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JP2000206272A - 熱発電器付き電子時計 - Google Patents

熱発電器付き電子時計

Info

Publication number
JP2000206272A
JP2000206272A JP11314023A JP31402399A JP2000206272A JP 2000206272 A JP2000206272 A JP 2000206272A JP 11314023 A JP11314023 A JP 11314023A JP 31402399 A JP31402399 A JP 31402399A JP 2000206272 A JP2000206272 A JP 2000206272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
case
band
thermoelectric generator
absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11314023A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Kanesaka
俊哉 金坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
SII R&D Center Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
SII R&D Center Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc, SII R&D Center Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP11314023A priority Critical patent/JP2000206272A/ja
Priority to EP99308950A priority patent/EP1001471A1/en
Priority to US09/439,828 priority patent/US6304521B1/en
Publication of JP2000206272A publication Critical patent/JP2000206272A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C10/00Arrangements of electric power supplies in time pieces
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸熱量や放熱量を増加させ、熱発電器に流れ
る熱量を大きくし発電量を増やすこと。 【解決手段】 熱発電器101の冷極に放熱ケース10
4を熱的に接続し、熱発電器101の熱極に吸熱ケース
106を熱的に接続する。吸熱ケース106と放熱ケー
ス104間を断熱する断熱ケース105を設け、吸熱ケ
ース106とバンド107を接続部108で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱発電器を有する
電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】時計のエネルギー源として熱発電器を用
いて発電する熱電式電子時計は、ゼーベック効果を用い
て発電する熱発電素子をケース内側に設け、前記熱発電
器の吸熱を腕から行い、放熱を外気に行うことで、温度
差を与えることにより発電を行う。発電した電気エネル
ギーは蓄電器に蓄えられ、時計駆動のエネルギー源とし
て使用している(例えば、特公平2−13279号公報
参照)。
【0003】別の例としては、熱発電素子をバンド内部
に設けた構造の電子時計がある(例えば、特開平6−1
09868号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱発電器を備え
た電子時計においては、前記電子時計を腕に装着する
と、前記熱発電器の吸熱を腕から行い、放熱を外気に行
なうことにより温度差を得て発電を行ない、発電された
電力は蓄電器に蓄電される。前記電子時計を腕から外し
た場合、温度差が得られないと発電が停止してしまい、
発電が停止している間は、蓄電器に蓄電された電力を消
費して、前記電子時計を動作させる。このため、前記電
子時計を腕に付けている間に、いかに効率的に発電を行
いより多くの電力を蓄電させるためには、発電している
ときに熱発電器の冷極と熱極と間に大きな温度差を与え
なければならないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱発電器の冷
極に熱的に接続して熱を大気に放熱する放熱ケースと、
前記熱発電器の熱極に熱的に接続して熱を吸熱する吸熱
ケースと、前記吸熱ケースと前記放熱ケース間を断熱す
る断熱ケースと、バンドと、前記吸熱ケースと前記バン
ドを接続する接続手段を設ける構成とすることにより、
吸熱ケースとバンドの双方から吸熱させこととしてい
る。
【0006】また、バンドと吸熱ケースとの接続による
熱の損失を少なくするように、吸熱ケースとバンドを一
体化させることとしている。また、バンドと吸熱ケース
との接続による熱の損失を少なくするように、バンドの
一部を吸熱ケースと接触させ、あるいは近接させること
としている。また、バンドは、少なくとも腕からの熱を
吸熱しやすい伝熱性のよい吸熱部材と、吸熱した熱の放
出と伝熱を抑制する断熱部材とからなり、前記断熱部材
を前記吸熱部材の放熱側に配置し、バンドから放熱され
る熱を抑制することとした。また、前記伝熱部材と吸熱
ケースを熱的に接続し伝熱部材から吸熱ケースへ熱を伝
えやすいこととした。
【0007】また、接続手段には接続による熱の損失を
少なくするような伝熱部材を使用することとした。この
ように、吸熱する面積を大きくし、バンドから放熱する
熱を抑制でき、バンドと吸熱ケースの接続による熱の損
失を少なくし、吸熱量を多くすることにより、熱発電器
に大きな温度差を与えるようになる。
【0008】本発明は、温度差を与えることにより発電
する熱発電器と、前記熱発電器の冷極と熱的に接続して
熱を放熱する放熱ケースと、前記熱発電器の熱極と熱的
に接続して熱を吸熱する吸熱ケースと、前記吸熱ケース
と前記放熱ケースを断熱する断熱ケースと、時計を腕に
固定するバンドと、前記放熱ケースと前記バンドを接続
する接続手段とを設ける構成とすることにより、放熱ケ
ースとバンドの双方から放熱させこととしている。
【0009】また、バンドと放熱ケースとの接続による
熱の損失を少なくするように、吸熱ケースとバンドを一
体化させることとしている。また、バンドと放熱ケース
との接続による熱の損失を少なくするように、バンドの
