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JP2000244601A - データ回線選択方法およびデータ回線選択装置 - Google Patents

データ回線選択方法およびデータ回線選択装置

Info

Publication number
JP2000244601A
JP2000244601A JP11045761A JP4576199A JP2000244601A JP 2000244601 A JP2000244601 A JP 2000244601A JP 11045761 A JP11045761 A JP 11045761A JP 4576199 A JP4576199 A JP 4576199A JP 2000244601 A JP2000244601 A JP 2000244601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
line
line selection
selection table
application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11045761A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Nemoto
昌明 根本
Yasushi Matsutaka
靖 松高
Keiko Yoneda
桂子 米田
Koji Matsuyama
浩司 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11045761A priority Critical patent/JP2000244601A/ja
Publication of JP2000244601A publication Critical patent/JP2000244601A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ通信を要求する通信アプリケーション
のアプリケーション種別に基づき適切なデータ通信回線
を選択可能とすることを目的とする。 【解決手段】 通信アプリケーションからの出力に基づ
き、データ送信要求元である通信アプリケーションのア
プリケーション種別を識別するアプリケーション識別ス
テップと、識別されたアプリケーション種別に基づき、
アプリケーション種別を通信回線に対応づける回線選択
テーブルから通信回線を読み出す回線選択ステップとを
備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ回線選択方
法およびデータ回線選択装置に係り、さらに詳しくは、
通信アプリケーションがデータ通信を行う際に、2以上
のデータ回線からいずれかのデータ回線を選択するデー
タ回線選択方法およびデータ回線選択装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】2以上のデータ回線を利用可能なデータ
通信装置では、通信アプリケーションに対し、いずれか
のデータ回線を割り当てる必要がある。特に、2以上の
通信アプリケーションを動作させた場合、特定の通信ア
プリケーションが特定のデータ回線を独占するおそれが
ある。このため、データ回線を回線資源として適切に管
理してデータ回線の有効利用を図る必要がある。一般
に、データ通信装置では、通信アプリケーションがデー
タ回線を指定することにより、通信アプリケーションご
とに、あるいは、データ通信ごとにデータ回線の割り当
てが行われる。このため、通信アプリケーションは本来
の処理業務に加えてデータ通信装置の回線資源管理をも
行う必要があった。
【0003】この様な事情に鑑みて提案されたデータ通
信装置が、特開平5−260044号公報に開示されて
いる。図26は、この公報に記載されたISDN(Integrat
ed Services digital network)回線によるデータ通信
装置の構成を示したブロック図である。図中の100、
101、102はそれぞれ通信アプリケーション(A
P)、103は回線資源管理部、104はISDN接続制御
部、105はISDN回線接続部、106はISDN回線であ
る。各通信アプリケーション100〜102が通信チャ
ネルを指定して回線使用要求を行い、ISDN回線106の
回線状態を保持している回線資源管理部103が、デー
タ回線の指定に基づき回線使用要求ごとにデータ回線の
割り当てを行っている。このため、通信アプリケーショ
ン100〜102が回線資源管理を行う必要がないの
で、通信アプリケーションの負荷を軽減することがで
き、また、その開発も容易となる。
【0004】しかしながら、このデータ通信装置では、
データ回線の指定を通信アプリケーションが行ってい
る。このため、本来、個別のデータ通信装置に依存しな
い汎用プログラムであるはずの通信アプリケーション
が、そのデータ通信装置で利用可能なデータ回線、すな
わち、回線種別及び接続種別を認識し、回線資源の管理
を行う必要があった。
【0005】一方、従来の通信装置の他の例として、通
信アプリケーションがデータ回線の指定を行わないデー
タ通信装置が、特開平4−97628号公報に開示され
ている。このデータ通信装置は、衛星パケット通信方式
において伝送データのパケット数が特定数以下の場合に
短データ用回線をアクセスし、特定数を越える場合には
長データ用回線をアクセスするというものである。この
データ通信装置を用いた場合、通信アプリケーションが
データ回線を指定する必要がない。
【0006】しかしながら、このデータ通信方式は、選
択可能なデータ回線がともにパケット通信方式の場合に
のみ適用可能なものであり、また、長データ用回線と短
データ用回線という2者択一の単純な選択を行う場合に
のみ適用できる方式であり、接続種別の異なる種々のデ
ータ回線が混在している場合に、適切なデータ回線を選
択することができないという問題があった。
【0007】特に、同一の回線種別について異なる接続
種別が選択可能である場合、例えば、同一の回線種別に
ついて異なるデータ伝送速度を選択可能である場合に
は、回線種別および接続種別を選択する必要があった。
り、適切なデータ回線を選択することができないという
問題があった。
【0008】また、このデータ通信装置では、パケット
数のみに基づいてデータ回線を選択しているため、デー
タ送信を要求している通信アプリケーションのアプリケ
ーション種別、送信データのメディア種別等に応じて最
適なデータ回線または接続種別を選択することができな
いという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、データ通信を要求する通信ア
プリケーションのアプリケーション種別に基づき適切な
データ回線を選択可能とすることを目的とする。
【0010】また、本発明は、回線状態に基づき最も適
切なデータ回線が選択できない場合に、次に適切なデー
タ回線を選択することにより、回線状態に応じた最適な
データ回線を選択することを目的とする。
【0011】また、本発明は、データ通信を要求する通
信アプリケーションのアプリケーション種別に基づくデ
ータ回線の選択方法と、送信データのメディア種別に基
づくデータ回線の選択方法のいずれかを選択し、アプリ
ケーション種別及びメディア種別に応じた適切なデータ
回線選択を選択することを目的とする。
【0012】また、本発明は、データ通信を要求する通
信アプリケーションのアプリケーション種別に基づくデ
ータ回線の選択方法と、送信データのデータ長に基づく
データ回線の選択方法のいずれかを選択し、アプリケー
ション種別及びデータ長に応じた適切なデータ回線選択
を選択することを目的とする。
【0013】また、本発明は、アプリケーション種別に
基づく回線選択方法と、メディア種別に基づく回線選択
方法と、データ長に基づく回線選択方法のいずいれか選
択し、アプリケーション種別、メディア種別及びデータ
長に応じた適切なデータ回線選択を選択することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ回線
選択方法は、通信アプリケーションからの出力に基づ
き、データ送信要求元である通信アプリケーションのア
プリケーション種別を識別するアプリケーション識別ス
テップと、識別されたアプリケーション種別に基づき、
アプリケーション種別をデータ回線に対応づける回線選
択テーブルからデータ回線を読み出す回線選択ステップ
とを備えて構成される。従って、データ通信を要求する
通信アプリケーションのアプリケーション種別に基づき
適切なデータ回線を選択することができる。
【0015】また、本発明によるデータ回線選択方法
は、通信アプリケーションからの出力に基づき送信デー
タのデータ種別を識別するデータ識別ステップと、デー
タ種別を優先順位の付された2以上のデータ回線に対応
づける回線選択テーブルから、識別されたデータ種別に
基づき優先順位の最も高いデータ回線を読み出し、読み
出されたデータ回線の回線状態に基づき次に優先順位の
高いデータ回線をさらに読み出す回線選択ステップとを
備えて構成される。従って、送信データのデータ種別に
基づき回線状態に応じた最適なデータ回線を選択するこ
とができる。
【0016】また、本発明によるデータ回線選択方法
は、送信データのデータ種別として、データ送信要求元
である通信アプリケーションのアプリケーション種別、
送信データのメディア種別又は送信データのデータ長を
使用する。このため、アプリケーション種別、メディア
種別又はデータ長に基づき回線状態に応じた最適なデー
タ回線を選択することができる。
【0017】また、本発明によるデータ回線選択方法
は、通信アプリケーションからの出力に基づき、データ
送信要求元である通信アプリケーションのアプリケーシ
ョン種別を識別するアプリケーション識別ステップと、
アプリケーション種別をデータ回線又は第2の回線選択
テーブルに対応づける第1の回線選択テーブルから、識
別されたアプリケーション種別に基づき、データ回線又
は第2の回線選択テーブルを読み出す第1の回線選択ス
テップと、通信アプリケーションからの出力に基づき、
送信データのメディア種別を識別するメディア識別ステ
ップと、第1の回線選択ステップにおいて第2の回線選
択テーブルが読み出された場合に、メディア種別をデー
タ回線に対応づける第2の回線選択テーブルから、識別
されたメディア種別に基づき、データ回線を読み出す第
2の回線選択ステップとを備え手構成される。従って、
アプリケーション種別及びメディア種別に応じた適切な
データ回線選択を選択することができる。
【0018】また、本発明によるデータ回線選択方法
は、通信アプリケーションからの出力に基づき、データ
送信要求元である通信アプリケーションのアプリケーシ
ョン種別を識別するアプリケーション識別ステップと、
アプリケーション種別をデータ回線又は第2の回線選択
テーブルに対応づける第1の回線選択テーブルから、識
別されたアプリケーション種別に基づき、データ回線又
は第2の回線選択テーブルを読み出す第1の回線選択ス
テップと、通信アプリケーションからの出力に基づき、
送信データのデータ長を識別するデータ長識別ステップ
と、第1の回線選択ステップにおいて第2の回線選択テ
ーブルが読み出された場合に、データ長をデータ回線に
対応づける第2の回線選択テーブルから、識別されたデ
ータ長に基づき、データ回線を読み出す第2の回線選択
ステップとを備えて構成される。従って、アプリケーシ
ョン種別及びデータ長に応じた適切なデータ回線選択を
選択することができる。
【0019】また、本発明によるデータ回線選択方法
は、通信アプリケーションからの出力に基づき、データ
送信要求元である通信アプリケーションのアプリケーシ
ョン種別を識別するアプリケーション識別ステップと、
アプリケーション種別をデータ回線又は他の回線選択テ
ーブルに対応づける第1の回線選択テーブルから、識別
