JP2000255420A - 移動体使用の搬送設備 - Google Patents
移動体使用の搬送設備Info
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- JP2000255420A JP2000255420A JP11054852A JP5485299A JP2000255420A JP 2000255420 A JP2000255420 A JP 2000255420A JP 11054852 A JP11054852 A JP 11054852A JP 5485299 A JP5485299 A JP 5485299A JP 2000255420 A JP2000255420 A JP 2000255420A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動体群を、前後端間に隙間を生じめること
なく密な後押し状態で移動でき、移動体は、いずれも作
業者が乗り込み得る長い被搬送物用の長尺形態と短い被
搬送物用の短尺形態とに容易に切り換え得る移動体使用
の搬送設備を提供する。 【解決手段】 移動体20の前後端にプラットフォーム
26A,26Bを上下揺動自在に設け、水平状に上動し
たプラットフォーム26A,26Bの固定手段33を設
けた。プラットフォーム26A,26Bは、水平状の上
動により遊端が隣接した移動体20側に当接自在であ
り、縦向き状への下動により、前後の移動体20がプラ
ットフォーム26A,26Bのスペース相当分を詰めて
当接自在である。後押し経路部1Aに設けた移動体20
に移動力を付与する送り装置4の上手側に、プラットフ
ォーム26A,26Bの揺動切換え手段70を設けた。
なく密な後押し状態で移動でき、移動体は、いずれも作
業者が乗り込み得る長い被搬送物用の長尺形態と短い被
搬送物用の短尺形態とに容易に切り換え得る移動体使用
の搬送設備を提供する。 【解決手段】 移動体20の前後端にプラットフォーム
26A,26Bを上下揺動自在に設け、水平状に上動し
たプラットフォーム26A,26Bの固定手段33を設
けた。プラットフォーム26A,26Bは、水平状の上
動により遊端が隣接した移動体20側に当接自在であ
り、縦向き状への下動により、前後の移動体20がプラ
ットフォーム26A,26Bのスペース相当分を詰めて
当接自在である。後押し経路部1Aに設けた移動体20
に移動力を付与する送り装置4の上手側に、プラットフ
ォーム26A,26Bの揺動切換え手段70を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば床側を走
行自在な非駆動式の移動体を一定の移動経路上で移動さ
せて、この移動体により支持している被搬送物を搬送す
るのに利用される移動体使用の搬送設備に関するもので
ある。
行自在な非駆動式の移動体を一定の移動経路上で移動さ
せて、この移動体により支持している被搬送物を搬送す
るのに利用される移動体使用の搬送設備に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、非駆動式の移動体を一定経路上で
移動させるものとして、たとえば特開平2−20930
9号公報に見られる構成が提供されている。この従来構
成は、可動体が走行自在な一定経路の上手に可動体搬送
装置が設けられるとともに、下手にブレーキ装置が設け
られている。そして可動体搬送装置は、可動体の側面に
当接自在な左右一対の送りローラと、これら送りローラ
に連動する回転駆動装置とから構成されている。またブ
レーキ装置は、可動体の側面に当接自在な左右一対のブ
レーキローラと、これらブレーキローラに逆送り回転力
を付与するトルクモータとから構成されている。
移動させるものとして、たとえば特開平2−20930
9号公報に見られる構成が提供されている。この従来構
成は、可動体が走行自在な一定経路の上手に可動体搬送
装置が設けられるとともに、下手にブレーキ装置が設け
られている。そして可動体搬送装置は、可動体の側面に
当接自在な左右一対の送りローラと、これら送りローラ
に連動する回転駆動装置とから構成されている。またブ
レーキ装置は、可動体の側面に当接自在な左右一対のブ
レーキローラと、これらブレーキローラに逆送り回転力
を付与するトルクモータとから構成されている。
【0003】このような従来の構成によると、可動体の
両側面に当接している両送りローラを回転駆動装置によ
り強制回転させることで、可動体に大きな推進力を与え
ることになり、以て可動体を一定経路上で移動し得る。
その際に可動体は、先行し停止している可動体群を後押
しして移動させることになる。一定経路の下手において
は、逆送り回転されているブレーキローラが可動体の両
側面に当接していることから、この可動体に逆搬送方向
の推進力が作用し、ここで送り回転力が逆送り回転力よ
りも大であることから、その差に相応してブレーキロー
ラが送り回転側に回転される。これにより下手の可動体
は、ブレーキ作用を受けた状態で移動されることにな
り、したがって可動体群は前後端間に隙間を生じめるこ
となく密な後押し状態で移動される。
両側面に当接している両送りローラを回転駆動装置によ
り強制回転させることで、可動体に大きな推進力を与え
ることになり、以て可動体を一定経路上で移動し得る。
その際に可動体は、先行し停止している可動体群を後押
しして移動させることになる。一定経路の下手において
は、逆送り回転されているブレーキローラが可動体の両
側面に当接していることから、この可動体に逆搬送方向
の推進力が作用し、ここで送り回転力が逆送り回転力よ
りも大であることから、その差に相応してブレーキロー
ラが送り回転側に回転される。これにより下手の可動体
は、ブレーキ作用を受けた状態で移動されることにな
り、したがって可動体群は前後端間に隙間を生じめるこ
となく密な後押し状態で移動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成に
よると、可動体により搬送される被搬送物に対して作業
者による各種作業を遂行する際に、作業者は移動状態の
被搬送物に対して床側から行わなければならず、各種作
業は容易に行えない。これに対しては、被搬送物に対し
て可動体の本体形状を大きくし、この本体上に作業者が
乗り込んで、被搬送物に対して各種作業を遂行すること
が考えられる。しかし、この場合には可動体の全長が長
くなり、短い被搬送物を搬送しながらの各種作業経路部
などにおいては、所望台数を移動させるときに経路長さ
が長くなり、設備全体の設置スペースが広くなるなど、
問題点が生じることになる。
よると、可動体により搬送される被搬送物に対して作業
者による各種作業を遂行する際に、作業者は移動状態の
被搬送物に対して床側から行わなければならず、各種作
業は容易に行えない。これに対しては、被搬送物に対し
て可動体の本体形状を大きくし、この本体上に作業者が
乗り込んで、被搬送物に対して各種作業を遂行すること
が考えられる。しかし、この場合には可動体の全長が長
くなり、短い被搬送物を搬送しながらの各種作業経路部
などにおいては、所望台数を移動させるときに経路長さ
が長くなり、設備全体の設置スペースが広くなるなど、
問題点が生じることになる。
【0005】本発明の目的とするところは、移動体群
を、前後端間に隙間を生じめることなく密な後押し状態
で移動し得る形式でありながら、移動体は、いずれも作
業者が乗り込み得る長い被搬送物用の長尺形態と短い被
搬送物用の短尺形態とに容易に切り換え得る移動体使用
の搬送設備を提供する点にある。
を、前後端間に隙間を生じめることなく密な後押し状態
で移動し得る形式でありながら、移動体は、いずれも作
業者が乗り込み得る長い被搬送物用の長尺形態と短い被
搬送物用の短尺形態とに容易に切り換え得る移動体使用
の搬送設備を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の移動体使用の搬
送設備は、レールに支持案内されて移動自在な複数の移
動体が設けられ、これら移動体は上部側に被搬送物の支
持装置が設けられ、前記移動体には、その前後端の少な
くとも一方にプラットフォームが上下揺動自在に設けら
れるとともに、水平状に上動したプラットフォームの固
定手段が設けられ、前記プラットフォームは、水平状の
上動によりその遊端が隣接した移動体側に当接自在に構
成され、またプラットフォームの縦向き状への下動によ
り、前後の移動体がプラットフォームのスペース相当分
を詰めて当接自在に構成され、前記移動体の移動経路中
には移動体群の後押し経路部が形成され、この後押し経
路部には、その上手側に、移動体に移動力を付与する送
り装置が設けられるとともに、下手側に、前記移動体に
制動力を付与する制動装置が設けられ、前記送り装置の
上手側に、プラットフォームの揺動切換え手段が設けら
れていることを特徴としたものである。
ために、本発明のうちで請求項1記載の移動体使用の搬
送設備は、レールに支持案内されて移動自在な複数の移
動体が設けられ、これら移動体は上部側に被搬送物の支
持装置が設けられ、前記移動体には、その前後端の少な
くとも一方にプラットフォームが上下揺動自在に設けら
れるとともに、水平状に上動したプラットフォームの固
定手段が設けられ、前記プラットフォームは、水平状の
上動によりその遊端が隣接した移動体側に当接自在に構
成され、またプラットフォームの縦向き状への下動によ
り、前後の移動体がプラットフォームのスペース相当分
を詰めて当接自在に構成され、前記移動体の移動経路中
には移動体群の後押し経路部が形成され、この後押し経
路部には、その上手側に、移動体に移動力を付与する送
り装置が設けられるとともに、下手側に、前記移動体に
制動力を付与する制動装置が設けられ、前記送り装置の
上手側に、プラットフォームの揺動切換え手段が設けら
れていることを特徴としたものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、移動
体を移動経路上で移動させるに、後押し経路部では、そ
の上手側において送り装置により移動体に移動力を付与
するとともに、下手側において制動装置により移動体に
制動力を付与することで、移動体群を、前後端間に隙間
を生じめることなく密な後押し状態で移動し得る。その
際に、プラットフォームを水平状に上動させることによ
り、移動体群を、作業者が乗り込み得る長い被搬送物用
の長尺形態として、前後端間に隙間を生じめることなく
密な後押し状態で移動し得る。また、プラットフォーム
を縦向き状に下動させ、前後の移動体を、プラットフォ
ームのスペース相当分を詰めて当接させることにより、
移動体群を、作業者が乗り込み得る短い被搬送物用の短
尺形態として、前後端間に隙間を生じめることなく密な
後押し状態で移動し得る。そしてプラットフォームの揺
動は、送り装置の上手側において揺動切換え手段により
行える。
体を移動経路上で移動させるに、後押し経路部では、そ
の上手側において送り装置により移動体に移動力を付与
するとともに、下手側において制動装置により移動体に
制動力を付与することで、移動体群を、前後端間に隙間
を生じめることなく密な後押し状態で移動し得る。その
際に、プラットフォームを水平状に上動させることによ
り、移動体群を、作業者が乗り込み得る長い被搬送物用
の長尺形態として、前後端間に隙間を生じめることなく
密な後押し状態で移動し得る。また、プラットフォーム
を縦向き状に下動させ、前後の移動体を、プラットフォ
ームのスペース相当分を詰めて当接させることにより、
移動体群を、作業者が乗り込み得る短い被搬送物用の短
尺形態として、前後端間に隙間を生じめることなく密な
後押し状態で移動し得る。そしてプラットフォームの揺
動は、送り装置の上手側において揺動切換え手段により
行える。
【0008】また本発明の請求項2記載の移動体使用の
搬送設備は、上記した請求項1記載の構成において、移
動体の移動経路は、上位の後押し経路部と、下位の復帰
経路部と、これら経路部の始終端を結ぶ昇降経路部とに
