JP2000259420A - 電子制御装置用の学習値更新装置 - Google Patents
電子制御装置用の学習値更新装置Info
- Publication number
- JP2000259420A JP2000259420A JP11059082A JP5908299A JP2000259420A JP 2000259420 A JP2000259420 A JP 2000259420A JP 11059082 A JP11059082 A JP 11059082A JP 5908299 A JP5908299 A JP 5908299A JP 2000259420 A JP2000259420 A JP 2000259420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- learning value
- control program
- check code
- storage means
- stored
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 42
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 12
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 11
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Stored Programmes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 制御プログラムを書き換えた際、利用不能な
学習値を記憶する電子制御装置だけ、または利用不能な
一部の学習値だけを選択的に更新対象として、学習値の
更新処理を実行可能な電子制御装置用の学習値更新装置
を提供すること。 【解決手段】 ECUは、書き換え後の制御プログラム
中に含まれる制御プログラム側チェックコードと、学習
値を記憶させた時に用いられていた制御プログラムに対
応する学習値側チェックコードを比較して、両者の一致
不一致をチェックする(S120)。不一致の場合は、
前記両チェックコードの関係から、学習値の初期化が必
要か否かを判断し(S130)、必要なら学習値を初期
化する(S140)。そして、学習値側チェックコード
が制御プログラム側チェックコードと一致するように学
習値側チェックコードを更新する(S150)。この結
果、利用不能な学習値だけが選択的に初期化され、利用
可能な学習値は保持される。
学習値を記憶する電子制御装置だけ、または利用不能な
一部の学習値だけを選択的に更新対象として、学習値の
更新処理を実行可能な電子制御装置用の学習値更新装置
を提供すること。 【解決手段】 ECUは、書き換え後の制御プログラム
中に含まれる制御プログラム側チェックコードと、学習
値を記憶させた時に用いられていた制御プログラムに対
応する学習値側チェックコードを比較して、両者の一致
不一致をチェックする(S120)。不一致の場合は、
前記両チェックコードの関係から、学習値の初期化が必
要か否かを判断し(S130)、必要なら学習値を初期
化する(S140)。そして、学習値側チェックコード
が制御プログラム側チェックコードと一致するように学
習値側チェックコードを更新する(S150)。この結
果、利用不能な学習値だけが選択的に初期化され、利用
可能な学習値は保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御装置の制
御プログラムが書き換えられた場合に、電子制御装置の
学習値を更新する電子制御装置用の学習値更新装置に関
する。
御プログラムが書き換えられた場合に、電子制御装置の
学習値を更新する電子制御装置用の学習値更新装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば特開平10−2471
03号公報に記載されているような、電子制御装置の制
御プログラムを書き換えるメモリ書き換え装置が知られ
ている。
03号公報に記載されているような、電子制御装置の制
御プログラムを書き換えるメモリ書き換え装置が知られ
ている。
【0003】このメモリ書き換え装置は、電子制御装置
の制御プログラムを書き換えた際に、電子制御装置のバ
ックアップメモリに記憶している学習値を初期化する装
置(以下、学習値更新装置という)としての機能も備
え、あるいは、電子制御装置の制御プログラムを書き換
えた際に、電子制御装置のバックアップメモリに記憶し
ている学習値をそのまま保持させる装置としての機能も
備えている。
の制御プログラムを書き換えた際に、電子制御装置のバ
ックアップメモリに記憶している学習値を初期化する装
置(以下、学習値更新装置という)としての機能も備
え、あるいは、電子制御装置の制御プログラムを書き換
えた際に、電子制御装置のバックアップメモリに記憶し
ている学習値をそのまま保持させる装置としての機能も
備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載のメモリ書き換え装置は、電子制御装置のバッ
クアップメモリに記憶している学習値を、単に初期化す
る学習値更新装置か、あるいは単に保持する学習値更新
装置として機能するに過ぎないため、電子制御装置の個
体差によって学習値を初期化したいケースと保持したい
ケースがあっても、それらのケースを区別して対応する
ことはできない、という欠点があった。
報に記載のメモリ書き換え装置は、電子制御装置のバッ
クアップメモリに記憶している学習値を、単に初期化す
る学習値更新装置か、あるいは単に保持する学習値更新
装置として機能するに過ぎないため、電子制御装置の個
体差によって学習値を初期化したいケースと保持したい
ケースがあっても、それらのケースを区別して対応する
ことはできない、という欠点があった。
【0005】より具体的な事例を挙げれば、例えば、第
1の制御プログラムが第2の制御プログラムに改良さ
れ、その後、第2の制御プログラムが第3の制御プログ
ラムに改良されており、第1の制御プログラムに基づく
制御で得られた学習値は、第2,第3の制御プログラム
に基づく制御では利用不能で、第2の制御プログラムに
基づく制御で得られた学習値は、第3の制御プログラム
に基づく制御で利用可能であるという事例を想定する
と、第3の制御プログラムへの書き換えを行う場合、書
き換え前の制御プログラムが第1の制御プログラムとな
っている電子制御装置は学習値を初期化すべきである
が、書き換え前の制御プログラムが第2の制御プログラ
ムとなっている電子制御装置は学習値を保持する方がよ
い。
1の制御プログラムが第2の制御プログラムに改良さ
れ、その後、第2の制御プログラムが第3の制御プログ
ラムに改良されており、第1の制御プログラムに基づく
制御で得られた学習値は、第2,第3の制御プログラム
に基づく制御では利用不能で、第2の制御プログラムに
基づく制御で得られた学習値は、第3の制御プログラム
に基づく制御で利用可能であるという事例を想定する
と、第3の制御プログラムへの書き換えを行う場合、書
き換え前の制御プログラムが第1の制御プログラムとな
っている電子制御装置は学習値を初期化すべきである
が、書き換え前の制御プログラムが第2の制御プログラ
ムとなっている電子制御装置は学習値を保持する方がよ
い。
【0006】しかしながら、上記公報に記載の学習値更
新装置では、電子制御装置のバックアップメモリに記憶
している学習値を、単に初期化するか単に保持するかの
いずれかを択一的に選ばざるを得ないため、利用不能な
学習値が記憶されている電子制御装置を選び出して学習
値の初期化を図るとともに、利用可能な学習値が記憶さ
れている電子制御装置については学習値を保持させる、
といったことはできなかった。
新装置では、電子制御装置のバックアップメモリに記憶
している学習値を、単に初期化するか単に保持するかの
いずれかを択一的に選ばざるを得ないため、利用不能な
学習値が記憶されている電子制御装置を選び出して学習
値の初期化を図るとともに、利用可能な学習値が記憶さ
れている電子制御装置については学習値を保持させる、
といったことはできなかった。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、制御プログラムを書き換
えた際、利用不能な学習値を記憶する電子制御装置だけ
を選択的に更新対象として、学習値の更新処理を実行可
能な電子制御装置用の学習値更新装置を提供することに
ある。
れたものであり、その目的は、制御プログラムを書き換
えた際、利用不能な学習値を記憶する電子制御装置だけ
を選択的に更新対象として、学習値の更新処理を実行可
