JP2000223800A - 配線基板及びその製造方法 - Google Patents
配線基板及びその製造方法Info
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- JP2000223800A JP2000223800A JP11025702A JP2570299A JP2000223800A JP 2000223800 A JP2000223800 A JP 2000223800A JP 11025702 A JP11025702 A JP 11025702A JP 2570299 A JP2570299 A JP 2570299A JP 2000223800 A JP2000223800 A JP 2000223800A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、電源層やグランド層にスリットや開
口が形成されていてもリターン電流経路を確保できて不
要な電磁波を根本的に減少させることができる。 【解決手段】スリット10を、信号層1に形成されてい
る信号パターン4の形状をグランド層3に投影したとき
の信号パターン4の形成方向に沿い、かつ信号パターン
4の幅Wよりも狭い開口幅wに形成する。
口が形成されていてもリターン電流経路を確保できて不
要な電磁波を根本的に減少させることができる。 【解決手段】スリット10を、信号層1に形成されてい
る信号パターン4の形状をグランド層3に投影したとき
の信号パターン4の形成方向に沿い、かつ信号パターン
4の幅Wよりも狭い開口幅wに形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不要な電磁波の放
射を抑える対策を施したプリント基板等の配線基板及び
その製造方法に関する。
射を抑える対策を施したプリント基板等の配線基板及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型のパーソナルコンピュータなど
の電子機器では、動作周波数の向上と省電力化を促進す
るために低電圧化が進んでいる。例えばノート型パーソ
ナルコンピュータにおいてはマイクロプロセッサの内部
回路の電源電圧は、+1.8Vと基準電源電圧3.3V
よりも低くなっている。
の電子機器では、動作周波数の向上と省電力化を促進す
るために低電圧化が進んでいる。例えばノート型パーソ
ナルコンピュータにおいてはマイクロプロセッサの内部
回路の電源電圧は、+1.8Vと基準電源電圧3.3V
よりも低くなっている。
【0003】一方、プリント基板上の信号のインタフェ
ースは、接続される部品、周辺機器によって異なる周波
数で動作する。高速の信号を伝送するPCI(Peripher
al Component Interconnect)では、3.3V系が使用
され、動作周波数の低いプリンタやオーディオ機器等の
周辺機器と接続されるバスにおいては、従来通り電源5
V系が使われているために多数の異なる電源が基板内に
存在することになる。
ースは、接続される部品、周辺機器によって異なる周波
数で動作する。高速の信号を伝送するPCI(Peripher
al Component Interconnect)では、3.3V系が使用
され、動作周波数の低いプリンタやオーディオ機器等の
周辺機器と接続されるバスにおいては、従来通り電源5
V系が使われているために多数の異なる電源が基板内に
存在することになる。
【0004】このような状況において配線基板として
は、各電源或いはグランドごとに専用の層を割り当てる
ことが望ましいが、基板層数が増加してしまい、著しく
コスト増加を引き起こして現実的でなくなる。
は、各電源或いはグランドごとに専用の層を割り当てる
ことが望ましいが、基板層数が増加してしまい、著しく
コスト増加を引き起こして現実的でなくなる。
【0005】このような事から配線基板内の同一層内に
異なる電圧レベルの複数の電源パターンや異なるグラン
ドレベルの複数のグランドパターンを配置しなければら
ならい場合が発生する。このような場合には、電源層や
グランド層にスリットや開口部を形成することとなる。
このような電源層のうちある一つの電圧レベルを基準電
源層とする信号パターンとしては、他の電圧レベルの電
源層が配置された領域に配線されないことが望ましい
が、信号パターンの配線の条件等によっては他の電圧レ
ベルの電源層を跨がって配線しなければならない場合も
生じる。
異なる電圧レベルの複数の電源パターンや異なるグラン
ドレベルの複数のグランドパターンを配置しなければら
ならい場合が発生する。このような場合には、電源層や
グランド層にスリットや開口部を形成することとなる。
このような電源層のうちある一つの電圧レベルを基準電
源層とする信号パターンとしては、他の電圧レベルの電
源層が配置された領域に配線されないことが望ましい
が、信号パターンの配線の条件等によっては他の電圧レ
ベルの電源層を跨がって配線しなければならない場合も
生じる。
【0006】図10はかかるプリント基板の構造例を示
す図であって、信号層1、電源層2及びグランド層3を
積層したものとなっている。このうち信号層1には、信
号パターン4が形成され、グランド層3には開口又はス
リット5が形成されている。このようなプリント基板で
は、信号パターン4に信号iが流れると、この信号iに
よってグランド層3には、信号パターン4の直下で信号
iの流れる方向とは逆方向にリターン電流lが誘起され
る。
す図であって、信号層1、電源層2及びグランド層3を
積層したものとなっている。このうち信号層1には、信
号パターン4が形成され、グランド層3には開口又はス
リット5が形成されている。このようなプリント基板で
