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JP2000249598A - ノックセンサ - Google Patents

ノックセンサ

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JP2000249598A
JP2000249598A JP11054888A JP5488899A JP2000249598A JP 2000249598 A JP2000249598 A JP 2000249598A JP 11054888 A JP11054888 A JP 11054888A JP 5488899 A JP5488899 A JP 5488899A JP 2000249598 A JP2000249598 A JP 2000249598A
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Japan
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weight portion
nut member
piezoelectric element
knock sensor
weight
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JP11054888A
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Yasunari Kato
康成 加藤
Satoshi Matsuura
諭 松浦
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノックセンサの出力特性向上、部品点数削減
を実現する。 【解決手段】 筒状ベース部材21に、下から順に、円
環状の絶縁材26、円環状のターミナルプレート27、
円環状の圧電素子28、円環状のターミナルプレート2
9、円環状の絶縁材30を嵌め込む。これらの部品を固
定するためのナット部材25の下端部に、薄肉部31を
介して円環状のウェイト部32を同心状に一体に形成
し、このナット部材25を筒状ベース部材21の雄ねじ
部21bに締め込むことで、ウェイト部32と筒状ベー
ス部材21のフランジ部21aとの間に各部品を挟み付
けて固定する。この場合、ナット部材25に一体化され
た薄肉部31とウェイト部32がそれぞれ従来の皿ばね
とウェイトに相当する役割を果たす。更に、ウェイト部
32の内径寸法をナット部材25の外径寸法よりも大き
く形成することで、ノック振動によるウェイト部32の
振動を生じさせやすくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサ中心部に取
付ボルト挿通用の貫通孔を有するいわゆるセンタホール
型非共振タイプのノックセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のセンタホール型非共振ノックセン
サは、図6及び図7に示すように、下端にフランジ部1
0aを有する筒状ベース部材10の外周に、下から順
に、円環状の絶縁材11、円環状のターミナルプレート
12、円環状の圧電素子13、円環状のターミナルプレ
ート14、円環状の絶縁材15、円環状のウェイト16
と皿ばね17を嵌め込み、その上から、ナット18を筒
状ベース部材10の外周面の雄ねじ部19に締め込んで
各部品をナット18とフランジ部10aとの間に挟み付
けて固定し、これらを樹脂20でモールドした構成とな
っている。この構成では、ナット18とウェイト16と
の間に挟み込まれた皿ばね17は、ナット18の締付け
時に、圧電素子13に急激に過大な締付け荷重が加わっ
て圧電素子13が割れることを防止する役割と、実使用
時にエンジンのノック振動に応じたウェイト16の振動
を許容する役割を果たし、ウェイト16は、ノック振動
に応じた振動荷重を圧電素子13に加えて該圧電素子1
3にノック振動に応じた電圧信号を発生させる役割を果
たす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、ナット18とウェイト16との間に挟み込
まれた皿ばね17の上下両端のエッジがナット18下面
とウェイト16上面とに当接するため、これら三者が相
互にエッジ当たり(線接触)となって、ナット18の締
付け力(皿ばね17の弾性力)による圧電素子13への
軸方向のセット荷重が安定せず、これがノック振動に対
する圧電素子13の出力特性・検出感度にばらつきを生
