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JP2000178182A - 崩壊性組成物 - Google Patents

崩壊性組成物

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Publication number
JP2000178182A
JP2000178182A JP10359640A JP35964098A JP2000178182A JP 2000178182 A JP2000178182 A JP 2000178182A JP 10359640 A JP10359640 A JP 10359640A JP 35964098 A JP35964098 A JP 35964098A JP 2000178182 A JP2000178182 A JP 2000178182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aggregate
active ingredient
physiologically active
composition
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10359640A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Ogasawara
榮男 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP10359640A priority Critical patent/JP2000178182A/ja
Publication of JP2000178182A publication Critical patent/JP2000178182A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 生理活性成分と水膨潤性高分子化合物と
を含有する集合体を糖類、糖アルコール及び有機酸塩か
ら選ばれる少なくとも1種以上の化合物を含有する溶解
性集合体によって包囲した崩壊性組成物。 【効果】 崩壊時間が著しく改善されているのみなら
ず、その崩壊性の経時的変化も少なく、内服することに
よって、体内で消化管の分泌液に接触すると、速やかに
組成物中から生理活性成分が溶出し、速効的にその薬理
効果が発揮され、更に、咀嚼製剤として使用する場合に
良好なマスキング効果を発揮するマスキング剤として使
用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、崩壊性組成物に関
し、より詳しくは特に医薬品分野において使用され、速
い吸収性が必要とされる錠剤などの用途に好適に使用す
ることができ、更に不快な味へのマスキング効果を発揮
することも可能な崩壊性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、例えば同じ生理活性成分を使用した製剤であって
も、その生理活性成分の製剤からの溶出速度が異なれば
生体内への吸収性に差異が生じることは、良く知られて
いることであり、水への溶出速度が不良である生理活性
成分の溶出速度を向上させることは、医薬品分野におい
ては大きな課題であった。
【0003】一方、バイオアベイラビリティーの観点に
立てば、生体内において生理活性成分をいかに速く溶出
から吸収される態勢にするかが、製剤的な立場からの課
題であり、その意味から、生理活性成分を含有する製剤
の崩壊性は、生理活性成分を溶出から生体内への吸収に
至らしめる場合に一つの代用特性として用いられてい
る。
【0004】そのために、内服用の固形製剤としては、
例えば生理活性成分と賦形剤とを予め混合、又は該混合
物を適当な方法によって造粒して、生理活性成分の機械
適性を向上させた後、更に結合剤、崩壊剤、崩壊助剤、
賦形剤、滑沢剤等を加えて圧縮成型することによって錠
剤を調製することなどが行われている。
【0005】ところで、錠剤の場合、ユーザー側の立場
を考えれば、その携帯性の確保や服用性の面への配慮な
どから、製剤としてはできるだけ小型のものが望まれて
おり、また、安全性の面への配慮からも添加剤はできる
だけ低減することが望まれている。一方、メーカー側の
立場から考えれば、錠剤の崩壊性が向上し、ひいては生
理活性成分の効果が十分に発揮されるのはもとより、安
定した崩壊性が確保できる構成とした錠剤が望まれてい
る。
【0006】近年、これらの要請に対して種々の提案が
なされており、例えば生理活性成分の結晶多形体を用い
る方法(特開平2−45416号公報)や生理活性成分
を酸付加塩とする方法(特開平2−129124号公
報)等が提案されているが、医薬品分野においてこれら
の方法を応用すると、生理活性成分の薬理的な活性・性
質が変化して、目的とする適切な治療に支障が起きる可
能性があった。更に、生理活性成分を水溶性高分子化合
物と共に混合粉砕したものを成形する方法(特開平2−
268117号公報)等も提案されているが、この提案
の場合、混合粉砕によって微粉化した混合粉末を用いて
錠剤成型を行う際に、粉末の流動性及び飛散、分級の調
整が問題となっていた。
【0007】また、生理活性成分と酵素と共に水溶性結
合剤及び湿潤剤を加え、混和して顆粒とし、これに添加
剤を配合して打錠する方法(特開平4−8288号公
報)等も提案されているが、このような方法では、反応
性の高い生理活性成分の安定性が懸念される場合があ
る。更にまた、β−ラクトースと糖アルコールとを共晶
させたものを生理活性成分と共に配合する方法(特開平
5−170669号公報)、微結晶セルロースをヒドロ
キシプロピルメチルセルロースに分散した後、噴霧乾燥
したものを生理活性成分と共に配合する方法(特開平6
−239764号公報)等も提案されているが、これら
の提案では、いずれも量産化しようとすると、設備面で
煩雑さが生じるという問題があった。
【0008】一方、従来より、医薬品分野においても不
快な味がする生理活性成分を甘味成分や矯味成分を配合
することによって、不快な味をマスキングして例えば顆
粒剤、咀嚼錠等の剤型としたマスキング剤が使用されて
いるが、従来のマスキング剤の場合、多量の甘味成分や
矯味成分を必要とするために咀嚼錠等の場合、製剤が大
型化したり、顆粒剤であっても多量の製剤を服用する必
要が生じ、更に、速やかな崩壊性が得られないという問
題があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、生理活性成分の安定性を損なうことがない上、複雑
