JP2000194794A - 光学情報読み取り装置及び光記録媒体 - Google Patents
光学情報読み取り装置及び光記録媒体Info
- Publication number
- JP2000194794A JP2000194794A JP10369556A JP36955698A JP2000194794A JP 2000194794 A JP2000194794 A JP 2000194794A JP 10369556 A JP10369556 A JP 10369556A JP 36955698 A JP36955698 A JP 36955698A JP 2000194794 A JP2000194794 A JP 2000194794A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- optical
- recording medium
- cgh
- information recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 141
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 8
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000003760 hair shine Effects 0.000 claims description 4
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000002427 irreversible effect Effects 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000001066 destructive effect Effects 0.000 description 1
- 238000004049 embossing Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
- 230000036541 health Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000003909 pattern recognition Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 125000002924 primary amino group Chemical group [H]N([H])* 0.000 description 1
Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
- Image Input (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 CGHの位置合わせを容易にして、CGHの
読み取りを容易、迅速かつ確実に行うことができる読み
取り装置を提供する。 【解決手段】 CGH9を所定の位置に設けた光記録媒
体媒体10上にホログラム視認装置1を載せた際に、発
光部2から出力される単色光がCGH9によって反射さ
れる反射直接光が拡散板5に照射されることを視認する
ことによって、ホログラム視認装置1の開口部6とCG
H9の位置合わせを行うことができる。そして、このと
きCGH9によって回折された回折光はミラー31〜3
3を介してスクリーン4に投影され、それを認識するこ
とによって、カードの真贋判定を簡単に行うことができ
る。
読み取りを容易、迅速かつ確実に行うことができる読み
取り装置を提供する。 【解決手段】 CGH9を所定の位置に設けた光記録媒
体媒体10上にホログラム視認装置1を載せた際に、発
光部2から出力される単色光がCGH9によって反射さ
れる反射直接光が拡散板5に照射されることを視認する
ことによって、ホログラム視認装置1の開口部6とCG
H9の位置合わせを行うことができる。そして、このと
きCGH9によって回折された回折光はミラー31〜3
3を介してスクリーン4に投影され、それを認識するこ
とによって、カードの真贋判定を簡単に行うことができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報がホログラム
像等で記録された光記録媒体とこの光記録媒体から情報
を読み取る光学情報読み取り装置に係り、特に、識別や
偽造・変造防止に優れたプリペイドカード、クレジット
カード、キャッシュカード、証明用カードなどの光記録
媒体とこの光記録媒体に記録されている情報を簡単な構
成で視認可能にする光学情報読み取り装置に関するもの
である。
像等で記録された光記録媒体とこの光記録媒体から情報
を読み取る光学情報読み取り装置に係り、特に、識別や
偽造・変造防止に優れたプリペイドカード、クレジット
カード、キャッシュカード、証明用カードなどの光記録
媒体とこの光記録媒体に記録されている情報を簡単な構
成で視認可能にする光学情報読み取り装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】プリペイドカード、クレジットカード、
キャッシュカード、証明用カードなどの記録媒体では、
その内容や記録媒体そのものが不正に偽造・変造されて
いないかどうかを識別する必要がある。この記録媒体を
識別する一つの方法として、クレジットカードや銀行カ
ード等にはホログラムが使用されている。そして、この
ホログラムは白色光の干渉により単一ホログラム映像を
視覚的に認識可能にするものである。しかしながら、こ
のホログラムは、現状では製造者マーク等の単一ホログ
ラム映像しか記録できないので、不正利用や偽造の防止
には十分な機能があるとはいえないし、記録可能な情報
量に限界がある。そこで、本出願人は不正利用や偽造の
防止に効果的なホログラムを使用した記録媒体としてC
GH(Computer Generated Hologram)を応用した光記
録媒体(特開平10−198259号公報)及びこのよ
うな光記録媒体の記録再生装置(特願平10−5882
4号公報)を提案した。
キャッシュカード、証明用カードなどの記録媒体では、
その内容や記録媒体そのものが不正に偽造・変造されて
いないかどうかを識別する必要がある。この記録媒体を
識別する一つの方法として、クレジットカードや銀行カ
ード等にはホログラムが使用されている。そして、この
ホログラムは白色光の干渉により単一ホログラム映像を
視覚的に認識可能にするものである。しかしながら、こ
のホログラムは、現状では製造者マーク等の単一ホログ
ラム映像しか記録できないので、不正利用や偽造の防止
には十分な機能があるとはいえないし、記録可能な情報
量に限界がある。そこで、本出願人は不正利用や偽造の
防止に効果的なホログラムを使用した記録媒体としてC
GH(Computer Generated Hologram)を応用した光記
録媒体(特開平10−198259号公報)及びこのよ
うな光記録媒体の記録再生装置(特願平10−5882
4号公報)を提案した。
【0003】この記録再生装置(反射型光記録媒体用記
録再生装置)における再生光学系の例を図15に示す。
光学系ユニット120にはレーザビーム照射装置121
とCCD(撮像素子)122が一体化されて設けられて
おり、光記録媒体10の搬送方向と略平行に、すなわち
情報記録部である複数のホログラムパターン(CGH)
の配列方向に高精度に移動可能に構成されている。レー
ザビーム照射装置121は、搬送系110に位置する光
記録媒体10の上面に対して、入射角iでレーザビーム
を照射するように斜めに配置されている。CCD122
は、光記録媒体10により角度aで回折された回折光
が、角度i+θで入射するように斜めに配置されてい
る。そして、θ=2(90°−i)±aになるようにレ
ーザビーム照射装置121とCCD122が配置されて
おり、光記録媒体10の情報記録部で回折された回折光
をCCD122が受光して、再生画像から記録データを
読み出すように構成されている。
録再生装置)における再生光学系の例を図15に示す。
光学系ユニット120にはレーザビーム照射装置121
とCCD(撮像素子)122が一体化されて設けられて
おり、光記録媒体10の搬送方向と略平行に、すなわち
情報記録部である複数のホログラムパターン(CGH)
の配列方向に高精度に移動可能に構成されている。レー
ザビーム照射装置121は、搬送系110に位置する光
記録媒体10の上面に対して、入射角iでレーザビーム
を照射するように斜めに配置されている。CCD122
は、光記録媒体10により角度aで回折された回折光
が、角度i+θで入射するように斜めに配置されてい
る。そして、θ=2(90°−i)±aになるようにレ
ーザビーム照射装置121とCCD122が配置されて
おり、光記録媒体10の情報記録部で回折された回折光
をCCD122が受光して、再生画像から記録データを
読み出すように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のホログラム付き