より循環状に形成され、前記復帰経路部の部分に揺動切
換え手段が設けられていることを特徴としたものであ
る。
搬送設備は、上記した請求項1記載の構成において、移
動体の移動経路は、上位の後押し経路部と、下位の復帰
経路部と、これら経路部の始終端を結ぶ昇降経路部とに
より循環状に形成され、前記復帰経路部の部分に揺動切
換え手段が設けられていることを特徴としたものであ
る。
【0009】したがって請求項2の発明によると、移動
体は、後押し経路部、昇降経路部、復帰経路部、昇降経
路部からなる移動経路で循環移動させ得る。そして揺動
切換え手段によるプラットフォームの揺動は、送り装置
の上手側でかつ復帰経路部の部分において行える。そし
て本発明の請求項3記載の移動体使用の搬送設備は、上
記した請求項1または2記載の構成において、固定手段
は、プラットフォームの揺動軸心を中心とした円弧上の
二箇所で移動体側に設けられた被係止部と、前記揺動軸
心に沿って摺動自在としてプラットフォーム側に設けら
れた係止体とからなり、この係止体は両被係止部に係脱
自在で係合方向に付勢されていることを特徴としたもの
である。
体は、後押し経路部、昇降経路部、復帰経路部、昇降経
路部からなる移動経路で循環移動させ得る。そして揺動
切換え手段によるプラットフォームの揺動は、送り装置
の上手側でかつ復帰経路部の部分において行える。そし
て本発明の請求項3記載の移動体使用の搬送設備は、上
記した請求項1または2記載の構成において、固定手段
は、プラットフォームの揺動軸心を中心とした円弧上の
二箇所で移動体側に設けられた被係止部と、前記揺動軸
心に沿って摺動自在としてプラットフォーム側に設けら
れた係止体とからなり、この係止体は両被係止部に係脱
自在で係合方向に付勢されていることを特徴としたもの
である。
【0010】したがって請求項3の発明によると、係止
体を付勢力に抗して離脱動させたのち、プラットフォー
ムを揺動軸心の周りに揺動させることで、いずれかの被
係止部を係止体に対向させ得、この状態で係止体を、付
勢力を利用して被係止部に係合し得る。さらに本発明の
請求項4記載の移動体使用の搬送設備は、上記した請求
項1〜3のいずれかに記載の構成において、揺動切換え
手段は、固定手段の解除装置と、プラットフォームの揺
動付与装置とからなることを特徴としたものである。
体を付勢力に抗して離脱動させたのち、プラットフォー
ムを揺動軸心の周りに揺動させることで、いずれかの被
係止部を係止体に対向させ得、この状態で係止体を、付
勢力を利用して被係止部に係合し得る。さらに本発明の
請求項4記載の移動体使用の搬送設備は、上記した請求
項1〜3のいずれかに記載の構成において、揺動切換え
手段は、固定手段の解除装置と、プラットフォームの揺
動付与装置とからなることを特徴としたものである。
【0011】したがって請求項4の発明によると、固定
手段の解除動とプラットフォームの揺動とを、それぞれ
の装置に分担させて行える。しかも本発明の請求項5記
載の移動体使用の搬送設備は、上記した請求項1〜4の
いずれかに記載の構成において、固定手段は移動体の幅
方向の両側に設けられ、揺動切換え手段は、両固定手段
にそれぞれ対応して設けられていることを特徴としたも
のである。
手段の解除動とプラットフォームの揺動とを、それぞれ
の装置に分担させて行える。しかも本発明の請求項5記
載の移動体使用の搬送設備は、上記した請求項1〜4の
いずれかに記載の構成において、固定手段は移動体の幅
方向の両側に設けられ、揺動切換え手段は、両固定手段
にそれぞれ対応して設けられていることを特徴としたも
のである。
【0012】したがって請求項5の発明によると、固定
手段による固定は、プラットフォームの幅方向の両側に
おいて行え、これら固定手段に対して揺動切換え手段を
作用させ得る。また本発明の請求項6記載の移動体使用
の搬送設備は、上記した請求項1〜5のいずれかに記載
の構成において、移動体の前後両端にそれぞれプラット
フォームが上下揺動自在に設けられ、これらプラットフ
ォームは各別に水平状へ上動して固定手段により固定自
在であることを特徴としたものである。
手段による固定は、プラットフォームの幅方向の両側に
おいて行え、これら固定手段に対して揺動切換え手段を
作用させ得る。また本発明の請求項6記載の移動体使用
の搬送設備は、上記した請求項1〜5のいずれかに記載
の構成において、移動体の前後両端にそれぞれプラット
フォームが上下揺動自在に設けられ、これらプラットフ
ォームは各別に水平状へ上動して固定手段により固定自
在であることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項6の発明によると、移動
体は、両プラットフォームを水平状に上動させた長い被
搬送物用の長尺形態と、一方のプラットフォームを水平
状に上動させかつ他方のプラットフォームを縦向き状に
下動させた中間の被搬送物用の中間尺形態と、両プラッ
トフォームを縦向き状に下動させた短い被搬送物用の短
尺形態とのいずれかに切り換え得、さらに各形態は、い
ずれも作業者が乗り込み得、かつ固定手段により固定し
得る。
体は、両プラットフォームを水平状に上動させた長い被
搬送物用の長尺形態と、一方のプラットフォームを水平
状に上動させかつ他方のプラットフォームを縦向き状に
下動させた中間の被搬送物用の中間尺形態と、両プラッ
トフォームを縦向き状に下動させた短い被搬送物用の短
尺形態とのいずれかに切り換え得、さらに各形態は、い
ずれも作業者が乗り込み得、かつ固定手段により固定し
得る。
【0014】そして本発明の請求項7記載の移動体使用
の搬送設備は、上記した請求項1〜6のいずれかに記載
の構成において、移動体とプラットフォームとの側面に
亘って受動面が形成され、送り装置と制動装置には、前
記受動面に当接自在なローラが設けられていることを特
徴としたものである。したがって請求項7の発明による
と、送り装置のローラを移動体やプラットフォームの受
動面に当接させることで、移動体に移動力を付与し得、
そして制動装置のローラを移動体やプラットフォームの
受動面に当接させることで、移動体に制動力を付与し得
る。
の搬送設備は、上記した請求項1〜6のいずれかに記載
の構成において、移動体とプラットフォームとの側面に
亘って受動面が形成され、送り装置と制動装置には、前
記受動面に当接自在なローラが設けられていることを特
徴としたものである。したがって請求項7の発明による
と、送り装置のローラを移動体やプラットフォームの受
動面に当接させることで、移動体に移動力を付与し得、
そして制動装置のローラを移動体やプラットフォームの
受動面に当接させることで、移動体に制動力を付与し得
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図に基づいて説明する。図2、図3において、多数の移
動体20が移動自在な移動経路1は、上位の後押し経路
部1Aと、下位の復帰経路部1Bと、これら経路部1
A,1Bの始終端を結ぶ昇降経路部1C,1Dなどによ
り循環状に構成されている。そして後押し経路部1Aの
始端側には、移動体20側に被搬送物の積み込みを行う
積み込み部2が形成され、また後押し経路部1Aの終端
側には、移動体20から被搬送物を卸す卸し部3が形成
されている。
図に基づいて説明する。図2、図3において、多数の移
動体20が移動自在な移動経路1は、上位の後押し経路
部1Aと、下位の復帰経路部1Bと、これら経路部1
A,1Bの始終端を結ぶ昇降経路部1C,1Dなどによ
り循環状に構成されている。そして後押し経路部1Aの
始端側には、移動体20側に被搬送物の積み込みを行う
積み込み部2が形成され、また後押し経路部1Aの終端
側には、移動体20から被搬送物を卸す卸し部3が形成
されている。
【0016】前記後押し経路部1Aには、その上手側
に、移動体20に移動力を付与する送り装置4が設けら
れるとともに、下手側に、前記移動体20に制動力を付
与する制動装置5が設けられ、また復帰経路部1Bも同
様に、その上手側に高速送り装置6が、下手側に制動装
置7が設けられている。図1〜図5において、後押し経
路部1Aと復帰経路部1Bには、移動体20を支持案内
する左右一対のレール12A,12Bが床10側からの
機枠11に配設されている。また両昇降経路部1C,1
Dには移動体20の移載手段15が設けられ、これら移
載手段15は、昇降台16と、この昇降台16に連動さ
れる昇降駆動装置17と、前記昇降台16上に配設され
前記レール12A,12Bに対して接続可能な昇降レー
ル18などにより構成されている。
に、移動体20に移動力を付与する送り装置4が設けら
れるとともに、下手側に、前記移動体20に制動力を付
与する制動装置5が設けられ、また復帰経路部1Bも同
様に、その上手側に高速送り装置6が、下手側に制動装
置7が設けられている。図1〜図5において、後押し経
路部1Aと復帰経路部1Bには、移動体20を支持案内
する左右一対のレール12A,12Bが床10側からの
機枠11に配設されている。また両昇降経路部1C,1
Dには移動体20の移載手段15が設けられ、これら移
載手段15は、昇降台16と、この昇降台16に連動さ
れる昇降駆動装置17と、前記昇降台16上に配設され
前記レール12A,12Bに対して接続可能な昇降レー
ル18などにより構成されている。
【0017】前記移動体20は台車形式であって、その
本体21は前後方向で長い矩形板状(方形板状)に形成
され、そして本体21の前後部分に設けられた左右一対
の車輪22を介して前記レール12A,12Bに支持案
内されるとともに、左右における一方側の車輪22の近
くに設けられた被案内装置(ガイドローラなど)23を
介して前記レール12A,12Bに案内されている。そ
して前記本体21の前面と後面とは、前後の移動体20
を接近させたときに互いに当接自在な当接部24,25
に形成されている。
本体21は前後方向で長い矩形板状(方形板状)に形成
され、そして本体21の前後部分に設けられた左右一対
の車輪22を介して前記レール12A,12Bに支持案
内されるとともに、左右における一方側の車輪22の近
くに設けられた被案内装置(ガイドローラなど)23を
介して前記レール12A,12Bに案内されている。そ
して前記本体21の前面と後面とは、前後の移動体20
を接近させたときに互いに当接自在な当接部24,25
に形成されている。
【0018】図1〜図8において、前記本体21の前後
両端(前後端の少なくとも一方)には、それぞれ左右方
向に長い長尺板状のプラットフォーム26A,26Bが
各別に上下揺動自在に設けられる。すなわち、本体21
の前後両端で下部側には、軸受27を介して左右方向軸
28が回転自在に設けられ、この左右方向軸28に基端
が固定された左右一対の腕体29の遊端間にプラットフ
ォーム26A,26Bが連結されている。
両端(前後端の少なくとも一方)には、それぞれ左右方
向に長い長尺板状のプラットフォーム26A,26Bが
各別に上下揺動自在に設けられる。すなわち、本体21
の前後両端で下部側には、軸受27を介して左右方向軸
28が回転自在に設けられ、この左右方向軸28に基端
が固定された左右一対の腕体29の遊端間にプラットフ
ォーム26A,26Bが連結されている。
【0019】これによりプラットフォーム26A,26
Bは、左右方向軸28の軸心を揺動軸心28aとして各
別に上下揺動自在に構成される。そしてプラットフォー
ム26A,26Bの水平状姿勢における外面と内面との
遊端は当接部30,31に形成されている。その際にプ
ラットフォーム26A,26Bは、水平状への揺動によ
り、その内面の当接部31が本体21の当接部24,2
5に当接自在に構成されるとともに、隣接した移動体2
0間においては、その外面の当接部30どうしが互いに
当接自在に構成されている。
Bは、左右方向軸28の軸心を揺動軸心28aとして各
別に上下揺動自在に構成される。そしてプラットフォー
ム26A,26Bの水平状姿勢における外面と内面との
遊端は当接部30,31に形成されている。その際にプ
