JP2000251322A - 光記録媒体 - Google Patents
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Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少なくとも基板と、情報を記録するための記
録層と、トラッキングを行うための平坦なトラッキング
層とを有し、所定の光、例えば、近接場光や近接場光以
外の通常の光による情報の記録及び(又は)再生に用い
られる光記録媒体であって、トラッキング層における隣
り合うトラッキング帯の境界上に情報の記録を行う際に
も、トラッキング層の影響を受けずに、情報の記録及び
(又は)再生を正確に行うことができ、トラッキング帯
の幅方向(トラック方向)の記録密度を向上させること
ができる光記録媒体を提供する。 【解決手段】 基板1と、情報を記録するための記録層
4と、トラッキングを行うための平坦なトラッキング層
2とを有し、所定の光による情報の記録及び(又は)再
生に用いられる光記録媒体Mであり、記録層4と平坦な
トラッキング層2との間に、情報の記録用光、再生用光
及び消去用光に対して不透明な層3が設けられている。
録層と、トラッキングを行うための平坦なトラッキング
層とを有し、所定の光、例えば、近接場光や近接場光以
外の通常の光による情報の記録及び(又は)再生に用い
られる光記録媒体であって、トラッキング層における隣
り合うトラッキング帯の境界上に情報の記録を行う際に
も、トラッキング層の影響を受けずに、情報の記録及び
(又は)再生を正確に行うことができ、トラッキング帯
の幅方向(トラック方向)の記録密度を向上させること
ができる光記録媒体を提供する。 【解決手段】 基板1と、情報を記録するための記録層
4と、トラッキングを行うための平坦なトラッキング層
2とを有し、所定の光による情報の記録及び(又は)再
生に用いられる光記録媒体Mであり、記録層4と平坦な
トラッキング層2との間に、情報の記録用光、再生用光
及び消去用光に対して不透明な層3が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は所定の光による情報
の記録及び(又は)再生に用いられる光記録媒体に関す
る。
の記録及び(又は)再生に用いられる光記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体は情報の記録及び(又は)再
生に用いられ、所定の光が照射されることで、情報が記
録及び(又は)再生される。かかる情報の記録及び(又
は)再生では、先ず情報の記録については、光記録媒体
の情報記録領域に、情報の記録のためのヘッド、或いは
記録及び再生のためのヘッド(以下、単に「ヘッド」と
いう。)から情報の記録に用いられる所定の光を照射し
て、該光記録媒体へ情報を記録する(書き込む)。この
場合、光記録媒体に応じて、情報の消去に用いられる所
定の光の照射により、情報消去可能に行われることもあ
るし、情報消去できない状態になされることもある。ま
た、光記録媒体の情報記録領域に、ヘッドから情報の再
生に用いられる所定の光を照射して、該光記録媒体から
情報を再生する(読み出す)。
生に用いられ、所定の光が照射されることで、情報が記
録及び(又は)再生される。かかる情報の記録及び(又
は)再生では、先ず情報の記録については、光記録媒体
の情報記録領域に、情報の記録のためのヘッド、或いは
記録及び再生のためのヘッド(以下、単に「ヘッド」と
いう。)から情報の記録に用いられる所定の光を照射し
て、該光記録媒体へ情報を記録する(書き込む)。この
場合、光記録媒体に応じて、情報の消去に用いられる所
定の光の照射により、情報消去可能に行われることもあ
るし、情報消去できない状態になされることもある。ま
た、光記録媒体の情報記録領域に、ヘッドから情報の再
生に用いられる所定の光を照射して、該光記録媒体から
情報を再生する(読み出す)。
【0003】いずれにしても、光記録媒体とヘッドとを
相対的に移動させ、該ヘッドからの所定の光を該光記録
媒体に照射して情報の記録及び(又は)再生を行う。こ
のとき所定の光を該記録媒体表面の一定の位置(トラッ
ク)に維持して照射するために、トラッキング動作が行
われる。すなわち、情報記録時には情報を記録すべき位
置に該ヘッドを追随させるために、また、情報再生時に
は情報が記録されている記録スポットに該ヘッドを追随
させるために該ヘッドをトラッキング領域におけるトラ
ッキング帯(トラッキングパターン)に沿って移動させ
る。
相対的に移動させ、該ヘッドからの所定の光を該光記録
媒体に照射して情報の記録及び(又は)再生を行う。こ
のとき所定の光を該記録媒体表面の一定の位置(トラッ
ク)に維持して照射するために、トラッキング動作が行
われる。すなわち、情報記録時には情報を記録すべき位
置に該ヘッドを追随させるために、また、情報再生時に
は情報が記録されている記録スポットに該ヘッドを追随
させるために該ヘッドをトラッキング領域におけるトラ
ッキング帯(トラッキングパターン)に沿って移動させ
る。
【0004】このような光記録媒体においては、例え
ば、光記録媒体の基板上にトラッキング領域としてトラ
ッキング層が、情報記録領域として記録層が設けられ
る。トラッキング層には既述したトラッキング動作を行
うためのトラッキング帯(一般的に同心円状又は螺旋状
のトラッキング帯)が形成され、記録層には既述した情
報を記録するための記録スポットが形成される。
ば、光記録媒体の基板上にトラッキング領域としてトラ
ッキング層が、情報記録領域として記録層が設けられ
る。トラッキング層には既述したトラッキング動作を行
うためのトラッキング帯(一般的に同心円状又は螺旋状
のトラッキング帯)が形成され、記録層には既述した情
報を記録するための記録スポットが形成される。
【0005】トラッキング帯や記録スポットにヘッドか
ら所定の光が照射されると、光学的特性(例えば、光反
射率、光透過率など)の違いが検出され、トラッキング
動作や情報の再生がなされる。この光学的特性の違い
は、トラッキング層や記録層に段差(トラッキング溝や
記録ビット)を設けることで検出されたり、或いは、段
差を設けずに、すなわち平坦な状態からでも検出され
る。
ら所定の光が照射されると、光学的特性(例えば、光反
射率、光透過率など)の違いが検出され、トラッキング
動作や情報の再生がなされる。この光学的特性の違い
は、トラッキング層や記録層に段差(トラッキング溝や
記録ビット)を設けることで検出されたり、或いは、段
差を設けずに、すなわち平坦な状態からでも検出され
る。
【0006】例えば、平坦なトラッキング層(段差のな
いトラッキング層)を有する光記録媒体の場合では、該
トラッキング層にトラッキングに用いられる光が照射さ
れると、互いに異なるトラッキング帯間の光学的特性
(例えば、光反射率や光透過率など)の違いから該トラ
ッキング帯から反射(或いは透過)される反射光(或い
は透過光)の光量が光の照射位置によって異なり、その
違いが検出されることにより、トラッキング動作が行わ
れる。
いトラッキング層)を有する光記録媒体の場合では、該
トラッキング層にトラッキングに用いられる光が照射さ
れると、互いに異なるトラッキング帯間の光学的特性
(例えば、光反射率や光透過率など)の違いから該トラ
ッキング帯から反射(或いは透過)される反射光(或い
は透過光)の光量が光の照射位置によって異なり、その
違いが検出されることにより、トラッキング動作が行わ
れる。
【0007】いずれにしても光記録媒体では、より多く
の情報を記録するために記録密度の向上が望まれてい
る。
の情報を記録するために記録密度の向上が望まれてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者の研究による
と、光記録媒体において記録密度を向上させる手段とし
て、次のことを挙げ得る。すなわち、 記録スポットの最小ビット長を小さくすること、 記録スポットのトラック方向(トラッキング帯の幅方
向)の記録密度を向上させることである。
と、光記録媒体において記録密度を向上させる手段とし
て、次のことを挙げ得る。すなわち、 記録スポットの最小ビット長を小さくすること、 記録スポットのトラック方向(トラッキング帯の幅方
向)の記録密度を向上させることである。
【0009】前記の場合について、記録密度を向上さ
せる技術として、近接場光を用いた情報の近接場光記録
及び(又は)近接場光再生が提案されている。近接場光
を用いると、光の回折限界より小さい光スポットを得る
ことができる。すなわち記録スポットの最小ビット長を
小さくできる。従って、近接場光を用いて情報の記録を
行った場合、通常の光を用いて情報の記録を行う場合に
比べて、光記録媒体における記録層に、より微小な記録
スポットを書き込むことができる。また、近接場光を用
いて情報の再生を行った場合、通常の光を用いて情報の
再生を行う場合に比べて、光記録媒体における記録層
の、より微小な領域から情報の読み出しが可能となる。
せる技術として、近接場光を用いた情報の近接場光記録
及び(又は)近接場光再生が提案されている。近接場光
を用いると、光の回折限界より小さい光スポットを得る
ことができる。すなわち記録スポットの最小ビット長を
小さくできる。従って、近接場光を用いて情報の記録を
行った場合、通常の光を用いて情報の記録を行う場合に
比べて、光記録媒体における記録層に、より微小な記録
スポットを書き込むことができる。また、近接場光を用
いて情報の再生を行った場合、通常の光を用いて情報の
再生を行う場合に比べて、光記録媒体における記録層
の、より微小な領域から情報の読み出しが可能となる。
【0010】このように記録スポットの最小ビット長が
小さくなることでトラッキング帯の長手方向の記録密度
を向上させることができるが、それとともにトラッキン
グ帯の幅方向(トラック方向)の記録密度も向上させる
と、より大きな記録密度を達成することが可能である。
しかし、前記については問題がある。すなわち、段差
のあるトラッキング帯(トラッキング溝)を有する光記
録媒体では、従来のスタンパ法や射出成形法による製作
方法を採用した場合、互いに隣り合うトラッキング帯
(トラッキング溝)の間隔距離は数100nmが限界で
あり、トラッキング帯の幅方向(トラック方向)の記録
密度を大幅に向上させることは難しい。
小さくなることでトラッキング帯の長手方向の記録密度
を向上させることができるが、それとともにトラッキン
グ帯の幅方向(トラック方向)の記録密度も向上させる
と、より大きな記録密度を達成することが可能である。
しかし、前記については問題がある。すなわち、段差
のあるトラッキング帯(トラッキング溝)を有する光記
録媒体では、従来のスタンパ法や射出成形法による製作
方法を採用した場合、互いに隣り合うトラッキング帯
(トラッキング溝)の間隔距離は数100nmが限界で
あり、トラッキング帯の幅方向(トラック方向)の記録
密度を大幅に向上させることは難しい。
