JP2000224799A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
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- JP2000224799A JP2000224799A JP11021138A JP2113899A JP2000224799A JP 2000224799 A JP2000224799 A JP 2000224799A JP 11021138 A JP11021138 A JP 11021138A JP 2113899 A JP2113899 A JP 2113899A JP 2000224799 A JP2000224799 A JP 2000224799A
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Links
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Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁性流体の外部への飛散を防止し、磁性流体
シール手段のシール性能の低下を抑えることができるス
ピンドルモータを提供すること。 【解決手段】 静止軸2と、この静止軸2に玉軸受6,
8を介して回転自在に支持されたロータハブ4と、ロー
タハブ4に装着されたロータマグネット20と、ロータ
マグネット20に対向して配設されたステータ22と、
静止軸2とロータハブ4との間隙をシールする磁性流体
シール手段40とを具備するスピンドルモータ。磁性流
体シール手段40は保持マグネット42と、その一端面
に設けられたポールピース44とを有し、ロータハブ4
には、ポールピース44に対応して段差部60が設けら
れ、磁性流体シール手段40の磁性流体47は、主とし
て上記段差部60の側面とポールピース44との間に保
持される。
シール手段のシール性能の低下を抑えることができるス
ピンドルモータを提供すること。 【解決手段】 静止軸2と、この静止軸2に玉軸受6,
8を介して回転自在に支持されたロータハブ4と、ロー
タハブ4に装着されたロータマグネット20と、ロータ
マグネット20に対向して配設されたステータ22と、
静止軸2とロータハブ4との間隙をシールする磁性流体
シール手段40とを具備するスピンドルモータ。磁性流
体シール手段40は保持マグネット42と、その一端面
に設けられたポールピース44とを有し、ロータハブ4
には、ポールピース44に対応して段差部60が設けら
れ、磁性流体シール手段40の磁性流体47は、主とし
て上記段差部60の側面とポールピース44との間に保
持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性流体シール手
段を備えたスピンドルモータに関する。
段を備えたスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ハードディスクの如き磁気ディ
スクを回転駆動するためのスピンドルモータは、静止軸
及び磁気ディスクが装着されるロータハブを備え、ロー
タハブが軸受手段を介して静止軸に回転自在に支持され
ている。静止軸は、ディスク駆動装置のベース部材に取
付ブラケットを介して、又は直接的に固定される。ロー
タハブにはロータマグネットが装着され、このロータマ
グネットに対向してステータが配設されている。
スクを回転駆動するためのスピンドルモータは、静止軸
及び磁気ディスクが装着されるロータハブを備え、ロー
タハブが軸受手段を介して静止軸に回転自在に支持され
ている。静止軸は、ディスク駆動装置のベース部材に取
付ブラケットを介して、又は直接的に固定される。ロー
タハブにはロータマグネットが装着され、このロータマ
グネットに対向してステータが配設されている。
【0003】このようなスピンドルモータでは、軸受手
段からのグリスの飛散等を防止するために、軸受手段の
外側に磁性流体シール手段が設けられている。図5は、
従来のスピンドルモータにおける磁性流体シール手段及
びその近傍を拡大して示す断面図であり、この従来のス
ピンドルモータでは、静止軸202に軸受手段としての
一対の玉軸受204(図5において一方のみ示す)を介
してロータハブ206が回転自在に支持されている。磁
性流体シール手段208は、一方の玉軸受204の軸線
方向外側に配設されている。この磁性流体シール手段2
08は、磁性流体を磁気的に保持するための環状の保持
マグネット210と、この保持マグネット210の両端
面に配設された一対のポールピース212,214とを
有し、保持マグネット210及び一対のポールピース2
12,214が環状ホルダ216に装着されている。ロ
ータハブ206の内周部には肩部218が設けられ、環
状ホルダ216が上記肩部218に当接するように装着
される。一対のポールピース212,214の内周部は
保持マグネット210よりも半径方向内方に突出してお
り、磁性流体220は、外側のポールピース212の内
周面と静止軸202の外周面との間に充填される。
段からのグリスの飛散等を防止するために、軸受手段の
外側に磁性流体シール手段が設けられている。図5は、
従来のスピンドルモータにおける磁性流体シール手段及
びその近傍を拡大して示す断面図であり、この従来のス
ピンドルモータでは、静止軸202に軸受手段としての
一対の玉軸受204(図5において一方のみ示す)を介
してロータハブ206が回転自在に支持されている。磁
性流体シール手段208は、一方の玉軸受204の軸線
方向外側に配設されている。この磁性流体シール手段2
08は、磁性流体を磁気的に保持するための環状の保持
マグネット210と、この保持マグネット210の両端
面に配設された一対のポールピース212,214とを
有し、保持マグネット210及び一対のポールピース2
12,214が環状ホルダ216に装着されている。ロ
ータハブ206の内周部には肩部218が設けられ、環
状ホルダ216が上記肩部218に当接するように装着
される。一対のポールピース212,214の内周部は
保持マグネット210よりも半径方向内方に突出してお
り、磁性流体220は、外側のポールピース212の内
周面と静止軸202の外周面との間に充填される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のスピンドルモータでは、次の通りの解決すべき問題
が存在する。ロータハブ202の回転が高速になると、
磁性流体220に遠心力が作用し、この遠心力によって
磁性流体220がポールピース212の表面に沿って半
径方向外方に移動する傾向が生じる。そして、このよう
な傾向が大きくなると、磁性流体220がポールピース
212の表面に沿って流れ、外部に飛散するおそれがあ
る。
来のスピンドルモータでは、次の通りの解決すべき問題
が存在する。ロータハブ202の回転が高速になると、
磁性流体220に遠心力が作用し、この遠心力によって
磁性流体220がポールピース212の表面に沿って半
径方向外方に移動する傾向が生じる。そして、このよう
な傾向が大きくなると、磁性流体220がポールピース
212の表面に沿って流れ、外部に飛散するおそれがあ
る。
【0005】また、遠心力による移動は、磁性流体に含
まれた比重の大きい粒子、即ち鉄粒子にその傾向が大き
く、このような傾向によって鉄粒子が移動すると、磁性
流体のオイル成分を静止軸202の表面に保持する保持
力が弱くなり、これによって静止軸202とポールピー
ス212との間の磁性流体220のシール層が破れ易く
なって磁性流体220によるシール性能が低下する。
まれた比重の大きい粒子、即ち鉄粒子にその傾向が大き
く、このような傾向によって鉄粒子が移動すると、磁性
流体のオイル成分を静止軸202の表面に保持する保持
力が弱くなり、これによって静止軸202とポールピー
ス212との間の磁性流体220のシール層が破れ易く
なって磁性流体220によるシール性能が低下する。
【0006】本発明の目的は、磁性流体の外部への飛散
を防止し、磁性流体シール手段のシール性能の低下を抑
えることができるスピンドルモータを提供することであ
る。
を防止し、磁性流体シール手段のシール性能の低下を抑
えることができるスピンドルモータを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、静止軸と、こ
の静止軸に軸受手段を介して回転自在に支持されたロー
タハブと、前記ロータハブに装着されたロータマグネッ
トと、前記ロータマグネットに対向して配設されたステ
ータと、前記静止軸と前記ロータハブとの間隙をシール
するための磁性流体シール手段とを具備するスピンドル
モータにおいて、前記磁性流体シール手段は前記静止軸
に支持され、前記静止軸と前記ロータハブとの間隙をシ
ールするための磁性流体と、前記磁性流体を磁気的に保
持するための保持マグネットと、前記保持マグネットの
一端面に設けられたポールピースとを有し、前記ポール
ピースの外周部は前記保持マグネットを越えて半径方向
外方に突出し、前記磁性流体は前記ポールピースの外周
部と前記ロータハブとの間に充填され、前記ロータハブ
には、前記磁性流体シール手段の前記ポールピースに対
応して、前記ポールピースの外周面に半径方向に対向す
る周面及び前記ポールピースの外周部に軸線方向に対向
する環状の底面を連続的に形成した環状段差部が設けら
れ、前記磁性流体シール手段の前記保持マグネットから
