JP2000223546A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置全体としての処理時間を短縮することが
できる基板処理装置を提供する。 【解決手段】 複数の処理ユニットを備える基板処理装
置において、シャトル20が処理ユニット間の基板搬送
を行う。矩形状の基板Wはシャトル20の左右ハンド2
3a,23bおよび前後ハンド26a,26bによって
その4辺が保持される。前後ハンドスライド機構45
は、基板Wを水平姿勢で保持する基板保持姿勢と保持し
た基板Wを開放できる基板開放姿勢とに前後ハンド26
a,26bの姿勢を変更できる。同様に、左右ハンド回
動機構36も左右ハンド23a,23bの姿勢を基板保
持姿勢と基板開放姿勢とに変更できる。処理ユニットと
の基板受け渡しの際に、それぞれのハンドを基板開放姿
勢とすれば、基板の昇降とハンドとが干渉することはな
く、シャトル20の移動と基板昇降とを同時にできる。
できる基板処理装置を提供する。 【解決手段】 複数の処理ユニットを備える基板処理装
置において、シャトル20が処理ユニット間の基板搬送
を行う。矩形状の基板Wはシャトル20の左右ハンド2
3a,23bおよび前後ハンド26a,26bによって
その4辺が保持される。前後ハンドスライド機構45
は、基板Wを水平姿勢で保持する基板保持姿勢と保持し
た基板Wを開放できる基板開放姿勢とに前後ハンド26
a,26bの姿勢を変更できる。同様に、左右ハンド回
動機構36も左右ハンド23a,23bの姿勢を基板保
持姿勢と基板開放姿勢とに変更できる。処理ユニットと
の基板受け渡しの際に、それぞれのハンドを基板開放姿
勢とすれば、基板の昇降とハンドとが干渉することはな
く、シャトル20の移動と基板昇降とを同時にできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の方向に直列
に配列され矩形状の液晶表示装置用ガラス基板、カラー
フィルタ用基板、プリント配線基板、プラズマディスプ
レイパネル用基板、半導体基板、フォトマスク用ガラス
基板、レチクル等(以下、単に「基板」と称する)の表
面に所定の処理を施す複数の処理ユニットに順次基板を
搬送して基板処理を行う基板処理装置に関する。
に配列され矩形状の液晶表示装置用ガラス基板、カラー
フィルタ用基板、プリント配線基板、プラズマディスプ
レイパネル用基板、半導体基板、フォトマスク用ガラス
基板、レチクル等(以下、単に「基板」と称する)の表
面に所定の処理を施す複数の処理ユニットに順次基板を
搬送して基板処理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記のような基板に対しては、
レジスト塗布処理、露光処理、現像処理およびそれらに
付随する熱処理を順次行わせることにより一連の基板処
理を達成している。このような基板処理を行う装置とし
ては、例えば、本願出願人が先に出願した特開平9−2
01734号公報に開示されたものがある。当該装置
は、角型基板にフォトレジスト膜を形成する装置であ
る。この装置は、レジスト塗布を行うスピンコータ(回
転式塗布処理ユニット)、端縁部に付着した不要なレジ
ストを除去する端縁洗浄ユニット、レジスト塗布後の基
板のプリベークを行う熱処理ユニットなどの複数の処理
ユニットを直列に配列するとともに、L字形状のシャト
ルハンドを有するシャトルを搬送手段として備えてい
る。そして、そのシャトルハンドによって搬送方向(処
理ユニットの配列方向)に平行な基板の2辺を保持し、
各処理ユニットに順次に基板を搬送し、基板に処理を行
っているのである。
レジスト塗布処理、露光処理、現像処理およびそれらに
付随する熱処理を順次行わせることにより一連の基板処
理を達成している。このような基板処理を行う装置とし
ては、例えば、本願出願人が先に出願した特開平9−2
01734号公報に開示されたものがある。当該装置
は、角型基板にフォトレジスト膜を形成する装置であ
る。この装置は、レジスト塗布を行うスピンコータ(回
転式塗布処理ユニット)、端縁部に付着した不要なレジ
ストを除去する端縁洗浄ユニット、レジスト塗布後の基
板のプリベークを行う熱処理ユニットなどの複数の処理
ユニットを直列に配列するとともに、L字形状のシャト
ルハンドを有するシャトルを搬送手段として備えてい
る。そして、そのシャトルハンドによって搬送方向(処
理ユニットの配列方向)に平行な基板の2辺を保持し、
各処理ユニットに順次に基板を搬送し、基板に処理を行
っているのである。
【0003】シャトルから各処理ユニットへの基板の受
け渡しは、各処理ユニットに設けられた基板昇降手段を
介して行われる。すなわち、基板を保持するシャトルが
搬送先の処理ユニットの上方まで移動し、当該処理ユニ
ットの昇降手段が上昇して基板を受け取る。基板を受け
取った昇降手段は、シャトルが待避位置(昇降する基板
と干渉しない位置)まで移動するのを待って、降下を開
始する。逆に、処理ユニットからシャトルに基板を渡す
ときは、昇降手段が上昇するのを待ってから、シャトル
が処理ユニットの上方まで移動し、その後、昇降手段が
降下することによって行われていた。
け渡しは、各処理ユニットに設けられた基板昇降手段を
介して行われる。すなわち、基板を保持するシャトルが
搬送先の処理ユニットの上方まで移動し、当該処理ユニ
ットの昇降手段が上昇して基板を受け取る。基板を受け
取った昇降手段は、シャトルが待避位置(昇降する基板
と干渉しない位置)まで移動するのを待って、降下を開
始する。逆に、処理ユニットからシャトルに基板を渡す
ときは、昇降手段が上昇するのを待ってから、シャトル
が処理ユニットの上方まで移動し、その後、昇降手段が
降下することによって行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年におい
ては、基板の大型化が進展しており、これに伴って以下
のような問題が生じている。
ては、基板の大型化が進展しており、これに伴って以下
のような問題が生じている。
【0005】すなわち、まず、基板が大型化すると基板
にたわみが生じるという問題がある。基板がたわむと基
板搬送ラインの下部の構造物と干渉し、搬送不良が生じ
るおそれがある。
にたわみが生じるという問題がある。基板がたわむと基
板搬送ラインの下部の構造物と干渉し、搬送不良が生じ
るおそれがある。
【0006】これを防止するためには、基板を保持する
シャトルハンドの長さ(搬送方向長さ)を長くするとい
う対策が考えられるが、この場合、シャトルハンドの長
さに応じて上記シャトルの待避位置に広いスペースを確
保する必要があり、その結果基板処理装置全体が大型化
するという問題が発生する。一般に、基板処理装置は雰
囲気調整が行われたクリーンルームに設置されることが
多く、1つの基板処理装置がクリーンルーム内において
大きな面積を占有することはコストアップに繋がる。
シャトルハンドの長さ(搬送方向長さ)を長くするとい
う対策が考えられるが、この場合、シャトルハンドの長
さに応じて上記シャトルの待避位置に広いスペースを確
保する必要があり、その結果基板処理装置全体が大型化
するという問題が発生する。一般に、基板処理装置は雰
囲気調整が行われたクリーンルームに設置されることが
多く、1つの基板処理装置がクリーンルーム内において
大きな面積を占有することはコストアップに繋がる。
【0007】また、上述のように、シャトルと処理ユニ
ットとの間で基板の受け渡しを行う際は、必ずシャトル
が待避位置まで待避していた。従って、基板を受け取っ
た昇降手段は、シャトルが待避位置への移動を完了する
まで降下することができず、また、基板を渡す昇降手段
が上昇動作を完了するまでシャトルが処理ユニット上方
に移動することができなかった。このため、シャトルの
待避に要する移動時間が各処理ユニットの処理時間に加
算され、装置全体としての処理時間を長時間化するとい
う問題をも生じていた。
ットとの間で基板の受け渡しを行う際は、必ずシャトル
が待避位置まで待避していた。従って、基板を受け取っ
た昇降手段は、シャトルが待避位置への移動を完了する
まで降下することができず、また、基板を渡す昇降手段
が上昇動作を完了するまでシャトルが処理ユニット上方
に移動することができなかった。このため、シャトルの
待避に要する移動時間が各処理ユニットの処理時間に加
算され、装置全体としての処理時間を長時間化するとい
う問題をも生じていた。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、大型の基板であってもたわみを防止することが
