(ステップS44)。
【0061】そして、制御部25がこの判断を行うと、
このとき判断した移動の可能性の有無の情報を内部メモ
リ26に記憶させる(ステップS45)。そして、この
メモリ26に記憶させた移動の可能性の有無の情報を、
この通信局から送信する局同期信号の移動可能性の情報
の区間(図6参照)に付加して、ネットワーク内に無線
送信する(ステップS46)。
【0062】次に、このようにして各局での電源供給状
態と移動可能性の判断情報に基づいた、各局での通信制
御情報の設定について説明する。まず、図2に示すよう
なネットワーク構成を組む場合の各端末局での判断処理
を、図12のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、各局では中央制御局からの管理情報を受信できるか
否か判断する(ステップS51)。ここで、図2のネッ
トワーク構成の場合には、識別ID♯7の通信局7以外
では、中央制御局10からの管理情報を直接受信できる
ので、中央制御局と直接通信ができる端末局である周辺
端末局となる(ステップS59)。
【0063】そしてステップS51で中央制御局からの
管理情報を受信できないと判断した場合には、周辺端末
局からの局同期信号の受信を試みる(ステップS5
2)。この局同期信号の受信で、親局となる候補の局が
あるか否か判断する(ステップS53)。ここでの親局
となる候補の局とは、中央制御局からの管理情報を中継
できる可能性のある局のことであり、親局となる候補の
局がない場合には、ここでは端末局となることを諦め
る。
【0064】ステップS53で親局となる候補の局があ
る場合には、その局から送信される局同期信号に付加さ
れた情報を判断して、電源供給状況の情報を獲得する
(ステップS54)と共に、移動の可能性の情報を獲得
する(ステップS55)。そして、電源供給状況の情報
と移動の可能性の情報とを判断して、その候補の局が中
継伝送が可能な局であるか否か判断する(ステップS5
6)。
【0065】このステップS56での中継伝送が可能な
局であることの判断としては、ここでは電源供給状況が
常時通電可能であると共に移動の可能性がなしの場合
に、中継伝送が可能な局であると判断し、その他の場合
には中継伝送に適さない局であると判断する。ステップ
S56で候補の局が中継伝送に適さない局であると判断
した場合には、ステップS53の判断に戻って、別の候
補局を探す処理を行う。
【0066】そしてステップS56で中継伝送が可能な
局であると判断した場合には、その局に対して中継局と
して指定することを依頼するデータを送信し(ステップ
S57)、自局は隠れ端末局となる(ステップS5
8)。このように隠れ端末局となることで、この局はス
テップS57で中継局となることを依頼した局で中継さ
れた信号に基づいて、ネットワーク内の通信が可能にな
る。例えば図1,図2に示すネットワーク構成の場合に
は、中央制御局10と直接的に通信ができない通信局7
が隠れ端末局になるが、この通信局7と直接的に通信が
できる通信局3又は6のいずれかの局が、ステップS5
6の判断で中継伝送が可能な局である場合(即ち例えば
電源供給状況が常時通電可能であると共に移動の可能性
がなしの場合)に、その通信局3又は6を中継局として
指定した上で、通信局7が隠れ端末局になる。
【0067】次に、中継局としての依頼があった局での
処理を、図13のフローチャートを参照して説明する。
まず、中継局として自局を指定するデータの受信がある
と(ステップS61)、その局では自局の電源供給状況
の情報を獲得する(ステップS62)と共に、自局の移
動可能性の情報を獲得する(ステップS63)。そし
て、それぞれの情報に基づいて自局が中継伝送可能か否
か判断する(ステップS64)。ここでの判断について
は、自局の電源供給状況が常時通電可能であると共に自
局の移動の可能性がなしの場合に、中継伝送可能である
と判断し、その他の場合には中継伝送不可能であると判
断する。
【0068】ここで、中継伝送が可能であると判断した
場合には、応答信号ACKを隠れ端末局側に返送し(ス
テップS65)、隠れ端末局に対する親局としての動作
を開始する(ステップS66)。また、中継伝送不可能
であると判断した場合には、否定応答信号NACKを隠
れ端末局側に返送する(ステップS67)。
【0069】このようにそれぞれの局で電源供給状況と
移動可能性を判定して、それぞれの状況が中継伝送に適
した場合にだけ、隠れ端末局のための中継伝送を行うよ
うに設定することで、無線ネットワークを構成させる際
の隠れ端末局の設定が、その隠れ端末局に対する親局を
良好に選択した上で行える。即ち、親局として二次電池
などで駆動されて連続作動が困難な端末局や、移動の可
能性があって隠れ端末局への中継ができなくなる可能性
のある端末局が、中継用親局として設定されることがな
く、商用電源により連続動作が可能であり、移動の可能
性も少ない局だけを中継局とした隠れ端末局の設定が行
われて、隠れ端末局に対する中継動作が安定して連続的
に行われるようになる。
【0070】なお、ここまで説明した例では、電源の供
給状態と移動の可能性の双方が中継伝送に適した場合
に、中継用親局として設定するようにしたが、電源の供
給状態と移動の可能性のいずれか一方だけを判断して、
その一方の条件(電源の供給状態又は移動の可能性)が
中継用に適した場合に、中継用親局として設定するよう
にしても良い。
【0071】また上述した実施の形態では、隠れ端末局
側で他の局から伝送される情報に基づいて、図12のフ
ローチャートに示す処理で中継用親局として適した局で
あるか否かの判断を行うと共に、隠れ端末局からの指示
により中継用親局となることが依頼された局側でも、図
13のフローチャートに示す処理で自局が中継用親局と
して適した局であるか否か判断するようにしたが、いず
れか一方の側でだけ判断するようにしても良い。即ち、
図12のフローチャートに示すように、隠れ端末局側で
中継用親局の適性が判断できる場合には、隠れ端末局だ
けで判断しても良い。また、隠れ端末局から中継用親局
となることが依頼されたときだけに、図13のフローチ
ャートに示すように、その局が中継用親局となることを
認める処理だけを行うようにしても良い。
【0072】また上述した実施の形態では、電源の供給