能な電子制御装置用の学習値更新装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】上述
の目的を達成するため、本発明の電子制御装置用の学習
値更新装置においては、課題を解決するための手段とし
て、上記請求項1に記載した通りの構成を採用した。
の目的を達成するため、本発明の電子制御装置用の学習
値更新装置においては、課題を解決するための手段とし
て、上記請求項1に記載した通りの構成を採用した。
【0009】このように構成された学習値更新装置にお
いては、判断手段が、制御プログラム記憶手段の記憶す
る制御プログラムに従って制御を実行する際に学習値記
憶手段の記憶する学習値を利用可能かどうかを、学習値
側チェックコード記憶手段の記憶するチェックコードと
制御プログラム側チェックコード記憶手段の記憶するチ
ェックコードとに基づいて判断する。
いては、判断手段が、制御プログラム記憶手段の記憶す
る制御プログラムに従って制御を実行する際に学習値記
憶手段の記憶する学習値を利用可能かどうかを、学習値
側チェックコード記憶手段の記憶するチェックコードと
制御プログラム側チェックコード記憶手段の記憶するチ
ェックコードとに基づいて判断する。
【0010】具体的な判断方法は、チェックコードの形
式等によっても変わりうるので特に限定されないが、例
えば、学習値側チェックコード記憶手段の記憶するチェ
ックコードと制御プログラム側チェックコード記憶手段
の記憶するチェックコードが一致した場合に、学習値記
憶手段の記憶する学習値を利用可能と判断する一方、一
致しない場合に、利用不能と判断するといったものを考
え得る。あるいは、チェックコードに他の情報をも含め
てあれば、チェックコードの一部を比較して一致不一致
を判断してもよく、例えば、多数ビットあるチェックコ
ードの内の数ビットが一致するか否かの判断を行っても
よい。あるいは、学習値側チェックコード記憶手段の記
憶するチェックコードと制御プログラム側チェックコー
ド記憶手段の記憶するチェックコードのすべての組み合
わせを網羅した対応表をメモリ上に記憶しておいて、そ
の対応表を参照して利用可能か不能かを判断してもよ
い。
式等によっても変わりうるので特に限定されないが、例
えば、学習値側チェックコード記憶手段の記憶するチェ
ックコードと制御プログラム側チェックコード記憶手段
の記憶するチェックコードが一致した場合に、学習値記
憶手段の記憶する学習値を利用可能と判断する一方、一
致しない場合に、利用不能と判断するといったものを考
え得る。あるいは、チェックコードに他の情報をも含め
てあれば、チェックコードの一部を比較して一致不一致
を判断してもよく、例えば、多数ビットあるチェックコ
ードの内の数ビットが一致するか否かの判断を行っても
よい。あるいは、学習値側チェックコード記憶手段の記
憶するチェックコードと制御プログラム側チェックコー
ド記憶手段の記憶するチェックコードのすべての組み合
わせを網羅した対応表をメモリ上に記憶しておいて、そ
の対応表を参照して利用可能か不能かを判断してもよ
い。
【0011】いずれにしても、学習値側チェックコード
記憶手段のチェックコードはあらかじめ定められた限ら
れたものしかないので、判断手段による判断方法を考慮
して、学習値を利用可能と判断されることになるチェッ
クコード、もしくは学習値を利用不能と判断されること
になるチェックコードを選ぶことは容易であり、そのよ
うなチェックコードを制御プログラム側チェックコード
記憶手段に記憶させておけば、上記のような方法で判断
手段が学習値を利用可能か不能かを判断することにな
る。
記憶手段のチェックコードはあらかじめ定められた限ら
れたものしかないので、判断手段による判断方法を考慮
して、学習値を利用可能と判断されることになるチェッ
クコード、もしくは学習値を利用不能と判断されること
になるチェックコードを選ぶことは容易であり、そのよ
うなチェックコードを制御プログラム側チェックコード
記憶手段に記憶させておけば、上記のような方法で判断
手段が学習値を利用可能か不能かを判断することにな
る。
【0012】こうして判断手段が学習値を利用可能か不
能かを判断すると、更新手段が、利用不能な学習値を利
用可能な学習値に更新する。一方、そのまま利用可能な
学習値については、そのまま保持されることになる。こ
の更新手段は、利用不能な学習値を、あらかじめ定めら
れた初期値に更新するものであってもよいし、利用不能
な学習値に対し、あらかじめ定められたデータ変換処理
を施して、利用可能な学習値に更新するものであっても
よい。あらかじめ定められたデータ変換処理は、所定の
数式に基づく演算であってもよいし、あらかじめ定めら
れた対応表を利用したデータ変換であってもよい。
能かを判断すると、更新手段が、利用不能な学習値を利
用可能な学習値に更新する。一方、そのまま利用可能な
学習値については、そのまま保持されることになる。こ
の更新手段は、利用不能な学習値を、あらかじめ定めら
れた初期値に更新するものであってもよいし、利用不能
な学習値に対し、あらかじめ定められたデータ変換処理
を施して、利用可能な学習値に更新するものであっても
よい。あらかじめ定められたデータ変換処理は、所定の
数式に基づく演算であってもよいし、あらかじめ定めら
れた対応表を利用したデータ変換であってもよい。
【0013】また、更新手段は、学習値側チェックコー
ド記憶手段の記憶するチェックコードを、制御プログラ
ム記憶手段の記憶する制御プログラムに対応付けられた
チェックコードに更新する。その結果、以後は、制御プ
ログラムが新たに書き換えられない限り、判断手段が学
習値を利用不能と判断することはなくなる。
ド記憶手段の記憶するチェックコードを、制御プログラ
ム記憶手段の記憶する制御プログラムに対応付けられた
チェックコードに更新する。その結果、以後は、制御プ
ログラムが新たに書き換えられない限り、判断手段が学
習値を利用不能と判断することはなくなる。
【0014】以上説明したような電子制御装置用の学習
値更新装置によれば、制御プログラムの書き換えを行っ
た際、書き換え前の制御プログラムの違いにより、学習
値を利用可能なケースと利用不能なケースの双方があっ
ても、作業者側で制御プログラムの更新履歴を意識する
ことなく、利用不能な学習値を記憶する電子制御装置だ
けを更新対象として、学習値の更新を行うことができ
る。
値更新装置によれば、制御プログラムの書き換えを行っ
た際、書き換え前の制御プログラムの違いにより、学習
値を利用可能なケースと利用不能なケースの双方があっ
ても、作業者側で制御プログラムの更新履歴を意識する
ことなく、利用不能な学習値を記憶する電子制御装置だ
けを更新対象として、学習値の更新を行うことができ
る。
【0015】次に、請求項2に記載の学習値更新装置
は、学習値記憶手段の記憶する学習値が複数の群に分け
られて、学習値側チェックコード記憶手段が、前記複数
の群に対応する複数のチェックコードを記憶している。
そして、判断手段が、学習値側チェックコード記憶手段
の記憶する複数のチェックコードを利用して、前記複数
の群のそれぞれについて、各群に含まれる学習値を利用
可能かどうかを判断し、更新手段が、判断手段によって
利用不能と判断された学習値を含む群について、利用不
能な学習値を利用可能な学習値に更新している。
は、学習値記憶手段の記憶する学習値が複数の群に分け
られて、学習値側チェックコード記憶手段が、前記複数
の群に対応する複数のチェックコードを記憶している。
そして、判断手段が、学習値側チェックコード記憶手段
の記憶する複数のチェックコードを利用して、前記複数
の群のそれぞれについて、各群に含まれる学習値を利用
可能かどうかを判断し、更新手段が、判断手段によって
利用不能と判断された学習値を含む群について、利用不
能な学習値を利用可能な学習値に更新している。
【0016】そのため、複数の学習値が存在する場合
に、一部の学習値だけが利用不能なものであれば、その
利用不能な学習値を含む群だけを対象にして選択的に更
新処理を行うことができる。したがって、一部の学習値
だけが利用不能な場合に、すべての学習値を対象にして
更新処理を行うものに比べ、能率よく更新処理が行われ
ることになり、更新処理にかかる時間が短縮される。
に、一部の学習値だけが利用不能なものであれば、その
利用不能な学習値を含む群だけを対象にして選択的に更
新処理を行うことができる。したがって、一部の学習値
だけが利用不能な場合に、すべての学習値を対象にして
更新処理を行うものに比べ、能率よく更新処理が行われ
ることになり、更新処理にかかる時間が短縮される。
【0017】なお、以上説明した本発明の学習値更新装
置は、電子制御装置の学習値記憶手段の記憶領域を書き
換える装置なので、電子制御装置自体が学習値更新装置
としても機能するように構成することもできるし、電子
制御装置とは別の学習値更新装置を構成しておいて、両
