[go: up one dir, main page]

JP2000232957A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

Info

Publication number
JP2000232957A
JP2000232957A JP11036220A JP3622099A JP2000232957A JP 2000232957 A JP2000232957 A JP 2000232957A JP 11036220 A JP11036220 A JP 11036220A JP 3622099 A JP3622099 A JP 3622099A JP 2000232957 A JP2000232957 A JP 2000232957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ccd
cable
solid
circuit board
signal line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11036220A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yoshimitsu
浩一 吉満
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11036220A priority Critical patent/JP2000232957A/ja
Publication of JP2000232957A publication Critical patent/JP2000232957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送周波数の高い信号を伝送する際にも確実
に放射ノイズを低減することのできる構造のケーブルを
有する内視鏡装置を提供する。 【解決手段】 CCDケーブル30を構成する複数の信
号線のうち、高周波信号を伝送する信号線39を同軸信
号線で構成し、同軸信号線の外部導体を第1の外部導体
39cと第2の外部導体39dから成る2重シールド体
とする。このとき、第1の外部導体39cは横巻きの銅
合金線で構成し、第2の外部導体39dは、ポリエステ
ル基材に導伝率の高い金属を蒸着して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡からの不要
輻射ノイズの放射及び内視鏡への不要ノイズの混入を低
減する内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、病院内等で用いられる電気機器装
置に対し、EMC(電磁妨害を与える問題(EMI)と
電磁妨害を受ける問題(EMS)とを総称する)対策が
充分施されていることが益々望まれる状況にあり、内視
鏡装置についてもEMC対策が重要な技術的事項の一つ
となっている。
【0003】これに対処し、例えば、本出願人による特
開平7−184852号公報には、固体撮像素子(以下
CCDと称す)を駆動し且つ電気信号を取り出すための
ケーブルを、複数の信号線を撚り束ね、その外周にノイ
ズを遮蔽するシールド体を施して構成した技術が開示さ
れている。上記CCDケーブルにおいて、CCDの入出
力信号のうち、駆動信号やCCD出力信号を伝送するた
めの信号線には、同軸信号線が用いられており、この同
軸信号線は、例えば銅合金線を素材にした内部導体層
と、テフロン系樹脂を素材にした誘電体(絶縁体)層
と、銅合金を素材にした外部導体層と、テフロン系樹脂
を素材にした絶縁体層とを積層した構造となっている。
【0004】このような技術によれば、駆動信号を伝送
する信号線等から放射されるノイズは、信号線(同軸信
号線)の外部導体層や、ケーブル最外周に配置されるシ
ールド体によって遮蔽される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、信号伝
送時に発生するノイズは、伝送される信号の周波数が高
くなると、上記外部導体やシールド体のみでは、充分に
遮蔽しきれない虞がある。特に、特にCCDを駆動する
ための水平転送パルスの駆動周波数は、数MHz〜十数
MHzと高く、この水平転送パルスを伝送する際に発生
するノイズは、もはや遮蔽しきれなくなる虞があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、伝送周波数の高い信号を伝送する際にも確実に放射
ノイズを低減することのできる構造のケーブルを有する
内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による内視鏡装置は、固体撮像素子を有し、
この固体撮像素子への入出力信号を伝送するケーブルを
備えた内視鏡装置において、前記ケーブルを構成する信
号線のうち、少なくとも高周波信号を伝送する信号線を
同軸信号線で構成し、本同軸信号線の外部導体を第1の
外部導体と第2の外部導体から成る2重シールド体とし
たことを特徴とする。
【0008】すなわち、高周波信号を伝送する信号線
に、直接、ノイズを遮蔽するシールド体を2重に施すこ
とにより、効果的に放射ノイズの抑制を行うことができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の一実施の形
態に係わり、図1は内視鏡装置を示す全体構成図、図2
は電子内視鏡の先端部の要部断面図、図3はCCDケー
ブルの要部を示す断面図、図4は同軸信号線の要部を示
す断面図、である。
【0010】先ず、図1に基づいて、本発明が適用され
る内視鏡装置の概略について説明する。図1に示す内視
鏡装置1は、電磁妨害対策手段を備えた電子内視鏡2
と、この電子内視鏡2が接続されることにより、照明光
を供給する光源装置3と、電子内視鏡2にスコープケー
ブル4を介して接続され、電子内視鏡2に内蔵された固
体撮像素子(以下、CCDと略記)25(図2参照)に
対する信号処理を行うビデオプロセッサ5と、このビデ
オプロセッサ5と接続されたモニタケーブルを介して入
力され、映像信号を表示するカラーモニタ6と、を備え
て構成されている。
【0011】上記電子内視鏡2は、体腔内等に挿入自在
な細長の挿入部7と、この挿入部7の後端に接続された
操作部8と、この操作部8から延出されたユニバーサル
コード部9と、このユニバーサルコード部9の端部に設
けられ、光源装置3に着脱自在に接続されるスコープコ
ネクタ部10とを有して構成されている。
【0012】ここで、上記スコープコネクタ部10の側
部には接点コネクタ部10aが設けられ、この接点コネ
クタ部10aには電気コネクタ4aを介してスコープケ
ーブル4が着脱自在に接続されている。さらに、上記ス
コープケーブル4の他端には、電気コネクタ4bを介し
てビデオプロセッサ5が着脱自在に接続されている。
【0013】上記挿入部7は、内部に固体撮像装置22
が設けられた先端部12と、この先端部12の後端に形
成された湾曲自在の湾曲部13と、この湾曲部13の後
端から操作部8の前端に至る長尺の可撓管部21とから
なる。
【0014】また、上記操作部8には、湾曲操作ノブ1
4が設けられ、グリップ部18を把持してこの湾曲操作
ノブ14を操作することにより湾曲部13を湾曲するよ
うになっている。また、上記操作部8の側面には、送気
・送水制御を行う送気・送水制御部15と、吸引の制御
を行う吸引制御部16とが設けられている。さらに、こ
の操作部8の頂部には複数のスイッチ17aを備えたス
イッチ部17が設けられている。
【0015】また、上記挿入部7、操作部8及び、ユニ
バーサルコード部9の内部には、照明光を伝送する図示
しないライトガイドが挿通されている。このライトガイ
ドは、後端がスコープコネクタ部10に至り、光源装置
3内部のランプから供給される照明光を伝送し、先端部
12の照明窓20に固定された先端面から前方に出射し
て患部などの被写体を照明するようになっている。
【0016】上記照明光によって照明された被写体像
は、照明窓20に隣接された観察窓19内に取り付けら
れた対物光学系ユニット23を介して、その結像位置に
配置された固体撮像素子(以下CCDと称す)25に結
像され、CCD25により光電変換される(図2参
照)。
【0017】また、上記CCD25にはCCDケーブル
30が接続され、このCCDケーブル30はスコープコ
ネクタ部10内に収納された図示しないノイズ低減器を
介してスコープケーブル4と接続され、このスコープケ
ーブル4はビデオプロセッサ5と接続される。
【0018】また、上記挿入部7内には図示しない送気
・送水管路が挿通されている。この送気・送水管路は操
作部8で送気・送水制御部15に接続され、さらにユニ
バーサルコード部9内を挿通された送気・送水管路を介
してその端部がスコープコネクタ部10に至り、光源装
置3内の送気・送水機構と接続される。
【0019】また、挿入部7内に挿通された図示しない
吸引管路は操作部8の前端付近で2つに分岐され、一方
は鉗子口11bに連通し、他方は吸引制御部16を介し
てユニバーサルコード部9内の吸引管路と連通してスコ
ープコネクタ部10の図示しない吸引口金に至る。
【0020】また、吸引管路は先端部12で先端開口1
1aとして開口され、この先端開口11aは吸引動作時
には吸引を行う吸引口として機能し、鉗子口11bから
鉗子を挿入した場合には鉗子が突出される鉗子出口とし
て機能する。
【0021】次に、図2に基づいて、上記電子内視鏡2
の先端部12の主として固体撮像装置の構成について説
明する。上記先端部12は、上記対物光学系ユニット2
3と、この対物光学系ユニット23の後方に配設された
固体撮像装置22と、を備えて構成されている。
【0022】上記対物光学系ユニット23は、複数のレ
ンズからなる対物レンズ群24と、この対物レンズ群2
4を内部に保持する対物レンズ枠28と、を備えて構成
され、対物レンズ枠28が先端枠35に嵌合されること
によって先端部12に保持されている。
【0023】また、上記対物レンズ枠28の基端側には
CCDホルダ27が外嵌され、このCCDホルダ27を
介して上記固体撮像装置22が対物光学系ユニット23
に保持されている。
【0024】具体的には、上記CCDホルダ27の内周
には、上記対物レンズ群24に対向されたカバーガラス
26が保持されている。
【0025】また、上記カバーガラス26の基端面に
は、CCD25が取り付けられている。このCCD25
はCCDチップ25aを備えて構成され、このCCDチ
ップ25aは前面に貼付されたカバーガラス25bを介
して上記カバーガラス26に取り付けられている。
【0026】また、上記CCDチップ25aの前面の一
部には接点としてのバンプ25eが設けられ、CCDチ
ップ25aはバンプ25eを介して回路基板25cと接
続されている。
【0027】ここで、上記回路基板25cは、いわゆる
TAB構造をなし、ポリイミド基材25fと、このポリ
イミド基材25f上に設けられた銅箔からなる導体パタ
ーン25dとを備えて構成されている。上記導体パター
ン25dの一部はバンプ25eの近傍でポリイミド基材
25fの端部より延出され、この延出された導体パター
ン25dがバンプ25eに接合されてCCDチップ25
aとの信号の授受が行われるようになっている。また、
上記導体パターン25dとバンプ25eとの接合部周辺
は、封止樹脂25gによって密封されている。
【0028】また、上記回路基板25c上には、図示し
ないランドが設けられ、CCDチップ25aからの出力
信号を増幅するIC、ノイズをキャンセルする為のコン
デンサ、インピーダンスマッチングを確保する為の抵抗
等からなる電子部品29が実装されている。なお、前記
ICやコンデンサや抵抗は予めCCDチップ25aに内
蔵する構成としても良い。
【0029】また、上記回路基板25c上には、CCU
(カメラコントロールユニット)等との間で信号を授受
するためのCCDケーブル30が接続されている。この
CCDケーブル30は、例えば、25aへ駆動信号を伝
送する同軸信号線39と、CCDチップ25aからの出
力信号を図示しないプロセッサへ伝送する為の同軸信号
線40と、CCDチップ25aを駆動する為の電源供給
用の単純信号線41と、を有して構成され、これらの各
信号線がCCDケーブル30の先端部から延出されて上
記回路基板25cに接続されている。ここで、前記複数
の同軸信号線の外部導体群42はCCDチップ25aか
ら配線されているGND電位へ接続される。また、図示
のように、固体撮像装置22の小型化が図られ、回路基
板25c上に複数の信号線接続用のランドを設けること
が困難な場合には、電子部品29の電極上に信号線を配
置する構成がとられる。なお、このCCDケーブル30
のより詳細な構成については後で詳述する。
【0030】また、上記CCDホルダ27には、シール
ド部材32が外嵌されている。このシールド部材32
は、不要輻射を抑制すべくCCDケーブル30の先端部
近傍まで延出されてCCD25の外周を覆うもので、C
CD25のGNDライン(図示せず)に導通されてい
る。
【0031】また、上記シールド部材32の内周であっ
て、上記CCDホルダ27の基部からCCD25にかけ
ての外周には、CCD25がシールド部材32に接触し
てGND電位にショートすることを防止するための、絶
縁部材31が被覆されている。
【0032】また、上記シールド部材32の外周には、
被覆部材34が設けられている。この被覆部材34は、
上記CCDホルダ27の先端部からCCDケーブル30
