JP2000268944A - セラミックヒータおよびその製造方法,並びにガスセンサ - Google Patents
セラミックヒータおよびその製造方法,並びにガスセンサInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造工程を大幅に合理化することができ,製
造コストの低いセラミックヒータおよびその製造方法を
提供すること。 【解決手段】 発熱部とリード部22とよりなるヒータ
パターン層を形成してなるヒータ基板と,ヒータパター
ン層を被覆する被覆基板とを積層してなる断面略四角形
状の本体部10を有するセラミックヒータである。本体
部10における基板積層方向の主面(上面17あるいは
下面18)には,リード部22と電気的に接続された金
属端子部3を設け,金属端子部3に外部リード線4を接
合層5により接合してある。
造コストの低いセラミックヒータおよびその製造方法を
提供すること。 【解決手段】 発熱部とリード部22とよりなるヒータ
パターン層を形成してなるヒータ基板と,ヒータパター
ン層を被覆する被覆基板とを積層してなる断面略四角形
状の本体部10を有するセラミックヒータである。本体
部10における基板積層方向の主面(上面17あるいは
下面18)には,リード部22と電気的に接続された金
属端子部3を設け,金属端子部3に外部リード線4を接
合層5により接合してある。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,例えば内燃機関用の酸素センサ
等に用いられるセラミックヒータおよびその製造方法に
関する。
等に用いられるセラミックヒータおよびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来技術】例えば,自動車の内燃機関には,燃焼制御
を行うために酸素センサが用いられている。この酸素セ
ンサには,通常,測定値のばらつきを防止するために,
センサ素子を加熱するセラミックヒータが内蔵されてい
る。セラミックヒータとしては,発熱部とリード部とよ
りなるヒータパターン層を形成してなるヒータ基板を1
枚または複数枚用い,これらと被覆用基板とを積層して
なる積層型角形ヒータがある。
を行うために酸素センサが用いられている。この酸素セ
ンサには,通常,測定値のばらつきを防止するために,
センサ素子を加熱するセラミックヒータが内蔵されてい
る。セラミックヒータとしては,発熱部とリード部とよ
りなるヒータパターン層を形成してなるヒータ基板を1
枚または複数枚用い,これらと被覆用基板とを積層して
なる積層型角形ヒータがある。
【0003】従来のセラミックヒータ(積層型角形ヒー
タ)9は,図16に示すごとく,上記ヒータ基板および
被覆用基板を積層してなるセラミック製の本体部10
と,その側面部15に設けた金属端子部3とを有してい
る。この金属端子部3は,内部のヒータパターン層のリ
ード部に電気的に接続されている。そして,図16
(b)に示すごとく,金属端子部3には,外部リード線
4がろう材5によって接合されている。
タ)9は,図16に示すごとく,上記ヒータ基板および
被覆用基板を積層してなるセラミック製の本体部10
と,その側面部15に設けた金属端子部3とを有してい
る。この金属端子部3は,内部のヒータパターン層のリ
ード部に電気的に接続されている。そして,図16
(b)に示すごとく,金属端子部3には,外部リード線
4がろう材5によって接合されている。
【0004】このセラミックヒータ9を製造するに当た
っては,図17(a)に示すごとく,アルミナ等を主成
分とするグリーンシート101,102を作製する。次
いで,グリーンシート101に導電性ペーストを印刷
し,発熱部21及びリード部22を有するヒータパター
ン層2を形成する。次に,ヒータパターン層2を設けた
グリーンシート101と被覆基板用グリーンシート10
2とを重ねて積層体を得る。
っては,図17(a)に示すごとく,アルミナ等を主成
分とするグリーンシート101,102を作製する。次
いで,グリーンシート101に導電性ペーストを印刷
し,発熱部21及びリード部22を有するヒータパター
ン層2を形成する。次に,ヒータパターン層2を設けた
グリーンシート101と被覆基板用グリーンシート10
2とを重ねて積層体を得る。
【0005】次いで,図17(b)に示すごとく,上記
3層積層体を切断して個片化した後に,本体部10の両
側の平面状側面15にリード部22に電気的に通ずるよ
うに金属端子部3を形成して中間体を得る。次に,図1
7(c)に示すごとく,上記中間体を焼成し,その後,
ろう材5により外部リード線4を金属端子部3上に接合
する。次に,図16(b)に示すごとく,外部リード線
4の接合部分全体をNiメッキ6により被覆することに
より,上記セラミックヒータ9が得られる。
3層積層体を切断して個片化した後に,本体部10の両
側の平面状側面15にリード部22に電気的に通ずるよ
うに金属端子部3を形成して中間体を得る。次に,図1
7(c)に示すごとく,上記中間体を焼成し,その後,
ろう材5により外部リード線4を金属端子部3上に接合
する。次に,図16(b)に示すごとく,外部リード線
4の接合部分全体をNiメッキ6により被覆することに
より,上記セラミックヒータ9が得られる。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のセ
ラミックヒータ9およびその製造方法においては,次の
問題がある。即ち,上記金属端子部3は,上記本体部1
0の側面15に設けられるので,上記積層体を切断して
個片化した後にしかその接合工程を行うことができな
い。そのため,この金属端子部3の接合工程は,個々の
セラミックヒータに対して行う必要があり,非常に煩雑
な工程となる。
ラミックヒータ9およびその製造方法においては,次の
問題がある。即ち,上記金属端子部3は,上記本体部1
0の側面15に設けられるので,上記積層体を切断して
個片化した後にしかその接合工程を行うことができな
い。そのため,この金属端子部3の接合工程は,個々の
セラミックヒータに対して行う必要があり,非常に煩雑
な工程となる。
【0007】また,上記セラミックヒータ9の性能の検
査は,上記外部リード線4を配設した状態で行われる。
そのため,上記検査は,個々のセラミックヒータ9に対
して行う必要があり,非常に煩雑な工程となる。そし
て,このような煩雑な製造工程を有しているために,セ
ラミックヒータ9のコストダウン等が困難な状況にあ
る。
査は,上記外部リード線4を配設した状態で行われる。
そのため,上記検査は,個々のセラミックヒータ9に対
して行う必要があり,非常に煩雑な工程となる。そし
て,このような煩雑な製造工程を有しているために,セ
ラミックヒータ9のコストダウン等が困難な状況にあ
る。
【0008】さらに別の問題として,従来の積層型のセ
ラミックヒータ(角板ヒータ)9は,図18に示すごと
き丸棒ヒータ91よりも耐久性が低いという問題もあ
る。即ち,従来の丸棒ヒータ91と従来の角板ヒータ9
とを比べると,温度サイクル試験の結果,角板ヒータ9
の方が接合部近傍のセラミックや金属端子部にクラック
が生じ易い傾向がある。
ラミックヒータ(角板ヒータ)9は,図18に示すごと
き丸棒ヒータ91よりも耐久性が低いという問題もあ
る。即ち,従来の丸棒ヒータ91と従来の角板ヒータ9
とを比べると,温度サイクル試験の結果,角板ヒータ9
の方が接合部近傍のセラミックや金属端子部にクラック
が生じ易い傾向がある。
【0009】この原因は,図18(B),図19に示す
ごとく,角板ヒータ91の金属端子部3に対するろう材
5の接触角度βが丸棒ヒータ9における接触角度αより
も大きいことに起因していると考えられるが,この接触
角度の違いは丸形状と平面形状という形状差により生ず
るものであり,本質的にはこの差を無くすことは困難で
ある。
ごとく,角板ヒータ91の金属端子部3に対するろう材
5の接触角度βが丸棒ヒータ9における接触角度αより
も大きいことに起因していると考えられるが,この接触
角度の違いは丸形状と平面形状という形状差により生ず
るものであり,本質的にはこの差を無くすことは困難で
ある。
【0010】このため,角板形状の角板ヒータにおいて
丸形状の丸棒ヒータと同等の接合部の耐久性をもたせる
ためには,ろう材内部で応力緩和できるような軟らかい
ろう材を使用するという対策をとることが必要であっ
た。これに対し,従来より,比較的硬いろう材を使用し
ても優れた耐久性を発揮しうる角板ヒータの開発が望ま
れていた。
丸形状の丸棒ヒータと同等の接合部の耐久性をもたせる
ためには,ろう材内部で応力緩和できるような軟らかい
ろう材を使用するという対策をとることが必要であっ
た。これに対し,従来より,比較的硬いろう材を使用し
ても優れた耐久性を発揮しうる角板ヒータの開発が望ま
れていた。
【0011】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,耐久性に優れ,かつ,製造工程を大幅に
合理化することができ,製造コストの低いセラミックヒ
ータおよびその製造方法を提供しようとするものであ
る。
されたもので,耐久性に優れ,かつ,製造工程を大幅に
合理化することができ,製造コストの低いセラミックヒ
ータおよびその製造方法を提供しようとするものであ
る。
【0012】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,発熱部と
リード部とよりなるヒータパターン層を形成してなるヒ
ータ基板と,上記ヒータパターン層を被覆する被覆基板
とを積層してなる断面略四角形状の本体部を有するセラ
ミックヒータにおいて,上記本体部における基板積層方
向の主面には,上記リード部と電気的に接続された金属
端子部を設け,該金属端子部に外部リード線を接合層に
より接合してあることを特徴とするセラミックヒータに
ある。
リード部とよりなるヒータパターン層を形成してなるヒ
ータ基板と,上記ヒータパターン層を被覆する被覆基板
とを積層してなる断面略四角形状の本体部を有するセラ
ミックヒータにおいて,上記本体部における基板積層方
向の主面には,上記リード部と電気的に接続された金属
端子部を設け,該金属端子部に外部リード線を接合層に
より接合してあることを特徴とするセラミックヒータに
ある。
【0013】本発明において最も注目すべきことは,上
記金属端子部を,上記本体部における基板積層方向の主
面(例えば積層方向が上下方向である場合には上面ある
いは下面)に設け,該金属端子部に外部リード線を接合
層により接合してあることである。
記金属端子部を,上記本体部における基板積層方向の主
面(例えば積層方向が上下方向である場合には上面ある
いは下面)に設け,該金属端子部に外部リード線を接合
層により接合してあることである。
【0014】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明のセラミックヒータにおいては,上記のごとく,
金属端子部および外部リード線を,基板の積層方向の主
面に設けてある。そのため,その製造過程において,金
属端子部および外部リード線の接合工程は,いずれも,
基板積層体を個々のセラミックヒータに個片化する前に
行うことができる。それ故,上記セラミックヒータの製
造工程は,従来のようにセラミックヒータごとに個別に
金属端子部や外部リード線を設ける必要がなく,大幅に
合理化される。
本発明のセラミックヒータにおいては,上記のごとく,
金属端子部および外部リード線を,基板の積層方向の主
面に設けてある。そのため,その製造過程において,金
属端子部および外部リード線の接合工程は,いずれも,
基板積層体を個々のセラミックヒータに個片化する前に
行うことができる。それ故,上記セラミックヒータの製
造工程は,従来のようにセラミックヒータごとに個別に
金属端子部や外部リード線を設ける必要がなく,大幅に
合理化される。
【0015】また,セラミックヒータの性能検査を行う