のクレジットカードやキャッシュカードは、会社や銀行
特有のパターンを視覚的に判断することにより、認証と
して応用している。このホログラムパターンは表示面積
が大きく、そのホログラム映像は容易に判別可能である
が、これらは、同時にカード偽造や変造を容易にするこ
とにもつながっている。すなわち、ホログラムが作成可
能であれば、比較的容易に疑似の像を製造することがで
きることになるので、偽造品の製造を完全に防止するこ
とは不可能であった。
のクレジットカードやキャッシュカードは、会社や銀行
特有のパターンを視覚的に判断することにより、認証と
して応用している。このホログラムパターンは表示面積
が大きく、そのホログラム映像は容易に判別可能である
が、これらは、同時にカード偽造や変造を容易にするこ
とにもつながっている。すなわち、ホログラムが作成可
能であれば、比較的容易に疑似の像を製造することがで
きることになるので、偽造品の製造を完全に防止するこ
とは不可能であった。
【0005】本出願人が先に提案した光記録媒体(特開
平10−198259号公報)や記録再生装置(特願平
10−58824号公報)を応用したシステムでは、個
々のホログラムパターンは1辺が数百μm程度の領域で
あるのでかなり小さく、また、大容量の情報を記録して
おくことができるうえ、情報を読み取るためには回折光
のみを読み出す必要があるので、不正使用を防ぐことが
可能である。しかしながら、光記録媒体から情報を読み
出すためには、読み取り精度が高い記録再生装置が必要
になるので、その構成が複雑になり、小型軽量化が難し
く、またコストもかかるので、簡便な利用には不向きで
あった。
平10−198259号公報)や記録再生装置(特願平
10−58824号公報)を応用したシステムでは、個
々のホログラムパターンは1辺が数百μm程度の領域で
あるのでかなり小さく、また、大容量の情報を記録して
おくことができるうえ、情報を読み取るためには回折光
のみを読み出す必要があるので、不正使用を防ぐことが
可能である。しかしながら、光記録媒体から情報を読み
出すためには、読み取り精度が高い記録再生装置が必要
になるので、その構成が複雑になり、小型軽量化が難し
く、またコストもかかるので、簡便な利用には不向きで
あった。
【0006】そこで、本発明は、本出願人が先に提案し
たCGHを利用した光記録媒体を応用して、正当な記録
媒体であるか否かを容易に判断でき、かつ偽造がきわめ
て困難な光記録媒体と、この光記録媒体から簡単な構成
で情報を読み取ることができる光学情報読み取り装置を
提供することを目的とする。
たCGHを利用した光記録媒体を応用して、正当な記録
媒体であるか否かを容易に判断でき、かつ偽造がきわめ
て困難な光記録媒体と、この光記録媒体から簡単な構成
で情報を読み取ることができる光学情報読み取り装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、以下に示す光学情報読み取り装置及び光
記録媒体を提供しようとするものである。この本発明で
は回折光により所定のパターンを投影するよう構成され
たホログラムパターン(情報記録部)を記録媒体の所定
箇所に少なくとも一つ設け、このホログラムパターンに
単色光を照射して、その回折光を表示窓に結像させるこ
とにより、ホログラムパターンに記録されている所定の
再生映像パターンが投影されて視認可能となり、または
受光素子により再生映像パターンを認識して画像処理す
ることにより、真贋を判定するようにしたものである。
そして、このような構成とすることによって、簡単軽量
な光学情報読み取り装置とすることができるので、光記
録媒体が真正であるかの識別を容易に行うことができ、
店頭等の多くの場所で行うことができる。
の手段として、以下に示す光学情報読み取り装置及び光
記録媒体を提供しようとするものである。この本発明で
は回折光により所定のパターンを投影するよう構成され
たホログラムパターン(情報記録部)を記録媒体の所定
箇所に少なくとも一つ設け、このホログラムパターンに
単色光を照射して、その回折光を表示窓に結像させるこ
とにより、ホログラムパターンに記録されている所定の
再生映像パターンが投影されて視認可能となり、または
受光素子により再生映像パターンを認識して画像処理す
ることにより、真贋を判定するようにしたものである。
そして、このような構成とすることによって、簡単軽量
な光学情報読み取り装置とすることができるので、光記
録媒体が真正であるかの識別を容易に行うことができ、
店頭等の多くの場所で行うことができる。
【0008】1.単色光が照射されたときの回折光から
情報を読み取ることができる情報記録部を有する光記録
媒体から情報を読み取る光学情報読み取り装置であっ
て、単色光を前記光記録媒体の前記情報記録部に照射す
る発光手段と、この発光手段から出力される単色光が前
記情報記録部に照射されて回折された回折光が示す情報
を投影する表示窓と、前記情報記録部で回折された回折
光を前記表示窓まで導いて結像させる光学系と、前記情
報記録部において回折光と共に発生する直接光を拡散す
る拡散部材とを備え、前記拡散部材は、前記光記録媒体
の前記情報記録部から情報が読み取り可能となる位置に
あるときに前記情報記録部からの直接光が当たる位置に
設けられていることを特徴とする光学情報読み取り装
置。
情報を読み取ることができる情報記録部を有する光記録
媒体から情報を読み取る光学情報読み取り装置であっ
て、単色光を前記光記録媒体の前記情報記録部に照射す
る発光手段と、この発光手段から出力される単色光が前
記情報記録部に照射されて回折された回折光が示す情報
を投影する表示窓と、前記情報記録部で回折された回折
光を前記表示窓まで導いて結像させる光学系と、前記情
報記録部において回折光と共に発生する直接光を拡散す
る拡散部材とを備え、前記拡散部材は、前記光記録媒体
の前記情報記録部から情報が読み取り可能となる位置に
あるときに前記情報記録部からの直接光が当たる位置に
設けられていることを特徴とする光学情報読み取り装
置。
【0009】2.単色光が照射されたときの回折光から
情報を読み取ることができる情報記録部を有する光記録
媒体から情報を読み取る光学情報読み取り装置であっ
て、単色光を前記光記録媒体の前記情報記録部に照射す
る発光手段と、この発光手段から出力される単色光が前
記情報記録部に照射されて回折された回折光が示す情報
を投影する表示窓と、前記情報記録部で回折された回折
光を前記表示窓まで導いて結像させる光学系と、前記情
報記録部から情報が読み取り可能となる位置に前記光記
録媒体を規制する当接部とを備えたことを特徴とする光
学情報読み取り装置。
情報を読み取ることができる情報記録部を有する光記録
媒体から情報を読み取る光学情報読み取り装置であっ
て、単色光を前記光記録媒体の前記情報記録部に照射す
る発光手段と、この発光手段から出力される単色光が前
記情報記録部に照射されて回折された回折光が示す情報
を投影する表示窓と、前記情報記録部で回折された回折
光を前記表示窓まで導いて結像させる光学系と、前記情
報記録部から情報が読み取り可能となる位置に前記光記
録媒体を規制する当接部とを備えたことを特徴とする光
学情報読み取り装置。
【0010】3.上記1または2記載の光学情報読み取
り装置において、前記光記録媒体に前記情報記録部とは
異なる位置に記録された書き換え可能な情報を読み取る
受信部と、前記光記録媒体に設けられた前記情報記録部
からの回折光が示す情報を撮像して電気信号に変換する
撮像素子と、前記撮像素子からの情報と前記受信部から
の情報とを照合する照合手段とを設け、前記光学系は、
前記光記録媒体の前記情報記録部で回折された回折光を
前記表示窓に結像させると共に前記撮像素子に結像させ
るように構成し、前記情報記録部の情報と共に前記書き
換え可能な情報を読み取る場合には、前記照合手段の照
合結果を出力するようにしたことを特徴とする光学情報
読み取り装置。
り装置において、前記光記録媒体に前記情報記録部とは
異なる位置に記録された書き換え可能な情報を読み取る
受信部と、前記光記録媒体に設けられた前記情報記録部
からの回折光が示す情報を撮像して電気信号に変換する
撮像素子と、前記撮像素子からの情報と前記受信部から
の情報とを照合する照合手段とを設け、前記光学系は、
前記光記録媒体の前記情報記録部で回折された回折光を
前記表示窓に結像させると共に前記撮像素子に結像させ
るように構成し、前記情報記録部の情報と共に前記書き
換え可能な情報を読み取る場合には、前記照合手段の照
合結果を出力するようにしたことを特徴とする光学情報
読み取り装置。
【0011】4.CGHにより情報を記録された情報記
録部を有する光記録媒体であって、前記情報記録部に単
色光を照射したときに前記情報記録部から出力される回
折光と直接光とが所定の角度以上の角度を有することを
特徴とする光記録媒体。
録部を有する光記録媒体であって、前記情報記録部に単
色光を照射したときに前記情報記録部から出力される回
折光と直接光とが所定の角度以上の角度を有することを
特徴とする光記録媒体。
【0012】5.複数のホログラムにより書き換え不可
能に情報が記録されている第1の情報記録部と、この第