の先端部にかけて固体撮像装置22全体を被覆して密封
するもので、被覆部材34を密閉する際には、CCD2
5、回路基板25c、各信号線等の周囲に充填剤33が
充填される。この充填剤33は、例えばエポキシ系やシ
リコン系の接着剤でも良い。
【0033】ここで、このように構成された固体撮像装
置22は、対物レンズ群24とCCDチップ25aとの
間でピント合わせが行われた状態で対物レンズ枠28に
CCDホルダ27が嵌合固定されて対物光学系ユニット
23に固定される。なお、対物レンズ枠28とCCDホ
ルダ27との固定の際には例えばエポキシ系の接着剤が
用いられる。
【0034】上記先端枠35の基端側には、図示しない
湾曲管を構成する湾曲第1コマ37が接続されている。
【0035】また、上記先端枠35の前面側には樹脂製
の先端カバー36が設けられ、さらに、上記先端枠35
や湾曲第1コマ37の外周にはゴム製の被覆部材38が
設けられて先端部12が密封されている。
【0036】このような電子内視鏡2においては、CC
D25を駆動する為に、CCDケーブル30を介して種
々の信号がCCD25とプロセッサとの間で授受され
る。特にCCD25を駆動する信号として、水平転送パ
ルスや垂直転送パルス、駆動電源が存在するが、特に水
平転送パルスの駆動周波数は数MHz〜十数MHzと高
い。従って、電子内視鏡2の放射ノイズを発生させる原
因は主としてこの水平転送パルス信号であり、この水平
転送パルス信号を伝送する信号線から放射することが知
られている。
【0037】次に、図3,図4に基づいて、上記電子内
視鏡2に適用され、水平転送パルス信号を伝送するにも
好適なCCDケーブル30の構成について詳しく説明す
る。図3に示すように、上記CCDケーブル30は、水
平転送パルスを伝送する同軸信号線39と、比較的駆動
周波数の低い垂直転送パルスと、CCDからの出力信号
を伝送する同軸信号線40と、CCD及びハイブリッド
IC駆動電源を伝送する単純信号線41と、比較的駆動
周波数の低い垂直転送パルス等の他の信号を伝送する同
軸信号線43とからなる信号線の撚り線群を主として構
成されている。
【0038】これらの信号線の撚り中心には、例えば綿
糸や弾性体からなる介在部材30dが設けられている。
【0039】また、上記撚り線群の外周には、例えばテ
フロン系のテープからなる保護テープ30cが巻装され
ている。
【0040】また、上記保護テープ30cの外周には、
撚り線群全体を覆い、不要輻射の抑制もしくは他からの
放射ノイズの侵入を防止する為のシールド体30bが設
けられている。
【0041】さらに、上記CCDケーブル30の最外周
である保護テープ30cの外周には、テフロンを素材に
したシース30aが設けられている。
【0042】図4に示すように、上記同軸信号線39
は、その中心に内部導体39aを有し、この内部導体3
9aの外周には例えばテフロンを素材とした絶縁体39
bが被覆されている。
【0043】また、上記絶縁体39bの外周には第1の
外部導体39cが設けられ、さらに、第1の外部導体3
9cの外周には第2の外部導体39dが設けられてい
る。
【0044】ここで、上記第1の外部導体39cは、素
線径0.03mmの銅合金線を20本程度撚った撚り線
で構成され、絶縁体39bの外周に横巻きに巻装されて
いる。この銅合金線には、例えばすずメッキの処理が行
なわれる。なお、上記第1の外部導体39cの導体抵抗
値を低く抑える場合には、すずメッキに代えて銀メッキ
処理を行っても良い。
【0045】また、上記第2の外部導体39dは、基材
であるポリエステルテープに導体抵抗の低い金属が蒸着
されて構成され、第1の外部導体39cの外周に隙間な
くもしくはオーバーラップするように巻装されている。
この蒸着される金属としては、銅もしくはアルミニウム
が適用される。このような金属蒸着は、ポリエステル基
材の両面に施しても良いし、放射ノイズのレベルによっ
ては片面でも良い。なお、第2の外部導体39dをポリ
エステルテープの片面のみに金属を蒸着して構成する場
合には、第2の外部導体39dは金属蒸着面を第1の外
部導体に密着するようにして巻装される。
【0046】さらに、上記第2の外部導体39dの外周
には、例えばテフロンを素材とする絶縁体39eが設け
られている。
【0047】なお、垂直転送パルスやCCDからの出力
信号を伝送する同軸信号線40は、第2の外部導体39
dが設けられていないことを除いて、上記同軸信号線3
9と略同様な構成となっている。また、単純信号線41
は、内部導体の外周に絶縁体が被覆された構成となって
いる。
【0048】このような実施の形態によれば、駆動周波
数の高い水平転送パルスを伝送する同軸信号線39に2
重のシールドを設けたことにより、水平転送パルスを伝
送する際に内部導体39aから放射される放射ノイズを
抑えることができる。
【0049】また、上記同軸信号線39を含む複数の信
号線を撚り束ねた撚り線群の外周にシールド体30bを
設けてCCDケーブル30を構成したので、同軸信号線
39からの放射されるノイズをより確実に抑えることが
できる。
【0050】また、上記第1の外部導体39cは、絶縁
体39bの外周に横巻きに巻装されるものなので、第1
の外部導体39cが巻装時に重畳されて同軸信号線39
が太径化することを防止できる。
【0051】また、第2の外部導体39dは、ポリエス
テルテープに金属を蒸着して構成したものなので、第2
の外部導体39dの厚みを薄く形成することができ、2
重のシールドを設けたことによる同軸信号線39の太径
化を最小限に抑えることができる。
【0052】次に、図5は本発明による上述の実施の形
態の変形例を示し、図5はCCDケーブルの要部を示す
断面図である。この変形例の内視鏡装置は、CCDケー
ブルの構造が上述の実施の形態と異なる。なお、上述の
実施の形態と同様の構成については同符号を付して説明
を省略する。
【0053】この変形例におけるCCDケーブル44の
中心には、高周波の駆動信号である水平転送パルスの伝
送用の同軸信号線39が撚り束ねられて構成された第1
の撚り線群44eが配設されている。
【0054】上記第1の撚り線群44eの外周には介在
部材44hが設けられ、さらに、この介在部材44hの
外周には第1のシールド体44dが設けられている。
【0055】また、上記第1のシールド体44dの外周
には、CCDからの出力信号を伝送する同軸信号線40
と、CCD及びハイブリッドIC駆動電源を伝送する単
純信号線41と、比較的駆動周波数の低い垂直転送パル
ス等の他の信号を伝送する同軸信号線43、及び、線状
形成された介在部材44gが撚り束ねられて構成された
第2の撚り線群44fが配設されている。なお、上記介
在部材44gは、第2の撚り線群44fの内径が所定の
内径を有する場合には省略してもよい。
【0056】また、上記第2の撚り線群44fの外周に
は、テフロンを素材とした保護テープ44cが螺旋状に
密着して巻装されている。
【0057】また、上記保護テープ44cの外周には第
2のシールド体44bが設けられ、さらに、この第2の
シールド体44bの外周にはテフロンを素材にしたシー
ス44aが設けられている。
【0058】このような変形例によれば、大きなノイズ
の発生源である水平転送パルスを伝送する同軸信号線3
9を中心に配置し、この同軸信号線39の外周を第1の
シールド体44d、第2の撚り線群44f、及び、第2
のシールド体44bで覆うことにより、同軸信号線39
から発生する輻射ノイズの遮蔽効果を向上することがで
き、より効果的に、不要輻射のレベルの低減を図ること
ができる。
【0059】[付記] (付記1−1)固体撮像素子を有し、この固体撮像素子
への入出力信号を伝送するケーブルを備えた内視鏡装置
において、前記ケーブルを構成する複数の信号線のう
ち、高周波信号を伝送する信号線を同軸信号線で構成
し、本同軸信号線の外部導体を第1の外部導体と第2の
外部導体から成る2重シールド体としたことを特徴とす
る内視鏡装置。
【0060】(付記1−2)前記2重シールド体のう
ち、第1のシールドをなす上記第1の外部導体は横巻き
の銅合金線で構成し、第2の外部導体をなす上記第2の
外部導体は、ポリエステル基材に導伝率の高い金属を蒸
着して構成したことを特徴とする付記1−1に記載の内
視鏡装置。
【0061】(付記1−3)前記2重シールド体を有す
る信号線は、少なくとも水平転送パルス信号を伝送する
信号線であることを特徴とする付記1−1に記載の内視
鏡装置。
【0062】(付記1−4)前記固体撮像素子への入出
力信号を伝送する前記ケーブルは、少なくとも高周波信
号を伝送する前記信号線を含む複数の信号線の外周を被
覆してノイズを遮断するシールド体を備えたことを特徴
とする付記1−1乃至付記1−3に記載の内視鏡装置。
【0063】(付記1−5)前記固体撮像素子への入出
力信号を伝送する前記ケーブルは、該ケーブルの中心に
配設された、少なくとも高周波信号を伝送する前記信号
線を含む複数の信号線を撚り束ねて形成した第1の撚り
線群と、この第1の撚り線群の外周を被覆してノイズを
遮断する第1のシールド体と、この第1のシールド体の
外周で前記第1の撚り線群以外の信号線を撚り束ねて形
成した第2の撚り線群と、この第2の撚り線群の外周を
被覆してノイズを遮断する第2のシールド体と、を備え
たことを特徴とする付記1−1乃至付記1−3に記載の
内視鏡装置。
【0064】ところで、先端部に固体撮像素子が配設さ
れた電子内視鏡において、固体撮像装置は、固体撮像素
子と、電子部品が実装された回路基板とを有して構成さ
れ、上記固体撮像素子は、回路基板を介してCCDケー
ブルに接続され、このCCDケーブルを介して、制御装
置との信号の授受が行われる。このような場合、上記固
体撮像素子、回路基板、及び、CCDケーブルは、挿入
部の長手方向に沿ってシリアルに配置されて互いに接続
されている。
【0065】しかしながら、上記各部材を挿入部の長手
方向に沿ってシリアルに接続した場合、先端部の長さを
長大化させてしまう。また、上記各部材をシリアルに接
続した場合、固体撮像装置を構成する部材の一部が故障
した際に、構成部材の部分交換を行うことが困難であっ
た。
【0066】そこで、上記問題点に鑑み、先端部の長さ
を短くし且つ固体撮像装置の構成部材の部分交換を容易
に行うことのできる内視鏡装置について説明する。
【0067】図6は、先端部の長さを短くし且つ固体撮
像装置の構成部材の部分交換を容易に行うことのできる
内視鏡装置の一実施の形態に係わり、図6は電子内視鏡
の先端部の要部断面図である。
【0068】図中符号12Aは、内視鏡装置を構成する
電子内視鏡の先端部を示す。この先端部12Aは、対物
光学系ユニット46と、この対物光学系ユニット46の
後方に配置された固体撮像装置45とを備えて構成され
ている。
【0069】上記対物光学系ユニット46は、複数のレ
ンズからなる対物レンズ群57と、この対物レンズ群5
7を内部に保持する対物レンズ枠58と、を備えて構成
され、対物レンズ枠58が先端枠56に嵌合されること
によって先端部12Aに保持されている。
【0070】また、上記先端枠56の内部に臨まされた
対物レンズ枠58の基端側にはCCDホルダ49が外嵌
され、このCCDホルダ49を介して上記固体撮像装置
45が対物光学系ユニット46に保持されている。
【0071】具体的には、上記CCDホルダ49の内周
には、上記対物レンズ群57に対向されたカバーガラス
48が保持されている。
【0072】また、上記カバーガラス48の基端面に
は、固体撮像素子(以下、CCDと称す)47が取り付
けられている。ここで、上記CCD47は、上記先端枠
56内に略格納された状態で配設され、CCD47の基
端面に設けられたリード47aのみが先端枠56の外部
に露呈されている。
【0073】また、上記リード47aには、第1の回路
基板50が設けられている。この第1の回路基板50
は、例えばポリイミド基材に銅箔のパターン50aを積
層したフレキシブル基板で構成されている。上記第1の
回路基板50にはリード47を挿入可能なリード接続孔
50bが設けられ、このリード接続孔50bにリード4
7が挿通されハンダ等で固定されることによって、第1
の回路基板50はCCD47に保持されるとともに、C
CD47と第1の回路基板50との間での信号の授受が
行われるようになっている。また、上記第1の回路基板
50上には、図示しないランドが設けられ、CCD47
からの出力信号を増幅するIC、ノイズをキャンセルす
る為のコンデンサ、インピーダンスマッチングを確保す
る為の抵抗等からなる電子部品51が実装されている。
なお、前記ICやコンデンサや抵抗は予めCCD47に
内蔵する構成としても良い。ここで、上記第1の回路基
板50は、その基板面がCCD47の基端面に対して平
行に配設されており、第1の回路基板50の一端部のみ
が先端部12Aの先端側に向かってL字状に屈曲されて
いる。また、第1の回路基板50の屈曲された一端部の
先端からは、上記パターン50aがポリイミド基材から
延出されている。
【0074】また、上記先端枠56の基端側には、上記
第1の回路基板50と同様の素材で構成された、第2の
回路基板52が設けられている。この第2の回路基板5
2は略L字形状をなし、第2の回路基板52の一端側
は、先端枠56の周部に沿って配設され、その端部が第
1の回路基板50から延出されたパターン50aに臨ま
されている。すなわち、この第2の回路基板52の一端
側は、先端枠56の周部に沿って円弧状に形成されてい
る。上記第2の回路基板52の一端側端部には、図示し