一部を放熱ケースと接触させ、あるいは近接させること
としている。また、バンドは、少なくとも腕からの熱を
吸熱しにくいように断熱性のよい断熱部材と、吸熱した
熱の放出をしやすいようにする放熱部材とからなり、前
記断熱部材を前記放熱部材の腕側に配置し、バンドから
吸熱される熱を抑制することとした。
【0010】また、接続手段に接続による熱の損失を少
なくするような伝熱部材を使用することとした。このよ
うに、放熱する面積を大きくし、放熱ケースから放熱す
る熱にバンドから放熱する熱を加えることができ、バン
ドと放熱ケースの接続による熱の損失を少なくし、放熱
量を多くすることにより、熱発電器に大きな温度差を与
えるようになる。
【0011】本発明は、熱発電器の冷極に熱的に接続し
て熱を大気に放熱する放熱ケースと、前記熱発電器の熱
極に熱的に接続して熱を吸熱する吸熱ケースと、前記吸
熱ケースと前記放熱ケース間を断熱する断熱ケースと、
時計を腕に装着するためのバンドと、前記断熱ケースと
前記バンドを接続する接続手段を設ける構成とすること
により、バンドから放熱ケースや吸熱ケースに流れる熱
を断熱させる事としている。
【0012】また、バンドと断熱ケースを一体とする事
で断熱する事とする。また、バンドと放熱ケースとの接
続の熱損失を大きくするために、バンドと吸熱ケースや
放熱ケースを離なすこととしている。また、バンドから
時計本体への熱の損失を大きくするためバンドの一部分
は熱の伝熱を断熱する断熱部材としている。
【0013】また、バンドから時計本体への熱の損失を
大きくするため接続手段は断熱部材であることとしてい
る。このように、バンドと時計本体間の熱の損失を大き
くすることにより、バンドを時計本体に取り付けた時の
熱の影響を少なくし、熱発電器に流れる熱量を大きくす
ることで熱発電器に大きな温度差を与えるようになる。
【0014】また、バンドに吸熱部と放熱部と断熱部を
設け、放熱部と放熱ケースを接触または近接させて放熱
量を大きくし、吸熱部と吸熱ケースを接触または近接さ
せて吸熱量を大きくし、バンドの放熱部と吸熱部を断熱
する事で直接熱が流れにくくする事で、吸熱量と放熱量
が大きくなるので、熱発電器に流れる熱量を大きくする
ことで熱発電器に大きな温度差を与えるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の実施の形
態を示す熱発電器付き電子時計の構造の断面図である。
熱発電器101は熱を流すことにより発電する熱発電器
である。熱発電器101の一例として、ゼーベック効果
を利用した熱発電器がある。P型熱電材料エレメントと
N型熱電材料エレメントとが2枚の絶縁基板に挟まれ、
前記絶縁基板上でP型熱電材料エレメントとN型熱電材
料エレメントが金属等の導電性物質を介して接続され、
複数個直列に、P、N、P、N、P、N、・・・という
ように接続された構成のものが使用できる。前記両基板
に温度差を与えると、熱が流れ、温度差に応じた電圧の
起電力を生じ、PN接続を増やすことにより、高い電圧
の起電力を得ることができる。尚、発電のための温度差
は、時計を腕に装着したときの体温と外気温との差によ
って得られる。ムーブメント102は二次電池やコンデ
ンサなどの蓄電器と、発振手段と、分周手段と、表示駆
動回路と、表示手段とを有する公知の電子時計のムーブ
メントである。熱発電器101で発電した電気エネルギ
ーを蓄電器に蓄電して、ムーブメント102の駆動エネ
ルギーとする。熱発電器101で発電した電力は、昇降
圧回路を用いて電子時計駆動に用いる電圧にして蓄電器
に蓄えることもできる。風防ガラス103は放熱ケース
104に固定する。放熱ケース104は熱発電器101
の冷極1011と接続して、熱発電器101の冷極10
11から放熱された熱を外気に放熱する。放熱ケース1
04の材料はステンレス、鉄合金、アルミ、アルミ合
金、銅合金、チタン合金などの金属が、熱を伝えやすい
ので好ましい。吸熱ケース106は熱発電器101の熱
極1012と接続して、腕に時計を装着したときに腕か
らの熱を熱発電器101の熱極1012へ伝える。断熱
ケース105は、放熱ケース104と吸熱ケース106
の間に設け、吸熱ケース106からの熱を放熱ケース1
04に直接伝えないように遮断する。断熱ケース105
はプラスチック、合成樹脂などの断熱効果の高い材料が
望ましい。バンド107は時計を腕に装着する為のバン
ドである。バンド107の材料としてはステンレス、ア
ルミ、アルミ合金、チタン、チタン合金などの金属であ
れば熱を伝え易いので、腕から得た熱を吸熱ケース10
6へ損失を少なく伝えることができて望ましい。接続部
108は、吸熱ケース106とバンド107を接続する
部分で、溶着、接着、ピンによる接続、ばねによる接
続、かしめによる接続、凹部と凸部を設けることによる
接続、レバーによる接続、圧着による接続、ねじによる
接続、バネ棒による接続、スナップ作用による接続、フ
ックによる接続などが、吸熱ケースとバンドとの接続性
及び熱を確実に伝えることができるので、のぞましい。
また、接続部108は熱を伝え易くするため、吸熱ケー
ス106とバンド107を直接接続するのがのぞましい
が、熱を伝えやすい部材を介して接続してもよい。さら
に、熱を伝えやすい材料であれば、バンド107や吸熱
ケース106とバンド107間の介在物に、金属と有機
物の複合材を用いてもよい。なお、図には示していない
が、放熱ケース104の外周の一部に、大気への放熱の
効率を上げるための放熱部を設けることも有効である。
【0016】次にバンドによる吸熱の効果の一例を説明
する。吸熱ケースの熱抵抗は、単面積あたりの熱抵抗値
を面積で割ると概算できる。また、吸熱ケースとバンド
を組合せた場合は、吸熱ケースの熱抵抗値、バンドの熱
抵抗値と吸熱ケースとバンドの接触の熱抵抗値を並列に
接続した熱抵抗値となる。ここで、腕と接する吸熱部の
面積を吸熱ケース106が7cm2、バンド107が1
5cm2とし、腕と吸熱ケース106及び腕とバンド1
07間の接触部の熱抵抗は100℃/(W・cm 2)、
吸熱ケース106とバンド107間の接触の熱抵抗を3
℃/Wと仮定する。以上から吸熱ケース106のみの場
合は、腕と吸熱ケース106間の熱抵抗は約14.3℃
/Wとなる。一方、吸熱ケース106とバンド107の
場合は約5.8℃/Wとなり、熱抵抗を減少させること
ができ、腕から吸熱した熱の損失を低減する事ができ
る。但し、吸熱ケース106やバンド107内の熱抵抗
は小さいので、これらを無視して算出した値である。な
お、時計の装着の仕方により接触部分の熱抵抗は変化す
る。
【0017】図2は、本発明の第二の実施の形態を示す
熱発電器付き電子時計の構造の断面図である。第二の実
施の形態では、吸熱ケース106とバンド107を一体
とする事で吸熱ケース106とバンド107を接続する
接続手段における熱接続の損失を無くすことができる。
他の構成は、第一の実施の形態と同じであるので、説明
を省略する。
【0018】図3は、本発明のバンドと吸熱ケースとの