は、信号パターン4に信号iが流れると、この信号iに
よってグランド層3には、信号パターン4の直下で信号
iの流れる方向とは逆方向にリターン電流lが誘起され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、信号パ
ターン4の直下のグランド層3にスリット5が形成され
ていると、図10に示すようにリターン電流lは、信号
パターン4の直下を流れることができず、例えばスリッ
ト5の周囲に沿って流れて通常のリターン電流lのリタ
ーン電流経路からずれが生じてしまう。
ターン4の直下のグランド層3にスリット5が形成され
ていると、図10に示すようにリターン電流lは、信号
パターン4の直下を流れることができず、例えばスリッ
ト5の周囲に沿って流れて通常のリターン電流lのリタ
ーン電流経路からずれが生じてしまう。
【0008】このため、ディファレンシャルモードの電
磁波障害(EMI:Electro-Magnetic-Interference)が増
加する。このような不要な電磁波は、電子機器システム
への障害を引き起こす可能性がある。
磁波障害(EMI:Electro-Magnetic-Interference)が増
加する。このような不要な電磁波は、電子機器システム
への障害を引き起こす可能性がある。
【0009】従って、電源層2やグランド層3にスリッ
ト5などを形成することは、これらスリット5等でリタ
ーン電流lの流れを阻害する要因となってしまうために
本来は形成しない方が望ましいが、近年の高密度実装の
進展とともに実際には増加しているのが現状である。こ
のような電磁波障害の対策としては、試作後、EMI対
策部品として例えばノイズフィルタ等を挿入することに
よって不要な電磁波を抑えている。しかし、EMI対策
部品を用いることはコストアップに繋がる上、このEM
I対策部品を挿入しても必ずしも所望の特性が得られる
こと限らず、設計変更を余儀なくされる場合が多い。従
って、プリント基板の設計段階で、リターン電流経路を
確保して根本的に不要な電磁波を減少させる対策が望ま
れている。
ト5などを形成することは、これらスリット5等でリタ
ーン電流lの流れを阻害する要因となってしまうために
本来は形成しない方が望ましいが、近年の高密度実装の
進展とともに実際には増加しているのが現状である。こ
のような電磁波障害の対策としては、試作後、EMI対
策部品として例えばノイズフィルタ等を挿入することに
よって不要な電磁波を抑えている。しかし、EMI対策
部品を用いることはコストアップに繋がる上、このEM
I対策部品を挿入しても必ずしも所望の特性が得られる
こと限らず、設計変更を余儀なくされる場合が多い。従
って、プリント基板の設計段階で、リターン電流経路を
確保して根本的に不要な電磁波を減少させる対策が望ま
れている。
【0010】そこで本発明は、電源層やグランド層にス
リットや開口が形成されていてもリターン電流経路を確
保できて不要な電磁波を根本的に減少できる配線基板及
びその製造方法を提供することを目的とする。
リットや開口が形成されていてもリターン電流経路を確
保できて不要な電磁波を根本的に減少できる配線基板及
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、帯状
の信号パターンが形成された信号層及び異なる電源電圧
が印加される複数の導体パターンが形成された電源層及
び複数のグランド用導体パターンが形成されたグランド
層を積層して成り、かつ電源層又はグランド層のいずれ
か一方又は両方に開口部を形成した配線基板において、
開口部は、信号パターンの電源層又はグランド層への投
影パターンからはみ出さない位置及び形状に形成されて
いる配線基板である。
の信号パターンが形成された信号層及び異なる電源電圧
が印加される複数の導体パターンが形成された電源層及
び複数のグランド用導体パターンが形成されたグランド
層を積層して成り、かつ電源層又はグランド層のいずれ
か一方又は両方に開口部を形成した配線基板において、
開口部は、信号パターンの電源層又はグランド層への投
影パターンからはみ出さない位置及び形状に形成されて
いる配線基板である。
【0012】請求項2によれば、帯状の信号パターンが
形成された信号層及び異なる電源電圧が印加される複数
の導体パターンが形成された電源層及び複数のグランド
用導体パターンが形成されたグランド層を積層して成
り、かつ電源層又はグランド層のいずれか一方又は両方
に信号パターンの電源層又はグランド層への投影パター
ンと交差する位置に開口部を形成した配線基板におい
て、開口部には、投影パターンの帯状方向に沿って電流
バイパス用素子が接続されている配線基板である。
形成された信号層及び異なる電源電圧が印加される複数
の導体パターンが形成された電源層及び複数のグランド
用導体パターンが形成されたグランド層を積層して成
り、かつ電源層又はグランド層のいずれか一方又は両方
に信号パターンの電源層又はグランド層への投影パター
ンと交差する位置に開口部を形成した配線基板におい
て、開口部には、投影パターンの帯状方向に沿って電流
バイパス用素子が接続されている配線基板である。
【0013】請求項3によれば、請求項2記載の配線基
板において、電流バイパス用素子は、コンデンサであ
る。
板において、電流バイパス用素子は、コンデンサであ
る。
【0014】請求項4によれば、帯状の信号パターンが
形成された信号層及び異なる電源電圧が印加される複数
の導体パターンが形成された電源層及び複数のグランド
用導体パターンが形成されたグランド層を積層して成
り、かつ電源層又はグランド層のいずれか一方又は両方
に信号パターンの電源層又はグランド層への投影パター
ンと交差する位置に開口部を形成した配線基板におい