な工程を踏むことなく製造することができ、且つ製造工
程上の問題もなく、例えば錠剤、顆粒剤として使用する
ことによって、崩壊性に優れた錠剤、顆粒剤が得られ、
更に、生理活性成分が不快な味を有するものである場
合、顆粒状、錠剤状の咀嚼製剤として使用することによ
って、良好なマスキング効果を発揮するのみならず、崩
壊性に非常に優れたマスキング剤を得ることも可能な崩
壊性組成物を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、生理活性成分と消化管分泌液により容易に吸水し、
更に膨潤するような水膨潤性高分子化合物とを含有する
集合体を、糖類,糖アルコール及び有機酸塩の少なくと
もいずれか1種を含有する溶解性集合体と共に、打錠し
たり、圧縮ローラーにて処理することにより、個々の上
記集合体(粒子)の表面がそれぞれ複数の上記溶解性集
合体(粒子)によって包囲された錠剤、顆粒剤などの組
成物が得られ、この組成物が例えば錠剤であれば、この
錠剤を内服すると、錠剤中で生理活性成分と水膨潤性高
分子化合物とを含有する集合体を包囲していた上記溶解
性集合体が消化管分泌液に接することによって容易、且
つ速やかに溶解し、その結果、錠剤中の生理活性成分と
水膨潤性高分子化合物とを含有する集合体間に消化管分
泌液が浸入できる通水路のような部分が錠剤内部に至る
まで形成されることによって、仮に生理活性成分と水膨
潤性高分子化合物とを含有する集合体が上記溶解性集合
体により包囲されていなければ、錠剤中で集合体が固く
結合され過ぎて消化管分泌液が接触するまでにかなりの
時間を要する錠剤内部に存していた集合体についても消
化液が速やかに接触し、次いで集合体中の水膨潤性高分
子化合物が速やかに先ず吸水し、その後、更に膨潤する
ことによって、錠剤が体内で速やかに崩壊して、上記生
理活性成分が速やかに溶出されることを見出すと共に、
上記生理活性成分が不快な味を有するものであれば、上
記溶解性集合体として糖類,糖アルコールを含有するも
のを使用することによって、不快な味のする上記生理活
性成分が包囲されるので、多量の甘味成分,矯味成分を
配合しなくても、不快な味がマスキングされた顆粒、細
粒等の粒状物、錠剤などのマスキング剤が得られ、ま
た、このマスキング剤は上述したように優れた崩壊性を
有するので、咀嚼製剤としても有用であることを知見
し、本発明をなすに至った。
【0011】即ち、本発明は、生理活性成分と水膨潤性
高分子化合物とを含有する集合体を糖類、糖アルコール
及び有機酸塩から選ばれる少なくとも1種以上の化合物
を含有する溶解性集合体によって包囲したことを特徴と
する崩壊性組成物を提供する。
【0012】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の組成物は、生理活性成分と水膨潤性高分子
化合物とを含有する集合体を、糖類,糖アルコール,有
機酸塩のいずれか1種以上を含有する溶解性集合体で包
囲したものである。なお、本発明の場合、個々の上記集
合体の表面がそれぞれ溶解性集合体によって包囲された
状態となっていればよく、必ずしも上記集合体の表面全
体が上記溶解性集合体によって完全に覆われている必要
はなく、例えば上記集合体(粒子)表面に上記溶解性集
合体(粒子)が存在しない空隙が存在したり、その表面
が上記溶解性集合体の粒子及び後述する任意成分である
添加剤の粒子によって全面的に覆われた状態であっても
よいが、例えば崩壊性組成物が顆粒、細粒であれば、個
々の上記集合体粒子の表面が多数の上記溶解性集合体粒
子によって完全に覆われているか、仮に空隙が多少ある
としても多数の上記溶解性集合体が密な状態で存在して
いることが望ましく、また、崩壊性組成物が錠剤であれ
ば、一の錠剤中に含有されている複数の上記集合体粒子
の全て乃至はその大部分がそれぞれ多数の上記溶解性集
合体粒子、又は溶解性集合体粒子及び上記添加剤粒子に
よって全面的に包囲されていることが望ましい。
【0013】ここで、上記生理活性成分としては、その
種類が特に制限されるものではなく、例えば日本薬局
方、日本薬局方外医薬品等に収載されている解熱鎮痛薬
の有効成分、かぜ薬の有効成分、ビタミン類、制酸剤、
抗炎症剤、その他の活性成分、生薬及び漢方薬、ミネラ
ル類、アミノ酸類、ペプタイド及びタンパク質等を使用
することができ、具体的には、解熱鎮痛薬やかぜ薬の有
効成分として、例えばアスピリン,アスピリンアルミニ
ウム,アセトアミノフェン,エテンザミド,サザピリ
ン,サリチルアミド,ラクチルフェネチジン,塩酸イソ
チベンジル,塩酸ジフェニルピラリン,塩酸ジフェンヒ
ドラミン,塩酸ジフェテロール,塩酸トリプロリジン,
塩酸トリペレナミン,塩酸トンジルアミン,塩酸フェネ
タジン,塩酸メトジラジン,サリチル酸ジフェンヒドラ
ミン,ジフェニルジスルホン酸カルビノキサミン,酒石
酸アリメマジン,タンニン酸ジフェンヒドラミン,テオ
クル酸ジフェニルピラリン,ナパジシル酸メブヒドロリ
ン,プロメタジンメチレン二サリチル酸塩,マレイン酸
カルビノキサミン,dl−マレイン酸クロルフェニラミ
ン,d−マレイン酸クロルフェニラミン,リン酸ジフェ
テロール,塩酸アロクラミド,塩酸クロペラスチン,ク
エン酸ペントキシベリン(クエン酸カルベタペンタ
ン),クエン酸チペピジン,ジブナートナトリウム,臭
化水素酸デキストロメトルファン,デキストロメトルフ
ァン・フェノールフタリン酸,ヒベンズ酸チペピジン,
フェンジゾ酸クロペラスチン,リン酸コデイン,リン酸
ジヒドロコデイン,塩酸ノスカピン,ノスカピン,dl
−塩酸メチルエフェドリン,dl−メチルエフェドリン
サッカリン塩,グアヤコールスルホン酸カリウム,グア
イフェネシン,安息香酸ナトリウムカフェイン,カフェ
イン,無水カフェイン等、ビタミン類としては、例えば
ビタミンB1及びその誘導体並びにそれらの塩類,ビタ
ミンB2及びその誘導体並びにそれらの塩類,ビタミン
C及びその誘導体並びにそれらの塩類,ヘスペリジン及
びその誘導体並びにそれらの塩類,ビタミンB6及びそ
の誘導体並びにそれらの塩類,ニコチン酸アミド,パン
トテン酸カルシウム等、制酸剤として、例えばアミノ酢
酸,ケイ酸マグネシウム,合成ケイ酸アルミニウム,合
成ヒドロタルサイト,酸化マグネシウム,ジヒドロキシ
アルミニウム・アミノ酢酸塩(アルミニウムグリシネー
ト),水酸化アルミニウムゲル(乾燥水酸化アルミニウ
ムゲルとして),乾燥水酸化アルミニウムゲル,水酸化
アルミニウム・炭酸マグネシウム混合乾燥ゲル,水酸化
アルミニウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生成物,水酸
化アルミニウム・炭酸カルシウム・炭酸マグネシウムの
共沈生成物,水酸化マグネシウム・硫酸アルミニウムカ
リウムの共沈生成物,炭酸マグネシウム,メタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム,塩酸ラニチジン,シメチジン,
ファモチジン等、抗炎症剤として、例えばナプロキセ
ン,ジクロフェナックナトリウム,ピロキシカム,アズ
レン,インドメタシン,ケトプロフェン,イブプロフェ
ン等、その他の活性成分として、例えば塩酸ジフェニド
ール,塩酸ジフェニルピラリン,塩酸ジフェンヒドラミ
ン,塩酸プロメタジン,塩酸メクリジン,ジメンヒドリ
ナート,タンニン酸ジフェンヒドラミン,タンニン酸フ
ェネタジン,テオクル酸ジフェニルピラリン,フマル酸
ジフェンヒドラミン,プロメタジンメチレンジサリチル
酸塩,臭化水素酸スポコラミン,塩酸オキシフェンサイ
クリミン,塩酸ジサイクロミン,塩酸メチキセン,臭化
メチルアトロピン,臭化メチルアニソトロピン,臭化メ
チルスポコラミン,臭化メチル−1−ヒヨスチアミン,
臭化メチルベナクチジウム,ベラドンナエキス,ヨウ化
イソプロパミド,ヨウ化ジフェニルピペリジノメチルジ
オキソラン,塩酸パパベリン,アミノ安息香酸,シュウ
酸セシウム,ピペリジルアセチルアミノ安息香酸エチ
ル,アミノフィリン,ジプロフィリン,テオフィリン,
炭酸水素ナトリウム,フルスルチアミン,硝酸イソソル
バイド,エフェドリン,セファレキシン,アンピシリ
ン,スルフィキサゾール,スクラルファート,アリルイ
ソプロピルアセチル尿素,ブロムワレリル尿素等、生薬
や漢方薬として、例えばマオウ,ナンテンジツ,オウ
ヒ,オンジ,カンゾウ,キキョウ,シャゼンシ,シャゼ
ンソウ,セネガ,バイモ,ウイキョウ,オウバク,オウ
レン,ガジュツ,カミツレ,ケイヒ,ゲンチアナ,ゴオ
ウ,獣胆(ユウタンを含む),シャジン,ショウキョ
ウ,ソウジュツ,チョウジ,チンピ,ビャクジュツ,地
竜,チクセツニンジン,ニンジン,カノコソウ,ボタン
ピ,サンショウ及びこれらのエキス等、ペプタイド及び
タンパク質として、例えばインスリン,バゾプレッシ
ン,インターフェロン,ウロキナーゼ,セラチオペプチ
ターゼ,ソマトスタチン等を挙げることができ、これら
は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用する
ことができる。
【0014】本発明の場合、これらの中でも特にアスピ
リン,アセトアミノフェン,エテンザミド,サリチルア
ミド,塩酸ジフェンヒドラミン,dl−マレイン酸クロ
ルフェニラミン,d−マレイン酸クロルフェニラミン,
臭化水素酸デキストロメトルファン,リン酸コデイン,
リン酸ジヒドロコデイン,塩酸ノスカピン,ノスカピ
ン,dl−メチルエフェドリンサッカリン塩,グアヤコ
ールスルホン酸カリウム,グアイフェネシン,カフェイ
ン,無水カフェイン、ビタミンB1及びその誘導体並び
にそれらの塩類,ビタミンB2及びその誘導体並びにそ
れらの塩類,合成ヒドロタルサイト,酸化マグネシウ
ム,ジヒドロキシアルミニウム・アミノ酢酸塩(アルミ
ニウムグリシネート),水酸化アルミニウムゲル,乾燥
水酸化アルミニウムゲル,水酸化アルミニウム・炭酸マ
グネシウム混合乾燥ゲル,炭酸マグネシウム,メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム,ナプロキセン,ケトプロフ
ェン,イブプロフェン等がより好適に使用される。
【0015】また、後述する溶解性集合体が糖類、糖ア
ルコールを含有するものであれば、上記生理活性成分の
中でも、例えばフルスルチアミン、塩酸ラニチジン、シ
メチジン、ナプロキセン、ジクロフェナックナトリウ
ム、ピロキシカム、ファモチジン、アズレン、インドメ
タシン、サリチル酸、アスピリン、ケトプロフェン、イ
ブプロフェン、硝酸イソソルバイド、リン酸ジヒドロコ
デイン、エフェドリン、塩酸フェニルプロパノールアミ
ン、マレイン酸クロルフェニラミン、アセトアミノフェ
ン、テオフィリン、カフェイン、セファレキシン、アン
ピシリン、スルフィソキサゾール、スクラルファート、
上記各種ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、ペプタ
イドやタンパク質等のように不快な味がするものが、マ
スキング効果の点で特に好適である。
【0016】上記生理活性成分は、その形状に特に制限
はなく、その粒度は、適宜調整することができるが、後
述する水膨潤性高分子化合物と共に効率良く集合体とす
ることを考慮すれば、これらの粒子径が整合されている
と好適であり、更に、これらの粒子径が1〜300μ
m、好ましくは10〜200μm、より好ましくは50
〜100μmとなるように整合されていると好適であ
る。粒子径が小さすぎると飛散性が高くなったり、造粒
時の含量均一性、静電気により選択的な吸着、再凝集な
どの問題が生じる場合があり、粒子径が大きすぎると集
合体が均一とならず、本発明が目的とする崩壊性が得ら
れなかったり、含量が均一とならない可能性が生じる場
合がある。
【0017】特に、上記生理活性成分として上記生薬や
漢方薬等のように繊維性の成分を使用する場合、その粒
子径が崩壊性に影響するので、速い崩壊性を確保するに
は、集合体とする前に生理活性成分を上記のような粒子
径にするために単独で粉砕し、所定の粒子径とした後に
集合体とするための処理を行うことが望ましい。
【0018】なお、本発明において、粒子径は、日本薬
局方に記載された粒度の試験に準じて篩分けによって確
認することができ、また、例えば粒子径1〜50μm程
度の細かい粒子の割合が多い場合は、レーザー光散乱方
式の粒度分布測定によって行うと好適である。
【0019】本発明の崩壊性組成物における上記生理活
性成分の配合量は、特に制限されるものではないが、通
常組成物全体の5〜90%(重量%、以下同様)、好ま
しくは20〜80%、より好ましくは45〜75%とす
ると好適である。配合量が少なすぎると生理活性成分配
合による効果を得るために多量の組成物を服用する必要
が生じる場合があり、多すぎると良好な崩壊性を得るこ
とが困難となる場合がある。
【0020】本発明の崩壊性組成物において上記生理活
性成分と共に本発明の集合体に配合される水膨潤性高分
子化合物は、例えば消化管分泌液のような水分に接する
と容易に吸水した後、更に膨潤するようなものであれ
ば、その種類は特に制限されるものではないが、本発明
の崩壊性組成物の用途を考慮すれば、医薬品添加物、食
