JP2000259349A - 情報処理装置、入出力装置及び入出力素子 - Google Patents
情報処理装置、入出力装置及び入出力素子Info
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Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Position Input By Displaying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄型に構成でき、入力と出力の位置ずれのな
いタッチパネルを提供する。 【解決手段】 タッチパネル11上には、有機EL素子
114d、駆動用トランジスタ114b、駆動用トラン
ジスタ114bをオン/オフする信号電圧を保持するコ
ンデンサ114c及びコンデンサ114cに信号電圧を
供給する選択用トランジスタ114aからなる出力用画
素と、光センサとして機能するダブルゲートトランジス
タDGT115からなる入力用画素とが、互いに隣接し
てマトリクス状に形成されている。ドライバ12,1
3,14及びプリチャージスイッチ群19を制御するこ
とにより、コントローラ17は、検出ラインYaの電位
を読み出し、各DGT115への光の入射の有無を検出
する。EL選択ドライバ15,ELデータドライバ16
は、コントローラ17からの制御により、コンデンサ1
14cに信号電圧を供給し、駆動用トランジスタ114
bをオンさせる。
いタッチパネルを提供する。 【解決手段】 タッチパネル11上には、有機EL素子
114d、駆動用トランジスタ114b、駆動用トラン
ジスタ114bをオン/オフする信号電圧を保持するコ
ンデンサ114c及びコンデンサ114cに信号電圧を
供給する選択用トランジスタ114aからなる出力用画
素と、光センサとして機能するダブルゲートトランジス
タDGT115からなる入力用画素とが、互いに隣接し
てマトリクス状に形成されている。ドライバ12,1
3,14及びプリチャージスイッチ群19を制御するこ
とにより、コントローラ17は、検出ラインYaの電位
を読み出し、各DGT115への光の入射の有無を検出
する。EL選択ドライバ15,ELデータドライバ16
は、コントローラ17からの制御により、コンデンサ1
14cに信号電圧を供給し、駆動用トランジスタ114
bをオンさせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末装置、並
びに携帯端末装置への適用が好適な入出力装置及び入出
力素子に関し、特に1枚構造で入力と出力との両方を兼
ねることが可能なものに関する。
びに携帯端末装置への適用が好適な入出力装置及び入出
力素子に関し、特に1枚構造で入力と出力との両方を兼
ねることが可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタッチパネルは、ペンなどにより
タッチされた位置を示す座標を検出する透明のディジタ
イザと画像等を表示する液晶表示パネルを重ね合わせた
2枚構造となっており、入力装置と出力装置の両方の機
能を有している。タッチパネルを入力装置として使用す
る場合には、例えば、液晶表示パネルに複数のアイコン
を表示し、操作者がタッチしたアイコンに対応する位置
を示す座標をディジタイザにより検出し、検出した座標
により入力が行われる。
タッチされた位置を示す座標を検出する透明のディジタ
イザと画像等を表示する液晶表示パネルを重ね合わせた
2枚構造となっており、入力装置と出力装置の両方の機
能を有している。タッチパネルを入力装置として使用す
る場合には、例えば、液晶表示パネルに複数のアイコン
を表示し、操作者がタッチしたアイコンに対応する位置
を示す座標をディジタイザにより検出し、検出した座標
により入力が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、タッチパネル
を特に小型化が要求される携帯端末装置等に適用した場
合、従来のタッチパネルは、上記のように複数枚構造で
あるため、装置全体を薄型化、すなわち小型化すること
が困難であるという欠点があった。
を特に小型化が要求される携帯端末装置等に適用した場
合、従来のタッチパネルは、上記のように複数枚構造で
あるため、装置全体を薄型化、すなわち小型化すること
が困難であるという欠点があった。
【0004】また、上記のような携帯端末装置では、操
作者は、例えば、ディジタイザを介して液晶表示パネル
に表示されているアイコン等を見て、希望する位置にタ
ッチすることによって座標位置の入力を行い、所望の処
理を行わせる。しかし、ディジタイザの厚み及びディジ
タイザと液晶パネルの間隔による視差が有るため、液晶
パネルに表示されているアイコンの位置に対応するディ
ジタイザの座標に正確にタッチすることができない場合
も生じていた。
作者は、例えば、ディジタイザを介して液晶表示パネル
に表示されているアイコン等を見て、希望する位置にタ
ッチすることによって座標位置の入力を行い、所望の処
理を行わせる。しかし、ディジタイザの厚み及びディジ
タイザと液晶パネルの間隔による視差が有るため、液晶
パネルに表示されているアイコンの位置に対応するディ
ジタイザの座標に正確にタッチすることができない場合
も生じていた。
【0005】ところで、携帯端末装置には、操作者がペ
ン等でディジタイザ上をなぞった形跡(例えば、文字)
を液晶表示パネルに表示する、いわゆる手書き入力機能
を備えたものがある。しかし、従来のタッチパネルは、
一般に、製造コストなどの観点からディジタイザの解像
度(検出可能な座標数)が液晶パネルの解像度(画素
数)よりも低くなっている。このため、ディジタイザ上
になぞられた形跡を、液晶表示パネル上に正確に表示す
ることができなかった。また、上記したようなディジタ
イザと液晶パネルとの視差のため、操作者から見える状
態では、なぞった位置に対応するように、液晶パネル上
にその形跡が表示されていかないという問題点があっ
た。
ン等でディジタイザ上をなぞった形跡(例えば、文字)
を液晶表示パネルに表示する、いわゆる手書き入力機能
を備えたものがある。しかし、従来のタッチパネルは、
一般に、製造コストなどの観点からディジタイザの解像
度(検出可能な座標数)が液晶パネルの解像度(画素
数)よりも低くなっている。このため、ディジタイザ上
になぞられた形跡を、液晶表示パネル上に正確に表示す
ることができなかった。また、上記したようなディジタ
イザと液晶パネルとの視差のため、操作者から見える状
態では、なぞった位置に対応するように、液晶パネル上
にその形跡が表示されていかないという問題点があっ
た。
【0006】なお、従来より、液晶表示パネルの代わり
に、EL表示パネルなど自発光の表示パネルを用いたタ
ッチパネルも知られている。しかしながら、このような
タッチパネルも透明のディジタイザと自発光表示パネル
との2枚構造となっており、上記したような液晶表示パ
ネルを用いたタッチパネルと同様の問題点を有してい
た。
に、EL表示パネルなど自発光の表示パネルを用いたタ
ッチパネルも知られている。しかしながら、このような
タッチパネルも透明のディジタイザと自発光表示パネル
との2枚構造となっており、上記したような液晶表示パ
ネルを用いたタッチパネルと同様の問題点を有してい
た。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたものであり、薄型化が可能で、しかも
入力と出力の対応を正確にとることができる携帯端末装
置、入出力装置及び入出力素子を提供することを目的と
する。
るためになされたものであり、薄型化が可能で、しかも
入力と出力の対応を正確にとることができる携帯端末装
置、入出力装置及び入出力素子を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる情報処理装置は、外部
からの操作に従った位置に関する情報の入力を行い、且
つ外部から供給されたデータに応じて画像を出力する入
出力装置と、前記入出力装置からの入力に従って所定の
処理を行い、処理に応じて前記入出力装置に画像を供給
する処理装置とを備え、前記入出力装置は、基板上にマ
トリクス状に配置され、外部からの光の照射又は遮光を
検出し、検出結果を示す検出信号を出力する複数のセン
サと、前記基板上にそれぞれマトリクス状に配置された
複数の発光素子と、を備える入出力素子と、前記発光素
子のマトリクスの行毎に順次発光素子を選択する発光素
子選択手段と、前記発光素子選択手段により選択された
発光素子に外部から供給された前記データに対応する表
示データを供給し、該当する発光素子を発光させる発光
素子駆動手段と、前記センサのマトリクスの行毎に順次
センサを選択するセンサ選択手段と、前記センサ選択手
段により選択されたセンサから出力される検出信号を読
み出す光照射検出手段と、前記センサ選択手段によるセ
ンサの選択と、前記光照射検出手段による検出結果の読
み出しと、前記発光素子選択手段による発光素子の選択
と、前記発光素子駆動手段への表示データの供給とを制
御する制御手段とを備えることを特徴とする。
め、本発明の第1の観点にかかる情報処理装置は、外部
からの操作に従った位置に関する情報の入力を行い、且
つ外部から供給されたデータに応じて画像を出力する入
出力装置と、前記入出力装置からの入力に従って所定の
処理を行い、処理に応じて前記入出力装置に画像を供給
する処理装置とを備え、前記入出力装置は、基板上にマ
トリクス状に配置され、外部からの光の照射又は遮光を
検出し、検出結果を示す検出信号を出力する複数のセン
サと、前記基板上にそれぞれマトリクス状に配置された
複数の発光素子と、を備える入出力素子と、前記発光素
子のマトリクスの行毎に順次発光素子を選択する発光素
子選択手段と、前記発光素子選択手段により選択された
発光素子に外部から供給された前記データに対応する表
示データを供給し、該当する発光素子を発光させる発光
素子駆動手段と、前記センサのマトリクスの行毎に順次
センサを選択するセンサ選択手段と、前記センサ選択手
段により選択されたセンサから出力される検出信号を読
み出す光照射検出手段と、前記センサ選択手段によるセ
ンサの選択と、前記光照射検出手段による検出結果の読
み出しと、前記発光素子選択手段による発光素子の選択
と、前記発光素子駆動手段への表示データの供給とを制
御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】上記情報処理装置では、1つの入出力素子
内に光の照射又は遮光を検出するセンサと、表示データ
に従って発光する発光素子が形成されている。つまり、
実質的な1枚構造でディジタイザの機能と表示パネルの
機能とを備えるものとなっている。このため、情報処理
装置全体を薄型に形成することが可能となり、携帯端末
装置に適用するのに好適なものとなる。また、このよう
な基板1枚構造により、複数のセンサのそれぞれが配置
されている位置と複数の画素電極が配置されている位
置、すなわち自発光表示素子の画素が配置されている位
置とに、視差による対応ずれが生じなくなる。
内に光の照射又は遮光を検出するセンサと、表示データ
に従って発光する発光素子が形成されている。つまり、
実質的な1枚構造でディジタイザの機能と表示パネルの
機能とを備えるものとなっている。このため、情報処理
装置全体を薄型に形成することが可能となり、携帯端末
装置に適用するのに好適なものとなる。また、このよう
な基板1枚構造により、複数のセンサのそれぞれが配置
されている位置と複数の画素電極が配置されている位
置、すなわち自発光表示素子の画素が配置されている位
置とに、視差による対応ずれが生じなくなる。
【0010】上記情報処理装置において、前記処理装置
は、前記光照射検出手段によって読み出された検出信号
を受け取る検出信号受信手段と、前記検出信号受信手段
が受け取った検出信号を処理して、該検出信号に対応す
る前記発光素子への表示データを生成する表示データ生
成手段と、前記表示データ生成手段が生成した表示デー
タを、前記制御手段を介して前記発光素子駆動手段へ供
給する手段とを備えるものとすることができる。
は、前記光照射検出手段によって読み出された検出信号
を受け取る検出信号受信手段と、前記検出信号受信手段
が受け取った検出信号を処理して、該検出信号に対応す
る前記発光素子への表示データを生成する表示データ生
成手段と、前記表示データ生成手段が生成した表示デー
タを、前記制御手段を介して前記発光素子駆動手段へ供
給する手段とを備えるものとすることができる。
【0011】ここで、例えば、入出力素子上をペンなど
でなぞった軌跡を光の照射又は遮光としてセンサで検出
し、これを処理装置内の検出信号受信手段で受信した場
合に、当該軌跡を表示データとして生成することが可能
となる。このため、操作者が入出力素子上に手書き入力
した文字などを、視差によるずれが生ずることなく手書
き入力位置に正確に対応させて表示していくことが可能
となる。
でなぞった軌跡を光の照射又は遮光としてセンサで検出
し、これを処理装置内の検出信号受信手段で受信した場
合に、当該軌跡を表示データとして生成することが可能
となる。このため、操作者が入出力素子上に手書き入力
した文字などを、視差によるずれが生ずることなく手書
き入力位置に正確に対応させて表示していくことが可能
となる。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる入出力装置は、基板上にマトリクス状に配
置され、外部からの光の照射又は遮光を検出し、検出結
