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JP2000264233A - 電動オイルポンプ式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動オイルポンプ式パワーステアリング装置

Info

Publication number
JP2000264233A
JP2000264233A JP11076610A JP7661099A JP2000264233A JP 2000264233 A JP2000264233 A JP 2000264233A JP 11076610 A JP11076610 A JP 11076610A JP 7661099 A JP7661099 A JP 7661099A JP 2000264233 A JP2000264233 A JP 2000264233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
oil pump
electric oil
speed
rotation speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11076610A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yanai
理 谷内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP11076610A priority Critical patent/JP2000264233A/ja
Publication of JP2000264233A publication Critical patent/JP2000264233A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ステアリングの中立時に電動オイルポンプをO
FFし、操舵角が閾値を越えたときに前記電動オイルポ
ンプをONするパワーステアリングにおいて、操舵速度
が遅いときのステアリングのショック感を低減する。 【解決手段】操舵角が閾値を越えると(S2)、まず、
最小吐出圧が得られる回転速度に相当する初期電流値を
電動モータに与える(S4)。次いで、そのときの操舵
速度(S5)が遅いほど、電動オイルポンプの回転速度
の上昇勾配を緩く設定する(S6)。そして、最終的な
目標回転速度まで前記上昇勾配で変化するように、電動
モータに与える電流を制御する(S7〜S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動オイルポンプ
を動力源とし、油圧によってアシスト力を発生させる電
動オイルポンプ式パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動オイルポンプ式パワーステア
リング装置において、ステアリングの中立時であってア
シスト力が不要なときに、電動オイルポンプをOFF
し、不要なエネルギー消費を回避するよう構成されたも
のがあり、操舵角が閾値を越えたときに前記電動オイル
ポンプをONして、目標回転速度(目標吐出流量)にま
でステップ変化させるように構成されていた(図7参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動オイル
ポンプをONさせる操舵角の閾値を高く設定した場合
(図8のA)、コントロールバルブを介してパワーシリ
ンダに供給される作動油がより多くなる条件で電動オイ
ルポンプがONされることになるため、閾値が低い場合
(図8のB)のときの初期値bに比べて、アシスト力の
初期値aが大きくなる(図9及び図10参照)。
【0004】一方、操舵速度が速いときには、操舵角の
変化に伴うアシスト力の変化も急激に生じることになる
から、アシスト力の初期値が大きくても、ステアリング
にショックを感じることは少ないが、操舵力が遅いとき
には、操舵角変化に伴うアシスト力の変化がゆっくりに
なるので、アシスト力の初期値が大きく急激に立ち上が
ると、瞬間的な操舵力の変化となって、ステアリングに
ショックを感じることが多いという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、操舵速度が遅いときであっても、ショック感を運
転者に与えることなく、然も、操舵速度が速いときに、
操舵角の変化に対して応答良く必要なアシスト力を得る
ことができる電動オイルポンプ式パワーステアリング装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に係
る発明は、図1に示すように構成される。図1におい
て、操舵角検出手段はステアリングの操舵角を検出し、
電動オイルポンプ駆動手段は、操舵角の検出値が閾値を
越えたときに電動オイルポンプをONさせる。
【0007】一方、操舵速度検出手段はステアリングの
操舵速度を検出し、上昇勾配設定手段は、操舵速度の検
出値が遅いときほど前記電動オイルポンプの回転速度の
上昇勾配を緩やかに設定する。
【0008】そして、回転上昇制御手段は、電動オイル
ポンプのON時に、前記上昇勾配に応じて電動オイルポ
ンプの回転速度を目標回転速度にまで上昇させる。かか
る構成によると、操舵角が閾値を越えても、電動オイル
ポンプを目標回転速度にまでステップ的に変化させるの
ではなく、そのときの操舵速度が遅いほどゆっくりと目
標回転速度にまで変化するように制御する。
【0009】請求項2記載の発明では、回転上昇制御手
段が、電動オイルポンプのON時に、最小吐出圧を得ら
れる回転速度までステップ変化させた後、前記操舵速度