場合には,上記金属端子部および外部リード線を配設し
た後であれば,個片化前でも行うことができる。そのた
め,従来よりも検査工程を大幅に合理化することができ
る。このように,本発明のセラミックヒータは,上記金
属端子部および外部リード線の配設位置を上記特定の方
向に限定することにより,製造工程,検査工程等を大幅
に容易化することができる。それ故,セラミックヒータ
の製造コストを低減することができる。
場合には,上記金属端子部および外部リード線を配設し
た後であれば,個片化前でも行うことができる。そのた
め,従来よりも検査工程を大幅に合理化することができ
る。このように,本発明のセラミックヒータは,上記金
属端子部および外部リード線の配設位置を上記特定の方
向に限定することにより,製造工程,検査工程等を大幅
に容易化することができる。それ故,セラミックヒータ
の製造コストを低減することができる。
【0016】さらに,本発明においては,次にように優
れた耐久性を得ることもできる。即ち,上記のごとく金
属端子部を基板積層方向の主面に設置してある。そのた
め,本発明は,基板を個片化した後に基板積層方向の側
面に該金属層を設置する従来の場合に比較して,当該金
属層を形成する主面の面粒度を滑らかにすることができ
る。また,その結果として当該金属層の表面粗度をも滑
らかにすることができる(実施形態例3参照)。
れた耐久性を得ることもできる。即ち,上記のごとく金
属端子部を基板積層方向の主面に設置してある。そのた
め,本発明は,基板を個片化した後に基板積層方向の側
面に該金属層を設置する従来の場合に比較して,当該金
属層を形成する主面の面粒度を滑らかにすることができ
る。また,その結果として当該金属層の表面粗度をも滑
らかにすることができる(実施形態例3参照)。
【0017】それ故,外部リード線を例えばろう付け等
の方法により該金属端子部と接合させる場合,ろう材の
流れ性が向上して少量のろう材にて広い接合面積を得る
ことができる。これにより,初期接合強度の向上と温度
サイクルで生ずる接合部の熱応力の減少,すなわち冷熱
耐久性を従来の角板ヒータより向上させることができ
る。
の方法により該金属端子部と接合させる場合,ろう材の
流れ性が向上して少量のろう材にて広い接合面積を得る
ことができる。これにより,初期接合強度の向上と温度
サイクルで生ずる接合部の熱応力の減少,すなわち冷熱
耐久性を従来の角板ヒータより向上させることができ
る。
【0018】これをさらに詳説すると,上記主面におい
て金属端子部と外部リード線とが接合層を介して接合す
る構成を採用することにより,金属端子部を外部リード
線に対して大きな表面積とすることができる。これによ
り,接合層によって外部リード線を金属端子部に接合す
る際には,接合層の端部における金属端子部との接触角
を小さくすることができる。
て金属端子部と外部リード線とが接合層を介して接合す
る構成を採用することにより,金属端子部を外部リード
線に対して大きな表面積とすることができる。これによ
り,接合層によって外部リード線を金属端子部に接合す
る際には,接合層の端部における金属端子部との接触角
を小さくすることができる。
【0019】このように,接合層の端部における金属端
子部との接触角を小さくすることにより,接合層の端部
において接合直後に発生する応力,即ち接合層が固化す
る際の収縮や使用時における冷熱サイクル時の熱応力を
小さくすることができる。この接合層の端部における金
属端子部との接触角は40度以下であることが好まし
く,さらには30度以下であることがより好ましい。
子部との接触角を小さくすることにより,接合層の端部
において接合直後に発生する応力,即ち接合層が固化す
る際の収縮や使用時における冷熱サイクル時の熱応力を
小さくすることができる。この接合層の端部における金
属端子部との接触角は40度以下であることが好まし
く,さらには30度以下であることがより好ましい。
【0020】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記金属端子部は,上記本体部における基板積層方向の両
主面にそれぞれ設けることが好ましい。即ち,上記金属
端子部は,基板積層方向の両方の主面,例えば積層方向
が上下方向である場合には上面と下面の両方に設けるこ
とが好ましい。この場合には,上記金属端子部を2つの
主面に分けて設けることができるので,これらに設ける
外部リード線の短絡を確実に防止することができる。
記金属端子部は,上記本体部における基板積層方向の両
主面にそれぞれ設けることが好ましい。即ち,上記金属
端子部は,基板積層方向の両方の主面,例えば積層方向
が上下方向である場合には上面と下面の両方に設けるこ
とが好ましい。この場合には,上記金属端子部を2つの
主面に分けて設けることができるので,これらに設ける
外部リード線の短絡を確実に防止することができる。
【0021】また,請求項3に記載の発明は,発熱部と
リード部とよりなるヒータパターン層を形成してなるヒ
ータ基板と,上記ヒータパターン層を被覆する被覆基板
とを積層してなる断面略四角形状の本体部を有するセラ
ミックヒータにおいて,上記本体部における基板積層方
向の主面には,上記被覆基板又はヒータ基板の少なくと
も一方に形成されたスルーホールを介して上記リード部
と電気的に接続された金属端子部を設け,該金属端子部
に外部リード線を接合層により接合してあることを特徴
とするセラミックヒータにある。
リード部とよりなるヒータパターン層を形成してなるヒ
ータ基板と,上記ヒータパターン層を被覆する被覆基板
とを積層してなる断面略四角形状の本体部を有するセラ
ミックヒータにおいて,上記本体部における基板積層方
向の主面には,上記被覆基板又はヒータ基板の少なくと
も一方に形成されたスルーホールを介して上記リード部
と電気的に接続された金属端子部を設け,該金属端子部
に外部リード線を接合層により接合してあることを特徴
とするセラミックヒータにある。
【0022】この場合には,上記スルーホールを介する
ことにより,上記基板積層方向の主面に設けた金属端子
部と上記リード部との電気的接続を容易に行うことがで
きる。また,リード部を側面に露出させる必要がなく,
上記被覆基板によってすべて覆うことができるので,リ
ード部の耐久性を向上させることができる。
ことにより,上記基板積層方向の主面に設けた金属端子
部と上記リード部との電気的接続を容易に行うことがで
きる。また,リード部を側面に露出させる必要がなく,
上記被覆基板によってすべて覆うことができるので,リ
ード部の耐久性を向上させることができる。
【0023】また,請求項4に記載の発明のように,上
記本体部は上記ヒータ基板を複数枚積層して複数のヒー
タパターン層を積層させてなり,該複数のヒータパター
ン層は上記本体部の基板積層方向に設けたスルーホール
を介して上記金属端子部に電気的に接続されていること
が好ましい。この場合には,上記スルーホールを介する
ことにより,上記基板積層方向の主面に設けた金属端子
部と,上記複数のヒータパターンとの電気的接続を容易
に行うことができる。
記本体部は上記ヒータ基板を複数枚積層して複数のヒー
タパターン層を積層させてなり,該複数のヒータパター
ン層は上記本体部の基板積層方向に設けたスルーホール
を介して上記金属端子部に電気的に接続されていること
が好ましい。この場合には,上記スルーホールを介する
ことにより,上記基板積層方向の主面に設けた金属端子
部と,上記複数のヒータパターンとの電気的接続を容易
に行うことができる。
【0024】また,請求項5に記載の発明のように,上
記金属端子部は,上記本体部の基板積層方向の両主面に
おいて,その端部まで達しないように設けてあることが
好ましい。即ち,上記金属端子部は,そのエッジ部が本
体部の積層方向の主面のエッジ部と重なるようには設け
ず,本体部の上記主面の平面部分に金属端子部のエッジ
部が位置するように設けることが好ましい。この場合に
は,金属端子部と本体部との間における応力集中を緩和
することによる,接合層に起因する熱応力の分散を図る
ことができ,セラミックヒータの耐久性を向上させるこ
とができる。
記金属端子部は,上記本体部の基板積層方向の両主面に
おいて,その端部まで達しないように設けてあることが
好ましい。即ち,上記金属端子部は,そのエッジ部が本
体部の積層方向の主面のエッジ部と重なるようには設け
ず,本体部の上記主面の平面部分に金属端子部のエッジ
部が位置するように設けることが好ましい。この場合に
は,金属端子部と本体部との間における応力集中を緩和
することによる,接合層に起因する熱応力の分散を図る
ことができ,セラミックヒータの耐久性を向上させるこ
とができる。
【0025】そしてまた,上記応力集中の緩和によっ
て,上記接合層として,比較的硬いろう材を用いること
もできる。例えば,Cu/Si系,Cu/Au系,Cu
/Ni系よりなる主成分の含有比率を低下させて硬くし
たろう材を使用することができる。これにより,ろう材
の硬度向上による接合部強度の向上を図ることができ
る。
て,上記接合層として,比較的硬いろう材を用いること
もできる。例えば,Cu/Si系,Cu/Au系,Cu
/Ni系よりなる主成分の含有比率を低下させて硬くし
たろう材を使用することができる。これにより,ろう材
の硬度向上による接合部強度の向上を図ることができ
る。
【0026】また,請求項6に記載の発明のように,上
記接合層は,上記金属端子部の端部にまで達しないよう
に配設してあることが好ましい。即ち,上記接合層は,
そのエッジ部が金属端子部のエッジ部と重なるようには
設けず,金属端子部の平面部分に接合層のエッジ部が位
置するように設けることが好ましい。
記接合層は,上記金属端子部の端部にまで達しないよう
に配設してあることが好ましい。即ち,上記接合層は,
そのエッジ部が金属端子部のエッジ部と重なるようには
設けず,金属端子部の平面部分に接合層のエッジ部が位
置するように設けることが好ましい。
【0027】この場合には,接合層と金属端子部との間
における応力集中を緩和することによる,接合層に起因
する熱応力の分散を図ることができ,セラミックヒータ
の耐久性を向上させることができる。また,この場合に
も,上記と同様に,上記応力集中の緩和によって,上記
接合層として,比較的硬いろう材を用いることができ,
これにより,接合部の強度をさらに向上させることもで
きる。
における応力集中を緩和することによる,接合層に起因
する熱応力の分散を図ることができ,セラミックヒータ
の耐久性を向上させることができる。また,この場合に
も,上記と同様に,上記応力集中の緩和によって,上記
接合層として,比較的硬いろう材を用いることができ,
これにより,接合部の強度をさらに向上させることもで
きる。
【0028】次に,請求項7に記載の発明のように,上
記接合層はCuを40重量%以上含有していることが好
ましい。Cuの含有量が40重量%未満の場合には,C
uの含有量が少ないため,Cu以外の添加成分による影
響が大きく,接合層の硬度が高くなり,熱荷重によるク
ラックが発生しやすくなるという問題がある。
記接合層はCuを40重量%以上含有していることが好
ましい。Cuの含有量が40重量%未満の場合には,C
uの含有量が少ないため,Cu以外の添加成分による影
響が大きく,接合層の硬度が高くなり,熱荷重によるク
ラックが発生しやすくなるという問題がある。
【0029】また,請求項8に記載の発明のように,上
記金属端子部はWを70重量%以上含有する金属層であ
り,上記接合層はCuを40〜98重量%含有している
と共にNiを2〜20重量%含有していることが好まし
い。
記金属端子部はWを70重量%以上含有する金属層であ
り,上記接合層はCuを40〜98重量%含有している
と共にNiを2〜20重量%含有していることが好まし
い。
【0030】この場合には,接合層にはNiが,金属端
子部にはWがそれぞれ含まれているため,接合層と金属
端子部との間の濡れ性が向上する。そのため従来金属端
子部上に必要とされたNiメッキ膜を省略することがで