者をデータ通信路を介して接続し、電子制御装置の学習
値記憶手段の記憶内容を一旦学習値更新装置に転送し、
必要な更新処理を終えた後、学習値更新装置の記憶内容
を電子制御装置の学習値記憶手段に書き戻すように構成
することもできる。
置は、電子制御装置の学習値記憶手段の記憶領域を書き
換える装置なので、電子制御装置自体が学習値更新装置
としても機能するように構成することもできるし、電子
制御装置とは別の学習値更新装置を構成しておいて、両
者をデータ通信路を介して接続し、電子制御装置の学習
値記憶手段の記憶内容を一旦学習値更新装置に転送し、
必要な更新処理を終えた後、学習値更新装置の記憶内容
を電子制御装置の学習値記憶手段に書き戻すように構成
することもできる。
【0018】また、電子制御装置自体が学習値更新装置
として機能するように構成するに当たっては、電子制御
装置を学習値更新装置として機能させるのに必要なプロ
グラム等を、あらかじめ電子制御装置に内蔵させておい
てもよいし、電子制御装置とは別の外部装置を必要に応
じてデータ通信路を介して接続し、学習値更新装置とし
て機能させるのに必要なプログラム等を、外部装置から
電子制御装置へと転送し、そのプログラム等を受け取っ
た電子制御装置が、学習値更新装置としての機能をも持
つようになる、といったものであってもよい。
として機能するように構成するに当たっては、電子制御
装置を学習値更新装置として機能させるのに必要なプロ
グラム等を、あらかじめ電子制御装置に内蔵させておい
てもよいし、電子制御装置とは別の外部装置を必要に応
じてデータ通信路を介して接続し、学習値更新装置とし
て機能させるのに必要なプログラム等を、外部装置から
電子制御装置へと転送し、そのプログラム等を受け取っ
た電子制御装置が、学習値更新装置としての機能をも持
つようになる、といったものであってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
一例を挙げて説明する。まず、図1は、自動車に搭載さ
れて内燃機関型エンジンの制御を行うエンジン制御装置
1(以下、ECU1という)と、ECU1に内蔵された
エンジン制御用のプログラムやデータを書き換える際に
ECU1に接続されるメモリ書換装置2とで構成された
メモリ書換システム3の全体構成を表すブロック図であ
る。
一例を挙げて説明する。まず、図1は、自動車に搭載さ
れて内燃機関型エンジンの制御を行うエンジン制御装置
1(以下、ECU1という)と、ECU1に内蔵された
エンジン制御用のプログラムやデータを書き換える際に
ECU1に接続されるメモリ書換装置2とで構成された
メモリ書換システム3の全体構成を表すブロック図であ
る。
【0020】図1に示すように、ECU1は、エンジン
の運転状態を検出する様々なセンサ4からの信号を入力
して波形処理する入力処理回路6と、入力処理回路6か
らのセンサ信号に基づきエンジンに対する最適制御量を
演算し、その演算結果に基づき制御信号を出力するCP
U8と、CPU8からの制御信号を受けて、エンジンに
取付けられたインジェクタ(燃料噴射弁)やイグナイタ
等のアクチュエータ10を駆動する出力回路12とを備
えている。
の運転状態を検出する様々なセンサ4からの信号を入力
して波形処理する入力処理回路6と、入力処理回路6か
らのセンサ信号に基づきエンジンに対する最適制御量を
演算し、その演算結果に基づき制御信号を出力するCP
U8と、CPU8からの制御信号を受けて、エンジンに
取付けられたインジェクタ(燃料噴射弁)やイグナイタ
等のアクチュエータ10を駆動する出力回路12とを備
えている。
【0021】そして、CPU8には、プログラムに従い
動作するマイクロ・プロセッサ・ユニット18(以下、
MPU18という)と、MPU18を動作させるのに必
要なプログラム及びデータを格納する不揮発性のROM
20と、MPU18の演算結果等を格納するRAM22
と、前記入力処理回路6等からの信号を受けると共に、
出力回路12に制御信号を出力するI/O24と、メモ
リ書換装置2との間でシリアルデータ通信を行うための
通信回路25とが備えられている。
動作するマイクロ・プロセッサ・ユニット18(以下、
MPU18という)と、MPU18を動作させるのに必
要なプログラム及びデータを格納する不揮発性のROM
20と、MPU18の演算結果等を格納するRAM22
と、前記入力処理回路6等からの信号を受けると共に、
出力回路12に制御信号を出力するI/O24と、メモ
リ書換装置2との間でシリアルデータ通信を行うための
通信回路25とが備えられている。
【0022】ここで、CPU8のROM20及びRAM
22について説明する。まず、ROM20としては、電
気的にデータの消去及び書き込みが可能なフラッシュE
EPROM(通称、フラッシュROM又はフラッシュメ
モリ)が用いられており、ROM20の記憶領域は、デ
ータの書き換えが可能な、書き換え可能領域20aと、
データの書き換えが不能な(又はデータの書き換えが禁
止された)、書き換え不能領域20bとに分けられてい
る。
22について説明する。まず、ROM20としては、電
気的にデータの消去及び書き込みが可能なフラッシュE
EPROM(通称、フラッシュROM又はフラッシュメ
モリ)が用いられており、ROM20の記憶領域は、デ
ータの書き換えが可能な、書き換え可能領域20aと、
データの書き換えが不能な(又はデータの書き換えが禁
止された)、書き換え不能領域20bとに分けられてい
る。
【0023】そして、ROM20の書き換え可能領域2
0aは、エンジン制御用の制御プログラム及び制御デー
タを構成するデータを格納するためのエリアとして用い
られている。また、書き換え不能領域20bは、リセッ
ト直後に実行されるブートプログラムを構成するデータ
を格納するためのエリアとして用いられている。制御プ
ログラムには、図2に示すように、制御に当たって学習
値を利用可能かどうかを判別するためのチェックコード
(以下、制御プログラム側チェックコードという)が含
まれており、本実施形態において、ROM20の書き換
え可能領域20aは、制御プログラム側チェックコード
記憶手段としても機能している。
0aは、エンジン制御用の制御プログラム及び制御デー
タを構成するデータを格納するためのエリアとして用い
られている。また、書き換え不能領域20bは、リセッ
ト直後に実行されるブートプログラムを構成するデータ
を格納するためのエリアとして用いられている。制御プ
ログラムには、図2に示すように、制御に当たって学習
値を利用可能かどうかを判別するためのチェックコード
(以下、制御プログラム側チェックコードという)が含
まれており、本実施形態において、ROM20の書き換
え可能領域20aは、制御プログラム側チェックコード
記憶手段としても機能している。
【0024】また、RAM22の記憶領域の一部は、電
源供給の停止後もデータを保持可能なバックアップ領域
となっていて、バックアップ領域には、MPU18が上
記制御プログラムを実行した際に演算し且つ電源供給の
停止後も記憶しておかなければならない学習値データ等
が格納されている。バックアップ領域は、図2に示すよ
うに、あらかじめ複数のブロック22a〜22c(本発
明でいう群)に分けられており、各ブロックに学習値デ
ータが記憶されるとともに、各ブロック毎にチェックコ
ード(以下、学習値側チェックコードという)も併せて
記憶している。この学習値側チェックコードは、各ブロ
ックの学習値を記憶させる処理を実行した時に用いられ
ていた制御プログラムに含まれていた制御プログラム側
チェックコードと同じコードであり、本実施形態におい
て、RAM22のバックアップ領域は、学習値側チェッ
クコード記憶手段としても機能している。
源供給の停止後もデータを保持可能なバックアップ領域
となっていて、バックアップ領域には、MPU18が上
記制御プログラムを実行した際に演算し且つ電源供給の
停止後も記憶しておかなければならない学習値データ等
が格納されている。バックアップ領域は、図2に示すよ
うに、あらかじめ複数のブロック22a〜22c(本発
明でいう群)に分けられており、各ブロックに学習値デ
ータが記憶されるとともに、各ブロック毎にチェックコ
ード(以下、学習値側チェックコードという)も併せて
記憶している。この学習値側チェックコードは、各ブロ
ックの学習値を記憶させる処理を実行した時に用いられ
ていた制御プログラムに含まれていた制御プログラム側
チェックコードと同じコードであり、本実施形態におい
て、RAM22のバックアップ領域は、学習値側チェッ
クコード記憶手段としても機能している。
【0025】本実施形態において、上記制御プログラム
側チェックコード、学習値側チェックコードは、いずれ
も2バイトのデータであり、上位1バイトに制御プログ
ラムのバージョン情報、下位1バイトにバックアップ領
域のブロック番号が含まれている。
