JP2000277053A - メタルハライドランプおよび照明装置 - Google Patents
メタルハライドランプおよび照明装置Info
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Abstract
の違いにより発生する気密容器のクラックを抑制し得る
メタルハライドランプを提供することを目的とする。 【解決手段】気密容器11と;この気密容器に封着され
た一対の電極14,15と;この電極に接続され前記気
密容器に封着された金属箔16と;この金属箔に接続さ
れ一方が気密容器に封着された外部導電体17と;第1
のハロゲン化物、第2のハロゲン化物および希ガスを含
んで気密容器内に封入された放電媒体とを備え、電極お
よび外部導電体のうち少なくとも電極の表面には粒径
0.020〜0.070ミクロンのタングステン粉末が
被着されている。
Description
ランプおよび照明装置に関する。
と金属ハロゲン化物と水銀を封入したメタルハライドラ
ンプは高効率で高演色性のために広く使用されている。
また、最近にあっては、環境問題がクローズアップされ
ているため、放電媒体として環境汚染が心配される水銀
を封入しないメタルハライドランプが開発されつつあ
る。
として多用されることが考えラけるが、自動車用の用途
の場合には、速やかに光束が立ち上がることが強く求め
られる。
に、通常の定格電流の数倍程度の電流を通電して、光束
の立ち上がり時間を短縮改善することが試みられてい
る。
すると、電極や外部導電体などの金属構成部品が急激に
熱膨張して、通常石英等が使用されている気密容器との
熱膨張係数との相違に起因して気密容器とこれら金属構
成部品との封着部分にクラックが生じたり、また、気密
容器がリークする等の不具合が発生していた。
て、特開平10−223175号公報に示されるよう
に、電極に熱膨張の緩衝材としてのコイルを巻回させる
ものや、特開平10−241630号公報に示されるよ
うに、電極に螺旋状の溝を施して石英ガラスとの勘合性
を増そうとしたものが知られている。
ものでは、このコイルの周囲や端部付近において石英ガ
ラスが流れ込まない空洞が生じるため、気密容器のリー
クが生じ易くなり、また、後者のものも同様に空洞が生
じ易く、さらに、熱膨張を緩和する作用は期待できない
ものであった。
ては、電極および外部導電体と気密容器との熱膨張率の
違いにより発生する気密容器のクラックを抑制し得るメ
タルハライドランプを提供することを目的とする。
イドランプはランプ電圧が比較的低く、定ランプ電力で
駆動するためにはランプ電流を高めねばならないので、
電極に加わる衝撃が大きくなるという不具合があるが、
このようなメタルハライドランプにおいても、気密容器
のクラックを効果的に低減しようとするものである。
ハライドランプは、気密容器と;この気密容器に封着さ
れた一対の電極と;この電極に接続され気密容器に封着
された金属箔と;この金属箔に接続され一方が気密容器
に封着された外部導電体と;第1のハロゲン化物、第2
のハロゲン化物および希ガスを含んで気密容器内に封入
された放電媒体とを備え、電極および外部導電体の表面
には粒径0.020〜0.070ミクロンのタングステ
ン粉末が被着されていることを特徴とする。
が気密容器との勘合性を増大させると共に、そのタング
ステン粉末は、緩衝材として作用して熱膨張による気密
容器と、電極及び外部導電体とに生じる応力を点の作用
で分散させ、つまり、気密容器と点で封着されることに
なるため、気密容器のクラックを抑制し得る。
は、請求項1記載のものにあって、放電媒体は無水銀で
あり、Na,Scおよび希土類金属からなるグループの
中から選択された1種類または複数種類のハロゲン化物
を主体とする第1のハロゲン化物と、Al,Fe,Z
n,Sb,Mn,Cr,Ga,Re,Mg,Co,N
i,Be,Ti,ZrおよびHfからなるグループの中
から選択された1種類または複数種類の元素のハロゲン
化物を主体とする第2のハロゲン化物を含むことを特徴
とするものである。
が封入されていないため、ランプ電圧が比較的低く、定
ランプ電力で駆動するためにはランプ電流を高めねばな
らないので、電極に加わる衝撃が大きくなるが、請求項
1記載の発明と同様に気密容器のクラックを効果的に低
減し得る。
は2記載のメタルハライドランプと;このメタルハライ
ドランプを点灯する点灯回路とを備えていることを特徴
とし、前述の発明と同様の作用を有した照明装置が提供
し得る。
であるメタルハライドランプの構造を示す正面図であ
る。図1(b)に示すように、このメタルハライドラン
プ1は、発光管2の一端側が口金3に接続、固定されて
いて、他端が外部導電体17を介して口金3に接続され
ている。発光管2は、紫外線をカットする外管4で覆わ
れ、この外管4の両端は発光管2に固着されている。
として石英製の気密容器11を有し、この気密容器11
は、径6.5mm、長さ7.0mmの回転楕円面形状の
発光部と、この発光部12の長軸方向の両端に形成され
ている一対の細長い封止部13,13とからなる。一対
の電極14,15は、例えば径0.4mm、長さ8.0
mmのタングステン棒で構成され、気密容器11内に封
着されている。また、Mo製の金属箔16、16が気密
容器2の封止部13,13部分に封着きれ、電極14,
15の各々に接続されている。また、金属箔16,16
には、各々、Mo製の外部導電体17,17が接続さ
れ、この外部導電体17,17は一方が封止部13,1
3部分に封着されている。
物、第2のハロゲン化物および希ガスを含み、水銀を含
んではいない放電媒体が封入されている。第1のハロゲ
ン化物は、Na,Scおよび希土類金属からなるグルー
プの中から選択された1種類または複数種類の元素のハ
ロゲン化物であり、第2のハロゲン化物は、Al,F
e,Zn,Sb,Mn,Cr,Ga,Re,Mg,C
o,Ni,Be,Ti,ZrおよびHfからなるグルー
プの中から選択された1種類または複数種類の元素のハ
ロゲン化物である。
ScI3が0.6mg,NaIが4.2mg,ZnI2が
0.6mg及びXeが5気圧封入され、定格ランプ入力
電力は50Wに設計されている。
を構成するときには、陰極として動作する一方の電極1
5側のみの封止部13の表面に、例えばアルミナからな
る保温膜を形成することが好ましい。
11内の発光物質は、気密容器11の陰極15側の壁に
移動する。その理由は、気密容器11内に封入されてい
るSc,Naなどかイオン化して陰極15に引かれるた
めである。このように、気密容器11内の発光物質が、
