JP2000240720A - 可動質量体を備えた嫌振設備の除振装置 - Google Patents
可動質量体を備えた嫌振設備の除振装置Info
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- JP2000240720A JP2000240720A JP11044666A JP4466699A JP2000240720A JP 2000240720 A JP2000240720 A JP 2000240720A JP 11044666 A JP11044666 A JP 11044666A JP 4466699 A JP4466699 A JP 4466699A JP 2000240720 A JP2000240720 A JP 2000240720A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可動質量体の走行時に除振台を固定状態とす
ることにより、嫌振設備の内部から発生する加振力が嫌
振設備自体に影響するのを低減する。 【解決手段】 可動質量体12を備えた嫌振設備14
を、除振台16を介して床F上に弾性支持する。除振台
16を固定状態および作動状態とするロック機構20を
設ける。ロック機構20により、除振台16を可動質量
体12の走行状態で固定する一方、可動質量体12の停
止状態で作動状態とするロック制御手段22を設ける。
ることにより、嫌振設備の内部から発生する加振力が嫌
振設備自体に影響するのを低減する。 【解決手段】 可動質量体12を備えた嫌振設備14
を、除振台16を介して床F上に弾性支持する。除振台
16を固定状態および作動状態とするロック機構20を
設ける。ロック機構20により、除振台16を可動質量
体12の走行状態で固定する一方、可動質量体12の停
止状態で作動状態とするロック制御手段22を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は嫌振設備の除振装置
に関し、とりわけ、嫌振設備には可動質量体が設けられ
て、可動質量体が嫌振設備内で走行および停止される可
動質量体を備えた嫌振設備の除振装置に関する。
に関し、とりわけ、嫌振設備には可動質量体が設けられ
て、可動質量体が嫌振設備内で走行および停止される可
動質量体を備えた嫌振設備の除振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】精密機器や精密製品の製造設備は振動を
嫌い、除振装置によって外部から入力される振動を遮断
するようになっている。例えば、ICチップを製造する
大型ウエハーの露光装置にあっても精密嫌振設備として
構成され、光を利用してウエハーに回路図を印刷するよ
うになっている。即ち、かかる露光装置は図8に示すよ
うに光源1から照射された光Fを、回路パターンが記さ
れたフィルム状の基盤2に通過させ、これをレンズ3に
よりウエハー4上に結像させることによりICチップの
回路図が印刷される。
嫌い、除振装置によって外部から入力される振動を遮断
するようになっている。例えば、ICチップを製造する
大型ウエハーの露光装置にあっても精密嫌振設備として
構成され、光を利用してウエハーに回路図を印刷するよ
うになっている。即ち、かかる露光装置は図8に示すよ
うに光源1から照射された光Fを、回路パターンが記さ
れたフィルム状の基盤2に通過させ、これをレンズ3に
よりウエハー4上に結像させることによりICチップの
回路図が印刷される。
【0003】従って、基盤2とウエハー4は、印刷位置
やレンズ3の焦点位置などの関係により、両者間の相対
位置を精度良く調整する必要がある。このため、基盤2
は、露光装置の支持枠に対して水平方向の走行が許容さ
れる第1ステージ5に取付けられる一方、ウエハー4は
水平方向および垂直方向の走行が許容される第2ステー
ジ6に取り付けられる。そして、第1ステージ5は水平
面に沿ったX,Y方向にリニアモータ制御されるととも
に、第2ステージ6はX,Y方向のリニアガイドおよび
回転方向を含めた6自由度制御される。そして、露光時
には第1,第2ステージ5,6ともに静止状態を保持し
た状態で行われる。このため、露光装置は除振台の上に
設置され、床または基礎からの振動を遮断するようにな
っている。
やレンズ3の焦点位置などの関係により、両者間の相対
位置を精度良く調整する必要がある。このため、基盤2
は、露光装置の支持枠に対して水平方向の走行が許容さ
れる第1ステージ5に取付けられる一方、ウエハー4は
水平方向および垂直方向の走行が許容される第2ステー
ジ6に取り付けられる。そして、第1ステージ5は水平
面に沿ったX,Y方向にリニアモータ制御されるととも
に、第2ステージ6はX,Y方向のリニアガイドおよび
回転方向を含めた6自由度制御される。そして、露光時
には第1,第2ステージ5,6ともに静止状態を保持し
た状態で行われる。このため、露光装置は除振台の上に
設置され、床または基礎からの振動を遮断するようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
露光装置にあっては可動質量体である第1,第2ステー
ジ5,6は20Kgf 〜50Kgf の質量を備え、これがリ
ニアモータで高速走行するようになっている。このた
め、第1,第2ステージ5,6の位置決め時の反力が露
光装置の構造フレームに伝わり、これが除振台を加振す
るためフレームの揺れを収束するのに長時間を要してし
まう。即ち、露光装置自体が発生する加振力によって、
柔らかい除振台はかえって揺すぶられてしまうことにな
る。
露光装置にあっては可動質量体である第1,第2ステー
ジ5,6は20Kgf 〜50Kgf の質量を備え、これがリ
ニアモータで高速走行するようになっている。このた
め、第1,第2ステージ5,6の位置決め時の反力が露
光装置の構造フレームに伝わり、これが除振台を加振す
るためフレームの揺れを収束するのに長時間を要してし
まう。即ち、露光装置自体が発生する加振力によって、
柔らかい除振台はかえって揺すぶられてしまうことにな
る。
【0005】ところで、上記除振台は支持弾性のばね剛
性を、予め除振しようとする嫌振設備の質量に応じて設
定しておくことによりパッシブ制御できる。一方、ばね
剛性を可変制御することによりアクティブ制御が可能と
なり、このアクティブ制御機能を用いてフィードフォワ
ード制御することにより、外部からの振動に対して効果
的に除振制御することができる。この場合のフィードフ
ォワード制御は、露光装置が設置される床または基礎の
振動を採取して、前もって露光装置が応答しないように
制御するものであるが、露光装置自体が発生する加振力
に対しては効果が無い。このため、敢えて露光装置自体
の加振力を効果的に制振するためには、除振台の揺れを
感知して除振台が揺れないように制御するフィードバッ
クアクティブ制御が行われることになる。
性を、予め除振しようとする嫌振設備の質量に応じて設
定しておくことによりパッシブ制御できる。一方、ばね
剛性を可変制御することによりアクティブ制御が可能と
なり、このアクティブ制御機能を用いてフィードフォワ
ード制御することにより、外部からの振動に対して効果