ないランドが設けられており、このランドに上記パター
ン50aが例えばハンダ付けされて第1の回路基板50
と第2の回路基板52とが接続されている。一方、上記
第2のランドの他端側は、先端枠56の基端部から突出
して配置され、その端部近傍にはランド52aが設けら
れている。このランド52aには、CCDケーブル53
を構成する信号線54がハンダ等によって接続されてい
る。
【0075】なお、図中符号55は、図示しない光源装
置からの照明光を伝送するライトガイドである。
【0076】このような実施の形態によれば、以下の作
用、効果がある。CCD47とCCDケーブル53との
間に介装される回路基板を第1の回路基板50と第2の
回路基板52とで構成し、第1の回路基板50を基板面
がCCD47の基端面に平行となるよう配設し、第2の
回路基板52を先端枠56の縁部に沿って配設したの
で、回路基板を設けるための長手方向のスペースを短縮
でき、電子内視鏡の先端部12Aの長さを短縮すること
が出来る。
【0077】また、電子内視鏡の硬質長に対し、CCD
ケーブル53の固定部を前側に配置することが出来るた
め、CCDケーブル53の固定部の強度を確保すること
が出来る。
【0078】また、CCD47に第1の回路基板50を
接続する一方、CCDケーブル53に第2の回路基板5
2を接続し、これら第1,第2の回路基板50,53を
介して、CCD47とCCDケーブル53とを接続した
ので、CCD47とCCDケーブル53とを別々にリペ
アすることが出来、リペア性やサービス性が向上する。
【0079】なお、本実施の形態では、第2の回路基板
52の一端側の形状を円弧状に形成した例を示したが、
これに限らず、例えば、先端枠56の周部に沿って円筒
状に形成してもよいし、角筒状に形成してもよい。
【0080】ところで、先端部に固体撮像素子が配設さ
れた電子内視鏡において、固体撮像装置は、固体撮像素
子と、電子部品が実装された回路基板とを有して構成さ
れ、上記固体撮像素子は、回路基板を介してCCDケー
ブルに接続され、このCCDケーブルを介して、制御装
置との間で信号の授受が行われる。このような固体撮像
装置において、回路基板とCCDケーブルの信号線との
接続は、一般に、はんだ付け等により行われる。
【0081】しかしながら、上記内視鏡装置において、
CCDケーブルには湾曲部の湾曲操作等に伴う曲げや引
っ張り等が発生するため、これによって、CCDケーブ
ルと回路基板との接続部が断線される虞があった。これ
に対処し、CCDケーブルと回路基板との接続部の強度
の向上を図ると、接続部のコンパクト化を図ることが困
難となる。そこで、上記問題点に鑑み、CCDケーブル
接続部の接続強度の向上を図ることのできる内視鏡装置
について説明する。
【0082】図7乃至図9は、CCDケーブル接続部の
接続強度の向上を図ることのできる内視鏡装置の第1の
実施の形態を示し、図7は固体撮像装置の要部断面図、
図8は図7における回路基板近傍の底面図、図9はケー
ブル保持部材の展開図、である。
【0083】図7において、符号60は固体撮像装置を
示し、この固体撮像装置60は、先端部に設けられたC
CDホルダ61dを介して対物光学系ユニット69に外
嵌されている。ここで、CCDホルダ61dは、後述す
る固体撮像素子(以下CCDと称す)61が対物光学系
ユニット69に対してピント出しされた状態で、対物光
学系ユニット69に嵌合され、例えばエポキシ系の接着
剤を介して固定されている。
【0084】上記CCDホルダ61dの内周にはカバー
ガラス61cが嵌合固定され、このカバーガラス61c
の基端面には上記CCD61が貼付されている。
【0085】上記CCD61には、リード61aと61
bが設けられ、これらは内視鏡の基端側に延出されてい
る。
【0086】上記リード61aには、CCDケーブル6
5を構成する信号線65bがハンダ等で接続されてお
り、CCD61を駆動する信号が伝送される。
【0087】一方、リード61bには、回路基板62が
ハンダ等で接続固定されている。
【0088】上記回路基板62上には、CCD61から
の出力信号を増幅するためのIC63や、他の電子部品
64が実装されている。さらに、回路基板62上には図
示しないランドが設けられており、上記CCDケーブル
65を構成する他の信号線65aがランドを介して接続
されている。例えば信号線65aは、CCD61からの
出力信号をビデオプロセッサ5に伝送する。
【0089】ここで、上記CCDケーブル65は、各信
号線の接続強度を向上するため、ケーブル保持部材66
を介して回路基板62に固定されている。
【0090】詳しく説明すると、図9に示すように、上
記ケーブル保持部材66は、回路基板62の左右側部に
狭着可能な基板保持部66aと、CCDケーブル65に
巻着可能なケーブル保持部66bと、を備えた平板部材
で構成されている。
【0091】このケーブル保持部材66は、図7,8に
示すように、回路基板62とCCDケーブル65との間
に介装され、基板保持部66aが回路基板62側に折り
曲げられて回路基板62の左右側部を狭着するととも
に、ケーブル保持部66bがCCDケーブル65側に折
り曲げられてCCDケーブル65を巻着することによっ
て、CCDケーブル65を回路基板62に固定する。
【0092】また、上記CCD61や回路基板62周辺
の電装部の外周には、シールド部材67が設けられ、こ
のシールド部材67の外周には被覆部材68設けられて
いる。
【0093】このような実施の形態によれば、ケーブル
保持部材66を介してCCDケーブル65を回路基板6
2に固定したので、CCDケーブル65の固定強度を向
上させることが出来る。従って、内視鏡湾曲時等にかか
る各信号線の動きを規制することが出来、CCDケーブ
ル65の断線を低減することが出来る。
【0094】次に、図10は、CCDケーブル接続部の
接続強度の向上を図ることのできる内視鏡装置の第2の
実施の形態を示し、図10は固体撮像装置の要部断面図
である。
【0095】図10において、符号70は固体撮像装置
を示し、この固体撮像装置70は、先端部に設けられた
CCDホルダ79を介して対物光学系ユニット71に外
嵌されている。ここで、CCDホルダ79は、後述する
固体撮像素子(以下CCDと称す)72が対物光学系ユ
ニット71に対してピント出しされた状態で、対物光学
系ユニット71に嵌合され、例えばエポキシ系の接着剤
を介して固定されている。
【0096】上記CCDホルダ79の内周にはカバーガ
ラス78が嵌合固定され、このカバーガラス78の基端
面には上記CCD72が貼付されている。
【0097】上記CCD72には、リード72aと72
bが設けられ、これらは内視鏡の基端側に延出されてい
る。
【0098】上記リード72aには、CCDケーブル7
4を構成する信号線74aがハンダ等で接続されてお
り、信号線74aにより例えばCCD72を駆動する信
号が伝達される。
【0099】一方、上記リード72bは例えばCCD7
2からの出力信号が伝送されるものであり、リード72
bには、上記CCD72からの出力信号を増幅するIC
を実装した回路基板73がハンダ等で接続固定されてい
る。
【0100】上記回路基板73上には、図示しないラン
ドが設けられており、上記CCDケーブル74を構成す
る他の信号線74bがランド上に接続されている。
【0101】上記CCDホルダ79の基端側には、シー
ルド部材75が外嵌されている。詳しく説明すると、こ
のシールド部材75は、ノイズの不要輻射を抑制すべく
主としてCCD72と回路基板73の外周を覆うもの
で、底部にケーブル挿通孔75aを備えた略円筒形状の
部材に形成されている。そして、上記シールド部材75
は、開放端側がCCDホルダ79の基端側に嵌合される
ことによって保持されている。
【0102】また、上記ケーブル挿通孔75aにはCC
Dケーブル74が挿通され、CCDケーブル74は、C
CDホルダ内部で、リング状の固定部材76によって強
くかしめられて抜け止めが行われている。
【0103】さらに、上記CCDケーブル74は、固定
材77を介してシールド部材75に固定されている。固
定部材77は例えばエポキシ系の接着剤等で構成され
る。
【0104】このような実施の形態によれば、CCDケ
ーブル74はシールド部材75内で固定部材76により
強くカシメられ、かつ固定材77にて固定されているの
で、CCDケーブル74に基端側への引っ張り等の力が
かかってもこの固定部材76で力が吸収され、シールド
部材75内の信号線74a,74bにはストレスがかか
ることがないので、信号線の断線を低減することが出来
る。
【0105】次に、図11は、CCDケーブル接続部の
接続強度の向上を図ることのできる内視鏡装置の第3の
実施の形態を示し、図11は固体撮像装置の要部断面図
である。
【0106】図中符号12Bは、内視鏡装置を構成する
電子内視鏡の先端部を示す。この先端部12Bは、対物
光学系ユニット81と、この対物光学系ユニット81の
後方に配置された固体撮像装置80とを備えて構成され
ている。
【0107】上記対物光学系ユニット81は、先端部1
2Bの先端側に配設された先端枠89に嵌合保持されて
いる。
【0108】また、上記対物光学系ユニット81の基端
側にはCCDホルダ84が外嵌され、このCCDホルダ
84を介して上記固体撮像装置80が保持されている。
ここで、固体撮像装置80は、後述する固体撮像素子
(以下CCDと称す)82が対物光学系ユニット81と
の間でピント出しされた状態で保持されている。
【0109】具体的には、上記CCDホルダ84の内周
には、カバーガラス83が嵌合保持され、このカバーガ
ラス83の基端面には、上記CCD82が貼着されてい
る。
【0110】また、上記CCD82は基端側にリード8
2aとリード82bとを有し、リード82aには、CC
Dケーブル87を構成する信号線87aの一部が接続さ
れ、一方、上記リード82bには回路基板85を介して
他の信号線87aが接続されている。
【0111】また、上記CCDホルダ84の基端側に
は、不要ノイズの輻射を抑制すべくシールド部材86が
外嵌され、このシールド部材86は主としてCCD82
と回路基板85の外周を覆っている。
【0112】また、上記先端枠89には、ケーブル固定
部材90が取り付けられ、内視鏡基端部に向かって延出
している。ここで、このケーブル固定部材90は、所定
の曲率を有した板状、或いは曲率を有さない板状の部材
で構成されている。なお、このケーブル固定部材90は
先端枠89内に接着剤で固定されてもよいし、図示しな
いネジ等で固定されても良い。
【0113】また、上記CCDケーブル87には、リン
グ状に形成された固定部材88が設けられ、この固定部
材88は前記ケーブル固定部材90に固定されている。
【0114】また、上記先端枠89の基端側には、湾曲
管(図示せず)を構成する湾曲第1コマ92が外嵌固定
されている。ここで、上記固定部材88とケーブル固定
部材90との接続部91は、湾曲第1コマ92の先端部
内に収まるように構成されている。
【0115】このような実施の形態によれば、CCDケ
ーブル87を確実に固定でき、断線等を防ぐことが出来
る。
【0116】なお、このような実施の形態において、C
CDケーブル87と回路基板85との間に仲介用の基板
を設けてもよい。この基板には、例えばポリイミドを基
材としたフレキシブル基板が用いられる。
【0117】すなわち、一般に、CCD82や回路基板
85等からなる撮像ユニットには、CCD82や回路基
板85等にケーブルの各信号線が接続され、その外周は
シールド部材86で覆われ、シールド部材86内は接着
剤で固められるものであるため、ケーブルの断線等が発
生して固体撮像装置の修理(例えばケーブルの交換)を
行う場合にはこの接着剤を取り除く作業が発生する。こ
の作業はかなりの時間を要するものであるが、CCDケ
ーブル87と回路基板85とをフレキシブル基板を介し
て接続することにより、修理作業は接着剤を取り除く作
業を行うことなくフレキシブル基板上で行うのみで済
み、作業工数を最小限に抑えることができる。換言すれ
ば、前記固体撮像装置80内に設けた回路基板85とC
CDケーブル87とを、フレキシブル基板等で仲介する
構成にすることにより、固体撮像装置80やCCDケー
ブル87に不具合が発生しても、フレキシブル基板とC
CDケーブル87を切り離すことで最小限の修理に留め
ることが出来、内視鏡の修理性が向上する。
【0118】次に、図12は、CCDケーブル接続部の
接続強度の向上を図ることのできる内視鏡装置の第4の
実施の形態を示し、図12は固体撮像装置95の要部断
面図である。なお、この実施の形態において、上述のC
CDケーブル接続部の接続強度の向上を行うことのでき
る内視鏡装置の第3の実施の形態と同様の部材について
は、同符号を付して説明を省略する。
【0119】CCD96の基端側にはリード96aが延
出されており、このリード96aには回路基板97が接
続固定されている。
【0120】上記回路基板97には、図示しないランド
が設けられ、このランドにCCDケーブル98が接続さ
れている。すなわち、上記CCDケーブル98を構成す
る信号線98aはCCDケーブル98の先端から延出さ
れ、この延出された複数の信号線98aが上記回路基板
97に設けられたランドに接続されている。
【0121】また、上記CCDケーブル98から延出さ
れた複数の信号線98aにはこれらを束ねて被覆する被
覆部材100が設けられ、さらに、この被覆部材100
の外周には固定部材101によりカシメられている。そ
して、上記CCDケーブル98の先端側は、固定部材1