果を示す検出信号を出力する複数のセンサと、前記基板
上にそれぞれマトリクス状に配置された複数の発光素子
と、を備える入出力素子と、前記発光素子のマトリクス
の行毎に順次発光素子を選択する発光素子選択手段と、
前記発光素子選択手段により選択された発光素子に外部
から供給されたデータに対応する表示データを供給し、
該当する発光素子を発光させる発光素子駆動手段と、前
記センサのマトリクスの行毎に順次センサを選択するセ
ンサ選択手段と、前記センサ選択手段により選択された
センサから出力される検出信号を順次読み出す光照射検
出手段と、前記センサ選択手段によるセンサの選択と、
前記光照射検出手段による検出結果の読み出しと、前記
発光素子選択手段による発光素子の選択と、前記発光素
子駆動手段への表示データの供給とを制御する制御手段
とを備えることを特徴とする。
観点にかかる入出力装置は、基板上にマトリクス状に配
置され、外部からの光の照射又は遮光を検出し、検出結
果を示す検出信号を出力する複数のセンサと、前記基板
上にそれぞれマトリクス状に配置された複数の発光素子
と、を備える入出力素子と、前記発光素子のマトリクス
の行毎に順次発光素子を選択する発光素子選択手段と、
前記発光素子選択手段により選択された発光素子に外部
から供給されたデータに対応する表示データを供給し、
該当する発光素子を発光させる発光素子駆動手段と、前
記センサのマトリクスの行毎に順次センサを選択するセ
ンサ選択手段と、前記センサ選択手段により選択された
センサから出力される検出信号を順次読み出す光照射検
出手段と、前記センサ選択手段によるセンサの選択と、
前記光照射検出手段による検出結果の読み出しと、前記
発光素子選択手段による発光素子の選択と、前記発光素
子駆動手段への表示データの供給とを制御する制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0013】上記情報処理装置では、1つの入出力素子
内に光の照射又は遮光を検出するセンサと、表示データ
に従って発光する発光素子が形成されている。つまり、
実質的な1枚構造でディジタイザの機能と表示パネルの
機能とを備えるものとなっている。このため、入出力装
置全体を薄型に形成することが可能となる。また、この
ような1枚構造により、複数のセンサのそれぞれが配置
されている位置と複数の画素電極とが配置されている位
置、すなわち液晶表示素子の画素が配置されている位置
とに、視差による対応ずれが生じなくなる。
内に光の照射又は遮光を検出するセンサと、表示データ
に従って発光する発光素子が形成されている。つまり、
実質的な1枚構造でディジタイザの機能と表示パネルの
機能とを備えるものとなっている。このため、入出力装
置全体を薄型に形成することが可能となる。また、この
ような1枚構造により、複数のセンサのそれぞれが配置
されている位置と複数の画素電極とが配置されている位
置、すなわち液晶表示素子の画素が配置されている位置
とに、視差による対応ずれが生じなくなる。
【0014】上記入出力装置において、前記入出力素子
にそれぞれマトリクス状に配置されている複数のセンサ
と複数の発光素子との行数は同一のものとしてもよい。
この場合、前記発光素子選択手段と前記センサ選択手段
とは、同一の手段によって構成され、同一の行にある発
光素子とセンサとを同時に選択するものとすることがで
きる。
にそれぞれマトリクス状に配置されている複数のセンサ
と複数の発光素子との行数は同一のものとしてもよい。
この場合、前記発光素子選択手段と前記センサ選択手段
とは、同一の手段によって構成され、同一の行にある発
光素子とセンサとを同時に選択するものとすることがで
きる。
【0015】さらに、前記複数のセンサと前記複数の発
光素子とは、それぞれ同数ずつ互いに隣接して前記基板
上に配置されていることを好適とする。
光素子とは、それぞれ同数ずつ互いに隣接して前記基板
上に配置されていることを好適とする。
【0016】上記のように、センサの行数と発光素子の
行数とを同数とし、発光素子選択手段とセンサ選択手段
とを同一のものとすれば、入出力素子の駆動のために必
要となる部品点数が少なくなる。このため、歩留まりの
向上、コスト安といった効果が得られるようになる。さ
らに、複数のセンサと複数の発光素子とを同数ずつ互い
に隣接して配置することにより、視差によるずれが生ず
ることもなく、入力と出力との対応を正確にとることが
できる。
行数とを同数とし、発光素子選択手段とセンサ選択手段
とを同一のものとすれば、入出力素子の駆動のために必
要となる部品点数が少なくなる。このため、歩留まりの
向上、コスト安といった効果が得られるようになる。さ
らに、複数のセンサと複数の発光素子とを同数ずつ互い
に隣接して配置することにより、視差によるずれが生ず
ることもなく、入力と出力との対応を正確にとることが
できる。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる入出力素子は、基板上にマトリクス状に配
置され、外部からの光の照射又は遮光を検出する複数の
センサと、前記基板上に配置され、且つ前記複数のセン
サの間にそれぞれマトリクス状に配置された複数の発光
素子とを備えることを特徴とする。
観点にかかる入出力素子は、基板上にマトリクス状に配
置され、外部からの光の照射又は遮光を検出する複数の
センサと、前記基板上に配置され、且つ前記複数のセン
サの間にそれぞれマトリクス状に配置された複数の発光
素子とを備えることを特徴とする。
【0018】上記入出力素子には、光の照射又は遮光を
検出するセンサと、表示データに従って発光する発光素
子が形成されている。つまり、実質的な1枚構造でディ
ジタイザの機能と表示パネルの機能とを備えるものとな
っている。このため、入出力素子を薄型に形成すること
が可能となる。また、このような1枚構造により、複数
のセンサのそれぞれが配置されている位置と複数の発光
素子が配置されている位置、すなわち自発光表示素子の
画素が配置されている位置とに、視差による対応ずれが
生じなくなる。
検出するセンサと、表示データに従って発光する発光素
子が形成されている。つまり、実質的な1枚構造でディ
ジタイザの機能と表示パネルの機能とを備えるものとな
っている。このため、入出力素子を薄型に形成すること
が可能となる。また、このような1枚構造により、複数
のセンサのそれぞれが配置されている位置と複数の発光
素子が配置されている位置、すなわち自発光表示素子の
画素が配置されている位置とに、視差による対応ずれが
生じなくなる。
【0019】上記入出力素子において、前記複数のセン
サと前記複数の発光素子とは、それぞれ同数ずつ互いに
隣接して前記基板上に配置されていることを好適とす
る。
サと前記複数の発光素子とは、それぞれ同数ずつ互いに
隣接して前記基板上に配置されていることを好適とす
る。
【0020】上記入出力素子において、前記複数のセン
サはそれぞれ、前記基板上に形成された第1の制御端子
と、第1の絶縁層を介して前記第1の制御端子上に形成
され、電界と入射光とに応じて内部にチャネルを形成す
る半導体層と、第2の絶縁層を介して前記半導体層上に
形成された第2の制御端子とを備える構造とすることが
できる。この場合において、前記半導体層は、入射光の
光量に応じて内部にキャリアを発生し、前記第1、第2
の制御端子に第1の所定の電圧が印加されることによっ
て発生したキャリアの量に応じて内部にチャネルを形成
し、前記第1、第2の制御端子に第2の所定の電圧が印
加されることによって内部に形成されたキャリアを消失
させるものとすることができる。
サはそれぞれ、前記基板上に形成された第1の制御端子
と、第1の絶縁層を介して前記第1の制御端子上に形成
され、電界と入射光とに応じて内部にチャネルを形成す
る半導体層と、第2の絶縁層を介して前記半導体層上に
形成された第2の制御端子とを備える構造とすることが
できる。この場合において、前記半導体層は、入射光の
光量に応じて内部にキャリアを発生し、前記第1、第2
の制御端子に第1の所定の電圧が印加されることによっ
て発生したキャリアの量に応じて内部にチャネルを形成
し、前記第1、第2の制御端子に第2の所定の電圧が印
加されることによって内部に形成されたキャリアを消失
させるものとすることができる。
【0021】上記のように、複数のセンサを第1、第2
の制御端子及び半導体層から概略構成される構造とする
ことで、行の選択と検出結果の読み出しとを同一の素子
で行うことができるようになる。このため、センサのた
めに必要となる面積が小さくなることで、センサ及び発
光素子(自発光表示素子としての画素)の開口率をそれ
ぞれ相対的に大きくさせることができる。
の制御端子及び半導体層から概略構成される構造とする
ことで、行の選択と検出結果の読み出しとを同一の素子
で行うことができるようになる。このため、センサのた
めに必要となる面積が小さくなることで、センサ及び発
光素子(自発光表示素子としての画素)の開口率をそれ
ぞれ相対的に大きくさせることができる。
【0022】さらに、前記発光素子は、有機エレクトロ
ルミネッセンス素子によって構成され、該有機エレクト
ロルミネッセンス素子の前記基板側の電極は、透明電極
によって構成されているものとすることができる。前記
発光素子を、選択トランジスタ、駆動トランジスタ、及
びエレクトロルミネッセンス素子で構成すると、これら
トランジスタの製造工程は、同一基板上に形成された第
1の制御端子と、第1の絶縁層を介して前記第1の制御
端子上に形成され、電界と入射光とに応じて内部にチャ
ネルを形成する半導体層と、第2の絶縁層を介して前記
半導体層上に形成された第2の制御端子とを備えた前記
複数のセンサの製造工程と一括して行うことができる。
ルミネッセンス素子によって構成され、該有機エレクト
ロルミネッセンス素子の前記基板側の電極は、透明電極
によって構成されているものとすることができる。前記
発光素子を、選択トランジスタ、駆動トランジスタ、及
びエレクトロルミネッセンス素子で構成すると、これら
トランジスタの製造工程は、同一基板上に形成された第
1の制御端子と、第1の絶縁層を介して前記第1の制御
端子上に形成され、電界と入射光とに応じて内部にチャ
ネルを形成する半導体層と、第2の絶縁層を介して前記
半導体層上に形成された第2の制御端子とを備えた前記
複数のセンサの製造工程と一括して行うことができる。
【0023】また、上記入出力素子において、前記基板
は、ガラスファイバープレート、プラスチックファイバ
ープレート又はフィルムのいずれかからなるものとする
ことができる。
は、ガラスファイバープレート、プラスチックファイバ
ープレート又はフィルムのいずれかからなるものとする
ことができる。
【0024】このようなもので第1の基板を構成するこ
とにより、第1の基板の厚さが薄くなり、第1の基板を
通してセンサに入射する光がぼやけて解像度が低下する
というような事態を防ぐことが可能となる。
とにより、第1の基板の厚さが薄くなり、第1の基板を
通してセンサに入射する光がぼやけて解像度が低下する
というような事態を防ぐことが可能となる。
【0025】なお、前記発光素子は、選択トランジス
タ、駆動トランジスタ、及びエレクトロルミネッセンス
素子を有していてもよい。
タ、駆動トランジスタ、及びエレクトロルミネッセンス
素子を有していてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。この実施の形態で
は、本発明を携帯端末装置に適用した場合を例として、
説明する。
明の実施の形態について説明する。この実施の形態で
は、本発明を携帯端末装置に適用した場合を例として、
説明する。
【0027】図1は、この実施の形態に係る携帯端末装
置の構成を示すブロック図である。図示するように、こ
の携帯端末装置は、バスを介して互いに接続されたタッ
チパネルシステム1、CPU2、ROM3及びRAM4
から構成される。
置の構成を示すブロック図である。図示するように、こ
の携帯端末装置は、バスを介して互いに接続されたタッ
チパネルシステム1、CPU2、ROM3及びRAM4
から構成される。
【0028】タッチパネルシステム1は、表示するデー
タに応じた画像の座標を検出する検出機能と、その座標
値をCPU2に入力する入力機能とを兼ね備えている。
なお、タッチパネルシステム1の詳細については後述す
る。
タに応じた画像の座標を検出する検出機能と、その座標
値をCPU2に入力する入力機能とを兼ね備えている。
なお、タッチパネルシステム1の詳細については後述す
る。
【0029】CPU(Central Processing Unit)2
は、タッチパネルシステム1から入力された座標値など
に基づいて、ROM3に格納されたプログラムを実行
し、この携帯端末装置の各部を制御する。ROM(Read
Only Memory)3は、CPU2の処理プログラムや固定
的に用いられるデータを格納する。RAM(Random Acc
ess Memory)4は、CPU2のプログラム実行時におけ
るワークエリアとして用いられる。
は、タッチパネルシステム1から入力された座標値など
に基づいて、ROM3に格納されたプログラムを実行
し、この携帯端末装置の各部を制御する。ROM(Read
Only Memory)3は、CPU2の処理プログラムや固定
的に用いられるデータを格納する。RAM(Random Acc
ess Memory)4は、CPU2のプログラム実行時におけ
るワークエリアとして用いられる。
【0030】次に、タッチパネルシステム1について、
図2、図3及び図4を参照しつつ詳細に説明する。図2
は、タッチパネルシステム1の回路の構成を示す回路構