の磁束の大部分は、前記ポールピースと前記段差部の前
記底面との間を流れ、前記段差部の周面は前記磁性流体
の遠心力による半径方向外方への流れを阻止し、前記磁
性流体は、主として前記段差部の前記底面と前記ポール
ピースとの間に保持されることを特徴とする。
の静止軸に軸受手段を介して回転自在に支持されたロー
タハブと、前記ロータハブに装着されたロータマグネッ
トと、前記ロータマグネットに対向して配設されたステ
ータと、前記静止軸と前記ロータハブとの間隙をシール
するための磁性流体シール手段とを具備するスピンドル
モータにおいて、前記磁性流体シール手段は前記静止軸
に支持され、前記静止軸と前記ロータハブとの間隙をシ
ールするための磁性流体と、前記磁性流体を磁気的に保
持するための保持マグネットと、前記保持マグネットの
一端面に設けられたポールピースとを有し、前記ポール
ピースの外周部は前記保持マグネットを越えて半径方向
外方に突出し、前記磁性流体は前記ポールピースの外周
部と前記ロータハブとの間に充填され、前記ロータハブ
には、前記磁性流体シール手段の前記ポールピースに対
応して、前記ポールピースの外周面に半径方向に対向す
る周面及び前記ポールピースの外周部に軸線方向に対向
する環状の底面を連続的に形成した環状段差部が設けら
れ、前記磁性流体シール手段の前記保持マグネットから
の磁束の大部分は、前記ポールピースと前記段差部の前
記底面との間を流れ、前記段差部の周面は前記磁性流体
の遠心力による半径方向外方への流れを阻止し、前記磁
性流体は、主として前記段差部の前記底面と前記ポール
ピースとの間に保持されることを特徴とする。
【0008】本発明に従えば、磁性流体シール手段が静
止軸に設けられ、この磁性流体シール手段のポールピー
スに対応してロータハブには環状段差部が設けられ、磁
性流体シール手段の保持マグネットからの磁束の大部分
は、ポールピースとロータハブの段差部の底面との間を
流れるように構成されている。従って、ポールピースと
ロータハブとの間に充填された磁性流体は、主として上
記段差部の底面とポールピースとの間に磁気的に保持さ
れ、このようにすることによって、磁性流体によるシー
ル幅を大きくしてシール力を増大させ、シール性能の向
上を図ることができる。また、ロータハブの回転によっ
て磁性流体が半径方向外方に流動する傾向が生じるが、
ロータハブの環状段差部の周面が前記底面から連続的に
形成されて軸線方向に延びているので、上記段差部の周
面が磁性流体のこの流動を阻止し、磁性流体は、回転中
においても、主として上記段差部の底面とポールピース
との間に磁気的に保持され、安定したシール力を得るこ
とができる。また、本発明では、前記ポールピースの外
径は、前記段差部の前記底面の内径より大きく、前記底
面の外径より小さく設定されていることを特徴とする。
止軸に設けられ、この磁性流体シール手段のポールピー
スに対応してロータハブには環状段差部が設けられ、磁
性流体シール手段の保持マグネットからの磁束の大部分
は、ポールピースとロータハブの段差部の底面との間を
流れるように構成されている。従って、ポールピースと
ロータハブとの間に充填された磁性流体は、主として上
記段差部の底面とポールピースとの間に磁気的に保持さ
れ、このようにすることによって、磁性流体によるシー
ル幅を大きくしてシール力を増大させ、シール性能の向
上を図ることができる。また、ロータハブの回転によっ
て磁性流体が半径方向外方に流動する傾向が生じるが、
ロータハブの環状段差部の周面が前記底面から連続的に
形成されて軸線方向に延びているので、上記段差部の周
面が磁性流体のこの流動を阻止し、磁性流体は、回転中
においても、主として上記段差部の底面とポールピース
との間に磁気的に保持され、安定したシール力を得るこ
とができる。また、本発明では、前記ポールピースの外
径は、前記段差部の前記底面の内径より大きく、前記底
面の外径より小さく設定されていることを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、ポールピースの外径が上
述したように設定されているので、このポールピースの
外周部は、環状段差部の底面に対し軸線方向に対向して
間隔を置いて重なるようになる。
述したように設定されているので、このポールピースの
外周部は、環状段差部の底面に対し軸線方向に対向して
間隔を置いて重なるようになる。
【0010】また、本発明では、前記ポールピースの外
周面と前記段差部の前記周面との間の間隙に対し、前記
ポールピースと前記段差部の前記底面との間の間隙が小
さく設定されていることを特徴とする。
周面と前記段差部の前記周面との間の間隙に対し、前記
ポールピースと前記段差部の前記底面との間の間隙が小
さく設定されていることを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、ポールピースとロータハ
ブの環状段差部の底面との間隙は、このポールピースの
外周面と前記段差部の周面との間隙よりも小さいので、
保持マグネットからの磁束の大部分は、ポールピースと
環状段差部の底面との間を流れるようになり、磁性流体
は主としてこの間隙に磁気的に保持される。
ブの環状段差部の底面との間隙は、このポールピースの
外周面と前記段差部の周面との間隙よりも小さいので、
保持マグネットからの磁束の大部分は、ポールピースと
環状段差部の底面との間を流れるようになり、磁性流体
は主としてこの間隙に磁気的に保持される。
【0012】また、本発明では、前記磁性流体シール手
段の前記ポールピースの外周面には、軸線方向内方に向
けて半径方向外方に傾斜するテーパが形成されているこ
とを特徴とする。
段の前記ポールピースの外周面には、軸線方向内方に向
けて半径方向外方に傾斜するテーパが形成されているこ
とを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、ポールピースの外周面に
テーパが形成されているので、かかるテーパの作用によ
って、ポールピースの外周面及び上記環状段差部の周面
の間に流動した磁性流体には、元のシール状態に戻ろう
とする力が作用し、これによって磁性流体の流出が抑え
られ、長期に渡って安定したシールを得ることができ
る。
テーパが形成されているので、かかるテーパの作用によ
って、ポールピースの外周面及び上記環状段差部の周面
の間に流動した磁性流体には、元のシール状態に戻ろう
とする力が作用し、これによって磁性流体の流出が抑え
られ、長期に渡って安定したシールを得ることができ
る。
【0014】また、本発明は、静止軸と、この静止軸に
軸受手段を介して回転自在に支持されたロータハブと、
前記ロータハブに装着されたロータマグネットと、前記
ロータマグネットに対向して配設されたステータと、前
記静止軸と前記ロータハブとの間隙をシールするための
磁性流体シール手段とを具備するスピンドルモータにお
いて、前記磁性流体シール手段は前記ロータハブに支持
され、前記静止軸と前記ロータハブとの間隙をシールす
るための磁性流体と、前記磁性流体を磁気的に保持する
ための保持マグネットと、前記保持マグネットの一端面
に設けられたポールピースと、前記保持マグネットと前
記ポールピースとの角部に設けられた充填部材とを有
し、前記ポールピースの内周部は前記充填部材を越えて
半径方向内方に突出し、前記磁性流体は前記ポールピー
スの内周部と前記静止軸との間に充填され、前記静止軸
には、前記磁性流体シール手段の前記ポールピースに対
応して、前記ポールピースの内周面に半径方向に対向す
る周面及び前記ポールピースの内周部に軸線方向に対向
する環状の底面を連続的に形成した環状段差部が設けら
れ、前記磁性流体シール手段の前記保持マグネットから
の磁束の大部分は、前記ポールピースと前記段差部の前
記底面との間を流れ、前記充填部材の内周面は前記磁性
流体の遠心力による半径方向外方への流れを阻止し、前
記磁性流体は、主として前記段差部の前記底面と前記ポ
ールピースとの間に保持されることを特徴とする。
軸受手段を介して回転自在に支持されたロータハブと、
前記ロータハブに装着されたロータマグネットと、前記
ロータマグネットに対向して配設されたステータと、前
記静止軸と前記ロータハブとの間隙をシールするための
磁性流体シール手段とを具備するスピンドルモータにお
いて、前記磁性流体シール手段は前記ロータハブに支持
され、前記静止軸と前記ロータハブとの間隙をシールす
るための磁性流体と、前記磁性流体を磁気的に保持する
ための保持マグネットと、前記保持マグネットの一端面
に設けられたポールピースと、前記保持マグネットと前
記ポールピースとの角部に設けられた充填部材とを有
し、前記ポールピースの内周部は前記充填部材を越えて
半径方向内方に突出し、前記磁性流体は前記ポールピー
スの内周部と前記静止軸との間に充填され、前記静止軸
には、前記磁性流体シール手段の前記ポールピースに対
応して、前記ポールピースの内周面に半径方向に対向す
る周面及び前記ポールピースの内周部に軸線方向に対向
する環状の底面を連続的に形成した環状段差部が設けら
れ、前記磁性流体シール手段の前記保持マグネットから
の磁束の大部分は、前記ポールピースと前記段差部の前
記底面との間を流れ、前記充填部材の内周面は前記磁性
流体の遠心力による半径方向外方への流れを阻止し、前
記磁性流体は、主として前記段差部の前記底面と前記ポ
ールピースとの間に保持されることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、磁性流体シール手段がロ