品添加物として使用されるものが好ましく、例えばトウ
モロコシデンプン、結晶セルロース、部分α化デンプ
ン、カルメロース、クロスカルメロース、ヒドロキシプ
ロピルスターチ、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス等が好適に使用され、これらは1種単独で又は2種以
上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0021】なお、上記水膨潤性高分子化合物として
は、上述したように消化液に接触すると、先ず吸水し、
その後、更に膨潤するものであれば、その種類は問わな
いが、本発明の場合、膨潤した後に、水に自由に溶解す
る性質も兼ね合わせるものであると、溶解後の消化液の
浸透を却って阻害し、崩壊時間を遅延させる場合がある
ので、膨潤した後に、水に溶解しないものが望ましい。
【0022】本発明の崩壊性組成物における上記水膨潤
性高分子化合物の配合量は、特に制限されるものではな
いが、通常組成物全体の1〜15%、好ましくは3〜8
%、より好ましくは4〜8%とすると好適である。配合
量が多すぎると生理活性成分配合による効果を得るため
に多量の組成物を服用する必要が生じる場合があり、少
なすぎると良好な崩壊性を得ることが困難となる場合が
ある。
【0023】また、上記生理活性成分に対する配合割合
は、特に制限されるものではないが、通常生理活性成
分:高分子化合物(重量比)=3:1〜30:1、好ま
しくは5:1〜25:1、より好ましくは6:1〜2
0:1とすると好適である。上記範囲以外では、良好な
崩壊性を得ることが困難となる場合がある。また、同様
の理由により、上記生理活性成分と上記水膨潤性高分子
化合物との合計配合量は、組成物全体の30〜90%、
好ましくは40〜85%、より好ましくは50〜80%
とすると好適である。
【0024】上記水膨潤性高分子化合物は、その形状、
粒子径等が特に制限されるものではないが、その粒子径
が上述したように上記生理活性成分の粒子径と整合され
ていると好適である。
【0025】ここで、本発明の上記生理活性成分と水膨
潤性高分子化合物とからなる集合体とは、これらの粉体
が付着凝集力、圧縮応力、融着、化学反応、表面張力等
の何らかの力によって結合した形態となっていることを
意味し、公知の造粒法によって集合体とすることができ
るが、本発明の場合、生理活性成分の安定性を考慮すれ
ば、乾式の造粒法が好ましく、例えばこれらの粉体を必
要に応じて予め均一混合した後、公知の乾式の造粒方法
によって、圧縮力、剪断力、衝撃力等の力を加えること
によって、顆粒状、細粒状、ペレット状等の集合体とす
ることができる。なお、上記生理活性成分が例えば上記
生薬や漢方薬等のように繊維性の生理活性成分でエキス
等を含む成分においては、集合体とする前に上記水膨潤
性高分子化合物に充分に倍散させておくことが望まし
い。
【0026】上記集合体は、本発明の効果を妨げない限
り、上記生理活性成分及び水膨潤性高分子化合物以外の
成分を配合することができ、例えば後述するような賦形
剤、結合剤、崩壊剤、色素又はその他の適当な添加剤等
を常用量配合することができる。
【0027】上記集合体を製造する装置としては、公知
の造粒装置を使用することができ、例えば圧縮及び剪断
によりこれらの粒子をすりつぶす仕組み、又はロールを
用いた圧縮処理を行うことができる装置を使用すればよ
く、市販されている機器としては、例えばスパルタンリ
ュウザー(商品名、フジパウダル社製)、乾式ロール圧
縮造粒機(商品名、ターボ工業製)などを挙げることが
できる。
【0028】本発明の場合、上記集合体の形態等は、上
述したように特に制限されるものではないが、顆粒状で
あると好適であり、その粒子径等は、特に制限されるも
のではないが、粒子径が10〜1000μm、好ましく
は50〜500μmが好適であり、また、日本薬局方に
記載された顆粒剤の粒度の試験に適合するような粒度を
有すると、好適である。
【0029】本発明において上記集合体の各粒子を包囲
する溶解性集合体に含有される糖類、糖アルコール、有
機酸塩としては、その種類は特に制限されるものではな
いが、本発明の崩壊性組成物の用途を考慮すれば、医薬
品添加物及び食品添加物として使用されている糖、糖ア
ルコール、有機酸塩が好適に使用され、具体的には、例
えば果糖、ブドウ糖、ショ糖、乳糖、麦芽糖、無水乳
糖、還元乳糖、キシリトール、ラクチトール、マルチト
ール、マンニトール、エリスリトール、ソルビトール、
クエン酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム等を挙
げることができ、これらは1種単独で又は2種以上を適
宜組み合わせて使用することができる。
【0030】本発明の崩壊性組成物における上記化合物
の配合量は、特に制限されるものではないが、通常組成
物全体に対して5〜45%、好ましくは8〜30%とす
ると好適である。配合量が少なすぎると上記生理活性成
分と水膨潤性高分子化合物とを含有する集合体の各粒子
を包囲することが困難となる場合があり、多すぎると上
記生理活性成分を十分量配合することができない場合が
ある。
【0031】本発明の場合、上記化合物を溶解性集合体
にして使用するものであり、溶解性集合体としては、上
記化合物を少なくとも1種以上含有し、更に必要に応じ
て適宜成分を含有する顆粒状、細粒状の造粒物であっ
て、消化液等の水に接触した時に、速やかに溶解するも
のであれば、その構成などが特に制限されるものではな
く、例えば上記化合物のみからなる多孔質状造粒物、
上記化合物とヒドロキシプロピルセルロース,メチル
セルロース,ポリビニルピロリドン,ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース,カルメロースナトリウム,溶性デ
ンプン、プルラン,ポリビニルアルコール,マクロゴー
ル,アラビアゴム,カラギーナン,ゼラチン等の水溶性
高分子化合物とからなる多孔質状造粒物、上記化合物
と共に、クッション剤として、例えばセルロース及びそ
の誘導体,デンプン及びその誘導体,カルメロース,結
晶セルロース,クロスポピドン,アクチゾル(クロスカ
ルメロース)等の三次元構造を有する架橋高分子化合
物、セルロース誘導体の二価以上の塩などを本発明の効
果を妨げない範囲で更に配合して乾式造粒することによ
って得られる上記化合物の粒子と上記クッション剤の粒
子とが混在する非多孔質状造粒物、上記又はの多
孔質状造粒物と上記の非多孔質状造粒物とを混合して
乾式造粒した多孔質状造粒物、上記多孔質状造粒物と
上記多孔質状造粒物とを混合した混合造粒物などを挙げ
