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JP2000231362A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法

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Publication number
JP2000231362A
JP2000231362A JP11066678A JP6667899A JP2000231362A JP 2000231362 A JP2000231362 A JP 2000231362A JP 11066678 A JP11066678 A JP 11066678A JP 6667899 A JP6667899 A JP 6667899A JP 2000231362 A JP2000231362 A JP 2000231362A
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JP
Japan
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pixel data
discharge
data pulse
light emitting
cells
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Granted
Application number
JP11066678A
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English (en)
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JP3618571B2 (ja
Inventor
Masahiro Suzuki
雅博 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP06667899A priority Critical patent/JP3618571B2/ja
Priority to US09/294,192 priority patent/US6614413B2/en
Priority to EP99107909A priority patent/EP0952569A3/en
Priority to CNB031274439A priority patent/CN100343886C/zh
Priority to CN99107622A priority patent/CN1133147C/zh
Publication of JP2000231362A publication Critical patent/JP2000231362A/ja
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽輪郭を抑制しつつも低消費電力にてコント
ラストの向上を図ることが出来るプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 1フィールドの表示期間をN個のサブフ
ィールドに分割し、その内の連続配置されたM個(2≦
M≦N)のサブフィールドからなるサブフィールド群に
おける先頭部のサブフィールドにおいてのみで全ての放
電セルを発光セル又は非発光セルのいずれか一方の状態
に初期化する放電を生起し、上記サブフィールド群内の
いずれか1のサブフィールドにおいて上記放電セルを非
発光セル又は発光セルの一方に設定する放電を生起させ
る第1の画素データパルスを印加し、その後に存在する
サブフィールの内の少なくとも1において上記画素デー
タパルスと同一の第2の画素データパルスを印加して、
各サブフィールドにおいて上記発光セルのみをサブフィ
ールドの重み付けに対応した発光期間だけ発光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、マトリクス表示方
式のプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称す
る)の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるマトリクス表示方式のPDPの一
つとしてAC(交流放電)型のPDPが知られている。
AC型のPDPは、複数の列電極(アドレス電極)と、
これら列電極と直交して配列されておりかつ一対にて1
走査ラインを形成する複数の行電極対とを備えている。
これら各行電極対及び列電極は、放電空間に対して誘電
体層で被覆されており、行電極対と列電極との交点にて
1画素に対応した放電セルが形成される構造となってい
る。
【0003】この際、PDPは放電現象を利用している
為、上記放電セルは、"発光"及び"非発光"の2つの状態
しかもたない。そこで、かかるPDPにて中間調の輝度
表示を実現させるべく、サブフィールド法を用いる。サ
ブフィールド法では、1フィールド期間をN個のサブフ
ィールドに分割し、各サブフィールドに、画素データ
(Nビット)の各ビット桁の重み付けに対応した発光期間
(発光回数)を夫々割り当てて発光駆動を行う。
【0004】例えば、図1に示されるように1フィール
ド期間を6個のサブフィールドSF1〜SF6に分割し
た場合には、 SF1:1 SF2:2 SF3:4 SF4:8 SF5:16 SF6:32 なる発光期間比にて発光駆動を実施する。
【0005】例えば、放電セルを輝度"32"で発光させ
る場合には、サブフィールドSF1〜SF6の内のSF
6のみで発光を実施させ、輝度"31"で発光させる場合
には、サブフィールドSF6を除く他のサブフィールド
SF1〜SF5において発光を実施させるのである。こ
れにより、64段階での中間調の輝度表現が可能とな
る。ここで、放電セルを上述の如く輝度"32"で発光さ
せる場合と、輝度"31"で発光させる場合とでは、1フ
ィールド期間内での発光駆動パターンが反転している。
つまり、1フィールド期間内において、輝度"32"で発
光させるべき放電セルが発光している期間中は、輝度"
31"で発光させるべき放電セルが非発光状態となり、
この輝度"31"で発光させるべき放電セルが発光してい
る期間中は輝度"32"で発光させるべき放電セルが非発
光状態となるのである。
【0006】よって、この輝度"32"で発光させるべき
放電セルと、輝度"31"で発光させるべき放電セルとが
互いに隣接する領域が存在すると、この領域内におい
て、偽輪郭が視覚される場合が生じる。つまり、輝度"
32"で発光させるべき放電セルが非発光状態から発光
状態へと推移する直前に、輝度"31"で発光させるべき
放電セルの方に視線を移すと、これら両放電セルの非発
光状態のみを連続して見ることになるので、両者の境界
上に暗い線が視覚されるようになる。従って、これが画
素データとは何等関係のない偽輪郭となって画面上に現
れてしまい、表示品質を低下させるのである。
【0007】又、上述した如く、PDPは放電現象を利
用している為、表示内容とは関係のない放電(発光を伴
う)をも実施しなければならず、画像のコントラストを
低下させてしまうという問題があった。更に、現在、か
かるPDPを製品化するにあたり、低消費電力を実現す
ることが一般的な課題となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するためになされたものであり、偽輪郭を抑制し
つつも低消費電力にてコントラストの向上を図ることが
出来るプラズマディスプレイパネルの駆動方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるプラズマデ
ィスプレイパネルの駆動方法は、走査ライン毎に配列さ
れた複数の行電極と前記行電極に交叉して配列された複
数の列電極との各交点にて1画素に対応した放電セルを
形成しているプラズマディスプレイパネルの駆動方法で