じさせる原因となっている。しかも、筒状ベース部材1
0に組み付ける部品数が多いため、組立能率が悪く、コ
スト高になる欠点もある。
【0004】また、ノックセンサ全体は樹脂20でモー
ルドされるため、ナット18とウェイト16との間の皿
ばね17周辺の隙間にもモールド樹脂20aが充填さ
れ、ナット18とウェイト16との間にモールド樹脂2
0aが挟み込まれた状態となっている。このため、ノッ
ク振動に伴うウェイト16の振動をナット18が上方か
らモールド樹脂20aで押さえ付けてしまい、その結
果、ウェイト16から圧電素子13に加わる振動荷重が
小さくなって、ノック振動の検出感度が低下する欠点も
ある。
【0005】この対策として、実公平5−30123号
公報に示すように、筒状ベース部材10の外周に筒状の
シール部材を嵌合して、皿ばね17の内周側の隙間にモ
ールド樹脂が侵入することをシール部材で防止すること
が提案されている。しかし、この構成では、筒状ベース
部材10に組み付ける部品数が更に多くなってしまい、
益々コストアップしてしまう欠点がある。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、第1の目的は、圧電素子に加える軸方向
のセット荷重を安定させてノックセンサの出力特性・検
出感度を安定させ、且つ、部品点数削減、組立性向上、
コスト削減の要求を満たすことができるようにすること
である。更に、第2の目的は、部品点数削減、組立性向
上、コスト削減の要求を満たしつつ、ノック振動による
ウェイト部の振動を生じさせやすくして、ノックセンサ
の検出感度を高めることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のノックセンサは、ナット部材に
薄肉部を介して環状のウェイト部を同心状に一体に形成
し、該ナット部材を筒状ベース部材の雄ねじ部に締め込
むことで、該ナット部材に一体化されたウェイト部と筒
状ベース部材のフランジ部との間に各部品を挟み付けて
固定するようにしたものである。この構成では、ナット
部材に一体化された薄肉部とウェイト部がそれぞれ従来
の皿ばねとウェイトに相当する役割を果たす。これによ
り、従来のナット、皿ばね、ウェイトの3部品を1部品
とすることができ、部品点数を削減できて、組立性向
上、コスト削減の要求を満たすことができる。しかも、
ナット部材の締付け力は、薄肉部を介してウェイト部に
均等に加わり、このウェイト部の下面が絶縁材と面接触
するため、ウェイト部から絶縁材等を介して圧電素子に
加えられる軸方向のセット荷重が安定して、ノック振動
に対する圧電素子の出力特性・検出感度を安定させるこ
とができる。
【0008】更に、請求項2のように、ウェイト部の内
径寸法をナット部材の外径寸法よりも大きく形成するこ
とが好ましい。このようにすれば、ウェイト部とナット
部材とが上下方向に重なり合わないため、ウェイト部の
振動がナット部材で押さえ付けられなくなり、ノック振
動によるウェイト部の振動を生じさせやすくすることが
できて、ノックセンサの検出感度を高めることができ
る。しかも、実公平5−30123号公報で用いられて
いたモールド樹脂侵入防止用のシール部材を必要としな
いため、部品点数削減、組立性向上、コスト削減の要求
も満たすことができる。
【0009】また、請求項3のように、薄肉部の肉厚を
ウェイト部の肉厚の1/2以下又は2mm以下に形成す
ると良い。このようにすれば、薄肉部に必要なばね性を
持たせることができ、ナット部材の締付け時に、圧電素
子に急激に過大な締付け荷重が加わって圧電素子が割れ
ることを防止できると共に、実使用時にエンジンのノッ
ク振動に応じてウェイト部を容易に振動させることがで
きる。
【0010】ところで、ナット部材を筒状ベース部材の
雄ねじ部に締め込む際に、該ナット部材に一体化された
ウェイト部も回転するため、ウェイト部の下面に当接す
る絶縁材が共回りしたり、更に、この絶縁材の下面に当
接するターミナルプレートも共回りするおそれがある。
絶縁材には方向性がないため、絶縁材が共回りしてもそ
れ自体は問題ないが、ターミナルプレートには方向性が
あるため、ターミナルプレートが共回りすると、組立不
良になってしまう。
【0011】この点を考慮して、請求項4のように、ウ
ェイト部の下面に当接する絶縁材と、この絶縁材の下面
に当接するターミナルプレートの少なくとも一方に回り
止め部を形成すると良い。例えば、絶縁材に回り止め部
を設ければ、ナット部材の締付け時に、絶縁材の共回り
を回り止め部で防止できるため、この絶縁材の下面に当