き製造コストを省くことができる。このとき,接合層の
Cuの含有率が40重量%未満である場合には,Cuの
含有率が少ないため,外部リード線がNiを含有してい
ない場合,外部リード線から接合層へのNi拡散量が少
なくなり接合層中のNi含有率が低下する。このため,
接合層に対する濡れ性が悪くなり,優れた接合状態を得
ることができず,接合強度が低下するおそれがある。
子部にはWがそれぞれ含まれているため,接合層と金属
端子部との間の濡れ性が向上する。そのため従来金属端
子部上に必要とされたNiメッキ膜を省略することがで
き製造コストを省くことができる。このとき,接合層の
Cuの含有率が40重量%未満である場合には,Cuの
含有率が少ないため,外部リード線がNiを含有してい
ない場合,外部リード線から接合層へのNi拡散量が少
なくなり接合層中のNi含有率が低下する。このため,
接合層に対する濡れ性が悪くなり,優れた接合状態を得
ることができず,接合強度が低下するおそれがある。
【0031】一方,接合層のCuの含有量が98重量%
より大である場合には,相対的にNiの含有率が低いた
めに,金属端子部に対する濡れ性が悪くなり,優れた接
合状態を得ることができず,接合強度が低下する。
より大である場合には,相対的にNiの含有率が低いた
めに,金属端子部に対する濡れ性が悪くなり,優れた接
合状態を得ることができず,接合強度が低下する。
【0032】また,上記接合層のNiの含有率が2重量
%未満である場合には,接合層の金属端子部に対する濡
れ性が悪くなり,優れた接合状態を得ることができず,
接合強度が低下する恐れがある。一方,20重量%より
大である場合には,製造工程中にW−Niの金属間化合
物が析出するため,接合強度が低下するおそれがある。
%未満である場合には,接合層の金属端子部に対する濡
れ性が悪くなり,優れた接合状態を得ることができず,
接合強度が低下する恐れがある。一方,20重量%より
大である場合には,製造工程中にW−Niの金属間化合
物が析出するため,接合強度が低下するおそれがある。
【0033】また,上記金属端子部にはWが70重量%
以上含まれているため,特にアルミナを含有するセラミ
ック体(本体部)とのなじみがよく,また耐熱性に優れ
ている。Wの含まれる量がこれより少ない場合には,セ
ラミック体(本体部)との間の接合強度や耐熱性が低下
するおそれがある。尚,上記金属端子部はWのみで構成
されていても良い。
以上含まれているため,特にアルミナを含有するセラミ
ック体(本体部)とのなじみがよく,また耐熱性に優れ
ている。Wの含まれる量がこれより少ない場合には,セ
ラミック体(本体部)との間の接合強度や耐熱性が低下
するおそれがある。尚,上記金属端子部はWのみで構成
されていても良い。
【0034】次に,請求項9に記載の発明のように,上
記接合層はAuを60重量%以下含有していることが好
ましい。これにより,W−Ni金属間化合物の析出を防
止し,接合強度を高めることができ,製造コストを安価
にすることができる。Auが60重量%より多い場合に
は,相対的にCuの含有率が少なくなることから,外部
リード線がNiを含有していない場合,外部リード線か
ら接合層へのNiの拡散量が少なくなり,接合層中のN
i含有率が低下する。このため,接合層に対する濡れ性
が悪くなり,優れた接合状態を得ることができず,接合
強度が低下するおそれがある。
記接合層はAuを60重量%以下含有していることが好
ましい。これにより,W−Ni金属間化合物の析出を防
止し,接合強度を高めることができ,製造コストを安価
にすることができる。Auが60重量%より多い場合に
は,相対的にCuの含有率が少なくなることから,外部
リード線がNiを含有していない場合,外部リード線か
ら接合層へのNiの拡散量が少なくなり,接合層中のN
i含有率が低下する。このため,接合層に対する濡れ性
が悪くなり,優れた接合状態を得ることができず,接合
強度が低下するおそれがある。
【0035】また図7に示すごとくAuの添加率が60
〜90重量%の領域ではろう材の硬度か高くなりすぎて
温度サイクルに対する耐久性に関して好ましくない。ま
た,Au90重量%以上では硬度は低い値を示している
もののコスト高となるため好ましくない。
〜90重量%の領域ではろう材の硬度か高くなりすぎて
温度サイクルに対する耐久性に関して好ましくない。ま
た,Au90重量%以上では硬度は低い値を示している
もののコスト高となるため好ましくない。
【0036】次に,請求項10に記載の発明のように,
上記金属端子部の主面には3μm以下のNiメッキ膜を
形成してあり,該Niメッキ膜の上に上記外部リード線
を上記接合層により接合してあることが好ましい。この
場合には,接合層の濡れ性が向上し,金属端子部とろう
材との接触角を小さくすることができ,熱応力によるク
ラック発生を更に抑制することができる。また,上記N
iメッキ膜の厚みが3μmを超える場合には金属端子部
との間で生成する金属化合物が接合強度を低下させると
いう問題がある。
上記金属端子部の主面には3μm以下のNiメッキ膜を
形成してあり,該Niメッキ膜の上に上記外部リード線
を上記接合層により接合してあることが好ましい。この
場合には,接合層の濡れ性が向上し,金属端子部とろう
材との接触角を小さくすることができ,熱応力によるク
ラック発生を更に抑制することができる。また,上記N
iメッキ膜の厚みが3μmを超える場合には金属端子部
との間で生成する金属化合物が接合強度を低下させると
いう問題がある。
【0037】次に,請求項11に記載の発明のように,
発熱部とリード部とよりなるヒータパターン層を形成し
てなるヒータ基板と,上記ヒータパターン層を被覆する
被覆基板とを積層してなる断面略四角形状の本体部を有
し,かつ,該本体部における基板積層方向の両主面に
は,それぞれ上記リード部と電気的に接続された金属端
子部を設け,該金属端子部に外部リード線を接合層によ
り接合してなるセラミックヒータを製造する方法であっ
て,上記ヒータ基板用のグリーンシートに上記ヒータパ
ターン層を複数印刷すると共に,上記ヒータ基板用のグ
リーンシート又は上記被覆基板用のグリーンシートに上
記金属端子部を複数印刷し,次いで,上記グリーンシー
トを積層して積層体を作製し,その後該積層体を焼成し
て中間体を作製し,次いで,該中間体の上記金属端子部
に外部リード線を接合層により接合し,次いで,上記中
間体を切断して上記セラミックヒータを個片化すること
を特徴とするセラミックヒータの製造方法がある。
発熱部とリード部とよりなるヒータパターン層を形成し
てなるヒータ基板と,上記ヒータパターン層を被覆する
被覆基板とを積層してなる断面略四角形状の本体部を有
し,かつ,該本体部における基板積層方向の両主面に
は,それぞれ上記リード部と電気的に接続された金属端
子部を設け,該金属端子部に外部リード線を接合層によ
り接合してなるセラミックヒータを製造する方法であっ
て,上記ヒータ基板用のグリーンシートに上記ヒータパ
ターン層を複数印刷すると共に,上記ヒータ基板用のグ
リーンシート又は上記被覆基板用のグリーンシートに上
記金属端子部を複数印刷し,次いで,上記グリーンシー
トを積層して積層体を作製し,その後該積層体を焼成し
て中間体を作製し,次いで,該中間体の上記金属端子部
に外部リード線を接合層により接合し,次いで,上記中
間体を切断して上記セラミックヒータを個片化すること
を特徴とするセラミックヒータの製造方法がある。
【0038】本発明においては,上記のごとく,上記グ
リーンシートにヒータパターン層および金属端子部の配
設工程をそれぞれ印刷により行い,その後に上記個片化
を行う。また,上記グリーンシートは,得ようとするセ
ラミックヒータを多数採取することができる幅を有しい
る。
リーンシートにヒータパターン層および金属端子部の配
設工程をそれぞれ印刷により行い,その後に上記個片化
を行う。また,上記グリーンシートは,得ようとするセ
ラミックヒータを多数採取することができる幅を有しい
る。
【0039】そのため,上記印刷は,セラミックヒータ
多数個分を1枚のグリーンシートに1回の作業で行うこ
とができる。そして,従来であれば個々のセラミックヒ
ータに対して別々に行っていた金属端子部の配設作業
を,1回の印刷工程に置き換えることができる。
多数個分を1枚のグリーンシートに1回の作業で行うこ
とができる。そして,従来であれば個々のセラミックヒ
ータに対して別々に行っていた金属端子部の配設作業
を,1回の印刷工程に置き換えることができる。
【0040】また,セラミックヒータの性能検査を行う
場合には,個片化前において行うことができる。即ち,
個片化前において上記中間体に金属端子部および外部リ
ード線を配設することができるので,複数のセラミック
ヒータを連ねた状態の中間体全体に対して,同時に検査
を行うことができる。そのため,従来よりも検査工程も
大幅に合理化することができる。
場合には,個片化前において行うことができる。即ち,
個片化前において上記中間体に金属端子部および外部リ
ード線を配設することができるので,複数のセラミック
ヒータを連ねた状態の中間体全体に対して,同時に検査
を行うことができる。そのため,従来よりも検査工程も
大幅に合理化することができる。
【0041】それ故,本発明の製造方法によれば,金属
端子部の配設作業および検査工程等を大幅に合理化する
ことができ,セラミックヒータの製造コストを低減する
ことができる。
端子部の配設作業および検査工程等を大幅に合理化する
ことができ,セラミックヒータの製造コストを低減する
ことができる。
【0042】また,請求項12に記載の発明のように,
上記ヒータ基板用のグリーンシートが複数枚であり場合
には,各グリーンシートには予めスルーホールを作製し
ておき,上記ヒータパターン層と上記金属端子部との電
気的接続は上記スルーホールを介して行うことが好まし
い。この場合には,上記金属端子部および外部リード線
を,基板積層方向の上下に容易に配設することができ
る。
上記ヒータ基板用のグリーンシートが複数枚であり場合
には,各グリーンシートには予めスルーホールを作製し
ておき,上記ヒータパターン層と上記金属端子部との電
気的接続は上記スルーホールを介して行うことが好まし
い。この場合には,上記金属端子部および外部リード線
を,基板積層方向の上下に容易に配設することができ
る。
【0043】また,請求項13に記載の発明のように,
上記積層体には,その焼成前に,個片化時の切断位置に
切断用溝を形成することが好ましい。この場合には,上
記個片化時において,上記切断用溝を基準に容易に切断
することができる。
上記積層体には,その焼成前に,個片化時の切断位置に
切断用溝を形成することが好ましい。この場合には,上
記個片化時において,上記切断用溝を基準に容易に切断
することができる。
【0044】次に,上記優れたセラミックヒータを用い
たガスセンサとしては,次の発明がある。即ち,請求項
14に記載の発明は,被測定ガスと接触する接ガス部を
有するガス検知素子を有し,該ガス検知素子は,内部に
中空部を有するコップ形状を呈していると共に,該中空
部には上記ガス検知素子を加熱するためのヒータとして
請求項1〜7のいずれか1項に記載のセラミックヒータ
を挿入配置してなり,上記ガス検知素子の外周面および
内周面には,出力取出し用の出力端子を有するマイナス
ホルダおよびプラスホルダをそれぞれ配設してあり,該
プラスホルダは,上記ヒータを保持するためのヒータ保
持部と上記ガス検知素子の内周面に接触するセンサ当接
部とを有していると共に,上記出力端子を上記センサ当
接部に設けてあり,また,上記ヒータ保持部と上記セン
サ当接部とは,いずれもリング形状の一部を切り欠いた
スリットを設けて断面C字状に設けてあり,かつ,上記
出力端子と上記ヒータ保持部の上記スリットとは略90
°ずらして配置してあることを特徴とするガスセンサで
ある。
たガスセンサとしては,次の発明がある。即ち,請求項
14に記載の発明は,被測定ガスと接触する接ガス部を