ータハブに設けられ、この磁性流体シール手段のポール
ピースに対応して静止軸には環状段差部が設けられ、磁
性流体シール手段の保持マグネットからの磁束の大部分
は、ポールピースと静止軸の段差部の底面との間を流れ
るように構成されている。従って、ポールピースと静止
軸との間に充填された磁性流体は、主として上記段差部
の底面とポールピースとの間に磁気的に保持され、これ
によって、磁性流体によるシール幅を大きくしてシール
力を増大させ、シール性能の向上を図ることができる。
また、ロータハブの回転によって磁性流体が半径方向外
方に流動する傾向が生じるが、磁性流体シール手段に設
けられた充填部材の内周面が軸線方向に延びているの
で、充填部材の内周面が磁性流体のこの流動を阻止し、
磁性流体は、回転中においても、主として上記段差部の
底面とポールピースとの間に磁気的に保持され、安定し
たシール力を得ることができる。また、本発明では、前
記ポールピースの内径は、前記段差部の前記底面の内径
より大きく、前記底面の外径より小さく設定されている
ことを特徴とする。
ータハブに設けられ、この磁性流体シール手段のポール
ピースに対応して静止軸には環状段差部が設けられ、磁
性流体シール手段の保持マグネットからの磁束の大部分
は、ポールピースと静止軸の段差部の底面との間を流れ
るように構成されている。従って、ポールピースと静止
軸との間に充填された磁性流体は、主として上記段差部
の底面とポールピースとの間に磁気的に保持され、これ
によって、磁性流体によるシール幅を大きくしてシール
力を増大させ、シール性能の向上を図ることができる。
また、ロータハブの回転によって磁性流体が半径方向外
方に流動する傾向が生じるが、磁性流体シール手段に設
けられた充填部材の内周面が軸線方向に延びているの
で、充填部材の内周面が磁性流体のこの流動を阻止し、
磁性流体は、回転中においても、主として上記段差部の
底面とポールピースとの間に磁気的に保持され、安定し
たシール力を得ることができる。また、本発明では、前
記ポールピースの内径は、前記段差部の前記底面の内径
より大きく、前記底面の外径より小さく設定されている
ことを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、ポールピースの内径が上
述したように設定されているので、このポールピースの
内周部は、環状段差部の底面に対し軸線方向に対向して
間隔を置いて重なるようになる。
述したように設定されているので、このポールピースの
内周部は、環状段差部の底面に対し軸線方向に対向して
間隔を置いて重なるようになる。
【0017】本発明では、前記ポールピースの内周面と
前記段差部の前記周面との間の間隙に対し、前記ポール
ピースと前記段差部の前記底面との間の間隙が小さく設
定されていることを特徴とする。
前記段差部の前記周面との間の間隙に対し、前記ポール
ピースと前記段差部の前記底面との間の間隙が小さく設
定されていることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、ポールピースとロータハ
ブの環状段差部の底面との間隙は、このポールピースの
内周面と前記段差部の周面との間隙よりも小さいので、
保持マグネットからの磁束の大部分は、ポールピースと
環状段差部の底面との間を流れるようになり、磁性流体
は主としてこの間隙に磁気的に保持される。
ブの環状段差部の底面との間隙は、このポールピースの
内周面と前記段差部の周面との間隙よりも小さいので、
保持マグネットからの磁束の大部分は、ポールピースと
環状段差部の底面との間を流れるようになり、磁性流体
は主としてこの間隙に磁気的に保持される。
【0019】更に、本発明では、前記磁性流体シール手
段の前記充填部材に対向する前記静止軸の外周面には、
軸線方向内方に向けて半径方向内方に傾斜するテーパが
形成されていることを特徴とする。
段の前記充填部材に対向する前記静止軸の外周面には、
軸線方向内方に向けて半径方向内方に傾斜するテーパが
形成されていることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、静止軸の外周面にはテー
パが形成されているので、かかるテーパの作用によっ
て、充填部材の内周面及び静止軸の外周面の間に流動し
た磁性流体には、元のシール状態に戻ろうとする力が作
用し、これによって磁性流体の流出が抑えられ、長期に
渡って安定したシールを得ることができる。
パが形成されているので、かかるテーパの作用によっ
て、充填部材の内周面及び静止軸の外周面の間に流動し
た磁性流体には、元のシール状態に戻ろうとする力が作
用し、これによって磁性流体の流出が抑えられ、長期に
渡って安定したシールを得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して、本
発明に従うスピンドルモータの実施形態について説明す
る。図1は、本発明に従うスピンドルモータの第1の実
施形態を示す断面図であり、図2は、図1のスピンドル
モータにおける磁性流体シール手段及びその近傍を拡大
して示す部分拡大断面図である。
発明に従うスピンドルモータの実施形態について説明す
る。図1は、本発明に従うスピンドルモータの第1の実
施形態を示す断面図であり、図2は、図1のスピンドル
モータにおける磁性流体シール手段及びその近傍を拡大
して示す部分拡大断面図である。
【0022】図1を参照して、図示のスピンドルモータ
は、静止軸2と、この静止軸2に対して回転自在である
ロータハブ4とを備えている。静止部材としての静止軸
2は、その下端部が固定用ねじ(図示せず)によって、
ディスク駆動装置のベースプレート(図示せず)に固定
される。この静止軸2を上記ベースプレートに直接的に
固定することに代えて、静止軸2を取付ブラケットに取
り付け、この取付ブラケットをディスク駆動装置のベー
スプレートに取り付けるようにしてもよい。
は、静止軸2と、この静止軸2に対して回転自在である
ロータハブ4とを備えている。静止部材としての静止軸
2は、その下端部が固定用ねじ(図示せず)によって、
ディスク駆動装置のベースプレート(図示せず)に固定
される。この静止軸2を上記ベースプレートに直接的に
固定することに代えて、静止軸2を取付ブラケットに取
り付け、この取付ブラケットをディスク駆動装置のベー
スプレートに取り付けるようにしてもよい。
【0023】静止軸2の両端部近傍には軸線方向(図1
において上下方向)に間隔を置いて一対の玉軸受6,8
(軸受手段を構成する)が設けられ、これら一対の玉軸
受6,8を介してロータハブ4が回転自在に支持されて
いる。この実施形態では、ロータハブ4は中空円筒状の
ハブ本体10を備えており、このハブ本体10の内周面
にスリーブ状のヨーク12が装着されている。ヨーク1
2の一端部(図1において上端部)には、半径方向内方
に突出する環状支持突部14が設けられ、かかる環状支
持突部14と静止軸2の一端部(図1において上端部)
近傍との間に一方の玉軸受6が装着されている。また、
ヨーク12の他端部(図1において下端部)の内周面に
は環状支持リング16が装着され、かかる環状支持リン
グ16と静止軸2の他端部(図1において下端部)近傍
との間に他方の玉軸受8が装着されている。例えば、ハ
ブ本体10は非磁性材料のアルミニウムから形成され、
ヨーク12は磁性材料の鉄から形成される。
において上下方向)に間隔を置いて一対の玉軸受6,8
(軸受手段を構成する)が設けられ、これら一対の玉軸
受6,8を介してロータハブ4が回転自在に支持されて
いる。この実施形態では、ロータハブ4は中空円筒状の
ハブ本体10を備えており、このハブ本体10の内周面
にスリーブ状のヨーク12が装着されている。ヨーク1
2の一端部(図1において上端部)には、半径方向内方
に突出する環状支持突部14が設けられ、かかる環状支
持突部14と静止軸2の一端部(図1において上端部)
近傍との間に一方の玉軸受6が装着されている。また、
ヨーク12の他端部(図1において下端部)の内周面に
は環状支持リング16が装着され、かかる環状支持リン
グ16と静止軸2の他端部(図1において下端部)近傍
との間に他方の玉軸受8が装着されている。例えば、ハ
ブ本体10は非磁性材料のアルミニウムから形成され、
ヨーク12は磁性材料の鉄から形成される。
【0024】ハブ本体10の下端部には半径方向外方に
突出する環状フランジ18が設けられ、この環状フラン
ジ18の上面には、記録ディスクとしての、ハードディ
スクの如き磁気ディスク(図示せず)がスペーサ(図示
せず)を介して複数枚載置される。また、ヨーク12の
軸線方向中間部、即ち一対の玉軸受6,8の間の部位の
内周面には、環状のロータマグネット20が装着され、
ロータマグネット20に対向してステータ22が配設さ
れている。ステータ22は、コアプレートを複数枚積層
することによって形成されるステータコア24と、この
ステータコア24に所要の通りに巻かれたコイル26と
を有し、ステータコア24が静止軸2の軸線方向中間
部、即ち一対の玉軸受6,8の間の部位に固定されてい
る。かく構成されているので、コイル24に駆動電流が
送給されるとステータコア24が励磁され、励磁された
ステータコア24とロータマグネット20との相互磁気
作用によってロータハブ4(及びこれに装着された磁気
ディスク)が所定方向に回転駆動される。
突出する環状フランジ18が設けられ、この環状フラン
ジ18の上面には、記録ディスクとしての、ハードディ
スクの如き磁気ディスク(図示せず)がスペーサ(図示