接するターミナルプレートの共回りも防止できる。ま
た、絶縁材に回り止め部を設けなくても、ターミナルプ
レートに回り止め部を設ければ、ナット部材の締付け時
に、絶縁材が共回りしても、ターミナルプレートの共回
りを防止でき、組立不良を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態(1)]以下、本発明
の実施形態(1)を図1乃至図3に基づいて説明する。
筒状ベース部材21は鉄等の金属により形成され、その
下端部にはフランジ部21aが一体に形成されている。
この筒状ベース部材21の上端部外周とフランジ部21
aの外周には、モールド樹脂22とのシール性を確保す
るための環状溝23,24が1本又は複数本形成されて
いる。筒状ベース部材21の外周面には、後述するナッ
ト部材25を締め付ける雄ねじ部21bが上端の環状溝
23の下側に形成されている。
【0013】この筒状ベース部材21には、下から順
に、円環状の絶縁材26、円環状のターミナルプレート
27、円環状の圧電素子28、円環状のターミナルプレ
ート29、円環状の絶縁材30が嵌め込まれ、圧電素子
28の上下両面の電極が各ターミナルプレート27,2
9に接触し、各ターミナルプレート27,29には、端
子部27a,29aが同じ向きに形成されている。各絶
縁材26,30の外周部には、例えば4個の回り止め部
26a,30aが90°間隔で形成されている。更に、
ターミナルプレート27,29の外周部には、例えば3
個の位置決め兼用の回り止め部27a,29aが90°
間隔で形成されている。これらの回り止め部26a,3
0a,27a,29aは、全て同じ形状に形成され、組
付状態において、ターミナルプレート27,29の3個
の回り止め部27a,29aが絶縁材26,30の3個
の回り止め部26a,30aと合致するようになってい
る。
【0014】一方、ナット部材25の下端部には、図3
に示すように、テーパ筒状の薄肉部31を介して円環状
のウェイト部32が同心状に一体に形成され、このウェ
イト部32の下端がナット部材25の下端よりも下方に
位置している。この場合、ウェイト部32の内径寸法D
1は、ナット部材25の外径寸法D2よりも大きく形成
され、また、薄肉部31の肉厚T1は、ばね性を確保す
るために、ウェイト部32の肉厚T2の1/2以下又は
2mm以下に形成されている。このウェイト部32と筒
状ベース部材21のフランジ部21aとの間に、絶縁材
26,30、ターミナルプレート27,29、圧電素子
28が挟み付けられて固定され、モールド樹脂22でモ
ールドされている。
【0015】この場合、ウェイト部32の内外径の寸法
は、絶縁材26,30、ターミナルプレート27,2
9、圧電素子28のそれぞれの内外径の寸法と同一に形
成され、ウェイト部32の下面全体から圧電素子28の
全面に軸方向のセット荷重が均等に加わるようになって
いる。また、ウェイト部32の外周面上部の例えば2箇
所にカット面33が形成され、このカット面33に工具
(図示せず)を嵌合してナット部材25を締め付けるよ
うになっている。
【0016】次に、上記構成のノックセンサを組み立て
る手順を説明する。まず、筒状ベース部材21に、下か
ら順に、円環状の絶縁材26、円環状のターミナルプレ
ート27、円環状の圧電素子28、円環状のターミナル
プレート29、円環状の絶縁材30を嵌め込み、絶縁材
26,30の回り止め部26a,30aとターミナルプ
レート27,29の回り止め部27a,29aを合致さ
せて治具(図示せず)で保持することで、これら各部品
を位置決めして回り止めする。この状態で、ナット部材
25を筒状ベース部材21の雄ねじ部21bに締め込ん
で、ウェイト部32の下面を絶縁材30に圧接させる。
この際、ナット部材25と一体にウェイト部32が回転
するが、絶縁材26,30やターミナルプレート27,
29は、回り止め部26a,30a,27a,29aで
回り止めされているため、絶縁材26,30やターミナ
ルプレート27,29が共回りすることが防止される。
そして、ウェイト部32から圧電素子28に適度なセッ
ト荷重が加わるまで、ナット部材25を締め付け、ウェ
イト部32と筒状ベース部材21のフランジ部21aと
の間に、絶縁材26,30、ターミナルプレート27,
29、圧電素子28を挟み付けて固定する。
【0017】尚、ウェイト部32を圧電素子28側に押
圧する荷重が小さすぎると、ウェイト部32が低い周波
数の振動で共振し、その共振周波数でのみ圧電素子28
に対して大きい加圧力を発生し、その他の周波数帯域で
は、十分な加圧力を発生しない。一方、ナット部材25