【0011】これに対し、本出願人が特願平10−33
4728号で出願している平坦なトラッキング層を有す
る光記録媒体においては、段差のあるトラッキング層の
場合に比べ、段差構造のない分、互いに隣り合うトラッ
キング帯の間隔距離を小さくすることができる。また、
互いに隣り合うトラッキング帯間には段差がないので、
トラッキング帯とトラッキング帯との間の境界上にも情
報の記録を行う(記録スポットを形成する)ことが可能
であり、トラッキング帯の幅方向(トラック方向)の記
録密度を大幅に向上させることができる。
4728号で出願している平坦なトラッキング層を有す
る光記録媒体においては、段差のあるトラッキング層の
場合に比べ、段差構造のない分、互いに隣り合うトラッ
キング帯の間隔距離を小さくすることができる。また、
互いに隣り合うトラッキング帯間には段差がないので、
トラッキング帯とトラッキング帯との間の境界上にも情
報の記録を行う(記録スポットを形成する)ことが可能
であり、トラッキング帯の幅方向(トラック方向)の記
録密度を大幅に向上させることができる。
【0012】しかしながら、平坦なトラッキング層を有
する光記録媒体では、次のような難点がある。すなわ
ち、図10に平坦なトラッキング層を有する光記録媒体
の1例の一部の概略構成の断面図を示す。また、図11
に図10に示す光記録媒体の一部を上から見た拡大図を
示す。
する光記録媒体では、次のような難点がある。すなわ
ち、図10に平坦なトラッキング層を有する光記録媒体
の1例の一部の概略構成の断面図を示す。また、図11
に図10に示す光記録媒体の一部を上から見た拡大図を
示す。
【0013】図10に示すように、光記録媒体M’は基
板1’上に形成された平坦なトラッキング層2’の上に
直接記録層4’が形成されている。この光記録媒体M’
において、図11に示すように、トラッキング層2’に
はトラッキング帯2”が記録されている。トラッキング
帯2”は図中灰色部と白色部とではそれぞれ反射率、透
過率などの光学的特性が異なっている。そして、トラッ
キング層2’上の記録層4’に情報として記録スポット
4”が形成されている。この記録媒体M’では記録スポ
ット4”を形成するときや記録層4’から情報を再生
(記録スポット4”の有無を検出)するときに、トラッ
キング層2’の影響を受け、情報の記録及び(又は)再
生を正確に行うことが難しい。
板1’上に形成された平坦なトラッキング層2’の上に
直接記録層4’が形成されている。この光記録媒体M’
において、図11に示すように、トラッキング層2’に
はトラッキング帯2”が記録されている。トラッキング
帯2”は図中灰色部と白色部とではそれぞれ反射率、透
過率などの光学的特性が異なっている。そして、トラッ
キング層2’上の記録層4’に情報として記録スポット
4”が形成されている。この記録媒体M’では記録スポ
ット4”を形成するときや記録層4’から情報を再生
(記録スポット4”の有無を検出)するときに、トラッ
キング層2’の影響を受け、情報の記録及び(又は)再
生を正確に行うことが難しい。
【0014】トラッキング帯(図中灰色部)2”とそれ
に隣り合うトラッキング帯(図中白色部)2”との間の
境界上に情報の記録を行う(記録スポット4”を形成す
る)場合では、さらに情報の記録及び(又は)再生を正
確に行うことが難しい。そこで本発明は、少なくとも基
板と、情報を記録するための記録層と、トラッキングを
行うための平坦なトラッキング層とを有し、所定の光に
よる情報の記録及び(又は)再生に用いられる光記録媒
体であって、トラッキング層における隣り合うトラッキ
ング帯の境界上の記録層に情報の記録を行う際にも、ト
ラッキング層の影響を受けずに、情報の記録及び(又
は)再生を正確に行うことができ、トラッキング帯の幅
方向(トラック方向)の記録密度を向上させることがで
きる光記録媒体を提供することを課題とする。
に隣り合うトラッキング帯(図中白色部)2”との間の
境界上に情報の記録を行う(記録スポット4”を形成す
る)場合では、さらに情報の記録及び(又は)再生を正
確に行うことが難しい。そこで本発明は、少なくとも基
板と、情報を記録するための記録層と、トラッキングを
行うための平坦なトラッキング層とを有し、所定の光に
よる情報の記録及び(又は)再生に用いられる光記録媒
体であって、トラッキング層における隣り合うトラッキ
ング帯の境界上の記録層に情報の記録を行う際にも、ト
ラッキング層の影響を受けずに、情報の記録及び(又
は)再生を正確に行うことができ、トラッキング帯の幅
方向(トラック方向)の記録密度を向上させることがで
きる光記録媒体を提供することを課題とする。
【0015】また本発明は、少なくとも基板と、情報を
記録するための記録層と、トラッキングを行うための平
坦なトラッキング層とを有し、近接場光を用いた情報の
近接場光記録及び(又は)近接場光再生に用いられる光
記録媒体であって、トラッキング層における隣り合うト
ラッキング帯の境界上の記録層に情報の記録を行う際に
も、トラッキング層の影響を受けずに、情報の近接場光
記録及び(又は)近接場光再生を正確に行うことがで
き、トラッキング帯の幅方向(トラック方向)の記録密
度を向上させることができる光記録媒体を提供すること
を課題とする。
記録するための記録層と、トラッキングを行うための平
坦なトラッキング層とを有し、近接場光を用いた情報の
近接場光記録及び(又は)近接場光再生に用いられる光
記録媒体であって、トラッキング層における隣り合うト
ラッキング帯の境界上の記録層に情報の記録を行う際に
も、トラッキング層の影響を受けずに、情報の近接場光
記録及び(又は)近接場光再生を正確に行うことがで
き、トラッキング帯の幅方向(トラック方向)の記録密
度を向上させることができる光記録媒体を提供すること
を課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、少なくとも基板と、情報を記録するための
記録層と、トラッキングを行うための平坦なトラッキン
グ層とを有し、所定の光による情報の記録及び(又は)
再生に用いられる光記録媒体であり、前記記録層と前記
平坦なトラッキング層との間に、情報の記録用光、再生
用光及び消去用光に対して不透明な層が設けられている
ことを特徴とする光記録媒体を提供する。
決するため、少なくとも基板と、情報を記録するための
記録層と、トラッキングを行うための平坦なトラッキン
グ層とを有し、所定の光による情報の記録及び(又は)
再生に用いられる光記録媒体であり、前記記録層と前記
平坦なトラッキング層との間に、情報の記録用光、再生
用光及び消去用光に対して不透明な層が設けられている
ことを特徴とする光記録媒体を提供する。
【0017】前記「情報の記録及び(又は)再生に用い
られる光記録媒体」には、情報の記録及び再生の双方を
行える光記録媒体、既に情報が記録されており、その情
報を再生する記録媒体等がいずれも含まれる。また、ト
ラッキングを行うための「平坦なトラッキング層」と
は、従来の光学顕微鏡及び近接場光学顕微鏡(NSO
M)で検出できない程度(具体的には段差の高低差が数
nm以下)の平坦さをもっており、光学的特性の互いに
異なる領域(以下トラッキング帯という。)が平面視
(平面から見て)所定の形状、例えば、同心円状又は螺
旋状に形成されている層を意味している。このトラッキ
ング帯の光学的特性としては、代表例として、トラッキ
ングに用いられる光に対する、該トラッキング帯の光反
射率又は光透過率を挙げることができ、従来のトラッキ
ング方法であるプッシュプル法、ヘテロダイン法、スリ
ービ−ム法等を適用することができる。
られる光記録媒体」には、情報の記録及び再生の双方を
行える光記録媒体、既に情報が記録されており、その情
報を再生する記録媒体等がいずれも含まれる。また、ト
ラッキングを行うための「平坦なトラッキング層」と
は、従来の光学顕微鏡及び近接場光学顕微鏡(NSO
M)で検出できない程度(具体的には段差の高低差が数
nm以下)の平坦さをもっており、光学的特性の互いに
異なる領域(以下トラッキング帯という。)が平面視
(平面から見て)所定の形状、例えば、同心円状又は螺
旋状に形成されている層を意味している。このトラッキ
ング帯の光学的特性としては、代表例として、トラッキ
ングに用いられる光に対する、該トラッキング帯の光反
射率又は光透過率を挙げることができ、従来のトラッキ
ング方法であるプッシュプル法、ヘテロダイン法、スリ
ービ−ム法等を適用することができる。
【0018】本発明に係る光記録媒体では、情報を記録
するための記録層と、トラッキングを行うための平坦な
トラッキング層との間に、情報の記録用光、再生用光及
び消去用光に対して不透明な層が設けられている。この
光記録媒体によると、情報の記録、消去及び再生にあた
り、情報の記録用光、再生用光及び消去用光を前記記録
層側から照射することで、前記記録層に情報の記録用
光、再生用光及び消去用光が到達するが、前記記録層と
前記平坦なトラッキング層との間に前記情報の記録用
光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層が設けら
れているので、該平坦なトラッキング層には情報の記録
用光、再生用光及び消去用光が到達しない、又はし難
い。すなわち、情報の記録用光、再生用光及び消去用光
に対して不透明な層の効果で、平坦なトラッキング層と
記録層とを光学的に分離できる。よって、トラッキング
層における隣り合うトラッキング帯の境界の上で記録層
に情報の記録を行う際にも、トラッキング層の影響を受
けずに、情報の記録及び(又は)再生を正確に行うこと
ができ、トラッキング帯の幅方向(トラック方向)の記
録密度を向上させることができる。また、記録密度を従
来どおりとした場合、隣り合うトラッキング帯の境界上
方にも情報を記録できる分、トラッキング帯の幅を従来
よりも大きくすることができ、それだけトラッキング帯
の加工が容易となる。
するための記録層と、トラッキングを行うための平坦な
トラッキング層との間に、情報の記録用光、再生用光及
び消去用光に対して不透明な層が設けられている。この
光記録媒体によると、情報の記録、消去及び再生にあた
り、情報の記録用光、再生用光及び消去用光を前記記録
層側から照射することで、前記記録層に情報の記録用
光、再生用光及び消去用光が到達するが、前記記録層と
前記平坦なトラッキング層との間に前記情報の記録用
光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層が設けら
れているので、該平坦なトラッキング層には情報の記録
用光、再生用光及び消去用光が到達しない、又はし難
い。すなわち、情報の記録用光、再生用光及び消去用光
に対して不透明な層の効果で、平坦なトラッキング層と
記録層とを光学的に分離できる。よって、トラッキング
層における隣り合うトラッキング帯の境界の上で記録層
に情報の記録を行う際にも、トラッキング層の影響を受
けずに、情報の記録及び(又は)再生を正確に行うこと
