JP2000222744A - 光ディスク装置およびフォーカスサーボ制御装置 - Google Patents
光ディスク装置およびフォーカスサーボ制御装置Info
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- JP2000222744A JP2000222744A JP11021298A JP2129899A JP2000222744A JP 2000222744 A JP2000222744 A JP 2000222744A JP 11021298 A JP11021298 A JP 11021298A JP 2129899 A JP2129899 A JP 2129899A JP 2000222744 A JP2000222744 A JP 2000222744A
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
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Landscapes
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 対物レンズの焦点距離や作動距離が短くなっ
てもレンズとディスクの衝突を確実に回避できる光ディ
スク装置を提供する。 【解決手段】 光ディスク101に光ビームを集束させ
て照射する対物レンズのフォーカス位置誤差を検出して
フォーカスエラー信号FEを生成し、このフォーカスエ
ラー信号FEの利得・位相を補償するフォーカスサーボ
イコライザ109を含むフォーカスサーボシステムによ
り対物レンズのフォーカス位置を制御する光ディスク装
置において、フォーカスサーボ制御の可否を判定するフ
ォーカスサーボ判定回路133によりサーボ制御が不可
能と判定されたとき、フォーカスサーボをオフにすると
共に、フォーカスサーボイコライザ109の出力信号に
レンズ衝突防止信号を加算して対物レンズを光ディスク
101から遠ざかる方向に強制的に移動させるレンズ衝
突防止システムを有する。
てもレンズとディスクの衝突を確実に回避できる光ディ
スク装置を提供する。 【解決手段】 光ディスク101に光ビームを集束させ
て照射する対物レンズのフォーカス位置誤差を検出して
フォーカスエラー信号FEを生成し、このフォーカスエ
ラー信号FEの利得・位相を補償するフォーカスサーボ
イコライザ109を含むフォーカスサーボシステムによ
り対物レンズのフォーカス位置を制御する光ディスク装
置において、フォーカスサーボ制御の可否を判定するフ
ォーカスサーボ判定回路133によりサーボ制御が不可
能と判定されたとき、フォーカスサーボをオフにすると
共に、フォーカスサーボイコライザ109の出力信号に
レンズ衝突防止信号を加算して対物レンズを光ディスク
101から遠ざかる方向に強制的に移動させるレンズ衝
突防止システムを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
係り、特に光学ヘッドの対物レンズと光ディスクとの衝
突防止機能を有するフォーカスサーボ制御装置に関す
る。
係り、特に光学ヘッドの対物レンズと光ディスクとの衝
突防止機能を有するフォーカスサーボ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク装置では、光ディス
クと呼ばれる記録媒体に半導体レーザからの光ビームを
対物レンズで集束させて照射し、その反射光を光検出器
で検出して、光ディスクに記録されている信号を読み出
すことで情報の再生を行う。
クと呼ばれる記録媒体に半導体レーザからの光ビームを
対物レンズで集束させて照射し、その反射光を光検出器
で検出して、光ディスクに記録されている信号を読み出
すことで情報の再生を行う。
【0003】また、光ディスクとして相変化媒体や光磁
気媒体のような記録/再生が可能な媒体を用い、光ビー
ムの照射により記録膜の相変化や磁化反転を生じさせる
ことで情報の記録を行い、再生は光ディスクからの反射
光を検出することで行う記録/再生可能な光ディスク装
置も実用化されている。
気媒体のような記録/再生が可能な媒体を用い、光ビー
ムの照射により記録膜の相変化や磁化反転を生じさせる
ことで情報の記録を行い、再生は光ディスクからの反射
光を検出することで行う記録/再生可能な光ディスク装
置も実用化されている。
【0004】これらの光ディスク装置においては、対物
レンズのフォーカス位置を光ディスクの記録面に正確に
一致させるフォーカスサーボが必須である。このフォー
カスサーボは通常、光ディスクからの反射光を検出する
多分割光検出器の出力信号から演算によりフォーカス位
置の誤差(フォーカスエラー)を検出してフォーカスエ
ラー信号を生成し、このフォーカスエラー信号に基づい
て対物レンズをフォーカス方向(対物レンズの光軸方
向)に移動させることにより行われる。
レンズのフォーカス位置を光ディスクの記録面に正確に
一致させるフォーカスサーボが必須である。このフォー
カスサーボは通常、光ディスクからの反射光を検出する
多分割光検出器の出力信号から演算によりフォーカス位
置の誤差(フォーカスエラー)を検出してフォーカスエ
ラー信号を生成し、このフォーカスエラー信号に基づい
て対物レンズをフォーカス方向(対物レンズの光軸方
向)に移動させることにより行われる。
【0005】また、従来の光ディスク装置におけるフォ
ーカスサーボ制御装置では、フォーカスサーボの制御の
可否を判定し、外乱等によりフォーカスサーボが外れ、
サーボ制御が不可能な場合にはフォーカスサーボのサー
ボ制御ループを遮断する制御を行っている。具体的に
は、多分割光検出器の各分割領域の出力信号を全加算し
た信号をフォーカスサーボ判定回路により監視し、この
全加算信号が予め設定されたリファレンス値より小さい
状態が一定時間以上続いた場合には、フォーカスサーボ
が外れていると判定する。この判定の結果、フォーカス
サーボが外れている場合には、サーボ制御ループを遮断
してフォーカスサーボオフにすることで対物レンズの暴
走を回避している。
ーカスサーボ制御装置では、フォーカスサーボの制御の
可否を判定し、外乱等によりフォーカスサーボが外れ、
サーボ制御が不可能な場合にはフォーカスサーボのサー
ボ制御ループを遮断する制御を行っている。具体的に
は、多分割光検出器の各分割領域の出力信号を全加算し
た信号をフォーカスサーボ判定回路により監視し、この
全加算信号が予め設定されたリファレンス値より小さい
状態が一定時間以上続いた場合には、フォーカスサーボ
が外れていると判定する。この判定の結果、フォーカス
サーボが外れている場合には、サーボ制御ループを遮断
してフォーカスサーボオフにすることで対物レンズの暴
走を回避している。
【0006】ところで、従来の光ディスク装置で使用さ
れている光学ヘッドでは、対物レンズと光ディスク間の
距離(作動距離という)は、対物レンズがフォーカス方
向の可動範囲内で光ディスク側に最も近接した位置に移
動した場合でも、光ディスクに衝突しない程度に設計さ
れている。これに対し、光ディスク装置の小型化のため
に最近盛んに開発が進められている薄型化された光学ヘ
ッドでは、機械的な振動・衝撃などの外乱により対物レ
ンズが光ディスクに衝突する可能性がある。
れている光学ヘッドでは、対物レンズと光ディスク間の
距離(作動距離という)は、対物レンズがフォーカス方
向の可動範囲内で光ディスク側に最も近接した位置に移
動した場合でも、光ディスクに衝突しない程度に設計さ
れている。これに対し、光ディスク装置の小型化のため
に最近盛んに開発が進められている薄型化された光学ヘ
ッドでは、機械的な振動・衝撃などの外乱により対物レ
ンズが光ディスクに衝突する可能性がある。
【0007】すなわち、薄型化された光学ヘッドでは、
対物レンズの焦点距離や作動距離が従来の光学ヘッドと
比較して短くなっている反面、対物レンズのフォーカス
方向の可動範囲は従来からの光学ヘッドと同程度であ
る。従って、外乱などでフォーカスサーボが外れて対物
レンズが可動範囲内で光ディスク側に最も近接した位置
に移動した場合、対物レンズが光ディスクに衝突してし
まうことがあり、結果としてレンズやディスクに傷が付
き、光ディスク装置のシステムとしての信頼性を低下さ
せる。
対物レンズの焦点距離や作動距離が従来の光学ヘッドと
比較して短くなっている反面、対物レンズのフォーカス
方向の可動範囲は従来からの光学ヘッドと同程度であ
る。従って、外乱などでフォーカスサーボが外れて対物
レンズが可動範囲内で光ディスク側に最も近接した位置
に移動した場合、対物レンズが光ディスクに衝突してし
まうことがあり、結果としてレンズやディスクに傷が付
き、光ディスク装置のシステムとしての信頼性を低下さ
せる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