あって、1フィールドの表示期間をN個のサブフィール
ドに分割し、前記N個の前記サブフィールドの内の連続
配置されたM個(2≦M≦N)のサブフィールドをサブフ
ィールド群とし、前記サブフィールド群における先頭部
の前記サブフィールドにおいてのみで全ての前記放電セ
ルを発光セル又は非発光セルのいずれか一方の状態に初
期化する放電を生起させるリセット行程と、前記サブフ
ィールド群内のいずれか1の前記サブフィールドにおい
て前記放電セルを前記非発光セル又は前記発光セルの一
方に設定する放電を生起させる第1の画素データパルス
を前記列電極に印加し、その後に存在する前記サブフィ
ールの内の少なくとも1において前記画素データパルス
と同一の第2の画素データパルスを前記列電極に印加す
る画素データ書込行程と、前記サブフィールドの各々に
おいて前記発光セルのみを前記サブフィールドの重み付
けに対応した発光期間だけ発光させる放電を生起させる
維持発光行程とを実行する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図を参照
しつつ説明する。図2は、本発明による駆動方法に基づ
いてプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称す
る)を発光駆動するプラズマディスプレイ装置の概略構
成を示す図である。
【0011】図2において、A/D変換器1は、駆動制
御回路2から供給されるクロック信号に応じて、アナロ
グの入力映像信号をサンプリングしてこれを1画素毎に
例えば8ビットの画素データ(入力画素データ)Dに変換
し、これをデータ変換回路30に供給する。駆動制御回
路2は、上記入力映像信号中の水平及び垂直同期信号に
同期して、上記A/D変換器1に対するクロック信号、
及びメモリ4に対する書込・読出信号を発生する。更
に、駆動制御回路2は、かかる水平及び垂直同期信号に
同期して、アドレスドライバ6、第1サスティンドライ
バ7及び第2サスティンドライバ8各々を駆動制御すべ
き各種タイミング信号を発生する。
【0012】データ変換回路30は、かかる8ビットの
画素データDを、14ビットの変換画素データ(表示画
素データ)HDに変換し、これをメモリ4に供給する。
尚、かかるデータ変換回路30の変換動作については、
後述する。メモリ4は、駆動制御回路2から供給されて
くる書込信号に従って上記変換画素データHDを順次書
き込む。かかる書込動作により1画面(n行、m列)分
の書き込みが終了すると、メモリ4は、この1画面分の
変換画素データHD11-nmを、各ビット桁毎に分割して
読み出し、これを1行分毎に順次アドレスドライバ6に
供給する。
【0013】アドレスドライバ6は、駆動制御回路2か
ら供給されたタイミング信号に応じて、かかるメモリ4
から読み出された1行分の変換画素データビット各々の
論理レベルに対応した電圧を有するm個の画素データパ
ルスを発生し、これらをPDP10の列電極D1〜Dm
夫々印加する。PDP10は、アドレス電極としての上
記列電極D1〜Dmと、これら列電極と直交して配列され
ている行電極X1〜Xn及び行電極Y1〜Ynを備えてい
る。PDP10では、これら行電極X及び行電極Yの一
対にて1行分に対応した行電極を形成している。すなわ
ち、PDP10における第1行目の行電極対は行電極X
1及びY1であり、第n行目の行電極対は行電極Xn及び
nである。上記行電極対及び列電極は放電空間に対し
て誘電体層で被覆されており、各行電極対と列電極との
交点にて1画素に対応した放電セルが形成される構造と
なっている。
【0014】第1サスティンドライバ7及び第2サステ
ィンドライバ8各々は、駆動制御回路2から供給された
タイミング信号に応じて、以下に説明するが如き各種駆
動パルスを発生し、これらをPDP10の行電極X1
n及びY1〜Ynに印加する。図3は、本発明による駆
動方法に基づく発光駆動フォーマットを示す図である。
又、図4は、かかる発光駆動フォーマットに従って上記
アドレスドライバ6、第1サスティンドライバ7及び第
2サスティンドライバ8各々がPDP10の列電極D1
〜Dm、行電極X1〜Xn及びY1〜Ynに印加する各種駆
動パルスの印加タイミングを示す図である。
【0015】図3及び図4に示される例では、1フィー
ルドの表示期間を、14個のサブフィールドSF1〜S
F14に分割してPDP10に対する駆動を行う。各サ
ブフィールド内では、PDP10の各放電セルに対して
画素データの書き込みを行って発光セル及び非発光セル
の設定を行う画素データ書込行程Wcと、上記発光セル
のみを発光維持させる維持発光行程Icとを実施する。
又、先頭のサブフィールドSF1のみで、PDP10の
全放電セルを初期化せしめる一斉リセット行程Rcを実
行し、最後尾のサブフィールドSF14のみで、消去行
程Eを実行する。
【0016】ここで、上記一斉リセット行程Rcでは、
第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ
8が、PDP10の行電極X1〜Xn及びY1〜Yn各々に
対して図4に示されるが如きリセットパルスRPx及び
RPYを同時に印加する。これにより、PDP10中の
全ての放電セルがリセット放電されて、各放電セル内に
は一様に所定の壁電荷が形成される。これにより、PD
P10における全ての放電セルは、後述する維持発光行
程において発光状態が維持される発光セルになる。
【0017】各画素データ書込行程Wcでは、アドレス
ドライバ6が、各行毎の画素データパルス群DP
1-n、DP21-n、DP31-n、・・・・、DP141-nを図
4に示されるように、順次列電極D1〜Dmに印加して行
く。つまり、アドレスドライバ6は、サブフィールドS
F1内では、上記変換画素データHD11-nm各々の第1
ビット目に基づいて生成した第1行〜第n行各々に対応
した画素データパルス群DP11-nを、図4に示される
が如く1行分毎に順次列電極D1〜Dmに印加して行く。
又、サブフィールドSF2内では、上記変換画素データ
HD11-nm各々の第2ビット目に基づいて生成した画素
データパルス群DP21-nを、図4に示されるが如く1
行分毎に順次列電極D1〜Dmに印加して行くのである。
この際、アドレスドライバ6は、変換画素データのビッ
ト論理が例えば論理レベル"1"である場合に限り高電圧
の画素データパルスを発生して列電極Dに印加する。第
2サスティンドライバ8は、各画素データパルス群DP
の印加タイミングと同一タイミングにて、図4に示され
るが如き走査パルスSPを発生してこれを行電極Y1
nへと順次印加して行く。この際、走査パルスSPが
印加された"行"と、高電圧の画素データパルスが印加さ
れた"列"との交差部の放電セルにのみ放電(選択消去放
電)が生じ、その放電セル内に残存していた壁電荷が選
択的に消去される。かかる選択消去放電により、上記一
斉リセット行程Rcにて発光セルの状態に初期化された
放電セルは、非発光セルに推移する。尚、上記高電圧の
画素データパルスが印加されなかった"列"に形成されて
いる放電セルには放電が生起されず、上記一斉リセット
行程Rcにて初期化された状態、つまり発光セルの状態
を維持する。
【0018】すなわち、画素データ書込行程Wcの実行
により、後述する維持発光行程において発光状態が維持
される発光セルと、消灯状態のままの非発光セルとが、
画素データに応じて択一的に設定され、いわゆる各放電
セルに対する画素データの書き込みが為されるのであ
る。又、各維持発光行程Icでは、第1サスティンドラ
イバ7及び第2サスティンドライバ8が、行電極X1
n及びY1〜Ynに対して図4に示されるように交互に
維持パルスIPX及びIPYを印加する。この際、上記画
素データ書込行程Wcによって壁電荷が残留したままと
なっている放電セル、すなわち発光セルは、かかる維持
パルスIPX及びIPYが交互に印加されている期間中、
放電発光を繰り返しその発光状態を維持する。尚、かか
る維持発光行程Icにおいて実施される発光の維持期間