の締付荷重が大きすぎたり、薄肉部31の剛性が強すぎ
ると、ノック振動が発生しても、ウェイト部32が十分
に振動することができない。いずれの場合も、圧電素子
28からノック振動に応じた出力を安定して得ることは
できない。従って、ナット部材25の締付荷重や薄肉部
31の剛性は、圧電素子28からノック振動に応じた出
力を安定して得ることができるように設定する必要があ
る。本実施形態(1)のように、薄肉部31の肉厚T1
を、ウェイト部32の肉厚T2の1/2以下又は2mm
以下に形成すれば、薄肉部31に必要なばね性を持たせ
ることができる。
【0018】以上説明した本実施形態(1)において
は、ナット部材25に一体に形成された薄肉部31とウ
ェイト部32がそれぞれ従来の皿ばねとウェイトに相当
する役割を果たす。つまり、薄肉部31は、ナット部材
25の締付け時に、圧電素子28に急激に過大な締付け
荷重が加わって圧電素子28が割れることを防止する役
割と、実使用時にエンジンのノック振動に応じたウェイ
ト部32の振動を許容する役割を果たす。また、筒状ベ
ース部材21の内径部に取付ボルト(図示せず)を挿通
してノックセンサをエンジンに取り付ける際に、取付ボ
ルトの締付荷重が大きいと、筒状ベース部材21の軸方
向寸法が圧縮されることがあるが、薄肉部31は、この
筒状ベース部材21の軸方向の圧縮を吸収して、圧電素
子28のセット荷重の変化を少なくする役割も果たす。
そして、ウェイト部32は、ノック振動に応じた振動荷
重を圧電素子28に加えて該圧電素子28にノック振動
に応じた電圧信号を発生させる役割を果たす。
【0019】このように、本実施形態(1)では、従来
のナット、皿ばね、ウェイトの3部品の役割を1部品で
果たすことができるため、部品点数を削減できて、組立
性向上、コスト削減の要求を満たすことができる。しか
も、ナット部材25の締付け力は、薄肉部31を介して
ウェイト部32に均等に加わり、このウェイト部32の
下面全体が絶縁材30の上面全体と面接触するため、ウ
ェイト部32から圧電素子28に加えられるセット荷重
が安定して、ノック振動に対するノックセンサの出力特
性・検出感度を安定させることができる。
【0020】更に、ウェイト部32の内径寸法D1をナ
ット部材25の外径寸法D2よりも大きく形成したの
で、従来とは異なり、ウェイト部32とナット部材25
とが上下方向に重なり合わない。このため、ウェイト部
32の振動がナット部材25で押さえ付けられなくな
り、ノック振動によるウェイト部32の振動を生じさせ
やすくすることができて、ノック振動の検出感度を高め
ることができる。しかも、薄肉部31の内側にモールド
樹脂22aが充填されても、このモールド樹脂22aが
ウェイト部32の振動を押さえ付けないので、モールド
樹脂22aの侵入を防止するシール部材を必要としな
い。
【0021】尚、本実施形態(1)では、ナット部材2
5の締付けトルクを考慮して、ナット部材25よりも外
径寸法の大きいウェイト部32の外周面に、ナット部材
25締付け用のカット面33を形成したが、ナット部材
25の外周面にカット面を形成しても良いことは言うま
でもない。
【0022】[実施形態(2)]上記実施形態(1)で
は、ナット部材25の下端部に、テーパ筒状の薄肉部3
1を介して円環状のウェイト部32を同心状に一体に形
成したが、図4及び図5に示す本発明の実施形態(2)
では、ナット部材35の上端部に円環状の薄肉部36を
介して円環状のウェイト部37を同心状に一体に形成
し、このウェイト部36の下端をナット部材35の下端
よりも下方に突出させて、このウェイト部36と筒状ベ
ース部材21のフランジ部21aとの間に、絶縁材2
6,30、ターミナルプレート27,29、圧電素子2
8を挟み付けて固定している。この場合も、図5に示す
ように、ウェイト部37の内径寸法D1をナット部材3
5の外径寸法D2よりも大きく形成し、また、薄肉部3
6の肉厚T1をウェイト部37の肉厚T2の1/2以下
又は2mm以下に形成している。また、ウェイト部36
の外周面上部の例えば2箇所にカット面38を形成し、
このカット面38に工具(図示せず)を嵌合してナット
部材35を締め付けるようになっている。その他の構成
は、前記実施形態(1)と同じである。
【0023】本実施形態(2)においても、前記実施形
態(1)と同じ作用効果を得ることができる。更に、本
実施形態(2)では、ナット部材35全体をウェイト部
37の内周部に位置させているため、ウェイト部37付
きのナット部材35の高さ寸法をウェイト部37の高さ