状態と移動の可能性とから中継用親局として適している
か否か判断するようにしたが、各局を構成する無線伝送
装置のその他の要因から中継用親局として適しているか
否か判断するようにしても良い。
【0073】また上述した実施の形態では、隠れ端末局
を設定する場合の中継用親局の判断時に、電源の供給状
態又は移動の可能性からその局の適性を判断するように
したが、電源の供給状態又は移動の可能性から、その局
のその他の設定に関する適性を判断するようにしても良
い。例えば、通信局が中央制御局として設定される際
に、その局が中央制御局に適しているか否かの判断を、
電源の供給状態又は移動の可能性から判断するようにし
ても良い。
【0074】図14のフローチャートは、この中央制御
局として設定する際の適性の判断処理の例を示したもの
である。自局を中央制御局として設定する際には、その
局への電源供給状況の情報を獲得する(ステップS7
1)、自局の移動可能性の情報を獲得し(ステップS7
2)、それぞれの情報(電源供給状態及び移動可能性)
から制御局としての動作に適しているか否か判断する
(ステップS73)。ここで、電源供給状態と移動可能
性との双方(又はいずれか一方)から中央制御局として
適していると判断したとき、中央制御局として動作する
ように設定する(ステップS74)。また、電源供給状
態と移動可能性との双方(又はいずれか一方)から中央
制御局として適してないと判断したとき、中央制御局に
はならず、端末局として動作するように設定する(ステ
ップS75)。なお、ステップS75で端末局として設
定した場合には、別の局を中央制御局として設定させる
動作が必要になる。
【0075】さらに上述した実施の形態で説明したフレ
ーム構成や伝送データなどの例については、一例を示し
たものであり、上述した構成に限定されるものではな
い。また、無線伝送装置の構成についても、上述した例
に限定されるものではなく、種々の無線伝送方式に適合
した無線伝送装置で構成される通信ネットワークに、上
述した通信制御処理を適用することが可能である。
【0076】
【発明の効果】請求項1に記載した無線伝送方法による
と、各通信局の状態が中継伝送に適した状態である場合
にだけ、その局での中継伝送が可能になり、中継伝送に
適しない状態の通信局で中継伝送が行われることによる
問題を回避できる。
【0077】請求項2に記載した無線伝送方法による
と、請求項1に記載した発明において、所定の状態は、
電源の供給状態であり、判定した電源の供給状態に基づ
いて中継伝送の可否を判断することで、各通信局への電
源の供給状態が中継伝送に適した場合にだけ、その局で
の中継伝送が行われることになり、例えばバッテリ駆動
などで電源の供給状態に制約がある通信局での中継伝送
が制限されるようになる。
【0078】請求項3に記載した無線伝送方法による
と、請求項1に記載した発明において、所定の状態は、
可搬性の有無の状態であり、判定した可搬性の有無の状
態に基づいて中継伝送の可否を判断することで、例えば
可搬性のある通信局では、その局で実現できる通信機能
が制限された状態になり、通信局の移動などによって中
継伝送ができなくなるような通信障害を防止することが
でき、無線ネットワーク内での無線伝送が確実にできる
ようになる。
【0079】請求項4に記載した無線伝送方法による
と、請求項3に記載した発明において、自局の可搬性の
有無の判定は、自局に接続された機器の可搬性の有無の
判定に基づいて行うことで、接続された機器の可搬性に
基づいて自局が移動する可能性の判断が的確に行える。
例えば、自局が可搬性のある通信装置で構成された場合
であっても、接続された機器が可搬性のない機器である
場合には、可搬性がないとみなして、中継伝送が行える
ように設定することが可能になる。
【0080】請求項5に記載した無線伝送方法による
と、請求項3に記載した発明において、可搬性の有無の
判定は、無線ネットワーク内の他の通信局との無線通信
状態の過去の変化に基づいて行うようにしたことで、例
えば過去の一定期間に中央制御局などの他の特定の通信
局との無線通信状態に変化がないとき、自局の位置が変
化しないと判断して、可搬性がない局であると見なし
て、自動的に可搬性がない局として設定することが可能
になる。
【0081】請求項6に記載した無線伝送方法による
と、請求項1に記載した発明において、所定の状態は、
電源の供給状態と可搬性の有無の状態であり、電源の供
給状態と可搬性の有無の状態の双方の状態に基づいて中
継伝送の可否を判断することで、各通信局への電源の供
給状態と可搬性の有無の状態との双方が中継伝送に適し
た場合にだけ、その局での中継伝送が行われることにな
り、より的確に中継伝送が行える局の設定が行える。
【0082】請求項7に記載した無線伝送方法による
と、請求項1に記載した発明において、判断した可搬性
の有無のデータを、中央制御局又は他の通信局に無線送
信することで、中央制御局などでネットワーク内の伝送
の制御を行う際に、中継伝送できる通信局の判断が的確
にできるようになる。
【0083】請求項8に記載した無線伝送装置による
と、この無線伝送装置の状態が中継伝送に適した状態で
ある場合にだけ、この無線伝送装置で中継伝送が可能な
状態に設定されて、中継伝送に適しない状態である場合
に、この無線伝送装置で中継伝送が行われることによる
問題を回避できる。
【0084】請求項9に記載した無線伝送装置による
と、請求項8に記載した発明において、状態判定手段が
判定する所定の状態は、電源の供給状態であり、制御手
段は電源の供給状態に基づいて中継伝送の可否を判断す
ることで、この無線伝送装置への伝送供給状態が中継伝
送に適した場合にだけ、この無線伝送装置での中継伝送
が可能な状態に設定されて、例えばバッテリ駆動などで
電源の供給状態に制約がある場合の中継伝送が制限され
るようになる。
【0085】請求項10に記載した無線伝送装置による
と、請求項8に記載した発明において、状態判定手段が
判定する所定の状態は、可搬性の有無の状態であり、制
御手段は可搬性の有無の状態に基づいて中継伝送の可否
を判断することで、この無線伝送装置の移動などによっ
て中継伝送ができなくなるような通信障害を防止するこ
とができ、この無線伝送装置が含まれる無線ネットワー
ク内での無線伝送が確実にできるようになる。