て、信号層上において信号パターンに隣接して接続パタ
ーンが形成され、この接続パターンの両端はそれぞれ開
口部の投影パターンの帯状方向に沿う方向上の両端に接
続されている配線基板である。
形成された信号層及び異なる電源電圧が印加される複数
の導体パターンが形成された電源層及び複数のグランド
用導体パターンが形成されたグランド層を積層して成
り、かつ電源層又はグランド層のいずれか一方又は両方
に信号パターンの電源層又はグランド層への投影パター
ンと交差する位置に開口部を形成した配線基板におい
て、信号層上において信号パターンに隣接して接続パタ
ーンが形成され、この接続パターンの両端はそれぞれ開
口部の投影パターンの帯状方向に沿う方向上の両端に接
続されている配線基板である。
【0015】請求項5によれば、請求項4記載の配線基
板において、接続パターンと開口部とは、ビアホールを
介して電気的に接続されている。
板において、接続パターンと開口部とは、ビアホールを
介して電気的に接続されている。
【0016】請求項6によれば、請求項1、2又は4記
載の配線基板において、少なくとも信号層及び電源層及
びグランド層を積層し、かつこれら層のうち両最外層側
にそれぞれグランド層を形成して挟む構造とした。
載の配線基板において、少なくとも信号層及び電源層及
びグランド層を積層し、かつこれら層のうち両最外層側
にそれぞれグランド層を形成して挟む構造とした。
【0017】請求項7によれば、帯状の信号パターンが
形成された信号層及び異なる電源電圧が印加される複数
の導体パターンが形成された電源層及び複数のグランド
用導体パターンが形成されたグランド層を積層し、電源
層又はグランド層のいずれか一方又は両方に開口部を形
成する配線基板の製造方法において、開口部を、信号パ
ターンの電源層又はグランド層への投影パターンからは
み出さない位置及び形状に形成する工程、を有する配線
基板の製造方法である。
形成された信号層及び異なる電源電圧が印加される複数
の導体パターンが形成された電源層及び複数のグランド
用導体パターンが形成されたグランド層を積層し、電源
層又はグランド層のいずれか一方又は両方に開口部を形
成する配線基板の製造方法において、開口部を、信号パ
ターンの電源層又はグランド層への投影パターンからは
み出さない位置及び形状に形成する工程、を有する配線
基板の製造方法である。
【0018】請求項8によれば、帯状の信号パターンが
形成された信号層及び異なる電源電圧が印加される複数
の導体パターンが形成された電源層及び複数のグランド
用導体パターンが形成されたグランド層を積層して成る
配線基板の製造方法において、電源層又はグランド層の
いずれか一方又は両方に信号パターンの電源層又はグラ
ンド層への投影パターンと交差する位置に開口部を形成
する工程と、開口部の投影パターンの帯状方向に沿う両
端に電流バイパス用素子を接続する工程と、を有する配
線基板の製造方法である。
形成された信号層及び異なる電源電圧が印加される複数
の導体パターンが形成された電源層及び複数のグランド
用導体パターンが形成されたグランド層を積層して成る
配線基板の製造方法において、電源層又はグランド層の
いずれか一方又は両方に信号パターンの電源層又はグラ
ンド層への投影パターンと交差する位置に開口部を形成
する工程と、開口部の投影パターンの帯状方向に沿う両
端に電流バイパス用素子を接続する工程と、を有する配
線基板の製造方法である。
【0019】請求項9によれば、帯状の信号パターンが
形成された信号層及び異なる電源電圧が印加される複数
の導体パターンが形成された電源層及び複数のグランド
用導体パターンが形成されたグランド層を積層して成る
配線基板の製造方法において、電源層又はグランド層の
いずれか一方又は両方に信号パターンの電源層又はグラ
ンド層への投影パターンと交差する位置に開口部を形成
する工程と、信号層上において信号パターンに隣接して
接続パターンを形成する工程と、接続パターンの両端を
それぞれ開口部の前記投影パターンの帯状方向に沿う方
向上の両端に接続する工程と、を有する配線基板の製造
方法である。
形成された信号層及び異なる電源電圧が印加される複数
の導体パターンが形成された電源層及び複数のグランド
用導体パターンが形成されたグランド層を積層して成る
配線基板の製造方法において、電源層又はグランド層の
いずれか一方又は両方に信号パターンの電源層又はグラ
ンド層への投影パターンと交差する位置に開口部を形成
する工程と、信号層上において信号パターンに隣接して
接続パターンを形成する工程と、接続パターンの両端を
それぞれ開口部の前記投影パターンの帯状方向に沿う方
向上の両端に接続する工程と、を有する配線基板の製造
方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】(1) 以下、本発明の第1の実施の
形態について図面を参照して説明する。なお、図10と
同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略す
る。
形態について図面を参照して説明する。なお、図10と
同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略す
る。
【0021】図1は配線基板の構成図である。
【0022】この配線基板のグランド層3には、スリッ
ト10が形成されている。このスリット10は、図2に
示す信号層1からグランド層3を見た投影図に示すよう
に、信号層1に形成されている帯状の信号パターン4の
形状をグランド層3に投影したときの信号パターン4の
形成方向(帯状方向)に沿い、かつ信号パターン4の幅
Wよりも狭い開口幅wに形成されている。すなわち、ス