せず)を介して複数枚載置される。また、ヨーク12の
軸線方向中間部、即ち一対の玉軸受6,8の間の部位の
内周面には、環状のロータマグネット20が装着され、
ロータマグネット20に対向してステータ22が配設さ
れている。ステータ22は、コアプレートを複数枚積層
することによって形成されるステータコア24と、この
ステータコア24に所要の通りに巻かれたコイル26と
を有し、ステータコア24が静止軸2の軸線方向中間
部、即ち一対の玉軸受6,8の間の部位に固定されてい
る。かく構成されているので、コイル24に駆動電流が
送給されるとステータコア24が励磁され、励磁された
ステータコア24とロータマグネット20との相互磁気
作用によってロータハブ4(及びこれに装着された磁気
ディスク)が所定方向に回転駆動される。
【0025】このスピンドルモータでは、モータの軸線
方向において、他方の玉軸受10の外側(図1において
下側)にラビリンスシール手段28が配設されている。
ラビリンスシール手段28は、他方の玉軸受8の軸線方
向外側に配設されたラビリンス部材30を有している。
このラビリンス部材30は静止軸2の他端部に固定さ
れ、玉軸受8を越えて半径方向外方に延びており、その
外周部には軸線方向内方に支持リング16に向けて突出
する環状突部32が設けられている。また、ラビリンス
手段28は、支持リング16の外面に設けられた環状凹
部34及びその内周部に設けられた内フランジ36を含
んでいる。支持リング16の環状凹部34にはラビリン
ス部材30の環状突部32が受け入れられ、その内フラ
ンジ36は玉軸受8とラビリンス部材30との間を半径
方向内方に静止軸2に向けて延びている。このように構
成されているので、ラビリンス部材30及び支持リング
16は相互に協働してラビリンス通路を規定し、このラ
ビリンス手段28によって、玉軸受8からのグリス等が
外部に飛散するのを防止することができる。
方向において、他方の玉軸受10の外側(図1において
下側)にラビリンスシール手段28が配設されている。
ラビリンスシール手段28は、他方の玉軸受8の軸線方
向外側に配設されたラビリンス部材30を有している。
このラビリンス部材30は静止軸2の他端部に固定さ
れ、玉軸受8を越えて半径方向外方に延びており、その
外周部には軸線方向内方に支持リング16に向けて突出
する環状突部32が設けられている。また、ラビリンス
手段28は、支持リング16の外面に設けられた環状凹
部34及びその内周部に設けられた内フランジ36を含
んでいる。支持リング16の環状凹部34にはラビリン
ス部材30の環状突部32が受け入れられ、その内フラ
ンジ36は玉軸受8とラビリンス部材30との間を半径
方向内方に静止軸2に向けて延びている。このように構
成されているので、ラビリンス部材30及び支持リング
16は相互に協働してラビリンス通路を規定し、このラ
ビリンス手段28によって、玉軸受8からのグリス等が
外部に飛散するのを防止することができる。
【0026】また、モータの軸線方向において、一方の
玉軸受6の外側(図1において上側)に磁性流体シール
手段40が配設されている。磁性流体シール手段40
は、環状の保持マグネット42と、この保持マグネット
42の両端面に設けられた一対のポールピース44,4
6と、これらを保持する環状ホルダ48とを有し、一対
のポールピース44,46は保持マグネット42を越え
て半径方向外方に突出している。この実施形態では、環
状ホルダ48が静止軸2に装着され、一方のポールピー
ス44とヨーク14との間に磁性流体47が充填される
(図2参照)。この磁性流体シール手段40及びこれに
関連する構成ついては、後に詳述する。
玉軸受6の外側(図1において上側)に磁性流体シール
手段40が配設されている。磁性流体シール手段40
は、環状の保持マグネット42と、この保持マグネット
42の両端面に設けられた一対のポールピース44,4
6と、これらを保持する環状ホルダ48とを有し、一対
のポールピース44,46は保持マグネット42を越え
て半径方向外方に突出している。この実施形態では、環
状ホルダ48が静止軸2に装着され、一方のポールピー
ス44とヨーク14との間に磁性流体47が充填される
(図2参照)。この磁性流体シール手段40及びこれに
関連する構成ついては、後に詳述する。
【0027】モータの軸線方向において、磁性流体シー
ル手段40の更に外側にキャップ部材50が配設されて
いる。キャップ部材54は環状の薄いプレートから構成
され、その外周部がハブ本体10のに内周部に接着剤に
よって取り付けられ、その内周部は静止軸2の外周面近
傍まで延び、磁性流体シール手段40の外側を覆ってい
る。キャップ部材50と磁性流体シール手段40との間
には、図1に示すように環状空間が存在しており、磁性
流体シール手段40の磁性流体47が仮に飛散したとし
ても、飛散した磁性流体47はこの環状空間に捕捉さ
れ、磁性流体47の外部への飛散を防止することができ
る。
ル手段40の更に外側にキャップ部材50が配設されて
いる。キャップ部材54は環状の薄いプレートから構成
され、その外周部がハブ本体10のに内周部に接着剤に
よって取り付けられ、その内周部は静止軸2の外周面近
傍まで延び、磁性流体シール手段40の外側を覆ってい
る。キャップ部材50と磁性流体シール手段40との間
には、図1に示すように環状空間が存在しており、磁性
流体シール手段40の磁性流体47が仮に飛散したとし
ても、飛散した磁性流体47はこの環状空間に捕捉さ
れ、磁性流体47の外部への飛散を防止することができ
る。
【0028】次に、主として図2を参照して、磁性流体
シール手段40及びそれに関連する構成について説明す
る。図示の磁性流体シール手段40の環状ホルダ48は
その断面形状が略L字状であり、環状部52と、この環
状部52の下端部に設けられた支持部54とを有し、支
持部54が半径方向外方に突出している。この環状ホル
ダ48は非磁性材料から形成される。内側のポールピー
ス46,保持マグネット42及び外側のポールピース4
4は、この順序で環状ホルダ48の支持部54に載置す
るように装着される。静止軸2の一端部は、他の部分よ
りも外径が幾分小さく、このように形成することによっ
て、その一端部に肩部56が形成される。環状ホルダ4
8は、その支持部54が静止軸2の肩部56に当接する
ように静止軸2に装着され、このように装着することに
よって、磁性流体シール手段40が静止軸2に取り付け
られる。尚、静止軸2、環状ホルダ48及び外側のポー
ルピース44の内周部に渡って接着剤58が塗布され、
接着剤58によってこれらが確実に固定される。
シール手段40及びそれに関連する構成について説明す
る。図示の磁性流体シール手段40の環状ホルダ48は
その断面形状が略L字状であり、環状部52と、この環
状部52の下端部に設けられた支持部54とを有し、支
持部54が半径方向外方に突出している。この環状ホル
ダ48は非磁性材料から形成される。内側のポールピー
ス46,保持マグネット42及び外側のポールピース4
4は、この順序で環状ホルダ48の支持部54に載置す
るように装着される。静止軸2の一端部は、他の部分よ
りも外径が幾分小さく、このように形成することによっ
て、その一端部に肩部56が形成される。環状ホルダ4
8は、その支持部54が静止軸2の肩部56に当接する
ように静止軸2に装着され、このように装着することに
よって、磁性流体シール手段40が静止軸2に取り付け
られる。尚、静止軸2、環状ホルダ48及び外側のポー
ルピース44の内周部に渡って接着剤58が塗布され、
接着剤58によってこれらが確実に固定される。
【0029】この実施形態では、外側のポールピース4
4、換言すると磁性流体47が充填されるポールピース
44に対応して、ロータハブ4の内周面、この形態では
ヨーク12の環状支持突部14の内周面に環状段差部6
0が形成されている。この環状段差部60は、環状支持
突部14の一端部の内径を他の部位より幾分大きくする
ことによって形成され、磁性流体47が保持されるポー
ルピース44の外周面に半径方向に対向する周面64
と、このポールピース44の外周部に軸線方向に対向す
る環状の底面62とを有し、上記底面62及び周面64
が連続的に形成されている。
4、換言すると磁性流体47が充填されるポールピース
44に対応して、ロータハブ4の内周面、この形態では
ヨーク12の環状支持突部14の内周面に環状段差部6
0が形成されている。この環状段差部60は、環状支持
突部14の一端部の内径を他の部位より幾分大きくする
ことによって形成され、磁性流体47が保持されるポー
ルピース44の外周面に半径方向に対向する周面64
と、このポールピース44の外周部に軸線方向に対向す
る環状の底面62とを有し、上記底面62及び周面64
が連続的に形成されている。
【0030】この段差部60に関連して、更に、次の通
りに構成されている。外側のポールピース44の外径
は、環状段差部60の底面62の内径より大きく、この
底面62の外径より小さく設定されている(図2参
照)。かく設定されているので、外側のポールピース4
4の外周端部は上記環状段差部60内まで延び、その内
側端面は段差部60の底面62に軸線方向に対向して間
隔を置いて重なって位置する。そして、ポールピース4
4の内側端面と段差部60の底面62との間の間隙の間
隔は、このポールピース44の外周面と段差部60の周
面64との間の間隙の間隔よりも小さく設定されてい
る。また、内側のポールピース46の外周部は、この段
差部60の軸線方向内側において環状支持突部14の内