的に除振制御することができる。この場合のフィードフ
ォワード制御は、露光装置が設置される床または基礎の
振動を採取して、前もって露光装置が応答しないように
制御するものであるが、露光装置自体が発生する加振力
に対しては効果が無い。このため、敢えて露光装置自体
の加振力を効果的に制振するためには、除振台の揺れを
感知して除振台が揺れないように制御するフィードバッ
クアクティブ制御が行われることになる。
【0006】ところが、上記露光装置では第1,第2ス
テージ5,6の走行により数十Kgf〜数百Kgf の加振力
を出し、これの構造フレームの応答が数十ガル〜数百ガ
ルとなってしまう。一方、露光時の許容振動量は0.0
5〜0.10ガル程度(応答加速度は数百ガルの1/1
000〜1/2000程度)となって、露光作業では振
動抑制を瞬時に達成されることが望まれるにもかかわら
ず、フィードバックアクティブ制御ではこのような大幅
な振動抑制効果を速やかに達成することが困難になって
しまう。また、アクティブ制御に使用する高感度振動セ
ンサーの感度(約1/1000)の能力も不足すること
になってしまうという課題があった。
テージ5,6の走行により数十Kgf〜数百Kgf の加振力
を出し、これの構造フレームの応答が数十ガル〜数百ガ
ルとなってしまう。一方、露光時の許容振動量は0.0
5〜0.10ガル程度(応答加速度は数百ガルの1/1
000〜1/2000程度)となって、露光作業では振
動抑制を瞬時に達成されることが望まれるにもかかわら
ず、フィードバックアクティブ制御ではこのような大幅
な振動抑制効果を速やかに達成することが困難になって
しまう。また、アクティブ制御に使用する高感度振動セ
ンサーの感度(約1/1000)の能力も不足すること
になってしまうという課題があった。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、可動質量体の走行時に除振台を固定
状態とすることにより、嫌振設備の内部から発生する加
振力が嫌振設備自体に影響するのを低減するようにした
可動質量体を備えた嫌振設備の除振装置を提供すること
を目的とする。
て成されたもので、可動質量体の走行時に除振台を固定
状態とすることにより、嫌振設備の内部から発生する加
振力が嫌振設備自体に影響するのを低減するようにした
可動質量体を備えた嫌振設備の除振装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に示す可動質量体を備えた嫌振
設備の除振装置は、可動質量体を備えた嫌振設備が除振
台を介してベースに弾性支持されるようになった除振装
置において、該除振台を作動状態および固定状態とする
ロック機構を設けるとともに、このロック機構により前
記除振台を、可動質量体の走行状態で固定状態とする一
方、可動質量体の停止状態で作動状態とするロック制御
手段を設けたことを特徴とする。
めに、本発明の請求項1に示す可動質量体を備えた嫌振
設備の除振装置は、可動質量体を備えた嫌振設備が除振
台を介してベースに弾性支持されるようになった除振装
置において、該除振台を作動状態および固定状態とする
ロック機構を設けるとともに、このロック機構により前
記除振台を、可動質量体の走行状態で固定状態とする一
方、可動質量体の停止状態で作動状態とするロック制御
手段を設けたことを特徴とする。
【0009】従って、この除振装置にあっては、ロック
制御手段を設けて、可動質量体の走行状態で除振台を固
定状態とすることにより、除振台は除振機能を無くして
嫌振設備を剛体状態で支持することができる。従って、
可動質量体が走行する間は、これによって発生する加振
力が嫌振設備に影響するのを無くして、嫌振設備が揺れ
るのを防止することができる。一方、可動質量体の停止
状態、つまり、可動質量体による加振力の発生が無い状
態では除振台が作動状態になるので、除振台は本来の除
振機能を発揮して、嫌振設備を静止状態に安定化させる
ことができる。
制御手段を設けて、可動質量体の走行状態で除振台を固
定状態とすることにより、除振台は除振機能を無くして
嫌振設備を剛体状態で支持することができる。従って、
可動質量体が走行する間は、これによって発生する加振
力が嫌振設備に影響するのを無くして、嫌振設備が揺れ
るのを防止することができる。一方、可動質量体の停止
状態、つまり、可動質量体による加振力の発生が無い状
態では除振台が作動状態になるので、除振台は本来の除
振機能を発揮して、嫌振設備を静止状態に安定化させる
ことができる。
【0010】また、本発明の請求項2に示す可動質量体
を備えた嫌振設備の除振装置は、上記ロック機構を、除
振台およびベースのいずれか一方に設けられる電磁石
と、いずれか他方に設けられて該電磁石が発生する磁力
に吸引される磁性体とを備えて構成し、これら電磁石と
磁性体との間の吸引力によって除振台を固定することが
望ましい。
を備えた嫌振設備の除振装置は、上記ロック機構を、除
振台およびベースのいずれか一方に設けられる電磁石
と、いずれか他方に設けられて該電磁石が発生する磁力
に吸引される磁性体とを備えて構成し、これら電磁石と
磁性体との間の吸引力によって除振台を固定することが
望ましい。
【0011】従って、この除振装置にあっては、電磁石
は通電により励磁して、これにより発生する磁力で磁性
体を吸引して除振台を固定する一方、電磁石への通電を
遮断することにより消磁して磁性体との間の吸引力を除
去し、除振台を作動状態にできる。このように除振台の
固定状態および作動状態を電磁石の磁力によって切り替
えることができるので、ロック制御手段から出力する制
御信号に対してロック機構が実際に作動するまでの応答
性を著しく高めることができる。
は通電により励磁して、これにより発生する磁力で磁性
体を吸引して除振台を固定する一方、電磁石への通電を
遮断することにより消磁して磁性体との間の吸引力を除
去し、除振台を作動状態にできる。このように除振台の
固定状態および作動状態を電磁石の磁力によって切り替
えることができるので、ロック制御手段から出力する制
御信号に対してロック機構が実際に作動するまでの応答
性を著しく高めることができる。
【0012】更に、本発明の請求項3に示す可動質量体
を備えた嫌振設備の除振装置は、上記ロック機構を、除
振台およびベースのいずれか一方に設けられる突部と、
いずれか他方に設けられて該突部を掴持自在な掴持機構
とを備えて構成し、掴持機構による突部の掴持によって
除振台を固定することが望ましい。
を備えた嫌振設備の除振装置は、上記ロック機構を、除
振台およびベースのいずれか一方に設けられる突部と、
いずれか他方に設けられて該突部を掴持自在な掴持機構
とを備えて構成し、掴持機構による突部の掴持によって
除振台を固定することが望ましい。
【0013】従って、この除振装置にあっては、除振台
の固定時には掴持機構が突部を掴持するので、除振台の
固定力を著しく増大することができる。このため、可動
質量体の走行により嫌振設備に大きな加振力が発生され
る場合にも、除振台は弾性支持機能を無くして剛体状態
で嫌振設備を支持できるため、嫌振設備の揺れを確実に
阻止することができる。
の固定時には掴持機構が突部を掴持するので、除振台の