ができ、トラッキング帯の幅方向(トラック方向)の記
録密度を向上させることができる。また、記録密度を従
来どおりとした場合、隣り合うトラッキング帯の境界上
方にも情報を記録できる分、トラッキング帯の幅を従来
よりも大きくすることができ、それだけトラッキング帯
の加工が容易となる。
【0019】本発明に係る光記録媒体は代表例として、
前記所定の光を近接場光として、該近接場光を用いた情
報の近接場光記録及び(又は)近接場光再生に用いられ
る光記録媒体を挙げることができる。近接場光を用いた
情報の近接場光記録及び(又は)近接場光再生に用いら
れる場合、記録スポットの最小ビット長が小さくなる。
これにより、さらに光記録媒体の記録密度を向上させる
ことができる。
前記所定の光を近接場光として、該近接場光を用いた情
報の近接場光記録及び(又は)近接場光再生に用いられ
る光記録媒体を挙げることができる。近接場光を用いた
情報の近接場光記録及び(又は)近接場光再生に用いら
れる場合、記録スポットの最小ビット長が小さくなる。
これにより、さらに光記録媒体の記録密度を向上させる
ことができる。
【0020】いずれにしても、本発明の光記録媒体とし
ては、次の構成を例示できる。すなわち、 前記基板の片面上に前記平坦なトラッキング層が形成
され、その上に又は基板の反対側面上に前記情報の記録
用光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層を介し
て記録層が形成されている構成、 前記基板の片面上に前記記録層が形成され、その上に
前記情報の記録用光、再生用光及び消去用光に対して不
透明な層を介して前記平坦なトラッキング層が形成され
ている構成である。
ては、次の構成を例示できる。すなわち、 前記基板の片面上に前記平坦なトラッキング層が形成
され、その上に又は基板の反対側面上に前記情報の記録
用光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層を介し
て記録層が形成されている構成、 前記基板の片面上に前記記録層が形成され、その上に
前記情報の記録用光、再生用光及び消去用光に対して不
透明な層を介して前記平坦なトラッキング層が形成され
ている構成である。
【0021】いずれにしても、前記記録層又は前記トラ
ッキング層が記録媒体の表面にある場合、該表面には、
必要に応じて保護層を設けることができる。前記情報の
記録用光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層の
材料としては、この層を反射層と兼用して用いることが
できるという観点から、単体で高光反射率の得られる金
属、半金属などが好ましく、具体的にはAu(金)、A
g(銀)、Cu(銅)、Cr(クロム)、Ni(ニッケ
ル)、Al(アルミニウム)などを挙げることができ
る。AuやAlを用いる場合、形成される層の層厚は1
0nm〜500nmが好ましく、確実な不透明性を得る
という点から、100nm以上とすることが望ましい。
この層はスパッタリング法、真空蒸着法などの真空成膜
方法で形成することができる。
ッキング層が記録媒体の表面にある場合、該表面には、
必要に応じて保護層を設けることができる。前記情報の
記録用光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層の
材料としては、この層を反射層と兼用して用いることが
できるという観点から、単体で高光反射率の得られる金
属、半金属などが好ましく、具体的にはAu(金)、A
g(銀)、Cu(銅)、Cr(クロム)、Ni(ニッケ
ル)、Al(アルミニウム)などを挙げることができ
る。AuやAlを用いる場合、形成される層の層厚は1
0nm〜500nmが好ましく、確実な不透明性を得る
という点から、100nm以上とすることが望ましい。
この層はスパッタリング法、真空蒸着法などの真空成膜
方法で形成することができる。
【0022】前記基板の材料としては、例えば、ガラス
や種々のプラスチックを用いることができる。プラスチ
ックを用いる場合、このプラスチックとしては、例え
ば、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネート
樹脂などを挙げることができる。前記記録層の材料とし
ては、例えば、CD−R(Compact Disc Recordable )
などで用いられるシアニンやフタロシアニンなどの有機
色素や、スピロピランやジアリールエテンなどのフォト
クロミック色素を用いることができる。この記録層はス
パッタリング法、真空蒸着法やスピンコート法などの方
法で形成できる。また、記録層の表面に保護層を設ける
場合、この保護層の材料としては、例えば、SiO(一
酸化ケイ素)、SiO2 (二酸化ケイ素)などの無機材
料や、PMMA(メタクリル樹脂)やポリカーボネート
樹脂などの有機材料を用いることができる。この保護層
はスパッタリング法、真空蒸着法やスピンコート法など
の方法で形成できる。
や種々のプラスチックを用いることができる。プラスチ
ックを用いる場合、このプラスチックとしては、例え
ば、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネート
樹脂などを挙げることができる。前記記録層の材料とし
ては、例えば、CD−R(Compact Disc Recordable )
などで用いられるシアニンやフタロシアニンなどの有機
色素や、スピロピランやジアリールエテンなどのフォト
クロミック色素を用いることができる。この記録層はス
パッタリング法、真空蒸着法やスピンコート法などの方
法で形成できる。また、記録層の表面に保護層を設ける
場合、この保護層の材料としては、例えば、SiO(一
酸化ケイ素)、SiO2 (二酸化ケイ素)などの無機材
料や、PMMA(メタクリル樹脂)やポリカーボネート
樹脂などの有機材料を用いることができる。この保護層
はスパッタリング法、真空蒸着法やスピンコート法など
の方法で形成できる。
【0023】また、前記の構成の光記録媒体では、前
記記録層が媒体の表層近くにあるため、近接場光を用い
た情報の記録及び(又は)再生に適している。なお、近
接場光を用いた情報の記録及び(又は)再生において
は、近接場光が微小開口やSIL(Solid Immersion Le
ns)などの近接場光発生源から、数10nm〜100n
m程度までの領域にしか到達しないため、前記記録層の
表面に前記保護層を設ける場合、この保護層の層厚とし
ては、数10nm程度とすることが望ましい。
記記録層が媒体の表層近くにあるため、近接場光を用い
た情報の記録及び(又は)再生に適している。なお、近
接場光を用いた情報の記録及び(又は)再生において
は、近接場光が微小開口やSIL(Solid Immersion Le
ns)などの近接場光発生源から、数10nm〜100n
m程度までの領域にしか到達しないため、前記記録層の
表面に前記保護層を設ける場合、この保護層の層厚とし
ては、数10nm程度とすることが望ましい。
【0024】前記の構成の光記録媒体では、基板側か
ら情報の記録及び(又は)再生を行う光記録媒体として
用いるのに適しており、従来のCD(Compact Disc)や
DVDなどのように、基板側から情報の記録及び(又
は)再生を行う光記録媒体と互換性を取り易い。いずれ
にしても、前記情報の記録用光、再生用光及び消去用光
に対して不透明な層としては、トラッキングに用いられ
る光を透過する層を例示できる。
ら情報の記録及び(又は)再生を行う光記録媒体として
用いるのに適しており、従来のCD(Compact Disc)や
DVDなどのように、基板側から情報の記録及び(又
は)再生を行う光記録媒体と互換性を取り易い。いずれ
にしても、前記情報の記録用光、再生用光及び消去用光
に対して不透明な層としては、トラッキングに用いられ
る光を透過する層を例示できる。
【0025】前記情報の記録用光、再生用光及び消去用
光に対して不透明な層がトラッキング用光を透過するこ
とができない層である場合、例えば、トラッキング用光
として情報の記録用光、再生用光及び消去用光のいずれ
かの光と同一波長の光を用いてトラッキングを行う場
合、光記録媒体における記録層側からトラッキングを行
うことができない(換言すれば、記録層側からトラッキ
ング層にトラッキング用光を照射することができな
い)。この場合は、トラッキングは光記録媒体における
トラッキング層側から行うことになる(換言すれば、ト
ラッキング用光はトラッキング層側から照射することに
なる)。勿論、このとき情報の記録及び(又は)再生は
光記録媒体における記録層側から行う(換言すれば、情
報の記録用光、再生用光及び消去用光は記録層側から照
射する)。
光に対して不透明な層がトラッキング用光を透過するこ
とができない層である場合、例えば、トラッキング用光
として情報の記録用光、再生用光及び消去用光のいずれ
かの光と同一波長の光を用いてトラッキングを行う場
合、光記録媒体における記録層側からトラッキングを行
うことができない(換言すれば、記録層側からトラッキ
ング層にトラッキング用光を照射することができな
い)。この場合は、トラッキングは光記録媒体における
トラッキング層側から行うことになる(換言すれば、ト
ラッキング用光はトラッキング層側から照射することに
なる)。勿論、このとき情報の記録及び(又は)再生は
光記録媒体における記録層側から行う(換言すれば、情
報の記録用光、再生用光及び消去用光は記録層側から照
射する)。
【0026】これに対し、前記情報の記録用光、再生用
光及び消去用光に対して不透明な層がトラッキング用光
を透過することができる層である場合、例えば、トラッ
キング用光として情報の記録用光、再生用光及び消去用
光のいずれとも異なる波長の光を用いてトラッキングを
行う場合、情報の記録及び(又は)再生とトラッキング
を光記録媒体の同じ側から、すなわち、光記録媒体にお
ける記録層側からでも行うことができる。勿論この場
合、トラッキング用光は記録層で吸収されないか、吸収
されたとしてもごくわずかであることが望ましい。こう
することで、情報の記録及び(又は)再生並びにトラッ
キングを一つの光ヘッドを用いて行うことが可能とな
り、本発明の光記録媒体を収容する光記録装置を小型化
できるという利点がある。
光及び消去用光に対して不透明な層がトラッキング用光
を透過することができる層である場合、例えば、トラッ
キング用光として情報の記録用光、再生用光及び消去用
光のいずれとも異なる波長の光を用いてトラッキングを
行う場合、情報の記録及び(又は)再生とトラッキング
を光記録媒体の同じ側から、すなわち、光記録媒体にお
ける記録層側からでも行うことができる。勿論この場
合、トラッキング用光は記録層で吸収されないか、吸収
されたとしてもごくわずかであることが望ましい。こう
することで、情報の記録及び(又は)再生並びにトラッ
キングを一つの光ヘッドを用いて行うことが可能とな
り、本発明の光記録媒体を収容する光記録装置を小型化