有するガス検知素子を有し,該ガス検知素子は,内部に
中空部を有するコップ形状を呈していると共に,該中空
部には上記ガス検知素子を加熱するためのヒータとして
請求項1〜7のいずれか1項に記載のセラミックヒータ
を挿入配置してなり,上記ガス検知素子の外周面および
内周面には,出力取出し用の出力端子を有するマイナス
ホルダおよびプラスホルダをそれぞれ配設してあり,該
プラスホルダは,上記ヒータを保持するためのヒータ保
持部と上記ガス検知素子の内周面に接触するセンサ当接
部とを有していると共に,上記出力端子を上記センサ当
接部に設けてあり,また,上記ヒータ保持部と上記セン
サ当接部とは,いずれもリング形状の一部を切り欠いた
スリットを設けて断面C字状に設けてあり,かつ,上記
出力端子と上記ヒータ保持部の上記スリットとは略90
°ずらして配置してあることを特徴とするガスセンサで
ある。
【0045】本発明のガスセンサにおいて最も注目すべ
きことは,上記ガス検知素子を加熱するヒータとして,
上記優れたセラミックヒータを用いたこと,および,上
記プラスホルダにおける上記出力端子の位置と上記ヒー
タ保持部のスリットの位置を略90°ずらして配置した
ことである。
きことは,上記ガス検知素子を加熱するヒータとして,
上記優れたセラミックヒータを用いたこと,および,上
記プラスホルダにおける上記出力端子の位置と上記ヒー
タ保持部のスリットの位置を略90°ずらして配置した
ことである。
【0046】上記プラスホルダは,上記のごとく,ヒー
タ保持部とセンサ当接部とを有する。これらは,いずれ
もスリットを有する断面C字状のCリング形状を有し,
ヒータ保持部よりもセンサ当接部を大径に設けてある。
また,ヒータ保持部とセンサ当接部とは,例えば徐々に
縮径する円錐状の接続部によって接続された一体形状を
有している。そして,上記センサ当接部に設けた出力端
子と,ヒータ保持部に設けたスリットとは略90°ずら
して設ける。
タ保持部とセンサ当接部とを有する。これらは,いずれ
もスリットを有する断面C字状のCリング形状を有し,
ヒータ保持部よりもセンサ当接部を大径に設けてある。
また,ヒータ保持部とセンサ当接部とは,例えば徐々に
縮径する円錐状の接続部によって接続された一体形状を
有している。そして,上記センサ当接部に設けた出力端
子と,ヒータ保持部に設けたスリットとは略90°ずら
して設ける。
【0047】また,センサ当接部に設けた出力端子と,
ヒータ保持部に設けたスリットとは,90°±20°ず
らして配置することが好ましい。90°±20°の範囲
を外れた場合には,後述する組付け性の向上およびセラ
ミックヒータの安定的保持という効果が十分に得られな
いという問題がある。
ヒータ保持部に設けたスリットとは,90°±20°ず
らして配置することが好ましい。90°±20°の範囲
を外れた場合には,後述する組付け性の向上およびセラ
ミックヒータの安定的保持という効果が十分に得られな
いという問題がある。
【0048】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明のガスセンサにおいては,上記プラスホルダのセ
ンサ当接部に設けた出力端子とヒータ保持部に設けたス
リットとを略90°ずらして設けてある。そのため,上
記ヒータ保持部に保持される上記セラミックヒータが有
する外部リード線と,上記センサ当接部が有する出力端
子とを,略90°ずらした位置に容易に配置することが
できる。
本発明のガスセンサにおいては,上記プラスホルダのセ
ンサ当接部に設けた出力端子とヒータ保持部に設けたス
リットとを略90°ずらして設けてある。そのため,上
記ヒータ保持部に保持される上記セラミックヒータが有
する外部リード線と,上記センサ当接部が有する出力端
子とを,略90°ずらした位置に容易に配置することが
できる。
【0049】即ち,上記セラミックヒータは,上述した
ごとく,基板積層方向の両主面に上記外部リード線を有
している。そのため,セラミックヒータの保持は,外部
リード線を有していない側面部を上記ヒータ保持部によ
り挟持することにより行われる。ここで,上記ヒータ保
持部はスリットが設けられているので,このスリット部
を避けた状態で,セラミックヒータを挟持する。そのた
め,セラミックヒータのヒータ保持部に対する配置は,
上記外部リード線を設けた主面がスリットに対面する位
置に容易に配置することができる。
ごとく,基板積層方向の両主面に上記外部リード線を有
している。そのため,セラミックヒータの保持は,外部
リード線を有していない側面部を上記ヒータ保持部によ
り挟持することにより行われる。ここで,上記ヒータ保
持部はスリットが設けられているので,このスリット部
を避けた状態で,セラミックヒータを挟持する。そのた
め,セラミックヒータのヒータ保持部に対する配置は,
上記外部リード線を設けた主面がスリットに対面する位
置に容易に配置することができる。
【0050】また,ここで,上記ヒータ保持部のスリッ
トとセンサ当接部の出力端子とは,略90°ずれて配置
されている。そのため,上記のごとくセラミックヒータ
の外部リード線をスリットに対面させることにより,外
部リード線と上記出力端子とを,容易に略90°ずれた
状態に配置させることができる。
トとセンサ当接部の出力端子とは,略90°ずれて配置
されている。そのため,上記のごとくセラミックヒータ
の外部リード線をスリットに対面させることにより,外
部リード線と上記出力端子とを,容易に略90°ずれた
状態に配置させることができる。
【0051】このような配置状態をとることにより,セ
ラミックヒータの外部リード線とプラスホルダの出力端
子とを円周上の同じ角度の位置に重なり合うことなく配
設することができる。そのため,上記外部リード線と出
力端子との干渉を確実に防止できると共に,ガスセンサ
組付け時の作業性を向上させることができる。
ラミックヒータの外部リード線とプラスホルダの出力端
子とを円周上の同じ角度の位置に重なり合うことなく配
設することができる。そのため,上記外部リード線と出
力端子との干渉を確実に防止できると共に,ガスセンサ
組付け時の作業性を向上させることができる。
【0052】また,上記プラスホルダを用いれば,ヒー
タ保持部によってセラミックヒータを安定的に保持しつ
つ,上記配置状態を容易に実現することができる。それ
故,本発明によれば,組付け性に優れ,かつ,セラミッ
クヒータの安定的保持が可能なガスセンサを提供するこ
とができる。
タ保持部によってセラミックヒータを安定的に保持しつ
つ,上記配置状態を容易に実現することができる。それ
故,本発明によれば,組付け性に優れ,かつ,セラミッ
クヒータの安定的保持が可能なガスセンサを提供するこ
とができる。
【0053】次に,請求項15に記載の発明のように,
上記マイナスホルダの出力端子は,上記プラスホルダの
出力端子と略180°ずらした位置に対面配置してある
ことが好ましい。この場合には,上記セラミックヒータ
の2本の外部リード線と,プラスホルダおよびマイナス
ホルダの2つの出力端子という4つの部分を,すべて略
90°ずらした状態で配置することができる。それ故,
さらにガスセンサの組付け性の向上およびこれら4つの
部分の干渉防止を図ることができる。
上記マイナスホルダの出力端子は,上記プラスホルダの
出力端子と略180°ずらした位置に対面配置してある
ことが好ましい。この場合には,上記セラミックヒータ
の2本の外部リード線と,プラスホルダおよびマイナス
ホルダの2つの出力端子という4つの部分を,すべて略
90°ずらした状態で配置することができる。それ故,
さらにガスセンサの組付け性の向上およびこれら4つの
部分の干渉防止を図ることができる。
【0054】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるセラミックヒータおよびそ
の製造方法につき,図1〜図3を用いて説明する。本例
のセラミックヒータ1は,図1,図2に示すごとく,発
熱部21とリード部22とよりなるヒータパターン層2
を形成してなるヒータ基板11と,上記ヒータパターン
層2を被覆する被覆基板12とを積層してなる断面略四
角形状の本体部10を有するセラミックヒータである。
本体部10における基板積層方向の主面(上面)17お
よび主面(下面)18には,それぞれ上記リード部22
と電気的に接続された金属端子部3を設け,該金属端子
部3に外部リード線4を接合層により接合してある。
の製造方法につき,図1〜図3を用いて説明する。本例
のセラミックヒータ1は,図1,図2に示すごとく,発
熱部21とリード部22とよりなるヒータパターン層2
を形成してなるヒータ基板11と,上記ヒータパターン
層2を被覆する被覆基板12とを積層してなる断面略四
角形状の本体部10を有するセラミックヒータである。
本体部10における基板積層方向の主面(上面)17お
よび主面(下面)18には,それぞれ上記リード部22
と電気的に接続された金属端子部3を設け,該金属端子
部3に外部リード線4を接合層により接合してある。
【0055】また,図2に示すごとく,本体部10は2
枚のヒータ基板10と1枚の被覆基板12とを積層して
2つのヒータパターン層2を積層させてなる。この複数
のヒータパターン層2は本体部10の基板積層方向に設
けたスルーホール71〜74を介して金属端子部3に電
気的に接続されている。
枚のヒータ基板10と1枚の被覆基板12とを積層して
2つのヒータパターン層2を積層させてなる。この複数
のヒータパターン層2は本体部10の基板積層方向に設
けたスルーホール71〜74を介して金属端子部3に電
気的に接続されている。
【0056】また,図1(b)に示すごとく,金属端子
部3は,本体部10の上面17および下面18におい
て,その端部まで達しないように設けてある。即ち,金
属端子部3は,そのエッジ部31が本体部10の上面1
7および下面18のエッジ部171,181と重ならな
いように設け,上面17および下面18の平面部分に金
属端子部3のエッジ部31が位置するように設けてあ
る。
部3は,本体部10の上面17および下面18におい
て,その端部まで達しないように設けてある。即ち,金
属端子部3は,そのエッジ部31が本体部10の上面1
7および下面18のエッジ部171,181と重ならな
いように設け,上面17および下面18の平面部分に金
属端子部3のエッジ部31が位置するように設けてあ
る。
【0057】また,同図に示すごとく,接合層5はろう
材より構成してあり,これを金属端子部3の端部31に
まで達しないように配設してある。即ち,接合層5は,
そのエッジ部51が金属端子部3のエッジ部31と重な
らないように設け,金属端子部3の平面部分に接合層5
のエッジ部51が位置するように設けてある。
材より構成してあり,これを金属端子部3の端部31に
まで達しないように配設してある。即ち,接合層5は,
そのエッジ部51が金属端子部3のエッジ部31と重な
らないように設け,金属端子部3の平面部分に接合層5
のエッジ部51が位置するように設けてある。
【0058】次に,セラミックヒータ1の主要部分の具
体的寸法について図2を用いて説明する。図2に示すご
とく,本例のセラミックヒータ1は,全長Lが54m
m,全幅Wが2.9mm,全厚みT(図1)が1.6m
mである。また,ヒータパターン層2のうち,発熱部2
1の長さCは9mm,リード部22の長さDは42mm
に設けてある。
体的寸法について図2を用いて説明する。図2に示すご
とく,本例のセラミックヒータ1は,全長Lが54m
m,全幅Wが2.9mm,全厚みT(図1)が1.6m
mである。また,ヒータパターン層2のうち,発熱部2
1の長さCは9mm,リード部22の長さDは42mm
に設けてある。
【0059】また,リード部22の基板への配置は,幅
方向エッジからの距離F1が0.25mm,左右のリー
ド部22の間隔F2が0.228mm,長手方向後端か
らの距離F3が1mmとなるように行っている。また,
スルーホールの縦方向のピッチP1は3.6mm,横方
向のピッチP2は1.4mm,スルーホールの径はφ3