は、図3に示されるように各サブフィールド毎に異な
る。
【0019】すなわち、サブフィールドSF1での維持
発光行程Icにおける発光期間を"1"とした場合、 SF1:1 SF2:3 SF3:5 SF4:8 SF5:10 SF6:13 SF7:16 SF8:19 SF9:22 SF10:25 SF11:28 SF12:32 SF13:35 SF14:39 に設定している。
【0020】すなわち、各サブフィールドSF1〜SF
14の発光回数の比を非線形(すなわち、逆ガンマ比
率、Y=X2.2) に成るように設定し、これにより入力
画素データDの非線形特性(ガンマ特性)を補正するよ
うにしている。又、図4に示されるように、最後尾のサ
ブフィールドでの消去行程Eにおいて、アドレスドライ
バ6は、消去パルスAPを発生してこれを列電極D1-m
の各々に印加する。第2サスティンドライバ8は、かか
る消去パルスAPの印加タイミングと同時に消去パルス
EPを発生してこれを行電極Y1〜Yn各々に印加する。
これら消去パルスAP及びEPの同時印加により、PD
P10における全放電セル内において消去放電が生起さ
れ、全ての放電セル内に残存している壁電荷が消滅す
る。すなわち、かかる消去放電により、PDP10にお
ける全ての放電セルが非発光セルとなるのである。
【0021】図5は、図3及び図4に示されるが如き発
光駆動フォーマットに基づいて実施される発光駆動の全
パターンを示す図である。図5に示されるように、サブ
フィールドSF1〜SF14の内の1つのサブフィール
ドでの画素データ書込行程Wcにおいてのみで、各放電
セルに対して選択消去放電を実施する(黒丸にて示す)。
すなわち、一斉リセット行程Rcの実行によってPDP
10の全放電セル内に形成された壁電荷は、上記選択消
去放電が実施されるまでの間残留し、その間に存在する
サブフィールドSF各々での維持発光行程Icにおいて
放電発光を促す(白丸にて示す)。つまり、各放電セル
は、1フィールド期間内において上記選択消去放電が為
されるまでの間、発光セルとなり、その間に存在するサ
ブフィールド各々での維持発光行程Icにおいて、図3
に示されるが如き発光期間比にて発光を継続するのであ
る。
【0022】この際、図5に示されるように、各放電セ
ルが発光セルから非発光セルへと推移する回数は、1フ
ィールド期間内において必ず1回以下となるようにして
いる。すなわち、1フィールド期間内において一旦、非
発光セルに設定した放電セルを再び発光セルに復帰させ
るような発光駆動パターンを禁止したのである。よっ
て、画像表示に関与していないにも拘わらず強い発光を
伴う上記一斉リセット動作を図3及び図4に示されるが
如く、1フィールド期間内において1回だけ実施してお
けば良いので、コントラストの低下を抑えることが出来
る。
【0023】又、1フィールド期間内において実施する
選択消去放電は、図5の黒丸にて示されるが如く最高で
も1回なので、その消費電力を抑えることが可能となる
のである。更に、図5に示されるように、1フィールド
期間内において発光状態にある期間と、非発光状態とな
る期間とが互いに反転するような発光パターンは存在し
ないので、偽輪郭を抑制出来る。
【0024】ここで、かかる図5に示されるが如き発光
駆動パターンによれば、発光輝度比が、 {0、1、4、9、17、27、40、56、75、97、122、150、182、217、256} なる15段階の中間調表現が可能になる。ところが、上
記A/D変換器1から供給される画素データDは、8ビ
ット、すなわち、256段階の中間調を表現しているも
のである。
【0025】そこで、上記15段階の階調駆動によって
も擬似的に256段階の中間調表示を実施させるべく、
図2に示されるデータ変換回路30によってデータ変換
を行うのである。図6は、かかるデータ変換回路30の
内部構成を示す図である。図6において、ABL(自動
輝度制御)回路31は、PDP10の画面上に表示され
る画像の平均輝度が所定の輝度範囲内に収まるように、
A/D変換器1から順次供給されてくる各画素毎の画素
データDに対して輝度レベルの調整を行い、この際得ら
れた輝度調整画素データDBLを第1データ変換回路32
に供給する。
【0026】かかる輝度レベルの調整は、上述の如くサ
ブフィールドの発光回数の比を非線形に設定して逆ガン
マ補正を行う前に行われる。よって、ABL回路31
は、画素データ(入力画素データ)Dに逆ガンマ補正を
施し、この際得られた逆ガンマ変換画素データの平均輝
度に応じて上記画素データDの輝度レベルを自動調整す
るように構成されている。これにより、輝度調整による
表示品質の劣化を防止するのである。
【0027】図7は、かかるABL回路31の内部構成
を示す図である。図7において、レベル調整回路310
は、後述する平均輝度検出回路311によって求められ
た平均輝度に応じて画素データDのレベルを調整して得
られた輝度調整画素データDBLを出力する。データ変換
回路312は、かかる輝度調整画素データDBLを図8に
示されるが如き非線形特性からなる逆ガンマ特性(Y=X
2.2)にて変換したものを逆ガンマ変換画素データDr
として平均輝度レベル検出回路311に供給する。すな
わち、データ変換回路312にて、輝度調整画素データ
BLに対して逆ガンマ補正を施すことにより、ガンマ補
正の解除された元の映像信号に対応した画素データ(逆
ガンマ変換画素データDr)を復元するのである。平均
輝度検出回路311は、各サブフィールドでの発光期間
を指定する例えば図9に示されるが如き輝度モード1〜
4の中から、上述の如く求めた平均輝度に応じた輝度に
てPDP10を発光駆動し得る輝度モードを選択し、こ
の選択した輝度モードを示す輝度モード信号LCを駆動
制御回路2に供給する。この際、駆動制御回路2は、図
3に示されるサブフィールドSF1〜SF14各々の維
持発光行程Icにおいて発光維持する期間、すなわち、
各維持発光行程Ic内において印加される維持パルスの
数を、図9に示されるが如き輝度モード信号LCにて指
定されたモードに従って設定する。すなわち、図3に示
されている各サブフィールドでの発光期間は、輝度モー
ド1が設定された際における発光期間を示すものであ
り、仮に輝度モード2が設定された場合には、 SF1:2 SF2:6 SF3:10 SF4:16 SF5:20 SF6:26 SF7:32 SF8:38 SF9:44 SF10:50 SF11:56 SF12:64 SF13:70 SF14:78 なる発光期間にて各サブフィールドでの発光駆動が実施
される。
【0028】尚、かかる発光駆動においても、各サブフ
ィールドSF1〜SF14各々での発光回数の比が非線
形(すなわち、逆ガンマ比率、Y=X2.2)に設定されて
おり、これにより入力画素データDの非線形特性(ガン
マ特性)が補正される。又、平均輝度検出回路311
は、かかる逆ガンマ変換画素データDrからその平均輝
度を求めて上記レベル調整回路310に供給する。
【0029】図6における第1データ変換回路32は、
図10に示されるが如き変換特性に基づいて256階調
(8ビット)の輝度調整画素データDBLを14×16/
255(224/255)にした8ビット(0〜22
4)の変換画素データHDpに変換して多階調処理回路
33に供給する。具体的には、8ビット(0〜255)
の輝度調整画素データDBLがかかる変換特性に基づく図
11及び図12に示されるが如き変換テーブルに従って
変換される。すなわち、この変換特性は、入力画素デー
タのビット数 、多階調化による圧縮ビット数及び表示
階調数に応じて設定される。このように、後述する多階
調化処理回路33の前段に第1データ変換回路32を設
けて、表示階調数、多階調化による圧縮ビット数に合わ
せた変換を施し、これにより輝度調整画素データDBL
上位ビット群(多階調化画素データに対応)と下位ビッ
ト群(切り捨てられるデータ:誤差データ)をビット境
界で切り分け、この信号に基づいて多階調化処理を行う