リット10は、信号パターン4の投影パターンからはみ
出さないような形状及び位置に形成されている。このよ
うにスリット10を形成してもグランド層3のパターン
の簡単な設計変更だけで対処できるものである。
ト10が形成されている。このスリット10は、図2に
示す信号層1からグランド層3を見た投影図に示すよう
に、信号層1に形成されている帯状の信号パターン4の
形状をグランド層3に投影したときの信号パターン4の
形成方向(帯状方向)に沿い、かつ信号パターン4の幅
Wよりも狭い開口幅wに形成されている。すなわち、ス
リット10は、信号パターン4の投影パターンからはみ
出さないような形状及び位置に形成されている。このよ
うにスリット10を形成してもグランド層3のパターン
の簡単な設計変更だけで対処できるものである。
【0023】このような配線基板を製造する場合には、
信号パターン4の配線経路に応じてグランド層3にスリ
ット10を形成するとき、このスリット10を、信号パ
ターン4の形状をグランド層3に投影したときの信号パ
ターン4の形成方向に沿い、かつ信号パターン4の幅W
よりも狭い開口幅wに形成する工程をプロセス中に設け
るものとなる。
信号パターン4の配線経路に応じてグランド層3にスリ
ット10を形成するとき、このスリット10を、信号パ
ターン4の形状をグランド層3に投影したときの信号パ
ターン4の形成方向に沿い、かつ信号パターン4の幅W
よりも狭い開口幅wに形成する工程をプロセス中に設け
るものとなる。
【0024】次に上記の如く構成された配線基板での作
用について説明する。
用について説明する。
【0025】配線基板の信号パターン4に信号iが流れ
ると、この信号iによってグランド層3には、信号パタ
ーン4の直下で信号iの流れる方向とは逆方向にリター
ン電流lが誘起される。
ると、この信号iによってグランド層3には、信号パタ
ーン4の直下で信号iの流れる方向とは逆方向にリター
ン電流lが誘起される。
【0026】このリターン電流lは、信号パターン4の
直下にスリット10が形成されていても、このスリット
10の幅wが信号パターン4の幅Wよりも狭く、すなわ
ち投影パターンからはみ出さないように形成されている
ので、スリット10の両側に沿って流れる。しかも高周
波のリターン電流lでは、グランド層3に投影された信
号パターン4の両端部に相当する部分に集中して流れる
ので、スリット10の形成によってリターン電流経路が
乱されることはない。
直下にスリット10が形成されていても、このスリット
10の幅wが信号パターン4の幅Wよりも狭く、すなわ
ち投影パターンからはみ出さないように形成されている
ので、スリット10の両側に沿って流れる。しかも高周
波のリターン電流lでは、グランド層3に投影された信
号パターン4の両端部に相当する部分に集中して流れる
ので、スリット10の形成によってリターン電流経路が
乱されることはない。
【0027】このように上記第1の実施の形態において
は、スリット10を、信号層1に形成されている信号パ
ターン4の形状をグランド層3に投影したときの信号パ
ターン4の形成方向に沿い、かつ信号パターン4の幅W
よりも狭い開口幅wに形成したので、グランド層3にス
リット10が形成されていてもリターン電流経路を確保
できて不要な電磁波を根本的に減少させることができ
る。これにより、近年の高密度実装の進展を妨げること
なくEMI対策を行うことができ、EMI対策部品の挿
入を最小限にしてコストアップを避けることができ、設
計変更にも容易に対処できる。 (2) 次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
は、スリット10を、信号層1に形成されている信号パ
ターン4の形状をグランド層3に投影したときの信号パ
ターン4の形成方向に沿い、かつ信号パターン4の幅W
よりも狭い開口幅wに形成したので、グランド層3にス
リット10が形成されていてもリターン電流経路を確保
できて不要な電磁波を根本的に減少させることができ
る。これにより、近年の高密度実装の進展を妨げること
なくEMI対策を行うことができ、EMI対策部品の挿
入を最小限にしてコストアップを避けることができ、設
計変更にも容易に対処できる。 (2) 次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0028】図3は配線基板の構成図である。
【0029】スリット5は、帯状の信号パターン4の形
状をグランド層3に投影したときの信号パターン4の形
成方向(帯状方向)に対して直交する方向に形成されて
いる。このスリット5には、信号パターン4の形状をグ
ランド層3に投影したときの信号パターン4の形成され
る部分で、かつ信号パターン4の形成方向に電流が流れ
るように電流バイパス用素子、例えばバイパスコンデン
サ11が接続されている。
状をグランド層3に投影したときの信号パターン4の形
成方向(帯状方向)に対して直交する方向に形成されて
いる。このスリット5には、信号パターン4の形状をグ
ランド層3に投影したときの信号パターン4の形成され
る部分で、かつ信号パターン4の形成方向に電流が流れ
るように電流バイパス用素子、例えばバイパスコンデン
サ11が接続されている。
【0030】このような配線基板を製造する場合には、
信号パターン4の配線経路に応じてグランド層3のスリ
ット5を形成する工程と、信号パターン4の形状をグラ
ンド層3に投影したときの信号パターン4の形成方向
(すなわち投影パターンの帯状方向)に沿うスリット5
の両端にバイパスコンデンサ11を接続する工程とをプ
ロセス中に設けるものとなる。
信号パターン4の配線経路に応じてグランド層3のスリ
ット5を形成する工程と、信号パターン4の形状をグラ