1の情報記録部とは異なる領域に書き換え可能な情報が
記録されている第2の情報記録部とを有し、前記第2の
情報記録部に記録されている書き換え可能な情報は、前
記第1の情報記録部に記録されている情報と同じ内容の
情報を含んでいることを特徴とする光記録媒体。
能に情報が記録されている第1の情報記録部と、この第
1の情報記録部とは異なる領域に書き換え可能な情報が
記録されている第2の情報記録部とを有し、前記第2の
情報記録部に記録されている書き換え可能な情報は、前
記第1の情報記録部に記録されている情報と同じ内容の
情報を含んでいることを特徴とする光記録媒体。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の光学情報読み取り装置の
いくつかの実施の形態について、図面と共に説明する。
図1は本発明の光学情報読み取り装置の一実施の形態を
示す断面図であり、図2は本発明の光学情報読み取り装
置の一実施の形態を示す一部透過斜視図である。
いくつかの実施の形態について、図面と共に説明する。
図1は本発明の光学情報読み取り装置の一実施の形態を
示す断面図であり、図2は本発明の光学情報読み取り装
置の一実施の形態を示す一部透過斜視図である。
【0014】各図において、光記録媒体10には、画像
情報の記録された反射型CGH(Computer Generated H
ologram:情報記録部)9が貼付または成型されてい
る。このCGH9は、回折格子を含む平面内で回転させ
る複数の回折格子を組み合わせて2次元的に明点が配置
するようにコンピュータを用いて演算を行って、ホログ
ラムパターンを形成しており、このCGH9の回折光か
らは、再生画像が得られる。本発明で用いるCGH(ホ
ログラム)としては例えば、月刊誌「OプラスE」(株
式会社 新技術コミュニケーションズ発行;No.20
4;1996年11月号)に記載された手法を用いるこ
とができる。
情報の記録された反射型CGH(Computer Generated H
ologram:情報記録部)9が貼付または成型されてい
る。このCGH9は、回折格子を含む平面内で回転させ
る複数の回折格子を組み合わせて2次元的に明点が配置
するようにコンピュータを用いて演算を行って、ホログ
ラムパターンを形成しており、このCGH9の回折光か
らは、再生画像が得られる。本発明で用いるCGH(ホ
ログラム)としては例えば、月刊誌「OプラスE」(株
式会社 新技術コミュニケーションズ発行;No.20
4;1996年11月号)に記載された手法を用いるこ
とができる。
【0015】そして、ホログラム視認装置(光学情報読
み取り装置)1は、単色光レーザなどの所定波長の単色
光を出力する発光部(発光手段)2と、この発光部2か
ら出力される光と反射型CGH9で反射された回折光を
反射するミラー(光学系)31〜33、反射型CGH9
に記録されたホログラムの画像情報を表示するスクリー
ン4、反射型CGH9で反射された直接光を拡散する拡
散板(拡散手段)5を有し、底面には、反射型CGH9
の大きさと略等しい開口部6が設けられている。そし
て、光記録媒体10上にホログラム視認装置(光学情報
読み取り装置)1を載せることにより、光記録媒体10
の反射型CGH9に記録されたホログラムの画像情報を
スクリーン4に表示させて視認することができる。
み取り装置)1は、単色光レーザなどの所定波長の単色
光を出力する発光部(発光手段)2と、この発光部2か
ら出力される光と反射型CGH9で反射された回折光を
反射するミラー(光学系)31〜33、反射型CGH9
に記録されたホログラムの画像情報を表示するスクリー
ン4、反射型CGH9で反射された直接光を拡散する拡
散板(拡散手段)5を有し、底面には、反射型CGH9
の大きさと略等しい開口部6が設けられている。そし
て、光記録媒体10上にホログラム視認装置(光学情報
読み取り装置)1を載せることにより、光記録媒体10
の反射型CGH9に記録されたホログラムの画像情報を
スクリーン4に表示させて視認することができる。
【0016】具体的には、図示せぬスイッチを入れるこ
とにより発光部2から出力される単色光は、ミラー31
で反射されて筐体底部の開口部6に照射される。そし
て、反射型CGH9がちょうど開口部6の位置にくる
と、反射型CGH9で反射された直接光が拡散板5に照
射されて拡散され、この部分が明るく見える。このと
き、反射型CGH9で回折される1次回折光は、ミラー
32,33で反射されながら適度な大きさに拡大され、
スクリーン4に画像情報が表示される。
とにより発光部2から出力される単色光は、ミラー31
で反射されて筐体底部の開口部6に照射される。そし
て、反射型CGH9がちょうど開口部6の位置にくる
と、反射型CGH9で反射された直接光が拡散板5に照
射されて拡散され、この部分が明るく見える。このと
き、反射型CGH9で回折される1次回折光は、ミラー
32,33で反射されながら適度な大きさに拡大され、
スクリーン4に画像情報が表示される。
【0017】ここで、CGH9は固有の回折角を有して
おり、正しい方向から光を照射しないとスクリーン4に
画像情報は投影されない。このため、拡散板5がない場
合には、スクリーン4に画像を表示させることが困難で
あり、CGH9に光が当たっているかどうかすらわから
ない。また、CGH9の場所を見ながら位置調整する
と、単色光や反射直接光を直接見てしまう危険があるた
め、本実施の形態では、直接光は見ることができないよ
うに構成している。このため、CGH9の位置を検出す
るために、反射型CGH9からの直接反射光を筐体に設
けた拡散板5に当てるように構成し、CGH9が開口部
6の位置に来たときに拡散板5に反射直接光が当たって
明るくなるようにし、さらにこの状態で、ホログラム視
認装置1を光記録媒体10上で水平方向に回転させて、
CGH9からの回折光がスクリーン4に投射される位置
を探して方向を調整する。そして、このようにすること
により、直接光を見ることなく、安全で確実にCGH9
の情報を読み取ることができる。
おり、正しい方向から光を照射しないとスクリーン4に
画像情報は投影されない。このため、拡散板5がない場
合には、スクリーン4に画像を表示させることが困難で
あり、CGH9に光が当たっているかどうかすらわから
ない。また、CGH9の場所を見ながら位置調整する
と、単色光や反射直接光を直接見てしまう危険があるた
め、本実施の形態では、直接光は見ることができないよ
うに構成している。このため、CGH9の位置を検出す
るために、反射型CGH9からの直接反射光を筐体に設
けた拡散板5に当てるように構成し、CGH9が開口部
6の位置に来たときに拡散板5に反射直接光が当たって
明るくなるようにし、さらにこの状態で、ホログラム視
認装置1を光記録媒体10上で水平方向に回転させて、
CGH9からの回折光がスクリーン4に投射される位置
を探して方向を調整する。そして、このようにすること
により、直接光を見ることなく、安全で確実にCGH9
の情報を読み取ることができる。
【0018】なお、CGH9は、干渉縞をなるべく細か
く形成して、単色光が照射されたときにCGH9から出
力される回折光と直接反射光とが所定角度(図1にΘで
示す角度が例えば22.5度)以上のなるべく広く開く
ように設計したCGHで構成されており、CGH9から
出力される直接反射光はミラー32に流入しないように
なっている。
く形成して、単色光が照射されたときにCGH9から出
力される回折光と直接反射光とが所定角度(図1にΘで
示す角度が例えば22.5度)以上のなるべく広く開く
ように設計したCGHで構成されており、CGH9から
出力される直接反射光はミラー32に流入しないように
なっている。
【0019】このようなホログラム視認装置1の具体的
使用例を図3〜図6に示す。図3及び図4は、光記録媒
体10としてクレジットカード、キャッシュカードまた
は身分証明用カードなどに使用した場合の例を示す図で
ある。各図において、光記録媒体10のCGH9に記録
されている情報は、例えば大きく形成した場合のCGH
9aは、3値以上のホログラムデータを形成して所望の
画像が得られるようにして、複雑な画像を記録しておく
ことにより、偽造を困難にすることができる(図3参
照)。また、小さく形成した場合のCGH9bは、2値
のホログラムデータを形成して文字や記号のパターンを
表示させるようにすることにより、例えばCGH9bに
はカードの発行番号、所有者、製造者、契約情報、クレ
ジット情報等の情報を暗号化して記録することができる
(図4参照)。なお、CGHの大きさは1辺が100μ
m以上の四角形で有ればその機能は満足できるので、大
きさや記録される内容は、大きいもの、小さいものに限
定されることはなく自由である。
使用例を図3〜図6に示す。図3及び図4は、光記録媒
体10としてクレジットカード、キャッシュカードまた
は身分証明用カードなどに使用した場合の例を示す図で
ある。各図において、光記録媒体10のCGH9に記録
されている情報は、例えば大きく形成した場合のCGH
9aは、3値以上のホログラムデータを形成して所望の
画像が得られるようにして、複雑な画像を記録しておく