固定力を著しく増大することができる。このため、可動
質量体の走行により嫌振設備に大きな加振力が発生され
る場合にも、除振台は弾性支持機能を無くして剛体状態
で嫌振設備を支持できるため、嫌振設備の揺れを確実に
阻止することができる。
【0014】更にまた、本発明の請求項4に示す可動質
量体を備えた嫌振設備の除振装置は、上記ロック機構
を、除振台およびベースのいずれか一方に設けられる突
部と、いずれか他方に設けられて該突部を掴持自在な掴
持機構とを備えて構成し、これら突部とこれを掴持する
掴持機構を、これらにそれぞれ備えた電磁石と磁性体と
することが望ましい。
量体を備えた嫌振設備の除振装置は、上記ロック機構
を、除振台およびベースのいずれか一方に設けられる突
部と、いずれか他方に設けられて該突部を掴持自在な掴
持機構とを備えて構成し、これら突部とこれを掴持する
掴持機構を、これらにそれぞれ備えた電磁石と磁性体と
することが望ましい。
【0015】従って、この除振装置にあっては、掴持機
構による突部の掴持作用を電磁力の作用で行うことがで
きて、上記の作用を兼備させることができる。
構による突部の掴持作用を電磁力の作用で行うことがで
きて、上記の作用を兼備させることができる。
【0016】更にまた、本発明の請求項5に示す可動質
量体を備えた嫌振設備の除振装置は、上記ロック機構
に、除振台の挙動を制御するアクティブ制御機構を設
け、このアクティブ制御機構を、可動質量体の走行指令
信号を利用して加振状態から除振状態に至るまでフィー
ドフォワード制御することが望ましい。
量体を備えた嫌振設備の除振装置は、上記ロック機構
に、除振台の挙動を制御するアクティブ制御機構を設
け、このアクティブ制御機構を、可動質量体の走行指令
信号を利用して加振状態から除振状態に至るまでフィー
ドフォワード制御することが望ましい。
【0017】従って、この除振装置にあっては、可動質
量体が停止して除振台が作動状態とされた際に、可動質
量体の加振力が残存して嫌振設備に影響する場合にも、
アクティブ制御機構を可動質量体の走行指令信号により
フィードフォワード制御するので、除振台の固定状態か
らロック機構のアクティブ制御状態に移行する際の応答
性が著しく向上する。このため、除振台の固定時と作動
時との嫌振設備の振動差が著しく少ない状態でアクティ
ブ制御できるため、可動質量体の加振力が大きい場合に
も除振台の挙動制御を効果的に行って、除振台を作動状
態とするときに嫌振設備に揺れが残存するのを防止若し
くは著しく低減することができる。
量体が停止して除振台が作動状態とされた際に、可動質
量体の加振力が残存して嫌振設備に影響する場合にも、
アクティブ制御機構を可動質量体の走行指令信号により
フィードフォワード制御するので、除振台の固定状態か
らロック機構のアクティブ制御状態に移行する際の応答
性が著しく向上する。このため、除振台の固定時と作動
時との嫌振設備の振動差が著しく少ない状態でアクティ
ブ制御できるため、可動質量体の加振力が大きい場合に
も除振台の挙動制御を効果的に行って、除振台を作動状
態とするときに嫌振設備に揺れが残存するのを防止若し
くは著しく低減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可動質量体を備え
た嫌振設備の除振装置を図面に基づいて詳述する。図1
〜図6は本実施形態の除振装置を示し、図1は除振装置
全体を示す正面図、図2は本発明の除振装置に用いられ
る除振台の斜視図、図3は除振台の弾性支持部を示す断
面斜視図、図4は除振台に用いられる皿ばねの斜視図、
図5は皿ばねのばね特性を荷重−変位で示すグラフ、図
6はロック機構を(a)の正面視、(b)の縦断面、
(c)の横断面で示す説明図である。
た嫌振設備の除振装置を図面に基づいて詳述する。図1
〜図6は本実施形態の除振装置を示し、図1は除振装置
全体を示す正面図、図2は本発明の除振装置に用いられ
る除振台の斜視図、図3は除振台の弾性支持部を示す断
面斜視図、図4は除振台に用いられる皿ばねの斜視図、
図5は皿ばねのばね特性を荷重−変位で示すグラフ、図
6はロック機構を(a)の正面視、(b)の縦断面、
(c)の横断面で示す説明図である。
【0019】本発明の除振装置10の基本構成は、可動
質量体12を備えた嫌振設備14が除振台16を介して
ベースたる床F上に弾性支持されるようになっており、
除振台16の相対移動部分18を作動状態および固定状
態とするロック機構20を設けるとともに、このロック
機構20を、可動質量体12の走行状態で固定状態とす
る一方、可動質量体12の停止状態で作動状態とするロ
ック制御手段22を設ける。
質量体12を備えた嫌振設備14が除振台16を介して
ベースたる床F上に弾性支持されるようになっており、
除振台16の相対移動部分18を作動状態および固定状
態とするロック機構20を設けるとともに、このロック
機構20を、可動質量体12の走行状態で固定状態とす
る一方、可動質量体12の停止状態で作動状態とするロ
ック制御手段22を設ける。
【0020】嫌振設備14は図1に示すように精密機械
として構成され、この嫌振設備14には所定の仕事を行
うために、一定の質量をもって走行する可動質量体12
が備えられる。嫌振設備14は、例えば「従来の技術」
の項に示したと同様に大型ウエハーの露光装置として構
成され、この場合の可動質量体12は、基盤およびウエ
ハーを載置する各ステージとして構成されるが、本実施
形態では便宜上1つの可動質量体12として示してあ
る。可動質量体12は、走行制御手段24から出力され
る走行指令信号によって走行および停止が制御される。
として構成され、この嫌振設備14には所定の仕事を行
うために、一定の質量をもって走行する可動質量体12
が備えられる。嫌振設備14は、例えば「従来の技術」
の項に示したと同様に大型ウエハーの露光装置として構
成され、この場合の可動質量体12は、基盤およびウエ
ハーを載置する各ステージとして構成されるが、本実施
形態では便宜上1つの可動質量体12として示してあ
る。可動質量体12は、走行制御手段24から出力され
る走行指令信号によって走行および停止が制御される。
【0021】嫌振精密機械として構成される嫌振設備1
4は除振台定盤26上に設置されて、床F或いは基礎か
らの振動を遮断するようになっている。除振台定盤26
は矩形状を成し、図2に示すように各角部に対応して配
置される4個の弾性支持部28上に載置される。弾性支
持部28は、図3に示すように床Fに固定される取付板
30上に設置され、積層ゴム32と皿ばね34とを備え
て構成される。積層ゴム32は皿ばね34の下側に配置
され、これら積層ゴム32と皿ばね34との間には環状
の中間板36が介在されている。
4は除振台定盤26上に設置されて、床F或いは基礎か
らの振動を遮断するようになっている。除振台定盤26
は矩形状を成し、図2に示すように各角部に対応して配
置される4個の弾性支持部28上に載置される。弾性支
持部28は、図3に示すように床Fに固定される取付板
30上に設置され、積層ゴム32と皿ばね34とを備え
て構成される。積層ゴム32は皿ばね34の下側に配置
され、これら積層ゴム32と皿ばね34との間には環状
の中間板36が介在されている。