成図である。タッチパネルシステム1は、図2に示すよ
うに、タッチパネル11、トップゲートドライバ12、
ボトムゲートドライバ13、検出ドライバ14、EL選
択ドライバ15、ELデータドライバ16、コントロー
ラ17、プリチャージ用電源回路18及びプリチャージ
スイッチ群19から構成される。
図2、図3及び図4を参照しつつ詳細に説明する。図2
は、タッチパネルシステム1の回路の構成を示す回路構
成図である。タッチパネルシステム1は、図2に示すよ
うに、タッチパネル11、トップゲートドライバ12、
ボトムゲートドライバ13、検出ドライバ14、EL選
択ドライバ15、ELデータドライバ16、コントロー
ラ17、プリチャージ用電源回路18及びプリチャージ
スイッチ群19から構成される。
【0031】タッチパネル11は、タッチパネルシステ
ム1が入力機能を実現するための複数の入力用画素と、
出力機能を実現するための複数の出力用画素とがそれぞ
れマトリクス状に配置されて構成されている。入力用画
素と出力用画素とは、それぞれ隣接して1:1で配置さ
れている。
ム1が入力機能を実現するための複数の入力用画素と、
出力機能を実現するための複数の出力用画素とがそれぞ
れマトリクス状に配置されて構成されている。入力用画
素と出力用画素とは、それぞれ隣接して1:1で配置さ
れている。
【0032】ここで、m行n列の入力用画素のマトリク
スの要素を(m,n)で表し、m行n列の出力用画素の
マトリクスの要素を(m’,n’)で表す。例えば、図
2のトップゲートラインXa1(又はボトムゲートライ
ンXb1)と検出ラインYa1(又はグランドラインY
b1)との交点に対応する入力用画素を(1,1)で表
し、EL選択ラインXc1とELデータラインYc1の
交点に対応する出力用画素を(1’,1’)で表す。
スの要素を(m,n)で表し、m行n列の出力用画素の
マトリクスの要素を(m’,n’)で表す。例えば、図
2のトップゲートラインXa1(又はボトムゲートライ
ンXb1)と検出ラインYa1(又はグランドラインY
b1)との交点に対応する入力用画素を(1,1)で表
し、EL選択ラインXc1とELデータラインYc1の
交点に対応する出力用画素を(1’,1’)で表す。
【0033】また、図2に示すように、入力用画素及び
出力用画素の1画素分を組としたマトリクスの行間(図
の横方向)にトップゲートラインXa、ボトムゲートラ
インXb、EL選択ラインXcが行方向に延在して配置
され、検出ラインYa、グランドラインYb、ELデー
タラインYc及び発光電源供給ラインYdが列方向に延
在して配置されている。
出力用画素の1画素分を組としたマトリクスの行間(図
の横方向)にトップゲートラインXa、ボトムゲートラ
インXb、EL選択ラインXcが行方向に延在して配置
され、検出ラインYa、グランドラインYb、ELデー
タラインYc及び発光電源供給ラインYdが列方向に延
在して配置されている。
【0034】図3,図4は、タッチパネル11の入力用
画素及び出力用画素それぞれの1画素分を組として示す
図であり、図3は平面構成を模式的に示し、図4は図3
のA−A断面を示す。但し、図3においては、タッチパ
ネル11の基板111上への構成要素のみを示してお
り、図4は図3の下側から見た構造を示している。
画素及び出力用画素それぞれの1画素分を組として示す
図であり、図3は平面構成を模式的に示し、図4は図3
のA−A断面を示す。但し、図3においては、タッチパ
ネル11の基板111上への構成要素のみを示してお
り、図4は図3の下側から見た構造を示している。
【0035】図3,図4に示すように、タッチパネル1
1の基板111上には、各入力用画素に対応してダブル
ゲートトランジスタ(DGT)115が、各出力用画素
に対応して選択用トランジスタ114a、駆動用トラン
ジスタ114b、コンデンサ114cおよび有機EL素
子114dが形成されている。
1の基板111上には、各入力用画素に対応してダブル
ゲートトランジスタ(DGT)115が、各出力用画素
に対応して選択用トランジスタ114a、駆動用トラン
ジスタ114b、コンデンサ114cおよび有機EL素
子114dが形成されている。
【0036】以下、基板111上に形成されている入力
用画素に対応するDGT115の構造と、出力用画素に
対応する選択用トランジスタ114a、駆動用トランジ
スタ114b、コンデンサ114cおよび有機EL素子
114dの構造を、図3及び図4を用いて詳しく説明す
る。
用画素に対応するDGT115の構造と、出力用画素に
対応する選択用トランジスタ114a、駆動用トランジ
スタ114b、コンデンサ114cおよび有機EL素子
114dの構造を、図3及び図4を用いて詳しく説明す
る。
【0037】基板111上には、導電性材料から構成さ
れる駆動用トランジスタ114bのゲート電極Gb、D
GT115のボトムゲート電極BGが形成されている。
なお、図4には示していないが、導電性材料から構成さ
れる選択用トランジスタ114aのゲート電極Gaも形
成されている。ボトムゲート電極BGは、ボトムゲート
ドライバ13と接続されているボトムゲートラインXb
と一体的に形成されている。また、ゲート電極Gaは、
図2に示すEL選択ドライバ15と接続されているEL
選択ラインXcと一体的に形成されている。
れる駆動用トランジスタ114bのゲート電極Gb、D
GT115のボトムゲート電極BGが形成されている。
なお、図4には示していないが、導電性材料から構成さ
れる選択用トランジスタ114aのゲート電極Gaも形
成されている。ボトムゲート電極BGは、ボトムゲート
ドライバ13と接続されているボトムゲートラインXb
と一体的に形成されている。また、ゲート電極Gaは、
図2に示すEL選択ドライバ15と接続されているEL
選択ラインXcと一体的に形成されている。
【0038】ゲート電極Ga,Gb、ボトムゲート電極
BG上には、窒化シリコン(SiN)からなるボトムゲ
ート絶縁膜112が形成されている。ボトムゲート絶縁
膜112上のボトムゲート電極BGに対向する位置とゲ
ート電極Gaに対向する位置及びゲート電極Gbに対向
する位置には、それぞれアモルファスシリコン(a−S
i)或いはポリシリコンからなるDGT115の半導体
層113aと駆動用トランジスタ114bの半導体層1
13b及び選択用トランジスタ114aの図示せぬ半導
体層が形成されている。
BG上には、窒化シリコン(SiN)からなるボトムゲ
ート絶縁膜112が形成されている。ボトムゲート絶縁
膜112上のボトムゲート電極BGに対向する位置とゲ
ート電極Gaに対向する位置及びゲート電極Gbに対向
する位置には、それぞれアモルファスシリコン(a−S
i)或いはポリシリコンからなるDGT115の半導体
層113aと駆動用トランジスタ114bの半導体層1
13b及び選択用トランジスタ114aの図示せぬ半導
体層が形成されている。
【0039】DGT115の半導体層113a上には、
ドレイン電極Da及びソース電極Saの間に介在するよ
うに、高濃度のn型不純物を含むn+シリコン層117
aが位置的に分離するように形成されている。駆動用ト
ランジスタ114bの半導体層113b上には、ドレイ
ン電極Db及びソース電極Sbの間に介在するように、
高濃度のn型不純物を含むn+シリコン層が117bが
位置的に分離するように形成されている。さらに、選択
用トランジスタ114aの半導体層上にも、ドレイン電
極Dc及びソース電極Sc上の間に介在するように、高
濃度のn型不純物を含むn+シリコン層が位置的に分離
するように形成されている。
ドレイン電極Da及びソース電極Saの間に介在するよ
うに、高濃度のn型不純物を含むn+シリコン層117
aが位置的に分離するように形成されている。駆動用ト
ランジスタ114bの半導体層113b上には、ドレイ
ン電極Db及びソース電極Sbの間に介在するように、
高濃度のn型不純物を含むn+シリコン層が117bが
位置的に分離するように形成されている。さらに、選択
用トランジスタ114aの半導体層上にも、ドレイン電
極Dc及びソース電極Sc上の間に介在するように、高
濃度のn型不純物を含むn+シリコン層が位置的に分離
するように形成されている。
【0040】DGT115の半導体層113aのn+シ
リコン層117aの一方側にはドレイン電極Daが、ボ
トムゲート絶縁膜112上に形成される検出ラインYa
と一体的に形成されている。n+シリコン層117aの
他方側にはソース電極Saが、ボトムゲート絶縁膜11
2上に形成されるグランドラインYbと一体的に形成さ
れている。
リコン層117aの一方側にはドレイン電極Daが、ボ
トムゲート絶縁膜112上に形成される検出ラインYa
と一体的に形成されている。n+シリコン層117aの
他方側にはソース電極Saが、ボトムゲート絶縁膜11
2上に形成されるグランドラインYbと一体的に形成さ
れている。
【0041】駆動用トランジスタ114bの半導体層1
13bのn+シリコン層117bの一方側にはドレイン
電極Dbが、ボトムゲート絶縁膜112上に形成される
発光電源供給ラインYdと一体的に形成されている。n
+シリコン層117bの他方側にはソース電極Sbが形
成されている。ソース電極Sbは、有機EL素子114
dの後述するアノード電極Daとして機能する。
13bのn+シリコン層117bの一方側にはドレイン
電極Dbが、ボトムゲート絶縁膜112上に形成される
発光電源供給ラインYdと一体的に形成されている。n
+シリコン層117bの他方側にはソース電極Sbが形
成されている。ソース電極Sbは、有機EL素子114
dの後述するアノード電極Daとして機能する。
【0042】選択用トランジスタ114aの半導体層の
n+シリコン層の一方側にはドレイン電極Dcが、ボト
ムゲート絶縁膜112上に形成されるELデータライン
Ycと一体的に形成されている。n+シリコン層の他方
側にはソース電極Scが形成されている。ソース電極S
cは、コンタクトホールCH1を介して駆動用トランジ
スタ114bのゲート電極Gbに接続されている。
n+シリコン層の一方側にはドレイン電極Dcが、ボト
ムゲート絶縁膜112上に形成されるELデータライン
Ycと一体的に形成されている。n+シリコン層の他方
側にはソース電極Scが形成されている。ソース電極S
cは、コンタクトホールCH1を介して駆動用トランジ
スタ114bのゲート電極Gbに接続されている。
【0043】さらに、DGT115の半導体層113
a、n+シリコン層117a、ドレイン電極Da及びソ
ース電極Sa、選択用トランジスタ114aの半導体
層、n+シリコン層、ドレイン電極Dc及びソース電極
Sc、駆動用トランジスタ114bの半導体層117
b、ドレイン電極Db及び一部のソース電極Sbを覆う
ように、ボトムゲート絶縁膜112上には、窒化シリコ
ン(SiN)等からなるトップゲート絶縁膜116が形
成されている。
a、n+シリコン層117a、ドレイン電極Da及びソ
ース電極Sa、選択用トランジスタ114aの半導体
層、n+シリコン層、ドレイン電極Dc及びソース電極
Sc、駆動用トランジスタ114bの半導体層117
b、ドレイン電極Db及び一部のソース電極Sbを覆う
ように、ボトムゲート絶縁膜112上には、窒化シリコ
ン(SiN)等からなるトップゲート絶縁膜116が形
成されている。
【0044】ソース電極Sb上の、トップゲート絶縁膜
116が形成されていない部分には、有機EL層114
eが形成されている。有機EL層114e上には、ソー
ス電極Sbと対向して透明導電材料、例えば、ITO
(Indium Thin Oxide)から構成されるカソード電極Dk
が形成されている。カソード電極Dkは、コンタクトホ
ールCH2を介してグランドラインYbに接続されてい
る。
116が形成されていない部分には、有機EL層114
eが形成されている。有機EL層114e上には、ソー
ス電極Sbと対向して透明導電材料、例えば、ITO
(Indium Thin Oxide)から構成されるカソード電極Dk
が形成されている。カソード電極Dkは、コンタクトホ
ールCH2を介してグランドラインYbに接続されてい
る。
【0045】トップゲート絶縁膜116上のDGT11
5の半導体層113aに対向する位置には、透明の金属
材料で構成されるトップゲート電極TGが形成されてい
る。以上のような構成により、図2に示したDGT11
5、選択用トランジスタ114a、駆動用トランジスタ
114b、有機EL素子114dのそれぞれが基板11
1上に形成されることとなる。なお、ゲート電極Gbと
ボトムゲート絶縁膜112及びドレイン電極Dbにより
コンデンサ114cが形成されている。
5の半導体層113aに対向する位置には、透明の金属
材料で構成されるトップゲート電極TGが形成されてい
る。以上のような構成により、図2に示したDGT11
5、選択用トランジスタ114a、駆動用トランジスタ
114b、有機EL素子114dのそれぞれが基板11
1上に形成されることとなる。なお、ゲート電極Gbと
ボトムゲート絶縁膜112及びドレイン電極Dbにより
コンデンサ114cが形成されている。
【0046】以下、上記のように構成されたタッチパネ
ル11の機能について説明する。タッチパネル11の機
能としては、例えば、ペンタッチなどによる各入力用画
素における光の照射または遮光を検出する入力機能と、
各出力用画素の有機EL素子114dの発光状態に応じ
た画像を表示する出力機能とに分かれる。以下、入力機
能と出力機能とのそれぞれについて、場合分けして説明
する。
ル11の機能について説明する。タッチパネル11の機
能としては、例えば、ペンタッチなどによる各入力用画
素における光の照射または遮光を検出する入力機能と、