できる基板処理装置を提供することを目的とする。
であり、大型の基板であってもたわみを防止することが
できる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、装置が大型化するのを抑
制することができる基板処理装置を提供することを目的
とする。
制することができる基板処理装置を提供することを目的
とする。
【0010】さらに、本発明は、装置全体としての処理
時間を短縮することができる基板処理装置を提供するこ
とを目的とする。
時間を短縮することができる基板処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、所定の方向に直列に配列され矩
形状の基板の表面に所定の処理を施す複数の処理ユニッ
トに順次基板を搬送して基板処理を行う基板処理装置で
あって、(a)前記矩形状の基板の周縁部のうち相互に平
行な2辺のそれぞれに対応する周縁部の裏面に当接して
前記基板を略水平姿勢で保持する基板保持部を有し、前
記複数の処理ユニット間で当該基板を搬送する搬送手段
と、(b)前記複数の処理ユニットのそれぞれに設けら
れ、前記基板を略水平に保持した状態で前記基板に所定
の処理を施す基板処理位置と、前記搬送手段に対して前
記基板を受け渡す基板受け渡し位置との間で基板を昇降
させる昇降手段と、を備え、前記搬送手段に、基板を略
水平姿勢で保持する基板保持姿勢と保持した基板を開放
できる基板開放姿勢とに前記基板保持部の姿勢を変更で
きる姿勢変更手段を備えさせている。
め、請求項1の発明は、所定の方向に直列に配列され矩
形状の基板の表面に所定の処理を施す複数の処理ユニッ
トに順次基板を搬送して基板処理を行う基板処理装置で
あって、(a)前記矩形状の基板の周縁部のうち相互に平
行な2辺のそれぞれに対応する周縁部の裏面に当接して
前記基板を略水平姿勢で保持する基板保持部を有し、前
記複数の処理ユニット間で当該基板を搬送する搬送手段
と、(b)前記複数の処理ユニットのそれぞれに設けら
れ、前記基板を略水平に保持した状態で前記基板に所定
の処理を施す基板処理位置と、前記搬送手段に対して前
記基板を受け渡す基板受け渡し位置との間で基板を昇降
させる昇降手段と、を備え、前記搬送手段に、基板を略
水平姿勢で保持する基板保持姿勢と保持した基板を開放
できる基板開放姿勢とに前記基板保持部の姿勢を変更で
きる姿勢変更手段を備えさせている。
【0012】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記搬送手段を、前記
複数の処理ユニットの配列方向に沿って所定間隔で複数
配置している。
にかかる基板処理装置において、前記搬送手段を、前記
複数の処理ユニットの配列方向に沿って所定間隔で複数
配置している。
【0013】また、請求項3の発明は、所定の方向に直
列に配列され矩形状の基板の表面に所定の処理を施す複
数の処理ユニットに順次基板を搬送して基板処理を行う
基板処理装置であって、(a)前記矩形状の基板の周縁部
のうち前記基板の搬送方向に平行な2辺のそれぞれに対
応する周縁部の裏面に当接して前記基板を略水平姿勢で
保持する第1基板保持部と、前記基板の周縁部のうち前
記基板の搬送方向に垂直な2辺のそれぞれに対応する周
縁部の裏面に当接して前記基板を略水平姿勢で保持する
第2基板保持部と、を有し、前記複数の処理ユニット間
で前記基板を搬送する搬送手段と、(b)前記複数の処理
ユニットのそれぞれに設けられ、前記基板を略水平に保
持した状態で前記基板に所定の処理を施す基板処理位置
と、前記搬送手段に対して前記基板を受け渡す基板受け
渡し位置との間で基板を昇降させる昇降手段と、を備え
ている。
列に配列され矩形状の基板の表面に所定の処理を施す複
数の処理ユニットに順次基板を搬送して基板処理を行う
基板処理装置であって、(a)前記矩形状の基板の周縁部
のうち前記基板の搬送方向に平行な2辺のそれぞれに対
応する周縁部の裏面に当接して前記基板を略水平姿勢で
保持する第1基板保持部と、前記基板の周縁部のうち前
記基板の搬送方向に垂直な2辺のそれぞれに対応する周
縁部の裏面に当接して前記基板を略水平姿勢で保持する
第2基板保持部と、を有し、前記複数の処理ユニット間
で前記基板を搬送する搬送手段と、(b)前記複数の処理
ユニットのそれぞれに設けられ、前記基板を略水平に保
持した状態で前記基板に所定の処理を施す基板処理位置
と、前記搬送手段に対して前記基板を受け渡す基板受け
渡し位置との間で基板を昇降させる昇降手段と、を備え
ている。
【0014】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
にかかる基板処理装置において、前記搬送手段に、基板
を略水平姿勢で保持する基板保持姿勢と保持した基板を
開放できる基板開放姿勢とに前記第1基板保持部および
前記第2基板保持部の姿勢をそれぞれ変更できる第1姿
勢変更手段および第2姿勢変更手段を備えさせている。
にかかる基板処理装置において、前記搬送手段に、基板
を略水平姿勢で保持する基板保持姿勢と保持した基板を
開放できる基板開放姿勢とに前記第1基板保持部および
前記第2基板保持部の姿勢をそれぞれ変更できる第1姿
勢変更手段および第2姿勢変更手段を備えさせている。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項3または
請求項4にの発明にかかる基板処理装置において、前記
搬送手段に、前記第2基板保持部の間隔が前記基板を保
持する保持間隔よりも狭い間隔となるように前記第2基
板保持部を収納する収納手段、をさらに備えさせてい
る。
請求項4にの発明にかかる基板処理装置において、前記
搬送手段に、前記第2基板保持部の間隔が前記基板を保
持する保持間隔よりも狭い間隔となるように前記第2基
板保持部を収納する収納手段、をさらに備えさせてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
実施の形態について詳細に説明する。
【0017】<1.基板処理装置の全体構成>図1は、
本発明に係る基板処理装置の全体構成を示す正面図であ
る。また、図2は基板処理装置の全体構成を示す平面図
である。なお、図1および以下の各図には、その方向関
係を明確にするためXYZ直交座標系を付している。こ
こでは、床面に平行な水平面をXY面とし、鉛直方向を
Z方向としている。
本発明に係る基板処理装置の全体構成を示す正面図であ
る。また、図2は基板処理装置の全体構成を示す平面図
である。なお、図1および以下の各図には、その方向関
係を明確にするためXYZ直交座標系を付している。こ
こでは、床面に平行な水平面をXY面とし、鉛直方向を
Z方向としている。
【0018】本実施形態では、本発明に係る基板処理装
置の一例として矩形状の基板(角型基板)にレジスト塗
布を行う装置について説明する。基板処理装置は、デハ
イドベークユニット10A、スピンコータ10B、基板
端縁洗浄ユニット10C、プリベークユニット10Dお
よび搬送ユニット11を備えている。デハイドベークユ
ニット10Aは洗浄された基板Wを乾燥する処理ユニッ
トであり、スピンコータ10Bは基板Wを回転させつつ
レジスト塗布を行う処理ユニットであり、基板端縁洗浄
ユニット10Cは基板端縁部に付着した不要なレジスト
を除去する処理ユニットであり、プリベークユニット1
0Dはレジスト塗布後の基板Wに加熱処理を行う処理ユ
ニットである。
置の一例として矩形状の基板(角型基板)にレジスト塗
布を行う装置について説明する。基板処理装置は、デハ
イドベークユニット10A、スピンコータ10B、基板
端縁洗浄ユニット10C、プリベークユニット10Dお
よび搬送ユニット11を備えている。デハイドベークユ
ニット10Aは洗浄された基板Wを乾燥する処理ユニッ
トであり、スピンコータ10Bは基板Wを回転させつつ
レジスト塗布を行う処理ユニットであり、基板端縁洗浄
ユニット10Cは基板端縁部に付着した不要なレジスト
を除去する処理ユニットであり、プリベークユニット1
0Dはレジスト塗布後の基板Wに加熱処理を行う処理ユ
ニットである。
【0019】搬送ユニット11は、上記複数の処理ユニ
ットに基板Wを搬送するユニットであり、複数の処理ユ
ニットの配列方向(X方向)に沿って所定間隔で3つの
シャトル20を配置している。シャトル20は、上記4
つの処理ユニットの間のそれぞれに1つずつ設けられて
おり(すなわち合計3つ)、各シャトル20は相互に隣
接する処理ユニット間で基板Wの搬送を行う。例えば、
図1において左端に配置されたシャトル20は、デハイ