接続部分の一例である構造を示す断面図である。吸熱ケ
ース106は腕から熱を吸熱するもので、一般的には裏
ブタである。吸熱ケース106は、上面側にバンド10
7と隙間306を保ち、バンドの一部を覆うような近接
部304を設け、バンド107からの放出される熱を受
け取る。近接部304は、吸熱ケース106の幅全体に
渡り設けることが好ましいが、一部分でもよい。隙間3
06は、極力狭いことがのぞましい。バンド107は時
計を腕に固定し、腕からの熱を吸熱する。バンド107
の下面側には、吸熱ケース106と接触する接触部30
5を設けて、バンド107で吸熱した熱を吸熱ケース1
06に伝える。接触部305は、バンド107の幅全体
に渡り設けることが好ましいが、一部分でもよい。穴3
03は吸熱ケース106とバンド107を接続するため
のものであり、一般的にはばね棒が入るので貫通穴とす
るが、ばね棒以外のバンド接続方法もあり得るので、貫
通していない穴やネジ穴等でも構わない。
【0019】なお、少なくとも接触部305か近接部3
04のどちらかを有していれば、吸熱ケース106とバ
ンド107間における熱の損失を低減できる。また、バ
ンド107から吸熱ケース106へは、ばね棒を介して
も熱が伝わるので熱の損失は低減する。図4は本発明の
バンドの一例である構造を示す断面図である。本発明の
バンドは、腕と接触する側に熱伝導がよい材料、例えば
金属材料などで作成した吸熱部材401と、熱の放熱や
伝熱を抑制するために熱を伝えない材料あるいは熱伝導
が悪い材料、例えば合成樹脂などで作成した断熱部材4
02からなる。吸熱部材401の上面全体あるいは一部
に、へこみ部404を設ける。断熱部材402は、へこ
み部404に装着し、接着、溶着などによって吸熱部材
401と断熱部材402が容易に分離しないように固定
する。穴403は、吸熱部材401に設け、一般的には
ばね棒が入るので貫通穴とするが、ばね棒以外のバンド
接続方法もあり得るので、貫通していない穴やネジ穴等
でも構わない。吸熱部材401から外気に極力熱が逃げ
ないようにして熱の損失を抑え、吸熱ケース106によ
り多くの熱が伝わるようにできる。
【0020】図5は本発明のバンドの一例である構造を
示す断面図である。本発明のバンドは、腕と接触する側
に熱伝導の良い材料、例えば、金属材料で作成した吸熱
部材501と、吸熱部材501からの熱が外気へ放熱す
ることを抑制するために吸熱部材501の上面に熱を伝
えない材料あるいは熱伝導が悪い材料、例えば合成樹脂
等で作成した断熱部材502を配置する構成としてい
る。断熱部材502には、下面側に端面から一部を切り
欠いたへこみ部504を設ける。吸熱部材501は、上
面側に端面から一部を切り欠いたへこみ部505を設け
る。吸熱部材501のへこみ部505と断熱部材502
のへこみ部504とを係合させ、接着、溶着などによっ
て、吸熱部材501と断熱部材502が容易に分離しな
いように固定する。穴503は、吸熱部材501に設
け、一般的にはばね棒が入るので貫通穴とするが、ばね
棒以外のバンド接続方法もあり得るので、貫通していな
い穴やネジ穴等でも構わない。なお、吸熱部材501は
腕と確実に接触することができれば、吸熱部材501の
全長は任意である。
【0021】図6は本発明の第三の実施の形態を示す熱
発電器付き電子時計の断面図である。図中101から1
07の番号のついたものは図1と同じなので説明を省
く。吸熱板701は腕との接触面積を増加させるための
もので、吸熱ケース106の腕側に固着される。吸熱板
701は腕に合わせて変形が可能としてもよい。また、
吸熱板701の代りに、吸熱ケース106の一部を加工
して、吸熱板701と同様の効果を有する吸熱部を設け
てもよい。腕との接触面積を大きくすることにより、吸
熱を増やすことができ、接触による熱の損失を少なくす
ることもできる。図7は本発明の吸熱ケースとバンドと
の接続部の一例である構造を示す斜視図である。吸熱ケ
ース801は腕から熱を吸熱するもので、一般的には裏
ブタである。吸熱ケース801にはバンドを取り付ける
為の突出部802を設け、突出部802にバネ棒を挿入
する穴803を設けている。吸熱ケース802とバンド
とはばね棒を用いて接続する。図中ではバンドは一部分
のみを示した。バンドは複数の駒806、807、80
8と、各駒を接続する複数の蝶番810、811とから
なり、各駒は各蝶番により可動する。第一の駒806に
は貫通穴809を設け、ばね棒を通して吸熱ケース80
2と接続する。接触面805は第一の駒806の側面と
接触し、熱を伝え易くしている。バンドを構成する駒と
蝶番は熱伝導の良い金属製とする事で熱の損失を低減で
きる。このように駒と蝶番を金属製にすることで、熱を
伝えやすいようにする。また全ての駒や蝶番を金属製と
しなくともある程度の熱を吸熱できるので、例えば、第
三の駒808から吸熱ケース802と逆側に接続する駒
や蝶番をプラスチックや樹脂製とする事も可能である。
このように吸熱ケース802から所定の長さまでを金属
製とし、それ以外をプラスチックや樹脂性とする方法に
より、吸熱量を多くするとともに異なる材質でバンドを
構成するのでバンドのデザインの改善ができる。
【0022】図8は、本発明の第四の実施の形態を示す
熱発電器付き電子時計の構造の断面図である。熱発電器
1101は熱を流すことにより発電する熱発電器であ
る。熱発電器1101の一例として、ゼーベック効果を
利用した熱発電器がある。P型熱電材料エレメントとN
型熱電材料エレメントとが2枚の絶縁基板に挟まれ、前
記絶縁基板上でP型熱電材料エレメントとN型熱電材料
エレメントが金属等の導電性物質を介して接続され、複
数個直列に、P、N、P、N、P、N、・・・というよ
うに接続された構成のものが使用できる。前記両基板に
温度差を与えると、熱が流れ、温度差に応じた電圧の起
電力を生じ、PN接続を増やすことにより、高い電圧の
起電力を得ることができる。尚、発電のための温度差
は、時計を腕に装着したときの体温と外気温との差によ
って得られる。ムーブメント1102は二次電池やコン
デンサなどの蓄電器と、発振手段と、分周手段と、表示
駆動回路と、表示手段とを有する公知の電子時計のムー
ブメントである。熱発電器1101で発電した電気エネ
ルギーを蓄電器に蓄電して、ムーブメント1102の駆
動エネルギーとする。熱発電器1101で発電した電力
は、昇降圧回路を用いて電子時計駆動に用いる電圧にし
て蓄電器に蓄えることもできる。風防ガラス1103は
放熱ケース1104に固定する。放熱ケース1104は
熱発電器1101の冷極11011と接続して、熱発電
器1101の冷極11011から放熱された熱を外気に
放熱する。放熱ケース1104の材料はステンレス、鉄
合金、アルミ、アルミ合金、銅合金、チタン合金などの
金属が熱を伝えやすいので好ましい。吸熱ケース110
6は熱発電器1101の熱極11012と接続して、腕
に時計を装着したときに腕からの熱を熱発電器1101
の熱極11012へ伝える。断熱ケース1105は、放