各出力用画素の有機EL素子114dの発光状態に応じ
た画像を表示する出力機能とに分かれる。以下、入力機
能と出力機能とのそれぞれについて、場合分けして説明
する。
【0047】まず、タッチパネル11の入力機能に関し
て説明する。この入力機能は、DGT115による光の
照射または遮光の検出として捉えることができる。そこ
で、図5(a)〜(f)を参照して、DGT115によ
る光の照射または遮光の検出の機能について、詳しく説
明する。
て説明する。この入力機能は、DGT115による光の
照射または遮光の検出として捉えることができる。そこ
で、図5(a)〜(f)を参照して、DGT115によ
る光の照射または遮光の検出の機能について、詳しく説
明する。
【0048】図5(a)に示すように、トップゲート電
極TGに印加されている電圧が+5(V)であり、ボト
ムゲート電極BGに印加されている電圧が0(V)であ
るときは、半導体層113aにはnチャネルが形成され
ず、ドレイン電極PDに+10(V)の電圧が供給され
ても、ドレイン電極PDとソース電極PSとの間に電流
は流れない。また、この状態では、後述するように半導
体層113aに蓄積された正孔が吐出される。なお、以
下、この状態をリセット状態という。
極TGに印加されている電圧が+5(V)であり、ボト
ムゲート電極BGに印加されている電圧が0(V)であ
るときは、半導体層113aにはnチャネルが形成され
ず、ドレイン電極PDに+10(V)の電圧が供給され
ても、ドレイン電極PDとソース電極PSとの間に電流
は流れない。また、この状態では、後述するように半導
体層113aに蓄積された正孔が吐出される。なお、以
下、この状態をリセット状態という。
【0049】図5(b)に示すように、トップゲート電
極TGに印加されている電圧が−20(V)であり、ボ
トムゲート電極BGに印加されている電圧が0(V)で
あるときは、半導体層113aにはnチャネルが形成さ
れず、ドレイン電極PDに+10(V)の電圧が供給さ
れても、ドレイン電極PDとソース電極PSとの間に電
流は流れない。このように、ボトムゲート電極BGに印
加されている電圧が0(V)である場合には、トップゲ
ート電極TGに印加されている電圧の如何に関わらず、
半導体層113aにnチャネルが形成されることはな
い。
極TGに印加されている電圧が−20(V)であり、ボ
トムゲート電極BGに印加されている電圧が0(V)で
あるときは、半導体層113aにはnチャネルが形成さ
れず、ドレイン電極PDに+10(V)の電圧が供給さ
れても、ドレイン電極PDとソース電極PSとの間に電
流は流れない。このように、ボトムゲート電極BGに印
加されている電圧が0(V)である場合には、トップゲ
ート電極TGに印加されている電圧の如何に関わらず、
半導体層113aにnチャネルが形成されることはな
い。
【0050】図5(c)に示すように、トップゲート電
極TGに印加されている電圧が+5(V)であり、ボト
ムゲート電極BGに印加されている電圧が+10(V)
であるときは、半導体層113aのボトムゲート電極B
G側にnチャネルが形成される。これにより、半導体層
113aが低抵抗化し、ドレイン電極PDに+10
(V)の電圧が供給されると、ドレイン電極PDとソー
ス電極PSとの間に電流が流れる。また、この状態で
も、後述するように半導体層113aに蓄積された正孔
が吐出され、リセット状態となる。
極TGに印加されている電圧が+5(V)であり、ボト
ムゲート電極BGに印加されている電圧が+10(V)
であるときは、半導体層113aのボトムゲート電極B
G側にnチャネルが形成される。これにより、半導体層
113aが低抵抗化し、ドレイン電極PDに+10
(V)の電圧が供給されると、ドレイン電極PDとソー
ス電極PSとの間に電流が流れる。また、この状態で
も、後述するように半導体層113aに蓄積された正孔
が吐出され、リセット状態となる。
【0051】図5(d)に示すように、トップゲート電
極TGに印加されている電圧が−20(V)であり、ボ
トムゲート電極BGに印加されている電圧が+10
(V)であり、かつ後述するように半導体層113a内
に正孔が蓄積されていない場合は、半導体層113aの
内部に空乏層が広がり、nチャネルがピンチオフされ
て、半導体層113aが高抵抗化する。このため、ドレ
イン電極PDに+10(V)の電圧が供給されても、ド
レイン電極PDとソース電極PSとの間に電流が流れな
い。
極TGに印加されている電圧が−20(V)であり、ボ
トムゲート電極BGに印加されている電圧が+10
(V)であり、かつ後述するように半導体層113a内
に正孔が蓄積されていない場合は、半導体層113aの
内部に空乏層が広がり、nチャネルがピンチオフされ
て、半導体層113aが高抵抗化する。このため、ドレ
イン電極PDに+10(V)の電圧が供給されても、ド
レイン電極PDとソース電極PSとの間に電流が流れな
い。
【0052】図5(e)に示すように、トップゲート電
極TGに印加されている電圧が0〜−20(V)であ
り、ボトムゲート電極BGに印加されている電圧が+1
0(V)で、かつ半導体層113aに光が照射されてい
る場合には、半導体層113aに正孔−電子対が生じ
る。こうして半導体層113a内に蓄積された正孔は、
リセット状態となるまで半導体層113aから吐出され
ることはない。
極TGに印加されている電圧が0〜−20(V)であ
り、ボトムゲート電極BGに印加されている電圧が+1
0(V)で、かつ半導体層113aに光が照射されてい
る場合には、半導体層113aに正孔−電子対が生じ
る。こうして半導体層113a内に蓄積された正孔は、
リセット状態となるまで半導体層113aから吐出され
ることはない。
【0053】図5(f)に示すように、トップゲート電
極TGに印加されている電圧が−20(V)であり、ボ
トムゲート電極BGに印加されている電圧が+10
(V)であるが、半導体層113a内に正孔が蓄積され
ている場合には、蓄積されている正孔が負電圧の印加さ
れているトップゲート電極TGに引き寄せられて保持さ
れ、トップゲート電極TGに印加されている負電圧が半
導体層113aに及ぼす影響を緩和する方向に働く。こ
のため、半導体層113aのボトムゲート電極BG側に
nチャネルが形成され、半導体層113aが低抵抗化し
て、ドレイン電極PDに+10(V)の電圧が供給され
ると、ドレイン電極PDとソース電極PSとの間に電流
が流れる。
極TGに印加されている電圧が−20(V)であり、ボ
トムゲート電極BGに印加されている電圧が+10
(V)であるが、半導体層113a内に正孔が蓄積され
ている場合には、蓄積されている正孔が負電圧の印加さ
れているトップゲート電極TGに引き寄せられて保持さ
れ、トップゲート電極TGに印加されている負電圧が半
導体層113aに及ぼす影響を緩和する方向に働く。こ
のため、半導体層113aのボトムゲート電極BG側に
nチャネルが形成され、半導体層113aが低抵抗化し
て、ドレイン電極PDに+10(V)の電圧が供給され
ると、ドレイン電極PDとソース電極PSとの間に電流
が流れる。
【0054】以上図5(d)或いは図5(f)に示した
ように、DGT115は、光の照射の有無で半導体層1
13a内部のnチャネルが連続した状態で形成されてい
るか、或いは空乏層によってピンチオフされたかによる
ドレイン電極PDとソース電極PSとの間の電流の流れ
の変化によって、より詳しくいえば、このような電流の
流れによる検出ラインYa1〜Yanの電位の変化によ
って光の照射または遮光を検出する。
ように、DGT115は、光の照射の有無で半導体層1
13a内部のnチャネルが連続した状態で形成されてい
るか、或いは空乏層によってピンチオフされたかによる
ドレイン電極PDとソース電極PSとの間の電流の流れ
の変化によって、より詳しくいえば、このような電流の
流れによる検出ラインYa1〜Yanの電位の変化によ
って光の照射または遮光を検出する。
【0055】次に、タッチパネル11の出力機能に関し
て説明する。この出力機能は、有機EL素子114dが
発光または非発光することにより画像を表示する表示素
子としての機能として捉えることができる。
て説明する。この出力機能は、有機EL素子114dが
発光または非発光することにより画像を表示する表示素
子としての機能として捉えることができる。
【0056】選択用トランジスタ114aは、EL選択
ラインXcを介してゲートに正の所定の電圧が印加され
るとオンし、ドレイン−ソース間が低抵抗化する。これ
により、選択用ドライバ114aは、ELデータライン
Ycを介してドレインに供給された信号電圧をソースを
介してコンデンサ114c及び駆動用トランジスタ11
4bのゲートに印加する。即ち、選択用トランジスタ1
14aは、後述するELデータドライバ16からの駆動
信号の駆動用トランジスタ114bのゲートへの供給を
オン・オフするスイッチとして用いられる。
ラインXcを介してゲートに正の所定の電圧が印加され
るとオンし、ドレイン−ソース間が低抵抗化する。これ
により、選択用ドライバ114aは、ELデータライン
Ycを介してドレインに供給された信号電圧をソースを
介してコンデンサ114c及び駆動用トランジスタ11
4bのゲートに印加する。即ち、選択用トランジスタ1
14aは、後述するELデータドライバ16からの駆動
信号の駆動用トランジスタ114bのゲートへの供給を
オン・オフするスイッチとして用いられる。
【0057】駆動用トランジスタ114bは、選択用ト
ランジスタ114aのソースを介してゲートに印加され
た電圧、或いは後述するように、コンデンサ114cが
保持する電圧によりオンし、ドレイン−ソース間が低抵
抗化する。これにより、駆動用トランジスタ114b
は、発光電源供給ラインYdを介してドレインに供給さ
れた電源電圧VDDをソースを介して有機EL素子114
dのアノード電極に印加する。即ち、駆動用トランジス
タ114bは、有機EL素子114dのアノード電極に
供給する電力をオン・オフするスイッチとして用いられ
る。
ランジスタ114aのソースを介してゲートに印加され
た電圧、或いは後述するように、コンデンサ114cが
保持する電圧によりオンし、ドレイン−ソース間が低抵
抗化する。これにより、駆動用トランジスタ114b
は、発光電源供給ラインYdを介してドレインに供給さ
れた電源電圧VDDをソースを介して有機EL素子114
dのアノード電極に印加する。即ち、駆動用トランジス
タ114bは、有機EL素子114dのアノード電極に
供給する電力をオン・オフするスイッチとして用いられ
る。
【0058】コンデンサ114cは、後述するELデー
タドライバ16から供給された駆動信号を所定期間保持
する。コンデンサ114cが保持する駆動信号は、駆動
用トランジスタ114bをオン・オフするために用いら
れる。
タドライバ16から供給された駆動信号を所定期間保持
する。コンデンサ114cが保持する駆動信号は、駆動
用トランジスタ114bをオン・オフするために用いら
れる。
【0059】有機EL層114eは、例えば、基板11
1側に形成されたα−NPDからなる正孔輸送層(アノ
ード側)と基板111の反対側(カソード側)に形成さ
れたBebq2からなる電子輸送性発光層とから構成さ
れる。
1側に形成されたα−NPDからなる正孔輸送層(アノ
ード側)と基板111の反対側(カソード側)に形成さ
れたBebq2からなる電子輸送性発光層とから構成さ
れる。
【0060】有機EL層114eは、アノード電極Da
とカソード電極Dk間に閾値以上の電圧(例えば、5
V)が印加された場合、電極間を電流が流れて正孔と電
子とが再結合することによって励起されるエネルギーを
電子輸送性発光層が吸収することによって発光する。な
お、この有機EL層14eは、電子輸送性発光層とし
て、例えば、Bebqを用いることにより、緑色の光を
発する。
とカソード電極Dk間に閾値以上の電圧(例えば、5
V)が印加された場合、電極間を電流が流れて正孔と電
子とが再結合することによって励起されるエネルギーを
電子輸送性発光層が吸収することによって発光する。な
お、この有機EL層14eは、電子輸送性発光層とし
て、例えば、Bebqを用いることにより、緑色の光を
発する。
【0061】このようにして、出力用画素は、コンデン
サ114cに保持されている信号電圧によりEL発光体
が発光または非発光し、表示を行う。
サ114cに保持されている信号電圧によりEL発光体
が発光または非発光し、表示を行う。
【0062】図2に戻って、タッチパネルシステム1の
各部について、さらに説明する。トップゲートドライバ
12は、コントローラ17に制御され、トップゲートラ
インXaに所定期間トップゲート電圧を順次印加し、対
応するDGT115のトップゲート電極TGに所定の大
きさの負電圧を印加する。
各部について、さらに説明する。トップゲートドライバ
12は、コントローラ17に制御され、トップゲートラ
インXaに所定期間トップゲート電圧を順次印加し、対
応するDGT115のトップゲート電極TGに所定の大
きさの負電圧を印加する。
【0063】ボトムゲートドライバ13は、コントロー
ラ17に制御され、ボトムゲートラインXbにボトムゲ
ート電圧を順次印加し、トップゲート電極TGに負電圧
が印加されているDGT115のボトムゲート電極BG
に所定の大きさの正電圧を印加する。
ラ17に制御され、ボトムゲートラインXbにボトムゲ
ート電圧を順次印加し、トップゲート電極TGに負電圧
が印加されているDGT115のボトムゲート電極BG
に所定の大きさの正電圧を印加する。
【0064】検出ドライバ14は、DGT115による
光の照射または遮光の検出に応じて半導体層113aに