ンド層3に投影したときの信号パターン4の形成方向
(すなわち投影パターンの帯状方向)に沿うスリット5
の両端にバイパスコンデンサ11を接続する工程とをプ
ロセス中に設けるものとなる。
【0031】次に上記の如く構成された配線基板での作
用について説明する。
用について説明する。
【0032】配線基板の信号パターン4に信号iが流れ
ると、この信号iによってグランド層3には、信号パタ
ーン4の直下で信号iの流れる方向とは逆方向にリター
ン電流lが誘起される。
ると、この信号iによってグランド層3には、信号パタ
ーン4の直下で信号iの流れる方向とは逆方向にリター
ン電流lが誘起される。
【0033】このリターン電流lは、信号パターン4の
直下にスリット5が形成されていても、このスリット5
に接続されているバイパスコンデンサ11を通して信号
パターン4の直下に流れる。しかも高周波のリターン電
流lでは、バイパスコンデンサ11のインピターダンス
が小さくなるので、リターン電流lは抵抗なく流れ、ス
リット5の形成によってリターン電流経路が乱されるこ
とはない。
直下にスリット5が形成されていても、このスリット5
に接続されているバイパスコンデンサ11を通して信号
パターン4の直下に流れる。しかも高周波のリターン電
流lでは、バイパスコンデンサ11のインピターダンス
が小さくなるので、リターン電流lは抵抗なく流れ、ス
リット5の形成によってリターン電流経路が乱されるこ
とはない。
【0034】このように上記第2の実施の形態において
は、スリット5に、信号パターン4の形状をグランド層
3に投影したときの信号パターン4の形成される部分
で、かつ信号パターン4の形成方向に電流が流れるよう
にバイパスコンデンサ11を接続したので、上記第1の
実施の形態と同様の効果、すなわちグランド層3にスリ
ット10が形成されていてもリターン電流経路を確保で
きて不要な電磁波を根本的に減少することができる。例
えば図5はかかるスリットにパイパスコンデンサを接続
した配線基板によるSパラメータ(S11)の測定結果を
示しており、図6に示すスリットが形成されていない配
線基板によるSパラメータ(S11)の測定結果と比較し
て略同一の放射電界強度となっていることが分かる。こ
のスリット5にパイパスコンデンサ11を接続した場合
の効果を顕著に示すために図7にはスリットにパイパス
コンデンサを接続していない従来の配線基板によるSパ
ラメータ(S11)の測定結果を示し、図7により従来の
配線基板では放射電界が大きいことが分かる。又、リタ
ーン電流経路は、信号パターン4の直下から著しくずれ
ることを防止でき、スリット5が形成されていない場合
のリターン電流経路と同一の経路を流れるものとなる。
従って、近年の高密度実装の進展とともにEMI対策に
対処でき、EMI対策部品を挿入したときのコストアッ
プを避けることができ、設計変更にも容易に対処でき
る。 (3) 次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
は、スリット5に、信号パターン4の形状をグランド層
3に投影したときの信号パターン4の形成される部分
で、かつ信号パターン4の形成方向に電流が流れるよう
にバイパスコンデンサ11を接続したので、上記第1の
実施の形態と同様の効果、すなわちグランド層3にスリ
ット10が形成されていてもリターン電流経路を確保で
きて不要な電磁波を根本的に減少することができる。例
えば図5はかかるスリットにパイパスコンデンサを接続
した配線基板によるSパラメータ(S11)の測定結果を
示しており、図6に示すスリットが形成されていない配
線基板によるSパラメータ(S11)の測定結果と比較し
て略同一の放射電界強度となっていることが分かる。こ
のスリット5にパイパスコンデンサ11を接続した場合
の効果を顕著に示すために図7にはスリットにパイパス
コンデンサを接続していない従来の配線基板によるSパ
ラメータ(S11)の測定結果を示し、図7により従来の
配線基板では放射電界が大きいことが分かる。又、リタ
ーン電流経路は、信号パターン4の直下から著しくずれ
ることを防止でき、スリット5が形成されていない場合
のリターン電流経路と同一の経路を流れるものとなる。
従って、近年の高密度実装の進展とともにEMI対策に
対処でき、EMI対策部品を挿入したときのコストアッ
プを避けることができ、設計変更にも容易に対処でき
る。 (3) 次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0035】図8は配線基板の構成図である。
【0036】スリット5は、帯状の信号パターン4の形
状をグランド層3に投影したときの信号パターン4の形
成方向(帯状方向)に対して直交する方向に形成されて
いる。
状をグランド層3に投影したときの信号パターン4の形
成方向(帯状方向)に対して直交する方向に形成されて
いる。
【0037】信号層1上の信号パターン4に隣接する部
分には、接続パターン12が形成されている。この接続
パターン12は、例えば導体パターンであり、抵抗を接
続してもよい。この接続パターン12の両端は、それぞ
れ信号層1からグランドパターン15上のスリット5の
信号パターン4のグランド層への投影パターンの帯状方
向に沿う方向上の両端に各ビアホール13、14を介し
て電気的に接続されている。
分には、接続パターン12が形成されている。この接続
パターン12は、例えば導体パターンであり、抵抗を接
続してもよい。この接続パターン12の両端は、それぞ
れ信号層1からグランドパターン15上のスリット5の
信号パターン4のグランド層への投影パターンの帯状方
向に沿う方向上の両端に各ビアホール13、14を介し
て電気的に接続されている。