光ディスク装置では、光学ヘッドの薄型化のために対物
レンズの焦点距離や作動距離を短くすると、フォーカス
サーボが外れたときサーボ制御ループをオフにしただけ
では、対物レンズが光ディスクに衝突してレンズやディ
スクに傷を付ける可能性があるという問題点があった。
光ディスク装置では、光学ヘッドの薄型化のために対物
レンズの焦点距離や作動距離を短くすると、フォーカス
サーボが外れたときサーボ制御ループをオフにしただけ
では、対物レンズが光ディスクに衝突してレンズやディ
スクに傷を付ける可能性があるという問題点があった。
【0009】本発明は、対物レンズの焦点距離や作動距
離が短くなってもレンズとディスクの衝突を確実に回避
することができる光ディスク装置およびフォーカスサー
ボ制御装置を提供することを目的とする。
離が短くなってもレンズとディスクの衝突を確実に回避
することができる光ディスク装置およびフォーカスサー
ボ制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は光源から出射される光ビームを集束させて
光ディスクに照射するための対物レンズのフォーカス位
置をサーボ制御するフォーカスサーボ制御装置を有する
光ディスク装置において、フォーカスサーボ制御装置の
サーボ制御が不可能なとき対物レンズを光ディスクから
遠ざかる方向に強制的に移動させるレンズ衝突防止手段
を有することを特徴とする。
め、本発明は光源から出射される光ビームを集束させて
光ディスクに照射するための対物レンズのフォーカス位
置をサーボ制御するフォーカスサーボ制御装置を有する
光ディスク装置において、フォーカスサーボ制御装置の
サーボ制御が不可能なとき対物レンズを光ディスクから
遠ざかる方向に強制的に移動させるレンズ衝突防止手段
を有することを特徴とする。
【0011】より具体的には、本発明に係る光ディスク
装置は、光源から出射される光ビームを対物レンズを介
して光ディスクに照射し、該光ディスクからの反射光を
光検出器で検出する光学ヘッドと、この光学ヘッドの光
検出器の出力信号から光ディスクに対する対物レンズの
フォーカス位置の誤差を示すフォーカスエラーを検出す
るフォーカスエラー検出手段と、フォーカスエラー検出
手段により検出されたフォーカスエラーに基づいてフォ
ーカス位置をサーボ制御するフォーカスサーボ手段と、
光学ヘッドの光検出器の出力信号からフォーカスサーボ
手段のサーボ制御の可否を判定するフォーカスサーボ判
定手段と、このフォーカスサーボ判定手段によりサーボ
制御が不可能と判定されたとき、フォーカスサーボ手段
のサーボ制御ループを遮断すると共に、対物レンズを光
ディスクから遠ざかる方向に強制的に移動させるレンズ
衝突防止手段とを有する。
装置は、光源から出射される光ビームを対物レンズを介
して光ディスクに照射し、該光ディスクからの反射光を
光検出器で検出する光学ヘッドと、この光学ヘッドの光
検出器の出力信号から光ディスクに対する対物レンズの
フォーカス位置の誤差を示すフォーカスエラーを検出す
るフォーカスエラー検出手段と、フォーカスエラー検出
手段により検出されたフォーカスエラーに基づいてフォ
ーカス位置をサーボ制御するフォーカスサーボ手段と、
光学ヘッドの光検出器の出力信号からフォーカスサーボ
手段のサーボ制御の可否を判定するフォーカスサーボ判
定手段と、このフォーカスサーボ判定手段によりサーボ
制御が不可能と判定されたとき、フォーカスサーボ手段
のサーボ制御ループを遮断すると共に、対物レンズを光
ディスクから遠ざかる方向に強制的に移動させるレンズ
衝突防止手段とを有する。
【0012】他の観点によれば、本発明に係る光ディス
ク装置は、光源から出射される光ビームを対物レンズを
介して光ディスクに照射し、該光ディスクからの反射光
を光検出器で検出する光学ヘッドと、この光学ヘッドの
光検出器の出力信号から光ディスクに対する対物レンズ
のフォーカス位置の誤差を示すフォーカスエラー信号を
出力するフォーカスエラー検出手段と、このフォーカス
エラー信号の利得および位相を補償するフォーカスサー
ボイコライザを含み、該フォーカスサーボイコライザの
出力信号を用いてフォーカス位置をサーボ制御するフォ
ーカスサーボ手段と、光学ヘッドの光検出器の出力信号
からフォーカスサーボ手段のサーボ制御の可否を判定す
るフォーカスサーボ判定手段と、このフォーカスサーボ
判定手段によりサーボ制御が不可能と判定されたとき、
フォーカスサーボイコライザへのフォーカスエラー信号
の入力を遮断すると共に、フォーカスサーボイコライザ
の出力信号にレンズ衝突防止信号を加算し、このレンズ
衝突防止信号によって対物レンズを光ディスクから遠ざ
かる方向に強制的に移動させるレンズ衝突防止手段とを
有する。
ク装置は、光源から出射される光ビームを対物レンズを
介して光ディスクに照射し、該光ディスクからの反射光
を光検出器で検出する光学ヘッドと、この光学ヘッドの
光検出器の出力信号から光ディスクに対する対物レンズ
のフォーカス位置の誤差を示すフォーカスエラー信号を
出力するフォーカスエラー検出手段と、このフォーカス
エラー信号の利得および位相を補償するフォーカスサー
ボイコライザを含み、該フォーカスサーボイコライザの
出力信号を用いてフォーカス位置をサーボ制御するフォ
ーカスサーボ手段と、光学ヘッドの光検出器の出力信号
からフォーカスサーボ手段のサーボ制御の可否を判定す
るフォーカスサーボ判定手段と、このフォーカスサーボ
判定手段によりサーボ制御が不可能と判定されたとき、
フォーカスサーボイコライザへのフォーカスエラー信号
の入力を遮断すると共に、フォーカスサーボイコライザ
の出力信号にレンズ衝突防止信号を加算し、このレンズ
衝突防止信号によって対物レンズを光ディスクから遠ざ
かる方向に強制的に移動させるレンズ衝突防止手段とを
有する。
【0013】また、本発明に係るフォーカスサーボ制御
装置は、対物レンズを介して光ビームが照射された光デ
ィスクからの反射光を検出する光検出器の出力信号か
ら、光ディスクに対する対物レンズのフォーカス位置の
誤差を示すフォーカスエラーを検出するフォーカスエラ
ー検出手段と、このフォーカスエラー検出手段により検
出されたフォーカスエラーに基づいてフォーカス位置を
サーボ制御するフォーカスサーボ手段と、光検出器の出
力信号からフォーカスサーボ手段のサーボ制御の可否を
判定するフォーカスサーボ判定手段と、このフォーカス
サーボ判定手段によりサーボ制御が不可能と判定された
とき対物レンズを光ディスクから遠ざかる方向に強制的
に移動させるレンズ衝突防止手段とを有する。
装置は、対物レンズを介して光ビームが照射された光デ
ィスクからの反射光を検出する光検出器の出力信号か
ら、光ディスクに対する対物レンズのフォーカス位置の
誤差を示すフォーカスエラーを検出するフォーカスエラ
ー検出手段と、このフォーカスエラー検出手段により検
出されたフォーカスエラーに基づいてフォーカス位置を
サーボ制御するフォーカスサーボ手段と、光検出器の出
力信号からフォーカスサーボ手段のサーボ制御の可否を
判定するフォーカスサーボ判定手段と、このフォーカス
サーボ判定手段によりサーボ制御が不可能と判定された
とき対物レンズを光ディスクから遠ざかる方向に強制的
に移動させるレンズ衝突防止手段とを有する。
【0014】さらに、本発明に係るフォーカスサーボ制
御装置は、対物レンズを介して光ビームが照射された光
ディスクからの反射光を検出する光検出器の出力信号か
ら、光ディスクに対する対物レンズのフォーカス位置の
誤差を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカス
エラー検出手段と、フォーカスエラー信号の利得および
位相を補償するフォーカスサーボイコライザを含み、該
フォーカスサーボイコライザの出力信号を用いてフォー
カス位置をサーボ制御するフォーカスサーボ手段と、光
検出器の出力信号からフォーカスサーボ手段のサーボ制
御の可否を判定するフォーカスサーボ判定手段と、この
フォーカスサーボ判定手段によりサーボ制御が不可能と
判定されたとき、フォーカスサーボイコライザへのフォ
ーカスエラー信号の入力を遮断すると共に、フォーカス
サーボイコライザの出力信号にレンズ衝突防止信号を加
算し、このレンズ衝突防止信号によって対物レンズを光
ディスクから遠ざかる方向に強制的に移動させるレンズ
衝突防止手段とを有する。
御装置は、対物レンズを介して光ビームが照射された光
ディスクからの反射光を検出する光検出器の出力信号か
ら、光ディスクに対する対物レンズのフォーカス位置の
誤差を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカス
エラー検出手段と、フォーカスエラー信号の利得および
位相を補償するフォーカスサーボイコライザを含み、該
フォーカスサーボイコライザの出力信号を用いてフォー
カス位置をサーボ制御するフォーカスサーボ手段と、光