mmである。また,金属端子部3のサイズは,長さE1
が5.5mm,幅E2が2.3mmである。
方向エッジからの距離F1が0.25mm,左右のリー
ド部22の間隔F2が0.228mm,長手方向後端か
らの距離F3が1mmとなるように行っている。また,
スルーホールの縦方向のピッチP1は3.6mm,横方
向のピッチP2は1.4mm,スルーホールの径はφ3
mmである。また,金属端子部3のサイズは,長さE1
が5.5mm,幅E2が2.3mmである。
【0060】次に,上記セラミックヒータ1の製造手順
について,図3を用いて説明する。セラミックヒータ1
を製造するに当たっては,まず,Al2O3を約92重
量%と,SiO2,CaO,MgOを合計約8重量%含
有する原料粉末を準備し,そのスラリーを作製する。
について,図3を用いて説明する。セラミックヒータ1
を製造するに当たっては,まず,Al2O3を約92重
量%と,SiO2,CaO,MgOを合計約8重量%含
有する原料粉末を準備し,そのスラリーを作製する。
【0061】次いで,上記スラリーをドクターブレード
法によって処理し,グリーンシートを成形した。次い
で,該セラミックシートに打ち抜きプレスを施し,12
0mm×120mmの,ヒータ基板用グリーンシート1
01と,被覆基板用グリーンシート102を作製すると
共に,各グリーンシート101,102にスルーホール
71〜74を設けた。なお,これらのグリーンシート1
01,102の作製は,押出成形法等により行うことも
できる。
法によって処理し,グリーンシートを成形した。次い
で,該セラミックシートに打ち抜きプレスを施し,12
0mm×120mmの,ヒータ基板用グリーンシート1
01と,被覆基板用グリーンシート102を作製すると
共に,各グリーンシート101,102にスルーホール
71〜74を設けた。なお,これらのグリーンシート1
01,102の作製は,押出成形法等により行うことも
できる。
【0062】次に,W,Mo等の金属を主成分とした導
電性ペーストを準備した。そして,図3(a)に示すご
とく,この導電性ペーストを2枚のヒータ基板用グリー
ンシート101上にヒータパターンに応じて印刷し,発
熱部21及びリード部22よりなるヒータパターン層2
を複数形成した。
電性ペーストを準備した。そして,図3(a)に示すご
とく,この導電性ペーストを2枚のヒータ基板用グリー
ンシート101上にヒータパターンに応じて印刷し,発
熱部21及びリード部22よりなるヒータパターン層2
を複数形成した。
【0063】また,ヒータ基板用グリーンシート101
の上記ヒータパターン層2と反対側の面には,金属端子
部形成用の導電性ペーストを印刷し,金属端子部3を複
数設けた。この金属端子部形成用の導電性ペーストとし
ては,Wを70重量%以上含有すると共にMo等を含む
金属を主成分とした導電性ペーストを用いた。なお,こ
の導電性ペーストは,上記発熱部21及びリード部22
と同じ成分でもよいし,異なる成分でもよい。
の上記ヒータパターン層2と反対側の面には,金属端子
部形成用の導電性ペーストを印刷し,金属端子部3を複
数設けた。この金属端子部形成用の導電性ペーストとし
ては,Wを70重量%以上含有すると共にMo等を含む
金属を主成分とした導電性ペーストを用いた。なお,こ
の導電性ペーストは,上記発熱部21及びリード部22
と同じ成分でもよいし,異なる成分でもよい。
【0064】次に,2枚のヒータ基板用グリーンシート
101の上記ヒータパターン層2の形成面を互いに向か
い合わせると共に,これらの間に被覆基板用グリーンシ
ート102に挟んで,3層積層体を得た。その後該積層
体を焼成して中間体を作製する。この焼成は,上記積層
体をN2及びH2ガスよりなる還元雰囲気において,1
400〜1600℃の温度に加熱することにより行っ
た。
101の上記ヒータパターン層2の形成面を互いに向か
い合わせると共に,これらの間に被覆基板用グリーンシ
ート102に挟んで,3層積層体を得た。その後該積層
体を焼成して中間体を作製する。この焼成は,上記積層
体をN2及びH2ガスよりなる還元雰囲気において,1
400〜1600℃の温度に加熱することにより行っ
た。
【0065】次いで,図3(b)に示すごとく,上記中
間体の複数の金属端子部3に外部リード線4をろう材よ
りなる接合層5により接合した。接合は,接合層5用の
ろう材と外部リード線4を金属端子部3上に配置して,
1000〜1200℃の温度に加熱することにより行っ
た。なお,上記外部リード線4の形状は,図3(b)に
おける丸棒状に限らず,図4(a),(b)に示すごと
く,断面四角形状であってもよい。
間体の複数の金属端子部3に外部リード線4をろう材よ
りなる接合層5により接合した。接合は,接合層5用の
ろう材と外部リード線4を金属端子部3上に配置して,
1000〜1200℃の温度に加熱することにより行っ
た。なお,上記外部リード線4の形状は,図3(b)に
おける丸棒状に限らず,図4(a),(b)に示すごと
く,断面四角形状であってもよい。
【0066】次に,外部リード線4の接合部分の最外表
面はNiメッキ6により被覆した(図1(b)参照)。
次いで,図3(c)に示すごとく,上記中間体を切断し
てセラミックヒータ1を個片化した。
面はNiメッキ6により被覆した(図1(b)参照)。
次いで,図3(c)に示すごとく,上記中間体を切断し
てセラミックヒータ1を個片化した。
【0067】その後,セラミックヒータ1の先端部を研
磨装置を使用して所望形状に研磨した。これにより,図
1に示すごときセラミックヒータ1が得られた。また,
本例においては,上記製造工程の途中において検査工程
を行った。具体的には,上記焼成工程の後,個片化工程
の前に,検査工程を行った。
磨装置を使用して所望形状に研磨した。これにより,図
1に示すごときセラミックヒータ1が得られた。また,
本例においては,上記製造工程の途中において検査工程
を行った。具体的には,上記焼成工程の後,個片化工程
の前に,検査工程を行った。
【0068】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例のセラミックヒータ1においては,上記のごとく,金
属端子部3および外部リード線4を,基板の積層方向の
上面17および下面18に設けてある。そのため,その
製造過程において,金属端子部3および外部リード線4
の接合工程は,いずれも,基板積層体を個々のセラミッ
クヒータ1に個片化する前に行うことができる。それ
故,セラミックヒータ1の製造工程は,従来のようにセ
ラミックヒータごとに個別に金属端子部3や外部リード
線4を設ける必要がなく,大幅に合理化される。
例のセラミックヒータ1においては,上記のごとく,金
属端子部3および外部リード線4を,基板の積層方向の
上面17および下面18に設けてある。そのため,その
製造過程において,金属端子部3および外部リード線4
の接合工程は,いずれも,基板積層体を個々のセラミッ
クヒータ1に個片化する前に行うことができる。それ
故,セラミックヒータ1の製造工程は,従来のようにセ
ラミックヒータごとに個別に金属端子部3や外部リード
線4を設ける必要がなく,大幅に合理化される。
【0069】また,セラミックヒータ1の性能検査は,
上記のごとく,個片化前に行うことができる。そのた
め,従来よりも検査工程を大幅に合理化することができ
る。このように,本例のセラミックヒータ1は,金属端
子部3および外部リード線4の配設位置を上記特定の方
向に限定することにより,製造工程,検査工程等を大幅
に容易化することができる。それ故,セラミックヒータ
1の製造コストを低減することができる。
上記のごとく,個片化前に行うことができる。そのた
め,従来よりも検査工程を大幅に合理化することができ
る。このように,本例のセラミックヒータ1は,金属端
子部3および外部リード線4の配設位置を上記特定の方
向に限定することにより,製造工程,検査工程等を大幅
に容易化することができる。それ故,セラミックヒータ
1の製造コストを低減することができる。
【0070】また,本例のセラミックヒータ1において
は,上記本体部10の上面17および下面18と,金属
端子部3と,接合層5とは,互いに端部が重ならないよ
うに配設してある。そのため,これらの端部(エッジ
部)171,181,31,51等に応力集中が起こる
ことを防止することができ,セラミックヒータ1の耐久
性を向上させることもできる。
は,上記本体部10の上面17および下面18と,金属
端子部3と,接合層5とは,互いに端部が重ならないよ
うに配設してある。そのため,これらの端部(エッジ
部)171,181,31,51等に応力集中が起こる
ことを防止することができ,セラミックヒータ1の耐久
性を向上させることもできる。
【0071】このように,本例によれば,製造工程を大
幅に合理化することができ,製造コストの低いセラミッ
クヒータ1およびその製造方法を提供することができ
る。
幅に合理化することができ,製造コストの低いセラミッ
クヒータ1およびその製造方法を提供することができ
る。
【0072】実施形態例2 本例は,図5に示すごとく,実施形態例1における上記
積層体には,その焼成前に,個片化時の切断位置に切断
用溝7を形成した例である。この切断用溝7は,上記グ
リーンシート101,102を積層した後,シート切断
機を利用してブレードを板厚の半分より小さい深さで停
止させる途中切断法という手段をシート両面に実施する
ことにより形成した。その他は実施形態例1と同様であ
る。この場合には,上記個片化時において,上記切断用
溝7を基準に容易に切断することができる。その他は実
施形態例1と同様の作用効果が得られる。
積層体には,その焼成前に,個片化時の切断位置に切断
用溝7を形成した例である。この切断用溝7は,上記グ
リーンシート101,102を積層した後,シート切断
機を利用してブレードを板厚の半分より小さい深さで停
止させる途中切断法という手段をシート両面に実施する
ことにより形成した。その他は実施形態例1と同様であ
る。この場合には,上記個片化時において,上記切断用
溝7を基準に容易に切断することができる。その他は実
施形態例1と同様の作用効果が得られる。
【0073】実施形態例3 本例においては,実施形態例1において作製したセラミ
ックヒータ1(本発明品)が優れた耐久性を示した原因
の1つを調査するため,図6(a)に示すごとく,積層
方向表面(主面)に設けた金属端子部3の表面粗度を測
定した。また,比較のため,図6(b)に示すごとく,
本体部10の積層方向の側面(切断面)に金属端子部3
を設けた従来品についても同様に表面粗度を測定した。
測定はそれぞれ10個ずつ行った。スキャン方向は図6
に矢印Sにより示す。スキャン距離は0.8mmとし
た。
ックヒータ1(本発明品)が優れた耐久性を示した原因
の1つを調査するため,図6(a)に示すごとく,積層
方向表面(主面)に設けた金属端子部3の表面粗度を測
定した。また,比較のため,図6(b)に示すごとく,
本体部10の積層方向の側面(切断面)に金属端子部3
を設けた従来品についても同様に表面粗度を測定した。
測定はそれぞれ10個ずつ行った。スキャン方向は図6
に矢印Sにより示す。スキャン距離は0.8mmとし
た。
【0074】測定結果を表1に示す。表1より知られる
ごとく,本発明品は,従来品に比べて大幅に表面粗度
(Rz)が低下し,従来よりも平滑な金属端子部3を有
していることが分かる。この金属端子部3の平滑性向上
によって,接合層4の流れ性が向上して広い接合面積を
得ることができる。これにより,初期接合強度の向上と
温度サイクルで生ずる接合部の熱応力の減少が得られ,
耐久性が向上したと考えられる。
ごとく,本発明品は,従来品に比べて大幅に表面粗度
(Rz)が低下し,従来よりも平滑な金属端子部3を有
していることが分かる。この金属端子部3の平滑性向上
によって,接合層4の流れ性が向上して広い接合面積を
得ることができる。これにより,初期接合強度の向上と
温度サイクルで生ずる接合部の熱応力の減少が得られ,