周面近傍まで延びている。また、保持マグネット42は
上記軸線方向に着磁され、例えば外側のポールピース4
4に接する側がN極(又はS極)に着磁され、内側のポ
ールピース46に接する側がS極(又はN極)に着磁さ
れている。このように構成されるので、保持マグネット
42からの磁束は外側のポールピース44を流れ、この
磁束の大部分はポールピース44の内側端面からヨーク
12の段差部60の底面62を通ってヨーク12に至
り、残りの磁束の一部はポールピース44の外周面から
段差部60の周面64を通ってヨーク12に至り、これ
らの磁束はヨーク12から内側のポールピース46を通
って保持マグネット42に至り、磁性流体シール手段4
0に関連して、このような磁束の流れの磁気回路が形成
される。
りに構成されている。外側のポールピース44の外径
は、環状段差部60の底面62の内径より大きく、この
底面62の外径より小さく設定されている(図2参
照)。かく設定されているので、外側のポールピース4
4の外周端部は上記環状段差部60内まで延び、その内
側端面は段差部60の底面62に軸線方向に対向して間
隔を置いて重なって位置する。そして、ポールピース4
4の内側端面と段差部60の底面62との間の間隙の間
隔は、このポールピース44の外周面と段差部60の周
面64との間の間隙の間隔よりも小さく設定されてい
る。また、内側のポールピース46の外周部は、この段
差部60の軸線方向内側において環状支持突部14の内
周面近傍まで延びている。また、保持マグネット42は
上記軸線方向に着磁され、例えば外側のポールピース4
4に接する側がN極(又はS極)に着磁され、内側のポ
ールピース46に接する側がS極(又はN極)に着磁さ
れている。このように構成されるので、保持マグネット
42からの磁束は外側のポールピース44を流れ、この
磁束の大部分はポールピース44の内側端面からヨーク
12の段差部60の底面62を通ってヨーク12に至
り、残りの磁束の一部はポールピース44の外周面から
段差部60の周面64を通ってヨーク12に至り、これ
らの磁束はヨーク12から内側のポールピース46を通
って保持マグネット42に至り、磁性流体シール手段4
0に関連して、このような磁束の流れの磁気回路が形成
される。
【0031】磁性流体シール手段40の磁性流体47
は、外側のポールピース44とヨーク12の段差部60
との間の間隙に充填される。このように磁性流体47を
充填すると、磁束の大部分はポールピース44とヨーク
12の段差部60の底面62との間を通して流れるの
で、充填された磁性流体47は、図2に示すように、主
としてポールピース44の内側端面の外周部と上記段差
部60の底面62との間に磁気的に保持される。磁性流
体47をポールピース44の外周面とヨーク12の内周
面との間に保持するようにした場合、ポールピース44
の厚さが薄いと磁性流体47のシール層幅も薄く、十分
なシール力を確保することが難しくなる。これに対し
て、上述したようにポールピース44の内側端面と上記
段差部60の底面62との間に磁性流体47を保持する
ようにした場合、図2から理解される通り、ポールピー
ス44の内側端面の外周部と上記段差部60の底面62
との重なり部分を大きくすることによって、磁性流体4
7のシール層幅を大きくすることができ、これによって
十分なシール力を得ることができる。
は、外側のポールピース44とヨーク12の段差部60
との間の間隙に充填される。このように磁性流体47を
充填すると、磁束の大部分はポールピース44とヨーク
12の段差部60の底面62との間を通して流れるの
で、充填された磁性流体47は、図2に示すように、主
としてポールピース44の内側端面の外周部と上記段差
部60の底面62との間に磁気的に保持される。磁性流
体47をポールピース44の外周面とヨーク12の内周
面との間に保持するようにした場合、ポールピース44
の厚さが薄いと磁性流体47のシール層幅も薄く、十分
なシール力を確保することが難しくなる。これに対し
て、上述したようにポールピース44の内側端面と上記
段差部60の底面62との間に磁性流体47を保持する
ようにした場合、図2から理解される通り、ポールピー
ス44の内側端面の外周部と上記段差部60の底面62
との重なり部分を大きくすることによって、磁性流体4
7のシール層幅を大きくすることができ、これによって
十分なシール力を得ることができる。
【0032】また、このように構成することによって、
ロータハブ4の回転時におけるシール力の低下を防止す
ることができる。即ち、ロータハブ4が回転すると、磁
性流体47は遠心力によって半径方向外方に流動する傾
向が生じるが、上記段差部60においてはその周面64
が底面62から連続的に軸線方向に延びているので、仮
に磁性流体47が上記段差部60の底面62に沿って半
径方向外方に流動したとしても、この周面64によって
磁性流体47の外方への流動が阻止され、磁性流体47
は主としてポールピース44と上記段差部60の底面6
2との間に保持される。特に、磁性流体47に含まれた
比重の大きい粒子、即ち鉄粒子は遠心力によって流動す
る傾向にあるが、上述したように段差部60の周面64
によって半径方向外方への流動が阻止されるので、磁性
流体47中の鉄粒子の流動が抑えられ、これによって磁
性流体47のシール層のシール力の低下が防止される。
ロータハブ4の回転時におけるシール力の低下を防止す
ることができる。即ち、ロータハブ4が回転すると、磁
性流体47は遠心力によって半径方向外方に流動する傾
向が生じるが、上記段差部60においてはその周面64
が底面62から連続的に軸線方向に延びているので、仮
に磁性流体47が上記段差部60の底面62に沿って半
径方向外方に流動したとしても、この周面64によって
磁性流体47の外方への流動が阻止され、磁性流体47
は主としてポールピース44と上記段差部60の底面6
2との間に保持される。特に、磁性流体47に含まれた
比重の大きい粒子、即ち鉄粒子は遠心力によって流動す
る傾向にあるが、上述したように段差部60の周面64
によって半径方向外方への流動が阻止されるので、磁性
流体47中の鉄粒子の流動が抑えられ、これによって磁
性流体47のシール層のシール力の低下が防止される。
【0033】ロータハブ4が高速回転する場合、発生す
る遠心力も大きくなり、磁性流体47は上記段差部60
の周面64に沿って幾分軸線方向外方に流動するおそれ
がある。このような場合、軸線方向外方に流動した磁性
流体47が外部に流出しないようにするために、例えば
図3に示すように構成することができる。尚、以下の説
明において、図1及び図2と実質上同一の部材には、同
一の番号を付し、その説明を省略する。
る遠心力も大きくなり、磁性流体47は上記段差部60
の周面64に沿って幾分軸線方向外方に流動するおそれ
がある。このような場合、軸線方向外方に流動した磁性
流体47が外部に流出しないようにするために、例えば
図3に示すように構成することができる。尚、以下の説
明において、図1及び図2と実質上同一の部材には、同
一の番号を付し、その説明を省略する。
【0034】図3を参照して、この第2の実施形態で
は、磁性流体シール手段40Aの外側のポールピース4
4Aの外周面には、軸線方向(図3において上下方向)
内側に向けて半径方向外方に傾斜するテーパ72が設け
られている。また、磁性流体シール手段40Aは、ロー
タハブ4Aのハブ本体10Aに対向して設けられ、ハブ
本体10Aはアルミニウム等の非磁性材料から形成され
ている。このように磁性流体シール手段40Aに対向す
る部位が非磁性材料から形成されている場合、ハブ本体
10Aの所定部位に、磁性材料から形成されたされたス
リーブ部材74が装着される。また、スリーブ部材74
の所定部位には、外側のポールピース44Aに対応して
環状段差部76が設けられ、環状段差部76は、連続的
に形成された底面78及び周面80を有している。この
実施形態のその他の構成は、図1及び図2に示す第1の
実施形態と実質上同一である。
は、磁性流体シール手段40Aの外側のポールピース4
4Aの外周面には、軸線方向(図3において上下方向)
内側に向けて半径方向外方に傾斜するテーパ72が設け
られている。また、磁性流体シール手段40Aは、ロー
タハブ4Aのハブ本体10Aに対向して設けられ、ハブ
本体10Aはアルミニウム等の非磁性材料から形成され
ている。このように磁性流体シール手段40Aに対向す
る部位が非磁性材料から形成されている場合、ハブ本体
10Aの所定部位に、磁性材料から形成されたされたス
リーブ部材74が装着される。また、スリーブ部材74
の所定部位には、外側のポールピース44Aに対応して
環状段差部76が設けられ、環状段差部76は、連続的
に形成された底面78及び周面80を有している。この
実施形態のその他の構成は、図1及び図2に示す第1の
実施形態と実質上同一である。
【0035】この第2の実施形態では、外側のポールピ
ース44A及びスリーブ部材74の環状段差部76に関
する構成は上記第1の実施形態と実質上同一であり、外
側のポールピース44Aの外周端部はスリーブ部材74
の段差部76内まで延び、その内側端面の外周部は段差
部76の底面78に対向して位置し、ポールピース44
Aの内側端面と段差部76の底面78との間隔は、この
ポールピース44Aの外周面と環状段差部76の周面8
0との間隔よりも小さく設定されている。また、内側の
ポールピース46の外周部は、この段差部76の軸線方
向内側においてスリーブ部材74の内周面近傍まで延び