チャネルが形成されたか否かによる検出ラインYa1〜
Yanの電位の変化を読み出し、読み出した電位をコン
トローラ17からのタイミング信号に従って、順次シリ
アルにコントローラ17に供給する。なお、DGT11
5が光の照射を検出したときは、半導体層113aにチ
ャネルが形成されるため、検出ラインYa1〜Yanは
低電位化し、遮光を検出したときは、検出ラインYa1
〜Yanは高電位となる。
光の照射または遮光の検出に応じて半導体層113aに
チャネルが形成されたか否かによる検出ラインYa1〜
Yanの電位の変化を読み出し、読み出した電位をコン
トローラ17からのタイミング信号に従って、順次シリ
アルにコントローラ17に供給する。なお、DGT11
5が光の照射を検出したときは、半導体層113aにチ
ャネルが形成されるため、検出ラインYa1〜Yanは
低電位化し、遮光を検出したときは、検出ラインYa1
〜Yanは高電位となる。
【0065】EL選択ドライバ15は、コントローラ1
7に制御され、EL選択ラインXcにゲート信号(パル
ス)を順次印加することにより選択用トランジスタ11
4aのゲートを順次オンし、表示を行う画素を選択す
る。
7に制御され、EL選択ラインXcにゲート信号(パル
ス)を順次印加することにより選択用トランジスタ11
4aのゲートを順次オンし、表示を行う画素を選択す
る。
【0066】ELデータドライバ16は、コントローラ
17に制御され、ELデータラインYcにデータ信号を
印加し、即ち、ゲートがオンの選択用トランジスタ11
4aのドレイン電極Dcにデータ信号を供給し、ソース
電極Scを介してコンデンサ114cにデータ信号を供
給する。
17に制御され、ELデータラインYcにデータ信号を
印加し、即ち、ゲートがオンの選択用トランジスタ11
4aのドレイン電極Dcにデータ信号を供給し、ソース
電極Scを介してコンデンサ114cにデータ信号を供
給する。
【0067】プリチャージ用電源回路18は、DGT1
15が光の照射または遮光を検出するようにするため、
検出ラインYa1〜Yanを所定の電位(例えば、+1
0(V))に予めチャージするための定電圧を発生する
電源回路である。プリチャージスイッチ群19は、検出
ラインYa1〜Yanのそれぞれに対応して設けられた
複数の電界効果トランジスタによって構成され、コント
ローラ17の制御により各ラインのDGT115を選択
する前に所定期間オンされて検出ラインYa1〜Yan
を所定電位までチャージする。
15が光の照射または遮光を検出するようにするため、
検出ラインYa1〜Yanを所定の電位(例えば、+1
0(V))に予めチャージするための定電圧を発生する
電源回路である。プリチャージスイッチ群19は、検出
ラインYa1〜Yanのそれぞれに対応して設けられた
複数の電界効果トランジスタによって構成され、コント
ローラ17の制御により各ラインのDGT115を選択
する前に所定期間オンされて検出ラインYa1〜Yan
を所定電位までチャージする。
【0068】コントローラ17は、CPU2からの指示
に従って、トップゲートドライバ12、ボトムゲートド
ライバ13、検出ドライバ14、EL選択ドライバ1
5、ELデータドライバ16及びプリチャージスイッチ
群19を制御するためのタイミング信号を生成し、これ
ら生成したタイミング信号を各部に供給することで、各
部の制御を行う。
に従って、トップゲートドライバ12、ボトムゲートド
ライバ13、検出ドライバ14、EL選択ドライバ1
5、ELデータドライバ16及びプリチャージスイッチ
群19を制御するためのタイミング信号を生成し、これ
ら生成したタイミング信号を各部に供給することで、各
部の制御を行う。
【0069】以下、この実施の形態にかかる携帯端末装
置の動作について説明する。この実施の形態にかかる携
帯端末装置では、CPU2は、ROM3に格納されてい
るプログラムを実行することにより、所定の操作用画像
を表示させるためのデータをタッチパネルシステム1に
送る。これにより、タッチパネル11にその操作用画像
が表示されることとなる。このような画像をタッチパネ
ル11に表示させるためのタッチパネルシステム1の動
作については、詳しく後述する。
置の動作について説明する。この実施の形態にかかる携
帯端末装置では、CPU2は、ROM3に格納されてい
るプログラムを実行することにより、所定の操作用画像
を表示させるためのデータをタッチパネルシステム1に
送る。これにより、タッチパネル11にその操作用画像
が表示されることとなる。このような画像をタッチパネ
ル11に表示させるためのタッチパネルシステム1の動
作については、詳しく後述する。
【0070】次に、操作者は、表示されている操作用画
像に従ってタッチパネル11上の所望の位置をペンなど
でタッチする。このタッチ位置に関するデータは、タッ
チパネル11のDGT115で検出され、CPU2に送
られる。このようなタッチ位置の検出のためのタッチパ
ネルシステム1の動作については、詳しく後述する。
像に従ってタッチパネル11上の所望の位置をペンなど
でタッチする。このタッチ位置に関するデータは、タッ
チパネル11のDGT115で検出され、CPU2に送
られる。このようなタッチ位置の検出のためのタッチパ
ネルシステム1の動作については、詳しく後述する。
【0071】そして、CPU2は、タッチパネルシステ
ム1から送られてきたペンタッチ位置のデータを解析
し、その解析結果に対応するROM3に格納されている
プログラムのルーチンにジャンプして実行する。
ム1から送られてきたペンタッチ位置のデータを解析
し、その解析結果に対応するROM3に格納されている
プログラムのルーチンにジャンプして実行する。
【0072】次に、上記したようなタッチパネル11に
画像を表示させるために、タッチパネルシステム1が行
う動作について、図6のタイミングチャートを参照して
説明する。ここでは、説明の簡単化のため、出力用画素
(1’,1’)、(1’,2’)、(2’,1’)、
(2’,2’)が、それぞれ表示、非表示、非表示、表
示である場合を例とし、フレーム間で連続してこの状態
を維持する場合を例として説明する。ここで、図6の
(a)、(b)はEL選択ラインXc1、Xc2に印加
されるゲート信号の波形図であり、図6の(c)、
(d)はELデータラインYc1、Yc2に印加される
データ信号の波形図を示す。
画像を表示させるために、タッチパネルシステム1が行
う動作について、図6のタイミングチャートを参照して
説明する。ここでは、説明の簡単化のため、出力用画素
(1’,1’)、(1’,2’)、(2’,1’)、
(2’,2’)が、それぞれ表示、非表示、非表示、表
示である場合を例とし、フレーム間で連続してこの状態
を維持する場合を例として説明する。ここで、図6の
(a)、(b)はEL選択ラインXc1、Xc2に印加
されるゲート信号の波形図であり、図6の(c)、
(d)はELデータラインYc1、Yc2に印加される
データ信号の波形図を示す。
【0073】まず、第1フレームのタイミングT1とな
る以前の1ライン期間(1水平期間)内において、EL
データドライバ16は、コントローラ17からのタイミ
ング信号に従って、コントローラ17から供給される第
1行(出力用画素(1’,1’)、(1’,2’)を含
む)の表示データを取り込んでおく。
る以前の1ライン期間(1水平期間)内において、EL
データドライバ16は、コントローラ17からのタイミ
ング信号に従って、コントローラ17から供給される第
1行(出力用画素(1’,1’)、(1’,2’)を含
む)の表示データを取り込んでおく。
【0074】次に、第1フレームのタイミングT1とな
ると、タイミングT2までの間、EL選択ドライバ15
は、コントローラ17からのタイミング信号に従って、
第1行のEL選択ラインXc1を選択してハイレベルの
電圧を供給する。これにより、第1行のEL選択ライン
Xc1に接続された選択用トランジスタ114aは、ゲ
ートに所定の電圧が印加されたことによってオン状態と
なる。
ると、タイミングT2までの間、EL選択ドライバ15
は、コントローラ17からのタイミング信号に従って、
第1行のEL選択ラインXc1を選択してハイレベルの
電圧を供給する。これにより、第1行のEL選択ライン
Xc1に接続された選択用トランジスタ114aは、ゲ
ートに所定の電圧が印加されたことによってオン状態と
なる。
【0075】これと同時に、ELデータドライバ16
は、コントローラ17からのタイミング信号に従って、
第1列のELデータラインYc1にプラスの所定レベル
の電圧を、第2列のELデータラインYc2に0(V)
の電圧を供給する。すると、出力用画素(1’、1’)
では、オン状態とされている選択用トランジスタ114
aを介して駆動用トランジスタ114bのゲートに所定
レベルの電圧が印加され、オン状態とされた駆動用トラ
ンジスタ114bを介して有機EL素子114dのアノ
ード電極に有機EL層114eが発光するような電圧が
印加される。さらに、コンデンサ114cは選択用トラ
ンジスタ114aを介して供給された信号電圧を保持す
る。一方、出力用画素(1’、2’)では、オン状態と
されている選択用トランジスタ114aを介して、駆動
用トランジスタ114bのゲートに0(V)の電圧が印
加されるとともに、コンデンサ114cに保持されてい
た電圧が放電し、有機EL素子114dのアノード電極
に有機EL層114eが発光しないような電圧が印加さ
れる。これにより、出力用画素(1’,1’)、
(1’,2’)がそれぞれ表示、非表示状態とされる。
また、この間には、ELデータドライバ16は、コント
ローラ17から供給される第2行(出力用画素(2’,
1’)、(2’,2’)を含む)の表示データを取り込
んでおく。
は、コントローラ17からのタイミング信号に従って、
第1列のELデータラインYc1にプラスの所定レベル
の電圧を、第2列のELデータラインYc2に0(V)
の電圧を供給する。すると、出力用画素(1’、1’)
では、オン状態とされている選択用トランジスタ114
aを介して駆動用トランジスタ114bのゲートに所定
レベルの電圧が印加され、オン状態とされた駆動用トラ
ンジスタ114bを介して有機EL素子114dのアノ
ード電極に有機EL層114eが発光するような電圧が
印加される。さらに、コンデンサ114cは選択用トラ
ンジスタ114aを介して供給された信号電圧を保持す
る。一方、出力用画素(1’、2’)では、オン状態と
されている選択用トランジスタ114aを介して、駆動
用トランジスタ114bのゲートに0(V)の電圧が印
加されるとともに、コンデンサ114cに保持されてい
た電圧が放電し、有機EL素子114dのアノード電極
に有機EL層114eが発光しないような電圧が印加さ
れる。これにより、出力用画素(1’,1’)、
(1’,2’)がそれぞれ表示、非表示状態とされる。
また、この間には、ELデータドライバ16は、コント
ローラ17から供給される第2行(出力用画素(2’,
1’)、(2’,2’)を含む)の表示データを取り込
んでおく。
【0076】次に、第1フレームのタイミングT2にな
ると、ELデータドライバ16は、コントローラ17か
らのタイミング信号に従って、第1行のEL選択ライン
Xc1の電圧を0(V)にする。これにより、第1行の
選択トランジスタ114aがオフし、後述するように、
第2フレームで選択されるまで、第1行(出力用画素
(1’,1’)、(1’,2’)を含む)のコンデンサ
114cに保持された電圧により表示状態が維持され
る。また、タイミングT2からタイミングT3までの
間、EL選択ドライバ15は、コントローラ17からの
タイミング信号に従って、第2行のEL選択ラインXc
2を選択してハイレベルの電圧を供給する。これによ
り、第2行のEL選択ラインXc2に接続された選択用
トランジスタ114aは、ゲートに所定の電圧が印加さ
れたことによってオン状態となる。
ると、ELデータドライバ16は、コントローラ17か
らのタイミング信号に従って、第1行のEL選択ライン
Xc1の電圧を0(V)にする。これにより、第1行の
選択トランジスタ114aがオフし、後述するように、
第2フレームで選択されるまで、第1行(出力用画素
(1’,1’)、(1’,2’)を含む)のコンデンサ
114cに保持された電圧により表示状態が維持され
る。また、タイミングT2からタイミングT3までの
間、EL選択ドライバ15は、コントローラ17からの
タイミング信号に従って、第2行のEL選択ラインXc
2を選択してハイレベルの電圧を供給する。これによ
り、第2行のEL選択ラインXc2に接続された選択用
トランジスタ114aは、ゲートに所定の電圧が印加さ
れたことによってオン状態となる。
【0077】これと同時に、ELデータドライバ16
は、コントローラ17からのタイミング信号に従って、
第1列のELデータラインYc1に0(V)の電圧を、
第2列のELデータラインYc2にプラスの所定レベル
の電圧を供給する。すると、出力用画素(2’、1’)
では、オン状態とされている選択用トランジスタ114
aを介して駆動用トランジスタ114bのゲートに0
(V)の電圧が印加されるとともに、コンデンサ114
cに保持されていた電圧が放電し、有機EL素子114
dのアノード電極に有機EL層114eが発光しないよ
うな電圧が印加される。一方、出力用画素(2’、
2’)では、オン状態とされている選択用トランジスタ
114aを介して駆動用トランジスタ114bのゲート
に所定レベルの電圧が印加され、オン状態とされた駆動
用トランジスタ114bを介して有機EL素子114d
のアノード電極に有機EL層114eが発光するような