耐久性が向上したと考えられる。
【0075】
【表1】
【0076】実施形態例4 本例は,実施形態例1のセラミックヒータ1を用いたガ
スセンサの具体例である。本例のガスセンサ8は,自動
車用内燃機関に用いられる酸素センサであって,図8に
示すごとく,被測定ガスと接触する接ガス部811を有
するガス検知素子81を有する。
スセンサの具体例である。本例のガスセンサ8は,自動
車用内燃機関に用いられる酸素センサであって,図8に
示すごとく,被測定ガスと接触する接ガス部811を有
するガス検知素子81を有する。
【0077】上記ガス検知素子81は,内部に中空部8
10を有するコップ形状を呈していると共に,該中空部
810にはガス検知素子81を加熱するためのヒータと
して実施形態例1のセラミックヒータ1を挿入配置して
なる。ガス検知素子81の外周面および内周面には,図
8,図9に示すごとく,出力取出し用の出力端子86
9,879を有するマイナスホルダ86およびプラスホ
ルダ87をそれぞれ配設してある。
10を有するコップ形状を呈していると共に,該中空部
810にはガス検知素子81を加熱するためのヒータと
して実施形態例1のセラミックヒータ1を挿入配置して
なる。ガス検知素子81の外周面および内周面には,図
8,図9に示すごとく,出力取出し用の出力端子86
9,879を有するマイナスホルダ86およびプラスホ
ルダ87をそれぞれ配設してある。
【0078】プラスホルダ87は,図9(b),図10
に示すごとく,上記セラミックヒータ1を保持するため
のヒータ保持部871とガス検知素子81の内周面に接
触するセンサ当接部873とを有していると共に,上記
出力端子879を上記センサ当接部873に設けてあ
る。また,上記ヒータ保持部871とセンサ当接部87
3とは,いずれもリング形状の一部を切り欠いたスリッ
ト877,878を設けて断面C字状に設けてある。か
つ,出力端子879とヒータ保持部871のスリット8
77とは略90°ずらして配置してある。
に示すごとく,上記セラミックヒータ1を保持するため
のヒータ保持部871とガス検知素子81の内周面に接
触するセンサ当接部873とを有していると共に,上記
出力端子879を上記センサ当接部873に設けてあ
る。また,上記ヒータ保持部871とセンサ当接部87
3とは,いずれもリング形状の一部を切り欠いたスリッ
ト877,878を設けて断面C字状に設けてある。か
つ,出力端子879とヒータ保持部871のスリット8
77とは略90°ずらして配置してある。
【0079】上記プラスホルダ87をさらに詳細に説明
すると,図9(b),図10に示すごとく,上記センサ
当接部873とヒータ保持部871とは,略円錐形状を
有すると共にその一部を切り欠いて構成した接続部87
2により連結されている。ここで,センサ当接部873
の中心とヒータ保持部871の中心は同心円上にはな
い。これは,プラスホルダ87をガス検知素子81に組
付けたときに,ヒータ1の中心とガス検知素子81の中
心が同心円上になるようにするためである。
すると,図9(b),図10に示すごとく,上記センサ
当接部873とヒータ保持部871とは,略円錐形状を
有すると共にその一部を切り欠いて構成した接続部87
2により連結されている。ここで,センサ当接部873
の中心とヒータ保持部871の中心は同心円上にはな
い。これは,プラスホルダ87をガス検知素子81に組
付けたときに,ヒータ1の中心とガス検知素子81の中
心が同心円上になるようにするためである。
【0080】また,センサ当接部873のスリット87
8は,出力端子879と180°ずれた位置に対面配置
されている。即ち,センサ当接部873のスリット87
8はヒータ保持部871のスリット877と90°ずれ
た位置に配置されている。また,上記センサ当接部87
3の上端には,ガス検知素子81の上端に当接して位置
決めするための爪部874を複数設けてある。
8は,出力端子879と180°ずれた位置に対面配置
されている。即ち,センサ当接部873のスリット87
8はヒータ保持部871のスリット877と90°ずれ
た位置に配置されている。また,上記センサ当接部87
3の上端には,ガス検知素子81の上端に当接して位置
決めするための爪部874を複数設けてある。
【0081】また,センサ当接部873は,上記ガス検
知素子81の内径よりも若干大きい外径を有し,ガス検
知素子81への圧入時にその内面にばね作用により密着
するよう構成されている。また,ヒータ保持部871
は,セラミックヒータ1の最大外径よりも若干小さい内
径を有しており,ヒータ圧入時にばね作用によりセラミ
ックヒータ1と密着するよう構成されている。上記各ス
リット877,878は,上記のばね作用を得るために
不可欠なものである。また,このばね作用を十分に発揮
するよう,プラスホルダ87と上記マイナスホルダ86
は,耐熱ばね鋼より作製してある。
知素子81の内径よりも若干大きい外径を有し,ガス検
知素子81への圧入時にその内面にばね作用により密着
するよう構成されている。また,ヒータ保持部871
は,セラミックヒータ1の最大外径よりも若干小さい内
径を有しており,ヒータ圧入時にばね作用によりセラミ
ックヒータ1と密着するよう構成されている。上記各ス
リット877,878は,上記のばね作用を得るために
不可欠なものである。また,このばね作用を十分に発揮
するよう,プラスホルダ87と上記マイナスホルダ86
は,耐熱ばね鋼より作製してある。
【0082】図11,図12には,プラスホルダ87に
よりセラミックヒータ1を保持した状態を示している。
図12に示すごとく平面的に見ると,セラミックヒータ
1は,外部リード線4を配設した基板積層方向の一方の
主面をヒータ保持部871のスリット877に向けて保
持されている。そのため,セラミックヒータ1の2本の
外部リード線4は,いずれも出力端子879に対して9
0°ずれた位置に配置された状態となっている。
よりセラミックヒータ1を保持した状態を示している。
図12に示すごとく平面的に見ると,セラミックヒータ
1は,外部リード線4を配設した基板積層方向の一方の
主面をヒータ保持部871のスリット877に向けて保
持されている。そのため,セラミックヒータ1の2本の
外部リード線4は,いずれも出力端子879に対して9
0°ずれた位置に配置された状態となっている。
【0083】また,図13には,上記セラミックヒータ
1を保持したプラスホルダ87をガス検知素子81内に
挿入配置し,さらにガス検知素子81の外周部にマイナ
スホルダ86を装着した状態を平面的に見た説明図を示
してある。この図13および図8より知られるごとく,
本例においては,上記マイナスホルダ86の出力端子8
69は,プラスホルダ87の出力端子879と略180
°ずらした位置に対面配置してある。これにより,2つ
の出力端子869,879と2つの外部リード線4と
は,それぞれ90°ずつずれた状態で配置される。
1を保持したプラスホルダ87をガス検知素子81内に
挿入配置し,さらにガス検知素子81の外周部にマイナ
スホルダ86を装着した状態を平面的に見た説明図を示
してある。この図13および図8より知られるごとく,
本例においては,上記マイナスホルダ86の出力端子8
69は,プラスホルダ87の出力端子879と略180
°ずらした位置に対面配置してある。これにより,2つ
の出力端子869,879と2つの外部リード線4と
は,それぞれ90°ずつずれた状態で配置される。
【0084】また,図8に示すごとく,上記ガス検知素
子81は,その中空部810に基準ガス室812を,ガ
ス検知素子81の外方に被測定ガス室813を設けてあ
る。また,ガス検知素子81の接ガス部811側には白
金よりなる外側電極815を,中空部側には白金よりな
る内側電極814を設けてある。そして,外側電極81
5には上記マイナスホルダ86を,内側電極814には
プラスホルダ87をそれぞれ接続してある。
子81は,その中空部810に基準ガス室812を,ガ
ス検知素子81の外方に被測定ガス室813を設けてあ
る。また,ガス検知素子81の接ガス部811側には白
金よりなる外側電極815を,中空部側には白金よりな
る内側電極814を設けてある。そして,外側電極81
5には上記マイナスホルダ86を,内側電極814には
プラスホルダ87をそれぞれ接続してある。
【0085】マイナスホルダ86およびプラスホルダ8
7の出力端子869,879,並びにセラミックヒータ
1の外部リード線4は,外部と電気的に接続するための
4本の本体リード線891〜893にそれぞれ接続され
ている。これらの接続は,インシュレータ85の内部に
おいて,コネクタ895,896を介して行われてい
る。
7の出力端子869,879,並びにセラミックヒータ
1の外部リード線4は,外部と電気的に接続するための
4本の本体リード線891〜893にそれぞれ接続され
ている。これらの接続は,インシュレータ85の内部に
おいて,コネクタ895,896を介して行われてい
る。
【0086】そして,図8に示すごとく,上記マイナス
ホルダ89,プラスホルダ87,セラミックヒータ1等
を備えたガス検知素子81および上記インシュレータ8
5等は,素子カバー82,ハウジング84,カバーダス
ト83等により覆われて保護されている。即ち,ガス検
知素子81は,接ガス部11を露出させた状態でハウジ
ング4に保持されている。
ホルダ89,プラスホルダ87,セラミックヒータ1等
を備えたガス検知素子81および上記インシュレータ8
5等は,素子カバー82,ハウジング84,カバーダス
ト83等により覆われて保護されている。即ち,ガス検
知素子81は,接ガス部11を露出させた状態でハウジ
ング4に保持されている。
【0087】本例のハウジング84は,内孔内に配置し
たガス検知素子81を固定するための素子かしめ部84
1を有している。素子かしめ部841は,ガス検知素子
81との間に絶縁部材881,タルク882,およびリ
ング形状を有するリングスペーサ883を介在させた状
態で,リングスペーサ883を押圧するようにかしめ加
工してある。なお,ハウジング84とガス検知素子81
との先端側の当接部には,シール用のフロートパッキン
884を介在させてある。
たガス検知素子81を固定するための素子かしめ部84
1を有している。素子かしめ部841は,ガス検知素子
81との間に絶縁部材881,タルク882,およびリ
ング形状を有するリングスペーサ883を介在させた状
態で,リングスペーサ883を押圧するようにかしめ加
工してある。なお,ハウジング84とガス検知素子81
との先端側の当接部には,シール用のフロートパッキン
884を介在させてある。
【0088】また,図8に示すごとく,本例のハウジン
グ84の一端には,素子カバー82を固定するためのカ
バーかしめ部842を設けてある。カバーかしめ部84
2は,環状の溝部843と,溝部843の外周部に位置
するリング状のスカート部844と,溝部843の内周
部に位置するガイド部845とよりなる。
グ84の一端には,素子カバー82を固定するためのカ
バーかしめ部842を設けてある。カバーかしめ部84
2は,環状の溝部843と,溝部843の外周部に位置
するリング状のスカート部844と,溝部843の内周
部に位置するガイド部845とよりなる。
【0089】一方,素子カバー82は,有底円筒形状を
有すると共にその開口端に外方へ拡開したフランジ部8
28,829を有する外管821と内管822とを重ね
た二重管構造を有している。外管821と内管822と
は,互いのフランジ部828,829を重ね合わせた状
態でカバーかしめ部842の溝部843に挿入し,フラ
ンジ部828,829を,内方にかしめられたスカート
部844により押圧された状態でかしめ固定されてい
る。また,外管821と内管822とは側壁部に複数の
貫通穴を有しており,被測定ガスの流通性を確保してあ
る。
有すると共にその開口端に外方へ拡開したフランジ部8
28,829を有する外管821と内管822とを重ね
た二重管構造を有している。外管821と内管822と