ている。このように構成されるので、保持マグネット4
2からの磁束は外側のポールピース44Aを流れ、この
磁束の大部分はポールピース44Aの内側端面からスリ
ーブ部材74の段差部76の底面78を通ってヨーク1
2に流れる。
ース44A及びスリーブ部材74の環状段差部76に関
する構成は上記第1の実施形態と実質上同一であり、外
側のポールピース44Aの外周端部はスリーブ部材74
の段差部76内まで延び、その内側端面の外周部は段差
部76の底面78に対向して位置し、ポールピース44
Aの内側端面と段差部76の底面78との間隔は、この
ポールピース44Aの外周面と環状段差部76の周面8
0との間隔よりも小さく設定されている。また、内側の
ポールピース46の外周部は、この段差部76の軸線方
向内側においてスリーブ部材74の内周面近傍まで延び
ている。このように構成されるので、保持マグネット4
2からの磁束は外側のポールピース44Aを流れ、この
磁束の大部分はポールピース44Aの内側端面からスリ
ーブ部材74の段差部76の底面78を通ってヨーク1
2に流れる。
【0036】この第2の実施形態においては、保持マグ
ネット42からの磁束の大部分はポールピース44Aと
スリーブ部材74の段差部76の底面78との間を通し
て流れるので、磁性流体47は、主としてポールピース
44Aの内側端面の外周部と上記段差部76の底面78
との間に磁気的に保持され、上述したと同様の効果が達
成される。また、ロータハブ4が回転して磁性流体47
が遠心力によって半径方向外方に流動しても、上記段差
部76の周面80が底面78から連続的に軸線方向に延
びているので、流動した磁性流体47は上記段差部76
の周面80によって半径方向外方への流動が阻止され、
磁性流体47は主としてポールピース44Aと上記段差
部76の底面78との間に保持される。
ネット42からの磁束の大部分はポールピース44Aと
スリーブ部材74の段差部76の底面78との間を通し
て流れるので、磁性流体47は、主としてポールピース
44Aの内側端面の外周部と上記段差部76の底面78
との間に磁気的に保持され、上述したと同様の効果が達
成される。また、ロータハブ4が回転して磁性流体47
が遠心力によって半径方向外方に流動しても、上記段差
部76の周面80が底面78から連続的に軸線方向に延
びているので、流動した磁性流体47は上記段差部76
の周面80によって半径方向外方への流動が阻止され、
磁性流体47は主としてポールピース44Aと上記段差
部76の底面78との間に保持される。
【0037】尚、ロータハブ4Aが高速回転する場合、
発生する遠心力も大きくなり、磁性流体47は、図3に
示すように上記環状段差部76の周面80に沿って軸線
方向外方に流動する傾向が生じる。このような場合、磁
性流体47の一部は、ポールピース44Aの外周面と段
差部76の周面80との間に保持されるようになるが、
ポールピース44Aのテーパ72によって、その外周面
と環状段差部76の周面80との間隙が軸線方向内側に
受けて漸減されているので、この磁性流体47には表面
張力によって軸線方向内側に戻そうとする力が作用し、
これによって磁性流体47の外部への流出を効果的に防
止することができる。また、この表面張力による力は、
ロータ4Aの回転が停止したときに磁性流体47を元の
シール状態に戻すように作用し、かくして、長期に渡っ
て安定したシールを確保することができる。
発生する遠心力も大きくなり、磁性流体47は、図3に
示すように上記環状段差部76の周面80に沿って軸線
方向外方に流動する傾向が生じる。このような場合、磁
性流体47の一部は、ポールピース44Aの外周面と段
差部76の周面80との間に保持されるようになるが、
ポールピース44Aのテーパ72によって、その外周面
と環状段差部76の周面80との間隙が軸線方向内側に
受けて漸減されているので、この磁性流体47には表面
張力によって軸線方向内側に戻そうとする力が作用し、
これによって磁性流体47の外部への流出を効果的に防
止することができる。また、この表面張力による力は、
ロータ4Aの回転が停止したときに磁性流体47を元の
シール状態に戻すように作用し、かくして、長期に渡っ
て安定したシールを確保することができる。
【0038】第1及び第2の実施形態では、磁性流体シ
ール手段40(40A)を静止軸2に取り付けている
が、これに代えて、図4及び図5に示すように、ロータ
ハブに取り付けるようにしてもよい。
ール手段40(40A)を静止軸2に取り付けている
が、これに代えて、図4及び図5に示すように、ロータ
ハブに取り付けるようにしてもよい。
【0039】スピンドルモータの第3の実施形態の一部
を示す図4を参照して、この実施形態では、磁性流体シ
ール手段102は、環状の保持マグネット104と、こ
の保持マグネット104の両端面に設けられた一対のポ
ールピース106,108と、これらを保持する環状ホ
ルダ110とを有し、これらの基本的構成は、第1及び
第2の実施形態にける磁性流体シール手段40(40
A)と実質上同一である。この形態における磁性流体シ
ール手段102は、更に、環状の充填部材111を備
え、この充填部材111が保持マグネット104の半径
方向内側であって、一対のポールピース106,108
間に設けられている。充填部材111は非磁性材料、例
えば非磁性金属又は合成樹脂から形成される。このよう
に構成することによって、充填部材111は外側のポー
ルピース106と保持マグネット104の角部に位置
し、磁性流体117が保持マグネット104表面に磁気
的に保持されることを防止する。
を示す図4を参照して、この実施形態では、磁性流体シ
ール手段102は、環状の保持マグネット104と、こ
の保持マグネット104の両端面に設けられた一対のポ
ールピース106,108と、これらを保持する環状ホ
ルダ110とを有し、これらの基本的構成は、第1及び
第2の実施形態にける磁性流体シール手段40(40
A)と実質上同一である。この形態における磁性流体シ
ール手段102は、更に、環状の充填部材111を備
え、この充填部材111が保持マグネット104の半径
方向内側であって、一対のポールピース106,108
間に設けられている。充填部材111は非磁性材料、例
えば非磁性金属又は合成樹脂から形成される。このよう
に構成することによって、充填部材111は外側のポー
ルピース106と保持マグネット104の角部に位置
し、磁性流体117が保持マグネット104表面に磁気
的に保持されることを防止する。
【0040】磁性流体シール手段102は、例えばロー
タハブのハブ本体112(又はヨーク)に装着される。
ハブ本体112の所定部位には肩部114が形成され、
この肩部114に環状ホルダ110が当接するように磁
性流体シール手段102がハブ本体112に装着され、
接着剤116によってハブ本体112に固定される。こ
のことに関連して、静止軸118の一端部には、磁性流
体シール手段102の外側のポールピース106に対応
して環状段差部120が設けられている。この環状段差
部120は、静止軸118の一端部の外径を他の部分よ
りも幾分小さくすることによって形成され、ポールピー
ス106の外周面に半径方向に対向する周面124と、
このポールピース106の内周部に軸線方向に対向する
環状の底面122とを有し、底面122及び周面124
が連続的に形成されている。
タハブのハブ本体112(又はヨーク)に装着される。
ハブ本体112の所定部位には肩部114が形成され、
この肩部114に環状ホルダ110が当接するように磁
性流体シール手段102がハブ本体112に装着され、
接着剤116によってハブ本体112に固定される。こ
のことに関連して、静止軸118の一端部には、磁性流
体シール手段102の外側のポールピース106に対応
して環状段差部120が設けられている。この環状段差
部120は、静止軸118の一端部の外径を他の部分よ
りも幾分小さくすることによって形成され、ポールピー
ス106の外周面に半径方向に対向する周面124と、
このポールピース106の内周部に軸線方向に対向する
環状の底面122とを有し、底面122及び周面124
が連続的に形成されている。
【0041】この環状段差部120に関連して、更に、
次の通りに構成されている。磁性流体117が保持され
る外側のポールピース106の内径は、この環状段差部
120の底面122の内径より大きく、その外径より小
さく設定されている。かく設定されているので、外側の
ポールピース106の内周端部は静止軸118の環状段
差部120内まで延び、その内側端面は上記段差部12
0の底面122に対向して位置している。そして、ポー
ルピース106の内側端面と段差部120の底面122
との間の間隔は、このポールピース106の内周面と段
差部120の周面124との間間隔よりも小さく設定さ
れている。また、内側のポールピース108の内周部
は、この段差部120の軸線方向内側において静止軸1
18の外周面近傍まで延びている。また、保持マグネッ
ト104は、上述したと同様に、上記軸線方向に着磁さ
れている。このように構成されるので、この第3の実施
形態においても保持マグネット104からの磁束は外側
のポールピース106を流れ、この磁束の大部分はポー
ルピース106の内側端面から上記段差部120の底面
122を通って静止軸118に至り、これらの磁束は静
止軸118から内側のポールピース108を通って保持
マグネット104に至る。従って、外側のポールピース
106と静止軸118の環状段差部120との間の間隙