できるという利点がある。
【0027】いずれにしても、前記情報の記録用光、再
生用光及び消去用光に対して不透明な層としては、金属
層と、情報の記録用光、再生用光及び消去用光の波長に
吸収のある色素を分散させた樹脂層とを積層した層から
なるものでもよい。この場合の金属層の材料としては、
例えば、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)、Cr
(クロム)、Ni(ニッケル)、Al(アルミニウム)
などを挙げることができる。
生用光及び消去用光に対して不透明な層としては、金属
層と、情報の記録用光、再生用光及び消去用光の波長に
吸収のある色素を分散させた樹脂層とを積層した層から
なるものでもよい。この場合の金属層の材料としては、
例えば、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)、Cr
(クロム)、Ni(ニッケル)、Al(アルミニウム)
などを挙げることができる。
【0028】前記情報の記録用光、再生用光及び消去用
光に対して不透明な層を、金属層と、情報の記録用光、
再生用光及び消去用光の波長に吸収のある色素を分散さ
せた樹脂層とを積層した層からなるものとする場合、情
報の記録及び(又は)再生と、トラッキングとを光記録
媒体の同じ側から、すなわち、光記録媒体における記録
層側からでも行えるようにできる。すなわち、記録用光
等に対し不透明な層をトラッキングに用いられる光の大
部分を透過するように構成できる。例えば、前記金属層
の材料としてAuやAlを用いる場合、形成される層の
層厚は、情報の記録用光、再生用光、消去用光及びトラ
ッキング用の光がそれぞれ10%から50%程度透過す
る層厚(例えば、数10nm程度)とする。この場合、
トラッキング用の光の光透過率を10%以下にすると、
トラッキング信号が小さくなりトラッキングエラーが生
じる可能性が高くなり、情報の再生用光の光透過率を5
0%以上にすると、該金属層からの反射光の光量が減少
して、再生信号を得るための適正な光量が得られ難い。
前記情報の記録用光、再生用光及び消去用光の波長に吸
収のある色素を分散させた樹脂層としては、有機色素を
分散させた樹脂層を用いることができる。この有機色素
分散樹脂層は、金属層を透過した情報の記録用光、再生
用光及び消去用光のほとんどを吸収し、トラッキング層
に到達しないようにするために設ける。また、この有機
色素分散樹脂層に用いられる有機色素としては、情報の
記録用光、再生用光及び消去用光の波長に吸収のあるも
ので、記録層に用いる色素よりも光分解しにくく、熱分
解する温度が高いなどの特徴のあるものを使用できる。
例えば、記録層にシアニン色素を用いる場合、有機色素
分散樹脂層に用いられる有機色素としては、フタロシア
ニン色素を用いることができる。この有機色素分散樹脂
層としては、トラッキング用光に対しては吸収を持たな
いか、非常に吸収が弱いものを用いることができる。以
上のように構成することで、情報の記録及び(又は)再
生と、トラッキングとを光記録媒体の同じ側、すなわ
ち、光記録媒体における記録層側からでも行うことがで
きる。
光に対して不透明な層を、金属層と、情報の記録用光、
再生用光及び消去用光の波長に吸収のある色素を分散さ
せた樹脂層とを積層した層からなるものとする場合、情
報の記録及び(又は)再生と、トラッキングとを光記録
媒体の同じ側から、すなわち、光記録媒体における記録
層側からでも行えるようにできる。すなわち、記録用光
等に対し不透明な層をトラッキングに用いられる光の大
部分を透過するように構成できる。例えば、前記金属層
の材料としてAuやAlを用いる場合、形成される層の
層厚は、情報の記録用光、再生用光、消去用光及びトラ
ッキング用の光がそれぞれ10%から50%程度透過す
る層厚(例えば、数10nm程度)とする。この場合、
トラッキング用の光の光透過率を10%以下にすると、
トラッキング信号が小さくなりトラッキングエラーが生
じる可能性が高くなり、情報の再生用光の光透過率を5
0%以上にすると、該金属層からの反射光の光量が減少
して、再生信号を得るための適正な光量が得られ難い。
前記情報の記録用光、再生用光及び消去用光の波長に吸
収のある色素を分散させた樹脂層としては、有機色素を
分散させた樹脂層を用いることができる。この有機色素
分散樹脂層は、金属層を透過した情報の記録用光、再生
用光及び消去用光のほとんどを吸収し、トラッキング層
に到達しないようにするために設ける。また、この有機
色素分散樹脂層に用いられる有機色素としては、情報の
記録用光、再生用光及び消去用光の波長に吸収のあるも
ので、記録層に用いる色素よりも光分解しにくく、熱分
解する温度が高いなどの特徴のあるものを使用できる。
例えば、記録層にシアニン色素を用いる場合、有機色素
分散樹脂層に用いられる有機色素としては、フタロシア
ニン色素を用いることができる。この有機色素分散樹脂
層としては、トラッキング用光に対しては吸収を持たな
いか、非常に吸収が弱いものを用いることができる。以
上のように構成することで、情報の記録及び(又は)再
生と、トラッキングとを光記録媒体の同じ側、すなわ
ち、光記録媒体における記録層側からでも行うことがで
きる。
【0029】いずれにしても、前記基板が前記情報の記
録用光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層を兼
ねていてもよい。この場合の光記録媒体としては、前記
基板の一方の面に前記記録層が、他方の面に前記平坦な
トラッキング層が形成されている構成を例示できる。前
記情報の記録用光、再生用光及び消去用光に対して不透
明な層を兼ねる基板としては、例えば、Al(アルミニ
ウム)からなる基板やSi(ケイ素)からなる基板など
の他、前記情報の記録用光、再生用光及び消去用光に対
して吸収をもつ色素を含有させた着色ガラスからなる基
板などを用いることができる。
録用光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層を兼
ねていてもよい。この場合の光記録媒体としては、前記
基板の一方の面に前記記録層が、他方の面に前記平坦な
トラッキング層が形成されている構成を例示できる。前
記情報の記録用光、再生用光及び消去用光に対して不透
明な層を兼ねる基板としては、例えば、Al(アルミニ
ウム)からなる基板やSi(ケイ素)からなる基板など
の他、前記情報の記録用光、再生用光及び消去用光に対
して吸収をもつ色素を含有させた着色ガラスからなる基
板などを用いることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る光記録媒体の
1例を収容する光記録装置の概略構成を示す図である。
図1に示す光記録装置は、ヘッド装置100、光記録媒
体収容部200、再生情報検出装置50、トラッキング
情報検出装置60及び制御部CONTなどを含んでお
り、光記録媒体収容部200に収容される光記録媒体M
に対して近接場光による情報の記録及び再生双方を行う
ことができる。すなわち、情報記録時には制御部CON
Tからの記録情報に基づく情報の消去用及び記録用の近
接場光をヘッド装置100から光記録媒体Mに照射し、
記録媒体Mに情報の消去及び記録を行う。また、情報再
生時には制御部CONTからの指示信号により情報の再
生用の近接場光をヘッド装置100から光記録媒体Mに
照射し、記録媒体Mの表面で反射した反射光をヘッド装
置100にて検出して再生情報検出装置50に送り、情
報の再生を行う。さらに、情報の記録、再生のいずれの
場合もトラッキング用のレーザ光をヘッド装置100か
ら光記録媒体Mに照射し、記録媒体Mの表面で反射した
反射光をヘッド装置100にて検出し、トラッキング情
報検出装置60に送り、ヘッド装置100のトラッキン
グ動作を行う。なお、ここでは近接場光を用いて情報の
記録・再生・消去を行う例を示すが、通常のレーザ光を
用いる構成としてもよい。
を参照して説明する。図1は本発明に係る光記録媒体の
1例を収容する光記録装置の概略構成を示す図である。
図1に示す光記録装置は、ヘッド装置100、光記録媒
体収容部200、再生情報検出装置50、トラッキング
情報検出装置60及び制御部CONTなどを含んでお
り、光記録媒体収容部200に収容される光記録媒体M
に対して近接場光による情報の記録及び再生双方を行う
ことができる。すなわち、情報記録時には制御部CON
Tからの記録情報に基づく情報の消去用及び記録用の近
接場光をヘッド装置100から光記録媒体Mに照射し、
記録媒体Mに情報の消去及び記録を行う。また、情報再
生時には制御部CONTからの指示信号により情報の再
生用の近接場光をヘッド装置100から光記録媒体Mに
照射し、記録媒体Mの表面で反射した反射光をヘッド装
置100にて検出して再生情報検出装置50に送り、情
報の再生を行う。さらに、情報の記録、再生のいずれの
場合もトラッキング用のレーザ光をヘッド装置100か
ら光記録媒体Mに照射し、記録媒体Mの表面で反射した
反射光をヘッド装置100にて検出し、トラッキング情
報検出装置60に送り、ヘッド装置100のトラッキン
グ動作を行う。なお、ここでは近接場光を用いて情報の
記録・再生・消去を行う例を示すが、通常のレーザ光を
用いる構成としてもよい。
【0031】光記録媒体収容部200は、図示を省略し
た回転駆動装置を備えており、ディスク状の光記録媒体
Mを収容できる。光記録媒体Mは該回転駆動装置の回転
軸70に固定され、該回転駆動装置による回転駆動にて
図中A方向に回転駆動される。ヘッド装置100は、ヘ
ッド110、110’、コの字型の保持部材90及び半
径方向駆動装置40を備えている。
た回転駆動装置を備えており、ディスク状の光記録媒体
Mを収容できる。光記録媒体Mは該回転駆動装置の回転
軸70に固定され、該回転駆動装置による回転駆動にて
図中A方向に回転駆動される。ヘッド装置100は、ヘ
ッド110、110’、コの字型の保持部材90及び半
径方向駆動装置40を備えている。
【0032】ヘッド110は、記録再生用プローブ1
0、光源20及びプローブ昇降駆動装置80からなり、
ヘッド110’は、トラッキング位置制御用光照射部1
0’、光源20’及び光照射部昇降駆動装置80’から
なっている。プローブ10は、光記録媒体Mの上方に配
置され、光源20を介してプローブ昇降駆動装置80に
接続されている。なお、本例では、ヘッド110として
は、ファイバ型の微小開口を有するプローブ10を利用
するものを採用するが、ソリッドイマージョンレンズ
(SIL)を利用するものなどを採用してもよい。
0、光源20及びプローブ昇降駆動装置80からなり、
ヘッド110’は、トラッキング位置制御用光照射部1
0’、光源20’及び光照射部昇降駆動装置80’から
なっている。プローブ10は、光記録媒体Mの上方に配
置され、光源20を介してプローブ昇降駆動装置80に
接続されている。なお、本例では、ヘッド110として