は,互いのフランジ部828,829を重ね合わせた状
態でカバーかしめ部842の溝部843に挿入し,フラ
ンジ部828,829を,内方にかしめられたスカート
部844により押圧された状態でかしめ固定されてい
る。また,外管821と内管822とは側壁部に複数の
貫通穴を有しており,被測定ガスの流通性を確保してあ
る。
【0090】次に,本例のカバーダスト83は,図8に
示すごとく,小径部831と大径部832とこれらを繋
ぐ段部833とを有している。そして,カバーダスト8
3は,ハウジング84の上端に連結され,上記インシュ
レータ85を内部に保持するよう構成されている。ま
た,ハウジング84とカバーダスト83とはカバーダス
ト83の外周面から全周にわたって溶接部834におい
て溶接することにより接続してある。
示すごとく,小径部831と大径部832とこれらを繋
ぐ段部833とを有している。そして,カバーダスト8
3は,ハウジング84の上端に連結され,上記インシュ
レータ85を内部に保持するよう構成されている。ま
た,ハウジング84とカバーダスト83とはカバーダス
ト83の外周面から全周にわたって溶接部834におい
て溶接することにより接続してある。
【0091】カバーダスト83の小径部831の外方に
は,筒状の撥水フィルタ857を介してカバー部材83
9が設けられている。カバー部材839とカバーダスト
83とには,それぞれ第1通気口858と第2通気口8
59をそれぞれ設けてある。これらの通気口858,8
59は,撥水フィルタ857を介してガス検知素子81
の基準ガス室812に連通しており,該基準ガス室81
2に大気を導入する役割を果たすよう構成されている。
また,小径部831の上端内部には,本体リード線89
1〜893を保持する耐熱ゴム製のブッシュ895を配
設してある。また,カバー部材839は,カバーダスト
83に対してかしめ固定されている。
は,筒状の撥水フィルタ857を介してカバー部材83
9が設けられている。カバー部材839とカバーダスト
83とには,それぞれ第1通気口858と第2通気口8
59をそれぞれ設けてある。これらの通気口858,8
59は,撥水フィルタ857を介してガス検知素子81
の基準ガス室812に連通しており,該基準ガス室81
2に大気を導入する役割を果たすよう構成されている。
また,小径部831の上端内部には,本体リード線89
1〜893を保持する耐熱ゴム製のブッシュ895を配
設してある。また,カバー部材839は,カバーダスト
83に対してかしめ固定されている。
【0092】上記インシュレータ83は,上記本体リー
ド線891〜893の基端部を収納する本体部851と
該本体部851よりも大径の鍔部852とを有してい
る。そして,上記カバーダスト83の小径部831はイ
ンシュレータ85の本体部851の外径よりも大きく鍔
部852の外径よりも小さい内径を有するように設け,
一方,大径部832はインシュレータ85の鍔部852
の外径よりも大きい内径を有するように設けてある。
ド線891〜893の基端部を収納する本体部851と
該本体部851よりも大径の鍔部852とを有してい
る。そして,上記カバーダスト83の小径部831はイ
ンシュレータ85の本体部851の外径よりも大きく鍔
部852の外径よりも小さい内径を有するように設け,
一方,大径部832はインシュレータ85の鍔部852
の外径よりも大きい内径を有するように設けてある。
【0093】インシュレータ85は,鍔部852の一方
の面を上記段部833に当接させると共に鍔部852の
他方の面を大径部832に圧入されたストッパリング8
99により押圧固定してある。つまり,インシュレータ
85は,ストッパリング899とカバーダスト83の段
部に挟まれて固定されている。
の面を上記段部833に当接させると共に鍔部852の
他方の面を大径部832に圧入されたストッパリング8
99により押圧固定してある。つまり,インシュレータ
85は,ストッパリング899とカバーダスト83の段
部に挟まれて固定されている。
【0094】このような構成のもと,本例のガスセンサ
1は,上記基準ガス室812に導入した大気と,被測定
ガス室813に導入した被測定ガスとの間における,酸
素濃度の差によってガス検知素子81に生じる起電力を
上記リード線891,892を介して測定することによ
り,酸素濃度の検出を行うことができる。
1は,上記基準ガス室812に導入した大気と,被測定
ガス室813に導入した被測定ガスとの間における,酸
素濃度の差によってガス検知素子81に生じる起電力を
上記リード線891,892を介して測定することによ
り,酸素濃度の検出を行うことができる。
【0095】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例のガスセンサ1においては,上記プラスホルダ87の
センサ当接部873に設けた出力端子879とヒータ保
持部871に設けたスリット877とを略90°ずらし
て設けてある。そのため,ヒータ保持部871に保持さ
れるセラミックヒータ1が有する外部リード線4と,上
記センサ当接部873が有する出力端子879とを,略
90°ずらした位置に容易に配置することができる。
例のガスセンサ1においては,上記プラスホルダ87の
センサ当接部873に設けた出力端子879とヒータ保
持部871に設けたスリット877とを略90°ずらし
て設けてある。そのため,ヒータ保持部871に保持さ
れるセラミックヒータ1が有する外部リード線4と,上
記センサ当接部873が有する出力端子879とを,略
90°ずらした位置に容易に配置することができる。
【0096】ここで,比較のために従来のプラスホルダ
97を図14(a)(b)に示す。この従来のプラスホ
ルダ97は,ヒータ保持部971のスリット977と出
力端子979とを略180°ずらした位置に設けてあ
る。そして,ヒータ保持部971のスリット977とセ
ンサ当接部973のスリット978とは同じ方向に設け
てある。
97を図14(a)(b)に示す。この従来のプラスホ
ルダ97は,ヒータ保持部971のスリット977と出
力端子979とを略180°ずらした位置に設けてあ
る。そして,ヒータ保持部971のスリット977とセ
ンサ当接部973のスリット978とは同じ方向に設け
てある。
【0097】この従来のプラスホルダ97を用いて,出
力端子979とセラミックヒータ1の外部リード線4と
を略90°ずらして配置させようとした場合には,図1
4(a)に示すごとく,スリット977が位置する部分
でセラミックヒータ1を保持する必要がある。それ故,
セラミックヒータ1の保持状態が非常に不安定となる。
力端子979とセラミックヒータ1の外部リード線4と
を略90°ずらして配置させようとした場合には,図1
4(a)に示すごとく,スリット977が位置する部分
でセラミックヒータ1を保持する必要がある。それ故,
セラミックヒータ1の保持状態が非常に不安定となる。
【0098】一方,図14(b)に示すごとく,ヒータ
保持部971において最も安定して保持できる位置にセ
ラミックヒータ1を保持した場合には,外部リード線4
と出力端子979とが同じ方向に位置してしまう。従っ
て,従来のプラスホルダ97の場合には,セラミックヒ
ータ1の保持状態の安定化と,出力端子と外部リード線
とをずらして配置することによる組付け性向上および干
渉の防止という効果を同時に実現することは困難であっ
た。
保持部971において最も安定して保持できる位置にセ
ラミックヒータ1を保持した場合には,外部リード線4
と出力端子979とが同じ方向に位置してしまう。従っ
て,従来のプラスホルダ97の場合には,セラミックヒ
ータ1の保持状態の安定化と,出力端子と外部リード線
とをずらして配置することによる組付け性向上および干
渉の防止という効果を同時に実現することは困難であっ
た。
【0099】これに対し,本例では,上記のごとく,セ
ラミックヒータ1の外部リード線4と出力端子879と
を,容易に略90°ずれた状態に配置させることができ
る。そして,このような配置状態をとることにより,上
述した,セラミックヒータの安定的保持と,組付け性向
上および干渉防止を容易に実現することができる。ま
た,本例においても,実施形態例1と同様の作用効果を
得ることができる。
ラミックヒータ1の外部リード線4と出力端子879と
を,容易に略90°ずれた状態に配置させることができ
る。そして,このような配置状態をとることにより,上
述した,セラミックヒータの安定的保持と,組付け性向
上および干渉防止を容易に実現することができる。ま
た,本例においても,実施形態例1と同様の作用効果を
得ることができる。
【0100】また,上記実施形態例では,センサ当接部
973に設けた出力端子879と,ヒータ保持部871
に設けたスリット877を略90°ずらしたが,この略
90°とは,90°±20°の範囲を少なくとも含むも
のである。そして,90°±20°ずらした場合には,
より確実にヒータを安定的に保持し組付性向上および干
渉防止をさらに容易に実現することができる。
973に設けた出力端子879と,ヒータ保持部871
に設けたスリット877を略90°ずらしたが,この略
90°とは,90°±20°の範囲を少なくとも含むも
のである。そして,90°±20°ずらした場合には,
より確実にヒータを安定的に保持し組付性向上および干
渉防止をさらに容易に実現することができる。
【0101】実施形態例5 本例では,実施形態例1におけるセラミックヒータ1の
耐久性を,上記接合層5の端部における金属端子部3と
の接触角との関係において調べた。具体的には,図15
に示すごとく,接合層5の端部における金属端子部3と
の接触角γを25度〜60度の範囲で変化させたセラミ
ックヒータを準備し,これらに対して温度サイクル試験
を施した。
耐久性を,上記接合層5の端部における金属端子部3と
の接触角との関係において調べた。具体的には,図15
に示すごとく,接合層5の端部における金属端子部3と
の接触角γを25度〜60度の範囲で変化させたセラミ
ックヒータを準備し,これらに対して温度サイクル試験
を施した。
【0102】温度サイクル試験は,450℃の高温状態
での4分間保持と室温状態での4分間保持を1サイクル
として,これを繰り返すことにより行った。そして,1
000サイクル後において,金属端子部3等へのクラッ
クの発生有無の観察及び接合強度の測定を行った。接合
強度はオートグラフにて引き剥がし方向に行う引張試験
により行った。
での4分間保持と室温状態での4分間保持を1サイクル
として,これを繰り返すことにより行った。そして,1
000サイクル後において,金属端子部3等へのクラッ
クの発生有無の観察及び接合強度の測定を行った。接合
強度はオートグラフにて引き剥がし方向に行う引張試験
により行った。
【0103】試験結果を表2に示す。表2においては,
非常に良好な場合を○,良好である場合を△,耐久性に
問題がある場合を×として評価した。表2より知られる
ごとく,上記接触角γが40度以下の場合には,優れた
耐久性が得られることが分かる。
非常に良好な場合を○,良好である場合を△,耐久性に
問題がある場合を×として評価した。表2より知られる
ごとく,上記接触角γが40度以下の場合には,優れた
耐久性が得られることが分かる。
【0104】
【表2】
【図1】実施形態例1における,セラミックヒータの,
(a)斜視図,(b)A−A線矢視断面図。
(a)斜視図,(b)A−A線矢視断面図。
【図2】実施形態例1における,セラミックヒータの本
体部の展開斜視図。
体部の展開斜視図。
【図3】実施形態例1における,セラミックヒータの製
造手順を示す説明図。
造手順を示す説明図。
【図4】実施形態例1における,外部リード線の別例を
示す説明図。
示す説明図。
【図5】実施形態例2における,セラミックヒータ製造
過程における個片化前の状態を示す説明図。
過程における個片化前の状態を示す説明図。
【図6】実施形態例3における,表面粗度測定部を示す
説明図。
説明図。