ようになっている。これにより、多階調化処理による輝
度飽和の発生及び表示階調がビット境界にない場合に生
じる表示特性の平坦部の発生(すなわち、階調歪みの発
生)を防止することができる。
【0030】尚、下位ビット群は切り捨てられるので階
調数が減少することになるが、その階調数の減少分は、
以下に説明する多階調処理回路33の動作により擬似的
に得られるようにしている。図13は、かかる多階調処
理回路33の内部構成を示す図である。図13に示され
るが如く、多階調処理回路33は、誤差拡散処理回路3
30及びディザ処理回路350から構成される。
【0031】先ず、誤差拡散処理回路330におけるデ
ータ分離回路331は、上記第1データ変換回路32か
ら供給された8ビットの変換画素データHDP中の下位
2ビット分を誤差データ、上位6ビット分を表示データ
として分離する。加算器332は、かかる誤差データと
しての変換画素データHDP中の下位2ビット分と、遅
延回路334からの遅延出力と、係数乗算器335の乗
算出力とを加算して得た加算値を遅延回路336に供給
する。遅延回路336は、加算器332から供給された
加算値を、画素データのクロック周期と同一の時間を有
する遅延時間Dだけ遅らせ、これを遅延加算信号AD1
として上記係数乗算器335及び遅延回路337に夫々
供給する。
【0032】係数乗算器335は、上記遅延加算信号A
1に所定係数値K1(例えば、"7/16")を乗算して得られ
た乗算結果を上記加算器332に供給する。遅延回路3
37は、上記遅延加算信号AD1を更に(1水平走査期間
−上記遅延時間D×4)なる時間だけ遅延させたものを
遅延加算信号AD2として遅延回路338に供給する。
遅延回路338は、かかる遅延加算信号AD2を更に上
記遅延時間Dだけ遅延させたものを遅延加算信号AD3
として係数乗算器339に供給する。又、遅延回路33
8は、かかる遅延加算信号AD2を更に上記遅延時間D
×2なる時間分だけ遅延させたものを遅延加算信号AD
4として係数乗算器340に供給する。更に、遅延回路
338は、かかる遅延加算信号AD2を上記遅延時間D
×3なる時間分だけ遅延させたものを遅延加算信号AD
5として係数乗算器341に供給する。
【0033】係数乗算器339は、上記遅延加算信号A
3に所定係数値K2(例えば、"3/16")を乗算して得られ
た乗算結果を加算器342に供給する。係数乗算器34
0は、上記遅延加算信号AD4に所定係数値K3(例え
ば、"5/16")を乗算して得られた乗算結果を加算器34
2に供給する。係数乗算器341は、上記遅延加算信号
AD5に所定係数値K4(例えば、"1/16")を乗算して得ら
れた乗算結果を加算器342に供給する。
【0034】加算器342は、上記係数乗算器339、
340及び341各々から供給された乗算結果を加算し
て得られた加算信号を上記遅延回路334に供給する。
遅延回路334は、かかる加算信号を上記遅延時間Dな
る時間分だけ遅延させて上記加算器332に供給する。
加算器332は、上記誤差データ(変換画素データHDP
中の下位2ビット分)と、遅延回路334からの遅延出
力と、係数乗算器335の乗算出力とを加算し、この
際、桁上げがない場合には論理レベル"0"、桁上げがあ
る場合には論理レベル"1"のキャリアウト信号COを発生
して加算器333に供給する。
【0035】加算器333は、上記表示データ(変換画
素データHDP中の上位6ビット分)に、上記キャリアウ
ト信号COを加算したものを6ビットの誤差拡散処理画
素データEDとして出力する。以下に、かかる構成から
なる誤差拡散処理回路330の動作について説明する。
【0036】例えば、図14に示されるが如きPDP1
0の画素G(j,k)に対応した誤差拡散処理画素データE
Dを求める場合、先ず、かかる画素G(j,k)の左横の画
素G(j,k-1)、左斜め上の画素G(j-1,k-1)、真上の画素
G(j-1,k)、及び右斜め上の画素G(j-1,k+1)各々に対応
した各誤差データ、すなわち、 画素G(j,k-1)に対応した誤差データ:遅延加算信号A
1 画素G(j-1,k+1)に対応した誤差データ:遅延加算信号
AD3 画素G(j-1,k)に対応した誤差データ:遅延加算信号A
4 画素G(j-1,k-1)に対応した誤差データ:遅延加算信号
AD5 各々を、上述した如き所定の係数値K1〜K4をもって重
み付け加算する。次に、この加算結果に、変換画素デー
タHDPの下位2ビット分、すなわち画素G(j,k)に対応
した誤差データを加算し、この際得られた1ビット分の
キャリアウト信号COを変換画素データHDP中の上位6
ビット分、すなわち画素G(j,k)に対応した表示データ
に加算したものを誤差拡散処理画素データEDとする。
【0037】誤差拡散処理回路330は、かかる構成に
より、変換画素データHDP中の上位6ビット分を表示
データ、残りの下位2ビット分を誤差データとして捉
え、周辺画素{G(j,k-1)、G(j-1,k+1)、G(j-1,k)、
G(j-1,k-1)}各々での誤差データを重み付け加算した
ものを、上記表示データに反映させるようにしている。
この動作により、原画素{G(j,k)}における下位2ビ
ット分の輝度が上記周辺画素により擬似的に表現され、
それ故に8ビットよりも少ないビット数、すなわち6ビ
ット分の表示データにて、上記8ビット分の画素データ
と同等の輝度階調表現が可能になるのである。
【0038】尚、この誤差拡散の係数値が各画素に対し
て一定に加算されていると、誤差拡散パターンによるノ
イズが視覚的に確認される場合があり画質を損なってし
まう。そこで、後述するディザ係数の場合と同様に4つ
の画素各々に割り当てるべき誤差拡散の係数K1〜K4
1フィールド毎に変更するようにしても良い。ディザ処
理回路350は、かかる誤差拡散処理回路330から供
給された誤差拡散処理画素データEDにディザ処理を施
すことにより、6ビットの誤差拡散処理画素データED
と同等な輝度階調レベルを維持しつつもビット数を更に
4ビットに減らした多階調化処理画素データDSを生成
する。尚、かかるディザ処理では、隣接する複数個の画
素により1つの中間表示レベルを表現するものである。
例えば、8ビットの画素データの内の上位6ビットの画
素データを用いて8ビット相当の階調表示を行う場合、
左右、上下に互いに隣接する4つの画素を1組とし、こ
の1組の各画素に対応した画素データ各々に、互いに異
なる係数値からなる4つのディザ係数a〜dを夫々割り
当てて加算する。かかるディザ処理によれば、4画素で
4つの異なる中間表示レベルの組み合わせが発生するこ
とになる。よって、例え画素データのビット数が6ビッ
トであっても、表現出来る輝度階調レベルは4倍、すな
わち、8ビット相当の中間調表示が可能となるのであ
る。
【0039】しかしながら、ディザ係数a〜dなるディ
ザパターンが各画素に対して一定に加算されていると、
このディザパターンによるノイズが視覚的に確認される
場合があり画質を損なってしまう。そこで、ディザ処理
回路350においては、4つの画素各々に割り当てるべ
き上記ディザ係数a〜dを1フィールド毎に変更するよ
うにしている。
【0040】図15は、かかるディザ処理回路350の
内部構成を示す図である。図15において、ディザ係数
発生回路352は、互いに隣接する4つの画素毎に4つ
のディザ係数a、b、c、dを発生してこれらを順次加
算器351に供給する。例えば、図16に示されるよう
に、第j行に対応した画素G(j,k)及び画素G(j,k+1)、
第(j+1)行に対応した画素G(j+1,k)及び画素G(j+1,k+
1)なる4つの画素各々に対応した4つのディザ係数a、
b、c、dを発生する。この際、ディザ係数発生回路3
52は、これら4つの画素各々に割り当てるべき上記デ
ィザ係数a〜dを図16に示されるように1フィールド
毎に変更して行く。
【0041】すなわち、最初の第1フィールドにおいて