されたアプリケーション種別に基づき、データ回線又は
他の回線選択テーブルを読み出す第1の回線選択ステッ
プと、通信アプリケーションからの出力に基づき、送信
データのメディア種別を識別するデータ長識別ステップ
と、メディア種別をデータ回線又は他の回線選択テーブ
ルに対応づける第2の回線選択テーブルから、識別され
たメディア種別に基づき、データ回線又は他の回線選択
テーブルを読み出す第2の回線選択ステップと、通信ア
プリケーションからの出力に基づき、送信データのデー
タ長を識別するデータ長識別ステップと、データ長をデ
ータ回線又は他の回線選択テーブルに対応づける第3の
回線選択テーブルから、識別されたデータ長に基づき、
データ回線又は他の回線選択テーブルを読み出す第3の
回線選択ステップとを備え、第1乃至第3のいずれかの
回線選択ステップにおいて、他の回線選択テーブルが読
み出された場合には、他の回線選択テーブルとして読み
出された回線選択テーブルからデータ回線又は他の回線
選択テーブルを読み出す第1乃至第3のいずれかの回線
選択ステップが実行されるように構成される。従って、
アプリケーション種別、メディア種別及びデータ長に応
じた適切なデータ回線選択を選択することができる。
【0020】一方、本発明によるデータ回線選択装置
は、通信アプリケーションからの出力に基づき、データ
送信要求元である通信アプリケーションのアプリケーシ
ョン種別を識別するアプリケーション識別部と、アプリ
ケーション種別をデータ回線に対応づける規定からなる
回線選択テーブルと、識別されたアプリケーション種別
に基づき、回線選択テーブルからデータ回線を読み出す
回線選択部とを備えて構成される。従って、データ通信
を要求する通信アプリケーションのアプリケーション種
別に基づき適切なデータ回線を選択することができる。
【0021】また、本発明によるデータ回線選択装置
は、回線選択テーブルが、データ種別を優先順位の付さ
れた2以上のデータ回線に対応づける規定を含み、回線
選択部が、識別されたデータ種別に基づき、優先順位の
最も高いデータ回線を読み出し、読み出されたデータ回
線の回線状態に基づき、次に優先順位の高いデータ回線
をさらに読み出すように構成される。従って、データ種
別に基づき回線状態に応じた最適なデータ回線を選択す
ることができる。
【0022】また、本発明によるデータ回線選択装置
は、データ種別としてデータ送信要求元である通信アプ
リケーションのアプリケーション種別、送信データのメ
ディア種別又は送信データのデータ長を使用する。従っ
て、アプリケーション種別、メディア種別又はデータ長
に基づき回線状態に応じた最適なデータ回線を選択する
ことができる。
【0023】また、本発明によるデータ回線選択装置
は、通信アプリケーションからの出力に基づき、データ
送信要求元である通信アプリケーションのアプリケーシ
ョン種別を識別するアプリケーション識別部と、アプリ
ケーション種別をデータ回線又は第2の回線選択テーブ
ルに対応づける規定からなる第1の回線選択テーブル
と、通信アプリケーションからの出力に基づき、送信デ
ータのメディア種別を識別するデータ長識別部と、メデ
ィア種別をデータ回線に対応づける規定からなる第2の
回線選択テーブルと、識別されたアプリケーション種別
に基づき、第1の回線選択テーブルからデータ回線又は
他の回線選択テーブルを読み出し、第2の回線選択テー
ブルが読み出された場合には、識別されたメディア種別
に基づき、第2の回線選択テーブルからデータ回線を読
み出す回線選択部とを備えて構成される。従って、アプ
リケーション種別及びメディア種別に応じた適切なデー
タ回線選択を選択することができる。
【0024】また、本発明によるデータ回線選択装置
は、通信アプリケーションからの出力に基づき、データ
送信要求元である通信アプリケーションのアプリケーシ
ョン種別を識別するアプリケーション識別部と、アプリ
ケーション種別をデータ回線又は第2の回線選択テーブ
ルに対応づける規定からなる第1の回線選択テーブル
と、通信アプリケーションからの出力に基づき、送信デ
ータのデータ長を識別するデータ長識別部と、データ長
をデータ回線に対応づける規定からなる第2の回線選択
テーブルと、識別されたアプリケーション種別に基づ
き、第1の回線選択テーブルからデータ回線又は第2の
回線選択テーブルを読み出し、第2の回線選択テーブル
が読み出された場合には、識別されたデータ長に基づ
き、第2の回線選択テーブルからデータ回線を読み出す
回線選択部とを備えて構成される。従って、アプリケー
ション種別及びデータ長に応じた適切なデータ回線選択
を選択することができる。
【0025】また、本発明によるデータ回線選択装置
は、通信アプリケーションからの出力に基づき、データ
送信要求元である通信アプリケーションのアプリケーシ
ョン種別を識別するアプリケーション識別部と、アプリ
ケーション種別をデータ回線又は他の回線選択テーブル
に対応づける規定からなる第1の回線選択テーブルと、
通信アプリケーションからの出力に基づき、送信データ
のメディア種別を識別するメディア識別部と、メディア
種別をデータ回線又は他の回線選択テーブルに対応づけ
る規定からなる第2の回線選択テーブルと、通信アプリ
ケーションからの出力に基づき、送信データのデータ長
を識別するデータ長識別部と、データ長をデータ回線又
は他の回線選択テーブルに対応づける規定からなる第3
の回線選択テーブルと、予め定められた第1乃至第3の
回線選択テーブルのいずれかからデータ回線又は他の回
線選択テーブルを読み出し、他の回線選択テーブルが読
み出された場合には、他の回線選択テーブルとして読み
出された第1乃至第3の回線選択テーブルから、さらに
データ回線又は他の回線選択テーブルを読み出す回線選
択部を備えて構成される。従って、アプリケーション種
別、メディア種別及びデータ長に応じた適切なデータ回
線選択を選択することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よるデータ通信装置が適用されるデータ通信ネットワー
ク全体のシステム構成例を示した図である。図中のDE
1は本発明によるデータ通信装置であり、DE2はデー
タ通信装置DE1とデータ通信を行うリモート側のデー
タ通信装置である。
【0027】NW1〜NW3は、データ通信装置DE1
にデータ回線を提供するデータ通信ネットワークであ
り、それぞれ1又は2以上のデータ回線La〜Lcを介
してデータ通信装置DE1が接続される。また、NW4
は、リモート側のデータ通信装置DE2にデータ回線を
提供するデータ通信ネットワークである。
【0028】データ回線La〜Lcは、回線交換方式、
パケット交換方式およびランダムアクセス方式等のデー
タ回線であり、回線種別及び接続種別により定義され
る。データ回線La〜Lcには、回線種別が、例えばIS
DNベーシック回線、ISDN1次群回線、ISDNパケット回
線、パケット専用回線、専用線などの有線回線や、PDC
回線、PHS回線、IMT-2000回線などの無線回線を用いる
ことができる。
【0029】GW1〜GW3は、プロトコル等の異なる
データ通信ネットワーク間を中継するゲートウエイ装置
であり、データ通信ネットワークNW1〜NW3とデー
タ通信ネットワークNW4とを相互に接続している。
【0030】図2は、本発明によるデータ通信装置DE
1の一構成例を示したブロック図である。図中の11〜
14は、リモート側のデータ通信装置DE2とデータ通
信を行う通信アプリケーション・ソフトウエアである。
これらの通信アプリケーションは、データ通信装置DE
1上で動作するものであるが、データ通信装置DE1に
接続されたパーソナル・コンピュータ等(不図示)にお
いて動作するものであってもよい。
【0031】これらの通信アプリケーション11〜14
は、データ通信装置に依存しない汎用ソフトウエアであ
り、OS(operating system)の下で動作するものであ
ってもよい。ここでは、通信アプリケーション11〜1
4を、それぞれファイル転送アプリケーション、静止画
転送アプリケーション、TV電話アプリケーション、イ
ンターネット・アクセス・アプリケーション(ブラウザ
等)であるものとして説明する。
【0032】図中の31〜33は、データ通信装置DE
1が接続される回線種別L1〜L3ごとに設けられた回
線制御部であり、それぞれ回線種別L1〜L3の回線接
続、回線切断、データ送受信等を行う回路により構成さ
れる。ここでは、回線種別L1がISDN非制限ディジタル
回線であり、回線制御部31は回線種別L1を64kbit/s
又は128kbit/sの接続種別により接続制御する。また、
回線種別L2がISDNパケット回線であり、回線制御部3
2は回線種別L2をDchパケット又はBchパケットの接続
種別により接続制御する。さらに、回線種別L3がATM
(Asynchronus Transfer Mode)回線であり、回線制御
部33が回線種別L3を接続制御する。ここで、接続種
別とは同一の回線種別L1〜L3上において利用可能な
異なる通信速度又はサービス品目等を意味している。回
線種別L3の様に通信速度及びサービス品目が予め特定
され、通信アプリケーション又はデータ通信ごとに選択
することができない回線種別の接続種別を「固定方式」
と呼ぶことにする。この場合、回線種別がデータ回線と
一致することになる。
【0033】図中の20は通信アプリケーション11〜
14がデータ通信を行う際、データ回線及び接続種別を
選択する回線管理部であり、データ識別部としてのアプ
リケーション識別部200と、回線選択部201と、タ
イマー部202と、回線選択テーブル203からなる。
【0034】11a〜14a、11b〜14bは、通信
アプリケーション11〜14、回線管理部20間の送受
信信号であり、31a〜33a、31b〜33bは、回
線管理部20、回線制御部31〜33間の送受信信号で
ある。これらの信号は、ソフトウエアにおけるイベント
処理等によって実現することもできる。
【0035】通信アプリケーション11〜14は、デー
タ送信時に信号11a〜14aとして送信要求信号を出
力した後、信号11a〜14aとして1又は2以上の送
信データを出力する。また、回線管理部20は、これら
の信号に基づき、信号31a〜34aとして送信要求信
号を出力し、或いは、1又は2以上の送信データを出力
する。
【0036】アプリケーション識別部200は、通信ア
プリケーションの出力する信号11a〜14aに基づ
き、アプリケーション種別を識別する。すなわち、デー
タ送信要求元である通信アプリケーションについてアプ
リケーション種別を識別する。アプリケーション種別と
は、送信要求信号を出力してデータ通信を要求している
通信アプリケーションの種類による分類を意味する。
【0037】例えば、ファイル転送アプリケーション、
静止画転送アプリケーション、TV電話アプリケーショ
ン、インターネット・アクセス・アプリケーションをそ
れぞれ1つのアプリケーション種別とすることができ
る。
【0038】アプリケーション識別部200は、送信要
求信号11a〜14a(ソフトウエア処理の場合にはイ
ベント)を識別することによりアプリケーション種別を
識別することができる。また、送信要求信号に要求元の
通信アプリケーションに関する情報(アプリケーション
情報)が含まれている場合には、送信要求信号からこの
アプリケーション情報を抽出してアプリケーション種別
を識別してもよい。
【0039】回線選択テーブル203は、アプリケーシ
ョン種別ごとに最適なデータ回線、すなわち、回線種別
及びその回線種別上での最適な接続種別を対応づけた規
定からなる。この回線選択テーブル203を用いれば、
アプリケーション種別に基づいて最適なデータ回線を選
択することができる。
【0040】例えば、「静止画転送アプリケーション」
と「TV電話アプリケーション」では、前者が静止画
を、後者が動画を送信するため、一般的に後者の方が通
信データ量が多い。この様な通信データ量の多いアプリ
ケーション種別には、高速のデータ回線を対応づける一