01が例えばロウ102によって湾曲第1コマ92に接
合されることによって固定されている。
【0122】ここで、上記固定部材101は、湾曲第1
コマ92内部で固定されるものである。また、図示しな
いが湾曲管全域の範囲において、ケーブルの最外周のシ
ースを剥離し、信号線群を湾曲管内に配置させても良
い。
【0123】このような実施の形態によれば、信号線9
8aは固定部材101で固定されているので湾曲操作を
行っても固定部材1O1よりも先端にはストレスがかか
らない。したがって信号線98aにもストレスがかかる
ことはなく断線を防ぐことが出来る。
【0124】次に、図13乃至図16は、CCDケーブ
ル接続部の接続強度の向上を図ることのできる内視鏡装
置の第5の実施の形態を示し、図13は固体撮像装置の
要部を示す断面図、図14は図13のA−A断面図、図
15は回路基板を斜め上方から見た斜視図、図16は回
路基板を斜め下方から見た斜視図、である。
【0125】図13において、符号110は電子内視鏡
の固体撮像装置を示し、この固体撮像装置110は、固
体撮像素子(以下CCDと称す)111と、このCCD
111の前面に貼付されたカバーガラス112と、一対
の回路基板116,117と、を備えて構成されてい
る。
【0126】また、上記CCD111の上下側面には、
銅箔からなるパターン113aがポリイミド基材113
bに配置されて構成されたた回路基板(TAB基板)1
13がCCD111を挟むように設けられている。この
パターン113aは、例えば図示しないバンプを介して
CCD111に接続されており、その端部はCCD11
1の後方に延出されている。
【0127】図15,16に示すように、上記回路基板
116は略矩形に形成され、この回路基板116の上面
には上記パターン113aに対応するランド122が設
けられている。また、上記回路基板116の下面には、
CCD111からの出力信号を増幅するIC118や電
子部品119が実装されている。
【0128】また、上記回路基板116の前端面にはケ
ーブル接続用のランド121が設けられている。ここ
で、上記ランド121は、回路基板116の前端面に設
けられたサイドスルーホールに銅箔が設けられ、その上
にハンダメッキが施された構成となっている。
【0129】また、上記回路基板117は、上記回路基
板116と略同様の構成をなし、上面に電子部品119
が実装され、下面にパターン113aに対応するランド
122が設けられているとともに、前端面にケーブル接
続用のランド121が設けられて構成されている。
【0130】これら回路基板116,117は、図14
に示すように、ランド122が外部に露呈された状態で
互いに平行に配設され、これら回路基板116,117
の間隙にはCCDケーブル115の先端部が挟持されて
いる。このとき、上記CCDケーブル115は、電子部
品119の間に配設された状態で回路基板116,11
7に挟持されている。
【0131】また、上記CCDケーブル115の先端部
には、該CCDケーブル115を構成する信号線115
a,115bの端部が延出され、これら延出された信号
線115a,115bは、上記回路基板116,117
に設けられたランド121にはんだ付け等によってそれ
ぞれ接続されている(図13参照)。
【0132】このような、回路基板116,117がC
CDケーブル115を挟持してなるユニットは、パター
ン113aとランド122とが摺動されながらパターン
113aの間隙に嵌入されて、CCD111との接続が
実現すると共に、CCD111の後方で保持される。
【0133】さらに、CCD111から回路基板11
6,117にかけての間隙には、例えばエポキシ系の接
着剤で構成される充填材120が充填されている。
【0134】このような実施の形態によれば、CCDケ
ーブル115は回路基板116,117で挟持されてい
るので、CCDケーブル115の接続部の強度が向上す
る。また、CCDケーブル115を回路基板116,1
17で挟持し、CCDケーブル115と回路基板11
6,117とを回路基板116,117の前端部で接続
したことにより、接続部の長さを短縮でき、固体撮像装
置110の硬質長を短縮することができる。
【0135】また、電子部品119でCCDケーブル1
15の間に配置することで、CCDケーブル115の固
定を確実に行うことが出来る。
【0136】ところで、電子内視鏡を備えた内視鏡装置
において、固体撮像素子と、この固体撮像素子からの信
号を増幅するIC等が搭載された回路基板との接続は、
一般に、はんだ付けにより行われていた。
【0137】しかしながら、このように固体撮像素子と
回路基板とをはんだ付けにより接続することは、組立作
業や修理作業を行う際の作業工数を増加させることとな
る。そこで、上記問題点に鑑み、固体撮像素子と回路基
板との組立性を向上することのできる内視鏡装置の実施
の形態について説明する。
【0138】図17,図18は固体撮像素子と回路基板
との組立性を向上することのできる内視鏡装置の一実施
の形態に係わり、図17は固体撮像素子と回路基板とを
分解して示す側面図、図18は固体撮像素子と回路基板
とが接続された状態を示す側面図、である。
【0139】図17,図18において、符号105は固
体撮像素子(以下CCDと称す)を示し、符号106は
回路基板を示す。
【0140】上記CCD105は、所定の弾性を有する
部材で構成された複数のリード105aを備えて構成さ
れている。これらリード105aは、CCD105の基
端面に2列に並べて配設され、これにより、CCD10
5の基端面には互いに対向するリード列103が形成さ
れている。
【0141】また、上記回路基板106は両面に図示し
ない導体パターンを有して構成され、この回路基板10
6上には、CCD105からの信号を増幅するIC10
8や他の電子部品109等が搭載されている。
【0142】また、上記回路基板106上には、ケーブ
ル接続用のランド(図示せず)が設けられ、このランド
には、CCDケーブル107から延出された複数の信号
線107aがはんだ付け等によって接続されている。
【0143】また、上記回路基板106の先端側両面に
は、CCD105のリード105aに対応するランド1
06aが設けられている。
【0144】ここで、リード105aが配列されてなる
上記リード列103の間隙は、回路基板106の基板圧
よりも小さく設定されている。
【0145】このようなCCD105と回路基板106
との接続保持は、先ず、リード列103が互いに外方に
広げられた(図17参照)リード列103の間隙に回路
基板106の先端部が挿入され、リード105aとラン
ド106aとのそれぞれの位置合わせが行われた後、リ
ード105aの弾性を利用してリード列103を閉じる
ことにより行われる。
【0146】このような実施の形態によれば、ハンダ付
けを行わなくてもリード105aとランド106aとの
接続が行われるので、組み立てが容易である。
【0147】また、CCDケーブル107断線の不具合
が生じても、回路基板106をCCD105から引き抜
いて修理、交換が出来ることにより、高価なCCD10
5に影響を与えることなくCCDケーブルの修理を行う
ことができる。
【0148】また、固体撮像装置に曲げのストレスがか
かっても、リード105aの弾性を利用してストレスを
吸収する事が出来るので、CCDケーブル107の接続
部にストレスがかかる事がなく断線を防止することが出
来る。
【0149】ところで、先端部に固体撮像素子が配設さ
れた電子内視鏡において、固体撮像装置は、固体撮像素
子と、電子部品が実装された回路基板とを有して構成さ
れ、上記固体撮像素子は、回路基板を介してCCDケー
ブルに接続され、このCCDケーブルを介して、制御装
置との信号の授受が行われる。このような場合、上記固
体撮像素子、回路基板、及び、CCDケーブルは、挿入
部の長手方向に沿ってシリアルに配置され、接続されて
いる。
【0150】しかしながら、上記各部材を挿入部の長手
方向に沿ってシリアルに接続した場合、先端部の長さを
長大化させてしまう。そこで、上記問題点に鑑み、先端
部の長さを短くすることのできる内視鏡装置について説
明する。
【0151】図19乃至図22は先端部の長さを短くす
ることのできる内視鏡装置の一実施の形態に係わり、図
19は固体撮像装置の要部を分解して示す断面図、図2
0は固体撮像装置の要部断面図、図21は他の接点構成
を示す説明図、図22は更なる他の接点構成を示す説明
図、である。
【0152】図20において、符号125は電子内視鏡
の固体撮像装置を示し、この固体撮像装置125は、固
体撮像素子(以下CCDと称す)126と、このCCD
126の後方に配設されたCCD保持基板127と、を
備えて構成され、上記CCD保持基板127にはCCD
ケーブル132が接続されている。
【0153】具体的に説明すると、上記CCD126
は、基端面にリード126aを備えて構成され、このリ
ード126aは後方に延出されている。
【0154】また、上記CCD保持基板127は、後方
が開放された短筒状の部材で構成され、その内周には、
銅箔を素材としたパターン128が設けられている。ま
た、上記CCD保持基板127の先端面には、リード1
26aを挿入可能なリード挿入孔129が設けられてい
る。一方、上記CCD保持基板127の短筒内部は、C
CDケーブル132の先端部が挿入可能なケーブル固定
部130として形成されている。
【0155】ここで、上記CCD126は、リード12
6aがCCD保持基板127のリード挿入孔129に挿
入されてパターン128にはんだ付けされることによっ
て、CCD保持基板127に保持されている。
【0156】また、上記CCDケーブル132は、外皮
132aの内周に沿って配列された複数の単純信号線1
33を備えて構成されている(図19a参照)。また、
上記単純信号線133の先端には、信号線芯線133a
と接続された導電ピン134が設けられ、この導電ピン
134の先端部はCCDケーブル132の外皮132a
から突出するように配置されている。
【0157】ここで、外皮132aから突出された導電
ピン134とCCD保持基板127の内周に設けられた
パターン128とは、それぞれ対応する位置136に設
けられている。
【0158】上記CCDケーブル132は、導電ピン1
34とパターン128との位置合わせが行われた状態
で、CCDケーブル132の先端部がケーブル固定部1
30に挿入されることによって、CCD126と電気的
に接続される。この際、上記CCD保持基板127とC
CDケーブル132との間には導電ピン134とリード
126aとのショートを防止するための絶縁部材131
が介装される。
【0159】ここで、図21に示すように、CCD12
6とCCDケーブル132との接続は、CCD固定基板
127に設けたパターン128に代えて、CCD固定基
板127の外周面にパターン139を設け、CCD固定
基板127の基端部から前方に屈曲させた導電ピン13
4をパターン128にハンダ固定部141にて接続固定
する構成としてもよい。
【0160】また、図22に示すように、固体撮像装置
125と接続されるCCDケーブル132が同軸信号線
144を有して構成される場合には、この同軸信号線1
44の芯線144aに接続される導電ピン142の中途
に、同軸信号線144のシールド部材144bと導電ピ
ン142とのショートを防止するための絶縁部143を
設ける構成とする。
【0161】このような実施の形態によれば、CCDと
CCDケーブルとの接続は、CCDケーブルの外周に突
出された導電ピンとCCD保持基板に設けられたパター
ンとをCCDケーブルの先端側側方で接続することによ
って行われるため、硬質長を短縮する事ができる。
【0162】また、CCD126とCCDケーブル13
2とを接続する前に、それぞれのユニットを組み立てれ
ばよいため、固体撮像装置125全体の組立性を向上す
ることができる。
【0163】ところで、一般に、図23(a)に示すよ
うなカニューラ等の処置具を挿通自在な電子内視鏡の先
端部150においては、図23(b)に示すように、処
置具を挿通自在な処置具チャンネル154が固体撮像素
子(以下CCDと称す)151と隣接して設けられてい
る。ここで、図中符号152はCCD151における撮
像可能な受光部であり、符号153はCCD151の遮
光部(OB部:オプティカルブラック部)である。
【0164】しかしながら、このような電子内視鏡にお
いて、カニューラ等の金属製の反射率の高い処置具を処
置具チャンネル154に挿入した場合、先端部150で
は、図示しない照明窓から照射される照明光の一部が、
処置具に反射されてCCD151に入射され、撮像され
た画像上にフレア等の不具合が発生することがあった。
これに対処してCCD151と処置具チャンネル154
との距離を離間させると、上記問題は解消されるもの
の、内視鏡の先端部を太径化させる原因となる。そこ
で、上記事情に鑑み、先端部を太径化させることなくフ
レア等の不具合を低減することのできる内視鏡装置につ
いて説明する。
【0165】図24は内視鏡の先端部を太径化させるこ
となくフレア等の不具合を低減することのできる内視鏡
装置の一実施の形態を示し、図24(a)は上部消化管
用の電子内視鏡の先端部の要部を示すレイアウト図、図
24(b)は図24(a)で示す電子内視鏡で撮像され
た画像の一例を示す説明図、図24(c)は下部消化管
用の電子内視鏡の先端部の要部を示すレイアウト図、図
24(d)は図24(c)で示す電子内視鏡で撮像され
た画像の一例を示す説明図、である。