【0086】請求項11に記載した無線伝送装置による
と、請求項10に記載した発明において、状態判定手段
での可搬性の有無の判定は、当該装置に接続された機器
の可搬性の有無に基づいて判定することで、接続された
機器の可搬性に基づいて当該無線伝送装置が移動する可
能性の判断が的確に行える。例えば、この無線伝送装置
が可搬性のある通信装置で構成された場合であっても、
接続された機器が可搬性のない機器である場合には、可
搬性がないとみなして、この無線伝送装置を中継伝送が
行えるように設定することが可能になる。
【0087】請求項12に記載した無線伝送装置による
と、請求項10に記載した発明において、状態判定手段
での可搬性の有無の判断は、無線ネットワーク内の他の
通信局との無線通信状態の過去の変化に基づいて行うこ
とで、例えば過去の一定期間にこの無線伝送装置と他の
装置との無線通信状態に変化がないとき、この無線伝送
装置の位置が変化しないと判断して、可搬性がない装置
であると見なして、自動的に可搬性がない装置として設
定することが可能になる。
【0088】請求項13に記載した無線伝送装置による
と、請求項10に記載した発明において、状態判定手段
での可搬性の有無の判定は、所定のスイッチの状態に基
づいて行うことで、機器の設置状態などに基づいたスイ
ッチの状態、或いはユーザが操作したスイッチの状態な
どに基づいて、可搬性の有無の判定が確実に行えるよう
になる。
【0089】請求項14に記載した無線伝送装置による
と、請求項8に記載した発明において、状態判定手段が
判定する所定の状態は、電源の供給状態と可搬性の有無
の状態であり、制御手段は電源の供給状態と可搬性の有
無の状態の双方の状態に基づいて中継伝送の可否を判断
することで、当該装置への電源の供給状態と可搬性の有
無の状態との双方が中継伝送に適した場合にだけ、この
装置での中継伝送が行われることになり、より的確に中
継伝送が行える状態の設定が行える。
【0090】請求項15に記載した無線伝送装置による
と、請求項8に記載した発明において、可搬性判定手段
が判断した可搬性の有無のデータを、通信処理手段が無
線送信するデータに付加することで、この無線伝送装置
が属する無線ネットワーク内の他の局で、中継伝送でき
る局の判断が的確にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるネットワーク設定
例を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるトポロジーマップ
の例を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態による伝送装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態による伝送装置の接続例
を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるフレーム構成例を
示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態による伝送データ構成例
を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態による各ノードでの管理
エリアでの伝送状態を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態による接続電源の判断処
理例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施の形態による接続電源の判断
処理例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施の形態による移動有無の判断
処理例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の他の実施の形態による移動有無の判
断処理例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施の形態による隠れ端末局の中
継親局指定処理例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施の形態による中継局依頼受信
時の処理例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施の形態による中央制御局動作
の可否判定処理例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1〜7,10…無線伝送装置(ノード)、22…無線処
理部、23…データ変換部、24…インターフェース
部、25…制御部、25a…状態判定スイッチ、27…
電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA05 CB01 CB04 CC01 DA01 DA19 DB18 DB25 EA07 5K067 AA01 AA22 BB21 CC08 DD25 DD57 EE02 EE03 EE06 EE16 HH22 HH23 KK05 5K072 AA01 AA29 BB25 BB27 CC03 CC15 CC31 DD16 DD17 DD19 FF06 FF08 FF24 FF26 FF27 GG11 GG17

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信局で構成される無線ネットワ
    ーク内での無線伝送を、中央制御局として設定された通
    信局からの制御により行う無線伝送方法において、 上記複数の通信局の内の少なくとも1つの通信局は、自
    局の所定の状態を判定し、その判定した状態に基づい
    て、他局から無線送信される信号の中継伝送の可否を判
    断し、中継伝送が可能であると判断したとき、自局を中
    継伝送ができる状態に設定する無線伝送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線伝送方法において、 上記所定の状態は、電源の供給状態であり、判定した電
    源の供給状態に基づいて中継伝送の可否を判断する無線