方、より通信データ量のより少ないメディア種別には、
より低速のデータ回線を対応づけることができる。ま
た、通信データ量の少ないメディア種別には、パケット
回線を対応づけることができる。さらに、リアルタイム
性が要求されるメディア種別に、より高速のデータ回線
を対応づけることもできる。
【0041】図3は、この回線選択テーブル203を構
成するデータの一例を示した図である。この図では、
「静止画転送アプリケーション」をISDN非制限デジタル
回線(回線種別L1)の64kbit/s接続に対応づけ、「フ
ァイル転送アプリケーション」を回線種別L2(ISDNパ
ケット回線)のDchパケット接続に対応づけ、「TV電
話アプリケーション」を回線種別L3(ATM回線)に対
応づけ、「インターネット・アクセス・アプリケーショ
ン」を回線種別L1(ISDN非制限デジタル回線)の128k
bit/s接続に対応づける各規定を含んで構成される。
【0042】ここで、「TV電話アプリケーション」の
接続種別は固定方式となっており、他のアプリケーショ
ン種別の様に接続種別が指定されていない。この理由
は、この通信装置ではATM回線が常に特定の接続種別で
接続制御されるので、接続種別を指定する必要がないか
らである。この様に、接続種別が固定されている一部又
は全部の回線種別に関して、回線選択テーブル203に
おいて接続種別を固定方式とすることもできる。
【0043】この回線選択テーブル203は、ROM、
RAM、EEPROM等の記憶手段により構成すること
ができるが、書込可能な記憶手段により構成して回線選
択テーブル203中の各規定を容易に変更できることが
望ましい。例えば、データ通信装置の保守インタフェー
ス等(不図示)から容易に変更できることが望ましい。
【0044】回線選択部201は、識別されたアプリケ
ーション種別に対応する回線種別及び接続種別を回線選
択テーブル203から読み出し、データ回線を選択す
る。そして、選択された回線種別L1〜L3に対応する
回線制御部31〜33へ送信要求信号を出力する。この
信号には接続種別が含まれており、送信要求信号31a
〜33aを受けた回線制御部31〜33は指定された回
線接続を行う。これにより、各通信アプリケーション1
1〜14はリモート側のデータ通信装置DE2との間で
データ通信を行うことができる。
【0045】また、回線選択部201は、通信アプリケ
ーションが信号11a〜14aとして送信停止信号を出
力した場合、あるいは、後述のタイマー部202がタイ
ムアップ信号を出力した場合に、信号31a〜33aと
して送信停止信号を出力し、回線制御部31〜33がデ
ータ回線の切断を行う。
【0046】タイマー部202は、データ送信の中断時
間を計測する手段であり、回線選択部201によりリセ
ットされ、所定の中断時間を経過した場合に、回線選択
部201へタイムアップ信号を出力する。
【0047】アプリケーション識別部200、回線選択
部201およびタイマー部202は、ハードウエア(す
なわち回路)として実現できるのはもちろん、マイクロ
プロセッサ上で動作するソフトウエアとして実現するこ
とができる。また、回線選択テーブル203を含む回線
管理部20をマイコンにより実現することもできる。
【0048】図4のS100〜S107は、回線管理部
20の動作の一例を示したフローチャートであり、いず
れかの通信アプリケーション11〜14からの出力信号
11a〜14aを受信した際の処理を示している。回線
管理部20の動作は、受信データ11a〜14aが送信
要求信号の場合と送信データの場合で異なる(ステップ
S100)。
【0049】まず、受信信号11a〜14aが、送信要
求信号である場合について説明する。送信要求信号は、
通信アプリケーション11〜14においてデータ送信要
求が発生した場合に発行される。回線管理部20が送信
要求信号を受信すると、アプリケーション識別部200
はこの送信要求信号に基づきアプリケーション種別を識
別する(ステップS101)。
【0050】回線選択部201は、識別されたアプリケ
ーション種別に基づき回線選択テーブル203を参照
し、このアプリケーション種別に対応づけられた回線種
別L1〜L3と接続種別を読み出す(ステップS10
2)。回線選択部201は、読み出されたデータ回線
を、受信した送信要求に対応するデータ回線として選択
し、この回線種別に対応する回線制御部31〜33へ接
続種別を含む送信要求信号を出力する(ステップS10
3)。
【0051】この送信要求信号を受信した回線制御部3
1〜33は、指定された回線接続を行う。この様にして
回線接続が完了すれば、信号31b〜33bとして回線
接続の完了が回線管理部20へ通知され、この通知を受
けた回線管理部20は、信号11b〜14bとして送信
許可をアプリケーション11a〜14aへ通知する。
【0052】その後、回線選択部201は、タイマー部
202に対しリセット信号を出力する(ステップS10
4)。このリセット信号に基づき、タイマー部202は
中断期間の計測を開始してこのプロセスを終了する。
【0053】タイマー部202は、リセット信号を受信
するたびに、新たに中断期間の計測を開始し、計測値が
所定の中断時間に達すれば、タイムアップ信号を回線選
択部201へ出力する。回線選択部201は、このタイ
ムアップ信号又は通信アプリケーション11〜14から
の送信停止信号に基づき、接続中のデータ回線を切断す
る。
【0054】次に、ステップS100において、回線管
理部20の受信データ11a〜14aが、送信データで
ある場合について説明する。送信データは、送信要求信
号の出力後に通信アプリケーション11〜14により発
行される。回線管理部20が送信データを受信すると、
ステップS102で選択されたデータ回線が接続中であ
るかをチェックする(ステップS105)。例えば、タ
イマー部202がタイムアップ後であるか否かを判断す
れば、データ回線が接続中か切断後かをチェックするこ
とができる。この結果、回線接続中でなければ、このプ
ロセスを終了する。この時、回線管理部20から通信ア
プリケーション11〜14へ回線の未接続が通知され
る。
【0055】一方、回線接続中であれば、回線選択部2
01は選択されたデータ回線に対応する回線制御部31
〜33へ送信データを順次に出力する(ステップS10
6)。そして、回線制御部31〜33は、受信した送信
データを回線種別L1〜L3を介してリモート側の通信
装置DE2へ送信する。このステップS106は、全デ
ータが送信されるまで繰り返される(ステップS10
7)。
【0056】この様にしてデータ送信が完了すれば、信
号31b〜33bとしてデータ送信の完了が回線管理部
20へ通知され、この通知を受けた回線管理部20は、
信号11b〜14bとして送信完了をアプリケーション
11a〜14aへ通知する。その後、回線選択部201
は、タイマー部202に対しリセット信号を出力し(ス
テップS104)、タイマー部202は中断期間の計測
を開始してこのプロセスを終了する。
【0057】例えば、ファイル転送アプリケーション1
1が、テキストデータの送信要求信号を出力した場合で
あれば、アプリケーション識別部200が、送信要求信
号に基づき、データ送信要求元の通信アプリケーション
が「ファイル転送アプリケーション」であることを識別
する。
【0058】次に、回線選択部201は、回線選択テー
ブル203から回線種別L2のDchパケット接続を読み
出し、回線制御部32に対し接続種別を含む送信要求信
号を出力し、回線制御部32が回線接続を行う。そし
て、その後に通信アプリケーション11から出力された
送信データは、回線選択部201により回線制御部32
へ出力され、回線制御部32からデータ回線へ送出され
る。
【0059】一般に、通信データのコンテンツの種類
(メディア種別やデータ長など)には通信アプリケーシ
ョンごとの傾向がある。また、通信アプリケーションの
種類、コンテンツの種類により、データ回線に要求され
る通信速度、通信品質、リアルタイム性が異なる。この
ため、通信アプリケーションのアプリケーション種別に
基づき、回線種別または接続種別を選択することによっ
て、必要とされる通信速度、通信品質、リアルタイム性
等を考慮した選択が可能となる。
【0060】しかも、通信速度や通信方式の異なる2以
上の回線種別を選択できるデータ通信装置であっても、
あるいは、少なくとも一部の回線種別について2以上の
接続種別を選択できるデータ通信装置であっても、最適
な回線種別及び接続種別を選択することができる。
【0061】また、通信アプリケーションから出力され
る送信要求信号に基づきアプリケーション種別を識別
し、データ回線を選択することにより、通信アプリケー
ションが回線資源管理やデータ回線指定を行わなくて
も、最適なデータ回線を選択することができる。すなわ
ち、専用の通信アプリケーション(汎用の通信アプリケ
ーションの一部を加工し、或いは所定のパラメータ設定
等を行ったものを含む)を用いる必要がない。
【0062】従って、市販の汎用通信アプリケーション
からユーザが自由に通信アプリケーションを選択するこ
とができ、最新の通信アプリケーションを安価に利用す
ることができる。さらに、データ通信装置ごとの設定作
業も不要であり、通信アプリケーションのインストール
作業が容易となる。。
【0063】なお、本実施の形態では、データ通信装置
DE1が3つのネットワークNW1〜3に接続される場
合について説明したが、2又は4以上のネットワークに
接続される場合についても同様の効果が得られる。
【0064】また、本実施の形態では、データ回線の選
択として回線種別および接続種別の両方を選択する場合
について説明したが、回線種別のみを選択する場合や、
接続種別のみを選択する場合にも本発明を適用すること
ができる。
【0065】また、本実施の形態では、通信アプリケー
ション11〜14が、ファイル転送アプリケーション等
の場合について説明したが、汎用ソフトウエアであれ
ば、これら以外の通信アプリケーションであってもよ
い。
【0066】実施の形態2.実施の形態1では、通信ア
プリケーションからの送信要求信号に基づきアプリケー
ション種別を識別する場合について説明したが、本実施
の形態では、通信アプリケーションからの送信データに
基づきアプリケーション種別を識別する場合について図
2を用いて説明する。
【0067】アプリケーション識別部200は、通信ア
プリケーションが送信要求信号の出力後に出力する送信
データ11a〜14a(ソフトウエア処理の場合にはイ
ベント)を識別することによりアプリケーション種別を
識別する。また、送信データに要求元の通信アプリケー
ションに関する情報(アプリケーション情報)が含まれ
ている場合には、送信データからアプリケーション情報
を抽出してアプリケーション種別を識別してもよい。
【0068】図5のS200〜S207は、図2に示し
た回線管理部20の動作の一例を示したフローチャート
であり、いずれかの通信アプリケーション11〜14か
らの送信データを受信した際の処理を示している。本実
施の形態では、回線管理部20が送信要求信号を受信し
た場合、回線制御部31〜33に対し送信要求を出力せ
ず、信号11b〜14bとして送信許可をアプリケーシ
ョン11a〜14aへ通知する。そして、回線管理部2
0が通信アプリケーション11〜14からの送信データ
をその後に受信した場合に、回線制御部31〜33に対
し、まず、送信要求を出力し、さらに送信データを出力
する。
【0069】まず、通信アプリケーション11〜14
が、送信要求信号の出力後に信号11a〜14aとして
1又は2以上の送信データを発行する。送信データを受
信した回線管理部20は、その送信データが送信要求信
号受信後の最初の送信データであるか否かをチェックす
る(ステップS200)。
【0070】回線管理部20が最初の送信データを受信
した場合、アプリケーション識別部200は、この送信
データに基づきアプリケーション種別を識別する(ステ
ップS202)。回線選択部201は、識別されたアプ