は、ファイバ型の微小開口を有するプローブ10を利用
するものを採用するが、ソリッドイマージョンレンズ
(SIL)を利用するものなどを採用してもよい。
【0033】光照射部10’は、光記録媒体Mの下方に
配置され、光源20’を介して光照射部昇降駆動装置8
0’に接続されている。保持部材90は、一方でプロー
ブ昇降駆動装置80を保持し、他方で光照射部昇降駆動
装置80’を保持している。そして、保持部材90自体
は半径方向駆動装置40の可動部に接続されている。
配置され、光源20’を介して光照射部昇降駆動装置8
0’に接続されている。保持部材90は、一方でプロー
ブ昇降駆動装置80を保持し、他方で光照射部昇降駆動
装置80’を保持している。そして、保持部材90自体
は半径方向駆動装置40の可動部に接続されている。
【0034】かくして、ヘッド110(駆動装置80、
光源20、プローブ10)とヘッド110’(駆動装置
80’、光源20’、光照射部10’)とは、保持部材
90との接続により一体的な構成になっている。なお、
プローブ10と光照射部10’は、記録媒体回転軸線と
平行な一直線上にあり、それらの光軸は一致している。
光源20、プローブ10)とヘッド110’(駆動装置
80’、光源20’、光照射部10’)とは、保持部材
90との接続により一体的な構成になっている。なお、
プローブ10と光照射部10’は、記録媒体回転軸線と
平行な一直線上にあり、それらの光軸は一致している。
【0035】半径方向駆動装置40は制御部CONTに
接続されており、制御部CONTの指示の下、ヘッド1
10(プローブ10、光源20及び駆動装置80)を光
記録媒体M上面に沿って、また、ヘッド110’(光照
射部10’、光源20’及び駆動装置80’)を光記録
媒体M下面に沿って記録媒体半径方向(図中X方向)に
一体的に移動させることができる。
接続されており、制御部CONTの指示の下、ヘッド1
10(プローブ10、光源20及び駆動装置80)を光
記録媒体M上面に沿って、また、ヘッド110’(光照
射部10’、光源20’及び駆動装置80’)を光記録
媒体M下面に沿って記録媒体半径方向(図中X方向)に
一体的に移動させることができる。
【0036】プローブ昇降駆動装置80、光照射部昇降
駆動装置80’は、それぞれ制御部CONTに接続され
ており、制御部CONTの指示の下、プローブ10及び
光源20、光照射部10’及び光源20’をそれぞれ昇
降方向(図中Y方向)に移動させることができる。光源
20は制御部CONTに接続されており、制御部CON
Tの指示の下、情報記録時には情報の消去用光及び記録
用光を、情報再生時には情報再生用光をプローブ10に
射出できる。光源20’は制御部CONTに接続されて
おり、制御部CONTの指示の下、情報の記録時及び再
生時に、トラッキング用光を光照射部10’に射出でき
る。なお、このトラッキング用光は、情報の記録用光、
再生用光及び消去用光のいずれとも異なる波長の光であ
る。
駆動装置80’は、それぞれ制御部CONTに接続され
ており、制御部CONTの指示の下、プローブ10及び
光源20、光照射部10’及び光源20’をそれぞれ昇
降方向(図中Y方向)に移動させることができる。光源
20は制御部CONTに接続されており、制御部CON
Tの指示の下、情報記録時には情報の消去用光及び記録
用光を、情報再生時には情報再生用光をプローブ10に
射出できる。光源20’は制御部CONTに接続されて
おり、制御部CONTの指示の下、情報の記録時及び再
生時に、トラッキング用光を光照射部10’に射出でき
る。なお、このトラッキング用光は、情報の記録用光、
再生用光及び消去用光のいずれとも異なる波長の光であ
る。
【0037】図2に図1に示す光記録装置に収容される
光記録媒体Mの概略構成を示す一部の断面図を示し、図
3にその光記録媒体Mの一部を上から見た拡大図を示
す。図2に示すように、光記録媒体Mは、基板1上に平
坦なトラッキング層2が形成され、その上に情報の記録
用光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層3を介
して記録層4が形成されている。すなわち、記録層4と
平坦なトラッキング層2との間に、不透明層3が設けら
れている。さらに記録層4の表面には、保護層5が形成
されている。
光記録媒体Mの概略構成を示す一部の断面図を示し、図
3にその光記録媒体Mの一部を上から見た拡大図を示
す。図2に示すように、光記録媒体Mは、基板1上に平
坦なトラッキング層2が形成され、その上に情報の記録
用光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層3を介
して記録層4が形成されている。すなわち、記録層4と
平坦なトラッキング層2との間に、不透明層3が設けら
れている。さらに記録層4の表面には、保護層5が形成
されている。
【0038】なお、記録媒体Mにおいて不透明層3がも
しトラッキング用光を透過することができない層である
場合、例えば、トラッキング用光として、情報の記録用
光、再生用光及び消去用光のいずれかの光と同一波長の
光を用いてトラッキングを行う場合、トラッキング用光
は不透明層3を透過することができないために、光記録
媒体Mにおける記録層4側からトラッキングを行うこと
ができない。従って、図1に示す装置の如く、光記録媒
体の一方の面から記録等のための光を照射し、他方の面
からトラッキング用の光を照射する装置を用い、トラッ
キングは光記録媒体Mにおけるトラッキング層2側から
行うことになり、情報の記録や再生は記録層4側から行
うことになる。
しトラッキング用光を透過することができない層である
場合、例えば、トラッキング用光として、情報の記録用
光、再生用光及び消去用光のいずれかの光と同一波長の
光を用いてトラッキングを行う場合、トラッキング用光
は不透明層3を透過することができないために、光記録
媒体Mにおける記録層4側からトラッキングを行うこと
ができない。従って、図1に示す装置の如く、光記録媒
体の一方の面から記録等のための光を照射し、他方の面
からトラッキング用の光を照射する装置を用い、トラッ
キングは光記録媒体Mにおけるトラッキング層2側から
行うことになり、情報の記録や再生は記録層4側から行
うことになる。
【0039】図3に示すように、平坦なトラッキング層
2にはトラッキング帯2a(本例では、同心円状又は螺
旋状のトラッキング帯)が形成されている。これによ
り、トラッキング動作を行うことができる。また、記録
層4にはトラッキング帯2aの幅方向の中央部に対応す
る部分に記録スポット4aが形成され、さらにトラッキ
ング層2は平坦なので、隣り合うトラッキング帯2aの
境界上にも記録スポット4aが形成されている。これに
より、トラッキング帯2aの幅方向(トラック方向)の
記録密度が向上している。
2にはトラッキング帯2a(本例では、同心円状又は螺
旋状のトラッキング帯)が形成されている。これによ
り、トラッキング動作を行うことができる。また、記録
層4にはトラッキング帯2aの幅方向の中央部に対応す
る部分に記録スポット4aが形成され、さらにトラッキ
ング層2は平坦なので、隣り合うトラッキング帯2aの
境界上にも記録スポット4aが形成されている。これに
より、トラッキング帯2aの幅方向(トラック方向)の
記録密度が向上している。
【0040】不透明層3は、トラッキングに用いられる
光を透過する層であるが、その材料としてこの層を記録
用光等の反射層と兼用して用いることができるという観
点から、単体で高光反射率の得られる金属、半金属など
を使用でき、本例ではAuである。また、形成される不
透明層3の層厚は10nm〜500nmが好ましく、さ
らに確実な不透明性を得るという点から100nm以上
が好ましい。本例では100nmとしている。この不透
明層3はスパッタリング法、真空蒸着法などの真空成膜
方法で形成されている。
光を透過する層であるが、その材料としてこの層を記録
用光等の反射層と兼用して用いることができるという観
点から、単体で高光反射率の得られる金属、半金属など
を使用でき、本例ではAuである。また、形成される不
透明層3の層厚は10nm〜500nmが好ましく、さ
らに確実な不透明性を得るという点から100nm以上
が好ましい。本例では100nmとしている。この不透
明層3はスパッタリング法、真空蒸着法などの真空成膜
方法で形成されている。
【0041】基板1は、その材料としてガラスや種々の
プラスチックを使用でき、本例ではポリカーボネート樹
脂である。記録層4は、その材料としてCD−Rなどで
用いられるシアニンやフタロシアニンなどの有機色素
や、スピロピランやジアリールエテンなどのフォトクロ
ミック色素を使用でき、本例ではジアリールエテンを用
いた。この記録層4は真空蒸着法やスピンコート法など
の方法で形成することができ、本例ではジアリールエテ
ンをPMMA中に重量比1:1で分散させた記録層をス
ピンコート法で作製した。また、保護層5は、その材料
としてSiO、SiO2 などの無機材料や、PMMA
(メタクリル樹脂)やポリカーボネート樹脂などの有機
材料を使用でき、本例ではSiO2 である。この保護層
5はスパッタリング法で作製した。
プラスチックを使用でき、本例ではポリカーボネート樹
脂である。記録層4は、その材料としてCD−Rなどで
用いられるシアニンやフタロシアニンなどの有機色素
や、スピロピランやジアリールエテンなどのフォトクロ
ミック色素を使用でき、本例ではジアリールエテンを用
いた。この記録層4は真空蒸着法やスピンコート法など
の方法で形成することができ、本例ではジアリールエテ
ンをPMMA中に重量比1:1で分散させた記録層をス
ピンコート法で作製した。また、保護層5は、その材料
としてSiO、SiO2 などの無機材料や、PMMA
(メタクリル樹脂)やポリカーボネート樹脂などの有機
材料を使用でき、本例ではSiO2 である。この保護層
5はスパッタリング法で作製した。
【0042】また、光記録媒体Mは、図2に示すよう
に、記録層4が媒体Mの表層近くにあるため、近接場光
を用いた情報の記録や再生に適している。なお、近接場
光がプローブ10から、数10nm〜100nm程度ま
での領域にしか到達しないため、保護層5の層厚は、数
10nm程度とすることが望ましく、本例では50nm
である。
に、記録層4が媒体Mの表層近くにあるため、近接場光
を用いた情報の記録や再生に適している。なお、近接場
光がプローブ10から、数10nm〜100nm程度ま
での領域にしか到達しないため、保護層5の層厚は、数
10nm程度とすることが望ましく、本例では50nm
である。
【0043】なお、ここでのトラッキング検出はトラッ
キング層2におけるトラッキン帯2aの光反射率を利用
するが、光透過率などを利用してもよい。また、本例で
は、情報の記録及び再生を行う光記録装置に光記録媒体
Mを用いるが、光記録媒体からの情報の再生を行う再生
専用の光記録装置に光記録媒体Mを該媒体Mに所定の情
報が既に記録された状態で用いてもよい。