    伝送方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の無線伝送方法において、 上記所定の状態は、可搬性の有無の状態であり、判定し
    た可搬性の有無の状態に基づいて中継伝送の可否を判断
    する無線伝送方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の無線伝送方法において、 上記自局の可搬性の有無の判定は、自局に接続された機
    器の可搬性の有無の判定に基づいて行う無線伝送方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の無線伝送方法において、 上記可搬性の有無の判定は、上記無線ネットワーク内の
    他の通信局との無線通信状態の過去の変化に基づいて行
    う無線伝送方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の無線伝送方法において、 上記所定の状態は、電源の供給状態と可搬性の有無の状
    態であり、電源の供給状態と可搬性の有無の状態の双方
    の状態に基づいて中継伝送の可否を判断する無線伝送方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の無線伝送方法において、 上記判断した中継伝送の可否のデータを、上記中央制御
    局又は他の通信局に無線送信する無線伝送方法。
  8. 【請求項8】 ネットワーク内の他の通信局と無線通信
    を行う無線伝送装置において、 無線信号の送信又は受信を行う通信処理手段と、 装置の所定の状態を判定する状態判定手段と、 上記状態判定手段での判定に基づいて中継伝送の可否を
    判断し、その判断に基づいて上記通信処理手段での中継
    伝送を実行させる制御手段とを備えた無線伝送装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の無線伝送装置において、 上記状態判定手段が判定する所定の状態は、電源の供給
    状態であり、 上記制御手段は電源の供給状態に基づいて中継伝送の可
    否を判断する無線伝送装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の無線伝送装置におい
    て、 上記状態判定手段が判定する所定の状態は、可搬性の有
    無の状態であり、 上記制御手段は可搬性の有無の状態に基づいて中継伝送
    の可否を判断する無線伝送装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の無線伝送装置におい
    て、 上記状態判定手段での可搬性の有無の判定は、当該装置
    に接続された機器の可搬性の有無に基づいて判定する無
    線伝送装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の無線伝送装置におい
    て、 上記状態判定手段での可搬性の有無の判定は、上記無線
    ネットワーク内の他の通信局との無線通信状態の過去の
    変化に基づいて行う無線伝送装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の無線伝送装置におい
    て、 上記状態判定手段での可搬性の有無の判定は、所定のス
    イッチの状態に基づいて行う無線伝送装置。
  14. 【請求項14】 請求項8記載の無線伝送装置におい
    て、 上記状態判定手段が判定する所定の状態は、電源の供給
    状態と可搬性の有無の状態であり、 上記制御手段は電源の供給状態と可搬性の有無の状態の
    双方の状態に基づいて中継伝送の可否を判断する無線伝
    送装置。
  15. 【請求項15】 請求項8記載の無線伝送装置におい
    て、 上記制御手段が判断した中継伝送の可否のデータを、上
    記通信処理手段が無線送信するデータに付加する無線伝
    送装置。
JP08009999A 1999-03-24 1999-03-24 無線伝送方法及び無線伝送装置 Expired - Lifetime JP4352497B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08009999A JP4352497B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 無線伝送方法及び無線伝送装置
US09/532,828 US6832091B1 (en) 1999-03-24 2000-03-21 Radio transmission method and radio transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08009999A JP4352497B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 無線伝送方法及び無線伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000278279A true JP2000278279A (ja) 2000-10-06
JP4352497B2 JP4352497B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=13708748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08009999A Expired - Lifetime JP4352497B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 無線伝送方法及び無線伝送装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6832091B1 (ja)
JP (1) JP4352497B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002135199A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Canon Inc 無線通信システム、無線装置、通信状態通知方法及び記憶媒体