ラットフォーム26A,26Bは、水平状への揺動によ
り、その内面の当接部31が本体21の当接部24,2
5に当接自在に構成されるとともに、隣接した移動体2
0間においては、その外面の当接部30どうしが互いに
当接自在に構成されている。
【0020】また、両プラットフォーム26A,26B
が縦向き状へ揺動されたとき、前後の移動体20の本体
21、すなわち、先行本体21の後面の当接部25に対
して後続本体21の前面の当接部24が、これらプラッ
トフォーム26A,26Bのスペース相当分を詰めて当
接自在に構成されている。さらにプラットフォーム26
A,26Bのうち、いずれか一方のみが縦向き状へ揺動
されたとき、水平状のプラットフォーム26A,26B
の外面の当接部30が、縦向き状のプラットフォーム2
6A,26Bのスペース相当分を詰めて、前後の当接部
24,25に当接自在に構成されている。
が縦向き状へ揺動されたとき、前後の移動体20の本体
21、すなわち、先行本体21の後面の当接部25に対
して後続本体21の前面の当接部24が、これらプラッ
トフォーム26A,26Bのスペース相当分を詰めて当
接自在に構成されている。さらにプラットフォーム26
A,26Bのうち、いずれか一方のみが縦向き状へ揺動
されたとき、水平状のプラットフォーム26A,26B
の外面の当接部30が、縦向き状のプラットフォーム2
6A,26Bのスペース相当分を詰めて、前後の当接部
24,25に当接自在に構成されている。
【0021】前記プラットフォーム26A,26Bは、
水平状へ上動(揺動)したときに各別に固定自在に構成
され、そのための固定手段33が移動体20の幅方向
(左右方向)の両側に設けられている。この固定手段3
3は、移動体20の本体21側から連設された板状の被
係止部材34と、プラットフォーム26A,26Bの揺
動軸心28aを中心とした円弧上の二箇所に位置される
ように被係止部材34に設けられた被係止孔(被係止部
の一例)35,36と、前記プラットフォーム26A,
26Bの下面側に設けられた左右方向のガイド筒体37
と、このガイド筒体37に支持案内されて前記揺動軸心
28aに沿って摺動自在に設けられた係止ピン(係止体
の一例)38などにより構成されている。
水平状へ上動(揺動)したときに各別に固定自在に構成
され、そのための固定手段33が移動体20の幅方向
(左右方向)の両側に設けられている。この固定手段3
3は、移動体20の本体21側から連設された板状の被
係止部材34と、プラットフォーム26A,26Bの揺
動軸心28aを中心とした円弧上の二箇所に位置される
ように被係止部材34に設けられた被係止孔(被係止部
の一例)35,36と、前記プラットフォーム26A,
26Bの下面側に設けられた左右方向のガイド筒体37
と、このガイド筒体37に支持案内されて前記揺動軸心
28aに沿って摺動自在に設けられた係止ピン(係止体
の一例)38などにより構成されている。
【0022】ここで係止ピン38は、両被係止孔35,
36に対して係脱自在であり、そしてガイド筒体37の
部分に配設された圧縮ばね39によって係合方向に付勢
されている。そして係止ピン38の内側端部には、ガイ
ド筒体37から内方へ突出された被係合部38aが形成
され、さらに被係合部38aの内端部分には、板状の被
操作体38bが設けられている。
36に対して係脱自在であり、そしてガイド筒体37の
部分に配設された圧縮ばね39によって係合方向に付勢
されている。そして係止ピン38の内側端部には、ガイ
ド筒体37から内方へ突出された被係合部38aが形成
され、さらに被係合部38aの内端部分には、板状の被
操作体38bが設けられている。
【0023】前記本体21の左右の両側面とプラットフ
ォーム26A,26Bの左右の両側面とは、それぞれ受
動面40,41に形成されている。前記移動体20の上
部側、すなわち、前記本体21の上部には被搬送物の支
持装置43が設けられる。ここで被搬送物は二輪車12
0であり、その前輪121や後輪122を介して支持装
置43に支持され、そのために支持装置43は、前輪支
持部43Aと後輪支持部43Bとからなる。
ォーム26A,26Bの左右の両側面とは、それぞれ受
動面40,41に形成されている。前記移動体20の上
部側、すなわち、前記本体21の上部には被搬送物の支
持装置43が設けられる。ここで被搬送物は二輪車12
0であり、その前輪121や後輪122を介して支持装
置43に支持され、そのために支持装置43は、前輪支
持部43Aと後輪支持部43Bとからなる。
【0024】これら支持部43A,43Bは、本体21
に上下方向に設けられた筒状のガイド体44と、このガ
イド体44に案内されて昇降自在なロッド体45と、こ
のロッド体45の下端に設けられたカムローラ46と、
前記ロッド体45の上端に設けられた車輪受け体47な
どにより、その支持位置を上下方向で変位自在として構
成されている。なお後輪支持部43Bにおける車輪受け
体47には、後輪122を幅方向で規制する規制手段4
8が設けられている。
に上下方向に設けられた筒状のガイド体44と、このガ
イド体44に案内されて昇降自在なロッド体45と、こ
のロッド体45の下端に設けられたカムローラ46と、
前記ロッド体45の上端に設けられた車輪受け体47な
どにより、その支持位置を上下方向で変位自在として構
成されている。なお後輪支持部43Bにおける車輪受け
体47には、後輪122を幅方向で規制する規制手段4
8が設けられている。
【0025】前記後押し経路部1Aには、前輪支持部4
3Aと後輪支持部43Bとを上下方向で各別に変位させ
るための一対のカムレール13A,13Bが配設されて
いる。これらカムレール13A,13Bは前記機枠11
側に敷設され、前記ロッド体45の下端に設けられたカ
ムローラ46を、下方から支持案内するように構成され
ている。その際にカムレール13A,13Bは左右方向
において位置をずらして配設され、そして前輪支持部4
3Aと後輪支持部43Bとのカムローラ46も位置をず
らすことで、前輪支持部43Aと後輪支持部43Bとが
各別に上下方向で変位されることになる。
3Aと後輪支持部43Bとを上下方向で各別に変位させ
るための一対のカムレール13A,13Bが配設されて
いる。これらカムレール13A,13Bは前記機枠11
側に敷設され、前記ロッド体45の下端に設けられたカ
ムローラ46を、下方から支持案内するように構成され
ている。その際にカムレール13A,13Bは左右方向
において位置をずらして配設され、そして前輪支持部4
3Aと後輪支持部43Bとのカムローラ46も位置をず
らすことで、前輪支持部43Aと後輪支持部43Bとが
各別に上下方向で変位されることになる。
【0026】前記後押し経路部1Aにおいて、制動装置
5と移載手段15との間には送り込み装置50が配設さ
れ、また復帰経路部1Bにおいて、移載手段15と送り
装置6との間には引き出し装置51が配設されている。
そして復帰経路部1Bの中間部分には減速装置52と加
速装置53とが配設され、さらに復帰経路部1Bにおい
て、制動装置7と移載手段15との間には、所定間隔置
きの四箇所(複数箇所)に順送り装置54,55,5
6,57が配設されている。なお、移載手段15におけ
る昇降台16には送り出し装置58が配設されている。
5と移載手段15との間には送り込み装置50が配設さ
れ、また復帰経路部1Bにおいて、移載手段15と送り
装置6との間には引き出し装置51が配設されている。
そして復帰経路部1Bの中間部分には減速装置52と加
速装置53とが配設され、さらに復帰経路部1Bにおい
て、制動装置7と移載手段15との間には、所定間隔置
きの四箇所(複数箇所)に順送り装置54,55,5
6,57が配設されている。なお、移載手段15におけ
る昇降台16には送り出し装置58が配設されている。
【0027】前記移動体20に移動力を付与する前記送
り装置4,6は、たとえば図1、図5に示すように左右
に振分けて配設されており、それぞれ前記機枠11側に
設けられた支持部材60と、この支持部材60側に縦軸
61を介して揺動自在に設けられた腕体62と、この腕
体62の遊端に設けられた駆動装置63と、この駆動装
置63からの駆動軸64に設けられたローラ(駆動輪
体)65などにより構成されている。そして揺動装置
(図示せず。)により腕体62を揺動させて、駆動装置
63によって強制駆動されているローラ65を前記受動
面40,41に当接させることで、前記移動体20に移
動力を付与するように構成されている。
り装置4,6は、たとえば図1、図5に示すように左右
に振分けて配設されており、それぞれ前記機枠11側に
設けられた支持部材60と、この支持部材60側に縦軸
61を介して揺動自在に設けられた腕体62と、この腕
体62の遊端に設けられた駆動装置63と、この駆動装
置63からの駆動軸64に設けられたローラ(駆動輪
体)65などにより構成されている。そして揺動装置
(図示せず。)により腕体62を揺動させて、駆動装置
63によって強制駆動されているローラ65を前記受動
面40,41に当接させることで、前記移動体20に移
動力を付与するように構成されている。
【0028】前記移動体20に制動力を付与する前記制
動装置5,7は、前記送り装置4,6と同様な構成であ
って、そのローラ(制動輪体)65を前記受動面44,
45に当接させることで、前記移動体20に制動力を付
与するように構成されている。ここで制動装置5,7
は、前記送り装置4,6と同一方向の回転力を、送り装
置4,6の回転速度に対して低速でかけることによって
制動力を付与するように構成されているが、この制動装
置5,7としては、逆方向の回転力が付与される構成で
あってもよい。
動装置5,7は、前記送り装置4,6と同様な構成であ
って、そのローラ(制動輪体)65を前記受動面44,
45に当接させることで、前記移動体20に制動力を付
与するように構成されている。ここで制動装置5,7
は、前記送り装置4,6と同一方向の回転力を、送り装
置4,6の回転速度に対して低速でかけることによって
制動力を付与するように構成されているが、この制動装
置5,7としては、逆方向の回転力が付与される構成で
あってもよい。
【0029】そして復帰経路部1Bの高速送り装置6
は、そのローラ65を高速回転させることで移動体20
に高速の移動力を付与し得、以て送り装置6と制動装置
7の間においては一台の移動体20を、惰性を含めて高
速で復帰移動させるように構成されている。なお復帰経
路部1Bの中間部分に、前記送り装置4,6や制動装置
5,7と同様の前記減速装置52と加速装置53とが配
設されている。これにより、一台の移動体20の高速で
の復帰移動をより確実化させているが、復帰経路部1B
の距離が短い場合には、これら減速装置52や加速装置
53は省略し得る。
は、そのローラ65を高速回転させることで移動体20
に高速の移動力を付与し得、以て送り装置6と制動装置
7の間においては一台の移動体20を、惰性を含めて高
速で復帰移動させるように構成されている。なお復帰経
路部1Bの中間部分に、前記送り装置4,6や制動装置
5,7と同様の前記減速装置52と加速装置53とが配
設されている。これにより、一台の移動体20の高速で
の復帰移動をより確実化させているが、復帰経路部1B
の距離が短い場合には、これら減速装置52や加速装置
53は省略し得る。
【0030】前記送り込み装置50や引き出し装置51
や各順送り装置54,55,56,57や送り出し装置
58は、その左右の一方が前記送り装置4,6と同様な
構成であり、そして定置ローラ67に対してローラ65
を接近離間揺動させるように構成されている。前記順送
り装置54〜57の部分の側方には移動体20のストレ
ージ部59が形成され、このストレージ部59と復帰経
路部1Bとの間で移動体20を移し替え自在に構成され
ている。
や各順送り装置54,55,56,57や送り出し装置
58は、その左右の一方が前記送り装置4,6と同様な
構成であり、そして定置ローラ67に対してローラ65
を接近離間揺動させるように構成されている。前記順送