検出器の出力信号からフォーカスサーボ手段のサーボ制
御の可否を判定するフォーカスサーボ判定手段と、この
フォーカスサーボ判定手段によりサーボ制御が不可能と
判定されたとき、フォーカスサーボイコライザへのフォ
ーカスエラー信号の入力を遮断すると共に、フォーカス
サーボイコライザの出力信号にレンズ衝突防止信号を加
算し、このレンズ衝突防止信号によって対物レンズを光
ディスクから遠ざかる方向に強制的に移動させるレンズ
衝突防止手段とを有する。
【0015】このように本発明では、外乱等によりフォ
ーカスサーボが外れてサーボ制御が不可能となったと
き、サーボ制御ループを遮断するのみでなく、対物レン
ズを強制的に光ディスクから遠ざかる方向に移動させる
ことによって、光ディスクに対する対物レンズの衝突が
未然に防止される。
ーカスサーボが外れてサーボ制御が不可能となったと
き、サーボ制御ループを遮断するのみでなく、対物レン
ズを強制的に光ディスクから遠ざかる方向に移動させる
ことによって、光ディスクに対する対物レンズの衝突が
未然に防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に、本発明の一実施形態に係
る光ディスク装置の構成を示す。図1において、光ディ
スク101は例えばCD−ROMやDVD−VIDE
O,DVD−ROMのような再生専用ディスク、あるい
は相変化媒体や光記録媒体で構成されるDVD−RAM
のような記録/再生の両方が可能なディスクである。こ
の光ディスク101は、スピンドルモータ102により
回転駆動されながら、光学ヘッド103を介して情報の
記録/再生が行われる。
施の形態を説明する。図1に、本発明の一実施形態に係
る光ディスク装置の構成を示す。図1において、光ディ
スク101は例えばCD−ROMやDVD−VIDE
O,DVD−ROMのような再生専用ディスク、あるい
は相変化媒体や光記録媒体で構成されるDVD−RAM
のような記録/再生の両方が可能なディスクである。こ
の光ディスク101は、スピンドルモータ102により
回転駆動されながら、光学ヘッド103を介して情報の
記録/再生が行われる。
【0017】光学ヘッド103は、光ディスク101の
記録再生時に送りモータ104によって光ディスク10
1の半径方向に移動される。また、光学ヘッド103は
例えば電磁コイルを用いたアクチュエータ105によっ
てフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動され
る。
記録再生時に送りモータ104によって光ディスク10
1の半径方向に移動される。また、光学ヘッド103は
例えば電磁コイルを用いたアクチュエータ105によっ
てフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動され
る。
【0018】図2は、光学ヘッド103の光学系の構成
を示す図である。図2において、光源である半導体レー
ザ(LD)201から出射されたレーザビームは、コリ
メータレンズ202により平行光とされた後、ビームス
プリッタ203を介して対物レンズ204に導かれ、こ
の対物レンズ204により絞り込まれて、微小なスポッ
トとして光ディスク101の記録面に照射される。こう
してレーザビームが照射された光ディスク101からの
反射光は、ビームスプリッタ203を反射して集光レン
ズ205により多分割検出器からなる光検出器206に
導かれる。
を示す図である。図2において、光源である半導体レー
ザ(LD)201から出射されたレーザビームは、コリ
メータレンズ202により平行光とされた後、ビームス
プリッタ203を介して対物レンズ204に導かれ、こ
の対物レンズ204により絞り込まれて、微小なスポッ
トとして光ディスク101の記録面に照射される。こう
してレーザビームが照射された光ディスク101からの
反射光は、ビームスプリッタ203を反射して集光レン
ズ205により多分割検出器からなる光検出器206に
導かれる。
【0019】光検出器206の出力信号は、アナログ演
算回路106に入力される。アナログ演算回路106で
は、光ディスク101の記録面に対する対物レンズ20
4のフォーカス位置の誤差(フォーカスエラー)を示す
フォーカスエラー信号FE、光ディスク101上のトラ
ックに対する照射レーザビームのトラッキング方向(光
ディスク101の半径方向)の位置の誤差(トラッキン
グエラー)を示すトラッキングエラー信号TE、および
全加算信号RFが生成される。
算回路106に入力される。アナログ演算回路106で
は、光ディスク101の記録面に対する対物レンズ20
4のフォーカス位置の誤差(フォーカスエラー)を示す
フォーカスエラー信号FE、光ディスク101上のトラ
ックに対する照射レーザビームのトラッキング方向(光
ディスク101の半径方向)の位置の誤差(トラッキン
グエラー)を示すトラッキングエラー信号TE、および
全加算信号RFが生成される。
【0020】図3に、光検出器206とアナログ演算回
路106の具体的な構成の一例を示す。光検出器206
は、この例では検出面を光ディスク101のトラック接
線方向とトラック幅方向にそれぞれ2分割してなる4つ
の分割領域211,212,213,214を有する4
分割検出器である。
路106の具体的な構成の一例を示す。光検出器206
は、この例では検出面を光ディスク101のトラック接
線方向とトラック幅方向にそれぞれ2分割してなる4つ
の分割領域211,212,213,214を有する4
分割検出器である。
【0021】アナログ演算回路106には、光検出器2
06の出力信号(電流信号)を電圧信号に変換するため
の電流−電圧変換増幅器221〜224,231〜23
4,241〜244と、フォーカスエラー信号演算部2
51、トラッキングエラー信号演算部252および全加
算信号演算部253が設けられている。ここで、光検出
器206の各分割領域211,212,213,214
からの出力信号をそれぞれA,B,C,Dとすると、フ
ォーカスエラー信号演算部251はFE=(A+C)−
(B+D)なる演算により、フォーカスエラー信号FE
を生成する。また、トラッキングエラー信号演算部25
2はTE=(A+B)−(C+D)なる演算により、ト
ラッキングエラー信号TEを生成する。さらに、全加算
信号演算部253はRF=(A+B+C+D)なる演算
により、全加算信号(高周波信号)RFを生成する。
06の出力信号(電流信号)を電圧信号に変換するため
の電流−電圧変換増幅器221〜224,231〜23
4,241〜244と、フォーカスエラー信号演算部2
51、トラッキングエラー信号演算部252および全加
算信号演算部253が設けられている。ここで、光検出
器206の各分割領域211,212,213,214
からの出力信号をそれぞれA,B,C,Dとすると、フ
ォーカスエラー信号演算部251はFE=(A+C)−
(B+D)なる演算により、フォーカスエラー信号FE
を生成する。また、トラッキングエラー信号演算部25
2はTE=(A+B)−(C+D)なる演算により、ト
ラッキングエラー信号TEを生成する。さらに、全加算
信号演算部253はRF=(A+B+C+D)なる演算
により、全加算信号(高周波信号)RFを生成する。
【0022】図1に説明を戻すと、アナログ演算回路1
06から出力されるトラッキングエラー信号TEはトラ
ッキングサーボイコライザ107に入力され、ここで利
得と位相の補償が行われた後、送りモータ制御回路11
0および送りモータドライバ111を介して送りモータ
104に供給される。送りモータ104は、送りモータ
制御回路110による制御下で送りモータドライバ11
1により駆動され、後述するシステムコントローラ12
1によって指定された目標トラック上を光学ヘッド10
3からのレーザビームが走査するように、光学ヘッド1
03を光ディスク101の半径方向に移動させる。
06から出力されるトラッキングエラー信号TEはトラ
ッキングサーボイコライザ107に入力され、ここで利
得と位相の補償が行われた後、送りモータ制御回路11
0および送りモータドライバ111を介して送りモータ
104に供給される。送りモータ104は、送りモータ
制御回路110による制御下で送りモータドライバ11
1により駆動され、後述するシステムコントローラ12
1によって指定された目標トラック上を光学ヘッド10
3からのレーザビームが走査するように、光学ヘッド1
03を光ディスク101の半径方向に移動させる。
【0023】トラッキングサーボイコライザ107の出
力信号は、さらにトラッキング用のアクチュエータドラ
イバ112に供給される。アクチュエータ105は、ア
クチュエータドライバ112によって駆動され、トラッ
キングエラーが0となるように、光学ヘッド103から
光ディスク101上に照射されるレーザビームをトラッ
キング方向(光ディスク101の半径方向)に移動させ
る。
力信号は、さらにトラッキング用のアクチュエータドラ