熱ケース1104と吸熱ケース1106の間に設け、吸
熱ケース1106からの熱を放熱ケース1104に直接
伝えないように遮断する。断熱ケース1105はプラス
チック、合成樹脂などの断熱効果の高い材料が望まし
い。バンド1107は時計を腕に装着する為のバンドで
ある。バンド1107の材料としてはステンレス、アル
ミ、アルミ合金、チタン、チタン合金などの金属であれ
ば熱を伝え易いので、腕から得た熱を吸熱ケース110
6へ損失を少なく伝えることができて望ましい。接続部
1108は、放熱ケース1104とバンド1107を接
続する部分で、溶着、接着、ピンによる接続、ばねによ
る接続、かしめによる接続、凹部と凸部を設けることに
よる接続、レバーによる接続、圧着による接続、ねじに
よる接続、バネ棒による接続、スナップ作用による接
続、フックによる接続などがのぞましい。また、接続部
1108は熱を伝え易くするため、放熱ケース1104
とバンド1107を直接接続するのがのぞましいが、熱
を伝えやすい部材を介して接続してもよい。また、金属
と有機物の複合材を用いてもよい。なお、図には示して
いないが、放熱ケース1104の外周の一部に、大気へ
の放熱の効率を上げるための放熱部を設けることも有効
である。
【0023】次にバンドによる放熱の効果の一例を説明
する。放熱ケースの熱抵抗は、単面積あたりの熱抵抗値
を面積で割ると概算できる。また、放熱ケースとバンド
を組合せた場合は、放熱ケースの熱抵抗値、バンドの熱
抵抗値と放熱ケースとバンドの接触の熱抵抗値を並列に
接続した熱抵抗値となる。ここで、放熱部の面積を放熱
ケース1104が10cm2、バンド1107が10c
2とし、放熱ケース1104及びバンド1107の放
熱部と外気間の1cm2あたりの熱抵抗は500℃/
(W・cm2)、放熱ケース1104とバンド1107
間の接触の熱抵抗を10℃/Wと仮定する。以上から放
熱ケース1104のみの場合は、放熱ケース1104と
外気間の熱抵抗は約50℃/Wとなる。一方、放熱ケー
ス1104とバンド1107の場合は約27.3℃/W
となり、熱抵抗を減少させることができ、放熱の性能を
向上させることができる。但し、放熱ケース1104や
バンド1107内部の熱抵抗は小さいとし、これらを省
略して算出した値である。なお、時計の置かれている環
境により放熱部と外気間の熱抵抗は変化する。
【0024】図9は、本発明の第五の実施の形態を示す
熱発電器付き電子時計の構造の断面図である。第五の実
施の形態では、放熱ケース1104とバンド1107を
一体とした放熱部1204とする事で放熱ケース110
4とバンド1107を接続する接続手段における熱接続
の損失を無くすことができる。他の構成は、第四の実施
の形態と同じであるので、説明を省略する。
【0025】図10は、本発明のバンドと吸熱ケースの
接続部分の一例である構造を示す斜視図である。放熱ケ
ース1301は熱発電器の冷極に熱的に接続して熱を放
熱する放熱ケースである。吸熱ケース1303は熱発電
器の熱極に熱的に接続して腕から熱を吸熱する吸熱ケー
スである。吸熱ケース1303は裏ぶたである。断熱ケ
ース1304は吸熱ケース1303から放熱ケース13
01に直接熱が伝わらないように断熱する断熱ケースで
ある。取っ手1302は放熱ケースの一部であり、バン
ドと取り付けるために穴1305を設けている。バンド
1307は時計を腕に装着するためのバンドであり、ば
ね棒により放熱ケース1301に取り付けられる。貫通
穴1309はばね棒を通すための貫通穴であり、ばね棒
は貫通穴1309を通して取っ手1302に設けてある
穴1305に挿入され、バンド1307は放熱ケース1
301に取り付けられる。バンド接触部1308とケー
ス接触部1306は、バンド1307と放熱ケース13
01に取り付ける事により接触する。接触する事により
熱を伝え易くし、熱伝導の損失を低減する。放熱ケース
1301からバンド1307に熱が伝わり放熱を行う。
ここでは、専用の接触面を設けたがバンドの側面と取っ
手1302の側面が接触するような構造をとる事も可能
である。また、接触した方が好ましいが、接触せずとも
近接する事でも熱は伝わる。また、ばね棒を介しても放
熱ケース1301からバンド1307に熱が伝わり放熱
を行う。
【0026】放熱ケース1301とバンド1307の接
続をばね棒で説明したがばね棒以外のバンド接続方法も
あり得るので、貫通していない穴やネジ穴等でも構わな
い。図11は、本発明のバンドの一例である構造を示す
断面図である。本発明のバンドは、腕と接触する側に熱
を伝えない材料あるいは熱伝導が悪い材料、例えば合成
樹脂などで作成した断熱部材1402と、外気と接触す
る側に熱伝導の良い、例えば金属材料などで作成した放
熱部材1401とからなる。放熱部材1401の下面全
体あるいは一部に、へこみ部1404を設ける。断熱部
材1402は、へこみ部1404に装着し、接着、溶着
などによって放熱部材1401と断熱部材1402が容
易に分離しないように固定する。穴1403は、放熱部
材1401に設け、一般的にはばね棒が入るので貫通穴
とするが、ばね棒以外のバンド接続方法もあり得るの
で、貫通していない穴やネジ穴等でも構わない。断熱部
材1402は腕からの熱を直接放熱部材1401へ伝わ
らないように断熱する。放熱部材1401から外気に極
力熱が逃げるようにして熱の放熱を増加せ、より多くの
熱が放熱するようにできる。
【0027】図12は本発明の吸熱ケースとバンドとの
接続部の一例である構造を示す斜視図である。放熱ケー
ス1501は熱を放熱する放熱ケースである。放熱ケー
ス1501にはバンドを取り付ける為の突出部1502
を設け、突出部1502にバネ棒を挿入する穴1505
を設けている。放熱ケース1501とバンドとはばね棒
を用いて接続する。吸熱ケース1503は腕から熱を吸
熱するもので、一般的には裏ブタである。
【0028】断熱ケース1504は吸熱ケースで吸熱し
た熱が直接放熱ケースに伝わらないように断熱する。図
中ではバンドは一部分のみを示したが、バンドは複数の
駒1506、1507、1508と、各駒を接続する複
数の蝶番1510とからなり、各駒は各蝶番により可動
する。第一の駒1806には貫通穴1809を設け、ば
ね棒を通して放熱ケース1501と接続する。放熱ケー
ス1501とバンドを接続する事でバンドからの放熱を
利用できるのでより多くの熱を放熱する事ができる。放
熱量を多くする事で熱発電器にかかる温度差を大きくし
発電量を増す事ができる。接触面1511は第一の駒1
506の側面と接触し、熱を伝え易くしている。バンド
を構成する駒と蝶番は熱伝導の良い金属製とする事で熱
の損失を低減できる。このように駒と蝶番を金属製にす
ることで、熱を伝えやすいようにする。また全ての駒や
蝶番を金属製としなくともある程度の熱を放熱できるの
で、例えば、第三の駒1508から放熱ケース1501
と逆側に接続する駒や蝶番をプラスチックや樹脂製とす
る事も可能である。このように放熱ケース1501から