は、 画素G(j,k) :ディザ係数a 画素G(j,k+1) :ディザ係数b 画素G(j+1,k) :ディザ係数c 画素G(j+1,k+1):ディザ係数d 次の第2フィールドにおいては、 画素G(j,k) :ディザ係数b 画素G(j,k+1) :ディザ係数a 画素G(j+1,k) :ディザ係数d 画素G(j+1,k+1):ディザ係数c 次の第3フィールドにおいては、 画素G(j,k) :ディザ係数d 画素G(j,k+1) :ディザ係数c 画素G(j+1,k) :ディザ係数b 画素G(j+1,k+1):ディザ係数a そして、第4フィールドにおいては、 画素G(j,k) :ディザ係数c 画素G(j,k+1) :ディザ係数d 画素G(j+1,k) :ディザ係数a 画素G(j+1,k+1):ディザ係数b の如き割り当てにてディザ係数a〜dを循環して繰り返
し発生し、これを加算器351に供給する。ディザ係数
発生回路352は、上述した如き第1フィールド〜第4
フィールドの動作を繰り返し実行する。すなわち、かか
る第4フィールドでのディザ係数発生動作が終了した
ら、再び、上記第1フィールドの動作に戻って、前述し
た動作を繰り返すのである。
【0042】加算器351は、上記誤差拡散処理回路3
30から供給されてくる上記画素G(j,k)、画素G(j,k+
1)、画素G(j+1,k)、及び画素G(j+1,k+1)各々に対応し
た誤差拡散処理画素データED各々に、上述の如く各フ
ィールド毎に割り当てられたディザ係数a〜dを夫々加
算し、この際得られたディザ加算画素データを上位ビッ
ト抽出回路353に供給する。
【0043】例えば、図16に示される第1フィールド
においては、 画素G(j,k)に対応した誤差拡散処理画素データED+
ディザ係数a、 画素G(j,k+1)に対応した誤差拡散処理画素データED
+ディザ係数b、 画素G(j+1,k)に対応した誤差拡散処理画素データED
+ディザ係数c、 画素G(j+1,k+1)に対応した誤差拡散処理画素データE
D+ディザ係数d の各々をディザ加算画素データとして上位ビット抽出回
路353に順次供給して行くのである。
【0044】上位ビット抽出回路353は、かかるディ
ザ加算画素データの上位4ビット分までを抽出し、これ
を多階調化画素データDSとして図6に示される第2デ
ータ変換回路34に供給する。第2データ変換回路34
は、かかる多階調化画素データDSを図17に示される
が如き変換テーブルに従って、サブフィールドSF1〜
SF14各々に対応した第1〜第14ビットからなる変
換画素データ(表示画素データ)HDに変換する。尚、多
階調化画素データDSは、8ビット(256階調)の入
力画素データDを第1データ変換(図11及び図12の
変換テーブル)にしたがって224/225にし、更
に、例えば誤差拡散処理及びディザ処理の如き多階調化
処理により、夫々2ビット分が圧縮されて、計4ビット
(15階調)のデータに変換されたものである。
【0045】ここで、変換画素データHDにおける第1
〜第14ビットの内、論理レベル"1"のビットは、その
ビットに対応したサブフィールドSFでの画素データ書
込行程Wcにおいて選択消去放電を実施させることを示
すものである。ここで、PDP10の各放電セルに対応
した上記変換画素データHDは、メモリ4を介してアド
レスドライバ6に供給される。この際、1放電セルに対
応した変換画素データHDの形態は、必ず図17に示さ
れるが如き15パターンの内のいずれか1となる。アド
レスドライバ6は、上記変換画素データHD中の第1〜
第14ビット各々をサブフィールドSF1〜14各々に
割り当て、そのビット論理が論理レベル"1"である場合
に限り、該当するサブフィールドでの画素データ書込行
程Wcにおいて高電圧の画素データパルスを発生し、こ
れをPDP10の列電極Dに印加する。これにより、上
記選択消去放電が生起されるのである。
【0046】以上の如く、データ変換回路30により8
ビットの画素データDは14ビットの変換画素データH
Dに変換されて、図17に示されるが如き15段階の階
調表示が実施されるようになるが、上述した如き多階調
処理回路33の動作により、実際の視覚上における階調
表現は256階調になる。尚、上記実施例においては、
画素データの書込方法として、1フィールドの先頭にお
いて予め各放電セルに強制的に壁電荷を形成させて全放
電セルを発光セルに設定しておき、画素データに応じて
選択的にその壁電荷を消去することにより画素データの
書込を為す、いわゆる選択消去アドレス法を採用した場
合について述べた。
【0047】しかしながら、本発明は、画素データの書
込方法として、画素データに応じて選択的に壁電荷を形
成するようにした、いわゆる選択書込アドレス法を採用
した場合についても同様に適用可能である。図18は、
かかる選択書込アドレス法を採用した場合における発光
駆動フォーマットを示す図である。
【0048】又、図19は、かかる図18に示される発
光駆動フォーマットに基づいてPDP10の列電極D1
〜Dm、行電極X1〜Xn及びY1〜Ynに印加される各種
駆動パルスの印加タイミングを示す図である。更に、図
20は、かかる選択書込アドレス法を採用した場合に第
2データ変換回路34において用いられる変換テーブ
ル、及び1フィールド期間内で実施される発光駆動の全
パターンを示す図である。
【0049】図19に示されるように、上記選択書込ア
ドレス法を採用した場合には、先ず、先頭のサブフィー
ルドSF14での一斉リセット行程Rcにおいて、第1
サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8
は、PDP10の行電極X及びYに夫々リセットパルス
RPx及びRPYを同時に印加する。これにより、PDP
10中の全ての放電セルをリセット放電せしめ、各放電
セル内に強制的に壁電荷を形成させる(R1)。その直
後に、第1サスティンドライバ7は、消去パルスEPを
PDP10の行電極X1〜Xnに一斉に印加することによ
り、全放電セル内に形成された上記壁電荷を消去させる
(R2)。すなわち、図19に示される一斉リセット行
程Rcの実行によれば、PDP10における全ての放電
セルは非発光セルの状態に初期化されるのである。
【0050】画素データ書込行程Wcでは、走査パルス
SPが印加された"行"と、高電圧の画素データパルスが
印加された"列"との交差部の放電セルにのみ放電(選択
書込放電)が生じ、その放電セル内に選択的に壁電荷が
形成される。かかる選択書込放電により、上記一斉リセ
ット行程Rcにて非発光セルの状態に初期化された放電
セルは、発光セルに推移する。尚、上記高電圧の画素デ
ータパルスが印加されなかった"列"に形成されている放
電セルには放電が生起されず、上記一斉リセット行程R
cにて初期化された状態、つまり非発光セルの状態を維
持する。
【0051】すなわち、画素データ書込行程Wcの実行
により、後述する維持発光行程において発光状態が維持
される発光セルと、消灯状態のままの非発光セルとが、
画素データに応じて択一的に設定され、いわゆる各放電
セルに対する画素データの書き込みが為されるのであ
る。ここで、かかる選択書込アドレス法による発光駆動
を実施する場合には、図20に示されるように、変換画
素データHDにおける論理レベル"1"のビットに対応し
たサブフィールドSFにおいてのみ選択書込放電が実施
される(黒丸にて示す)。この際、先頭のサブフィール
ドSF14からこの選択書込放電が実施されまでの間に
存在するサブフィールドSFでは非発光状態が維持さ
れ、この選択書込放電が実施されたサブフィールドSF
以降に存在するサブフィールドSFにおいて発光状態が
維持される(白丸にて示す)。
【0052】このように、画像表示に関与していないに
も拘わらず強い発光を伴う上記一斉リセット動作を、図
18及び図19に示されるように、1フィールド期間内
において1回だけ実施しておけば良いので、コントラス
トの低下を抑えることが出来る。又、画素データ書込方
法として選択書込アドレス法を適用した場合にも、1フ
ィールド期間内において実施される選択書込放電は、図