【0038】このような配線基板を製造する場合には、
信号パターン4の配線経路に応じてグランド層3にスリ
ット5を形成する工程と、信号層1上に、信号パターン
4に隣接して接続パターン12を形成する工程と、接続
パターン12の両端をビアホール13、14を介してス
リット5の前記投影パターンの帯状方向に沿う方向上の
両端に接続する工程とをプロセス中に設けるものとな
る。
信号パターン4の配線経路に応じてグランド層3にスリ
ット5を形成する工程と、信号層1上に、信号パターン
4に隣接して接続パターン12を形成する工程と、接続
パターン12の両端をビアホール13、14を介してス
リット5の前記投影パターンの帯状方向に沿う方向上の
両端に接続する工程とをプロセス中に設けるものとな
る。
【0039】次に上記の如く構成された配線基板での作
用について説明する。
用について説明する。
【0040】配線基板の信号パターン4に信号iが流れ
ると、この信号iによってグランド層3には、信号パタ
ーン4の直下で信号iの流れる方向とは逆方向にリター
ン電流lが誘起される。
ると、この信号iによってグランド層3には、信号パタ
ーン4の直下で信号iの流れる方向とは逆方向にリター
ン電流lが誘起される。
【0041】このリターン電流lは、信号パターン4の
直下にスリット5が形成されていても、例えばビアホー
ル14から接続パターン12に流れ、さらにこの接続パ
ターン12からビアホール13を通って再びグランド層
3に流れる。このようなリターン電流lであれば、リタ
ーン電流経路は、スリット5が形成されていない場合の
リターン電流経路と略同一の経路を確保できる。
直下にスリット5が形成されていても、例えばビアホー
ル14から接続パターン12に流れ、さらにこの接続パ
ターン12からビアホール13を通って再びグランド層
3に流れる。このようなリターン電流lであれば、リタ
ーン電流経路は、スリット5が形成されていない場合の
リターン電流経路と略同一の経路を確保できる。
【0042】このように上記第3の実施の形態において
は、信号層1上の信号パターン4に隣接する部分に接続
パターン12を形成し、この接続パターン12の両端に
グランドパターン15上のスリット5の両端に各ビアホ
ール13、14を介して電気的に接続したので、上記第
1の実施の形態と同様の効果、すなわちグランド層3に
スリット10が形成されていてもリターン電流経路を確
保できて不要な電磁波を根本的に減少することができ
る。しかも、信号層1に形成された信号パターン4に隣
接する電源層2、グランド層3の幅と信号パターン4と
の間隔を調整することにより、スリット5とそれ以外の
部分との特性インピーダンスを一致させることができ、
良好な信号伝送が可能となるとともに、不要な電磁波の
放射をより減少できる。 (4) 次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
は、信号層1上の信号パターン4に隣接する部分に接続
パターン12を形成し、この接続パターン12の両端に
グランドパターン15上のスリット5の両端に各ビアホ
ール13、14を介して電気的に接続したので、上記第
1の実施の形態と同様の効果、すなわちグランド層3に
スリット10が形成されていてもリターン電流経路を確
保できて不要な電磁波を根本的に減少することができ
る。しかも、信号層1に形成された信号パターン4に隣
接する電源層2、グランド層3の幅と信号パターン4と
の間隔を調整することにより、スリット5とそれ以外の
部分との特性インピーダンスを一致させることができ、
良好な信号伝送が可能となるとともに、不要な電磁波の
放射をより減少できる。 (4) 次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0043】図9は配線基板の断面構成図である。
【0044】この配線基板は、信号層1、電源層2及び
グランド層3を積層し、かつこれら層1〜3のうち両最
外層側にそれぞれべた面の各グランド層16、17を形
成して挟む構造としたものである。
グランド層3を積層し、かつこれら層1〜3のうち両最
外層側にそれぞれべた面の各グランド層16、17を形
成して挟む構造としたものである。
【0045】ここで、グランド層3には、上記第1の実
施の形態のようにスリット10を、信号パターン4の形
状をグランド層3に投影したときの信号パターン4の形
成方向に沿いかつ信号パターン4の幅Wよりも狭い開口
幅wに形成してもよいし、又上記第2の実施の形態のよ
うにスリット5に、信号パターン4の形状をグランド層
3に投影したときの信号パターン4の形成される部分で
かつ信号パターン4の形成方向に電流が流れるようにバ
イパスコンデンサ11を接続してもよいし、さらに上記
第2の実施の形態のように信号パターン4に隣接する部
分に接続パターン12を形成し、この接続パターン12
の両端にそれぞれスリット5の投影パターンの帯状方向
に沿う両端を各ビアホール13、14を介してグランド
パターン15に電気的に接続してもよい。
施の形態のようにスリット10を、信号パターン4の形
状をグランド層3に投影したときの信号パターン4の形
成方向に沿いかつ信号パターン4の幅Wよりも狭い開口
幅wに形成してもよいし、又上記第2の実施の形態のよ
うにスリット5に、信号パターン4の形状をグランド層
3に投影したときの信号パターン4の形成される部分で
かつ信号パターン4の形成方向に電流が流れるようにバ
イパスコンデンサ11を接続してもよいし、さらに上記
第2の実施の形態のように信号パターン4に隣接する部
分に接続パターン12を形成し、この接続パターン12
の両端にそれぞれスリット5の投影パターンの帯状方向
に沿う両端を各ビアホール13、14を介してグランド