ドベークユニット10Aとスピンコータ10Bとの間の
基板搬送を担当する。なお、シャトル20自体の構成に
ついてはさらに後述する。
ットに基板Wを搬送するユニットであり、複数の処理ユ
ニットの配列方向(X方向)に沿って所定間隔で3つの
シャトル20を配置している。シャトル20は、上記4
つの処理ユニットの間のそれぞれに1つずつ設けられて
おり(すなわち合計3つ)、各シャトル20は相互に隣
接する処理ユニット間で基板Wの搬送を行う。例えば、
図1において左端に配置されたシャトル20は、デハイ
ドベークユニット10Aとスピンコータ10Bとの間の
基板搬送を担当する。なお、シャトル20自体の構成に
ついてはさらに後述する。
【0020】搬送ユニット11は、シャトル20を処理
ユニットの配列方向(X方向)に駆動する機構として、
シャトル駆動機構15を備える。シャトル駆動機構15
は、各処理ユニットによって支持された2本のガイドレ
ール12と、その間に配置された駆動用プーリ16、従
動プーリ18およびタイミングベルト17とによって構
成されている。2本のガイドレール12は、各処理ユニ
ットの配列方向に沿って、装置のX方向全長に渡り、相
互に平行に設けられている。各シャトル20は、2本の
ガイドレール12に摺動自在に設置されている。
ユニットの配列方向(X方向)に駆動する機構として、
シャトル駆動機構15を備える。シャトル駆動機構15
は、各処理ユニットによって支持された2本のガイドレ
ール12と、その間に配置された駆動用プーリ16、従
動プーリ18およびタイミングベルト17とによって構
成されている。2本のガイドレール12は、各処理ユニ
ットの配列方向に沿って、装置のX方向全長に渡り、相
互に平行に設けられている。各シャトル20は、2本の
ガイドレール12に摺動自在に設置されている。
【0021】駆動用プーリ16は、モータ19によって
回転駆動される。従動プーリ18は回転自在に保持され
ている。また、駆動用プーリ16および従動プーリ18
にはタイミングベルト17が掛け渡されている。モータ
19の回転は、駆動用プーリ16を介してタイミングベ
ルト17に伝達され、タイミングベルト17が回走され
ることとなる。
回転駆動される。従動プーリ18は回転自在に保持され
ている。また、駆動用プーリ16および従動プーリ18
にはタイミングベルト17が掛け渡されている。モータ
19の回転は、駆動用プーリ16を介してタイミングベ
ルト17に伝達され、タイミングベルト17が回走され
ることとなる。
【0022】タイミングベルト17には、3つのシャト
ル20のうちの中央のシャトル20が固設されており、
モータ19の正または逆回転により当該シャトル20は
ガイドレール12に沿って左右に移動する。また、中央
のシャトル20には左右のシャトル20が図示を省略す
る連結ブラケットによって接続されている。すなわち、
中央のシャトル20がX方向に沿って移動するのに連動
して、左右のシャトル20も所定間隔を維持しつつX方
向に沿って移動するのである。
ル20のうちの中央のシャトル20が固設されており、
モータ19の正または逆回転により当該シャトル20は
ガイドレール12に沿って左右に移動する。また、中央
のシャトル20には左右のシャトル20が図示を省略す
る連結ブラケットによって接続されている。すなわち、
中央のシャトル20がX方向に沿って移動するのに連動
して、左右のシャトル20も所定間隔を維持しつつX方
向に沿って移動するのである。
【0023】以上のような構成によって、搬送ユニット
11の3つのシャトル20はそれぞれX方向に移動して
基板Wを搬送するのであり、通常、基板Wはデハイドベ
ークユニット10Aからプリベークユニット10Dに向
けて連続的に順次搬送される。
11の3つのシャトル20はそれぞれX方向に移動して
基板Wを搬送するのであり、通常、基板Wはデハイドベ
ークユニット10Aからプリベークユニット10Dに向
けて連続的に順次搬送される。
【0024】<2.シャトルの構成>次に、シャトル2
0の構成について説明する。上述の如く、それぞれのシ
ャトル20は、相互に隣接する処理ユニット間で基板W
の搬送を行うものである。図3は、シャトル20の平面
図である。また、図4はシャトル20の側面図であり、
図5は背面図である。
0の構成について説明する。上述の如く、それぞれのシ
ャトル20は、相互に隣接する処理ユニット間で基板W
の搬送を行うものである。図3は、シャトル20の平面
図である。また、図4はシャトル20の側面図であり、
図5は背面図である。
【0025】シャトル20は、基板Wを水平姿勢で保持
する基板保持部として、前後ハンド26a,26bおよ
び左右ハンド23a,23bを備えている。また、シャ
トル20は、前後ハンド26a,26bの間隔を調整す
る手段として前後ハンドスライド機構45を有するとと
もに、左右ハンド23a,23bの間隔を調整する手段
として左右ハンドスライド機構31と、左右ハンド23
a,23bを回動させる手段として左右ハンド回動機構
36とを有している。
する基板保持部として、前後ハンド26a,26bおよ
び左右ハンド23a,23bを備えている。また、シャ
トル20は、前後ハンド26a,26bの間隔を調整す
る手段として前後ハンドスライド機構45を有するとと
もに、左右ハンド23a,23bの間隔を調整する手段
として左右ハンドスライド機構31と、左右ハンド23
a,23bを回動させる手段として左右ハンド回動機構
36とを有している。
【0026】前後ハンド26a,26bは、基板Wの周
縁部のうち基板Wの搬送方向(X方向)に平行な2辺の
それぞれに対応する周縁部の裏面に当接して基板Wを水
平姿勢で保持する基板保持部である。前後ハンド26
a,26bは、Y方向に摺動自在に、それぞれセンター
アーム42に垂下されている。センターアーム42はシ
ャトル20の本体部41の上面に固設されている。ま
た、前後ハンド26a,26bは、X方向から見ると
「コの字」形状に形成されるとともに、X方向に所定の
長さを有する部材である。さらに前後ハンド26a,2
6bのそれぞれは、X方向に沿って2つずつ配列された
支持ピン27aおよび支持ピン27bを備えている。
縁部のうち基板Wの搬送方向(X方向)に平行な2辺の
それぞれに対応する周縁部の裏面に当接して基板Wを水
平姿勢で保持する基板保持部である。前後ハンド26
a,26bは、Y方向に摺動自在に、それぞれセンター
アーム42に垂下されている。センターアーム42はシ
ャトル20の本体部41の上面に固設されている。ま
た、前後ハンド26a,26bは、X方向から見ると
「コの字」形状に形成されるとともに、X方向に所定の
長さを有する部材である。さらに前後ハンド26a,2
6bのそれぞれは、X方向に沿って2つずつ配列された
支持ピン27aおよび支持ピン27bを備えている。
【0027】前後ハンドスライド機構45は、エアシリ
ンダ45a,45bによって構成されている。すなわ
ち、エアシリンダ45aによって前後ハンド26aがY
方向に駆動されるとともに、エアシリンダ45bによっ
て前後ハンド26bがY方向に駆動される。具体的に
は、前後ハンド26a,26bのそれぞれの両端にエア
シリンダ45a,45bが固設され、エアシリンダ45
a,45bのピストンがセンターアーム42に設けられ
た係止部材に接続されていることにより、エアシリンダ
45a,45bの動作によって当該エアシリンダ45
a,45b自身がセンターアーム42に対して相対的に
移動し、それにともなって前後ハンド26a,26bが
Y方向に移動するのである。
ンダ45a,45bによって構成されている。すなわ
ち、エアシリンダ45aによって前後ハンド26aがY
方向に駆動されるとともに、エアシリンダ45bによっ
て前後ハンド26bがY方向に駆動される。具体的に
は、前後ハンド26a,26bのそれぞれの両端にエア
シリンダ45a,45bが固設され、エアシリンダ45
a,45bのピストンがセンターアーム42に設けられ
た係止部材に接続されていることにより、エアシリンダ
45a,45bの動作によって当該エアシリンダ45
a,45b自身がセンターアーム42に対して相対的に
移動し、それにともなって前後ハンド26a,26bが
Y方向に移動するのである。
【0028】このようにすれば、前後ハンドスライド機
構45によって、前後ハンド26a,26bは図3、4
中の実線位置と二点鎖線位置との間で移動することがで
きる。前後ハンド26a,26bが図3、4中の実線位
置にあるときは、支持ピン27a,27bがX方向に平
行な基板Wの2辺のそれぞれに対応する周縁部の裏面に
当接して基板Wを水平姿勢で保持することができる。ま