に充填された磁性流体117は、図4に示すように、主
としてポールピース106の内側端面の内周部と上記段
差部120の底面122との間に磁気的に保持され、ポ
ールピース106の内側端面と上記段差部120の底面
122との重なり部分を大きくすることによって、磁性
流体47のシール層幅を大きくして十分なシール力を得
ることができる。
次の通りに構成されている。磁性流体117が保持され
る外側のポールピース106の内径は、この環状段差部
120の底面122の内径より大きく、その外径より小
さく設定されている。かく設定されているので、外側の
ポールピース106の内周端部は静止軸118の環状段
差部120内まで延び、その内側端面は上記段差部12
0の底面122に対向して位置している。そして、ポー
ルピース106の内側端面と段差部120の底面122
との間の間隔は、このポールピース106の内周面と段
差部120の周面124との間間隔よりも小さく設定さ
れている。また、内側のポールピース108の内周部
は、この段差部120の軸線方向内側において静止軸1
18の外周面近傍まで延びている。また、保持マグネッ
ト104は、上述したと同様に、上記軸線方向に着磁さ
れている。このように構成されるので、この第3の実施
形態においても保持マグネット104からの磁束は外側
のポールピース106を流れ、この磁束の大部分はポー
ルピース106の内側端面から上記段差部120の底面
122を通って静止軸118に至り、これらの磁束は静
止軸118から内側のポールピース108を通って保持
マグネット104に至る。従って、外側のポールピース
106と静止軸118の環状段差部120との間の間隙
に充填された磁性流体117は、図4に示すように、主
としてポールピース106の内側端面の内周部と上記段
差部120の底面122との間に磁気的に保持され、ポ
ールピース106の内側端面と上記段差部120の底面
122との重なり部分を大きくすることによって、磁性
流体47のシール層幅を大きくして十分なシール力を得
ることができる。
【0042】また、このように構成することによって、
ハブ本体112が回転すると、磁性流体117は遠心力
によって半径方向外方に流動する傾向が生じるが、充填
部材111の内周面が、ポールピース106の内側端面
から連続的に軸線方向(図4において上下方向)に延び
ているので、磁性流体117がポールピース108の内
側端面に沿って充填部材111まで流動すると、この充
填部材111によってその半径方向外方への流動が阻止
され、これによって磁性流体117の外部への流出が防
止され、磁性流体117は主としてポールピース106
の内側端面と上記段差部120の底面122との間に保
持され、上述したと同様の効果が達成される。
ハブ本体112が回転すると、磁性流体117は遠心力
によって半径方向外方に流動する傾向が生じるが、充填
部材111の内周面が、ポールピース106の内側端面
から連続的に軸線方向(図4において上下方向)に延び
ているので、磁性流体117がポールピース108の内
側端面に沿って充填部材111まで流動すると、この充
填部材111によってその半径方向外方への流動が阻止
され、これによって磁性流体117の外部への流出が防
止され、磁性流体117は主としてポールピース106
の内側端面と上記段差部120の底面122との間に保
持され、上述したと同様の効果が達成される。
【0043】磁性流体シール手段102をロータハブに
装着した場合、流動した磁性流体117が元のシール状
態に戻るように、上述したと同様のテーパを静止軸11
8に形成することができる。即ち、磁性流体シール手段
102の絨毯部材111に対向してする静止軸118の
外周面に、軸線方向内方に向けて半径方向内方に傾斜す
るテーパを形成することによって、上述したと同様の効
果が達成される。
装着した場合、流動した磁性流体117が元のシール状
態に戻るように、上述したと同様のテーパを静止軸11
8に形成することができる。即ち、磁性流体シール手段
102の絨毯部材111に対向してする静止軸118の
外周面に、軸線方向内方に向けて半径方向内方に傾斜す
るテーパを形成することによって、上述したと同様の効
果が達成される。
【0044】以上、本発明に従うスピンドルモータの種
々の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく種々の変形乃至修正が可能である。
々の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0045】例えば、図示の実施形態では、保持マグネ
ット42及びその両側の一対のポールピース44,46
を有する磁性流体シール手段40を備えたスピンドルモ
ータに適用して説明したが、これに限定されることな
く、保持マグネットの一端面にポールピースを設けた磁
性流体シール手段を備えたものにも同様に適用すること
ができる。
ット42及びその両側の一対のポールピース44,46
を有する磁性流体シール手段40を備えたスピンドルモ
ータに適用して説明したが、これに限定されることな
く、保持マグネットの一端面にポールピースを設けた磁
性流体シール手段を備えたものにも同様に適用すること
ができる。
【0046】また、例えば、図示の実施形態では、一方
の玉軸受6の外側に磁性流体シール手段40を設けたス
ピンドルモータに適用して説明したが、これに限定され
ることなく、他方の玉軸受8の外側に磁性流体シール手
段を設けたものにも同様に適用することができる。
の玉軸受6の外側に磁性流体シール手段40を設けたス
ピンドルモータに適用して説明したが、これに限定され
ることなく、他方の玉軸受8の外側に磁性流体シール手
段を設けたものにも同様に適用することができる。
【発明の効果】本発明の請求項1のスピンドルモータに
よれば、磁性流体が主としてロータハブの環状段差部の
底面とポールピースとの間に磁気的に保持されるので、
磁性流体によるシール幅を大きくしてシール性能の向上
を図ることができる。また、ロータハブの段差部の周面
が磁性流体の半径方向外方への流動を阻止するので、安
定したシール力を得ることができる。
よれば、磁性流体が主としてロータハブの環状段差部の
底面とポールピースとの間に磁気的に保持されるので、
磁性流体によるシール幅を大きくしてシール性能の向上
を図ることができる。また、ロータハブの段差部の周面
が磁性流体の半径方向外方への流動を阻止するので、安
定したシール力を得ることができる。
【0047】また、本発明の請求項2のスピンドルモー
タによれば、ポールピースの外周部が環状段差部の底面
に対し軸線方向に対向して間隔を置いて位置し、これら
の間隙に磁性流体を保持することができる。
タによれば、ポールピースの外周部が環状段差部の底面
に対し軸線方向に対向して間隔を置いて位置し、これら
の間隙に磁性流体を保持することができる。
【0048】また、本発明の請求項3のスピンドルモー
タによれば、保持マグネットからの磁束の大部分は、ポ
ールピースと環状段差部の底面との間を流れるようにな
り、磁性流体は主としてこの間隙に磁気的に保持され
る。
タによれば、保持マグネットからの磁束の大部分は、ポ
ールピースと環状段差部の底面との間を流れるようにな
り、磁性流体は主としてこの間隙に磁気的に保持され
る。
【0049】また、本発明の請求項4のスピンドルモー
タによれば、ポールピースの外周面とロータハブの段差
部の周面の間に流動した磁性流体には、表面張力によっ
て元のシール状態に戻ろうとする力が作用し、これによ
って磁性流体の流出を抑え、長期に渡って安定したシー
ルを得ることができる。
タによれば、ポールピースの外周面とロータハブの段差
部の周面の間に流動した磁性流体には、表面張力によっ
て元のシール状態に戻ろうとする力が作用し、これによ
って磁性流体の流出を抑え、長期に渡って安定したシー
ルを得ることができる。
【0050】また、本発明の請求項5のスピンドルモー
タによれば、磁性流体は、主として静止軸の環状段差部
の底面とポールピースとの間に磁気的に保持されるの
で、磁性流体によるシール幅を大きくしてシール性能の
向上を図ることができる。また、磁性流体シール手段の
充填部材の内周面が磁性流体の半径方向外方への流動を
阻止するので、安定したシール力を得ることができる。
タによれば、磁性流体は、主として静止軸の環状段差部
の底面とポールピースとの間に磁気的に保持されるの
で、磁性流体によるシール幅を大きくしてシール性能の
向上を図ることができる。また、磁性流体シール手段の
充填部材の内周面が磁性流体の半径方向外方への流動を
阻止するので、安定したシール力を得ることができる。
【0051】また、本発明の請求項6のスピンドルモー
タによれば、ポールピースの内周部は、環状段差部の底
面に対し軸線方向に対向して間隔を置いて重なって位置
し、この間隙に磁性流体を保持することができる。
タによれば、ポールピースの内周部は、環状段差部の底
面に対し軸線方向に対向して間隔を置いて重なって位置
し、この間隙に磁性流体を保持することができる。
【0052】また、本発明の請求項7のスピンドルモー
タによれば、保持マグネットからの磁束の大部分は、ポ
ールピースと環状段差部の底面との間を流れるようにな
り、磁性流体は主としてこの間隙に磁気的に保持され
る。
タによれば、保持マグネットからの磁束の大部分は、ポ
ールピースと環状段差部の底面との間を流れるようにな
り、磁性流体は主としてこの間隙に磁気的に保持され
る。
【0053】更に、本発明の請求項8のスピンドルモー