【0166】図24(a)において、符号150は電子
内視鏡の先端部を示し、この先端部150は、撮像可能
な受光部152の一側に遮光部153が設けられたCC
D151と、このCCD151に隣接され、図示しない
処置具を挿通可能な処置具チャンネル154とを備えて
構成されている。
【0167】上記CCD151は、処置具チャンネル1
54寄りに配設された遮光部153と、この遮光部15
3に隣接された受光部152とを備えて構成されてい
る。
【0168】このような電子内視鏡を備えた内視鏡装置
において、使用時には、処置具チャンネル154内に金
属製の反射率の高い処置具155が挿入され、内視鏡先
端部150から突出する。その際、図示しない照明窓か
らの照明光が処置具に照射され、この照射光の一部は先
端部150に向かって反射される。
【0169】その際、遮光部153が受光部152と処
置具チャンネル154との間に介在することにより、受
光部152は遮光部153の幅分だけ処置具チャンネル
154より遠方に位置させることができ、これにより多
量の不要光が受光部152に入ることを防止できるの
で、フレア等の不具合を低減することが出来る(図24
(b)参照)。従って、先端部を太径化させることなく
フレア等の不具合を低減することができる。
【0170】なお、図24(c)(d)に示すように、
下部消化管用の電子内視鏡の先端部においても、上述の
上部消化管用の電子内視鏡の先端部と同様のレイアウト
とすることにより、同様の作用効果を得ることができ
る。
【0171】ところで、一般に、従来の内視鏡は、ユニ
バーサルコードを光源に接続する必要があるので持ち運
びが不便であった。これに対処するものとして、例え
ば、特願平8−280612号公報に開示された技術が
ある。
【0172】しかしながら、上記先行技術においては、
ランプ(照明光供給ユニット)を内視鏡操作部に着脱自
在に構成したので、ユニットを取り外した際に不用意に
扱い、ランプを破損させてしまう虞がある。すなわち、
照明光供給ユニットを着脱する際には、操作部から引き
抜く行為等が行われて大きなストレスがかかり、この
際、作業者等が不用意にランプに接触してランプを破損
させる等の虞があった。そこで、ランプの破損を防止す
ることのできる内視鏡装置について説明する。
【0173】図25は、ランプの破損を防止することの
できる内視鏡装置の一実施の形態に係わり、内視鏡の操
作部近傍の説明図である。
【0174】内視鏡160の操作部161内部には、照
明ランプ156が設けられている。この照明ランプ15
6にはリード163が設けられ、このリード163は操
作部161の側部まで延出されている。
【0175】また、上記操作部161の側部には、図示
しない電源から導出された電源供給ユニット158が、
操作部161に着脱自在に設けられている。具体的に
は、上記電源供給ユニット158の先端部には、ソケッ
ト162が設けられており、このソケット162とリー
ド163とが着脱自在に接続される構成となっている。
【0176】また、上記操作部161内には、照明ラン
プ156から出射される照明光を内視鏡160の先端部
側に反射する反射鏡157が設けられている。そして照
明ランプ156から出射された光は反射鏡157により
反射されてライトガイドファイバー159に入射し、内
視鏡160の先端から光を照射するようになっている。
【0177】このような実施の形態によれば、電源供給
ユニットを操作部に対して着脱自在にしたので、内視鏡
の持ち運びが容易なものとなる。
【0178】また、ランプを操作部内に設けたことによ
り、電源供給ユニットを着脱する際にランプを不用意に
破損することを低減できる。
【0179】ところで、従来、電子内視鏡においては、
同一の内視鏡で同時に異なる複数の撮像画像を得るため
に先端部に複数の対物光学系を有するものがある。この
ような場合、電子内視鏡は、一般に、異なる複数の固体
撮像素子を有し、これらの固体撮像素子がそれぞれ異な
る対物光学系に結像されるようになっている。
【0180】しかしながら、このように、同一の電子内
視鏡に複数の固体撮像素子を設けた場合、挿入部の外径
が太径化する傾向にある。そこで、上記事情に鑑み、単
一の固体撮像素子を用いて同時に複数の観察手段を構成
することのできる内視鏡装置について説明する。
【0181】図26,図27は単一の固体撮像素子を用
いて同時に複数の観察手段2を構成することのできる内
視鏡装置の第1の実施の形態に係わり、図26は電子内
視鏡の先端部の要部断面図、図27はモニター上の画像
の説明図、である。
【0182】図26において符号165は、内視鏡装置
を構成する電子内視鏡の先端部を示す。この先端部16
5には、単一の固体撮像素子(以下CCDと称す)16
6が設けられ、このCCD166の先端側には対物レン
ズ群167が設けられている。
【0183】また、上記電子内視鏡の先端部165の先
端部端面には、内視鏡長手方向に対して異なる方向に傾
斜された2つの傾斜面が設けられ、その一方の傾斜面に
第1の観察窓171が配置されるとともに、他方の傾斜
面に第2の観察窓l72が配置されている。
【0184】また、上記第1の観察窓171の後方には
第lの液晶シャッタ169が設けられ、一方、上記第2
の観察窓172には第2の液晶シャッタ170が設けら
れている。
【0185】ここで、上記第1,第2の液晶シャッタ1
69,170は、図示しないプロセッサ処理系に、図示
しない信号線を介してそれぞれ接続され、このプロセッ
サ処理系によって、第1,第2の観察窓からの入射光が
透過,遮断制御されるようになっている。
【0186】上記第1,第2の液晶シャッタ169,1
70の後方には、プリズム168が設けられている。こ
のプリズム168は、一方の入射面が第1の液晶シャッ
タ169に連設され、第2の入射面が第2の液晶シャッ
タ170に連設されるとともに、これらの入射面から入
射された光の出射面が上記対物レンズ群167の先端側
に対向される位置に配設されている。
【0187】すなわち、上記第1の観察窓171から入
射された光は、第1の液晶シャッタ169、プリズム1
68を経て対物レンズ群167に入射されてCCD16
6に結像されるようになっている。また、上記第2の観
察窓172から入射された光は、第2の液晶シャッタ1
70、プリズム168を経て対物レンズ群167に入射
されてCCD166に結像されるようになっている。換
言すれば、第1の観察窓171,第1の液晶シャッタ1
69,プリズム168,対物レンズ群167,CCD1
66によって観察手段が構成されるとともに、第2の観
察窓172,第2の液晶シャッタ170,プリズム16
8,対物レンズ群167,CCD166によって他の観
察手段が構成されている。
【0188】また、上記第1の観察窓171の近傍に
は、第1の観察窓171で観察する被写体に照明光を照
射するための照明窓174が設けられ、さらにこの照明
窓174の後方には照明窓174を構成するレンズに連
続した第1のライトガイド175が設けられている。同
様に、上記第2の観察窓172の近傍には、第2の照明
窓176が設けられ、この第2の照明窓176に連続し
て第2のライトガイド177が設けられている。
【0189】上記CCD166の基端側には、CCDリ
ード166a、166bが設けられている。これらCC
Dリード166a,166bにはCCDケーブル173
を構成する信号線173a,173bがそれぞれ接続さ
れている。ここで信号線173a,173bはCCD1
66からの出力信号を伝送する信号線であり、信号線1
73aはCCD166から出力されるフィールド信号の
うち偶数ラインの信号を伝送し、信号線173bはCC
D166から出力されるフィールド信号のうち奇数ライ
ンの信号を伝送するようになっている。
【0190】これらの信号線173a,173bは、図
示しないプロセッサ処理系を介してモニタ178に接続
されている。このモニタ178は、異なる2つの画像を
同時に表示可能なモニタに構成され、一方の画面178
aに信号線173aから伝送される画像信号に基づく画
像が表示されるとともに、他方の画面178bに信号線
173bから伝送される画像信号に基づく画像が表示さ
れるようになっている。
【0191】すなわち、第1の液晶レンズ169は、信
号線173aの出力信号の伝送と同期して、対物レンズ
系167に光を透過する状態と、信号線173bの出力
信号に同期して、対物レンズ系167への光を遮断する
状態が作り出されている。一方、第2の液晶シャッタ1
70は、信号線173aの出力信号の伝送に同期して対
物レンズ系167への光を遮断する状態と、信号線17
3bの出力信号の伝送に同期して対物レンズ系167に
光を透過する状態が作り出されている。
【0192】具体的には、上記第1,第2の液晶シャッ
タ169,170は、CCD166からの出力信号に同
期して、第1,第2の観察窓171,172から入射さ
れる光線を遮光、透過させる機能を有し、通常、CCD
166からの出力信号をプロセッサ処理系を通してモニ
タ178に出力する場合、モニター上の奇数ラインの走
査線を1/30SECで走査し(第1のフィールド信
号)、その次の1/30SEC(第2のフィールド信
号)で偶数ラインを走査し、計1/60SECで1枚の
画像が構成される。
【0193】この様な構成により、単一の対物レンズ系
167を用いて、2つの観察光学系を構成するととも
に、単一のCCD166を用いて、2つの観察光学系か
らの画像をモニタ178に表示することが出来る。
【0194】このような実施の形態によれば、異なる2
つの視野を、単一の対物レンズ系及びCCDを用いて同
時に観察でき、先端部の細径化が可能となる。
【0195】また、第1,第2の観察窓から入射される
入射光の透過,遮断制御は、液晶シャッタによるもので
あるため、メカ式のシャッタ機構が不要となり、先端部
の小型化を図る事が出来る。
【0196】次に、図28,図29は、単一の固体撮像
素子を用いて同時に複数の観察手段を構成することので
きる内視鏡装置の第2の実施の形態に係わり、図28は
電子内視鏡の先端部の要部断面図、図29はモニター上
の画像の説明図、である。
【0197】図28において符号180は、内視鏡装置
を構成する電子内視鏡の先端部を示す。この先端部18
0には、固体撮像素子(以下CCDと称す)181が設
けられ、このCCD181の先端側には対物レンズユニ
ット182が設けられている。
【0198】上記対物レンズユニット182は、対物レ
ンズ枠183を備え、この対物レンズ枠183に対物レ
ンズ群184が設けられるとともに、対物レンズ群18
4の直後に液晶レンズ185が設けられて要部が構成さ
れている。
【0199】ここで、上記液晶レンズ185は、図示し
ないプロセッサ処理系に、図示しない信号線を介してそ
れぞれ接続され、このプロセッサ処理系によって、通常
観察と拡大観察の2モードが選定可能となるように液晶
が動作する。すなわち、液晶レンズ185により、対物
光学系の光路長の変化、観察深度の変化が可能となる。
【0200】また、CCD181の基端側には、第1の
リード181a、第2のリード181bが延出されてい
る。上記第1のリード181aにはCCDケーブル18
6を構成する第1の信号線186aが接続され、上記第
2のリード181bにはCCDケーブル186を構成す
る第2の信号線186bが接続されている。ここで、信
号線186aは、CCD181から出力される出力信号
のフィールド信号のうち、奇数ラインを伝送するもので
あり、信号線186bは、偶数ラインを伝送する信号線
である。
【0201】これらの信号線186a,186bは、図
示しないプロセッサ処理系を介してモニタ187に接続
されている。このモニタ187は、異なる2つの画像を
同時に表示可能なモニタに構成され、一方の画面188
に信号線186aから伝送される画像信号に基づく画像
が表示されるとともに、他方の画面189に信号線18
6bから伝送される画像信号に基づく画像が表示される
ようになっている。
【0202】すなわち、上記液晶レンズ185は、上記
プロセッサ処理系によって動作され、信号線186aか
らCCD出力信号を伝送するのに同期して通常観察が行
われる一方、信号線186bからCCD出力信号を伝送
するのに同期して拡大観察が行われるよういに設定され
る。
【0203】このような実施の形態によれば、液晶レン
ズを用いた為、メカ式のズーム機構が不要となり、硬質
長の短縮化を図る事が出来る。
【0204】また、モニター上では、通常観察画面の一
部を常に拡大しているため、診断が迅速に行える。
【0205】[付記] (付記2−1)入射光を透過,遮断可能な第1の液晶シ
ャッタと第2の液晶シャッタをそれぞれ備えた2つの対
物光学系と、1つの固体撮像素子とを有し、前記2つの
対物光学系がいずれも前記固体撮像素子に結像するよう
に構成した内視鏡装置であって、前記固体撮像素子から
出力される第1のフィールド信号と第2のフィールド信
号のそれぞれに、前記液晶シャッタの挙動をそれぞれ同
期させたことを特徴とする内視鏡装置。
【0206】(付記2−2)入射光の光路長を少なくと
も異なる2つの光路長に可変に設定可能な液晶レンズを
備えた対物光学系と、1つの固体撮像素子とを有し、前
記対物光学系を透過する2つの異なる光路長の入射光が
いずれも前記固体撮像素子に結像するように構成した内
視鏡装置であって、前記固体撮像素子から出力される第
1のフィールド信号と第2のフィールド信号のそれぞれ
に、前記液晶レンズの挙動を同期させたことを特徴とす
る内視鏡装置。
【0207】ところで、内視鏡装置において、一般に、