所定の長さまでを金属製とし、それ以外をプラスチック
や樹脂性とする方法により、吸熱量を多くするとともに
異なる材質でバンドを構成するのでバンドのデザインの
改善ができる。
【0029】図13は、本発明の第六の実施の形態を示
す熱発電器付き電子時計の構造の断面図である。熱発電
器2101は熱を流すことにより発電する熱発電器であ
る。熱発電器2101の一例として、ゼーベック効果を
利用した熱発電器がある。P型熱電材料エレメントとN
型熱電材料エレメントとが2枚の絶縁基板に挟まれ、前
記絶縁基板上でP型熱電材料エレメントとN型熱電材料
エレメントが金属等の導電性物質を介して接続され、複
数個直列に、P、N、P、N、P、N、・・・というよ
うに接続された構成のものが使用できる。前記両基板に
温度差を与えると、熱が流れ、温度差に応じた電圧の起
電力を生じ、PN接続を増やすことにより、高い電圧の
起電力を得ることができる。尚、発電のための温度差
は、時計を腕に装着したときの体温と外気温との差によ
って得られる。ムーブメント2102は二次電池やコン
デンサなどの蓄電器と、発振手段と、分周手段と、表示
駆動回路と、表示手段とを有する公知の電子時計のムー
ブメントである。熱発電器2101で発電した電気エネ
ルギーを蓄電器に蓄電して、ムーブメント2102の駆
動エネルギーとする。熱発電器2101で発電した電力
は、昇降圧回路を用いて電子時計駆動に用いる電圧にし
て蓄電器に蓄えることもできる。風防ガラス2103は
放熱ケース2104に固定する。放熱ケース2104は
熱発電器2101の冷極21011と接続して、熱発電
器2101の冷極21011から放熱された熱を外気に
放熱する。放熱ケース2104の材料はステンレス、鉄
合金、アルミ、アルミ合金、銅合金、チタン合金などの
金属が熱を伝えやすいので好ましい。吸熱ケース210
6は熱発電器2101の熱極21012と接続して、腕
に時計を装着したときに腕からの熱を熱発電器2101
の熱極21012へ伝える。断熱ケース2105は、放
熱ケース2104と吸熱ケース2106の間に設け、吸
熱ケース2106からの熱を放熱ケース2104に直接
伝えないように遮断する。断熱ケース2105はプラス
チック、合成樹脂などの断熱効果の高い材料が望まし
い。バンド2107は時計を腕に装着する為のバンドで
ある。バンド2107の材料としては腕からの熱の影響
が少ないように樹脂や皮革などの断熱性材質が良いが、
熱伝導の比較的悪いステンレス、チタン、チタン合金な
どの金属も使用できる。接続部2108は、断熱ケース
2105とバンド2107を接続する部分で、溶着、接
着、ピンによる接続、ばねによる接続、かしめによる接
続、凹部と凸部を設けることによる接続、レバーによる
接続、圧着による接続、ねじによる接続、バネ棒による
接続、スナップ作用による接続、フックによる接続など
が使用できる。また、接続部2108は熱を伝えにくく
するため、接触面を少なくする事が望まれるが、熱を伝
え難い部材を介して接続してもよい。また、金属と有機
物の複合材を用いて熱伝導性を悪くした材料でもよい。
このように、腕からバンド2107へ伝わった熱を直接
放熱ケース2104へ伝えることが無いので熱の損失が
少なくなり、より多くの熱を熱発電器2101へ供給で
きる。
【0030】図14は、本発明の第七の実施の形態を示
す熱発電器付き電子時計の構造の断面図である。第七の
実施の形態では、断熱ケース2106とバンド2107
を一体とする事で接続手段なしでバンドから放熱ケース
2106へ流れる熱を減少させる事ができる。他の構成
は、第六の実施の形態と同じであるので、説明を省略す
る。
【0031】図15は本発明の断熱ケースとバンドとの
接続部の一例である構造を示す斜視図である。吸熱ケー
ス2303は腕から熱を吸熱し、熱発電器の熱極に熱的
に接続し熱発電器に熱を供給する。吸熱ケース2303
は一般的には裏ぶたである。放熱ケース2301は熱を
外気に放熱し、熱発電器の冷極に熱的に接続し、熱発電
器から熱を放熱する。断熱ケース2304は吸熱ケース
2303で吸熱した熱が放熱ケース2301へ直接伝わ
らないように断熱するプラスチックや樹脂などの断熱部
材である。時計本体とバンドとはばね棒により接続され
る。バンド取り付け部2302、2305はバンドを取
り付ける為のばね棒を挿入する穴2306が設けてあ
る。穴2306は断熱ケースのバンド取り付け部230
5と放熱ケースのバンド取り付け部2302とにまたが
り空いている穴である。断熱ケースのバンド取り付け部
2305は断熱ケース2304の一部である。放熱ケー
スのバンド取り付け部2302は放熱ケース2301の
一部である。
【0032】図中ではバンドは一部分のみを示した。バ
ンドは複数の駒2306、2307、2308と、各駒
を接続する複数の蝶番2310とからなり、各駒は各蝶
番により可動する。第一の駒2306には貫通穴230
9を設け、ばね棒を通してバンド取り付け部2302、
2305に設けてある穴2306にばね棒を挿入する事
で接続する。バンドの各駒はバンドから放熱ケース23
01へ熱を伝えにくくするために、樹脂製や皮革製など
の断熱性のある材質にする事が望まれる。少なくとも時
計本体に一番近いバンドの駒である第一の駒2306を
熱を伝えにくい樹脂製や皮革にする事で放熱ケース23
01へ熱を伝えないように断熱する事ができる。この様
に、バンドの一部を断熱性の部材で構成する事でバンド
から放熱ケースへの熱の影響を低減する事ができる。ま
た、第一の駒2306は樹脂製、第二の駒2307と第
三の駒2308を金属で構成する事も可能である。この
ように時計本体から所定の長さまでを樹脂製、それ以外
を金属製とする方法もとれる。また、この様にすること
で、放熱ケース2301にバンドを取り付ける事が可能
となる。
【0033】図16は本発明の断熱ケースとバンドとの
接続部の一例である構造を示す斜視図である。吸熱ケー
ス2403は腕から熱を吸熱し、熱発電器の熱極に熱的
に接続し熱発電器に熱を供給する。吸熱ケース2403
は一般的には裏ぶたである。放熱ケース2401は熱を
外気に放熱し、熱発電器の冷極に熱的に接続し、熱発電
器の冷極から熱を放熱するケースである。断熱ケース2
404は吸熱ケース2403で吸熱した熱が放熱ケース
2401へ直接伝わらないように断熱するプラスチック
や樹脂などの断熱部材である。時計本体とバンドとはば
ね棒により接続される。バンド取り付け部2402はバ
ンドを取り付ける為のばね棒を挿入する穴2407が設
けてある。バンド取り付け部2402は断熱ケース24
04と放熱ケース2401に第一の接続面2405と第
二の接続面2406とで接着、溶着、かしめ、ネジなど
により容易に取れないように接続されている。バンド取
り付け部2402はバンドから放熱ケースへの熱の影響
を低減するために、熱が伝わりにくいプラスチックや合
成樹脂などの断熱性の材料で成っていることが望まし
い。
【0034】図中ではバンドは一部分のみを示した。バ
ンドは複数の駒2408、2409、2410と、各駒