イバ112に供給される。アクチュエータ105は、ア
クチュエータドライバ112によって駆動され、トラッ
キングエラーが0となるように、光学ヘッド103から
光ディスク101上に照射されるレーザビームをトラッ
キング方向(光ディスク101の半径方向)に移動させ
る。
【0024】一方、アナログ演算回路106から出力さ
れるフォーカスエラー信号FEは、システムコントロー
ラ121により制御されるフォーカスサーボオン/オフ
スイッチ108を介してフォーカスサーボイコライザ1
09に入力され、ここで利得と位相の補償が行われた
後、加算器113を経てフォーカスサーボ用のアクチュ
エータドライバ114に供給される。アクチュエータ1
05は、アクチュエータドライバ114によって駆動さ
れ、フォーカスエラーが0となるように光学ヘッド10
3内の対物レンズ204をフォーカス方向(光軸方向)
に移動させる。
れるフォーカスエラー信号FEは、システムコントロー
ラ121により制御されるフォーカスサーボオン/オフ
スイッチ108を介してフォーカスサーボイコライザ1
09に入力され、ここで利得と位相の補償が行われた
後、加算器113を経てフォーカスサーボ用のアクチュ
エータドライバ114に供給される。アクチュエータ1
05は、アクチュエータドライバ114によって駆動さ
れ、フォーカスエラーが0となるように光学ヘッド10
3内の対物レンズ204をフォーカス方向(光軸方向)
に移動させる。
【0025】フォーカスサーボオン/オフスイッチ10
8は、フォーカスサーボのオン/オフを行うためのもの
であり、オン状態ではフォーカスエラー信号FEをフォ
ーカスサーボイコライザ109に伝達してサーボ制御ル
ープを閉とし、オフ状態ではフォーカスイコライザ10
9へのフォーカスエラー信号の入力を遮断し、入力信号
を0レベルにしてサーボ制御ループを開とする。
8は、フォーカスサーボのオン/オフを行うためのもの
であり、オン状態ではフォーカスエラー信号FEをフォ
ーカスサーボイコライザ109に伝達してサーボ制御ル
ープを閉とし、オフ状態ではフォーカスイコライザ10
9へのフォーカスエラー信号の入力を遮断し、入力信号
を0レベルにしてサーボ制御ループを開とする。
【0026】(再生動作)本実施形態における光ディス
ク101からの再生動作について説明する。光ディスク
101に記録された情報の再生時には、光ディスク10
1に記録されている情報に対応した再生信号がアナログ
演算回路106から出力される全加算信号RF信号に現
れる。この全加算信号RFは、ヘッダ信号検出回路11
5を経由してデータ抜き取り回路116に入力され、こ
こでデータ信号の部分が抜き取られて二値化されると共
に、ビットクロックおよび同期信号が抽出・生成され
る。
ク101からの再生動作について説明する。光ディスク
101に記録された情報の再生時には、光ディスク10
1に記録されている情報に対応した再生信号がアナログ
演算回路106から出力される全加算信号RF信号に現
れる。この全加算信号RFは、ヘッダ信号検出回路11
5を経由してデータ抜き取り回路116に入力され、こ
こでデータ信号の部分が抜き取られて二値化されると共
に、ビットクロックおよび同期信号が抽出・生成され
る。
【0027】データ抜き取り回路116で二値化された
信号はCD/DVDデータ信号処理回路117に入力さ
れ、ここで復調とECC用RAM118を用いた誤り訂
正が行われる。CD/DVDデータ信号処理回路117
により復調および誤り訂正された信号は、システムコン
トローラ121による制御下でビデオ・オーディオエン
コーダ/デコーダ119またはデータバッファ120に
入力される。
信号はCD/DVDデータ信号処理回路117に入力さ
れ、ここで復調とECC用RAM118を用いた誤り訂
正が行われる。CD/DVDデータ信号処理回路117
により復調および誤り訂正された信号は、システムコン
トローラ121による制御下でビデオ・オーディオエン
コーダ/デコーダ119またはデータバッファ120に
入力される。
【0028】すなわち、光ディスク101が例えばDV
D−VIDEOディスクであって、MPEG2規格に基
づいて圧縮符号化されたビデオ・オーディオ信号が光デ
ィスク101に記録されている場合は、復調・誤り訂正
後のデータ信号はMPEG2規格に基づくビデオ・オー
ディオエンコーダ/デコーダ119のデコーダ部で復号
され、元のビデオ信号およびオーディオ信号が再生され
る。
D−VIDEOディスクであって、MPEG2規格に基
づいて圧縮符号化されたビデオ・オーディオ信号が光デ
ィスク101に記録されている場合は、復調・誤り訂正
後のデータ信号はMPEG2規格に基づくビデオ・オー
ディオエンコーダ/デコーダ119のデコーダ部で復号
され、元のビデオ信号およびオーディオ信号が再生され
る。
【0029】また、光ディスク101が例えばDVD−
ROMであり、ビデオ・オーディオ信号以外のディジタ
ルデータ信号が記録されている場合には、復調・誤り訂
正後のデータ信号はデータバッファ120に一旦バッフ
ァリングされ、パーソナルコンピュータなどのホストコ
ンピュータへ送られる。
ROMであり、ビデオ・オーディオ信号以外のディジタ
ルデータ信号が記録されている場合には、復調・誤り訂
正後のデータ信号はデータバッファ120に一旦バッフ
ァリングされ、パーソナルコンピュータなどのホストコ
ンピュータへ送られる。
【0030】(記録動作)次に、光ディスク101への
記録動作について説明する。光ディスク101が例えば
DVD−RAMのような大容量の媒体であって、記録す
べき情報がビデオ・オーディオ信号の場合には、外部か
ら入力されるビデオ・オーディオ信号がMPEG2規格
に基づくビデオ・オーディオエンコーダ/デコーダ11
9のエンコーダ部で圧縮符号化され、符号化データが生
成される。生成された符号化データは、CD/DVDデ
ータ信号処理回路117に入力され、ECC用RAM1
18を用いた誤り訂正符号化(ECCエンコード)と変
調が施される。誤り訂正符号化・変調後の信号は、ビッ
トクロックと同期がとられながらLDドライバ122に
入力され、このLDドライバ122によって図2の半導
体レーザ201が駆動されることにより、光ディスク1
01上に圧縮されたビデオ・オーディオ信号が記録され
る。
記録動作について説明する。光ディスク101が例えば
DVD−RAMのような大容量の媒体であって、記録す
べき情報がビデオ・オーディオ信号の場合には、外部か
ら入力されるビデオ・オーディオ信号がMPEG2規格
に基づくビデオ・オーディオエンコーダ/デコーダ11
9のエンコーダ部で圧縮符号化され、符号化データが生
成される。生成された符号化データは、CD/DVDデ
ータ信号処理回路117に入力され、ECC用RAM1
18を用いた誤り訂正符号化(ECCエンコード)と変
調が施される。誤り訂正符号化・変調後の信号は、ビッ
トクロックと同期がとられながらLDドライバ122に
入力され、このLDドライバ122によって図2の半導
体レーザ201が駆動されることにより、光ディスク1
01上に圧縮されたビデオ・オーディオ信号が記録され
る。
【0031】また、光ディスク101が例えばDVD−
RAMまたはCD−Rなどであり、記録すべき情報がビ
デオ・オーディオ信号以外のディジタルデータ信号であ
る場合には、外部から入力されるデータ信号がデータバ
ッファ120でバッファリングされ、CD/DVDデー
タ信号処理回路117によりIDデータ、パリティビッ
ト等が付加された後、ECC用RAM118を用いた誤
り訂正符号化(ECCエンコード)と変調が施される。
誤り訂正符号化・変調後のデータ信号は、ビットクロッ
クと同期がとられながらLDドライバ122に入力さ
れ、このLDドライバ122によって図2の半導体レー
ザ201が駆動されることにより、光ディスク101上
にデータ信号が記録される。
RAMまたはCD−Rなどであり、記録すべき情報がビ
デオ・オーディオ信号以外のディジタルデータ信号であ
る場合には、外部から入力されるデータ信号がデータバ
ッファ120でバッファリングされ、CD/DVDデー
タ信号処理回路117によりIDデータ、パリティビッ
ト等が付加された後、ECC用RAM118を用いた誤
り訂正符号化(ECCエンコード)と変調が施される。
誤り訂正符号化・変調後のデータ信号は、ビットクロッ
クと同期がとられながらLDドライバ122に入力さ
れ、このLDドライバ122によって図2の半導体レー
ザ201が駆動されることにより、光ディスク101上
にデータ信号が記録される。
【0032】一方、光ディスク101には予めプリピッ
トなどの形態でヘッダ情報が書き込まれており、光ディ
スク101の記録/再生時に光学ヘッド101がヘッダ
情報を読み取った際、アナログ演算回路106から出力
される全加算信号RFからヘッダ信号検出回路115で
ヘッダ信号が検出される。この検出されたヘッダ信号は