ことにより、偽造を困難にすることができる(図3参
照)。また、小さく形成した場合のCGH9bは、2値
のホログラムデータを形成して文字や記号のパターンを
表示させるようにすることにより、例えばCGH9bに
はカードの発行番号、所有者、製造者、契約情報、クレ
ジット情報等の情報を暗号化して記録することができる
(図4参照)。なお、CGHの大きさは1辺が100μ
m以上の四角形で有ればその機能は満足できるので、大
きさや記録される内容は、大きいもの、小さいものに限
定されることはなく自由である。
【0020】そして、この光記録媒体10のCGH9を
読み出すには、上記したのと同様に、CGH9からの直
接反射光が拡散板5に当たって明るくなった状態で、ホ
ログラム視認装置1を光記録媒体10上で水平方向に回
転させて、CGH9からの回折光がスクリーン4に投射
される位置を探して方向を調整すれば良い。なお、大き
なCGH9aから読み取ることを前提とすれば、図3の
状態から図4に示す状態となる方向に移動させて読み取
ることになるので、ホログラム視認装置1を各図に示し
た方向に載せることが自然である。したがって、この方
向で読み取れるようにCGH9を形成しておくことによ
り、ホログラム視認装置1を回転させることなく、読み
取り可能となる。
読み出すには、上記したのと同様に、CGH9からの直
接反射光が拡散板5に当たって明るくなった状態で、ホ
ログラム視認装置1を光記録媒体10上で水平方向に回
転させて、CGH9からの回折光がスクリーン4に投射
される位置を探して方向を調整すれば良い。なお、大き
なCGH9aから読み取ることを前提とすれば、図3の
状態から図4に示す状態となる方向に移動させて読み取
ることになるので、ホログラム視認装置1を各図に示し
た方向に載せることが自然である。したがって、この方
向で読み取れるようにCGH9を形成しておくことによ
り、ホログラム視認装置1を回転させることなく、読み
取り可能となる。
【0021】そして、図3の状態から図4に示す状態の
方向に、順次ホログラム視認装置1を移動させていくこ
とにより、大きなCGH9aに記録された画像情報に引
き続いて、小さなCGH9bに記録された文字や記号の
情報を順次読み取ることができる。
方向に、順次ホログラム視認装置1を移動させていくこ
とにより、大きなCGH9aに記録された画像情報に引
き続いて、小さなCGH9bに記録された文字や記号の
情報を順次読み取ることができる。
【0022】図5及び図6は光記録媒体10としてパス
ポートを使用した例を示す図である。図5では、パスポ
ートの内部(光記録媒体10)にCGH9を設けて画像
や文字、記号の情報を記録しておき、パスポートの識別
と偽造防止に利用した場合に、ホログラム視認装置1に
より情報を読み出す状態を示している。また、図6で
は、パスポートの表紙(光記録媒体10)に3値以上の
CGHを形成して、各国特有の画像が得られるようにし
たものを示している。これらパスポートの場合でも上記
したカードの場合と同様にして情報を読み取ることがで
きる。
ポートを使用した例を示す図である。図5では、パスポ
ートの内部(光記録媒体10)にCGH9を設けて画像
や文字、記号の情報を記録しておき、パスポートの識別
と偽造防止に利用した場合に、ホログラム視認装置1に
より情報を読み出す状態を示している。また、図6で
は、パスポートの表紙(光記録媒体10)に3値以上の
CGHを形成して、各国特有の画像が得られるようにし
たものを示している。これらパスポートの場合でも上記
したカードの場合と同様にして情報を読み取ることがで
きる。
【0023】次に、ホログラム視認装置(光学情報読み
取り装置)の他の実施の形態について説明する。図7は
光記録媒体10がカード上である場合にCGH9を読み
出すことのできるホログラム視認装置11の例を示す斜
視図である。同図に示すホログラム視認装置11はカー
ド状の光記録媒体10が挿入されるスリット7が設けら
れており、ホログラム視認装置11の光学系と光記録媒
体10のCGH9の奥行き方向の位置が合致するような
深さでスリット7が設けられている。そして、このスリ
ット7に光記録媒体10を通すことにより、光記録媒体
10のCGH9に記録されている情報を読み出すことが
できる。
取り装置)の他の実施の形態について説明する。図7は
光記録媒体10がカード上である場合にCGH9を読み
出すことのできるホログラム視認装置11の例を示す斜
視図である。同図に示すホログラム視認装置11はカー
ド状の光記録媒体10が挿入されるスリット7が設けら
れており、ホログラム視認装置11の光学系と光記録媒
体10のCGH9の奥行き方向の位置が合致するような
深さでスリット7が設けられている。そして、このスリ
ット7に光記録媒体10を通すことにより、光記録媒体
10のCGH9に記録されている情報を読み出すことが
できる。
【0024】ここで、文字や記号の情報は、一瞬見えれ
ば判別することができるが、画像情報の場合は、その画
像の真偽を判別するために、ある程度の時間にわたって
安定的に表示できるように方が便利である。そこで、図
8及び図9に示すホログラム視認装置12の例では、ス
リット7の一端部に当接部8を設け、スリット7に挿入
された光記録媒体10が当接部8に当接したときに、画
像情報が記録されたCGH9a上にホログラム視認装置
12の光学系が来るように構成して、画像情報を安定し
て表示できるようにしたものである。
ば判別することができるが、画像情報の場合は、その画
像の真偽を判別するために、ある程度の時間にわたって
安定的に表示できるように方が便利である。そこで、図
8及び図9に示すホログラム視認装置12の例では、ス
リット7の一端部に当接部8を設け、スリット7に挿入
された光記録媒体10が当接部8に当接したときに、画
像情報が記録されたCGH9a上にホログラム視認装置
12の光学系が来るように構成して、画像情報を安定し
て表示できるようにしたものである。
【0025】この場合には、当接部8により、光記録媒
体10の情報読み取り初期位置が規定されるので、光記
録媒体10をスリット7に当接するまで差し込むと、自
動的にCGH9aの画像がスクリーン4に投影される。
そして、このスクリーン4に投影された画像を目視する
ことによって、光記録媒体(カード)10の真贋を容易
に判定することができる。その後、図9に示す矢印方向
に手動により光記録媒体10をスライドさせることによ
り、CGH9bの列の情報を順次確認することができ
る。なお、当接部8を設けて場合には、自動的に画像を
投影させることができるので、拡散板5はなくても良
い。
体10の情報読み取り初期位置が規定されるので、光記
録媒体10をスリット7に当接するまで差し込むと、自
動的にCGH9aの画像がスクリーン4に投影される。
そして、このスクリーン4に投影された画像を目視する
ことによって、光記録媒体(カード)10の真贋を容易
に判定することができる。その後、図9に示す矢印方向
に手動により光記録媒体10をスライドさせることによ
り、CGH9bの列の情報を順次確認することができ
る。なお、当接部8を設けて場合には、自動的に画像を
投影させることができるので、拡散板5はなくても良
い。
【0026】次に、本発明の光記録媒体の一実施の形態
であるカード型光記録媒体について説明する。図10に
示すカード型の光記録媒体20は、接触型ICカードと
呼ばれる記録媒体であり、ICモジュール24とエンボ
スエリア22を有しており、さらに磁気記録エリア23
を有するものもある。また、非接触ICカードと呼ばれ
るものも、図示しないが、同様にICモジュールとエン
ボスエリアと、ものによっては磁気記録エリアも有して
いる。さらに、磁気カードには磁気記録エリアとエンボ
スエリアを有している。そして、これらのカード類にお
いては、それぞれのエリアがカード上の固有のエリアを
占有しているため、これらの位置を避けてCGH9を設
ける必要がある。図10に示す接触型ICカード20の
場合には、図中、斜線で示したのホログラム記録エリア
21内にCGH9を形成するようにしている。そして、
同図では、カードの上端から19.1mm〜29.8mm、左端から
20mm〜85mmの範囲内にホログラム記録エリア21が形成
されており、具体的にはカードの成型、エンボス加工、
磁気記録膜形成、ICモジュールの設置の条件等により
カードの上端から21mm〜26mm、左端から22mm〜60mmの範
囲内に形成することが望ましい。このとき、図11に示
す様に、小さなCGHは、大きなCGHの幅と略同じ範
囲で複数列(図11では3列)のCGH群29として形
成しても良い。このように、ホログラム記録エリア21
は磁気記録エリア23、ICモジュール24、エンボス
エリア22以外の領域に形成している。
であるカード型光記録媒体について説明する。図10に
示すカード型の光記録媒体20は、接触型ICカードと
呼ばれる記録媒体であり、ICモジュール24とエンボ
スエリア22を有しており、さらに磁気記録エリア23
を有するものもある。また、非接触ICカードと呼ばれ
るものも、図示しないが、同様にICモジュールとエン