キング層2におけるトラッキン帯2aの光反射率を利用
するが、光透過率などを利用してもよい。また、本例で
は、情報の記録及び再生を行う光記録装置に光記録媒体
Mを用いるが、光記録媒体からの情報の再生を行う再生
専用の光記録装置に光記録媒体Mを該媒体Mに所定の情
報が既に記録された状態で用いてもよい。
【0044】再び図1に戻るが、再生情報検出装置50
は情報再生時において光源20から光記録媒体Mに光照
射して得られる記録媒体Mからの反射光をプローブ10
を介して検出できる。これにより、光記録媒体Mに記録
された情報を再生できる。トラッキング情報検出装置6
0は情報の記録、再生いずれにおいても光源20’から
記録媒体Mに光照射して得られる記録媒体Mからの反射
光を光照射部10’を介して検出し、その検出信号を制
御部CONTに送ることができる。制御部CONTで
は、検出装置60から送られてきた信号に基づいて、半
径方向駆動装置40を制御する。これにより、光記録媒
体Mにおけるトラッキング帯2a(図3参照)に基づい
て、プローブ1の図中半径方向Xのトラッキング位置制
御、すなわち、ヘッド110のトラッキング制御を行う
ことができる。
は情報再生時において光源20から光記録媒体Mに光照
射して得られる記録媒体Mからの反射光をプローブ10
を介して検出できる。これにより、光記録媒体Mに記録
された情報を再生できる。トラッキング情報検出装置6
0は情報の記録、再生いずれにおいても光源20’から
記録媒体Mに光照射して得られる記録媒体Mからの反射
光を光照射部10’を介して検出し、その検出信号を制
御部CONTに送ることができる。制御部CONTで
は、検出装置60から送られてきた信号に基づいて、半
径方向駆動装置40を制御する。これにより、光記録媒
体Mにおけるトラッキング帯2a(図3参照)に基づい
て、プローブ1の図中半径方向Xのトラッキング位置制
御、すなわち、ヘッド110のトラッキング制御を行う
ことができる。
【0045】制御部CONTは、既述のとおり光源2
0、20’、プローブ昇降駆動装置80、光照射部昇降
駆動装置80’、半径方向駆動装置40及びトラッキン
グ情報検出装置60に接続されており、光源20、2
0’からの光の射出タイミングの制御、検出装置60か
らのトラッキング信号に基づく駆動装置40への指示に
よるヘッド110のトラッキング制御、駆動装置80、
80’への指示によるプローブ10、光照射部10’と
光記録媒体Mとの間隔距離の制御などを行うことができ
る。
0、20’、プローブ昇降駆動装置80、光照射部昇降
駆動装置80’、半径方向駆動装置40及びトラッキン
グ情報検出装置60に接続されており、光源20、2
0’からの光の射出タイミングの制御、検出装置60か
らのトラッキング信号に基づく駆動装置40への指示に
よるヘッド110のトラッキング制御、駆動装置80、
80’への指示によるプローブ10、光照射部10’と
光記録媒体Mとの間隔距離の制御などを行うことができ
る。
【0046】以上説明した光記録装置によると、光記録
媒体Mへの情報の記録や再生を行うにあたり、光記録媒
体Mが図示を省略した回転駆動装置により回転駆動され
る。そして、制御部CONTからの指示信号によりプロ
ーブ昇降駆動装置80にてプローブ1の先端部が記録媒
体Mに近接配置される。情報消去時にはプローブ10か
ら情報消去用光が記録媒体Mに照射され、図3に示すよ
うに、記録層4に記録スポット4aが記録されている場
合、記録スポット4aが消去されるとともに情報記録用
光が記録媒体Mに照射され、新たに記録スポット4aが
記録される。このとき、不透明層3は情報の消去用光及
び記録用光に対して不透明なので、図2に示すように、
トラッキング層2には情報の消去用光及び記録用光が到
達し難い。従って、トラッキング層2と記録層4とを光
学的に分離できる。また、情報再生時にはプローブ10
から情報再生用光が記録媒体Mに照射され、記録媒体M
からの反射光がプローブ10を介して再生信号として再
生情報検出装置50に送られ、検出装置50にて記録ス
ポット4aの情報が検出される。このとき、不透明層3
は情報再生用光に対して不透明なので、トラッキング層
2には情報再生用光が到達し難い。従って、トラッキン
グ層2と記録層4とを光学的に分離できる。また、情報
の記録時又は再生時には、トラッキング用光照射部1
0’からトラッキング用光が記録媒体Mに照射される。
トラッキング層2における同心円状又は螺旋状のトラッ
キング帯2aにて反射した光は、トラッキング信号とし
てトラッキング用光照射部10’を介してトラッキング
情報検出装置60で検出される。検出装置60にて検出
されたトラッキング情報の信号は、さらに制御部CON
Tに送られ、制御部CONTの指示の下、半径方向駆動
装置40にてプローブ10をトラッキング帯2aに沿っ
て図中半径方向Xに移動させる。
媒体Mへの情報の記録や再生を行うにあたり、光記録媒
体Mが図示を省略した回転駆動装置により回転駆動され
る。そして、制御部CONTからの指示信号によりプロ
ーブ昇降駆動装置80にてプローブ1の先端部が記録媒
体Mに近接配置される。情報消去時にはプローブ10か
ら情報消去用光が記録媒体Mに照射され、図3に示すよ
うに、記録層4に記録スポット4aが記録されている場
合、記録スポット4aが消去されるとともに情報記録用
光が記録媒体Mに照射され、新たに記録スポット4aが
記録される。このとき、不透明層3は情報の消去用光及
び記録用光に対して不透明なので、図2に示すように、
トラッキング層2には情報の消去用光及び記録用光が到
達し難い。従って、トラッキング層2と記録層4とを光
学的に分離できる。また、情報再生時にはプローブ10
から情報再生用光が記録媒体Mに照射され、記録媒体M
からの反射光がプローブ10を介して再生信号として再
生情報検出装置50に送られ、検出装置50にて記録ス
ポット4aの情報が検出される。このとき、不透明層3
は情報再生用光に対して不透明なので、トラッキング層
2には情報再生用光が到達し難い。従って、トラッキン
グ層2と記録層4とを光学的に分離できる。また、情報
の記録時又は再生時には、トラッキング用光照射部1
0’からトラッキング用光が記録媒体Mに照射される。
トラッキング層2における同心円状又は螺旋状のトラッ
キング帯2aにて反射した光は、トラッキング信号とし
てトラッキング用光照射部10’を介してトラッキング
情報検出装置60で検出される。検出装置60にて検出
されたトラッキング情報の信号は、さらに制御部CON
Tに送られ、制御部CONTの指示の下、半径方向駆動
装置40にてプローブ10をトラッキング帯2aに沿っ
て図中半径方向Xに移動させる。
【0047】図5に光記録媒体Mによるトラッキング動
作を説明する図を示す。なお、図中、基板1は省略して
ある。図5に示すように、トラッキング層2はトラッキ
ング用光に対して、光反射率が異なる領域、すなわち、
高反射率の領域(白色部W)と低反射率の領域(黒色部
B)とが光記録媒体Mの半径方向(トラッキング方向)
図中X方向に順次並んでいる。記録層4における記録領
域400は、トラッキング層2における白色部W中央位
置A1、白色部Wと黒色部Bの境界位置B1、黒色部B
中央位置C1、黒色部Bと白色部Wの境界位置D1、白
色部W中央位置A2・・・ と連続して配置されている。ト
ラッキング方向Xにトラッキング用光照射部10’を走
査させたとき、ここでは、図5において左から右に走査
させたとき、反射光量で検出したトラッキング信号は図
5中下半分に示すような略正弦波状の信号となり、Ax
(A1、A2・・・ )の記録エリアにはトラッキング信号
が極大となるとき、Bx(B1、B2・・・ )の記録エリ
アにはトラッキング信号が極大から極小となるときの丁
度中間の値となるとき、Cx(C1、C2・・・ )の記録
エリアにはトラッキング信号が極小となるとき、Dx
(D1、D2・・・ )の記録エリアにはトラッキング信号
が極小から極大となるときの丁度中間の値となるときに
情報の記録が行われる。なお、情報の消去、再生につい
ても同様である。このようにして図1に示す光記録装置
のトラッキング動作が適正に行われる。
作を説明する図を示す。なお、図中、基板1は省略して
ある。図5に示すように、トラッキング層2はトラッキ
ング用光に対して、光反射率が異なる領域、すなわち、
高反射率の領域(白色部W)と低反射率の領域(黒色部
B)とが光記録媒体Mの半径方向(トラッキング方向)
図中X方向に順次並んでいる。記録層4における記録領
域400は、トラッキング層2における白色部W中央位
置A1、白色部Wと黒色部Bの境界位置B1、黒色部B
中央位置C1、黒色部Bと白色部Wの境界位置D1、白
色部W中央位置A2・・・ と連続して配置されている。ト
ラッキング方向Xにトラッキング用光照射部10’を走
査させたとき、ここでは、図5において左から右に走査
させたとき、反射光量で検出したトラッキング信号は図
5中下半分に示すような略正弦波状の信号となり、Ax
(A1、A2・・・ )の記録エリアにはトラッキング信号
が極大となるとき、Bx(B1、B2・・・ )の記録エリ
アにはトラッキング信号が極大から極小となるときの丁
度中間の値となるとき、Cx(C1、C2・・・ )の記録
エリアにはトラッキング信号が極小となるとき、Dx
(D1、D2・・・ )の記録エリアにはトラッキング信号
が極小から極大となるときの丁度中間の値となるときに
情報の記録が行われる。なお、情報の消去、再生につい
ても同様である。このようにして図1に示す光記録装置
のトラッキング動作が適正に行われる。
【0048】この光記録媒体Mによると、情報の記録、
消去及び再生にあたり、情報の記録用光、再生用光及び
消去用光を記録層4側から照射することで、記録層4に
情報の記録用光、再生用光及び消去用光が到達するが、
記録層4と平坦なトラッキング層2との間に情報の記録
用光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層3が設
けられているので、平坦なトラッキング層2には情報の
記録用光、再生用光及び消去用光が到達し難い。すなわ
ち、不透明層3の効果で、平坦なトラッキング層2と記
録層4とを光学的に分離できる。
消去及び再生にあたり、情報の記録用光、再生用光及び
消去用光を記録層4側から照射することで、記録層4に
情報の記録用光、再生用光及び消去用光が到達するが、
記録層4と平坦なトラッキング層2との間に情報の記録
用光、再生用光及び消去用光に対して不透明な層3が設
けられているので、平坦なトラッキング層2には情報の
記録用光、再生用光及び消去用光が到達し難い。すなわ
ち、不透明層3の効果で、平坦なトラッキング層2と記
録層4とを光学的に分離できる。
【0049】よって、トラッキング層2における隣り合
うトラッキング帯2aの境界上に情報の記録を行う際に
も、トラッキング層2の影響を受けずに、情報の記録や
再生を正確に行うことができ、トラッキング帯2aの幅
方向(トラック方向)の記録密度を向上させることがで
きる。また、記録密度を従来どおりとした場合、隣り合