固体撮像装置は、固体撮像素子(以下CCDと称す)や
回路基板等からなる撮像ユニットに、CCDケーブルの
各信号線等が接続され、その外周がシールド部材で覆わ
れて要部が構成される。このような固体撮像装置は、内
視鏡装置の用途に応じて様々な規格のものが採用され、
従って、様々な規格の固体撮像装置分だけ、これに応じ
た撮像ユニットを製造する必要があった。
【0208】しかしながら、このように複数種類の規格
の撮像ユニットを製造することは製造コストの高騰を招
く。そこで、上記事情に鑑み、一種類の撮像ユニットで
規格が異なる種々の固体撮像装置に対応できる撮像ユニ
ットの提供を目的とする。
【0209】図30は、一種類の撮像ユニットで規格が
異なる種々の固体撮像装置に対応できる撮像ユニットの
一実施の形態に係わり、撮像ユニットの要部を示す斜視
図である。
【0210】図中符号190は内視鏡装置の固体撮像装
置内に配設される撮像ユニットを示し、この撮像ユニッ
ト190は、固体撮像素子(以下CCDと称す)191
と、回路基板192と、を備えて要部が構成されてい
る。
【0211】上記回路基板192は、ポリイミド基材1
97に銅箔198を貼付した、例えば、TAB構造のフ
レキシブル基板で構成されている。
【0212】上記回路基板192において、回路基板1
92のパターンを構成する銅箔198の一部は、上記ポ
リイミド基材197の一側から延出され、上記CCD1
91と接続可能なインナーリード196として形成され
ている。
【0213】また、上記回路基板192上のインナーリ
ード196近傍にはCCD191が配設され、インナー
リード196とCCD191上に設けられたバンプ19
9とが熱溶着により接続固定されている。
【0214】また、上記回路基板192上には、上記イ
ンナーリード196から延設されたパターン上の中途に
信号線(図示せず)と接続可能な主パッド193が設け
られ、さらに、主パッド193から周辺に向かって延設
されたパターン上に、上記信号線と接続可能な補助パッ
ド194が設けられている。ここで、上記補助パッド1
94は、主パッド193よりも大面積に形成されてい
る。
【0215】このように構成された撮像ユニット190
と信号線(図示せず)との接続は、適用される固体撮像
装置の大きさに余裕がある場合や、ケーブルに強度を持
たせる必要のある場合には、パッド上での信号線の接続
面積を大きくとることの出来る補助パッド194を介し
て行われる。
【0216】一方、上記撮像ユニット190と信号線
(図示せず)との接続は、固体撮像装置の小型化が必要
な場合や、ケーブルの耐性を重要視されない場合には、
主パッド193を介して行われる。この際、回路基板1
92を主パッド193の周辺の切断境界195より切断
することによって、撮像ユニット190を小型化するこ
とができる。
【0217】なお、上記実施の形態の説明では、回路基
板としてポリイミド基材に銅箔を貼付したTABテープ
を用いた例を開示したが、これに限るものではない。
【0218】また、上記回路基板を、例えば、インナー
リードを持たないポリイミド基材のフレキシブル基板で
構成しても良い。この場合、CCDのバンプ部との接続
は、フレキシブル基板上に設けたパッドとの間で行なわ
れる。
【0219】また回路基板自体の強度が必要な場合は、
セラミックスやガラスエポキシ樹脂のような硬質の基材
を使用しても良い。この場合でも、一つの回路基板で複
数の固体撮像装置に対応させることが出来る。
【0220】このような実施の形態によれば、単一種類
の撮像ユニットにて、複数の固体撮像装置に使用するこ
とが出来るので、部品の共通化と共に、原価低減を実現
することが出来る。
【0221】[付記] (付記3−1)固体撮像素子と回路基板を含む撮像ユニ
ットにおいて、回路基板上に設けた同一回路上の異なる
位置に2箇所以上のパッドを設けたことを特徴とする撮
像ユニット。
【0222】(付記3−2)前記パッドは、固体撮像装
置に応じて選択的にケーブルが接続されていることを特
徴とする付記3−1に記載の撮像ユニット。
【0223】(付記3−3)前記回路基板は、フレキシ
ブルな基板で構成されることを特徴とする付記3−1、
付記3−2に記載の撮像ユニット。
【0224】(付記3−4)前記フレキシブル基板は、
TABで構成されることを特徴とする付記3−3に記載
の撮像ユニット。
【0225】ところで、従来より、電子内視鏡に用いら
れる固体撮像装置には、固体撮像素子と生体との間の絶
縁を行うための絶縁体が設けられている。この絶縁体に
は、一般に、セラミック等が多く用いられている。
【0226】しかしながら、セラミック等を用いて絶縁
体を構成した場合、電子内視鏡の先端部は、その構造が
複雑化するとともに、外径が太径化する傾向にあった。
【0227】そこで、上記事情に鑑み、電子内視鏡の先
端部を細径化することのできる内視鏡装置について説明
する。
【0228】図31は、電子内視鏡の先端部を細径化す
ることのできる内視鏡装置の第1の実施の形態に係わ
り、電子内視鏡の先端部の要部断面図である。
【0229】図中符号312は電子内視鏡の先端部を示
し、この先端部312は、上記対物光学系ユニット32
3と、この対物光学系ユニット323の後方に配設され
た固体撮像装置322と、を備えて構成されている。
【0230】上記対物光学系ユニット323は、複数の
レンズからなる対物レンズ群324と、この対物レンズ
群324を内部に保持する対物レンズ枠328と、を備
えて構成され、対物レンズ枠328が先端枠335に嵌
合されることによって先端部312に保持されている。
【0231】また、上記対物レンズ枠328の基端側に
はCCDホルダ327が外嵌され、このCCDホルダ3
27を介して上記固体撮像装置322が対物光学系ユニ
ット323に保持されている。
【0232】具体的には、上記CCDホルダ327の内
周には、上記対物レンズ群324に対向されたカバーガ
ラス326が保持されている。
【0233】また、上記カバーガラス326の基端面に
は、固体撮像素子(以下CCDと称す)325が取り付
けられている。このCCD325はCCDチップ325
aを備えて構成され、このCCDチップ325aは前面
に貼付されたカバーガラス325bを介して上記カバー
ガラス326に取り付けられている。
【0234】また、上記CCDチップ325aの前面の
一部には接点としてのバンプ325eが設けられ、CC
Dチップ325aはバンプ325eを介して回路基板3
25cと接続されている。
【0235】ここで、上記回路基板325cは、いわゆ
るTAB構造をなし、ポリイミド基材325fと、この
ポリイミド基材325f上に設けられた銅箔からなる導
体パターン325dとを備えて構成されている。上記導
体パターン325dの一部はバンプ325eの近傍でポ
リイミド基材325fの端部より延出され、この延出さ
れた導体パターン325dがバンプ325eに接合され
てCCDチップ325aとの信号の授受が行われるよう
になっている。また、上記導体パターン325dとバン
プ325eとの接合部周辺は、封止樹脂325gによっ
て密封されている。
【0236】また、上記回路基板325c上には、図示
しないランドが設けられ、CCDチップ325aからの
出力信号を増幅するIC、ノイズをキャンセルする為の
コンデンサ、インピーダンスマッチングを確保する為の
抵抗等からなる電子部品329が実装されている。な
お、前記ICやコンデンサや抵抗は予めCCDチップ3
25aに内蔵する構成としても良い。
【0237】また、上記回路基板325c上には、CC
U(カメラコントロールユニット)等との間で信号を授
受するためのCCDケーブル330が接続されている。
このCCDケーブル330は、例えば、CCDチップ3
25aへ駆動信号を伝送する同軸信号線339と、CC
Dチップ325aからの出力信号を図示しないプロセッ
サへ伝送する為の同軸信号線340と、CCDチップ3
25aや前記IC329を駆動する為の電源供給用の単
純信号線341と、を有して構成され、これらの各信号
線がCCDケーブル330の先端部から延出されて上記
回路基板325cに接続されている。ここで、前記複数
の同軸信号線の外部導体群342はCCDチップ325
aから配線されているGND電位へ接続される。また、
図示のように、固体撮像装置322の小型化が図られ、
回路基板325c上に複数の信号線接続用のランドを設
けることが困難な場合には、電子部品329の電極上に
信号線を配置する構成がとられる。
【0238】また、上記CCDホルダ327には、シー
ルド部材332が外嵌されている。このシールド部材3
32は、不要輻射を抑制すべくCCDケーブル330の
先端部近傍まで延出されてCCD325の外周を覆うも
ので、CCD325のGNDライン(図示せず)に導通
されている。
【0239】また、上記シールド部材332の内周であ
って、上記CCDホルダ327の基部からCCD325
にかけての外周には、CCD325がシールド部材33
2に接触してGND電位にショートすることを防止する
ための、絶縁部材331が被覆されている。ここで、上
記絶縁部材331は、例えば、熱収縮チューブで構成さ
れている。
【0240】また、上記シールド部材332の外周に
は、被覆部材334が設けられている。この被覆部材3
34は、上記CCDホルダ327の先端部からCCDケ
ーブル330の先端部にかけて固体撮像装置322全体
を被覆して密封するもので、被覆部材334を密閉する
際には、CCD325、回路基板325c、各信号線等
の周囲に充填剤333が充填される。この充填剤333
は、例えばエポキシ系やシリコン系の接着剤でも良い。
【0241】ここで、このように構成された固体撮像装
置322は、対物レンズ群324とCCDチップ325
aとの間でピント合わせが行われた状態で対物レンズ枠
328にCCDホルダ327が嵌合固定されて対物光学
系ユニット323に固定されるものである。なお、対物
レンズ枠328とCCDホルダ327との固定の際には
例えばエポキシ系の接着剤が用いられる。
【0242】上記先端枠335の基端側には、図示しな
い湾曲管を構成する湾曲第1コマ337が接続されてい
る。
【0243】また、上記先端枠335の前面側には樹脂
製の先端カバー336が設けられ、さらに、上記先端枠
335や湾曲第1コマ337の外周にはゴム製の被覆部
材338が設けられて先端部312が密封されている。
【0244】このような実施の形態によれば、CCD3
25外周とCCDホルダ327に渡って絶縁部材33l
を被覆し、その外周にシールド部材332を設ける様に
したので、CCD325のGNDに同電位としたシール
ド部材332とCCD325が近接または接触して配置
されても、CCD325がGNDにショートすることが
ない。すなわち、従来は、CCD325とシールド部材
332との沿面距離をこれらがショートしない様に十分
離間していたが、この構成により沿面距離を短くするこ
とが出来るので、固体撮像装置322の大きさを小型化
でき、ひいては内視鏡の外径の細径化を図ることができ
る。
【0245】また、CCD325の外周に設けた絶縁部
材331は、CCD325の外周に強固に固定されるの
で、CCD325、カバーガラス326とCCDホルダ
327との固定強度が増し、信頼性を向上させることが
できる。
【0246】また、絶縁部材331をセラミック等で構
成しないので製造コストを低減することができる。
【0247】次に、図32は、電子内視鏡の先端部を細
径化することのできる内視鏡装置の第2の実施の形態に
係わり、電子内視鏡の先端部の要部断面図である。な
お、この実施の形態において、上述の電子内視鏡の先端
部を細径化することのできる内視鏡装置の第1の実施の
形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略
する。
【0248】図32を基に固体撮像装置300について
説明する。対物レンズ枠3O1には、対物レンズ群32
4が設けられている。
【0249】また、CCDチップ325aの先端部側に
はカバーガラス325bが貼付され、さらにその先端部
側にはカバーガラス326が貼付されている。このカバ
ーガラス326は、上記対物レンズ枠301の基端側
に、CCD325と対物レンズ群324とのピント出し
がなされた状態で嵌合されている。すなわち、この実施
の形態において、上記対物レンズ枠301は、CCD3
25を保持するためのCCDホルダの役目を兼用する。
【0250】また、上記対物レンズ枠301の基端部に
は、CCD325を覆うように突出部302が設けら
れ、この突出部302とCCD325との間隙部303
は接着剤が充填されている。なお、この突出部302
は、CCD325の全周を覆うように設けても良いし、
CCD325の一部の面に対向して設けても良い。
【0251】さらに、CCD325および対物レンズ枠
301の外周には絶縁部材331が被覆されている。
【0252】このような実施の形態によれば、上述し
た、電子内視鏡の先端部を細径化することのできる内視
鏡装置の第1の実施の形態と略同様の効果を得ることが
できる。
【0253】また、本実施の形態の様に、対物レンズ枠
301にCCDホルダとしての機能を兼用させるととも
に、対物レンズ枠301の基端部にCCD325を覆う
突出部302を設けることにより、CCD325の対物
レンズ枠301への接続強度をさらに向上させることが
できる。
【0254】[付記] (付記4−1)先端部に固体撮像装置を有する電子内視
鏡を備えた内視鏡装置において、上記固体撮像措置は、