ボスエリアと、ものによっては磁気記録エリアも有して
いる。さらに、磁気カードには磁気記録エリアとエンボ
スエリアを有している。そして、これらのカード類にお
いては、それぞれのエリアがカード上の固有のエリアを
占有しているため、これらの位置を避けてCGH9を設
ける必要がある。図10に示す接触型ICカード20の
場合には、図中、斜線で示したのホログラム記録エリア
21内にCGH9を形成するようにしている。そして、
同図では、カードの上端から19.1mm〜29.8mm、左端から
20mm〜85mmの範囲内にホログラム記録エリア21が形成
されており、具体的にはカードの成型、エンボス加工、
磁気記録膜形成、ICモジュールの設置の条件等により
カードの上端から21mm〜26mm、左端から22mm〜60mmの範
囲内に形成することが望ましい。このとき、図11に示
す様に、小さなCGHは、大きなCGHの幅と略同じ範
囲で複数列(図11では3列)のCGH群29として形
成しても良い。このように、ホログラム記録エリア21
は磁気記録エリア23、ICモジュール24、エンボス
エリア22以外の領域に形成している。
【0027】図12はカードを発行する際にカード固有
の情報をCGH群29に記録する際の方法を説明するた
めの図である。ここで、CGH群29に情報を記録する
ということはCGH群29の所定数のCGH9を破壊し
て、その数によってCGH群29全体で意味を持たせる
ということである。CGH9の破壊には図12に示す様
にレーザ30によってCGH9を溶融破壊することによ
って行われる。もしくは、図示しないインパクト形式の
ものでCGH9を物理的に潰しても良い。具体的にどの
CGH9を破壊するかは、コンビネーションにより決定
する。コンビネーション破壊は、例えば図13に示す様
に、10個のCGH9のうち、必ず5個を破壊するよう
にすると、10C5通りの意味を持つことができる。この
場合、不正者が組み合わせを書き変えようとして1つの
CGH9を破壊したとしても、非破壊のCGH9の数が
減って、5個にならないのでCGH9のデータは意味を
持たなくなる。CGH9は不可逆性なメモリでもあり、
破壊されたCGH9を再現することは不可能であるの
で、書き換えを行うことができない。仮にCGH9を再
現しようとすれば、CGH9のレプリカをとったり、内
容を解析しなければならず、その方法はきわめて複雑で
ある。また、例えば10個のCGH9の列が3列あるC
GH群29の場合には、30個のCGH9のうち15個
を破壊して意味を持たせることにより、30C15=約1.
5億通りの表現を行うことができ、日本の人口分の異な
るIDを有するカードを発行することが可能となる。
の情報をCGH群29に記録する際の方法を説明するた
めの図である。ここで、CGH群29に情報を記録する
ということはCGH群29の所定数のCGH9を破壊し
て、その数によってCGH群29全体で意味を持たせる
ということである。CGH9の破壊には図12に示す様
にレーザ30によってCGH9を溶融破壊することによ
って行われる。もしくは、図示しないインパクト形式の
ものでCGH9を物理的に潰しても良い。具体的にどの
CGH9を破壊するかは、コンビネーションにより決定
する。コンビネーション破壊は、例えば図13に示す様
に、10個のCGH9のうち、必ず5個を破壊するよう
にすると、10C5通りの意味を持つことができる。この
場合、不正者が組み合わせを書き変えようとして1つの
CGH9を破壊したとしても、非破壊のCGH9の数が
減って、5個にならないのでCGH9のデータは意味を
持たなくなる。CGH9は不可逆性なメモリでもあり、
破壊されたCGH9を再現することは不可能であるの
で、書き換えを行うことができない。仮にCGH9を再
現しようとすれば、CGH9のレプリカをとったり、内
容を解析しなければならず、その方法はきわめて複雑で
ある。また、例えば10個のCGH9の列が3列あるC
GH群29の場合には、30個のCGH9のうち15個
を破壊して意味を持たせることにより、30C15=約1.
5億通りの表現を行うことができ、日本の人口分の異な
るIDを有するカードを発行することが可能となる。
【0028】なお、カード型光記録媒体20でのCGH
群29へのデータ記録はカード発行時に行うので、図1
2に示したような記録装置は工場、またはカード発行所
にのみ設置しておけば良い。したがって、カードを識別
する必要のある店などに設置する装置はCGH9だけを
読み取る図1〜図9に示したような光学情報読み取り装
置(ホログラム視認装置)1,11,12を設置してお
けば良い。ただし、図11に示したようなCGH群29
のデータを読み取るためには、発光部2から出力される
発光ビーム数をビームスプリッタ等でCGH9の列分だ
け分割する必要があるが、他の構成はそのままで複数列
同時に読み取ることが可能になる。
群29へのデータ記録はカード発行時に行うので、図1
2に示したような記録装置は工場、またはカード発行所
にのみ設置しておけば良い。したがって、カードを識別
する必要のある店などに設置する装置はCGH9だけを
読み取る図1〜図9に示したような光学情報読み取り装
置(ホログラム視認装置)1,11,12を設置してお
けば良い。ただし、図11に示したようなCGH群29
のデータを読み取るためには、発光部2から出力される
発光ビーム数をビームスプリッタ等でCGH9の列分だ
け分割する必要があるが、他の構成はそのままで複数列
同時に読み取ることが可能になる。
【0029】さらに、図10に示したような接触形のI
Cカードであるカード型光記録媒体20からCGH9を
読み出す光学情報読み取り装置(ホログラム視認装置)
13の例を図14に示す。図14に示すホログラム視認
装置13は、単色光レーザなどの発光部(発光手段)2
と、この発光部2から出力される光と反射型CGH(第
1の情報記録部)9で反射された回折光を反射するミラ
ー(光学系)31,32、ハーフミラー34、反射型C
GH9に記録されたホログラムの画像情報を表示するス
クリーン4、反射型CGH9で反射された直接光を拡散
する拡散板5(なくても可)、反射型CGH9で反射され
た回折光を光学系を介して受像する撮像素子35、カー
ド型光記録媒体20のICモジュール(第2の情報記録
部)24内に記録されている情報と、撮像素子35で受
像した情報とを照合して結果を出力する信号処置部(照
合手段)37、照合結果を表示もしくはホストセンタ4
0へ出力するデータ出力部38、当接部8を有するスリ
ット7を有し、さらに、スリット7内の上面には、IC
モジュール24からの情報信号を受信するためのICコ
ンタクト(受信部)36と反射型CGH9の大きさと略
等しい開口部6が設けられている。そして、カード型光
記録媒体20を当接部8に当接するまでホログラム視認
装置13のスリット7に挿入することにより、カード型
光記録媒体20の反射型CGH9に記録されたホログラ
ムの画像情報とICモジュール24内に記録されている
情報を照合して、その結果を出力することができる。
Cカードであるカード型光記録媒体20からCGH9を
読み出す光学情報読み取り装置(ホログラム視認装置)
13の例を図14に示す。図14に示すホログラム視認
装置13は、単色光レーザなどの発光部(発光手段)2
と、この発光部2から出力される光と反射型CGH(第
1の情報記録部)9で反射された回折光を反射するミラ
ー(光学系)31,32、ハーフミラー34、反射型C
GH9に記録されたホログラムの画像情報を表示するス
クリーン4、反射型CGH9で反射された直接光を拡散
する拡散板5(なくても可)、反射型CGH9で反射され
た回折光を光学系を介して受像する撮像素子35、カー
ド型光記録媒体20のICモジュール(第2の情報記録
部)24内に記録されている情報と、撮像素子35で受
像した情報とを照合して結果を出力する信号処置部(照
合手段)37、照合結果を表示もしくはホストセンタ4
0へ出力するデータ出力部38、当接部8を有するスリ
ット7を有し、さらに、スリット7内の上面には、IC
モジュール24からの情報信号を受信するためのICコ
ンタクト(受信部)36と反射型CGH9の大きさと略
等しい開口部6が設けられている。そして、カード型光
記録媒体20を当接部8に当接するまでホログラム視認
装置13のスリット7に挿入することにより、カード型
光記録媒体20の反射型CGH9に記録されたホログラ
ムの画像情報とICモジュール24内に記録されている
情報を照合して、その結果を出力することができる。
【0030】具体的には、カード型光記録媒体20をス
リット7に挿入することにより、図示せぬスイッチが入
って発光部2から単色光が出力される。この光は、ミラ
ー31で反射されてスリット7の上面に設けられた開口
部6に照射される。そして、カード型光記録媒体20が
当接部8に当接して反射型CGH9がちょうど開口部6
の位置に来ると、反射型CGH9で反射された直接光が
拡散板5に照射されて拡散され、この部分が明るく見え
る。このとき、反射型CGH9で回折される1次回折光
は、ミラー32及びハーフミラー34で反射されながら
適度な大きさに拡大され、スクリーン4に画像情報が表