り装置54〜57の部分の側方には移動体20のストレ
ージ部59が形成され、このストレージ部59と復帰経
路部1Bとの間で移動体20を移し替え自在に構成され
ている。
【0031】前記移動経路1における送り装置4の上手
側に、すなわち、前記復帰経路部1Bの下手側の部分
に、前記プラットフォーム26A,26Bの揺動切換え
手段70が設けられている。ここで揺動切換え手段70
は、前記固定手段33の解除装置71と、プラットフォ
ーム26A,26Bの揺動付与装置91とから構成さ
れ、移動体20の幅方向の両側に設けられた両固定手段
33にそれぞれ対応して、左右に振分けて設けられてい
る。
側に、すなわち、前記復帰経路部1Bの下手側の部分
に、前記プラットフォーム26A,26Bの揺動切換え
手段70が設けられている。ここで揺動切換え手段70
は、前記固定手段33の解除装置71と、プラットフォ
ーム26A,26Bの揺動付与装置91とから構成さ
れ、移動体20の幅方向の両側に設けられた両固定手段
33にそれぞれ対応して、左右に振分けて設けられてい
る。
【0032】すなわち図1、図9〜図13に示すように
前記解除装置71は、床10側に設けられたベース枠7
2を有し、このベース枠72上にLMガイド装置73を
介して配設されて復帰経路部1Bの方向に摺動自在な前
後動枠74が設けられるとともに、この前後動枠74を
摺動させるためのシリンダー装置75がベース枠72と
の間に設けられている。
前記解除装置71は、床10側に設けられたベース枠7
2を有し、このベース枠72上にLMガイド装置73を
介して配設されて復帰経路部1Bの方向に摺動自在な前
後動枠74が設けられるとともに、この前後動枠74を
摺動させるためのシリンダー装置75がベース枠72と
の間に設けられている。
【0033】そして前後動枠74上には、LMガイド装
置76を介して配設されて復帰経路部1Bの方向とは直
交する方向に摺動自在な左右動枠77が左右一対に設け
られるとともに、これら左右動枠77を摺動させるため
のシリンダー装置78が、それぞれ前後動枠74との間
に設けられている。さらに両左右動枠77には、それぞ
れLMガイド装置79を介して配設されて上下方向に摺
動自在な昇降動枠80が左右一対に設けられるととも
に、これら昇降動枠80を摺動させるためのシリンダー
装置81が、それぞれ左右動枠77との間に設けられて
いる。そして昇降動枠80には、連結用ブラケット82
を介して上下方向の操作体83が設けられ、この操作体
83の上端には、前記係止ピン38の被係合部38aに
対して下方から外嵌自在な凹部84が形成されている。
以上の72〜84により解除装置71の一例が構成され
る。
置76を介して配設されて復帰経路部1Bの方向とは直
交する方向に摺動自在な左右動枠77が左右一対に設け
られるとともに、これら左右動枠77を摺動させるため
のシリンダー装置78が、それぞれ前後動枠74との間
に設けられている。さらに両左右動枠77には、それぞ
れLMガイド装置79を介して配設されて上下方向に摺
動自在な昇降動枠80が左右一対に設けられるととも
に、これら昇降動枠80を摺動させるためのシリンダー
装置81が、それぞれ左右動枠77との間に設けられて
いる。そして昇降動枠80には、連結用ブラケット82
を介して上下方向の操作体83が設けられ、この操作体
83の上端には、前記係止ピン38の被係合部38aに
対して下方から外嵌自在な凹部84が形成されている。
以上の72〜84により解除装置71の一例が構成され
る。
【0034】図1、図9、図10、図14〜図16に示
すように前記揺動付与装置91は、両プラットフォーム
26A,26Bのそれぞれ両側に作用するように合計四
箇所に配設されている。すなわち、前記揺動付与装置9
1は、床10側に設けられたベース枠92を有し、この
ベース枠92上にLMガイド装置93を介して配設され
て復帰経路部1Bの方向とは直交する左右方向に摺動自
在な左右動枠94が設けられるとともに、この左右動枠
94を摺動させるためのシリンダー装置95がベース枠
92との間に設けられている。
すように前記揺動付与装置91は、両プラットフォーム
26A,26Bのそれぞれ両側に作用するように合計四
箇所に配設されている。すなわち、前記揺動付与装置9
1は、床10側に設けられたベース枠92を有し、この
ベース枠92上にLMガイド装置93を介して配設され
て復帰経路部1Bの方向とは直交する左右方向に摺動自
在な左右動枠94が設けられるとともに、この左右動枠
94を摺動させるためのシリンダー装置95がベース枠
92との間に設けられている。
【0035】前記左右動枠94上に保持枠体96が設け
られ、この保持枠体96には左右方向の回転軸97が軸
受98を介して回転自在に設けられている。そして回転
軸97を正逆に回転させるために、回転軸97に連結さ
れたレバー99と保持枠体96との間にシリンダー装置
100が設けられている。前記回転軸97の内側端には
回転軸心に対して直角状に伸びる腕体101が連設さ
れ、この腕体101の遊端には回転軸心に沿ったローラ
軸102を介して受けローラ103が遊転自在に設けら
れている。さらに腕体101の遊端側の側面には可動部
材106が、シリンダー装置104やガイド手段105
を介して接近離間動自在に設けられ、この可動部材10
6には、前記受けローラ103のローラ軸102に沿っ
たローラ軸107を介して押えローラ108が遊転自在
に設けられている。
られ、この保持枠体96には左右方向の回転軸97が軸
受98を介して回転自在に設けられている。そして回転
軸97を正逆に回転させるために、回転軸97に連結さ
れたレバー99と保持枠体96との間にシリンダー装置
100が設けられている。前記回転軸97の内側端には
回転軸心に対して直角状に伸びる腕体101が連設さ
れ、この腕体101の遊端には回転軸心に沿ったローラ
軸102を介して受けローラ103が遊転自在に設けら
れている。さらに腕体101の遊端側の側面には可動部
材106が、シリンダー装置104やガイド手段105
を介して接近離間動自在に設けられ、この可動部材10
6には、前記受けローラ103のローラ軸102に沿っ
たローラ軸107を介して押えローラ108が遊転自在
に設けられている。
【0036】前記シリンダー装置100の作動により回
転軸97を正逆に回転させることによって、腕体101
は垂下状姿勢と水平状姿勢とに切り換えられるが、その
際に水平状姿勢は、前記回転軸97の外側端に設けられ
たレバー状の被検出体109を、前記保持枠体96から
連設されたブラケット110に取付けられた検出手段1
11が検出することで制御される。以上の92〜111
などにより揺動付与装置91の一例が構成される。
転軸97を正逆に回転させることによって、腕体101
は垂下状姿勢と水平状姿勢とに切り換えられるが、その
際に水平状姿勢は、前記回転軸97の外側端に設けられ
たレバー状の被検出体109を、前記保持枠体96から
連設されたブラケット110に取付けられた検出手段1
11が検出することで制御される。以上の92〜111
などにより揺動付与装置91の一例が構成される。
【0037】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。まず、全体の流れを説明するが、このとき
全ての移動体20は、プラットフォーム26A,26B
が縦向き状に下動されているものとする。すなわちプラ
ットフォーム26A,26Bは、図1、図4〜図6に示
されるように、その腕体29を介して揺動軸心28aの
周りに下動され、そして被係止孔36に係止ピン38を
係合させるとともに、その係合姿勢を圧縮ばね39の付
勢力で維持することによって、下動姿勢が固定手段33
により固定されている。
を説明する。まず、全体の流れを説明するが、このとき
全ての移動体20は、プラットフォーム26A,26B
が縦向き状に下動されているものとする。すなわちプラ
ットフォーム26A,26Bは、図1、図4〜図6に示
されるように、その腕体29を介して揺動軸心28aの
周りに下動され、そして被係止孔36に係止ピン38を
係合させるとともに、その係合姿勢を圧縮ばね39の付
勢力で維持することによって、下動姿勢が固定手段33
により固定されている。
【0038】図2、図3に示すように、移載手段15に
より昇降経路部1Dで上昇される空の移動体20は、そ
の上昇限により、後押し経路部1Aの始端である積み込
み部2に位置され、この積み込み部2において、適宜の
手段によって支持装置43上に二輪車120が積み込ま
れる。そして移動体20は、昇降台17に設けられた送
り出し装置58により、この昇降台17上から送り出さ
れる。すなわち移動体20は、送り出し装置58の送り
出し力によって、その車輪22が昇降レール18からレ
ール12Aに案内されることで、後押し経路部1Aの始
端に設けられた送り装置4へと移動される。
より昇降経路部1Dで上昇される空の移動体20は、そ
の上昇限により、後押し経路部1Aの始端である積み込
み部2に位置され、この積み込み部2において、適宜の
手段によって支持装置43上に二輪車120が積み込ま
れる。そして移動体20は、昇降台17に設けられた送
り出し装置58により、この昇降台17上から送り出さ
れる。すなわち移動体20は、送り出し装置58の送り
出し力によって、その車輪22が昇降レール18からレ
ール12Aに案内されることで、後押し経路部1Aの始
端に設けられた送り装置4へと移動される。
【0039】このとき送り装置4のローラ65は、送り
出し装置58による送り出し時に図5の仮想線に示すよ
うに非作用位置にあり、そして送り出し後に、図1や図
5の実線に示すように、作用位置へと揺動して受動面4
0に当接(圧接)される。これにより、両ローラ65に
よって本体21を挟持するのであるが、このときローラ
65は駆動装置63によって回転駆動されている。した
がって強制回転されているローラ65を受動面40に当
接させることで、その送り回転力により移動体20に移
動力を与えることになり、以て移動体20は送り装置4
により、後押し経路部1A上において所望の速度で送り
移動される。
出し装置58による送り出し時に図5の仮想線に示すよ
うに非作用位置にあり、そして送り出し後に、図1や図
5の実線に示すように、作用位置へと揺動して受動面4
0に当接(圧接)される。これにより、両ローラ65に
よって本体21を挟持するのであるが、このときローラ
65は駆動装置63によって回転駆動されている。した
がって強制回転されているローラ65を受動面40に当
接させることで、その送り回転力により移動体20に移
動力を与えることになり、以て移動体20は送り装置4
により、後押し経路部1A上において所望の速度で送り
移動される。
【0040】その際に図4に示すように、後押し経路部
1A上に密な列車状で位置している移動体20群のう
ち、最後尾の移動体20における本体21の後端部の当
接部25に、この送り込まれた移動体20における本体
21の前端部の当接部24が当接され、以て送り装置4
による送り込み力で、後押し経路部1Aに密な列車状で
位置している移動体20群を後押し移動させることにな
る。このような移動の際に、各車輪22はレール12A
に支持案内され、そして被案内装置23がレール12A
に案内されることで、移動体20は、ガタ付くことな
く、かつ横ずれなどが阻止された状態で移動される。
1A上に密な列車状で位置している移動体20群のう
ち、最後尾の移動体20における本体21の後端部の当
接部25に、この送り込まれた移動体20における本体
21の前端部の当接部24が当接され、以て送り装置4
による送り込み力で、後押し経路部1Aに密な列車状で
位置している移動体20群を後押し移動させることにな
る。このような移動の際に、各車輪22はレール12A
に支持案内され、そして被案内装置23がレール12A
に案内されることで、移動体20は、ガタ付くことな
く、かつ横ずれなどが阻止された状態で移動される。
【0041】このようにして、後押し経路部1A上で移
動されている移動体20群のうち、後押し経路部1Aの