リケーション種別に基づき回線選択テーブル203を参
照し、このアプリケーション種別に対応づけられたデー
タ回線を読み出す(ステップS203)。
【0071】回線選択部201は、読み出されたデータ
回線を、受信した送信データに対応するデータ回線とし
て選択し、回線種別に対応する回線制御部31〜33へ
接続種別を含む送信要求信号を出力する(ステップS2
04)。この送信要求信号を受信した回線制御部31〜
33が回線接続を行い、回線接続の完了を回線管理部2
0へ通知する。
【0072】この通知を受けた回線管理部20は、回線
制御部31〜33へ送信データを順次に出力する(ステ
ップS205)。そして、回線制御部31〜33は、受
信した送信データをデータ回線を介してリモート側の通
信装置DE2へ送信する。このステップS205は、全
データが送信されるまで繰り返される(ステップS20
6)。
【0073】この様にしてデータ送信が完了すれば、信
号31b〜33bとしてデータ送信の完了が回線管理部
20へ通知され、この通知を受けた回線管理部20は、
信号11b〜14bとして送信完了をアプリケーション
11a〜14aへ通知する。その後、回線選択部201
は、タイマー部202に対しリセット信号を出力する
(ステップS207)。このリセット信号に基づき、タ
イマー部202は中断期間の計測を開始してこのプロセ
スを終了する。
【0074】一方、ステップS200において、回線管
理部20の受信した送信データが最初の送信データでな
ければ、以前の送信データ受信時にデータ回線の接続が
行われているはずである。しかしながら、その後に所定
の中断期間が経過してデータ回線が切断されている場合
もありうる。このため、回線管理部20は、ステップS
203で選択されたデータ回線が接続中であるかをチェ
ックする(ステップS201)。
【0075】そして、回線接続中であれば、回線接続を
行うことなく回線選択部201による送信データの出力
が行われ(ステップS205〜S207)、回線切断後
であれば再び回線接続を行う(ステップS202〜S2
04)。
【0076】例えば、静止画転送アプリケーション12
が、最初の送信データとして静止画データを出力した場
合であれば、アプリケーション識別部200が、送信デ
ータ11a〜14aに基づきデータ送信要求元のアプリ
ケーション種別が静止画転送アプリケーションであるこ
とを識別する。
【0077】次に、回線選択部201は、回線選択テー
ブル203から回線種別L1の64Kbit/sパケット接続を
読み出し、回線制御部31に対し接続種別を含む送信要
求信号を出力し、回線制御部31は回線種別L1を64Kb
it/sで接続する。そして、引き続き回線選択部201に
より送信データが回線制御部31へ出力され、回線制御
部31からデータ回線へ送出される。
【0078】また、静止画転送アプリケーション12
が、2番目の送信データとして静止画データを出力した
場合であれば、送信要求信号を出力することなく、この
送信データが回線制御部31へ出力される。
【0079】この様にして、送信データに基づきデータ
送信要求元である通信アプリケーションのアプリケーシ
ョン種別を識別し、データ回線を選択することにより、
実施の形態1の場合と同様の効果を得ることができる。
【0080】実施の形態3.実施の形態1、2では、回
線選択部201が、回線選択テーブル203から読み出
されたデータ回線をそのまま選択しているが、実施の形
態2では、さらにデータ回線の回線状態を考慮してデー
タ回線の選択を行う場合について説明する。
【0081】図6は、本発明によるデータ通信装置DE
1の一構成例を示したブロック図であり、図1に示した
データ通信ネットワークに適用することができる。図2
に示した構成部分に相当する構成部分については、同一
符号を付して説明を省略する。
【0082】図中の回線管理部21は、アプリケーショ
ン識別部200と、回線選択部211と、タイマー部2
02と、回線選択テーブル213、回線状態書込部21
4からなり、図2の回線管理部20と比較すれば、回線
選択部211と回線選択テーブル213が異なり、回線
状態書込部214が追加されている。
【0083】回線選択テーブル213は、1つのアプリ
ケーション種別に対し、最適な2以上のデータ回線を対
応づけた規定を含み、同じアプリケーション種別に対応
づけられた2以上のデータ回線には、それぞれに異なる
優先順位が付されている。また、この回線選択テーブル
213は、RAM、EEPROM等の書込可能な記憶手
段により構成され、各データ回線ごとにその使用状況が
記憶されている。
【0084】図7は、この回線選択テーブル213を構
成するデータの一例を示した図である。この図では、
「静止画転送アプリケーション」を回線種別L1の64kb
it/s接続種別、回線種別L3の固定方式および回線種別
L2のBchパケット接続種別に対応づけている。このう
ち、回線種別L1の64kbit/s接続が最も優先順位が高い
「優先順位1番」であり、回線種別L3、回線種別L2
の順に優先順が下がる。他のアプリケーション種別につ
いても、それぞれに優先順位1番から3番を付して3つ
のデータ回線を対応づけている。
【0085】回線状態書込部214は、データ回線の回
線状態を検出して回線選択テーブル213に書き込む。
ここで、回線状態とは、そのデータ回線を使用できるか
否かを判断するための情報であり、例えば、そのデータ
回線を現在使用中か否かという情報(使用状況)や、そ
のデータ回線の物理的特性が良好であるか否かという情
報などにより構成することができる。ここでは、回線状
態書込部214が、データ回線ごとに対応する使用状況
を書き込むものとする。
【0086】データ回線の使用状況は、信号31b〜3
3bとして回線制御部31〜33から回線管理部21へ
出力される。回線状態書込部214は、この信号31b
〜33bに基づき、回線選択テーブル213へ使用状況
を書き込む。図6に示した回線選択テーブル213内の
使用状況は、回線状態書込部214により書き込まれた
使用状況である。この図では、回線種別L1が使用中で
あり、回線種別L2およびL3は、空き(使用中でな
い)となっている。
【0087】回線選択部211は、識別されたアプリケ
ーション種別に対応するデータ回線、接続種別及び使用
状況を回線選択テーブル213から読み出す。また、読
み出した使用状況に基づきデータ回線のいずれかを選択
する。すなわち、優先順位の高いものから順に使用状況
を読み出し、読み出された使用状況が「使用中」であれ
ば、次の優先順位の使用状況を読み出す。読み出された
使用状況が「空き」すなわち使用可能であれば、そのデ
ータ回線を読み出して選択する。この様にして選択され
たデータ回線に対応する回線制御部31〜33へ送信要
求信号を出力する。
【0088】図8のS300〜S309は、回線管理部
21の動作の一例を示したフローチャートであり、いず
れかの通信アプリケーション11〜14からの出力信号
11a〜14aを受信した際の処理を示している。受信
データ11a〜14aが送信データの場合の動作(ステ
ップS306〜S309)は実施の形態1の場合(図4
のステップS104〜S107)と同一である。
【0089】受信信号11a〜14aが送信要求信号で
ある場合(ステップS300)、回線管理部21が送信
要求信号を受信すると、アプリケーション識別部200
はこの送信要求信号に基づきアプリケーション種別を識
別する(ステップS301)。
【0090】回線選択部211は回線選択テーブル20
3を参照し、このアプリケーション種別に対応づけられ
た優先順位1番の使用状況を読み出す(ステップS30
2)。読み出された使用状況が「使用中」であれば、優
先順位が2番、3番の順で使用状況を順に読み出してい
く(ステップS303)。そして、使用状況「空き」が
読み出されると、その使用状況が対応づけられたデータ
回線を回線選択テーブル213から読み出し選択する
(ステップS304)。その後の動作(ステップS30
5、S306)は、実施の形態1の場合(図4のステッ
プS103、S104)と同一である。
【0091】例えば、静止画転送アプリケーション12
が送信要求信号を出力した場合であれば、回線選択部2
11は、回線選択テーブル213(図7)からアプリケ
ーション種別である「静止画転送アプリケーション」に
関連づけられた回線状態を優先順位の順に読み出す。
【0092】図7において、優先順位1番のデータ回線
は回線種別L1の128kbit/sであり、その使用状況は
「使用中」である。一方、優先順位2番のデータ回線は
回線種別L2のDchパケットであり回線状態は「空き」
である。従って、回線選択部211は、回線選択テーブ
ル213から回線種別L2と接続種別Dchパケットを読
み出し、回線制御部33に対し送信要求信号を出力し、
回線制御部33が回線接続を行う。
【0093】また、ファイル転送アプリケーション11
が送信要求信号を出力した場合であれば、回線選択テー
ブル213(図7)から優先順位1番の回線状態を読み
出せば「空き」である。このため、回線選択部211
は、回線選択テーブル213から優先順位1番の回線種
別L2と接続種別Dchパケットを読み出して選択する。
【0094】本実施の形態によれば、データ回線の回線
状態を考慮しつつ、アプリケーション種別に応じた適切
なデータ回線を選択することができる。すなわち、回線
選択テーブル213から最初に読み出されたデータ回線
が使用できない場合であっても、適切なデータ回線を選
択することができる。
【0095】なお、本実施の形態では、回線状態書込部
214が回線選択テーブル213に回線状態を書き込む
場合を例に説明したが、回線選択テーブル213が回線
状態を記憶せず、回線選択部211が、回線選択テーブ
ル213からデータ回線を読み出した後、読み出したデ
ータ回線に対応する回線制御部31〜33に対し回線状
態を問い合わせて、必要に応じて、再度、回線選択テー
ブル213を読み出す構成としてもよい。この場合、回
線選択テーブル213は、ROM等の書込不能な記憶手
段により構成することもできる。
【0096】また、実施の形態2の場合と同様、アプリ
ケーション識別部200が送信データに基づきアプリケ
ーション種別の識別を行うように構成することもでき
る。
【0097】実施の形態4.実施の形態3では、回線状
態を考慮したデータ回線の選択を送信要求元のアプリケ
ーション種別に基づき行う場合について説明したが、実
施の形態4では、送信データのメディア種別に基づき回
線状態を考慮したデータ回線の選択を行う場合について
説明する。
【0098】図9は、本発明によるデータ通信装置DE
1の一構成例を示したブロック図であり、図1に示した
データ通信ネットワークに適用することができる。図6
に示した構成部分に相当する構成部分については、同一
符号を付して説明を省略する。
【0099】図中の回線管理部22は、メディア識別部
220と、回線選択部211と、タイマー部202と、
回線選択テーブル223、回線状態書込部214からな
り、図6の回線管理部21と比較すれば、メディア識別
部220と、回線選択テーブル223が異なる。
【0100】メディア識別部220は、通信アプリケー
ションの出力する送信要求信号11a〜14aに基づき
送信データのメディア種別を識別する。すなわち、送信
データのデータ種別として送信データのメディア種別を
識別する。送信データのメディア種別とは、送信データ
に含まれるコンテンツのメディアによる分類を意味す
る。
【0101】例えば、送信データのコンテンツが、静止
画、テキスト、動画又は高速動画+音声(高速動画と音
声の組合せ)等のいずれであるのかがメディア種別とな
る。一般的には、ファイル転送アプリケーション11は
送信データとしてテキストデータを出力し、インターネ
ット・アクセス・アプリケーション14は、送信データ
として静止画、テキスト、動画又は高速動画+音声を出
力する。
【0102】従って、この場合、ファイル転送アプリケ
ーションの出力する送信要求信号には、メディア種別と