うトラッキング帯2aの境界上にも情報を記録できる
分、トラッキング帯2aの幅を従来よりも大きくするこ
とができ、それだけトラッキング帯の加工が容易とな
る。その状態を図4に示す。
うトラッキング帯2aの境界上に情報の記録を行う際に
も、トラッキング層2の影響を受けずに、情報の記録や
再生を正確に行うことができ、トラッキング帯2aの幅
方向(トラック方向)の記録密度を向上させることがで
きる。また、記録密度を従来どおりとした場合、隣り合
うトラッキング帯2aの境界上にも情報を記録できる
分、トラッキング帯2aの幅を従来よりも大きくするこ
とができ、それだけトラッキング帯の加工が容易とな
る。その状態を図4に示す。
【0050】次に本発明の他の実施の形態について図6
から図9を参照して説明する。図6に本発明に係る光記
録媒体の他の例M1を示す。図6に示すように、光記録
媒体M1は、図1から図3に示す光記録媒体Mにおい
て、記録層4の位置にトラッキング層2を、トラッキン
グ層2の位置に記録層4を設けてある。他の点は光記録
媒体Mと同様であり、同様の材料には同じ参照符号を付
してある。すなわち、光記録媒体M1は、透明な基板1
上に記録層4が形成され、その上に不透明層3を介して
平坦なトラッキング層2が形成されている。さらにトラ
ッキング層2の表面には、保護層5が形成されている。
から図9を参照して説明する。図6に本発明に係る光記
録媒体の他の例M1を示す。図6に示すように、光記録
媒体M1は、図1から図3に示す光記録媒体Mにおい
て、記録層4の位置にトラッキング層2を、トラッキン
グ層2の位置に記録層4を設けてある。他の点は光記録
媒体Mと同様であり、同様の材料には同じ参照符号を付
してある。すなわち、光記録媒体M1は、透明な基板1
上に記録層4が形成され、その上に不透明層3を介して
平坦なトラッキング層2が形成されている。さらにトラ
ッキング層2の表面には、保護層5が形成されている。
【0051】この光記録媒体M1は、基板1側から情報
の記録や再生を行う光記録媒体として適しており、従来
のCDやDVDなどのように、基板側から情報の記録や
再生を行う光記録媒体と互換性を取り易い。図7に本発
明に係る光記録媒体のさらに他の例M2を示す。本例の
構成においては、後述するように、トラッキング用光は
不透明層30を透過することができ、情報の記録や再生
とトラッキングを光記録媒体M2の同じ側から、すなわ
ち、光記録媒体M2における記録層4側から行うことが
できる。この場合、トラッキング用光は記録層4で吸収
されないか、吸収されたとしてもごくわずかとする。こ
うすることで、情報の記録や再生、トラッキングを一つ
のヘッドを用いて行うことが可能となり、光記録媒体M
2を収容する光記録装置を小型化できるという利点があ
る。
の記録や再生を行う光記録媒体として適しており、従来
のCDやDVDなどのように、基板側から情報の記録や
再生を行う光記録媒体と互換性を取り易い。図7に本発
明に係る光記録媒体のさらに他の例M2を示す。本例の
構成においては、後述するように、トラッキング用光は
不透明層30を透過することができ、情報の記録や再生
とトラッキングを光記録媒体M2の同じ側から、すなわ
ち、光記録媒体M2における記録層4側から行うことが
できる。この場合、トラッキング用光は記録層4で吸収
されないか、吸収されたとしてもごくわずかとする。こ
うすることで、情報の記録や再生、トラッキングを一つ
のヘッドを用いて行うことが可能となり、光記録媒体M
2を収容する光記録装置を小型化できるという利点があ
る。
【0052】さらに説明すると、図7に示すように、光
記録媒体M2は、図1から図3に示す光記録媒体Mにお
いて、不透明層3に代えて情報の記録用光、再生用光及
び消去用光に対して不透明な層30を設けてある。他の
点は光記録媒体Mと同様であり、同様の材料には同じ参
照符号を付してある。すなわち、光記録媒体M2は、基
板1上に平坦なトラッキング層2が形成され、その上に
不透明層30を介して記録層4が形成されている。さら
に記録層4の表面には、保護層5が形成されている。
記録媒体M2は、図1から図3に示す光記録媒体Mにお
いて、不透明層3に代えて情報の記録用光、再生用光及
び消去用光に対して不透明な層30を設けてある。他の
点は光記録媒体Mと同様であり、同様の材料には同じ参
照符号を付してある。すなわち、光記録媒体M2は、基
板1上に平坦なトラッキング層2が形成され、その上に
不透明層30を介して記録層4が形成されている。さら
に記録層4の表面には、保護層5が形成されている。
【0053】不透明層30は金属層(薄い金属の層)3
1と、情報の記録用光、再生用光及び消去用光の波長に
吸収のある色素を分散させた樹脂層32とを積層した層
からなっている。かかる構成では、情報の記録や再生
と、トラッキングとを光記録媒体M2の同じ側から、す
なわち、光記録媒体M2における記録層4側から行うこ
とができる。換言すれば、不透明層30をトラッキング
に用いられる光については透過するように構成する。そ
の場合、この金属層31は、その材料として光記録媒体
M、M1における不透明層3と同様の材料を用いること
ができ、本例ではAuである。金属層31の層厚は、情
報の記録用光、再生用光、消去用光及びトラッキング用
の光がそれぞれ10%から50%程度透過する層厚であ
り、本例では30nmである。トラッキング用の光の光
透過率を10%以下にすると、トラッキング信号が小さ
くなりトラッキングエラーが生じる可能性が高くなり、
情報の再生用光の光透過率を50%以上にすると、金属
層31からの反射光の光量が減少して、再生信号の適正
な光量が得られ難い。色素分散樹脂層32は、ここでは
有機色素を分散させた樹脂層である。この有機色素分散
樹脂層32は、金属層31を透過した情報の記録用光、
再生用光及び消去用光のほとんどを吸収し、トラッキン
グ層2に到達しないようにするために設けている。ま
た、この有機色素分散樹脂層に用いられる有機色素とし
ては、情報の記録用光、再生用光及び消去用光の波長に
吸収のあるもので、記録層に用いる色素よりも光分解し
にくく、熱分解する温度が高いなどの特徴のあるものを
使用でき、本例では、フタロシアニン色素である。勿論
この有機色素分散樹脂層32としては、トラッキング用
光に対しては吸収を持たないか、非常に吸収が弱いもの
を用いる。このように構成することで、トラッキング用
光が不透明層3を透過することができるので、情報の記
録や再生と、トラッキングとを光記録媒体M2の同じ側
から、すなわち、光記録媒体M2における記録層4側か
ら行うことができる。
1と、情報の記録用光、再生用光及び消去用光の波長に
吸収のある色素を分散させた樹脂層32とを積層した層
からなっている。かかる構成では、情報の記録や再生
と、トラッキングとを光記録媒体M2の同じ側から、す
なわち、光記録媒体M2における記録層4側から行うこ
とができる。換言すれば、不透明層30をトラッキング
に用いられる光については透過するように構成する。そ
の場合、この金属層31は、その材料として光記録媒体
M、M1における不透明層3と同様の材料を用いること
ができ、本例ではAuである。金属層31の層厚は、情
報の記録用光、再生用光、消去用光及びトラッキング用
の光がそれぞれ10%から50%程度透過する層厚であ
り、本例では30nmである。トラッキング用の光の光
透過率を10%以下にすると、トラッキング信号が小さ
くなりトラッキングエラーが生じる可能性が高くなり、
情報の再生用光の光透過率を50%以上にすると、金属
層31からの反射光の光量が減少して、再生信号の適正
な光量が得られ難い。色素分散樹脂層32は、ここでは
有機色素を分散させた樹脂層である。この有機色素分散
樹脂層32は、金属層31を透過した情報の記録用光、
再生用光及び消去用光のほとんどを吸収し、トラッキン
グ層2に到達しないようにするために設けている。ま
た、この有機色素分散樹脂層に用いられる有機色素とし
ては、情報の記録用光、再生用光及び消去用光の波長に
吸収のあるもので、記録層に用いる色素よりも光分解し
にくく、熱分解する温度が高いなどの特徴のあるものを
使用でき、本例では、フタロシアニン色素である。勿論
この有機色素分散樹脂層32としては、トラッキング用
光に対しては吸収を持たないか、非常に吸収が弱いもの
を用いる。このように構成することで、トラッキング用
光が不透明層3を透過することができるので、情報の記
録や再生と、トラッキングとを光記録媒体M2の同じ側
から、すなわち、光記録媒体M2における記録層4側か
ら行うことができる。
【0054】図8に本発明に係る光記録媒体のさらに他
の例M3を示す。図8に示すように、光記録媒体M3
は、基板1aの一方の面に記録層4が、他方の面に平坦
なトラッキング層2が形成されている。なお、トラッキ
ング層2及び記録層4は光記録媒体M、M1に用いる材
料と同様のものを用いており、同じ参照符号を付してあ
る。
の例M3を示す。図8に示すように、光記録媒体M3
は、基板1aの一方の面に記録層4が、他方の面に平坦
なトラッキング層2が形成されている。なお、トラッキ
ング層2及び記録層4は光記録媒体M、M1に用いる材
料と同様のものを用いており、同じ参照符号を付してあ
る。
【0055】この光記録媒体M3の構成は、基板1aが
情報の記録用光、再生用光及び消去用光に対して不透明
な層を兼ねている構成である。情報の記録用光、再生用
光及び消去用光に対して不透明な層を兼ねる基板1a
は、Alからなる基板やSiからなる基板などの他、情
報の記録用光、再生用光及び消去用光に対して吸収をも
つ色素を含有させた着色ガラスからなる基板などを使用
でき、本例では、Al基板である。
情報の記録用光、再生用光及び消去用光に対して不透明
な層を兼ねている構成である。情報の記録用光、再生用
光及び消去用光に対して不透明な層を兼ねる基板1a
は、Alからなる基板やSiからなる基板などの他、情
報の記録用光、再生用光及び消去用光に対して吸収をも
つ色素を含有させた着色ガラスからなる基板などを使用
でき、本例では、Al基板である。
【0056】図9に本発明に係る光記録媒体のさらに他
の例M4を示す。図9に示すように、光記録媒体M4
は、基板1上に平坦なトラッキング層2が形成され、そ
の反対側の基板1上に情報の記録用光、再生用光及び消
去用光に対して不透明な層3を介して記録層4が形成さ
れている。なお、基板1、トラッキング層2、不透明層
3及び記録層4は光記録媒体M、M1に用いる材料と同
様のものを用いており、同じ参照符号を付してある。
の例M4を示す。図9に示すように、光記録媒体M4
は、基板1上に平坦なトラッキング層2が形成され、そ
の反対側の基板1上に情報の記録用光、再生用光及び消
去用光に対して不透明な層3を介して記録層4が形成さ
れている。なお、基板1、トラッキング層2、不透明層
3及び記録層4は光記録媒体M、M1に用いる材料と同
様のものを用いており、同じ参照符号を付してある。
【0057】図8及び図9に示す光記録媒体M3、M4