電圧が印加されると共にコンデンサ114cは選択用ト
ランジスタ114aを介して供給された信号電圧を保持
する。これにより、出力用画素(2’,1’)、
(2’,2’)がそれぞれ非表示、表示状態とされる。
また、この間には、ELデータドライバ16は、コント
ローラ17から供給される第3行の表示データを取り込
んでおく。
は、コントローラ17からのタイミング信号に従って、
第1列のELデータラインYc1に0(V)の電圧を、
第2列のELデータラインYc2にプラスの所定レベル
の電圧を供給する。すると、出力用画素(2’、1’)
では、オン状態とされている選択用トランジスタ114
aを介して駆動用トランジスタ114bのゲートに0
(V)の電圧が印加されるとともに、コンデンサ114
cに保持されていた電圧が放電し、有機EL素子114
dのアノード電極に有機EL層114eが発光しないよ
うな電圧が印加される。一方、出力用画素(2’、
2’)では、オン状態とされている選択用トランジスタ
114aを介して駆動用トランジスタ114bのゲート
に所定レベルの電圧が印加され、オン状態とされた駆動
用トランジスタ114bを介して有機EL素子114d
のアノード電極に有機EL層114eが発光するような
電圧が印加されると共にコンデンサ114cは選択用ト
ランジスタ114aを介して供給された信号電圧を保持
する。これにより、出力用画素(2’,1’)、
(2’,2’)がそれぞれ非表示、表示状態とされる。
また、この間には、ELデータドライバ16は、コント
ローラ17から供給される第3行の表示データを取り込
んでおく。
【0078】次に、第1フレームのタイミングT3にな
ると、ELデータドライバ16は、コントローラ17か
らのタイミング信号に従って、第2行のEL選択ライン
Xc2の電圧を0(V)にする。これにより、第2行の
選択用トランジスタ114aがオフし、後述するよう
に、第2フレームで選択されるまで、第2行(出力用画
素(2’,1’)、(2’,2’)を含む)のコンデン
サ114cに保持された電圧により表示状態が維持され
る。以下、第m行のライン期間(第2フレームのタイミ
ングT1の直前のライン期間)まで、EL選択ラインX
c1〜Xcmが走査され、1フレームの画像が表示され
ることとなる。
ると、ELデータドライバ16は、コントローラ17か
らのタイミング信号に従って、第2行のEL選択ライン
Xc2の電圧を0(V)にする。これにより、第2行の
選択用トランジスタ114aがオフし、後述するよう
に、第2フレームで選択されるまで、第2行(出力用画
素(2’,1’)、(2’,2’)を含む)のコンデン
サ114cに保持された電圧により表示状態が維持され
る。以下、第m行のライン期間(第2フレームのタイミ
ングT1の直前のライン期間)まで、EL選択ラインX
c1〜Xcmが走査され、1フレームの画像が表示され
ることとなる。
【0079】次に、第2フレームになると、コントロー
ラ17からの制御に従って、第1フレームの時と同様に
EL選択ドライバ15及びELデータドライバ16が動
作して、出力用画素(1’,1’)、(1’,2’)、
(2’,1’)、(2’,2’)をそれぞれ表示、非表
示、非表示、表示状態とする。
ラ17からの制御に従って、第1フレームの時と同様に
EL選択ドライバ15及びELデータドライバ16が動
作して、出力用画素(1’,1’)、(1’,2’)、
(2’,1’)、(2’,2’)をそれぞれ表示、非表
示、非表示、表示状態とする。
【0080】さらに、上記したようなタッチパネル11
上のタッチ位置をタッチパネル11のDGT115で検
出するために、タッチパネルシステム1が行う動作につ
いて、図7のタイミングチャートを参照して説明する。
ここでは、入力用画素(1,1)、(1,2)、(2,
1)、(2,2)への光の照射状態がそれぞれ非照射
(タッチ)状態、照射(非タッチ)状態、照射状態、非
照射状態である場合を例として説明する。
上のタッチ位置をタッチパネル11のDGT115で検
出するために、タッチパネルシステム1が行う動作につ
いて、図7のタイミングチャートを参照して説明する。
ここでは、入力用画素(1,1)、(1,2)、(2,
1)、(2,2)への光の照射状態がそれぞれ非照射
(タッチ)状態、照射(非タッチ)状態、照射状態、非
照射状態である場合を例として説明する。
【0081】第1フレームとなる前のライン期間におい
て、コントローラ17からの制御に従って、トップゲー
トドライバ12は、第1行のトップゲートラインXa1
に+5(V)の電圧を、ボトムゲートドライバ13は、
第1行のボトムゲートラインXb1に0(V)の電圧を
出力する。これにより、第1行(入力用画素(1,
1)、(1,2)を含む)のDGT115はリセット状
態とされる。コントローラ17は、第1フレームのタイ
ミングt1−0でプリチャージスイッチ群19をオンさ
せ、タイミングt1−1でプリチャージスイッチ群19
をオフさせる。これにより、第1フレームのタイミング
t1−0からt1−1の間で、すべての検出ラインYa
1〜Yanを所定の電位レベル(例えば、10(V))
にプリチャージさせる。
て、コントローラ17からの制御に従って、トップゲー
トドライバ12は、第1行のトップゲートラインXa1
に+5(V)の電圧を、ボトムゲートドライバ13は、
第1行のボトムゲートラインXb1に0(V)の電圧を
出力する。これにより、第1行(入力用画素(1,
1)、(1,2)を含む)のDGT115はリセット状
態とされる。コントローラ17は、第1フレームのタイ
ミングt1−0でプリチャージスイッチ群19をオンさ
せ、タイミングt1−1でプリチャージスイッチ群19
をオフさせる。これにより、第1フレームのタイミング
t1−0からt1−1の間で、すべての検出ラインYa
1〜Yanを所定の電位レベル(例えば、10(V))
にプリチャージさせる。
【0082】次に、コントローラ17は、第1フレーム
のタイミングt1−1からタイミングt1−3の間にお
いて、トップゲートドライバ12を制御して第1行のト
ップゲートラインXa1に−20(V)を、ボトムゲー
トドライバ13を制御して第1行のボトムゲートライン
Xb1に+10(V)をそれぞれ出力する。このとき、
タッチ状態であった入力用画素(1,1)のDGT11
5の半導体層113aには正孔が蓄積されていないた
め、図5(d)に示したように空乏層が広がってnチャ
ネルがピンチオフされ、電流が流れない。従って、第1
列の検出ラインYa1の電位は変化しない。また、非タ
ッチ状態であった入力用画素(1,2)のDGT115
の半導体層113aには、光の入射により正孔が蓄積さ
れているために、空乏層が広がることなくnチャネルが
形成され、電流が流れる。従って、第2列の検出ライン
Ya2にチャージされた電荷がグランドラインYb1を
介してグラウンドに放出され、検出ラインYa2の電位
が低下する。
のタイミングt1−1からタイミングt1−3の間にお
いて、トップゲートドライバ12を制御して第1行のト
ップゲートラインXa1に−20(V)を、ボトムゲー
トドライバ13を制御して第1行のボトムゲートライン
Xb1に+10(V)をそれぞれ出力する。このとき、
タッチ状態であった入力用画素(1,1)のDGT11
5の半導体層113aには正孔が蓄積されていないた
め、図5(d)に示したように空乏層が広がってnチャ
ネルがピンチオフされ、電流が流れない。従って、第1
列の検出ラインYa1の電位は変化しない。また、非タ
ッチ状態であった入力用画素(1,2)のDGT115
の半導体層113aには、光の入射により正孔が蓄積さ
れているために、空乏層が広がることなくnチャネルが
形成され、電流が流れる。従って、第2列の検出ライン
Ya2にチャージされた電荷がグランドラインYb1を
介してグラウンドに放出され、検出ラインYa2の電位
が低下する。
【0083】そして、検出ラインYa2の電位が検出ラ
インYa1の電位と十分な差が生じるようになったタイ
ミングt1−2からタイミングt1−3の間で、コント
ローラ17はタイミング信号を供給することによって、
検出ドライバ14に検出ラインYa1,Ya2,・・・
の電位を信号として取り込ませる。なお、検出ドライバ
14に取り込まれた信号は、第2ライン期間t2−0〜
t2−3においてコントローラ17に供給される。
インYa1の電位と十分な差が生じるようになったタイ
ミングt1−2からタイミングt1−3の間で、コント
ローラ17はタイミング信号を供給することによって、
検出ドライバ14に検出ラインYa1,Ya2,・・・
の電位を信号として取り込ませる。なお、検出ドライバ
14に取り込まれた信号は、第2ライン期間t2−0〜
t2−3においてコントローラ17に供給される。
【0084】また、第1フレームのタイミングt1−0
からt2−0の間、コントローラ17からの制御に従っ
て、トップゲートドライバ12は、第2行のトップゲー
トラインXa2に+5(V)の電圧を、ボトムゲートド
ライバ13は、第2行のボトムゲートラインXb2に0
(V)の電圧を出力する。これにより、第2行(入力用
画素(2,1)、(2,2)を含む)のDGT115は
リセット状態とされる。
からt2−0の間、コントローラ17からの制御に従っ
て、トップゲートドライバ12は、第2行のトップゲー
トラインXa2に+5(V)の電圧を、ボトムゲートド
ライバ13は、第2行のボトムゲートラインXb2に0
(V)の電圧を出力する。これにより、第2行(入力用
画素(2,1)、(2,2)を含む)のDGT115は
リセット状態とされる。
【0085】次に、コントローラ17は、タイミングt
2−0でプリチャージスイッチ群19をオンさせ、タイ
ミングt2−1でプリチャージスイッチ群19をオフさ
せる。これにより、タイミングt2−0からt2−1の
間で、すべての検出ラインYa1〜Yanを所定の電位
レベル(例えば、10(V))にプリチャージさせる。
2−0でプリチャージスイッチ群19をオンさせ、タイ
ミングt2−1でプリチャージスイッチ群19をオフさ
せる。これにより、タイミングt2−0からt2−1の
間で、すべての検出ラインYa1〜Yanを所定の電位
レベル(例えば、10(V))にプリチャージさせる。
【0086】次に、コントローラ17は、タイミングt
2−1からタイミングt2−3の間において、トップゲ
ートドライバ12を制御して第2行のトップゲートライ
ンXa2に−20(V)を、ボトムゲートドライバ13
を制御して第2行のボトムゲートラインXb2に+10
(V)をそれぞれ出力する。このとき、非タッチ状態で
あった入力用画素(2,1)のDGT115の半導体層
113aには、光の入射により正孔が蓄積されているた
めに、空乏層が広がることなくnチャネルが形成され、
電流が流れる。従って、第1列の検出ラインYa1にチ
ャージされた電荷がグランドラインYb1を介してグラ
ウンドに放出され、検出ラインYa1の電位が低下す
る。一方、タッチ状態であった入力用画素(2,2)の
DGT115の半導体層113aには正孔が蓄積されて
いないため、図5(d)に示したように空乏層が広がっ
てnチャネルがピンチオフされ、電流が流れない。従っ
て、第2列の検出ラインYa2の電位は変化しない。
2−1からタイミングt2−3の間において、トップゲ
ートドライバ12を制御して第2行のトップゲートライ
ンXa2に−20(V)を、ボトムゲートドライバ13
を制御して第2行のボトムゲートラインXb2に+10
(V)をそれぞれ出力する。このとき、非タッチ状態で
あった入力用画素(2,1)のDGT115の半導体層
113aには、光の入射により正孔が蓄積されているた
めに、空乏層が広がることなくnチャネルが形成され、
電流が流れる。従って、第1列の検出ラインYa1にチ
ャージされた電荷がグランドラインYb1を介してグラ
ウンドに放出され、検出ラインYa1の電位が低下す
る。一方、タッチ状態であった入力用画素(2,2)の
DGT115の半導体層113aには正孔が蓄積されて
いないため、図5(d)に示したように空乏層が広がっ
てnチャネルがピンチオフされ、電流が流れない。従っ
て、第2列の検出ラインYa2の電位は変化しない。
【0087】そして、検出ラインYa1の電位が検出ラ
インYa2の電位と十分な差が生じるようになったタイ
ミングt2−2からタイミングt2−3の間で、コント
ローラ17はタイミング信号を供給することによって、
検出ドライバ14に検出ラインYa1,Ya2,・・・
の電位を信号として取り込ませる。なお、検出ドライバ
14に取り込まれた信号は、第3ライン期間においてコ
ントローラ17に供給される。
インYa2の電位と十分な差が生じるようになったタイ
ミングt2−2からタイミングt2−3の間で、コント
ローラ17はタイミング信号を供給することによって、
検出ドライバ14に検出ラインYa1,Ya2,・・・
の電位を信号として取り込ませる。なお、検出ドライバ
14に取り込まれた信号は、第3ライン期間においてコ
ントローラ17に供給される。
【0088】以下、この実施の形態にかかるタッチパネ
ルシステム1を備えた携帯端末装置における具体的な利
用方法について、図8を参照して説明する。ここでは、
タッチパネル11の上を入力用のペンでなぞって文字を
描き、なぞった形跡をDGT115で検出してそのデー
タを処理し、なぞった形跡に対応する文字をタッチパネ
ル11に表示すると共に、CPU2がその文字を認識し
てコード情報に変換して出力するものを例とする。
ルシステム1を備えた携帯端末装置における具体的な利
用方法について、図8を参照して説明する。ここでは、
タッチパネル11の上を入力用のペンでなぞって文字を
描き、なぞった形跡をDGT115で検出してそのデー