ることができる。なお、上記クッション剤を配合する場
合、その配合量は特に制限されるものではないが、上記
化合物に対して化合物:クッション剤(重量比)=10
0:1〜100:50、特に100:5〜100:20
とすると好適である。
【0032】上記化合物によって溶解性集合体を製造す
る方法は、特に制限されるものではなく、例えば多孔質
状の溶解性集合体の場合、いわゆるフリーズドライ法、
スプレードライ法などによって、多孔質状となるように
製することができ、また、上記クッション剤を配合する
場合、公知の乾式造粒法によって、圧縮力、剪断力、衝
撃力等の力を加えて上記化合物の粒子と上記クッション
剤の粒子とが混在した状態で結合した吸水性の非多孔質
状の造粒物を製することができ、具体的には、例えば
(1)上記糖類、糖アルコール、有機酸塩を水に溶解し
た後、水に溶解するが、上記糖類、糖アルコール、有機
酸塩を溶解しない有機溶剤を加え、既に水に溶解してい
る上記糖類、糖アルコール、有機酸塩を析出させ、該析
出物を濾過し、得られた結晶を乾燥して多孔質状の集合
体を製する方法、(2)適宜溶媒に溶解させた上記糖
類、糖アルコール、有機酸塩を缶体などの中に噴霧し、
瞬時に凍結乾燥して固形分を捕集して多孔質状の集合体
を製する方法、(3)上記糖類、糖アルコール、有機酸
塩に崩壊性組成物とした時にその溶解性を妨げない程度
の量(通常固形分85〜95%に対して溶剤5〜15%
を加える)の上記水溶性高分子化合物が溶解した乾燥可
能な溶剤を加え、押し出し造粒法にて造粒物を得、乾燥
・整粒して多孔質状の造粒物を製する方法、(4)適宜
溶媒に溶解させた上記糖類、糖アルコール、有機酸塩を
熱風中等に噴霧し、瞬時に乾燥させて固形分を捕集して
多孔質状の集合体を製する方法、(5)上記糖類、糖ア
ルコール、有機酸塩の粉体を流動層型造粒機を用いて流
動させながら、ヒドロキシプロピルセルロース等の上記
水溶性高分子化合物を適宜濃度で水などの水性溶媒に溶
解した液を噴霧した後、乾燥して多孔質状造粒物を得る
方法、(6)上記糖類、糖アルコール、有機酸塩の粉体
と上記クッション剤とを均一になるように混合した後、
公知の乾式造粒法によって、圧縮力、剪断力、衝撃力等
の力を加えることによって非多孔質状の造粒物を得る方
法、(7)予め上記糖類、糖アルコール、有機酸塩を多
孔質状に造粒した後、更に上記クッション剤を配合し、
均一になるように混合した後、公知の乾式造粒法によっ
て多孔質状の造粒物を得る方法をなどが好適である。
【0033】なお、上記(5)の方法により多孔質状の
溶解性集合体を製造し、これを配合して本発明の崩壊性
組成物として錠剤を調製すると、成型性の悪い糖類、糖
アルコール、有機酸塩を使用する場合であっても、その
成型性が格段に向上して、錠剤の崩壊性を損なうことな
く、成型性に優れた錠剤が得られるので、好適である。
【0034】上記溶解性集合体の形状、大きさなどは、
特に制限されるものではないが、上記生理活性成分及び
水膨潤性高分子化合物を含有する集合体の各粒子の表面
を包囲することを考慮すれば、その粒子径が上記集合体
の粒子径よりも若干小さいことが好ましく、また、上記
集合体の各粒子を包囲するために、例えば上記集合体と
混合、打錠する際の粒子水準を考慮すれば、上記溶解性
集合体の粒子径が1〜1000μm、好ましくは100
〜800μm、より好ましくは200〜600μmであ
ると好適である。
【0035】ここで、上記溶解性集合体は、その見掛け
の嵩密度が0.2〜0.9g/ml、特に多孔質状であ
る場合、好ましくは0.2〜0.7g/ml、より好ま
しくは0.2〜0.5g/mlの顆粒であると、より好
適である。そして、この溶解性集合体を後述するよう
に、上記生理活性成分及び水膨潤性高分子化合物を含有
する集合体を包囲するために、例えば圧縮成型した場
合、組成物中における溶解性集合体の見掛けの嵩密度
は、0.6〜1.5g/mlであることが望ましい。な
お、見掛けの嵩比重は、予め風量を測定しておいた10
0ml容の容器に上記溶解性集合体を、タップ,振動,
圧力等の充填のための力を加えることなく充填した時の
全重量と上記容器の風量との差によって求めることがで
きる。
【0036】上記集合体に対する上記溶解性集合体の配
合割合は、上記集合体の各粒子表面を上記溶解性集合体
によって包囲することができる限り、特に制限されるも
のではなく、上記集合体の組成、上記溶解性集合体の比
重、組成などによって適宜選定することができる。
【0037】本発明の崩壊性組成物は、上述したように
上記集合体、溶解性集合体を製造する際、また、後述す
るように崩壊性組成物を調製する際に、本発明の効果を
妨げない限り、必要に応じて上記必須成分以外にも界面
活性剤、色素、通常用いられている滑沢剤,結合剤,コ
ーティング剤,賦形剤,崩壊剤,崩壊助剤等の添加剤な
どを1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合す
ることができ、また、上記必須成分であっても、上記集
合体、これを包囲する溶解性集合体以外の状態で上記の
ような種々の目的で配合される添加剤として使用するこ
ともできる。
【0038】上記界面活性剤としては、内服用に用いら
れている非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、陰
イオン界面活性剤、両性界面活性剤が好適であり、これ
らの中でも、HLBが7以上、特に10以上の非イオン
界面活性剤がより好適である。
【0039】上記添加剤としては、具体的には、滑沢剤
として、例えばアラビアゴム,カカオ脂,カルナバロ
ウ,含水二酸化ケイ素,乾燥水酸化アルミニウムゲル,
グリセリン,ケイ酸マグネシウム,流動パラフィン,結
晶セルロース,ショ糖脂肪酸エステル,ステアリルアル
コール,ステアリン酸,ゼラチン,乳糖,白糖,ヒドロ
キシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース,フマル酸,ミツロウ等を挙げることができ
る。
【0040】結合剤として、例えばヒドロキシプロピル
セルロース(置換度53.4〜77.5%),メチルセ
ルロース,ゼラチン,ポリビニルピロリドン,部分α化
デンプン等、コーティング剤として、例えばグリセリ
ン,流動パラフィン,シリコーン樹脂,ステアリン酸,
ゼラチン,ソルビトール,トウモロコシ油,乳糖,ポリ
ビニルアルコール,マクロゴール,メタクリル酸コポリ
マー,リン酸水素カルシウム,リン酸水素ナトリウム等
を挙げることができる。
【0041】賦形剤として、例えばアラビアゴム,エチ