【0022】積層ゴム32は一般に知られるようにゴム
層と鋼板とを交互に積層したもので、中間板36と取付
板30との間に、この中間板36の周方向に沿って複数
個(本実施形態では4個)が等間隔に配置される。皿ば
ね34は図4に示すように中央部が開口された傘状に形
成され、中間板36と除振台定盤26との間に配置され
る。そして、除振台定盤26に作用する鉛直荷重は、皿
ばね34および積層ゴム32を介して取付板30に支持
される。積層ゴム32は、これの剪断変形を伴って水平
方向の変位を吸収するとともに、皿ばね34はたわみ変
形を伴って上下方向の変位を吸収する。
層と鋼板とを交互に積層したもので、中間板36と取付
板30との間に、この中間板36の周方向に沿って複数
個(本実施形態では4個)が等間隔に配置される。皿ば
ね34は図4に示すように中央部が開口された傘状に形
成され、中間板36と除振台定盤26との間に配置され
る。そして、除振台定盤26に作用する鉛直荷重は、皿
ばね34および積層ゴム32を介して取付板30に支持
される。積層ゴム32は、これの剪断変形を伴って水平
方向の変位を吸収するとともに、皿ばね34はたわみ変
形を伴って上下方向の変位を吸収する。
【0023】ここで、皿ばね34は図5に示す荷重−変
位曲線を持ったばね特性を備えており、このばね特性の
非線形ばね領域R内で皿ばね34がたわみ変形されるよ
うに設定される。ここで、非線形ばね領域Rとは、除振
台定盤26の上下変位量に対して皿ばね34の弾発力の
変動が小さい領域であり、この非線形ばね領域R内で皿
ばね34を作動させることにより、除振台定盤26が上
下振動した場合にも、ほぼ一定した弾発力をもって嫌振
設備14を支持することができる。
位曲線を持ったばね特性を備えており、このばね特性の
非線形ばね領域R内で皿ばね34がたわみ変形されるよ
うに設定される。ここで、非線形ばね領域Rとは、除振
台定盤26の上下変位量に対して皿ばね34の弾発力の
変動が小さい領域であり、この非線形ばね領域R内で皿
ばね34を作動させることにより、除振台定盤26が上
下振動した場合にも、ほぼ一定した弾発力をもって嫌振
設備14を支持することができる。
【0024】また、各弾性支持部28には、図1に示し
たように床Fと除振台定盤26との間の上下方向相対変
位を水平方向変位に変換する変位変換手段40が設けら
れている。変位変換手段40は、1対の板ばね40a,
40bの一端部を水平方向に配置して重合するととも
に、他端部をV字状を成すように折曲して構成される。
そして、V字状の先端部の一方を除振台定盤26に結合
するとともに、他方を中間板36に結合してある。各変
位変換手段40は、隣接されるものどうしで板ばね40
a,40bのV字状部分が同一方向を指向するととも
に、それぞれのV字状の傾斜を等しくしてある。板ばね
40a,40bの重合部分は、隣接されるものどうしが
剛体状の連結部材42を介して連結され、それぞれの変
位変換手段40で発生した水平方向変位が相互に伝達さ
れるようになっている。
たように床Fと除振台定盤26との間の上下方向相対変
位を水平方向変位に変換する変位変換手段40が設けら
れている。変位変換手段40は、1対の板ばね40a,
40bの一端部を水平方向に配置して重合するととも
に、他端部をV字状を成すように折曲して構成される。
そして、V字状の先端部の一方を除振台定盤26に結合
するとともに、他方を中間板36に結合してある。各変
位変換手段40は、隣接されるものどうしで板ばね40
a,40bのV字状部分が同一方向を指向するととも
に、それぞれのV字状の傾斜を等しくしてある。板ばね
40a,40bの重合部分は、隣接されるものどうしが
剛体状の連結部材42を介して連結され、それぞれの変
位変換手段40で発生した水平方向変位が相互に伝達さ
れるようになっている。
【0025】従って、変位変換手段40が連結部材42
を介して連結されることにより、除振台定盤26に生ず
るロッキング回転振動を効果的に防止することができ
る。即ち、除振台定盤26と床Fとの間に上下方向相対
変位を生じさせる入力振動があり、除振台定盤26の両
側部分に各々異なる上下振動負荷が生じた場合、これに
応じて除振支持をしようとすることで、各弾性支持部2
8で上下方向相対変位が異なって生じることになり、除
振台定盤26にロッキング回転振動が生じようとする。
しかし、変位変換手段40にそれぞれ加わる上下方向振
動負荷を、それに応じた水平方向振動負荷に変換し、こ
れを連結部材42を介して相互に伝達することで、除振
台定盤26つまり嫌振設備14のロッキング回転振動を
防止できる。
を介して連結されることにより、除振台定盤26に生ず
るロッキング回転振動を効果的に防止することができ
る。即ち、除振台定盤26と床Fとの間に上下方向相対
変位を生じさせる入力振動があり、除振台定盤26の両
側部分に各々異なる上下振動負荷が生じた場合、これに
応じて除振支持をしようとすることで、各弾性支持部2
8で上下方向相対変位が異なって生じることになり、除
振台定盤26にロッキング回転振動が生じようとする。
しかし、変位変換手段40にそれぞれ加わる上下方向振
動負荷を、それに応じた水平方向振動負荷に変換し、こ
れを連結部材42を介して相互に伝達することで、除振
台定盤26つまり嫌振設備14のロッキング回転振動を
防止できる。
【0026】また、互いに隣接される弾性支持部28の
中間板36どうし、つまり、積層ゴム32の自由端部側
は剛体状の梁部材44を介して互いに連結される。この
ように梁部材44を介して隣接される積層ゴム32の自
由端部の挙動が規制されることにより、各積層ゴム32
が独自に傾いて局部的に沈み込むのを防止することがで
きる。このため、除振台定盤26に偏心荷重が作用した
場合にも、この除振台定盤26が傾斜されるのを防止す
ることができる。勿論、除振台16としては上記変位変
換手段40および上記梁部材44が設けられないものに
あっても、その機能が低下されるものの嫌振設備14の
除振機能を備える。
中間板36どうし、つまり、積層ゴム32の自由端部側
は剛体状の梁部材44を介して互いに連結される。この
ように梁部材44を介して隣接される積層ゴム32の自
由端部の挙動が規制されることにより、各積層ゴム32
が独自に傾いて局部的に沈み込むのを防止することがで
きる。このため、除振台定盤26に偏心荷重が作用した
場合にも、この除振台定盤26が傾斜されるのを防止す
ることができる。勿論、除振台16としては上記変位変
換手段40および上記梁部材44が設けられないものに
あっても、その機能が低下されるものの嫌振設備14の
除振機能を備える。
【0027】ここで、各弾性支持部28に設けられるロ
ック機構20は、図6に示すように除振台定盤26の下
面に取り付けられて、皿ばね34の中央開口部34aお
よび環状の中間板36の中央部を貫通して垂設される突
部としての剛体状の垂下柱46と、取付板30から垂下
柱46の下端部を若干の隙間を設けて囲繞するように立
設される薄い鉄板製の倒立片持ち梁48とが設けられ
る。そして、垂下柱46に電磁石50が取り付けられる
とともに、倒立片持ち梁48に磁性体としての永久磁石
52が取り付けられることにより構成される。
ック機構20は、図6に示すように除振台定盤26の下