陰極15側の気密容器11の壁に移動して、余剰の発光
物質が陰極15側に存在することと、陽極14のほうが
電極温度が高いため、気密容器11の壁の温度も、陽極
14側より陰極15側の方が低めになる。これにより、
光の波長に対する分光特性が変化し、メタルハライドラ
ンプ1が発する光の色が時間とともに変化する。
面に保温膜を形成すれば、陰極の電極15側の気密容器
11の壁が冷却すること防止して、メタルハライドラン
プ1が発する光が時間経過によっても変化しないように
することができる。
7,17の表面には、粒径0.020〜0.070ミク
ロンのタングステン粉末が被着されている。
には、気密容器と電極および外部導電体(特に、高温に
なる電極)との間の熱膨張率の差により、気密容器に応
力がかかってクラックやリークが発生するおそれがあ
る。
び外部導電体17,17の表面に0.020〜0.07
0ミクロンの粒径のタングステンを被着すれば、電極1
4,15や外部導電体17,17は気密容器11に点で
固着されることになるため、気密容器11にかかる応力
を分散してクラックの発生を抑制することができること
が実験により確認された。
ルハライドランプと、タングステン粉末を被着させない
他は同一仕様の従来例のメタルハライドランプを多数製
作して、始動時には電流を4Aを通電し、時間と共に定
格電流の1.2Aまで電流を絞る始動点灯を3分間行っ
た後、5分間消灯させ、またその後、上記始動点灯状態
と消灯状態を繰り返す点滅試験を実施したところ、従来
例によるものは、3000回以内の点滅サイクルで封着
部にクラックが発生しリークしたのに対し、本実施形態
によるものは、およそ2万回の点滅サイクル経過後で
も、クラックは生じなかったものである。
ある照明装置21の回路図である。この照明装置は前記
メタルハライドランプ1と、このメタルハライドランプ
1を点灯駆動する点灯回路22とからなる。点灯回路2
2は、直流電源23と、平滑コンデンサ24と、直流電
圧を所定値の電圧に変換するチョッパ回路25と、チョ
ッパ回路25を制御する制御回路26と、ランプ電圧を
検出するランプ電圧センサ27と、ランプ電流を検山す
るランプ電流センサ28とからなる。
ランプ電流センサ28の検出信号に基づき、チョッパ回
路25を制御してメタルハライドランプ1を定電力制御
する。また、点灯直後には定格ランプ電流の3倍以上の
電流をメタルハライドランプ1に供給し、時間の経過と
ともにランプ電流を絞るような制御も行う。
れたタングステン粉末が気密容器との勘合性を増大させ
ると共に、そのタングステン粉末は、緩衝材として作用
して熱膨張による気密容器と、電極及び外部導電体とに
生じる応力を点の作用で分散させ、つまり、気密容器と
点で封着されることになるため、気密容器のクラックを
抑制することができる。
プにおいては、放電媒体として水銀が封入されていない
ため、ランプ電圧が比較的低く、定ランプ電力で駆動す
るためにはランプ電流を高めねばならないので電極に加
わる衝撃が大きくなり易いが、請求項1記載の発明と同
様に気密容器のクラックを効果的に低減し得る。
は2に記載の発明と同様の効果を有する。
ンプの構造を示す正面図。
路の回路図。
Claims (3)
- 【請求項1】気密容器と;この気密容器に封着された一
対の電極と;この電極に接続され前記気密容器に封着さ
れた金属箔と;この金属箔に接続され一方が前記気密容
器に封着された外部導電体と;第1のハロゲン化物、第
2のハロゲン化物および希ガスを含んで気密容器内に封
入された放電媒体とを備え、 電極および外部導電体の表面には粒径0.020〜0.
070ミクロンのタングステン粉末が被着されているこ
とを特徴とするメタルハライドランプ。 - 【請求項2】放電媒体は無水銀であり、Na,Scおよ
び希土類金属からなるグループの中から選択された1種
類または複数種類のハロゲン化物を主体とする第1のハ
ロゲン化物と、Al,Fe,Zn,Sb,Mn,Cr,
Ga,Re,Mg,Co,Ni,Be,Ti,Zrおよ
びHfからなるグループの中から選択された1種類また
は複数種類の元素のハロゲン化物を主体とする第2のハ
ロゲン化物を含むことを特徴とする請求項1記載のメタ
ルハライドランプ。 - 【請求項3】請求項1または2記載のメタルハライドラ
ンプと;このメタルハライドランプを点灯する点灯回路
とを備えている照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7862299A JP2000277053A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | メタルハライドランプおよび照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7862299A JP2000277053A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | メタルハライドランプおよび照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000277053A true JP2000277053A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13666995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7862299A Abandoned JP2000277053A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | メタルハライドランプおよび照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000277053A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3450836B2 (ja) | 2001-03-29 | 2003-09-29 | 松下電器産業株式会社 | メタルハライドランプ |
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-
1999
- 1999-03-23 JP JP7862299A patent/JP2000277053A/ja not_active Abandoned
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