固体撮像素子と、少なくとも上記固体撮像素子の外周を
覆うシールド部材と、を備え、上記固体撮像素子の前面
にカバーガラスを貼付するとともに、少なくともこのカ
バーガラスを介して上記固体撮像素子を枠体に接続し、
上記固体撮像素子の外周に絶縁部材を介して上記シール
ド部材を配置したことを特徴とする内視鏡装置。
【0255】(付記4−2)前記絶縁部材を熱収縮チュ
ーブで構成したことを特徴とする付記4−1に記載の内
視鏡装置。
【0256】ところで、従来より、電子内視鏡の先端部
に配設された固体撮像素子に接続され、制御装置等に高
周波信号を伝送する信号線には、一般に、同軸信号線が
用いられる。
【0257】しかしながら、このような固体撮像素子に
同軸信号線を接続する際には、芯線を被覆部材から露出
させて固体撮像素子に接続すると共に、この露出された
芯線の後方でシールド線を露出されてGNDに接続する
必要があるため、先端部の硬質長が長大化する。また、
狭隘な先端硬質部で芯線のみならずシールド線の接続を
行うことは作業性の低下を招く。そこで、上記事情に鑑
み、先端部の硬質長を短縮するとともに信号線接続の作
業性を向上することのできる内視鏡装置について説明す
る。
【0258】図33は、先端部の硬質長を短縮すること
ができるとともに信号線接続の作業性を向上することの
できる内視鏡装置の一実施の形態に係わり、電子内視鏡
の先端部の要部を示す断面図である。
【0259】図中符号370は、内視鏡装置を構成する
電子内視鏡の先端部を示す。この先端部370は、対物
光学系ユニット381と、この対物光学系ユニット38
1の後方に配置された固体撮像装置380とを備えて構
成されている。
【0260】上記対物光学系ユニット381は、先端部
370の先端側に配設された先端枠389に嵌合保持さ
れている。
【0261】また、上記対物光学系ユニット381の基
端側にはCCDホルダ384が外嵌され、このCCDホ
ルダ384を介して上記固体撮像装置380が保持され
ている。ここで、固体撮像装置380は、固体撮像素子
(以下CCDと称す)382が対物光学系ユニット38
1との間でピント出しされた状態で保持されている。具
体的には、上記CCDホルダ384の内周には、カバー
ガラス383が嵌合保持され、このカバーガラス383
の基端面に上記CCD382が貼着されている。また、
上記CCD382は基端側にリード382aを有し、リ
ード382aには、回路基板385が接続されている。
【0262】上記先端枠389の基端側には、複数の湾
曲コマが結合されてなる湾曲管392の第1湾曲コマ3
92aが嵌合保持されている。ここで、上記第1湾曲コ
マ392aは、少なくとも、CCD382と回路基板3
85の外周を覆うように配設されている。
【0263】また、上記回路基板385には、CCDケ
ーブル387の先端部から延出された複数の同軸信号線
が接続されている。ここで、上記CCDケーブル387
の先端部は湾曲管392の後方に臨まされており、上記
同軸信号線を構成するシールド線はCCDケーブル38
7の先端部近傍で露出されてGND接続(図示せず)さ
れている。また、上記同軸線を構成する芯線387aは
回路基板385近傍で露出されて回路基板385に接続
されている。この際、回路基板385に接続される複数
の芯線387aは、互いに撚り束ねられた状態で回路基
板385近傍まで延出されている。
【0264】このような実施の形態によれば、同軸信号
線のシールド線387bが内視鏡先端部370の先端硬
質部まで延出されることなく湾曲管392近傍でGND
されるとともに、芯線387aのみが上記先端硬質部ま
で延出されて回路基板385に接続されているので、先
端硬質長の短縮及び信号線接続の作業性向上を図ること
ができる。
【0265】また、湾曲管内での信号線を細くすること
ができるので湾曲管を細径化することができる。また、
湾曲管内での信号線の充填率を減少することができ信号
線の耐久性が向上する。
【0266】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、伝
送周波数の高い信号を伝送する際にも確実に放射ノイズ
を低減することのできる構造のケーブルを有する内視鏡
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1〜図4は本発明の実施の形態に係わり、図
1は内視鏡装置を示す全体構成図
【図2】電子内視鏡の先端部の要部断面図
【図3】CCDケーブルの要部を示す断面図
【図4】同軸信号線の要部を示す断面図
【図5】図5は実施の形態の変形例に係わり、CCDケ
ーブルの要部を示す断面図
【図6】図6は、先端部の長さを短くし且つ固体撮像装
置の構成部材の部分交換を容易に行うことのできる内視
鏡装置の一実施の形態に係わり、電子内視鏡の先端部の
要部断面図
【図7】図7乃至図9は、CCDケーブル接続部の接続
強度の向上を図ることのできる内視鏡装置の第1の実施
の形態を示し、図7は固体撮像装置の要部断面図
【図8】図7における回路基板近傍の底面図
【図9】ケーブル保持部材の展開図
【図10】図10は、CCDケーブル接続部の接続強度
の向上を図ることのできる内視鏡装置の第2の実施の形
態を示し、図10は固体撮像装置の要部断面図
【図11】図11は、CCDケーブル接続部の接続強度
の向上を図ることのできる内視鏡装置の第3の実施の形
態を示し、図11は固体撮像装置の要部断面図
【図12】図12は、CCDケーブル接続部の接続強度
の向上を図ることのできる内視鏡装置の第4の実施の形
態を示し、図12は固体撮像装置の要部断面図
【図13】図13乃至図16は、CCDケーブル接続部
の接続強度の向上を図ることのできる内視鏡装置の第5
の実施の形態を示し、図13は固体撮像装置の要部を示
す断面図
【図14】図13のA−A断面図
【図15】回路基板を斜め上方から見た斜視図
【図16】回路基板を斜め下方から見た斜視図
【図17】図17,図18は固体撮像素子と回路基板と
の組立性を向上することのできる内視鏡装置の一実施の
形態に係わり、図17は固体撮像素子と回路基板とを分
解して示す側面図
【図18】固体撮像素子と回路基板とが接続された状態
を示す側面図
【図19】図19乃至図22は賛嘆部の長さを短くする
ことのできる内視鏡装置の一実施の形態に係わり、図1
9は固体撮像装置の要部を分解して示す断面図
【図20】固体撮像装置の要部断面図
【図21】他の接点構成を示す説明図
【図22】更なる他の接点構成を示す説明図
【図23】図23は従来の電子内視鏡の先端部を示し、 図23(a)は電子内視鏡の先端部の側面図 図23(b)は図23(a)のA−A断面図
【図24】図24は先端部を太径化させることなくフレ
ア等の不具合を低減することのできる内視鏡装置の一実
施の形態を示し、 図24(a)は上部消化管用の電子内視鏡の先端部の要
部を示すレイアウト図 図24(b)は図24(a)で示す電子内視鏡で撮像さ
れた画像の一例を示す説明図 図24(c)は下部消化管用の電子内視鏡の先端部の要
部を示すレイアウト図 図24(d)は図24(c)で示す電子内視鏡で撮像さ
れた画像の一例を示す説明図
【図25】図25は、ランプの破損を防止することので
きる内視鏡装置の一実施の形態に係わり、内視鏡の操作
部近傍の説明図
【図26】図26,図27は単一の固体撮像素子を用い
て同時に複数の観察手段2を構成することのできる内視
鏡装置の第1の実施の形態に係わり、図26は電子内視
鏡の先端部の要部断面図
【図27】はモニター上の画像の説明図
【図28】図28,図29は、単一の固体撮像素子を用
いて同時に複数の観察手段を構成することのできる内視
鏡装置の第2の実施の形態に係わり、図28は電子内視
鏡の先端部の要部断面図
【図29】モニター上の画像の説明図
【図30】図30は、一種類の撮像ユニットで規格が異
なる種々の固体撮像装置に対応できる撮像ユニットの一
実施の形態に係わり、撮像ユニットの要部を示す斜視図
【図31】図31は、電子内視鏡の先端部を細径化する
ことのできる内視鏡装置の第1の実施の形態に係わり、
電子内視鏡の先端部の要部断面図
【図32】図32は、電子内視鏡の先端部を細径化する
ことのできる内視鏡装置の第2の実施の形態に係わり、
電子内視鏡の先端部の要部断面図
【図33】図33は、先端部の硬質長を短縮することが
できるとともに信号線接続の作業性を向上することので
きる内視鏡装置の一実施の形態に係わり、電子内視鏡の
先端部の要部を示す断面図
【符号の説明】
1 … 内視鏡装置 25 … 固体撮像素子 30 … CCDケーブル 39 … 同軸信号線 39c … 第1の外部導体 39d … 第2の外部導体 40 … 同軸信号線 41 … 単純信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA00 BA03 BA04 CA02 CA12 CA22 DA12 DA21 GA03 4C061 AA01 AA04 BB02 CC06 DD03 FF45 JJ06 JJ15 JJ19 LL02 NN01 NN03 PP08 PP10 SS04 UU03 UU09 5E321 AA24 GG09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子を有し、この固体撮像素子
    への入出力信号を伝送するケーブルを備えた内視鏡装置
    において、 前記ケーブルを構成する複数の信号線のうち、少なくと
    も高周波信号を伝送する信号線を同軸信号線で構成し、
    本同軸信号線の外部導体を第1の外部導体と第2の外部
    導体から成る2重シールド体としたことを特徴とする内
    視鏡装置。
JP11036220A 1999-02-15 1999-02-15 内視鏡装置 Pending JP2000232957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11036220A JP2000232957A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11036220A JP2000232957A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 内視鏡装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004111638A Division JP2004195269A (ja) 2004-04-05 2004-04-05 内視鏡装置
JP2004111637A Division JP2004249119A (ja) 2004-04-05 2004-04-05 内視鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000232957A true JP2000232957A (ja) 2000-08-29

Family

ID=12463698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11036220A Pending JP2000232957A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000232957A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020035693A (ko) * 2000-11-07 2002-05-15 장준근 3차원 박막성형공정을 이용한 카테터외부도선제조방법과그 장치 및 외부도선을 갖는 카테터
JP2005348847A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Pentax Corp 電子内視鏡の先端部
JP2006061327A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Pentax Corp 電子内視鏡の先端部
JP2007054451A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Pentax Corp 電子内視鏡の先端部
JP2008251892A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Kitagawa Ind Co Ltd 電磁波シールド用管体
JP2009039433A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Olympus Medical Systems Corp 信号伝送部材、及びこれを用いた撮像装置及び内視鏡
JP2009153902A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Fujinon Corp 電子内視鏡
JP2010011918A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Fujinon Corp 内視鏡
WO2012032934A1 (ja) * 2010-09-10 2012-03-15 オリンパス株式会社 撮像ユニット、該撮像ユニットを具備する内視鏡先端部
JP2013154128A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Toshiba Corp カメラヘッド、撮像装置