JP2005110288A (ja) * 2001-10-04 2005-04-21 Omron Corp 中継ネットワークの管理方法、中継ネットワーク管理プログラム、中継ネットワーク管理プログラムを記録した記録媒体、および中継ネットワーク管理装置
JP2007037138A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Sharp Corp 中央で制御されるネットワークにおける、隠れた局を管理するための方法及びデバイス
JP2008153798A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Hitachi Plant Technologies Ltd 無線ネットワークの異常通知システム
JP2009033565A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Ihi Corp 周辺状況捕捉システムの信号中継伝送方法及び中継器ユニット
JP2014056349A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Panasonic Corp 無線通信システム
JP2015231071A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 三菱電機株式会社 ネットワーク制御装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002135314A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Sharp Corp 通信制御方法および通信機器
US7853204B2 (en) * 2004-10-21 2010-12-14 Panasonic Corporation Method and system for identifying a relay mobile station in a wireless communication network
US7813695B2 (en) 2005-05-06 2010-10-12 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Mobile assisted relay selection in a telecommunications system
US8774140B2 (en) * 2006-10-19 2014-07-08 Intel Corporation Method and apparatus to provide hidden node protection
JP5281312B2 (ja) * 2008-04-25 2013-09-04 キヤノン株式会社 通信装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
US8009648B2 (en) * 2008-05-08 2011-08-30 Harris Corporation Mobile ad hoc network with isosynchronous communications and related methods

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2077458C (en) * 1990-03-03 2001-10-30 Robert Edmund Todd Communications system
US5805807A (en) * 1990-05-25 1998-09-08 Norand Corporation Multilevel data communication system including local and host systems
JP2988742B2 (ja) * 1991-05-20 1999-12-13 株式会社東芝 無線通信装置の電界強度検出回路
US5497507A (en) * 1991-09-27 1996-03-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Portable wireless telephone apparatus with use specific power monitoring
US5371734A (en) * 1993-01-29 1994-12-06 Digital Ocean, Inc. Medium access control protocol for wireless network
CA2129199C (en) * 1994-07-29 1999-07-20 Roger Y.M. Cheung Method and apparatus for bridging wireless lan to a wired lan
US5627528A (en) * 1995-02-28 1997-05-06 Motorola, Inc. Selective call receiver capable of suspending acknowledge-back signals and method therefor
US6097707A (en) * 1995-05-19 2000-08-01 Hodzic; Migdat I. Adaptive digital wireless communications network apparatus and process
JP3924887B2 (ja) * 1998-01-23 2007-06-06 ソニー株式会社 無線通信方法及び無線通信装置
US5940756A (en) * 1998-02-27 1999-08-17 Motorola, Inc. Method for transmitting paging communication on a cellular communication system
US6233467B1 (en) * 1998-03-18 2001-05-15 Ericsson Inc. Mobile phone display