た、前後ハンド26a,26bの間隔が拡がり、それら
が図3、4中の二点鎖線位置にあるときは、基板Wの保
持状態が解除され、前後ハンド26a,26bに対して
基板Wが自由に昇降できる。すなわち、前後ハンドスラ
イド機構45は、基板Wを水平姿勢で保持する基板保持
姿勢と保持した基板Wを開放できる基板開放姿勢とに前
後ハンド26a,26bの姿勢を変更できる姿勢変更手
段としての機能を有しているのである。
構45によって、前後ハンド26a,26bは図3、4
中の実線位置と二点鎖線位置との間で移動することがで
きる。前後ハンド26a,26bが図3、4中の実線位
置にあるときは、支持ピン27a,27bがX方向に平
行な基板Wの2辺のそれぞれに対応する周縁部の裏面に
当接して基板Wを水平姿勢で保持することができる。ま
た、前後ハンド26a,26bの間隔が拡がり、それら
が図3、4中の二点鎖線位置にあるときは、基板Wの保
持状態が解除され、前後ハンド26a,26bに対して
基板Wが自由に昇降できる。すなわち、前後ハンドスラ
イド機構45は、基板Wを水平姿勢で保持する基板保持
姿勢と保持した基板Wを開放できる基板開放姿勢とに前
後ハンド26a,26bの姿勢を変更できる姿勢変更手
段としての機能を有しているのである。
【0029】次に、左右ハンド23a,23bは、基板
Wの周縁部のうち基板Wの搬送方向(X方向)に垂直な
2辺のそれぞれに対応する周縁部の裏面に当接して基板
Wを水平姿勢で保持する基板保持部である。左右ハンド
23a,23bは、Y方向に伸びる長尺状の部材であ
り、ブラケット29a,29bにY方向と平行な軸を回
転軸として回動自在に支持されている。ブラケット29
a,29bは、プレート24a,24bにそれぞれ固設
されている。左右ハンド23a,23bは、その先端
に、Y方向から見て「L字」形状(後述する図11参
照)の支持部材21a,21bをそれぞれ設けている。
支持部材21a,21bは、基板の周縁部に裏面から当
接する支持ピン22aおよび支持ピン22bをそれぞれ
備えている。また、左右ハンド23a,23bの他端に
は、Y方向と平行な軸を回転軸として左右ハンド23
a,23bを回動させる左右ハンド回動機構36が設け
られている。
Wの周縁部のうち基板Wの搬送方向(X方向)に垂直な
2辺のそれぞれに対応する周縁部の裏面に当接して基板
Wを水平姿勢で保持する基板保持部である。左右ハンド
23a,23bは、Y方向に伸びる長尺状の部材であ
り、ブラケット29a,29bにY方向と平行な軸を回
転軸として回動自在に支持されている。ブラケット29
a,29bは、プレート24a,24bにそれぞれ固設
されている。左右ハンド23a,23bは、その先端
に、Y方向から見て「L字」形状(後述する図11参
照)の支持部材21a,21bをそれぞれ設けている。
支持部材21a,21bは、基板の周縁部に裏面から当
接する支持ピン22aおよび支持ピン22bをそれぞれ
備えている。また、左右ハンド23a,23bの他端に
は、Y方向と平行な軸を回転軸として左右ハンド23
a,23bを回動させる左右ハンド回動機構36が設け
られている。
【0030】左右ハンド回動機構36は、エアシリンダ
36a,36bによって構成されている。すなわち、エ
アシリンダ36aによって左右ハンド23aが回動され
るとともに、エアシリンダ36bによって左右ハンド2
3bが回動されるのである。具体的には、図5に示すよ
うに、エアシリンダ36aのピストンがリンク部材25
aを介して左右ハンド23aに接続されており、エアシ
リンダ36aの伸縮動作がリンク部材25aによって左
右ハンド23aの回動動作に変換されるのである。同様
に、エアシリンダ36bのピストンがリンク部材25b
を介して左右ハンド23bに接続されており、エアシリ
ンダ36bの伸縮動作がリンク部材25bによって左右
ハンド23bの回動動作に変換されるのである。
36a,36bによって構成されている。すなわち、エ
アシリンダ36aによって左右ハンド23aが回動され
るとともに、エアシリンダ36bによって左右ハンド2
3bが回動されるのである。具体的には、図5に示すよ
うに、エアシリンダ36aのピストンがリンク部材25
aを介して左右ハンド23aに接続されており、エアシ
リンダ36aの伸縮動作がリンク部材25aによって左
右ハンド23aの回動動作に変換されるのである。同様
に、エアシリンダ36bのピストンがリンク部材25b
を介して左右ハンド23bに接続されており、エアシリ
ンダ36bの伸縮動作がリンク部材25bによって左右
ハンド23bの回動動作に変換されるのである。
【0031】左右ハンド23a,23bの回転動作の態
様についてはさらに後述するが、上記の前後ハンドスラ
イド機構45と同様に、左右ハンド回動機構36も支持
ピン22a、22bを介して基板Wを水平姿勢で保持す
る基板保持姿勢と保持した基板Wを開放できる基板開放
姿勢とに左右ハンド23a,23bの姿勢を変更できる
姿勢変更手段としての機能を有している。
様についてはさらに後述するが、上記の前後ハンドスラ
イド機構45と同様に、左右ハンド回動機構36も支持
ピン22a、22bを介して基板Wを水平姿勢で保持す
る基板保持姿勢と保持した基板Wを開放できる基板開放
姿勢とに左右ハンド23a,23bの姿勢を変更できる
姿勢変更手段としての機能を有している。
【0032】図3に戻り、ブラケット29a,29bに
固設されたプレート24a,24bは、シャトル20の
本体部41に対して摺動自在に設けられている。本体部
41にはエアシリンダ31a,31bが固定的に設けら
れており、そのエアシリンダ31a,31bのピストン
の先端は、それぞれブラケット29a,29bに接続さ
れている。従って、エアシリンダ31a,31bの伸縮
動作に伴って、ブラケット29a,29bに支持された
左右ハンド23a,23bはX方向への移動を行うこと
になる。すなわち、エアシリンダ31a,31bで構成
される左右ハンドスライド機構31は、左右ハンド23
a,23bの間隔を調整することが可能であり、左右ハ
ンド23a,23bの間隔が基板Wを保持する保持間隔
(図3の実線にて示す左右ハンド23a,23bの間
隔)よりも狭い間隔となるように左右ハンド23a,2
3bを収納する(例えば、図3の二点鎖線位置まで左右
ハンド23a,23bを移動させる)収納手段としての
機能を有している。
固設されたプレート24a,24bは、シャトル20の
本体部41に対して摺動自在に設けられている。本体部
41にはエアシリンダ31a,31bが固定的に設けら
れており、そのエアシリンダ31a,31bのピストン
の先端は、それぞれブラケット29a,29bに接続さ
れている。従って、エアシリンダ31a,31bの伸縮
動作に伴って、ブラケット29a,29bに支持された
左右ハンド23a,23bはX方向への移動を行うこと
になる。すなわち、エアシリンダ31a,31bで構成
される左右ハンドスライド機構31は、左右ハンド23
a,23bの間隔を調整することが可能であり、左右ハ
ンド23a,23bの間隔が基板Wを保持する保持間隔
(図3の実線にて示す左右ハンド23a,23bの間
隔)よりも狭い間隔となるように左右ハンド23a,2
3bを収納する(例えば、図3の二点鎖線位置まで左右
ハンド23a,23bを移動させる)収納手段としての
機能を有している。
【0033】<3.基板処理装置における基板搬送動作
>次に、上記構成を有する基板処置装置の基板搬送動作
について説明する。既述したように、基板Wはデハイド
ベークユニット10Aからプリベークユニット10Dに
向けて搬送ユニット11の3つのシャトル20によって
連続的に順次搬送され、一連の処理に供される。ここで
は、デハイドベークユニット10Aからスピンコータ1
0Bに基板Wを搬送する場合について説明する。
>次に、上記構成を有する基板処置装置の基板搬送動作
について説明する。既述したように、基板Wはデハイド
ベークユニット10Aからプリベークユニット10Dに
向けて搬送ユニット11の3つのシャトル20によって
連続的に順次搬送され、一連の処理に供される。ここで
は、デハイドベークユニット10Aからスピンコータ1
0Bに基板Wを搬送する場合について説明する。
【0034】デハイドベークユニット10Aにおける基
板処理が終了すると、デハイドベークユニット10Aか
ら搬送ユニット11のシャトル20(図1中の左端のシ
ャトル)に基板Wが渡される。図6は、処理ユニットと
シャトル20との基板Wの受け渡しの様子を説明する図
である。
板処理が終了すると、デハイドベークユニット10Aか
ら搬送ユニット11のシャトル20(図1中の左端のシ