【図7】Au−Cu成分比とろう材の硬度との関係を示
す説明図。
す説明図。
【図8】実施形態例4における,ガスセンサの構成を示
す説明図。
す説明図。
【図9】実施形態例4における,(a)マイナスホルダ
の斜視図,(b)プラスホルダの斜視図。
の斜視図,(b)プラスホルダの斜視図。
【図10】実施形態例4における,プラスホルダの,
(a)平面図,(b)側面図,(c)正面図。
(a)平面図,(b)側面図,(c)正面図。
【図11】実施形態例4における,セラミックヒータに
プラスホルダを装着した状態を示す,(a)正面図,
(b)側面図。
プラスホルダを装着した状態を示す,(a)正面図,
(b)側面図。
【図12】実施形態例4における,セラミックヒータと
プラスホルダの係合状態を平面的に見た説明図。
プラスホルダの係合状態を平面的に見た説明図。
【図13】実施形態例4における,セラミックヒータ,
プラスホルダ,ガス検知素子及びマイナスホルダの係合
状態を平面的に見た説明図。
プラスホルダ,ガス検知素子及びマイナスホルダの係合
状態を平面的に見た説明図。
【図14】実施形態例4における,比較用の従来のプラ
スホルダ用いた場合のセラミックヒータとプラスホルダ
の2つの係合状態(a)(b)を平面的に見た説明図。
スホルダ用いた場合のセラミックヒータとプラスホルダ
の2つの係合状態(a)(b)を平面的に見た説明図。
【図15】実施形態例5における,接合層の端部におけ
る金属端子部との接触角γを示す説明図。
る金属端子部との接触角γを示す説明図。
【図16】従来例における,セラミックヒータの,
(a)斜視図,(b)B−B線矢視断面図。
(a)斜視図,(b)B−B線矢視断面図。
【図17】従来例における,セラミックヒータの製造手
順を示す説明図。
順を示す説明図。
【図18】従来例における,(a)丸棒ヒータの斜視
図,(b)C−C線矢視断面図。
図,(b)C−C線矢視断面図。
【図19】従来例における,金属端子部に対するろう材
の接触角度を示す説明図。
の接触角度を示す説明図。
1...セラミックヒータ, 10...本体部, 2...ヒータパターン層, 21...発熱部, 22...リード部, 3...金属端子部, 4...外部リード線, 5...接合層(ろう材), 6...Niメッキ, 7...切断用溝, 8...ガスセンサ, 81...ガス検知素子, 82...素子カバー, 83...カバーダスト, 84...ハウジング, 85...インシュレータ, 86...マイナスホルダ, 87...プラスホルダ,
フロントページの続き (72)発明者 小林 正幸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 山田 弘一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2G004 BB01 BH12 BJ02 BM07 3K034 AA02 AA10 AA22 AA34 AA37 BB06 BB14 BC01 BC17 BC25 CA02 CA15 CA26 CA33 CA39 HA01 JA01 3K092 PP16 QA05 QB02 QB45 QB56 QB74 QB76 QC02 QC26 QC43 QC52 QC62 QC66 RF03 RF11 RF17 RF27 TT28 UA17 UA20 UB04 VV03 VV31 VV34
Claims (16)
- 【請求項1】 発熱部とリード部とよりなるヒータパタ
ーン層を形成してなるヒータ基板と,上記ヒータパター
ン層を被覆する被覆基板とを積層してなる断面略四角形
状の本体部を有するセラミックヒータにおいて,上記本
体部における基板積層方向の主面には,上記リード部と
電気的に接続された金属端子部を設け,該金属端子部に
外部リード線を接合層により接合してあることを特徴と
するセラミックヒータ。 - 【請求項2】 請求項1において,上記金属端子部は,
上記本体部における基板積層方向の両主面にそれぞれ設
けられていることを特徴とするセラミックヒータ。 - 【請求項3】 発熱部とリード部とよりなるヒータパタ
ーン層を形成してなるヒータ基板と,上記ヒータパター
ン層を被覆する被覆基板とを積層してなる断面略四角形
状の本体部を有するセラミックヒータにおいて,上記本
体部における基板積層方向の主面には,上記被覆基板又
はヒータ基板の少なくとも一方に形成されたスルーホー
ルを介して上記リード部と電気的に接続された金属端子
部を設け,該金属端子部に外部リード線を接合層により
接合してあることを特徴とするセラミックヒータ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
上記本体部は上記ヒータ基板を複数枚積層して複数のヒ
ータパターン層を積層させてなり,該複数のヒータパタ
ーン層は上記本体部の基板積層方向に設けたスルーホー
ルを介して上記金属端子部に電気的に接続されているこ
とを特徴とするセラミックヒータ。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において,
上記金属端子部は,上記本体部の基板積層方向の両主面
において,その端部まで達しないように設けてあること
を特徴とするセラミックヒータ。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において,
上記接合層は,上記金属端子部の端部にまで達しないよ
うに配設してあることを特徴とするセラミックヒータ。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において,
上記接合層はCuを40重量%以上含有していることを
特徴とするセラミックヒータ。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項において,
上記金属端子部はWを70重量%以上含有する金属層で
あり,上記接合層はCuを40〜98重量%含有してい
ると共にNiを2〜20重量%含有していることを特徴
とするセラミックヒータ。 - 【請求項9】 請求項8において,上記接合層はAuを
60重量%以下含有していることを特徴とするセラミッ
クヒータ。 - 【請求項10】 請求項9において,上記金属端子部の
主面には3μm以下のNiメッキ膜を形成してあり,該
Niメッキ膜の上に上記外部リード線を上記接合層によ
り接合してあることを特徴とするセラミックヒータ。 - 【請求項11】 発熱部とリード部とよりなるヒータパ
ターン層を形成してなるヒータ基板と,上記ヒータパタ
ーン層を被覆する被覆基板とを積層してなる断面略四角
形状の本体部を有し,かつ,該本体部における基板積層
方向の両主面には,それぞれ上記リード部と電気的に接
続された金属端子部を設け,該金属端子部に外部リード
線を接合層により接合してなるセラミックヒータを製造
する方法であって,上記ヒータ基板用のグリーンシート
に上記ヒータパターン層を複数印刷すると共に,上記ヒ
ータ基板用のグリーンシート又は上記被覆基板用のグリ
ーンシートに上記金属端子部を複数印刷し,次いで,上
記グリーンシートを積層して積層体を作製し,その後該
積層体を焼成して中間体を作製し,次いで,該中間体の
上記金属端子部に外部リード線を接合層により接合し,
次いで,上記中間体を切断して上記セラミックヒータを
個片化することを特徴とするセラミックヒータの製造方
法。 - 【請求項12】 請求項11において,上記ヒータ基板
用のグリーンシートは複数枚であり,各グリーンシート
には予めスルーホールを作製しておき,上記ヒータパタ
ーン層と上記金属端子部との電気的接続は上記スルーホ
ールを介して行うことを特徴とするセラミックヒータの
製造方法。 - 【請求項13】 請求項11又は12において,上記積
層体には,その焼成前に,個片化時の切断位置に切断用
溝を形成することを特徴とするセラミックヒータの製造
方法。 - 【請求項14】 被測定ガスと接触する接ガス部を有す
るガス検知素子を有し,該ガス検知素子は,内部に中空
部を有するコップ形状を呈していると共に,該中空部に
は上記ガス検知素子を加熱するためのヒータとして請求
項1〜7のいずれか1項に記載のセラミックヒータを挿
入配置してなり,上記ガス検知素子の外周面および内周
面には,出力取出し用の出力端子を有するマイナスホル
ダおよびプラスホルダをそれぞれ配設してあり,該プラ
スホルダは,上記ヒータを保持するためのヒータ保持部
と上記ガス検知素子の内周面に接触するセンサ当接部と
を有していると共に,上記出力端子を上記センサ当接部
に設けてあり,また,上記ヒータ保持部と上記センサ当
接部とは,いずれもリング形状の一部を切り欠いたスリ
ットを設けて断面C字状に設けてあり,かつ,上記出力
端子と上記ヒータ保持部の上記スリットとは略90°ず
らして配置してあることを特徴とするガスセンサ。 - 【請求項15】 請求項14において,上記マイナスホ
ルダの出力端子は,上記プラスホルダの出力端子と略1
80°ずらした位置に対面配置してあることを特徴とす
るガスセンサ。 - 【請求項16】 請求項14において,上記出力端子と
上記ヒータ保持部の上記スリットとは,90°±20°
ずらして配置してあることを特徴とするガスセンサ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11120248A JP2000268944A (ja) | 1998-08-03 | 1999-04-27 | セラミックヒータおよびその製造方法,並びにガスセンサ |
EP99115232A EP0978720A3 (en) | 1998-08-03 | 1999-08-02 | Gas sensor with ceramic heater |
US09/365,173 US6194693B1 (en) | 1998-08-03 | 1999-08-02 | Gas sensor with ceramic heater |
US09/651,316 US6236028B1 (en) | 1998-08-03 | 2000-08-31 | Gas sensor with ceramic heater |
US09/783,589 US6340809B2 (en) | 1998-08-03 | 2001-02-15 | Gas sensor with ceramic heater |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21903198 | 1998-08-03 | ||
JP10-219031 | 1999-01-14 | ||
JP11-8185 | 1999-01-14 | ||
JP818599 | 1999-01-14 | ||
JP11120248A JP2000268944A (ja) | 1998-08-03 | 1999-04-27 | セラミックヒータおよびその製造方法,並びにガスセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000268944A true JP2000268944A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=27277926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11120248A Pending JP2000268944A (ja) | 1998-08-03 | 1999-04-27 | セラミックヒータおよびその製造方法,並びにガスセンサ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (3) | US6194693B1 (ja) |
EP (1) | EP0978720A3 (ja) |
JP (1) | JP2000268944A (ja) |
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