US6351468B1 (en) * 1998-07-02 2002-02-26 Gte Service Corporation Communications protocol in a wireless personal area network

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002135199A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Canon Inc 無線通信システム、無線装置、通信状態通知方法及び記憶媒体
JP2005110288A (ja) * 2001-10-04 2005-04-21 Omron Corp 中継ネットワークの管理方法、中継ネットワーク管理プログラム、中継ネットワーク管理プログラムを記録した記録媒体、および中継ネットワーク管理装置
JP2007037138A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Sharp Corp 中央で制御されるネットワークにおける、隠れた局を管理するための方法及びデバイス
JP2008153798A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Hitachi Plant Technologies Ltd 無線ネットワークの異常通知システム
JP2009033565A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Ihi Corp 周辺状況捕捉システムの信号中継伝送方法及び中継器ユニット
JP2014056349A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Panasonic Corp 無線通信システム
JP2015231071A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 三菱電機株式会社 ネットワーク制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4352497B2 (ja) 2009-10-28
US6832091B1 (en) 2004-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0998154B1 (en) Wireless communication control method and wireless transmission apparatus
CN101150507B (zh) 无线通信系统和无线通信装置
JP2000278279A (ja) 無線伝送方法及び無線伝送装置
US7944865B2 (en) Wireless LAN system and control method and control program of wireless LAN system
CN108282907B (zh) 电子设备、无线组网系统、装置及其控制方法和存储装置
US6728231B1 (en) Radio transmission method and radio transmission
KR100748094B1 (ko) 802.15.4 wpan포설 방법 및 이를 위한 장치
JPH11251992A (ja) 通信制御方法及び伝送装置
CN101513063B (zh) 监视系统
US7969918B2 (en) Slave communication device for use in wireless LAN system and control method and control program of slave communication device
WO2004034644A2 (en) Communication terminal, power save processing method to be performed by the communication terminal, program for executing the method, and recording medium containing the program
JP2000092076A (ja) 通信制御方法及び伝送装置
US20030013440A1 (en) Wireless lan system and control method and control program of wireless lan system
US6567386B1 (en) Polling control method, transmission control apparatus and transmission apparatus
JP2002330142A (ja) 無線通信装置
JP2003069580A (ja) 無線通信装置、その制御方法、無線通信システム、及び制御プログラム
US20050265295A1 (en) Server apparatus, client apparatus, and communication control method
JP3705034B2 (ja) 無線伝送制御方法及び無線伝送装置
EP1227620B1 (en) Communication terminal holding apparatus and communication terminal holding method
US6490459B1 (en) Communication control method and transmission apparatus
JP2004165953A (ja) 無線通信システム
JP2000307601A (ja) 無線伝送方法及び無線伝送装置
JP2005115901A (ja) 通信装置および通信システム
JP6541815B2 (ja) 通信システム、通信装置及びその制御方法、並びにプログラム
CN118368751A (zh) 无线点对点通信方法及电表、终端

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090707

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090720

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term