して常に「テキスト」が含まれ、インターネット・アク
セス・アプリケーション14の出力する送信要求信号に
は、メディア種別として「静止画」、「テキスト」、
「動画」又は「高速動画+音声」が含まれることにな
る。
【0103】図10は、送信要求信号11a〜14aの
データ・フォーマット(データ構造)の一例を示した概
略図である。この送信要求信号は、データ送信の開始時
に、通信アプリケーション11〜14から回線管理部2
2へ出力される。一般に、送信要求信号には送信要求信
号識別子とともに各種の制御データが含まれている。送
信データのメディア情報やデータ長が、この制御データ
の一つとして送信要求信号に含まれている。
【0104】メディア識別部220は、送信要求信号か
らこのメディア情報を抽出してメディア種別を識別す
る。識別されるメディア種別は、抽出されたメディア情
報そのものであってもよいが、抽出されたメディア情報
をさらに加工したものであってもよい。例えば、抽出さ
れたメディア情報をさらにグループ化し、あるいは、さ
らに細分化したものであってもよい。
【0105】回線選択テーブル223は、メディア種別
ごとに最適なデータ回線を対応づけた規定からなる。例
えば、メディア種別「動画」と「静止画」の場合であれ
ば、前者には高速のデータ回線を対応づける一方、後者
には低速のデータ回線を対応づけることができる。ま
た、「テキスト」の様に通信データ量の少ないメディア
種別には、パケット回線を対応づけることができる。さ
らに、リアルタイム性が要求されるメディア種別に、よ
り高速のデータ回線を対応づけることもできる。
【0106】この回線選択テーブル223は、実施の形
態3と同様、1つのメディア種別に対し2以上のデータ
回線を対応づけた規定を含み、同じメディア種別に対応
づけられたデータ回線には、それぞれに異なる優先順位
が付されている。また、この回線選択テーブル223
は、RAM、EEPROM等の書込可能な記憶手段によ
り構成され、各データ回線ごとにその使用状況が記憶さ
れている。
【0107】図11は、この回線選択テーブル223を
構成するデータの一例を示した図である。この図では、
「静止画」を回線種別L1の接続種別64kbit/s、回線種
別L3の固定方式および回線種別L2の接続種別Bchパ
ケットに対応づけている。このうち、回線種別L1の接
続種別64kbit/sが最も優先順位が高い「優先順位1番」
であり、回線種別L3、回線種別L2の順に優先順が下
がる。他のメディア種別についても、それぞれに優先順
位1番から3番を付して3つのデータ回線を対応づけて
いる。
【0108】図12のS400〜S409は、回線管理
部22の動作の一例を示したフローチャートであり、い
ずれかの通信アプリケーション11〜14からの出力信
号11a〜14aを受信した際の処理を示している。
【0109】信号11a〜14aが送信要求信号である
場合(ステップS400)、回線管理部22が送信要求
信号を受信すると、メディア識別部220はこの送信要
求信号からメディア情報を抽出して、メディア種別を識
別する(ステップS401)。
【0110】回線選択部211は回線選択テーブル22
3を参照し、このメディア種別に対応づけられた優先順
位1番の使用状況を読み出す(ステップS402)。そ
の他の動作(ステップS403〜S409)は、実施の
形態3の場合(図8のステップS303〜S309)と
同一である。
【0111】本実施の形態によれば、データ回線の回線
状態を考慮しつつ、メディア種別に応じた適切なデータ
回線を選択することができる。すなわち、回線選択テー
ブル223から最初に読み出されたデータ回線が使用で
きない場合であっても、適切なデータ回線を選択するこ
とができる。
【0112】なお、実施の形態3の場合と同様に、回線
選択部211が回線制御部31〜33に対し回線状態を
問い合わせる構成とすることもでき、この場合、回線選
択テーブル223は、ROM等の書込不能な記憶手段に
より構成することもできる。
【0113】また、実施の形態2の場合と同様、メディ
ア識別部220が送信データに基づきメディア種別の識
別を行うように構成することもできる。図13は、通信
アプリケーション11〜14の出力する送信データのデ
ータ・フォーマット(データ構造)の一例を示した概略
図である。一般に送信データには、送信データ識別子と
各種の制御データとデータ本体が含まれており、データ
本体のメディア情報が制御データの一つとして送信デー
タに含まれている。メディア識別部220は、送信要求
信号後の最初の送信データからこのメディア情報を抽出
して、メディア種別を識別することもできる。
【0114】実施の形態5.実施の形態3、4では、回
線状態を考慮したデータ回線の選択をアプリケーション
種別、メディア種別に基づき行う場合について説明した
が、実施の形態5では、送信データのデータ長に基づき
回線状態を考慮したデータ回線の選択を行う場合につい
て説明する。
【0115】図14は、本発明によるデータ通信装置D
E1の一構成例を示したブロック図であり、図1に示し
たデータ通信ネットワークに適用することができる。図
6に示した構成部分に相当する構成部分については、同
一符号を付して説明を省略する。
【0116】図中の回線管理部23は、データ長識別部
230と、回線選択部211と、タイマー部202と、
回線選択テーブル233、回線状態書込部214からな
り、図6の回線管理部21と比較すれば、データ長識別
部230と、回線選択テーブル233が異なる。
【0117】データ長識別部230は、通信アプリケー
ションの出力する送信要求信号11a〜14aに基づき
送信データのデータ長種別を識別する。すなわち、送信
データのデータ種別として送信データのデータ長を識別
する。送信データのデータ長とは、送信要求信号後に出
力される全通信データのデータ長であり、さらに詳しく
は、送信データに含まれるコンテンツのデータ量、又
は、これに付随するデータ量を加えたものを意味する。
【0118】例えば、送信データが図13に示したデー
タフォーマットである場合、データ本体のデータ量、デ
ータ本体と制御データのデータ量、あるいは、データ本
体と制御データと識別子のデータ量のいずれであっても
よい。
【0119】データ長識別部230は、図10に示した
送信要求信号からデータ長情報を抽出し、送信データの
データ長を識別する。識別されるデータ長は、抽出され
たデータ長情報そのものであってもよいが、抽出された
データ長情報をさらに加工したものであってもよい。例
えば、抽出されたデータ長情報を、複数のデータ長範囲
のいずれかへ分類した分類結果であってもよい。
【0120】ここでは、データ長識別部230が、抽出
されたデータ長情報と、予め定められた閾値1kbyte、
100kbyteおよび1Mbyteとを比較する閾値比較部
(不図示)を備え、抽出されたデータ長情報が「1kbyt
e未満」、「1kbyte以上100kbyte未満」、「100k
byte以上1Mbyte未満」および「1Mbyte以上」の4つ
のデータ長範囲のいずれに属するのかを判断して、その
判断結果を出力する。
【0121】回線選択テーブル233は、データ長ごと
に最適なデータ回線を対応づけた規定からなる。例え
ば、データ長の長い通信データには、高速のデータ回線
を対応づける一方、よりデータ長の短い通信データに
は、より低速のデータ回線を対応づけることができる。
また、データ長の短い通信データには、パケット回線を
対応づけることができる。
【0122】この回線選択テーブル233は、実施の形
態3と同様、1つのデータ長に対し2以上のデータ回線
を対応づけた規定を含み、同じデータ長に対応づけられ
たデータ回線には、それぞれに異なる優先順位が付され
ている。また、この回線選択テーブル233は、RA
M、EEPROM等の書込可能な記憶手段により構成さ
れ、各データ回線ごとにその使用状況が記憶されてい
る。
【0123】図15は、この回線選択テーブル233を
構成するデータの一例を示した図である。この図では、
「1kbyte未満」を回線種別L2の接続種別Dchパケッ
ト、回線種別L1の接続種別64kbit/sおよび回線種別L
3の固定方式に対応づけている。このうち、回線種別L
2の接続種別Dchパケットが最も優先順位が高い「優先
順位1番」であり、回線種別L1、回線種別L3の順に
優先順が下がる。他のデータ長についても、それぞれに
優先順位1番から3番を付して3つのデータ回線を対応
づけている。
【0124】図16のS500〜S509は、回線管理
部23の動作の一例を示したフローチャートであり、い
ずれかの通信アプリケーション11〜14からの出力信
号11a〜14aを受信した際の処理を示している。
【0125】受信信号11a〜14aが送信要求信号で
ある場合(ステップS500)、回線管理部23が送信
要求信号を受信すると、データ長識別部230はこの送
信要求信号からデータ長情報を抽出して、送信データの
データ長を識別する(ステップS501)。
【0126】回線選択部211は回線選択テーブル23
3を参照し、このデータ長に対応づけられた優先順位1
番の使用状況を読み出す(ステップS502)。その他
の動作(ステップS503〜S509)は、実施の形態
3の場合(図8のステップS303〜S309)と同一
である。
【0127】本実施の形態によれば、データ回線の回線
状態を考慮しつつ、送信データのデータ長に応じた適切
なデータ回線を選択することができる。すなわち、回線
選択テーブル233から最初に読み出されたデータ回線
が使用できない場合であっても、適切なデータ回線を選
択することができる。
【0128】なお、実施の形態3の場合と同様に、回線
選択部211が回線制御部31〜33に対し回線状態を
問い合わせる構成とすることもでき、この場合、回線選
択テーブル223は、ROM等の書込不能な記憶手段に
より構成することもできる。
【0129】また、実施の形態4の場合と同様、データ
長識別部230が送信要求信号後の最初の送信データの
制御データからデータ長情報を抽出し、データ種別の識
別を行うように構成することもできる。
【0130】実施の形態6.実施の形態1乃至5では、
特定のデータ種別に基づく1つの回線選択テーブルを備
える場合について説明したが、実施の形態6乃至8で
は、異なるデータ種別に基づく2以上の回線選択テーブ
ルを備える場合について説明する。
【0131】まず、実施の形態6では、アプリケーショ
ン種別に基づく回線選択テーブル(第1の回線選択テー
ブル)と、メディア種別に基づく回線選択テーブル(第
2の回線選択テーブル)とを備える場合について説明す
る。
【0132】図17は、本発明によるデータ通信装置D
E1の一構成例を示したブロック図であり、図1に示し
たデータ通信ネットワークに適用することができる。図
2及び図9に示した構成部分に相当する構成部分につい
ては、同一符号を付して説明を省略する。
【0133】図中の回線管理部24は、データ識別部と
してアプリケーション識別部200及びメディア識別部
220を備え、回線選択テーブルとして第1の回線選択
テーブル243及び第2の回線選択テーブル244を備
えて構成される。
【0134】第1の回線選択テーブル243は、アプリ
ケーション種別ごとに最適なデータ回線、若しくは、第
2の回線選択テーブル244を対応づけた規定からな
る。すなわち、回線選択テーブル243は、回線選択テ
ーブル203(図2、図3)において、一部のアプリケ
ーション種別に対し、データ回線を対応づけるのに代え
て、他の回線選択テーブルへの参照を規定するものであ
る。
【0135】上述の通り、アプリケーション種別に応じ
て最適なデータ回線を選択できる場合がある一方で、特
定のアプリケーション種別については、メディア種別に
応じてデータ回線を選択した方がより適切なデータ回線
を選択できる場合がある。特に、メディア種別の異なる
通信データを送信する通信アプリケーションについて
は、メディア種別に基づき回線選択を行うことが望まし
い。