タを処理し、なぞった形跡に対応する文字をタッチパネ
ル11に表示すると共に、CPU2がその文字を認識し
てコード情報に変換して出力するものを例とする。
【0089】このような手書き文字入力を行う場合、C
PU2及びタッチパネルシステム1内での処理に従っ
て、タッチパネル11上に図8(a)に示すような手書
き文字入力処理を行うための画像が表示される。ここ
で、タッチパネル11上に表示されている画像には、文
字入力領域11aと、入力文字取消領域11bと、入力
文字確定領域11cと、認識文字表示領域11dとが設
けられている。
PU2及びタッチパネルシステム1内での処理に従っ
て、タッチパネル11上に図8(a)に示すような手書
き文字入力処理を行うための画像が表示される。ここ
で、タッチパネル11上に表示されている画像には、文
字入力領域11aと、入力文字取消領域11bと、入力
文字確定領域11cと、認識文字表示領域11dとが設
けられている。
【0090】操作者は、ペン50で後述するように入力
文字取消領域11bまたは入力文字確定領域11cをタ
ッチした後に、ペン50で入力したい文字の形になぞっ
ていく。このとき、ペン50でなぞられた位置に対応す
るDGT115は、タッチパネル11のその位置が遮光
されていることを検出する。DGT115が遮光を検出
した位置に関するタッチパネル11上の位置に関するデ
ータは、CPU2に送られ、順次RAM4に記憶されて
いく。
文字取消領域11bまたは入力文字確定領域11cをタ
ッチした後に、ペン50で入力したい文字の形になぞっ
ていく。このとき、ペン50でなぞられた位置に対応す
るDGT115は、タッチパネル11のその位置が遮光
されていることを検出する。DGT115が遮光を検出
した位置に関するタッチパネル11上の位置に関するデ
ータは、CPU2に送られ、順次RAM4に記憶されて
いく。
【0091】CPU2は、RAM4に記憶された遮光位
置に関するデータに基づいて、タッチパネル11上に表
示すべきデータを生成する。すなわち、遮光位置のDG
T115と同一の位置の出力用画素が暗を表示するよう
なデータを生成し、これをタッチパネルシステム1のコ
ントローラ17に送る。コントローラ17は、所定のタ
イミングで表示データをELデータドライバ16に供給
すると共に、表示データの供給タイミングとタイミング
を合わせてELデータドライバ16及びEL選択ドライ
バ15を制御する。
置に関するデータに基づいて、タッチパネル11上に表
示すべきデータを生成する。すなわち、遮光位置のDG
T115と同一の位置の出力用画素が暗を表示するよう
なデータを生成し、これをタッチパネルシステム1のコ
ントローラ17に送る。コントローラ17は、所定のタ
イミングで表示データをELデータドライバ16に供給
すると共に、表示データの供給タイミングとタイミング
を合わせてELデータドライバ16及びEL選択ドライ
バ15を制御する。
【0092】これにより、操作者がペン50でタッチパ
ネル11上をなぞった位置に対応するコンデンサ114
cに表示を暗とするデータが書き込まれ、図8(a)の
文字「う」の実線部分で示すように、その表示用画素の
出力状態が「暗」となる。この位置は、視差による視覚
的なずれが生じることなく、ペン50でなぞられた位置
を正確に示すものである。なお、図8(a)で文字
「う」の破線部分は、これからペン50でなぞられる位
置を示している。
ネル11上をなぞった位置に対応するコンデンサ114
cに表示を暗とするデータが書き込まれ、図8(a)の
文字「う」の実線部分で示すように、その表示用画素の
出力状態が「暗」となる。この位置は、視差による視覚
的なずれが生じることなく、ペン50でなぞられた位置
を正確に示すものである。なお、図8(a)で文字
「う」の破線部分は、これからペン50でなぞられる位
置を示している。
【0093】次に、図8(b)に示すように、操作者が
文字入力領域11a上で文字「う」の形を描き終わった
とする。このとき、RAM4には、操作者が描いた文字
「う」に対応する位置のDGT115が遮光を検出した
ことがメモリされており、遮光を検出したDGT115
に隣接する表示用画素が「暗」の状態を表示している。
文字入力領域11a上で文字「う」の形を描き終わった
とする。このとき、RAM4には、操作者が描いた文字
「う」に対応する位置のDGT115が遮光を検出した
ことがメモリされており、遮光を検出したDGT115
に隣接する表示用画素が「暗」の状態を表示している。
【0094】この状態で、操作者がペン50で入力文字
確定領域11cをタッチすると、その領域内のいずれか
のDGT115が遮光を検出したことがCPU2にデー
タとして伝えられ、CPU2は、操作者が描いた文字の
形状をその状態で確定する。すると、CPU2は、RA
M4に格納されているDGT115が遮光を検出した位
置に関する情報を、ROM3に格納されている文字との
間で文字認識を行い、認識結果である「う」の文字に対
応するコード情報を生成する。
確定領域11cをタッチすると、その領域内のいずれか
のDGT115が遮光を検出したことがCPU2にデー
タとして伝えられ、CPU2は、操作者が描いた文字の
形状をその状態で確定する。すると、CPU2は、RA
M4に格納されているDGT115が遮光を検出した位
置に関する情報を、ROM3に格納されている文字との
間で文字認識を行い、認識結果である「う」の文字に対
応するコード情報を生成する。
【0095】そして、CPU2は、生成したコード情報
に対応する「う」のフォントをROM3から読み出し、
前のカーソル表示位置に「う」の文字を表示させるため
のデータを生成してコントローラ17に供給する。ま
た、CPU2は、カーソルを移動させるためのデータも
生成してコントローラ17に供給する。これにより、図
8(b)に示すように、認識文字表示領域11d内での
前のカーソル位置に「う」の文字が表示され、また、カ
ーソルが1文字分移動される。
に対応する「う」のフォントをROM3から読み出し、
前のカーソル表示位置に「う」の文字を表示させるため
のデータを生成してコントローラ17に供給する。ま
た、CPU2は、カーソルを移動させるためのデータも
生成してコントローラ17に供給する。これにより、図
8(b)に示すように、認識文字表示領域11d内での
前のカーソル位置に「う」の文字が表示され、また、カ
ーソルが1文字分移動される。
【0096】なお、操作者がペン50で入力文字取消領
域11bをタッチした場合には、この領域内のいずれか
のDGT115が遮光を検出したことがCPU2にデー
タとして伝えられ、CPU2は、RAM4に記憶されて
いるそれまでになぞられた位置に関するデータをクリア
する。
域11bをタッチした場合には、この領域内のいずれか
のDGT115が遮光を検出したことがCPU2にデー
タとして伝えられ、CPU2は、RAM4に記憶されて
いるそれまでになぞられた位置に関するデータをクリア
する。
【0097】以上説明したように、この実施の形態に適
用されたタッチパネル11は、1枚構造で入力(光の有
無の検出)と出力(コンデンサ114cに保持された電
圧によるEL発光体の発光または非発光による画像の表
示)との両方を行うことができる。このため、従来のタ
ッチパネルと比較して、薄型(小型)に形成することが
できる。従って、このタッチパネル11を適用したタッ
チパネルシステム1、さらにはこの実施の形態にかかる
携帯端末装置を薄型(小型)のものとすることができ
る。
用されたタッチパネル11は、1枚構造で入力(光の有
無の検出)と出力(コンデンサ114cに保持された電
圧によるEL発光体の発光または非発光による画像の表
示)との両方を行うことができる。このため、従来のタ
ッチパネルと比較して、薄型(小型)に形成することが
できる。従って、このタッチパネル11を適用したタッ
チパネルシステム1、さらにはこの実施の形態にかかる
携帯端末装置を薄型(小型)のものとすることができ
る。
【0098】また、この実施の形態に適用されたタッチ
パネル11では、1枚構造で入力用画素と出力用画素と
が設けられている。このため、視差による入力用画素と
出力用画素の位置ずれが生ずることがなく、入力と出力
の対応を正確にとることができる。しかも、入力用画素
と出力用画素とは、それぞれ1:1で互いに隣接して形
成されているため、入力と出力が正確に対応するものと
なる。これにより、この実施の形態にかかる携帯端末装
置では、文字を描いた位置とそれを表示する位置との視
覚的な対応を正確にとった手書き入力処理が可能とな
る。
パネル11では、1枚構造で入力用画素と出力用画素と
が設けられている。このため、視差による入力用画素と
出力用画素の位置ずれが生ずることがなく、入力と出力
の対応を正確にとることができる。しかも、入力用画素
と出力用画素とは、それぞれ1:1で互いに隣接して形
成されているため、入力と出力が正確に対応するものと
なる。これにより、この実施の形態にかかる携帯端末装
置では、文字を描いた位置とそれを表示する位置との視
覚的な対応を正確にとった手書き入力処理が可能とな
る。
【0099】また、この実施の形態に適用されたタッチ
パネル11では、光の照射または遮光を検出するための
センサとして、DGT115を用いている。このDGT
115は、基板111の厚さ方向に積層されて構成され
るため、実質的な面積を小さくすることができ、入力用
画素の相対的な開口率を大きくとることができる。
パネル11では、光の照射または遮光を検出するための
センサとして、DGT115を用いている。このDGT
115は、基板111の厚さ方向に積層されて構成され
るため、実質的な面積を小さくすることができ、入力用
画素の相対的な開口率を大きくとることができる。
【0100】さらには、この実施の形態に適用されたタ
ッチパネル11では、基板111は、ガラスから構成さ
れていたが、プラスチック基板、ファイバープレート基
板、PETフィルム基板等を用いてもよい。このように
しても、高解像度の入出力一体型タッチパネルを得るこ
とができる。
ッチパネル11では、基板111は、ガラスから構成さ
れていたが、プラスチック基板、ファイバープレート基
板、PETフィルム基板等を用いてもよい。このように
しても、高解像度の入出力一体型タッチパネルを得るこ
とができる。
【0101】図6、図7に示すタッチパネルシステムの
動作のタイミングチャートは、入力、出力をそれぞれ別
で示したが、入力用及び出力用のそれぞれの1フレーム
期間は、同一のものとして構わない。この場合、DGT
115をラインごとに選択するためのドライバと、選択
用トランジスタ114aをラインごとに選択するための
ドライバとを共通にすることもできる。これにより、部
品点数の低下を図ることが可能となり、歩留まりの向
上、低コストかが図れるようになる。
動作のタイミングチャートは、入力、出力をそれぞれ別
で示したが、入力用及び出力用のそれぞれの1フレーム
期間は、同一のものとして構わない。この場合、DGT
115をラインごとに選択するためのドライバと、選択
用トランジスタ114aをラインごとに選択するための
ドライバとを共通にすることもできる。これにより、部
品点数の低下を図ることが可能となり、歩留まりの向
上、低コストかが図れるようになる。
【0102】また、図9に示すように、基板111上の
有機EL素子114dに対応する位置にカラーフィルタ
を形成してもよい。なお、カラーフィルタは、図9に示
すように形成するのに限られず、トップゲート絶縁膜1
16,トップゲート電極TG及び有機EL素子114d
のアノード電極DAを覆うように形成してもよい。ま
た、赤、緑、青の3色のカラーフィルタをデルタ配列な
どの所定の配列で配置することにより、タッチパネル上
にフルカラー画像を表示することもできるようになる。
有機EL素子114dに対応する位置にカラーフィルタ
を形成してもよい。なお、カラーフィルタは、図9に示
すように形成するのに限られず、トップゲート絶縁膜1
16,トップゲート電極TG及び有機EL素子114d
のアノード電極DAを覆うように形成してもよい。ま
た、赤、緑、青の3色のカラーフィルタをデルタ配列な
どの所定の配列で配置することにより、タッチパネル上
にフルカラー画像を表示することもできるようになる。
【0103】また、図9に示すように、基板111上の
有機EL素子114d及びDGT115のトップゲート
電極TGが形成されていない部分にブラックマスクを形
成してもよい。このようにすれば、光の漏洩がなくな
り、高いコントラスト比を得ることができる。
有機EL素子114d及びDGT115のトップゲート
電極TGが形成されていない部分にブラックマスクを形
成してもよい。このようにすれば、光の漏洩がなくな
り、高いコントラスト比を得ることができる。
【0104】さらに、図9に示すように、光を基板に対
して垂直方向に導くためのルーバー光学素子を形成して
もよい。このようにすれば、トップゲートTGに横方向
からの光が入射されることがないため、タッチパネル1
1上にタッチされた位置を正確に検出することができ
る。
して垂直方向に導くためのルーバー光学素子を形成して
もよい。このようにすれば、トップゲートTGに横方向
からの光が入射されることがないため、タッチパネル1
1上にタッチされた位置を正確に検出することができ
る。
【0105】また、上記説明では、フォトセンサとして
ダブルゲートトランジスタを用いたが、例えば、フォト
トランジスタ、フォトダイオード等のフォトセンサを用
いても良い。但し、このようなフォトセンサの場合に
は、光の照射または遮光の状態をラインごとに読み出す
ために、これらフォトセンサをラインごとに選択するト
ランジスタが別に必要となる。