側チェックコード、学習値側チェックコードは、いずれ
も2バイトのデータであり、上位1バイトに制御プログ
ラムのバージョン情報、下位1バイトにバックアップ領
域のブロック番号が含まれている。
【0026】さて一方、図1に示すように、メモリ書換
装置2は、ECU1側のROM20の書き換え可能領域
20aに格納された制御プログラムや制御データを書き
換えるためにECU1側のCPU8とシリアルデータ通
信を行うCPU14aと、CPU14aにより制御され
て、ECU1側のCPU8へ、ROM20(書き換え可
能領域20a)の書き換え時に必要な高電圧(本実施形
態では12V)を供給する12V電源回路14bと、E
CU1に対してROM20の書き換え指令を行うための
指令スイッチSWとを備えている。
装置2は、ECU1側のROM20の書き換え可能領域
20aに格納された制御プログラムや制御データを書き
換えるためにECU1側のCPU8とシリアルデータ通
信を行うCPU14aと、CPU14aにより制御され
て、ECU1側のCPU8へ、ROM20(書き換え可
能領域20a)の書き換え時に必要な高電圧(本実施形
態では12V)を供給する12V電源回路14bと、E
CU1に対してROM20の書き換え指令を行うための
指令スイッチSWとを備えている。
【0027】そして、ECU1とメモリ書換装置2との
接続は、接続用コネクタ26を介して互いの通信ライン
28,電源供給ライン29,及びモード判定用信号ライ
ン30が夫々接続されることにより行われる。即ち、接
続用コネクタ26が嵌合されると、通信ライン28を介
して、メモリ書換装置2側のCPU14aとECU1側
のCPU8との間におけるシリアルデータ通信が可能と
なり、また、電源供給ライン29を介して、メモリ書換
装置2側の12V電源回路14bからECU1側のCP
U8へROM20の書き換えに必要な電圧(12V)が
供給される。そして更に、モード判定用信号ライン30
は、ECU1側で抵抗器Rにより5Vにプルアップされ
ていると共に、メモリ書換装置2側で指令スイッチSW
を介して接地電位(0V)に接続されるようになってい
るため、接続用コネクタ26が嵌合されて指令スイッチ
SWがオンされると、ECU1側においてはモード判定
用信号ライン30がハイレベル(5V)からロウレベル
(0V)に変化することとなり、CPU8は、モード判
定用信号ライン30がロウレベルであれば、当該ECU
1にメモリ書換装置2が接続されて、ROM20の書き
換え指令があったものと判定する。
接続は、接続用コネクタ26を介して互いの通信ライン
28,電源供給ライン29,及びモード判定用信号ライ
ン30が夫々接続されることにより行われる。即ち、接
続用コネクタ26が嵌合されると、通信ライン28を介
して、メモリ書換装置2側のCPU14aとECU1側
のCPU8との間におけるシリアルデータ通信が可能と
なり、また、電源供給ライン29を介して、メモリ書換
装置2側の12V電源回路14bからECU1側のCP
U8へROM20の書き換えに必要な電圧(12V)が
供給される。そして更に、モード判定用信号ライン30
は、ECU1側で抵抗器Rにより5Vにプルアップされ
ていると共に、メモリ書換装置2側で指令スイッチSW
を介して接地電位(0V)に接続されるようになってい
るため、接続用コネクタ26が嵌合されて指令スイッチ
SWがオンされると、ECU1側においてはモード判定
用信号ライン30がハイレベル(5V)からロウレベル
(0V)に変化することとなり、CPU8は、モード判
定用信号ライン30がロウレベルであれば、当該ECU
1にメモリ書換装置2が接続されて、ROM20の書き
換え指令があったものと判定する。
【0028】このように構成されたメモリ書換システム
3では、上述したように、ECU1において、ROM2
0の書き換え可能領域20aには、エンジン制御用の制
御プログラム及び制御データが格納されており、また、
ROM20の書き換え不能領域20bには、書き換え対
象とならないブートプログラムが格納されている。
3では、上述したように、ECU1において、ROM2
0の書き換え可能領域20aには、エンジン制御用の制
御プログラム及び制御データが格納されており、また、
ROM20の書き換え不能領域20bには、書き換え対
象とならないブートプログラムが格納されている。
【0029】そして、ECU1のCPU8は、車両のイ
グニッションスイッチがオンされて、ECU1内の電源
回路(図示省略)から動作電圧(5V)が供給される
と、リセット状態から動作を開始して、ROM20の書
き換え不能領域20bに格納されているブートプログラ
ムを起動する。そして、メモリ書換装置2が接続されて
いないか或いは上記指令スイッチSWがオンされていな
い通常時には、ブートプログラムからROM20の書き
換え可能領域20aに格納されている制御プログラムに
移行して、エンジンの制御を行っている。
グニッションスイッチがオンされて、ECU1内の電源
回路(図示省略)から動作電圧(5V)が供給される
と、リセット状態から動作を開始して、ROM20の書
き換え不能領域20bに格納されているブートプログラ
ムを起動する。そして、メモリ書換装置2が接続されて
いないか或いは上記指令スイッチSWがオンされていな
い通常時には、ブートプログラムからROM20の書き
換え可能領域20aに格納されている制御プログラムに
移行して、エンジンの制御を行っている。
【0030】また、CPU8は、ブートプログラムを起
動した際に、メモリ書換装置2が接続されて上記指令ス
イッチSWがオンされたと判定すると、メモリ書換装置
2(CPU14a)から通信ライン28を介して送信さ
れて来るROM書換プログラムを、RAM22に転送
し、そのROM書換プログラムをRAM22上で起動す
ることにより、ROM20の書き換え可能領域20a内
に格納されているデータを、その後メモリ書換装置2か
ら送られて来る新たなデータ(つまり、新たな制御プロ
グラム及び制御データ)に書き換える。
動した際に、メモリ書換装置2が接続されて上記指令ス
イッチSWがオンされたと判定すると、メモリ書換装置
2(CPU14a)から通信ライン28を介して送信さ
れて来るROM書換プログラムを、RAM22に転送
し、そのROM書換プログラムをRAM22上で起動す
ることにより、ROM20の書き換え可能領域20a内
に格納されているデータを、その後メモリ書換装置2か
ら送られて来る新たなデータ(つまり、新たな制御プロ
グラム及び制御データ)に書き換える。
【0031】一方、メモリ書換装置2は、ECU1に接
続された後に作業者によって所定の操作が行われると、
ECU1へ、ROM書換プログラムと、エンジン制御用
の新たな制御プログラム及び制御データを構成するデー
タとを、順次送信するように構成されている。
続された後に作業者によって所定の操作が行われると、
ECU1へ、ROM書換プログラムと、エンジン制御用
の新たな制御プログラム及び制御データを構成するデー
タとを、順次送信するように構成されている。
【0032】次に、ECU1がリセット状態から動作を
開始した際に、CPU8にて実行される処理について、
図3および図4を用いて説明する。ECU1では、電源
が投入されると、CPU8がリセット状態から動作を開
始して、図3に示す処理を実行する。
開始した際に、CPU8にて実行される処理について、
図3および図4を用いて説明する。ECU1では、電源
が投入されると、CPU8がリセット状態から動作を開
始して、図3に示す処理を実行する。
【0033】即ち、最初に、ROM20の書き換え不能
領域20bに格納されたブートプログラムを起動して、
制御プログラム書換モードであるか否かを、モード判定
用信号ライン30がロウレベルであるか否かによって判
定する(S100)。ここで、制御プログラム書換モー
ドであると判断した場合には(S100:YES)、制
御プログラム書換処理を実行する(S110)。この制
御プログラム書換処理は、詳しくは図4に示すような処
理となる。
領域20bに格納されたブートプログラムを起動して、
制御プログラム書換モードであるか否かを、モード判定
用信号ライン30がロウレベルであるか否かによって判
定する(S100)。ここで、制御プログラム書換モー
ドであると判断した場合には(S100:YES)、制
御プログラム書換処理を実行する(S110)。この制
御プログラム書換処理は、詳しくは図4に示すような処
理となる。
【0034】制御プログラム書換処理を開始すると、C
PU8は、メモリ書換装置2からのシリアルデータを受
信するまで待機する(S200:NO)。シリアルデー
タを受信したら(S200:YES)、ここで受信した
シリアルデータは、ROM書換プログラムを構成するデ
ータなので、RAM22のバックアップ領域の後にある
領域(ワーク領域)に格納する(S210)。そして、