システムコントローラ121に供給され、光ディスク1
01のヘッダ部分でのサーボ制御に用いられると共に、
データ抜き取り回路116でのヘッダ内の情報抽出に用
いられる。
トなどの形態でヘッダ情報が書き込まれており、光ディ
スク101の記録/再生時に光学ヘッド101がヘッダ
情報を読み取った際、アナログ演算回路106から出力
される全加算信号RFからヘッダ信号検出回路115で
ヘッダ信号が検出される。この検出されたヘッダ信号は
システムコントローラ121に供給され、光ディスク1
01のヘッダ部分でのサーボ制御に用いられると共に、
データ抜き取り回路116でのヘッダ内の情報抽出に用
いられる。
【0033】なお、光ディスク101の回転速度制御方
式には、大別してCLV(線速度一定)方式とCAV
(角速度一定)方式があり、これらの方式別にスピンド
ルモータ102は異なる方法で駆動される。すなわち、
光ディスク101の回転速度制御方式がCLV方式の場
合は、データ抜き取り回路116により抽出された同期
信号がスピンドルモータ制御回路123に供給され、ス
ピンドルモータドライバ124を介して線速度(光ディ
スク101と照射レーザビームの相対速度)が一定とな
るようにスピンドルモータ102の回転速度が制御され
る。また、光ディスク101の回転速度制御方式がCA
V方式の場合は、スピンドルモータ102の内部で生成
されたFG信号がスピンドルモータ制御回路123に供
給され、スピンドルモータドライバ124を介して角速
度、つまり光ディスク101の回転速度が一定となるよ
うにスピンドルモータ102の回転速度が制御される。
式には、大別してCLV(線速度一定)方式とCAV
(角速度一定)方式があり、これらの方式別にスピンド
ルモータ102は異なる方法で駆動される。すなわち、
光ディスク101の回転速度制御方式がCLV方式の場
合は、データ抜き取り回路116により抽出された同期
信号がスピンドルモータ制御回路123に供給され、ス
ピンドルモータドライバ124を介して線速度(光ディ
スク101と照射レーザビームの相対速度)が一定とな
るようにスピンドルモータ102の回転速度が制御され
る。また、光ディスク101の回転速度制御方式がCA
V方式の場合は、スピンドルモータ102の内部で生成
されたFG信号がスピンドルモータ制御回路123に供
給され、スピンドルモータドライバ124を介して角速
度、つまり光ディスク101の回転速度が一定となるよ
うにスピンドルモータ102の回転速度が制御される。
【0034】(フォーカスサーボ/レンズ衝突防止動
作)次に、本発明の特徴であるフォーカスサーボ動作お
よび対物レンズ204と光ディスク101の衝突防止動
作のための構成について説明する。アナログ演算回路1
06から出力されるフォーカスエラー信号FEは、ハイ
パスフィルタ(HPF)131にも入力され、ここで高
周波成分であるオフセット分が除去された後、ゼロクロ
ス検出回路132によってゼロクロス点が検出される。
ゼロクロス検出回路132からの検出信号に基づき、シ
ステムコントローラ121によってフォーカスサーボを
オンにするタイミングが検出され、このシステムコント
ローラ121による制御によりフォーカスサーボオン/
オフスイッチ108がオン状態とされる。
作)次に、本発明の特徴であるフォーカスサーボ動作お
よび対物レンズ204と光ディスク101の衝突防止動
作のための構成について説明する。アナログ演算回路1
06から出力されるフォーカスエラー信号FEは、ハイ
パスフィルタ(HPF)131にも入力され、ここで高
周波成分であるオフセット分が除去された後、ゼロクロ
ス検出回路132によってゼロクロス点が検出される。
ゼロクロス検出回路132からの検出信号に基づき、シ
ステムコントローラ121によってフォーカスサーボを
オンにするタイミングが検出され、このシステムコント
ローラ121による制御によりフォーカスサーボオン/
オフスイッチ108がオン状態とされる。
【0035】一方、アナログ演算回路106から出力さ
れる全加算信号RFは、フォーカスサーボ判定回路13
3にも入力される。フォーカスサーボ判定回路133
は、全加算信号RFを所定のリファレンス値Vaと比較
することによって、フォーカスサーボが正しく行われて
いるか否かを判定し、その判定結果をフォーカスサーボ
判定信号FNGとして出力する。具体的には、フォーカ
スサーボ判定回路133では、全加算信号RFがリファ
レンス値Vaより小さい状態が所定時間Tだけ続いた場
合は外乱等によりフォーカスサーボが外れていると判断
して、すなわちフォーカスサーボがNGであるとして、
フォーカスサーボ判定信号FNGを高レベルとし、それ
以外のときはフォーカスサーボが正しく行われていると
判断してフォーカスサーボ判定信号FNGを低レベルと
する。
れる全加算信号RFは、フォーカスサーボ判定回路13
3にも入力される。フォーカスサーボ判定回路133
は、全加算信号RFを所定のリファレンス値Vaと比較
することによって、フォーカスサーボが正しく行われて
いるか否かを判定し、その判定結果をフォーカスサーボ
判定信号FNGとして出力する。具体的には、フォーカ
スサーボ判定回路133では、全加算信号RFがリファ
レンス値Vaより小さい状態が所定時間Tだけ続いた場
合は外乱等によりフォーカスサーボが外れていると判断
して、すなわちフォーカスサーボがNGであるとして、
フォーカスサーボ判定信号FNGを高レベルとし、それ
以外のときはフォーカスサーボが正しく行われていると
判断してフォーカスサーボ判定信号FNGを低レベルと
する。
【0036】アンド回路134は、フォーカスサーボ判
定回路133からのフォーカスサーボ判定信号FNGと
システムコントローラ121から出力される後述の衝突
防止動作オン/オフ信号FOPULLとの論理積をとっ
て信号FOPULLFを出力する。このアンド回路13
4の出力信号FOPULLFは、セレクタ137にセレ
クト信号として供給される。
定回路133からのフォーカスサーボ判定信号FNGと
システムコントローラ121から出力される後述の衝突
防止動作オン/オフ信号FOPULLとの論理積をとっ
て信号FOPULLFを出力する。このアンド回路13
4の出力信号FOPULLFは、セレクタ137にセレ
クト信号として供給される。
【0037】セレクタ137は、システムコントローラ
121により制御されるレンズ駆動信号発生回路135
からのレンズ駆動信号とレンズ衝突防止信号発生回路1
36からのレンズ衝突防止信号を入力とし、いずれかの
信号をセレクト信号FOPULLFに従って選択して出
力する。このセレクタ137から出力される信号は加算
器113に供給され、フォーカスサーボイコライザ10
7から出力されるフォーカスエラー信号に加算される。
121により制御されるレンズ駆動信号発生回路135
からのレンズ駆動信号とレンズ衝突防止信号発生回路1
36からのレンズ衝突防止信号を入力とし、いずれかの
信号をセレクト信号FOPULLFに従って選択して出
力する。このセレクタ137から出力される信号は加算
器113に供給され、フォーカスサーボイコライザ10
7から出力されるフォーカスエラー信号に加算される。
【0038】レンズ駆動信号発生回路135は、フォー
カスサーボの制御開始初期に対物レンズ204がフォー
カスサーボの制御範囲内に入るようにするためのレンズ
駆動信号を発生する回路である。また、レンズ衝突防止
信号発生回路136は、フォーカスサーボが外れたとき
に対物レンズ204が光ディスク101に衝突しないよ
うにするためのレンズ衝突防止信号を発生する回路であ
る。
カスサーボの制御開始初期に対物レンズ204がフォー
カスサーボの制御範囲内に入るようにするためのレンズ
駆動信号を発生する回路である。また、レンズ衝突防止
信号発生回路136は、フォーカスサーボが外れたとき
に対物レンズ204が光ディスク101に衝突しないよ
うにするためのレンズ衝突防止信号を発生する回路であ
る。
【0039】システムコントローラ121は、常時は衝
突防止動作オン/オフ信号FOPULLを高レベルとし
ており、レンズ衝突防止動作が終了すると衝突防止動作
オン/オフ信号FOPULLを低レベルとする。また、
システムコントローラ121はレンズ衝突防止信号発生
回路136がレンズ衝突防止信号を発生する場合、対物
レンズ204が光ディスク101と反対側に移動するよ
うにレンズ衝突防止信号の極性を設定する極性設定信号
FOPMSを出力する。
突防止動作オン/オフ信号FOPULLを高レベルとし
ており、レンズ衝突防止動作が終了すると衝突防止動作
オン/オフ信号FOPULLを低レベルとする。また、
システムコントローラ121はレンズ衝突防止信号発生
回路136がレンズ衝突防止信号を発生する場合、対物
レンズ204が光ディスク101と反対側に移動するよ
うにレンズ衝突防止信号の極性を設定する極性設定信号
FOPMSを出力する。
【0040】次に、図4を参照して本実施形態における