ャトル)に基板Wが渡される。図6は、処理ユニットと
シャトル20との基板Wの受け渡しの様子を説明する図
である。
【0035】デハイドベークユニット10Aの内部に
は、基板Wを昇降させる昇降手段としてエアシリンダ1
3が設けられている。エアシリンダ13には、複数のリ
フトピン14が鉛直方向(Z方向)に立設して連結され
ている。基板Wは、複数のリフトピン14に載置されて
おり、エアシリンダ13の伸縮動作はリフトピン14を
介して基板Wに伝達される。すなわち、エアシリンダ1
3は、基板Wを水平に保持した状態で処理を施す基板処
理位置PPと、シャトル20に対して基板Wを受け渡す
基板受け渡し位置TPとの間で基板Wを昇降させる昇降
手段としての役割を果たしている。なお、これと同様の
昇降機構は、スピンコータ10B、基板端縁洗浄ユニッ
ト10C、プリベークユニット10Dにも設けられてお
り、例えば、スピンコータ10Bにおいてはリフトピン
14に代えて基板Wを保持するチャックを用いることが
できる。
は、基板Wを昇降させる昇降手段としてエアシリンダ1
3が設けられている。エアシリンダ13には、複数のリ
フトピン14が鉛直方向(Z方向)に立設して連結され
ている。基板Wは、複数のリフトピン14に載置されて
おり、エアシリンダ13の伸縮動作はリフトピン14を
介して基板Wに伝達される。すなわち、エアシリンダ1
3は、基板Wを水平に保持した状態で処理を施す基板処
理位置PPと、シャトル20に対して基板Wを受け渡す
基板受け渡し位置TPとの間で基板Wを昇降させる昇降
手段としての役割を果たしている。なお、これと同様の
昇降機構は、スピンコータ10B、基板端縁洗浄ユニッ
ト10C、プリベークユニット10Dにも設けられてお
り、例えば、スピンコータ10Bにおいてはリフトピン
14に代えて基板Wを保持するチャックを用いることが
できる。
【0036】デハイドベークユニット10Aからシャト
ル20に基板Wを渡すときには、前後ハンド26a,2
6bおよび左右ハンド23a,23bを基板開放姿勢と
した状態にてシャトル20がデハイドベークユニット1
0Aの上方に移動しつつ、エアシリンダ13が基板Wを
基板処理位置PPから基板受け渡し位置TPまで上昇さ
せることによって行われる。これをより詳細に説明す
る。
ル20に基板Wを渡すときには、前後ハンド26a,2
6bおよび左右ハンド23a,23bを基板開放姿勢と
した状態にてシャトル20がデハイドベークユニット1
0Aの上方に移動しつつ、エアシリンダ13が基板Wを
基板処理位置PPから基板受け渡し位置TPまで上昇さ
せることによって行われる。これをより詳細に説明す
る。
【0037】図9は、前後ハンド26a,26bが基板
開放姿勢にある状態の一例を示す図である。また、図1
2は、左右ハンド23a,23bが基板開放姿勢にある
状態の一例を示す図である。前後ハンド26a,26b
は前後ハンドスライド機構45によって図9に示す如き
基板開放姿勢とされ、左右ハンド23a,23bは左右
ハンド回動機構36によって図12に示す如き基板開放
姿勢とされた状態にてシャトル20がデハイドベークユ
ニット10Aの上方に移動する。この状態では、前後ハ
ンド26a,26bおよび左右ハンド23a,23bが
基板開放姿勢とされているため、基板Wの昇降と前後ハ
ンド26a,26bまたは左右ハンド23a,23bと
が干渉するおそれはない。従って、従来のように、エア
シリンダ13が基板受け渡し位置TPまで基板Wを上昇
させるのを待ってからシャトル20がデハイドベークユ
ニット10Aの上方への移動を開始する必要はなく、エ
アシリンダ13による基板Wの上昇とシャトル20の移
動とを並行して行うことができるのである。これによ
り、シャトル20の待機時間が不要となり、装置全体と
しての処理時間を従来よりも短縮することができる。
開放姿勢にある状態の一例を示す図である。また、図1
2は、左右ハンド23a,23bが基板開放姿勢にある
状態の一例を示す図である。前後ハンド26a,26b
は前後ハンドスライド機構45によって図9に示す如き
基板開放姿勢とされ、左右ハンド23a,23bは左右
ハンド回動機構36によって図12に示す如き基板開放
姿勢とされた状態にてシャトル20がデハイドベークユ
ニット10Aの上方に移動する。この状態では、前後ハ
ンド26a,26bおよび左右ハンド23a,23bが
基板開放姿勢とされているため、基板Wの昇降と前後ハ
ンド26a,26bまたは左右ハンド23a,23bと
が干渉するおそれはない。従って、従来のように、エア
シリンダ13が基板受け渡し位置TPまで基板Wを上昇
させるのを待ってからシャトル20がデハイドベークユ
ニット10Aの上方への移動を開始する必要はなく、エ
アシリンダ13による基板Wの上昇とシャトル20の移
動とを並行して行うことができるのである。これによ
り、シャトル20の待機時間が不要となり、装置全体と
しての処理時間を従来よりも短縮することができる。
【0038】シャトル20がデハイドベークユニット1
0Aの上方に移動するとともに、エアシリンダ13が基
板Wを基板受け渡し位置TPまで上昇させた後、前後ハ
ンドスライド機構45が前後ハンド26a,26bを移
動させて基板保持姿勢とし、左右ハンド回動機構36が
左右ハンド23a,23bを回動させて基板保持姿勢と
する。図8は、前後ハンド26a,26bが基板保持姿
勢にある状態の一例を示す図である。図11は、左右ハ
ンド23a,23bが基板保持姿勢にある状態の一例を
示す図である。また、図7は、シャトル20によって基
板Wが保持された状態を示す平面図である。
0Aの上方に移動するとともに、エアシリンダ13が基
板Wを基板受け渡し位置TPまで上昇させた後、前後ハ
ンドスライド機構45が前後ハンド26a,26bを移
動させて基板保持姿勢とし、左右ハンド回動機構36が
左右ハンド23a,23bを回動させて基板保持姿勢と
する。図8は、前後ハンド26a,26bが基板保持姿
勢にある状態の一例を示す図である。図11は、左右ハ
ンド23a,23bが基板保持姿勢にある状態の一例を
示す図である。また、図7は、シャトル20によって基
板Wが保持された状態を示す平面図である。
【0039】前後ハンド26a,26bの間隔が狭くな
るとともに、左右ハンド23a,23bが回動すること
により、図8、図11に示すように、前後ハンド26
a,26bおよび左右ハンド23a,23bによって基
板Wがシャトル20に水平姿勢にて保持される。このと
きには、図7に示す如く、基板Wの4辺(搬送方向に平
行な2辺および垂直な2辺)の全てに対応する周縁部が
基板保持部によって保持されている。従って、従来のよ
うに2辺のみに対応する周縁部を保持する場合に比較し
て保持状態にある基板Wのたわみを抑制することができ
る。よって、大型の基板Wを搬送する場合であってもそ
のたわみを防止することができ、その結果、基板搬送ラ
インの下部の構造物との干渉による搬送不良が生じる懸
念がなくなる。なお、シャトル20に基板Wが保持され
た後は、デハイドベークユニット10Aのエアシリンダ
13がリフトピン14を降下させる。
るとともに、左右ハンド23a,23bが回動すること
により、図8、図11に示すように、前後ハンド26
a,26bおよび左右ハンド23a,23bによって基
板Wがシャトル20に水平姿勢にて保持される。このと
きには、図7に示す如く、基板Wの4辺(搬送方向に平
行な2辺および垂直な2辺)の全てに対応する周縁部が
基板保持部によって保持されている。従って、従来のよ
うに2辺のみに対応する周縁部を保持する場合に比較し
て保持状態にある基板Wのたわみを抑制することができ
る。よって、大型の基板Wを搬送する場合であってもそ
のたわみを防止することができ、その結果、基板搬送ラ
インの下部の構造物との干渉による搬送不良が生じる懸
念がなくなる。なお、シャトル20に基板Wが保持され
た後は、デハイドベークユニット10Aのエアシリンダ
13がリフトピン14を降下させる。
【0040】基板Wを保持したシャトル20は、シャト
ル駆動機構15によってX方向に移動され、スピンコー
タ10Bの上方で停止する。シャトル20からスピンコ
ータ10Bへ基板Wを渡す動作は概ね上記と逆の動作と
なる。すなわち、スピンコータ10Bのエアシリンダに
よって上昇されたチャックが基板受け渡し位置TPにて
シャトル20から基板Wを受け取り、前後ハンド26
a,26bおよび左右ハンド23a,23bが基板開放
姿勢とされる(図9、図12参照)。その後、当該エア
シリンダが基板Wを基板処理位置PPまで降下させつ
つ、シャトル20がデハイドベークユニット10Aとス