RAM22のバックアップ領域の直後のアドレスにジャ
ンプして(S220)、メモリ書換装置2からRAM2
2に転送されたROM書換プログラムを実行する。
PU8は、メモリ書換装置2からのシリアルデータを受
信するまで待機する(S200:NO)。シリアルデー
タを受信したら(S200:YES)、ここで受信した
シリアルデータは、ROM書換プログラムを構成するデ
ータなので、RAM22のバックアップ領域の後にある
領域(ワーク領域)に格納する(S210)。そして、
RAM22のバックアップ領域の直後のアドレスにジャ
ンプして(S220)、メモリ書換装置2からRAM2
2に転送されたROM書換プログラムを実行する。
【0035】ROM書換プログラムを開始すると、ま
ず、メモリ書換装置2からのシリアルデータを受信する
まで待機する(S230:NO)。シリアルデータを受
信したら(S230:YES)、ここで受信したシリア
ルデータは、新たな制御プログラム及び制御データを構
成するデータなので、ROM20の書き換え可能領域2
0aを消去して、消去した領域に受信した新たな制御プ
ログラム及び制御データを書き込む(S240)。
ず、メモリ書換装置2からのシリアルデータを受信する
まで待機する(S230:NO)。シリアルデータを受
信したら(S230:YES)、ここで受信したシリア
ルデータは、新たな制御プログラム及び制御データを構
成するデータなので、ROM20の書き換え可能領域2
0aを消去して、消去した領域に受信した新たな制御プ
ログラム及び制御データを書き込む(S240)。
【0036】こうして上記S240の処理を終えると、
図3に示したS110の処理を終えたことになり、その
結果、全ての処理を終了することになる。さて一方、上
記S100の処理において、制御プログラム書換モード
ではないと判断すると(S100:NO)、制御プログ
ラム側と学習値側とでチェックコードが不一致になって
いないかどうかをチェックする(S120)。
図3に示したS110の処理を終えたことになり、その
結果、全ての処理を終了することになる。さて一方、上
記S100の処理において、制御プログラム書換モード
ではないと判断すると(S100:NO)、制御プログ
ラム側と学習値側とでチェックコードが不一致になって
いないかどうかをチェックする(S120)。
【0037】上述の通り、制御プログラムには、制御プ
ログラム側チェックコードが含まれているが、この制御
プログラムに基づく制御においてRAM22のバックア
ップ領域に設定された各ブロック22a〜22cに学習
値を記憶させた場合には、各ブロック22a〜22cに
対応付けられた記憶領域に、制御プログラム側チェック
コードを記憶させて学習値側チェックコードとするの
で、通常動作時は、制御プログラム側チェックコードと
学習値側チェックコードは必ず一致する状態にある。
ログラム側チェックコードが含まれているが、この制御
プログラムに基づく制御においてRAM22のバックア
ップ領域に設定された各ブロック22a〜22cに学習
値を記憶させた場合には、各ブロック22a〜22cに
対応付けられた記憶領域に、制御プログラム側チェック
コードを記憶させて学習値側チェックコードとするの
で、通常動作時は、制御プログラム側チェックコードと
学習値側チェックコードは必ず一致する状態にある。
【0038】一方、上述のS110の制御プログラム書
き換え処理が行われた後は、制御プログラム側チェック
コードが新たなチェックコードに変更されているので、
制御プログラム側チェックコードと学習値側チェックコ
ードは不一致となる。したがって、S120の処理によ
り、制御プログラム書き換え処理が行われたか否かを判
定できるのである。
き換え処理が行われた後は、制御プログラム側チェック
コードが新たなチェックコードに変更されているので、
制御プログラム側チェックコードと学習値側チェックコ
ードは不一致となる。したがって、S120の処理によ
り、制御プログラム書き換え処理が行われたか否かを判
定できるのである。
【0039】なお、このチェックは、バックアップ領域
のブロック毎に行われ、図2に併記した例で言えば、ブ
ロック22a,22bは一致すると判定され、ブロック
22cは不一致と判定されることになる。上記S120
の処理において、チェックコードが不一致である(すな
わち、制御プログラム書き換え処理が行われた)と判定
された場合(S120:YES)、続いて、バックアッ
プRAMに記憶された学習値を初期化すべきか保持すべ
きかをチェックする(S130)。
のブロック毎に行われ、図2に併記した例で言えば、ブ
ロック22a,22bは一致すると判定され、ブロック
22cは不一致と判定されることになる。上記S120
の処理において、チェックコードが不一致である(すな
わち、制御プログラム書き換え処理が行われた)と判定
された場合(S120:YES)、続いて、バックアッ
プRAMに記憶された学習値を初期化すべきか保持すべ
きかをチェックする(S130)。
【0040】学習値を初期化すべきか保持すべきかの判
断は、制御プログラム側チェックコードと学習値側チェ
ックコードとに基づいて判断することができる。本実施
形態では、学習値側チェックコードの上位1バイトに制
御プログラムのバージョン情報が含まれているので、こ
れに基づいて学習値を記憶させる際に用いられた制御プ
ログラムのバージョンを知ることができ、新たな制御プ
ログラムでも利用可能な学習値であるかどうかを判定で
きるので、利用可能であれば学習値を保持すべきと判断
し、利用不能であれば学習値を初期化すべきと判断すれ
ばよい。図2に併記した例で言えば、ブロック22cに
関し、制御プログラム側チェックコードと学習値側チェ
ックコードの上位1バイトが不一致なので、直ちに初期
化すべきと判断するのも一判断方法として採用し得る。
あるいは、制御プログラム側チェックコードと学習値側
チェックコードの上位1バイトが不一致となっていて
も、例えば、制御プログラム側チェックコードの上位1
バイトが「AA」、学習値側チェックコードの上位1バ
イトが「55」という組み合わせの場合は、初期化不要
と判断するのも一判断方法として採用し得る。
断は、制御プログラム側チェックコードと学習値側チェ
ックコードとに基づいて判断することができる。本実施
形態では、学習値側チェックコードの上位1バイトに制
御プログラムのバージョン情報が含まれているので、こ
れに基づいて学習値を記憶させる際に用いられた制御プ
ログラムのバージョンを知ることができ、新たな制御プ
ログラムでも利用可能な学習値であるかどうかを判定で
きるので、利用可能であれば学習値を保持すべきと判断
し、利用不能であれば学習値を初期化すべきと判断すれ
ばよい。図2に併記した例で言えば、ブロック22cに
関し、制御プログラム側チェックコードと学習値側チェ
ックコードの上位1バイトが不一致なので、直ちに初期
化すべきと判断するのも一判断方法として採用し得る。
あるいは、制御プログラム側チェックコードと学習値側
チェックコードの上位1バイトが不一致となっていて
も、例えば、制御プログラム側チェックコードの上位1
バイトが「AA」、学習値側チェックコードの上位1バ
イトが「55」という組み合わせの場合は、初期化不要
と判断するのも一判断方法として採用し得る。
【0041】さて、上記S130の処理において、学習
値を初期化すべきと判断した場合は、チェックコードの
下位1バイトに含まれるブロック番号に基づいて、バッ
クアップRAM中の該当するブロックを初期化する(S
140)。なお、ここでの初期値は、学習値の項目毎に
あらかじめ決められて制御プログラム中に含まれている
値が使われる。
値を初期化すべきと判断した場合は、チェックコードの
下位1バイトに含まれるブロック番号に基づいて、バッ
クアップRAM中の該当するブロックを初期化する(S
140)。なお、ここでの初期値は、学習値の項目毎に
あらかじめ決められて制御プログラム中に含まれている
値が使われる。
【0042】そして、上記S140の処理を終えるか、
あるいは、上記S130の処理において、学習値を保持
すべきと判断した場合は、学習値側チェックコードの上
位1バイトを制御プログラム側チェックコードの上位1
バイトと一致するように更新する(S150)。これに
より、以後、再び上記S120の処理が実行されても、
チェックコードの不一致が検出されなくなる。
あるいは、上記S130の処理において、学習値を保持
すべきと判断した場合は、学習値側チェックコードの上
位1バイトを制御プログラム側チェックコードの上位1
バイトと一致するように更新する(S150)。これに
より、以後、再び上記S120の処理が実行されても、
チェックコードの不一致が検出されなくなる。
【0043】なお、本実施形態においては、上記S12
0〜S150の処理を実行することにより、ECU1自
体が本発明でいう学習値更新装置として機能している。