を接続する複数の蝶番2411とからなり、各駒は各蝶
番により可動する。第一の駒2408には貫通穴241
2を設け、ばね棒を通してバンド取り付け部2402と
接続する。バンドの各駒は熱を伝えにくい樹脂製や皮革
製にする事が望まれるが、バンド取り付け部2402に
より断熱されているのでバンドは熱を伝えやすい金属製
でもよい。このように図では、断熱ケース2404と放
熱ケース2401にバンド取り付け部2402を設けた
が、断熱性のあるバンド取り付け部2402を設ける事
により時計の外装ケースの任意の場所からバンドを取り
付ける事が可能となる。
【0035】図17は本発明の断熱ケースとバンドとの
接続部の一例である構造を示す斜視図である。吸熱ケー
ス2503は腕から熱を吸熱し、熱発電器の熱極に熱的
に接続し、熱発電器に熱を供給する。吸熱ケース250
3は一般的には裏ぶたである。放熱ケース2501は熱
を外気に放熱し、熱発電器の冷極に熱的に接続し、熱発
電器の冷極から熱を放熱する。断熱ケース2504は吸
熱ケース2503で吸熱した熱が放熱ケース2501へ
直接伝わらないように断熱するプラスチックや樹脂など
の断熱部材である。時計本体とバンドとはばね棒により
接続される。バンド取り付け部2502はバンドを取り
付ける為のばね棒を挿入する穴2505が設けてある。
バンド取り付け部2502は放熱ケース2501の一部
である。
【0036】図中ではバンドは一部分のみを示した。バ
ンドは複数の駒2506、2507、2508と、各駒
を接続する複数の蝶番2510とからなり、各駒は各蝶
番により可動する。第一の駒2506には貫通穴250
9を設け、ばね棒を用いてバンド取り付け部2502と
接続する。バンドの各駒は熱を伝えにくい樹脂製や皮革
製にする事が望まれる。少なくとも時計本体に一番近い
バンドの駒である第一の駒2506を熱を伝えにくい樹
脂製にする事で放熱ケース2501へ熱を伝えないよう
に断熱する事ができる。この様に、バンドの一部を断熱
性の部材で構成する事でバンドから放熱ケースへの熱の
影響を低減する事ができる。また、第一の駒2506は
樹脂製、第二の駒2507と第三の駒2508を金属で
構成する事も可能である。このように時計本体から所定
の長さまでを樹脂製、それ以外を金属製とする方法もと
れる。
【0037】断熱性のあるバンドを用いる事により時計
の外装ケースの任意の場所からバンドを取り付ける事が
可能となる。図18は本発明の第八の実施の形態を示す
熱発電器付き電子時計の構造を示す図である。放熱ケー
ス3001はバンドと接触する部分である放熱バンド接
続部3002を持つ。裏ぶた3008は腕から熱を吸熱
する吸熱部である。裏ぶた3008はバンドと接触する
部分である吸熱バンド接続部3009を持つ。断熱ケー
ス3010は放熱ケース3001と裏ぶた3008とを
熱的に断熱する為に設け、熱を流しにくいプラスチック
や樹脂を用いる。断熱ケース3010にはバンドと接続
するためのばね棒を受けるためにばね棒受け3003が
あり、ばね棒を受ける穴3011を持つ構造となってい
る。ばね棒穴3007にばね棒を通しバンドとケースを
接続する。バンドは放熱バンド3004と断熱バンド3
006と吸熱バンド3005とから成る。放熱バンド3
004は放熱ケース3001と放熱バンド接続部300
2で接触し、熱的に接続している。放熱バンド3004
は放熱ケース3001と熱的に接続し放熱面積を大きく
する事で放熱量を大きくする。放熱バンド3004の材
質は熱を伝えやすいようにケースと同様に金属を用いる
と良い。吸熱バンド3005は裏ぶた3008と吸熱バ
ンド接続部3009で接触し、熱的に接続している。吸
熱バンド3005で腕から吸熱した熱を裏ぶた3008
へ伝える事で吸熱量を大きくしている。吸熱バンド30
05の材質は熱を伝えやすいようにケースと同様に金属
を用いると良い。吸熱バンド3005は腕と接触または
近接する事で腕から熱を吸熱する。断熱バンド3006
は吸熱バンド3005と放熱バンド3004の間に有
り、直接熱が伝わらないようにする。
【0038】図19は第八の実施の形態の放熱ケース側
から見た平面図である。放熱ケース3001は熱を大気
に放熱するケースである。第一の駒3102はバンドの
駒の一つであり、放熱ケース3001と放熱バンド接続
部3002で接続している。第二の駒3103と第三の
駒3104と第四の駒3105はバンドの駒である。図
20はバンドの断面を示す第一の例である。図19の一
点鎖線A−Bで切った断面を示す。
【0039】放熱バンド3004と吸熱バンド3005
は断熱バンド3006で断熱している。空気層部320
1は断熱効果を大きくするため断熱バンド3006の一
部に設けた空間である。強度を保つために空間を複数個
に分ける事をしている。図21は図19に示したバンド
を図20の一点鎖線C−Dで切った断面を示す。第一の
断熱駒の断面3302は第一の駒3102の断熱部であ
る。第二の断熱駒の断面3303は第一の駒3103の
断熱部である。第三の断熱駒の断面3304は第一の駒
3104の断熱部である。第三の断熱駒の断面3305
は第一の駒3105の断熱部である。強度を保ちつつ断
熱効果を上げる為に断熱駒の一部を残して空間を設け
る。例えばX状に壁を作り空気断熱部3301を設け
る。
【0040】図22はバンドの断面を示す第二の例であ
る。放熱部3402と吸熱部3404が断面積を小さく
し熱を伝えにくくしたバンド駒接続部3405で一体化
している構造である。断熱材3403は空間部3401
を設け断熱効果を高めている。吸熱部3404は腕と接
触し熱を吸熱し、放熱部3402は大気に熱を放熱する
事で、吸熱ケース3008と放熱ケース3001へそれ
ぞれ熱的に接続し吸熱と放熱性能を上げている。また、
断熱材3004をなくす事で断熱効果を上げる事もでき
る。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような第一から
第三の実施の形態では以下に記載される効果を奏する。
吸熱ケースからの熱の吸熱に加えバンドからの吸熱が加
わるので、熱をより多く吸熱することができる。熱発電
器に流れる熱量が多くなるので発電量も大きくなる。
【0042】また、バンドと吸熱ケースを一体にするこ
とにより、バンドと吸熱ケース間における伝熱の際に生
ずる損失を低減することができる。また、バンドと放熱
ケース及びバンドと断熱ケースを離すことにより、バン
ドから放出される熱を直接放熱ケースと断熱ケースに伝
えることなく、熱を吸熱ケースに伝熱することができ、
より多くの熱量を熱発電器に与えることができる。
【0043】また、バンドの吸熱側に熱伝導性のよい材
料を使用し、放熱側には放熱を抑える材料を使用するこ
とにより、バンドが吸熱する吸熱量を増し、バンドが放
熱する放熱する放熱量を抑えることができ、バンドが吸
熱ケースに伝熱できる全熱量を増加することができ、よ
り多くの熱量を熱発電器に与えることができる。バンド
を吸熱ケースから所定の長さの区間金属にして腕から吸