の構成においては、基本的には情報の記録や再生とトラ
ッキングはそれぞれ記録媒体を挟んで情報の記録や再生
については記録層4側から、トラッキングについてはト
ラッキング層2側から二つの光ヘッドを用いることにな
るが、図9に示す光記録媒体M4の構成において、不透
明層3として、図7に示す光記録媒体M2におけるトラ
ッキング用光は透過させる不透明層30、すなわち、金
属層31と、情報の記録用光、再生用光及び消去用光の
波長に吸収のある色素を分散させた樹脂層32とを積層
した層を用いることにより、一つのヘッドで光記録媒体
M4の同じ側から、すなわち、光記録媒体M4における
記録層4側から情報の記録や再生、トラッキングを行う
ことが可能である。
の構成においては、基本的には情報の記録や再生とトラ
ッキングはそれぞれ記録媒体を挟んで情報の記録や再生
については記録層4側から、トラッキングについてはト
ラッキング層2側から二つの光ヘッドを用いることにな
るが、図9に示す光記録媒体M4の構成において、不透
明層3として、図7に示す光記録媒体M2におけるトラ
ッキング用光は透過させる不透明層30、すなわち、金
属層31と、情報の記録用光、再生用光及び消去用光の
波長に吸収のある色素を分散させた樹脂層32とを積層
した層を用いることにより、一つのヘッドで光記録媒体
M4の同じ側から、すなわち、光記録媒体M4における
記録層4側から情報の記録や再生、トラッキングを行う
ことが可能である。
【0058】いずれにしても、図6から図9に示す光記
録媒体M1〜M4は、記録層4と平坦なトラッキング層
2との間に、情報の記録用光、再生用光及び消去用光に
対して不透明な層が設けられているので、図1から図3
に示す光記録媒体Mと同様の利点がある。
録媒体M1〜M4は、記録層4と平坦なトラッキング層
2との間に、情報の記録用光、再生用光及び消去用光に
対して不透明な層が設けられているので、図1から図3
に示す光記録媒体Mと同様の利点がある。
【0059】
【発明の効果】本発明によると、少なくとも基板と、情
報を記録するための記録層と、トラッキングを行うため
の平坦なトラッキング層とを有し、所定の光による情報
の記録及び(又は)再生に用いられる光記録媒体であっ
て、トラッキング層における隣り合うトラッキング帯の
境界上の記録層に情報の記録を行う際にも、トラッキン
グ層の影響を受けずに、情報の記録及び(又は)再生を
正確に行うことができ、トラッキング帯の幅方向(トラ
ック方向)の記録密度を向上させることができ、また、
記録密度を従来どおりとした場合、隣り合うトラッキン
グ帯の境界上にも情報を記録できる分、トラッキング帯
の間隔を従来より大きくすることができ、それだけトラ
ッキング帯の加工が容易となる光記録媒体を提供するこ
とができる。
報を記録するための記録層と、トラッキングを行うため
の平坦なトラッキング層とを有し、所定の光による情報
の記録及び(又は)再生に用いられる光記録媒体であっ
て、トラッキング層における隣り合うトラッキング帯の
境界上の記録層に情報の記録を行う際にも、トラッキン
グ層の影響を受けずに、情報の記録及び(又は)再生を
正確に行うことができ、トラッキング帯の幅方向(トラ
ック方向)の記録密度を向上させることができ、また、
記録密度を従来どおりとした場合、隣り合うトラッキン
グ帯の境界上にも情報を記録できる分、トラッキング帯
の間隔を従来より大きくすることができ、それだけトラ
ッキング帯の加工が容易となる光記録媒体を提供するこ
とができる。
【0060】また本発明によると、少なくとも基板と、
情報を記録するための記録層と、トラッキングを行うた
めの平坦なトラッキング層とを有し、近接場光を用いた
情報の近接場光記録及び(又は)近接場光再生に用いら
れる光記録媒体であって、トラッキング層における隣り
合うトラッキング帯の境界上の記録層に情報の記録を行
う際にも、トラッキング層の影響を受けずに、情報の近
接場光記録及び(又は)近接場光再生を正確に行うこと
ができ、トラッキング帯の幅方向(トラック方向)の記
録密度を向上させることができ、また、記録密度を従来
どおりとした場合、隣り合うトラッキング帯の境界上に
も情報を記録できる分、トラッキング帯の間隔を従来よ
り大きくすることができ、それだけトラッキング帯の加
工が容易となる光記録媒体を提供することができる。
情報を記録するための記録層と、トラッキングを行うた
めの平坦なトラッキング層とを有し、近接場光を用いた
情報の近接場光記録及び(又は)近接場光再生に用いら
れる光記録媒体であって、トラッキング層における隣り
合うトラッキング帯の境界上の記録層に情報の記録を行
う際にも、トラッキング層の影響を受けずに、情報の近
接場光記録及び(又は)近接場光再生を正確に行うこと
ができ、トラッキング帯の幅方向(トラック方向)の記
録密度を向上させることができ、また、記録密度を従来
どおりとした場合、隣り合うトラッキング帯の境界上に
も情報を記録できる分、トラッキング帯の間隔を従来よ
り大きくすることができ、それだけトラッキング帯の加
工が容易となる光記録媒体を提供することができる。
【図1】本発明に係る光記録媒体の1例を収容する光記
録装置の概略構成を示す図である。
録装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示す光記録装置に収容される光記録媒体
の概略構成を示す一部の断面図である。
の概略構成を示す一部の断面図である。
【図3】図1及び図2に示す光記録媒体の一部を上から
見た拡大図である。
見た拡大図である。
【図4】図1から図3に示す光記録媒体において、記録
密度を従来どおりとした場合、トラッキング帯の幅を従
来よりも大きくした光記録媒体の一部を上から見た拡大
図である。
密度を従来どおりとした場合、トラッキング帯の幅を従
来よりも大きくした光記録媒体の一部を上から見た拡大
図である。
【図5】図1から図3に示す光記録媒体によるトラッキ
ング動作の説明図である。
ング動作の説明図である。
【図6】本発明に係る光記録媒体の他の例を示すもので
ある。
ある。
【図7】本発明に係る光記録媒体のさらに他の例を示す
ものである。
ものである。
【図8】本発明に係る光記録媒体のさらに他の例を示す
ものである。
ものである。
【図9】本発明に係る光記録媒体のさらに他の例を示す
ものである。
ものである。
【図10】平坦なトラッキング層を有する光記録媒体の
1例の一部の概略構成を示す側面図である。
1例の一部の概略構成を示す側面図である。
【図11】図10に示す光記録媒体の一部を上から見た
拡大図である。
拡大図である。
1、1’、1a 基板 2、2’ 平坦なトラッキング層 2”、2a トラッキング帯 3、30 情報の記録用光、再生用光及び消去用光に対
して不透明な層 31 金属層(薄い金属の層) 32 色素分散樹脂層 4、4’ 記録層 4”、4a 記録スポット 5 保護層 10 記録再生用プローブ 10’ トラッキング位置制御用光照射部 20、20’ 光源 40 半径方向駆動装置 50 再生情報検出装置 60 トラッキング情報検出装置 70 回転駆動装置の回転軸 80 プローブ昇降駆動装置 80’ 光照射部昇降駆動装置 90 コの字型の保持部材 100 ヘッド装置 110、110’ ヘッド 200 光記録媒体収容部 400 記録層4における記録領域 CONT 制御部 M、M’、M1、M2、M3、M4 光記録媒体 B 低反射率の領域(黒色部) W 高反射率の領域(白色部)
して不透明な層 31 金属層(薄い金属の層) 32 色素分散樹脂層 4、4’ 記録層 4”、4a 記録スポット 5 保護層 10 記録再生用プローブ 10’ トラッキング位置制御用光照射部 20、20’ 光源 40 半径方向駆動装置 50 再生情報検出装置 60 トラッキング情報検出装置 70 回転駆動装置の回転軸 80 プローブ昇降駆動装置 80’ 光照射部昇降駆動装置 90 コの字型の保持部材 100 ヘッド装置 110、110’ ヘッド 200 光記録媒体収容部 400 記録層4における記録領域 CONT 制御部 M、M’、M1、M2、M3、M4 光記録媒体 B 低反射率の領域(黒色部) W 高反射率の領域(白色部)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/125 G11B 7/125 A
Claims (5)
- 【請求項1】少なくとも基板と、情報を記録するための
記録層と、トラッキングを行うための平坦なトラッキン
グ層とを有し、所定の光による情報の記録及び(又は)
再生に用いられる光記録媒体であり、前記記録層と前記
平坦なトラッキング層との間に、情報の記録用光、再生
用光及び消去用光に対して不透明な層が設けられている
ことを特徴とする光記録媒体。 - 【請求項2】前記情報の記録用光、再生用光及び消去用
光に対して不透明な層は、トラッキングに用いられる光
を透過する層である請求項1記載の光記録媒体。 - 【請求項3】前記情報の記録用光、再生用光及び消去用
光に対して不透明な層は、金属層と、情報の記録用光、
再生用光及び消去用光の波長に吸収のある色素を分散さ
せた樹脂層とを積層した層からなる請求項1又は2記載
の光記録媒体。 - 【請求項4】前記基板が前記情報の記録用光、再生用光
及び消去用光に対して不透明な層を兼ねている請求項
1、2又は3記載の光記録媒体。 - 【請求項5】前記所定の光は近接場光であり、該近接場
光を用いた情報の近接場光記録及び(又は)近接場光再
生に用いられる請求項1から4のいずれかに記載の光記
録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11048355A JP2000251322A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11048355A JP2000251322A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000251322A true JP2000251322A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12801064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11048355A Pending JP2000251322A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000251322A (ja) |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP11048355A patent/JP2000251322A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050615 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050622 |