こうして上記S150の処理を終えるか、あるいは、上
記S120の処理において、チェックコードが一致する
(すなわち、制御プログラム書き換え処理が行われてい
ない)と判定された場合は(S120:NO)、RAM
22のバックアップ領域22a以外の領域をクリアして
初期設定を行い(S160)、その後、エンジン制御プ
ログラムへジャンプして、ROM20の書き換え可能領
域20aに格納されている制御プログラムに基づいてエ
ンジン制御処理が実行される(S170)。
0〜S150の処理を実行することにより、ECU1自
体が本発明でいう学習値更新装置として機能している。
こうして上記S150の処理を終えるか、あるいは、上
記S120の処理において、チェックコードが一致する
(すなわち、制御プログラム書き換え処理が行われてい
ない)と判定された場合は(S120:NO)、RAM
22のバックアップ領域22a以外の領域をクリアして
初期設定を行い(S160)、その後、エンジン制御プ
ログラムへジャンプして、ROM20の書き換え可能領
域20aに格納されている制御プログラムに基づいてエ
ンジン制御処理が実行される(S170)。
【0044】なお、S170のエンジン制御処理は、入
力処理回路6からの各種センサ信号とROM20の書き
換え可能領域20aに格納された制御データとに基づ
き、エンジンに対する最適な燃料噴射量や点火時期等を
演算し、その演算結果に応じてインジェクタやイグナイ
タ等のアクチュエータ10を駆動するための制御信号を
出力する、といった手順で実行される。そして、このよ
うなエンジン制御処理が実行されることにより、エンジ
ンの運転が可能となる。
力処理回路6からの各種センサ信号とROM20の書き
換え可能領域20aに格納された制御データとに基づ
き、エンジンに対する最適な燃料噴射量や点火時期等を
演算し、その演算結果に応じてインジェクタやイグナイ
タ等のアクチュエータ10を駆動するための制御信号を
出力する、といった手順で実行される。そして、このよ
うなエンジン制御処理が実行されることにより、エンジ
ンの運転が可能となる。
【0045】以上説明したように、本実施形態のECU
1によれば、上記S120〜S150の処理を実行して
学習値更新装置として機能した際に、RAM22のバッ
クアップ領域に記憶した学習値が利用可能であれば、そ
の利用可能な学習値がそのまま保持され、その一方、R
AM22のバックアップ領域に記憶した学習値が利用不
能となれば、その利用不能な学習値が初期化されるの
で、制御プログラムの更新履歴を作業者側で意識しなく
ても、電子制御装置が利用不能な学習値を記憶している
場合に限り、その利用不能な学習値の更新を行うことが
できる。
1によれば、上記S120〜S150の処理を実行して
学習値更新装置として機能した際に、RAM22のバッ
クアップ領域に記憶した学習値が利用可能であれば、そ
の利用可能な学習値がそのまま保持され、その一方、R
AM22のバックアップ領域に記憶した学習値が利用不
能となれば、その利用不能な学習値が初期化されるの
で、制御プログラムの更新履歴を作業者側で意識しなく
ても、電子制御装置が利用不能な学習値を記憶している
場合に限り、その利用不能な学習値の更新を行うことが
できる。
【0046】また、RAM22のバックアップ領域を複
数のブロックに分けて、ブロック毎に利用可能な学習値
であるかどうかを判断して、更新が必要なブロックの学
習値だけを処理しているので、すべての学習値を更新す
るものにくらべ、速やかに更新処理を終えることができ
る。
数のブロックに分けて、ブロック毎に利用可能な学習値
であるかどうかを判断して、更新が必要なブロックの学
習値だけを処理しているので、すべての学習値を更新す
るものにくらべ、速やかに更新処理を終えることができ
る。
【0047】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の実施形態については上記のもの以外にも種
々の具体的形態が考えられる。例えば、上記実施形態で
は、学習値の項目毎にあらかじめ決められて制御プログ
ラム中に含まれている初期値を用いて、学習値を初期化
していたが、利用不能な学習値に所定のデータ変換処理
を施すことにより、利用可能な学習値とすることができ
る場合には、あらかじめ決められた初期値に代えて、デ
ータ変換処理によって得られた値を、新たな学習値とし
て記憶してもよい。
が、本発明の実施形態については上記のもの以外にも種
々の具体的形態が考えられる。例えば、上記実施形態で
は、学習値の項目毎にあらかじめ決められて制御プログ
ラム中に含まれている初期値を用いて、学習値を初期化
していたが、利用不能な学習値に所定のデータ変換処理
を施すことにより、利用可能な学習値とすることができ
る場合には、あらかじめ決められた初期値に代えて、デ
ータ変換処理によって得られた値を、新たな学習値とし
て記憶してもよい。
【図1】 電子制御装置のメモリ書換システムの全体構
成を表すブロック図である。
成を表すブロック図である。
【図2】 ROM及びRAMの記憶領域を説明する説明
図である。
図である。
【図3】 エンジン制御装置(ECU)側で実行される
処理を表すフローチャートである。
処理を表すフローチャートである。
【図4】 制御プログラム書き換え処理を表すフローチ
ャートである。
ャートである。
1・・・エンジン制御装置(ECU)、2・・・メモリ
書換装置、3・・・メモリ書換システム、4・・・セン
サ、6・・・入力処理回路、8・・・CPU、10・・
・アクチュエータ、12・・・出力回路、18・・・マ
イクロ・プロセッサ・ユニット(MPU)、20・・・
ROM、20a・・・書き換え可能領域、20b・・・
書き換え不能領域、22・・・RAM、22a〜22c
・・・ブロック、25・・・通信回路、26・・・接続
用コネクタ、28・・・通信ライン、29・・・電源供
給ライン、30・・・モード判定用信号ライン。
書換装置、3・・・メモリ書換システム、4・・・セン
サ、6・・・入力処理回路、8・・・CPU、10・・
・アクチュエータ、12・・・出力回路、18・・・マ
イクロ・プロセッサ・ユニット(MPU)、20・・・
ROM、20a・・・書き換え可能領域、20b・・・
書き換え不能領域、22・・・RAM、22a〜22c
・・・ブロック、25・・・通信回路、26・・・接続
用コネクタ、28・・・通信ライン、29・・・電源供
給ライン、30・・・モード判定用信号ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉田 英司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5B076 BB14 EB01
Claims (4)
- 【請求項1】必要に応じて書き換えられる制御プログラ
ムを記憶する制御プログラム記憶手段と、学習値を記憶
する学習値記憶手段とを備え、前記制御プログラム記憶
手段の記憶する制御プログラムに従って制御対象に対す
る制御を実行し、その際に得られる可変データを学習値
として前記学習値記憶手段に記憶して、その学習値を利
用しながら前記制御を実行する電子制御装置を対象にし
て、前記制御プログラムの書き換えが行われた場合に、
前記学習値の更新を実行する電子制御装置用の学習値更
新装置において、 前記学習値記憶手段に学習値を記憶させる処理を実行し
た時に用いられていた制御プログラムに対応付けられた
チェックコードを記憶する学習値側チェックコード記憶
手段と、 前記制御プログラム記憶手段の記憶する制御プログラム
に対応付けられたチェックコードを記憶する制御プログ
ラム側チェックコード記憶手段と、 前記学習値側チェックコード記憶手段の記憶するチェッ
クコードと前記制御プログラム側チェックコード記憶手
段の記憶するチェックコードとに基づいて、前記電子制
御装置が前記制御プログラム記憶手段の記憶する制御プ
ログラムに従って前記制御を実行する際に前記学習値記
憶手段の記憶する学習値を利用可能かどうかを判断する
判断手段と、 該判断手段によって前記学習値を利用不能と判断された
場合に、該利用不能な学習値を利用可能な学習値に更新
するとともに、前記学習値側チェックコード記憶手段の
記憶するチェックコードを、前記制御プログラム記憶手
段の記憶する制御プログラムに対応付けられたチェック
コードに更新する更新手段とを備えたことを特徴とする
電子制御装置用の学習値更新装置。 - 【請求項2】前記学習値記憶手段の記憶する学習値が複
数の群に分けられて、前記学習値側チェックコード記憶
手段が、前記複数の群に対応する複数のチェックコード
を記憶しており、 前記判断手段が、前記学習値側チェックコード記憶手段
の記憶する複数のチェックコードを利用して、前記複数
の群のそれぞれについて、各群に含まれる学習値を利用
可能かどうかを判断し、 前記更新手段が、前記判断手段によって利用不能と判断