示される。これを視認することによってカードの真贋を
容易に判定することができる。同時に、カード型光記録
媒体20が当接部8に当接したときに、書き換え可能な
記録部であるICモジュール24と接触するICコンタ
クト36を介して、ICモジュールに記録されている情
報を電気信号として受信し、信号処理部37に出力す
る。
リット7に挿入することにより、図示せぬスイッチが入
って発光部2から単色光が出力される。この光は、ミラ
ー31で反射されてスリット7の上面に設けられた開口
部6に照射される。そして、カード型光記録媒体20が
当接部8に当接して反射型CGH9がちょうど開口部6
の位置に来ると、反射型CGH9で反射された直接光が
拡散板5に照射されて拡散され、この部分が明るく見え
る。このとき、反射型CGH9で回折される1次回折光
は、ミラー32及びハーフミラー34で反射されながら
適度な大きさに拡大され、スクリーン4に画像情報が表
示される。これを視認することによってカードの真贋を
容易に判定することができる。同時に、カード型光記録
媒体20が当接部8に当接したときに、書き換え可能な
記録部であるICモジュール24と接触するICコンタ
クト36を介して、ICモジュールに記録されている情
報を電気信号として受信し、信号処理部37に出力す
る。
【0031】次に、カード型光記録媒体20を移動して
順次CGH群29に単色光を投影することによって投影
された画像はハーフミラー34を透過して、撮像素子3
5にて撮像され、その撮像画像をパターン認識して電気
信号に変換し、信号処理部37に出力する。
順次CGH群29に単色光を投影することによって投影
された画像はハーフミラー34を透過して、撮像素子3
5にて撮像され、その撮像画像をパターン認識して電気
信号に変換し、信号処理部37に出力する。
【0032】信号処理部37では、撮像素子35から供
給されるCGH9からの情報とICコンタクト36から
供給されるICモジュール24の記録内容とを比較し
て、データの照合、真贋判定を行い、データ出力部38
に結果を出力する。データ出力部38は、例えばLED
等を用いたデータ表示部であり、真性であるか否かを点
灯表示する。またはデータ表示部に変えて例えば赤外線
通信やLAN回線、WAN(インターネット)回線、公
衆(専用、構内)電話回線等を用いたデータ送信部を設
けてホストセンタ40に真贋の問い合わせや結果を通信
するように構成しても良い。
給されるCGH9からの情報とICコンタクト36から
供給されるICモジュール24の記録内容とを比較し
て、データの照合、真贋判定を行い、データ出力部38
に結果を出力する。データ出力部38は、例えばLED
等を用いたデータ表示部であり、真性であるか否かを点
灯表示する。またはデータ表示部に変えて例えば赤外線
通信やLAN回線、WAN(インターネット)回線、公
衆(専用、構内)電話回線等を用いたデータ送信部を設
けてホストセンタ40に真贋の問い合わせや結果を通信
するように構成しても良い。
【0033】そして、カード型光記録媒体20が真性な
カードと判断されればカードを使用する許可が出るが、
例えばICモジュール24内に記録されているデータが
書き換えられたような場合には、書き換えのできない不
可逆性のCGH9のデータと一致しないので、NGとし
てカードの使用が中止され、不正カードである判断を行
い所定の処理を行って、カードを使用不能にし、ホスト
センタ40にもこのカードの情報を送信する。また、カ
ードの使用許可が出され、例えばそれがクレジットカー
ドであるときは、このホログラム視認装置13をPOS
端末等に組み込んでおくことにより、所定の課金処理を
行うことができる。
カードと判断されればカードを使用する許可が出るが、
例えばICモジュール24内に記録されているデータが
書き換えられたような場合には、書き換えのできない不
可逆性のCGH9のデータと一致しないので、NGとし
てカードの使用が中止され、不正カードである判断を行
い所定の処理を行って、カードを使用不能にし、ホスト
センタ40にもこのカードの情報を送信する。また、カ
ードの使用許可が出され、例えばそれがクレジットカー
ドであるときは、このホログラム視認装置13をPOS
端末等に組み込んでおくことにより、所定の課金処理を
行うことができる。
【0034】なお、この実施の形態では、ICコンタク
ト36を設けることにより、ICモジュール24に記録
されているデータと照合する様に構成したが、磁気情報
再生部(受信部)を設けて、磁気記録エリア(第2の情
報記録部)23に記録されている情報とCGH9の情報
を照合するようにしても良い。この場合、カード型光記
録媒体20を移動して順次CGH群29の情報を撮像素
子35にて撮像するのと同時に、磁気情報再生部により
磁気記録エリア23に記録されている情報が順次読み出
されることになる。そして、磁気記録エリア23に記録
されている情報が改変されて、CGH9の情報と一致し
ない場合には不正カードであると判断される。
ト36を設けることにより、ICモジュール24に記録
されているデータと照合する様に構成したが、磁気情報
再生部(受信部)を設けて、磁気記録エリア(第2の情
報記録部)23に記録されている情報とCGH9の情報
を照合するようにしても良い。この場合、カード型光記
録媒体20を移動して順次CGH群29の情報を撮像素
子35にて撮像するのと同時に、磁気情報再生部により
磁気記録エリア23に記録されている情報が順次読み出
されることになる。そして、磁気記録エリア23に記録
されている情報が改変されて、CGH9の情報と一致し
ない場合には不正カードであると判断される。
【0035】本発明の光学情報読み取り装置及び光記録
媒体は、CGHが所定の位置に形成されており、またそ
の位置にあるCGHを読み取るように構成しているの
で、有効な偽造変造対策となる。磁気カードの不正品を
製造使用とするものは、予め定められたマーク等を投影
するよう構成されたCGHをかなり大掛かりな描画装置
及び成型装置を用いて製造しなければならず、相当の設
備投資を余儀なくされ、不正による金銭的メリットが無
くなる。
媒体は、CGHが所定の位置に形成されており、またそ
の位置にあるCGHを読み取るように構成しているの
で、有効な偽造変造対策となる。磁気カードの不正品を
製造使用とするものは、予め定められたマーク等を投影
するよう構成されたCGHをかなり大掛かりな描画装置
及び成型装置を用いて製造しなければならず、相当の設
備投資を余儀なくされ、不正による金銭的メリットが無
くなる。
【0036】なお、上記した実施の形態では、光記録媒
体は画像が記録された大きなCGHと文字や記号が記録
されたCGHの2種のCGHを使用しているが、どちら
か一方でも、書き換えのほとんど不可能なCGHを使用
することにより、従来のように書き換えの可能な磁気記
録やICモジュール部のみのカードよりも遙かにセキュ
リティが高いことは明らかである。また以上のような基
本構造を有する光記録媒体はクレジットカードだけでは
なく、キャッシュカード、プリペイドカード、身分証明
書、学生証、免許証、パスポート、健康保険証、カル
テ、医療カード、会員カード、入場券、定期券、切符、
商品券、有価証券、アミューズメントカード、電子商取
引カード、自動通行料支払カード、電子出版、ソフトウ
ェア媒体、成績管理カード、IDカード、電子投票証等
の媒体として応用することができる。
体は画像が記録された大きなCGHと文字や記号が記録
されたCGHの2種のCGHを使用しているが、どちら
か一方でも、書き換えのほとんど不可能なCGHを使用
することにより、従来のように書き換えの可能な磁気記
録やICモジュール部のみのカードよりも遙かにセキュ
リティが高いことは明らかである。また以上のような基
本構造を有する光記録媒体はクレジットカードだけでは
なく、キャッシュカード、プリペイドカード、身分証明
書、学生証、免許証、パスポート、健康保険証、カル
テ、医療カード、会員カード、入場券、定期券、切符、
商品券、有価証券、アミューズメントカード、電子商取
引カード、自動通行料支払カード、電子出版、ソフトウ
ェア媒体、成績管理カード、IDカード、電子投票証等
の媒体として応用することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の光学情報読み取り装置は、光記
録媒体の情報記録部から情報が読み取り可能となる位置
にあるときに情報記録部からの直接光が当たる位置に拡
散部材を設けているので、拡散部材が明るくなる様に位
置調整をするだけで、直接光を見ることなく、簡単に情
報記録部に記録されている情報を読み取ることができ
る。そして、情報記録部に記録されている情報は、表示
窓に表示され、視認可能となるので、真正のカードであ
ることを自分の目で認識できるため、安心して利用する
ことができるという効果がある。
録媒体の情報記録部から情報が読み取り可能となる位置
にあるときに情報記録部からの直接光が当たる位置に拡
散部材を設けているので、拡散部材が明るくなる様に位
置調整をするだけで、直接光を見ることなく、簡単に情
報記録部に記録されている情報を読み取ることができ