ピンコータ10Bとの間のシャトル待避位置まで移動す
るのである。
ル駆動機構15によってX方向に移動され、スピンコー
タ10Bの上方で停止する。シャトル20からスピンコ
ータ10Bへ基板Wを渡す動作は概ね上記と逆の動作と
なる。すなわち、スピンコータ10Bのエアシリンダに
よって上昇されたチャックが基板受け渡し位置TPにて
シャトル20から基板Wを受け取り、前後ハンド26
a,26bおよび左右ハンド23a,23bが基板開放
姿勢とされる(図9、図12参照)。その後、当該エア
シリンダが基板Wを基板処理位置PPまで降下させつ
つ、シャトル20がデハイドベークユニット10Aとス
ピンコータ10Bとの間のシャトル待避位置まで移動す
るのである。
【0041】このときにも、前後ハンド26a,26b
および左右ハンド23a,23bが基板開放姿勢とされ
ているため、基板Wの昇降と前後ハンド26a,26b
または左右ハンド23a,23bとが干渉するおそれは
ない。従って、従来のように、シャトル20が待避位置
への移動を完了するのを待ってからエアシリンダが基板
Wの降下を開始する必要はなく、基板Wの降下とシャト
ル20の移動とを並行して行うことができるのである。
これにより、エアシリンダの待機時間が不要となり、シ
ャトル20に基板Wを渡すときの効果と相俟って装置全
体としての処理時間を従来よりも一層短縮することがで
きる。
および左右ハンド23a,23bが基板開放姿勢とされ
ているため、基板Wの昇降と前後ハンド26a,26b
または左右ハンド23a,23bとが干渉するおそれは
ない。従って、従来のように、シャトル20が待避位置
への移動を完了するのを待ってからエアシリンダが基板
Wの降下を開始する必要はなく、基板Wの降下とシャト
ル20の移動とを並行して行うことができるのである。
これにより、エアシリンダの待機時間が不要となり、シ
ャトル20に基板Wを渡すときの効果と相俟って装置全
体としての処理時間を従来よりも一層短縮することがで
きる。
【0042】スピンコータ10Bの基板処理位置PPま
で降下された基板Wにはレジスト塗布処理が施された
後、基板端縁洗浄ユニット10C、プリベークユニット
10Dへと順に搬送され、それぞれにて処理が行われ
る。このときの搬送動作は、上述したのと同じである。
なお、スピンコータ10Bから基板端縁洗浄ユニット1
0Cへの搬送は図1中の中央のシャトル20によって行
われ、基板端縁洗浄ユニット10Cからプリベークユニ
ット10Dへ搬送は図1中の右端のシャトル20によっ
て行われる。このように、本実施形態の基板処理装置で
は、複数のシャトル20によって基板搬送を行うことに
より、複数の処理ユニット間のそれぞれにて搬送される
複数の基板を同時に搬送することが可能となり、装置全
体としての基板搬送に要する時間を短縮することができ
る。
で降下された基板Wにはレジスト塗布処理が施された
後、基板端縁洗浄ユニット10C、プリベークユニット
10Dへと順に搬送され、それぞれにて処理が行われ
る。このときの搬送動作は、上述したのと同じである。
なお、スピンコータ10Bから基板端縁洗浄ユニット1
0Cへの搬送は図1中の中央のシャトル20によって行
われ、基板端縁洗浄ユニット10Cからプリベークユニ
ット10Dへ搬送は図1中の右端のシャトル20によっ
て行われる。このように、本実施形態の基板処理装置で
は、複数のシャトル20によって基板搬送を行うことに
より、複数の処理ユニット間のそれぞれにて搬送される
複数の基板を同時に搬送することが可能となり、装置全
体としての基板搬送に要する時間を短縮することができ
る。
【0043】一方、シャトル待避位置まで移動したシャ
トル20は、左右ハンド23a,23bを収納する。図
14は、シャトル20が左右ハンド23a,23bを収
納した状態を示す図である。処理ユニットとの基板Wの
受け渡しを行う際には、シャトル20の左右ハンド23
a,23bの間隔が基板Wの搬送方向長さと同程度にま
で拡がっている。基板Wのサイズが大型化した場合に
は、それにともなって左右ハンド23a,23bの間隔
も拡がることとなり、その状態のままシャトル20がシ
ャトル待避位置まで移動すると、シャトル待避位置に広
いスペースを確保する必要が生じ、その結果基板処理装
置全体が大型化するのである。
トル20は、左右ハンド23a,23bを収納する。図
14は、シャトル20が左右ハンド23a,23bを収
納した状態を示す図である。処理ユニットとの基板Wの
受け渡しを行う際には、シャトル20の左右ハンド23
a,23bの間隔が基板Wの搬送方向長さと同程度にま
で拡がっている。基板Wのサイズが大型化した場合に
は、それにともなって左右ハンド23a,23bの間隔
も拡がることとなり、その状態のままシャトル20がシ
ャトル待避位置まで移動すると、シャトル待避位置に広
いスペースを確保する必要が生じ、その結果基板処理装
置全体が大型化するのである。
【0044】このため、シャトル20がシャトル待避位
置まで移動するときは、左右ハンド23a,23bの間
隔が基板Wを保持する保持間隔よりも狭い間隔となるよ
うに左右ハンドスライド機構31によって左右ハンド2
3a,23bを収納しているのである。このようにすれ
ば、シャトル待避位置に広いスペースを確保する必要は
なくなり、装置の大型化を抑制することができる。
置まで移動するときは、左右ハンド23a,23bの間
隔が基板Wを保持する保持間隔よりも狭い間隔となるよ
うに左右ハンドスライド機構31によって左右ハンド2
3a,23bを収納しているのである。このようにすれ
ば、シャトル待避位置に広いスペースを確保する必要は
なくなり、装置の大型化を抑制することができる。
【0045】<4.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明したが、この発明は上記の例に限定される
ものではない。例えば、上記実施形態では、前後ハンド
26a,26bの姿勢を変更できる姿勢変更手段として
エアシリンダ45a,45bで構成される前後ハンドス
ライド機構45を使用していたが、これに限定されるも
のではなく、パルスモータ等を用いたスライド機構を用
いて前後ハンド26a,26bの間隔を調整するように
しても良い。また、スライド機構に代えて、前後ハンド
26a,26bのそれぞれを図10にて示す如くYZ平
面内にて回動させるような回動機構をシャトル20のセ
ンターアーム42に設けるようにしても良い。当該回動
機構を用いる場合は、図8にて示す状態にて基板Wを保
持し、保持した基板Wを図10にて示す状態にて開放す
ることにより、前後ハンドスライド機構45を用いるの
と同様の効果を得られる。つまり、基板Wを水平姿勢で
保持する基板保持姿勢と保持した基板Wを開放できる基
板開放姿勢とに前後ハンド26a,26bの姿勢を変更
できる機能を有するものであれば適用可能である。
について説明したが、この発明は上記の例に限定される
ものではない。例えば、上記実施形態では、前後ハンド
26a,26bの姿勢を変更できる姿勢変更手段として
エアシリンダ45a,45bで構成される前後ハンドス
ライド機構45を使用していたが、これに限定されるも
のではなく、パルスモータ等を用いたスライド機構を用
いて前後ハンド26a,26bの間隔を調整するように
しても良い。また、スライド機構に代えて、前後ハンド
26a,26bのそれぞれを図10にて示す如くYZ平
面内にて回動させるような回動機構をシャトル20のセ
ンターアーム42に設けるようにしても良い。当該回動
機構を用いる場合は、図8にて示す状態にて基板Wを保
持し、保持した基板Wを図10にて示す状態にて開放す
ることにより、前後ハンドスライド機構45を用いるの
と同様の効果を得られる。つまり、基板Wを水平姿勢で
保持する基板保持姿勢と保持した基板Wを開放できる基
板開放姿勢とに前後ハンド26a,26bの姿勢を変更
できる機能を有するものであれば適用可能である。
【0046】また、上記実施形態では、左右ハンド23
a,23bの姿勢を変更できる姿勢変更手段として、エ
アシリンダ36a,36bによって構成される左右ハン
ド回動機構36を使用していたが、これに限定されるも
のではなく、左右ハンド23a,23bのそれぞれを図
13にて示す如くXY平面内にて回動させるような水平
面回動機構をブラケット29a,29bに設けるように
しても良い。当該水平面回動機構を用いる場合は、図7
にて示す状態にて基板Wを保持し、保持した基板Wを図
13にて示す状態にて開放することにより、左右ハンド
回動機構36を用いるのと同様の効果を得られる。つま
り、基板Wを水平姿勢で保持する基板保持姿勢と保持し