パターン15に電気的に接続してもよい。
【0046】このような配線基板であれば、グランド層
16、17で挟む構造とすることにより、電磁波をシー
ルドし、不要な電磁波を減少できる。
16、17で挟む構造とすることにより、電磁波をシー
ルドし、不要な電磁波を減少できる。
【0047】なお、本発明は、上記第1乃至第4の実施
の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよ
い。
の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよ
い。
【0048】例えば、スリット5又は10がグランド層
3に形成されている場合について説明したが、これに限
らず電源層2にスリット5が形成されている場合でも適
用できる。
3に形成されている場合について説明したが、これに限
らず電源層2にスリット5が形成されている場合でも適
用できる。
【0049】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、電
源層やグランド層にスリットや開口が形成されていても
リターン電流経路を確保できて不要な電磁波を根本的に
減少できる配線基板及びその製造方法を提供できる。
源層やグランド層にスリットや開口が形成されていても
リターン電流経路を確保できて不要な電磁波を根本的に
減少できる配線基板及びその製造方法を提供できる。
【図1】本発明に係わる配線基板の第1の実施の形態を
示す構成図。
示す構成図。
【図2】同配線基板を信号層からグランド層を見た投影
図。
図。
【図3】本発明に係わる配線基板の第2の実施の形態を
示す構成図。
示す構成図。
【図4】同配線基板を信号層からグランド層を見た投影
図。
図。
【図5】同配線基板によるSパラメータ(S11)放射電
界の測定結果を示す図。
界の測定結果を示す図。
【図6】スリットが形成されていない配線基板によるS
パラメータ(S11)の測定結果を示す図。
パラメータ(S11)の測定結果を示す図。
【図7】スリットにバイパスコンデンサを接続していな
い従来の配線基板によるSパラメータ(S11)の測定結
果を示す図。
い従来の配線基板によるSパラメータ(S11)の測定結
果を示す図。
【図8】本発明に係わる配線基板の第3の実施の形態を
示す構成図。
示す構成図。
【図9】本発明に係わる配線基板の第4の実施の形態を
示す構成図。
示す構成図。
【図10】従来のプリント基板の構造図。
1:信号層、 2:電源層、 3:グランド層、 4:信号パターン、 10:スリット、 11:バイパスコンデンサ、 12:接続パターン、 13,14:ビアホール、 15:グランドパターン、 16,17:グランド層。
Claims (9)
- 【請求項1】 帯状の信号パターンが形成された信号層
及び異なる電源電圧が印加される複数の導体パターンが
形成された電源層及び複数のグランド用導体パターンが
形成されたグランド層を積層して成り、かつ前記電源層
又は前記グランド層のいずれか一方又は両方に開口部を
形成した配線基板において、 前記開口部は、前記信号パターンの前記電源層又は前記
グランド層への投影パターンからはみ出さない位置及び
形状に形成されていることを特徴とする配線基板。 - 【請求項2】 帯状の信号パターンが形成された信号層
及び異なる電源電圧が印加される複数の導体パターンが
形成された電源層及び複数のグランド用導体パターンが
形成されたグランド層を積層して成り、かつ前記電源層
又は前記グランド層のいずれか一方又は両方に前記信号
パターンの前記電源層又は前記グランド層への投影パタ
ーンと交差する位置に開口部を形成した配線基板におい
て、 前記開口部には、前記投影パターンの帯状方向に沿って
電流バイパス用素子が接続されていることを特徴とする
配線基板。 - 【請求項3】 前記電流バイパス用素子は、コンデンサ
であることを特徴とする請求項2記載の配線基板。 - 【請求項4】 帯状の信号パターンが形成された信号層
及び異なる電源電圧が印加される複数の導体パターンが
形成された電源層及び複数のグランド用導体パターンが
形成されたグランド層を積層して成り、かつ前記電源層
又は前記グランド層のいずれか一方又は両方に前記信号
パターンの前記電源層又は前記グランド層への投影パタ
ーンと交差する位置に開口部を形成した配線基板におい
て、 前記信号層上において前記信号パターンに隣接して接続
パターンが形成され、この接続パターンの両端はそれぞ
れ前記開口部の前記投影パターンの帯状方向に沿う方向
上の両端に接続されていることを特徴とする配線基板。 - 【請求項5】 前記接続パターンと前記開口部とは、ビ
アホールを介して電気的に接続されていることを特徴と
する請求項4記載の配線基板。 - 【請求項6】 少なくとも前記信号層及び前記電源層及
び前記グランド層を積層し、かつこれら層のうち両最外
層側にそれぞれグランド層を形成して挟む構造としたこ
とを特徴とする請求項1、2又は4記載の配線基板。 - 【請求項7】 帯状の信号パターンが形成された信号層
及び異なる電源電圧が印加される複数の導体パターンが
形成された電源層及び複数のグランド用導体パターンが
形成されたグランド層を積層し、前記電源層又は前記グ
ランド層のいずれか一方又は両方に開口部を形成する配
線基板の製造方法において、 前記開口部を、前記信号パターンの前記電源層又は前記
グランド層への投影パターンからはみ出さない位置及び
形状に形成する工程、を有することを特徴とする配線基
板の製造方法。 - 【請求項8】 帯状の信号パターンが形成された信号層
及び異なる電源電圧が印加される複数の導体パターンが
形成された電源層及び複数のグランド用導体パターンが
形成されたグランド層を積層して成る配線基板の製造方