る。そして、情報記録部に記録されている情報は、表示
窓に表示され、視認可能となるので、真正のカードであ
ることを自分の目で認識できるため、安心して利用する
ことができるという効果がある。
【0038】また、本発明の光学情報読み取り装置は、
情報記録部から情報が読み取り可能となる位置に光記録
媒体を規制する当接部を備えているので、光記録媒体を
当接部に当たる位置に置くだけで、直接光を見ることな
く、簡単に情報記録部に記録されている情報を読み取る
ことができる。そして、情報記録部に記録されている情
報は、表示窓に表示され、視認可能となるので、真正の
カードであることを自分の目で認識できるため、安心し
て利用することができるという効果がある。
情報記録部から情報が読み取り可能となる位置に光記録
媒体を規制する当接部を備えているので、光記録媒体を
当接部に当たる位置に置くだけで、直接光を見ることな
く、簡単に情報記録部に記録されている情報を読み取る
ことができる。そして、情報記録部に記録されている情
報は、表示窓に表示され、視認可能となるので、真正の
カードであることを自分の目で認識できるため、安心し
て利用することができるという効果がある。
【0039】さらに、情報記録部とは異なる位置に記録
された情報を読み取る受信部とこの受信部からの情報と
情報記録部からの情報を照合する照合手段を備えた場合
には、照合により容易に不正の判定を行うことが可能と
なり、不正カードの発見や製造への抑止効果が期待でき
る。そして、利用者にとってはセキュリティ性に優れて
おり、また、真正のカードであることを自分の目で認識
できるため、安心して利用することができるという効果
がある。
された情報を読み取る受信部とこの受信部からの情報と
情報記録部からの情報を照合する照合手段を備えた場合
には、照合により容易に不正の判定を行うことが可能と
なり、不正カードの発見や製造への抑止効果が期待でき
る。そして、利用者にとってはセキュリティ性に優れて
おり、また、真正のカードであることを自分の目で認識
できるため、安心して利用することができるという効果
がある。
【0040】本発明の光記録媒体は、CGHにより情報
を記録された情報記録部を有する光記録媒体であって、
情報記録部に単色光を照射したときに情報記録部から出
力される回折光と直接光とが所定の角度以上の角度を有
するので、回折光と直接光とを簡単な構成で分離して、
情報読み取りと位置合わせに利用することができる。
を記録された情報記録部を有する光記録媒体であって、
情報記録部に単色光を照射したときに情報記録部から出
力される回折光と直接光とが所定の角度以上の角度を有
するので、回折光と直接光とを簡単な構成で分離して、
情報読み取りと位置合わせに利用することができる。
【0041】また、本発明の光記録媒体は、複数のホロ
グラムにより書き換え不可能に情報が記録されている第
1の情報記録部と、この第1の情報記録部とは異なる領
域に書き換え可能な情報が記録されている第2の情報記
録部とを有し、第2の情報記録部に記録されている書き
換え可能な情報は、第1の情報記録部に記録されている
情報と同じ内容の情報を含んでいるので、第1の情報記
録部及び第2の情報記録部に記録されている情報をそれ
ぞれ読み出して照合することにより、簡単に不正の判定
を行うことが可能となる。この結果、利用者にとっては
セキュリティ性に優れており、安心して光記録媒体を利
用することができるという効果がある。
グラムにより書き換え不可能に情報が記録されている第
1の情報記録部と、この第1の情報記録部とは異なる領
域に書き換え可能な情報が記録されている第2の情報記
録部とを有し、第2の情報記録部に記録されている書き
換え可能な情報は、第1の情報記録部に記録されている
情報と同じ内容の情報を含んでいるので、第1の情報記
録部及び第2の情報記録部に記録されている情報をそれ
ぞれ読み出して照合することにより、簡単に不正の判定
を行うことが可能となる。この結果、利用者にとっては
セキュリティ性に優れており、安心して光記録媒体を利
用することができるという効果がある。
【図1】本発明の情報読み取り装置の一実施形態を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の情報読み取り装置の一実施形態を示す
一部透視斜視図である。
一部透視斜視図である。
【図3】本発明の情報読み取り装置の一実施形態の使用
例を説明するための図である。
例を説明するための図である。
【図4】本発明の情報読み取り装置の一実施形態の使用
例を説明するための図である。
例を説明するための図である。
【図5】本発明の情報読み取り装置の一実施形態の他の
使用例を説明するための図である。
使用例を説明するための図である。
【図6】本発明の情報読み取り装置の一実施形態の他の
使用例を説明するための図である。
使用例を説明するための図である。
【図7】本発明の情報読み取り装置の他の実施形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】本発明の情報読み取り装置の更に他の実施形態
を示す一部透視斜視図である。
を示す一部透視斜視図である。
【図9】本発明の情報読み取り装置の更に他の実施形態
を示す一部透視斜視図である。
を示す一部透視斜視図である。
【図10】本発明の光記録媒体の一実施の形態であるカ
ード型光記録媒体の例を示す平面図である。
ード型光記録媒体の例を示す平面図である。
【図11】本発明の光記録媒体の一実施の形態であるカ
ード型光記録媒体の他の例を示す平面図である。
ード型光記録媒体の他の例を示す平面図である。
【図12】カード型光記録媒体にCGHデータを記録す
る記録方法を説明するための図である。
る記録方法を説明するための図である。
【図13】カード型光記録媒体に記録されたCGHデー
タ列の例を示す図である。
タ列の例を示す図である。
【図14】本発明の情報読み取り装置の更にまた他の実
施の形態を示す断面図である。
施の形態を示す断面図である。
【図15】従来の情報読み取り装置の撮像部分の例を説
明するための拡大概略図である。
明するための拡大概略図である。
1,11,12,13 ホログラム視認装置(光学情報
読み取り装置) 2 発光部(発光手段) 4 スクリーン(表示窓) 5 拡散板(拡散手段) 6 開口部 7 スリット 8 当接部 9,9a,9b CGH(情報記録部、第1の情報記録
部) 10,20 光記録媒体 21 ホログラム記録エリア 22 エンボスエリア 23 磁気記録エリア(第2の情報記録部) 24 ICモジュール(第2の情報記録部) 29 CGH群 31〜33ミラー(光学系) 34 ハーフミラー(光学系) 35 撮像素子(撮像手段) 36 ICコンタクト(受信部) 37 信号処理部(照合手段) 38 データ出力部 40 ホストセンタ
読み取り装置) 2 発光部(発光手段) 4 スクリーン(表示窓) 5 拡散板(拡散手段) 6 開口部 7 スリット 8 当接部 9,9a,9b CGH(情報記録部、第1の情報記録
部) 10,20 光記録媒体 21 ホログラム記録エリア 22 エンボスエリア 23 磁気記録エリア(第2の情報記録部) 24 ICモジュール(第2の情報記録部) 29 CGH群 31〜33ミラー(光学系) 34 ハーフミラー(光学系) 35 撮像素子(撮像手段) 36 ICコンタクト(受信部) 37 信号処理部(照合手段) 38 データ出力部 40 ホストセンタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2K008 AA13 AA17 CC01 CC03 FF27 HH18 HH23 HH27 5B047 AA30 BC05 BC09 5B072 CC35 DD01 LL00 MM11 5D119 AA38 BA02 BB01 CA09 DA05 FA05 JA70 KA03 LB07
Claims (5)
- 【請求項1】単色光が照射されたときの回折光から情報
を読み取ることができる情報記録部を有する光記録媒体
から情報を読み取る光学情報読み取り装置であって、 単色光を前記光記録媒体の前記情報記録部に照射する発
光手段と、 この発光手段から出力される単色光が前記情報記録部に
照射されて回折された回折光が示す情報を投影する表示
窓と、 前記情報記録部で回折された回折光を前記表示窓まで導
いて結像させる光学系と、 前記情報記録部において回折光と共に発生する直接光を
拡散する拡散部材とを備え、 前記拡散部材は、前記光記録媒体の前記情報記録部から
情報が読み取り可能となる位置にあるときに前記情報記
録部からの直接光が当たる位置に設けられていることを
特徴とする光学情報読み取り装置。 - 【請求項2】単色光が照射されたときの回折光から情報
を読み取ることができる情報記録部を有する光記録媒体
から情報を読み取る光学情報読み取り装置であって、 単色光を前記光記録媒体の前記情報記録部に照射する発
光手段と、 この発光手段から出力される単色光が前記情報記録部に
照射されて回折された回折光が示す情報を投影する表示
窓と、 前記情報記録部で回折された回折光を前記表示窓まで導
いて結像させる光学系と、 前記情報記録部から情報が読み取り可能となる位置に前