ルセルロース,カオリン,カカオ脂,果糖,二酸化ケイ
素,キシリトール,クエン酸及びその塩,結晶セルロー
ス,ステアリン酸及びその塩,デキストラン,ヒドロキ
シプロピルセルロース,ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース,ポリビニルピロリドン,マクロゴール,リン酸
水素カルシウム,リン酸水素ナトリウム等、崩壊剤とし
て、例えばセルロース及びその誘導体,デンプン及びそ
の誘導体等、崩壊助剤として、例えばセルロース及びそ
の誘導体,ステアリン酸,炭酸水素ナトリウム,ヒドロ
キシプロピルセルロース等を挙げることができる。
【0042】本発明の崩壊性組成物の製造方法は、特に
制限されるものではないが、上記生理活性成分等を含有
する集合体を上述したように乾式の造粒法によって調製
し、上記集合体と上記溶解性集合体とを混合した後、こ
の混合物を圧縮成型する方法によって製造すると好適で
あり、より具体的には、例えば上記集合体と溶解性集合
体、必要に応じて上記任意成分とを均一に混合した後、
この混合物を公知の方法で例えば打錠圧1,000〜
5,000kg/cm2、特に2,000〜3,500
kg/cm2で打錠して製錠したり、乾式でロール圧縮
して造粒することにより、上記集合体が上記溶解性集合
体によって包囲された崩壊性組成物を特別な装置を用い
たり、煩雑な工程を経ることなく、容易に製することが
できる。
【0043】このようにして製造された本発明の崩壊性
組成物は、上述したように上記生理活性成分を含有する
集合体が上記溶解性集合体に包囲された状態で存在して
いれば良い。従って、上記生理活性成分を含有する集合
体が、上記溶解性集合体によって覆われた状態であって
もよく、更には、上記生理活性成分を含有する集合体間
に上記溶解性集合体が単に介在しているような状態であ
っても本願発明の目的は達成される。
【0044】本発明の崩壊性組成物の崩壊性は、特に制
限されるものではなく、その剤型、大きさ、用途などに
よって、目的とする崩壊時間となるように適宜調整する
ことができる。
【0045】本発明の崩壊性組成物は、上記生理活性成
分と上記水膨潤性高分子化合物とを含有する顆粒剤など
の集合体を上記糖類、糖アルコール、有機酸塩を含有す
る溶解性集合体で包囲したものであれば、その剤型は特
に制限されず、例えば内服錠,咀嚼錠,トローチ錠,バ
ッカル錠等の錠剤、顆粒剤、細粒剤、顆粒又は細粒をカ
プセルに充填したカプセル剤などの固形製剤として調製
することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明の崩壊性組成物は、崩壊時間が著
しく改善されているのみならず、その崩壊性の経時的変
化も少なく、内服することによって、体内で消化管の分
泌液に接触すると、速やかに組成物中から生理活性成分
が溶出し、速効的にその薬理効果が発揮され、更に、咀
嚼製剤として使用する場合に良好なマスキング効果を発
揮するマスキング剤として使用することもできるので、
内服錠,咀嚼錠,トローチ錠,バッカル錠等の錠剤、顆
粒剤、細粒剤、糖衣錠、カプセル剤などの固形製剤とし
て好適に使用することができる。
【0047】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるも
のではない。
【0048】[実施例1及び比較例1]下記組成からな
る実施例1及び比較例1の錠剤をそれぞれ下記方法で調
製した。なお、以下の実施例において調製された糖類、
糖アルコール、有機酸塩を含有する溶解性集合体の見掛
けの嵩密度(上記測定方法にて測定)は、いずれも0.
2〜0.9g/mlであった。また、以下の実施例にお
いて調製された錠剤(崩壊性組成物)を顕微鏡観察した
ところ、いずれの錠剤においても生理活性成分と水膨潤
性高分子化合物とを含有する顆粒剤(集合体)の各粒子
は、糖類、糖アルコール等を含有する顆粒剤(溶解性集
合体)の粒子によって包囲されていることが認められ
た。
【0049】組成 mg/錠 アセトアミノフェン 135 部分α化デンプン 15 マンニトール 10 乳糖 20 ヒドロキシプロピルセルロース 1 結晶セルロース 85 ステアリン酸マグネシウム 4 合 計 270mg
【0050】調製方法 <実施例1>アセトアミノフェン2,700gと部分α
化デンプン300gを量り採って、V型混合機(V−5
型;特寿製作所製)を用いて10分間混合した。この混
合物を乾式ロール圧縮造粒機(WP−50N型;ALE
XANDERWERK製)を用いてロール圧縮した後、
日本薬局方の顆粒剤の粒度の試験に適合する顆粒剤とな
るように整粒して、アセトアミノフェンと部分α化デン
プンとからなる顆粒剤(集合体A)を得た。次に、マン
ニトール1,100g及び乳糖2,200gを流動層型
造粒機(SFC−5型;フロイント産業株式会社製)に
量り採り、予め110gのヒドロキシプロピルセルロー
スを1,300gの水に溶解した液を70℃で噴霧して
多孔質な造粒物を造粒した後、乾燥し、これを第11改
正日本薬局方記載でいうふるい目開き500μmを通し
て整粒した顆粒を調製し、マンニトール、乳糖及びヒド
ロキシプロピルセルロースからなる多孔質状顆粒剤(溶
解性集合体B)を得た。
【0051】上記集合体A1,500g、溶解性集合体
B310g及び結晶セルロース850gをV型混合機
(V−5型;特寿製作所製)に量り採り、20分間混合
した後、更にステアリン酸マグネシウム40gを加えて
5分間混合し、この混合物をロータリー打錠機(L−4
1;畑鐡工所製)にて直径8mmの錠剤に製錠し、実施
例1の錠剤(崩壊性組成物)を得た。
【0052】<比較例1>アセトアミノフェン1,35
0g、部分α化デンプン150g、マンニトール100
g、乳糖200g、ヒドロキシプロピルセルロース10
g及び結晶セルロース850gを量り採り、V型混合機
(V−5型;特寿製作所製)を用いて20分間混合した
後、更にステアリン酸マグネシウム40gを加えて5分
間混合し、この混合物をロータリー打錠機(L−41;
畑鐡工所製)にて直径8mmの錠剤に製錠し、比較例1
の錠剤を得た。
【0053】上記実施例1及び比較例1の錠剤をポリ塩
化ビニル樹脂フィルムで包装し、40℃で75%相対湿
度下で保管し、各錠剤の崩壊時間を定期的に測定した。
なお、崩壊時間の測定は、日本薬局方の崩壊試験法に準
じて測定し、試験液は第2液(pH約6.8、リン酸二
水素カリウム試液−水酸化ナトリウム試液−水)とし
て、試験液中での崩壊時間を測定した。結果を表1に示
す。
【0054】
【表1】 (単位:秒)
【0055】表1の結果によれば、本発明の崩壊性組成