に応じた上昇勾配で目標回転速度にまで変化させる構成
とした。
【0010】かかる構成によると、操舵角が閾値を越え
て電動オイルポンプをONさせるときには、同時に最小
吐出圧が得られる回転速度までステップ的に変化させる
が、その後は、そのときの操舵速度に応じた勾配で目標
回転速度まで変化させる。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、操舵速度
が遅く、アシスト力変化によるショックを感じ易いとき
に、アシスト力を徐々に増大させて、ショック感を和ら
げることができると共に、操舵速度が速いときには、必
要なアシスト力を応答良く得られるという効果がある。
【0012】請求項2記載の発明によると、操舵角が閾
値を越えて電動オイルポンプをONした時点からアシス
ト力を発生させ、かつ、操舵角の変化に応じて確実にア
シスト力を増大変化させることができるという効果があ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。図2は、実施の形態に係る電動オ
イルポンプ式パワーステアリング装置のシステム構成を
示す図である。
【0014】この図2に示すステアリングは、例えばラ
ック&ピニオン式ギヤボックス1によって、ステアリン
グホイール(ハンドル)2の操舵角に応じた舵角を左右
のかじ取り車輪3a,3bに与える方式である。
【0015】そして、パワーステアリング装置は、前記
ラック&ピニオン式ギヤボックス1に組み込まれたコン
トロールバルブ,パワーシリンダ(図示省略)、前記コ
ントロールバルブに作動油を供給する電動オイルポンプ
4、及び、前記電動オイルポンプ4の電流値を制御する
ことでポンプの吐出流量を制御するコントロールユニッ
ト5から構成される。
【0016】前記電動オイルポンプ4は、電動モータ4
aによってベーン型ポンプ4bを回転駆動するものであ
り、電動モータ4aの駆動電流に応じた回転速度にベー
ン型ポンプ4bが回転駆動され、ベーン型ポンプ4bは
回転速度に比例する吐出流量を発生させる。そして、電
動オイルポンプ4から吐出された作動油は、供給路6を
介してコントロールバルブに供給され、更に、供給され
た作動油がコントロールバルブからリターン路7を介し
て電動オイルポンプ4に還流される構成となっている。
【0017】前記コントロールバルブは、操舵の方向,
大きさ等に応じてパワーシリンダへ供給する作動油の方
向,流量等を制御するものであり、パワーシリンダは、
左右両方向の操舵に対して対称な特性をもつ複動式ピス
トン−シリンダ機構からなる。操舵が行われると、前記
コントロールバルブを介して供給される作動油によっ
て、パワーシリンダの一方のピストン室の油圧が高くな
り、これによりラックに固定されるピストンが移動し、
このピストンを移動させる油圧がアシスト力として作用
する。
【0018】前記コントロールユニット5には、トルク
センサ8及び回転センサ9からの検出信号が入力され
る。前記トルクセンサ8は、図3に示すように、操舵角
に応じた出力を発生させるものであり、トルクセンサ8
の代わりに操舵角センサを備える構成であっても良い。
尚、前記トルクセンサ8(又は操舵角センサ)が、操舵
角検出手段に相当する。
【0019】また、回転センサ9は、前記電動モータ4
aの回転速度を検出するものであり、この回転センサ9
で検出される回転速度を制御することで、ベーン型ポン
プ4bの吐出流量を制御できる。
【0020】コントロールユニット5は、図4に示すよ
うにして、前記電動モータ4aの電流を制御し、引いて
は、ベーン型ポンプ4の回転速度(吐出流量)を制御す
る。図4のフローチャートにおいて、まず、S1では、
トルクセンサ8からの検出信号に基づいて操舵角を算出
する。
【0021】そして、S2では前記算出された操舵角と
予め記憶された閾値とを比較し、操舵角が前記閾値を越
えていない場合には、S3へ進んで、電動モータ4aを
OFFさせて、無駄な作動油の吐出が行われないように
する。
【0022】一方、S2で操舵角が前記閾値を越えたこ
とが判別されると、S4へ進み、電動モータ4aをON
させるが(電動オイルポンプ駆動手段)、電動モータ4
aに与える電流の初期値は、ベーン型ポンプ4が最小吐
出圧Paを発生させるのに必要な回転速度Na(図5参
照)が得られる電流値とする。これにより、ON時点か
ら確実にアシスト力が得られると共に、後述するように
徐々に電動モータ4aの回転速度を増大させるときに、
回転速度の上昇に対応してアシスト力を確実に増大させ
ることができる。
【0023】次に、S5へ進み、前記トルクセンサ8か
らの検出信号に基づき検出される操舵角(トルク)の変
化率として、操舵速度を算出する(操舵速度検出手
段)。S6では、前記最小吐出圧に相当する回転速度か
ら最終的な目標回転速度にまで徐々に回転速度を上昇さ
せるときの上昇勾配を、前記S5で算出した操舵速度に
基づき設定する(上昇勾配設定手段)。
【0024】ここでは、図6に示すように、操舵速度が
遅いときほど、前記上昇勾配が緩くなるように設定す
る。即ち、操舵速度が遅いときにアシスト力を急激に立
ち上げると、ショックを運転者が感じ易いため、アシス
ト力をゆっくりと増大させて、運転者のショック感を軽
減するものである。一方、操舵速度が速いときには、前
記上昇勾配を比較的急にして、アシスト力の増大変化の
要求に応答良く追従できるようにする。
【0025】S7では、前記回転センサ9からの検出信
号に基づき実際の電動オイルポンプ4の回転速度を検出
し、更に、該回転速度の変化率として実際の上昇勾配を
算出する。
【0026】そして、S8では、操舵速度に応じて設定
された上昇勾配の目標値に、前記実際の上昇勾配を一致