終端近くに位置されている移動体20には、制動装置5
によって制動力が付与されている。すなわち、送り装置
4による移動体20の移動作業が停止しているとき、制
動装置5におけるローラ65は、図5の仮想線に示すよ
うに非作用位置にある。そして、送り装置4の送り動に
連動して、ローラ65は図5の実線に示すように、作用
位置へと揺動して受動面41に当接(圧接)される。
動されている移動体20群のうち、後押し経路部1Aの
終端近くに位置されている移動体20には、制動装置5
によって制動力が付与されている。すなわち、送り装置
4による移動体20の移動作業が停止しているとき、制
動装置5におけるローラ65は、図5の仮想線に示すよ
うに非作用位置にある。そして、送り装置4の送り動に
連動して、ローラ65は図5の実線に示すように、作用
位置へと揺動して受動面41に当接(圧接)される。
【0042】これにより、両ローラ65によって本体2
1を挟持するのであるが、このときローラ65は回転駆
動されている。すなわち駆動装置63の駆動によりロー
ラ65は低速で強制回転されている。したがって強制回
転されているローラ65を受動面40に圧接させたと
き、その制動回転力によって移動体20に移動方向の推
進力を作用させるが、ここで送り回転力が制動回転力よ
りも大きいことから、その差に相応してローラ65の部
分に滑りが発生され、そのときの負荷はトルクモータに
より吸収される。
1を挟持するのであるが、このときローラ65は回転駆
動されている。すなわち駆動装置63の駆動によりロー
ラ65は低速で強制回転されている。したがって強制回
転されているローラ65を受動面40に圧接させたと
き、その制動回転力によって移動体20に移動方向の推
進力を作用させるが、ここで送り回転力が制動回転力よ
りも大きいことから、その差に相応してローラ65の部
分に滑りが発生され、そのときの負荷はトルクモータに
より吸収される。
【0043】これにより下手の制動装置5に対応した移
動体20は、制動作用を受けた状態で移動されることに
なり、したがって送り装置4から制動装置5の間では、
図2、図3に示すように、複数台の移動体20が、その
前後端間に隙間を生じめることなく密な後押し状態で整
列されることになる。なお、制動装置5のローラ65に
よる制動作用、ならびに前述した送り装置4のローラ6
5による送り作用は、先行移動体20における本体21
の受動面40から後続移動体20における本体21の受
動面40へと、順次作用させることで行われる。
動体20は、制動作用を受けた状態で移動されることに
なり、したがって送り装置4から制動装置5の間では、
図2、図3に示すように、複数台の移動体20が、その
前後端間に隙間を生じめることなく密な後押し状態で整
列されることになる。なお、制動装置5のローラ65に
よる制動作用、ならびに前述した送り装置4のローラ6
5による送り作用は、先行移動体20における本体21
の受動面40から後続移動体20における本体21の受
動面40へと、順次作用させることで行われる。
【0044】このように、後押し経路部1Aにおいて移
動体20が間欠移動されている間に、または停止されて
いる間に、作業者によって、二輪車120に対して各種
の作業を遂行し得る。その際に後押し経路部1Aにおい
て移動体20群は、そのプラットフォーム26A,26
Bが縦向き状へ揺動され、前後の移動体20の本体21
間、すなわち、先行移動体20における本体21の後端
部の当接部25に対して後続移動体20における本体2
1の前端部の当接部24が、両プラットフォーム26
A,26Bのスペース相当分を詰めて当接されている。
動体20が間欠移動されている間に、または停止されて
いる間に、作業者によって、二輪車120に対して各種
の作業を遂行し得る。その際に後押し経路部1Aにおい
て移動体20群は、そのプラットフォーム26A,26
Bが縦向き状へ揺動され、前後の移動体20の本体21
間、すなわち、先行移動体20における本体21の後端
部の当接部25に対して後続移動体20における本体2
1の前端部の当接部24が、両プラットフォーム26
A,26Bのスペース相当分を詰めて当接されている。
【0045】すなわち、後押し経路部1Aにおいて移動
体20群は、作業者が乗り込み得る短い二輪車120用
の短尺形態で、その前後端間に隙間を生じめることなく
密な後押し状態で移動されることになり、以て後押し経
路部1Aでは、移動体20の台数を増加させた効率のよ
い後押し移動を可能にし得る。さらに、このように後押
し経路部1Aにおいて移動体20群が移動されていると
き、支持装置43における両支持部43A,43Bは、
そのカムローラ46がそれぞれのカムレール13A,1
3Bに案内されることで各別に昇降動され、これにより
各種の作業に応じて二輪車120を、昇降させたり前後
で傾斜させたりし得る。
体20群は、作業者が乗り込み得る短い二輪車120用
の短尺形態で、その前後端間に隙間を生じめることなく
密な後押し状態で移動されることになり、以て後押し経
路部1Aでは、移動体20の台数を増加させた効率のよ
い後押し移動を可能にし得る。さらに、このように後押
し経路部1Aにおいて移動体20群が移動されていると
き、支持装置43における両支持部43A,43Bは、
そのカムローラ46がそれぞれのカムレール13A,1
3Bに案内されることで各別に昇降動され、これにより
各種の作業に応じて二輪車120を、昇降させたり前後
で傾斜させたりし得る。
【0046】前述したような後押しにより制動装置5の
部分から出された移動体20は、後押し経路部1Aの終
端部分において送り込み装置50による送り込み力を受
け、昇降経路部1Cにおいて上昇されている移載手段1
5の昇降台16上に送り込まれて卸し部3に位置され
る。そして、この卸し部3において、適宜の手段によっ
て支持装置43上から二輪車120が卸される。
部分から出された移動体20は、後押し経路部1Aの終
端部分において送り込み装置50による送り込み力を受
け、昇降経路部1Cにおいて上昇されている移載手段1
5の昇降台16上に送り込まれて卸し部3に位置され
る。そして、この卸し部3において、適宜の手段によっ
て支持装置43上から二輪車120が卸される。
【0047】これにより空になった移動体20は、昇降
台16とともに昇降経路部1Cで下降され、その下降限
により、復帰経路部1Bの始端部分に位置される。そし
て移動体20は、昇降台16に設けられた送り出し装置
58により、この昇降台16上から送り出される。すな
わち移動体20は、送り出し装置58の送り出し力によ
って、その車輪22が昇降レール18からレール12B
に案内されることで、復帰経路部1Bの始端に設けられ
た引き出し装置51へと移動される。
台16とともに昇降経路部1Cで下降され、その下降限
により、復帰経路部1Bの始端部分に位置される。そし
て移動体20は、昇降台16に設けられた送り出し装置
58により、この昇降台16上から送り出される。すな
わち移動体20は、送り出し装置58の送り出し力によ
って、その車輪22が昇降レール18からレール12B
に案内されることで、復帰経路部1Bの始端に設けられ
た引き出し装置51へと移動される。
【0048】そして移動体20は、引き出し装置51に
より引き出されて高速送り装置6へと移動される。次い
で移動体20は、高速送り装置6のローラ65を高速回
転させることで高速の移動力が付与され、以て復帰経路
部1B上を高速で復帰移動される。この復帰移動は惰性
により行われ、その惰性の移動が次第に低速になったと
きに減速装置52に達し、ここで減速されたのち加速装
置53により再び加速されて復帰経路部1B上を復帰移
動されて制動装置7に達する。
より引き出されて高速送り装置6へと移動される。次い
で移動体20は、高速送り装置6のローラ65を高速回
転させることで高速の移動力が付与され、以て復帰経路
部1B上を高速で復帰移動される。この復帰移動は惰性
により行われ、その惰性の移動が次第に低速になったと
きに減速装置52に達し、ここで減速されたのち加速装
置53により再び加速されて復帰経路部1B上を復帰移
動されて制動装置7に達する。
【0049】次いで制動装置7において制動されたの
ち、この制動装置7の部分から出てきた移動体20は、
順送り装置54〜56により下手に順送りされ、下手端
の順送り装置57による送り込み力を受け、昇降経路部
1Dにおいて下降されている移載手段15の昇降台16
上に送り込まれ、以て最初の状態に戻される。次に両プ
ラットフォーム26A,26Bを使用する状態を述べ
る。ここでプラットフォーム26A,26Bの垂下状か
ら水平状への切り換えは、順送り装置57の部分で停止
された移動体20に対して行われる。すなわち移動体2
0を停止した状態で、まず揺動付与装置91のシリンダ
ー装置95を伸展動させ、左右動枠94などを介して両
ローラ103,108を前進動させる。
ち、この制動装置7の部分から出てきた移動体20は、
順送り装置54〜56により下手に順送りされ、下手端
の順送り装置57による送り込み力を受け、昇降経路部
1Dにおいて下降されている移載手段15の昇降台16
上に送り込まれ、以て最初の状態に戻される。次に両プ
ラットフォーム26A,26Bを使用する状態を述べ
る。ここでプラットフォーム26A,26Bの垂下状か
ら水平状への切り換えは、順送り装置57の部分で停止
された移動体20に対して行われる。すなわち移動体2
0を停止した状態で、まず揺動付与装置91のシリンダ
ー装置95を伸展動させ、左右動枠94などを介して両
ローラ103,108を前進動させる。
【0050】このとき、シリンダー装置104の伸展動
によって可動部材106が離間動され、受けローラ10
3に対して押えローラ108が最も離間されている。し
たがって、両ローラ103,108の前進動は、図14
や図15の仮想線、図17の実線に示すように、これら
ローラ103,108が垂下状のプラットフォーム26
A,26Bの両面に振分けて対向される状態に、容易に
かつ確実に行われる。
によって可動部材106が離間動され、受けローラ10
3に対して押えローラ108が最も離間されている。し
たがって、両ローラ103,108の前進動は、図14
や図15の仮想線、図17の実線に示すように、これら
ローラ103,108が垂下状のプラットフォーム26
A,26Bの両面に振分けて対向される状態に、容易に
かつ確実に行われる。
【0051】このような作用の後において、解除装置7
1により固定手段33の解除が行われる。すなわち、シ
リンダー装置75の作動によって前後動枠74を前後動
させて、移動体20の停止位置に対する解除装置71の
前後方向での位置調整が行われる。このときシリンダー
装置78は伸展動して左右動枠77を外側に移動させて
おり、したがって係合位置にある係止ピン38の被係合
部38aに対して、操作体83が真下から対向されるこ
とになる。
1により固定手段33の解除が行われる。すなわち、シ
リンダー装置75の作動によって前後動枠74を前後動
させて、移動体20の停止位置に対する解除装置71の
前後方向での位置調整が行われる。このときシリンダー
装置78は伸展動して左右動枠77を外側に移動させて
おり、したがって係合位置にある係止ピン38の被係合
部38aに対して、操作体83が真下から対向されるこ
とになる。
【0052】この状態で、シリンダー装置81を伸展動
して昇降動枠80を上昇させ、この昇降動枠80側に一
体状の操作体83を上昇させて、図8の仮想線イ、図1
1や図12や図13の仮想線に示すように、この操作体
83の上端の凹部84を前記係止ピン38の被係合部3
8aに対して下方から外嵌させて、操作体83の上部を
被操作体38bに対向させる。次いで、シリンダー装置
78を収縮動して左右動枠77を内側に移動させること
で、操作体83を被操作体38bに当接させて、この被
操作体38bを内側へ移動させることになり、以て図8
の仮想線ロに示すように、係止ピン38を圧縮ばね39
の弾性力に抗して抜出動させる。
して昇降動枠80を上昇させ、この昇降動枠80側に一