熱し、バンドのその他の部分を樹脂製にすることによ
り、より多くの熱量を熱発電器に与えることができる。
【0044】また、バンドと吸熱ケースとの接続手段に
伝熱性の良い伝熱部材を用いることにより、接続手段に
よる伝熱の損失を低減することができ、バンドから吸熱
した熱を吸熱ケースに損失が少なく伝熱することがで
き、より多くの熱量を熱発電器に与えることができる。
また、バンドに異なる材質の材料で構成する事で、より
多くの熱量を熱発電器に与えることができるとともに、
デザイン上の改善もできる。
【0045】また、吸熱ケースとバンドの少なくとも一
方に接触部を設けることにより、バンドから吸熱した熱
を直接吸熱ケースに伝熱することができ、より多くの熱
量を熱発電器に与えることができる。また、吸熱ケース
とバンドの少なくとも一方に近接部を設けることによ
り、バンドの回転をある程度許容でき、かつ、吸熱した
熱を極力損失が少なく吸熱ケースに伝達することがで
き、より多くの熱量を熱発電器に与えることができる。
さらに、吸熱ケースに吸熱板を固着し、又は吸熱ケース
の一部を吸熱部とすることにより、吸熱ケースから吸熱
する接触面積を大きくすることができ、吸熱量を増すこ
とができる。
【0046】第四から第五の実施の形態では以下に記載
される効果を奏する。本発明の熱発電器付き電子時計に
よれば、放熱ケースからの熱の放熱に加えバンドからの
放熱をするので熱をより多く放熱することができる。よ
って、熱発電器に流れる熱量が多くなるので発電量が大
きくなる。また、バンドと放熱ケースを一体にすること
により、バンドと放熱ケース間における伝熱の際に生ず
る損失を低減することができる。
【0047】また、バンドと放熱ケースを接触、近接さ
せることで熱の伝わる損失を低減することが出きるの
で、熱発電器に流れる熱量が多くなり発電量が大きくな
る。また、バンドと吸熱ケース及びバンドと断熱ケース
を離すことにより、吸熱ケースと断熱ケースから放出さ
れる熱を直接に伝えることなく、熱を放熱ケースに伝熱
することができ、より多くの熱量を熱発電器に与えるこ
とができる。
【0048】また、バンドと放熱ケースを接続する接続
手段を金属製にすることで熱の伝わる損失を低減するこ
とが出きるので、熱発電器に流れる熱量が多くなり発電
量が大きくなる。また、バンドは金属製でもよいが、樹
脂と金属の複合材にすることでより熱の伝わる損失を低
減できる。また、バンドは樹脂製でも熱は伝わるので、
バンドで集めた熱を吸熱ケースに伝えることも可能であ
る。
【0049】また、バンドはで腕側を金属製、外気側を
樹脂製にする事で腕からの熱による放熱への影響を低減
でき、熱発電器に流れる熱量が多くなり発電量が大きく
なる。また、バンドの材料に異なる材質のものを使用す
る事でデザイン上の改善ができる。
【0050】また、放熱ケースとバンドの少なくとも一
方に接触部を設けることにより、バンドへ熱を直接伝熱
することができ、接続による熱の損失が少なくなり、よ
り多くの熱量を熱発電器に与えることができる。また、
放熱ケースとバンドの少なくとも一方に近接部を設ける
ことにより、バンドの回転をある程度許容でき、かつ、
吸熱した熱を極力損失が少なく放熱ケースに伝達するこ
とができ、より多くの熱量を熱発電器に与えることがで
きる。
【0051】このように、バンドからの放熱を利用する
ことで放熱量を増して発電電力を増加させる事ができ
る。第六から第七の実施の形態では以下に記載される効
果を奏でる。腕からバンドを伝わって放熱ケースへ伝わ
る熱量を少なくする構造にすることで、腕から放熱ケー
スまでの熱抵抗の低下を防ぎ、さらに熱発電器にかかる
温度差の低下を防ぐ事により発電量の低下を防ぐ事がで
きる。
【0052】バンドと断熱ケースを一体にする事で部品
の節約も可能である。また、接続手段をプラスチックな
どの有機物にすることで更に熱が伝わり難くなり発電量
の低下を防止できる。また、バンドは樹脂製や革などの
有機物にすることで熱が伝わり難くなり発電量の低下を
防止できる。
【0053】また、バンドに断熱性のある部材を使用す
る事により時計本体の任意の位置と接続でき、腕からの
熱により放熱性能を低下させないようにしながら発電量
の低下を防止できる。このように、バンドを断熱部材ま
たは断熱ケースに取り付ける事で腕から放熱ケースへ伝
わる熱量を低減させる事により発電量の低下を防ぐ事が
できる。
【0054】第八の実施の形態では以下に記載される効
果を奏でる。バンドを吸熱部と放熱部とに断熱部で分け
る事で、吸熱と放熱を大きくする事が可能となり、発電
量を大きくする事ができる。また、断熱部の一部に空気
層にする事で、強度を保ちつつ断熱効果を上げる事がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す熱発電器付き
電子時計の構造の断面図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態を示す熱発電器付き
電子時計の構造の断面図である。
【図3】本発明のバンドと吸熱ケースとの接続部の一例
である構造を示す断面図である。
【図4】本発明のバンドの一例である構造を示す断面図
である。
【図5】本発明のバンドの一例である構造を示す断面図
である。
【図6】本発明の第三の実施の形態を示す熱発電器付き
電子時計の断面図である。
【図7】本発明の接続部の一例である構造を示す斜視図
である。
【図8】本発明の第四の実施の形態を示す熱発電器付き
電子時計の構造の断面図である。
【図9】本発明の第五の実施の形態を示す熱発電器付き
電子時計の構造の断面図である。
【図10】本発明のバンドと吸熱ケースの接続部分の一
例である構造を示す斜視図である。
【図11】本発明のバンドの一例である構造を示す断面
図である。
【図12】本発明の吸熱ケースとバンドとの接続部の一
例である構造を示す斜視図である。
【図13】本発明の第六の実施の形態を示す熱発電器付
き電子時計の構造の断面図である。
【図14】本発明の第七の実施の形態を示す熱発電器付
き電子時計の構造の断面図である。
【図15】本発明の断熱ケースとバンドとの接続部の一
例である構造を示す斜視図である。
【図16】本発明の断熱ケースとバンドとの接続部の一
例である構造を示す斜視図である。
【図17】本発明の断熱ケースとバンドとの接続部の一
例である構造を示す斜視図である。
【図18】本発明の第八の実施の形態を示す熱発電器付
き電子時計の構造を示す図である。
【図19】本発明の第八の実施の形態を示す熱発電器付
き電子時計の平面図である。
【図20】バンドの断面を示す第一の例である。
【図21】断熱部の一例を示す図である。
【図22】バンドの断面を示す第二の例である。
【符号の説明】