た基板Wを開放できる基板開放姿勢とに左右ハンド23
a,23bの姿勢を変更できる機能を有するものであれ
ば適用可能である。
a,23bの姿勢を変更できる姿勢変更手段として、エ
アシリンダ36a,36bによって構成される左右ハン
ド回動機構36を使用していたが、これに限定されるも
のではなく、左右ハンド23a,23bのそれぞれを図
13にて示す如くXY平面内にて回動させるような水平
面回動機構をブラケット29a,29bに設けるように
しても良い。当該水平面回動機構を用いる場合は、図7
にて示す状態にて基板Wを保持し、保持した基板Wを図
13にて示す状態にて開放することにより、左右ハンド
回動機構36を用いるのと同様の効果を得られる。つま
り、基板Wを水平姿勢で保持する基板保持姿勢と保持し
た基板Wを開放できる基板開放姿勢とに左右ハンド23
a,23bの姿勢を変更できる機能を有するものであれ
ば適用可能である。
【0047】従って、例えば、左右ハンド回動機構36
に代えて、左右ハンドスライド機構31によって左右ハ
ンド23a,23bの間隔を調整することにより、左右
ハンド23a,23bの姿勢を基板保持姿勢と基板開放
姿勢とに変更するようにしてもかまわない。この場合
は、すなわち、左右ハンドスライド機構31が左右ハン
ド23a,23bを収納する収納手段としての役割と左
右ハンド23a,23bの姿勢を変更する姿勢変更手段
としての役割とを兼ねることとなるのである。
に代えて、左右ハンドスライド機構31によって左右ハ
ンド23a,23bの間隔を調整することにより、左右
ハンド23a,23bの姿勢を基板保持姿勢と基板開放
姿勢とに変更するようにしてもかまわない。この場合
は、すなわち、左右ハンドスライド機構31が左右ハン
ド23a,23bを収納する収納手段としての役割と左
右ハンド23a,23bの姿勢を変更する姿勢変更手段
としての役割とを兼ねることとなるのである。
【0048】また、左右ハンド回動機構36および左右
ハンドスライド機構31に用いられているエアシリンダ
に代えて、モータ等の駆動源を用いることもできる。
ハンドスライド機構31に用いられているエアシリンダ
に代えて、モータ等の駆動源を用いることもできる。
【0049】また、上記実施形態では、基板Wの裏面に
当接する部材として支持ピンを使用していたが、これに
限らず、例えば基板Wを真空吸着するバキュームチャッ
クを用いても良い。また、前後ハンド26a,26bま
たは左右ハンド23a,23bに設ける支持ピンの数を
適宜変更できることは勿論である。
当接する部材として支持ピンを使用していたが、これに
限らず、例えば基板Wを真空吸着するバキュームチャッ
クを用いても良い。また、前後ハンド26a,26bま
たは左右ハンド23a,23bに設ける支持ピンの数を
適宜変更できることは勿論である。
【0050】また、基板処理装置を構成する処理ユニッ
トの数は4つに限定されるものではなく、基板処理の内
容に応じて適宜処理ユニットの数を変更することが可能
である。この場合、処理ユニットの数をn(nは2以
上)とすると、シャトル20の数はn−1とすれば良
い。
トの数は4つに限定されるものではなく、基板処理の内
容に応じて適宜処理ユニットの数を変更することが可能
である。この場合、処理ユニットの数をn(nは2以
上)とすると、シャトル20の数はn−1とすれば良
い。
【0051】また、上記実施形態においては、3つのシ
ャトル20が相互にリンクされ、連動してX方向に移動
するようにされていたが、これに限定されず、それぞれ
のシャトル20を別個独立にX方向に駆動するようにし
てもよい。
ャトル20が相互にリンクされ、連動してX方向に移動
するようにされていたが、これに限定されず、それぞれ
のシャトル20を別個独立にX方向に駆動するようにし
てもよい。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、基板を略水平姿勢で保持する基板保持姿勢と
保持した基板を開放できる基板開放姿勢とに基板保持部
の姿勢を変更できるため、処理ユニットと搬送手段との
間で基板の受け渡しを行う際に基板保持部を基板開放姿
勢とすれば、昇降する基板と基板保持部とが干渉する懸
念がなくなり、基板の昇降と搬送手段の処理ユニット間
移動とを並行して行うことができ、その結果、装置全体
としての処理時間を短縮することができる。
によれば、基板を略水平姿勢で保持する基板保持姿勢と
保持した基板を開放できる基板開放姿勢とに基板保持部
の姿勢を変更できるため、処理ユニットと搬送手段との
間で基板の受け渡しを行う際に基板保持部を基板開放姿
勢とすれば、昇降する基板と基板保持部とが干渉する懸
念がなくなり、基板の昇降と搬送手段の処理ユニット間
移動とを並行して行うことができ、その結果、装置全体
としての処理時間を短縮することができる。
【0053】また、請求項2の発明によれば、搬送手段
が複数の処理ユニットの配列方向に沿って所定間隔で複
数配置されるため、複数の処理ユニット間のそれぞれに
て搬送される複数の基板を同時に搬送することが可能と
なり、装置内の基板搬送に要する時間を短縮することが
でき、ひいては装置全体としての処理時間を短縮するこ
とができる。
が複数の処理ユニットの配列方向に沿って所定間隔で複
数配置されるため、複数の処理ユニット間のそれぞれに
て搬送される複数の基板を同時に搬送することが可能と
なり、装置内の基板搬送に要する時間を短縮することが
でき、ひいては装置全体としての処理時間を短縮するこ
とができる。
【0054】また、請求項3の発明によれば、矩形状の
基板の周縁部のうち搬送方向に平行な2辺および垂直な
2辺のそれぞれに対応する周縁部の裏面に当接して当該
基板を略水平姿勢で保持するため、矩形状の基板の4辺
を保持することとなり、保持状態にある基板のたわみを
抑制することができ、その結果、大型の基板を搬送する
場合であってもそのたわみを防止することができる。
基板の周縁部のうち搬送方向に平行な2辺および垂直な
2辺のそれぞれに対応する周縁部の裏面に当接して当該
基板を略水平姿勢で保持するため、矩形状の基板の4辺
を保持することとなり、保持状態にある基板のたわみを
抑制することができ、その結果、大型の基板を搬送する
場合であってもそのたわみを防止することができる。
【0055】また、請求項4の発明によれば、第1基板
保持部および第2基板保持部について、基板を略水平姿
勢で保持する基板保持姿勢と保持した基板を開放できる
基板開放姿勢とに姿勢を変更できるため、請求項1の発
明と同様に、基板の昇降と搬送手段の処理ユニット間移
動とを並行して行うことができ、装置全体としての処理
時間を短縮することができる。
保持部および第2基板保持部について、基板を略水平姿
勢で保持する基板保持姿勢と保持した基板を開放できる
基板開放姿勢とに姿勢を変更できるため、請求項1の発
明と同様に、基板の昇降と搬送手段の処理ユニット間移
動とを並行して行うことができ、装置全体としての処理
時間を短縮することができる。
【0056】また、請求項5の発明によれば、第2基板
保持部の間隔が基板を保持する保持間隔よりも狭い間隔
となるように第2基板保持部を収納する収納手段を備え
ているため、搬送手段が処理ユニット間に待避している
ときに、その待避位置として広いスペースを確保する必
要はなくなり、装置が大型化するのを抑制することがで
きる。
保持部の間隔が基板を保持する保持間隔よりも狭い間隔
となるように第2基板保持部を収納する収納手段を備え
ているため、搬送手段が処理ユニット間に待避している
ときに、その待避位置として広いスペースを確保する必
要はなくなり、装置が大型化するのを抑制することがで
きる。
【図1】本発明に係る基板処理装置の全体構成を示す正
面図である。
面図である。
【図2】図1の基板処理装置の全体構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図3】シャトルの平面図である。
【図4】シャトルの側面図である。
【図5】シャトルの背面図である。
【図6】処理ユニットとシャトルとの基板の受け渡しの
様子を説明する図である。
様子を説明する図である。
【図7】シャトルによって基板が保持された状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図8】前後ハンドが基板保持姿勢にある状態の一例を
示す図である。
示す図である。
【図9】前後ハンドが基板開放姿勢にある状態の一例を
示す図である。
示す図である。
【図10】前後ハンドが基板開放姿勢にある状態の他の
例を示す図である。
例を示す図である。