法において、 前記電源層又は前記グランド層のいずれか一方又は両方
に前記信号パターンの前記電源層又は前記グランド層へ
の投影パターンと交差する位置に開口部を形成する工程
と、 前記開口部の前記投影パターンの帯状方向に沿う両端に
電流バイパス用素子を接続する工程と、を有することを
特徴とする配線基板の製造方法。 - 【請求項9】 帯状の信号パターンが形成された信号層
及び異なる電源電圧が印加される複数の導体パターンが
形成された電源層及び複数のグランド用導体パターンが
形成されたグランド層を積層して成る配線基板の製造方
法において、 前記電源層又は前記グランド層のいずれか一方又は両方
に前記信号パターンの前記電源層又は前記グランド層へ
の投影パターンと交差する位置に開口部を形成する工程
と、 前記信号層上において前記信号パターンに隣接して接続
パターンを形成する工程と、 前記接続パターンの両端をそれぞれ前記開口部の前記投
影パターンの帯状方向に沿う方向上の両端に接続する工
程と、を有することを特徴とする配線基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11025702A JP2000223800A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 配線基板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11025702A JP2000223800A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 配線基板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000223800A true JP2000223800A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12173132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11025702A Pending JP2000223800A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 配線基板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000223800A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003060378A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-28 | Canon Inc | 電子機器装置 |
WO2006098076A1 (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 回路基板 |
JP2007011629A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Toshiba Corp | プリント配線基板のリターンパスチェックシステム |
US7505285B2 (en) | 2005-04-18 | 2009-03-17 | Hitachi, Ltd. | Main board for backplane buses |
JP2009170574A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Aica Kogyo Co Ltd | 多層プリント配線板 |
JP2013219182A (ja) * | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Canon Inc | プリント回路板 |
-
1999
- 1999-02-03 JP JP11025702A patent/JP2000223800A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003060378A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-28 | Canon Inc | 電子機器装置 |
JP4719387B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-07-06 | キヤノン株式会社 | 電子機器装置 |
WO2006098076A1 (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 回路基板 |
US7505285B2 (en) | 2005-04-18 | 2009-03-17 | Hitachi, Ltd. | Main board for backplane buses |
JP2007011629A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Toshiba Corp | プリント配線基板のリターンパスチェックシステム |
JP2009170574A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Aica Kogyo Co Ltd | 多層プリント配線板 |
JP2013219182A (ja) * | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Canon Inc | プリント回路板 |
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