体状の操作体83を上昇させて、図8の仮想線イ、図1
1や図12や図13の仮想線に示すように、この操作体
83の上端の凹部84を前記係止ピン38の被係合部3
8aに対して下方から外嵌させて、操作体83の上部を
被操作体38bに対向させる。次いで、シリンダー装置
78を収縮動して左右動枠77を内側に移動させること
で、操作体83を被操作体38bに当接させて、この被
操作体38bを内側へ移動させることになり、以て図8
の仮想線ロに示すように、係止ピン38を圧縮ばね39
の弾性力に抗して抜出動させる。
【0053】このようにして固定手段33による固定を
解除した状態で、揺動付与装置91のシリンダー装置1
00を収縮動させ、レバー99を介して回転軸97を回
転して腕体101を水平状方向へ回動させる。すると、
受けローラ103がプラットフォーム26A,26Bの
下面側に当接されて、このプラットフォーム26A,2
6Bに上動力を付与することになり、以てプラットフォ
ーム26A,26Bは図17の仮想線ハに示すように水
平状に上動される。
解除した状態で、揺動付与装置91のシリンダー装置1
00を収縮動させ、レバー99を介して回転軸97を回
転して腕体101を水平状方向へ回動させる。すると、
受けローラ103がプラットフォーム26A,26Bの
下面側に当接されて、このプラットフォーム26A,2
6Bに上動力を付与することになり、以てプラットフォ
ーム26A,26Bは図17の仮想線ハに示すように水
平状に上動される。
【0054】このような上動により被係止孔35に係止
ピン38が対向されたのち、シリンダー装置78を伸展
動して左右動枠77を外側に移動させることで、操作体
83を被操作体38bから離れる側に移動させることに
なり、以て図8の実線に示すように、係止ピン38を圧
縮ばね39の弾性力により抗して突出動させて被係止孔
35に係合させる。
ピン38が対向されたのち、シリンダー装置78を伸展
動して左右動枠77を外側に移動させることで、操作体
83を被操作体38bから離れる側に移動させることに
なり、以て図8の実線に示すように、係止ピン38を圧
縮ばね39の弾性力により抗して突出動させて被係止孔
35に係合させる。
【0055】すなわち両プラットフォーム26A,26
Bは、図7、図19に示されるように、その腕体29を
介して揺動軸心28aの周りに上動され、そして被係止
孔35に係止ピン38を係合させるとともに、その係合
姿勢を圧縮ばね39の付勢力で維持することによって、
上動姿勢が固定手段33により固定される。この後、シ
リンダー装置81を収縮動して昇降動枠80を下降さ
せ、この昇降動枠80側に一体状の操作体83を下降さ
せて、この操作体83の上端の凹部84を係止ピン38
の被係合部38aに対して下方へ離脱させ、以て解除装
置71を非作用姿勢にする。さらに、シリンダー装置9
5を収縮動させて両ローラ103,108を後退動させ
るなど、揺動付与装置91を非作用姿勢にする。
Bは、図7、図19に示されるように、その腕体29を
介して揺動軸心28aの周りに上動され、そして被係止
孔35に係止ピン38を係合させるとともに、その係合
姿勢を圧縮ばね39の付勢力で維持することによって、
上動姿勢が固定手段33により固定される。この後、シ
リンダー装置81を収縮動して昇降動枠80を下降さ
せ、この昇降動枠80側に一体状の操作体83を下降さ
せて、この操作体83の上端の凹部84を係止ピン38
の被係合部38aに対して下方へ離脱させ、以て解除装
置71を非作用姿勢にする。さらに、シリンダー装置9
5を収縮動させて両ローラ103,108を後退動させ
るなど、揺動付与装置91を非作用姿勢にする。
【0056】これによりプラットフォーム26A,26
Bは水平状姿勢となり、そして水平状への揺動により、
その内面の当接部31が本体21の当接部24,25に
当接されるとともに、隣接した移動体20間において
は、その外面の当接部30どうしが互いに当接されるこ
とになる。したがって後押し経路部1Aにおいて、後続
移動体20の本体21に作用される送り装置4による送
り込み力は、この本体21の前端の当接部24から、プ
ラットフォーム26Aの内面側の当接部31へと伝達さ
れ、そしてプラットフォーム26Aの外面側の当接部3
0から、先行移動体20におけるプラットフォーム26
Bの外面側の当接部30、プラットフォーム26Bの内
面側の当接部31から本体21の後端の当接部25へと
順次伝達され、以て移動体20群を後押し移動させる。
その際に送り装置4による送り込み力は、プラットフォ
ーム26Aの受動面41、本体21の受動面40、プラ
ットフォーム26Bの受動面41へと、順次作用させる
ことで行われる。
Bは水平状姿勢となり、そして水平状への揺動により、
その内面の当接部31が本体21の当接部24,25に
当接されるとともに、隣接した移動体20間において
は、その外面の当接部30どうしが互いに当接されるこ
とになる。したがって後押し経路部1Aにおいて、後続
移動体20の本体21に作用される送り装置4による送
り込み力は、この本体21の前端の当接部24から、プ
ラットフォーム26Aの内面側の当接部31へと伝達さ
れ、そしてプラットフォーム26Aの外面側の当接部3
0から、先行移動体20におけるプラットフォーム26
Bの外面側の当接部30、プラットフォーム26Bの内
面側の当接部31から本体21の後端の当接部25へと
順次伝達され、以て移動体20群を後押し移動させる。
その際に送り装置4による送り込み力は、プラットフォ
ーム26Aの受動面41、本体21の受動面40、プラ
ットフォーム26Bの受動面41へと、順次作用させる
ことで行われる。
【0057】これにより、後押し経路部1Aにおいて移
動体20は、水平状のプラットフォーム26A,26B
により、作業者が乗り込み得る長い二輪車120用の長
尺形態とされることで、作業者は、任意なときに任意な
時間、プラットフォーム26A,26B上に乗り込ん
で、各種の作業を容易に遂行し得る。なお、移動体20
が長尺形態であることから、後押し経路部1Aでの後押
し移動台数、すなわち循環経路1での循環台数は少なく
なるが、その余剰台数はストレージ部59に取り出され
てストレージされる。またストレージ部59の移動体2
0は、必要に応じて循環経路1に投入される。
動体20は、水平状のプラットフォーム26A,26B
により、作業者が乗り込み得る長い二輪車120用の長
尺形態とされることで、作業者は、任意なときに任意な
時間、プラットフォーム26A,26B上に乗り込ん
で、各種の作業を容易に遂行し得る。なお、移動体20
が長尺形態であることから、後押し経路部1Aでの後押
し移動台数、すなわち循環経路1での循環台数は少なく
なるが、その余剰台数はストレージ部59に取り出され
てストレージされる。またストレージ部59の移動体2
0は、必要に応じて循環経路1に投入される。
【0058】次に、前部のプラットフォーム26A(ま
たは後部のプラットフォーム26B)のみを使用する状
態を述べる。このような状態への切り換えは、図4に示
す両プラットフォーム26A,26Bが垂下状におい
て、揺動切り換え手段70により、前述したようにして
前部のプラットフォーム26Aのみを水平状に動作させ
るか、または図19に示すように両プラットフォーム2
6A,26Bが水平状において、揺動切り換え手段70
により後部のプラットフォーム26Bのみを垂下状に動
作させることにより行われる。
たは後部のプラットフォーム26B)のみを使用する状
態を述べる。このような状態への切り換えは、図4に示
す両プラットフォーム26A,26Bが垂下状におい
て、揺動切り換え手段70により、前述したようにして
前部のプラットフォーム26Aのみを水平状に動作させ
るか、または図19に示すように両プラットフォーム2
6A,26Bが水平状において、揺動切り換え手段70
により後部のプラットフォーム26Bのみを垂下状に動
作させることにより行われる。
【0059】以下においては、後者の方式を説明する。
すなわち移動体20を停止した状態で、まず揺動付与装
置91のシリンダー装置100を収縮動させ、レバー9
9を介して回転軸97を回転して腕体101を水平状方
向へ回動させて、押えローラ108と受けローラ103
とを上下に対向させたのち、シリンダー装置95を伸展
動させて、左右動枠94などを介して両ローラ103,
108を前進動させる。
すなわち移動体20を停止した状態で、まず揺動付与装
置91のシリンダー装置100を収縮動させ、レバー9
9を介して回転軸97を回転して腕体101を水平状方
向へ回動させて、押えローラ108と受けローラ103
とを上下に対向させたのち、シリンダー装置95を伸展
動させて、左右動枠94などを介して両ローラ103,
108を前進動させる。
【0060】このとき、シリンダー装置104の伸展動
によって可動部材106が離間動され、受けローラ10
3に対して押えローラ108が最も離間されており、し
たがって、両ローラ103,108の前進動は、図18
の実線に示すように、これらローラ103,108が水
平状のプラットフォーム26Bの両面に振分けて対向さ
れる状態に、容易にかつ確実に行われる。
によって可動部材106が離間動され、受けローラ10
3に対して押えローラ108が最も離間されており、し
たがって、両ローラ103,108の前進動は、図18
の実線に示すように、これらローラ103,108が水
平状のプラットフォーム26Bの両面に振分けて対向さ
れる状態に、容易にかつ確実に行われる。
【0061】そしてシリンダー装置104の収縮動によ
って可動部材106が接近動され、両ローラ103,1
08を相対的に接近動させて図18の仮想線ニに示すよ
うに、両ローラ103,108によりプラットフォーム
26Bを上下から挟持した状態で、前述と同様にして解
除装置71により固定手段33の解除が行われる。次い
で、揺動付与装置91のシリンダー装置100を伸展動
させ、レバー99を介して回転軸97を回転して腕体1
01を垂下状方向へ回動させる。これにより、押えロー
ラ108を介してプラットフォーム26Bに下動力を付
与することになり、以てプラットフォーム26Bは図1
8の仮想線ホに示すように垂下状に下動される。
って可動部材106が接近動され、両ローラ103,1
08を相対的に接近動させて図18の仮想線ニに示すよ
うに、両ローラ103,108によりプラットフォーム
26Bを上下から挟持した状態で、前述と同様にして解
除装置71により固定手段33の解除が行われる。次い
で、揺動付与装置91のシリンダー装置100を伸展動
させ、レバー99を介して回転軸97を回転して腕体1
01を垂下状方向へ回動させる。これにより、押えロー
ラ108を介してプラットフォーム26Bに下動力を付
与することになり、以てプラットフォーム26Bは図1
8の仮想線ホに示すように垂下状に下動される。
【0062】このような下動は、両ローラ103,10
8によりプラットフォーム26Bを挟持し、位置決めし
た状態で行われ、以て被係止孔36を係止ピン38に正
確に対向させ得る。その後、前述と同様にして係止ピン
38を圧縮ばね39の弾性力により抗して突出動させて
被係止孔36に係合させることで、プラットフォーム2
6Bの下動姿勢が固定手段33により固定される。この
後、解除装置71を非作用姿勢にし、さらに揺動付与装
置91を非作用姿勢にする。
8によりプラットフォーム26Bを挟持し、位置決めし
た状態で行われ、以て被係止孔36を係止ピン38に正
確に対向させ得る。その後、前述と同様にして係止ピン
38を圧縮ばね39の弾性力により抗して突出動させて
被係止孔36に係合させることで、プラットフォーム2
6Bの下動姿勢が固定手段33により固定される。この
後、解除装置71を非作用姿勢にし、さらに揺動付与装
置91を非作用姿勢にする。
【0063】これにより図20に示すように、プラット
フォーム26Aは、その腕体29を介して揺動軸心28
aの周りに上動され、そして上動姿勢が固定手段33に
より固定されている。またプラットフォーム26Bは、