面に取り付けられて、皿ばね34の中央開口部34aお
よび環状の中間板36の中央部を貫通して垂設される突
部としての剛体状の垂下柱46と、取付板30から垂下
柱46の下端部を若干の隙間を設けて囲繞するように立
設される薄い鉄板製の倒立片持ち梁48とが設けられ
る。そして、垂下柱46に電磁石50が取り付けられる
とともに、倒立片持ち梁48に磁性体としての永久磁石
52が取り付けられることにより構成される。
【0028】垂下柱46は同図(c)に示すように断面
矩形状に形成される一方、倒立片持ち梁48は垂下柱4
6の各側面に対向して4枚が設けられ、これら倒立片持
ち梁48は垂下柱46の外側を掴持する掴持機構として
構成される。電磁石50は垂下柱46の下端部に設けら
れるアルミケース46a内に収納されるとともに、この
電磁石50と同一高さに永久磁石52が位置する。
矩形状に形成される一方、倒立片持ち梁48は垂下柱4
6の各側面に対向して4枚が設けられ、これら倒立片持
ち梁48は垂下柱46の外側を掴持する掴持機構として
構成される。電磁石50は垂下柱46の下端部に設けら
れるアルミケース46a内に収納されるとともに、この
電磁石50と同一高さに永久磁石52が位置する。
【0029】電磁石50は、ロック制御手段22から出
力される電流のON−OFF信号により励磁および消磁
され、ON信号により励磁されると、永久磁石52が倒
立片持ち梁48のたわみ変形を伴いつつ電磁石50に吸
引されて、永久磁石52がアルミケース46aの側面に
固着される。すると、4枚の倒立片持ち梁48は垂下柱
46を掴持する状態となり、これによって相対移動部分
18は固定状態とされて除振台16による除振機能が無
くなる。一方、OFF信号により電磁石50が消磁され
ると、相対移動部分18は固定が解除されて作動状態と
なり、除振台16は本来の除振機能が発揮される。
力される電流のON−OFF信号により励磁および消磁
され、ON信号により励磁されると、永久磁石52が倒
立片持ち梁48のたわみ変形を伴いつつ電磁石50に吸
引されて、永久磁石52がアルミケース46aの側面に
固着される。すると、4枚の倒立片持ち梁48は垂下柱
46を掴持する状態となり、これによって相対移動部分
18は固定状態とされて除振台16による除振機能が無
くなる。一方、OFF信号により電磁石50が消磁され
ると、相対移動部分18は固定が解除されて作動状態と
なり、除振台16は本来の除振機能が発揮される。
【0030】ロック制御手段22からロック機構20に
出力するON−OFF信号は、走行制御手段24から可
動質量体12に出力される走行指令信号に基づいて出力
される。可動質量体12は走行制御手段24から出力さ
れるON信号により走行し、OFF信号により停止され
るようになっており、この走行制御信号をロック制御手
段22に導入する。つまり、走行制御信号がONのと
き、ロック制御手段22からロック機構20にON信号
を出力して除振台16を固定する一方、走行制御信号が
OFFのとき、ロック制御手段22からロック機構20
にOFF信号を出力して除振台16を作動状態とするよ
うになっている。
出力するON−OFF信号は、走行制御手段24から可
動質量体12に出力される走行指令信号に基づいて出力
される。可動質量体12は走行制御手段24から出力さ
れるON信号により走行し、OFF信号により停止され
るようになっており、この走行制御信号をロック制御手
段22に導入する。つまり、走行制御信号がONのと
き、ロック制御手段22からロック機構20にON信号
を出力して除振台16を固定する一方、走行制御信号が
OFFのとき、ロック制御手段22からロック機構20
にOFF信号を出力して除振台16を作動状態とするよ
うになっている。
【0031】従って、本実施形態の可動質量体を備えた
嫌振設備の除振装置にあっては、通常の除振時にはロッ
ク制御手段22から電磁石50にはOFF信号が継続し
て出力され、ロック機構20は除振台16を作動状態と
している。この状態では嫌振設備14は、除振台16の
積層ゴム32および皿ばね34からなる弾性支持部28
により弾性支持され、床Fから入力される地震による振
動、また、交通振動や生活振動の微振動を弾性支持部2
8によりパッシブに除振し、嫌振設備14の揺れを阻止
することができる。従って、本実施形態のように嫌振設
備14を大型ウエハーの露光装置とすることにより、精
度良くICチップの回路図を印刷することができる。
嫌振設備の除振装置にあっては、通常の除振時にはロッ
ク制御手段22から電磁石50にはOFF信号が継続し
て出力され、ロック機構20は除振台16を作動状態と
している。この状態では嫌振設備14は、除振台16の
積層ゴム32および皿ばね34からなる弾性支持部28
により弾性支持され、床Fから入力される地震による振
動、また、交通振動や生活振動の微振動を弾性支持部2
8によりパッシブに除振し、嫌振設備14の揺れを阻止
することができる。従って、本実施形態のように嫌振設
備14を大型ウエハーの露光装置とすることにより、精
度良くICチップの回路図を印刷することができる。
【0032】ここで、嫌振設備14を露光装置とした場
合にステージとして構成される可動質量体12を走行さ
せる際、この可動質量体12は、走行制御手段24から
の走行指令信号によって走行および停止されるが、この
走行指令信号をロック制御手段22に導入してロック機
構20の電磁石50に励磁信号を出力する。即ち、可動
質量体12を走行させるために走行指令信号がONにな
ると、ロック制御手段22からロック機構20にON信
号、つまり、電磁石50の励磁信号が出力されると、倒
立片持ち梁48は垂下柱46を掴持して除振台16の相
対移動部分18を固定する。
合にステージとして構成される可動質量体12を走行さ
せる際、この可動質量体12は、走行制御手段24から
の走行指令信号によって走行および停止されるが、この
走行指令信号をロック制御手段22に導入してロック機
構20の電磁石50に励磁信号を出力する。即ち、可動
質量体12を走行させるために走行指令信号がONにな
ると、ロック制御手段22からロック機構20にON信
号、つまり、電磁石50の励磁信号が出力されると、倒
立片持ち梁48は垂下柱46を掴持して除振台16の相
対移動部分18を固定する。
【0033】即ち、可動質量体12の走行状態でロック
機構20により除振台16は固定状態とされ除振機能を
無くして嫌振設備14を剛体状態で支持することができ
る。従って、可動質量体12が走行する間は、これによ
って発生する加振力が嫌振設備12に影響するのを無く
して、嫌振設備12に揺れが発生されるのを防止するこ
とができる。
機構20により除振台16は固定状態とされ除振機能を
無くして嫌振設備14を剛体状態で支持することができ
る。従って、可動質量体12が走行する間は、これによ
って発生する加振力が嫌振設備12に影響するのを無く
して、嫌振設備12に揺れが発生されるのを防止するこ
とができる。
【0034】一方、可動質量体12を停止させるために
走行指令信号がOFFになると、ロック制御手段22か
らロック機構20の電磁石50に消磁信号が出力され、
永久磁石52は倒立片持ち梁48の自己の弾発力によっ