20の黒丸にて示されるが如く最高でも1回なので、そ
の消費電力を抑えることが可能となる。更に、図20に
示されるが如く、1フィールド期間内には、発光状態に
ある期間と、非発光状態となる期間とが互いに反転する
ような発光駆動パターンが存在しないので、偽輪郭を抑
制出来るのである。
【0053】以上の如く、図3〜図20に示される駆動
方法では、先ず、1フィールド期間内における先頭のサ
ブフィールドにおいてのみで全ての放電セルを発光セル
(選択消去アドレス法を採用した場合)又は非発光セル
(選択書込アドレス法を採用した場合)の状態に初期化す
る放電を生起させる。次に、いずれか1のサブフィール
ドでの画素データ書込行程においてのみで、各放電セル
を画素データに応じて非発光セル又は発光セルに設定す
る。更に、各サブフィールドでの発光維持行程では、上
記発光セルのみをサブフィールドの重み付けに対応した
発光期間だけ発光させるようにしている。かかる駆動方
法によれば、選択消去アドレス法の場合には、表示すべ
き輝度の増加につれて1フィールドの先頭のサブフィー
ルドから順に発光状態となり、一方、選択消去アドレス
法の場合には、表示すべき輝度の増加につれて1フィー
ルドの最後尾のサブフィールドから順に発光状態とな
る。
【0054】尚、上記実施例においては、1フィールド
期間内において実施する一斉リセット動作を1回とする
ことにより15階調の中間調表現を行うものであるが、
かかる一斉リセット動作を2回実行することによりその
階調数を増やすことも可能である。図21及び図22
は、かかる点に鑑みて為された発光駆動フォーマットを
示す図である。
【0055】尚、図21は、画素データ書込方法として
前述した如き選択消去アドレス法を採用した場合、図2
2は、選択書込アドレス法を採用した場合に適用される
発光駆動フォーマットを夫々示すものである。これら図
21及び図22に示される発光駆動フォーマットにおい
ても、1フィールド期間をサブフィールドSF1〜SF
14なる14個のサブフィールドに分割している。各サ
ブフィールドでは、画素データの書き込みを行って発光
セル及び非発光セルの設定を行う画素データ書込行程W
cと、発光セルに対してのみ発光状態を維持させる維持
発光行程Icとを実施する。この際、各維持発光行程I
cでの発光期間(発光回数)は、サブフィールドSF1で
の発光期間を"1"とした場合、 SF1:1 SF2:1 SF3:1 SF4:3 SF5:3 SF6:8 SF7:13 SF8:15 SF9:20 SF10:25 SF11:31 SF12:37 SF13:48 SF14:50 に設定している。
【0056】すなわち、各サブフィールドSF1〜SF
14の発光回数の比を非線形(すなわち、逆ガンマ比
率、Y=X2.2) に成るように設定し、これにより入力
画素データDの非線形特性(ガンマ特性)を補正するよ
うにしている。更に、これら各サブフィールドの内、先
頭のサブフィールドと、中間のサブフィールドとで一斉
リセット行程Rcを実行する。
【0057】つまり、図21に示されるが如き、選択消
去アドレス法を採用した際の発光駆動では、サブフィー
ルドSF1とSF7とで一斉リセット行程Rcを実行
し、図22に示されるが如き選択書込アドレス法を採用
した際の発光駆動では、サブフィールドSF14とSF
6とで一斉リセット行程Rcを実行するのである。又、
これら図21及び図22に示されるように、1フィール
ド期間の最後尾のサブフィールド、及び一斉リセット行
程Rcを実行する直前のサブフィールドにおいて、全て
の放電セル内に残存している壁電荷を消滅せしめる消去
行程Eを実行する。
【0058】図23及び図24は、これら図21及び図
22に示される発光駆動フォーマットに基づく発光駆動
を行う際に、図6に示される第1データ変換回路32に
おいて用いられる変換テーブルの一例を示す図である。
第1データ変換回路32は、図23及び図24の変換テ
ーブルに基づいて、256階調(8ピット)の入力輝度
調整画素データDBLを22×16/255(352/
255)にした9ビット(0〜352)の変換画素デー
タHDpに変換して多階調化処理回路33に供給する。
多階調化処理回路33では、上述と同様に例えば4ビッ
ト分の圧縮処理を行い、5ビット(0〜22)の多階調
化画素データDsを出力する。
【0059】この際、図6に示される第2データ変換回
路34は、かかる5ビットの多階調化画素データDS
図25又は図26に示されるが如き変換テーブルに従っ
て変換して14ビットの変換画素データ(表示画素デー
タ)HDを得る。この際、図25は、画素データ書込法
として上記選択消去アドレス法を採用した場合、図26
は、選択書込アドレス法を採用した場合に用いられる第
2データ変換回路34の変換テーブル及び発光駆動の全
パターンを夫々示す図である。
【0060】このように、図21〜図26に示されるが
如き駆動を実施すれば、図25及び図26にも示されて
いるように、発光輝度比が、 {0、1、2、3、6、9、17、22、30、37、45、57、65、82、90、113、121、15
0、158、195、206、245、256} なる23段階の中間調表現が可能になる。
【0061】以上の如く、図21〜図26に示されてい
る駆動方法では、1フィールド期間内におけるサブフィ
ールドを、互いに連続して配置された複数のサブフィー
ルドからなる2つのサブフィールド群に分けている。例
えば、選択消去アドレス法を採用した場合には、図21
に示されるように、サブフィールドSF1〜SF6から
なるサブフィールド群と、SF7〜SF14からなるサ
ブフィールド群とに分けている。この際、各サブフィー
ルド群の先頭のサブフィールドにおいてのみで夫々一斉
リセット行程Rcを実行して、全ての放電セルを発光セ
ル(選択消去アドレス法を採用した場合)又は非発光セル
(選択書込アドレス法を採用した場合)の状態に初期化す
る放電を生起させる。ここで、各サブフィールド群内に
おいて、いずれか1のサブフィールドの画素データの書
込み行程においてのみで、放電セルを画素データに応じ
て非発光セル又は発光セルに設定する。更に、各サブフ
ィールドでの発光維持行程において、上記発光セルのみ
をサブフィールドの重み付けに対応した発光期間だけ発
光させるようにしている。従って、各サブフィールド群
内において、一斉リセット動作、選択消去動作(選択書
込動作)は、各1回となる。かかる駆動方法によれば、
選択消去アドレス法の場合には、表示すべき輝度の増加
につれて各サブフィールド群内における先頭のサブフィ
ールドから順に発光状態となる。一方、選択消去アドレ
ス法の場合には、表示すべき輝度の増加につれて各サブ
フィールド群内における最後尾のサブフィールドから順
に発光状態となる。
【0062】尚、前述した如き図17、図20、図2
5、及び図26に示される発光駆動パターンでは、サブ
フィールドSF1〜SF14の内のいずれか1の画素デ
ータ書込行程Wcにおいて、走査パルスSPと高電圧の
画素データパルスとを同時印加して、選択消去(書込)放
電を生起させるようにしている。しかしながら、放電セ
ル内に残留する荷電粒子の量が少ないと、これら走査パ
ルスSP及び高電圧の画素データパルスが同時に印加さ
れても選択消去(書込)放電が正常に生起されずに、放電
セル内の壁電荷を消去(形成)できない場合がある。この
際、例えA/D変換後の画素データDが低輝度を示すデ
ータであっても、最高輝度に対応した発光が為されてし
まい、画像品質を著しく低下させるという問題が生じ
る。
【0063】例えば、画素データ書込法として選択消去
アドレス法を採用した際に、変換画素データHDが、 [01000000000000] である場合には、図17の黒丸にて示されるように、サ
ブフィールドSF2においてのみで選択消去放電が実施
され、この際、放電セルは非発光セルに推移する。これ
により、サブフィールドSF1〜SF14の内のSF1
においてのみで維持発光が実施されるはずである。とこ