その腕体29を介して揺動軸心28aの周りに下動さ
れ、そして下動姿勢が固定手段33により固定されてい
る。
フォーム26Aは、その腕体29を介して揺動軸心28
aの周りに上動され、そして上動姿勢が固定手段33に
より固定されている。またプラットフォーム26Bは、
その腕体29を介して揺動軸心28aの周りに下動さ
れ、そして下動姿勢が固定手段33により固定されてい
る。
【0064】したがって後押し経路部1Aにおいて、後
続移動体20の本体21に作用される送り装置4による
送り込み力は、この本体21の前端の当接部24から、
プラットフォーム26Aの内面側の当接部31へと伝達
され、そしてプラットフォーム26Aの外面側の当接部
30から、先行移動体20における本体21の後端の当
接部25へと順次伝達され、以て移動体20群を後押し
移動させる。その際に送り装置4による送り込み力は、
プラットフォーム26Aの受動面41、本体21の受動
面40へと、順次作用させることで行われる。
続移動体20の本体21に作用される送り装置4による
送り込み力は、この本体21の前端の当接部24から、
プラットフォーム26Aの内面側の当接部31へと伝達
され、そしてプラットフォーム26Aの外面側の当接部
30から、先行移動体20における本体21の後端の当
接部25へと順次伝達され、以て移動体20群を後押し
移動させる。その際に送り装置4による送り込み力は、
プラットフォーム26Aの受動面41、本体21の受動
面40へと、順次作用させることで行われる。
【0065】これにより、後押し経路部1Aにおいて移
動体20群は、縦向きのプラットフォーム26Bのスペ
ース相当分を詰めるとともに、水平状のプラットフォー
ム26Aにより、作業者が乗り込み得る中間の二輪車1
20用の中間尺形態とされて、後押し移動される。な
お、移動体20の循環経路1での循環台数は、ストレー
ジ部59を利用しての取り出しや投入により調整され
る。
動体20群は、縦向きのプラットフォーム26Bのスペ
ース相当分を詰めるとともに、水平状のプラットフォー
ム26Aにより、作業者が乗り込み得る中間の二輪車1
20用の中間尺形態とされて、後押し移動される。な
お、移動体20の循環経路1での循環台数は、ストレー
ジ部59を利用しての取り出しや投入により調整され
る。
【0066】上記した実施の形態では、移動経路1とし
て循環形式が示されているが、これは有端形式などであ
ってもよい。上記した実施の形態では、支持装置43と
して、上下で変位する昇降形式が示されているが、支持
装置43としては、本体21に固定された形式などであ
ってもよい。また被搬送物としては、二輪車120のほ
かに種々なものを取り扱えるのであり、支持装置43は
それに応じた形状となる。
て循環形式が示されているが、これは有端形式などであ
ってもよい。上記した実施の形態では、支持装置43と
して、上下で変位する昇降形式が示されているが、支持
装置43としては、本体21に固定された形式などであ
ってもよい。また被搬送物としては、二輪車120のほ
かに種々なものを取り扱えるのであり、支持装置43は
それに応じた形状となる。
【0067】上記した実施の形態では、送り装置4や制
動装置5として摩擦ローラ形式が採用されているが、こ
れは受動部をラックで形成し、送り装置4や制動装置5
としてピニオンを用いたラック・ピニオン形式などであ
ってもよい。上記した実施の形態では、本体21の前後
両端それぞれにプラットフォーム26A,26Bが上下
揺動自在に設けられているが、これは本体21の前端に
のみプラットフォーム26Aが上下揺動自在に設けられ
た形式や、本体21の後端にのみプラットフォーム26
Bが上下揺動自在に設けられた形式であってもよい。
動装置5として摩擦ローラ形式が採用されているが、こ
れは受動部をラックで形成し、送り装置4や制動装置5
としてピニオンを用いたラック・ピニオン形式などであ
ってもよい。上記した実施の形態では、本体21の前後
両端それぞれにプラットフォーム26A,26Bが上下
揺動自在に設けられているが、これは本体21の前端に
のみプラットフォーム26Aが上下揺動自在に設けられ
た形式や、本体21の後端にのみプラットフォーム26
Bが上下揺動自在に設けられた形式であってもよい。
【0068】上記した実施の形態では、送り装置4,6
として左右に駆動式のローラ65を採用し、制動装置
5,7として左右に駆動式のローラ65を採用している
が、これは、一方のローラ65のみを強制駆動形式と
し、他方を定置の遊転形式とした構成でもよい。上記し
た実施の形態では、被係止部として被係止孔35,36
が、係止体として係止ピン38が示されているが、これ
は被係止部が凹部であり、この凹部に係止ピンの先端を
係止させる形式など、種々な組み合せを採用し得る。
として左右に駆動式のローラ65を採用し、制動装置
5,7として左右に駆動式のローラ65を採用している
が、これは、一方のローラ65のみを強制駆動形式と
し、他方を定置の遊転形式とした構成でもよい。上記し
た実施の形態では、被係止部として被係止孔35,36
が、係止体として係止ピン38が示されているが、これ
は被係止部が凹部であり、この凹部に係止ピンの先端を
係止させる形式など、種々な組み合せを採用し得る。
【0069】上記した実施の形態では、ピット部内の床
10からの機枠11にレール12A,12Bなどを配設
しており、これによると、移動体20を含めた全体の高
さを低く形成できるが、これはピットを形成することな
くレールなどを配設した構成であってもよい。
10からの機枠11にレール12A,12Bなどを配設
しており、これによると、移動体20を含めた全体の高
さを低く形成できるが、これはピットを形成することな
くレールなどを配設した構成であってもよい。
【0070】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、移
動体を移動経路上で移動させるに、後押し経路部では、
その上手側において送り装置により移動体に移動力を付
与するとともに、下手側において制動装置により移動体
に制動力を付与することで、移動体群を、前後端間に隙
間を生じめることなく密な後押し状態で移動できる。
動体を移動経路上で移動させるに、後押し経路部では、
その上手側において送り装置により移動体に移動力を付
与するとともに、下手側において制動装置により移動体
に制動力を付与することで、移動体群を、前後端間に隙
間を生じめることなく密な後押し状態で移動できる。
【0071】その際に、プラットフォームを水平状に上
動させることにより、移動体群を、作業者が乗り込み得
る長い被搬送物用の長尺形態として、前後端間に隙間を
生じめることなく密な後押し状態で移動でき、作業者が
乗り込んでの各種作業を容易に行うことができる。ま
た、プラットフォームを縦向き状に下動させ、前後の移
動体を、プラットフォームのスペース相当分を詰めて当
接させることにより、移動体群を、作業者が乗り込み得
る短い被搬送物用の短尺形態として、前後端間に隙間を
生じめることなく密な後押し状態で移動でき、各種作業
経路部などにおいては、所望台数を移動させるときに経
路長さを短くできて、設備全体の設置スペースを狭くで
きる。そしてプラットフォームの揺動は、送り装置の上
手側において揺動切換え手段により、自動的にかつ確実
に行うことができる。
動させることにより、移動体群を、作業者が乗り込み得
る長い被搬送物用の長尺形態として、前後端間に隙間を
生じめることなく密な後押し状態で移動でき、作業者が
乗り込んでの各種作業を容易に行うことができる。ま
た、プラットフォームを縦向き状に下動させ、前後の移
動体を、プラットフォームのスペース相当分を詰めて当
接させることにより、移動体群を、作業者が乗り込み得
る短い被搬送物用の短尺形態として、前後端間に隙間を
生じめることなく密な後押し状態で移動でき、各種作業
経路部などにおいては、所望台数を移動させるときに経
路長さを短くできて、設備全体の設置スペースを狭くで
きる。そしてプラットフォームの揺動は、送り装置の上
手側において揺動切換え手段により、自動的にかつ確実
に行うことができる。
【0072】また上記した本発明の請求項2によると、
移動体は、後押し経路部、昇降経路部、復帰経路部、昇
降経路部からなる移動経路で循環移動でき、そして揺動
切換え手段によるプラットフォームの揺動は、送り装置
の上手側でかつ復帰経路部の部分において、自動的にか
つ確実に行うことができる。そして上記した本発明の請
求項3によると、係止体を付勢力に抗して離脱動させた
のち、プラットフォームを揺動軸心の周りに揺動させる
ことで、いずれかの被係止部を係止体に対向でき、この
状態で係止体を、付勢力を利用して被係止部に係合でき
て、固定手段による固定は、容易にかつ常に確実に行う
ことができる。
移動体は、後押し経路部、昇降経路部、復帰経路部、昇
降経路部からなる移動経路で循環移動でき、そして揺動
切換え手段によるプラットフォームの揺動は、送り装置
の上手側でかつ復帰経路部の部分において、自動的にか
つ確実に行うことができる。そして上記した本発明の請
求項3によると、係止体を付勢力に抗して離脱動させた
のち、プラットフォームを揺動軸心の周りに揺動させる
ことで、いずれかの被係止部を係止体に対向でき、この
状態で係止体を、付勢力を利用して被係止部に係合でき
て、固定手段による固定は、容易にかつ常に確実に行う
ことができる。
【0073】さらに上記した本発明の請求項4による
と、固定手段の解除動とプラットフォームの揺動とを、
それぞれの装置に分担させて確実に行うことができる。
しかも上記した本発明の請求項5によると、固定手段に
よる固定は、プラットフォームの幅方向の両側において
安定して行うことができるとともに、これら固定手段に
対して揺動切換え手段を容易にかつ正確に作用させるこ
とができる。
と、固定手段の解除動とプラットフォームの揺動とを、
それぞれの装置に分担させて確実に行うことができる。
しかも上記した本発明の請求項5によると、固定手段に
よる固定は、プラットフォームの幅方向の両側において
安定して行うことができるとともに、これら固定手段に
対して揺動切換え手段を容易にかつ正確に作用させるこ
とができる。
【0074】また上記した本発明の請求項6によると、
移動体は、両プラットフォームを水平状に上動させた長
い被搬送物用の長尺形態と、一方のプラットフォームを
水平状に上動させかつ他方のプラットフォームを縦向き
状に下動させた中間の被搬送物用の中間尺形態と、両プ
ラットフォームを縦向き状に下動させた短い被搬送物用
の短尺形態とのいずれかに、任意にかつ容易に切り換え
ることができるとともに、各形態は、いずれも作業者が
乗り込むことができ、かつ固定手段により固定して堅持
できる。
移動体は、両プラットフォームを水平状に上動させた長
い被搬送物用の長尺形態と、一方のプラットフォームを
水平状に上動させかつ他方のプラットフォームを縦向き
状に下動させた中間の被搬送物用の中間尺形態と、両プ
ラットフォームを縦向き状に下動させた短い被搬送物用
の短尺形態とのいずれかに、任意にかつ容易に切り換え
ることができるとともに、各形態は、いずれも作業者が
乗り込むことができ、かつ固定手段により固定して堅持
できる。
【0075】そして上記した本発明の請求項7による
と、送り装置のローラを移動体やプラットフォームの受
動面に当接させることで、移動体に移動力を付与でき、
そして制動装置のローラを移動体やプラットフォームの
受動面に当接させることで、移動体に制動力を付与で
き、以て後押し経路部での密な後押し移動を好適に行う
ことができる。
と、送り装置のローラを移動体やプラットフォームの受
動面に当接させることで、移動体に移動力を付与でき、
そして制動装置のローラを移動体やプラットフォームの
受動面に当接させることで、移動体に制動力を付与で
き、以て後押し経路部での密な後押し移動を好適に行う
ことができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、移動体使用
の搬送設備における両プラットフォーム下動状態での背