させるべく、前記電動モータ4aに与える電流値をフィ
ードバック制御する(回転上昇制御手段)。尚、電流値
をフィードバック制御せずに、上昇勾配,初期電流値,
目標回転速度から時間変化に対する電流値変化の特性を
決定し、電流値をフィードホワード制御のみで調整する
構成であっても良い。
【0027】S9では、電動オイルポンプ4の回転速度
が、最終目標である回転速度に到達したか否かを判別
し、最終目標の回転速度に到達するまでは、S5〜S8
の処理を繰り返す。そして、最終目標の回転速度に到達
すると、S1にリターンさせ、操舵角が閾値を下回るよ
うになるまでは、最終目標の回転速度に到達した時点の
電流値を維持させるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る電動オイルポンプ式パワーステ
アリング装置の構成ブロック図。
【図2】実施の形態のパワーステアリング装置のシステ
ム構成を示す図。
【図3】同上実施の形態におけるトルクセンサの特性を
示す線図。
【図4】同上実施の形態における電動オイルポンプの制
御の様子を示すフローチャート。
【図5】同上実施の形態において電動オイルポンプに与
える初期電流の特性を示す図。
【図6】同上実施の形態における操舵速度と回転上昇勾
配との相関を示す線図。
【図7】従来の電動オイルポンプ制御の様子を示すタイ
ムチャート。
【図8】従来の電動オイルポンプをONさせる操舵角の
閾値とアシスト力の初期値との相関を示す線図。
【図9】従来制御において前記閾値として大きな値Aを
設定した場合のアシスト力の変化の様子を示す線図。
【図10】従来制御において前記閾値として小さな値Bを
設定した場合のアシスト力の変化の様子を示す線図。
【符号の説明】
1 ギヤボックス 2 ステアリングホイール 3a,3b かじ取り車輪 4 電動オイルポンプ 4a 電動モータ 4b ベーン型ポンプ 5 コントロールユニット 8 トルクセンサ 9 回転センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動オイルポンプを動力源としてアシスト
    力を発生させる電動オイルポンプ式パワーステアリング
    装置であって、 ステアリングの操舵角を検出する操舵角検出手段と、 該操舵角検出手段で検出された操舵角が閾値を越えたと
    きに前記電動オイルポンプをONさせる電動オイルポン
    プ駆動手段と、 前記ステアリングの操舵速度を検出する操舵速度検出手
    段と、 該操舵速度検出手段で検出された操舵速度が遅いときほ
    ど前記電動オイルポンプの回転速度の上昇勾配を緩やか
    に設定する上昇勾配設定手段と、 前記電動オイルポンプのON時に、前記上昇勾配設定手
    段で設定される上昇勾配に応じて前記電動オイルポンプ
    の回転速度を目標回転速度にまで上昇させる回転上昇制
    御手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする電動オイルポンプ
    式パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】前記回転上昇制御手段が、前記電動オイル
    ポンプのON時に、最小吐出圧を得られる回転速度まで
    ステップ変化させた後、前記操舵速度に応じた上昇勾配
    で目標回転速度にまで変化させることを特徴とする請求
    項1記載の電動オイルポンプ式パワーステアリング装
    置。
JP11076610A 1999-03-19 1999-03-19 電動オイルポンプ式パワーステアリング装置 Pending JP2000264233A (ja)

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JP11076610A JP2000264233A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 電動オイルポンプ式パワーステアリング装置

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Family

ID=13610122

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JP11076610A Pending JP2000264233A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 電動オイルポンプ式パワーステアリング装置

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JP (1) JP2000264233A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007314094A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Hitachi Ltd 電動ポンプ装置及びパワーステアリング装置
JP2013063048A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 電動農作業車のモータ制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007314094A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Hitachi Ltd 電動ポンプ装置及びパワーステアリング装置
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