JP2014108282A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Olympus Corp 撮像装置、内視鏡及び撮像装置の製造方法
WO2014155405A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 株式会社 東芝 配線ケーブルの接続構造、配線ケーブルの接続方法
WO2014155406A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 株式会社 東芝 配線ケーブルの接続構造、配線ケーブルの接続方法
WO2015045616A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 オリンパス株式会社 撮像ユニットおよび内視鏡装置
WO2016132619A1 (ja) * 2015-02-17 2016-08-25 オリンパス株式会社 撮像ユニット、内視鏡
JP2017148298A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 富士フイルム株式会社 内視鏡
US20180064318A1 (en) * 2016-09-08 2018-03-08 Fujifilm Corporation Endoscope
WO2018198188A1 (ja) * 2017-04-25 2018-11-01 オリンパス株式会社 内視鏡、および、撮像モジュール
JP2019017811A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 株式会社フジクラ 撮像モジュール、撮像モジュールの製造方法
WO2021172002A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 富士フイルム株式会社 内視鏡撮像装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS483911Y1 (ja) * 1967-08-26 1973-01-31
JPS58131523U (ja) * 1982-03-02 1983-09-05 日本電気株式会社 同軸ケ−ブル
JPS6147017A (ja) * 1984-07-30 1986-03-07 シーメンス、アクチエンゲゼルシヤフト 三重同軸ケーブル
JPS63102117U (ja) * 1986-12-24 1988-07-02
JPH02112388A (ja) * 1988-10-20 1990-04-25 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用撮像装置
JPH0636148U (ja) * 1992-09-28 1994-05-13 日星電気株式会社 耐屈曲性同軸ケーブル
JPH07184852A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JPH09266885A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 電子内視鏡装置のノイズ除去構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS483911Y1 (ja) * 1967-08-26 1973-01-31
JPS58131523U (ja) * 1982-03-02 1983-09-05 日本電気株式会社 同軸ケ−ブル
JPS6147017A (ja) * 1984-07-30 1986-03-07 シーメンス、アクチエンゲゼルシヤフト 三重同軸ケーブル
JPS63102117U (ja) * 1986-12-24 1988-07-02
JPH02112388A (ja) * 1988-10-20 1990-04-25 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用撮像装置
JPH0636148U (ja) * 1992-09-28 1994-05-13 日星電気株式会社 耐屈曲性同軸ケーブル
JPH07184852A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JPH09266885A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 電子内視鏡装置のノイズ除去構造

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020035693A (ko) * 2000-11-07 2002-05-15 장준근 3차원 박막성형공정을 이용한 카테터외부도선제조방법과그 장치 및 외부도선을 갖는 카테터
JP2005348847A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Pentax Corp 電子内視鏡の先端部
JP2006061327A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Pentax Corp 電子内視鏡の先端部
JP2007054451A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Pentax Corp 電子内視鏡の先端部
JP2008251892A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Kitagawa Ind Co Ltd 電磁波シールド用管体
JP2009039433A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Olympus Medical Systems Corp 信号伝送部材、及びこれを用いた撮像装置及び内視鏡
JP2009153902A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Fujinon Corp 電子内視鏡
JP2010011918A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Fujinon Corp 内視鏡
US9313382B2 (en) 2010-09-10 2016-04-12 Olympus Corporation Image pickup unit and endoscope distal end portion including the image pickup unit
WO2012032934A1 (ja) * 2010-09-10 2012-03-15 オリンパス株式会社 撮像ユニット、該撮像ユニットを具備する内視鏡先端部
JP2012055570A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Olympus Corp 撮像ユニット、該撮像ユニットを具備する内視鏡先端部
JP2013154128A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Toshiba Corp カメラヘッド、撮像装置
JP2014108282A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Olympus Corp 撮像装置、内視鏡及び撮像装置の製造方法
WO2014155405A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 株式会社 東芝 配線ケーブルの接続構造、配線ケーブルの接続方法
WO2014155406A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 株式会社 東芝 配線ケーブルの接続構造、配線ケーブルの接続方法
JPWO2014155405A1 (ja) * 2013-03-25 2017-02-16 株式会社東芝 配線ケーブルの接続構造、配線ケーブルの接続方法
US10574866B2 (en) 2013-09-30 2020-02-25 Olympus Corporation Imaging unit and endoscope apparatus
WO2015045616A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 オリンパス株式会社 撮像ユニットおよび内視鏡装置
JP2015066300A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 オリンパス株式会社 撮像ユニットおよび内視鏡装置
EP3045105A4 (en) * 2013-09-30 2017-03-22 Olympus Corporation Imaging unit, and endoscope device
CN105578946A (zh) * 2013-09-30 2016-05-11 奥林巴斯株式会社 摄像单元和内窥镜装置
WO2016132619A1 (ja) * 2015-02-17 2016-08-25 オリンパス株式会社 撮像ユニット、内視鏡
JP2017148298A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 富士フイルム株式会社 内視鏡
US20180064318A1 (en) * 2016-09-08 2018-03-08 Fujifilm Corporation Endoscope
JP2018038677A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 富士フイルム株式会社 内視鏡
CN107802227A (zh) * 2016-09-08 2018-03-16 富士胶片株式会社 内窥镜
CN107802227B (zh) * 2016-09-08 2022-06-17 富士胶片株式会社 内窥镜
WO2018198188A1 (ja) * 2017-04-25 2018-11-01 オリンパス株式会社 内視鏡、および、撮像モジュール
US11337597B2 (en) 2017-07-19 2022-05-24 Fujikura Ltd. Imaging module and method of manufacturing the same
JP2019017811A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 株式会社フジクラ 撮像モジュール、撮像モジュールの製造方法
WO2021172002A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 富士フイルム株式会社 内視鏡撮像装置
JPWO2021172002A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02
JP7385736B2 (ja) 2020-02-27 2023-11-22 富士フイルム株式会社 内視鏡撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4916595B2 (ja) 撮像ユニット
JP2000232957A (ja) 内視鏡装置
JP5308716B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP5467122B2 (ja) 撮像装置
WO2018116471A1 (ja) ケーブル構造体、実装モジュールおよび内視鏡
CN112135557B (zh) 摄像单元和斜视型内窥镜
JP2008307293A (ja) 撮像装置
JP2000245693A (ja) 内視鏡装置
JP5350954B2 (ja) 実装構造体および集合ケーブル
WO2018155066A1 (ja) 内視鏡
JP4445604B2 (ja) 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法
JP4262467B2 (ja) 内視鏡
JP2012089288A (ja) ケーブル接続構造、内視鏡装置およびケーブル接続方法
JP4159131B2 (ja) 内視鏡
JP2002057921A (ja) 撮像装置
JP7702341B2 (ja) 内視鏡撮像装置及び内視鏡
JP2011200338A (ja) 電子内視鏡
JP2004195269A (ja) 内視鏡装置
JP2000201884A (ja) 内視鏡
JP3811318B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置を備えた内視鏡
JPH10248803A (ja) 撮像装置
JP2004249119A (ja) 内視鏡装置
JP3583661B2 (ja) 内視鏡
JP2000060796A (ja) 内視鏡の撮像装置
JP2000031444A (ja) 固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051011

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051212

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060220

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060310