記光記録媒体を規制する当接部とを備えたことを特徴と
する光学情報読み取り装置。 - 【請求項3】請求項1または請求項2記載の光学情報読
み取り装置において、 前記光記録媒体に前記情報記録部とは異なる位置に記録
された書き換え可能な情報を読み取る受信部と、 前記光記録媒体に設けられた前記情報記録部からの回折
光が示す情報を撮像して電気信号に変換する撮像素子
と、 前記撮像素子からの情報と前記受信部からの情報とを照
合する照合手段とを設け、 前記光学系は、前記光記録媒体の前記情報記録部で回折
された回折光を前記表示窓に結像させると共に前記撮像
素子に結像させるように構成し、 前記情報記録部の情報と共に前記書き換え可能な情報を
読み取る場合には、前記照合手段の照合結果を出力する
ようにしたことを特徴とする光学情報読み取り装置。 - 【請求項4】CGHにより情報を記録された情報記録部
を有する光記録媒体であって、前記情報記録部に単色光
を照射したときに前記情報記録部から出力される回折光
と直接光とが所定の角度以上の角度を有することを特徴
とする光記録媒体。 - 【請求項5】複数のホログラムにより書き換え不可能に
情報が記録されている第1の情報記録部と、この第1の
情報記録部とは異なる領域に書き換え可能な情報が記録
されている第2の情報記録部とを有し、前記第2の情報
記録部に記録されている書き換え可能な情報は、前記第
1の情報記録部に記録されている情報と同じ内容の情報
を含んでいることを特徴とする光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10369556A JP2000194794A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 光学情報読み取り装置及び光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10369556A JP2000194794A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 光学情報読み取り装置及び光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000194794A true JP2000194794A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18494731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10369556A Pending JP2000194794A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 光学情報読み取り装置及び光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000194794A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006258769A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Toshiba Corp | 光検出装置 |
US7599514B2 (en) | 2004-03-22 | 2009-10-06 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Optical information reading device |
JP2014146022A (ja) * | 2013-01-04 | 2014-08-14 | Artience Lab Inc | 照明装置及び画像記録媒体 |
JPWO2014027644A1 (ja) * | 2012-08-17 | 2016-07-28 | 株式会社アーティエンス・ラボ | 照明装置及び画像記録媒体 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP10369556A patent/JP2000194794A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7599514B2 (en) | 2004-03-22 | 2009-10-06 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Optical information reading device |
JP2006258769A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Toshiba Corp | 光検出装置 |
JPWO2014027644A1 (ja) * | 2012-08-17 | 2016-07-28 | 株式会社アーティエンス・ラボ | 照明装置及び画像記録媒体 |
US9915921B2 (en) | 2012-08-17 | 2018-03-13 | Artience Lab Inc. | Illumination device and image recording medium |
JP2014146022A (ja) * | 2013-01-04 | 2014-08-14 | Artience Lab Inc | 照明装置及び画像記録媒体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5900954A (en) | Machine readable record carrier with hologram | |
US5432329A (en) | Automated holographic optical recognition and decoding system for verification | |
US6328209B1 (en) | Card security system | |
US5841555A (en) | Secure optical identification method and means | |
US5920058A (en) | Holographic labeling and reading machine for authentication and security applications | |
EP1099199B1 (en) | Secure document reader and method therefor | |
US6764000B1 (en) | Document authentication method and apparatus | |
US5862247A (en) | Personal and property identification system | |
US5336871A (en) | Holographic enhancement of card security | |
US6535638B2 (en) | Method and apparatus for reading and verifying holograms | |
US5619025A (en) | Method for tamper-proof identification using photorefractive crystals | |
RU2427913C2 (ru) | Карта, которая может быть аутентифицирована посредством чипа голограммы | |
US7675662B2 (en) | Embedded information carrier for optical data | |
US6560017B1 (en) | Compound secure optical identification method and means | |
JP2004171109A (ja) | デバイス認証システム | |
JPH10143621A (ja) | カードセキュリティシステム及びセキュリティ向上方法及びカード読取装置及びカード発行装置及びホログラム読取装置 | |
CN101405753B (zh) | 能够由全息图芯片进行真伪判别的卡 | |
JP2000194794A (ja) | 光学情報読み取り装置及び光記録媒体 | |
JP2906730B2 (ja) | 情報メディア及びその読み取り方法及びデータ改ざん防止方法 | |
JPH04264582A (ja) | 情報メディア及びデータ改ざん防止方法 | |
JP3620700B2 (ja) | 光記録媒体及び光記録媒体再生装置 | |
JP2001118123A (ja) | 光学情報読み取り装置及び光記録媒体 | |
AU671588B2 (en) | Optical memories incorporating diffraction gratings | |
JP3722350B2 (ja) | カード認証システム | |
JP2000163530A (ja) | 記録媒体及びその記録再生装置 |