て垂下柱46から離れて、ロック機構20は除振台16
を作動状態にする。従って、相対移動部分18は自由な
相対移動が可能となって、除振台16は本来の除振機能
を発揮して床Fからの振動を除振し、嫌振設備12を静
止状態に安定化させることができる。
走行指令信号がOFFになると、ロック制御手段22か
らロック機構20の電磁石50に消磁信号が出力され、
永久磁石52は倒立片持ち梁48の自己の弾発力によっ
て垂下柱46から離れて、ロック機構20は除振台16
を作動状態にする。従って、相対移動部分18は自由な
相対移動が可能となって、除振台16は本来の除振機能
を発揮して床Fからの振動を除振し、嫌振設備12を静
止状態に安定化させることができる。
【0035】ところで、本実施形態では除振台16のロ
ック機構20は、これを固定状態および作動状態とする
にあたって電磁石50に発生する磁力を用いるようにし
たので、ロック制御手段22から出力する制御信号に対
してロック機構20が実際に作動するまでの応答性を著
しく高めることができる。従って、可動質量体12が走
行および停止される際の除振台16の制御性能を大幅に
高め、嫌振設備12の除振機能の信頼性を著しく向上す
ることができる。
ック機構20は、これを固定状態および作動状態とする
にあたって電磁石50に発生する磁力を用いるようにし
たので、ロック制御手段22から出力する制御信号に対
してロック機構20が実際に作動するまでの応答性を著
しく高めることができる。従って、可動質量体12が走
行および停止される際の除振台16の制御性能を大幅に
高め、嫌振設備12の除振機能の信頼性を著しく向上す
ることができる。
【0036】また、ロック機構20に電磁石50の磁力
を用いるにあたって、電磁石50を剛体状の垂下柱46
に設ける一方、この垂下柱46の外側面を囲繞するよう
に配置した倒立片持ち梁48に永久磁石52を設けて、
電磁石50が励磁された場合に倒立片持ち梁48が垂下
柱46を掴持して除振台16を固定するようにしたの
で、相対移動部分18の固定力を著しく増大することが
できる。このため、質量の大きな可動質量体12の走行
により嫌振設備14に大きな加振力が発生される場合に
も、除振台16は弾性支持機能を無くして剛体状態で嫌
振設備14を支持できるため、嫌振設備14の揺れを確
実に阻止することができる。
を用いるにあたって、電磁石50を剛体状の垂下柱46
に設ける一方、この垂下柱46の外側面を囲繞するよう
に配置した倒立片持ち梁48に永久磁石52を設けて、
電磁石50が励磁された場合に倒立片持ち梁48が垂下
柱46を掴持して除振台16を固定するようにしたの
で、相対移動部分18の固定力を著しく増大することが
できる。このため、質量の大きな可動質量体12の走行
により嫌振設備14に大きな加振力が発生される場合に
も、除振台16は弾性支持機能を無くして剛体状態で嫌
振設備14を支持できるため、嫌振設備14の揺れを確
実に阻止することができる。
【0037】ところで、本実施形態では電磁石50の励
磁によって吸引される磁性体として永久磁石52を用い
ることにより、両者間により大きな吸引力を発生させる
ことができるが、この永久磁石52に限ることなく磁力
に感じて吸引される物質、例えば鉄片を磁性体として用
いることもできる。また、可撓性の倒立片持ち梁48を
用いて掴持機構を構成し、この倒立片持ち梁48が撓み
つつ垂下柱46を掴持するが、勿論、掴持機構はこれに
限ることなく、垂下柱46の外側を確実に掴持できる構
成であればよい。
磁によって吸引される磁性体として永久磁石52を用い
ることにより、両者間により大きな吸引力を発生させる
ことができるが、この永久磁石52に限ることなく磁力
に感じて吸引される物質、例えば鉄片を磁性体として用
いることもできる。また、可撓性の倒立片持ち梁48を
用いて掴持機構を構成し、この倒立片持ち梁48が撓み
つつ垂下柱46を掴持するが、勿論、掴持機構はこれに
限ることなく、垂下柱46の外側を確実に掴持できる構
成であればよい。
【0038】図7は本発明の他の実施形態を示すアクテ
ィブ制御機構100を示し、このアクティブ制御機構1
00は上記ロック機構20に設けられ、除振台16の挙
動を制御するようになっている。このアクティブ制御機
構100は、可動質量体12の走行指令信号を利用して
除振台16を加振状態から除振状態に至るまでフィード
フォワード制御される。
ィブ制御機構100を示し、このアクティブ制御機構1
00は上記ロック機構20に設けられ、除振台16の挙
動を制御するようになっている。このアクティブ制御機
構100は、可動質量体12の走行指令信号を利用して
除振台16を加振状態から除振状態に至るまでフィード
フォワード制御される。
【0039】即ち、アクティブ制御機構100は垂下柱
46の下端部に設けられ、最下端部から所定間隔を設け
て第1,第2,第3電磁石102,104,106が設
けられる。そして、第1電磁石102のZ方向に対向し
て第1永久磁石108が設けられるとともに、第2電磁
石104のX方向に対向して第2永久磁石110が設け
られ、更に、第3電磁石106のY方向に対向して第3
永久磁石112が設けられる。第1永久磁石108は取
付板30に取り付けられるとともに、第2,第3永久磁
石110,112は取付板30から立設される剛体状の
取付板114,116を介して支持される。勿論、図示
省略したがこれら電磁石102,104,106の取付
け部分の上方部分には、上記実施形態に示した電磁石5
0および永久磁石52,倒立片持ち梁48からなるロッ
ク機構20が設けられるものとする。
46の下端部に設けられ、最下端部から所定間隔を設け
て第1,第2,第3電磁石102,104,106が設
けられる。そして、第1電磁石102のZ方向に対向し
て第1永久磁石108が設けられるとともに、第2電磁
石104のX方向に対向して第2永久磁石110が設け
られ、更に、第3電磁石106のY方向に対向して第3
永久磁石112が設けられる。第1永久磁石108は取
付板30に取り付けられるとともに、第2,第3永久磁
石110,112は取付板30から立設される剛体状の
取付板114,116を介して支持される。勿論、図示
省略したがこれら電磁石102,104,106の取付
け部分の上方部分には、上記実施形態に示した電磁石5
0および永久磁石52,倒立片持ち梁48からなるロッ
ク機構20が設けられるものとする。
【0040】第1〜第3電磁石102,104,106
には、アクティブ制御回路118から励磁,消磁信号
(ON,OFF電流)が出力されて除振台16のX,
Y,Z方向の挙動が制御される。即ち、第1電磁石10
2と第1永久磁石108との間で上下方向(Z方向)の
変位が制御され、第2電磁石104と第2永久磁石11
0との間で左右方向(X方向)の変位が制御され、か
つ、第3電磁石106と第3永久磁石112との間で前
後方向(Y方向)の変位が制御される。
には、アクティブ制御回路118から励磁,消磁信号
(ON,OFF電流)が出力されて除振台16のX,
Y,Z方向の挙動が制御される。即ち、第1電磁石10
2と第1永久磁石108との間で上下方向(Z方向)の
変位が制御され、第2電磁石104と第2永久磁石11
0との間で左右方向(X方向)の変位が制御され、か