フォーカスサーボ動作とレンズ衝突防止動作について説
明する。図4は、本実施形態におけるフォーカスサーボ
動作とレンズ衝突防止動作を説明するためのタイムチャ
ートであり、(a)は光ディスク101に対する対物レ
ンズ204の挙動を示し、(b)はフォーカスエラー信
号FE、(c)はハイパスフィルタ131の出力信号、
(d)は全加算信号RF、(e)はフォーカスサーボ用
のアクチュエータドライバ114の入力信号、(f)は
衝突防止動作オン/オフ信号FOPULL、(g)はフ
ォーカスサーボ判定信号FNG、(h)はセレクト信号
FOPULLFの波形、(i)は加算器113における
フォーカスサーボイコライザ109の出力信号に対する
レンズ駆動信号およびレンズ衝突防止信号の加算動作を
それぞれ示している。
フォーカスサーボ動作とレンズ衝突防止動作について説
明する。図4は、本実施形態におけるフォーカスサーボ
動作とレンズ衝突防止動作を説明するためのタイムチャ
ートであり、(a)は光ディスク101に対する対物レ
ンズ204の挙動を示し、(b)はフォーカスエラー信
号FE、(c)はハイパスフィルタ131の出力信号、
(d)は全加算信号RF、(e)はフォーカスサーボ用
のアクチュエータドライバ114の入力信号、(f)は
衝突防止動作オン/オフ信号FOPULL、(g)はフ
ォーカスサーボ判定信号FNG、(h)はセレクト信号
FOPULLFの波形、(i)は加算器113における
フォーカスサーボイコライザ109の出力信号に対する
レンズ駆動信号およびレンズ衝突防止信号の加算動作を
それぞれ示している。
【0041】一方、図5は比較のために従来の光ディス
ク装置におけるフォーカスサーボ動作を示すタイムチャ
ートであり、(a)は光ディスクに対する対物レンズの
挙動を示し、(b)はフォーカスエラー信号FE、
(c)はハイパスフィルタの出力信号、(d)は全加算
信号RF、(e)はフォーカスサーボ用アクチュエータ
ドライバの入力信号、(f)はフォーカスサーボ判定信
号FNG、(g)はフォーカスサーボイコライザの出力
信号に対するレンズ駆動信号の加算動作をそれぞれ示し
ている。
ク装置におけるフォーカスサーボ動作を示すタイムチャ
ートであり、(a)は光ディスクに対する対物レンズの
挙動を示し、(b)はフォーカスエラー信号FE、
(c)はハイパスフィルタの出力信号、(d)は全加算
信号RF、(e)はフォーカスサーボ用アクチュエータ
ドライバの入力信号、(f)はフォーカスサーボ判定信
号FNG、(g)はフォーカスサーボイコライザの出力
信号に対するレンズ駆動信号の加算動作をそれぞれ示し
ている。
【0042】まず、光ディスク101の記録/再生時の
初期状態ではフォーカスサーボオン/オフスイッチ10
8はフォーカスサーボオフの状態、つまりフォーカスサ
ーボのサーボ制御ループを開としている。一方、レンズ
駆動信号発生回路135は動作状態であり、フォーカス
サーボイコライザ109の出力信号に対して加算器11
3でレンズ駆動信号が加算される。この加算器113の
出力信号がアクチュエータドライバ114を介してアク
チュエータ105に供給されることにより、それまで光
ディスク101から所定距離離れたホームポジションに
位置していた対物レンズ204がフォーカス方向に駆動
される。これがフォーカスサーボ制御のための初期引き
込み動作である。
初期状態ではフォーカスサーボオン/オフスイッチ10
8はフォーカスサーボオフの状態、つまりフォーカスサ
ーボのサーボ制御ループを開としている。一方、レンズ
駆動信号発生回路135は動作状態であり、フォーカス
サーボイコライザ109の出力信号に対して加算器11
3でレンズ駆動信号が加算される。この加算器113の
出力信号がアクチュエータドライバ114を介してアク
チュエータ105に供給されることにより、それまで光
ディスク101から所定距離離れたホームポジションに
位置していた対物レンズ204がフォーカス方向に駆動
される。これがフォーカスサーボ制御のための初期引き
込み動作である。
【0043】この初期引き込み動作により、図4(a)
および図5(a)に示すように対物レンズ204は光デ
ィスク101の方向に近付いてゆき、これに伴い図4
(b)(c)および図5(b)(c)に示すようにフォ
ーカスエラー信号FEおよびハイパスフィルタ131の
出力信号がS字カーブを描いて変化すると共に、図4
(d)および図5(d)に示す全加算信号RFのレベル
が徐々に上昇する。システムコントローラ121は、全
加算信号RFのレベルがリファレンス値Vaに達した
後、ハイパスフィルタ131の出力信号のゼロクロス点
Mがゼロクロス検出回路132で検出された時点で、レ
ンズ駆動信号発生回路135の動作を停止させて、加算
器113でのレンズ駆動信号の加算を止めると同時に、
フォーカスサーボオン/オフスイッチ108をフォーカ
スサーボオンの状態、つまりフォーカスサーボのサーボ
制御ループを閉とする。
および図5(a)に示すように対物レンズ204は光デ
ィスク101の方向に近付いてゆき、これに伴い図4
(b)(c)および図5(b)(c)に示すようにフォ
ーカスエラー信号FEおよびハイパスフィルタ131の
出力信号がS字カーブを描いて変化すると共に、図4
(d)および図5(d)に示す全加算信号RFのレベル
が徐々に上昇する。システムコントローラ121は、全
加算信号RFのレベルがリファレンス値Vaに達した
後、ハイパスフィルタ131の出力信号のゼロクロス点
Mがゼロクロス検出回路132で検出された時点で、レ
ンズ駆動信号発生回路135の動作を停止させて、加算
器113でのレンズ駆動信号の加算を止めると同時に、
フォーカスサーボオン/オフスイッチ108をフォーカ
スサーボオンの状態、つまりフォーカスサーボのサーボ
制御ループを閉とする。
【0044】このフォーカスサーボオンの状態にある
間、システムコントローラ121からの制御によってフ
ォーカスサーボ判定回路133は全加算信号RFのレベ
ルを常時観測し、リファレンス値Vaとの比較を続け
る。フォーカスサーボ判定回路133は、全加算信号R
Fのレベルがリファレンス値Vaより小さい状態が所定
時間Tだけ続くと、フォーカスサーボが外れ、サーボ制
御が不可能になったと判断して図4(g)および図5
(f)に示すようにフォーカスサーボ判定信号FNGを
高レベルとする。
間、システムコントローラ121からの制御によってフ
ォーカスサーボ判定回路133は全加算信号RFのレベ
ルを常時観測し、リファレンス値Vaとの比較を続け
る。フォーカスサーボ判定回路133は、全加算信号R
Fのレベルがリファレンス値Vaより小さい状態が所定
時間Tだけ続くと、フォーカスサーボが外れ、サーボ制
御が不可能になったと判断して図4(g)および図5
(f)に示すようにフォーカスサーボ判定信号FNGを
高レベルとする。
【0045】これまでの動作は、本実施形態の光ディス
ク装置と従来の光ディスク装置で共通である。ここで、
従来の光ディスク装置では図5(f)(g)に示すよう
にフォーカスサーボ判定信号FNGが高レベルになる
と、直ちにフォーカスサーボがオフの状態となる。この
場合の対物レンズの挙動を考えると、全加算信号RFの
レベルがリファレンス値Vaより小さくなった時点Nか
ら、対物レンズはフォーカス位置を外れる方向に加速さ
れる。そして、対物レンズが図5(b)に示すフォーカ
スエラー信号FEのS字カーブが検出されない位置まで
達すると、フォーカスサーボの開ループゲインが高いた
めに対物レンズはさらに同じ方向に加速され、対物レン
ズ可動範囲の限界位置まで移動する。
ク装置と従来の光ディスク装置で共通である。ここで、
従来の光ディスク装置では図5(f)(g)に示すよう
にフォーカスサーボ判定信号FNGが高レベルになる
と、直ちにフォーカスサーボがオフの状態となる。この
場合の対物レンズの挙動を考えると、全加算信号RFの
レベルがリファレンス値Vaより小さくなった時点Nか
ら、対物レンズはフォーカス位置を外れる方向に加速さ
れる。そして、対物レンズが図5(b)に示すフォーカ
スエラー信号FEのS字カーブが検出されない位置まで
達すると、フォーカスサーボの開ループゲインが高いた
めに対物レンズはさらに同じ方向に加速され、対物レン
ズ可動範囲の限界位置まで移動する。
【0046】この一連の動作において、図5(a)に示
すように対物レンズが光ディスクに向かう方向に移動し
た場合には、対物レンズは最終的に可動範囲の光ディス
ク側への最近接位置Pに移動する。従って、光学ヘッド
を薄型化するために対物レンズのフォーカス方向の可動
範囲を一定にしたまま、対物レンズの焦点距離や対物レ
ンズと光ディスク間の距離(作動距離)を短くすると、
外乱などでフォーカスサーボが外れて対物レンズが図5
(a)のように可動範囲の光ディスク側への最近接位置
Pに移動した場合、対物レンズが光ディスクに衝突する
危険性がある。
すように対物レンズが光ディスクに向かう方向に移動し