【0136】例えば、インターネット・アクセス・アプ
リケーション14の場合、その送信データには「静止
画」、「テキスト」、「動画」又は「高速動画+音声」
が含まれる。従って、アプリケーション種別に基づきデ
ータ回線を選択するよりも、メディア種別に基づきデー
タ回線を選択する方が望ましい。
【0137】図18は、この回線選択テーブル243を
構成するデータの一例を示した図である。この図では、
「インターネット・アクセス・アプリケーション」がデ
ータ回線ではなく、第2の回線選択テーブル244に対
応づけられている。
【0138】第2の回線選択テーブル244は、メディ
ア種別ごとに最適なデータ回線を対応づけた規定からな
る。すなわち、回線選択テーブル244は、回線選択テ
ーブル223(図9、図11)の優先順位1番のデータ
のみを備え、使用状況を除いて構成したものである。図
19は、この様な回線選択テーブル244を構成するデ
ータの一例を示した図である。
【0139】回線選択部211は、アプリケーション識
別部200において識別されたアプリケーション種別に
基づき、回線選択テーブル243からデータを読み出
す。読み出されたデータがいずれかのデータ回線であれ
ば、このデータ回線を選択する。一方、読み出されたデ
ータが第2の回線選択テーブル244への参照符号であ
れば、メディア識別部220において識別されたメディ
ア種別に基づき、回線選択テーブル244からデータ回
線を読み出して、回線種別L1〜L3のいずれかを選択
する。
【0140】図20のS600〜S609は、回線管理
部24の動作の一例を示したフローチャートであり、い
ずれかの通信アプリケーション11〜14からの出力信
号11a〜14aを受信した際の処理を示している。
【0141】受信信号11a〜14aが送信要求信号で
ある場合(ステップS600)、回線管理部23が送信
要求信号を受信すると、アプリケーション識別部200
が、通信アプリケーションのアプリケーション種別を識
別するとともに、メディア識別部220が、送信データ
のメディア種別を識別する(ステップS601)。
【0142】回線選択部211は、まず、識別されたア
プリケーション種別に対応づけられたデータを第1の回
線選択テーブル243から読み出す。(ステップS60
2)。そして、読み出されたデータが第2の回線選択テ
ーブルへの参照符号であるのかをチェックする(ステッ
プS603)。参照符号が読み出された場合には、識別
されたメディア種別に対応づけられたデータ回線及び接
続種別を第2の回線選択テーブル244から読み出す
(ステップS604)。
【0143】ステップS602又はS604においてデ
ータ回線が読み出された場合には、回線選択部211
が、回線制御部31〜33に対し送信要求信号を出力す
る(ステップS605)。その他の動作(ステップS6
06〜S609)は、実施の形態1の場合(図4のステ
ップS104〜S107)と同一である。
【0144】例えば、TV電話アプリケーション13が
「高速動画+音声」の送信要求信号を出力した場合であ
れば、アプリケーション種別に基づき第1の回線選択テ
ーブル243(図18)から回線種別L3の固定方式が
読み出される。
【0145】また、インターネット・アクセス・アプリ
ケーション14が「高速動画+音声」の送信要求信号を
出力した場合であれば、アプリケーション種別に基づき
第1の回線選択テーブル243(図18)から読み出さ
れるデータは参照符号である。このため、回線選択部2
11は、メディア種別に基づき第2の回線選択テーブル
244から回線種別L3の固定方式を読み出す。
【0146】本実施の形態によれば、異なる2つのデー
タ種別に応じた適切な適切なデータ回線を選択すること
ができる。すなわち、アプリケーション種別に応じて、
アプリケーション種別に基づく回線選択又はメディア種
別に基づく回線選択を行うことにより、アプリケーショ
ン種別及びメディア種別の双方を考慮して適切なデータ
回線を選択することができる。
【0147】なお、実施の形態3の場合と同様に、第2
の通信選択テーブル244が優先順位を付したデータ回
線を規定し、あるいは、第1の通信選択テーブル243
が優先順位を付したデータ回線又は他の回線選択テーブ
ルを規定し、回線管理部24が回線状態に基づき回線を
選択する様に構成することもできる。
【0148】また、実施の形態4の場合と同様、アプリ
ケーション識別部200又はメディア識別部220が、
送信要求信号後の最初の送信データに基づき、アプリケ
ーション種別又はメディア種別の識別を行うように構成
することもできる。
【0149】実施の形態7.実施の形態7では、アプリ
ケーション種別に基づく回線選択テーブル(第1の回線
選択テーブル)と、データ長に基づく回線選択テーブル
(第2の回線選択テーブル)とを備える場合について説
明する。
【0150】図21は、本発明によるデータ通信装置D
E1の一構成例を示したブロック図であり、図1に示し
たデータ通信ネットワークに適用することができる。図
14、図17に示した構成部分に相当する構成部分につ
いては、同一符号を付して説明を省略する。
【0151】図中の回線管理部25は、データ識別部と
してアプリケーション識別部200及びデータ長識別部
230を備え、回線選択テーブルとして第1の回線選択
テーブル243及び第2の回線選択テーブル254を備
えて構成される。図17の回線管理部24と比較すれ
ば、データ長識別部230と回線選択テーブル254が
異なる。
【0152】第2の回線選択テーブル254は、データ
長ごとに最適なデータ回線を対応づけた規定からなる。
すなわち、回線選択テーブル254は、回線選択テーブ
ル233(図14、図15)の優先順位1番のデータの
みを備え、使用状況を除いて構成したものである。図2
2は、この様な回線選択テーブル254を構成するデー
タの一例を示した図である。
【0153】上述の通り、アプリケーション種別に応じ
て最適なデータ回線を選択できる場合がある一方で、特
定のアプリケーション種別については、送信データのデ
ータ長に応じてデータ回線を選択した方がより適切なデ
ータ回線を選択できる場合がある。特に、大きくデータ
長の異なる通信データを送信する通信アプリケーション
については、データ長に基づき回線選択を行うことが望
ましい。
【0154】例えば、インターネット・アクセス・アプ
リケーション14の場合、データ長が数百byte以下の送
信データもあれば、数Mbyte以上の送信データもある。
従って、アプリケーション種別に基づきデータ回線を選
択するよりも、送信データのデータ長に基づきデータ回
線を選択する方が望ましい。
【0155】このため、回線選択部211は、実施の形
態6の場合と同様、回線選択テーブル243から読み出
されたデータが第2の回線選択テーブル254への参照
符号であれば、データ長識別部230において識別され
たデータ種別に基づき、回線選択テーブル254からデ
ータ回線及び接続種別を読み出して、回線種別L1〜L
3のいずれかを選択する。
【0156】回線管理部25の動作は、実施の形態6の
場合(図20のS600〜S609)と同様である。す
なわち、受信信号11a〜14aが送信要求信号である
場合(ステップS600)、回線管理部25が送信要求
信号を受信すると、アプリケーション識別部200が、
通信アプリケーションのアプリケーション種別を識別す
るとともに、データ長識別部230が、送信データのデ
ータ長を識別する(ステップS601)。
【0157】回線選択部211は、まず、識別されたア
プリケーション種別に対応づけられたデータを第1の回
線選択テーブル243から読み出す。(ステップS60
2)。そして、読み出されたデータが第2の回線選択テ
ーブルへの参照符号であるかをチェックする(ステップ
S603)。参照符号が読み出された場合には、識別さ
れたデータ長に対応づけられたデータ回線及び接続種別
を第2の回線選択テーブル254から読み出す(ステッ
プS604)。
【0158】例えば、TV電話アプリケーション13
が、データ長2Mbyteの送信データについて送信要求信
号を出力した場合であれば、アプリケーション種別に基
づき回線選択テーブル243(図18)から回線種別L
3の固定方式が読み出され、回線制御部33が回線種別
L3の接続制御を行う。
【0159】また、インターネット・アクセス・アプリ
ケーション14が、データ長2Mbyteの送信データにつ
いて送信要求信号を出力した場合であれば、アプリケー
ション種別に基づき第1の回線選択テーブル243(図
18)から読み出されるデータは参照符号である。この
ため、回線選択部211は、識別されたデータ長「1Mb
yte以上」に基づき第2の回線選択テーブル254から
回線種別L3の固定方式を読み出し、回線制御部33が
回線種別L3の接続制御を行う。
【0160】本実施の形態によれば、異なる2つのデー
タ種別に応じた適切な適切なデータ回線を選択すること
ができる。すなわち、アプリケーション種別に応じて、
アプリケーション種別に基づく回線選択又はデータ長に
基づく回線選択を行うことにより、アプリケーション種
別及びデータ長の双方を考慮して適切なデータ回線を選
択することができる。
【0161】なお、実施の形態3の場合と同様に、第2
の通信選択テーブル254が優先順位を付したデータ回
線を規定し、あるいは、第1の通信選択テーブル253
が優先順位を付したデータ回線又は他の回線選択テーブ
ルを規定し、回線管理部25が回線状態に基づき回線を
選択する様に構成することもできる。
【0162】また、実施の形態4の場合と同様、アプリ
ケーション識別部200又はデータ長識別部230が、
送信要求信号後の最初の送信データに基づき、アプリケ
ーション種別又はデータ長の識別を行うように構成する
こともできる。
【0163】実施の形態8.実施の形態8では、3つの
回線選択テーブルを備える場合について説明する。すな
わち、アプリケーション種別に基づく回線選択テーブル
(第1の回線選択テーブル)と、メディア種別に基づく
回線選択テーブル(第2の回線選択テーブル)と、デー
タ長に基づく回線選択テーブル(第3の回線選択テーブ
ル)を備える場合について説明する。
【0164】図23は、本発明によるデータ通信装置D
E1の一構成例を示したブロック図であり、図1に示し
たデータ通信ネットワークに適用することができる。図
17、図21に示した構成部分に相当する構成部分につ
いては、同一符号を付して説明を省略する。
【0165】図中の回線管理部26は、データ識別部と
してアプリケーション識別部200、メディア種別識別
部220及びデータ長識別部230を備え、回線選択テ
ーブルとして第1の回線選択テーブル243、第2の回
線選択テーブル264及び第3の回線選択テーブル26
5を備えて構成される。図17の回線管理部24と比較
すれば、第2の回線選択テーブル264が異なり、デー
タ長識別部230及び第3の回線選択テーブル265が
追加されている点で異なる。
【0166】第2の回線選択テーブル264は、メディ
ア種別ごとに最適なデータ回線又は第3の回線選択テー
ブル265に対応づけた規定からなる。すなわち、回線
選択テーブル264は、回線選択テーブル244(図1
7、図19)において、一部のメディア種別に対し、デ
ータ回線を対応づけるのではなく、第3の回線選択テー
ブルへの参照を規定するものである。
【0167】上述の通り、メディア種別に応じて最適な
データ回線を選択できる場合がある一方で、特定のメデ
ィア種別については、データ長に応じてデータ回線を選
択した方がより適切なデータ回線を選択できる場合があ
る。特に、データ長が大きく異なる場合のあるメディア
種別については、データ長に基づき回線選択を行うこと
が望ましい。
【0168】例えば、通信データのメディア種別が「静
止画」の場合、その解像度や画像サイズにより通信デー
タのデータ長は大きく異なる。従って、メディア種別に
基づきデータ回線を選択するよりも、データ長に基づき
データ回線を選択する方が望ましい。
【0169】図24は、この回線選択テーブル264を