物(実施例1の錠剤)は、各組成成分が錠剤中に単に混
合した状態で存在する比較例1の錠剤に比べて、崩壊時
間が短く、且つ崩壊性の経時的安定性にも優れているこ
とが認められる。
【0056】[実施例2及び比較例2]下記組成からな
る実施例2及び比較例2の錠剤をそれぞれ下記方法で調
製した。組成 mg/錠 アスピリン 135 コーンスターチ 15 ソルビトール 10 無水乳糖 20 ヒドロキシプロピルスターチ 85 シリコーン油 5 合 計 270mg
【0057】調製方法 <実施例2>アスピリン2,700gとコーンスターチ
300gを量り採って、V型混合機(V−5型;特寿製
作所製)を用いて15分間混合した。この混合物を乾式
のロール圧縮造粒機(WP−50N型;ALEXAND
ERWERK製)を用いてロール圧縮した後、日本薬局
方の顆粒剤の粒度の試験に適合する顆粒剤となるように
整粒して、アスピリンとコーンスターチとからなる顆粒
剤(集合体C)を得た。次に、ソルビトール1,100
g、無水乳糖2,200g及びヒドロキシプロピルスタ
ーチ7,700gをV型混合機(V−5型;特寿製作所
製)を用いて15分間混合した。この混合物を乾式ロー
ル圧縮造粒機(WP−50N型;ALEXANDERW
ERK製)を用いてロール圧縮した後、日本薬局方の顆
粒剤の粒度の試験に適合する顆粒剤となるように整粒し
て、ソルビトール、無水乳糖及びヒドロキシプロピルス
ターチからなる非多孔質状顆粒剤(溶解性集合体D)を
得た。
【0058】ヒドロキシプロピルスターチ150gにシ
リコーン油50gを倍散したものと上記集合体C1,5
00gと溶解性集合体D1,000gとをV型混合機
(V−5型;特寿製作所製)に量り採り、20分間混合
し、この混合物をロータリー打錠機(L−41;畑鐡工
所製)にて直径8mmの錠剤に製錠し、実施例2の錠剤
(崩壊性組成物)を得た。
【0059】<比較例2>アスピリン1,350g、コ
ーンスターチ150g、ソルビトール100g、無水乳
糖200g、ヒドロキシプロピルスターチ700gを量
り採り、V型混合機(V−10型;特寿製作所製)を用
いて15分間混合した後、更にヒドロキシプロピルスタ
ーチ150gにシリコーン油50gを倍散したものを加
えて全体が均一となるまで混合し、この混合物をロータ
リー打錠機(L−41;畑鐡工所製)にて直径8mmの
錠剤に製錠し、比較例2の錠剤を得た。
【0060】上記実施例2及び比較例2の錠剤をポリ塩
化ビニル樹脂フィルムで包装し、40℃で75%相対湿
度下で保管し、上記実施例1と同様の方法で各錠剤の崩
壊時間を定期的に測定した。結果を表2に示す。
【0061】
【表2】 (単位:秒)
【0062】表2の結果によれば、本発明の崩壊性組成
物(実施例2の錠剤)は、各組成成分が錠剤中に単に混
合した状態で存在する比較例2の錠剤に比べて、崩壊時
間が短く、且つ崩壊性の経時的安定性にも優れているこ
とが認められる。
【0063】[実施例3及び比較例3]下記組成からな
る実施例3及び比較例3の錠剤をそれぞれ下記方法で調
製した。組成 mg/錠 エテンザミド 135 無水カフェイン 90 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 15 (置換度15%以下) クロスカルメロース 10 キシリトール 75 結晶セルロース 10 麦芽糖 20 ステアリン酸 5 合 計 360mg
【0064】調製方法 <実施例3>エテンザミド1,350g、無水カフェイ
ン900g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース1
50g及びクロスカルメロース100gを量り採って、
V型混合機(V−5型;特寿製作所製)を用いて15分
間混合した。この混合物を乾式ロール圧縮造粒機(WP
−50N型;ALEXANDERWERK製)を用いて
ロール圧縮した後、日本薬局方の顆粒剤の粒度の試験に
適合する顆粒剤となるように整粒して、エテンザミド、
無水カフェイン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス及びクロスカルメロースからなる顆粒剤(集合体E)
を得た。次に、キシリトール750g、結晶セルロース
100g及び麦芽糖200gを量り採って、V型混合機
(V−5型;特寿製作所製)を用いて15分間混合し
た。この混合物を乾式ロール圧縮造粒機(WP−50N
型;ALEXANDERWERK製)を用いてロール圧
縮した後、日本薬局方の顆粒剤の粒度の試験に適合する
顆粒剤となるように整粒して、キシリトール、結晶セル
ロース及び麦芽糖からなる非多孔質状顆粒剤(溶解性集
合体F)を得た。
【0065】上記集合体E1,250g、溶解性集合体
F525g及びステアリン酸25gをV型混合機(V−
5型;特寿製作所製)に量り採り、15分間混合し、こ
の混合物をクリーンプレス(12HUK;菊水製作所
製)にて直径10mmの円形錠剤に製錠し、実施例3の
錠剤(崩壊性組成物)を得た。
【0066】<比較例3>エテンザミド1,350g、
無水カフェイン900g、低置換度ヒドロキシプロピル
セルロース150g、クロスカルメロース100g、キ
シリトール750g、結晶セルロース100g及び麦芽
糖200gを量り採り、V型混合機(V−10型;特寿
製作所製)を用いて15分間混合した後、更にステアリ
ン酸50gを加えて5分間混合し、この混合物をクリー
ンプレス(12HUK;菊水製作所製)にて直径10m
mの円形錠剤に製錠し、比較例3の錠剤を得た。
【0067】上記実施例3及び比較例3の錠剤をポリ塩
化ビニル樹脂フィルムで包装し、40℃で75%相対湿
度下で保管し、上記実施例1と同様の方法で各錠剤の崩
壊時間を定期的に測定した。結果を表3に示す。
【0068】
【表3】 (単位:秒)
【0069】表3の結果によれば、本発明の崩壊性組成
物(実施例3の錠剤)は、各組成成分が錠剤中に単に混
合した状態で存在する比較例3の錠剤に比べて、崩壊時
間が短く、且つ崩壊性の経時的安定性にも優れているこ
とが認められる。
【0070】[実施例4及び比較例4]下記組成からな
る実施例4及び比較例4の錠剤をそれぞれ下記方法で調
製した。組成 mg/錠 イブプロフェン 135 無水カフェイン 60 チアミン 10 ポテトスターチ 15 コーンスターチ 10 ソルビトール(噴霧乾燥品) 10 キシリトール 20 ヒドロキシプロピルスターチ 85 ステアリン酸マグネシウム 5 合 計 350mg
【0071】調製方法 <実施例4>イブプロフェン1,350g、無水カフェ
イン600g、チアミン100g、ポテトスターチ15