つ、第3電磁石106と第3永久磁石112との間で前
後方向(Y方向)の変位が制御される。
【0041】アクティブ制御回路118には可動質量体
12の走行指令信号、即ち、本実施形態ではこの走行指
令信号としては、可動質量体12の位置決め用駆動モー
タへの信号、或いは、可動質量体12をリニアモータ等
を用いて高速移動させるときのX,Y平面内の移動支持
信号を入力し、この走行指令信号から嫌振設備14の加
振状態から除振状態に至るまで、アクティブ制御機構1
00をフィードフォワード制御するようになっている。
12の走行指令信号、即ち、本実施形態ではこの走行指
令信号としては、可動質量体12の位置決め用駆動モー
タへの信号、或いは、可動質量体12をリニアモータ等
を用いて高速移動させるときのX,Y平面内の移動支持
信号を入力し、この走行指令信号から嫌振設備14の加
振状態から除振状態に至るまで、アクティブ制御機構1
00をフィードフォワード制御するようになっている。
【0042】従って、この実施形態にあっては可動質量
体12が停止して除振台16が作動状態とされた際に、
可動質量体12の加振力が残存して嫌振設備14に影響
する場合にも、アクティブ制御機構100を可動質量体
12の走行指令信号によりフィードフォワード制御する
ので、除振台16の固定状態からロック機構20をアク
ティブ制御状態に移行する際の応答性を向上することが
できる。このため、ロック機構20による除振台16の
固定時と作動時との嫌振設備14の振動差が著しく少な
い状態でアクティブ制御できるため、可動質量体12の
加振力が大きい場合にも除振台16の挙動制御を効果的
に行って、除振台16が作動状態とされるときに嫌振設
備14に揺れが残存するのを防止若しくは著しく低減す
ることができる。また、上記アクティブ制御機構100
を用いて除振台16をアクティブ制御する場合において
も、固定時と作動時との振動差が少なくなるため、従来
の高感度振動センサーを利用することができる。
体12が停止して除振台16が作動状態とされた際に、
可動質量体12の加振力が残存して嫌振設備14に影響
する場合にも、アクティブ制御機構100を可動質量体
12の走行指令信号によりフィードフォワード制御する
ので、除振台16の固定状態からロック機構20をアク
ティブ制御状態に移行する際の応答性を向上することが
できる。このため、ロック機構20による除振台16の
固定時と作動時との嫌振設備14の振動差が著しく少な
い状態でアクティブ制御できるため、可動質量体12の
加振力が大きい場合にも除振台16の挙動制御を効果的
に行って、除振台16が作動状態とされるときに嫌振設
備14に揺れが残存するのを防止若しくは著しく低減す
ることができる。また、上記アクティブ制御機構100
を用いて除振台16をアクティブ制御する場合において
も、固定時と作動時との振動差が少なくなるため、従来
の高感度振動センサーを利用することができる。
【0043】ところで、前記各実施形態にあっては嫌振
設備14として大型ウエハーの露光装置を想定して説明
し、可動質量体12として基盤およびウエハーを載置す
る各ステージを想定したが、これに限ることなく他の精
密装置にあって、質量体となる可動部分を備えた嫌振設
備を除振する除振装置にあっても本発明を適用できるこ
とはいうまでもない。
設備14として大型ウエハーの露光装置を想定して説明
し、可動質量体12として基盤およびウエハーを載置す
る各ステージを想定したが、これに限ることなく他の精
密装置にあって、質量体となる可動部分を備えた嫌振設
備を除振する除振装置にあっても本発明を適用できるこ
とはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上の構成により本発明の可動質量体を
備えた嫌振設備の除振装置は、ロック機構により可動質
量体の走行状態で除振台を固定する一方、可動質量体の
停止状態で除振台を作動状態とすることにより、可動質
量体が走行する間は、これによって発生する加振力が嫌
振設備に影響するのを無くして、嫌振設備が揺れるのを
防止することができる一方、可動質量体の停止状態では
除振台は本来の除振機能を発揮して、嫌振設備を静止状
態に安定化させることができる。
備えた嫌振設備の除振装置は、ロック機構により可動質
量体の走行状態で除振台を固定する一方、可動質量体の
停止状態で除振台を作動状態とすることにより、可動質
量体が走行する間は、これによって発生する加振力が嫌
振設備に影響するのを無くして、嫌振設備が揺れるのを
防止することができる一方、可動質量体の停止状態では
除振台は本来の除振機能を発揮して、嫌振設備を静止状
態に安定化させることができる。
【0045】また、ロック機構による除振台の固定を電
磁石に発生する磁力を用いて行うことにより、ロック制
御手段から出力する制御信号に対してロック機構が実際
に作動するまでの応答性を著しく高めることができる。
従って、可動質量体が走行および停止される際の除振台
の制御性能を大幅に高め、嫌振設備の除振機能の信頼性
を著しく向上することができる。
磁石に発生する磁力を用いて行うことにより、ロック制
御手段から出力する制御信号に対してロック機構が実際
に作動するまでの応答性を著しく高めることができる。
従って、可動質量体が走行および停止される際の除振台
の制御性能を大幅に高め、嫌振設備の除振機能の信頼性
を著しく向上することができる。
【0046】更に、ロック機構による除振台の固定を掴
持機構で構成することにより、除振台の固定力を著しく
増大することができる。従って、質量の大きな可動質量
体の走行により嫌振設備に大きな加振力が発生される場
合にも、除振台は弾性支持機能を無くして剛体状態で嫌
振設備を支持できるため、嫌振設備の揺れを確実に阻止
することができる。
持機構で構成することにより、除振台の固定力を著しく
増大することができる。従って、質量の大きな可動質量
体の走行により嫌振設備に大きな加振力が発生される場
合にも、除振台は弾性支持機能を無くして剛体状態で嫌
振設備を支持できるため、嫌振設備の揺れを確実に阻止
することができる。
【0047】更にまた、ロック機構を突部とこれを掴持
する掴持機構とし、これらそれぞれに電磁石と磁性体を
備えることで、掴持機構による突部の掴持作用を電磁力
の作用で行うことができて、応答性と固定力の双方を向
上させることができる。
する掴持機構とし、これらそれぞれに電磁石と磁性体を
備えることで、掴持機構による突部の掴持作用を電磁力
の作用で行うことができて、応答性と固定力の双方を向
上させることができる。
【0048】更にまた、ロック機構に、除振台の挙動を
制御するアクティブ制御機構を設け、このアクティブ制
御機構を、可動質量体の走行指令信号を利用して加振状
態から除振状態に至るまでフィードフォワード制御する
ことにより、除振台の固定状態からロック機構のアクテ
ィブ制御状態に移行する際の応答性を著しく向上するこ
とができる。従って、可動質量体が停止して除振台が作
動状態とされる際に、可動質量体の加振力が残存して嫌
振設備に影響する場合にも、除振台の固定時と作動時と
の嫌振設備の振動差が著しく少ない状態でアクティブ制
御できる。このため、可動質量体の加振力が大きい場合