された学習値を含む群について、利用不能な学習値を利
用可能な学習値に更新するとともに、当該群に対応する
前記学習値側チェックコード記憶手段の記憶するチェッ
クコードを、前記制御プログラム記憶手段の記憶する制
御プログラムに対応付けられたチェックコードに更新す
ることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置用の
学習値更新装置。 - 【請求項3】前記更新手段が、前記利用不能な学習値
を、あらかじめ定められた初期値に更新することを特徴
とする請求項1または請求項2に記載の電子制御装置用
の学習値更新装置。 - 【請求項4】前記更新手段が、前記利用不能な学習値に
対し、あらかじめ定められたデータ変換処理を施して、
前記利用可能な学習値に更新することを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の電子制御装置用の学習値更
新装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11059082A JP2000259420A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 電子制御装置用の学習値更新装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11059082A JP2000259420A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 電子制御装置用の学習値更新装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000259420A true JP2000259420A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13103082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11059082A Pending JP2000259420A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 電子制御装置用の学習値更新装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000259420A (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002323990A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Denso Corp | 電子制御装置及び不揮発性メモリの初期化方法 |
JP2005078529A (ja) * | 2003-09-02 | 2005-03-24 | Sony Corp | ロボット制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
JP2006277225A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 制御装置、方法、プログラム及び記憶媒体 |
JP2007257473A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Mitsubishi Electric Corp | 車載制御装置 |
EP1944691A2 (en) | 2007-01-15 | 2008-07-16 | Denso Corporation | Electronic engine control apparatus having improved configuration for ensuring excellent engine startability |
JP2008186476A (ja) * | 2008-03-10 | 2008-08-14 | Renesas Technology Corp | マイクロコンピュータ |
JP2009537037A (ja) * | 2006-05-12 | 2009-10-22 | ニュアンス コミュニケーションズ オーストリア ゲーエムベーハー | 第1の適応化データ処理バージョンから第2の適応化データ処理バージョンに切り替えるための方法 |
JP2009255674A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 車載用電子制御装置 |
JP2010015265A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Denso Corp | プログラム書き換え装置およびプログラム書き換え方法 |
US7805562B2 (en) | 2001-03-30 | 2010-09-28 | Renesas Technology Corp. | Microcomputer with configurable communication interfacing |
US8223002B2 (en) | 2008-04-23 | 2012-07-17 | Denso Corporation | Electronic control apparatus with automatic information update when transferred between vehicles |
JP2013069005A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 自動車用電子制御装置 |
JP2014040781A (ja) * | 2012-08-21 | 2014-03-06 | Denso Corp | 車両用学習データ再利用判断装置および車両用学習データ再利用判断方法 |
JP2014044640A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Denso Corp | 電子制御装置 |
JP2014167819A (ja) * | 2014-05-15 | 2014-09-11 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 自動車用電子制御装置 |
US9080530B2 (en) | 2008-04-08 | 2015-07-14 | Denso Corporation | Electronic control apparatus and vehicle control system |
US9951705B2 (en) | 2008-04-23 | 2018-04-24 | Denso Corporation | Control unit and program for same |
JP2020129325A (ja) * | 2019-02-12 | 2020-08-27 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 車両用電子制御装置 |
US11586985B2 (en) | 2019-12-06 | 2023-02-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control apparatus |
JP7484606B2 (ja) | 2020-09-17 | 2024-05-16 | トヨタ自動車株式会社 | 車載機器、ソフトウェア更新方法、ソフトウェア更新プログラム、および、車両 |
-
1999
- 1999-03-05 JP JP11059082A patent/JP2000259420A/ja active Pending
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7805562B2 (en) | 2001-03-30 | 2010-09-28 | Renesas Technology Corp. | Microcomputer with configurable communication interfacing |
JP2002323990A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Denso Corp | 電子制御装置及び不揮発性メモリの初期化方法 |
JP2005078529A (ja) * | 2003-09-02 | 2005-03-24 | Sony Corp | ロボット制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
JP2006277225A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 制御装置、方法、プログラム及び記憶媒体 |