ダブルゲートトランジスタを用いたが、例えば、フォト
トランジスタ、フォトダイオード等のフォトセンサを用
いても良い。但し、このようなフォトセンサの場合に
は、光の照射または遮光の状態をラインごとに読み出す
ために、これらフォトセンサをラインごとに選択するト
ランジスタが別に必要となる。
【0106】また、上記説明では、入力用の素子として
機能するDGT115を表示用画素と1対1で配置した
が、ダブルゲートトランジスタを表示用画素数に対して
1/2、1/4等の割合で配置しても良い。このように
すれば、ダブルゲートトランジスタを表示用画素毎に配
置する場合と比較して表示用画素の開口率を高くするこ
とができる。
機能するDGT115を表示用画素と1対1で配置した
が、ダブルゲートトランジスタを表示用画素数に対して
1/2、1/4等の割合で配置しても良い。このように
すれば、ダブルゲートトランジスタを表示用画素毎に配
置する場合と比較して表示用画素の開口率を高くするこ
とができる。
【0107】また、上記説明では、携帯端末装置では、
タッチパネル11上に明・暗の2値画像しか表示しなか
ったが、2値よりも多くの階調画像を表示してもよい。
タッチパネル11上に明・暗の2値画像しか表示しなか
ったが、2値よりも多くの階調画像を表示してもよい。
【0108】さらに、この携帯端末装置のタッチパネル
としては、反射型の入出力一体型タッチパネルでもよ
い。
としては、反射型の入出力一体型タッチパネルでもよ
い。
【0109】なお、選択用トランジスタ114a及び駆
動用トランジスタ114bは、薄膜トランジスタ、MI
M等から構成されていてもよい。
動用トランジスタ114bは、薄膜トランジスタ、MI
M等から構成されていてもよい。
【0110】さらに、上記の実施の形態で示したタッチ
パネルシステム11は、携帯端末装置への適用に限定さ
れず、例えば、銀行のキャッシュディスペンサ−、電車
の乗車券の販売機等の入出力一体型の装置として幅広く
適用可能である。
パネルシステム11は、携帯端末装置への適用に限定さ
れず、例えば、銀行のキャッシュディスペンサ−、電車
の乗車券の販売機等の入出力一体型の装置として幅広く
適用可能である。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入出力素子の構造が実質的に1枚とされていることによ
り、入出力素子、装置或いはこのような入出力装置を適
用した情報処理装置を小型化することができる。また、
このような入出力素子の1枚構造のため、視差によるず
れを生じさせることなく、入力と出力との対応を正確に
とることができる。
入出力素子の構造が実質的に1枚とされていることによ
り、入出力素子、装置或いはこのような入出力装置を適
用した情報処理装置を小型化することができる。また、
このような入出力素子の1枚構造のため、視差によるず
れを生じさせることなく、入力と出力との対応を正確に
とることができる。
【図1】本発明の実施の形態の携帯端末装置の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】図1の携帯端末装置のタッチパネルシステムの
回路図である。
回路図である。
【図3】図1のタッチパネルシステムの入力用画素と表
示用画素画の1つの組を示す平面図である。
示用画素画の1つの組を示す平面図である。
【図4】図3のA−A線での断面図である。
【図5】図2〜図4に示すダブルゲートトランジスタの
機能を説明する図である。
機能を説明する図である。
【図6】この発明の実施の形態の携帯端末装置におい
て、タッチパネルに画像を表示させるためのタッチパネ
ルシステムの動作を示すタイミングチャートである。
て、タッチパネルに画像を表示させるためのタッチパネ
ルシステムの動作を示すタイミングチャートである。
【図7】この発明の実施の形態の携帯端末装置におい
て、タッチパネルがタッチされたかどうか、すなわち光
の照射または遮光を検出するためのタッチパネルシステ
ムの動作を示すタイミングチャートである。
て、タッチパネルがタッチされたかどうか、すなわち光
の照射または遮光を検出するためのタッチパネルシステ
ムの動作を示すタイミングチャートである。
【図8】この発明の実施の形態の携帯端末装置使用法の
具体例を示す図である。
具体例を示す図である。
【図9】図4のタッチパネルの構成の変形例である。
1・・・タッチパネルシステム、2・・・CPU、3・・・RO
M、4・・・RAM、11・・・タッチパネル、111・・・基
板、112・・・ボトムゲート絶縁膜、113・・・半導体
層、114a・・・選択用トランジスタ、114b・・・駆動
用トランジスタ、114c・・・コンデンサ、114d・・・
有機EL素子、114e・・・有機EL層、115・・・DG
T、116・・・トップゲート絶縁膜、117・・・n+シリ
コン層、12・・・ボトムゲートドライバ、13・・・トップ
ゲートドライバ、14・・・検出ドライバ、15・・・EL選
択ドライバ、16・・・ELデータドライバ、17・・・コン
トローラ、BG・・・ボトムゲート電極、TG・・・トップゲ
ート電極、G・・・ゲート電極、Da・・・DGTのドレイン
電極、Sa・・・DGTのソース電極、Db・・・駆動用トラ
ンジスタのドレイン電極、Sb・・・駆動用トランジスタ
のソース電極、Dc・・・選択用トランジスタのドレイン
電極、Sb・・・選択用トランジスタのソース電極
M、4・・・RAM、11・・・タッチパネル、111・・・基
板、112・・・ボトムゲート絶縁膜、113・・・半導体
層、114a・・・選択用トランジスタ、114b・・・駆動
用トランジスタ、114c・・・コンデンサ、114d・・・
有機EL素子、114e・・・有機EL層、115・・・DG
T、116・・・トップゲート絶縁膜、117・・・n+シリ
コン層、12・・・ボトムゲートドライバ、13・・・トップ
ゲートドライバ、14・・・検出ドライバ、15・・・EL選
択ドライバ、16・・・ELデータドライバ、17・・・コン
トローラ、BG・・・ボトムゲート電極、TG・・・トップゲ
ート電極、G・・・ゲート電極、Da・・・DGTのドレイン
電極、Sa・・・DGTのソース電極、Db・・・駆動用トラ
ンジスタのドレイン電極、Sb・・・駆動用トランジスタ
のソース電極、Dc・・・選択用トランジスタのドレイン
電極、Sb・・・選択用トランジスタのソース電極
Claims (11)
- 【請求項1】外部からの操作に従った位置に関する情報
の入力を行い、且つ外部から供給されたデータに応じて
画像を出力する入出力装置と、前記入出力装置からの入
力に従って所定の処理を行い、処理に応じて前記入出力
装置に画像を供給する処理装置とを備え、 前記入出力装置は、 基板上にマトリクス状に配置され、外部からの光の照射
又は遮光を検出し、検出結果を示す検出信号を出力する
複数のセンサと、前記基板上にそれぞれマトリクス状に
配置された複数の発光素子と、を備える入出力素子と、 前記発光素子のマトリクスの行毎に順次発光素子を選択
する発光素子選択手段と、 前記発光素子選択手段により選択された発光素子に外部
から供給された前記データに対応する表示データを供給
し、該当する発光素子を発光させる発光素子駆動手段
と、 前記センサのマトリクスの行毎に順次センサを選択する
センサ選択手段と、 前記センサ選択手段により選択されたセンサから出力さ
れる検出信号を読み出す光照射検出手段と、 前記センサ選択手段によるセンサの選択と、前記光照射
検出手段による検出結果の読み出しと、前記発光素子選
択手段による発光素子の選択と、前記発光素子駆動手段
への表示データの供給とを制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項2】前記処理装置は、 前記光照射検出手段によって読み出された検出信号を受
け取る検出信号受信手段と、 前記検出信号受信手段が受け取った検出信号を処理し
て、該検出信号に対応する前記発光素子への表示データ
を生成する表示データ生成手段と、 前記表示データ生成手段が生成した表示データを、前記
制御手段を介して前記発光素子駆動手段へ供給する手段
とを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理
装置。 - 【請求項3】基板上にマトリクス状に配置され、外部か
らの光の照射又は遮光を検出し、検出結果を示す検出信
号を出力する複数のセンサと、前記基板上にそれぞれマ
トリクス状に配置された複数の発光素子と、を備える入
出力素子と、 前記発光素子のマトリクスの行毎に順次発光素子を選択
する発光素子選択手段と、 前記発光素子選択手段により選択された発光素子に外部
から供給されたデータに対応する表示データを供給し、
該当する発光素子を発光させる発光素子駆動手段と、 前記センサのマトリクスの行毎に順次センサを選択する
センサ選択手段と、 前記センサ選択手段により選択されたセンサから出力さ
れる検出信号を順次読み出す光照射検出手段と、 前記センサ選択手段によるセンサの選択と、前記光照射
検出手段による検出結果の読み出しと、前記発光素子選
択手段による発光素子の選択と、前記発光素子駆動手段
への表示データの供給とを制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする入出力装置。 - 【請求項4】前記入出力素子にそれぞれマトリクス状に
配置されている複数のセンサと複数の発光素子との行数
は同一であり、 前記発光素子選択手段と前記センサ選択手段とは、同一
の手段によって構成され、同一の行にある発光素子とセ
ンサとを同時に選択することを特徴とする請求項3に記
載の入出力装置。 - 【請求項5】前記複数のセンサと前記複数の発光素子と
は、それぞれ同数ずつ互いに隣接して前記基板上に配置
されていることを特徴とする請求項4に記載の入出力装
置。 - 【請求項6】基板上にマトリクス状に配置され、外部か
らの光の照射又は遮光を検出する複数のセンサと、 前記基板上に配置され、且つ前記複数のセンサの間にそ
れぞれマトリクス状に配置された複数の発光素子とを備
えることを特徴とする入出力素子。 - 【請求項7】前記複数のセンサと前記複数の発光素子と
は、それぞれ同数ずつ互いに隣接して前記基板上に配置
されていることを特徴とする請求項6に記載の入出力素
子。 - 【請求項8】前記基板は、ガラスファイバープレート、
プラスチックファイバープレート又はフィルムのいずれ
かからなることを特徴とする請求項6または7に記載の
入出力素子。 - 【請求項9】前記複数のセンサはそれぞれ、前記基板上
に形成された第1の制御端子と、第1の絶縁層を介して
前記第1の制御端子上に形成され、電界と入射光とに応
じて内部にチャネルを形成する半導体層と、第2の絶縁
層を介して前記半導体層上に形成された第2の制御端子
とを備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか
1項に記載の入出力素子。 - 【請求項10】前記発光素子は、有機エレクトロルミネ
ッセンス素子によって構成され、該有機エレクトロルミ
ネッセンス素子の前記基板側の電極は、透明電極によっ
て構成されていることを特徴とする請求項6乃至9のい
ずれか1項に記載の入出力素子。 - 【請求項11】前記発光素子は、選択トランジスタ、駆
動トランジスタ、及びエレクトロルミネッセンス素子を
有することを特徴とする6乃至9のいずれか1項に記載
の入出力素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6659499A JP2000259349A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 情報処理装置、入出力装置及び入出力素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6659499A JP2000259349A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 情報処理装置、入出力装置及び入出力素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000259349A true JP2000259349A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13320427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6659499A Pending JP2000259349A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 情報処理装置、入出力装置及び入出力素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000259349A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-03-12 JP JP6659499A patent/JP2000259349A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060209 |
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A521 | Request for written amendment filed |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060502 |