た場合には、対物レンズは最終的に可動範囲の光ディス
ク側への最近接位置Pに移動する。従って、光学ヘッド
を薄型化するために対物レンズのフォーカス方向の可動
範囲を一定にしたまま、対物レンズの焦点距離や対物レ
ンズと光ディスク間の距離(作動距離)を短くすると、
外乱などでフォーカスサーボが外れて対物レンズが図5
(a)のように可動範囲の光ディスク側への最近接位置
Pに移動した場合、対物レンズが光ディスクに衝突する
危険性がある。
【0047】これに対し、本実施形態ではシステムコン
トローラ121でフォーカスサーボのための初期引き込
み時から、衝突防止動作オン/オフ信号FOPULLを
高レベルにして、衝突防止信号発生回路136を動作状
態に保持しておく。そして、外乱等によりフォーカスサ
ーボが外れて、フォーカスサーボ判定回路133から出
力されるフォーカスサーボ判定信号FNGが高レベルと
なると、アンド回路134から出力されるセレクト信号
FOPULLFも高レベルとなることにより、セレクタ
137でレンズ衝突防止信号が選択され、図4(i)に
示すように加算器113でフォーカスサーボイコライザ
109の出力信号に加算される。このレンズ衝突防止信
号は、前述したようにシステムコントローラ121から
の極性設定信号FOPMSに従って対物レンズ204を
光ディスク101から遠ざける方向の極性に設定された
一定の直流電圧である。
トローラ121でフォーカスサーボのための初期引き込
み時から、衝突防止動作オン/オフ信号FOPULLを
高レベルにして、衝突防止信号発生回路136を動作状
態に保持しておく。そして、外乱等によりフォーカスサ
ーボが外れて、フォーカスサーボ判定回路133から出
力されるフォーカスサーボ判定信号FNGが高レベルと
なると、アンド回路134から出力されるセレクト信号
FOPULLFも高レベルとなることにより、セレクタ
137でレンズ衝突防止信号が選択され、図4(i)に
示すように加算器113でフォーカスサーボイコライザ
109の出力信号に加算される。このレンズ衝突防止信
号は、前述したようにシステムコントローラ121から
の極性設定信号FOPMSに従って対物レンズ204を
光ディスク101から遠ざける方向の極性に設定された
一定の直流電圧である。
【0048】こうして加算器113から出力される信号
がアクチュエータドライバ114を介してアクチュエー
タ105に印加されることにより、対物レンズ204は
図4(a)に示すように光ディスク101に衝突する前
に、レンズ可動範囲を光ディスク101と反対側に強制
的に移動される。これにより、光ディスク101に対す
る対物レンズ204の衝突を防ぐことができる。
がアクチュエータドライバ114を介してアクチュエー
タ105に印加されることにより、対物レンズ204は
図4(a)に示すように光ディスク101に衝突する前
に、レンズ可動範囲を光ディスク101と反対側に強制
的に移動される。これにより、光ディスク101に対す
る対物レンズ204の衝突を防ぐことができる。
【0049】なお、このときフォーカスサーボオン/オ
フスイッチ108はフォーカスサーボオフの状態にある
が、対物レンズ204が光ディスク101と反対側の方
向に強制的に移動された後は、システムコントローラ1
21で衝突防止動作オン/オフ信号FOPULLを低レ
ベルにすると、セレクト信号FOPULLFも低レベル
となる。セレクト信号FOPULLFが低レベルになる
と、セレクタ137によってフォーカスサーボイコライ
ザ109に対するレンズ衝突防止信号の加算が止めら
れ、再びフォーカスサーボが可能な状態となる。
フスイッチ108はフォーカスサーボオフの状態にある
が、対物レンズ204が光ディスク101と反対側の方
向に強制的に移動された後は、システムコントローラ1
21で衝突防止動作オン/オフ信号FOPULLを低レ
ベルにすると、セレクト信号FOPULLFも低レベル
となる。セレクト信号FOPULLFが低レベルになる
と、セレクタ137によってフォーカスサーボイコライ
ザ109に対するレンズ衝突防止信号の加算が止めら
れ、再びフォーカスサーボが可能な状態となる。
【0050】このように本実施形態の光ディスク装置で
は、外乱等によりフォーカスサーボが外れた場合にはフ
ォーカスサーボをオフにすると共に、対物レンズ204
を強制的に光ディスク101から遠ざかる方向に移動さ
せることにより、対物レンズ204の焦点距離や作動距
離が小さい場合でも、光ディスク101に対物レンズ2
04が衝突するのを未然に防止できる。
は、外乱等によりフォーカスサーボが外れた場合にはフ
ォーカスサーボをオフにすると共に、対物レンズ204
を強制的に光ディスク101から遠ざかる方向に移動さ
せることにより、対物レンズ204の焦点距離や作動距
離が小さい場合でも、光ディスク101に対物レンズ2
04が衝突するのを未然に防止できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば光
学ヘッドの薄型化のために対物レンズの焦点距離や作動
距離を短くしても、フォーカスサーボが外れた際の対物
レンズの光ディスクへの衝突を防止して、レンズやディ
スクに傷を付ける危険を回避することができ、信頼性に
優れた光ディスク装置およびフォーカスサーボ制御装置
を提供することができる。
学ヘッドの薄型化のために対物レンズの焦点距離や作動
距離を短くしても、フォーカスサーボが外れた際の対物
レンズの光ディスクへの衝突を防止して、レンズやディ
スクに傷を付ける危険を回避することができ、信頼性に
優れた光ディスク装置およびフォーカスサーボ制御装置
を提供することができる。
【図1】 本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図2】 同実施形態における光学ヘッドの光学系の具
体的な構成の一例を示す図
体的な構成の一例を示す図
【図3】 同実施形態における光検出器およびアナログ
演算回路の具体的な構成の一例を示すブロック図
演算回路の具体的な構成の一例を示すブロック図
【図4】 同実施形態におけるフォーカスサーボ制御動
作および対物レンズの衝突防止動作を説明するためのタ
イムチャート
作および対物レンズの衝突防止動作を説明するためのタ
イムチャート
【図5】 従来の光ディスク装置におけるフォーカスサ
ーボ制御動作を説明するためのタイムチャート
ーボ制御動作を説明するためのタイムチャート
【符号の説明】 101…光ディスク 102…スピンドルモータ 103…光学ヘッド 104…送りモータ 105…アクチュエータ 106…アナログ演算回路 107…トラッキングサーボイコライザ 108…フォーカシングサーボオン/オフスイッチ 109…フォーカスサーボイコライザ 110…送りモータ制御回路 111…送りモータアドライバ 112…トラッキング用アクチュエータドライバ 113…加算器 114…フォーカス用アクチュエータドライバ 115…ヘッダ信号検出回路 116…データ抜き取り回路 117…CD/DVDデータ信号処理回路 118…ECC用RAM 119…ビデオ・オーディオエンコーダ/デコーダ 120…データバッファ 121…システムコントローラ 122…LDドライバ 123…スピンドルモータ制御回路 124…スピンドルモータドライバ 131…ハイパスフィルタ 132…ゼロクロス検出回路 133…フォーカスサーボ判定回路 134…アンド回路 135…レンズ駆動信号発生回路 136…レンズ衝突防止信号発生回路 137…セレクタ
Claims (6)
- 【請求項1】光源から出射される光ビームを集束させて
光ディスクに照射するための対物レンズのフォーカス位
置をサーボ制御するフォーカスサーボ制御装置を有する
光ディスク装置において、 前記フォーカスサーボ制御装置のサーボ制御が不可能な
とき前記対物レンズを前記光ディスクから遠ざかる方向
に強制的に移動させるレンズ衝突防止手段を有すること
を特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項2】光源から出射される光ビームを対物レンズ
を介して光ディスクに照射し、該光ディスクからの反射
光を光検出器で検出する光学ヘッドと、 前記光検出器の出力信号から前記対物レンズのフォーカ
ス位置の誤差を示すフォーカスエラーを検出するフォー
カスエラー検出手段と、 前記フォーカスエラー検出手段により検出されたフォー
カスエラーに基づいて前記フォーカス位置をサーボ制御
するフォーカスサーボ手段と、 前記光検出器の出力信号から前記フォーカスサーボ手段
のサーボ制御の可否を判定するフォーカスサーボ判定手
段と、 前記フォーカスサーボ判定手段により前記サーボ制御が
不可能と判定されたとき、前記フォーカスサーボ手段の
サーボ制御ループを遮断すると共に、前記対物レンズを
前記光ディスクから遠ざかる方向に強制的に移動させる
レンズ衝突防止手段と、を備えたことを特徴とする光デ