面図である。
の搬送設備における両プラットフォーム下動状態での背
面図である。
【図2】同移動体使用の搬送設備における側面図であ
る。
る。
【図3】同移動体使用の搬送設備における平面図で、
(a)は後押し経路部、(b)は復帰経路部を示す。
(a)は後押し経路部、(b)は復帰経路部を示す。
【図4】同移動体使用の搬送設備における後押し経路部
を示し、両プラットフォーム下動状態での要部の側面図
である。
を示し、両プラットフォーム下動状態での要部の側面図
である。
【図5】同移動体使用の搬送設備における後押し経路部
を示し、両プラットフォーム下動状態での要部の平面図
である。
を示し、両プラットフォーム下動状態での要部の平面図
である。
【図6】同移動体使用の搬送設備における下動したプラ
ットフォーム部分の一部切り欠き側面図である。
ットフォーム部分の一部切り欠き側面図である。
【図7】同移動体使用の搬送設備における上動したプラ
ットフォーム部分の一部切り欠き側面図である。
ットフォーム部分の一部切り欠き側面図である。
【図8】同移動体使用の搬送設備におけるプラットフォ
ームの固定手段部分の一部切り欠き正面図である。
ームの固定手段部分の一部切り欠き正面図である。
【図9】同移動体使用の搬送設備における揺動切り換え
手段部分の平面図である。
手段部分の平面図である。
【図10】同移動体使用の搬送設備における揺動切り換
え手段部分の側面図である。
え手段部分の側面図である。
【図11】同移動体使用の搬送設備における揺動切り換
え手段の解除装置部分の平面図である。
え手段の解除装置部分の平面図である。
【図12】同移動体使用の搬送設備における揺動切り換
え手段の解除装置部分の正面図である。
え手段の解除装置部分の正面図である。
【図13】同移動体使用の搬送設備における揺動切り換
え手段の解除装置部分の側面図である。
え手段の解除装置部分の側面図である。
【図14】同移動体使用の搬送設備における揺動切り換
え手段の揺動付与装置部分の平面図である。
え手段の揺動付与装置部分の平面図である。
【図15】同移動体使用の搬送設備における揺動切り換
え手段の揺動付与装置部分の正面図である。
え手段の揺動付与装置部分の正面図である。
【図16】同移動体使用の搬送設備における揺動切り換
え手段の揺動付与装置部分の側面図である。
え手段の揺動付与装置部分の側面図である。
【図17】同移動体使用の搬送設備におけるプラットフ
ォームの垂下状から水平状への切り換えを説明する要部
の側面図である。
ォームの垂下状から水平状への切り換えを説明する要部
の側面図である。
【図18】同移動体使用の搬送設備におけるプラットフ
ォームの水平状から垂下状への切り換えを説明する要部
の側面図である。
ォームの水平状から垂下状への切り換えを説明する要部
の側面図である。
【図19】同移動体使用の搬送設備における後押し経路
部を示し、両プラットフォーム上動状態での要部の側面
図である。
部を示し、両プラットフォーム上動状態での要部の側面
図である。
【図20】同移動体使用の搬送設備における後押し経路
部を示し、片側プラットフォーム上動状態での要部の側
面図である。
部を示し、片側プラットフォーム上動状態での要部の側
面図である。
1 移動経路 1A 後押し経路部 1B 復帰経路部 1C 昇降経路部 1D 昇降経路部 2 積み込み部 3 卸し部 4 送り装置 5 制動装置 12A レール 12B レール 13A カムレール 13B カムレール 15 移載手段 20 移動体 21 本体 24 当接部 25 当接部 26A プラットフォーム 26B プラットフォーム 28a 揺動軸心 30 当接部 31 当接部 33 固定手段 34 被係止部材 35 被係止孔(被係止部) 36 被係止孔(被係止部) 38 係止ピン(係止体) 38a 被係合部 38b 被操作体 39 圧縮ばね 40 受動面 41 受動面 43 支持装置 43A 前輪支持部 43B 後輪支持部 50 送り込み装置 51 引き出し装置 58 送り出し装置 59 ストレージ部 65 ローラ 67 定置ローラ 70 揺動切換え手段 71 解除装置 74 前後動枠 77 左右動枠 80 昇降動枠 83 操作体 84 凹部 91 揺動付与装置 94 左右動枠 97 回転軸 101 腕体 103 受けローラ 106 可動部材 108 押えローラ 120 二輪車(被搬送物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 勇 静岡県浜松市葵東1−13−1 本田技研工 業株式会社浜松製作所内 (72)発明者 山田 敏夫 静岡県浜松市葵東1−13−1 本田技研工 業株式会社浜松製作所内 (72)発明者 堀川 和義 静岡県浜松市葵東1−13−1 本田技研工 業株式会社浜松製作所内 (72)発明者 中川 裕 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11 号 株式会社ダイフク内 (72)発明者 八巻 利也 東京都港区芝2丁目14番5号 株式会社ダ イフク東京本社内
Claims (7)
- 【請求項1】 レールに支持案内されて移動自在な複数
の移動体が設けられ、これら移動体は上部側に被搬送物
の支持装置が設けられ、前記移動体には、その前後端の
少なくとも一方にプラットフォームが上下揺動自在に設
けられるとともに、水平状に上動したプラットフォーム
の固定手段が設けられ、前記プラットフォームは、水平
状の上動によりその遊端が隣接した移動体側に当接自在
に構成され、またプラットフォームの縦向き状への下動
により、前後の移動体がプラットフォームのスペース相
当分を詰めて当接自在に構成され、前記移動体の移動経
路中には移動体群の後押し経路部が形成され、この後押
し経路部には、その上手側に、移動体に移動力を付与す
る送り装置が設けられるとともに、下手側に、前記移動
体に制動力を付与する制動装置が設けられ、前記送り装
置の上手側に、プラットフォームの揺動切換え手段が設
けられていることを特徴とする移動体使用の搬送設備。 - 【請求項2】 移動体の移動経路は、上位の後押し経路
部と、下位の復帰経路部と、これら経路部の始終端を結
ぶ昇降経路部とにより循環状に形成され、前記復帰経路
部の部分に揺動切換え手段が設けられていることを特徴
とする請求項1記載の移動体使用の搬送設備。 - 【請求項3】 固定手段は、プラットフォームの揺動軸
心を中心とした円弧上の二箇所で移動体側に設けられた
被係止部と、前記揺動軸心に沿って摺動自在としてプラ
ットフォーム側に設けられた係止体とからなり、この係
止体は両被係止部に係脱自在で係合方向に付勢されてい
ることを特徴とする請求項1または2記載の移動体使用
の搬送設備。 - 【請求項4】 揺動切換え手段は、固定手段の解除装置
と、プラットフォームの揺動付与装置とからなることを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の移動体使用
の搬送設備。 - 【請求項5】 固定手段は移動体の幅方向の両側に設け
られ、揺動切換え手段は、両固定手段にそれぞれ対応し
て設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の移動体使用の搬送設備。 - 【請求項6】 移動体の前後両端にそれぞれプラットフ
ォームが上下揺動自在に設けられ、これらプラットフォ
ームは各別に水平状へ上動して固定手段により固定自在
であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
の移動体使用の搬送設備。 - 【請求項7】 移動体とプラットフォームとの側面に亘
って受動面が形成され、送り装置と制動装置には、前記
受動面に当接自在なローラが設けられていることを特徴
とする請求項1〜6のいずれかに記載の移動体使用の搬
送設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05485299A JP3929195B2 (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 移動体使用の搬送設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05485299A JP3929195B2 (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 移動体使用の搬送設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000255420A true JP2000255420A (ja) | 2000-09-19 |
JP3929195B2 JP3929195B2 (ja) | 2007-06-13 |
Family
ID=12982136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05485299A Expired - Fee Related JP3929195B2 (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 移動体使用の搬送設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3929195B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012246057A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Hamba Filltec Gmbh & Co Kg | 容器充填装置 |
CN103771104A (zh) * | 2012-10-19 | 2014-05-07 | 汉姆巴填充技术有限责任两合公司 | 容器填充装置 |
CN103771096A (zh) * | 2012-10-19 | 2014-05-07 | 汉姆巴填充技术有限责任两合公司 | 用于充填容器的设备 |
JP2016084239A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-05-19 | 村田機械株式会社 | カゴ台車の前詰め装置 |
CN107055019A (zh) * | 2016-02-10 | 2017-08-18 | 株式会社大福 | 物品搬运设备 |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP05485299A patent/JP3929195B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012246057A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Hamba Filltec Gmbh & Co Kg | 容器充填装置 |
CN103771104A (zh) * | 2012-10-19 | 2014-05-07 | 汉姆巴填充技术有限责任两合公司 | 容器填充装置 |
CN103771096A (zh) * | 2012-10-19 | 2014-05-07 | 汉姆巴填充技术有限责任两合公司 | 用于充填容器的设备 |
JP2016084239A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-05-19 | 村田機械株式会社 | カゴ台車の前詰め装置 |
CN107055019A (zh) * | 2016-02-10 | 2017-08-18 | 株式会社大福 | 物品搬运设备 |
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---|---|
JP3929195B2 (ja) | 2007-06-13 |
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