【図11】左右ハンドが基板保持姿勢にある状態の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図12】左右ハンドが基板開放姿勢にある状態の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図13】左右ハンドが基板開放姿勢にある状態の他の
例を示す図である。
例を示す図である。
【図14】シャトルが左右ハンドを収納した状態を示す
図である。
図である。
10A デハイドベークユニット 10B スピンコータ 10C 基板端縁洗浄ユニット 10D プリベークユニット 13 エアシリンダ 14 リフトピン 20 シャトル 23a,23b 左右ハンド 26a,26b 前後ハンド 31 左右ハンドスライド機構 36 左右ハンド回動機構 45 前後ハンドスライド機構 PP 基板処理位置 TP 基板受け渡し位置 W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 寿章 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 奥野 英治 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA05 CA07 GA06 GA18 LA07 LA13 MA23 MA24 MA26 MA27 PA13 PA18
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の方向に直列に配列され矩形状の基
板の表面に所定の処理を施す複数の処理ユニットに順次
基板を搬送して基板処理を行う基板処理装置であって、 (a) 前記矩形状の基板の周縁部のうち相互に平行な2辺
のそれぞれに対応する周縁部の裏面に当接して前記基板
を略水平姿勢で保持する基板保持部を有し、前記複数の
処理ユニット間で当該基板を搬送する搬送手段と、 (b) 前記複数の処理ユニットのそれぞれに設けられ、前
記基板を略水平に保持した状態で前記基板に所定の処理
を施す基板処理位置と、前記搬送手段に対して前記基板
を受け渡す基板受け渡し位置との間で基板を昇降させる
昇降手段と、を備え、 前記搬送手段は、基板を略水平姿勢で保持する基板保持
姿勢と保持した基板を開放できる基板開放姿勢とに前記
基板保持部の姿勢を変更できる姿勢変更手段を備えるこ
とを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記搬送手段は、前記複数の処理ユニットの配列方向に
沿って所定間隔で複数配置されることを特徴とする基板
処理装置。 - 【請求項3】 所定の方向に直列に配列され矩形状の基
板の表面に所定の処理を施す複数の処理ユニットに順次
基板を搬送して基板処理を行う基板処理装置であって、 (a) 前記矩形状の基板の周縁部のうち前記基板の搬送方
向に平行な2辺のそれぞれに対応する周縁部の裏面に当
接して前記基板を略水平姿勢で保持する第1基板保持部
と、前記基板の周縁部のうち前記基板の搬送方向に垂直
な2辺のそれぞれに対応する周縁部の裏面に当接して前
記基板を略水平姿勢で保持する第2基板保持部と、を有
し、前記複数の処理ユニット間で前記基板を搬送する搬
送手段と、 (b) 前記複数の処理ユニットのそれぞれに設けられ、前
記基板を略水平に保持した状態で前記基板に所定の処理
を施す基板処理位置と、前記搬送手段に対して前記基板
を受け渡す基板受け渡し位置との間で基板を昇降させる
昇降手段と、を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の基板処理装置において、 前記搬送手段は、基板を略水平姿勢で保持する基板保持
姿勢と保持した基板を開放できる基板開放姿勢とに前記
第1基板保持部および前記第2基板保持部の姿勢をそれ
ぞれ変更できる第1姿勢変更手段および第2姿勢変更手
段を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の基板処
理装置において、 前記搬送手段は、 前記第2基板保持部の間隔が前記基板を保持する保持間
隔よりも狭い間隔となるように前記第2基板保持部を収
納する収納手段、をさらに備えることを特徴とする基板
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2470099A JP2000223546A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2470099A JP2000223546A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 基板処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000223546A true JP2000223546A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12145463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2470099A Abandoned JP2000223546A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 基板処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000223546A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002368058A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-20 | Micronics Japan Co Ltd | 表示用基板の搬送装置 |
KR100860522B1 (ko) * | 2002-03-23 | 2008-09-26 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정 패널의 이송장치 |
JP2011124579A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Orbotech Lt Solar Llc | 自動順位付け多方向直列型処理装置 |
US9462921B2 (en) | 2011-05-24 | 2016-10-11 | Orbotech LT Solar, LLC. | Broken wafer recovery system |
-
1999
- 1999-02-02 JP JP2470099A patent/JP2000223546A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002368058A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-20 | Micronics Japan Co Ltd | 表示用基板の搬送装置 |
KR100860522B1 (ko) * | 2002-03-23 | 2008-09-26 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정 패널의 이송장치 |
JP2011124579A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Orbotech Lt Solar Llc | 自動順位付け多方向直列型処理装置 |
US9287152B2 (en) | 2009-12-10 | 2016-03-15 | Orbotech LT Solar, LLC. | Auto-sequencing multi-directional inline processing method |
US9462921B2 (en) | 2011-05-24 | 2016-10-11 | Orbotech LT Solar, LLC. | Broken wafer recovery system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20061023 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Effective date: 20070115 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 |