ィスク装置。 - 【請求項3】光源から出射される光ビームを対物レンズ
を介して光ディスクに照射し、該光ディスクからの反射
光を光検出器で検出する光学ヘッドと、 前記光検出器の出力信号から前記対物レンズのフォーカ
ス位置の誤差を検出してフォーカスエラー信号を出力す
るフォーカスエラー検出手段と、 前記フォーカスエラー信号の利得および位相を補償する
フォーカスサーボイコライザを含み、該フォーカスサー
ボイコライザの出力信号を用いて前記フォーカス位置を
サーボ制御するフォーカスサーボ手段と、 前記光検出器の出力信号から前記フォーカスサーボ手段
のサーボ制御の可否を判定するフォーカスサーボ判定手
段と、 前記フォーカスサーボ判定手段により前記サーボ制御が
不可能と判定されたとき、前記フォーカスサーボイコラ
イザへの前記フォーカスエラー信号の入力を遮断すると
共に、前記フォーカスサーボイコライザの出力信号にレ
ンズ衝突防止信号を加算し、このレンズ衝突防止信号に
よって前記対物レンズを前記光ディスクから遠ざかる方
向に強制的に移動させるレンズ衝突防止手段と、を備え
たことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項4】対物レンズを介して光ビームが照射された
光ディスクからの反射光を検出する光検出器の出力信号
から前記対物レンズのフォーカス位置の誤差を示すフォ
ーカスエラーを検出するフォーカスエラー検出手段と、 前記フォーカスエラー検出手段により検出されたフォー
カスエラーに基づいて前記フォーカス位置をサーボ制御
するフォーカスサーボ手段と、 前記光検出器の出力信号から前記フォーカスサーボ手段
のサーボ制御の可否を判定するフォーカスサーボ判定手
段と、 前記フォーカスサーボ判定手段により前記サーボ制御が
不可能と判定されたとき前記対物レンズを前記光ディス
クから遠ざかる方向に強制的に移動させるレンズ衝突防
止手段と、を備えたことを特徴とするフォーカスサーボ
制御装置。 - 【請求項5】対物レンズを介して光ビームが照射された
光ディスクからの反射光を検出する光検出器の出力信号
から前記対物レンズのフォーカス位置の誤差を検出して
フォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出
手段と、 前記フォーカスエラー信号の利得および位相を補償する
フォーカスサーボイコライザを含み、該フォーカスサー
ボイコライザの出力信号を用いて前記フォーカス位置を
サーボ制御するフォーカスサーボ手段と、 前記光検出器の出力信号から前記フォーカスサーボ手段
のサーボ制御の可否を判定するフォーカスサーボ判定手
段と、 前記フォーカスサーボ判定手段により前記サーボ制御が
不可能と判定されたとき、前記フォーカスサーボイコラ
イザへの前記フォーカスエラー信号の入力を遮断すると
共に、前記フォーカスサーボイコライザの出力信号にレ
ンズ衝突防止信号を加算し、このレンズ衝突防止信号に
よって前記対物レンズを前記光ディスクから遠ざかる方
向に強制的に移動させるレンズ衝突防止手段と、を備え
たことを特徴とするフォーカスサーボ制御装置。 - 【請求項6】前記光検出器は多分割検出器であり、前記
フォーカスサーボ判定手段は該多分割検出器の各分割領
域の出力信号を全加算した信号のレベルが所定のリファ
レンス値以下の状態が所定時間連続した場合に前記サー
ボ制御が不可能と判定することを特徴とする請求項4ま
たは5記載のフォーカスサーボ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021298A JP2000222744A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 光ディスク装置およびフォーカスサーボ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021298A JP2000222744A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 光ディスク装置およびフォーカスサーボ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000222744A true JP2000222744A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12051250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11021298A Pending JP2000222744A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 光ディスク装置およびフォーカスサーボ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000222744A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004095441A1 (en) * | 2003-04-23 | 2004-11-04 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | An optical disc unit with a focus control loop and anti-collision circuit for an optical disc unit |
JP2006510140A (ja) * | 2002-12-10 | 2006-03-23 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 情報を読み取るためのチルト制御 |
JP2008516361A (ja) * | 2004-10-05 | 2008-05-15 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 光ディスク上における脱焦点となったトラックフォーカシングの回復 |
JP2008210489A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ディスク装置 |
US7660223B2 (en) | 2007-05-29 | 2010-02-09 | Hitachi, Ltd. | Disc device |
US8315131B2 (en) | 2005-10-05 | 2012-11-20 | Hitachi-Lg Data Storage, Inc. | Optical disc apparatus and back off control method for objective lens |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11021298A patent/JP2000222744A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006510140A (ja) * | 2002-12-10 | 2006-03-23 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 情報を読み取るためのチルト制御 |
WO2004095441A1 (en) * | 2003-04-23 | 2004-11-04 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | An optical disc unit with a focus control loop and anti-collision circuit for an optical disc unit |
JP2008516361A (ja) * | 2004-10-05 | 2008-05-15 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 光ディスク上における脱焦点となったトラックフォーカシングの回復 |
US8315131B2 (en) | 2005-10-05 | 2012-11-20 | Hitachi-Lg Data Storage, Inc. | Optical disc apparatus and back off control method for objective lens |
JP2008210489A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ディスク装置 |
US7660223B2 (en) | 2007-05-29 | 2010-02-09 | Hitachi, Ltd. | Disc device |
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