寸法と同一にすることができ、その分、ノックセンサの
高さ寸法を小さくすることができ、ノックセンサの小型
・薄型化の要求も満たすことができる。
【0024】尚、上記実施形態(1),(2)では、絶
縁材26,30とターミナルプレート27,29の両方
に回り止め部26a,30a,27a,29aを形成し
たが、いずれか一方のみに回り止め部を形成するように
しても良い。このようにしても、ナット部材25,35
の締付け時のターミナルプレート27,29の共回りを
防止することができ、組立不良を防止できる。この場
合、ウェイト部32と接触する絶縁材30に回り止め部
30aを形成しないと、絶縁材30が共回りするが、絶
縁材30には方向性がないため、絶縁材30が共回りし
ても、ターミナルプレート27,29が共回りしなけれ
ば問題ない。
【0025】また、上記実施形態(1),(2)では、
2枚の絶縁材26,30を共通化するために、2枚の絶
縁材26,30の両方に回り止め部26a,30aを形
成したが、上側の絶縁材30の共回りを防止すれば、そ
の下側の部品は共回りしないため、下側の絶縁材26に
は、必ずしも回り止め部26aを形成する必要はない。
また、ウェイト部32,37を支持する薄肉部31,3
6の複数箇所に等間隔に開口部を形成して薄肉部31,
36が弾性変形しやすいようにしても良い。
【0026】また、上記実施形態(1),(2)では、
2枚のターミナルプレート27,29で圧電素子28を
挟み込むようにしたが、片面に2つの電極を形成した圧
電素子を用いる場合は、圧電素子の片面に2枚のターミ
ナルプレートを並べて配置するようにすれば良い。ま
た、筒状ベース部材21のうちの雄ねじ部21bの下側
部分の外径寸法を、雄ねじ部21bよりも少し大きく形
成して、絶縁材26,30、ターミナルプレート27,
29、圧電素子28の内周側の隙間を小さくするように
しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)を示すノックセンサの
縦断面図
【図2】実施形態(1)のノックセンサの組立部品の分
解斜視図
【図3】実施形態(1)のウェイト部付きのナット部材
を示す拡大縦断面図
【図4】本発明の実施形態(2)を示すノックセンサの
縦断面図
【図5】実施形態(2)のウェイト部付きのナット部材
を示す拡大縦断面図
【図6】従来のノックセンサの縦断面図
【図7】従来のノックセンサの組立部品の分解斜視図
【符号の説明】
21…筒状ベース部材、21a…フランジ部、21b…
雄ねじ部、22…モールド樹脂、25…ナット部材、2
6…絶縁材、26a…回り止め部、27…ターミナルプ
レート、27a…回り止め部、28…圧電素子、29…
ターミナルプレート、29a…回り止め部、30…絶縁
材、30a…回り止め部、31…薄肉部、32…ウェイ
ト部、35…ナット部材、36…薄肉部、37…ウェイ
ト部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端にフランジ部を有する筒状ベース部
    材の外周に、環状の圧電素子と、この圧電素子から電気
    信号を取り出すターミナルプレートと、環状の絶縁材を
    嵌め込み、その上からナット部材を前記筒状ベース部材
    の外周面に形成された雄ねじ部に締め込んで前記各部品
    を固定したノックセンサにおいて、 前記ナット部材に薄肉部を介して環状のウェイト部を同
    心状に一体に形成し、このウェイト部と前記筒状ベース
    部材のフランジ部との間に前記各部品を挟み付けて固定
    したことを特徴とするノックセンサ。
  2. 【請求項2】 前記ウェイト部の内径寸法を前記ナット
    部材の外径寸法よりも大きく形成したことを特徴とする
    請求項1に記載のノックセンサ。
  3. 【請求項3】 前記薄肉部の肉厚を前記ウェイト部の肉
    厚の1/2以下又は2mm以下に形成したことを特徴と
    する請求項1又は2に記載のノックセンサ。
  4. 【請求項4】 前記ウェイト部の下面に当接する前記絶
    縁材と、この絶縁材の下面に当接する前記ターミナルプ
    レートの少なくとも一方に回り止め部を形成したことを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のノックセ
    ンサ。
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Cited By (5)

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