タによれば、充填部材の内周面と静止軸の外周面との間
に流動した磁性流体には、表面張力によって元のシール
状態に戻ろうとする力が作用し、これによって磁性流体
の流出を抑え、長期に渡って安定したシールを得ること
ができる。
タによれば、充填部材の内周面と静止軸の外周面との間
に流動した磁性流体には、表面張力によって元のシール
状態に戻ろうとする力が作用し、これによって磁性流体
の流出を抑え、長期に渡って安定したシールを得ること
ができる。
【図1】本発明に従うスピンドルモータの第1の実施形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図2】図1のスピンドルモータにおける磁性流体シー
ル手段及びその近傍を拡大して示す部分拡大断面図であ
る。
ル手段及びその近傍を拡大して示す部分拡大断面図であ
る。
【図3】本発明に従うスピンドルモータの第2の実施形
態における磁性流体シール手段及びその近傍を拡大して
示す部分拡大断面図である。
態における磁性流体シール手段及びその近傍を拡大して
示す部分拡大断面図である。
【図4】本発明に従うスピンドルモータの第3の実施形
態における磁性流体シール手段及びその近傍を拡大して
示す部分拡大断面図である。
態における磁性流体シール手段及びその近傍を拡大して
示す部分拡大断面図である。
【図5】従来のスピンドルモータの一部を拡大して示す
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
2,118 静止軸 4,4A ロータハブ 6,8 玉軸受 10,10A,112 ハブ本体 12 ヨーク 20 ロータマグネット 22 ステータ 40,40A,102 磁性流体シール手段 42,104 保持マグネット 44,46,44A,106,108 ポールピース 47,117 磁性流体 48,110 環状ホルダ 60,76、120 段差部 72 テーパ 74 スリーブ部材 111 充填部材
Claims (8)
- 【請求項1】 静止軸と、この静止軸に軸受手段を介し
て回転自在に支持されたロータハブと、前記ロータハブ
に装着されたロータマグネットと、前記ロータマグネッ
トに対向して配設されたステータと、前記静止軸と前記
ロータハブとの間隙をシールするための磁性流体シール
手段とを具備するスピンドルモータにおいて、 前記磁性流体シール手段は前記静止軸に支持され、前記
静止軸と前記ロータハブとの間隙をシールするための磁
性流体と、前記磁性流体を磁気的に保持するための保持
マグネットと、前記保持マグネットの一端面に設けられ
たポールピースとを有し、前記ポールピースの外周部は
前記保持マグネットを越えて半径方向外方に突出し、前
記磁性流体は前記ポールピースの外周部と前記ロータハ
ブとの間に充填され、 前記ロータハブには、前記磁性流体シール手段の前記ポ
ールピースに対応して、前記ポールピースの外周面に半
径方向に対向する周面及び前記ポールピースの外周部に
軸線方向に対向する環状の底面を連続的に形成した環状
段差部が設けられ、 前記磁性流体シール手段の前記保持マグネットからの磁
束の大部分は、前記ポールピースと前記段差部の前記底
面との間を流れ、前記段差部の周面は前記磁性流体の遠
心力による半径方向外方への流れを阻止し、前記磁性流
体は、主として前記段差部の前記底面と前記ポールピー
スとの間に保持されることを特徴とするスピンドルモー
タ。 - 【請求項2】 前記ポールピースの外径は、前記段差部
の前記底面の内径より大きく、前記底面の外径より小さ
く設定されていることを特徴とする請求項1記載のスピ
ンドルモータ。 - 【請求項3】 前記ポールピースの外周面と前記段差部
の前記周面との間の間隙に対し、前記ポールピースと前
記段差部の前記底面との間の間隙が小さく設定されてい
ることを特徴とする請求項1又は2記載のスピンドルモ
ータ。 - 【請求項4】 前記磁性流体シール手段の前記ポールピ
ースの外周面には、軸線方向内方に向けて半径方向外方
に傾斜するテーパが形成されていることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載のスピンドルモータ。 - 【請求項5】 静止軸と、この静止軸に軸受手段を介し
て回転自在に支持されたロータハブと、前記ロータハブ
に装着されたロータマグネットと、前記ロータマグネッ
トに対向して配設されたステータと、前記静止軸と前記
ロータハブとの間隙をシールするための磁性流体シール
手段とを具備するスピンドルモータにおいて、 前記磁性流体シール手段は前記ロータハブに支持され、
前記静止軸と前記ロータハブとの間隙をシールするため
の磁性流体と、前記磁性流体を磁気的に保持するための
保持マグネットと、前記保持マグネットの一端面に設け
られたポールピースと、前記保持マグネットと前記ポー
ルピースとの角部に設けられた充填部材とを有し、前記
ポールピースの内周部は前記充填部材を越えて半径方向
内方に突出し、前記磁性流体は前記ポールピースの内周
部と前記静止軸との間に充填され、 前記静止軸には、前記磁性流体シール手段の前記ポール
ピースに対応して、前記ポールピースの内周面に半径方
向に対向する周面及び前記ポールピースの内周部に軸線
方向に対向する環状の底面を連続的に形成した環状段差
部が設けられ、前記磁性流体シール手段の前記保持マグ
ネットからの磁束の大部分は、前記ポールピースと前記
段差部の前記底面との間を流れ、前記充填部材の内周面
は前記磁性流体の遠心力による半径方向外方への流れを
阻止し、前記磁性流体は、主として前記段差部の前記底
面と前記ポールピースとの間に保持されることを特徴と
するスピンドルモータ。 - 【請求項6】 前記ポールピースの内径は、前記段差部
の前記底面の内径より大きく、前記底面の外径より小さ
く設定されていることを特徴とする請求項5記載のスピ
ンドルモータ。 - 【請求項7】 前記ポールピースの内周面と前記段差部
の前記周面との間の間隙に対し、前記ポールピースと前
記段差部の前記底面との間の間隙が小さく設定されてい
ることを特徴とする請求項5又は6記載のスピンドルモ
ータ。 - 【請求項8】 前記磁性流体シール手段の前記充填部材
に対向する前記静止軸の外周面には、軸線方向内方に向
けて半径方向内方に傾斜するテーパが形成されているこ
とを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のスピン
ドルモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021138A JP2000224799A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021138A JP2000224799A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | スピンドルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000224799A true JP2000224799A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12046547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11021138A Withdrawn JP2000224799A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000224799A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2952764A1 (en) * | 2012-04-26 | 2015-12-09 | Globeride, Inc. | Bearing with magnetic fluid seal |
WO2023199475A1 (ja) * | 2022-04-14 | 2023-10-19 | ミネベアミツミ株式会社 | モータ |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11021138A patent/JP2000224799A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2952764A1 (en) * | 2012-04-26 | 2015-12-09 | Globeride, Inc. | Bearing with magnetic fluid seal |
CN105673709A (zh) * | 2012-04-26 | 2016-06-15 | 古洛布莱株式会社 | 具有磁性流体密封件的轴承 |
US9546685B2 (en) | 2012-04-26 | 2017-01-17 | Globeride, Inc. | Bearing with magnetic fluid seal |
US9611893B2 (en) | 2012-04-26 | 2017-04-04 | Globeride, Inc. | Bearing with magnetic fluid seal |
EP3190301A1 (en) * | 2012-04-26 | 2017-07-12 | Globeride, Inc. | Bearing with magnetic fluid seal |
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