にも除振台の挙動制御を効果的に行って、除振台を作動
状態とするときに嫌振設備に揺れが残存するのを防止若
しくは著しく低減することができるという優れた効果を
奏する。
制御するアクティブ制御機構を設け、このアクティブ制
御機構を、可動質量体の走行指令信号を利用して加振状
態から除振状態に至るまでフィードフォワード制御する
ことにより、除振台の固定状態からロック機構のアクテ
ィブ制御状態に移行する際の応答性を著しく向上するこ
とができる。従って、可動質量体が停止して除振台が作
動状態とされる際に、可動質量体の加振力が残存して嫌
振設備に影響する場合にも、除振台の固定時と作動時と
の嫌振設備の振動差が著しく少ない状態でアクティブ制
御できる。このため、可動質量体の加振力が大きい場合
にも除振台の挙動制御を効果的に行って、除振台を作動
状態とするときに嫌振設備に揺れが残存するのを防止若
しくは著しく低減することができるという優れた効果を
奏する。
【図1】本発明の一実施形態を示す除振装置全体の正面
図である。
図である。
【図2】図1の除振装置に用いられる除振台の斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1の除振台の弾性支持部の断面斜視図であ
る。
る。
【図4】図1の除振台に用いられる皿ばねの斜視図であ
る。
る。
【図5】本発明の一実施形態に用いられる皿ばねのばね
特性を荷重−変位で示すグラフである。
特性を荷重−変位で示すグラフである。
【図6】図1の除振装置に用いられるロック機構を
(a)の正面視、(b)の縦断面、(c)の横断面で示
す説明図である。
(a)の正面視、(b)の縦断面、(c)の横断面で示
す説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態に用いられるアクティブ
制御機構を示す斜視図である。
制御機構を示す斜視図である。
【図8】従来の嫌振設備を示す概略構成図である。
10 除振装置 12 可動質量体 14 嫌振設備 16 除振台 18 相対移動部分 20 ロック機構 22 ロック制御手段 24 走行制御手段 46 垂下柱(軸部) 48 倒立片持ち梁(掴持機構) 50 電磁石 52 永久磁石(磁性体) 100 アクティブ制御機構
Claims (5)
- 【請求項1】 可動質量体を備えた嫌振設備が除振台を
介してベースに弾性支持されるようになった除振装置に
おいて、該除振台を作動状態および固定状態とするロッ
ク機構を設けるとともに、このロック機構により前記除
振台を、可動質量体の走行状態で固定状態とする一方、
可動質量体の停止状態で作動状態とするロック制御手段
を設けたことを特徴とする可動質量体を備えた嫌振設備
の除振装置。 - 【請求項2】 上記ロック機構は、除振台およびベース
のいずれか一方に設けられる電磁石と、いずれか他方に
設けられて該電磁石が発生する磁力に吸引される磁性体
とを備えて構成し、これら電磁石と磁性体との間の吸引
力によって除振台を固定することを特徴とする請求項1
に記載の可動質量体を備えた嫌振設備の除振装置。 - 【請求項3】 上記ロック機構は、除振台およびベース
のいずれか一方に設けられる突部と、いずれか他方に設
けられて該突部を掴持自在な掴持機構とを備えて構成
し、掴持機構による突部の掴持によって除振台を固定す
ることを特徴とする請求項1に記載の可動質量体を備え
た嫌振設備の除振装置。 - 【請求項4】 上記ロック機構は、除振台およびベース
のいずれか一方に設けられる突部と、いずれか他方に設
けられて該突部を掴持自在な掴持機構とを備えて構成
し、これら突部とこれを掴持する掴持機構がこれらにそ
れぞれ備えられた電磁石と磁性体であることを特徴とす
る請求項1に記載の可動質量体を備えた嫌振設備の除振
装置。 - 【請求項5】 上記ロック機構に、除振台の挙動を制御
するアクティブ制御機構を設け、このアクティブ制御機
構を、可動質量体の走行指令信号を利用して加振状態か
ら除振状態に至るまでフィードフォワード制御すること
を特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載の可動質
量体を備えた嫌振設備の除振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11044666A JP2000240720A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 可動質量体を備えた嫌振設備の除振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11044666A JP2000240720A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 可動質量体を備えた嫌振設備の除振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000240720A true JP2000240720A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12697781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11044666A Pending JP2000240720A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 可動質量体を備えた嫌振設備の除振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000240720A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008101659A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Tokkyokiki Corp | 免震機能付き除振装置 |
KR200468705Y1 (ko) | 2012-02-23 | 2013-09-10 | 에스티엑스중공업 주식회사 | 강성과 질량의 조절이 가능한 엔진 갤러리의 진동저감장치 |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP11044666A patent/JP2000240720A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008101659A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Tokkyokiki Corp | 免震機能付き除振装置 |
KR200468705Y1 (ko) | 2012-02-23 | 2013-09-10 | 에스티엑스중공업 주식회사 | 강성과 질량의 조절이 가능한 엔진 갤러리의 진동저감장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050104 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050426 |