ろが、かかるサブフィールドSF2での選択消去が失敗
してかかる放電セル内に壁電荷が残留したままとなる
と、サブフィールドSF1のみならず、それ以降のサブ
フィールドSF2〜SF14においても維持発光が実施
され、結果として最高輝度表示が為されてしまうのであ
る。
【0064】そこで、本発明においては、図27〜図3
3に示されるが如き発光駆動パターンを採用することに
より、このような誤った発光動作を防止する。図27〜
図33は、このような誤った発光動作を防止すべく為さ
れた発光駆動パターン、及びこの発光駆動を実施する際
に第2データ変換回路34で用いられる変換テーブルの
一例を示す図である。
【0065】この際、図27〜図31では、1フィール
ド期間中に一斉リセット行程Rcを1回だけ設けている
図3又は図18に示されるが如き発光駆動フォーマット
に基づいて実行される発光駆動の全パターン、並びにこ
の発光駆動を実施するにあたり第2データ変換回路34
で用いられる変換テーブルの一例を夫々示している。
尚、図27〜図29は、図3に示されるが如き選択消去
アドレス法を採用した際の発光駆動フォーマット、図3
0及び図31は、図18に示されるが如き選択書込アド
レス法を採用した際の発光駆動フォーマットに基づいて
実行される発光駆動のパターンを夫々示している。
【0066】又、図32及び図33では、1フィールド
期間中に一斉リセット行程Rcを2回設けている図21
又は図22に示されるが如き発光駆動フォーマットに基
づいて実行される発光駆動の全パターン、並びにこの発
光駆動を実施する際に第2データ変換回路34で用いら
れる変換テーブルの一例を夫々示している。ここで、上
述した如き図27、図30、図32、又は図33に示さ
れる発光駆動パターンでは、図中の黒丸に示されるよう
に、互いに連続した2つのサブフィールド各々の画素デ
ータ書込行程Wcにて、連続して選択消去(書込)放電を
実施するようにしている。
【0067】かかる動作によれば、例え、1回目の選択
消去(書込)放電で放電セル内の壁電荷を正常に消滅(形
成)させることが出来なくても、2回目の選択消去(書
込)放電により壁電荷の消滅(形成)が正常に行われるの
で、前述した如き誤った維持発光が防止される。尚、こ
れら2回分の選択消去(書込)放電は、互いに連続したサ
ブフィールドで行う必要はない。要するに、1回目の選
択消去(書込)放電が終了した後の、いずれかのサブフィ
ールドで2回目の選択消去(書込)放電を行うようにすれ
ば良いのである。
【0068】図28は、かかる点に鑑みて為された発光
駆動パターン及び第2データ変換回路34の変換テーブ
ルの一例を示す図である。図28に示される一例におい
ては、図中の黒丸に示されるように、1回目の選択消去
(書込)放電の実施後、1サブフィールド置いてから2回
目の選択消去(書込)放電を行うようにしている。
【0069】又、1フィールド期間内で実施する選択消
去(書込)放電の回数は、2回に限定されるものではな
い。図29及び図31は、かかる点に鑑みて為された発
光駆動パターン及び第2データ変換回路34の変換テー
ブルの一例を示す図である。尚、これら図29及び図3
1に示される"*"は、論理レベル"1"又は"0"のいずれ
でも良いことを示し、三角印は、かかる"*"が論理レベ
ル"1"である場合に限り選択消去(書込)放電を行うこと
を示している。
【0070】要するに、初回の選択消去(書込)放電では
画素データの書込を失敗する恐れがあるので、それ以降
に存在するサブフィールドの内の少なくとも1つで、再
度、選択消去(書込)放電を行うことにより、画素データ
の書込を確実にしているのである。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明においては、
先ず、1フィールドの表示期間をN個のサブフィールド
に分割し、その内の連続配置されたM個(2≦M≦N)の
サブフィールドからなるサブフィールド群における先頭
部のサブフィールドにおいてのみで全ての放電セルを発
光セル又は非発光セルのいずれか一方の状態に初期化す
る放電を生起させる。ここで、上記サブフィールド群内
のいずれか1のサブフィールドにおいて各放電セルを非
発光セル又は発光セルの一方に設定する放電を生起させ
る第1の画素データパルスを印加することにより画素デ
ータの書込を為し、各サブフィールドでは発光セルのみ
をサブフィールドの重み付けに対応した発光期間だけ発
光させる。この際、上記第1の画素データパルスを印加
した後に存在するサブフィールの内の少なくとも1にお
いて上記画素データパルスと同一の第2の画素データパ
ルスを再び印加することにより画素データの書込を確実
にしている。
【0072】かかるプラズマディスプレイの駆動方法に
より、偽輪郭を抑制しつつも、低消費電力化及びコント
ラスト向上を共に実現するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】64階調の中間調表示を実施する為の従来の発
光駆動フォーマットを示す図である。
【図2】本発明による駆動方法に従ってプラズマディス
プレイパネルを駆動するプラズマディスプレイ装置の概
略構成を示す図である。
【図3】選択消去アドレス法を採用した際の発光駆動フ
ォーマットを示す図である。
【図4】PDP10に印加される各種駆動パルスの印加
タイミングの一例を示す図である。
【図5】図3に示される発光駆動フォーマットに基づい
て実施される発光駆動のパターンの一例を示す図であ
る。
【図6】データ変換回路30の内部構成を示す図であ
る。
【図7】ABL回路31の内部構成を示す図である。
【図8】データ変換回路312における変換特性を示す
図である。
【図9】輝度モードと各サブフィールドの維持発光行程
にて実施される発光期間との対応関係を示す図である。
【図10】第1データ変換回路32における変換特性を
示す図である。
【図11】第1データ変換回路32における変換テーブ
ルの一例を示す図である。
【図12】第1データ変換回路32における変換テーブ
ルの一例を示す図である。
【図13】多階調化処理回路33の内部構成を示す図で
ある。
【図14】誤差拡散処理回路330の動作を説明する為
の図である。
【図15】ディザ処理回路350の内部構成を示す図で
ある。
【図16】ディザ処理回路350の動作を説明する為の
図である。
【図17】図3に示される発光駆動フォーマットに基づ
いて実施される発光駆動の全パターン、及びこの発光駆
動を実施する際に第2データ変換回路34で用いられる
変換テーブルの一例を示す図である。
【図18】選択書込アドレス法を採用した場合の発光駆
動フォーマットを示す図である。
【図19】選択書込アドレス法を採用した場合に、PD
P10に印加される各種駆動パルスの印加タイミングを
示す図である。
【図20】選択書込アドレス法を採用した場合における
発光駆動の全パターン、及びこの発光駆動を実施する際
に第2データ変換回路34で用いられる変換テーブルの
一例を示す図である。
【図21】選択消去アドレス法を採用した際の発光駆動
フォーマットの他の一例を示す図である。
【図22】選択書込アドレス法を採用した際の発光駆動
フォーマットの他の一例を示す図である。
【図23】図21又は図22に示される発光駆動フォー
マットに基づいて発光駆動を行う際に第1データ変換回
路32において用いられる変換テーブルの一例を示す図
である。
【図24】図21又は図22に示される発光駆動フォー
マットに基づいて発光駆動を行う際に第1データ変換回
路32において用いられる変換テーブルの一例を示す図
である。
【図25】図21に示される発光駆動フォーマットに基
づいて実施される発光駆動の全パターン及びこの発光駆
動を実施する際に第2データ変換回路34で用いられる
変換テーブルの一例を示す図である。
【図26】図22に示される発光駆動フォーマットに基
づいて実施される発光駆動の全パターン及びこの発光駆
動を実施する際に第2データ変換回路34で用いられる
変換テーブルの一例を示す図である。