0g及びコーンスターチ100gを量り採って、V型混
合機(V−5型;特寿製作所製)を用いて15分間混合
した。この混合物を乾式ロール圧縮造粒機(WP−50
N型;ALEXANDERWERK製)を用いてロール
圧縮した後、日本薬局方の顆粒剤の粒度の試験に適合す
る顆粒剤となるように整粒して、イブプロフェン、無水
カフェイン、チアミン、ポテトスターチ及びコーンスタ
ーチからなる顆粒剤(集合体G)を得た。次に、ソルビ
トール(噴霧乾燥品)100g、キシリトール200g
及びヒドロキシプロピルスターチ850gを量り採っ
て、V型混合機(V−5型;特寿製作所製)を用いて1
5分間混合した。この混合物を乾式ロール圧縮造粒機
(WP−50N型;ALEXANDERWERK製)を
用いてロール圧縮した後、日本薬局方の顆粒剤の粒度の
試験に適合する顆粒剤となるように整粒して、ソルビト
ール、キシリトール及びヒドロキシプロピルスターチか
らなる多孔質状顆粒剤(溶解性集合体H)を得た。
【0072】上記集合体G1,150gと溶解性集合体
H575g及びステアリン酸マグネシウム25gをV型
混合機(V−5型;特寿製作所製)に量り採り、20分
間混合し、この混合物をクリーンプレス(12HUK;
菊水製作所製)にて直径11mmの円形錠剤に製錠し、
実施例4の錠剤(崩壊性組成物)を得た。
【0073】<比較例4>イブプロフェン1,350
g、無水カフェイン600g、チアミン100g、ポテ
トスターチ150g、コーンスターチ100g、ソルビ
トール(噴霧乾燥品)100g、キシリトール200g
及びヒドロキシプロピルスターチ850gを量り採り、
V型混合機(V−10型;特寿製作所製)を用いて15
分間混合した後、更にステアリン酸マグネシウム50g
を加えて5分間混合し、この混合物をクリーンプレス
(12HUK;菊水製作所製)にて直径11mmの円形
錠剤に製錠し、比較例4の錠剤を得た。
【0074】上記実施例4及び比較例4の錠剤をポリ塩
化ビニル樹脂フィルムで包装し、40℃で75%相対湿
度下で保管し、上記実施例1と同様の方法で各錠剤の崩
壊時間を定期的に測定した。結果を表4に示す。
【0075】
【表4】 (単位:秒)
【0076】表4の結果によれば、本発明の崩壊性組成
物(実施例4の錠剤)は、各組成成分が錠剤中に単に混
合した状態で存在する比較例4の錠剤に比べて、崩壊時
間が短く、且つ崩壊性の経時的安定性にも優れているこ
とが認められる。
【0077】[実施例5及び比較例5]下記組成からな
る実施例5及び比較例5の錠剤をそれぞれ下記方法で調
製した。組成 mg/錠 アセトアミノフェン 100 マレイン酸クロルフェニラミン 0.8 リン酸ジヒドロコデイン 8 dl−塩酸メチルエフェドリン 20 グアヤコールスルホン酸カリウム 80 コーンスターチ 21.2 ソルビトール(乾燥噴霧品) 40 ヒドロキシプロピルセルロース 5 ショ糖脂肪酸エステル(HLB15) 10 ステアリン酸マグネシウム 5 合 計 290mg
【0078】調製方法 <実施例5>アセトアミノフェン100g、マレイン酸
クロルフェニラミン0.8g、リン酸ジヒドロコデイン
8g、dl−塩酸メチルエフェドリン20g、グアヤコ
ールスルホン酸カリウム80g及びコーンスターチ2
1.2gをメカノミル(岡田精工社製)に量り採り、3
00回転で5分間撹拌した後、乾式ロール圧縮造粒機
(WP−50N型;ALEXANDERWERK製)を
用いてロール圧縮し、次いで日本薬局方の顆粒剤の粒度
の試験に適合する顆粒剤となるように整粒して、アセト
アミノフェン、マレイン酸クロルフェニラミン、リン酸
ジヒドロコデイン、dl−塩酸メチルエフェドリン、グ
アヤコールスルホン酸カリウム及びコーンスターチから
なる顆粒剤(集合体I)を得た。次に、ソルビトール
(噴霧乾燥品)40g、ヒドロキシプロピルセルロース
5g及びショ糖脂肪酸エステル(HLB15)10gを
撹拌混合機(メカノミル;岡田精工社製)に量り採っ
て、300回転で5分間撹拌した後、乾式ロール圧縮造
粒機(WP−50N型;ALEXANDERWERK
製)を用いてロール圧縮し、次いで日本薬局方の顆粒剤
の粒度の試験に適合する顆粒剤となるように整粒して、
ソルビトール、ヒドロキシプロピルセルロース及びショ
糖脂肪酸エステルとからなる多孔質状顆粒剤(溶解性集
合体J)を得た。
【0079】上記集合体I115gと溶解性集合体J2
7.5gとをポリエチレン製の袋に量り採り、全体が均
一になるまで上記袋を振って混合した後、更にステアリ
ン酸マグネシウム2.5gを加えて均一になるまで混合
し、この混合物を単発の打錠機(KT−2型;岡田精工
社製)で直径8mmの錠剤となるように打錠して、実施
例5の錠剤(崩壊性組成物)を得た。
【0080】<比較例5>アセトアミノフェン100
g、マレイン酸クロルフェニラミン0.8g、リン酸ジ
ヒドロコデイン8g、dl−塩酸メチルエフェドリン2
0g、グアヤコールスルホン酸カリウム80g、コーン
スターチ21.2g、ソルビトール(噴霧乾燥品)40
g、ヒドロキシプロピルセルロース5g及びショ糖脂肪
酸エステル(HLB15)10gをポリエチレン製の袋
に量り採り、全体が均一になるまで上記袋を振って混合
した後、更にステアリン酸マグネシウム5gを加えて全
体が均一となるまで混合した。この混合物を単発の打錠
機(KT−2型;岡田精工社製)にて直径8mmの錠剤
となるように打錠し、比較例5の錠剤を得た。
【0081】上記実施例5及び比較例5の錠剤をポリ塩
化ビニル樹脂フィルムで包装し、40℃で75%相対湿
度下で保管し、上記実施例1と同様の方法で各錠剤の崩
壊時間を定期的に測定した。結果を表5に示す。
【0082】
【表5】 (単位:秒)
【0083】表5の結果によれば、本発明の崩壊性組成
物(実施例5の錠剤)は、各組成成分が錠剤中に単に混
合した状態で存在する比較例5の錠剤に比べて、崩壊時
間が短く、且つ崩壊性の経時的安定性にも優れているこ
とが認められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/26 A61K 47/26 B L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生理活性成分と水膨潤性高分子化合物と
    を含有する集合体を糖類、糖アルコール及び有機酸塩か
    ら選ばれる少なくとも1種以上の化合物を含有する溶解
    性集合体によって包囲したことを特徴とする崩壊性組成
    物。
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