JP2007257473A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Mitsubishi Electric Corp | 車載制御装置 |
JP2009537037A (ja) * | 2006-05-12 | 2009-10-22 | ニュアンス コミュニケーションズ オーストリア ゲーエムベーハー | 第1の適応化データ処理バージョンから第2の適応化データ処理バージョンに切り替えるための方法 |
US9009695B2 (en) | 2006-05-12 | 2015-04-14 | Nuance Communications Austria Gmbh | Method for changing over from a first adaptive data processing version to a second adaptive data processing version |
US8135533B2 (en) | 2007-01-15 | 2012-03-13 | Denso Corporation | Electronic engine control apparatus having improved configuration for ensuring excellent engine startability |
EP1944691A2 (en) | 2007-01-15 | 2008-07-16 | Denso Corporation | Electronic engine control apparatus having improved configuration for ensuring excellent engine startability |
EP1944691A3 (en) * | 2007-01-15 | 2009-06-03 | Denso Corporation | Electronic engine control apparatus having improved configuration for ensuring excellent engine startability |
JP2008186476A (ja) * | 2008-03-10 | 2008-08-14 | Renesas Technology Corp | マイクロコンピュータ |
US9080530B2 (en) | 2008-04-08 | 2015-07-14 | Denso Corporation | Electronic control apparatus and vehicle control system |
JP2009255674A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 車載用電子制御装置 |
US8223002B2 (en) | 2008-04-23 | 2012-07-17 | Denso Corporation | Electronic control apparatus with automatic information update when transferred between vehicles |
US9951705B2 (en) | 2008-04-23 | 2018-04-24 | Denso Corporation | Control unit and program for same |
JP2010015265A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Denso Corp | プログラム書き換え装置およびプログラム書き換え方法 |
JP2013069005A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 自動車用電子制御装置 |
JP2014040781A (ja) * | 2012-08-21 | 2014-03-06 | Denso Corp | 車両用学習データ再利用判断装置および車両用学習データ再利用判断方法 |
JP2014044640A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Denso Corp | 電子制御装置 |
JP2014167819A (ja) * | 2014-05-15 | 2014-09-11 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 自動車用電子制御装置 |
JP2020129325A (ja) * | 2019-02-12 | 2020-08-27 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 車両用電子制御装置 |
JP7503117B2 (ja) | 2019-02-12 | 2024-06-19 | 日立Astemo株式会社 | 車両用電子制御装置 |
US11586985B2 (en) | 2019-12-06 | 2023-02-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control apparatus |
JP7484606B2 (ja) | 2020-09-17 | 2024-05-16 | トヨタ自動車株式会社 | 車載機器、ソフトウェア更新方法、ソフトウェア更新プログラム、および、車両 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000259420A (ja) | 電子制御装置用の学習値更新装置 | |
US5826211A (en) | Electronic controller having excellent control program and control data overwriting capabilities | |
US6523083B1 (en) | System and method for updating flash memory of peripheral device | |
US20030163664A1 (en) | Method and apparatus for updating a distributed program | |
JP4302113B2 (ja) | 車載制御装置 | |
JPH11272498A (ja) | 電子制御装置 | |
US8135533B2 (en) | Electronic engine control apparatus having improved configuration for ensuring excellent engine startability | |
JPH1136973A (ja) | 車両用制御装置 | |
JP3314749B2 (ja) | 電子制御装置 | |
US6405279B1 (en) | Apparatus and method for controlling rewriting of data into nonvolatile memory | |
US6925365B2 (en) | Flash loader for vehicle electronic control units | |
JP4311067B2 (ja) | データ書換方法及び電子制御装置 | |
JP2001123874A (ja) | 電子制御装置のプログラム書換システム及びメモリ書換装置 | |
JP3835969B2 (ja) | 車両制御装置のための書き換えシステム | |
JP6415990B2 (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
EP1145912B1 (en) | Rewriting system for vehicle controller | |
JPH10171644A (ja) | 電子制御装置 | |
JP3489306B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP2005338955A (ja) | 電子制御装置 | |
JP2007316800A (ja) | 車載プログラム書換え制御装置 | |
JPH1136974A (ja) | 車両用制御装置 | |
JP3937598B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP3489524B2 (ja) | 車両用不揮発性メモリ書き替え装置 | |
JP3796837B2 (ja) | 電子装置のメモリ書込装置 | |
JP2002323990A (ja) | 電子制御装置及び不揮発性メモリの初期化方法 |