構成するデータの一例を示した図である。この図では、
メディア種別「静止画」がデータ回線ではなく、第3の
回線選択テーブル265に対応づけられている。
【0170】なお、第1の回線選択テーブル243は、
アプリケーション種別をデータ回線及び接続種別、若し
くは、第2の回線選択テーブル264に対応づけた規定
からなり、図17に示した第1の回線選択テーブル24
3と同一である。また、第3の回線選択テーブル265
は、データ長をデータ回線に対応づけた規定からなり、
図21に示した第2の回線選択テーブル254と同一で
ある。
【0171】図25のS700〜S711は、回線管理
部26の動作の一例を示したフローチャートであり、い
ずれかの通信アプリケーション11〜14からの出力信
号11a〜14aを受信した際の処理を示している。
【0172】受信信号11a〜14aが送信要求信号で
ある場合(ステップS700)、回線管理部23が送信
要求信号を受信すると、アプリケーション識別部20
0、メディア識別部220及びデータ長識別部230が
それぞれデータ種別の識別を行う(ステップS70
1)。
【0173】回線選択部211は、まず、識別されたア
プリケーション種別に対応づけられたデータを第1の回
線選択テーブル243から読み出す。(ステップS70
2)。そして、読み出されたデータが第2の回線選択テ
ーブルへの参照符号であるかをチェックする(ステップ
S703)。
【0174】参照符号が読み出された場合には、識別さ
れたメディア種別に対応づけられたデータ回線を第2の
回線選択テーブル264から読み出す(ステップS70
4)。そして、読み出されたデータが第3の回線選択テ
ーブルへの参照符号であるのかをチェックする(ステッ
プS705)。
【0175】参照符号が読み出された場合には、さら
に、識別されたデータ長に対応づけられたデータ回線を
第3の回線選択テーブル265から読み出す(ステップ
S706)。
【0176】ステップS702、S704又はS706
においてデータ回線が読み出された場合には、回線選択
部211が、回線制御部31〜33に対し送信要求信号
を出力する(ステップS707)。その他の動作(ステ
ップS708〜S711)は、実施の形態1の場合(図
4のステップS104〜S107)と同一である。
【0177】例えば、インターネット・アクセス・アプ
リケーション14が「高速動画+音声」の送信要求信号
を出力した場合であれば、アプリケーション種別に基づ
き第1の回線選択テーブル243(図18)から読み出
されるデータは第2の回線選択テーブルへの参照符号で
ある。このため、回線選択部211は、メディア種別に
基づき第2の回線選択テーブル264(図24)から回
線種別L3の固定方式を読み出す。
【0178】また、インターネット・アクセス・アプリ
ケーション14が、データ長2Mbyteの「静止画」デー
タについて送信要求信号を出力した場合であれば、アプ
リケーション種別に基づき第1の回線選択テーブル24
3(図18)から読み出されるデータは第2の回線選択
テーブルへの参照符号である。このため、回線選択部2
11は、識別されたメディア種別に基づき第2の回線選
択テーブル264(図24)のデータを読み出す。
【0179】この時、読み出されるデータは第3の回線
選択テーブルへの参照符号である。このため、回線選択
部211は、識別されたデータ長「1Mbyte以上」に基
づき第3の回線選択テーブル264(図22)から回線
種別L3の固定方式を読み出し、回線制御部33が回線
種別L3の接続制御を行う。
【0180】本実施の形態によれば、異なる3つのデー
タ種別に応じた適切な適切なデータ回線を選択すること
ができる。すなわち、アプリケーション種別に基づき、
アプリケーション種別に基づく回線選択又は他のデータ
種別に基づく回線選択のいずれか選択し、さらにメディ
ア種別に基づき、メディア種別に基づく回線選択又はデ
ータ長に基づく回線選択のいずれか選択することによ
り、アプリケーション種別、メディア種別及びデータ長
の全てを考慮して適切なデータ回線を選択することがで
きる。
【0181】なお、実施の形態3の場合と同様に、第3
の通信選択テーブル265が優先順位を付したデータ回
線を規定し、あるいは、第1又は第2の通信選択テーブ
ル243、264が優先順位を付したデータ回線又は他
の回線選択テーブルを規定し、回線管理部25が回線状
態に基づき回線を選択する様に構成することもできる。
【0182】また、実施の形態4の場合と同様、アプリ
ケーション識別部200、メディア識別部220又はデ
ータ長識別部230が、送信要求信号後の最初の送信デ
ータに基づき、アプリケーション種別又はメディア種別
の識別を行うように構成することもできる。
【0183】実施の形態7では、特定の2つのデータ種
別に基づき回線選択を行う場合について説明し、実施の
形態8では、特定の3つのデータ種別に基づき回線選択
を行う場合について説明したが、データ種別の組合せ、
回線選択テーブルの参照の順番はこれらの場合に限定さ
れない。また、4以上のデータ種別を組み合わせて回線
選択することもできる。
【0184】また、実施の形態1乃至8におけるデータ
回線は、パケット通信において異なるQoS(Qual
ity of Service)クラスが設定されるパ
ケット通信回線であってもよい。この場合、QoSクラ
スを選択することにより、データ回線を選択できる。
【0185】
【発明の効果】本発明によるデータ回線選択方法及びデ
ータ回線選択装置は、通信アプリケーションのアプリケ
ーション種別に基づきデータ回線の選択を行うため、ア
プリケーション種別に応じて適切なデータ回線を選択す
ることができる。
【0186】また、本発明によるデータ回線選択方法及
びデータ回線選択装置は、アプリケーション種別、メデ
ィア種別、データ長などのデータ種別を優先順位の付さ
れた2以上のデータ回線に対応づけることにより、デー
タ回線の回線状態を考慮しつつ、データ種別に応じた適
切なデータ回線を選択することができる。
【0187】また、本発明によるデータ回線選択方法及
びデータ回線選択装置は、異なる2又は3以上のデータ
種別に応じた適切なデータ回線を選択することができ
る。すなわち、アプリケーション種別及びメディア種別
の双方、アプリケーション種別及びデータ長の双方、ア
プリケーション種別、メディア種別及びデータ長の全て
を考慮して適切なデータ回線を選択することができる。
【0188】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明によるデータ通信装置が適
用されるデータ通信ネットワーク全体のシステム構成例
を示した図である(実施の形態1)。
【図2】 本発明によるデータ通信装置DE1の一構成
例を示したブロック図である。
【図3】 図2に示した回線選択テーブル203を構成
するデータの一例を示した図である。
【図4】 図2に示した回線管理部20の動作の一例を
示したフローチャートであり、いずれかの通信アプリケ
ーション11〜14からの送信要求信号に基づき回線選
択を行う際の処理を示している。
【図5】 図2に示した回線管理部20の動作の一例を
示したフローチャートであり、いずれかの通信アプリケ
ーション11〜14からの出力信号11a〜14aを受
信した際の処理を示している(実施の形態2)。
【図6】 本発明によるデータ通信装置DE1の他の構
成例を示したブロック図である(実施の形態3)。
【図7】 図6に示した回線選択テーブル213を構成
するデータの一例を示した図である。
【図8】 図6に示した回線管理部21の動作の一例を
示したフローチャートであり、いずれかの通信アプリケ
ーション11〜14からの出力信号11a〜14aを受
信した際の処理を示している。
【図9】 本発明によるデータ通信装置DE1の他の構
成例を示したブロック図である(実施の形態4)。
【図10】 通信アプリケーション11〜14の出力す
る送信要求信号11a〜14aのデータ・フォーマット
(データ構造)の一例を示した概略図である。
【図11】 図9に示した回線選択テーブル223を構
成するデータの一例を示した図である。
【図12】 図9に示した回線管理部22の動作の一例
を示したフローチャートであり、いずれかの通信アプリ
ケーション11〜14からの出力信号11a〜14aを
受信した際の処理を示している。
【図13】 通信アプリケーション11〜14の出力す
る送信データ11a〜14aのデータ・フォーマット
(データ構造)の一例を示した概略図である。
【図14】 本発明によるデータ通信装置DE1の他の
構成例を示したブロック図である(実施の形態5)。
【図15】 図14に示した回線選択テーブル233を
構成するデータの一例を示した図である。
【図16】 図14に示した回線管理部23の動作の一
例を示したフローチャートであり、いずれかの通信アプ
リケーション11〜14からの出力信号11a〜14a
を受信した際の処理を示している。
【図17】 本発明によるデータ通信装置DE1の他の
構成例を示したブロック図である(実施の形態6)。
【図18】 図17に示した第1の回線選択テーブル2
43を構成するデータの一例を示した図である。
【図19】 図17に示した第2の回線選択テーブル2
44を構成するデータの一例を示した図である。
【図20】 図17に示した回線管理部24の動作の一
例を示したフローチャートであり、いずれかの通信アプ
リケーション11〜14からの出力信号11a〜14a
を受信した際の処理を示している。
【図21】 本発明によるデータ通信装置DE1の他の
構成例を示したブロック図である(実施の形態7)。
【図22】 図21に示した回線選択テーブル254を
構成するデータの一例を示した図である。
【図23】 本発明によるデータ通信装置DE1の他の
構成例を示したブロック図である(実施の形態8)。
【図24】 図23に示した第2の回線選択テーブル2
64を構成するデータの一例を示した図である。
【図25】 図23に示した回線管理部26の動作の一
例を示したフローチャートであり、いずれかの通信アプ
リケーション11〜14からの出力信号11a〜14a
を受信した際の処理を示している。
【図26】 従来のISDN(Integrated Services digita
l network)回線によるデータ通信装置の構成を示した
ブロック図である。
【符号の説明】
11〜14 通信アプリケーション 200 アプリケーション識別部 220 メディア識別部 230 データ長識別部 203、213、223 回線選択テーブル 243 第1の回線選択テーブル 244、254、264 第2の回線選択テーブル 265 第3の回線選択テーブル 201、211 回線選択部 31〜34 回線制御部 L1〜L3 データ回線 DE1 データ通信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 桂子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松山 浩司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA21 GA31 GB03 HA03 HA04 JA32 JA33 JB03 JB10 JB12 KA04 KA05 KB03 KC15 KC21 KC39 KG05 5K034 EE10 HH01 HH02 HH06 JJ24 5K051 AA03 BB03 BB04 CC02 FF07 FF11 FF18 GG15

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信アプリケーションからの出力に基づ
    き、データ送信要求元である通信アプリケーションのア
    プリケーション種別を識別するアプリケーション識別ス
    テップと、 識別されたアプリケーション種別に基づき、アプリケー
    ション種別をデータ回線に対応づける回線選択テーブル
    からデータ回線を読み出す回線選択ステップとを備えた