101 熱発電器 102 ムーブメント 103 風防ガラス 104 放熱ケース 105 断熱ケース 106 吸熱ケース 107 バンド 108 接続部 402 断熱部材 401 吸熱部材 701 吸熱板 1101 熱発電器 1102 ムーブメント 1103 風防ガラス 1104 放熱ケース 1105 断熱ケース 1106 吸熱ケース 1107 バンド 2101 熱発電器 2102 ムーブメント 2103 風防ガラス 2104 放熱ケース 2105 断熱ケース 2106 吸熱ケース 2107 バンド 2402、2502、2302、2305 バンド取り
付け部

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度差を与えることにより発電する熱発
    電器と、前記熱発電器の冷極と熱的に接続して熱を放熱
    する放熱ケースと、前記熱発電器の熱極と熱的に接続し
    て熱を吸熱する吸熱ケースと、前記吸熱ケースと前記放
    熱ケースを断熱する断熱ケースと、時計を腕に固定する
    バンドと、前記吸熱ケースと前記バンドを接続する接続
    手段とを有する熱発電器付き電子時計。
  2. 【請求項2】 前記吸熱ケースと前記バンドとが一体構
    造である請求項1記載の熱発電器付き電子時計。
  3. 【請求項3】 前記バンドと前記放熱ケースとが離れて
    いる請求項1又は2記載の熱発電器付き電子時計。
  4. 【請求項4】 前記バンドと前記断熱ケースとが離れて
    いる請求項1乃至3記載の熱発電器付き電子時計。
  5. 【請求項5】 前記バンドは熱を吸収する吸熱部材と熱
    の放出と伝熱を抑制する断熱部材を有し、前記吸熱部材
    は前記吸熱ケースと熱的に接続して吸熱する請求項1乃
    至4記載の熱発電器付き電子時計。
  6. 【請求項6】 前記接続手段が伝熱部材である請求項1
    乃至5記載の熱発電器付き電子時計。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記吸熱ケースと前記バンド
    のどちらか一方には、前記吸熱ケースと前記バンドが接
    触する接触部を有する請求項1乃至6記載の熱発電器付
    き電子時計。
  8. 【請求項8】 少なくとも前記吸熱ケースと前記バンド
    のどちらか一方には、前記吸熱ケースと前記バンドが近
    接する近接部を有する請求項1乃至7記載の熱発電器付
    き電子時計。
  9. 【請求項9】 前記吸熱ケースと固着して腕からの熱を
    吸収するための吸熱板を有する請求項1乃至8記載の熱
    発電器付き電子時計。
  10. 【請求項10】 前記吸熱ケースが下面側の一部に腕か
    らの熱を吸収するための吸熱部を有する請求項1乃至9
    記載の熱発電器付き電子時計。
  11. 【請求項11】 前記接続手段は前記吸熱ケースと前記
    バンドと接触する接触部を有する請求項1乃至10記載
    の熱発電器付き電子時計。
  12. 【請求項12】 温度差を与えることにより発電する熱
    発電器と、前記熱発電器の冷極と熱的に接続して熱を放
    熱する放熱ケースと、前記熱発電器の熱極と熱的に接続
    して熱を吸熱する吸熱ケースと、前記吸熱ケースと前記
    放熱ケースを断熱する断熱ケースと、時計を腕に固定す
    るバンドと、前記放熱ケースと前記バンドを接続する接
    続手段とを有する熱発電器付き電子時計。
  13. 【請求項13】 前記放熱ケースと前記バンドとが一体
    構造である請求項12記載の熱発電器付き電子時計。
  14. 【請求項14】 前記バンドと前記吸熱ケースとが離れ
    ている請求項12又は13記載の熱発電器付き電子時
    計。
  15. 【請求項15】 前記バンドと前記断熱ケースとが離れ
    ている請求項12乃至14記載の熱発電器付き電子時
    計。
  16. 【請求項16】 前記バンドは熱を放熱する放熱部材
    と、腕からの熱を断熱する断熱部材を有し、前記放熱部
    材は前記放熱ケースと熱的に接続し放熱をする請求項1
    2乃至15記載の熱発電器付き電子時計。
  17. 【請求項17】 前記接続手段が伝熱部材である請求項
    12乃至16記載の熱発電器付き電子時計。
  18. 【請求項18】 少なくとも前記放熱ケースと前記バン
    ドのどちらか一方には、前記放熱ケースと前記バンドが
    接触する接触部を有する請求項12乃至17記載の熱発
    電器付き電子時計。
  19. 【請求項19】 少なくとも前記放熱ケースと前記バン
    ドのどちらか一方には、前記放熱ケースと前記バンドが
    近接する近接部を有する請求項12乃至18記載の熱発
    電器付き電子時計。
  20. 【請求項20】 前記接続手段は前記バンドと前記放熱
    ケースと接触する接触部を有する請求項12乃至19記
    載の熱発電器付き電子時計。
  21. 【請求項21】 温度差を与えることにより発電する熱
    発電器と、前記熱発電器の冷極と熱的に接続して熱を放
    熱する放熱ケースと、前記熱発電器の熱極と熱的に接続
    して熱を吸熱する吸熱ケースと、前記吸熱ケースと前記
    放熱ケースを断熱する断熱ケースと、時計を腕に固定す
    るバンドと、前記断熱ケースと前記バンドを接続する接
    続手段とを有する熱発電器付き電子時計。
  22. 【請求項22】 前記断熱部材と前記バンドとが一体構
    造である事を特徴とする請求項21記載の熱発電器付き
    電子時計。
  23. 【請求項23】 前記バンドと前記放熱ケースとが離れ
    ている請求項21又は22記載の熱発電器付き電子時
    計。
  24. 【請求項24】 前記バンドと前記吸熱ケースが離れて
    いる請求項21乃至23記載の熱発電器付き電子時計。
  25. 【請求項25】 少なくとも前記バンドの一部分は熱の
    伝熱を断熱する断熱部材である事を特徴とする請求項2
    1乃至24記載の熱発電器付き電子時計。
  26. 【請求項26】前記接続手段は断熱部材であることを特
    徴とする請求項21乃至25記載の熱発電器付き電子時
    計。
  27. 【請求項27】 前記バンドは吸熱部と放熱部と断熱部
    を持つ事を特徴とする請求項21乃至26記載の熱発電
    器付き電子時計
  28. 【請求項28】 前記断熱部の一部に空間を設ける事を
    特徴とする請求項27記載の熱発電器付き電子時計
  29. 【請求項29】 前記放熱部と前記放熱ケースが接触ま
    たは近接して熱的に接続している事を特徴とする請求項
    27又は28記載の熱発電器付き電子時計
  30. 【請求項30】 前記吸熱部と前記吸熱ケースが接触ま
    たは近接して熱的に接続している事を特徴とする請求項
    27又は28記載の熱発電器付き電子時計
  31. 【請求項31】前記吸熱部は腕と接触するように配置す
    る事を特徴とする請求項27乃至30記載の熱発電器付
    き電子時計
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