【図27】本発明の駆動方法による発光駆動パターンを
示す図である。
【図28】本発明の駆動方法による発光駆動パターンの
他の一例を示す図である。
【図29】本発明の駆動方法による発光駆動パターンの
他の一例を示す図である。
【図30】本発明の駆動方法による発光駆動パターンの
他の一例を示す図である。
【図31】本発明の駆動方法による発光駆動パターンの
他の一例を示す図である。
【図32】本発明の駆動方法による発光駆動パターンの
他の一例を示す図である。
【図33】本発明の駆動方法による発光駆動パターンの
他の一例を示す図である。
【主要部分の符号の説明】
2 駆動制御回路 6 アドレスドライバ 7 第1サスティンドライバ 8 第2サスティンドライバ 10 PDP 30 データ変換回路 31 ABL回路31 32 第1データ変換回路 33 多階調化処理回路 34 第2データ変換回路 330 誤差拡散処理回路 350 ディザ処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 642 G09G 3/20 642E

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査ライン毎に配列された複数の行電極
    と前記行電極に交叉して配列された複数の列電極との各
    交点にて1画素に対応した放電セルを形成しているプラ
    ズマディスプレイパネルの駆動方法であって、 1フィールドの表示期間をN個のサブフィールドに分割
    し、前記N個の前記サブフィールドの内の連続配置され
    たM個(2≦M≦N)のサブフィールドをサブフィールド
    群とし、 前記サブフィールド群における先頭部の前記サブフィー
    ルドにおいてのみで全ての前記放電セルを発光セル又は
    非発光セルのいずれか一方の状態に初期化する放電を生
    起させるリセット行程と、 前記サブフィールド群内のいずれか1の前記サブフィー
    ルドにおいて前記放電セルを前記非発光セル又は前記発
    光セルの一方に設定する放電を生起させる第1の画素デ
    ータパルスを前記列電極に印加し、その後に存在する前
    記サブフィールドの内の少なくとも1において前記画素
    データパルスと同一の第2の画素データパルスを前記列
    電極に印加する画素データ書込行程と、 前記サブフィールドの各々において前記発光セルのみを
    前記サブフィールドの重み付けに対応した発光期間だけ
    発光させる放電を生起させる維持発光行程と、を実行す
    ることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の画素データパルスは、前記第
    1の画素データパルスが印加された直後の前記サブフィ
    ールドにおいて前記列電極に印加されることを特徴とす
    る請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  3. 【請求項3】 前記サブフィールド群における最後尾の
    前記サブフィールドにおいてのみで全ての前記放電セル
    を非発光セルの状態にする放電を生起させる消去行程を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のプラズマディス
    プレイパネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記リセット行程では、全ての前記放電
    セルを前記発光セルの状態に初期化する放電を生起さ
    せ、 前記画素データ書込行程では、前記放電セルを前記非発
    光セルに設定する放電を生起させる前記第1の画素デー
    タパルスと、前記第1の画素データパルスと同一の前記
    第2の画素データパルスとを前記列電極に印加すること
    を特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネ
    ルの駆動方法。
  5. 【請求項5】 前記リセット行程では、全ての前記放電
    セルを前記非発光セルの状態に初期化する放電を生起さ
    せ、 前記画素データ書込行程では、前記放電セルを前記発光
    セルに設定する放電を生起させる前記第1の画素データ
    パルスと、前記第1の画素データパルスと同一の前記第
    2の画素データパルスとを前記列電極に印加することを
    特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネル
    の駆動方法。
  6. 【請求項6】 走査ライン毎に配列された複数の行電極
    と前記行電極に交叉して配列された複数の列電極との各
    交点にて1画素に対応した放電セルを形成しているプラ
    ズマディスプレイパネルの駆動方法であって、 1フィールドの表示期間をN個のサブフィールドに分割
    し、 前記N個の前記サブフィールドの内の先頭部の前記サブ
    フィールドにおいてのみで全ての前記放電セルを発光セ
    ル又は非発光セルのいずれか一方の状態に初期化する放
    電を生起させるリセット行程と、 前記N個の前記サブフィールドの内のいずれか1の前記
    サブフィールドにおいて前記放電セルを前記非発光セル
    又は前記発光セルの一方に設定する放電を生起させる第
    1の画素データパルスを前記列電極に印加し、その後に
    存在する前記サブフィールの内の少なくとも1において
    前記画素データパルスと同一の第2の画素データパルス
    を前記列電極に印加する画素データ書込行程と、 前記N個の前記サブフィールド各々において前記発光セ
    ルのみを前記サブフィールドの重み付けに対応した発光
    期間だけ発光させる放電を生起させる維持発光行程と、
    を実行することを特徴とするプラズマディスプレイパネ
    ルの駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の画素データパルスは、前記第
    1の画素データパルスが印加された直後の前記サブフィ
    ールドにおいて前記列電極に印加されることを特徴とす
    る請求項6記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  8. 【請求項8】 前記1フィールドにおける最後尾の前記
    サブフィールドにおいてのみで全ての前記放電セルを非
    発光セルの状態にする放電を生起させる消去行程を設け
    たことを特徴とする請求項6記載のプラズマディスプレ
    イパネルの駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記リセット行程では、全ての前記放電
    セルを前記発光セルの状態に初期化する放電を生起さ
    せ、 前記画素データ書込行程では、前記放電セルを前記非発
    光セルに設定する放電を生起させる前記第1の画素デー
    タパルスと、前記第1の画素データパルスと同一の前記
    第2の画素データパルスとを前記列電極に印加すること
    を特徴とする請求項6記載のプラズマディスプレイパネ
    ルの駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記リセット行程では、全ての前記放電
    セルを前記非発光セルの状態に初期化する放電を生起さ
    せ、 前記画素データ書込行程では、前記放電セルを前記発光
    セルに設定する放電を生起させる前記第1の画素データ
    パルスと、前記第1の画素データパルスと同一の前記第
    2の画素データパルスとを前記列電極に印加することを
    特徴とする請求項6記載のプラズマディスプレイパネル
    の駆動方法。
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