    ことを特徴とするデータ回線選択方法。
  2. 【請求項2】前記アプリケーション識別ステップは、通
    信アプリケーションの出力する送信開始要求信号に含ま
    れるアプリケーション情報に基づき、アプリケーション
    種別を識別することを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ回線選択方法。
  3. 【請求項3】前記回線選択ステップが、アプリケーショ
    ン種別を優先順位の付された2以上のデータ回線に対応
    づける回線選択テーブルから、識別されたアプリケーシ
    ョン種別に基づき、優先順位の最も高いデータ回線を読
    み出し、読み出されたデータ回線の回線状態に基づき、
    次に優先順位の高いデータ回線をさらに読み出すことを
    特徴とする請求項1に記載のデータ回線選択方法。
  4. 【請求項4】通信アプリケーションからの出力に基づ
    き、送信データのデータ種別を識別するデータ識別ステ
    ップと、 データ種別を優先順位の付された2以上のデータ回線に
    対応づける回線選択テーブルから、識別されたデータ種
    別に基づき、優先順位の最も高いデータ回線を読み出
    し、読み出されたデータ回線の回線状態に基づき、次に
    優先順位の高いデータ回線をさらに読み出す回線選択ス
    テップとを備えたことを特徴とするデータ回線選択方
    法。
  5. 【請求項5】前記データ識別ステップが、送信データの
    メディア種別を識別するメディア識別ステップであり、 前記回線選択ステップが、メディア種別を優先順位の付
    された2以上のデータ回線に対応づける回線選択テーブ
    ルから、識別されたメディア種別に基づき、データ回線
    を読み出すことを特徴とする請求項4に記載のデータ回
    線選択方法。
  6. 【請求項6】前記データ識別ステップが、送信データの
    データ長を識別するデータ長識別ステップであり、 前記回線選択ステップが、データ長を優先順位の付され
    た2以上のデータ回線に対応づける回線選択テーブルか
    ら、識別されたデータ長に基づき、データ回線を読み出
    すことを特徴とする請求項4に記載のデータ回線選択方
    法。
  7. 【請求項7】通信アプリケーションからの出力に基づ
    き、データ送信要求元である通信アプリケーションのア
    プリケーション種別を識別するアプリケーション識別ス
    テップと、 アプリケーション種別をデータ回線又は第2の回線選択
    テーブルに対応づける第1の回線選択テーブルから、識
    別されたアプリケーション種別に基づき、データ回線又
    は他の回線選択テーブルを読み出す第1の回線選択ステ
    ップと、 通信アプリケーションからの出力に基づき、送信データ
    のメディア種別を識別するメディア識別ステップと、 第1の回線選択ステップにおいて第2の回線選択テーブ
    ルが読み出された場合に、メディア種別をデータ回線に
    対応づける第2の回線選択テーブルから、識別されたメ
    ディア種別に基づき、データ回線を読み出す第2の回線
    選択ステップとを備えたことを特徴とするデータ回線選
    択方法。
  8. 【請求項8】通信アプリケーションからの出力に基づ
    き、データ送信要求元である通信アプリケーションのア
    プリケーション種別を識別するアプリケーション識別ス
    テップと、 アプリケーション種別をデータ回線又は第2の回線選択
    テーブルに対応づける第1の回線選択テーブルから、識
    別されたアプリケーション種別に基づき、データ回線又
    は他の回線選択テーブルを読み出す第1の回線選択ステ
    ップと、 通信アプリケーションからの出力に基づき、送信データ
    のデータ長を識別するデータ長識別ステップと、 第1の回線選択ステップにおいて第2の回線選択テーブ
    ルが読み出された場合に、データ長をデータ回線に対応
    づける第2の回線選択テーブルから、識別されたデータ
    長に基づき、データ回線を読み出す第2の回線選択ステ
    ップとを備えたことを特徴とするデータ回線選択方法。
  9. 【請求項9】通信アプリケーションからの出力に基づ
    き、データ送信要求元である通信アプリケーションのア
    プリケーション種別を識別するアプリケーション識別ス
    テップと、 アプリケーション種別をデータ回線又は他の回線選択テ
    ーブルに対応づける第1の回線選択テーブルから、識別
    されたアプリケーション種別に基づき、データ回線又は
    他の回線選択テーブルを読み出す第1の回線選択ステッ
    プと、 通信アプリケーションからの出力に基づき、送信データ
    のメディア種別を識別するデータ長識別ステップと、 メディア種別をデータ回線又は他の回線選択テーブルに
    対応づける第2の回線選択テーブルから、識別されたメ
    ディア種別に基づき、データ回線又は他の回線選択テー
    ブルを読み出す第2の回線選択ステップと、 通信アプリケーションからの出力に基づき、送信データ
    のデータ長を識別するデータ長識別ステップと、 データ長をデータ回線又は他の回線選択テーブルに対応
    づける第3の回線選択テーブルから、識別されたデータ
    長に基づき、データ回線又は他の回線選択テーブルを読
    み出す第3の回線選択ステップとを備え、 第1乃至第3のいずれかの回線選択ステップにおいて、
    他の回線選択テーブルが読み出された場合には、他の回
    線選択テーブルとして読み出された回線選択テーブルか
    らデータ回線又は他の回線選択テーブルを読み出す第1
    乃至第3のいずれかの回線選択ステップが実行されるこ
    とを特徴とするデータ回線選択方法。
  10. 【請求項10】通信アプリケーションからの出力に基づ
    き、データ送信要求元である通信アプリケーションのア
    プリケーション種別を識別するアプリケーション識別部
    と、 アプリケーション種別をデータ回線に対応づける規定か
    らなる回線選択テーブルと、 識別されたアプリケーション種別に基づき、回線選択テ
    ーブルからデータ回線を読み出す回線選択部とを備えた
    ことを特徴とするデータ回線選択装置。
  11. 【請求項11】前記アプリケーション識別部は、通信ア
    プリケーションの出力する送信開始要求信号に含まれる
    アプリケーション情報に基づき、アプリケーション種別
    を識別することを特徴とする請求項10に記載のデータ
    回線選択装置。
  12. 【請求項12】前記回線選択テーブルは、アプリケーシ
    ョン種別を優先順位の付された2以上のデータ回線に対
    応づける規定を含み、 前記回線選択部は、識別されたアプリケーション種別に
    基づき、優先順位の最も高いデータ回線を読み出し、読
    み出されたデータ回線の回線状態に基づき、次に優先順
    位の高いデータ回線をさらに読み出すことを特徴とする
    請求項10に記載のデータ回線選択装置。
  13. 【請求項13】通信アプリケーションからの出力に基づ
    き、送信データのデータ種別を識別するデータ識別部
    と、 データ種別を優先順位の付された2以上のデータ回線に
    対応づける規定を含む回線選択テーブルと、 識別されたデータ種別に基づき、回線選択テーブルから
    優先順位の最も高いデータ回線を読み出し、読み出され
    たデータ回線の回線状態に基づき、次に優先順位の高い
    データ回線をさらに読み出す回線選択部とを備えたこと
    を特徴とするデータ回線選択装置。
  14. 【請求項14】前記データ識別部が、送信データのメデ
    ィア種別を識別するメディア識別部であり、 前記回線選択テーブルが、メディア種別を優先順位の付
    された2以上のデータ回線に対応づける規定を含み、 前記回線選択部が、識別されたデータ種別に基づき、回
    線選択テーブルからデータ回線を読み出すことを特徴と
    する請求項13に記載のデータ回線選択装置。
  15. 【請求項15】前記データ識別部が、送信データのデー
    タ長を識別するデータ長識別部であり、 前記回線選択テーブルが、データ長を優先順位の付され
    た2以上のデータ回線に対応づける規定を含み、 前記回線選択部が、識別されたデータ長に基づき、回線
    選択テーブルからデータ回線を読み出すことを特徴とす
    る請求項13に記載のデータ回線選択装置。
  16. 【請求項16】通信アプリケーションからの出力に基づ
    き、データ送信要求元である通信アプリケーションのア
    プリケーション種別を識別するアプリケーション識別部
    と、 アプリケーション種別をデータ回線又は第2の回線選択
    テーブルに対応づける規定からなる第1の回線選択テー
    ブルと、 通信アプリケーションからの出力に基づき、送信データ
    のメディア種別を識別するメディア識別部と、 メディア種別をデータ回線に対応づける規定からなる第
    2の回線選択テーブルと、 識別されたアプリケーション種別に基づき、第1の回線
    選択テーブルからデータ回線又は第2の回線選択テーブ
    ルを読み出し、第2の回線選択テーブルが読み出された
    場合には、識別されたメディア種別に基づき、第2の回
    線選択テーブルからデータ回線を読み出す回線選択部と
    を備えたことを特徴とするデータ回線選択装置。
  17. 【請求項17】通信アプリケーションからの出力に基づ
    き、データ送信要求元である通信アプリケーションのア
    プリケーション種別を識別するアプリケーション識別部
    と、 アプリケーション種別をデータ回線又は第2の回線選択
    テーブルに対応づける規定からなる第1の回線選択テー
    ブルと、 通信アプリケーションからの出力に基づき、送信データ
    のデータ長を識別するデータ長識別部と、 データ長をデータ回線に対応づける規定からなる第2の
    回線選択テーブルと、識別されたアプリケーション種別
    に基づき、第1の回線選択テーブルからデータ回線又は
    第2の回線選択テーブルを読み出し、第2の回線選択テ
    ーブルが読み出された場合には、識別されたデータ長に
    基づき、第2の回線選択テーブルからデータ回線を読み
    出す回線選択部とを備えたことを特徴とするデータ回線
    選択装置。
  18. 【請求項18】通信アプリケーションからの出力に基づ
    き、データ送信要求元である通信アプリケーションのア
    プリケーション種別を識別するアプリケーション識別部
    と、 アプリケーション種別をデータ回線又は他の回線選択テ
    ーブルに対応づける規定からなる第1の回線選択テーブ
    ルと、 通信アプリケーションからの出力に基づき、送信データ
    のメディア種別を識別するメディア識別部と、 メディア種別をデータ回線又は他の回線選択テーブルに
    対応づける規定からなる第2の回線選択テーブルと、 通信アプリケーションからの出力に基づき、送信データ
    のデータ長を識別するデータ長識別部と、 データ長をデータ回線又は他の回線選択テーブルに対応
    づける規定からなる第3の回線選択テーブルと、 予め定められた第1乃至第3の回線選択テーブルのいず
    れかからデータ回線又は他の回線選択テーブルを読み出
    し、他の回線選択テーブルが読み出された場合には、他
    の回線選択テーブルとして読み出された第1乃至第3の
    回線選択テーブルから、さらにデータ回線又は他の回線
    選択テーブルを読み出す回線選択部を備えたことを特徴
    とするデータ回線選択装置。
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